JP5226246B2 - 配線設計プログラム、配線設計方法及び配線設計装置 - Google Patents

配線設計プログラム、配線設計方法及び配線設計装置 Download PDF

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Description

本発明は、配線設計プログラム、配線設計方法及び配線設計装置に関する。
半導体パッケージの配線のレイアウト設計の自動化は、従来より行われている。半導体パッケージの配線を自動設計する場合、通常、半導体チップのパッド及びタワーポスト等の回路端子と接続する配線の始端部及び終端部、並びに配線が屈曲する屈曲部は配線ルールに従って特定の角度(45度、90度等)をもつように設計される。
半導体パッケージの配線は、半導体パッケージの封止樹脂が充分な膜厚をもっていなかった場合、または封止樹脂そのものを絶縁膜として使用した場合、外部からのストレスに対して弱い場合が多い。また、温度サイクル試験、耐リフロー試験等、外部応力が半導体チップ全体にかかるときに亀裂が生じやすいのは、配線が角度をもつ部分であることが分かっている。
これに対し、例えば、特許文献1には、配線を左右方向に滑らかな曲線状に曲折して形成しておくことで、温度変化により配線に加わる応力が配線に吸収されることが記載されている。このように、手動で配線の設計を行う場合は、配線が角度をもつ部分を特殊なパターン形状で再配線することは可能であるが、手動で配線を行った場合、自動設計する場合と比較して多大な処理時間が必要である。
特開平11−176870号公報
上述したように、半導体パッケージの配線を自動設計すると、通常、配線の始端部及び終端部、並びに屈曲部が角度をもつように配線されるため、配線に亀裂が生じ易くなる、という問題がある。
一方、手動により、配線の始端部及び終端部、並びに屈曲部等の角度をもつ部分を、特殊なパターン形状で再配線することは可能であるが、自動設計する場合と比較して多大な処理時間を必要とする、という問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、外部から受けるストレスに対して強い耐性を示す配線のレイアウトを自動設計するための配線設計プログラム、配線設計方法及び配線設計装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明の配線設計プログラムは、コンピュータに、設計された配線のレイアウトを示すレイアウトデータから、前記レイアウトにおける頂点を示す頂点データを抽出する頂点抽出ステップと、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を含む配線の端部が、異なる配線同士が接続された第1の端部及び配線と回路素子とが接続された第2の端部の何れであるか否かを前記レイアウトデータに基づいて判定する端部判定ステップと、前記端部判定ステップで前記第1の端部及び前記第2の端部の何れかの端部であると判定された場合、前記何れかの端部に接続される配線の形状が直線状の場合には、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記何れかの端部に接続される直線状の配線と、の成す角度に応じて異なる半径を定めた第1の補助円を、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、に接するように配置し、前記第2の端部に接続される配線の形状が円形状の場合には、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記第2の端部とする配線と、前記第2の端部に接続される円形状の配線と、に接する予め定めた半径を有する第2の補助円を配置する配置ステップと、前記配置ステップによって配置された前記第1の補助円と、第1の補助円と接する前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、によって囲まれた領域、及び、前記配置ステップによって配置された前記第2の補助円と、該第2の補助円と接する前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記第2の端部とする配線と、前記円形状の配線と、によって囲まれた領域に相当する部分を示す領域データを生成する生成ステップと、前記生成ステップで生成された前記領域データにより示される前記領域に相当する部分を前記配線のレイアウトにおける対応する部分に付加することにより前記第1の端部及び前記第2の端部を円弧化するように前記レイアウトデータを変更する変更ステップと、を実行させるためのものである。
