JP3229094B2 - インバータ装置 - Google Patents
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Description
より直流電源を3相交流電源に変換するインバータ装置
に関するものである。
電動機を制御する3相インバータ装置においても高効率
化が要求されている。従来、このような要求に対しイン
バータの出力相の内必ず1相をPWMしないようにPW
Mパターンを選択し、スイッチングロスを低減すること
で高効率化を実現する2相変調方式が提案されている。
明する。図10は、3相インバータ装置のトランジスタ
ブリッジにより構成されたインバータ主回路2とそのイ
ンバータ主回路2に接続された3相負荷3を示す回路図
である。図11は2相変調を説明するための原理説明図
である。図10においてVu,Vv,Vwはインバータ
グランドを基準にした各相電位、Vuv,Vvw,Vw
uは線間電圧、Vun,Vvn,Vwnは負荷のU,
V,W相に印加される相電圧、Edはインバータの直流
母線電圧である。このとき前記各電圧間には次に示す式
(1),(2),(3)の関係がある。
次に示す式(4),(5),(6)による指令値Vuv
* ,Vvw* ,Vwu* に制御する場合、インバータの
各相電位Vu* ,Vv* ,Vw* は「0」以上「Ed」
以下であり、かつ式(4),(5),(6)の条件を満
たすように制御すればよい。
(9)となるように制御できれば、U相はPWMする必
要がなくスイッチングロスが低減できる。2π/3<θ
<πの期間ではVu* >Vv* かつVu* >Vw* が成
立するので上記の通り制御できる。
V相,W相、また休止相電位を「0」および「Ed」と
して各相電位を求めることにより全期間においてPWM
休止相が存在するように構成できる。ここで上述した方
法によりU相の電位指令を作成した例を図12に示す。
図12は、従来の2相変調方式における線間電圧指令と
U相電位指令を示す波形図である。前記式(7),
(8),(9)から明らかなように各相電位の大小関係
は3相線間電圧指令の極性に依存するので、PWM休止
期間のタイミングはπ/3毎に変化する3相線間電圧指
令の極性変化タイミングに同期している。
お、以上の説明では線間電圧指令に基づきPWM変調信
号を生成する場合について述べたが、指令信号は相電圧
指令である場合もある。
バータ装置として、1983年「ザインスティテュート
オブ エレクトリカル エンジニアズ オブ ジャパ
ン(The Institute of Electo
rical Engineers of Japa
n)」より発行されたIPEC−Tokyo conf
erence recordの384頁〜395頁に開
示されたインバータ装置がある。
の構成を示すブロック図である。図14は、図13に示
すインバータ装置の動作波形図である。図13において
16はゲート信号用ラッチ、17はパルスパターンメモ
リ、18は位相カウンタ、19はキャリアカウンタ、2
0はスイッチタイミングメモリである。パルスパターン
メモリ17とスイッチタイミングメモリ20にはそれぞ
れスイッチングパターンが書き込まれている。21はコ
ンパレータ、22はバイナリ変換器、23はスイッチタ
イミング信号用ラッチ、24と25は単安定マルチバイ
ブレータ、26と27はDフリップフロップ、28はス
キャンカウンタである。
ら電圧振幅指令を入力し、次の1/6周期期間における
スイッチングタイミング情報を出力する。パルスパター
ンメモリ17は、スイッチングタイミング情報と位相カ
ウンタ18の出力する1/6周期毎の位相情報とを入力
し、インバータの6個のゲートのステータス情報を出力
する。
13から明らかなようにパルスパターンメモリ17およ
びスイッチタイミングメモリ20にスイッチングパター
ンが書き込まれているため、スイッチングパターンは電
圧位相に対し固定されたものとなっている。また一般に
インバータ装置では、各相のPWM休止期間の開始タイ
ミングおよび終了タイミングは、その生成手段が簡単で
あることから電圧位相のnπ/6にあたる時刻となって
おり(ただしnは整数)、図14でも明らかなように上
述した従来のインバータ装置でも各相のPWM休止期間
