JP3956997B1 - 冷凍機油の回収方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱源ユニット(11)と利用ユニット(13)とが連絡配管(23,24)で接続されて構成された冷媒回路(20)を備える冷凍装置(10)についての連絡配管(23,24)から冷凍機油を回収する方法において、冷凍機油を効率的に回収しつつ回収する手間を軽減させる
【解決手段】第1工程と第2工程とを順番に行う。第1工程では、熱源側回路(21)の一端に設けられたガス側閉鎖弁(26)の閉鎖位置のガス側連絡配管(24)側に開口するガス側ポート(28)から、冷媒回路(20)のうちガス側ポート(28)に連通する部分の冷媒の一部と共に冷凍機油を回収する。第2工程では、ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態で、熱源側回路(21)の他端に設けられた液側閉鎖弁(25)の閉鎖位置の液側連絡配管(23)側に開口する液側ポート(27)から、冷媒回路(20)のうち液側ポート(27)に連通する部分の冷媒の一部又は全部と共に冷凍機油を回収する。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱源ユニットと利用ユニットとがガス側連絡配管及び液側連絡配管で接続されて構成された冷媒回路を備える冷凍装置について、そのガス側連絡配管及び液側連絡配管から冷凍機油を回収する冷凍機油の回収方法に関するものである。
従来より、熱源ユニットと利用ユニットとが連絡配管で接続されて構成された冷媒回路を備える冷凍装置に関して、その連絡配管内の冷凍機油を効率的に除去するための方法が知られている。この種の冷凍機油の回収方法は、例えば熱源ユニット及び利用ユニットを更新するときに連絡配管をそのまま流用する場合に用いられる。
具体的に、特許文献1にはこの種の冷凍機油の回収方法としての残油回収方法が開示されている。この残油回収方法では、冷媒回路の冷媒を熱源回路に集めるポンプダウン後に冷媒収容動作と冷媒充填動作とが行われる。冷媒収容動作では、液側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁の一方を閉鎖して他方を開口し、閉鎖している閉鎖弁のポートに回収器を接続して冷媒回路内の冷媒と共に冷凍機油を回収する。冷媒充填動作では、冷媒収容動作で閉鎖した方の閉鎖弁を開く一方で、開口した方の閉鎖弁を閉じるように設定する。そして、閉じている方の閉鎖弁のポートに冷媒収容動作で回収した冷媒を収容する回収器を冷媒再生器を介して接続し、その回収器から冷媒を吐出させて冷媒再生器で冷凍機油を除去した冷媒を冷媒回路へ充填する。この残油回収方法では、必要に応じて冷媒収容動作と冷媒充填動作とを繰り返し行われる。
特開2003−194437号公報
ところで、従来の冷凍機油の回収方法では、連絡配管から冷凍機油をより多く回収するためには、冷媒収容動作だけでなく冷媒充填動作を行う必要があった。つまり、冷媒収容動作後に冷媒充填動作を行いさらに冷媒収容動作が必要になるため、少なくとも3回の動作が必要であった。従って、冷凍機油を回収する作業が非常に手間を要するものになっていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱源ユニットと利用ユニットとが連絡配管で接続されて構成された冷媒回路を備える冷凍装置についての連絡配管から冷凍機油を回収する方法において、冷凍機油を効率的に回収しつつ回収する手間を軽減させることである。
第1の発明は、熱源ユニット(11)内の熱源側回路(21)と利用ユニット(13)内の利用側回路(22)とがガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)で接続されて構成された冷媒回路(20)で冷凍サイクルを行う冷凍装置(10)について、該ガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)から冷凍機油を回収する方法を対象とする。そして、この方法は、上記熱源側回路(21)の一端に設けられたガス側閉鎖弁(26)の閉鎖位置のガス側連絡配管(24)側に開口するガス側ポート(28)から、上記冷媒回路(20)のうち該ガス側ポート(28)に連通する部分の冷媒の一部と共に冷凍機油を回収する第1工程と、上記ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態で、上記熱源側回路(21)の他端に設けられた液側閉鎖弁(25)の閉鎖位置の液側連絡配管(23)側に開口する液側ポート(27)から、上記冷媒回路(20)のうち該液側ポート(27)に連通する部分の冷媒の一部又は全部と共に冷凍機油を回収する第2工程とを順に行う。