上記目的を達成するために、第2の発明の配線設計方法は、設計された配線のレイアウトから、該レイアウトにおける頂点を抽出する頂点抽出ステップと、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を含む端部が、異なる配線同士が接続された第1の端部及び配線と回路素子とが接続された第2の端部の何れであるか否かを前記レイアウトに基づいて判定する端部判定ステップと、前記端部判定ステップで前記第1の端部及び前記第2の端部の何れかの端部であると判定された場合、前記何れかの端部に接続される配線の形状が直線状の場合には、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記何れかの端部に接続される直線状の配線と、の成す角度に応じて異なる半径を定めた第1の補助円を、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、に接するように配置し、前記第2の端部に接続される配線の形状が円形状の場合には、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記第2の端部とする配線と、前記第2の端部に接続される円形状の配線と、に接する予め定めた半径を有する第2の補助円を配置する配置ステップと、前記配置ステップによって配置された前記第1の補助円と、第1の補助円と接する前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、によって囲まれた領域、及び、前記配置ステップによって配置された前記第2の補助円と、該第2の補助円と接する前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記第2の端部とする配線と、前記円形状の配線と、によって囲まれた領域に相当する部分を前記配線のレイアウトにおける対応する部分に付加することにより前記第1の端部及び前記第2の端部を円弧化する円弧化ステップと、を含む。
上記目的を達成するために、第3の発明の配線設計装置は、設計された配線のレイアウトを示すレイアウトデータから、前記レイアウトにおける頂点を示す頂点データを抽出する頂点抽出手段と、前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を含む配線の端部が、異なる配線同士が接続された第1の端部及び配線と回路素子とが接続された第2の端部の何れであるか否かを前記レイアウトデータに基づいて判定する端部判定手段と、前記端部判定手段で前記第1の端部及び前記第2の端部の何れかの端部であると判定された場合、前記何れかの端部に接続される配線の形状が直線状の場合には、前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記何れかの端部に接続される直線状の配線と、の成す角度に応じて異なる半径を定めた第1の補助円を、前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、に接するように配置し、前記第2の端部に接続される配線の形状が円形状の場合には、前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記第2の端部とする配線と、前記第2の端部に接続される円形状の配線と、に接する予め定めた半径を有する第2の補助円を配置する配置手段と、前記配置手段によって配置された前記第1の補助円と、第1の補助円と接する前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、によって囲まれた領域、及び、前記配置手段によって配置された前記第2の補助円と、該第2の補助円と接する前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記第2の端部とする配線と、前記円形状の配線と、によって囲まれた領域に相当する部分を示す領域データを生成する生成手段と、前記生成手段で生成された前記領域データにより示される前記領域に相当する部分を前記配線のレイアウトにおける対応する部分に付加することにより前記第1の端部及び前記第2の端部を円弧化するように前記レイアウトデータを変更する変更手段と、を含む。
このように、第1〜第3の発明は、配線のレイアウトの頂点を含む部分に曲線を付加して、配線のレイアウトから頂点を含む部分をなくすことで、外部から受けるストレスに対して強い耐性を示す配線のレイアウトを自動設計することができる。
設計された配線のレイアウトにおける頂点を抽出するときには、レイアウトデータに基づいて自動的に頂点を抽出するか、又は表示されたレイアウトに基づいてユーザから指示された部分に含まれる頂点を抽出するとよい。
レイアウトデータに基づいて頂点を抽出する場合には、人手を介すことなく、全ての頂点を含む部分のレイアウトデータを変更することができる。
一方、表示されたレイアウトに基づいてユーザから指示された部分に含まれる頂点を抽出する場合には、ユーザは表示されたレイアウトを見ながら対話的にレイアウトデータを変更することができる。
また、角度に応じて、領域の面積の大きさを調整するようにしてもよい。これにより、各頂点を含む部分のレイアウトデータを適切に変更することができる。
さらに、表示されたレイアウトに基づいてユーザから指示された部分に含まれる頂点を抽出する場合は、ユーザが、角度に応じて、領域の面積の大きさを調節するようにするとよい。これにより、ユーザからレイアウトデータの変更を指示された頂点を含む部分の配線のレイアウトを最適となるように変更することができる。
以上に説明したように、第1〜第3の発明は、配線のレイアウトの頂点を含む部分に曲線を付加して、配線のレイアウトから頂点を含む部分をなくすことで、外部から受けるストレスに対して強い耐性を示す配線のレイアウトを自動設計することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、半導体パッケージの配線のレイアウト設計処理を行なう配線設計装置であるコンピュータシステム10の概略構成を示すブロック図である。
