JP5215513B2 - 生分解性樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、生分解性樹脂組成物に関する。詳しくは、生理用タンポン、ナプキン、紙おむつ、及び医療用ガウン等の衛生用品であって、使用時は体液等により崩壊することがなく通常と全く同様に使用することができ、使用後トイレ、台所流し等に放流して水と接触した後には、崩壊及び生分解する特性を有する生分解性樹脂組成物に関する。
従来、生理用タンポン、ナプキン、使い捨ておむつ等は、トイレ等からの放流処理を想定して設計されていない。本来であれば、これらの物品、特に生理用品はトイレ内で装着、脱着がされることが多く、使用後はトイレットペーパーなどと同様に放流処理したほうが、簡単で汚れず形跡も残らないため好ましい。
しかしながら、これらの物品の大部分は、一般的にポリエチレン、ポリプロピレン等の非分解性樹脂からなっており、放流することが出来ないため、使用者は別途設けられた箱などへ入れるか、持ち帰り別途処理する煩わしさがある。また、その後のゴミとしての処理時に、飛散したり、埋め立て処理される場合に分解しない等の問題もある。さらに、万が一トイレにて放流された場合は、下水処理系に蓄積されたり閉塞を引き起こす。また、分解されないためしばしば河川、海洋へ放出され環境への悪影響が大きい。このように、使用者にとっては処理の煩わしさ、処理時に手が汚れる等の不衛生さ、処理の形跡が残る等の心理的圧迫からの開放が望まれている。また、処理面からは、衛生面、環境への負加を改善する必要性が唱えられている。
これらの問題を解決する方法として、特開平10−131083号公報等には、水解紙が開示されている。しかし、これらは、紙を原料として用いており、衛生用品等のように風合いが重視される用途には不向きであった。紙ではなくプラスチックを用いた例として、特開昭63−302845号公報、特開平5−295211号公報、特開平6−134910号公報、特公平7−57230号公報などに、水溶性樹脂を用いた衛生用品の例示がある。これらの開示によれば、ポリビニルアルコールやポリ−3−ヒドロキシ酪酸等の水溶性樹脂を用い屡事により、上記問題の解決を図っている。
また、特開平6−299077号公報には、生分解性プラスチックス20〜80重量%と水溶性熱可塑性樹脂80〜20重量%を混合して得られる生分解性樹脂組成物の開示がある。しかしながら、これらの水溶性樹脂や生分解性樹脂は一般的に高価であり、使用量、添加量を増やすと価格が高くなり、衛生用品のような使い捨て用途には好ましくない。逆に、安価にするため添加量を減らすと、水崩壊性、生分解性が不足し、放流処理が出来ず好ましくない。さらには、本発明者らの知見では、これらの水溶性樹脂を含む樹脂組成物は経時的に水分吸収しやすく、使用前に湿潤して表面がべとべとになったり、カビが発生したりするため、実使用上問題がある場合がある。
発明が解決しようとする課題
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、優れた水崩壊性、及び生分解性を有し、実使用時には表面状態が良好であり、使用後、トイレ、台所流し等へ放流処理するだけで簡単に崩壊、分解する生分解性樹脂組成物を安価に提供することにある。
課題を解決するための手段
本発明者らは、上記課題を達成するため鋭意検討した結果、特定量の生分解性樹脂、特定量の無機充填剤、及び特定量の水溶性樹脂を含む生分解性樹脂組成物が、良好な水崩壊性、生分解性を有し、使用時には経時的な表面状態の悪化がない成形物を与えることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、生分解性樹脂25〜80重量%、無機充填剤75〜20重量%、及び、前記生分解性樹脂100重量部に対して水溶性樹脂3〜100重量部を含むことを特徴とする生分解性樹脂組成物である。
