JP5228637B2 - 冷凍装置の冷媒回収方法 - Google Patents

冷凍装置の冷媒回収方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5228637B2
JP5228637B2 JP2008153305A JP2008153305A JP5228637B2 JP 5228637 B2 JP5228637 B2 JP 5228637B2 JP 2008153305 A JP2008153305 A JP 2008153305A JP 2008153305 A JP2008153305 A JP 2008153305A JP 5228637 B2 JP5228637 B2 JP 5228637B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
heat exchanger
side heat
closing valve
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008153305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009299961A (ja
Inventor
明敏 上野
俊昭 向谷
巌 篠原
東 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2008153305A priority Critical patent/JP5228637B2/ja
Publication of JP2009299961A publication Critical patent/JP2009299961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5228637B2 publication Critical patent/JP5228637B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、冷凍装置の冷媒回収方法に関する。
冷凍装置の冷媒回路(以下、冷凍回路という)を構成する圧縮機等の構成部品を交換する場合、交換される構成部品を取り外す前に、冷凍回路内部の冷媒を回収する必要がある。冷媒回収の方法として、従来では、特許文献1に記載されているように、ポンプダウン運転によって室外機側のレシーバまたは室外熱交換器へ冷凍回路中のすべての冷媒を回収するのが一般的である。
特開平11−142004号公報
しかし、ポンプダウン運転によって室外機側へ冷凍回路中のすべての冷媒を回収する場合、室外機側の圧縮機の交換の際に室外機側に溜まる多量の冷媒を外付けのボンベなどへ一旦回収する必要がある。このため、冷媒回収作業およびそれを含む交換作業全体の時間がかかるという問題がある。
また、室外機内部の配管から圧縮機を切り離すときに冷媒が洩れないように、圧縮機の吸入側および出口側に閉鎖弁を設ける必要があり、設備コストが高くなるという問題もある。
本発明の課題は、冷媒回収時間を大幅に短縮することが可能であり、かつ、設備コストを抑えることができる冷凍装置の冷媒回収方法を提供することにある。
本発明に係る冷凍装置の冷媒回収方法は、冷凍回路を備える冷凍装置の冷媒回収方法である。冷凍回路は、圧縮機と、第1冷媒配管と、第2冷媒配管と、利用側熱交換器と、熱源側熱交換器と、第1閉鎖弁と、第2閉鎖弁と、切換手段と、レシーバとを有する圧縮機は、ガス状態の冷媒を圧縮する。第1冷媒配管は、正サイクル運転において液状態の冷媒が流れる。第2冷媒配管は、正サイクル運転においてガス状態の冷媒が流れる。利用側熱交換器は、第1冷媒配管および第2冷媒配管が接続されている。熱源側熱交換器は、第1冷媒配管および第2冷媒配管が接続されている。第1閉鎖弁は、第1冷媒配管の冷媒流れの遮断が可能である。第2閉鎖弁は、第2冷媒配管の冷媒流れの遮断が可能である。切換手段は、正サイクル運転における第1冷媒配管、第2冷媒配管および利用側熱交換器内部の冷媒流れに対して逆になる逆サイクルの冷媒流れに切り換える。レシーバは、熱源側熱交換器と、第1閉鎖弁との間に配置されている。冷凍装置の冷媒回収方法は第1閉鎖弁を閉じて第1冷媒配管の冷媒流れを遮断する過程と、逆サイクル運転をして利用側熱交換器の内部に冷媒をためる冷媒回収過程と、第2閉鎖弁を閉じて第2冷媒配管の冷媒流れを遮断する過程と、残余冷媒回収過程と、構成部品交換過程と、逆サイクル再運転過程と、を含んでいる。残余冷媒回収過程では、冷媒回路のうち第1閉鎖弁と第2閉鎖弁で区切られた2つの閉じられた区間のうち、利用側熱交換器が接続されていない熱源側区間に残る冷媒を回収する。構成部品交換過程では、熱源側区間に接続された構成部品を別の構成部品へ交換する。逆サイクル再運転過程では、切換手段を切り換えて逆サイクル運転にした状態で再運転し、利用側熱交換器の内部にたまっている液冷媒をレシーバに一旦戻す。
