JP5213306B2 - 画像形成方法 - Google Patents
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(1)カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1において、カーボンブラックの含有量が2.5質量%以上4.5質量%以下であること。
(2)カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1と、カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2のカーボンブラックの含有量比(Bk1/Lk2)が3.5以上9.0以下であること。
(3)カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2と、カーボンブラックの含有量が前記ブラックインクBk1よりも少なく且つ前記ライトブラックインクLk2よりも多いライトブラックインクLk1の、インク中におけるカーボンブラックの含有量比(Lk1/Lk2)が、2.0以上4.0以下であること。
本発明のインクセットは、カーボンブラックの含有量が異なる少なくとも3種のブラックインクを組み合わせて用い、これらのブラックインクにおけるカーボンブラックの含有量をそれぞれ上記で説明した構成とすることを特徴とする。それ以外の各ブラックインクの構成は、従来のインク、特にインクジェット用のインクと同様の構成とすればよい。下記に、本発明で用いるインクを構成する各成分について説明する。
本発明のインクセットを構成する各ブラックインクに用いる色材について説明する。本発明のインクセットを構成するブラックインクBk1、ライトブラックインクLk1及びライトブラックインクLk2は、それぞれ少なくとも色材としてカーボンブラックを含有するものである。本発明におけるカーボンブラックとは、樹脂等を分散剤として用いて水性媒体にカーボンブラックを分散してなる樹脂分散型カーボンブラックは勿論のこと、自己分散型カーボンブラックや、マイクロカプセル型カーボンブラックも含むものである。尚、前記したように、自己分散型カーボンブラックを用いる場合は、インク中に更に樹脂を含有させればよい。更に、本発明のインクセットを構成する少なくとも3種のブラックインクにおける、それぞれのカーボンブラックの含有量は、上記で述べた本発明の構成を満たすものである必要がある。即ち、少なくとも3種のブラックインクを、カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1と、カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2と、カーボンブラックの含有量が、前記ブラックインクBk1よりも少なく且つ前記ライトブラックインクLk2よりも多いライトブラックインクLk1とする。そして、前記ブラックインクBk1及びライトブラックインクLk2におけるカーボンブラックの含有量比(Bk1/Lk2)を、3.5以上9.0以下とする。又、前記ライトブラックインクLk1及び前記ライトブラックインクLk2におけるカーボンブラックの含有量比(Lk1/Lk2)を、2.0以上4.0以下とする。更に、前記ブラックインクBk1におけるカーボンブラックの含有量(質量%)を、ブラックインクBk1全質量を基準として、2.5質量%以上4.5質量%以下とする。本発明においては、上記した構成を満たし、更に、前記ライトブラックインクLk1におけるカーボンブラックの含有量(質量%)が、0.56質量%以上4.5質量%未満であることや、前記ライトブラックインクLk2におけるカーボンブラックの含有量(質量%)が、0.28質量%以上1.29質量%未満であることが、特に好ましい。
カーボンブラックは、例えば、コンタクト法、ファーネスト法、又はサーマル法等の公知の方法によって製造されたものを用いることができる。具体的には、例えば、以下のものを用いることができる。
ブラックパールズ(Black Pearls)L;
リーガル(Regal):330R、400R、660R;
モウグル(Mogul)L;
モナク(Monarch):700、800、880、900、1000、1100、1300、1400、2000;
ヴァルカン(Valcan)XC−72R(以上、キャボット製)。
カラーブラック(Color Black)FW1、FW2、FW2V、FW18、FW200、S150、S160、S170;
プリンテックス(Printex):35、U、V、140U、140V;
スペシャルブラック(Special Black):4、4A、5、6(以上、デグッサ製)。
No.25、No.33、No.40、No.47、No.52、No.900、No.2300;
MCF−88、MA600、MA7、MA8、MA100(以上、三菱化学製)。
しかし、本発明は、これらに限定されるものではなく、従来公知のカーボンブラックを何れも用いることができる。又、本発明のために別途新たに調製されたカーボンブラックを用いることもできる。
