JP5224334B2 - トリプレニルフェノール化合物及び血栓溶解促進剤 - Google Patents

トリプレニルフェノール化合物及び血栓溶解促進剤 Download PDF

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Description

本発明は、トリプレニルフェノール化合物及び血栓溶解促進剤に関する。
トリプレニルフェノール骨格を有する微生物代謝産物には、重要な生理活性を有するものがある。例えば、糸状菌から得られた特定のトリプレニルフェノール化合物は、血栓溶解促進作用や、血管新生抑制作用といった生体に重要な現象に対する生理活性作用を有することが知られている(特許文献1〜3)。
また、上記トリプレニルフェノール化合物とは立体構造が異なる他のトリプレニルフェノール化合物として、特許文献4には、育毛活性を有するトリプレニルフェノール化合物が開示されている。また、非特許文献1には、抗菌活性及び抗真菌活性を有するトリプレニルフェノール化合物が開示されている。
糸状菌を用いた培養によって得られるトリプレニルフェノール化合物は、プラスミノーゲン(Plg)のコンフォメーション変化を導き、この結果、プラスミノーゲンアクチベーター(PA)による活性化の感受性とプラスミノーゲンのフィブリン結合能を増加させ、その結果血栓溶解を促進することが示唆されている(非特許文献2)。アミノ酸としてオルニチンを添加したときに得られるトリプレニルフェノール骨格を2つ有する化合物(以下、オルニプラビンという)は、特にこのような血栓溶解促進作用が顕著に強いことが知られている(特許文献2)。
このように、トリプレニルフェノール骨格を有する化合物は、その立体構造や置換基によって多様な活性を発揮するため、その利用価値が高い。
これら多様な活性型のトリプレニルフェノール化合物は、複雑な構造を有しているためより効率よく得ることが要請されている。このような製造方法としては、微生物を培養することによって製造する方法が開発されている(特許文献1〜3)。
その一方で非特許文献3及び特許文献5には、クロマンラクタム中のラクタム窒素原子に結合する側鎖を有しないトリプレニルフェノール化合物類縁体を開示している。この類縁体は、血栓溶解促進作用を示さず、抗菌活性を有するものであり、クロマンラクタム窒素原子に側鎖を有する化合物を合成する際に中間体として利用可能であると示されている。
特開2002−65288号公報 特開2004−224737号公報 特開2004−224738号公報 国際公開98/56940号パンフレット 国際公開2007/111203号パンフレット J. Org. Chem., (1992), Vol.57, pp.6700-6703 FEBS Letter, (1997) Vol.418, pp.58-62 J. Antibiot., (2007) 60(7), pp.463-468
一般に、血栓溶解剤や凝固阻害剤の副作用は出血傾向をもたらすことである。tPAなどの血栓溶解剤に関しては、フィブリン親和性を高めることでこの解決が図られている。一方、上述のトリプレニルフェノール化合物はプラスミノーゲンの活性化を促進する作用と、プラスミノーゲンのフィブリンへの結合の両者を促進する活性を併せもつ。しかしながら、従来のトリプレニルフェノール化合物は相対的活性の比較において、プラスミノーゲンのフィブリンへの結合を促進する活性に対して、プラスミノーゲンの活性化を促進する活性に優れるものであった。血栓溶解を適切に発揮させるには、この相対的活性の比較において、プラスミノーゲンのフィブリンへの結合を促進する活性を高めて、局所的に血栓溶解を生じさせることが必要であった。
従って、本発明の目的は、相対的活性の比較において、プラスミノーゲンの活性化を促進する活性に対してプラスミノーゲンのフィブリンへの結合を促進する活性に優れた新規なトリプレニルフェノール化合物を提供すること、及びこれを含む血栓溶解促進剤を提供することである。
本発明のトリプレニルフェノール化合物は、下記式(I)(式中、Xは−CHY−C(CHZであり、Y及びZは、それぞれ−H又は−OHであるか、一緒になって単結合を形成し、Lはカルボキシル基を有する炭素数1〜4のアルキレン基である連結基を表し、Lは−NH−C(=S)−NH−で示される連結基を表し、Rは下記の式(II)で示される多複素環基を表す。)で表されるトリプレニルフェノール化合物。