コンピュータシステム10は、半導体パッケージの配線のレイアウト設計を、配線設計プログラムに基づいて実行するもので、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)12、ROM(Read Only Memory)14、及びRAM(Random Access Memory)16を含んで構成されている。
CPU12は、コンピュータシステム10の全体の動作を司るものであり、後述する配線設計プログラムに従い配線のレイアウト設計処理を実行する。
ROM14は、コンピュータシステム10の起動時に動作するブートプログラムなどが記憶されている不揮発性の記憶装置である。
RAM16は、CPU12の実行において使用する、後述する配線のレイアウト設計処理の実行において適宜変化するパラメータ、及びコンピュータシステム10の作動中に取得される各種のログデータ等を記憶する揮発性の記憶装置である。
また、コンピュータシステム10には、接続部18、HDD(Hard Disk Drive)20、表示部22、入力デバイス24、及び読取部26が設けられており、これらは、バスを介してCPU12に信号授受可能に接続されている。
接続部18は、コンピュータシステム10と外部装置とを直接又はネットワークを介して接続するために設けられており、接続された外部装置とデータの送受信を行うものである。
HDD18は、OS(オペレーティングシステム)、配線設計プログラム等の各種プログラム、各種プログラムの実行に用いられるデータ、及び接続部18を介して外部装置と送受信されるデータ等が格納される不揮発性の記憶装置である。
表示部22は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)等からなり、配線のレイアウト等を表示する。
入力デバイス24は、配線のレイアウトを変更する際に、変更箇所の選択指示、及び変更の詳細内容の指示等のレイアウトの変更に関する指示がユーザの操作により入力するための装置であり、キーボード等で構成されている。
読取部26は、光磁気ディスク、光ディスク、及び磁気ディスク等の記憶媒体が装着され、記憶媒体から記憶内容を読取るものであり、光磁気ディスクの記憶内容を読み取るための光磁気ディスク装置、光ディスクの記憶内容を読み取るための光ディスク装置、及び磁気ディスクの記憶内容を読み取るための磁気ディスク装置の何れかを用いることができる。
このようなコンピュータシステム10において、CPU12は、HDD20に記憶されている各種プログラムを読み出して各種プログラムの各々を実行する。
本実施形態では、CPU12により配線設計プログラムが実行されることによって、コンピュータシステム10において、半導体パッケージの配線のレイアウト設計処理が実行される。
なお、HDD20に記憶されているプログラム、及びプログラムの実行に用いられるデータ等は、記憶媒体に記憶させて、読取部26に読み取らせてもよい。このようにプログラム、及びプログラムの実行に用いられるデータ等が記憶媒体に記憶されている場合は、記憶媒体が読取部26に装着されると、CPU12は、記憶媒体に記憶されているプログラム、及びプログラムの実行に用いられるデータ等を読み出してHDD20に格納する。
また、コンピュータシステム10により配線のレイアウト設計処理が施される半導体パッケージのデータは、記憶媒体に記憶され、読取部26を介してコンピュータシステム10に読み取られてもよいし、外部装置から、接続部18を介してコンピュータシステム10に入力しHDD20に記憶してもよい。
(第1実施形態)
次に、コンピュータシステム10で行なわれる、半導体パッケージの配線の第1実施形態に係るレイアウト設計処理のルーチンについて説明する。
図2に示すように、多層配線処理を行なうステップ50では、タワーポスト、又は半導体チップのパッド等の回路素子のネットデータ、及び配線幅を指定するデータをHDD20に格納されているネットデータファイル30から読み込み、ネットデータに従い配線が交差しないように自動配線処理を行って配線のレイアウトを設計し、レイアウト設計した結果をレイアウトデータファイル32に格納する。レイアウトデータファイル32は、HDD20に格納される。多層配線処理を行なうステップ50における自動配線では、所謂45度配線、及び90度配線の技術が用いられ、高速処理が行なわれる。
レイアウトデータファイル32に格納されるレイアウトデータは、配線の配線層名、配線の始端部及び終端部に含まれる頂点の座標、タワーポスト又はパッドへの配線の入射角度、配線が屈曲する屈曲部に含まれる頂点の座標、屈曲角度、配線幅、並びに配線長等を含んでいる。
図7に、多層配線処理を行なうステップ50で設計された配線のレイアウトを例示する。図7に示されるように、配線のレイアウト100は、9個のタワーポスト102、及び7個のパッド104が、指定された配線幅の配線106で接続されて形成されている。各々の配線106は、45度、90度、又は135度の角度で、接続先の他の配線、又は回路素子に入射している。また、配線106は、45度、90度、又は135度の角度で屈曲している。
