JP5214227B2 - 横縞型固体酸化物形燃料電池スタック及びその作製方法 - Google Patents

横縞型固体酸化物形燃料電池スタック及びその作製方法 Download PDF

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Description

本発明は、横縞型固体酸化物形燃料電池スタック及びその作製方法に関する。
固体酸化物形燃料電池は、固体酸化物からなる電解質(本明細書及び特許請求の範囲において“電解質”と略称する)を挟んでアノードとカソードを配した三層ユニットで構成される。その作動温度は一般的には800〜1000℃程度と高いが、800〜650℃という作動温度のものも開発されつつある。
固体酸化物形燃料電池の運転時には、アノード側に燃料を通し、カソード側に酸化剤ガス、例えば空気を通して、両電極を外部負荷に接続することで電力が得られる。ところが、単電池(以下“セル”という)一つでは高々0.8V程度の電圧しか得られないので、実用的な電力を得るためには複数のセルを電気的に直列に接続する必要がある。隣接するセルを電気的に直列に接続するのと同時に、アノードとカソードのそれぞれに燃料と空気とを適正に分配、供給し、また排出する目的で、インターコネクタとセルとが交互に積層される。
上記のような固体酸化物形燃料電池は複数のセルを積層するタイプであるが、複数のセルを横縞状に配置するタイプの固体酸化物形燃料電池も考えられている。横縞方式には円筒タイプ(例えば、特開平10−3932号公報参照)や中空扁平タイプ(例えば、国際公開第2004/082058号パンフレット、国際公開第2004/088783号パンフレット参照)などの方式がある。
特開平10−3932号公報 国際公開第2004/082058号パンフレット 国際公開第2004/088783号パンフレット
図1は中空扁平タイプの横縞型固体酸化物形燃料電池の構成例を示す図である。図1(a)は斜視図、図1(b)は平面図、図1(c)は、図1(b)中A−A線断面図である。中空扁平状の電気絶縁性基板1の上にアノード2、電解質3及びカソード4を順次積層してなるセル5を複数個形成する。そして、隣接するセルをインターコネクタ6、集電体7を介して電気的に直列に接続して構成される。絶縁性基板1は支持基板、チューブ基板、フラットチューブ基板などとも称される。
燃料ガスを、絶縁性基板1内の空間すなわち燃料ガスの流通部(燃料流通路)8にセル5の配列と平行に流通させる。燃料の流通部8は、流通路1個とは限らず複数でもよく、その断面形状についても、矩形状(含、中空扁平状)、四角形状、楕円形状などに構成される。これらはそのように中空の燃料流通部を有することからフラットチューブ型とも称される。
ここで図2に従い、横縞型固体酸化物形燃料電池スタックの作製過程例を説明する。図2(a)は絶縁性基板1であり、図2(b)のとおり絶縁性基板1上にアノード2を配置する。次いで図2(c)のとおりインターコネクタ6を配置し、また図2(d)のとおり電解質3を配置する。そして図2(e)のとおりカソード4を配置し、また図2(f)のとおり集電体7を配置する。
絶縁性基板1は内部に燃料流通路8を有し且つ少なくともセル5及びインターコネクタ6に接する面が絶縁体となるよう構成される。図2の例で言えば、絶縁性基板1の下面側が燃料の流通部となり〔図1(c)参照〕、上面側の面が絶縁体となるよう構成される。図2の例で言えば、絶縁性基板1の上面側にアノード2、電解質3が接するので、絶縁性基板1の上下面のうちこれらアノード2、電解質3と接する面は絶縁体とする。
また、集電体7は、インターコネクタ6とともに隣接するセル5のアノード2及びカソード4間すなわち一つのセル5のアノード2と当該セル5の隣のセル5のカソード4との間を電気的に接続することから、一種のインターコネクタであるが、本発明の特徴点との関係で本明細書では集電体と称している。
絶縁性基板1は、原料粉を混合した後、造粒し、押出成形等により燃料流通路8となる開孔(空間)を有するグリーン基板を作製する。原料粉には成形を容易にし、焼結時に多孔質とするための補助材として例えばグラファイトを加える。次いで、グリーン基板上にアノード材料をスクリーン印刷などにより塗布し、両者を共焼結する。次いで、インターコネクタ材料を図2(c)のようにアノード面上のインターコネクタ配置部分に塗布した後、電解質3を図2(d)のように塗布し、焼結する。次いで、カソード材料を電解質3面上に図2(d)のように塗布し、集電体材料を図2(f)のように塗布して焼成する。それら各材料を塗布する際には、水あるいは有機溶媒によりスラリーあるいはペーストにして塗布する。また、横縞型では複数のセル5を間隔を置いて配置するので、アノード材料の塗布以降の塗布処理では適宜マスク等を使用して行われる。