本発明に係わる生分解性樹脂組成物の好ましい態様として、上記生分解性樹脂が、乳酸系ポリマー、及びポリアルキレンサクシネートから選ばれた少なくとも一種の樹脂が挙げられる。それらの内、乳酸系ポリマーとしてはポリ乳酸、ポリアルキレンサクシネートとしては、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート、ポリブチレンサクシネート・テレフタレート、及びポリエチレンサクシネートから選ばれた少なくとも一種の樹脂が挙げられる。上記無機充填剤として、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、クレー、シリカ、及び雲母から選ばれた少なくとも一種の化合物が挙げられる。又、水溶性樹脂として、ポリアルキレンオキサイド、ポリエチレングリコール、及びポリビニルアルコールから選ばれた少なくとも一種の樹脂が挙げられる。更に、本発明に係わる生分解性樹脂組成物の他の好ましい態様として、生分解性樹脂100重量部に対して、可塑剤1〜50重量部を含む前記生分解性樹脂組成物が挙げられる。
本発明に係わる前記各種の生分解性樹脂組成物は、これらを成形加工することにより、シート、フィルム、容器、又はこれらの組み合わせ成形物となすことができる。具体的成形物として、生理用タンポンのアプリケータ、生理用ナプキン包装用フィルム、使い捨ておむつ用バックシート、及び医療用衣類から選ばれた少なくとも一種の成形物が挙げられる。これらは、トイレ又は台所流しへ放流処理可能な衛生用品である。本発明の生分解性樹脂組成物の主な特性としては、23℃の水に2日間浸漬したときの重量減少率が少なくとも3%であることが挙げられる。
本発明の生分解性樹脂組成物は、特定量の生分解性樹脂、水溶性樹脂、及び無機充填剤を含むために、優れた水崩壊性、生分解性樹脂を有し、経時的にも表面状態の悪化がなく、しかも廉価である。そのため、上記衛生用品などの成形物として用いた場合、使用後の処理が非常に簡便で衛生的となり、処理後も環境への負加を減らすことが可能である。
以下、本発明について詳しく説明する。本発明の生分解性樹脂組成物は、特定量の生分解性樹脂、無機充填剤、及び水溶性樹脂を混合することにより製造される。上記材料を混合した後、連続溶融混練を行うことが好ましい。
本発明に用いる生分解性樹脂とは、乳酸系ポリマー、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート、ポリブチレンサクシネート・テレフタレート、ポリエチレンサクシネート、及びポリブチレンサクシーネート・カーボネート等のポリアルキレンサクシネート、ポリグリコール酸、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシ酪酸・ヒドロキシ吉草酸共重合体等が挙げられる。これらの内、乳酸系ポリマー、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート、ポリブチレンサクシネート・テレフタレート、及びポリエチレンサクシネートが好ましい。
上記乳酸系ポリマーとしては、ポリ乳酸、または乳酸と他のヒドロキシカルボン酸とのコポリマーが挙げられる。コモノマーとして用いられる他のヒドロキシカルポン酸として、グリコール酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシペンタン酸、ヒドロキシカプロン酸、ヒドロキシヘプタン酸等が例示される。
好ましいポリ乳酸の分子構造は、L−乳酸またはD−乳酸いずれかの単位85〜100モル%、さらに好ましくは該単位85〜98モル%、及び、それぞれの対掌体の乳酸単位0〜15モル%、さらに好ましくは、該対掌体単位2〜15モル%を含むものである。また、乳酸と他のヒドロキシカルボン酸とのコポリマーは、L−乳酸またはD−乳酸いずれかの単位85〜100モル%、好ましくは該単位85〜98モル%、及び、他のヒドロキシカルボン酸単位0〜15モル%、好ましくは該単位2〜15モル%を含むものである。好ましい他のヒドロキシカルボン酸として、グリコール酸、ヒドロキシカプロン酸が挙げられる。
これらの乳酸系ポリマーは、L−乳酸、D−乳酸および他のヒドロキシカルボン酸の中から必要とする構造のものを選んで原料とし、脱水重縮合することにより得ることができる。好ましくは、乳酸の環状二量体であるラクチド、グリコール酸の環状二量体であるグリコリド、およびカプロラクトン等から必要とする構造のものを選んで開環重合することにより得ることができる。