は、相電圧における位相π/3〜2π/3および4π/
3〜5π/3となるように制御されている。
は以上のように構成されているので、スイッチングパタ
ーン位相が線間電圧位相に同期し、また相のPWM休止
期間は各相電圧位相のπ/3〜2π/3および4π/3
〜5π/3となるように制御されるため、電動機などの
インダクティブな負荷を接続した場合、電流位相の遅れ
が生じ、これによりスイッチングロスが増加し、大電流
時もしくは高周波時に著しい効率の低下を招来するなど
の問題点があった。
ためになされたもので、第1のPWM休止期間と第2の
PWM休止期間を、相電流の絶対値が最大となる期間に
割り 当てることでスイッチングロスの増加を抑制し運転
効率を向上させたインバータ装置を得ることを目的とす
る。
ンバータ装置は、負荷力率角に基づいて算出した各相の
相電流の絶対値の大小関係を比較し、相電流の絶対値が
最大となる相をPWM休止相として選択すると共に、該
PWM休止相に第1のPWM休止期間及び第2のPWM
休止期間のうちのいずれかを割り当てるPWM変調信号
を生成して出力するPWM変調手段を備えるようにした
ものである。
負荷力率角αに応じて、相電圧の位相θが(π/3+
α)〜(2π/3+α)の期間を第1のPWM休止期間
とし、(4π/3+α)〜(5π/3+α)の期間を第
2のPWM休止期間とするPWM変調手段を備えるよう
にしたものである。
相電流絶対値演算手段から取得した各相の相電流の絶対
値の大小関係を比較し、相電流の絶対値が最大となる相
をPWM休止相として選択すると共に、該PWM休止相
に第1のPWM休止期間及び第2のPWM休止期間のう
ちのいずれかを割り当てるPWM変調信号を生成して出
力するPWM変調手段を備えるようにしたものである。
相電流極性演算手段から取得した相電流の極性情報に基
づいて相電流の極性が他の2相と異なる相をPWM休止
相として選択すると共に、該PWM休止相に第1のPW
M休止期間及び第2のPWM休止期間のうちのいずれか
を割り当てるPWM変調信号を生成して出力するPWM
変調手段を備えるようにしたものである。
荷力率角に基づいて算出した各 相の相電流の絶対値の大
小関係を比較し、相電流の絶対値が最大となる相をPW
M休止相として選択すると共に、該PWM休止相に第1
のPWM休止期間及び第2のPWM休止期間のうちのい
ずれかを割り当てるPWM変調信号を生成して出力する
ことで、負荷力率角にかかわらず電流が大きい期間でP
WMが行なわれることがないようにし、スイッチングロ
スを低減し運転効率を向上させるように作用する。
は、負荷力率角αに応じて、相電圧の位相θが(π/3
+α)〜(2π/3+α)の期間を第1のPWM休止期
間とし、(4π/3+α)〜(5π/3+α)の期間を
第2のPWM休止期間とすることで、負荷力率角にかか
わらず電流が大きい期間でPWMが行なわれることがな
く、スイッチングロスを低減し運転効率を向上させるよ
うに作用する。
は、相電流絶対値演算手段から取得した各相の相電流の
絶対値の大小関係を比較し、相電流の絶対値が最大とな
る相をPWM休止相として選択すると共に、該PWM休
止相に第1のPWM休止期間及び第2のPWM休止期間
のうちのいずれかを割り当てるPWM変調信号を生成し
て出力することで、電流が大きい相および期間でPWM
を行なわれることがなく、スイッチングロスを低減し運
転効率を向上させるように作用する。
は、相電流極性演算手段から取得した相電流の極性情報
に基づいて相電流の極性が他の2相と異なる相をPWM
休止相として選択すると共に、該PWM休止相に第1の
PWM休止期間及び第2のPWM休止期間のうちのいず
れかを割り当てるPWM変調信号を生成して出力するこ
とで、電流が大きい相および期間でPWMを行なわれる
ことがなく、スイッチングロスを低減し運転効率を向上
させるように作用する。
は、本実施例のインバータ装置の構成を示すブロック図
である。図において1はインバータ装置本体、2はパル
ス幅変調信号を基に3相交流電圧を生成する3相ブリッ
ジ型インバータ主回路(以下、主回路という)、3は3
相負荷であり、本実施例では3相モータである。4はコ
ントローラ、5は電圧位相演算部である。6はPWM変