本発明のインクセットを構成する各ブラックインクのうち、特に、ライトブラックインクLk1及びライトブラックインクLk2は、上記したカーボンブラックに加えて、有機顔料を含有させてなることが特に好ましい。このことにより、光沢ムラを特に効果的に低減することができる。これは、ライトブラックインクが、カーボンブラックに加えて有機顔料を含有することで、ライトブラックインクLk1及びライトブラックインクLk2と、カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1との、カーボンブラックの凝集状態の差が緩和されるからである。その結果、記録媒体の表面上に生じる凹凸の度合いがほぼ等しくなり、光沢ムラが特に効果的に低減される。上記したような効果が得られるメカニズムは十分には解明されていないが、1種のインクが、カーボンブラック及び有機顔料という異なる種類の顔料を共に含有することで、記録媒体の表面上における顔料の凝集状態がより均一な状態になりやすいためであると推測される。上記した効果は、カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2が有機顔料を含有する場合や、ライトブラックインクLk1及びライトブラックインクLk2におけるカーボンブラックの含有量が共に少ない場合に、両者のライトブラックインクが有機顔料を含有する場合に、特に顕著に得られる。
リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2B等の水溶性アゾ顔料;
アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーン等の建染染料からの誘導体;
フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料;
キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ等のキナクリドン系顔料;
ペリレンレッド、ペリレンスカーレット等のペリレン系顔料;
イソインドリノンイエロー、イソインドリノンオレンジ等のイソインドリノン系顔料;
ベンズイミダゾロンイエロー、ベンズイミダゾロンオレンジ、ベンズイミダゾロンレッド等のイミダゾロン系顔料;
ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジ等のピランスロン系顔料;
インジゴ系顔料;
縮合アゾ系顔料;
チオインジゴ系顔料;
フラバンスロンイエロー、アシルアミドイエロー、キノフタロンイエロー、ニッケルアゾイエロー、銅アゾメチンイエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット等のその他の顔料等。
C.I.ピグメントイエロー:12、13、14、17、20、24、74、83、86、93、109、110、117、120、125、128、137、138、147、148、151、153、154、166、168等;
C.I.ピグメントオレンジ:16、36、43、51、55、59、61、71等;
C.I.ピグメントレッド:9、48、49、52、53、57、97、122、123、149、168、175、176、177、180、192、215、216、217、220、223、224、226、227、228、238、240等;
C.I.ピグメントバイオレット:19、23、29、30、37、40、50等;
C.I.ピグメントブルー:15、15:1、15:3、15:4、15:6、22、60、64等;
C.I.ピグメントグリーン:7、36等;
C.I.ピグメントブラウン:23、25、26等。
上記に列挙したカーボンブラックは、樹脂等を分散剤として用いて水性媒体にカーボンブラックを分散してなるカーボンブラック分散液としてインクに添加されることが好ましい。以下に、本発明において用いることができるカーボンブラック分散液について説明する。
先ず、樹脂分散型カーボンブラックについて説明する。尚、以下に記載する樹脂は、分散剤として用いることも、又、前記した界面活性剤分散型カーボンブラックや自己分散型カーボンブラックに添加する樹脂として用いることもできる。ここで、樹脂は、天然高分子及び合成高分子の何れも用いることができる。本発明においては、水溶性高分子等の合成高分子を用いることが好ましい。合成高分子の製造方法は、特に限定されず、例えば、イオン性基を有するモノマー及び他の重合しうるモノマーを、非反応性溶媒中で、必要に応じて触媒を用いて反応させることにより製造することができる。
スチレン及びその誘導体、ビニルナフタレン及びその誘導体、α,β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アルコールエステル等、アクリル酸及びその誘導体、マレイン酸及びその誘導体、イタコン酸及びその誘導体、フマール酸及びその誘導体、酢酸ビニル、ビニルアルコール、ビニルピロリドン、アクリルアミド、及びその誘導体等から選ばれた少なくとも2つの単量体(このうち少なくとも1つは親水性単量体)からなるブロック共重合体、ランダム共重合体及びグラフト共重合体、並びにこれらの塩等が挙げられる。本発明においては、特に、イオン性基を有するモノマー及びスチレンモノマーを必須成分として重合することによって得られるスチレン/アクリル系高分子化合物、並びに、イオン性基を有するモノマー及び炭素原子の個数が5以上の(メタ)アクリル酸エステルモノマーを必須成分として重合することによって得られるイオン性基含有アクリル系高分子化合物、からなる群から選ばれる分散剤を用いることが特に好ましい。