ラクチドには、L−乳酸の環状二量体であるL−ラクチド、D−乳酸の環状二量体であるD−ラクチド、D−乳酸とL−乳酸とが環状二量化したメソ−ラクチド、およびD−ラクチドとL−ラクチドとのラセミ混合物であるDL−ラクチドがある。本発明ではいずれのラクチドも用いることができる。ただし、主原料は、D−ラクチドまたはL−ラクチドが好ましい。
本発明に用いられる好ましい乳酸系ポリマーは、上記組成のポリ乳酸、または乳酸と他のヒドロキシカルボン酸とのコポリマーであるが、それらは、次の(1)〜(6)の方法により得ることができる。
(1)L−ラクチドをおよそ85モル%以上とD−ラクチドおよび、またはグリコリドをおよそ15モル%以下とを共重合させる、(2)D−ラクチドをおよそ85モル%以上とL−ラクチドおよび、またはグリコリドをおよそ15モル%以下とを共重合させる、(3)L−ラクチドをおよそ70モル%以上とDL−ラクチドおよび、またはグリコリドをおよそ30モル%以下とを共重合させる、(4)L−ラクチドをおよそ70モル%以上とメソ−ラクチドおよび、またはグリコリドをおよそ30モル%以下とを共重合させる、(5)D−ラクチドをおよそ70モル%以上とDL−ラクチドおよび、またはグリコリドをおよそ30モル%以下とを共重合させる、(6)D−ラクチドをおよそ70モル%以上とメソ−ラクチドおよび、またはグリコリドをおよそ30モル%以下とを共重合させる。
これらの乳酸系ポリマーは高分子量であることが好ましく、濃度0.5g/dlのクロロホルム溶液(25℃)の固有溶液粘度が1〜10であることが好ましく、さらに好ましくは3〜7である。固有溶液粘度が1未満であると、溶融粘度が低すぎて押出機のダイのスリットから流下し、成形し難いばかりでなく、脆すぎて取扱が困難であり、また、10を超えると溶融粘度が高過ぎて押出成形性等が悪くなるので好ましくない。
ラクチド、または、ラクチドとグリコリドを重合させて、短時間で高分子量のポリマーを得るためには触媒を用いるのが好ましい。このような重合触媒としては、この重合反応に触媒効果を示す各種のものが使用できる。例えば、公知なものとして、オクタン酸第一錫、四塩化錫、塩化亜鉛、四塩化チタン、塩化鉄、三フッ化ホウ素エーテル錯体、塩化アルミニウム、三フッ化アンチモン、酸化鉛等の主として多価金属を含む化合物が挙げられ、中でも錫化合物または亜鉛化合物が好ましく使用される。錫化合物の中ではオクタン酸第一錫が特に好ましい。使用量はラクチド、または、ラクチドとグリコリドの総量に対して、およそ0.001〜0.1重量%程度が好ましい。
また、重合の際には、公知の連鎖増大剤を用いることができる。連鎖増大剤としては、ラウリルアルコール等の高級アルコール類、乳酸やグリコール酸等のヒドロキシ酸類が好ましく用いられる。連鎖増大剤の共存により、重合速度が大きくなるので短時間でポリマーを得ることができる。また、連鎖増大剤の量を加減することによりポリマーの分子量を調節することもできる。しかし、連鎖増大剤の量を多くしすぎると生成ポリマーの分子量は小さくなる傾向があるので、連鎖増大剤を使用する場合には、その量はラクチド、または、ラクチドとグリコリドの総量に対して0.1重量%以下であることが好ましい。
重合または共重合するに当たって、溶媒を用いても用いなくてもよいが、高分子量のポリマーを得るには、ラクチドまたはグリコリドを溶融した状態で塊状重合することが好ましい。重合温度は、溶融重合の場合には原則的にはモノマーであるラクチド、またはラクチドとグリコリドの融点(90℃付近)以上の温度であればよい。また、例えば、クロロホルム等の溶媒を用いる溶液重合の場合には、ラクチド、または、ラクチドとグリコリドの融点以下の温度で重合することが可能である。いずれの場合も、250℃を超えると生成ポリマーの分解が起こるので好ましくない。
ポリアルキレンサクシネートとしては、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート、ポリブチレンサクシネート・テレフタレート、ポリエチレンサクシネート、及びポリブチレンサクシーネート・カーボネートが好ましい。ポリブチレンサクシネートの市販品として、昭和高分子(株)製、商品名:ビオノーレ1001、同ビオノーレ1020、同ビオノーレ1903等が挙げられる。また、ポリブチレンサクシネート・アジペートの市販品として、昭和高分子(株)製、商品名:ビオノーレ3001、同ビオノーレ3020等が挙げられる。