上記式中Lの炭素数が4であることが好ましい。
本発明のトリプレニルフェノール化合物は、好ましくは、下記式(I−A)又は(I−B)で表されるものである。
本発明の血栓溶解剤は、上記トリプレニルフェノール化合物を有効成分として含むものである。
本発明によれば、相対的活性の比較において、プラスミノーゲンの活性化を促進する活性に対してプラスミノーゲンのフィブリンへの結合を促進する作用を高めた新規なトリプレニルフェノール化合物、及びこれを含む血栓溶解促進剤を提供することができる。
本発明のトリプレニルフェノール化合物は、上記式(I)(式中、Xは−CHY−C(CHZであり、Y及びZは、それぞれ−H又は−OHであるか、一緒になって単結合を形成し、Lはカルボキシル基を有する炭素数1〜4のアルキレン基である連結基を表し、Lは−NH−C(=S)−NH−で示される連結基を表し、Rは上記式(II)で示される多複素環基を表す。)で表されるトリプレニルフェノール化合物である。
本発明のトリプレニルフェノール化合物は、従来のトリプレニルフェノール化合物と異なり、相対的活性の比較において、プラスミノーゲンの活性化を促進する活性に対してプラスミノーゲンのフィブリンへの結合を促進する作用が強く、その結果、組織に沈着したフィブリン上にプラスミノーゲンが濃縮され、局所的に効果を発揮することができる。
また、本発明のトリプレニルフェノール化合物では、Rで表される多複素環基を有するので、この多環複素環に基づく蛍光発光が可能であり、この結果、トリプレニルフェノール化合物全体を蛍光色素として作用の解析や薬剤の吸収、動態、代謝の研究に利用することができる。
一般式(I)中、Y及びZは、得られるトリプレニルフェノール化合物の活性の観点から、一緒になって単結合を表すものであることが好ましい。
また一般式(I)中、Lで表される連結基におけるアルキレン基の炭素数は、トリプレニルフェノール化合物の活性の観点から、2以上であることが好ましく、4であることがより好ましい。またL中のカルボキシル基は、少なくとも1つ存在していればよく、2つ以上が存在していてもよく、またアルキレン基のどの部位に存在していてもよいが、トリプレニルフェノール化合物の活性の観点から、カルボキシル基を1つ有するものであることが好ましく、トリプレニルフェノール骨格のクロマンラクタム窒素原子から遠い部位にあることが更に好ましい。
一般式(I)中、Lで表される連結基は、トリプレニルフェノール化合物の活性の観点から、−NH−C(=S)−NH−である。
本発明のトリプレニルフェノール化合物においてクロマンラクタム窒素原子に連結する好ましい側鎖の具体例としては、以下のものを挙げることができる。
本発明のトリプレニルフェノール化合物としては、活性の観点から以下に示す、式(I−A)又は(I−B)で表される化合物であることが特に好ましい。本発明において下記式(I−A)の化合物をSMTP−48、式(I−B)の化合物をSMTP−49と称する場合がある。
本発明のトリプレニルフェノール化合物は、化学合成による化学的製造方法と生物を利用した生物学的製造方法のいずれによっても得ることができる。
化学合成で本発明のトリプレニルフェノール化合物を製造する場合には、製造効率の観点から、トリプレニルフェノール骨格におけるクロマンラクタム窒素原子に側鎖を有しない中間体を利用することが好ましい。このような中間体としては、例えばWO2007/111203号に開示されているものを挙げることができる。
生物学的製造方法により本発明のトリプレニルフェノール化合物を製造するには、生物として糸状菌を利用することができ、製造効率の観点から好ましくは、スタキボトリス属の糸状菌であり、スタキボトリス・ミクロスポラ(Stachybotrys microspora)であることが更に好ましく、より好ましくはスタキボトリス・ミクロスポラ(S. microspora)IFO30018株が挙げられる。
生物学的製造方法では、上記糸状菌に特定の窒素化合物を添加した培地で培養することを含む方法であることが、製造効率の観点からより、容易に得ることができる。このような製造方法としては前述のWO2007/111203号に開示されているものを挙げることができる。
