JP5216940B1 - モータ駆動システムおよびその制御方法 - Google Patents

モータ駆動システムおよびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】モータ駆動システムは、3相モータに電力を供給するインバータとスイッチング素子を制御する制御部とを備える。制御部は、3相モータへの電流の供給の停止状態から、3相モータへの交流電流の供給を開始する際、第1、第3、第2と制御を切換える。第1制御では、3相モータへの電流の供給を停止するように、スイッチング素子のすべてを非導通状態とする。第2制御では、スイッチング素子の導通状態、非導通状態を繰り返す。第3制御では、上アームのスイッチング素子のうち、3相モータへの交流電流の供給を開始するタイミングで3相モータの電流が流れ込む相に対応する上アームのスイッチング素子を導通状態とし、下アームのスイッチング素子のうち、前記タイミングで3相モータの電流が流れ出す相に対応する下アームのスイッチング素子を導通状態とする。

Description

本発明はモータを駆動するためのインバータおよび制御部を備えたモータ駆動システムに関する。
近年、電動モータを動力源とする電気自動車の普及が進んでいる。電気自動車は、車両に搭載されて車両の走行駆動トルクを発生可能なモータと、モータに供給する3相交流電流を生成するインバータと、インバータを制御する制御部とを備える。モータを制御する場合、電力消費を出来る限り抑えるためにも、モータをいかに高効率で駆動するかが重要である。
ところで、一般的なモータの回転速度および発生トルクとエネルギー効率との関係は、図12に示す通りである。この図から分かるように、モータのエネルギー効率は、回転速度およびトルクによって異なってくる。すなわち、回転速度が一定でもトルクが変化すればエネルギー効率が変化する。そこで、モータの高効率な駆動ポイントで間欠的にモータを駆動し、平均的なモータの損失を減らし全体のエネルギー効率を高めるモータ駆動システムが開示されている(例えば、特許文献1)。なお、間欠的なモータ駆動とは、トルクを断続的に発生させる駆動である。
図13は、特許文献1に記載されたモータ駆動技術においてトルクの時間変化を示すタイミングチャートである。
制御部は、モータによる走行駆動トルクが要求される力行時において、アクセル操作量に基づく要求トルクよりも小さい第1の走行駆動トルク指令値で電動モータを駆動する第1の駆動期間と、要求走行駆動トルクよりも大きい第2の走行駆動トルク指令値で電動モータを駆動する第2の駆動期間とを交互に設定する。第1および第2の駆動期間における第1および第2の走行駆動トルクの時間平均値は、所定誤差範囲内で要求トルクと一致するように、第1および第2の駆動期間の比が設定されている。また、第2の走行駆動トルク指令値におけるモータの駆動時のエネルギー効率は、要求トルクでのモータの駆動時のエネルギー効率よりも高い値に設定されたものである。
このようにモータを駆動することで、第1および第2の走行駆動を時間平均した時の全体のエネルギー効率は、アクセル操作量に基づく要求走行駆動トルクを連続してモータが出力した場合のエネルギー効率よりも高くすることができる。よって、図13に示すように、2つの走行駆動トルク指令値を設け、交互に指令値を変更してモータの発生トルクを変動させることで、要求走行駆動トルクを過不足なく満足しつつ全体のエネルギー効率を高めることができる。
特開2011−67043号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、モータへの電流の供給を中断させた第1の走行駆動トルク指令状態から、モータに3相交流電流を再供給する第2の走行駆動トルク指令状態へ遷移する際の具体的なインバータの動作が開示されていない。通常、上記の間欠的な動作の如何にかかわらず、モータへの電流の供給を中断する場合にはインバータの各スイッチング素子を非導通状態とし、モータへの電流供給を実施する場合にはインバータの各スイッチング素子を3相交流電流が供給されるようにPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御等で動作させることが多い。そのため、上記の間欠的な動作においても、第1の走行駆動トルク指令状態から第2の走行駆動トルク指令状態へ遷移する場合には、単純に、インバータの各スイッチング素子を非導通状態とする第1の制御からインバータの各スイッチング素子をPWM制御する第2の制御に切換えるという方法が想定される。
ところで、電流の供給の中断から3相交流電流の再供給への遷移には、ある程度の時間を要する。そして、電流の供給の中断から3相交流電流の再供給への遷移に長い時間を要すると、モータが第2走行駆動トルクを発生するようにスイッチング素子の制御を開始してから、実際に第2走行駆動トルクが発生するまでに、長い時間を要することとなる。このため、第2走行駆動トルクを発生させている時間が短くなり、予め設定した第1および第2走行駆動トルクの発生時間の比と実際の発生時間の比とがずれてしまい、好ましくない。さらに、電流の供給の中断から3相交流電流の再供給までの期間は、発生トルクが第1走行駆動トルク(ゼロ)から第2走行駆動トルクまで漸増する期間であり、この期間にはモータのエネルギー効率が低い駆動状態となる。従って、電流の供給の中断から再供給までの遷移に要する時間は、できるだけ短いことが望ましい。