ポリブチレンサクシネート・テレフタレートの市販品として、BASF社製、商品名:エコフレックス、DuPont社製、商品名:バイオマックス等が挙げられる。ポリエチレンサクシネートの市販品として、(株)日本触媒製、商品名:ルナーレSEが挙げられる。ポリブチレンサクシネート・カーボネートの市販品として、三菱ガス化学(株)製、商品名:ユーペックが挙げられる。
本発明の生分解性樹脂組成物は、上記生分解性樹脂100重量部に対し可塑剤を1〜50重章部含んでもよい。可塑剤として、例えば、ジ−n−オクタルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジベンジルフタレート等のフタル酸誘導体、ジイソオクチルフタレート等のイソフタル酸誘導体、ジ−n−ブチルアジペート、ジオクチルアジペート等のアジピン酸誘導体、ジ−n−ブチルマレート等のマレイン酸誘導体、トリ−n−ブチルシトレート等のクエン酸誘導体、モノブチルイタコネート等のイタコン酸誘導体、ブチルオレート等のオレイン酸誘導体、グリセリンモノリシノレート等のリシノール酸誘導体、トリクレジルフォスフェート、トリキシレニルフォスフェート等のリン酸エステル系可塑剤、アセチルクエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリブチル、乳酸、直鎖状乳酸オリゴマー、環状乳酸オリゴマーまたはラクチド等が例示できる。特に分子内に2個以上のカルボン酸エステル基を有する、クエン酸エステル、グリセロールエステル、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、セバシン酸エステル、アゼライン酸エステルおよびトリエチレングリコールエステルから選ばれた少なくとも1種のエステル化合物であることが好ましい。これらの可塑剤は単独でも良いし、また2種以上を混合して用いてもよい。
かかる可塑剤を乳酸系ポリマーに添加することにより、乳酸系ポリマーは効果的に可塑化され、得られる樹脂組成物は柔軟性を帯びる。樹脂組成物中の可塑剤の量が1重量%以上になると柔軟性がはっきり現れるようになり、50重量%を越えると、該組成物を溶融押出する時の成形性が悪くなり、また、得られた成形物の強度が弱くなったり、経時的に可塑剤が浮き出してくるため好ましくない。
本発明の樹脂組成物には、上記生分解樹脂と、特定量の無機充填剤、及び生分解性樹脂に対し特定量の水溶性樹脂が添加される。
水溶性樹脂としては、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイド共重合体、ポリブチレンオキサイドなどのポリアルキレンオキサイド、またはこれらの樹脂の変性物、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、水溶性ナイロン、水溶性ウレタン、デンプン類あるいはそのアルキレンオキサイド付加物、セルロース類あるいはそのアルキレンオキサイド付加物が挙げられる。上記水溶性樹脂の内、ポリアルキレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコールが好適に使用される。さらに好ましくは、ポリアルキレンオキサイド、ポリエチレングリコールである。
ポリアルキレンオキサイドの市販品として、住友精化(株)製、商品名:アクアコークTW等が挙げられる。ポリエチレングリコールの市販品として、三洋化成工業(株)製、商品名:PEG−4000S等が挙げられる。ポリビニルアルコールの市販品として、(株)クラレ製、商品名:クラレポバールCP−1000等が挙げられる。これらの樹脂は単独で用いてもよいし、2種以上混合してもよい。
本発明の生分解性樹脂組成物は、上記生分解性樹脂に対し、特定量の上記水溶性樹脂を含む。水溶性樹脂の含有量は、樹脂組成物の水崩壊性、生分解性に影響を及ぼす。水溶性樹脂の含有量が少な過ぎると、水崩壊性が不足し、その結果、生分解性も抑制されることとなり好ましくない。逆に、水溶性樹脂の含有量が多過ぎると、水崩壊性は良好であるが、樹脂組成物の水親和性が過剰となり、水と隔離された状態であっても、空気中の湿気により経時的に成形物の表面がべとべとしたり、カビが発生したりすることがある。また、樹脂組成物が高価となるため、廉価性が必要とされる衛生用品のような使い捨て用途には好ましくない。かかる点を考慮すると、生分解性樹脂100重量部に対して、水溶性樹脂3〜100重量部を含むことが好ましい。水溶性樹脂のより好ましい添加量としては5〜95重量部である。