横縞型固体酸化物形燃料電池においては、絶縁性基板内を燃料ガスが拡散するため、多孔質な構造となっていなければならない。また、燃料の流出を防ぐために基板外部の酸化雰囲気とは緻密な部材を介して良好に隔離されていなければならない。そして、このようなガスの流出を防ぐ部材(電解質やインターコネクタ)は高温での焼成を必要としている。また、アノード上に成膜するインターコネクタは構成上、電解質の構成成分であるジルコニアと接触する構造となっている。
また、インターコネクタの構成材料は、より高温での使用を考慮するとランタンクロマイトが有用である。ランタンクロマイトの場合、緻密に焼結させるためには高温焼成が必要となる。しかし、ランタンクロマイトの緻密薄膜を形成する際の焼成温度には、例えば特開平9−263961号公報に記載のとおり、1550℃という上限があり、1550℃以上では焼成収縮が著しく起こり、まためくれ、焼成切れ等を引き起こし、安定な膜が得られない。また、フラットチューブ基板内を燃料ガスが拡散するため、気孔率を確保するために部材の焼成温度要件として上限温度約1500℃程度という制限がある。
特開平9−263961号公報
ところで、本発明者らが、電解質の構成材料としてYSZ(イットリア安定化ジルコニア)を使用し、インターコネクタの構成材料としてランタンクロマイトを使用して、前述の事実を考慮して1500℃で焼結させたところ、インターコネクタの構成成分であるランタンクロマイトと電解質の構成成分であるジルコニアとの接合部における緻密性が低下していることがわかった。緻密性が低下すると、燃料の流出を防ぐことができず、基板外部の酸化雰囲気と隔離されないことになる。
そこで、本発明においては、そのような緻密性低下の問題を解決することにより、その作製上の歩留まりを改善し、また燃料ガス漏れ、発電効率の低下、さらには燃焼による温度上昇による破壊、劣化などの問題を解決したものである。
すなわち、本発明は、横縞型固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、インターコネクタとしてランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とする材料を使用する際の問題を解決してなる横縞型固体酸化物形燃料電池スタック及びその作製方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、(1)内部に燃料の流通部を有する絶縁性基板の表面に、アノード、電解質及びカソードを順次積層してなるセルを複数個形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞型固体酸化物形燃料電池スタックであって、前記インターコネクタがランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とする材料からなり、前記電解質と前記インターコネクタとの間にNiOを含むY23からなる中間層を有し、且つ前記中間層におけるNiOの含有量が3〜10質量%の範囲であることを特徴とする横縞型固体酸化物形燃料電池スタックである。
本発明は、(2)内部に燃料の流通部を有する絶縁性基板の表面に、アノード、電解質及びカソードを順次積層してなるセルを複数個形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなり、且つ前記電解質と前記インターコネクタとの間にNiOを含むY23からなる中間層を配してなる横縞型固体酸化物形燃料電池スタックを作製するに際して、前記インターコネクタ材料としてランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とする材料を使用するとともに、前記中間層は、原料を混合、粉砕してY23の累積中位径を1〜2μmとし、且つ前記中間層におけるNiOの含有量を3〜10質量%の範囲とし、前記電解質と前記インターコネクタとの間に配した後、焼成することにより形成することを特徴とする横縞型固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法である。
本発明によれば、横縞型固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、ランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とするインターコネクタを使用するに際して、当該インターコネクタと電解質との間にNiOを含むY23からなる中間層を配することにより、ランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とするインターコネクタを焼成温度1550℃以下、特に1450℃〜1500℃の範囲で形成でき、燃料ガス漏れ、発電効率の低下、また燃焼による温度上昇による破壊、劣化、電圧損失を改善することができる。
