JP5218646B2 - 可変容量モジュールおよび整合回路モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、所定幅の容量値を実現する可変容量モジュールと該可変容量モジュールを備えた整合回路モジュールに関するものである。
従来、高周波送受信モジュールとして、それぞれに異なる周波数帯域を利用した複数の通信信号を一つのアンテナで送受信する高周波モジュールが各種存在する。このような高周波モジュールでは、例えばアンテナと送受信回路との間で整合を行わなければ、低損失で通信信号を送受信することができない。ここで、送受信環境が安定していれば、理論的には、整合に利用する容量値は固定となるが、例えば、携帯電話のような容易に移動可能であったり、容易に姿勢が変化するものであったりすると、固定キャパシタンスでは、十分な整合を行うことができない。このため、例えば特許文献1に記載のRFMEMS素子では、容量素子としてMEMS(Micro Electro Mechanical System)素子を用い、互いに電極面同士が対向する接地電極と可動電極とを形成し、接地電極と可動電極との間に微小間隔を適宜設定することで、整合に必要とする所望の可変容量値を実現している。
特開2003−258502号公報
しかしながら、上述のように、現在の高周波モジュールでは、複数の通信信号を一つのアンテナで送受信するため、それぞれの通信信号に対して容量値を可変にしなければならない。このため、必要となる可変容量範囲も変化し、高周波モジュールとして必要となる容量範囲が大きくなる。この際、MEMS素子を複数形成して並列接続する構成が一般的であるが、このように複数のMEMS素子を同一基板上に形成することで基板サイズが大きくなる。そして、上述の特許文献1に示すようにMEMS素子は半導体製造プロセスで形成するので、このように基板サイズが大きくなることで、大きなコストアップにつながってしまう。また、複数のMEMS素子を一つの基板上に形成した場合、寄与成分が生じ、広い周波数帯域で容量を可変にすることが難しいという問題が生じる。
したがって、本発明の目的は、必要となる様々な可変容量範囲を、確実且つ安価に実現できる可変容量モジュールを実現することにある。さらには、当該可変容量モジュールを用いることで、必要となる様々なインピーダンス整合範囲で確実に整合できる整合回路モジュールを安価に実現することにある。
この発明の可変容量モジュールは、可変容量素子と第1固定容量素子と第2固定容量素子とからなる。可変容量素子は、所定の可変容量幅を有する。第1固定容量素子は、可変容量素子に直列接続され、可変容量素子が実装される積層基板の内層平板電極により形成される。第2固定容量素子は、可変容量素子と第1固定容量素子との直列回路に並列接続され、可変容量素子が実装される積層基板の内層平板電極により形成される。
より具体的には、特に、この発明の可変容量モジュールは、可変容量素子がMEMS素子で形成されている。
この構成では、可変容量素子と第1固定容量素子と第2固定容量素子とで可変容量回路が形成される。ここで、可変容量素子のキャパシタンスをCv、第1固定容量素子のキャパシタンスをC1、第2固定容量素子のキャパシタンスをC2とすると、可変容量回路すなわち可変容量モジュールとしての合成キャパシタンスCmは、次式となる。
Figure 0005218646
したがって、可変容量モジュールの合成キャパシタンスCmは、第1固定容量素子および第2固定容量素子の組み合わせによって、単に可変容量素子のキャパシタンスCvのみを用いた場合よりも多様となる。そして、可変容量素子のみがMEMS素子であり、第1固定容量素子および第2固定容量素子は、MEMS素子を用いない一般的なチップ部品や積層基板に形成した内層平板電極により実現されるので、全体を複数のMEMS素子で形成するよりも安価となり、寄生容量も発生しない。
また、この発明の可変容量モジュールの第1固定容量素子と第2固定容量素子とは、第1固定容量素子と第2固定容量素子との双方に共通な内層平板電極を用いて形成されている。
この構成では、第1固定容量素子および第2固定容量素子のそれぞれを個別に形成するよりも、これらの素子同士が接続する接続端側となる内層平板電極を共通化することで、小型化が可能になる。また、第1固定容量素子と第2固定容量素子との間の接続電極パターンが無いので、当該接続電極パターンが積層基板内の他の電極と高周波的に不要に結合する等の不具合が発生せず、特性の劣化を防止できる。