第1の発明では、第1工程と第2工程とが順に行われる。ところで、第1工程の前は、ガス側連絡配管(24)よりも利用側回路(22)や液側連絡配管(23)の方に多くの液冷媒が存在しているのが通常である。この状態で、第1工程において、少なくともガス側連絡配管(24)、利用側回路(22)、及び液側連絡配管(23)に連通するガス側ポート(28)から冷媒が吸い出されると、ガス側連絡配管(24)には利用側回路(22)や液側連絡配管(23)からの冷媒が流入する。そして、ガス側連絡配管(24)に付着する冷凍機油が冷媒の流れによって剥がされる。剥がされた冷凍機油は、冷媒と共にガス側ポート(28)から回収される。
第1工程の終了時点では、冷媒回路(20)のうち液側連絡配管(23)、利用側回路(22)、及びガス側連絡配管(24)に冷媒が残存している状態になる。この状態で、第2工程において、少なくとも液側連絡配管(23)、利用側回路(22)、及びガス側連絡配管(24)に連通する液側ポート(27)から冷媒が吸い出されると、液側連絡配管(23)にはガス側連絡配管(24)側からの冷媒が流入する。そして、液側連絡配管(23)に付着する冷凍機油が冷媒の流れによって剥がされる。剥がされた冷凍機油は、冷媒と共に液側ポート(27)から回収される。なお、第2工程では、ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態にするので、熱源側回路(21)からガス側連絡配管(24)へ冷媒や冷凍機油が流入することはない。
この第1工程及び第2工程において各連絡配管(23,24)では、近い側のポート(27,28)から冷媒を吸い出す場合の方がエネルギーロスが小さいので冷媒の流速が大きくなる。従って、ガス側連絡配管(24)に付着する冷媒は、ガス側ポート(28)から冷媒を吸い出す第1工程の際が多く剥がされ、液側連絡配管(23)に付着する冷媒は液側ポート(27)から冷媒を吸い出す第2工程の際が多く剥がされる。この第1の発明では、第1工程と第2工程とで別々のポート(27,28)から冷媒を吸い出すことで、各連絡配管(27,28)のぞれぞれで比較的多くの冷凍機油が剥がされるようにしている。
第2の発明は、第1の発明において、上記ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態で上記第1工程を行う。
第2の発明では、第1工程においてガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態でガス側ポート(28)から冷媒が吸い出される。従って、熱源側回路(21)の冷媒が、ガス側閉鎖弁(26)を通ってガス側ポート(28)から吸い出されることはない。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記液側閉鎖弁(25)を開いた状態で上記第1工程及び第2工程を行う。
第3の発明の第1工程において、ガス側ポート(28)は、ガス側連絡配管(24)、利用側回路(22)、及び液側連絡配管(23)だけでなく液側閉鎖弁(25)を介して熱源側回路(21)に連通する状態となる。第1工程では、この状態でガス側ポート(28)から冷媒が吸い出される。従って、第1工程では熱源側回路(21)の冷媒が液側閉鎖弁(25)を通って利用ユニット(13)側に流入するので、液側閉鎖弁(25)を閉じた状態で第1工程を行う場合に比べて、第1工程及び第2工程でガス側ポート(28)と液側ポート(27)の間の利用ユニット(13)側を行き来する冷媒量が増加する。
第4の発明は、第1乃至第3の何れか1つの発明において、上記第2工程の終了後に上記熱源側回路(21)の冷媒を回収する第3工程を行う。
第4の発明では、第2工程後の第3工程で熱源側回路(21)の冷媒が回収される。従って、この冷凍機油の回収方法を行った後に熱源側回路(21)に残る冷媒の量が少なくなる。
第5の発明は、第4の発明において、上記第3工程では、上記ガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながらガス側ポート(28)から上記熱源側回路(21)の冷媒を回収する。
第5の発明では、第3工程において、ガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながらガス側ポート(28)から熱源側回路(21)の冷媒を回収する作業が行われる。ここで、第3工程の開始前は、ガス側閉鎖弁(26)を挟んで、第1工程及び第2工程で冷媒及び冷凍機油が回収されたガス側連絡配管(24)側が熱源側回路(21)側よりも低圧になっている虞がある。そして、この場合にガス側閉鎖弁(26)を急激に開くと、熱源側回路(21)の冷媒や冷凍機油がガス側連絡配管(24)へ流入してしまう。この第5の発明では、ガス側閉鎖弁(26)を徐々に開くきながら冷媒を回収することで、熱源側回路(21)の冷媒や冷凍機油がガス側連絡配管(24)へ流入することを抑制している。
第6の発明は、第4の発明において、上記第3工程では、上記熱源側回路(21)に開口する熱源側ポート(9)から該熱源側回路(21)の冷媒を回収する作業と、上記ガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながらガス側ポート(28)から該熱源側回路(21)の冷媒を回収する作業とを行う。
