JP4633481B2 - 固体酸化物形燃料電池スタック及びその作製方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池スタック及びその作製方法に関し、より具体的には横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタック及びその作製方法に関する。
固体酸化物形燃料電池〔SOFC(=Solid Oxide Fuel Cell)、以下適宜SOFCと略称する〕は、一般的には、作動温度が800〜1000℃程度と高いが、最近では800℃程度以下、すなわち800〜650℃という範囲の作動温度のものも開発されつつある。SOFCは、電解質材料を挟んでアノードとカソードが配置され、アノード/電解質/カソードの三層ユニットで構成される。
SOFCの運転時には、アノード側に燃料を通し、カソード側に酸化剤ガス、例えば空気を通して、両電極を外部負荷に接続することで電力が得られる。ところが、単電池(本明細書中適宜セルとも言う)一つでは高々0.8V程度の電圧しか得られないので、実用的な電力を得るためには複数の単電池を直列に接続する必要がある。隣接する単電池を電気的に直列に接続するのと同時に、アノードとカソードのそれぞれに燃料と空気とを適正に分配、供給し、また排出する目的で、インターコネクタとセルとが交互に積層される。
上記のようなSOFCは複数のセルを積層するタイプであるが、これに代えてセルの配置を横縞方式とすることも考えられている。横縞方式には円筒タイプや中空扁平タイプなどの方式がある。図10は特開平10−3932号公報に開示された円筒タイプの構成例を示す図である。図10(A)は全体図、図10(B)は図10(A)のX部を拡大して示す断面図、図10(C)は図10(A)のY部を拡大して示す断面図である。
特開平10−3932号公報
図10(A)〜(C)のとおり、基体管21の外周面に順次、アノード22、電解質23及びカソード24を積層してなるセル25の複数個が、該基体管21の長手方向に間隔を置いて形成されている。26は隣接するセル間を電気的に接続するインターコネクタである。ここでの、インターコネクタ26の構成材料としては、従来材料であるLaCrO3系のペロブスカイト形酸化物が用いられている。この材料はスラリー化され、成膜、乾燥することでインターコネクタが形成される。基体管21の両端にはセラミックス系接着剤27を介して導電性基体管28が接合されている。
しかし、LaCrO3系のペロブスカイト形酸化物は電気抵抗が高い。そこで、その抵抗を低減するためにインターコネクタの面積を大きくすることが考えられる。しかし、この部分は発電に寄与しないため、セルの集積密度が低くなる(つまり無駄率が高くなる)という問題がある。また、インターコネクタ26は、その形成に際して非常に高温で熱処理を施す必要があることから、図10(A)〜(C)中、インターコネクタ26の下に積層されている部材、すなわち基体管21、アノード22、電解質23の材料も必ず高温の熱処理過程が加わることになる。このため、それらの材料も高温で安定性がある材料が要求されるため、その材料や作製工程が限定され、特に作製工程が複雑化してしまう。
本発明においては、横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて生起するそれらの諸問題、特にインターコネクタに関する問題を解決してなる横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタック及びその作製方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、内部に燃料の流通部を有する支持基板の表面に、順次、アノード、電解質及びカソードからなる複数のセルを形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックであって、隣接するセルのアノードとインターコネクタとの間に中間層としてAgとNiOを含むコンポジット材料を配するとともに、その上面及び電解質を覆ってAgとガラスを含むコンポジット材料からなるインターコネクタを配してなることを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックを提供する。
また、本発明は、内部に燃料の流通部を有する支持基板の表面に、順次、アノード、電解質及びカソードからなる複数のセルを形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法であって、隣接するセルのアノードとインターコネクタとの間に中間層としてAgとNiOを含むコンポジット材料を配するとともに、その上面及び電解質を覆ってAgとガラスを含むコンポジット材料からなるインターコネクタを配することを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法を提供する。