また、本発明においては、その作製に際してそれら特性を備えたランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とするインターコネクタを高い歩留まりで、再現性よく形成でき、横縞型固体酸化物形燃料電池スタックによる発電の安定性、信頼性を向上させることができる。
以下に、本発明の横縞型固体酸化物形燃料電池スタック及びその作製方法について説明するが、前記従来の横縞型固体酸化物形燃料電池スタックの構成部材と同じ構成部材については、同一の符号を用いて説明する。
本発明は、内部に燃料の流通部を有する絶縁性基板1の表面に、順次、アノード2、電解質3及びカソード4からなる複数のセル5を形成するとともに、隣接するセル5間をインターコネクタ6及び集電体7を介して電気的に直列に接続してなる横縞型固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、そのインターコネクタ6をランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とする材料で構成する。そして、電解質3と当該ランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とする材料で構成されたインターコネクタ6との間にNiOを含むY23からなる中間層9(符号“9”については図5、図9参照、以下符号“9”について同じ)を配することを特徴とするものである。
ここで、NiOを含むY23からなる中間層9におけるNiOの含有量、すなわちY23とNiOの合計量中のNiO量の割合は、好ましくは3〜10質量%の範囲である。
また、中間層9を形成する際の原料であるY23の累積中位径は2μm以上であり、好ましくは2〜3μmの範囲である。また、NiOを含むY23からなる中間層9におけるY23の累積中位径は1〜2μmの範囲であることが好ましい。ここで、累積中位径とは、「ファインセラミックス原料のレーザ回析・散乱法による粒子径分布測定方法“JIS R 1629(1997)”」によって粉体の集合の粒度分布を求め、その粉体の集合の全体積を100%として累積カーブを求めたときに、その累積カーブが50%となる点の粒子径(μm)をいう。この点、本明細書及び特許請求の範囲において同じである。
前述のとおり、インターコネクタ材料としてランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とする材料を使用する場合、緻密に焼結させるためには高温焼成が必要となるが、インターコネクタ6の構成材料としてランタンクロマイトを使用し、電解質3の構成材料であるイットリア安定化ジルコニアとともに1500℃以下で焼結させたところ、燃料ガスが漏れ、発電効率の低下や燃焼による温度上昇による破壊、劣化などが生じることが観察された。その原因追求の一環としてその界面を電子顕微鏡で観察したところ、インターコネクタ6を構成するランタンクロマイト層と電解質3を構成するイットリア安定化ジルコニア層の接合部における緻密性が低下していることがわかった。
図3は上記電子顕微鏡写真である。図3中、緻密性低下として楕円形状の枠で示しているとおり、緻密なイットリア安定化ジルコニア層とランタンクロマイト層との間のランタンクロマイト層側に比較的大きな孔が多数観察される。
図4は、図2(f)中矩形状の点線枠Aで示す部分(集電体7を除く)を拡大して示した図であるが、上記「緻密性低下」部分を当該図4で言えば逆L字状の点線枠Bで示している部分に相当している。これが燃料ガス漏れの要因となり、発電効率の低下や燃焼による温度上昇による破壊、劣化などを引き起こすことになる。
そこで、インターコネクタ6を構成するランタンクロマイト層と電解質3を構成するイットリア安定化ジルコニア層とを接触させないために、ランタンクロマイト層とイットリア安定化ジルコニア層との間に中間層9を設けることを考えた。中間層9に求められる条件は(1)ジルコニアを含まないこと、(2)収縮率、焼結性、緻密性がランタンクロマイトとイットリア安定化ジルコニアにできるだけ近いこと、(3)高温且つ水素存在下で還元しないことである。
本発明においては、それらの諸条件を満たす中間層9として、NiOを含むY23からなる中間層9を配することにより解決するものである。
