JP5213235B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者がメダルを投入して、図柄が表示されたリールを回転させて停止させ、停止時における図柄の組合せによって遊技結果を定めるスロットマシンに関する。特に、1対の画像データバッファに対して、画像データを交互に記憶し、1対の画像データバッファに記憶された画像データに対応した画像を交互に画像表示装置に表示出力するスロットマシンに関する。
遊技者がメダルを投入して、図柄が表示されたリールを回転させて停止させ、停止時における図柄の組合せによって遊技結果を定めるスロットマシンが、遊技機の1つとして広く用いられている。スロットマシンでは、抽選で当選した役に対応した図柄が停止して入賞した場合、遊技者が入賞した役に応じた遊技を行うことができる。特に、遊技者に有利な特別遊技に移行できる特別役に当選し入賞することにより、遊技媒体(メダル)を多く獲得することができる。
スロットマシンの中には、液晶画像表示装置などの画像表示装置を用いて遊技の進行に基づいて画像による演出を表示出力するものがある。表示出力される画像は、ダブルバッファリング方式により、1対の画像データバッファに対して、交互に画像データを一時的に記憶し、記憶された画像データに対応する画像を交互に画像表示装置に表示出力する。
ここで、図柄などが多数存在するために、画像展開に時間を要する画像データを画像データバッファに記憶する場合、画像データバッファを切り換える単位時間内に表示出力することができない。そのため、上述した単位時間内に画像データが収まらない場合、次の画像データバッファに記憶される画像データをコマ落としする遊技機が提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−210139号公報
特許文献1記載の遊技機の発明では、画像表示装置に本来表示出力される画像をコマ落としするため、画像の連続性の精度を低下させる。しかしながら、遊技者によるストップスイッチ操作などに基づいて、画像表示装置に表示出力される画像を同期させるスロットマシンの場合、画像の連続性の精度を向上させることは重要である。
画像の連続性の精度を向上させるためには、画像データバッファの容量を大きくすることが考えられるが、ダブルバッファ方式を採用するが故に、画像データバッファに画像データを一時的に記憶して、記憶された画像データに対応する画像を表示出力するまでの時間と、記憶される画像データの基準となる信号、例えば、ストップスイッチ操作に基づく信号を受信したタイミングから画像データを記憶するために画像データバッファを切換えるタイミングまでの時間とを要するため、信号を受信するタイミングと画像を画像表示装置に表示出力するタイミングとの間に、ズレが発生するという問題が生じていた。そして、このズレは、遊技者の操作と表示出力される画像との間に、遊技者に違和感を与えるという問題も生じさせていた。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、画像表示装置に画像を表示出力するためにダブルバッファリング方式を用いたスロットマシンにおいて、遊技者の操作に基づいて、画像データバッファに記憶される画像データの基準となる信号を受信したタイミングと、画像を画像表示装置に表示出力するタイミングとの間に発生するズレを低減させることができるスロットマシンを提供することを目的とする。また、上記のズレを低減させることにより、遊技者に与える違和感を低減させることができるスロットマシンを提供することを目的とする。さらに、スロットマシンを用いて営業を行う遊技店が、遊技者が長時間の遊技を行うことによって、遊技店自体の売上高を向上させることができ、スロットマシンの製造業者が、安価に、かつ、簡易に作製できるスロットマシンを提供することを目的とする。
以上の目的を達成するため、本発明に係るスロットマシンは、演出信号送信周期ごとに、画像表示装置に表示出力させる画像に対応する画像データを生成するための演出信号を送信する演出制御手段と、演出信号送信周期より長い画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信したときに、受信した演出信号の中から最後に受信した演出信号を基準演出信号とするとともに、基準演出信号に基づいて画像データを生成する画像生成手段とを含む。
具体的には、本発明に係るスロットマシンは、
遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のメインリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
役の中から役の抽選を行う役抽選手段と、
当選した役に入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
遊技の進行に基づいて、報知手段を用いて出力される演出を制御する演出制御手段と、