マイクロカプセル型カーボンブラックについて説明する。カーボンブラックを有機高分子類で被覆してマイクロカプセル化する方法には、化学的製法、物理的製法、物理化学的製法、機械的製法等が挙げられる。具体的には、界面重合法、in−situ重合法、液中硬化被膜法、コアセルベーション(相分離)法、液中乾燥法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法、酸析法、転相乳化法等が挙げられる。
ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリウレア、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂;
多糖類、ゼラチン、アラビアゴム、デキストラン、カゼイン、タンパク質、天然ゴム;
カルボキシポリメチレン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン;
セルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、酢酸セルロース;
ポリエチレン、ポリスチレン、(メタ)アクリル酸の重合体又は共重合体、(メタ)アクリル酸エステルの重合体又は共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体;
アルギン酸ソーダ、脂肪酸、パラフィン、ミツロウ、水ロウ、硬化牛脂、カルナバロウ、アルブミン等が挙げられる。これらの中でも、カルボン酸基又はスルホン酸基等のアニオン性基を有する有機高分子類を用いることが好ましい。
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルキルアルコール類;
ベンゾール、トリオール、キシロール等の芳香族炭化水素類;
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;
クロロホルム、二塩化エチレン等の塩素化炭化水素類;
アセトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類等が挙げられる。
上記したような方法により作製したマイクロカプセル型色材に対して遠心分離又はろ過等を行うことにより、前記水溶性有機溶剤と分離して、更に、水及び必要な水溶性有機溶剤と混合して、撹拌、再分散を行うことにより、目的とするマイクロカプセル型色材とすることもできる。
ポリマー結合型自己分散型カーボンブラックについて説明する。ポリマー結合型自己分散型カーボンブラックは、カーボンブラック粒子の表面に、直接又は他の原子団を介して化学的に結合した官能基と、イオン性モノマーと疎水性モノマーとの共重合体との反応物を含有するものを用いることが好ましい。これは、表面を改質する際に用いる共重合体の材料であるイオン性モノマー及び疎水性モノマーとの共重合比率を適宜に変えることができ、これによって改質されたカーボンブラックの親水性を任意に調整することができるためである。又、イオン性モノマー及び疎水性モノマーの種類や、両者の組み合わせを任意に変えることができるため、カーボンブラック粒子の表面に様々な特性を付与することができるためである。
本発明のインクセットを構成するブラックインクにおいては、カーボンブラックの分散媒体が水性媒体であり、更には、水性媒体が水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であることが好ましい。
メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の炭素数1乃至4のアルキルアルコール類;
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;
アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類;
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコール類;
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2乃至6個の炭素原子を含有するアルキレングリコール類;
ポリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート等の低級アルキルエーテルアセテート;
グリセリン;
エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;
N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。
又、水は、脱イオン水を用いることが好ましい。
本発明のインクセットを構成するブラックインクは、保湿性維持のために、上記した成分の他に、尿素、尿素誘導体、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン等の保湿性固形分を含有してもよい。尿素、尿素誘導体、トリメチロールプロパン等の、保湿性固形分のブラックインク中の含有量(質量%)は、一般には、ブラックインク全質量を基準として、0.1質量%以上20.0質量%以下、更には、3.0質量%以上10.0質量%以下であることが好ましい。