また、この発明の可変容量モジュールの可変容量素子は、可変容量幅が固定されている。第2固定容量素子は、モジュールとして所望される可変容量範囲の基準となる容量値に設定されている。第1固定容量素子は、モジュールとして所望される可変容量ピッチを決定する容量値に設定されている。
この構成では、可変容量素子が一種類であっても、第1固定容量素子および第2固定容量素子のキャパシタンスを適宜設定することで、モジュールとして所望されている可変容量範囲および可変ピッチを容易に実現することができる。
また、この発明の可変容量モジュールの第1固定容量素子と第2固定容量素子とは、積層基板における可変容量素子が実装される領域の下層に形成されている。
この構成では、可変容量モジュールを構成する各素子が積層基板の積層方向に並び、当該積層基板を平面視した状態で集中して配置されるので、小型化が可能になる。また、これら可変容量モジュールを構成する各素子を接続する接続電極パターンを短かくできるため、特性の劣化を防止できるとともに、当該接続電極パターンの形成が容易になる。これにより、上述のような多様な可変容量範囲を実現できる特性に優れた小型の可変容量モジュールを実現することができる。
また、この発明の整合回路モジュールは、上述の可変容量モジュールを備えるとともに、積層基板に形成もしくは実装されたインダクタを備える。そして、可変容量モジュールとインダクタとを積層基板に形成された電極パターンにより接続することでLC回路網を構成する。
この構成では、上述のような可変容量モジュールが形成される積層基板にインダクタを形成し、可変容量モジュールとインダクタとを所定回路パターンに接続するだけで、整合回路モジュールを形成することができる。この際、可変容量モジュールは、上述のように多様な可変容量範囲を実現できるものであるので、整合回路モジュールのインピーダンス整合範囲も多様に設定することができる。これにより、多様なインピーダンス整合範囲が設定可能な小型の整合回路モジュールを実現できる。
また、この発明の整合回路モジュールは、積層基板に形成されたスタブ用電極により形成されたLC回路網に接続するオープンスタブを備える。
この構成では、LC回路網にさらにオープンスタブが接続されることで、LC回路網で整合可能なインピーダンス整合範囲をオープンスタブにより異なるインピーダンス整合範囲に大きく変化させることができる。この際、オープンスタブの線路長を調整する等で、シフト量を設定できるので、さらに多様なインピーダンス整合範囲を設定することができる。この際、オープンスタブは、積層基板に形成されたスタブ用電極で形成されるので、整合回路モジュールが大幅に大型化しない。すなわち占有面積の大型化を抑制しながら、さらに広いインピーダンス整合範囲の中で適宜インピーダンス整合を行える整合回路モジュールを実現することができる。
また、この発明の整合回路モジュールは、オープンスタブとして、それぞれにスタブ用電極の電極長が異なる複数のオープンスタブを用いる。
この構成は、複数オープンスタブを設けることで、さらに多様なインピーダンス整合範囲が設定可能になる。
また、この発明の整合回路モジュールは、LC回路網とオープンスタブとの間にスイッチ素子を備えている。
この構成では、スイッチ素子によりオープンスタブをLC回路網から切り離せば、LC回路網単独のインピーダンス整合範囲が設定され、スイッチ素子によりオープンスタブをLC回路網に接続すれば、LC回路網単体のインピーダンス整合範囲をオープンスタブによって異なるインピーダンス整合範囲に大きく変化させることができる。これにより、スイッチ素子のオン・オフ制御によって二つのインピーダンス整合範囲が設定されるので、さらに広いインピーダンス整合範囲での整合が可能になる。
また、この発明の整合回路モジュールは、オープンスタブによって切り替えられるインピーダンス整合範囲が重ならないように、スタブ用電極の電極長が設定されている。
この構成では、上述のスイッチ素子のオン・オフ制御によるインピーダンス整合範囲が重ならないことで、スイッチ素子によるインピーダンス整合範囲の拡大を効果的に実現することができる。
また、この発明の整合回路モジュールのインダクタは積層基板に形成されたインダクタ用電極により形成され、インダクタ用電極とスタブ用電極とは、積層基板を平面視して重ならないように形成されている。
この構成では、インダクタ用電極の電極面とスタブ用電極の電極面とが対向しないので、インダクタとオープンスタブとが高周波的に殆ど結合せず、所望とするインピーダンス整合範囲を実現する回路の設計が容易になる。
また、この発明の整合回路モジュールは、スタブ用電極と第1固定容量素子および第2固定容量素子を形成する内層平板電極とは、積層基板を平面視して重ならないように形成されている。