第6の発明では、熱源側回路(21)の冷媒が、熱源側ポート(9)とガス側ポート(28)とから回収される。従って、この冷凍機油の回収方法を行った後に熱源側回路(21)に残る冷媒の量がさらに少なくなる。また、上記第5の発明と同様に、ガス側ポート(28)から熱源側回路(21)の冷媒を回収する作業をガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながら行うことで、熱源側回路(21)の冷媒や冷凍機油がガス側連絡配管(24)へ流入することを抑制している。
本発明では、第1工程でガス側ポート(28)から冷媒を吸い出して主にガス側連絡配管(24)に付着する冷凍機油を剥がし、第2工程で液側ポート(27)から冷媒を吸い出して主に液側連絡配管(23)に付着する冷凍機油を剥がすようにしている。つまり、何れかのポート(27,28)から全ての冷媒を吸い出す場合は、吸い出すポート(27,28)とは逆側の連絡配管(23,24)の冷凍機油が回収されにくいが、ガス側ポート(28)から冷媒を吸い出す第1工程と液側ポート(27)から冷媒を吸い出す第2工程とを行うので、それぞれの連絡配管(23,24)から比較的多くの冷凍機油を回収することができる。また、冷凍機油の回収量を増加させるために冷媒充填作業を行う従来の方法では少なくとも3回以上の作業が必要となるが、本発明の方法では第1工程及び第2工程の2回の作業でガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)の冷凍機油を効率的に回収することができる。しかも、冷媒を充填しない分回収する冷媒量が少なくなるので、冷媒の回収に要する時間を短縮化することができる。従って、本発明によれば冷凍機油を効率的に回収しつつ回収する手間を軽減させることができる。
また、第2の発明では、第1工程において、ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態にすることで、熱源側回路(21)の冷媒がガス側閉鎖弁(26)を通ってガス側ポート(28)から吸い出されることはないようにしている。従って、ガス側閉鎖弁(26)を開いた状態で第1工程を行う場合に比べて、ガス側連絡配管(24)での冷媒の流速が大きくなるので、ガス側連絡配管(24)から剥がされて回収される冷凍機油の量が多くなる。
また、第3の発明では、液側閉鎖弁(25)を開いた状態で第1工程を行うことで、第1工程及び第2工程においてガス側ポート(28)と液側ポート(27)の間の利用ユニット(13)側を行き来する冷媒量が増加するようにしている。すなわち、ガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)を流通する冷媒の合計量が増加する。従って、ガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)からさらに多くの冷凍機油を剥がして回収することができる。
また、第4の発明では、熱源側回路(21)の冷媒が回収する第3工程を行うことで、この冷凍機油の回収方法を行った後に熱源側回路(21)に残る冷媒が少なくなるようにしている。従って、熱源ユニット(11)を更新する場合は、撤去した熱源ユニット(11)から冷媒を回収する手間を省略又は軽減することができる。また、冷媒回路(20)の冷媒を入れ換える場合は、冷凍装置(10)の信頼性を向上させることができる。
また、第5の発明では、第3工程においてガス側ポート(28)から熱源側回路(21)の冷媒を回収する作業をガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながら行うことで、熱源側回路(21)の冷媒や冷凍機油が、冷媒及び冷凍機油が回収されたガス側連絡配管(24)へ流入しないようにしている。従って、第3工程後にガス側連絡配管(24)から冷媒や冷凍機油を回収することが必要な状態になることを回避することができる。
また、第6の発明によれば、熱源側回路(21)の冷媒を熱源側ポート(9)とガス側ポート(28)とから回収ことで、この冷凍機油の回収方法を行った後に熱源側回路(21)に残る冷媒がさらに少なくなるようにしている。従って、熱源ユニット(11)を更新する場合は、撤去した熱源ユニット(11)から冷媒を回収する手間を、省略又はさらに軽減することができる。また、冷媒回路(20)の冷媒を入れ換える場合は、冷凍装置(10)の信頼性をさらに向上させることができる。また、上記第5の発明と同様に、ガス側ポート(28)から熱源側回路(21)の冷媒を回収する作業をガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながら行うことで、第3工程後にガス側連絡配管(24)から冷媒や冷凍機油を回収することが必要な状態になることを回避することができる。