この製造方法を簡単に説明すれば、後述する特定の添加アミン化合物を含む培養液中で糸状菌を培養する培養工程と、培養工程後の培養物から、上記トリプレニルフェノール化合物を分離する分離工程とを含むものである。
この添加アミン化合物は、糸状菌の培養工程中に存在していればよく、培養初期から存在させてもいが、生産効率の観点から、培養中期に添加されることが好ましい。
培養中期に添加アミン化合物を添加する場合には、前記糸状菌の培養工程が、アミン化合物の含有量が0.5質量%以下の制限培地による第1の培養工程と添加アミン化合物を含有している生産用培地による第2の培養工程と、を含むことが好ましい。
第1の培養工程で使用する培地として、アミン化合物の含有量が0.5質量%に制限された制限培地を用いた場合、第2の培養工程に移る培養中期以降に、従来よりも大量の中間体化合物を得ることができる。またこのように中間体化合物を大量に生成してから、アミノ安息香酸又はそれら誘導体を含む生産用培地による第2の培養工程を実行することにより、効率よく且つ選択性よく目的とするトリプレニルフェノール化合物を得ることができる。なお、本明細書において「アミン化合物」とは、特に断らないかぎり、添加アミン化合物も包含する。
制限培地中に含有可能なアミン化合物は、制限培地での糸状菌成育のための窒素源、成育促進因子、あるいはトリプレニルフェノール化合物前駆体の生産促進因子として作用する。添加の形態としては、酵母エキス、ブイヨン、ペプトン、トリプトン、ソイビーンミール、ファーマメディア、コーンスティープリカー、魚肉エキス等の天然の混合物として、あるいは精製化合物として利用することができる。天然の混合物は多種のアミン化合物を含有するため、制限培地ではその量を制限することが好ましい。
この場合、アミン化合物は、制限培地の全容量に対して0.5質量%以下、菌の生育、生産量及び生産の選択性の観点から好ましくは、0.01〜0.5質量%、更に好ましくは0.1質量%〜0.3質量%とすることができる。0.5質量%を超える場合には、目的とする化合物以外のものが同時に生成されて選択性に劣り、生産効率も下がる場合があり、好ましくない。一方、0.01質量%未満では、糸状菌の活性に劣る場合があり好ましくない。また、精製化合物をアミン化合物として添加する場合は、生産に用いる糸状菌の成育とトリプレニルフェノール化合物前駆体の生産が良好に起こる範囲の量と種類が用いられる。
培養中期以降の第2の培養工程では、添加アミン化合物を含有している生産用培地が用いられる。ここで「培養中期」とは、第1の培養工程を確実に継続させるための培養開始からの所定期間、好ましくは培養開始後2日目以降、更に好ましくは4日目以降とすることができる。この期間が短すぎる、例えば培養開始直後に生産用培地による培養を開始すると、目的とするトリプレニルフェノール化合物を得るために必要な中間体化合物の量が不充分となることがあり、効率よくトリプレニルフェノール化合物を生成することができない場合がある。
第2の培養工程で用いられる生産用培地は、目的のトリプレニルフェノール化合物を得るための添加アミン化合物を含有する以外は、制限培地と同一の組成で構成することができる。このため、第2の培養工程における培養は、第1の培養工程で使用した制限培地に、添加アミン化合物を添加することによって実施してもよく、改めて調製した添加アミン化合物含有培地をそのまま添加してもよい。
目的のトリプレニルフェノール化合物を得るための添加アミン化合物としては、Nδ−FITC(fluorescein−5−isothiocyanate)−L−ornithine、Nα−FITC−L−ornithine等を挙げることができる。このNδ−FITC−L−ornithine等を生産用培地に添加することにより、糸状菌がクロマンラクタム窒素原子の側鎖として取込み、本発明のトリプレニルフェノール化合物が生成される。
第2の培養工程での生産用培地に含有可能な添加アミン化合物は、目的とするトリプレニルフェノール化合物を得るために必要な量で培地中に存在していればよく、培地の全容量の5質量%以下、生産量の観点から好ましくは0.01質量%〜1質量%、更に好ましくは0.1質量%〜0.5質量%で用いられる。