この構成では、第1固定容量素子および第2固定容量素子を形成する内層平板電極がスタブ用電極と対向しないので、第1固定容量素子および第2固定容量素子と、オープンスタブとが高周波的に殆ど結合せず、所望とするインピーダンス整合範囲を実現する回路の設計が容易になる。
この発明によれば、必要となる様々な可変容量範囲が設定可能な可変容量モジュールを、確実且つ安価に実現することができる。さらには、このような可変容量モジュールを用いることで、必要となる様々なインピーダンス整合範囲が設定可能な整合回路モジュールを確実且つ安価で、小型に実現することができる。
本発明の実施形態に係る整合回路モジュール1の等価回路図である。 本発明の実施形態に係る整合回路モジュール1の積層図である。 可変容量素子Cvと、当該可変容量素子Cvに直列接続する直列固定容量素子Cseと、これら可変容量素子Cvと直列固定容量素子Cseとの直列回路に並列する並列固定容量素子Cshとの各種組み合わせによる可変容量回路の合成キャパシタンスCtおよびキャパシタンスの刻み幅ΔCの特性を示す図である。 オープンスタブStubの接続の有無およびオープンスタブStubの長さの変化によるインピーダンスマッチング範囲の変化を示す図である。 オープンスタブStubのバリエーションを示すブロック図である。 LC回路網のバリエーションを示す回路図である。
本発明の実施形態に係る整合回路モジュールについて、図を参照して説明する。
図1は本実施形態の整合回路モジュール1の等価回路図である。 本実施形態の整合回路モジュール1は、図1に示すように、第1入出力ポートP1、第2入出力ポートP2とを備え、第1入出力ポートP1と第2入出力ポートP2との間に、LC回路網10が挿入された回路構成からなる。LC回路網10の第1入出力ポートP1側の端部にはスイッチ素子SWの一方端が接続されており、当該スイッチSWの他方端にはオープンスタブStubが接続されている。
LC回路網10は、第1入出力ポートP1と第2入出力ポートP2との間に直列接続されたインダクタL1およびインダクタL2を有する。この際、第1入出力ポートP1側がインダクタL1であり、第2入出力ポートP2側がインダクタL2である。
インダクタL1の第1入出力ポートP1側の端部とグランドとの間には、可変容量素子Cv1が接続されている。インダクタL1とインダクタL2との接続点とグランドとの間には、可変容量素子Cv2が接続されている。
インダクタL2の第2入出力ポートP2側の端部とグランドとの間には、本発明の「可変容量モジュール」を構成する可変容量回路11が接続されている。可変容量回路11は、固定容量素子Ce1(本発明の第1固定容量素子に相当する。)および可変容量素子Cv3の直列回路に、固定容量素子Ce2(本発明の第2固定容量素子に相当する。)が並列接続されてなる。
また、インダクタL1,L2の直列回路には、可変容量回路12が並列接続されている。可変容量回路12は、固定容量素子Ce3(本発明の第1固定容量素子に相当する。)および可変容量素子Cv4の直列回路に、固定容量素子Ce4(本発明の第2固定容量素子に相当する。)が並列接続されてなる。
次に、本実施形態の整合回路モジュールの機構的構成について、図2を参照して説明する。また、図2は本実施形態の整合回路モジュール1の積層図である。図2では、最下層を第1層として最上層を第17層とし、下層側から層番号が増加する態様で記載している。また、図2の各層に記載されている○印はビアホールを示し、各絶縁層上に形成された電極パターン同士を積層方向に導通する機能を果たす。
整合回路モジュール1は、図2に示すように17層からなる積層基板からなる。積層基板1の第1層の裏面、すなわち整合回路モジュール1自体の実装面には、当該整合回路モジュール1自体を実装するためのランドが形成されている。この第1層の裏面には、第1入出力ポートP1および第2入出力ポートP2に対応するランドも形成されている。
第1層の表面には、第1入出力ポートP1および第2入出力ポートP2となるランドと積層方向から見て重ならない、略全面にグランド電極GNDが形成されている。このグランド電極GNDは、固定容量素子Ce1の対向電極を構成する一方電極Ce1bと、固定容量素子Ce2の対向電極を構成する一方電極Ce2bとを兼用している。
第2層の表面には、固定容量素子Ce1の対向電極を構成する他方電極Ce1aと、固定容量素子Ce2の対向電極を構成する他方電極Ce2aとが、所定形状の平板電極パターンで形成されている。