そこで、本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、モータへの電流の供給を中断させた状態から、モータに3相交流電流を再供給する際のインバータの動作を改善することによって、電流の供給の中断から再供給までの遷移に要する時間を短くすることができるモータ駆動システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本明細書において開示されるモータ駆動システムは、スイッチング素子と前記スイッチング素子に並列に接続された還流ダイオードとを有する少なくとも3つの上アームと、スイッチング素子と前記スイッチング素子に並列に接続された還流ダイオードとを有する少なくとも3つの下アームとを備え、3相モータに電力を供給するためのインバータと、前記インバータが備える前記複数のスイッチング素子を制御する制御部とを備えたモータ駆動システムにおいて、前記制御部は、前記3相モータへの電流の供給を停止するように、前記複数のスイッチング素子のすべてを非導通状態とする第1の制御と、前記3相モータの各相へ交流電流を供給するように、前記複数のスイッチング素子の導通状態および非導通状態を繰り返す第2の制御と、前記上アームのスイッチング素子のうち、前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するタイミングにおいて前記3相モータにおける電流が流れ込む相に対応する上アームのスイッチング素子を、前記タイミングに達するまでの間継続して導通状態とすると共に、前記下アームのスイッチング素子のうち、前記タイミングにおいて前記3相モータにおける電流が流れ出す相に対応する下アームのスイッチング素子を、前記タイミングに達するまでの間継続して導通状態とする第3の制御とを選択的に実行し、前記3相モータへの電流の供給が停止した状態から、前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するとき、前記第1の制御、前記第3の制御、前記第2の制御の順に、前記複数のスイッチング素子の制御を切換える。
上記構成によると、モータへの電流の供給を中断させた状態から、モータに3相交流電流を再供給する状態までの遷移に要する時間を短くすることができる。
実施の形態1に係るモータ駆動システムの構成を示す制御ブロック図である。 時分割制御を行う場合の選択信号とモータ電流の波形図の一例である。 (a)は、図2における一部拡大図であり、(b)は、(a)の波形を得るために各スイッチング素子に出力される信号を示す図である。 実施の形態1に係るインバータの通電相を表す回路図である。 実施の形態1に係る3相モータの等価回路図である。 (a)は、実施の形態1に係る3相の電流波形図であり、(b)は、(a)の波形を得るために各スイッチング素子に出力される信号を示す図である。 U相およびV相の目標電流値と電流の時間変化との関係を示す電流波形図である。 (a)はモータの回転位相角を30°毎に区分した各区間の電流波形を示す図であり、(b)は各区間と導通状態に制御するスイッチング素子との関係を示す表である。 (a)は本実施形態におけるモータ電流波形の時間変化を表す波形図であり、(b)は比較例におけるモータ電流波形の時間変化を表す波形図である。 (a)は、変形例に係る3相の電流波形図であり、(b)は、(a)の波形を得るために各スイッチング素子に出力される信号を示す図である。 U相およびV相の目標電流値と時間変化との関係を示す電流波形図である。 モータの回転速度および発生トルクとモータ効率との関係を表す図である。 特許文献1に記載された従来のモータ駆動技術においてトルクの時間変化を示すタイミングチャートである。
本発明では、モータへの電流の供給を中断させた状態からモータに3相交流電流を再供給する際に、第1の制御から第2の制御に直接切り替えるのではなく、第1の制御、第3の制御、第2の制御の順に切り替える。モータに3相交流電流を再供給してトルクを発生させるには、各相の電流を、ゼロからトルク発生に必要な電流値まで変化させる必要がある。電流の変化は、各スイッチング素子が非導通状態と導通状態とを繰り返すPWM制御によっても可能であるし、特定のスイッチング素子が継続的に導通状態となる第3の制御によっても可能である。ところが、PWM制御では、スイッチング素子が非導通状態となる期間を含むので、電流の変化率が小さく、その結果、電流を第2の制御において要求されるトルクの発生に必要な電流値まで変化させるのに要する時間が長くなる。これに対し、第3の制御では、特定のスイッチング素子を継続的に導通状態とするので、その特定のスイッチング素子が非導通状態となる期間を含まない。したがって、PWM制御に比べて電流の変化率を高めることができ、その結果、電流を第2の制御において要求されるトルクの発生に必要な電流値まで変化させるのに要する時間を短くすることができる。このように、モータへの電流の供給を中断させた状態からモータに3相交流電流を再供給する際に、第3の制御を実行することで、電流の供給の中断から再供給への遷移に要する時間を短くすることができる。
電流の供給の中断から再供給への遷移期間中のモータ効率は低いが、本発明によって遷移に要する時間を短くすることができるので、エネルギー損失を低減できる。また、遷移期間が短いほど、エネルギー効率が最大となるトルクが発生している期間やトルクの発生が中断している期間を長く設定できる。そのため、さらに、エネルギー損失を低減できるモータ駆動システムを提供できる。
以下、本発明の一実施形態であるモータ駆動システムについて、図面を用いて説明する。
<実施の形態1>
1.全体構成
図1は、実施の形態1に係るモータ駆動システム1の構成を示す制御ブロック図である。図1に示すように、モータ駆動システム1は、インバータ12、および制御部13からなる。
インバータ12は、U相上アームのスイッチング素子14UPと還流ダイオード、U相下アームのスイッチング素子14UNと還流ダイオード、V相上アームのスイッチング素子14VPと還流ダイオード、V相下アームのスイッチング素子14VNと還流ダイオード、W相上アームのスイッチング素子14WPと還流ダイオード、およびW相下アームのスイッチング素子14WNと還流ダイオードからなる3相ブリッジ回路を備える(以下、区別の必要が無いときには「スイッチング素子14」と総称する)。各スイッチング素子14と還流ダイオードとは、それぞれ並列に接続されている。スイッチング素子14としては、例えば、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が利用可能である。IGBTやMOSFETはシリコン(Si)を素材としたスイッチング素子でも、シリコンカーバイド(SiC)を素材としたスイッチング素子であってもよい。インバータ12は、力行時には、電源10が出力した直流電力を直交変換しモータ11に交流電力を供給し、回生時には、モータ11で発生した交流電力を直流電力に変換し電源10に供給する。
電源10は、例えばリチウムイオン電池やニッケル水素電池のような二次電池が利用可能である。むろん、モータ駆動システムは、電源10と並列に接続されるキャパシタなどの容量素子を含んでも良い(図示しない)。