制限培地及び生産用培地には、上記成分に加えて、微生物による化合物の生成を促進するためなどを目的として、上記微生物の培養に通常用いられている合成培地の添加成分を含む。本制限培地に添加可能な添加成分としては、例えばグルコース、シュークロース、デキストリン、動物油、植物油などの栄養源、ビタミン類、例えば塩素、硝酸、硫酸、リン酸、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、コバルト、及びその他のイオンを生成しうる無機塩類を挙げることができる。
無機塩類のうち、特に金属イオンを生成しうる無機塩類、生成物の生産量の増大や生産効率の観点から、好ましく制限培地に添加することができる。このような金属イオンとしては、マグネシウムイオン、コバルトイオン、鉄イオン、カルシウムイオン、カリウムイオン、ナトリウムイオン等を挙げることができる。
これらの金属イオンの添加量は、生成物の生産量や菌の生育の観点からそれぞれ培地の全容量に対して、マグネシウムイオンの場合には硫酸マグネシウム7水和物として0.001質量%〜0.5質量%(より好ましくは0.01質量%〜0.1質量%)、コバルトイオンの場合には塩化コバルト6水和物として0.00001質量%〜0.01質量%(より好ましくは0.0001質量%〜0.005質量%)、鉄イオンの場合には硫酸鉄(II)7水和物として0.0001質量%〜0.1質量%(より好ましくは0.0005質量%〜0.05質量%)、カルシウムイオンの場合には塩化カルシウム2水和物として0.00001質量%〜0.1質量%(より好ましくは0.0001質量%〜0.05質量%)、カリウムイオンの場合にはリン酸二カリウムあるいは硝酸カリウムとして0.002質量%〜2質量%(より好ましくは0.05質量%〜0.5質量%)、ナトウムイオンの場合にはリン酸二ナトウムあるいは硝酸ナトウムとして0.002質量%〜2質量%(より好ましくは0.05質量%〜0.5質量%)、とすることができる。
上記無機塩類及び金属イオンは、これらを単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
制限培地による第1の培養工程は、効率よく目的とするトリプレニルフェノール化合物を得るために充分な量の中間体化合物が得られる培養中期まで継続する。トリプレニルフェノール化合物の効率的な製造の観点から、生産用培地による第2の培養工程は、好ましくは糸状菌の培養開始後2日以降、更に好ましくは培養開始後4日から実施される。
第2の培養工程は、生成されたトリプレニルフェノール化合物の量が最大のときに培養を停止することによって終了する。第2の培養工程の期間は、微生物の状態及び培養系の大きさによって異なるが、一般に1日〜5日、生産量の観点から好ましくは1〜3日間である。
本製造方法における第1及び第2の培養工程は、通常、上記培地を用いて静置培養または振盪培養による。振盪培養を適用する場合には、真菌の培養で通常適用される速度で行えばよく、例えば高崎科学社製、TB−25S(振幅70mm)のロータリーシェイカーであれば、500ml容のフラスコ中100mlの培地量とした場合に30rpm〜240rpm、好ましくは160rpm〜200rpmとすることができる。
また第1及び第2の培養工程における培養温度は、種々の温度における真菌の生育条件に応じて適宜設定することができるが、一般に4〜50℃、好ましくは15〜37℃、より好ましくは20〜30℃、最も好ましくは室温(25℃)である。この範囲外では、効率よくトリプレニルフェノール化合物を生成することができない。またそれぞれ用いられる培地のpHは、一般に3〜9、好ましくは5〜6とすることができる。
なお、第1及び第2の培養工程よりも前に、微生物による生成能を安定化させるために、予備培養工程を設けてもよい。予備培養工程で用いられる培地は、微生物を維持するために用いられる通常の生育培地であってもよい。
得られたトリプレニルフェノール化合物は、培養物から回収・精製することによって得ることができる。回収・精製方法としては、培地中に放出されたトリプレニルフェノール化合物を回収・精製できる手段であればいずれであってもよく、液体クロマトグラフィー、溶媒抽出、結晶化等を挙げることができる。生成物の回収・精製は、回収効率の観点から2段階以上の多段階で行うことが好ましい。
これらの回収・精製方法においては、トリプレニルフェノール化合物が脂溶性であることを利用して、溶媒等を選択することが好ましい。