第3層の表面には、第1層表面と略同じ形状で、グランド電極GNDが形成されている。このグランド電極GNDは、固定容量素子Ce1の対向電極を構成する一方電極Ce1bと、固定容量素子Ce2の対向電極を構成する一方電極Ce2bとを兼用している。
このように第1層〜第3層を用いて、固定容量素子Ce1,Ce2が形成されている。
第4層、第5層には、ビアホールのみが形成されている。これにより、固定容量素子Ce1,Ce2の形成領域と、次に示すインダクタL1,L2およびオープンスタブStubの形成領域とが、積層方向において二層分、離間して配置される。
第6層〜第8層は、グランド電極に接続されたビアホールによって積層方向から見て二つの領域に区分され、第1領域A101にはインダクタL1,L2を構成するライン電極パターンが形成されている。また、第2領域A102にはオープンスタブStubを構成するライン電極パターンが形成されている。すなわち、インダクタL1,L2のライン電極パターンとオープンスタブStubのライン電極パターンとは、積層方向から見て重なり合わないように形成されている。このように、第1領域A101と第2領域A102とに分離して、オープンスタブStubとインダクタL1,L2とを配置することで、両者のアイソレーションを向上することができる。また、グランド電極に接続されたビアホールで分離することで、アイソレーション特性をさらに向上することができる。さらに、インダクタL1のライン電極パターンとインダクタL2のライン電極パターンとも、積層方向から見て重なり合わないように形成されている。
また、オープンスタブStubのライン電極パターンは、インダクタL1,L2のライン電極パターンよりも幅広く形成されている。
第9層、第10層および第11層には、ビアホールのみが形成されている。これにより、インダクタL1,L2およびオープンスタブStubの形成領域と、次に示す固定容量素子Ce3,Ce4の形成領域とが、積層方向において三層分、離間して配置される。
第12層の第1領域A101には、固定容量素子Ce4の対向電極の一方電極Ce4a
が、所定形状の平板電極パターンで形成されている。この際、固定容量素子Ce4の一方電極Ce4aは、積層方向に見て最上層である第17層におけるMEMS素子の実装領域と同じである第3領域A103内に配置されるように形成されている。
第13層の第1領域A101で且つ第3領域A103には、固定容量素子Ce4の対向電極の他方電極Ce4bが、所定形状の平板電極パターンで形成されている。この固定容量素子Ce4の他方電極Ce4bは、固定容量素子Ce3の対向電極の一方電極Ce3bを兼用する。
第14層の第1領域A101で且つ第3領域A103には、固定容量素子Ce3の対向電極の他方電極Ce3aが、所定形状の平板電極パターンで形成されている。
第15層にはビアホールのみが形成され、第16層にはビアホールと引き回し電極パターンのみが形成されている。
第17層の表面、すなわち整合回路モジュール1を構成する積層基板の上面には、スイッチ素子SWおよび、可変容量素子Cv1〜Cv4が備えられたMEMS素子CMEMSを実装するランド電極が形成されており、それぞれに対応するランド上に、スイッチ素子SWおよびMEMS素子CMEMSが実装されている。
このように、本実施形態の構成を用いることで、インダクタL1,L2、スタブStub、固定容量素子Ce1〜Ce4は積層基板に内部された電極で実現され、可変容量素子Cv1〜Cv4は積層基板上に実装された単一部品のMEMS素子により実現される。
次に、本実施形態の整合回路モジュールの特徴的機能部である可変容量回路について説明する。
可変容量回路11,12は、固定容量素子を可変容量素子に直列接続し、当該直列接続回路に固定容量素子を並列接続することで、これらの可変容量回路を単に可変容量素子Cv3や可変容量素子Cv4のみで構成するも、多様なキャパシタンスを実現することができる。
例えば、それぞれの容量素子の記号をそれぞれのキャパシタンスとすることで、可変容量回路11の合成キャパシタンスCt11は、次式から得られる。
Figure 0005218646
可変容量回路11の合成キャパシタンスは、このように設定される。したがって、固定容量素子Ce2のキャパシタンスを適宜設定することで、可変容量回路11の合成キャパシタンスの最大キャパシタンスを設定することができる。また、固定容量素子Ce1のキャパシタンスを適宜設定することで、可変容量回路11のキャパシタンス刻み幅ΔCを設定することができる。この際、可変容量素子Cv3の値および刻み幅を変更しなくても、可変容量素子Cv3のみのキャパシタンス刻み幅ΔCとは異なる刻み幅を設定することができる。
また、可変容量回路12の合成キャパシタンスCt12は、次式から得られる。