上記で説明したような構成成分を有する本発明のインクセットを構成するブラックインクは、特にインクジェット記録方法に用いる場合、記録ヘッドから良好に吐出できる特性を有するものであることが好ましい。このため、ブラックインクの特性が、例えば、粘度が1mPa・s以上15mPa・s以下、更には1mPa・s以上5mPa・s以下、又、表面張力が25mN/m以上、更には、25mN/m以上50mN/m以下であることが好ましい。
本発明のインクセットは、インク中におけるカーボンブラックの含有量が異なる少なくとも3種のブラックインクが組み合わされてなるものである。本発明においては更に、前記した少なくとも3種のブラックインク以外に、その他の、シアン、マゼンタ、イエロー、レッド、グリーン、ブルー、オレンジ、バイオレット等、種々の色相を有するインクが組み合わされてなるものであってもよい。各インクはそれぞれ独立したインクカートリッジに収容された構成でセットとして用いてもよく、又、各インクを収納したインクカートリッジを複数個組み合わせて一体としたインクタンクの構成で用いてもよい。本発明においては、上記した構成或いは更にヘッド付きインクカートリッジで構成されたインクセット、又は、インクジェット記録装置に対して個別のインクカートリッジが脱着可能で有るように構成されたインクセットとして用いられることを実質的に「インクセット」と称する。何れにしても、本発明においては、インク中におけるカーボンブラックの含有量が異なる少なくとも3種のブラックインクを組み合わせて用いることができるように構成されていればよく(インクジェット記録装置において、又はインクカートリッジとして)、上記した形態に限らず、どのような変形の形態であってもよい。
本発明のインクセットは、インクジェット方式の記録ヘッドに用いられ、又、各インクを収容するインクカートリッジとしても、或いは、その充填用のインクをセットとしたものであっても有効である。特に、本発明のインクセットを用いることによる効果は、インクジェット記録方式の中でも特に、バブルジェット(登録商標)方式の記録ヘッド、記録ユニット、インクジェット記録装置において、優れた効果をもたらすものである。
本発明のインクセットを用いる画像形成方法においては、これに限定されるものではないが、紙、樹脂フィルム等の各種基材の少なくとも一方の面にインクを受容層としてコーティング層を持つ記録媒体等用いることが好ましい。特に、表面にコーティング層を持つ記録媒体であり、光沢性を発現するよう構成された光沢紙や半光沢紙を用いた場合に顕著な効果が得られる。このような記録媒体は、少なくとも親水性ポリマー及び/又は無機多孔質体を含有した少なくとも一方の面にインクを受容するコーティング層を持つ記録媒体が挙げられる。本発明においては、JIS−K−5400に準拠した20°光沢度が3以上、更には15以上である記録媒体を用いることにより、本発明の効果が特に顕著に発揮されるため、好ましい。
(カーボンブラック分散液1の調製)
・カーボンブラック 10部
・グリセリン 6部
・樹脂 10部
・水 残部
上記で得られたカーボンブラック分散液1(カーボンブラック含有量10質量%)を用いて、カーボンブラックの含有量がそれぞれに異なるインク1〜39を調製した。各インクは、下記表1に示した各成分を混合し、充分撹拌した後、ポアサイズ1.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧ろ過を行って調製した。
上記で得られたインク1〜39を、下記表2に示した組み合わせで用いて、参考例1〜11のインクセット、及び比較例1〜11のインクセットとした。各インクセットは、表2に記載するように、カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1、これよりも少ないライトブラックインクLk1と、カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2の、それぞれ3種のインクの組み合わせからなる。各インクセットを構成する上記3種のインクの各カーボンブラックの含有量(質量%)を表2にまとめて示した。又、ブラックインクBk1とライトブラックインクLk2のインク中のカーボンブラックの含有量比(Bk1/Lk2)と、ライトブラックインクLk2とライトブラックインクLk1のインク中のカーボンブラックの含有量比(Lk1/Lk2)を表2にまとめて示した。
上記で得られた各インクセットを用いて、インクジェット記録装置及び記録媒体を用いて画像を形成し、光沢ムラの低減、階調性及び黒濃度について評価を行った。インクジェット記録装置は、熱エネルギーをインクに付与することによりインクを吐出するBJF−900(キヤノン製)を用い、8パス双方向で印字した。尚、インクジェット記録装置へのインクセットを構成する各インクの充填は、インクジェット記録装置に向かって左側から、ブラックインクBk1、ライトブラックインクLk1及びライトブラックインクLk2を順に並べて用いた。又、記録媒体は、光沢性を有する記録媒体である、スーパーフォトペーパーSP−101(キヤノン製)を用いた。
