JP2013229832A - インピーダンス整合回路 - Google Patents

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Kentaro Nakamura
中村  健太郎
Hitoshi Mikata
仁 三ケ田
Fumitaka Iizuka
文隆 飯塚
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Abstract

【課題】広い周波数帯域に渡りインピーダンス整合が可能で、かつ、異なる近傍の帯域における整合にも利用でき、低損失で小型の可変容量素子を組み込める汎用的なインピーダンス整合回路を提供する。
【解決手段】低損失で小型の第1の可変容量素子(C1)、および第2の可変容量素子(C3)を、アンテナ1と送受信回路2との間に並列に接続される第1の誘導性素子(L1)と第2の誘導性素子(L3)との間に設け、更に、第3の誘導性素子(L2)を第3の可変容量素子(C2)と並列接続してインピーダンス整合回路3を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、出力(送信)側と入力(受信)側のインピーダンスの整合をとる、例えば、携帯無線機等のアンテナに接続して好適なインピーダンス整合回路に関する。
携帯電話等の無線通信を行う電子機器は、例えば、特許文献1,2,3,4,5に示されるように、アンテナと送受信回路との間にインピーダンス整合回路が配置される。インピーダンス整合回路を配置することにより、送受信回路からアンテナを見た際のインピーダンスが送受信回路側のインピーダンスと合う(整合する)ように設定され、通常、50Ω近傍に整合されることが多い。
特許文献4には、無線機等で一般的に用いられるインピーダンス整合回路が開示されている。特許文献4の図5には、アンテナと送受信回路の間に誘導性素子が直列に接続され、誘導性素子の前後に容量素子が並列に接続され、グランドに接地されたΠ型のインピーダンス整合回路が例示されている。
ところで、携帯電話では、使用中、アンテナが人体や他の携帯機器等に近接するため、自由空間に置かれた状態と異なりアンテナインピーダンスが変化し、送受信回路との間でインピーダンスの不整合が生じアンテナ特性が変化する。アンテナの特性変化とはアンテナの効率の劣化をいい、反射損失の増大、或いはゲインの劣化により発生する。反射損失が増加すると、アンテナの特性が変化するだけにとどまらず、送受信帯域の通過域損失も大幅に増加する。そのため、人体等の周囲環境により生じた不整合をインピーダンス整合回路により補償し、アンテナ特性の劣化を抑制する必要がある。
しかしながら、人体等周囲の環境影響によって変動したアンテナインピーダンスの不整合は、固定値をとる素子を組合せた回路では解消できない程度に大きい。そのため、インピーダンス整合回路を構成する各素子の容量を可変にし、変動したインピーダンスに柔軟に対応し、整合させる方法が採用されている。携帯電話機で商用利用される周波数では、実用的な可変誘導性素子が無いため、特許文献4の図5に開示されているように、バラクタダイオード等の可変容量素子が利用される。
インピーダンスの不整合度はVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)で定量化されることが知られている。具体的には、VSWRが1で反射損失が0になった状態が完全な整合を表し、不整合度が増すことによりVSWRが1より大きくなる。人体等、環境の影響によりVSWRが最小となる周波数がシフトすればVSWRが劣化する。したがって、特許文献4の図5に示すインピーダンス整合回路によれば、使用する周波数でVSWRが最小となるように回路を構成する素子値を調整することができる。
現状、携帯無線機器に搭載できる小型かつ低損失(高Q)の実用的な可変の誘導性素子は無いため、代わりに容量性素子を可変にしたインピーダンス整合回路が検討されている。特許文献5には、図5に、3つの可変容量素子を組み込んだインピーダンス整合回路が開示されている。特許文献5に開示された技術によれば、可変容量の可変比が20〜200以上に大きくできればアンテナインピーダンスが変化してスミスチャート上のどの領域に移動したとしてもインピーダンス整合が可能な回路になる。また、スミスチャート上の広い領域をカバーできることは、アンテナの形状や特性に依存しないことを意味し、どのようなアンテナにも適応できる汎用的なインピーダンス整合回路であるといえる。