3相モータ11は、インバータ12と接続され、電気自動車の動力源として働く。3相モータ11としては、例えば、永久磁石埋め込み型や表面に磁石を配置した同期モータが利用可能である。
2.制御部13の詳細な構成
制御部13は、電流検出手段15、回転数検出手段16、位相角検出手段17、時分割トルク制御手段18、比較器20、電圧指令手段19、全OFF信号生成手段22、PWM信号生成手段21、特定信号生成手段23、セレクタ24、モータセンサ28、および電流検出センサ29、30を備える。モータセンサ28は、例えば、レゾルバ、エンコーダ、ホール素子などである。
電流検出手段15は、U、V、W各相のうち、少なくともいずれかの2相のモータ電流を検出し、これらと後述する位相角検出手段17にて検出されたモータ11の回転位相角を用いてdq変換する。dq変換により得られたd軸上の電流とq軸上の電流とは比較器20に出力される。
回転数検出手段16は、3相モータ11に備えられたモータセンサ28により、3相モータ11の単位時間当たりのロータの回転数を検出し、この回転数を時分割トルク制御手段18に出力する。単位時間当たりの回転数により、3相モータ11の実際の回転速度を把握できる。
位相角検出手段17は、3相モータ11に備えられたモータセンサ28により、ロータの位相角を検出し、この位相角を電流検出手段15、電圧指令手段19、および時分割トルク制御手段18へ出力する。
時分割トルク制御手段18は、電流指令生成手段25、時分割制御手段26、および3相モータ効率マップ27を備える。時分割トルク制御手段18は、トルク指令値、モータ電流、モータ11の回転数、モータ11の回転位相角に基づいて、インバータ12の動作を決定するものである。具体的には、時分割トルク制御手段18は、モータ11への電流の供給の中断および3相交流電流の供給を繰り返す時分割制御を実行するか、モータへの電流供給を連続的に実施する通常制御を実行するかを決定する。この決定は、例えば、トルク指令値に基づく要求トルクと回転数検出手段16により得られた回転数と3相モータ効率マップ27とを用いて、時分割制御を実施した場合のエネルギー効率と通常制御を実施した場合のエネルギー効率とを比べることにより行われる。
電流指令生成手段25は、時分割制御の場合は、3相モータ効率マップ27を参照し、現在の回転数においてエネルギー効率が最大となる最大効率トルクを求め、最大効率トルクに基づくd軸上およびq軸上の電流指令を生成する。なお、要求トルクより高いトルクであれば、最大効率トルクに限らず、当該指令トルクに基づく電流指令を生成しても良い。また、電流指令生成手段25は、通常制御の場合は、要求トルクに基づくd軸上およびq軸上の電流指令を生成する。
時分割制御手段26は、セレクタ24を制御するための選択信号と、特定信号生成手段23を制御するための特定導通指令信号とを生成する。選択信号と特定導通指令信号との生成方法については後述する。
3相モータ効率マップ27は、図12で示したモータ回転速度およびトルクとモータの効率との関係をマップ化した情報である。
比較器20は、d,q軸それぞれについて、電流検出センサ29、30でのサンプリングを基に電流検出手段15が得て出力するモータ電流値と、電流指令生成手段25から取得した電流指令値とを比較し、これらの電流誤差を演算し、電圧指令手段19に出力する。具体的には、d軸上の電流指令値とd軸上のモータ電流値との比較による電流誤差、およびq軸上の電流指令値とq軸上のモータ電流値との比較による電流誤差を、それぞれ電圧指令手段19に出力する。電流誤差は、実際に3相モータ11に供給されている電流と、ユーザーが希望する駆動に必要な電流との差である。
電圧指令手段19は、比較器20から出力された電流誤差に基づき、電圧指令値を演算する。具体的には、電圧指令手段19は、d軸上およびq軸上の電流誤差に、例えばPI制御(比例積分制御)を施し、d軸上およびq軸上の電圧指令値をそれぞれ演算する。そして、電圧指令手段19は、d,q軸上の電圧指令値と3相モータ11の回転位相角とを用いて逆dq変換を行い、U、V、W相の各電圧指令値を演算し、これをPWM信号生成手段21に出力する。
全OFF信号生成手段22は、各スイッチング素子14のすべてを非導通状態にする信号(例えば、LOWレベルの信号)を、U、V、W相ごとに生成しセレクタ24に出力する。
PWM信号生成手段21は、電圧指令に基づいて、各スイッチング素子14にPWM制御に基づき導通状態と非導通状態とを繰り返させる信号(例えば、HIGHレベルとLOWレベルとを繰り返す信号)を、U、V、W相ごとに生成しセレクタ24に出力する。
特定信号生成手段23は、時分割制御手段26から出力された特定導通指令信号に基づいて、特定のスイッチング素子14を継続して導通状態とし、残りのスイッチング素子14を継続して非導通状態とする信号(例えば、特定のスイッチング素子にはHIGHレベルの信号であり、残りのスイッチング素子14にはLOWレベルの信号)を生成しセレクタ24に出力する。
セレクタ24は、時分割制御手段26から出力された選択信号に基づいて、全OFF信号生成手段22から出力された信号、PWM信号生成手段21から出力された信号、および、特定信号生成手段23から出力された信号のいずれかを選択して、インバータ12に出力する。
なお、制御部13は、1つのプロセッサないし複数のプロセッサの組み合わせで構成されることが考えられる。具体的には、マイクロコンピュータ、DSP(Degital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、または専用IC(集積回路:Integrated Circuit)を用いればよい。
3.動作
次に、モータ電流の波形を参照しながら、時分割制御を行う場合のモータ駆動システムの動作を説明する。
図2は、時分割制御を行う場合の選択信号とモータ電流の波形図の一例である。図3(a)は、図2における一部拡大図であり、図3(b)は、図3(a)の波形を得るために各スイッチング素子に出力される信号を示す図である。
選択信号は、全OFF信号生成手段22を選択する状態S1と、PWM信号生成手段21を選択する状態S2と、特定信号生成手段23を選択する状態S3との3種類の状態を取り得る。