横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、インターコネクタの材料としてAgとガラスを含むコンポジット材料のみを用いた場合、耐久性に問題があったが、本発明によれば、アノードと該インターコネクタ材料との間にAgとNiOを含むコンポジット材料からなる中間層を形成することにより、その耐久性を飛躍的に向上させることができる。これにより、横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックによる発電の安定性、信頼性を向上させることができる。
本発明は、内部に燃料の流通部を有する支持基板の表面に、順次、アノード、電解質及びカソードからなる複数個のセルを形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックである。そして、隣接するセルのアノードとインターコネクタとの間に中間層としてAgとNiOを含むコンポジット材料を配するとともに、その上面及び電解質を覆ってAgとガラスを含むコンポジット材料からなるインターコネクタを配してなることを特徴とする。
また、本発明は、内部に燃料の流通部を有する支持基板の表面に、順次、アノード、電解質及びカソードからなる複数個のセルを形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法である。そして、隣接するセルのアノードとインターコネクタとの間に中間層としてAgとNiOを含むコンポジット材料を配するとともに、その上面及び電解質を覆ってAgとガラスを含むコンポジット材料からなるインターコネクタを配することを特徴とする。
横縞方式のSOFCスタックにおいて、隣接するセル間(すなわち、隣接するセルのうち、一方のセルのアノードと他方のセルのカソード)を電気的に連結するインターコネクタの構成材料として、従来技術ではペロブスカイト形LaCrO3系酸化物材料を用いていたが、本発明においてはAgとガラスを含むコンポジット材料を用いる。加えて、本発明においてはアノードと該“Agとガラスを含むコンポジット材料”との間に中間層を形成し、その中間層の構成材料としてAgとNiOを含むコンポジット材料を用いる。
支持基板の構成材料としては、MgOとMgAl24の混合物、ジルコニア系酸化物、ジルコニア系酸化物とMgOとMgAl24の混合物等を用い得るが、これらに限定されない。そのうち、MgOとMgAl24の混合物は、MgOとMgAl24の全量のうちMgOが20〜70vol%含まれる混合物であるのが好ましい。また、ジルコニア系酸化物の例としては、イットリア安定化ジルコニア〔YSZ:(Y23X(ZrO21-X(式中、x=0.03〜0.12)〕などが挙げられる。
アノードの構成材料としては、例えばNiを主成分とする材料、金属を含むセラミック材料などが用いられるが、これらに限定されない。金属を含むセラミック材料のうち、セラミック材料としては、例えばイットリア安定化ジルコニア〔YSZ:(Y23X(ZrO21-X(式中、x=0.05〜0.15)〕が用いられ、金属としては、Ni、Cu、Fe、Ru及びPdから選ばれた少なくとも1種の金属、すなわちそれら金属のうち1種または2種以上の金属が用いられる。
それら金属を含むセラミック材料のうち、Niを含むYSZ(Ni−YSZサーメット)、すなわちNiと〔(Y23X(ZrO21-X(式中、x=0.05〜0.15)〕との混合物は、本発明において好ましいアノード材料であり、特に当該混合物中のNiを40vol%以上分散させたものであるのが好ましい。
電解質の構成材料は、イオン導電性を有する固体電解質であればよく、その例としては下記(1)〜(4)の材料が挙げられるが、これら例示の材料に限定されない。
(1)イットリア安定化ジルコニア〔YSZ:(Y23X(ZrO21-X(式中、x=0.05〜0.15)〕。
(2)スカンジア安定化ジルコニア〔(Sc23X(ZrO21-X(式中、x=0.05〜0.15)〕。
(3)イットリアドープセリア〔(Y23X(CeO21-X(式中、x=0.02〜0.4)〕。
(4)ガドリアドープセリア〔(Gd23X(CeO21-X(式中、x=0.02〜0.4)〕。