しかしながら、バリキャップダイオードやRF−CMOS、強誘電体バラクタといった可変容量素子で実用上利用できる可変比は10以下であり、可変比が10以下になると、スミスチャート上でカバーできる領域は挟まってしまう。そこで、図34に示されるように、スイッチにより誘導性素子、或いは容量性素子の有効/無効を切り替えて回路形式を変える方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−124728号公報 特開2004−320409号公報 特表2011−521577号公報 特開昭59−4313号公報 特開2008−306428号公報
上記した特許文献5に開示された技術により回路形式を切替えれば汎用性が向上することが期待されるが、開示された回路構成では容量素子の可変比が小さいときには十分な効果が期待できない。具体的に、本明細書の図33に切り替え前後における回路構成と、それぞれのスミスチャートが示されている。図33(a)は切り替え前、図33(b)は切替え後におけるそれぞれの構成と、利得および損失を示すスミスチャートである。いずれも、可変比を6としたときに、周波数880[MHz]〜960[MHz]帯において、VSWRが2以下に整合できる領域を淡い黒色で、利得が0以上にできる領域を濃い黒色の集合で表現した。
これを対比すると、構成Bは、カバーされるスミスチャート上の領域が構成Aに比べて狭くなっており、かつ、かなりの領域が被っていることがわかる。構成Aの回路はスミスチャート上の広い領域に適応できるが、スイッチで切替えた構成Bの回路では対応できる領域が狭いために切替えたことによるメリットはない。図34(b)、(c)も同様にスイッチによる切替えで相補的な特性になり補完しあえるようなメリットは十分に享受できない。このため、可変容量の可変比が小さくてもスミスチャート上の広い領域をカバーでき、かつスイッチで回路を構成する素子を切替えることで領域を補完的にカバーさせることによって汎用的に使用できるインピーダンス整合回路の出現が望まれている。
ところで、人体等環境の影響は時間的に一定ではなく、常に変動した分を補償することになればシステムには大きな負荷がかかる。負荷を減らすには変動の影響を受け難くすれば良く、そのためには広い周波数帯域に渡って整合可能なインピーダンス整合回路が必要になる。近年、携帯無線機器においては、マルチバンド化が進み、アンテナに加え、アンテナのインピーダンス整合回路側でも複数のバンドに対応させる必要がある。例えば、824[MHz]〜960[MHz]が利用されていた周波数帯では、699[MHz]〜960[MHz]に帯域が拡大する。また、高い周波数では1710[MHz]〜2170[MHz]に、2300[MHz]〜2670[MHz]が加わり帯域が拡大する。バンド毎に個別の整合回路を用意することになれば回路の設置面積が増大するため、複数バンドに適応した可変のインピーダンス整合回路の出現が望まれる。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、広い周波数帯域に渡りインピーダンス整合が可能で、かつ、異なる近傍の帯域における整合にも利用でき、低損失で小型の可変容量素子を組み込める汎用的なインピーダンス整合回路を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、アンテナと送受信回路との間に配置されるインピーダンス整合回路であって、前記アンテナと前記送受信回路との間に並列に接続される第1の誘導性素子、および第2の誘導性素子と、前記第1の誘導性素子と前記第2の誘導性素子との間に設けられ、前記アンテナと前記送受信回路との間に並列に接続される第1の可変容量素子、および第2の可変容量素子と、前記アンテナと前記送受信回路との間に直列に接続される第3の可変容量素子と、前記第3の可変容量素子に並列に接続される第3の誘導性素子と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、低損失で小型の第1の可変容量素子、および第2の可変容量素子を、アンテナと送受信回路との間に並列に接続される第1の誘導性素子と第2の誘導性素子との間に設け、更に、第3の誘導性素子を第3の可変容量素子と並列接続してインピーダンス整合回路を構成することにより、帯域通過特性を示すことから使用帯域以外の帯域ではアイソレーションが取れ、送受信回路の高調波成分を低減することができる。また、例えば、低周波側のバンドに対応したインピーダンス整合回路の系統と、高周波側のバンドに対応したインピーダンス整合回路の系統とに分けた構成が実現でき、したがって、広い周波数帯域に渡ってインピーダンス整合が可能で、かつ、異なる近傍の帯域におけるインピーダンス整合にも利用することができる。また、第1および第2の可変容量素子に耐圧が低い素子を使用しても、第1および第2の誘導性素子により静電気放電等の急激な電圧変動に対して保護することができる。