Figure 0005218646
可変容量回路12の合成キャパシタンスは、このように設定される。したがって、固定容量素子Ce4のキャパシタンスを適宜設定することで、可変容量回路12の合成キャパシタンスの最大キャパシタンスを設定することができる。また、固定容量素子Ce3のキャパシタンスを適宜設定することで、可変容量回路11のキャパシタンス刻み幅ΔCを設定することができる。この際、可変容量素子Cv4の値および刻み幅を変更しなくても、可変容量素子Cv4のみのキャパシタンス刻み幅ΔCとは異なる刻み幅を設定することができる。
例えば、図3(A)〜図3(F)は、可変容量素子Cvと、当該可変容量素子Cvに直列接続する直列固定容量素子Cseと、これら可変容量素子Cvと直列固定容量素子Cseとの直列回路に並列する並列固定容量素子Cshとの各種組み合わせによる可変容量回路の合成キャパシタンスCtおよびキャパシタンスの刻み幅ΔCの特性を示す図であり、単位は全て[pF]である。図3(A)〜図3(F)において、可変容量素子Cvは、0.5pFから5.0pFまで、0.5pF刻みでキャパシタンスが可変する特性に設定されている。
図3(A)では直列固定容量素子Cseのキャパシタンスが10pFであり、並列固定容量素子Cshが6.67pFである。このようなキャパシタンス設定を行うことで、図2(A)に示すように、可変容量回路としての合成キャパシタンスCtは7.15pF〜10.00pFの間で変化し、キャパシタンス刻み幅ΔCは、0.43pF〜0.23pFに設定することができる。これにより、単に可変容量素子Cvのみで実現できるキャパシタンスと異なるキャパシタンス範囲を設定することができる。
図3(B)では直列固定容量素子Cseのキャパシタンスが20pFであり、並列固定容量素子Cshが6pFである。このようなキャパシタンス設定を行うことで、図3(B)に示すように、可変容量回路としての合成キャパシタンスCtは6.49pF〜10.00pFの間で変化し、キャパシタンス刻み幅ΔCは、0.46pF〜0.33pFに設定することができる。これにより、図3(A)に示した設定よりもキャパシタンス刻み幅ΔCを広くし、設定可能なキャパシタンス範囲をさらに0.5pF程度広くすることができる。
また、図3(C)では直列固定容量素子Cseのキャパシタンスが40pFであり、並列固定容量素子Cshが5.45pFである。このようなキャパシタンス設定を行うことで、図3(C)に示すように、可変容量回路としての合成キャパシタンスCtは5.94pF〜9.89pFの間で変化し、キャパシタンス刻み幅ΔCは、0.48pF〜0.40pFに設定することができる。これにより、図3(B)に示した設定よりもキャパシタンス刻み幅ΔCを広くし、設定可能なキャパシタンス範囲を図3(B)よりもさらに0.5pF程度広くすることができる。
また、図3(D)では直列固定容量素子Cseのキャパシタンスが100pFであり、並列固定容量素子Cshが5.24pFである。このようなキャパシタンス設定を行うことで、図3(D)に示すように、可変容量回路としての合成キャパシタンスCtは5.74pF〜10.00pFの間で変化し、キャパシタンス刻み幅ΔCは、0.49pF〜0.46pFに設定することができる。これにより、図3(C)に示した設定と略同じキャパシタンス範囲を実現し、且つキャパシタンス刻み幅ΔCを略一定にすることができる。
また、図3(E)では直列固定容量素子Cseのキャパシタンスが40pFであり、並列固定容量素子Cshが15.56pFである。このようなキャパシタンス設定を行うことで、図3(E)に示すように、可変容量回路としての合成キャパシタンスCtは16.05pF〜20.00pFの間で変化し、キャパシタンス刻み幅ΔCは、0.48pF〜0.40pFに設定することができる。これにより、図3(C)示した設定と同じキャパシタンス刻み幅ΔCを実現し、且つ図3(C)に示したキャパシタンス範囲に重複することのない別のキャパシタンス範囲を実現することができる。
また、図3(F)では直列固定容量素子Cseのキャパシタンスが1pFであり、並列固定容量素子Cshが1.17pFである。このようなキャパシタンス設定を行うことで、図3(F)に示すように、可変容量回路としての合成キャパシタンスCtは1.50pF〜2.00pFの間で変化し、キャパシタンス刻み幅ΔCは、0.17pF〜0.02pFに設定することができる。これにより、可変容量素子Cvのみの場合および上述の図3(A)〜図3(E)に示したキャパシタンス範囲では実現できない低いキャパシタンス範囲を実現できる。さらに、可変容量素子Cvのみの場合および上述の図3(A)〜図3(E)に示すよりも短いキャパシタンス刻み幅ΔCを実現することができる。