図5は、図4に対応して本発明を説明する図である。図5のとおり、電解質3とインターコネクタ6との間にNiOを含むY23からなる中間層9を配する。これにより、燃料ガス漏れ、これに伴う発電効率の低下、また燃焼による温度上昇による破壊、劣化などの問題を解決したものである。
絶縁性基板1の構成材料としては、MgOとMgAl24の混合物、ジルコニア系酸化物、ジルコニア系酸化物とMgOとMgAl24の混合物などを用いることができるが、これらに限定されない。そのうち、MgOとMgAl24の混合物は、MgOが20〜70vol%含まれるMgOとMgAl24の混合物であるのが好ましい。また、ジルコニア系酸化物の例としては、イットリア安定化ジルコニア〔YSZ:(Y23X(ZrO21-X,式中、x=0.03〜0.12〕などが挙げられる。ジルコニア系酸化物とは、ジルコニア、YSZなどを含む意味である。
アノード2の構成材料としては、例えばNiを主成分とする材料、NiとYSZ〔(Y23X(ZrO21-X(式中、x=0.05〜0.15)〕との混合物からなる材料などが用いられるが、これらに限定されない。NiとYSZとの混合物からなる材料の場合、当該混合物中、Niを40vol%以上分散させた材料であるのが好ましい。
電解質3の構成材料としては、イットリア安定化ジルコニア〔YSZ:(Y23X(ZrO21-X(式中、x=0.05〜0.15)〕を使用する。
カソード4の構成材料としては、例えばSrドープLaMnO3、LSC(La0.6Sr0.4Co1.03、等)、LSCF(La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.83、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.83、等)、LSM(LaSrMnO3、等)が用いられるが、これらに限定されない。
インターコネクタ6の構成材料としては、式(Ln,A)CrO3(式中、Lnはランタノイド、AはBa、Ca、MgまたはSrである)で示される酸化物またはこの酸化物を主成分とする材料(これら材料を本明細書において「ランタンクロマイト」と称している)を使用する。ランタンクロマイトには適宜Al23、MgOなどの助剤が添加されることから、ランタンクロマイトを主成分とする材料も使用される。
以下、実施例を基に本発明をさらに詳しく説明するが、本発明が実施例に限定されないことはもちろんである。
〈実験例1〉
インターコネクタ6と電解質3の界面の観察結果から、電解質3を構成するYSZ:(Y23X(ZrO21-X(式中、x=0.05〜0.15)のドープ成分であるイットリア(Y23)に着目し、この観点から、イットリア(Y23)の粒径如何による焼成温度に対応する収縮率について実験を行った。
23を整粒して、累積中位径1μm以下のもの、累積中位径1〜2μmの範囲のもの、累積中位径2〜3μmの範囲のもの、累積中位径3μm超のものを準備した。そして、溶媒としてヘキシレングリコール(hexylene glycol)を使用し、バインダーとしてPVB(polyvinyl butyral)を使用し、可塑剤としてDOP(dioctyl phthalate)を使用してそれら各粒径のY23をペーストにして薄板状に成形したものを各粒径毎に複数個作製した。これら各サンプルのそれぞれについて各焼成温度に対する収縮率を測定した。
図6は、それらの各サンプルについて焼成温度に対する収縮率を示した図である。図6のとおり、累積中位径1μm以下のY23の収縮率は、焼成温度1200℃、1300℃、1400℃、1480℃のいずれにおいても大きく、しかも焼成温度が高くなるに従い大きくなる。また、累積中位径1〜2μmのY23の収縮率は、焼成温度1200℃では累積中位径1μm以下のY23の収縮率と略同じであるが、焼成温度1300℃、1400℃、1480℃においては累積中位径1μm以下のY23の収縮率より小さくなる。
これに対して、累積中位径3μm超のY23の収縮率は、焼成温度1200℃、1300℃、1400℃、1480℃のいずれにおいても、累積中位径1〜2μmのY23の収縮率より小さくなる。また、累積中位径2〜3μmのY23の収縮率は、焼成温度1200℃、1300℃、1400℃、1480℃のいずれにおいても、累積中位径3μm超のY23の収縮率に比べてさらに小さく、しかもその収縮率は、焼成温度の上昇とほぼ比例している。
これらの結果から、粒径が小さいY23の方が電解質3を構成するジルコニア層(イットリア安定化ジルコニア層)とインターコネクタ6を構成するランタンクロマイト層との収縮率が近いことがわかる。しかし、一方で、粒径の小さいY23は良好なペーストの作製・保持に問題があることから、累積中位径2〜3μmのY23を原料として使用することを前提に実験を進めた。なお、粒径の小さいY23についても本発明の中間層9の形成用原料成分として使用できるものである。