本発明において、前記アンテナと前記送受信回路との間に、前記第3の誘導性素子を選択的に接続するスイッチ素子、前記第3の可変容量素子を選択的に接続するスイッチ素子、前記第1の誘導性素子および前記第2の誘導性素子を選択的に接続するスイッチ素子、前記第3の可変容量素子および前記第3の誘導性素子の一方を選択的に接続するスイッチ素子、の少なくとも一つを含むことを特徴とする。本発明によれば、可変比が小さい可変容量素子を用いた場合でもスイッチ切り替えにより回路形式を変更できるため、汎用性の高いインピーダンス整合回路を提供することができる。
本発明において、前記可変容量素子は、可変比が10以下であることを特徴とする。本発明によれば、可変比が10以下の小さい可変容量素子を用いた場合でもスイッチ切り替えにより回路形式を変更できるため、汎用性の高いインピーダンス整合回路を提供することができる。
本発明において、前記可変容量素子は、0.1[pF]〜60[pF]の容量を有し、前記誘導性素子は、0.1〜20[nH]のインダクタンスを有することを特徴とする。本発明によれば、前記した容量を有する素子で回路を構成することにより、広い周波数帯域に渡ってインピーダンス整合が可能で、かつ、異なる近傍の帯域におけるインピーダンス整合にも利用可能なインピーダンス整合回路を提供することができる。
本発明によれば、広い周波数帯域に渡りインピーダンス整合が可能で、かつ、異なる近傍の帯域における整合にも利用でき、低損失で小型の可変容量素子を組み込める汎用的なインピーダンス整合回路を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るインピーダンス整合回路の回路構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るインピーダンス整合回路の回路形式の変更例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るインピーダンス整合回路の回路形式の更なる変更例を示す図である。 性能評価に利用したアンテナインピーダンス整合回路の構成を示す図である。 従来のΠ型のインピーダンス整合回路の回路構成を示す図である。 図5に示すインピーダンス整合回路のアンテナインピーダンスをスミスチャート上にプロットした図である。 容量素子の容量を可変にした場合の利得および損失をスミスチャート上にプロットして示した図である。 誘導性素子を含むインピーダンス整合回路の一例を示す図である。 誘導性素子のインダクタンスを可変にした場合のGT’、GTとVSWRをスミスチャート上にプロットして示した図である。 ジャイレータ変換により誘導性素子を容量性素子に置換した従来のインピーダンス整合回路の一例を示す図である。 可変容量素子がバリキャップダイオードで虚ジャイレータがλ/4線路である従来のインピーダンス整合回路の一例を示す図である。 図10のインピーダンス整合回路をBPF変換して虚ジャイレータを容量素子からなる回路に置換した回路構成を示す図である。 図12のインピーダンス整合回路において、容量素子の容量を可変にした場合の回路構成を示す図である。 図13のインピーダンス整合回路のインピーダンスをスミスチャート上にプロットして示した図である。 図13の容量素子に並列に誘導性素子を付加した本発明の実施の形態に係るインピーダンス整合回路を示す図である。 図15のインピーダンス整合回路のインピーダンスをスミスチャート上にプロットして示した図である。 図15のインピーダンス整合回路で可変容量の可変比が10以下とした場合の特性をスミスチャート上にプロットして示した図である。 図15のインピーダンス整合回路で可変容量の可変比が10以下とした場合の特性をスミスチャート上にプロットして示した図である。 スイッチ素子を誘導性素子と直列に接続したインピーダンス整合回路の一例を示す図である。 