次に、配線頂点抽出処理を行なうステップ52では、多層配線処理を行なうステップ50でレイアウトデータファイル32に格納された、設計済の配線のレイアウトを表すレイアウトデータから頂点を抽出し、配線106が他の配線106と接続された始端部及び終端部、配線106が回路素子102,104と接続された始端部及び終端部、並びに配線106が屈曲した屈曲部を頂点を含む部分として検索して、検索された頂点を含む部分の各々の頂点を示すデータ、及び頂点を含む部分の輪郭を表し、かつ抽出された頂点を始点とする2本の線のデータをレイアウトデータから抽出し、頂点データとして頂点データファイル34に格納する。頂点データファイル34は、HDD20に格納される。頂点データには、各々の頂点が含まれる配線の配線層名、各々の頂点を含む部分の種類(始端部及び終端部、又は屈曲部)、各々の頂点が含まれる配線の配線幅、各々の頂点を始点とする2本の線により形成される角度、各々の2本の線の始点及び終点の座標、並びに各々の2本の線の形状が含まれる。
図7に示される配線のレイアウト100の場合、図8に示される破線で囲まれる始端部及び終端部101、並びに実線で示される屈曲部103の各々に含まれる頂点の頂点データが抽出される。
次に、ステップ54では、頂点を含む部分が配線の始端部又は終端部か、或いは配線の屈曲部かを判定する。始端部又は終端部であると判定された場合、始終端部円弧化処理を行なうステップ56へ移行し、屈曲部であると判定された場合、屈曲部円弧化処理を行なうステップ58へ移行する。
始終端部円弧化処理を行なうステップ56では、配線頂点抽出処理を行なうステップ52で抽出された頂点データ、及びHDD20に格納されている円弧化指示データファイル36に設定されている円弧化指示データに基づいて、頂点を含む部分に円弧を付加し、付加した円弧及び2本の線で囲まれた領域に相当する部分が配線に付加されるようにレイアウトデータファイル32を書き換える。
屈曲部円弧化処理を行なうステップ58では、配線頂点抽出処理を行なうステップ52で抽出された頂点データ、及びHDD20に格納されている円弧化指示データファイル36に設定されている円弧化指示データに基づいて、各々の頂点を含む部分に円弧を付加し、2本の線が成す角度が180度未満の頂点を含む部分に、付加した円弧及び2本の線で囲まれた領域に相当する部分が付加されると共に、角度が180度を超える頂点を含む部分から、付加した円弧及び2本の線で囲まれた領域に相当する部分が削除されるように、レイアウトデータファイル32を書き換える。
円弧化指示データには、円弧化処理に用いられる円弧の半径、及び頂点を始点とする2本の線により形成される角度等によって円弧の半径を調整するための倍率値等が含まれ、各々の値は配線のレイアウト設計処理の開始時に指定される。なお、指定がない場合は、予め設定されているデフォルト値が用いられる。円弧化指示データは、円弧化処理に用いられる円弧のサイズの制御に用いられる。
ステップ60では、全ての頂点を含む部分が円弧化されたか否かを判断し、未だ円弧化されていない頂点を含む部分がある場合、ステップ54へ戻る。
図9は、第1実施形態に係るレイアウト設計処理によって円弧化処理が施された配線のレイアウト100のイメージを示している。配線と他の配線が接続する始端部及び終端部、配線が回路端子と接続する始端部及び終端部、並びに配線が屈曲した屈曲部の各々は円弧化されている。
このように、本実施形態では半導体パッケージの配線の円弧化処理を自動化している。
次に、図2における配線頂点抽出処理を行なうステップ52の処理の詳細を図3を参照して説明する。
まず、設計済のレイアウトを表すレイアウトデータをレイアウトデータファイル32から読み込む。
ステップ70では、レイアウトデータから、頂点データが未だ抽出されていない頂点を検索する。
ステップ72では、ステップ70で検索された頂点の頂点データをレイアウトデータファイル32から抽出する。
ステップ74では、ステップ72で抽出した頂点データを、頂点データファイル34へ格納する。
ステップ76では、レイアウトに含まれる全ての頂点の頂点データを抽出したか否かを判定し、否定された場合はステップ70へ戻り、肯定された場合は配線頂点抽出処理を行なうステップ52は終了する。
次に、図2における始終端部円弧化処理を行なうステップ56の処理の詳細を図4〜図5、及び図10〜図11を参照して説明する。
図5のステップ80では、頂点を始点とする2本の線の形状に基づき、配線の接続先の形状が、円形状か、直線状かを判定する。円形状の場合ステップ82へ移行し、直線状の場合ステップ88へ移行する。例えば、接続先がタワーポストの場合、接続先の形状は円形状であり、接続先が半導体チップのパッド、又は配線の場合、接続先の形状は直線状である。
図10は、円形状の接続先と接続する配線の始終端部に施される円弧化処理のイメージを示している。
ステップ82では、図10に示されるように、配線の両側の領域に、頂点109を始点とする2本の線と接するように半径「r」の補助円108を仮配置する。この半径「r」の値は、円弧化指示データファイル36に格納されている。
ステップ84では、配線106、接続先102、及び補助円108によって囲まれる領域110に相当する部分を表す領域データを生成する。
ステップ86では、生成された領域データに基づいて、領域110が配線106に付加されるようにレイアウトデータを変更する。
ステップ88では、直線状の接続先と接続する配線の始終端部の円弧化を行なう。ステップ88で行われる円弧化処理の詳細を図5のフローチャートを参照して説明する。