特定導通指令信号は、スイッチング素子14UP、14VP、14WP、14UN、14VN、14WNのうち、選択信号が状態S3のときにいずれのスイッチング素子を導通状態とするかを示している。
時刻t1まで、選択信号が状態S1を示すので、セレクタ24は全OFF信号生成手段22から出力された信号をインバータ12に出力する。これにより、スイッチング素子14のすべてが非導通状態となる。この期間、モータ電流は、U,V,W相いずれもゼロとなる。また、図3(b)に示すように、スイッチング素子14の全部にはオフ信号が出力されている。
時刻t1から時刻t2まで、選択信号が状態S3を示すので、セレクタ24は、特定信号生成手段23から出力された信号をインバータ12に出力する。これにより、特定のスイッチング素子14が継続して導通状態となり、残りのスイッチング素子14が継続して非導通状態となる。導通状態とするスイッチング素子14は、特定導通指令信号の状態S11により決まる。ここでは、状態S11は、U相上アームのスイッチング素子14UPとW相下アームのスイッチング素子14WNとを導通状態とし、残りのスイッチング素子を非導通状態とすることを示しているものとする。これにより、時刻t1から時刻t2まで、スイッチング素子14UP、14WNが導通状態となり、残りのスイッチング素子14UN、14VP、14VN、14WPが非導通状態となる。このとき、図4に示すように、U相にはモータ11に流れ込む向きの電流が流れ、W相にはモータ11から流れ出す向きの電流が流れる。そして、図3(a)に示すように、U相の電流とW相の電流が時間経過と共に増大する。また、図3(b)に示すように、スイッチング素子14UP、14WNにはオン信号が出力され、スイッチング素子14UN、14VP、14VN、14WPにはオフ信号が出力されている。
時刻t2から時刻t3まで、選択信号が状態S2を示すので、セレクタ24は、PWM信号生成手段21から出力された信号をインバータ12に出力する。これにより、各スイッチング素子14がPWM制御に基づいて導通状態と非導通状態とを繰り返し、その結果、インバータ12から3相交流電流が供給される。また、図3(b)に示すように、スイッチング素子14の全部にはオン信号とオフ信号とが繰り返し出力されている。なお、時刻t2から時刻t3までの期間の長さは、以下の方法で決定される。
まず、時分割制御手段26は、エネルギー効率が最大となる最大効率トルクと要求トルクとの比率に基づいて、オンデューティーを決定する。具体的には、オンデューティーは、オンデューティー=要求トルク/最大効率トルクの関係式により決定される。オンデューティーとは、モータ11への電流供給を実施する時間を通電時間、モータ11への3相交流電流の供給を中断する時間を非通電時間とすると、オンデューティー=通電時間/(通電時間+非通電時間)の関係式により定まる比率である。なお、最大効率トルク以外の指令トルクを用いた場合は、オンデューティーは、オンデューティー=要求トルク/指令トルクの関係式により決定すれば良い。
次に、時分割制御手段26は、通電時間と非通電時間との合計の長さおよびオンデューティーから通電時間を決定する。通電時間は、通電時間=オンデューティー×(通電時間+非通電時間)の関係式により決定される。本実施形態では、通電時間と非通電時間との合計の長さは一定であり、固定値とする。
そして、時分割制御手段26は、決定した通電時間を時刻t2から時刻t3までの期間の長さに設定する。これにより、モータ11の発生トルクの時間平均を要求トルクに近づけることができる。
時刻t3から時刻t4まで、選択信号が状態S1を示すので、セレクタ24は、全OFF信号生成手段22から出力された信号をインバータ12に出力する。これ以降は、特定導通指令信号により示されるスイッチング素子が異なること以外は、上記の動作の繰り返しである。例えば、時刻t4からt5まで、選択信号が状態S3を示すので、セレクタ24は、特定信号生成手段23から出力された信号をインバータ12に出力する。導通状態とするスイッチング素子14は、特定導通指令信号の状態S12により決まる。
4.選択信号の生成方法
時分割制御手段26は、一定周期でパルスが立ち上がるパルス信号を内部で生成しており、パルスの立ち上がりのタイミングをモータ11に電流供給を実施するタイミングを決める目安として用いる。
時分割制御手段26は、パルスの立ち上がりのタイミングになる前に、そのタイミングでのU相、V相、W相の電流値を予測する。電流値は、以下のように予測することができる。
まず、現在のモータ11の回転位相角と、現在のモータ11の回転数と、現在からパルスの立ち上がりのタイミングまでの時間の長さとで、パルスが立ち上がるタイミングでのモータ11の回転位相角を予測する。現在のモータの回転位相角は位相角検出手段17で検出可能であり、現在のモータの回転数は回転数検出手段16で検出可能である。
次に、予測されたモータ11の回転位相角からパルスの立ち上がりのタイミングでU相、V相、W相に流すべき電流値を求める。ここでの電流値は規格化された値である。
さらに、最大効率トルクの大きさからU相、V相、W相に流すべき電流のピーク値を求める。そして、U相に流すべき電流値(規格値)にU相の電流のピーク値を乗ずることにより、パルスが立ち上がるタイミングでのU相の電流値を求める。V相、W相も同様にして求める。これにより、パルスが立ち上がるタイミングでのU相、V相、W相の電流値を予測することができる。
時分割制御手段26は、予測されたU相、V相、W相の電流値を目標電流値Isu、Isv、Iswとして設定する。
次に、時分割制御手段26は、特定のスイッチング素子を導通状態としてからU相、V相、W相の電流が目標電流値Isu、Isv、Iswに達するまでの時間を予測する。この時間は、以下のように予測することができる。
図5は、3相モータの等価回路図である。図5に示すように、モータの1相あたりの電気回路モデルは、巻線のインダクタンスLと抵抗Rとが直列接続された回路として表現できる。
各相に直流電圧Vdcを印加した時の回路方程式は、インバータ入力電圧がモータの回転による発電電圧よりも充分大きい、すなわち、発電電圧が小さいために無視できると仮定すると、数1で示すことができる。数1から導出すると、電流の時間変化i(t)は、数2のようになる。したがって、特定のスイッチング素子を導通状態としたタイミングをt=0とおくと、数2で示されるようにモータ電流が流れる。そのため、数2を変形した数3にこの電流値を代入して解くと、特定のスイッチング素子を導通状態としてからU相、V相、W相の電流が目標電流Isu、Isv、Iswに達するまでの時間を求めることができる。