本発明の実施形態について説明する。なお、以下では、先ず本発明に係る冷凍機油の回収方法が適用される冷凍装置としての空気調和装置について説明し、次に本発明に係る冷凍機油の回収方法について説明する。
−冷凍装置の構成−
図1は、この実施形態に係る冷凍装置(10)の概略構成図である。この冷凍装置(10)は、熱源ユニットである室外ユニット(11)と、利用ユニットである室内ユニット(13)とを備える空気調和装置であって、冷房運転と暖房運転とを切り換えて行うように構成されている。なお、室内ユニット(13)の台数は1台に限定されるものではなく複数であってもよい。
室外ユニット(11)内には、熱源側回路である室外回路(21)が設けられている。室内ユニット(13)内には、利用側回路である室内回路(22)が設けられている。この冷凍装置(10)では、室外回路(21)と室内回路(22)とを液側連絡配管(23)及びガス側連絡配管(24)で接続することによって蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路(20)が構成されている。
《室外ユニット》
室外ユニット(11)の室外回路(21)には、圧縮機(30)、四路切換弁(33)、室外熱交換器(34)、膨張弁(36)、レシーバ(39)及びアキュムレータ(35)が設けられている。室外回路(21)の一端には、液側連絡配管(23)が接続される液側閉鎖弁(25)が設けられている。室外回路(21)の他端には、ガス側連絡配管(24)が接続されるガス側閉鎖弁(26)が設けられている。
液側閉鎖弁(25)には、液側サービスポート(27)が設けられている。液側サービスポート(27)は、液側閉鎖弁(25)の閉鎖位置の液側連絡配管(23)側に開口している。一方、ガス側閉鎖弁(26)には、ガス側サービスポート(28)が設けられている。ガス側サービスポート(28)は、ガス側閉鎖弁(26)の閉鎖位置のガス側連絡配管(24)側に開口している。これらのポート(27,28)は、冷媒回路(20)内の冷媒及び冷凍機油を回収する時や、冷媒回路(20)への冷媒を充填する時に使用され、冷房運転及び暖房運転時は閉鎖されている。
圧縮機(30)は、密閉型で高圧ドーム型の圧縮機として構成されている。圧縮機(30)の吐出側は、吐出管(40)を介して四路切換弁(33)の第1ポート(P1)に接続されている。圧縮機(30)の吸入側は、吸入管(41)を介して四路切換弁(33)の第3ポート(P3)に接続されている。
室外熱交換器(34)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器として構成されている。この室外熱交換器(34)の近傍には、室外ファン(12)が設けられている。この室外熱交換器(34)では、室外ファン(12)によって送られる室外空気と流通する冷媒との間で熱交換が行われる。室外熱交換器(34)の一端は、接続配管(32)を介して四路切換弁(33)の第4ポート(P4)に接続されている。室外熱交換器(34)の他端は、液配管(42)を介して液側閉鎖弁(25)に接続されている。また、四路切換弁(33)の第2ポート(P2)はガス側閉鎖弁(26)が接続されている。
接続配管(32)には、該接続配管(32)に開口する熱源側ポート(9)が設けられている。熱源側ポート(9)は、後述する第3工程で熱源側回路(21)の冷媒を回収する際に使用され、冷房運転及び暖房運転時は閉鎖されている。
液配管(42)には、室外熱交換器(34)側から順にレシーバ(39)と膨張弁(36)とが設けられている。レシーバ(39)は、密閉容器状に形成されて、室外熱交換器(34)で凝縮した高圧冷媒を一時的に貯留できるようになっている。膨張弁(36)は開度可変の電子膨張弁として構成されている。
吸入管(41)には、アキュムレータ(35)が設けられている。アキュムレータ(35)は、密閉容器状に形成されて、圧縮機(30)が液冷媒を吸入しないように圧縮機(30)へ向かう冷媒から液冷媒を分離して内部に貯留するように構成されている。
四路切換弁(33)は、第1ポート(P1)と第2ポート(P2)が互いに連通して第3ポート(P3)と第4ポート(P4)が互いに連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)が互いに連通して第2ポート(P2)と第3ポート(P3)が互いに連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とが切り換え可能となっている。
《室内ユニット》
室内ユニット(13)の室内回路(22)には、室内熱交換器(37)が設けられている。室内回路(22)の一端には、液側連絡配管(23)が接続される液側フレア継手(38)が設けられている。室内回路(22)の他端には、ガス側連絡配管(24)が接続されるガス側フレア継手(39)が設けられている。