前記演出制御手段により画像表示装置を用いて出力される演出を制御するときに、前記演出制御手段から受信した演出信号に基づいて前記画像表示装置に出力させる画像に対応する画像データを生成し、1対の画像データバッファに前記画像データを交互に記憶する画像生成手段と、を含み、
前記演出制御手段は、演出信号送信周期ごとに、前記演出信号を前記画像生成手段に送信し、
前記画像生成手段は、
前記演出信号送信周期より長い画像データバッファ切換周期ごとに、前記画像データを記憶する画像データバッファを記憶用画像データバッファとするとともに、前記画像データを記憶用画像データバッファに記憶し、かつ、前記記憶用画像データバッファ以外の画像データバッファに記憶された画像データに対応する画像を前記画像表示装置に表示出力し、
前記画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信したときに、受信した演出信号の中から最後に受信した演出信号を基準演出信号とするとともに、前記基準演出信号に基づいて画像データを生成する、
ことを特徴とする。
上述した発明によれば、画像生成手段は、画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信したときに、受信した演出信号の中から最後に受信した基準演出信号に基づいて画像データを生成する。従って、画像データバッファ切換周期の1周期で最大受信回数の演出信号を受信したときは、画像生成手段により基準演出信号を受信してから、基準演出信号に基づいた画像データに対応する画像を画像表示装置に表示出力するまでの遅延は、最大で、「“画像データバッファ切換周期”+“画像データバッファ切換周期−(最大受信回数−1)*演出信号送信周期”」に低減できる。この結果、「演出信号の送信タイミング」と、画像表示装置に表示出力される「画像の表示出力のタイミング」のズレを低減できる。
また、「演出信号の送信タイミング」と、画像表示装置に表示出力される「画像の表示出力のタイミング」のズレの低減は、遊技者に対して、ズレによる違和感を生じさせることを防止し、演出による効果を低減させることを防止できる。この結果、ズレを低減させた精度向上した画像の表示出力により、違和感がなくなった遊技者に長時間の遊技を可能にさせ、遊技店はスロットマシン自体ひいては遊技店全体の売上げを向上させることができる。
さらに、スロットマシンの製造業者は、従来のスロットマシンのハードウェア構成を変更することなく、ソフトウェアを変更することのみで対応でき、安価にかつ簡易に設計変更できる。
ここで、「演出信号」とは、演出制御手段から画像生成手段に送信される信号であって、画像データバッファに一時的に記憶される画像データを生成するための基準となるものである。また、「基準演出信号」とは、画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信したときに、受信した演出信号の中から最後に受信した演出信号をいう。
なお、「演出信号送信周期」とは、演出制御手段から画像生成手段に送信される演出信号の送信周期である。「画像データバッファ切換周期」とは、画像生成手段により、1対の画像データバッファに対して交互に切り換える周期であって、演出信号送信周期より長い期間に設定される。
本発明に係るスロットマシンとして、画像生成手段は、画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信しないときに、最大受信回数の演出信号を受信したときの基準演出信号に基づいて画像データを生成することが好ましい。
画像データバッファ切換周期の1周期で最大受信回数の演出信号を受信しない場合、単純に、最後に受信した演出信号に基づいた画像データに対応する画像を画像表示装置に表示出力するまでの遅延は、最大で、「“画像データバッファ切換周期”+“演出信号送信周期”」となる。これに対して、上述した発明によれば、画像データバッファ切換周期の1周期で最大受信回数の演出信号を受信しない場合であっても、上記遅延は、基準演出信号、より具体的には、基準演出信号及び基準演出信号を受信してからの経過時間に基づいて画像データを生成することにより、「“画像データバッファ切換周期”」まで低減することができる。
さらに、本発明に係るスロットマシンとして、複数の図柄が表示された複数のリールの各々に対応して設けられたストップスイッチを有する操作手段をさらに含み、前記画像生成手段は、複数の図柄が表示された複数のサブリールの画像を画像表示装置に表示出力し、前記ストップスイッチの操作に基づいて、回転するように画像表示装置に表示出力されたサブリールの画像を停止し、前記演出信号は、前記サブリールに表示される複数の図柄の位置を示す信号であることが望ましい。