トリプレニルフェノール化合物を培養物から回収・精製する際には、予め培養物から菌体を除去することが好ましい。その際には、培養物にメタノールなどの溶媒を加えて菌体内のトリプレニルフェノール化合物を抽出し、その後の菌体の除去には、濾過等を用いればよい。
<血栓溶解促進剤>
本発明の血栓溶解促進剤は、上記トリプレニルフェノール化合物を有効成分として含むことを特徴とするものである。ここで上記トリプレニルフェノール化合物は、上述したものを単独で又は組み合わせて用いてもよい。
上記トリプレニルフェノール化合物は、本血栓溶解剤中では、遊離形態、薬学的に許容可能な塩又はエステルなど、医薬として通常適用可能な形態で本血栓溶解剤に含有されることができる。
また本血栓溶解剤は、各種投与形態に応じて適宜剤型を変更することができる。経口投与形態としては、錠剤、カプセル剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、液剤又はシロップ剤等を挙げることができ、非経口投与形態としては、注射剤、点滴剤、座剤、吸入剤、貼付剤等を挙げることができる。
これらの形態を維持するために、これらの用途に使用可能な周知の溶媒、賦形剤等の添加剤を含むことができる。
本発明の血栓溶解剤は、年齢、体重、症状に応じて適切な投与量で投与することができ、例えば静脈内投与の場合には、成人1日あたり有効成分量として、1から25mg/kgの投与、経口投与の場合には、成人1日あたり有効成分量として、2から200mg/kgの投与が好ましく、投与期間は、年齢、症状に応じて任意に定めることができる。
また本発明の上記トリプレニルフェノール化合物は、側鎖として上記式(II)で示される多環複素環を有する。この多環複素環は、フルオレセイン誘導体の残基であり、この多環複素環に基づく蛍光を発光することができる。これにより、本トリプレニルフェノール化合物をプラスミノーゲンに対する標識化合物として使用し、プラスミノーゲンの局在及び挙動を光学的に検出することができる。また薬剤の吸収、動態、代謝の研究用試薬としても使用することができる。
このような標識化合物として使用する場合には、当業者であれば使用濃度や使用形態を適宜選択することができるが、一般に、本発明のトリプレニルフェノール化合物を0.01μM〜1mMの使用濃度とすることができる。
以下に本発明の実施例について説明するが、これに限定されるものではない。また実施例中の%は、特に断らない限り、質量/容量基準である。
[実施例1]
化合物SMTP−48の合成
添加するアミンは以下の方法により合成した。Nδ−FITC−L−ornithine及びNα−FITC−L−ornithineは、FITCの10当量にあたるL−ornithineを0.4M ホウ酸カリウム緩衝液(pH11)4mlに溶解し、そこに同緩衝液に溶解した50mg/ml FITCを12ml滴下することで作製した。30分攪拌し、十分反応させた。反応産物は逆相HPLCを用いて次の条件で精製した。カラム;Inertsil PREP−ODS(直径30×250mm)(ジーエルサイエンス株式会社,東京,日本)、温度;40℃、流速;25ml/min、検出波長;260nm、展開溶媒;0.1%(v/v)ギ酸とメタノールで行い、メタノール濃度を40分で0−60%までlinear gradient、保持時間27.7分と31.7分のピークを分取した。保持時間27.7分の画分を濃縮乾固後、490mgのNα−FITC−L−ornithineを得た。また、保持時間31.7分の画分をピークを濃縮乾固後120mgのNδ−FITC−L−ornithineを得た。
Stachybotrys microspora IFO30018株(財団法人発酵研究所)の胞子を種培養用培地100mlの入った500ml容三角フラスコに接種し、ロータリーシェイカーを用いて180rpm,25℃で4日間にわたり種培養を行った。種培養用培地は、グルコース(4%)、大豆ミール(0.5%)、乾燥ブイヨン(0.3%)、粉末酵母エキス(0.3%)を水に溶かし、HClを用いてpH5.8に調製し、消泡剤CB442(0.01%)(0.1g/mlアセトン溶液を1ml/L添加)(日本油脂化学,日本)を加え、培養器に100mlずつ分注後、オートクレーブ(121℃,15min)を行ったものを使用した。