このように、本実施形態の構成を用いることで、可変容量素子を置き換えることなく、単に可変容量素子を単独で用いるよりも、多様なキャパシタンス範囲およびキャパシタンスの刻み幅ΔCを実現できる。
ここで、このような多様なキャパシタンス範囲およびキャパシタンスの刻み幅ΔCをMEMS素子からなる可変容量素子群によって実現しようとすると、可変容量素子数が大幅に多くなる。このため、MEMS素子が大型化し、大幅にコストアップしてしまう。
しかしながら、本実施形態の構成では、上述のように、固定容量素子と可変容量素子との組み合わせによって多様なキャパシタンス範囲およびキャパシタンスの刻み幅ΔCを実現する。そして、固定容量素子が上述の図2に示すように積層基板内に形成された内層平板電極によって実現されることで、可変容量回路の固定容量素子部分が簡素な構成且つ安価に実現することができる。したがって、MEMS素子からなる可変容量素子群から可変容量回路(可変容量モジュール)を形成するよりも、小型且つ安価な可変容量回路を実現することができる。
また、この際、上述の図2の第12層から第17層に示すように、可変容量素子Cv4を内装するMEMS素子の実装領域と、固定容量素子Ce3,Ce4の形成領域とを積層方向から見て重複させることで、可変容量回路12を構成する可変容量素子Cv4と固定容量素子Ce3,Ce4との接続ラインが略積層方向のみとなり、極短い接続ラインにより可変容量回路12を実現することができる。これにより、当該接続ラインが他の回路素子や電極に結合することを大幅に抑圧できるとともに、積層方向から見た面積を小さくすることができる。この結果、所望のキャパシタンスを高精度に実現できる可変容量回路(可変容量モジュール)を、小型に形成することができる。
さらに、この可変容量回路12では、固定容量素子Ce3,Ce4の対向電極の一方が共通化されているので、これら固定容量素子Ce3,Ce4の接続ラインは必要なく、より高精度且つ小型の可変容量モジュールを実現することができる。
次に、このような特徴を有する可変容量回路(可変容量モジュール)を備えた可変整合回路モジュールの特性について説明する。
このような可変容量回路11,12のキャパシタンス、各インダクタL1,L2のインダクタンス、可変用容量素子Cv1,Cv2、および可変容量回路11,12のキャパシタンスを適宜設定と、LC回路網10は、所望のマッチング特性が得られるインピーダンスを実現することができる。この際、単なる可変容量素子Cv1〜Cv4のみを用いるのではなく、上述のような可変容量回路11,12を用いることで、より多様なインピータンスマッチング範囲を実現することができる。
ここで、LC回路網10を構成する可変容量回路11,12は、上述のように整合回路モジュール1を実現する積層基板に内装される電極および実装されるMEMS素子により実現されるので、これらを個別に形成して接続するよりも特性が良好になるとともに小型化することができる。
さらに、本実施形態の整合回路モジュール1では、LC回路網10の第1入出力ポートP1側に、スイッチ素子SWを介してオープンスタブStubが接続されていることで、オープンスタブStubによるインピーダンスマッチング範囲を大きく変化させることが可能になる。
図4は、周波数1GHzでのオープンスタブStubの接続の有無およびオープンスタブStubの長さの変化によるインピーダンスマッチング範囲の変化を示す図である。図4において、スミスチャート上×印群で表される範囲がインピーダンスマッチング可能な範囲を示す。図4(A)は、オープンスタブStubが接続されていない場合を示し、図4(B)は100mmのオープンスタブStubが接続された場合を示し、図4(C)は200mmのオープンスタブStubが接続された場合を示す。
図4に示すように、オープンスタブStubが接続されている場合と、オープンスタブStubが接続されていない場合とでは、インピーダンスマッチング可能な範囲が変化する。さらには、接続するオープンスタブStubの線路長によってもインピーダンスマッチング可能な範囲が変化する。
このようにオープンスタブStubを接続することで、LC回路網10とは異なインピーダンスマッチング範囲を実現することができる。さらに、接続するオープンスタブStubの電気長を適宜調整することで、線路長に応じた異なるインピーダンスマッチング範囲を実現することができる。これにより、より多様なインピーダンスマッチング範囲を実現できる。この際、オープンスタブStubは積層基板に内装されたライン電極により実現されるので、簡素な構造で実現することができる。オープンスタブStubを複数層に形成することで、ライン電極パターンを形成する層数を変化させるだけで電気長を調整することができるので、積層方向から見た大きさを変えることなく各種の電気長が実現可能である。これにより、多様なインピーダンスマッチング範囲を実現できる整合回路モジュールを小型に構成することができる。