〈実験例2〉
一般に、焼結助剤は難焼結性物質の焼結性の改善や焼結温度の引き下げなどのために添加される。本発明において電解質3と接する中間層9を構成する主成分としてY23を用いる場合、これに添加する焼結助剤に要求される機能として、焼結助剤の収縮率が電解質3の収縮率により近接することが必要であるので、この観点から実験を行った。
23の焼結助剤としてはNiO、Al23、MgO、CaOなどが考えられる。そこで、これらの物質を累積中位径2〜3μmのY23にそれぞれ添加した各サンプルについて焼成温度と収縮率の関係、また〈実験例5:ガスリーク試験〉における焼成温度とガスリークとの関係を調べた。図7はY23の焼結助剤としてNiOまたはAl23を用いた場合の焼成温度と収縮率の関係を示し、ガスリーク試験の結果は表1に示している。
これらの試験結果から、Al23、MgO、CaOの添加による改善効果は少ないか、殆どなく、NiOの場合が最も適していることがわかった。
〈実験例3〉
引き続き、累積中位径2〜3μmのY23に対するNiOの添加量(=累積中位径2〜3μmのY23とNiOの合計量中のNiO量の割合。以下、NiO添加量について同じ)如何による焼成温度と収縮率の関係を調べた。本試験用の各サンプルは、累積中位径2〜3μmのY23を原料とし、前記〈実験例1〉の場合と同様にして作製した。図7はその結果を示す図である。図7には累積中位径2〜3μmのY23単独の場合についても記載している。
図7のとおり、1200℃、1300℃、1400℃、1480℃の各焼成温度において、NiO添加量0.5wt%(“wt%”は“質量%”と同義。本明細書中“wt%”について同じ)、1wt%、5wt%、10wt%のいずれの場合にも、電解質3を構成するYSZ及びインターコネクタ6を構成するランタンクロマイトの収縮率により近づくことを示している。
各焼成温度のうち、例えば1480℃の場合についてみると、まず図6のとおり、電解質3を構成するYSZの収縮率は22.5%、インターコネクタ6を構成するランタンクロマイトの収縮率は22%である。そして図7のとおり、累積中位径2〜3μmのY23については、それ単独での収縮率は4.1%であったものが、NiOを添加することにより、0.5wt%、1wt%、5wt%、10wt%のいずれ添加量の場合にも13.3%の収縮率を示している。このようにY23にNiOを添加することにより、電解質3を構成するYSZ及びインターコネクタ6を構成するランタンクロマイトの収縮率により近づけることができる。
また、そのように、累積中位径2〜3μmのY23単独での収縮率は4.1%であったものが、NiO添加量0.5wt%で13.3%の収縮率となることから、NiO添加量として0.5wt%以上であれば、収縮率改善上有効と言える。
〈実験例4〉
23に対して焼結助剤としてNiOを添加するに際して、焼成前にボールミル等で両者を混合、粉砕して均一にしておくことが必要である。そこで、ボールミルによる混合、粉砕による収縮率如何について検討した。
図8に、ランタンクロマイトと、累積中位径2〜3μmのY23に対してNiOを各種割合で添加して混合、粉砕したものについて、焼成温度と収縮率との関係を調べた結果を示している。図8にはそのうちY23に対するNiO添加量が1wt%のものと5wt%のものを示している。試験用の各サンプルについては、前記〈実験例1〉のサンプル作製処理に加え、ボールミルで粉砕、混合し、累積中位径1〜2μmとなるように作製した。
図8のとおり、NiOを添加した累積中位径2〜3μmのY23の場合、粉砕、混合によりその累積中位径を1〜2μmとすることにより、焼成温度1200℃、1300℃、1400℃、1480℃のいずれにおいても、電解質3を構成するYSZ及びインターコネクタ6を構成するランタンクロマイトの収縮率にさらに近づくことがわかる。そしてこのことは、本発明に係る中間層9におけるY23の累積中位径が、好ましくは1〜2μmの範囲であることを示している。
〈実験例5:ガスリーク試験〉
また、中間層9を構成する主成分としてY23を用いる場合、焼結助剤として添加するNiOの量的割合如何による焼成温度とガスリークとの関係を調べた。前記〈実験例1〉から、原料としてのY23の累積中位径は2μm以上、好ましくは2〜3μmであると考えられるので、この粒径のY23に対するNiO添加量を変えたものについてガスリーク試験を行った。
〈ガスリーク試験用サンプルの作製〉