図19のインピーダンス整合回路の特性をスミスチャート上にブロットして示した図である。 スイッチ素子を可変容量素子と直列に接続したインピーダンス整合回路の一例を示す図である。 図21のインピーダンス整合回路の特性をスミスチャート上にブロットして示した図である。 図21のインピーダンス整合回路の特性をスミスチャート上にブロットして示した図である。 SPDTのスイッチ素子により容量素子と誘導性素子とを切り替えるインピーダンス整合回路の構成を示す図である。 容量素子のQ値とアンテナ特性との関係を示す図である。 誘導性素子のQ値とアンテナ特性との関係を示す図である。 MEMスイッチを組み込んだ場合のインピーダンス整合回路の特性を示す図である。 スイッチ素子の有無によるインピーダンス整合回路の特性の差異をスミスチャート上にプロットして示した図である。 スイッチ素子の有無によるインピーダンス整合回路の特性の差異をスミスチャート上にプロットして示した図である。 携帯電話の自由空間におけるアンテナインピーダンスの特性を示す図である。 携帯電話を擬似人体の手のひらに密着させた状態で測定されたアンテナインピーダンス特性を示す図である。 本発明の実施形態に係るインピーダンス整合回路のアンテナインピーダンス特性を示す図である。 整合前後におけるVSWR、アンテナ効率、利得を示す図である。 従来のインピーダンス整合回路において、スイッチ素子による切り替え前後の回路構成と、切り替え前後におけるスミスチャートを示す図である。 従来のインピーダンス整合回路の回路構成の一例を示す図である。
(実施形態の構成)
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための実施の形態(以下、単に本実施形態という)について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るインピーダンス整合回路の回路構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るインピーダンス整合回路3は、アンテナ1とベースバンドICを含む送受信回路2との間に配置される。また、インピーダンス整合回路中の可変容量素子の素子値を個別に調整して、アンテナと送受信回路2のインピーダンスを整合させるための制御装置4と、通信状態をモニタするセンシング装置5を備える。制御装置4にはセンシング装置5或いは送受信回路2を介して送受信状態がフィードバックされる。なお、センシング装置5は送受信回路2側に含めることができるため省略できる。
インピーダンス整合回路3は、アンテナ1と受信回路2との間に並列に接続される第1の誘導性素子(L1)、および第2の誘導性素子(L3)と、第1の誘導性素子(L1)と第2の誘導性素子(L3)との間に設けられ、アンテナ1と受信回路2との間に並列に接続される第1の可変容量素子(C1)、および第2の可変容量素子(C3)と、アンテナ1と受信回路2との間に直列に接続される第3の可変容量素子(C2)と、第3の可変容量素子(C2)に並列に接続される第3の誘導性素子(L2)と、を含み、構成される。なお、第1、第2の可変容量素子(C1,C3)と、第1、第2の誘導性素子(L1,L3)の一端はグランドに接地されている。
ここで、第1、第2、第3の可変容量素子C1,C2,C3は、可変比が10以下であり、0.1[pF]〜60[pF]の容量を有し、第1、第2、第3の誘導性素子は、0.1〜20[nH]のインダクタンスを有するものとする。
後述する評価結果で説明されるように、低損失で小型の第1の可変容量素子(C1)、および第2の可変容量素子(C3)を、アンテナ1と受信回路2との間に並列に接続される第1の誘導性素子(L1)と第2の誘導性素子(L3)との間に設け、更に、第3の誘導性素子(L2)を第3の可変容量素子(C2)と並列接続してインピーダンス整合回路3を構成することにより、帯域通過特性を示すことから、使用帯域以外の帯域ではアイソレーションが取れ送受信回路の高調波成分を低減することができる。また、例えば、低周波側のバンドに対応したインピーダンス整合回路の系統と、高周波側のバンドに対応したインピーダンス整合回路の系統とに分けた構成が実現でき、したがって、広い周波数帯域に渡ってインピーダンス整合が可能で、かつ、異なる近傍の帯域におけるインピーダンス整合にも利用することができる。また、第1および第2の可変容量素子(C1,C3)に耐圧が低い素子を使用しても、第1および第2の誘導性素子(L1,L3)により、例えばESD(Electro-Static Discharge:静電気放電)等の急激な電圧変動に対して保護することができるといった利点も得られる。