この培養液5mlを、本培養培地100mlの入った500m1容三角フラスコに接種し、ロータリーシェイカーを用いて180rpm,25℃で5日間にわたり本培養を行った。
本培養用培地(制限培地)は、スクロース(5%),粉末酵母エキス(0.1%),NaNO(0.3%)、KHPO(0.1%)、MgSO・7HO(0.05%)、KC1(0.05%)、CoCl・6HO(0.00025%)、FeSO・7HO(0.0015%)、CaCl・2HO(0.00065%)を水に溶かし、HClを用いてpH5.8に調製し、消泡剤CB442(0.01%)(0.1g/mlアセトン溶液を1ml/L添加)(日本油脂化学,日本)を加え培養器に100mlずつ分注後、オートクレーブ(121℃,15min)を行ったものを使用した。
接種した日を培養0日目とし、培養4日目(96時間後)に100mgのNδ−FITC−L−ornithineを1mlのDMSO(dimethylsulfoxide)に溶解させ培地に添加して生産用培地とし、培養を継続した。それから約24時間後にメタノールを200ml添加して、培養を終了した。その後、ロータリーシェイカーを用いて180rpm,25℃で約3時間にわたり振盪して抽出を行った。
得られた培養抽出液300mlから、ブフナーロートを用いて菌体を除去し、培養上清を得た。水流ポンプによる減圧下、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮を行った。得られた培養抽出液300mlから、ブフナーロートを用いて菌体を除去し、培養上清を得た。水流ポンプによる減圧下、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮を行った。これにMeOHを加え、溶解した画分をLichrolut(登録商標)RP−18(100mg)(MERCK KGaA、Darmstadt,Germany)にて前処理を行った。逆相HPLCはカラム;Inertsil PREP-ODS(直径30×250mm)(ジーエルサイエンス株式会社,東京,日本)、温度;40℃、流速;25ml/min、検出波長;260nm、展開溶媒;0.1%(vol/vol)ギ酸を含む75%メタノールで行い、保持時間12.4分のピークを分取した。ロータリーエバポレーターを用いてメタノールを留去した後、凍結乾燥した。乾燥物にn−ヘキサンを加えて撹拌後遠心し、不溶物を回収した。この操作を3回行い、不溶物をメタノールで溶解後ろ過し、これを濃縮、乾固して化合物SMTP−48の精製物15.4mgを得た。
化合物SMTP−48の特性を以下のようにして確認した。
MALDI−TOF−MSは、Voyager-DE STR(Applied Biosystem社)を用い、positive ion modeでα−シアノ−4−ヒドロキシケイヒ酸をマトリックスとして測定した。
UVは、メタノール中で320 spectrophotometer(Hitachi)を用いて測定した。
FT−IRは、JIR−WINSPEC50(JEOL)を用いた。アセトンに溶解した試料を岩塩に塗布して測定した。NMRは、Alpha600(JEOL)を用い、H 600MHz,13C 150MHzで測定した。サンプルは約10mg/mlのacetone−d溶液とした。
化合物SMTP−48の物理化学的性質を以下に示す。
Molecular formula C495111
MALDI-TOF-MS (m/z)
Found (M + H)+: 890.332
Calculated: 890.3323 for C495211
UV λmax nm (ε) 217 (101,560), 252 (sh) (36,640), 275 (sh) (28,103), 309 (sh) (6,759)
IR νmax(NaCl) cm−1 3304, 2976, 2926, 2868, 1705, 1662, 1608, 1543, 1460, 1362, 1252, 1211, 1176, 1113, 1076, 999, 908, 850, 775, 680, 534
[実施例2]
化合物SMTP−49の合成
添加するアミンは実施例1と同様に合成、精製した。
実施例1と同様に前培養を行った。