上述した発明によれば、ストップスイッチ操作に基づく「演出信号の送信タイミング」と、サブリールに表示出力される「(複数の図柄に関する)画像の表示出力のタイミング」のズレを低減できる。この結果、遊技者に対して、サブリールの演出に伴う前記ズレによる違和感を生じさせることを防止できる。
上述した発明によれば、画像生成手段により基準演出信号を受信してから、基準演出信号に基づいた画像データに対応する画像を画像表示装置に表示出力するまでの遅延を低減できる。この結果、「演出信号の送信タイミング」と、画像表示装置に表示出力される「画像の表示出力のタイミング」とのズレを低減できる。
以下に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るスロットマシン10の正面図である。図2は、メインリール30を示す図である。図3は、スロットマシン10の内部構造を示す図である。
本実施形態に係るスロットマシン10は、図1に示すように、スロットマシン前面上部に設けられたリール表示窓51を介して、複数の図柄が視認可能な複数のメインリール30と、スロットマシン前面中央部に設けられた液晶表示装置である画像表示装置34に表示出力された複数の図柄が視認可能な複数のサブリール90とが設けられている。後述するように、スタートスイッチ42の操作により回転開始したメインリール30の各リールは、ストップスイッチ44の操作に基づいて停止するものである。さらに、画像表示装置34に回転するように表示出力されたサブリール90の複数の図柄からなる画像も、ストップスイッチ44の操作に基づいて停止するように画像表示される。
そして、本実施形態に係るスロットマシン10は、ストップスイッチ44の操作タイミングと、ストップスイッチ44の操作に基づいて、画像表示装置34に回転するように表示出力されるサブリール90の複数の図柄の画像に対する停止表示タイミングとのズレを、スロットマシン10のハードウェア構成を変更することなく、低減するものである。
<<スロットマシン10の構成>>
本実施形態に係るスロットマシン10は、遊技媒体(メダル)を投入して、複数の図柄が表示された複数のメインリール30を回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンである。なお、本明細書において、単一の行程の遊技が繰り返され得る遊技のうち、この単一の行程の遊技を単位遊技と称し、具体的には、後述する3つのメインリールに付された図柄の表示態様によって進行が定まる遊技をいう。
図1及び図3に示すように、スロットマシン10は、箱形形状の基体部20と、前面扉40とを含む。前面扉40は、基体部20の左側側部で枢支されて、基体部20の前面側で開閉可能に設けられている。図1は、前面扉40を基体部20に対して閉じた状態を示し、図3は、前面扉40を基体部20に対して略180度開放した状態で視認できる内部構造を示す。
<前面扉40の前面>
前面扉40は、閉じられたときに基体部20の前面を覆うように、基体部20に開閉可能に取り付けられている。図1に示すように、前面扉40の前面には、主に、操作に関する部材と、表示に関する部材とが設けられている。また、前面扉40の背面には、主に、制御用の回路基板が設けられている。
図1に示すように、操作に関する部材として、前面扉40の前面側(遊技者側)の略中央下側には、水平方向に伸長する操作パネル41が設けられている。操作パネル41の前面側には、スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cが設けられている。操作パネル41の上面側には、1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66や、メダル投入口46が設けられている。
また、表示に関する部材として、前面扉40の上部に、リール表示窓51を介して、複数の図柄が視認可能な複数のメインリール30と、スロットマシン略中央部上側に設けられた画像表示装置34に表示出力された複数の図柄が視認可能な複数のサブリール90とが設けられている。また、遊技の進行に応じて光による演出が行われるランプ38が設けられている。表示部材ではないが、演出のバリエーションの一つとして、遊技の進行に応じて音声による演出が行われるスピーカ36が、メインリール30の左右の両側に設けられている。
<スタートスイッチ42>
上述したスタートスイッチ42は、単位遊技を進めるために遊技者によって操作されるスイッチである。スタートスイッチ42を遊技者が操作することによって、スタートスイッチ42からスタートスイッチ操作信号が発せられる。スタートスイッチ42から発せられたスタートスイッチ操作信号は、後述するメイン制御基板32に供給される。メイン制御基板32は、スタートスイッチ操作信号を検出することによって、後述する3つのメインリール30L、30C及び30Rの回転駆動の制御を開始する。