ここでは、第1閉鎖弁を閉じた状態で、切換手段を切り換えて逆サイクル運転することにより、利用側熱交換器の内部に冷媒を回収するので、冷凍回路の全部または大半の冷媒を、利用熱交換器へ回収することが可能であり、室外ユニットにおける構成部品の交換の際に、室外ユニット単体の冷媒回収運転をなくすことができる。さらに、冷媒回収作業およびそれを含む一連の構成部品の交換作業を短時間化することができる。また、構成部品を交換するための閉鎖弁が不要になり、設備コストを抑えることも可能である。
また、ここでは、切換手段を切り換えて逆サイクル運転にした状態で再運転し利用側熱交換器の内部にたまっている液冷媒をレシーバに一旦戻す逆サイクル再運転過程を含んでいるので、良好な状態で再運転することが可能である。
本発明によれば室外ユニットにおける構成部品の交換の際に、室外ユニット単体の冷媒回収運転をなくすことができる。また、良好な状態で再運転することができる。
つぎに本発明の冷凍装置、冷媒回収方法、および圧縮機交換方法の実施形態を図面を参照しながら説明する。
<冷凍装置1の構成>
図1に示される冷凍装置1は、圧縮機2と、第1冷媒配管である液管3と、第2冷媒配管であるガス管4と、利用側熱交換器5と、熱源側熱交換器6と、第1閉鎖弁7と、第2閉鎖弁8と、四方切換弁9と、膨張弁10と、レシーバ11と、制御部15とを備えている。
圧縮機2は、ガス状態の冷媒を圧縮する。液管3は、通常の冷凍運転である正サイクル運転において液状態の冷媒が流れる。ガス管4は、正サイクル運転においてガス状態の冷媒が流れる。利用側熱交換器5は、正サイクル運転のときに蒸発器として機能するものであり、液管3およびガス管4が接続されている。第1閉鎖弁7は、液管3の冷媒流れの遮断が可能な弁である。第2閉鎖弁8は、ガス管4の冷媒流れの遮断が可能な弁である。四方切換弁9は、正サイクル運転における液管3、ガス管4および利用側熱交換器5の内部の冷媒流れ(矢印A方向の流れ)に対して逆になる逆サイクルの冷媒流れ(矢印B方向の流れ)への切り換え、およびその逆の切り換えを行う。
制御部15は、圧縮機2の運転制御、四方切換弁9の切換え制御、第1閉鎖弁7および第2閉鎖弁8の開閉制御、および膨張弁10の絞り制御を行う。膨張弁10は、制御部15からの信号に従って段階的に所定の開度だけ開き、冷媒流れの絞り制御を行う。
この冷凍装置1では、利用側熱交換器5と熱源側熱交換器6との間は、液管3およびガス管4によってループ状に接続され、液管3側には、正サイクルAの方向に沿って、レシーバ11、第1閉鎖弁7および膨張弁10が接続され、ガス管4には、正サイクルAの方向に沿って、第2閉鎖弁8、圧縮機2、および四方切換弁9が接続されていることにより、冷凍回路12を構成している。また、室内空間側の室内ユニット13は、利用側熱交換器5および膨張弁10を有しており、室外側の室外ユニット14は、圧縮機2、四方切換弁9、熱源側熱交換器6およびレシーバ11を有している。なお、第1閉鎖弁7、第2閉鎖弁8および制御部15は、適宜、室内ユニット13、室外ユニット14またはこれら以外の場所に設置することが可能である。
この冷凍装置1では、第1閉鎖弁7を閉じた状態で、四方切換弁9を切り換えて矢印B方向へ冷媒が流れる逆サイクル運転することにより、利用側熱交換器5の内部に冷媒を回収する。このため、室外ユニット14側の構成部品、例えば圧縮機2を交換する際に、室外ユニット14側の全部または大半の冷媒を、室内ユニット13側へ回収することが可能である。
冷凍装置1の利用側熱交換器5は、通常の冷凍運転である正サイクル運転をするときには、蒸発器として機能するものであり、そのときに凝縮器として機能する熱源側熱交換器6よりも容量が大きくなっている。したがって、熱源側熱交換器6の容量よりも大きい利用側熱交換器5の容量を利用して、冷凍回路12内部のほぼ全部の冷媒を利用側熱交換器5へ回収することが可能である。
また、冷凍装置1では、正サイクル運転において蒸発器として機能する利用側熱交換器5のフィンピッチ5aは、4mm以上あり、凝縮器として機能する熱源側熱交換器6のフィンピッチ6a(通常2mm程度)よりも大きくなっている。なお、正サイクル運転が、冷凍運転だけでなく、冷蔵運転をする場合を考慮しても、いずれの場合も利用側熱交換器5のフィンピッチ5aは、熱源側熱交換器6のフィンピッチ6aよりも大きくなっている。
<冷凍装置1の冷媒回収方法およびそれを利用した圧縮機交換方法>
つぎに、上記のように構成された冷凍装置1における冷媒回収方法およびそれを利用した圧縮機交換方法について図1〜2の冷凍回路図、および図3のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、冷媒を回収するために、図1の第1閉鎖弁7を閉じて液管3の冷媒流れを遮断する(ステップS1)。