なお、数1から数3はモータの回転による発電電圧が小さいために無視できると仮定したが、発電電圧が大きく無視できない場合は、数1の左辺をインバータ入力電圧Vdcではなく、(インバータ入力電圧−モータ発電電圧)とすればよい。
Figure 0005216940
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時分割制御手段26は、パルスの立ち上がりのタイミングよりも予測された時間だけ前のタイミングを、特定のスイッチング素子を導通するタイミングとして設定する。すなわち、選択信号を状態S1から状態S3に切り替えるタイミングとする。
そして、時分割制御手段26は、選択信号が状態S3に切り替わった後、U相、V相、W相の電流を検出し、検出されたU相、V相、W相の電流値が目標電流値Isu、Isv、Iswに達したタイミングを、モータ11の各相への交流電流の供給を開始するタイミングとして設定する。すなわち、選択信号を状態S3から状態S2に切り替えるタイミングとする。ここで、上記の数3に基づく時間の予測が正確であれば、パルスの立ち上がりのタイミングとモータ11に電流供給を実施するタイミングとが一致する。
時分割制御手段26は、選択信号が状態S2に切り替わった後、上述のオンデューティーにより定まる通電時間が経過したタイミングを、モータ11への電流の供給を中断するタイミングとして設定する。すなわち、選択信号を状態S2から状態S1に切り替えるタイミングとする。
以上の処理により、選択信号を生成することができる。
5.特定導通指令信号の生成方法
既に説明したように、時分割制御手段26は、一定周期でパルスが立ち上がるパルス信号を内部で生成している。時分割制御手段26は、パルスの立ち上がりのタイミングになる前に、そのタイミングでのU相、V相、W相の電流の大きさと向きを予測する。電流の大きさと向きとは、パルスが立ち上がるタイミングでのモータ11の回転位相角を予測し、予測されたモータ11の回転位相角からU相、V相、W相に流すべき電流値を求める。これらの処理は、選択信号の生成での処理と同様である。求めた電流値には正負があり、電流値の絶対値が電流の大きさを示し、電流値の正負が電流の向きを示す。
時分割制御手段26は、モータ11への電流供給を開始するタイミングにおいてモータ11における電流が流れ込む相に対応する上アームのスイッチング素子を前記タイミングになるまで継続して導通状態とすると共に、前記タイミングにおいてモータ11における電流が流れ出す相に対応する下アームのスイッチング素子を前記タイミングになるまで継続して導通状態とするように、特定導通指令信号を設定する。
例えば、図3(a)の例では、時刻t2でのU相の電流値Isuが正なのでU相の電流の向きはモータ11に流れ込む向きであり、時刻t2でのW相の電流値Iswが負なのでW相の電流の向きはモータ11から流れ出す向きである。したがって、時分割制御手段26は、時刻t1から時刻t2までの特定導通指令信号の状態S11を、U相の上アームのスイッチング素子14UPとW相の下アームのスイッチング素子14WNが導通状態になるように設定している。なお、図3(a)の例では、偶然、時刻t2でのV相の電流値がゼロであるが、モータ11に電流供給を実施するタイミングにおいていずれの相の電流値もゼロではない場合もある。例えば、図2に示す時刻t5では、U相、V相、W相のいずれの電流値もゼロではない。このように、モータ11の各相に交流電流の供給を開始するタイミングにおいてU相、V相、W相のうち2相の電流が同じ向きに流れる場合は、図6(a)に示すように、電流値の大きいほうを導通状態とし、それから所定時間経過後に電流値の小さいほうを導通状態とする。図6(b)は、図6(a)の波形を得るために各スイッチング素子に出力される信号を示す図である。図6(b)に示すように、時刻t4までは、スイッチング素子14の全部にオフ信号が出力される。次に、時刻t4から時刻t6まで、スイッチング素子14UP、14WNにはオン信号が出力され、スイッチング素子14UN、14VP、14VN、14WPにはオフ信号が出力されている。その後、時刻t6からt5まで、スイッチング素子14UP、14VP、14WNにはオン信号が出力され、スイッチング素子14UN、14VN、14WPにはオフ信号が出力されている。そして、時刻t5からは、スイッチング素子14の全部にはオン信号とオフ信号とが繰り返し出力されている。この例では、時刻t4においてU相の上アームのスイッチング素子14UPを導通状態とすると共に、W相の下アームのスイッチング素子14WNを導通状態とし、その後の時刻t6においてV相の上アームのスイッチング素子14VPを導通状態としている。この時間差は、目標電流値Isu、Isv、Iswの大きさに起因している。すなわち、モータ11の巻線のインダクタンスLと抵抗RはU相、V相、W相のいずれにおいても略同じなので、特定のスイッチング素子14を導通状態にしたときの電流の変化率もU相、V相、W相のいずれにおいても略同じである。そのため、目標電流値が大きいほど、導通状態にしてから目標電流値に達するまでの時間が長くなるからである。例えば、図7に示すように、時刻t5において目標電流値Isv1に達するには時刻t61に導通状態とすればよく、時刻t5においてそれよりも大きな目標電流値Isv2に達するにはそれよりも早めの時刻t62に導通状態とする必要がある。
図8は、モータの回転位相角を30°毎に区分した各区間と、各区間において導通状態にするスイッチング素子とを示す図である。図8(a)の区間1〜12が、図8(b)の区間1〜12に対応している。区間1は位相角が0°以上30°未満であり、区間2は位相角が30°以上60°未満であり、以下、同様である。図8(b)において「ON」は、導通状態にするスイッチング素子を示し、「調整ON」は、「ON」に示されたスイッチング素子を非導通状態にしてから所定時間経過後に導通状態にするスイッチング素子を示す。例えば、モータ11に電流供給を実施するタイミングが区間1に含まれていれば、V相上アームのスイッチング素子14VPを導通状態とすると共にW相下アームのスイッチング素子14WNを導通状態とし、所定時間経過後にU相上アームのスイッチング素子14UPを非導通状態から導通状態とすればよい。なお、図2の時刻t2の位相角は、位相角60°であり、区間3に含まれる。このように、「調整ON」であるスイッチング素子の電流が0A(アンペア)であるときは、非導通状態とする。また、図2の時刻t5の位相角は、位相角50°付近であり、区間2に含まれる。