室内熱交換器(37)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器として構成されている。この室内熱交換器(37)の近傍には、室内ファン(14)が設けられている。この室内熱交換器(37)では、室内ファン(14)によって送られる室内空気と流通する冷媒との間で熱交換が行われる。
−冷凍装置の運転動作−
次に、冷凍装置(10)の運転動作について説明する。この冷凍装置(10)は、四路切換弁(33)の切り換えによって冷房運転と暖房運転とが実行可能になっている。
<冷房運転>
冷房運転では、四路切換弁(33)が第2状態に設定される。そして、この状態で圧縮機(30)を運転すると、冷媒回路(20)では室外熱交換器(34)が凝縮器となって室内熱交換器(37)が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。なお、冷房運転では、膨張弁(36)の開度が適宜調節される。
具体的に、圧縮機(30)から吐出された冷媒は、室外熱交換器(34)で室外空気と熱交換して凝縮する。室外熱交換器(34)で凝縮した冷媒は、膨張弁(36)を通過する際に減圧され、その後に室内熱交換器(37)で室内空気と熱交換して蒸発する。室内熱交換器(37)で蒸発した冷媒は、圧縮機(30)へ吸入されて圧縮される。
<暖房運転>
暖房運転では、四路切換弁(33)が第1状態に設定される。そして、この状態で圧縮機(30)を運転すると、冷媒回路(20)では室外熱交換器(34)が蒸発器となって室内熱交換器(37)が凝縮器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。なお、暖房運転においても、膨張弁(36)の開度が適宜調節される。
具体的に、圧縮機(30)から吐出された冷媒は、室内熱交換器(37)で室内空気と熱交換して凝縮する。室内熱交換器(37)で凝縮した冷媒は、膨張弁(36)を通過する際に減圧され、その後に室外熱交換器(34)で室外空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器(34)で蒸発した冷媒は、圧縮機(30)へ吸入されて圧縮される。
−冷凍機油の回収方法−
次に、冷凍装置(10)のガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)から冷凍機油を回収する方法について説明する。この冷凍機油の回収方法は、室外ユニット(11)と室内ユニット(13)とを新たなユニットに更新する時にガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)をそのまま流用する場合や、冷媒回路(20)の冷媒を入れ換える場合に用いられる。この冷凍機油の回収方法では、第1工程、第2工程、及び第3工程が順次行われる。以下に各工程について説明する。
<第1工程>
第1工程では、ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態にして液側閉鎖弁(25)を開いた状態にする。室外回路(21)の四路切換弁(33)や膨張弁(36)は、特に調節しないので、冷凍装置(10)の運転が終了した時の状態になっている。この状態では、ガス側サービスポート(28)は、ガス側連絡配管(24)、室内回路(22)、及び液側連絡配管(23)に連通し、さらに液側閉鎖弁(25)を介して室外回路(21)にも連通している。
そして、図2に示すように、冷媒回収器(45)をガス側サービスポート(28)に接続する。なお、冷媒回収器(45)は、真空ポンプと回収容器を備える装置である。冷媒回収器(45)は、真空ポンプによって吸引した冷媒を回収容器に収容可能に構成されている。ガス側サービスポート(28)に冷媒回収器(45)を接続すると、冷媒回収器(45)の真空ポンプを運転させる。
真空ポンプの運転前は、ガス側連絡配管(24)よりも室内回路(22)や液側連絡配管(23)の方に多くの液冷媒が存在しているのが通常である。この状態で真空ポンプを運転させると、冷媒回路(20)のうちガス側サービスポート(28)に連通する部分の冷媒がガス側サービスポート(28)に向かって移動する。そして、真空ポンプの運転に伴い、ガス側連絡配管(24)には、室内回路(22)や液側連絡配管(23)の冷媒がそのままの状態、又は気液二相の状態になって流入する。そして、ガス側連絡配管(24)に付着する冷凍機油が、液冷媒(気液二相の冷媒)に溶け込んだり、冷媒の流れに押し流されることによって剥がされる。剥がされた冷凍機油は、冷媒と共にガス側サービスポート(28)から回収される。第1工程における真空ポンプの運転は、所定時間(例えば1分間)に亘って行われる。冷媒回路(20)のうちガス側サービスポート(28)に連通する部分の冷媒の全てを回収してしまわないように、真空ポンプの運転時間は設定される。第1工程の終了時点では、冷媒回路(20)のうち液側連絡配管(23)、室内回路(22)、及びガス側連絡配管(24)に冷媒が残存している状態になる。
<第2工程>