本発明に用いられる無機充填剤としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ヒドロキシアパタイト、シリカ、マイカ、タルク、カオリン、クレー、ガラス粉、アスベスト粉、ゼオライト、珪酸白土、雲母等が挙げられる。
これらの内、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、シリカ、珪酸白土等が好ましく用いられる。より好ましくは、炭酸カルシウム、硫酸バリウムである。これらの無機充填剤は単独で用いても良いし、2種以上混合して用いても良い。
上記無機充填剤と生分解性樹脂との配合比は、得られる樹脂組成物の分解性、表面状態、廉価性に影響を及ぼす。無機充填剤の含有量が多過ぎると、樹脂成分が極端に低下し強度が不足するため好ましくない。また、樹脂への混練も困難となり生産性が低下する。逆に少な過ぎると、強度や混練の難易性には問題がないが、水崩壊性が低下する上に、樹脂組成物の廉価性が損なわれるために好ましくない。また、無機充填剤は多少なりとも吸湿性があり、樹脂組成物が空気中の湿気により経時的に表面がべとべとしたり、カビが発生したりするのを防ぐ効果があるが、その効果が低下するために好ましくない。かかる観点から、本発明の生分解性樹脂組成物は、生分解性樹脂25〜80重量%及び無機充填剤75〜20重量%を含むことが好ましい。より好ましくは、生分解性樹脂30〜70重量%及び無機充填剤70〜30重量%である。
これらの無機状充填剤の平均粒径としては、0.3〜10μmのものが好ましい。さらに好ましくは0.5〜5μmである。平均粒径が10μmを超えると樹脂組成物の表面状態が荒くなり、美観を損ねるため好ましくない。また、フィルムやシートなどへの成形の際、穴があくなどの不良が発生しやすく生産上も好ましくない。平均粒径が0.3μm未満の場合、無機充填剤の凝集が発生しやすく、均一な練り込みが出来ないため好ましくない。また、無機充填剤の嵩密度が低くなり、混練時の作業性が低下し生産性が低下するため好ましくない。
無機充填剤は、樹脂との分散性を向上させるために表面処理を行っても良い。但し、表面処理により無機充填剤の吸湿性が損なわれ、樹脂組成物の経時的な表面状態の悪化を抑制できない場合はこの限りではない。表面処理剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸またはそれらの金属塩等を挙げることができる。
本発明の生分解性樹脂組成物には、その他に本発明の目的を妨げない範囲で分散剤、顔料、安定剤、酸化防止剤、着色剤、紫外線吸収剤等の他の添加剤を添加してもよい。
上記の通り、本発明の生分解性樹脂組成物は、特定量の生分解性樹脂、水溶性樹脂、及び無機充填剤を含み、優れた水崩壊性、生分解性樹脂を有し、経時的にも表面状態の悪化がなく、しかも廉価である。優れた水崩壊性及び生分解性を有する理由は定かではないが、一応、次ぎのような機構を推定する。
本発明の生分解性樹脂組成物が水中あるいは土壌中に廃棄された場合、先ず、樹脂組成物中の水溶性樹脂が水に溶解あるいは膨潤する。その結果、樹脂組成物中には空隙が多く出来き、溶解が進むにつれて破断され、場合によっては粒状にまで崩壊する。本発明の生分解性樹脂組成物には無機充填剤が多く含まれているため、この崩壊の際に同時に無機充填剤が脱落することにより、ますます崩壊が促進される。その結果、樹脂組成物中には空隙が多く形成され、樹脂の表面積が増えることとなり、残った生分解性樹脂は比較的速やかに分解するものと推定される。
次いで、本発明の生分解性樹脂組成物の製造方法を例示する。例えば、生分解性樹脂、無機充填剤、水溶性樹脂、必要に応じて可塑剤、分散剤、安定剤などその他の添加物をヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、タンブラー型ミキサー等を用いて混合した後、一軸または二軸スクリュー型押出機を用いて連続混練する。ここで生分解性樹脂中への無機充填剤、水溶性樹脂の分散性をより向上させるためには、二軸押出機の方が好ましい。