なお、各区間の境界の時刻において、あるスイッチング素子の一方の区間における状態が「調整ON」であり、他方の区間における状態が「ON」である場合は、当該スイッチング素子を導通状態にする。例えば、区間1と区間2との境界の時刻においては、スイッチング素子14WNを導通状態にするとともに、スイッチング素子14UP、14VPをいずれも導通状態にする。
一方、各区間の境界の時刻において、あるスイッチング素子の一方の区間における状態が「調整ON」であり、他方の区間における状態が「OFF」である場合は、当該スイッチング素子を非導通状態にする。例えば、区間2と区間3との境界の時刻においては、スイッチング素子14UN、14WPを非導通状態にするとともに、スイッチング素子14VP、14VNをいずれも非導通状態にする。
6.効果
上記の通り、制御部13は、スイッチング素子14のすべてを非導通状態とする第1の制御と、モータ11へ3相交流電流を供給するように各スイッチング素子14をPWM制御に基づき導通状態と非導通状態とで繰り返させる第2の制御と、モータ11に電流供給を実施するタイミングでの電流の向きがモータ11に流れ込む向きである相においては上アームのスイッチング素子を継続して導通状態とすると共に、モータ11から流れ出す向きである相においては下アームのスイッチング素子を導通状態とする第3の制御とを選択的に実行している。さらに、制御部13は、トルクの発生の中断状態である第1の制御からトルクの発生状態である第2の制御へと切り替えるとき、第1の制御、第3の制御、第2の制御の順に切り替えている。これにより、3相交流電流の供給の中断から再供給までの遷移に要する時間を短くすることができる。以下、図9を用いて、当該効果をより詳細に説明する。
図9(a)は本実施形態におけるモータ電流波形の時間変化を表す波形図であり、図9(b)は比較例におけるモータ電流波形の時間変化を表す波形図である。ここでは、比較例として、トルクの発生の中断状態からトルクの発生状態に切り替える際に、第1の制御から第2の制御に直接切り替える例を想定している。比較例では、図9(b)に示すように、3相すべてでPWM制御によるスイッチング動作が行われる。すなわち、目標電流値Isu、Isv、Iswに到達するまで、U相、V相、W相すべてで導通状態と非導通状態とを繰り返すスイッチング動作が行われる。なお、この例では、V相のスイッチング素子のデューティーが1/2となっているので、V相の見た目の電流値はゼロとなっている。
一方、図9(a)に示すように、本実施形態では、トルクの発生を中断している第1の制御からトルクを発生している第2の制御までの遷移時間において、U相の上アームのスイッチング素子14UPを継続的に導通状態とすると共にW相の下アームのスイッチング素子14WNを継続的に導通状態とする第3の制御を行う。
PWM制御を行う比較例では、U相の上アームおよびW相下アームのスイッチング素子14UP,14WNが非導通状態となる期間がある。しかしながら、第3の制御を行う本実施形態では、U相の上アームおよびW相下アームのスイッチング素子14UP,14WNが非導通状態となる期間がなく、トルクの発生を中断している第1の制御からトルクを発生している第2の制御までの遷移時間は短くなる。これにより、エネルギー効率の低い状態での駆動時間が短くなるので、エネルギー損失を低減できる。従って、比較例よりも、トルクの発生を中断している第1の制御からトルクを発生している第2の制御までの遷移時間におけるエネルギー損失を低減できるモータ駆動システム1を提供できる。
また、遷移期間が短いほど、エネルギー効率が最大となるトルクが発生している期間やトルクの発生が中断している期間を長く設定できる。そのため、さらに、エネルギー損失を低減できるモータ駆動システム1を提供できる。
<変形例>
1.第3の制御から第2の制御への切換えタイミングの変形例
実施の形態では、時分割制御手段26は、選択信号が状態S3に切り替わった後、U相、V相、W相の電流を検出し、検出されたU相、V相、W相の電流値が目標電流値Isu、Isv、Iswに達したタイミングを、モータ11に3相交流電流を供給するタイミングとして設定している。本発明は、このように電流を実測する例に限らず、選択信号が状態S3に切り替わった後、数3により定まる時間が経過したタイミングを、モータ11の各相への交流電流の供給を開始するタイミングとして設定することとしてもよい。
これによると、電流検出手段15から時分割トルク制御手段18にモータ電流値を入力する必要がなくなるため、モータ駆動システム1をより簡略化することができる。
2.第3の制御におけるスイッチング素子調整ON制御の変形例
上記の実施形態においては、第3の制御時に同じ向きに電流が流れる相が2つある場合、電流値が小さい方の相の上アームのスイッチング素子を、待機時間後に非導通状態から導通状態へ切換える例を示したが、これに限定されず別の制御でもよい。以下、この変形例について説明する。
図10(a)は、3相の電流波形図であり、図10(b)は、図10(a)の波形を得るために各スイッチング素子に出力される信号を示す図である。図11はU相の目標電流値とU相の電流の傾きとの関係を示す図である。図10(a)に示すように、S3において、U相上アームとW相下アームとのスイッチング素子14UP,14WNを継続して導通状態とすると同時に、V相の上アームのスイッチング素子14VPをスイッチング動作させてもよい。V相の目標電流値とU相の目標電流値をそれぞれIsv、Isuとすると、V相のS3におけるオン時間はIsv/Isuであり、t4からt5の期間においてIsv/IsuだけV相の上アームのスイッチング素子14VPがオンするようにスイッチング動作させる。具体的には、図10(b)に示すように、時刻t4までは、スイッチング素子14の全部にオフ信号が出力されている。次に、時刻t4からt5まで、スイッチング素子14UP、14WNにはオン信号が出力され、スイッチング素子14VPにはIsv/Isuだけオンするようにオン信号とオフ信号とが繰り返し出力され、スイッチング素子14UN、14VN、14WPにはオフ信号が出力されている。そして、時刻t5からは、スイッチング素子14の全部にはオン信号とオフ信号とが繰り返し出力されている。図11に示すように、時刻t5における目標電流値Isvに達するように、時刻t4からt5まで、V相の上アームのスイッチング素子14VPをスイッチング動作させる。