図1(a)〜(b)は本発明に係るSOFCセルスタックの態様例を説明するための参考図で、横縞状に配置された複数個のセルのうち、隣接する2つのセルの部分を断面図として示すものである。図1(a)中、1は支持基板、2はアノード、3、3は隣接する電解質、Aはインターコネクタである。図1(a)のとおり、本発明においては、隣接するセルのアノードとインターコネクタAとの間に中間層Bを設ける。そして、中間層Bの構成材料としてAgとNiOを含むコンポジット材料を用いる。このコンポジット材料にはZrO2、その他の微量成分を含んでいてもよい。本明細書及び特許請求の範囲において“AgとNiOを含むコンポジット材料”とは、AgとNiOの混合物のほか、これに微量成分を含む場合を含む意味である。“AgとNiOを含むコンポジット材料”において、AgとNiOとの配合割合は重量比で5:5から1:9の範囲であるのが好ましい。
この中間層Bは2層にしてもよく、また中間層Bを予め熱処理することで安定性を向上させることができる。中間層Bもインターコネクタであり、中間層BのインターコネクタBとインターコネクタAを合わせたインターコネクタで隣接するセル間を電気的に接続する。図1(b)は作動時における電流の流れ方向を示したものである。
また、本発明においては、インターコネクタAの構成材料として、Agとガラスを含むコンポジット材料を用いる。このコンポジット材料にはZrO2、その他の微量成分を含んでいてもよい。本明細書及び特許請求の範囲において“Agとガラスを含むコンポジット材料”とは、Agとガラスの混合物のほか、これに微量成分を含む場合を含む意味である。このコンポジット材料は、絶縁体であるガラスに電流を流すために電気伝導性材料であるAgを混入し、その混合物をインターコネクタAの構成材料として使用するものである。
ここで用いるガラスの種類については特に限定されない。ガラスは、SiO2あるいはこれに加えてAl23を含む網目状構造中に、K2O、ZnO、BaO、Na2O、CaO等を含むもので、例えばソーダガラス、ホウ珪酸ガラス、石英ガラスその他適宜選択して用いることができる。その特性としては、熱膨張係数が6.0〜14.0×10-1の範囲であるガラスであること、また軟化点が600℃〜1000℃の範囲のガラスであることが望ましい。また、Agとしては、Agそのもののほか、例えばAg−Pd系合金などのAgを含む合金やAgを含む金属ろう材が挙げられる。
図2は、図1のSOFCスタックを形成する過程を説明するための参考図である。図2中、図1と同じ部材、部分には同じ符号を付している。図2(a)のとおり、支持基板1を用意し、その上面にアノード2を配置する。この段階を図2(b)として示している。次に、アノード2の面上に間隔を置いて電解質3、3を配置する。この段階を図2(c)として示している。このとき、図2(c)のとおり、電解質3、3間に凹部4を形成する。次いで、各電解質3、3の面上にカソード5を配置する。この段階を図2(d)として示している。
そして、凹部4にAgとNiOを含むコンポジット材料を配して中間層であるインターコネクタBを形成する。図2(e)はこの段階を示している。この中間層であるインターコネクタBは、アノードと電解質との位置関係では、隣接するセルのアノード2の上面で且つ隣接するセルの電解質3、3間に設けられる。その後、その上面(凹部4に配した中間層、すなわちAgとNiOを含むコンポジット材料面)にAgとガラス粉を含むコンポジット材料を配してインターコネクタAを形成する。図2(f)は、この段階を示す図で、前述図1(a)〜(b)に相当している。
本発明は、例えば図10に示されるような円筒タイプの横縞方式のSOFCとは限らず、内部に燃料の流通部を有する支持基板が断面矩形状(含、中空扁平状)、断面四角形状、断面楕円形状などの横縞方式のSOFCについても適用される。図3はその態様例を示す図である。図3(a)は中空扁平状支持基板10に複数個のセル12を横縞状に配置した例である。図3(a)中、11は支持基板10の内部に有する燃料の流通部、すなわち燃料流路である。図3(a)は斜視図として示しているので、裏面は見えないが、表面と同様、裏面にも複数個のセル12を横縞状に配置してよい。
図3(b)〜(d)は他の態様例について、横縞状に配置されたセルのうちの一つのセルの部分を断面図として示すものである。図3(b)〜(d)のいずれの例でも、絶縁性支持基板10の上に、図3(a)のように、複数個のセル12(セル12はアノード、電解質及びカソードからなる)が形成される。11は支持基板10の内部に有する燃料の流通部、すなわち燃料流路である。図3(b)は支持基板10に複数個の断面円形状の燃料流路11を備える例、図3(c)は支持基板10に複数個の断面楕円形状の燃料流路11を備える例、図3(d)は支持基板10に複数個の断面矩形状の燃料流路11を備える例である。図3(b)〜(d)には、内部に燃料の流通部を有する支持基板が断面矩形状の例を示しているが、支持基板が断面四角形状、断面楕円形状などの場合も同様である。
以下、実施例を基に本発明をさらに詳しく説明するが、本発明が実施例に限定されないことはもちろんである。
《実施例1》