調手段であり、相選択部7と相電位指令演算部8と周期
発生器9と変換部(変調部)10とを備えている。
制御するためのY型3相負荷時の中性点とU相間の相電
圧の相電圧指令V* を出力する回路である。電圧位相演
算部5は、主回路2の出力周波数および出力位相を制御
するためのY型3相負荷時のU相電圧の位相指令θを出
力する回路である。相選択部7は、電圧位相演算部5か
ら出力される位相指令θと力率角演算手段13から出力
される力率角φを基に相電流の絶対値の大きい相をPW
M休止相として選択し切り替えを行なわせることで、力
率角φに応じた量PWM休止相の期間をずらしPWMを
相電流の絶対値の大きい相に対し行なわないようにする
回路である。相電位指令演算部8は、直流グランドレベ
ルを基準にした各相電位の指令値を演算する回路であり
相電位指令V2u* ,V2v* ,V2w* を出力する回
路である。周期発生器9は、相電位指令信号をパルス幅
変調するための同期信号を出力する回路であり水晶発振
子を備えている。変換部10は、相電位指令V2u* ,
V2v* ,V2w* と前記同期信号とを基にパルス幅変
調信号を生成し出力する回路である。
荷の相電圧の位相差を推定もしくは検出し力率角φを出
力する力率角演算手段である。
施例の動作を示すフローチャートである。相選択部7で
は、現在の電圧位相θに対するPWM休止相を決定す
る。このPWM休止相は、3相中2番目であるような相
電圧指令値の相であってはならないため、まず始めに現
在の電圧指令を調べPWM休止可能な相を抽出する。電
圧位相演算部5の出力する電圧位相θを入力し(ステッ
プST1)、各相の相電圧指令値を比較し、電圧位相θ
における指令相電圧値が最大となる相および指令相電圧
値が最小となる相を抽出する(ステップST2)。なお
各相の相電圧指令Vun* ,Vvn* ,Vwn* は夫々
次に示す式(10),(11),(12)により表わさ
れる。
からスイッチングロス低減効果の高い相、すなわち相電
流の絶対値が大きい相をPWM休止相として選択する。
この場合、3相電流の和がゼロでありかつ正弦波波形に
近似できるならば前記各相電流は夫々次に示す式(1
3),(14),(15)により表わされる。
位相、φは遅れ力率角である。従って、力率角が判明す
れば各相電流の絶対値の大小関係を得ることができる。
この原理を用いて、次に電圧位相演算部5の出力する相
電圧位相θと力率角演算手段13の出力する力率角φを
入力し(ステップST3)、前記2相の相電流の絶対値
を演算・比較し(ステップST4,ステップST5)、
相電流絶対値の大きい相をPWM休止相として選択し切
り替える(ステップST6,ステップST7)。そし
て、PWM休止相が指令相電圧値最大相であるか否か判
断し(ステップST8)、PWM休止相が指令相電圧値
最大相であるときには相電位指令をEd、PWM休止相
が指令相電圧値最小相であるときには相電位指令をゼロ
にし、この結果PWM休止相は相電流絶対値の大きい期
間に設定される(ステップST9,ステップST1
0)。
線間電圧指令とを基に他の2相の相電位指令を演算する
(ステップST11)。なお線間電圧指令Vuv* ,V
vw* ,Vwu* は夫々次に示す式(16),(1
7),(18)により表わされる。
M休止相がU相でありPWM休止相電圧がEdであった
ときに3相電位指令V2u* ,V2v* ,V2w* は次
に示す式(19),(20),(21)により求めるこ
とが出来る。
* が揃ったところで変換部10にそのデータを出力する
(ステップST12)。
V2u* ,V2v* ,V2w* が演算され求められる
と、変換部10はPWM変調された2値信号をレベル反
転した負論理信号を生成し、正論理信号と併せて6種類
のゲート制御信号をパラレルに出力する。
休止相を演算するためPWM変調手段は、相選択部7,
相電位指令演算部8,周期発生器9,変換部10を備え
ている。しかしながら相電圧指令,電圧位相,力率角の
入力各値に対するPWM変調信号があらかじめ計算され
ていれば、全てメモリで構成されたPWM変調手段を用
いることができる。この場合、メモリに記憶されるPW
M信号情報の生成手段としては前記PWM変調手段6を
用いればよい。
よび負荷に印加された電圧間の位相差を基に想定または