図11は、直線状の接続先と接続する配線の始終端部に施される円弧化処理の処理のイメージを示している。
図5のステップ150では、頂点を始点とする2本の線により形成される角度を判定する。90度の場合はステップ152へ移行し、45度の場合はステップ162へ移行し、135度の場合はステップ168へ移行する。
ステップ152では、頂点データのうち頂点を始点とする2本の線の始点及び終点の座標に基づいて、何れかの頂点114A,114Bから接続先112Aの一端部までの距離が円弧の半径「r」以下か否かが判定される。肯定された場合はステップ154へ移行し、否定された場合はステップ156へ移行する。
ステップ152が、頂点114Aについての判定だった場合は、ステップ154へ移行する。ステップ154では、図11(A)に示されるように、頂点114A側の領域に、半径「l」の補助円116Aを、頂点104Aを始点とする2本の線と接するように仮配置する。半径「l」は、頂点114Aから、接続先112Aの一端部までの距離である。
一方、ステップ152が、頂点114Bについての判定だった場合は、ステップ156へ移行する。ステップ156では、図11(A)に示されるように、頂点114B側の領域に、半径「r」の補助円116Aを、頂点114Bを始点とする2本の線と接するように仮配置する。
ステップ158では、配線106、接続先112A、及び補助円116によって囲まれる領域118に相当する部分を表す領域データを生成する。
ステップ160では、生成された領域データに基づいて、領域118が配線106に付加されるようにレイアウトデータを変更する。
ステップ162では、図11(B)に示されるように、半径「r・a」の補助円120Aを、頂点124Aを始点とする2本の線と接するように仮配置する。この乗数「a」の値は、円弧化指示データファイル36に格納されている。乗数「a」は、例えば「0.25」が好ましい値として定められている。
ステップ164では、頂点124Aを始点とする2本の線、及び補助円120Aによって囲まれる領域122Aに相当する部分を表す領域データを生成する。
ステップ166では、生成された領域データに基づいて、領域122Aが配線106に付加されるようにレイアウトデータを変更する。
ステップ168では、図11(B)に示されるように、半径「r・b」の補助円120Bを、頂点124Bを始点とする2本の線と接するように仮配置する。この乗数「b」の値は、円弧化指示データファイル36に格納されている。乗数「b」は、例えば「2.0」が好ましい値として定められている。
ステップ170では、図11(B)に示されるように、半径「r・b」の補助円120Bの同心円126を、頂点124と接するように仮配置する。
ステップ172では、頂点124Bを始点とする2本の線、頂点124Bを始点とする2本の線と補助円120Bとの接点から垂直にのびる2本の線、及び同心円126によって囲まれる領域122Bに相当する部分を表す領域データを生成する。
ステップ174では、生成された領域データに基づいて、領域122Bが配線106から削除されるようにレイアウトデータを変更する。
ステップ176では、頂点124Bを始点とする2本の線と補助円120Bとの接点から垂直にのびる2本の線、補助円120B、及び同心円126によって囲まれるドーナツ形状の領域122Cに相当する部分を表す領域データを生成する。
ステップ178では、生成された領域データに基づいて、領域122Cが配線106に付加されるようにレイアウトデータを変更する。
このように、ステップ168〜ステップ178の処理により、頂点124Aを始点とする2本の線、及び補助円120Aによって囲まれる領域122Aが配線106に付加されるように、レイアウトデータが変更される。
次に、図2における屈曲部円弧化処理を行なうステップ58の処理の詳細を図6、及び図12を参照して説明する。
図6のステップ200では、頂点を始点とする2本の線により形成される角度を判定する。90度の場合はステップ202へ移行し、135度の場合はステップ214へ移行する。
図12は、処理対象の屈曲部に施される円弧化処理のイメージを示している。
ステップ202では、図12(A)に示されるように、半径「r」の補助円128Aを、頂点130Aを始点とする2本の線と接するように仮配置する。
ステップ204では、配線106の輪郭と補助円128Aとの接点から垂直にのびる2本の線、及び配線106の輪郭によって囲まれる領域132に相当する部分を表す領域データを生成する。
ステップ206では、生成された領域データに基づいて、領域132が配線106から削除されるようにレイアウトデータを変更する。
ステップ208では、図12(A)に示されるように、半径が「r+w」の補助円128Aの同心円128Bを、頂点130Bを始点とする2本の線と接するように仮配置する。この「w」は、配線幅の値である。
ステップ210では、頂点130Aを始点とする2本の線と補助円128Aとの接点から垂直にのびる線、補助円128A、及び同心円128Bによって囲まれる領域134に相当する部分を表す領域データを生成する。
ステップ212では、生成された領域データに基づいて、領域134が配線106に付加されるようにレイアウトデータを変更する。
このように、ステップ202〜ステップ212の処理により、頂点を始点とする2本の線が成す角度が180度未満の頂点を含む部分に、円弧及び2本の線で囲まれた領域に相当する部分が付加されると共に、角度が180度を超える頂点を含む部分から、円弧及び2本の線で囲まれた領域に相当する部分が削除されるように、レイアウトデータが変更される。