押出温度は、好ましくは100〜270℃の範囲、更に好ましくは130〜250℃の範囲である。100℃未満では、押出安定性が得難く、また過負荷に陥りやすく、270℃を超えると、生分解性樹脂や水溶性樹脂の分解が激しくなるので好ましくない。
本発明の生分解性樹脂組成物から成形し得る成形体としては、例えば、生理用タンポン用アプリケータ、生理用ナプキン包装用フィルム、生理用ナプキン用バックシート、使い捨てオムツ用バックシート、使い捨てオムツ包装用フィルム等の衛生用品の容器、フィルム、シートが挙げられる。例えば、生理用タンポンアプリケ一夕は、直径が2〜30mm、長さが10〜200mm、厚みが0.05〜5mmの筒状容器であって、射出成形で成形したり、シート状物を得た後、筒状に丸める等により成形できる。また、フィルム、シートを得る場合には、Tダイなどが装着された押出機により溶融成形することにより、厚み0.01〜5mmに成形可能である。これらの成形物は、その分解速度を高めるために薄く成形することが好ましいが、強度等を満足させるように自由に調整可能である。好ましい厚みは、タンポン用アプリケ一夕としては0.1〜5mm厚、より好ましくは0.2〜2mm厚である。また、フィルムとしては、0.01〜0.1mm厚、より好ましくは0.02〜0.07mm厚である。
上記製造方法により得られる本発明の生分解性樹脂組成物は、23℃の水に2日間浸漬したときの重量減少率が少なくとも3%である。該重量減少率の上限は特に制限されるものではないが、本発明の範囲では主に生分解性樹脂や無機充填剤の配合比に影響され、約90%程度である。該重量減少率が3%未満であるような従来の樹脂組成物は、水崩壊性が不十分であり、上記条件を経過した後の崩壊、分解が極めて長期間に及ぶため好ましくない。重量減少率は、生分解性樹脂、水溶性樹脂、及び無期充填剤の含有率と相関がある。これらの3種の材料を本発明で規定する範囲で含むことにより、優れた水崩壊性、及び生分解性樹脂が発現するのである。その上、経時的にも表面状態の悪化がなく、使い捨ての衛生材料として極めて有用である。
以下、実施例を示して本発明についてさらに詳細に説明する。なお、実施例で用いた評価方法は、以下の通りである。
(1)表面状態
実施例で得られた樹脂シートから、10cm×10cm角、lmm厚の試料を調製する。試料を40℃、相対湿度60%の恒温恒湿槽に24時間放置した後の表面状態を観察する。評価基準は以下の通りである。○:表面状態の変化はほとんど認められない。ヌメリ感なし。△:表面状態の変化が若干認められる。ヌメリ感がある。×:表面がべとついている。
(2)重量減少率(%)
前項(1)と同様の試料を室温23℃において、純水5リットル中に2日間浸漬した後に取り出す。取り出した後、水道流水にて表面のヌメリ等がなくなるまで洗う。その後、シリカゲルを入れたデシケータ中で12時間乾燥させる。下記数式(1)により重量減少率を算出する。10枚の試料について測定し、その平均値を算出する。
R=[(W1−W2)/W1]×100・・(1)
ここで、WR:重量減少率(%)、W1:浸漬前の重量、W2:浸漬後の重量。
(3)無機充填剤の平均粒径(μm)
レーザー回折散乱法粒度分布測定器(日機装(株)製、形式:マイクロトラックX−100)を用いて計測し、平均粒径(μm)を測定する。
水酸基価(KOHmg/g)。
調製例1
〈ジグリセリンテトラアセテートの調製〉
ジグリセリン84g、及び無水酢酸415gを反応フラスコに入れ、強酸性イオン交換樹脂(ダウケミカル社製、商品名:ダウエックスMSC−1)2.5gを追加し、撹拌しながら80〜90℃で1時間反応を行った。冷却後、イオン交換樹脂を濾別し、生成した酢酸および未反応の無水酢酸を減圧留去し、ジグリセリンテトラアセテート161.5gを得た。これは、一般式(1)におけるR1〜R4が全て炭素数2のアシル基、nは1である、酸価が0.2、水酸基価が31である。
実施例1〜15、参考例16、比較例1〜8