第2工程では、上記第1工程と同様に、ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態にして液側閉鎖弁(25)を開いた状態にする。この状態では、液側サービスポート(27)は、閉鎖弁(25)の閉鎖位置の両側に連通している。つまり、液側サービスポート(27)は、液側連絡配管(23)、室内回路(22)、及びガス側連絡配管(24)に連通し、さらに室外回路(21)にも連通している。そして、図3に示すように、ガス側サービスポート(28)から取り外した冷媒回収器(45)を液側サービスポート(27)に接続し、冷媒回収器(45)の真空ポンプを運転させる。
真空ポンプを運転させると、冷媒回路(20)のうち液側サービスポート(27)に連通する部分の冷媒が液側サービスポート(27)に向かって移動する。そして、真空ポンプの運転に伴い、液側連絡配管(23)には、室内回路(22)やガス側連絡配管(24)の液冷媒(気液二相の冷媒)が流入する。そして、液側連絡配管(23)に付着する冷凍機油が、液冷媒(気液二相の冷媒)に溶け込んだり、冷媒の流れに押し流されることによって剥がされる。剥がされた冷凍機油は、冷媒と共に液側サービスポート(27)から回収される。第2工程では、ガス側閉鎖弁(26)及び液側閉鎖弁(25)よりも室内ユニット(13)側のほとんどの冷媒が回収されるように、液側サービスポート(27)で計測する圧力が所定の第1圧力値以下になるまで真空ポンプの運転が行われる。
<第3工程>
第3工程では、第1作業と第2作業とが行われる。第1作業では、上記第1工程及び第2工程と同様に、ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態にして液側閉鎖弁(25)を開いた状態にする。そして、液側サービスポート(27)から取り外した冷媒回収器(45)を熱源側ポート(9)に接続し、冷媒回収器(45)の真空ポンプを運転させる。真空ポンプを運転させると、室外回路(21)の冷媒が回収される。第1作業では、熱源側ポート(9)で計測する圧力が第1圧力値よりも小さい所定の第2圧力値以下になるまで真空ポンプの運転が行われる。
ここで、第1作業だけでは、室外回路(21)のうち圧縮機(30)よりもガス側閉鎖弁(26)側の冷媒、すなわち四路切換弁(33)が第1状態の場合は圧縮機(30)の吐出口とガス側閉鎖弁(26)との間の冷媒、四路切換弁(33)が第2状態の場合は圧縮機(30)の吸入口とガス側閉鎖弁(26)との間の冷媒を回収しきれない虞があるので第2作業を行う。第2作業では、熱源側ポート(9)から取り外した冷媒回収器(45)をガス側サービスポート(28)に接続する。そして、ガス側閉鎖弁(26)を閉じて液側閉鎖弁(25)を開いた状態から徐々にガス側閉鎖弁(26)を開きながら真空ポンプを運転させる。真空ポンプを運転させると、第1作業後に室外回路(21)に残る冷媒が回収される。第2作業では、ガス側サービスポート(28)で計測する圧力が第2圧力値よりも小さい所定の第3圧力値以下になるまで真空ポンプの運転が行われる。これにより、室外回路(21)のほとんどの冷媒が回収される。
なお、第2作業をガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながら行うのは、室外回路(21)の冷媒や冷凍機油がガス側連絡配管(24)に流入しないようにするためである。つまり、第1作業後は、ガス側閉鎖弁(26)を挟んでガス側連絡配管(24)側が室外回路(21)側よりも低圧になっている虞がある。そして、この場合に、ガス側閉鎖弁(26)を急激に開くと、せっかく冷媒や冷凍機油を回収したガス側連絡配管(24)に室外回路(21)の冷媒や冷凍機油が流入してしまので、ガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながら第2作業を行う。
本実施形態では、第1工程及び第2工程において各連絡配管(23,24)では、近い側のポート(27,28)から冷媒を吸い出す場合の方がエネルギーロスが小さいので冷媒の流速が大きくなる。従って、ガス側連絡配管(24)に付着する冷媒は、ガス側サービスポート(28)から冷媒を吸い出す第1工程の際に多く剥がされ、液側連絡配管(23)に付着する冷媒は液側サービスポート(27)から冷媒を吸い出す第2工程の際に多く剥がされる。この実施形態では、第1工程と第2工程とで別々のポート(27,28)から冷媒を吸い出すことで、それぞれの連絡配管(27,28)で比較的多くの冷凍機油が剥がされるようにしている。
また、本実施形態では、第1工程でガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態にするので、室外回路(21)の冷媒がガス側閉鎖弁(26)を通ってガス側サービスポート(28)から吸い出されることはない。また、第1工程で液側閉鎖弁(25)を開いた状態にしているので、室外回路(21)の冷媒が液側閉鎖弁(25)を通って室内ユニット(13)側に流入する。従って、液側閉鎖弁(25)を閉じた状態で第1工程を行う場合に比べて、第1工程及び第2工程でガス側サービスポート(28)と液側サービスポート(27)の間の室内ユニット(13)側を行き来する冷媒量が増加する。