求めた負荷力率角により電流値の大きな相および期間に
PWM休止期間が割り当てられるので、スイッチングロ
スが低減されることになるのであるが、ここでスイッチ
ングロス低減効果について説明する。
いを明確化するため、スイッチングロスは電流の絶対値
に単純比例するものと仮定して説明を進める。図3は、
本実施例のインバータ装置と従来のインバータ装置にお
けるスイッチングロスを示す説明図である。同図(A)
は従来のインバータ装置、同図(B)は本実施例のイン
バータ装置のスイッチングロスを示す。また、V* は相
電圧指令、Iは相電流、相電流と相電圧の波形は共に正
弦波であり、相電流は相電圧に対し遅れ角φ(0<φ<
π/6)を有している。また、スイッチングロスの波形
は、インバータの出力周波数に対しPWM周波数が充分
に高いものと考えた場合の理想曲線(振幅1とする)で
あり、相電流の絶対値に比例するため、相電流と同相で
ある。
スイッチングロスは、相がPWMしている期間の区間積
分値すなわち面積である。本実施例では、非スイッチン
グ期間であるPWM休止期間が相電流のピークとなる期
間と同期するように制御するので1周期のトータルスイ
ッチングロスSnは次に示す式(22)により表わすこ
とができる。
休止期間はたとえば相電圧位相と同期しており、この場
合の1周期のトータルスイッチングロスSoは次に示す
式(23)により表わすことができる。
であり、スイッチングロスは従来のインバータ装置に比
べて低減されている。
イッチングロスが単純に比例しているものとしたが、ス
イッチングロス低減効果を得るためには、スイッチング
ロスが相電流の増加関数になっていればよい。従って、
一般に利用されているスイッチ素子のほとんどに対し有
効である。
は、本実施例のインバータ装置の構成を示すブロック図
であり、図1と同一または相当の部分については同一の
符号を付し説明を省略する。図において、14はコント
ローラ4から出力される出力周波数指令値ω* を入力
し、予め設定されている負荷抵抗および負荷インダクタ
ンス値を用いて力率角φを演算し出力する力率角演算手
段である。この力率角φの演算は次に示す式(24)に
より行なう。
フローチャートを示している。他の動作については、前
記実施例1で説明した内容と同様である。
め設定されている負荷抵抗および負荷インダクタンス値
とを基に求めた負荷力率角により電流値の大きな相およ
び期間にPWM休止期間が割り当てられるので、スイッ
チングロスが低減されることになる。
は、本実施例のインバータ装置の構成を示すブロック図
であり、図1と同一または相当の部分については同一の
符号を付し説明を省略する。図において11は主回路2
の出力各相に流れる相電流の絶対値を推定もしくは検出
し3相電流の絶対値を出力する相電流絶対値演算手段で
あり、プログラムメモリを備えている。相選択部7は、
電圧位相演算部5の出力する位相指令値θと相電流絶対
値演算手段11の出力する3相電流の絶対値からPWM
を行なわない相情報を出力する回路である。
施例のインバータ装置における相選択部7と相電位指令
演算部8の動作を示すフローチャートであり、図2と同
一または相当の部分については同一の符号を付してあ
る。相選択部7では、現在の電圧位相θに対するPWM
休止相を決定する。このPWM休止相は、3相中2番目
であるような相電圧指令値の相であってはならないた
め、まず始めに現在の電圧指令を調べPWM休止可能な
相を抽出する。電圧位相演算部5の出力する電圧位相θ
を入力し(ステップST1)、各相の相電圧指令値を比
較し、電圧位相θにおける指令相電圧値が最大となる相
および指令相電圧値が最小となる相を抽出する(ステッ
プST2)。なお各相の相電圧指令Vun* ,Vvn
* ,Vwn* は夫々前記実施例1に示した式(10),
(11),(12)により表わされる。
から相電流の絶対値が大きい相をPWM休止相として選
択する。まず前記2相の相電流の絶対値を相電流絶対値
演算手段11から入力し(ステップST4)、比較を行
ない(ステップST5)、次に相電流絶対値の大きい相
をPWM休止相として選択する(ステップST6,ステ
ップST7)。相選択部7においてPWM休止相が選択
されると、相電位指令演算部8では相選択部7において