本実施形態においては、メイン制御基板32は、スタートスイッチ42の操作に基づいて送信されたスタートスイッチ操作信号を検出することによって、メインリール30の回転駆動を開始するだけでなく、スタートスイッチ操作信号に基づく信号を、後述するサブ制御手段200の演出制御手段210に送信する。そして、演出制御手段210は、画像生成手段220に所定の信号を送信し、画像表示装置34に表示出力されているサブリール90も回転駆動を開始するように設定されている。
<ストップスイッチ44a、44b及び44c>
上述した3つのストップスイッチ44a、44b及び44cも、単位遊技を進めるために遊技者によって操作されるスイッチである。3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作することによって、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cの各々から別個にストップスイッチ操作信号が発せられる。3つのストップスイッチ44a、44b及び44cの各々から発せられたストップスイッチ操作信号は、後述するメイン制御基板32に供給される。メイン制御基板32は、ストップスイッチ操作信号を検出することによって、後述する3つのメインリール30L、30C及び30Rの停止駆動の制御を別個に開始する。
本実施形態においては、メイン制御基板32は、ストップスイッチ44の操作に基づいて送信されたストップスイッチ操作信号を検出することによって、メインリール30の停止駆動をするだけでなく、ストップスイッチ操作信号に基づく信号を、サブ制御手段200の演出制御手段210に送信する。そして、演出制御手段210は、画像生成手段220に所定の信号を送信し、画像表示装置34に表示出力されているサブリール90も停止駆動をするように設定されている。
<リール表示窓51とリール30L,30C,30R>
図1及び図3に示すように、前面扉40の上部中央部には、リール表示窓51が形成されている。3つのリール30L,30C,30Rはリールユニット(図示せず)に回転可能に収容されている。リールユニットは、前面が開放されており、後述するように、遊技者はリールユニット前面に位置した図柄の種類を視認することができる。前面扉40が閉じられたときには、リール表示窓51は、リールユニット前面の前方に位置する。リール表示窓51は、透明な部材で覆われており、前面扉40が閉じられたときには、遊技者は、リール表示窓51を介して3つのメインリール30L,30C,30Rに描かれている図柄の種類を視認することができる。
3つのメインリール30L,30C,30Rの各々は、複数のスポーク部と円環状の枠体とを有する。複数のスポーク部の各々は、3つのリールメイン30L,30C,30Rの各々の回転中心となる軸部から外周に向かって半径方向に延びるように形成されている。円環状の枠体は、樹脂等からなり、21個の図柄が描かれた帯が、枠体に貼り付けられている。このようにすることで、3つのメインリール30L,30C,30Rの各々に21個の図柄を付すことができる。
3つのメインリール30L,30C,30Rの各々は、軸部を介してモータ86a,86b,86cにより回転可能に設けられている。モータ86a,86b,86cの各々は、ステッピングモータからなり、1パルスのパルス信号が供給されると所定の角度だけ回転し、504パルスのパルス信号が供給されることで1回転する。モータ86aの回転シャフトにリール30Lの軸部が連結され、モータ86bの回転シャフトにメインリール30Cの軸部が連結され、モータ86cの回転シャフトにメインリール30Rの軸部が連結されている。このようにしたことにより、モータ86aが1回転することによって、メインリール30Lも1回転でき、モータ86bが1回転することによって、メインリール30Cも1回転でき、モータ86cが1回転することによって、メインリール30Rも1回転できる。
3つのメインリール30L,30C,30Rの各々のスポーク部の一つには、検出用突出片(図示せず)が取り付けられている。検出用突出片は、3つのメインリール30L,30C,30Rの各々の回転位置を検出するためのものである。3つのメインリール30L,30C,30Rが回転することによって、検出用突出片も回転移動する。3つのメインリール30L,30C,30Rの各々の近傍には、回転移動する検出用突出片を検出するため、回転位置センサ83a,83b,83cが設けられている。回転位置センサ83a,83b,83cは、発光部と受光部と(図示せず)からなり、回転移動する検出用突出片が、発光部と受光部と間を通過したときに、1つのパルス信号(以下、インデックス信号と称する。)が発せられるように構成されている。このようにすることで、3つのメインリール30L,30C,30Rの各々が1回転するたびに、1つのパルスを発するようにすることができる。上述した検出用突出片が設けられた位置を、3つのメインリール30L,30C,30Rの各々の回転位置の原点とすることができる。回転位置センサ83a,83b,83cは、後述するメイン制御基板32と電気的に接続されており、回転位置センサ83a,83b,83cから発せられたインデックス信号は、メイン制御基板32に供給される。メイン制御基板32は、回転位置センサ83a,83b,83cからインデックス信号のパルスが発せられたときを検出することによって、3つのメインリール30L,30C,30Rの各々が原点に位置したときを判別することができる。