上記で得られた各インクセットをインクジェット記録装置に充填して、記録媒体に白から黒への階調パターンを有するグレースケールの画像を形成した。画像の形成に当たっては、階調を17等分(印字デューティが40%乃至200%までの10%刻み)となるように、又、印字デューティをそれぞれ3等分して各インクを付与するように設定を行った。得られた画像について、光沢ムラの状態を目視で確認して、視覚的評価を行った。光沢ムラの低減の評価基準は以下の通りである。結果を表3に示した。
AA:何れの階調においてももや状の光沢ムラがなく、印字パスに起因する光沢ムラも見られない。
A:何れの階調においてももや状の光沢ムラが殆どなく、印字パスに起因する光沢ムラも殆ど見られない。
B:何れの階調においてももや状の光沢ムラが殆どないが、印字パスに起因する光沢ムラがわずかに見られる。
C:いくつかの階調においてもや状の光沢ムラが見られ、印字パスに起因する光沢ムラが見られる。
D:いくつかの階調においてもや状の光沢ムラが見られ、印字パスに起因する光沢ムラが著しい。
上記で得られた画像について、階調性の状態を目視で確認して、視覚的評価を行った。階調性の評価基準は以下の通りである。結果を表3に示した。
A:何れの階調においても、十分になめらかな階調性が得られる。
B:殆どの階調において、十分になめらかな階調性が得られる。
C:なめらかなグレーの階調性が得られない。
上記で得られた画像について、印字デューティが150%の部分の光学濃度をRD−918(マクベス製)で測定して、評価を行った。黒濃度の評価基準は以下の通りである。結果を表5に示した。
A:光学濃度が2.2以上である。
B:光学濃度が2.0以上2.2未満である。
C:光学濃度が2.0未満である。
本参考例は、カーボンブラックにマイクロカプセル型カーボンブラックを使用した場合の例である。
n−ブチルメタクリレート175部、n−ブチルアクリレート10.5部、β−ヒドロキシエチルメタクリレート37.5部、メタクリル酸26.8部及びtert−ブチルパーオキシオクトエート20部の組成の混合液を作製した。メチルエチルケトン250部を窒素雰囲気下で撹拌しながら75℃に加熱し、これに上記で得られた混合液を2時間かけて滴下した。更に、溶液の温度を75℃に維持して15時間反応を行い、樹脂溶液を作製した。得られた樹脂溶液11.6部、ジエタノールアミン1.6部及びカーボンブラック(米国Cabot製Black Pearls 880)30部に水を加えて総量を150部とした。この混合液に平均粒径0.5mmのジルコニアビーズ500gを加えて、ペイントシェイカーで4時間混練した。その後、ジルコニアビーズを濾別して樹脂とカーボンブラックを含有する分散液を得た。得られた分散液に、更に純水を加えて2倍に希釈した。更に、撹拌下で1規定の塩酸を加えていき、カーボンブラック粒子に樹脂が被覆してマイクロカプセル化するまで塩酸を滴下した。尚、この時の液体のpHは3乃至5であった。次いで、吸引ろ過を行い、塩を水洗して含水ケーキを得た。液体のpHが8.5乃至9.5となるように10%ジエタノールアミン水溶液を加えた。更にこの液体を1時間撹拌した後に、カーボンブラックの含有量が10質量%となるように水を加えて調整して、カーボンブラック粒子がマイクロカプセル化した状態のカーボンブラック分散液2(カーボンブラック含有量10質量%)を得た。
上記で得られたカーボンブラック分散液2(カーボンブラック含有量10質量%)を用いて、インク40〜42を調製した。各インクは、下記表4に示した各成分を混合し、充分撹拌した後、ポアサイズ1.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧ろ過を行うことで得た。
上記で得られたインク40〜42を組み合わせて用いて、参考例12のインクセットとした。該インクセットは、表5に記載するように、カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1、これよりも少ないライトブラックインクLk1と、カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2の、3種のインクの組み合わせからなる。インクセットを構成する上記3種のインクの各カーボンブラックの含有量(質量%)を表5にまとめて示した。又、ブラックインクBk1とライトブラックインクLk2のインク中におけるカーボンブラックの含有量比(Bk1/Lk2)と、ライトブラックインクLk2とライトブラックインクLk1のインク中におけるカーボンブラックの含有量比(Lk1/Lk2)を表5に合わせて示した。更に、上記で得られた本参考例のインクセットを用いて、前記した参考例1〜11の場合と同様にして、光沢ムラの低減、階調性及び黒濃度の評価を行った。評価結果を表5に示した。
本実施例は、カーボンブラックの含有量がそれぞれに異なる4種類のインクを組み合わせてなるインクセットの例である。