3.第2の制御から第1の制御に切換えるタイミングの変形例
実施の形態では、第2の制御から第1の制御に切換えるタイミングを、正弦波電流のオンからオフへのタイミングに対応させている。これについての変形例を説明する。
第2の制御から第1の制御に切換える際、時分割トルク制御手段18は、電流検出手段15からの入力信号から、いずれか1相の電流が略0Aになるタイミングを検出する。このタイミングで、時分割制御手段26がセレクタ24に信号を送信し、これにより、セレクタ24は全OFF信号生成手段22からの信号を各スイッチング素子14に出力する。これにより、インバータ12のスイッチング素子14のすべては非導通状態となる。
このように、いずれか1相の電流が略0Aになるタイミングで第2の制御から第1の制御に切換えると、第1の制御に切換えた時点から3相モータ11に流れている電流がすべて0Aとなるまでの期間での、回路損失が小さくなる。この回路損失は、フライホイールダイオードの電圧降下によって発生するものである。第1の制御に切換えた時点から3相モータ11に流れている電流がすべて0Aとなるまでの期間では、3相モータ11に流れる電流が、インバータ12のフライホイールダイオードを通って電源10に回生される。例えばU相の電流が略0Aの時点で第1の制御に切換ると、回路損失が発生するフライホイールダイオードは残りV、W相の上アームもしくは下アームの2箇所となる。このタイミングで非導通動作に切り替えることで、スイッチング素子の回路損失が3箇所で生じるときよりも小さくなり、さらにエネルギー効率の高いモータ駆動システム1を提供できる。
4.第3の制御から第2の制御への切換えタイミングの変形例
実施の形態では、第3の制御から第2の制御に切換えるタイミングを、時分割制御手段26の内部で生成されているパルス信号のパルスの立ち上がりに略一致させている。そのため、第3の制御から第2の制御に切り替えるタイミングとモータ11の回転位相角との関係が固定的ではない。しかし、第3の制御から第2の制御に切換えるタイミングは、これに限らず、第3の制御から第2の制御に切り替えるタイミングとモータ11の回転位相角との関係が固定的であってもよい。例えば、第3の制御から第2の制御に切り替えるタイミングを、常に、モータ11の回転位相角が(α+60°×N)の条件を満たすタイミングに一致させることとしても良い。このとき、αは0°以上60°未満の固定値であり、Nは0以上5以下の整数からモータ11への3相交流電流を供給するタイミングが到来するたびに選択される。モータ11では、回転位相角が60°毎に各相の電流の大きさが同じような状況になる。このように第3の制御から第2の制御に切り替えるタイミングを同じような状況で固定すれば、数3を用いた演算を毎回する必要がなく、時分割制御手段26の処理負荷を低減することができる。
なお、これを実現するには、例えば、時分割制御手段26の内部のパルス信号のパルスの立ち上がりのタイミングが、(α+60°×N)の条件を満たすタイミングに一致していれば、そのタイミングを第3の制御から第2の制御に切り替えるタイミングとすればよい。また、パルス信号のパルスの立ち上がりのタイミングが(α+60°×N)の条件を満たすタイミングからずれている場合には、第3の制御から第2の制御に切り替えるタイミングを、パルスの立ち上がりのタイミングよりも前の(α+60°×N)の条件を満たすタイミングか、パルスの立ち上がりのタイミングよりも後の(α+60°×N)の条件を満たすタイミングかのどちらかにずらせばよい。このとき、どちらにずらすかを、時間平均発生トルクと目標発生トルクとの大小関係に基づいて選択することができる。具体的には、時間平均発生トルクが目標発生トルクよりも大きいときはパルスの立ち上がりのタイミングよりも後の(α+60°×N)の条件を満たすタイミングにし、逆の場合にはパルスの立ち上がりのタイミングよりも前の(α+60°×N)の条件を満たすタイミングにする。このようにすると、簡単な計算で、時間平均発生トルクと目標発生トルクとのずれを低減できる。
本発明に係るモータ駆動システムは、例えば、空気調和機の圧縮機インバータ制御、冷蔵庫用インバータ制御、ヒートポンプ給湯器のインバータ制御、産業用サーボアンプのインバータ制御、電気自動車やハイブリッド自動車のインバータ制御などに広く適用可能である。
11 3相モータ
12 インバータ
13 制御部
14 スイッチング素子
21 PWM信号生成手段
22 全OFF信号生成手段
23 特定信号生成手段
24 セレクタ
26 時分割制御手段

Claims (11)

  1. スイッチング素子と前記スイッチング素子に並列に接続された還流ダイオードとを有する少なくとも3つの上アームと、スイッチング素子と前記スイッチング素子に並列に接続された還流ダイオードとを有する少なくとも3つの下アームとを備え、3相モータに電力を供給するためのインバータと、
    前記インバータが備える前記複数のスイッチング素子を制御する制御部と
    を備えたモータ駆動システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記3相モータへの電流の供給を停止するように、前記複数のスイッチング素子のすべてを非導通状態とする第1の制御と、
    前記3相モータの各相へ交流電流を供給するように、前記複数のスイッチング素子の導通状態および非導通状態を繰り返す第2の制御と、
    前記上アームのスイッチング素子のうち、前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するタイミングにおいて前記3相モータにおける電流が流れ込む相に対応する上アームのスイッチング素子を、前記タイミングに達するまでの間継続して導通状態とすると共に、前記下アームのスイッチング素子のうち、前記タイミングにおいて前記3相モータにおける電流が流れ出す相に対応する下アームのスイッチング素子を、前記タイミングに達するまでの間継続して導通状態とする第3の制御と