<メインリール30L,30C,30Rとストップスイッチ44a,44b,44c>
左リール30Lは、左側のストップスイッチ44aに対応する。遊技者が、左側のストップスイッチ44aを操作したときには左リール30Lが停止する。中リール30Cは、中央のストップスイッチ44bに対応する。遊技者が、中央のストップスイッチ44bを操作したときには中リール30Cが停止する。右リール30Rは、右側のストップスイッチ44cに対応する。遊技者が、右側のストップスイッチ44cを操作したときには右リール30Rが停止する。
<リール表示窓51と入賞ラインL1〜L5>
リール表示窓51は透明な部材で覆われている。図2に示すように、リール表示窓51には、5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。このようにすることで、遊技者は、リール表示窓51を介して図柄の種類を視認することができると共に、リール表示窓51上の5本の入賞ラインL1〜L5をも視認することができる。
入賞ラインL1は、水平方向に延びる中段の直線であり、入賞ラインL2は、水平方向に延びる上段の直線であり、入賞ラインL3は、水平方向に延びる下段の直線である。また、入賞ラインL4は、左上から右下へ向かって延びる直線であり、入賞ラインL5は、左下から右上へ向かって延びる直線である。
なお、図2に示した例では、5本の入賞ラインL1〜L5が、リール表示窓51上に描かれているものを示したが、遊技者に入賞ラインが明確であれば、リール表示窓51上に入賞ラインが描かれていなくてもよい。
<ベットスイッチ62,64及び66と入賞ラインL1〜L5>
上述した操作パネル41のメダル投入口46に規定枚数以上のメダルが投入されると、メダルカウンタ(図示せず)により投入されたメダルの枚数が計数され、その枚数はクレジット数として記憶される。上述した1ベットスイッチ62は、記憶されたクレジット数のうちの1枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。また、2ベットスイッチ64は、クレジット数のうちの2枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチであり、最大ベットスイッチ66は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
上述したように、リール表示窓51には5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。1ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、5本の入賞ラインのうちの1本、例えば入賞ラインL1が有効化される。2ベットスイッチ64を操作したときには、5本の入賞ラインのうちの3本、例えば入賞ラインL1〜L3が有効化される。最大ベットスイッチ66を操作したときには、5本の入賞ラインの全て、すなわち、L1〜L5が有効化される。このように3つのベットスイッチ62,64及び66は、遊技の賭けの対象となるメダルの枚数を定めると共に、入賞ラインL1〜L5を有効化する有効ライン化手段として機能する。
<画像表示装置34>
前面扉40の中央部には、画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34には、演出画像が表示される。演出画像は、遊技の進行に従って表示される画像であり、主に、その遊技に関する各種の情報が含まれた画像である。
画像表示装置34に表示される演出画像として、各種の情報を文字の態様で表示するものや、文字以外の図画の態様で表示するものなどがある。文字の態様で表示される情報は、主として、直接的に各種の情報を遊技者に視認させるために用いられる。この場合には、数値、アルファベット、平仮名、カタカナ、漢字等の人間の意思・感情の伝達手段としての言葉を視覚的に表した記号が文字として使用される。また、図画の態様で表示される情報は、主として、間接的に各種の情報を遊技者に視認させるために用いられる。この場合には、人物や動物等の生き物やロボット等の擬似生命体等を示すキャラクタの画像や、その他の機械類や建築物や風景等を示す画像が含まれる。
本実施形態においては、メインリール30を模した、複数の図柄が表示出力される3本のリールからなるサブリール90が、遊技者のスタートスイッチ42の操作に基づいて回転開始するように制御される。また、遊技者のストップスイッチ44a、44b、44cに対する操作に基づいて、画像表示装置34に回転するように表示出力されているサブリール90の画像、すなわち、サブリール90の3本のリールの画像が停止するように表示出力される。