図2、図3は、本実施形態に係るインピーダンス整合回路3の回路形式の変更例を示す図である。スイッチ素子SW1,SW2,SW3,SW4により誘導性素子L1,L2,L3、或いは可変容量素子C1,C2,C3の有効/無効を切り替えて回路形式を変え、インピーダンス整合回路3に汎用性を持たせる意味で使用される。
図2(a)に示すインピーダンス整合回路3は、アンテナ1と受信回路2との間に、第3の誘導性素子(L2)を選択的に接続するスイッチ素子(SW1)を、図2(b)に示すインピーダンス整合回路3は、第3の可変容量素子(C2)を選択的に接続するスイッチ素子(SW2)を、図2(c)は、第1の誘導性素子(L1)および第2の誘導性素子(L3)を選択的に接続するスイッチ素子(SW3)を、それぞれ介挿した例を示す。また、図3は、アンテナ1と受信回路2との間に、第3の可変容量素子(C2)および第3の誘導性素子(L2)の一方を選択的に接続するスイッチ素子(SW4)を介挿した例を示す。
後述する評価結果で説明されるように、上記構成により、アンテナ1と受信回路2との間に、第3の誘導性素子(L2)を選択的に接続するスイッチ素子(SW1)、第3の可変容量素子(C2)を選択的に接続するスイッチ素子(SW2)、第1の誘導性素子(L1)および第2の誘導性素子(L2)を選択的に接続するスイッチ素子(SW3)、第3の可変容量素子(C2)および第3の誘導性素子(L2)の一方を選択的に接続するスイッチ素子(SW4)、の少なくとも一つを含むことにより、可変比が小さい可変容量素子(C1,C2,C3)を用いた場合でもスイッチ切り替えにより回路形式を変更できるため、汎用性の高いインピーダンス整合回路3を提供することができる。
(実施形態の評価)
以下、図4〜図32を参照して、図1〜図3に示す本実施形態に係るインピーダンス整合回路3の評価結果について説明する。ここで、インピーダンス整合回路3の性能は、トランスデューサ電力利得(Transducer Gain)によって、インピーダンス整合回路を挿入しない場合に対して挿入した場合の効果を評価した。図4に示すアンテナインピーダンス整合回路は、アンテナ1と送受信回路4との間にインピーダンス整合回路3を配置した図である。ここで、アンテナインピーダンスがzのときのアンテナ1側の反射係数をΓ、送受信回路4のインピーダンスがzsのときの反射係数をΓsとすれば、インピーダンス整合回路3が無い場合のトランスデューサ電力利得は、以下の演算式(1)で示すGoで表され、インピーダンス整合回路3を挿入した場合のGTは以下の演算式(2)で示すGγで表される。これにより、インピーダンス整合回路3を挿入した場合のトランスデューサ電力利得は、以下の演算式(3)で示すG’で表わされる。
ここでは、インピーダンス整合回路3の50Ω系でのSパラメータをs11,s21,s12,s22とし、Zが50ΩでアンテナインピーダンスがZのときのSパラメータをs’11,s’21,s’12,s’22とした。
図5に示す、従来使用していたΠ型のインピーダンス整合回路について、2つの容量性素子を可変にした場合に、調査した帯域全域に渡り利得(GT’)が0dB以上になるアンテナインピーダンス(利得の被覆特性)を図6(a)に、調査した帯域全域に渡り挿入損失(GT)が0.5dB以下になるアンテナインピーダンス(損失の被覆特性)を図6(b)に、それぞれスミスチャート上にプロットして示した。図6(a)(b)には、併せて調査した帯域全域に渡りVSWRが2以下に整合されるアンテナインピーダンスについてもプロットした。整合後のVSWRが2より著しく増加した場合については、利得(GT’)が0[dB]以上であっても実用上の恩恵が小さくなるためである。ここでは、アンテナインピ−ダンスについて調査した全周波数帯域に渡ってΓを一定とした。
図7(a)(b)に、図5のΠ型のインピーダンス整合回路について、容量素子を0.1[pF]〜60[pF]の範囲で可変にした場合の利得、及び損失の被覆特性が示されている。ここでは、690[MHz]〜960[MHz]の帯域及び880MHz〜960MHzの帯域の結果を並べることで、近傍の複数のバンドへの対応性能を確認した。直列に接続された誘導性素子L2については、GT’、GT、VSWRの占める領域が最大となった5.1[nH]とした。図7により、GT、GT’共にスミスチャート上の左側に偏ることが分かる。