中間層を有する模擬的なSOFCセルと中間層を有しない模擬的なSOFCセルを作製し、中間層の有無による効果を確認するため、それら両SOFC模擬セルについて性能試験を実施した。図4(a)〜(b)はそれらの模擬的SOFCセルを説明するための参考図である。図4(a)は、インターコネクタとして中間層を有するインターコネクタで構成したセル(以下“実施例SOFC模擬セル”とする)、図4(b)は、従来のセルで、インターコネクタとして中間層を有しないインターコネクタで構成したセル(以下“比較例SOFC模擬セル”とする)である。
〈実施例SOFC模擬セルの作製〉
中間層を有するインターコネクタで構成したセルを以下のようにして作製した。多孔質のYSZからなる支持基板を用意した。図4(a)中、1として示す部材である。その上面にNi−YSZサーメットからなるアノード層を配置した。図4(a)中、2として示す層である。そのアノード層の面上に、その中央部に間隔を置き、その左右両側にYSZからなる電解質を配置した。図4(b)中、3、3として示す部材である。左右両側の電解質3、3間に上記中央部の間隔に相当する凹部を形成している。
次いで、当該凹部にAgとNiOの混合物のスラリーを塗布、乾燥して、インターコネクタBを形成した。そのAgとNiOの混合物のスラリーは、有機溶媒(トルエンと2−プロパノールの混合溶媒)にAg粉末とNiO粉末を重量比5:5の割合で混合し、ボールミルで20時間混合して作製したものである。インターコネクタBは本発明における中間層に相当するものである。
その後、その中間層であるインターコネクタBと左右両側の電解質3、3の上面にAg粉末とガラス粉末の混合物のスラリーを塗布、乾燥して、インターコネクタAを形成した。このAg粉末とガラス粉末の混合物のスラリーは、有機溶媒(トルエンと2−プロパノールの混合溶媒)にAg粉末とガラス粉末(SiO2−SrO−K2O−Na2O系接合材、商品名:ASF700、旭硝子社製)を重量比6:4の割合で混合し、ボールミルで20時間混合して作製したものである。
〈比較例SOFC模擬セルの作製〉
中間層を有しないインターコネクタで構成したセルを以下のようにして作製した。上記〈実施例SOFC模擬セルの作製〉と同様にして、支持基板1の上面にアノード層2を配置した。そのアノード層2の面上に、その中央部に間隔を置き、その左右両側に電解質を配置した。図4(b)中、3、3として示す部材である。左右両側の電解質3、3間に上記中央部の間隔に相当する凹部を形成している。これら各部材の構成材料はそれぞれ実施例SOFC模擬セルでの材料と同じである。
次いで、上記凹部と当該凹部を挟んで隣接する電解質3、3の上面を覆ってAg粉末とガラス粉末の混合物のスラリーを塗布、乾燥して、インターコネクタを形成した。このAg粉末とガラス粉末の混合物のスラリーは、実施例SOFC模擬セルにおけるインターコネクタAを形成するのに用いたスラリーと同じものである。比較例SOFC模擬セルは、凹部にAgとNiOを含むコンポジット材料を配していないので、中間層を有しないインターコネクタで構成したセルである。
〈性能試験1〉
以上のようにして作製した“実施例SOFC模擬セル”と“比較例SOFC模擬セル”のそれぞれについて性能試験を実施した。本性能試験は、常法に従い、支持基板1側に水素を、インターコネクタ側に空気を流し、作動温度を750℃とし、電流密度を0.32Aと一定にして実施した。図5はその結果を示す図である。図5中、横軸は時間(h)、縦軸はアノード/インターコネクタ間の接触抵抗電圧である。この電圧が高いほど、セルにしたときの性能が悪いことになる。
図5のとおり、比較例SOFC模擬セル(中間層なし。Ag−Glass:Ag−Glass)については、試験開始時以降高い電圧(接触抵抗電圧)を示し、且つ上下に激しく振動し、一定電圧を示さなかった。そこで、100時間経過時に測定を中止した。これに対して、実施例SOFC模擬セル(中間層あり。中間層=Ag−NiO、このうちNiOは還元されてNiになっている)の電圧については、試験開始時以降徐々に上がるものの、970時間経過時にも0.03Vの低い電圧(接触抵抗電圧)を維持している。これは、970時間経過しても低抵抗であり、本中間層を適用すれば安定性向上の可能性が大きいことを示している。
《実施例2》
〈実施例SOFCセルスタックの作製〉
前述図2に示す順序に従い、中間層を有するインターコネクタで構成したセルスタックを以下のようにして作製した。多孔質のYSZからなる支持基板を用意した。図2中、1として示す部材である。その上面にNi−YSZサーメットからなるアノード層を配置した。図2中、2として示す層である。そのアノード層の面上の左右側に、薄い金属薄板の枠を用いて9個のYSZからなる電解質を間隔を置いて配置した。