ついで、図2に示されるように、四方切換弁9を切り換えて、矢印B方向へ冷媒が流れる逆サイクル運転に切り換えて、利用側熱交換器5の内部に冷媒をためる(ステップS2)。
ついで、第2閉鎖弁8を閉じてガス管4の冷媒流れを遮断する(ステップS3)。
この利用側熱交換器5への冷媒回収が終了したステップS3の後で、冷凍装置1の電源が一旦切られ、膨張弁10が閉じる。これにより、四方切換弁9は初期状態に戻る(ステップS4)。
ついで、冷凍回路12のうち第1閉鎖弁7と第2閉鎖弁で区切られた2つの閉じられた区間のうち、利用側熱交換器5が接続されていない熱源側区間16に残る冷媒を真空引きにより回収し、回収された冷媒の量を測定する(ステップS5の残余冷媒回収過程)。
ついで、図2に示されるように、熱源側区間16に接続された圧縮機2を別の新しい圧縮機へ交換する(ステップS6の圧縮機交換過程)。
ついで、ステップS5の残余冷媒回収過程において回収した冷媒の量と同じ量の冷媒を冷凍回路12へ再充填する(ステップS7の再充填過程)。
この冷凍回路12へ冷媒を再充填するステップS7の後に、冷凍装置1の電源を再び入れる(ステップS8)。このとき、膨張弁10も電源が切られる前の開度まで戻る。
ついで、上記のステップS5の残余冷媒回収過程において熱源側区間16が真空引きされた影響で液冷媒が圧縮機2へ戻りやすくなっているので、圧縮機2への液冷媒の戻りを防止するために、四方切換弁9を切り換えて圧縮機2を起動し、矢印B方向へ冷媒が流れる逆サイクル運転にした状態で、再運転して液冷媒をレシーバ11へ一旦戻す(ステップS9の逆サイクル再運転過程)。このとき、液冷媒が流れやすくするために、膨張弁10を全開まで開けておく。
その後、ステップS9の逆サイクル再運転により、冷凍回路12内部の冷媒の流れが安定してから、四方切換弁9を切り換えて、矢印A方向へ冷媒が流れる正サイクルの通常の冷凍運転に戻る(ステップS10通常運転への復帰過程)。このとき、膨張弁10は、冷媒回収前の所定の開度まで戻される。なお、液冷媒が圧縮機2へ戻りにくくするために、膨張弁10を絞りぎみに調整してもよい。
<特徴>
(1)
実施形態の冷凍装置1では、冷凍装置1では、第1閉鎖弁7を閉じた状態で、四方切換弁9を切り換えて矢印B方向へ冷媒が流れる逆サイクル運転することにより、利用側熱交換器5の内部に冷媒を回収する。このため、室外ユニット14側の構成部品、例えば圧縮機2を交換する際に、室外ユニット14側の全部または大半の冷媒を、室内ユニット13側へ回収することが可能である。
したがって、室外ユニット14から冷媒をなくしたり、または低減することが可能であるので、室外ユニット14における圧縮機2などの部品交換の際に、室外ユニット14単体のポンプダウン運転などの冷媒回収運転をなくすことができる。また、室外ユニット14側に残る冷媒がほとんどなくなるので、残りの冷媒を回収する場合も短時間で済む。その結果、冷媒回収作業およびそれを含む一連の圧縮機交換作業を短時間化することができる。圧縮機2などの構成部品を交換するための閉鎖弁が不要になり、冷凍装置1の設備コストを抑えることも可能である。
(2)
実施形態の冷凍装置1では、利用側熱交換器5の容量が熱源側熱交換器6よりも容量が大きくなっているので、熱源側熱交換器6の容量よりも大きい利用側熱交換器5の容量を利用して、冷凍回路12内部のほぼ全部の冷媒を利用側熱交換器5へ回収することが可能である。
(3)
実施形態の冷凍装置1では、冷蔵または冷凍装置固有の構成として、蒸発器として機能する利用側熱交換器5のフィンピッチ5aが凝縮器として機能する熱源側熱交換器6のフィンピッチ6aよりも大きくなっている。したがって、凝縮器として機能する熱源側熱交換器6の容量よりも大きい蒸発器として機能する利用側熱交換器5の容量を利用して、冷凍回路12内部のほぼ全部の冷媒を利用側熱交換器5へ回収することが可能である。
(4)
実施形態の冷凍装置1の冷媒回収方法では、第1閉鎖弁7を閉じて液管3の冷媒流れを遮断する過程と、四方切換弁9を切り換えて逆サイクル運転をして、利用側熱交換器5の内部に冷媒をためる冷媒回収過程と、第2閉鎖弁8を閉じてガス管4の冷媒流れを遮断する過程とを含んでいるので、室外ユニット14側の構成部品、例えば圧縮機2を交換する際に、室外ユニット14側の全部または大半の冷媒を、室内ユニット13側へ回収することが可能である。
したがって、室外ユニット14から冷媒をなくしたり、または低減することが可能であるので、室外ユニット14における圧縮機2などの部品交換の際に、室外ユニット14単体のポンプダウン運転などの冷媒回収運転をなくすことができる。また、室外ユニット14側に残る冷媒がほとんどなくなるので、残りの冷媒を回収する場合も短時間で済む。その結果、冷媒回収作業およびそれを含む一連の圧縮機交換作業を短時間化することができる。
(5)