なお、サブリールの左リール90Lは、左側のストップスイッチ44aに対応する。遊技者が、左側のストップスイッチ44aを操作したときには左リール90Lが回転停止するように画像表示装置34に表示出力される。中リール90Cは、中央のストップスイッチ44bに対応する。遊技者が、中央のストップスイッチ44bを操作したときには中リール90Cが回転停止するように画像表示装置34に表示出力される。右リール90Rは、右側のストップスイッチ44cに対応する。遊技者が、右側のストップスイッチ44cを操作したときには右リール90Rが回転停止するように画像表示装置34に表示出力される。
<スピーカ36>
スピーカ36は、図1に示すように、メインリール30の左右の両側に設けられている。スピーカ36によって、音声による演出が遊技の進行に応じて行われる。後述するサブ制御基板52において所定の条件を満たしたときに、その条件に応じた音声がスピーカ36から発せられる。例えば、後述する役抽選手段120によって行われる抽選処理の抽選結果に基づいて、抽選結果を示唆する効果音や音楽等がスピーカ36から発せられる。
<ランプ38>
ランプ38は、図1に示すように、前面扉40の上部に設けられている。ランプ38によって、光による演出が遊技の進行に応じて行われる。後述するサブ制御基板52において所定の条件を満たしたときに、その条件に応じてランプ38の点灯や点滅が行われる。例えば、後述する役抽選手段120によって行われる抽選処理の抽選結果に基づいて、その抽選結果を示唆するように、ランプ38は、その役の種類に応じて所定の色で点灯したり所定のパターンで点滅したりする。なお、光による演出は、上述したランプ38のみならず、3つのリール30L,30C,30Rの内側に配置されたバックランプ(図示せず)等によるものもある。
<基体部20>
図3に示す基体部20は、木材等によって組み立てられて、前面が開口された箱形に形成されている。基体部20の内部の下部には、スロットマシン10に搭載された種々の装置に電源を供給する電源ユニット22や、メダルを貯留しておくホッパーを含むメダル払出し装置24が設けられている。また、これらの電源ユニット22及びメダル払出し装置24の上方には、支持板26が設けられている。この支持板26によって、画像表示装置34が支持されている。さらに、基体部20の内部の上部には、スロットマシン10で行われる遊技を全体的に制御するメイン制御基板32が設けられている。
<設定スイッチ27>
前面扉40の背面には、設定スイッチ27が配置されている。設定スイッチ27は、スロットマシン10の管理者等によって操作されるスイッチである。管理者等による操作によって設定値が設定され、後述する役抽選手段120による役抽選処理を行うときに用いられる抽選テーブルが設定される。例えば、設定値が1〜6であるときには、設定値1、設定値2、・・・、設置値6と高くなるに従って、第1種BB役等の役の当選確率が高くなるように設定されている。
<メイン制御基板32>
メイン制御基板32は、3つのリール30L、30C及び30Rの回転の開始及び停止制御をすると共に、スロットマシン10で行われる遊技の進行等の遊技全体を制御するための制御基板である。メイン制御基板32は演算等を行うCPU(中央演算装置)(図示せず)、遊技プログラム等が記憶されたROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、および、各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。
例えば、ROMは、後述する図5に示すフローチャートを実行するためのプログラムを記憶する。また、RAMは、このプログラムで用いられる変数の値を記憶する。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
また、メイン制御基板32は、上述したベットスイッチ62,64及び66と電気的に接続されている。ベットスイッチ62,64及び66を遊技者が操作したときには、ベット信号がベットスイッチ62,64及び66の各々からメイン制御基板32へ発せられる。
さらに、メイン制御基板32は、上述したスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cと電気的に接続されている。スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作したときには、操作したことを示す信号がスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cからメイン制御基板32へ発せられる。スタートスイッチ42からスタートスイッチ操作信号がメイン制御基板32に発せられたときには、メイン制御基板32は、3つのリール30L、30C及び30Rの回転制御をする。また、ストップスイッチ44a、44b又は44cからストップスイッチ操作信号がメイン制御基板32に発せられたときには、メイン制御基板32は、3つのリール30L、30C及び30Rのうち、操作されたストップスイッチに対応したリールの停止制御をする。