また、さらに、スイッチ素子SWによりオープンスタブStubの接続および非接続を制御することで、例えば、図4に示す線路長100mmのオープンスタブStubを用いた場合であれば、図4(A)のインピーダンスマッチング範囲と図4(B)のインピーダンスマッチング範囲とをスイッチ素子SWの切替のみで実現することができる。これにより、さらに多様且つ広範囲なインピーダンスマッチング範囲を有する整合回路モジュールを実現することができる。この際、スイッチ素子SWは積層基板上に実装されているので、積層方向から見た大きさはスイッチ素子SWの有無によらない。したがって、大型化することなく、多様且つ広範囲なインピーダンスマッチング範囲を有する整合回路モジュールを実現することができる。
なお、このような切替を行う場合、オープンスタブStubの接続、非接続のそれぞれに得られるインピーダンスマッチング範囲を、重なり合わないように電気長を設定することで、より広範囲なインピーダンスマッチング範囲を実現できる。
ところで、上述のように、LC回路網10のインダクタL1,L2を構成するライン電極パターンと、オープンスタブStubを構成するライン電極パターンとが、積層方向から見て重なり合わないように、積層基板の積層方向から見た異なる領域に形成されているので、インダクタL1,L2とオープンスタブStubとが結合することを抑制できる。これにより、インダクタL1,L2およびオープンスタブStubのインダクタンスを、所望とする値に高精度で実現できる。この結果、整合回路モジュールとしても高精度なインピーダンスマッチング特性を得ることができる。
さらに、上述の第6層から第14層に示すように、オープンスタブStubと固定容量素子Ce3,Ce4とも積層方向から見て重なり合わないように、積層基板の積層方向から見た異なる領域に形成されているので、固定容量素子Ce3,Ce4とオープンスタブStubとの結合も抑制できる。これにより、さらに整合回路モジュールとして高精度なインピーダンスマッチング特性を得ることができる。
以上のように、本実施形態の構成を用いることで、多様且つ広範囲なインピーダンスマッチング範囲を実現できる整合回路モジュールを小型且つ安価に形成することができる。
なお、上述の実施形態では、オープンスタブStubの形成個数を一つにする例を示したが、図5に示すようにオープンスタブStubを複数形成するようにしても良い。図5はオープンスタブStubのバリエーションを示すブロック図である。
例えば、図5(A)に示す整合回路モジュール1’の構成であれば、LC回路網10の第1入出力ポートP1側にオープンスタブStub1がスイッチ素子SWを介して接続され、第2入出力ポートP2側にオープンスタブStub2が接続されている。これらオープンスタブStub1,Stub2の電気長は同じであっても異なっていても良く、所望とするインピーダンスマッチング範囲に応じて適宜設定すればよい。なお、オープンスタブStub1,Stub2の電気長を異ならせることで、二つのスイッチSWの制御の組み合わせにより、より広範囲なインピーダンスマッチング範囲を実現できる。
また、図5(B)に示す整合回路モジュール1”の構成であれば、LC回路網10の第1入出力ポートP1側のスイッチ素子SWによって、異なる電気長からなる二つのオープンスタブStub1,2を切り替えることで、それぞれに異なるインピーダンスマッチング範囲を実現できる。このような構成であっても、より広範囲なインピーダンスマッチング範囲を実現できる。なお、これらのようにオープンスタブStubは一つや二つである必要はなく、三つ以上であっても良い。さらには、図5(A)の構成と図5(B)の構成とを組み合わせても良い。
また、上述の実施形態の説明では、可変容量素子Cv1,Cv2を単独で用い、可変容量素子Cv3,Cv4を可変容量回路11,12(可変容量モジュール)化して用いた場合を示しているが、全ての可変容量素子を可変容量回路化するようにしてもよい。これにより、さらに多様なキャパシタンスが実現できるとともに、これに応じて多様なインピーダンスマッチング範囲を実現できる。