本培養4日目に添加した有機アミン化合物を、Nα−FITC−L−ornithineとした以外は、実施例1と同様に本培養を行った。
得られた培養抽出液300mlから、ブフナーロートを用いて菌体を除去し、培養上清を得た。水流ポンプによる減圧下、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮を行った得られた培養抽出液300mlから、ブフナーロートを用いて菌体を除去し、培養上清を得た。水流ポンプによる減圧下、ロータリーエバポレーターを用いて濃縮を行った。これにMeOHを加え、溶解した画分をLichrolut RP−18(100mg)にて前処理を行った。逆相HPLCはカラム;Inertsil PREP-ODS(直径30×250mm)、温度40℃、流速;25ml/min、検出波長:260nm、展開溶媒;0.1%(vol/vol)ギ酸を含む65%メタノールで行い、保持時間9.4分のピークを分取した。ロータリーエバポレーターを用いてメタノールを留去した後、凍結乾燥した。乾燥物にn−ヘキサンを加えて撹拌後遠心し、不溶物を回収した。この操作を3回行い、不溶物をメタノールで溶解後ろ過し、これを濃縮、乾固して化合物SMTP−49の精製物19.6mgを得た。
化合物SMTP−49の特性を以下のようにして確認した。
MALDI−TOF−MS、UV、及びFT−IRは、実施例1と同様に測定した。NMRは、Alpha600(JEOL)を用い、H 600MHz,13C 150MHzで測定した。サンプルは約10mg/mlのacetone−d溶液とした。
化合物SMTP−49の物理化学的性質を以下に示す。
Molecular formula C495111
MALDI-TOF-MS (m/z)
Found (M + H)+: 890.3320
Calculated: 890.3323 for C495211
UV λmax nm (ε) 216 (111,165), 253 (sh) (36,462), 275 (sh) (28,103), 309 (sh) (6,759)
IR νmax(NaCl) cm−1 3288, 2970, 2926, 2862, 1705, 1612, 1458, 1367, 1333, 1244, 1180, 1113, 1076, 997, 904, 852, 773, 683, 540
[実施例3]
実施例1及び実施例2で得られたトリプレニルフェノール化合物SMTP−48及びSMTP−49について、プラスミノーゲンのフィブリンに対する結合活性を以下のように行って性能を評価した。
なお、比較例としては、下記のSMTP−19(WO2007/11203号参照)を用いた。
ヨウ素ラベルプラスミノーゲン(125I−プラスミノーゲン)は次のように調製した。iodegenをコートしたポリプロピレンチューブに10μlの50mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)、1.5μlのNa125I(100mCi/ml)および50μlの−プラスミノーゲン(46.74μM)を加え、10分間氷上で反応させた。その後、0.5Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)を50μl加え、室温にて15分間静置して反応を停止した。未反応のNa125Iは、Sephadex G−25を用いて除いた。1ml容プラスチックシリンジに0.9ml Sephadex G−25を充填(平衡化緩衝液はPBS/0.01%Triton X−100 )し、1600gで4分間遠心し、125I−プラスミノーゲンを回収した。比放射活性は約250cpm/ngであった。
プラスミノーゲンのフィブリンに対する結合は次のように評価した。PBS(20mM リン酸ナトリウム、150mM NaCl、pH7.4)に溶解したフィブリノーゲンを2μg/wellとなるように96穴平底マイクロプレートに加え、37℃下で3日間以上乾燥した。0.68U/ml トロンビンのPBS溶液を75μl加え、37℃下で3時間〜24時間反応させフィブリンプレートとした。100μlPBS/T(PBS/0.01% Tween80)で2回、200μl PBSで1回洗浄し、5mg/ml ゼラチンを含むPBSを200μl加え、37℃、1時間静置した。50μlの反応系に100nM プラスミノーゲン(プラスミノーゲン中の125I−プラスミノーゲンの割合は50%)とサンプルを加え、37℃、1時間インキュベートした。200μl PBSで2回、100μl PBSで1回洗浄した。0.2M NaOH、2%(w/v)ドデシル硫酸ナトリウム溶液50μlを加え37℃、15分間処理し、上清40μlの放射活性をγ−カウンターにより測定し、定量した。フィブリンとプラスミノーゲンの特異的結合は200mM 6−アミノヘキサン酸存在下での測定値を減算することで算出した。