得られたPWM休止相情報を基に相電位指令を演算し、
PWM休止相となった相の電位を決定する。そして、P
WM休止相の相電位が指令相電圧値最大相である場合に
は相電位指令をEd、指令相電圧値最小相である場合に
は相電位指令をゼロに設定する(ステップST8〜ステ
ップST10)など以下のステップは実施例1の説明と
同様である。
相電流の絶対値が他の2相より小さい相をスイッチング
休止相として選択しないように構成したので、スイッチ
ングロスの増加を抑制し運転効率を向上できる。
は、本実施例のインバータ装置の構成を示すブロック図
であり、図1と同一または相当の部分については同一の
符号を付し説明を省略する。図において12は主回路2
の出力各相に流れる相電流の極性を推定もしくは検出
し、3相電流の極性値情報Su,Sv,Swを出力する
相電流極性演算手段である。
施例のインバータ装置における相選択部7の動作を示す
フローチャートであり、図2と同一または相当の部分に
ついては同一の符号を付してある。相選択部7では、現
在の電圧位相θに対するPWM休止相を決定する。この
PWM休止相は、3相中2番目であるような相電圧指令
値の相であってはならないため、まず始めに現在の電圧
指令を調べPWM休止可能な相を抽出する。電圧位相演
算部5の出力する電圧位相θを入力し(ステップST
1)、各相の相電圧指令値を比較し、電圧位相θにおけ
る指令相電圧値が最大となる相および指令相電圧値が最
小となる相を抽出する(ステップST2)。なお各相の
相電圧指令Vun* ,Vvn* ,Vwn* は夫々前記実
施例1に示した式(10),(11),(12)により
表わされる。
相Pimaxを抽出する。3相電流の総和がゼロである
ならば、相電流の極性が他の2相と異なる相は電流の絶
対値が最大である。従って、相電流の極性を検出するこ
とにより相電流絶対値最大相を抽出可能である。この原
理を利用し相電流極性演算手段12の出力する3相電流
の極性値情報Su,Sv,Swを用いて絶対値で最大の
相電流値となる相Pimaxを抽出する(ステップST
15)。次にステップST2において抽出したPWM休
止相となり得る相Pvmax,Pvminが前記Pim
axに該当するか否かを判断し、該当するときにはその
相をPWM休止相として設定する。PimaxがPWM
休止相となり得る相Pvmax,Pvminのいずれに
も該当しないときには、Pvmax,Pvminのいず
れかの相を選択しPWM休止相とする(ステップST1
6〜ステップST18)。以下、ステップST19から
ステップST12までの処理は前記実施例1と同様であ
る。
極性が他の2相と異なる相は電流の絶対値が最大である
原理を用いて、絶対値で最大の相電流値となる相を抽出
し、これによりPWM休止相を設定することができるの
で、スイッチングロスの増加を抑制し運転効率を向上で
きる。
ば、負荷力率角に基づいて算出した各相の相電流の絶対
値の大小関係を比較し、相電流の絶対値が最大となる相
をPWM休止相として選択すると共に、該PWM休止相
に第1のPWM休止期間及び第2のPWM休止期間のう
ちのいずれかを割り当てるPWM変調信号を生成して出
力するPWM変調手段を備えるようにしたので、スイッ
チングロスの増加を抑制し運転効率を向上できる効果が
ある。
応じて、相電圧の位相θが(π/3+α)〜(2π/3
+α)の期間を第1のPWM休止期間とし、(4π/3
+α)〜(5π/3+α)の期間を第2のPWM休止期
間とするPWM変調手段を備えるようにしたので、スイ
ッチングロスの増加を抑制し運転効率を向上できる効果
がある。
算手段から取得した各相の相電流の絶対値の大小関係を
比較し、相電流の絶対値が最大となる相をPWM休止相
として選択すると共に、該PWM休止相に第1のPWM
休止期間及び第2のPWM休止期間のうちのいずれかを
割り当てるPWM変調信号を生成して出力するPWM変
調手段を備えるようにしたので、スイッチングロスの増
加を抑制し運転効率を向上できる効果がある。
手段から取得した相電流の極性情報に基づいて相電流の
極性が他の2相と異なる相をPWM休止相として選択す
ると共に、該PWM休止相に第1のPWM休止期間及び
第2のPWM休止期間のうちのいずれかを割り当てるP