ステップ214では、図12(B)に示されるように、半径「r・c」の補助円136Aを、頂点138Aを始点とする2本の線と接するように仮配置する。この乗数「c」の値は、円弧化指示データファイル36に格納されている。乗数「c」は、例えば「2.0」が好ましい値として定められている。
ステップ216では、頂点138Aを始点とする2本の線と補助円136Aとの接点から垂直にのびる線、及び配線106によって囲まれる領域140に相当する部分を表す領域データを生成する。
ステップ218では、生成された生成された生成された領域データに基づいて、領域140が配線106から削除されるようにレイアウトデータを変更する。
ステップ220では、図12(B)に示されるように、半径「(r・c)+w」の補助円136Aの同心円136Bを、頂点138Bを始点とする2本の線と接するように仮配置する。
ステップ222では、頂点138Bを始点とする2本の線と補助円136Aとの接点から垂直にのびる線、補助円136A、及び同心円136Bによって囲まれる領域142に相当する部分を表す領域データを生成する。
ステップ224では、生成された生成された領域データに基づいて、領域142が配線106に付加されるようにレイアウトデータを変更する。
このように、ステップ214〜ステップ224の処理により、頂点を始点とする2本の線が成す角度が180度未満の頂点を含む部分に、円弧及び2本の線で囲まれた領域に相当する部分が付加されると共に、角度が180度を超える頂点を含む部分から、円弧及び2本の線で囲まれた領域に相当する部分が削除されるように、レイアウトデータが変更される。
以上に説明したように、半導体パッケージの配線の再設計に、本実施形態の円弧化処理を適用することにより、多層配線処理で設計された配線の45度、90度、135度等の角度をもった部分の形状を、円弧状にすることができる。これにより、温度サイクル試験、耐リフロー試験等の実施により、外部応力が半導体チップ全体にかかる場合に配線に発生する亀裂等を防止することが可能となる。なお、多層配線処理は、従来手法の何れで実施してもよい。
また、配線の再設計に、本実施形態の円弧化処理を適用することにより、配線の円弧化は自動化される。これにより、人手によるレイアウトの修正が不要となり、配線の設計期間を短縮することが可能になる。
さらに、配線を円弧化する場合に用いる円弧の半径を外部から指示できるため、配線を形成する材質に応じた円弧パターンが生成できる。
(第2実施形態)
次に、コンピュータシステム10で行なわれる、半導体パッケージの配線の第2実施形態に係るレイアウト設計処理のルーチンについて説明する。
第1実施形態では、半導体パッケージの配線に含まれる全ての頂点を含む部分を円弧化する場合について説明したが、第2実施形態では、半導体パッケージの配線に含まれる任意の頂点を含む部分を、任意の半径の円弧を用いて円弧化する場合について説明する。
図14に示されるように、表示処理を行なうステップ250では、レイアウトデータファイル32に格納されている、設計済の配線のレイアウトを表すレイアウトデータに基づいて、配線のレイアウトを表示部22にグラフィック表示する。
このレイアウトデータは、例えば図2の多層配線処理を行なうステップ50で実施される処理と同様の処理によって設計された配線のレイアウト、又は配線の頂点を含む部分の一部又は全部に円弧化処理が施されているレイアウトを表すものである。
次に、指示処理を行なうステップ252では、表示処理を行なうステップ250で表示された配線のレイアウトから、円弧化処理を施してレイアウトを変更する配線部分(以下、被円弧化部分」とよぶ)が、ユーザにより入力デバイス24を介して指示される。ユーザの指示により、レイアウトデータから被円弧化部分の頂点を示すデータ、及び被円弧化部分の輪郭を表す線のデータをレイアウトデータから抽出し、頂点データとして頂点データファイル34に格納する。
さらに、ユーザは、基準となる円弧の半径(「r」)、及び頂点を始点とする2本の線により形成される角度等によって円弧の半径を調整するための倍率値(「a」,「b」,及び「c」)等を含む円弧化指示データの入力を行う。ユーザから入力された円弧化指示データは円弧化指示データファイル36に格納され、円弧化処理に用いられる円弧のサイズの制御に用いられる。
次に、指示処理を行なうステップ252でユーザから指示が入力されたか否かを判定し(ステップ254)、肯定された場合は、被円弧化部分の種類が、或いは始端部又は終端部か、屈曲部かを判定し(ステップ256)、始端部又は終端部である場合は第2の始終端部円弧化処理を行なうステップ258へ移行し、屈曲部である場合は第2の屈曲部円弧化処理を行なうステップ260へ移行する。ステップ252の判定で否定された場合は、当該レイアウト設計処理は終了する。
次に、第2の始終端部円弧化処理を行なうステップ258の処理の詳細を図14を参照して説明する。
まず、ステップ270では、被円弧化部分は既に円弧化処理が施されているか否かを判定する。指示処理を行なうステップ252では、既に円弧化処理が施されている配線部分に対しても、最適な再設計を図るために円弧化処理が指示される場合がある。ステップ270の判定で肯定された場合はステップ272へ移行し、否定された場合はステップ274へ移行する。