また、上述の説明では可変容量回路11,12の固定容量素子Ce1〜Ce4を積層基板の内層平板電極で形成する例を示したが、所望とするキャパシタンスを得るために、積層基板上に実装されるディスクリート部品によって実現しても良い。
また、上述のLC回路網10は、所望のインピーダンスマッチング範囲を実現するための一例であり、図6に示すように、インダクタと可変容量回路および可変容量素子を組み合わせて各種の回路構成を実現することができる。図6は、LC回路網のバリエーションを示す回路図である。なお、図中では、インダクタを全てLの回路記号、可変容量素子を全てCvの回路記号で表しているが、素子値は所望とする特性に応じて、それぞれに適宜設定すればよい。また、図中の可変容量素子Cvを示す回路記号は、全て上述の可変容量回路であってもよく、可変容量回路と単独の可変容量素子とを適宜組みあわせても良い。
図6の各図に示すように、インダクタと可変容量回路および可変容量素子とを適宜組み合わせることで、より多様な所望のインピーダンスマッチング範囲を設定することができる。
1,1’,1”−整合回路モジュール、10−LC回路網、11,12−可変容量回路、L1,L2−インダクタ、Cv1〜Cv4−可変容量素子、Ce1〜Ce4−固定容量素子、Stub,Stub1,Stub2−オープンスタブ、SW,SW’−スイッチ素子

Claims (10)

  1. MEMS素子により形成された所定の可変容量幅を有する可変容量素子と、
    該可変容量素子に直列接続され、該可変容量素子が実装される積層基板の内層平板電極により形成された第1固定容量素子と、
    前記可変容量素子と前記第1固定容量素子との直列回路に並列接続され、前記可変容量素子が実装される積層基板の内層平板電極により形成された第2固定容量素子と、を備え
    前記第1固定容量素子と前記第2固定容量素子とは、前記第1固定容量素子と前記第2固定容量素子との双方に共通な内層平板電極を用いて形成されている、可変容量モジュール。
  2. 請求項1に記載の可変容量モジュールであって、
    前記可変容量素子は、前記可変容量幅が固定されており、
    前記第2固定容量素子は、モジュールとして所望される可変容量範囲の基準となる容量値に設定されており、
    前記第1固定容量素子は、前記モジュールとして所望される可変容量ピッチを決定する容量値に設定されている、可変容量モジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載の可変容量モジュールであって、
    前記第1固定容量素子と前記第2固定容量素子とは、前記積層基板における前記可変容量素子が実装される領域の下層に形成されている、可変容量モジュール。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の可変容量モジュールを備えるととも
    前記積層基板に形成もしくは実装されたインダクタを備え、
    前記可変容量モジュールと前記インダクタとを前記積層基板に形成された電極パターンにより接続することでLC回路網を構成してなる、整合回路モジュール。
  5. 請求項に記載の整合回路モジュールであって、
    前記積層基板に形成されたスタブ用電極により形成された前記LC回路網に接続するオープンスタブを備えた、整合回路モジュール。
  6. 請求項に記載の整合回路モジュールであって、
    前記オープンスタブは、それぞれに前記スタブ用電極の電極長が異なる複数のオープンスタブからなる、整合回路モジュール。
  7. 請求項または請求項に記載の整合回路モジュールであって、
    前記LC回路網と前記オープンスタブとの間にスイッチ素子を備えた、整合回路モジュール。
  8. 請求項に記載の整合回路モジュールであって、
    前記オープンスタブによって切り替えられるインピーダンス整合範囲が重ならないように、前記スタブ用電極の電極長が設定されている、整合回路モジュール。
  9. 請求項乃至請求項のいずれかに記載の整合回路モジュールであって、
    前記インダクタは前記積層基板に形成されたインダクタ用電極により形成され、
    該インダクタ用電極と前記スタブ用電極とは、前記積層基板を平面視して重ならないように形成されている、整合回路モジュール。
  10. 請求項乃至請求項のいずれかに記載の整合回路モジュールであって、
    前記スタブ用電極と前記第1固定容量素子および前記第2固定容量素子を形成する前記内層平板電極とは、前記積層基板を平面視して重ならないように形成されている、整合回路モジュール。
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