図9はガスリーク試験用サンプルの作製工程を説明する図である。なお、この作製工程は本発明の横縞型固体酸化物形燃料電池スタックの作製工程の一例でもある。Niとイットリア安定化ジルコニアを重量比1:5で混合した粉末に、混合粉末総量中15wt%のグラファイトを添加し、さらに蒸留水を加えた後、ボールミルで混合した。その混合溶液に有機溶媒(トルエンと2−プロパノールの混合溶媒、以下有機溶媒について同じ)、分散剤、消泡剤を加えた後、乾燥して粉末とした。得られた粉末を用いてフラットチューブへの押出成型法により中空扁平状の絶縁性基板1を作製した。図9(a)中の左側に斜視図として示している。
NiOとイットリア安定化ジルコニアを重量比2:3で混合した粉末に、有機溶媒、分散剤、消泡剤を加え、ボールミルで混合してスラリーを作製した。前記作製した中空扁平状の絶縁性基板1の上下面にスクリーン印刷によりアノード2を形成した。図9(a)中の右側に斜視図を示し、同図中A−A線断面(表裏両面のうち表面側のA−A線断面)を図9(b)に示している。
ランタンクロマイト(La0.8Sr0.2CrO3)の粉末に、有機溶媒、分散剤、消泡剤を添加し、ボールミルで混合してスラリーを作製し、アノード2上にスクリーン印刷にて塗布し、インターコネクタ6を形成した。図9(c)はその状態である。
前記〈実験例1〉〜〈実験例4〉で使用したのと同じ累積中位径2〜3μmのイットリア(Y23)のペーストを図9(d)中、中間層9として示すように塗布した。その際、図9(d)中Sと示すようにインターコネクタ6材料の塗布部上面を残して塗布した。同様にして、累積中位径2〜3μmのY23に対するNiOの添加量を変え、粉砕、混合した中間層9を配したものをそれぞれ作製した。
イットリア安定化ジルコニアに有機溶媒、バインダー、分散剤を添加しボールミルで混合して作製したスラリーにディッピングし、これを2回繰り返した後、乾燥して電解質3を形成した。図9(e)はその状態である。なお、ディッピングする前に、図9(e)中電解質3として示す箇所以外の箇所にマスキングをした。
図9(e)の状態で温度1500℃で焼成した。作製した各サンプルは、図9(a)を借りて言えば、中空扁平状の絶縁性基板1の表裏両面に、図9(e)に示すようにアノード2、インターコネクタ6、中間層9、電解質3を配した構造を持つもので、燃料流路となる開孔8を有している。開孔8は、図9(a)で言えは、手前側から相対する向こう側まで連通している。
こうして作製したそれぞれのサンプルについて、開孔8の両端をシールし、その外部に水を満たし、開孔8の内部にヘリウムを充満させて、表面から出るガスリーク数すなわち気泡数を観察した。また、中間層9として、累積中位径2〜3μmのY23に対し、Al23を添加して粉砕、混合したもの、NiOとAl23を添加して粉砕、混合したもの、MgOを添加して粉砕、混合したもの、CaOを添加して粉砕、混合したものについてもそれぞれ前記と同様にしてサンプルを作製し、同様に試験した。表1はこれらの試験の結果である。
Figure 0005214227
表1のとおり、中間層9の構成材料が、累積中位径2〜3μmのY23だけのもの(表1中、添加剤なしのもの)ではガスリーク数が10個以上観察された。これに対して、中間層9の構成材料が、累積中位径2〜3μmのY23に対し、NiOを5wt%添加したものの場合にはガスリーク数は0〜3個であり、きわめて良好であることを示している。また、中間層9の構成材料が、累積中位径2〜3μmのY23に対し、NiOを1wt%、3wt%、10wt%添加したものの場合のガスリーク数は3〜5個であり、NiOが5wt%の場合に準じる結果が得られた。
また、累積中位径2〜3μmのY23に対し、NiOを20wt%添加したもの、Al23を添加したもの、NiOとAl23を添加したものの場合のガスリーク数は5〜10個であり、またMgOを添加したもの、CaOを添加したものの場合のガスリーク数は10個以上であり、いずれもガスリークの観点から不適当であることがわかった。
〈実験例6〉
累積中位径2〜3μmのY23に対するNiOの添加量を変え、1485℃で焼成して中間層9を配したものを作製し、NiO添加量如何による緻密性について電子顕微鏡により観察した。表2はその結果である。
Figure 0005214227
表2のとおり、NiOの添加量5wt%できわめて良好であり、NiOの添加量3〜10wt%の範囲であれば実用に耐え得るものであることがわかった。
また、累積中位径2〜3μmのY23に対してNiOを5wt%添加した中間層9を配したものの断面を観察した。図10はその電子顕微鏡写真である。図10のとおり、中間層9を配した部分およびその両側の層には大きな孔はなく、きわめて良好な緻密性を備えていることがわかる。