実施形態の冷凍装置1の冷媒回収方法では、第2閉鎖弁8を閉じてガス管4の冷媒流れを遮断する過程の後に、熱源側区間16に残る冷媒を回収し、回収された冷媒の量を測定する残余冷媒回収過程を含んでいるので、熱源側区間16に残る少量の冷媒を短時間に回収することができるとともに、回収した冷媒量を正確に把握できるので、圧縮機交換後に回収した冷媒量と同じ量の冷媒を正確に冷凍回路12に戻すことが可能になる。
(6)
実施形態の冷凍装置1の冷媒回収方法では、残余冷媒回収過程の後に、熱源側区間16に接続された圧縮機2を別の圧縮機2へ交換する圧縮機交換過程を含んでいるので、冷媒回収に長い時間をかけずに圧縮機2の交換が可能である。
(7)
実施形態の冷凍装置1の冷媒回収方法では、交換される構成部品が圧縮機2であるので、冷凍運転において必須の構成部品であるので、冷媒回収の短時間化に伴って交換にかかる時間が短くなることによって、冷凍装置1の稼働効率が向上する。
(8)
実施形態の冷凍装置1の冷媒回収方法では、残余冷媒回収過程において回収した冷媒の量と同じ量の冷媒を冷凍回路12へ再充填する再充填過程をさらに含んでいるので、圧縮機交換後に回収した冷媒量と同じ量の冷媒を正確に冷凍回路12に戻すことが可能になる。
(9)
実施形態の冷凍装置1の冷媒回収方法では、四方切換弁9を切り換えて逆サイクル運転にした状態で、再運転する逆サイクル再運転過程をさらに含んでいるので、熱源側区間16の圧縮機2への液状態の冷媒が戻ることなく、良好な状態で再運転することが可能である。
(10)
実施形態の冷凍装置1の圧縮機交換方法では、第1閉鎖弁7を閉じた状態で、四方切換弁9を切り換えて矢印B方向へ冷媒が流れる逆サイクル運転することにより、利用側熱交換器5の内部に冷媒を回収した後に、圧縮機2を別の圧縮機2へ交換する。このため、圧縮機2を交換する際に、室外ユニット14側の全部または大半の冷媒を、室内ユニット13側へ回収するので、冷媒回収に長い時間をかけずに圧縮機2の交換が可能である。このため、一連の圧縮機交換作業に要する時間を大幅に短縮することが可能である。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、再運転時に圧縮機2への液冷媒の戻りを防止するために、ステップS9の逆サイクル再運転過程において、矢印B方向へ冷媒が流れる逆サイクル運転にした状態で再運転して液冷媒をレシーバ11へ戻しているのが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の変形例として、上記逆サイクル再運転過程から通常運転へ復帰する代わりに、再運転時に圧縮機2への液冷媒の戻りを防止するために、正サイクル運転の状態で、膨張弁10を少なくとも一部を閉じて利用側熱交換器5内部から冷媒が流れにくくなるようにして再運転する正サイクル再運転過程を採用してもよい。
この場合も、圧縮機2へ液状態の冷媒が戻らないように良好な状態で、冷凍運転である正サイクル運転へ復帰することが可能である。また、この場合、膨張弁10の絞り調整で液状態の冷媒の戻りを防ぐので、冷媒の湿り状態に合わせて絞りを調整することが可能になり、液状態の戻りを確実に防止できる。
(B)
本発明の他の変形例として、上記逆サイクル再運転過程から通常運転へ復帰する代わりに、再運転時に圧縮機2への液冷媒の戻りを防止するために、図4に示されるように、バイパス管17を通して熱源側空間16へ冷媒を戻した後に、正サイクル運転の状態で再運転するバイパス再運転過程を採用してもよい。
バイパス管17は、その入口側端部17aが第2閉鎖弁8またはガス管4における第2閉鎖弁8よりも利用側熱交換器5に近い位置に接続され、一方、出口側端部17bが液管3における第1閉鎖弁7よりも利用側熱交換器5から遠い熱源側区間16のレシーバ11に近い位置に接続されている。
バイパス管17は、冷凍回路12へ冷媒を再充填するステップS7の後、または冷凍装置1の電源を再び入れるステップS8の後に、入口側端部17aを第2閉鎖弁8またはガス管4の所定のポートへ接続し、出口側端部17bを液管3の所定のポートへ接続する。
このバイパス再運転過程では、上記のステップS5の残余冷媒回収過程において熱源側区間16が真空引きされて負圧になっていることを利用して、液状態の冷媒を熱源側区間16、特にレシーバ12へ戻すことが可能である。そして、バイパス管17を通して熱源側空間16へ全部または大半の液冷媒を戻した後、バイパス管17を外してから、正サイクル運転の状態で再運転することにより、圧縮機2への液状態の冷媒が戻ることなく、良好な状態で再運転することが可能である。
本発明は、圧縮機等の室外ユニット側の圧縮機等の構成部品の交換が必要な冷凍装置、およびそれらの構成部品を交換するための冷媒回収方法および圧縮機交換方法に適用することが可能である。