図9(a)(b)に、図8に示すように直列に接続された誘導性素子L2を可変にした場合のGT’、GT、VSWRの測定結果を示す。図9(a)(b)により、可変容量素子C1,C3に加え、誘導性素子L2も可変にすれば、スミスチャート上の被覆性が向上することが理解できる。
しかしながら、携帯通信端末に搭載できる小型かつ低損失(高Q)の実用的な可変の誘導性素子は存在しない。このため、図10に示すように、ジャイレータ変換により誘導性素子L2を容量素子に置き換えた後、可変にすることができる。図11に、可変容量素子がバリキャップダイオード、虚ジャイレータがλ/4線路であるインピーダンス整合回路が示されている。このインピーダンス整合回路は、平成11年度電気関係学会北陸支部連合大会講演論文集、p.173「バリキャップダイオードと4分の1波長線路を含むインピーダンス整合回路」、あるいは特開2003−318689号公報によって公開されている。
但し、500[MHz]〜3[GHz]の周波数帯では、λ/4線路は構造が大きくなるため、小型化が難しい。小型化するには、小型のチップ部品で置き換えられる、LCRの等価回路で表現される回路が望ましい。また、図8に示したLPF特性を示すインピーダンス整合回路では、整合する周波数帯域幅を制御することは困難であるためBPF特性を示す回路が望ましい。
ところで、図10に示す回路構成より小型の図12の回路構成によれば、インピーダンス整合回路の入力部には誘導性素子が並列に接続され、耐圧が低い可変容量素子を保護することができる回路形式になる。この回路の3つの容量性素子を可変にした場合のインピーダンス整合回路が図13に示されている。
図13に示す回路構成により、利得(GT’)が0dB以上になるアンテナインピーダンス、及び挿入損失(GT)が0.5dB以下となるアンテナインピーダンスをスミスチャート上にプロットした結果が図14(a)(b)に示されている。図7に示したスミスチャートと比較すれば、690〜750[MHz]と880〜960[MHz]の両バンド共に、スミスチャート上のGT’、VSWRの被覆性が大幅に向上していることが理解できる。但し、挿入損失(GT)については、全体的に領域が狭くなっており、利得(GT’)のスミスチャート中央の円が大きくなっている。また、880〜960[MHz]に対して690〜750[MHz]でのGTの領域が大幅に狭くなっており近傍バンドが両立できていない。
図15に、図13に示したインピーダンス整合回路の回路構成要素であるL1,L3,C1,C2,C3のうち、直列接続された可変容量素子C2に並列に誘導性素子L2を付加した本実施形態に係るインピーダンス整合回路3が示されている。この回路構成によれば、図14と同様の利得GT’の被覆性を示し、また880〜960[MHz]と690〜750[MHz]でのGTの領域が図14に示すスミスチャートの領域よりも拡大し、両立特性が向上することが理解できる。
図15に示すインピーダンス整合回路3において、可変容量の可変比が10以下になった場合のインピーダンス特性を図17(a)(b)、および図18(a)(b)に示す。図17(a)(b)、図18(a)(b)によれば、利得の被覆性が劣化し、同時に損失の小さい領域も大幅に減少する。これにより、一個の回路構成だけでは、広い被覆率を確保することは困難であり、低損失、かつ被覆性を両立させるのも容易でないことが理解できる。
図19に、1個のスイッチ素子を誘導性素子L2と直列に接続したインピーダンス整合回路が示されている。この回路構成によって構成を切り替えることで、図20(a)(b)から理解できるようにスミスチャート上の中央の領域を含み、かつスミスチャート上の上半分(特に左側)の誘導性の領域に広く分布する回路となる。人体の影響が誘導性であることが確認されている点でも、図19に示すインピーダンス整合回路は有効である。これにより、広い被覆性を有した2つの回路を切り替えることにより、お互いを補完することが可能になる。
また、図21に示すように、1個のスイッチ素子を可変容量素子C2と直列に接続してインピーダンス整合回路を構成すれば、同じく2つの回路を切り替えることができ、これにより、図22(a)(b)、図23(a)(b)のスミスチャートに示されるように、中央近傍領域で低損失にしたい場合に利用することができる。その他、図24に示すように、1個のSPDTスイッチ素子を接続することにより容量素子と誘導性素子の両方を切り替え可能なインピーダンス整合回路を構成することもできる。