先に述べたようにして得たインク5、17、24及び35を下記表6に示した組み合わせで用いて、実施例13のインクセットとした。該インクセットは、表6に記載するように、カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1、カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2、及びカーボンブラックの含有量がブラックインクBk1よりも少なく、且つライトブラックインクLk2よりも多い2種のライトブラックインクLk1の、4種のインクの組み合わせからなる。インクセットを構成する上記4種のインクの各カーボンブラックの含有量(質量%)を表6にまとめて示した。又、ブラックインクBk1とライトブラックインクLk2のインク中におけるカーボンブラックの含有量比(Bk1/Lk2)と、ライトブラックインクLk2とライトブラックインクLk1のインク中におけるカーボンブラックの含有量比(Lk1/Lk2)を表6に合わせて示した。更に、上記で得られた本実施例のインクセットを用いて、前記した参考例1〜11の場合と同様にして、光沢ムラの低減、階調性及び黒濃度の評価を行った。尚、各インクは印字デューティをそれぞれ4等分して付与するように設定を行った。評価結果を表6に示した。
本参考例は、カーボンブラックに自己分散型カーボンブラックを使用してなるインクセットの例である。
・カーボンブラック 10部
・グリセリン 6部
・水 残部
上記で得られたカーボンブラック分散液3(カーボンブラック含有量10質量%)を用いて、インク43〜48を調製した。各インクは、下記表7に示した各成分を混合し、充分撹拌した後、ポアサイズ1.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧ろ過を行うことで得た。尚、下記表7において、樹脂には、カーボンブラック分散液1の調製に用いたものと同じものを用いた。即ち、共重合比70:30、重量平均分子量8,000、酸価170のスチレン−アクリル酸系樹脂を酸価と当量の水酸化カリウムで中和したものを用いた。
上記で得られたインク43〜48、並びに前記したインク21及び30を、下記表8に示した組み合わせで用いて、参考例14のインクセット、並びに比較例12及び13のインクセットとした。各インクセットは、表8に記載するように、カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1、これよりも少ないライトブラックインクLk1と、カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2の、それぞれ3種のインクの組み合わせからなる。各インクセットを構成する上記3種のインクの各カーボンブラックの含有量(質量%)を表8にまとめて示した。又、ブラックインクBk1とライトブラックインクLk2のインク中におけるカーボンブラックの含有量比(Bk1/Lk2)と、ライトブラックインクLk2とライトブラックインクLk1のインク中におけるカーボンブラックの含有量比(Lk1/Lk2)を表8に合わせて示した。上記で得られた各インクセットを用いて、前記した参考例1〜11の場合と同様にして、光沢ムラの低減、階調性及び黒濃度の評価を行った。評価結果を表8に示した。
参考例15及び実施例16は、いずれも、ライトブラックインクLk1及び/又はライトブラックインクLk2の色材として、前記したカーボンブラック分散液1に加え、下記で調製した有機顔料の分散液を用いたインクを組み合わせてなるインクセットの例である。
・C.I.ピグメントブルー15:3 10部
・グリセリン 6部
・樹脂 10部
・水 残部
・C.I.ピグメントレッド122 10部
・グリセリン 6部
・樹脂 10部
・水 残部
上記で得られたシアン顔料分散液(顔料含有量10質量%)及びマゼンタ顔料分散液(顔料含有量10質量%)、更には、先に調製したカーボンブラック分散液1(カーボンブラック含有量10質量%)を色材に用いてインク49〜51を調製した。各インクは、下記表9に示した各成分を混合し、充分撹拌した後、ポアサイズ1.2μmのミクロフィルター(富士フィルム製)にて加圧ろ過することで得た。カーボンブラック分散液1は、先に述べた通り、カーボンブラックにBlack Pearls 880(米国Cabot製)を用い、又、樹脂には、共重合比70:30、重量平均分子量8,000、酸価170のスチレン−アクリル系樹脂を酸価と当量の水酸化カリウムで中和したものを用いて得られたものである。
上記で得られたインク49〜51、並びに、先に調製したインク2及び21を、下記表10に示した組み合わせで用いて、参考例15及び実施例16のインクセットとした。各インクセットは、表10に記載するように、カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1、これよりも少ないライトブラックインクLk1と、カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2の、それぞれ3種のインクの組み合わせからなる。各インクセットを構成する上記3種のインクの各カーボンブラックの含有量(質量%)を表10にまとめて示した。又、ブラックインクBk1とライトブラックインクLk2のインク中におけるカーボンブラックの含有量比(Bk1/Lk2)と、ライトブラックインクLk2とライトブラックインクLk1のインク中におけるカーボンブラックの含有量比(Lk1/Lk2)を表10に合わせて示した。尚、カーボンブラックの含有量の算出に当たっては、有機顔料の含有量を含まない値とした。上記で得られた各インクセットを用いて、前記した参考例1〜11の場合と同様にして、光沢ムラの低減、階調性及び黒濃度の評価を行った。評価結果を表10に示した。