図2中、3、3として示す部材である。電解質3、3間に凹部4(上記間隔に相当する)を形成している。電解質は9個であり、凹部4は各電解質間にそれぞれ形成したので8箇所である。次いで、各電解質3、3の上面にLSCF(La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8、後述比較例SOFCセルスタックについても同じ)からなるカソードを配置した。図2中、5として示す部材である。
次いで、当該各凹部4にAgとNiOの混合物のスラリーを塗布、乾燥して、中間層のインターコネクタBを形成した。そのAgとNiOの混合物のスラリーは、有機溶媒(トルエンと2−プロパノールの混合溶媒)にAg粉末とNiO粉末を重量比5:5の割合で混合し、ボールミルで20時間混合して作製したものである。
その後、中間層である各インターコネクタBの上面とカソード5の上面との間にAg粉末とガラス粉末の混合物のスラリーを塗布、乾燥して、インターコネクタAを形成した。このAg粉末とガラス粉末の混合物のスラリーは、有機溶媒(トルエンと2−プロパノールの混合溶媒)にAg粉末とガラス粉末(SiO2−SrO−K2O−Na2O系接合材、商品名:ASF700、旭硝子社製)を重量比6:4の割合で混合し、ボールミルで20時間混合して作製したものである。
図6にこうして作製した“実施例SOFCセルスタック”を説明するための参考図を示している。図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)中A−A線断面図、図6(c)は図6(a)中B−B線断面図、図6(d)は図6(a)中C−C線断面図である。図6(d)は図1(a)〜(b)、図2(f)に相当している。図6(b)〜(c)中、6は燃料の流通部、すなわち燃料流路〔図3(a)〜(d)で言えば11に相当している〕、7は燃料導入口、8は燃料排出口である。
〈比較例SOFCセルスタックの作製〉
中間層を有しないインターコネクタで構成したセルスタックを以下のようにして作製した。上記実施例SOFCセルスタックの作製と同様にして、支持基板1の上面にアノード層を配置した。そのアノード層の面上に間隔を置いて9個の電解質を配置した。図2で云えば、符号3、3として示す部材であり、アノード層の面上で且つ両電解質3、3間に凹部4(上記間隔に相当する)を形成している。電解質は9個であり、凹部4は各電解質間にそれぞれ形成したので8箇所である。これら各部材の構成材料はそれぞれ実施例SOFCセルスタックでの材料と同じである。
次いで、各電解質3、3の上面にLSCFからなるカソードを配置した。図2中、5として示す部材である。次いで、各凹部4とカソード5の上面との間にAg粉末とガラス粉末の混合物のスラリーを塗布、乾燥して、インターコネクタAを形成した。このAg粉末とガラス粉末の混合物のスラリーは、上記実施例SOFCセルスタックにおけるインターコネクタAを形成するのに用いたスラリーと同じものである。“比較例SOFCセルスタック”は、凹部4にAgとNiOを含むコンポジット材料を配していないので、実施例SOFCセルスタックでは有する、中間層を有しないインターコネクタで構成したセルスタックである。
〈性能試験2〉
以上のように作製した“実施例SOFCセルスタック”と“比較例SOFCセルスタック”について性能試験を実施した。本性能試験は、常法に従い、実施例SOFCセルスタックと比較例SOFCセルスタックをそれぞれ図7に示すようにセットし、アノード側に水素を、カソード側に空気を流し、作動温度を700℃とし、電流密度を0.2A/cm2と一定にして実施した。なお、図7中、カソードとインターコネクタ間の接続部材(すなわちインターコネクタAの一部)の記載は省略している。図8〜9はその結果を示す図である。図8〜9中、横軸は時間(h)、縦軸はスタック電圧(V)である。
図8のとおり、比較例SOFCセルスタック(中間層なし)の電圧については、試験開始時以降上下に激しく振動し、一定電圧を示さなかったので、170時間経過時に測定を中止した。これに対して、図9のとおり、実施例SOFCセルスタック(中間層あり)の電圧については、試験開始時以降ほぼ5Vの電圧を示し、250時間経過時にもほぼ5Vの電圧を維持している。
本発明に係るSOFCセルの態様例を説明するための参考 図1のSOFCスタックを作製する過程を説明するための参考 本発明が適用される中空扁平タイプの横縞方式スタックの例を示す図 実施例1の実施例SOFC模擬セル及び比較例SOFC模擬的セルを説明する ための参考 実施例1での性能試験1の結果を示す図 実施例2の実施例SOFCセルスタックを説明するための参考 実施例2の性能試験2に用いた試験装置を示す図 実施例2での比較例セルスタックの性能試験2の結果を示す図 実施例2での実施例セルスタックの性能試験2の結果を示す図 円筒タイプの横縞方式の構成例を示す図(先行技術)
符号の説明