なお、上記の計算は、可変容量素子のQ値を60に固定し、誘導性素子のQ値は市販のチップインダクタの特性とした。Q値が劣化すると、上記したような利得の被覆性や損失特性は得られない。図15に示すインピーダンス整合回路において、図25に容量素子、図26に誘導性素子のQ値と特性との関係を調査した結果をグラフ表示した。縦軸には利得の被覆特性のうちスミスチャートの中央の損失円の大きさ(円の大きさをVSWRで指標化した)をプロットした。このグラフによれば、容量素子、誘導性素子ともに、素子のQ値が50まではQ値増加に対する損失の減衰が大きく、50以上では損失の減少は緩やかになる。これにより素子のQ値は50以上が望ましいことが理解できる。
また、スイッチ素子によって回路構成を切り替える、図19、図21に示すインピーダンス整合回路では、スイッチ素子の損失が加わることによって特性が劣化する。そこで、スイッチ素子として、非常に低損失な高周波スイッチである、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)スイッチを用いることが望ましい。これによれば、図27の10[MHz]〜10[GHz]の挿入損失に示される様に、2[GHz]以下で0.1[dB]を下回る低損失特性を示す。
図28A,図28Bの(a)はスイッチ素子を組み込まない場合、(b)は誘導性素子L側に組み込んだ場合、(c)は容量素子C側に組込んだ場合の、それぞれにおける利得の被覆特性、損失の被覆特性を示す図である。図28A,図28Bによれば、(b)のスイッチ素子をL側に挿入した場合は、(a)の特性に対する損失円の拡大は約1%で影響はほとんど無かった。これに対し、(c)のスイッチ素子をC側に挿入した場合は、(a)の特性に対して損失円は約10%拡大し、損失幅大は顕著ではないものの、影響が見られ始めた。但し、図21、図23に示すように、スイッチ素子をC側に挿入した場合は、スイッチ素子をOFFにする他方の回路がより低損失になるため、こちらで補完することが可能になる。
上記の計算では、アンテナの周波数特性は、周波数帯域内でスミスチャート上の1点で表された特性として一定にしていた。図29は、実機の携帯電話の自由空間におけるアンテナインピーダンス特性であり、図中、黒丸で示す910[MHz]の点で整合が取れている。図30は、同じ携帯電話を、擬似人体の手のひらに密着させた状態でのアンテナインピーダンス特性を示す図であり、これによれば、910[MHz]の点は整合から大きく外れた。図31は、図30に示す状態から整合させるために、本実施形態に係るインピーダンス整合回路3を挿入したときのアンテナインピーダンス特性を示す図である。
図32(a)(b)(c)は、インピーダンス整合前後のVSWR、及びアンテナ効率、アンテナ効率の利得を示す。図32(a)(b)(c)によれば、整合前には910[MHz]で9.2だったVSWRが、整合後には910[MHz]でもVSWRが2まで改善した。これに伴いアンテナ効率も改善し、最大5[dB]の利得が得られた。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係るインピーダンス整合回路3によれば、低損失で小型の第1の可変容量素子C1、および第2の可変容量素子C3を、アンテナ1と送受信回路2との間に並列に接続される第1の誘導性素子L1と第2の誘導性素子L3との間に設け、更に、第3の誘導性素子L2を第3の可変容量素子C2と並列接続してインピーダンス整合回路3を構成することにより、帯域通過特性を示すことから使用帯域以外の帯域ではアイソレーションが取れ、送受信回路2の高調波成分を低減することができる。また、例えば、低周波側のバンドに対応したインピーダンス整合回路の系統と、高周波側のバンドに対応したインピーダンス整合回路の系統とに分けた構成が実現でき、したがって、広い周波数帯域に渡ってインピーダンス整合が可能で、かつ、異なる近傍の帯域におけるインピーダンス整合にも利用することができる。また、第1および第2の可変容量素子C1,C3に耐圧が低い素子を使用しても、第1および第2の誘導性素子L1,L3により静電気放電等の急激な電圧変動に対して保護することができる。