「2倍促進活性」は、SMTP化合物を含まない反応液(対照)を用いたときのフィブリンとプラスミノーゲンとの特異的結合の値を1とした場合にSMTP化合物によるフィブリンとプラスミノーゲンとの特異的結合が2倍となる濃度を表す。また、「10倍促進活性」は、SMTP化合物によるフィブリンとプラスミノーゲンとの特異的結合が10倍となる濃度を表す。
結果を表3に示す。
表3に示されるように、SMTP−48及びSMTP−49、これらの化合物のいずれも、プラスミノーゲンのフィブリンへの結合を促進する作用は、SMTP−19と比較して強く、生体内でフィブリンへのプラスミノーゲンの結合を促進することにより、局所的な反応を導くことが示唆された。
[実施例4]
実施例1及び実施例2で得られたトリプレニルフェノール化合物SMTP−48及びSMTP−49について、ウロキナーゼ触媒によるプラスミノーゲン活性化を促進する活性として、血栓溶解活性を、プラスミンへのプラスミノーゲンの変換率に基づいて以下のように評価した。
なお、比較例としてはSMTP−19(WO2007/11203号参照)を用いた。
反応系15μlにプラスミノーゲン1.5μM、u−PA100 Unit/ml、aprotinin 100 Unit/mlとサンプルを加え、37℃、10分間反応した。サンプルバッファー(0.25M Tris−HCl pH6.8、8%(w/v)SDS、40% (w/v)sucrose、0.04%(w/v)bromophenol blue、20%(v/v)2−mercaptoethanol)を5ml加え反応を停止し、95℃下で2分間ボイルしたものをサンプルとし、SDS−PAGEを行った。サンプル15μlを10%gelにアプライし、25mA/gelにて泳動した。Coomassie Brilliant Blue R−250により染色し、プラスミンのA鎖、B鎖及びプラスミノーゲンをScion Image(Scion corporation)を用いて評価した。
結果を表4に示す。ここで、変換率は以下のように計算されている。
変換率=(A鎖+B鎖)/(A鎖+B鎖+プラスミノーゲン)。
表4に示すように、SMTP−48及びSMTP−49には、プラスミノーゲン活性化促進活性が認められた。この活性はSMTP−19と同等か若干弱いものの血栓溶解剤として利用可能であることも示唆された。
このように、本実施例の化合物は、相対的活性の比較において、プラスミノーゲンの活性化を促進する活性に対してプラスミノーゲンのフィブリンへの結合を促進する活性に優れるため、生体内でフィブリンへのプラスミノーゲンの結合を上昇させ、その部位でプラスミノーゲンの活性化を促進することにより、局所的に血栓溶解を生じさせる効果的な血栓溶解剤として利用可能なことは明らかである。

Claims (4)

  1. 下記式(I)(式中、Xは−CHY−C(CHZであり、Y及びZは、それぞれ−H又は−OHであるか、一緒になって単結合を形成し、Lはカルボキシル基を有する炭素数1〜4のアルキレン基である連結基を表し、Lは−NH−C(=S)−NH−で示される連結基を表し、Rは下記の式(II)で示される多複素環基を表す。)で表されるトリプレニルフェノール化合物。

  2. 前記式中Lの炭素数が4である請求項1記載のトリプレニルフェノール化合物。
  3. 下記式(I−A)又は(I−B)で表されるトリプレニルフェノール化合物である請求項1記載のトリプレニルフェノール化合物。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載のトリプレニルフェノール化合物を有効成分として含む血栓溶解促進剤。
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