−実施形態の効果−
本実施形態では、第1工程でガス側サービスポート(28)から冷媒を吸い出して主にガス側連絡配管(24)に付着する冷凍機油を剥がし、第2工程で液側サービスポート(27)から冷媒を吸い出して主に液側連絡配管(23)に付着する冷凍機油を剥がすようにしている。つまり、何れかのポート(27,28)から全ての冷媒を吸い出す場合は、吸い出すポート(27,28)とは逆側の連絡配管(23,24)の冷凍機油が回収されにくいが、ガス側サービスポート(28)から冷媒を吸い出す第1工程と液側サービスポート(27)から冷媒を吸い出す第2工程とを行うので、それぞれの連絡配管(23,24)から比較的多くの冷凍機油を回収することができる。また、冷凍機油の回収量を増加させるために冷媒充填作業を行う従来の方法では少なくとも3回以上の作業が必要となるが、本発明の方法では第1工程及び第2工程の2回の作業でガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)の冷凍機油を効率的に回収することができる。しかも、冷媒を充填しない分回収する冷媒量が少なくなるので、冷媒の回収に要する時間を短縮化することができる。従って、冷凍機油を効率的に回収しつつ回収する手間を軽減させることができる。
なお、本実施形態では、冷媒回路(20)の冷媒を室外回路(21)に集めるポンプダウンを行う必要がない。また、ポンプダウンを行わないので、圧縮機(30)が故障している場合でも冷凍機油を回収する作業を行うことができる。
また、本実施形態では、第1工程において、ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態にすることで、室外回路(21)の冷媒がガス側閉鎖弁(26)を通ってガス側サービスポート(28)から吸い出されることはないようにしている。従って、ガス側閉鎖弁(26)を開いた状態で第1工程を行う場合に比べて、ガス側連絡配管(24)での冷媒の流速が大きくなるので、ガス側連絡配管(24)から剥がされて回収される冷凍機油の量が多くなる。
また、本実施形態では、液側閉鎖弁(25)を開いた状態で第1工程を行うことで、膨張弁(36)が開いていればレシーバ(39)に溜まった液冷媒が液側連絡配管(23)へ流入する場合がある。そして、第1工程及び第2工程においてガス側サービスポート(28)と液側サービスポート(27)の間の室内ユニット(13)側を行き来する冷媒量が増加する。すなわち、ガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)を流通する冷媒の合計量が増加する。従って、ガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)からさらに多くの冷凍機油を剥がして回収することができる。
また、本実施形態では、室外回路(21)の冷媒が回収する第3工程を行うことで、この冷凍機油の回収方法を行った後に室外回路(21)に残る冷媒が少なくなるようにしている。特に、この実施形態では、第3工程において室外回路(21)の冷媒を熱源側ポート(9)から回収する第1作業、及びガス側サービスポート(28)から回収する第2作業を行うことで、室外回路(21)の冷媒が確実に回収される。従って、室外ユニット(11)を更新する場合は、撤去した室外ユニット(11)から冷媒を回収する手間を省略することができる。また、冷媒回路(20)の冷媒を入れ換える場合は、冷凍装置(10)の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態では、第3工程においてガス側サービスポート(28)から室外回路(21)の冷媒を回収する作業をガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながら行うことで、室外回路(21)の冷媒や冷凍機油が、冷媒及び冷凍機油が回収されたガス側連絡配管(24)へ流入しないようにしている。従って、第3工程後にガス側連絡配管(24)から冷媒や冷凍機油を回収することが必要な状態になることを回避することができる。
−実施形態の変形例−
実施形態の変形例について説明する。この変形例は、熱源側ポート(9)が設けられていない冷凍装置(10)の場合の冷凍機油の回収方法である。第1工程と第2工程とを行うのは上記実施形態と同じであるが、第3工程では第2作業のみが行われる。第2作業では、液側サービスポート(27)から取り外した冷媒回収器(45)をガス側サービスポート(28)に接続する。そして、ガス側閉鎖弁(26)を閉じて液側閉鎖弁(25)を開いた状態から徐々にガス側閉鎖弁(26)を開きながら真空ポンプを運転させる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、第1工程において、所定時間に亘って真空ポンプを運転させていたが、ガス側サービスポート(28)で計測する圧力が所定の圧力値以下になるまで真空ポンプを運転させるようにしてもよい。