ステップ272では、既に円弧化処理が施されている被円弧化部分から、付加されている領域に相当する部分を表す領域データに基づいて、領域が配線から削除されるようにレイアウトデータを変更する。
ステップ274では、図4〜5、及び図10〜11を用いて説明された、第1実施形態と同様の始終端部円弧化処理を行なう。
次に、第2の屈曲部円弧化処理を行なうステップ260の処理の詳細を図15を参照して説明する。
まず、ステップ280では、被円弧化部分は既に円弧化処理が施されているか否かを判定する。肯定された場合はステップ282へ移行し、否定された場合はステップ286へ移行する。
ステップ282では、既に円弧化処理が施されている被円弧化部分から、付加されている領域に相当する部分を表す領域データに基づいて、領域が配線から削除されるようにレイアウトデータを変更する。
ステップ284では、既に円弧化処理が施されている被円弧化部分から、削除されている領域に相当する部分を表す領域データに基づいて、領域が配線に付加されるようにレイアウトデータを変更する。
屈曲部については、円弧化処理によって配線の一部分が削除される。このため、削除された領域を付加されていない場合、円弧化処理に用いる円弧の半径が削除された領域に含まれる円弧の半径よりも小さいときに、仮配置する補助円が配線と接しなくなる。この場合、所望の円弧化処理を行うことができない。従って、第2の屈曲部円弧化処理を行なうステップ260では、既に実施された円弧化処理によって削除された領域の付加を行う。このように、ステップ284の処理を行うために、屈曲部に円弧化処理を実施する際は、円弧化前の屈曲部の頂点データを、レイアウトデータに付加しておくとよい。
ステップ286では、図6、及び図12を用いて説明された、第1実施形態と同様の屈曲部円弧化処理を行なう。
以上に説明したように、第2実施形態では、配線のレイアウトを再設計するユーザは、表示部にグラフィック表示された配線のレイアウトを見ながら、対話的な作業形態により配線の頂点を含む部分を円弧化することができる。これにより、配線のレイアウトを最適に再設計することができる。
本発明の実施形態に係る半導体パッケージの配線のレイアウト設計処理を行なうコンピュータシステムの概要図である。 第1実施形態に係る半導体パッケージの配線のレイアウト設計処理のルーチンを示すフローチャートである。 図2に示した第1実施形態に係る配線のレイアウト設計処理の配線頂点抽出処理を説明するフローチャートである。 始終端部の円弧化処理のフローチャートである。 直線状の接続先に接続している配線の始終端部の円弧化処理のフローチャートである。 屈曲部の円弧化処理のフローチャートである。 多層配線処理により設計された配線のレイアウトのイメージを示す図である。 配線のうち、円弧化処理が施される部分を示す図である。 円弧化処理後の配線のイメージを示す図である。 円形状の接続先に接続している配線の始終端部の円弧化処理のイメージを示す図である。 直線状の接続先に接続している配線の始終端部の円弧化処理のイメージを示す図である。 屈曲部の円弧化処理のイメージを示す図である。 第2実施形態に係る配線のレイアウト設計処理のルーチンを示すフローチャートである。 図13に示した第2実施形態に係る配線のレイアウトの設計処理の始終端部円弧化処理を説明するフローチャートである。 図13に示した第2実施形態に係る配線のレイアウトの設計処理の屈曲部円弧化処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 コンピュータシステム
12 CPU
16 RAM
20 HDD
22 表示部
24 入力デバイス
30 ネットデータファイル
32 レイアウトデータファイル
34 頂点データファイル
36 円弧化指示データファイル
52 配線頂点抽出処理
56 始終端部円弧化処理
58 屈曲部円弧化処理

Claims (3)

  1. コンピュータに、
    設計された配線のレイアウトを示すレイアウトデータから、前記レイアウトにおける頂点を示す頂点データを抽出する頂点抽出ステップと、
    前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を含む配線の端部が、異なる配線同士が接続された第1の端部及び配線と回路素子とが接続された第2の端部の何れであるか否かを前記レイアウトデータに基づいて判定する端部判定ステップと、
    前記端部判定ステップで前記第1の端部及び前記第2の端部の何れかの端部であると判定された場合、前記何れかの端部に接続される配線の形状が直線状の場合には、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記何れかの端部に接続される直線状の配線と、の成す角度に応じて異なる半径を定めた第1の補助円を、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、に接するように配置し、前記第2の端部に接続される配線の形状が円形状の場合には、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記第2の端部とする配線と、前記第2の端部に接続される円形状の配線と、に接する予め定めた半径を有する第2の補助円を配置する配置ステップと、
    前記配置ステップによって配置された前記第1の補助円と、第1の補助円と接する