101:顔料インクの液滴
201、301、501:カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクの液滴
204、304、504:カーボンブラックの含有量が中間であるライトブラックインクの液滴
205、305、505:カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクの液滴
102:202、302、502:カーボンブラック
103、203:303、503:液体成分
104:染料インクの液滴
105:染料
401:カーボンブラックの含有量が0.25質量%であるブラックインクの浸透速度
402:カーボンブラックの含有量が0.8質量%であるブラックインクの浸透速度
403:カーボンブラックの含有量が2.5質量%であるブラックインクの浸透速度
404:カーボンブラックの含有量が0.4質量%であるブラックインクの浸透速度
Claims (10)
- インク中におけるカーボンブラックの含有量が異なる少なくとも3種のブラックインクを組み合わせて用い、これらのインクを記録媒体に付与して画像を形成する画像形成方法において、
前記記録媒体に前記少なくとも3種のブラックインクを付与する順番が、印字パスの往路及び復路で異なり、
前記少なくとも3種のブラックインクが、カーボンブラックの含有量が最も多いブラックインクBk1、カーボンブラックの含有量が最も少ないライトブラックインクLk2、及び、カーボンブラックの含有量が前記ブラックインクBk1よりも少なく且つ前記ライトブラックインクLk2よりも多いライトブラックインクLk1であり、
前記ブラックインクBk1、前記ライトブラックインクLk1、及び前記ライトブラックインクLk2が、それぞれ樹脂を含有し、
前記ライトブラックインクLk1及び前記ライトブラックインクLk2が、それぞれ更に有機顔料を含有し、
前記ブラックインクBk1及び前記ライトブラックインクLk2におけるカーボンブラックの含有量比(Bk1/Lk2)が、3.5以上9.0以下であり、
前記ブラックインクLk1及び前記ライトブラックインクLk2におけるカーボンブラックの含有量比(Lk1/Lk2)が、2.0以上4.0以下であり、
更に、前記ブラックインクBk1におけるカーボンブラックの含有量が、ブラックインクBk1全質量を基準として、2.5質量%以上4.5質量%以下であることを特徴とする画像形成方法。 - 前記ブラックインクBk1中におけるカーボンブラックの含有量が、ブラックインクBk1全質量を基準として、2.5質量%以上4.0質量%以下である請求項1に記載の画像形成方法。
- 前記ブラックインクBk1及び前記ライトブラックインクLk2におけるカーボンブラックの含有量比(Bk1/Lk2)が、3.5以上7.5以下である請求項1又は2に記載の画像形成方法。
- 前記ライトブラックインクLk1及び前記ライトブラックインクLk2におけるカーボンブラックの含有量比(Lk1/Lk2)が、2.0以上3.0以下である請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成方法。
- 前記ライトブラックインクLk1中におけるカーボンブラックの含有量が、ライトブラックインクLk1全質量を基準として、0.56質量%以上4.5質量%未満である請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成方法。
- 前記ライトブラックインクLk2中におけるカーボンブラックの含有量が、ライトブラックインクLk2全質量を基準として、0.28質量%以上1.29質量%未満である請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成方法。
- 前記少なくとも3種のブラックインク中における樹脂の含有量が、前記ブラックインク中におけるカーボンブラックの含有量に対して、0.5倍以上1.0倍以下である請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成方法。
- 前記少なくとも3種のブラックインク中のカーボンブラックが、樹脂分散型カーボンブラック及びマイクロカプセル型カーボンブラックの少なくとも一方である請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成方法。
- 前記少なくとも3種のブラックインクを非対称ヘッドから記録媒体に付与することで画像を形成する請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成方法。
- 前記少なくとも3種のインクをインクジェット記録方式で吐出し、記録媒体に付与して記録を行う請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成方法。
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