また、上記実施形態について、液側閉鎖弁(25)を閉じた状態で第1工程を行ってもよい。また、第2工程も液側閉鎖弁(25)を閉じた状態で行ってもよい。
また、上記実施形態について、ガス側閉鎖弁(26)を開いた状態で第1工程を行ってもよい。
また、上記実施形態について、第3工程において第1作業と第2作業とを同時に行うようにしてもよい。具体的に、熱源側ポート(9)とガス側サービスポート(28)とには別々の冷媒回収器(45)が接続される。そして、ガス側閉鎖弁(26)を閉じて液側閉鎖弁(25)を開いた状態から徐々にガス側閉鎖弁(26)を開きながら、両方の冷媒回収器(45)の真空ポンプを運転させる。また、第2作業を行った後に第1作業を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態について、膨張弁(18)を強制的に開いた状態にしてから第1工程を行うようにしてもよい。この場合、膨張弁(18)を閉じた状態で第1工程を行う場合に比べて、第1工程及び第2工程でガス側サービスポート(28)と液側サービスポート(27)の間の室内ユニット(13)側を行き来する冷媒量が増加する。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、熱源ユニットと利用ユニットとがガス側連絡配管及び液側連絡配管で接続されて構成された冷媒回路を備える冷凍装置について、そのガス側連絡配管及び液側連絡配管から冷凍機油を回収する冷凍機油の回収方法について有用である。
本発明の実施形態に係る冷凍装置の概略構成図である。 実施形態における冷凍装置の第1工程時の概略構成図である。 実施形態における冷凍装置の第2工程時の概略構成図である。
符号の説明
9 熱源側ポート
10 冷凍装置
11 室外ユニット(熱源ユニット)
13 室内ユニット(室内ユニット)
20 冷媒回路
21 室外回路(熱源側回路)
22 室内回路(利用側回路)
23 液側連絡配管
24 ガス側連絡配管
25 液側閉鎖弁
26 ガス側閉鎖弁
27 液側サービスポート(液側ポート)
28 ガス側サービスポート(ガス側ポート)

Claims (6)

  1. 熱源ユニット(11)内の熱源側回路(21)と利用ユニット(13)内の利用側回路(22)とがガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)で接続されて構成された冷媒回路(20)で冷凍サイクルを行う冷凍装置(10)について、該ガス側連絡配管(24)及び液側連絡配管(23)から冷凍機油を回収する方法であって、
    上記熱源側回路(21)の一端に設けられたガス側閉鎖弁(26)の閉鎖位置のガス側連絡配管(24)側に開口するガス側ポート(28)から、上記冷媒回路(20)のうち該ガス側ポート(28)に連通する部分の冷媒の一部と共に冷凍機油を回収する第1工程と、
    上記ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態で、上記熱源側回路(21)の他端に設けられた液側閉鎖弁(25)の閉鎖位置の液側連絡配管(23)側に開口する液側ポート(27)から、上記冷媒回路(20)のうち該液側ポート(27)に連通する部分の冷媒の一部又は全部と共に冷凍機油を回収する第2工程とを順に行うことを特徴とする冷凍機油の回収方法。
  2. 請求項1において、
    上記ガス側閉鎖弁(26)を閉じた状態で上記第1工程を行うことを特徴とする冷凍機油の回収方法。
  3. 請求項1又は2において、
    上記液側閉鎖弁(25)を開いた状態で上記第1工程及び第2工程を行うことを特徴とする冷凍機油の回収方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つにおいて、
    上記第2工程の終了後に上記熱源側回路(21)の冷媒を回収する第3工程を行うことを特徴とする冷凍機油の回収方法。
  5. 請求項4において、
    上記第3工程では、上記ガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながらガス側ポート(28)から上記熱源側回路(21)の冷媒を回収することを特徴とする冷凍機油の回収方法。
  6. 請求項4において、
    上記第3工程では、上記熱源側回路(21)に開口する熱源側ポート(9)から該熱源側回路(21)の冷媒を回収する作業と、上記ガス側閉鎖弁(26)を徐々に開きながらガス側ポート(28)から該熱源側回路(21)の冷媒を回収する作業とを行うことを特徴とする冷凍機油の回収方法。
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