WM変調信号を生成して出力するPWM変調手段を備 え
るようにしたので、スイッチングロスの増加を抑制し運
転効率を向上できる効果がある。
成を示すブロック図である。
ローチャートである。
チングロスの低減作用を示す説明図である。
成を示すブロック図である。
波数指令値を基に力率角を演算し求めるフローチャート
である。
成を示すブロック図である。
部と相電位指令演算部の動作を示すフローチャートであ
る。
成を示すブロック図である。
部の動作を示すフローチャートである。
負荷を示す回路図である。
調を説明するための原理説明図である。
令におけるPWM休止期間を示す説明図である。
を示すブロック図である。
波形図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 負荷に供給される3相電力の線間電圧出
力をパルス幅制御し、ゼロレベルが連続する第1のPW
M休止期間と直流電源レベルが連続する第2のPWM休
止期間のあるPWM変調信号を有する2相変調を行うP
WM変調手段と、そのPWM変調手段から出力されるP
WM変調信号に基づいて3相電圧を発生する3相ブリッ
ジ型インバータ主回路とを備えたインバータ装置におい
て、上記PWM変調手段は、負荷力率角に基づいて算出
した各相の相電流の絶対値の大小関係を比較し、相電流
の絶対値が最大となる相をPWM休止相として選択する
と共に、該PWM休止相に上記第1のPWM休止期間及
び上記第2のPWM休止期間のうちのいずれかを割り当
てるPWM変調信号を生成して出力することを特徴とす
るインバータ装置。 - 【請求項2】 PWM変調手段は、負荷力率角αに応じ
て、相電圧の位相θが(π/3+α)〜(2π/3+
α)の期間を第1のPWM休止期間とし、(4π/3+
α)〜(5π/3+α)の期間を第2のPWM休止期間
とすることを特徴とする請求項1記載のインバータ装
置。 - 【請求項3】 負荷に供給される3相電力の線間電圧出
力をパルス幅制御し、ゼロレベルが連続する第1のPW
M休止期間と直流電源レベルが連続する第2のPWM休
止期間のあるPWM変調信号を有する2相変調を行うP
WM変調手段と、そのPWM変調手段から出力されるP
WM変調信号に基づいて3相電圧を発生する3相ブリッ
ジ型インバータ主回路とを備えたインバータ装置におい
て、各相に流れる相電流の絶対値を推定若しくは検出して3
相電流の絶対値を出力する相電流絶対値演算手段を備
え、 上記PWM変調手段は、上記相電流絶対値演算手段から
取得した各相の相電流の絶対値の大小関係を比較し、相
電流の絶対値が最大となる相をPWM休止相として選択
すると共に、該PWM休止相に上記第1のPWM休止期
間及び上記第2のPWM休止期間のうちのいずれかを割
り当てるPWM変調信号を生成して出力することを特徴
とするインバータ装置。 - 【請求項4】 負荷に供給される3相電力の線間電圧出
力をパルス幅制御し、ゼロレベルが連続する第1のPW
M休止期間と直流電源レベルが連続する第2のPWM休
止期間のあるPWM変調信号を有する2相変調を行うP
WM変調手段と、そのPWM変調手段から出力されるP
WM変調信号に基づいて3相電圧を発生する3相ブリッ
ジ型インバータ主回路とを備えたインバータ装置におい
て、各相に流れる相電流の極性を推定若しくは検出して3相
電流の極性値情報を出力する相電流極性演算手段を備
え、 上記PWM変調手段は、上記相電流極性演算手段から取
得した相電流の極性情報に基づいて相電流の極性が他の
2相と異なる相をPWM休止相として選択すると共に、
該PWM休止相に上記第1のPWM休止期間及び上記第
2のPWM休止期間のうちのいずれかを割り当てるPW
M変調信号を生成して出力することを特徴とするインバ
ータ装置。
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JP29569893A Expired - Lifetime JP3229094B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | インバータ装置 |
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