    前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、によって囲まれた領域、及び、前記配置ステップによって配置された前記第2の補助円と、該第2の補助円と接する前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記第2の端部とする配線と、前記円形状の配線と、によって囲まれた領域に相当する部分を示す領域データを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成された前記領域データにより示される前記領域に相当する部分を前記配線のレイアウトにおける対応する部分に付加することにより前記第1の端部及び前記第2の端部を円弧化するように前記レイアウトデータを変更する変更ステップと、
    を実行させるための配線設計プログラム。
  2. 設計された配線のレイアウトから、該レイアウトにおける頂点を抽出する頂点抽出ステップと、
    前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を含む端部が、異なる配線同士が接続された第1の端部及び配線と回路素子とが接続された第2の端部の何れであるか否かを前記レイアウトに基づいて判定する端部判定ステップと、
    前記端部判定ステップで前記第1の端部及び前記第2の端部の何れかの端部であると判定された場合、前記何れかの端部に接続される配線の形状が直線状の場合には、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記何れかの端部に接続される直線状の配線と、の成す角度に応じて異なる半径を定めた第1の補助円を、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、に接するように配置し、前記第2の端部に接続される配線の形状が円形状の場合には、前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記第2の端部とする配線と、前記第2の端部に接続される円形状の配線と、に接する予め定めた半径を有する第2の補助円を配置する配置ステップと、
    前記配置ステップによって配置された前記第1の補助円と、第1の補助円と接する前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、によって囲まれた領域、及び、前記配置ステップによって配置された前記第2の補助円と、該第2の補助円と接する前記頂点抽出ステップで抽出された前記頂点を前記第2の端部とする配線と、前記円形状の配線と、によって囲まれた領域に相当する部分を前記配線のレイアウトにおける対応する部分に付加することにより前記第1の端部及び前記第2の端部を円弧化する円弧化ステップと、
    を含む配線設計方法。
  3. 設計された配線のレイアウトを示すレイアウトデータから、前記レイアウトにおける頂点を示す頂点データを抽出する頂点抽出手段と、
    前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を含む配線の端部が、異なる配線同士が接続された第1の端部及び配線と回路素子とが接続された第2の端部の何れであるか否かを前記レイアウトデータに基づいて判定する端部判定手段と、
    前記端部判定手段で前記第1の端部及び前記第2の端部の何れかの端部であると判定された場合、前記何れかの端部に接続される配線の形状が直線状の場合には、前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記何れかの端部に接続される直線状の配線と、の成す角度に応じて異なる半径を定めた第1の補助円を、前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、に接するように配置し、前記第2の端部に接続される配線の形状が円形状の場合には、前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記第2の端部とする配線と、前記第2の端部に接続される円形状の配線と、に接する予め定めた半径を有する第2の補助円を配置する配置手段と、
    前記配置手段によって配置された前記第1の補助円と、第1の補助円と接する前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記何れかの端部とする配線と、前記直線状の配線と、によって囲まれた領域、及び、前記配置手段によって配置された前記第2の補助円と、該第2の補助円と接する前記頂点抽出手段で抽出された前記頂点データにより示される頂点を前記第2の端部とする配線と、前記円形状の配線と、によって囲まれた領域に相当する部分を示す領域データを生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成された前記領域データにより示される前記領域に相当する部分を前記配線のレイアウトにおける対応する部分に付加することにより前記第1の端部及び前記第2の端部を円弧化するように前記レイアウトデータを変更する変更手段と、
    を含む配線設計装置。
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