    を選択的に実行し、
    前記3相モータの回転時において
    前記第1の制御、前記第3の制御、前記第2の制御の順のセットを繰り返す、
    モータ駆動システム。
  2. 前記制御部は、
    前記第1の制御を実行する期間と前記第2の制御を実行する期間とで出力されるトルクの時間平均値が、要求トルクに略一致するように、前記第2の制御で出力されるトルクの大きさを設定し、前記第2の制御において前記設定されたトルクが出力されるように前記3相モータの各相に供給される電流の大きさを調整する
    請求項1に記載のモータ駆動システム。
  3. 前記制御部は、
    前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するタイミングにおいて、前記3相モータの2つの相に同じ向きの電流が流れる場合、
    前記第3の制御において、
    前記3相モータの2つの相のうちの電流の大きさが大きい相に対応するスイッチング素子を継続して導通状態とし、所定時間経過後に電流の大きさが小さい相に対応するスイッチング素子を継続して導通状態とする
    請求項1に記載のモータ駆動システム。
  4. 前記制御部は、
    前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するタイミングにおいて、前記3相モータの2つの相に同じ向きの電流が流れる場合、
    前記第3の制御において、
    前記3相モータの2つの相のうちの電流の大きさが大きい相に対応するスイッチング素子を継続して導通状態とし、電流の大きさが小さい相に対応するスイッチング素子を導通状態と非導通状態とで繰り返す
    請求項1記載のモータ駆動システム。
  5. 前記制御部は、
    前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するタイミングを、前記3相モータの位相角が(α+60°×N)(αは0°以上60°未満の固定値であり、Nは0以上5以下の整数から選択される値)の条件を満たすタイミングに一致させる
    請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動システム。
  6. 前記制御部は、
    前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するタイミングの目安となるパルス信号を得て、
    前記パルス信号に基づくタイミングが前記(α+60°×N)の条件を満たすタイミングからずれている場合に、前記3相モータの各相への交流電流を供給するタイミングを、前記パルス信号に基づくタイミングよりも前の前記(α+60°×N)の条件を満たすタイミングか、前記パルス信号に基づくタイミングよりも後の前記(α+60°×N)の条件を満たすタイミングかのいずれかに設定する
    請求項に記載のモータ駆動システム。
  7. 前記制御部は、
    前記第2の制御から前記第1の制御へと切換えるとき、前記3相モータの3相のうちいずれかの相の電流がゼロとなるタイミングで切換える
    請求項1からのいずれかに記載のモータ駆動システム。
  8. スイッチング素子と前記スイッチング素子に並列に接続された還流ダイオードとを有する少なくとも3つの上アームと、スイッチング素子と前記スイッチング素子に並列に接続された還流ダイオードとを有する少なくとも3つの下アームとを備え、3相モータに電力を供給するためのインバータの駆動方法であって、
    前記3相モータへの電流の供給を停止するように、前記複数のスイッチング素子のすべてを非導通状態とする停止制御と
    前記3相モータの各相へ交流電流を供給するように、前記複数のスイッチング素子の導通状態および非導通状態を繰り返す交流電流供給制御と、
    前記上アームのスイッチング素子のうち、前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するタイミングにおいて前記3相モータにおける電流が流れ込む相に対応する上アームのスイッチング素子を、前記タイミングに達するまでの間継続して導通状態とすると共に、前記下アームのスイッチング素子のうち、前記タイミングにおいて前記3相モータにおける電流が流れ出す相に対応する下アームのスイッチング素子を、前記タイミングに達するまでの間継続して導通状態とする遷移制御と、
    を選択的に実行し、
    前記3相モータの回転時において
    前記停止制御、前記遷移制御、前記交流電流供給制御の順のセットを繰り返す、
    インバータの駆動方法。
  9. 前記停止制御を実行する期間と前記交流電流供給制御を実行する期間とで出力されるトルクの時間平均値が、要求トルクに略一致するように、前記交流電流供給制御で出力されるトルクの大きさを設定し、前記交流電流供給制御において前記設定されたトルクが出力されるように前記3相モータの各相に供給される電流の大きさを調整する
    請求項8に記載のインバータの駆動方法。
  10. 前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するタイミングにおいて、前記3相モータの2つの相に同じ向きの電流が流れる場合、
    前記遷移制御において、
    前記3相モータの2つの相のうちの電流の大きさが大きい相に対応するスイッチング素子を継続して導通状態とし、所定時間経過後に電流の大きさが小さい相に対応するスイッチング素子を継続して導通状態とする
    請求項に記載のインバータの駆動方法。
  11. 前記3相モータの各相への交流電流の供給を開始するタイミングにおいて、前記3相モータの2つの相に同じ向きの電流が流れる場合、
    前記遷移制御において、
    前記3相モータの2つの相のうちの電流の大きさが大きい相に対応するスイッチング素子を継続して導通状態とし、電流の大きさが小さい相に対応するスイッチング素子を導通状態と非導通状態とで繰り返す
    請求項に記載のインバータの駆動方法。
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