生分解性樹脂、可塑剤、水溶性樹脂、及び無機充填剤を〔表1〕〜[表3]に示す材料、割合にて混合し、分散剤としてステアリン酸カルシウム(日東化成(株)製)を加え、ヘンシェルミキサーを用いて室温で混合して生分解性樹脂組成物を製造した。得られた樹脂組成物を190℃において、2軸スクリュー押出機にて混練した。さらに、混練物を180℃、10MPaにおいてプレスして30℃にてクエンチして、厚さ0.5mmのシート状に加工した。得られたシートについて上記方法に従って物性を評価した。得られた結果を〔表1〕〜[表3]に示す。
Figure 0005215513
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<表1〜表3の記載の説明>
PLA:ポリ乳酸(三井化学(株)製、商品名:レイシア)、PBS:ポリブチレンサクシネート(昭和高分子(株)製、商品名:ビオノーレ1001)、m−PBT:ポリブチレンサクシネート・テレフタレート(BASF社製、商品名:エコフレックス)、PES:ポリエチレンサクシネート(日本触媒(株)製、商品名:ルナーレSE)、A:可塑剤(調製例1で得られたジグリセリンテトラアセテート)、PAO:ポリアルキレンオキサイド(住友精化(株)製、商品名:アクアコークTW)、PEG:ポリエチレングリコール(三洋化成工業(株)製、商品名:4000S)、PVA:ポリビニルアルコール、((株)クラレ製、商品名:CP−1000)、CaCO3:重質炭酸カルシウム(同和カルフィン(株)製・商品名:SST−40、平均粒径2μm)、BaSO4:沈降性硫酸バリウム(バライト工業(株)製、商品名:ST、平均粒径0.9μm)、talc:タルク、水溶性樹脂添加量(対生分解性樹脂100重量部):生分解性樹脂100重量部に対する水溶性樹脂の量(重量部)、実施例12:PLAとm−PBTをそれぞれ16重量部用いた、比較例6の重量減少率及び表面状態の「一」印:成形できなかったことを示す。
発明の効果
本発明により提供される生分解性樹脂組成物は、優れた水崩壊性及び生分解性を有し、経時的にも表面状態の悪化がなく、しかも廉価である。そのため、本発明の生分解性樹脂組成物からの成形物は、使用時は体液等により崩壊することがなく通常と全く同様に使用でき、使用した後トイレ、台所流し等に放流した場合、水崩壊及び生分解する効果を奏する。その結果、環境への負加を減らすことが可能である。従って、生理用タンポンのアプリケータ、生理用ナプキン包装用フィルム、使い捨て紙おむつのバックシート、及び医療用衣類等の衛生用品や、キッチンタオル、掃除用タオル、ワイピングクロス等の生活用品の分野において好適に使用される。

Claims (6)

  1. 乳酸系ポリマー、及びポリアルキレンサクシネートから選ばれた少なくとも一種の樹脂からなる生分解性樹脂25〜80重量%、無機充填剤75〜20重量%(但し、生分解性樹脂+無機充填剤=100重量%とする。)、及び、前記生分解性樹脂100重量部に対して、ポリアルキレンオキサイド、及びポリエチレングリコールから選ばれた少なくとも一種の水溶性樹脂3〜100重量部を含む生分解性樹脂組成物を成形加工してなる生理用タンポンのアプリケータ、生理用ナプキン包装用フィルム、使い捨ておむつ用バックシート、及び医療用衣類から選ばれた一種のトイレ又は台所流しへ放流処理可能な衛生用品。
  2. 乳酸系ポリマーがポリ乳酸であることを特徴とする請求項1記載の衛生用品。
  3. ポリアルキレンサクシネートが、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート、ポリブチレンサクシネート・テレフタレート、及びポリエチレンサクシネートから選ばれた少なくとも一種の樹脂であることを特徴とする請求項1記載の衛生用品。
  4. 無機充填剤が、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、クレー、シリカ、及び雲母から選ばれた少なくとも一種の化合物であることを特徴とする請求項1記載の衛生用品。
  5. 生分解性樹脂組成物が、生分解性樹脂100重量部に対して可塑剤1〜50重量部を含むことを特徴とする請求項1記載の衛生用品。
  6. 23℃の水に2日間浸漬したときの重量減少率が少なくとも3%であることを特徴とする請求項1記載の衛生用品。
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