本発明の実施形態に係わる冷凍装置およびその冷媒回収方法における冷凍回路の概略を示す回路図。 図1の冷凍回路における圧縮機交換の過程を示す回路図。 本発明の実施形態に係わる冷凍装置の冷媒回収方法およびそれを利用した圧縮機交換方法の手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態の変形例におけるバイパス管再運転過程を示す回路図。
1 冷凍装置
2 圧縮機
3 液管(第1冷媒配管)
4 ガス管(第2冷媒配管)
5 利用側熱交換器
6 熱源側熱交換器
7 第1閉鎖弁
8 第2閉鎖弁
9 四方切換弁
10 膨張弁
11 レシーバ
12 冷凍回路
13 室内ユニット
14 室外ユニット
15 制御部
16 熱源側区間
17 バイパス管

Claims (6)

  1. ガス状態の冷媒を圧縮する圧縮機(2)と、
    正サイクル運転において液状態の冷媒が流れる第1冷媒配管(3)と、
    正サイクル運転においてガス状態の冷媒が流れる第2冷媒配管(4)と、
    前記第1冷媒配管(3)および前記第2冷媒配管(4)が接続された利用側熱交換器(5)と、
    前記第1冷媒配管(3)および前記第2冷媒配管(4)が接続された熱源側熱交換器(6)と、
    前記第1冷媒配管(3)の冷媒流れの遮断が可能な第1閉鎖弁(7)と、
    前記第2冷媒配管(4)の冷媒流れの遮断が可能な第2閉鎖弁(8)と、
    正サイクル運転における前記第1冷媒配管(3)、前記第2冷媒配管(4)および前記利用側熱交換器(5)内部の冷媒流れに対して逆になる逆サイクルの冷媒流れに切り換える切換手段(9)と
    前記熱源側熱交換器(6)と、前記第1閉鎖弁(7)との間に配置されたレシーバ(11)と、
    を有する冷凍回路(12)を備える冷凍装置(1)、の冷媒回収方法であって、
    前記第1閉鎖弁(7)を閉じて前記第1冷媒配管(3)の冷媒流れを遮断する過程と、
    逆サイクル運転をして、前記利用側熱交換器(5)の内部に冷媒をためる冷媒回収過程と、
    前記第2閉鎖弁(8)を閉じて前記第2冷媒配管(4)の冷媒流れを遮断する過程と、
    前記冷媒回路(12)のうち前記第1閉鎖弁(7)と前記第2閉鎖弁(8)で区切られた2つの閉じられた区間のうち、利用側熱交換器(5)が接続されていない熱源側区間(16)に残る冷媒を回収する残余冷媒回収過程と、
    前記熱源側区間(16)に接続された構成部品を別の構成部品へ交換する構成部品交換過程と、
    前記切換手段(9)を切り換えて逆サイクル運転にした状態で再運転し、前記利用側熱交換器(5)の内部にたまっている液冷媒をレシーバ(11)に一旦戻す、逆サイクル再運転過程と、
    を含んでいる、
    冷凍装置(1)の冷媒回収方法。
  2. 前記冷凍回路(12)は、前記利用側熱交換器(5)側に設けられた膨張手段(10)をさらに有しており、
    前記逆サイクル再運転過程では、前記膨張手段(10)が全開にされる、
    請求項1に記載の冷凍装置の冷媒回収方法。
  3. 前記逆サイクル再運転過程において前記冷凍回路の冷媒の流れが安定した後に、前記膨張手段(10)を冷媒回収前の所定の開度に戻して正サイクルの通常の冷凍運転に戻す、正サイクル戻し過程、
    をさらに含んでいる、
    請求項2に記載の冷凍装置の冷媒回収方法。
  4. 前記利用側熱交換器(5)は、前記熱源側熱交換器(6)よりも容量が大きい、
    請求項1から3のいずれかに記載の冷凍装置の冷媒回収方法。
  5. 前記利用側熱交換器(5)のフィンピッチは、前記熱源側熱交換器(6)のフィンピッチよりも大きい、
    請求項1から4のいずれかに記載の冷凍装置の冷媒回収方法。
  6. 前記構成部品は、圧縮機(2)である、
    請求項1から5のいずれかに記載の冷凍装置の冷媒回収方法。
JP2008153305A 2008-06-11 2008-06-11 冷凍装置の冷媒回収方法 Active JP5228637B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008153305A JP5228637B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 冷凍装置の冷媒回収方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008153305A JP5228637B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 冷凍装置の冷媒回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009299961A JP2009299961A (ja) 2009-12-24