ここで、図10の電子顕微鏡写真を図3の電子顕微鏡写真と対比すると、図3においては、電解質3を構成する緻密なジルコニア層とインターコネクタ6を構成するランタンクロマイト層との間のランタンクロマイト層側に比較的大きな孔が多数観察されるが、図10においては電解質3を構成する緻密なジルコニア層とインターコネクタ6を構成するランタンクロマイト層との間のランタンクロマイト層側に孔は殆ど観察されず、各層また境界にも孔は実質上見当たらない。このように、本発明に係る中間層9の効果は明らかである。
以上のとおり、横縞型固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、ランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とするインターコネクタ6と電解質3との間にNiOを含むY23からなる中間層9を配することによりその緻密性を改善することができる。そして、Y23の粒径範囲、NiOの添加割合を適正化ないしは最適化することにより実用に耐え得るランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とするインターコネクタ6層を形成することができる。また、本発明によれば、1550℃以上では焼成収縮が著しく起こるなど問題があったランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とするインターコネクタ6の緻密薄膜を焼成温度1550℃以下、特に1450℃〜1500℃の範囲で再現性よく形成できる。
中空扁平タイプの横縞型固体酸化物形燃料電池の構成例を示す図 横縞型固体酸化物形燃料電池スタックの作製過程例を説明する図 インターコネクタ材料としてランタンクロマイトを使用した場合の電解質層とランタンクロマイト層との界面の電子顕微鏡写真(図面代用写真) 図2(f)中矩形状の点線枠Aで示す部分(集電体7を除く)を拡大して示した図 図4に対応して本発明を説明する図 各粒径のY23を成形した各サンプルについて各焼成温度に対する収縮率を示した図 ランタンクロマイトと、累積中位径2〜3μmのY23に対してNiOまたはAl23を添加したものについて、焼成温度と収縮率との関係を調べた結果を示す図 中間層9としてY23を用いる場合、焼結助剤として添加するNiOの量的割合如何による焼成温度と収縮率との関係を調べた結果を示す図 ガスリーク試験用サンプルの作製工程を説明する図 累積中位径2〜3μmのY23に対してNiOを5wt%添加した中間層9を配したものの断面を観察した電子顕微鏡写真(図面代用写真)
符号の説明
1 絶縁性基板(支持基板)
2 アノード
3 電解質
4 カソード
5 セル
6 インターコネクタ
7 集電体(インターコネクタ)
8 燃料流通路(開孔)
9 中間層

Claims (3)

  1. 内部に燃料の流通部を有する絶縁性基板の表面に、アノード、電解質及びカソードを順次積層してなるセルを複数個形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞型固体酸化物形燃料電池スタックであって、前記インターコネクタがランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とする材料からなり、前記電解質と前記インターコネクタとの間にNiOを含むY23からなる中間層を有し、且つ前記中間層におけるNiOの含有量が3〜10質量%の範囲であることを特徴とする横縞型固体酸化物形燃料電池スタック。
  2. 請求項1に記載の横縞型固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記中間層におけるY23の累積中位径が1〜2μmであることを特徴とする横縞型固体酸化物形燃料電池スタック。
  3. 内部に燃料の流通部を有する絶縁性基板の表面に、アノード、電解質及びカソードを順次積層してなるセルを複数個形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなり、且つ前記電解質と前記インターコネクタとの間にNiOを含むY23からなる中間層を配してなる横縞型固体酸化物形燃料電池スタックを作製するに際して、前記インターコネクタ材料としてランタンクロマイトまたはランタンクロマイトを主成分とする材料を使用するとともに、前記中間層は、原料を混合、粉砕してY23の累積中位径を1〜2μmとし、且つ前記中間層におけるNiOの含有量を3〜10質量%の範囲とし、前記電解質と前記インターコネクタとの間に配した後、焼成することにより形成することを特徴とする横縞型固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法。
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