また、本実施形態に係るインピーダンス整合回路3によれば、スイッチ素子SW1,SW2,SW3のいずれか、またはその組み合わせを挿入することで、可変比が小さい可変容量素子を用いた場合でもスイッチ切り替えにより回路形式を変更でき、したがって、汎用性の高いインピーダンス整合回路を提供することができる。このスイッチ素子に、非常に低損失な高周波スイッチである、例えばMEMSスイッチを用いることにより、一層、低損失のインピーダンス整合回路を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…アンテナ、2…送受信回路、3…インピーダンス整合回路、4…制御装置、5…センシング装置、C1…第1の可変容量素子、C2…第3の可変容量素子、C3…第2の可変容量素子、L1…第1の誘導性素子、L2…第3の誘導性素子、L3…第2の誘導性素子、SW1,SW2,SW3…スイッチ素子
上記した課題を解決するために本発明は、アンテナと送受信回路との間に配置されるインピーダンス整合回路であって、前記アンテナと前記送受信回路とを接続する接続ラインと、一端が前記接続ラインの第1のノードに接続され、他端が接地された第1の誘導性素子一端が前記接続ラインの第2のノードに接続され、他端が接地された第2の誘導性素子と、前記第1のノードと前記第2のノードとの間にあって前記第1のノードに近い第3のノードに一端が接続され、他端が接地され第1の可変容量素子前記第1のノードと前記第2のノードとの間にあって前記第2のノードに近い第4のノードに一端が接続され、他端が接地された第2の可変容量素子と、前記第3のノードと前記第4のノードとの間に接続され第3の可変容量素子と、一端が前記第3のノードに、他端が前記第4のノードにそれぞれ接続され、前記第3の可変容量素子とは並列に配置され第3の誘導性素子と、を含むことを特徴とする。
インピーダンス整合回路3は、アンテナ1と送受信回路2との間に配置される。インピーダンス整合回路3は、アンテナ1と送受信回路2とを接続する接続ラインと、一端が接続ラインの第1のノードに接続され、他端が接地された第1の誘導性素子(L1)と、一端が接続ラインの第2のノードに接続され、他端が接地された第2の誘導性素子(L3)と、第1のノードと第2のノードとの間にあって、第1のノードに近い第3のノードに一端が接続され、他端が接地された第1の可変容量素子(C1)と、第1のノードと第2のノードとの間にあって第2のノードに近い第4のノードに一端が接続され、他端が接地された第2の可変容量素子(C3)と、第3のノードと第4のノードとの間に接続された第3の可変容量素子(C2)と、一端が第3のノードに、他端が第4のノードにそれぞれ接続され、第3の可変容量素子(C2)とは並列に配置された第3の誘導性素子(L2)と、を含み、構成される。

Claims (4)

  1. アンテナと送受信回路との間に配置されるインピーダンス整合回路であって、
    前記アンテナと前記送受信回路との間に並列に接続される第1の誘導性素子、および第2の誘導性素子と、
    前記第1の誘導性素子と前記第2の誘導性素子との間に設けられ、前記アンテナと前記送受信回路との間に並列に接続される第1の可変容量素子、および第2の可変容量素子と、
    前記アンテナと前記送受信回路との間に直列に接続される第3の可変容量素子と、前記第3の可変容量素子に並列に接続される第3の誘導性素子と、
    を含むことを特徴とするインピーダンス整合回路。
  2. 前記アンテナと前記受信回路との間に、
    前記第3の誘導性素子を選択的に接続するスイッチ素子、
    前記第3の可変容量素子を選択的に接続するスイッチ素子、
    前記第1の誘導性素子および前記第2の誘導性素子を選択的に接続するスイッチ素子、
    前記第3の可変容量素子および前記第3の誘導性素子の一方を選択的に接続するスイッチ素子、
    の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1記載のインピーダンス整合回路。
  3. 前記可変容量素子は、可変比が10以下であることを特徴とする請求項1または2記載のインピーダンス整合回路。
  4. 前記可変容量素子は、0.1[pF]〜60[pF]の容量を有し、前記誘導性素子は、0.1〜20[nH]のインダクタンスを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のインピーダンス整合回路。
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