1 支持基板
2 アノード
3 電解質
4 凹部(中間層となる)
5 カソード
6 燃料の流通部(燃料流路)
7 燃料導入口
8 燃料排出口
A インターコネクタ
B 中間層(インターコネクタ)
10 支持基板
11 燃料の流通部(燃料流路)
12 セル
21 基体管
22 アノード
23 電解質
24 カソード
25 セル
26 インターコネクタ
27 セラミックス系接着剤
28 導電性基体管

Claims (8)

  1. 内部に燃料の流通部を有する支持基板の表面に、順次、アノード、電解質及びカソードからなる複数のセルを形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックであって、隣接するセルのアノードとインターコネクタとの間に中間層としてAgとNiOを含むコンポジット材料を配するとともに、その上面及び電解質を覆ってAgとガラスを含むコンポジット材料からなるインターコネクタを配してなることを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタック。
  2. 請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池スタックにおいて、前記中間層のコンポジット材料におけるAgとNiOとの配合割合が重量比で5:5から1:9の範囲であることを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタック。
  3. 前記横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックが、円筒状の横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックであることを特徴とする請求項1または2に記載の横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタック。
  4. 前記横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックが、断面矩形状、断面四角形状または断面楕円形状の支持基板の長手方向に複数のセルを配置した横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックであることを特徴とする請求項1または2に記載の横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタック。
  5. 内部に燃料の流通部を有する支持基板の表面に、順次、アノード、電解質及びカソードからなる複数のセルを形成するとともに、隣接するセル間をインターコネクタを介して電気的に直列に接続してなる横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法であって、隣接するセルのアノードとインターコネクタとの間に中間層としてAgとNiOを含むコンポジット材料を配するとともに、その上面及び電解質を覆ってAgとガラスを含むコンポジット材料からなるインターコネクタを配することを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法。
  6. 請求項5に記載の横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法において、前記中間層のコンポジット材料におけるAgとNiOとの配合割合が重量比で5:5から1:9の範囲であることを特徴とする横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法。
  7. 前記横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックが、円筒状の横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックであることを特徴とする請求項5または6に記載の横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法。
  8. 前記横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックが、断面矩形状、断面四角形状または断面楕円形状の支持基板の長手方向に複数のセルを配置した横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックであることを特徴とする請求項5または6に記載の横縞方式の固体酸化物形燃料電池スタックの作製方法。
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