JP5228637B2 true JP5228637B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=41547048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008153305A Active JP5228637B2 (ja) 2008-06-11 2008-06-11 冷凍装置の冷媒回収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5228637B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077983A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Daikin Industries Ltd 冷凍回路
JP5212537B1 (ja) 2011-12-13 2013-06-19 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP5403095B2 (ja) * 2011-12-20 2014-01-29 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP5617860B2 (ja) * 2012-03-28 2014-11-05 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP6036357B2 (ja) * 2013-02-05 2016-11-30 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
JP5783192B2 (ja) * 2013-02-05 2015-09-24 ダイキン工業株式会社 空気調和装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3125778B2 (ja) * 1998-02-23 2001-01-22 三菱電機株式会社 空気調和機
JP2001272118A (ja) * 2000-03-29 2001-10-05 Daikin Ind Ltd 開放形圧縮機を有する空気調和機およびその制御方法
JP5176327B2 (ja) * 2006-05-10 2013-04-03 富士電機株式会社 自動販売機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009299961A (ja) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5228637B2 (ja) 冷凍装置の冷媒回収方法
JP6361263B2 (ja) 空気調和装置
JP4865326B2 (ja) 空気調和装置およびその制御方法
JP6055647B2 (ja) 冷媒処理装置
JP5762441B2 (ja) 冷凍サイクル装置
KR20100133647A (ko) 히트펌프식 냉난방시스템의 압축기 보호장치
JP4454224B2 (ja) 空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置
WO2015125252A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP4869320B2 (ja) 冷凍サイクル装置及びこれを搭載した給湯機
JP3956997B1 (ja) 冷凍機油の回収方法
JP6361258B2 (ja) 冷凍装置
JP6207982B2 (ja) 冷暖フリーマルチ形空気調和機の冷媒配管洗浄方法
JP2008190790A (ja) 冷凍装置
JP4061494B2 (ja) 接続配管の洗浄方法、冷凍装置の更新方法及び冷凍装置
JP4803234B2 (ja) 配管洗浄装置
JP2011202860A (ja) 冷凍装置及びそのオイル量管理方法
JP2005076983A (ja) 空気調和装置
JP4186764B2 (ja) 冷凍装置
JP4279080B2 (ja) 冷凍空調装置及びその更新方法
JP3287018B2 (ja) 空気調和装置及びそのヒータの交換方法
WO2018146719A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP5119629B2 (ja) 冷凍装置
JP4295136B2 (ja) 配管洗浄装置および配管洗浄方法
JP2008249228A (ja) 空調装置
JP2013024505A (ja) 冷凍サイクル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130304

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5228637

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151