<サブ制御基板52>
サブ制御基板52は、図3に示すように、前面扉40の背面の上部に配置されたメインリール30の背面に配置されている。サブ制御基板52は、主に、遊技中における演出を制御する基板である。また、本実施形態に係るサブ制御基板52は、画像表示装置34に演出画像を表示したり、スピーカ36から効果音などを発したり、ランプ38の点灯や点滅されたりする演出全体の制御を行う演出制御基板(図示せず)と、演出制御基板から送信された信号に基づいて画像表示装置34に所定の画像を表示出力させる画像生成基板(図示せず)と、演出制御基板から送信された信号に基づいてスピーカ36に所定の音声を出力させる音響生成基板(図示せず)とを含む。なお、画像生成基板と音響生成基板とを別個設けることなく、一体化した基板としてサブ制御基板に搭載することも可能である。
(演出制御基板)
サブ制御基板52の演出制御基板には、演算等を行うCPU(図示せず)、演出プログラム及び演出データを記憶したROM(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(図示せず)等を含む。また、RAMは、上述した演出制御プログラムで用いる変数の値を記憶する。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されて、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
サブ制御基板52の演出制御基板は、メイン制御基板32に、図示しないハーネスにより電気的に接続されている。メイン制御基板32は、サブ制御基板52に対して命令や情報等を表す信号を送信する。上述したメイン制御基板32は、遊技全体を統括的に制御するのに対して、サブ制御基板52は、メイン制御基板32の下位に属し、メイン制御基板32から送られた命令や情報等に基づいて、サブ制御基板52の演出制御基板により演出全体を制御する。
(画像生成基板)
サブ制御基板52には、演出制御基板と電気的に接続され、サブ制御基板52の演出制御基板から送信された信号に基づいて、画像表示装置34に所定の画像を表示出力させる画像生成基板が設けられている。演出制御基板から画像生成基板へは、所定の演出信号送信周期、例えば、16m秒周期で、画像表示装置34に画像を表示出力するために、演出信号が送信される。
ここで、「演出信号」とは、演出制御基板から画像生成基板に送信される信号であって、画像表示装置34に表示出力される画像に対する1フレーム分の画像データの生成基準となる信号である。本実施形態において、演出信号は、何れのサブリールに対して、何れの図柄を、画像表示装置34の何れの位置に、表示出力するのかを指定する信号である。
本実施形態の画像生成基板は、演出制御基板から送信される演出信号を、演出信号受信周期、例えば、1m秒周期で受信処理を行う。そして、所定のタイミング(本実施形態では、画像データバッファ切換周期)で解析し、解析結果に基づいて画像データに展開し、ダブルバッファリング方式により、1対の画像データバッファに対して、画像データバッファ切換周期、例えば、33.3m秒周期で、交互に画像データを一時的に記憶し、記憶された画像データに対応する画像を交互に画像表示装置34に表示出力する。
本実施形態においては、上述のとおり、演出制御基板から画像生成基板へ演出信号を送信する演出信号送信周期は16m秒、画像生成基板での演出信号の受信処理を行う演出信号受信周期は1m秒、画像生成基板での画像データバッファ切換周期は33.3m秒に設定されている。ここで、画像データバッファ切換周期をより短い周期に設定した場合、演出信号に基づく画像データを展開できない場合が生じる可能性があり、準備された画像全てが画像表示装置34により表示出力されない場合がある。また、演出信号受信周期をより短い周期に設定した場合、演出信号を画像生成基板により受信されるまでに、様々な誤差を含んでいることから、より短い演出信号受信周期に設定しても画像精度を向上させることは困難である。
<<スロットマシン10における単位遊技の概要>>
3つのリール30L、30C及び30Rが停止したときには、入賞ラインL1〜L5上に、図柄が位置する。スロットマシン10における単位遊技は、有効化された入賞ライン上に位置した図柄の並びによって、遊技の結果が定まる遊技である。このため、遊技者は、回転しているリール30L、30C及び30R上の図柄を目視し、所定の役を構成する図柄の並びが、有効化された入賞ライン上に揃うように、最適と判断したタイミングで、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを操作して、リール30L、30C又は30Rを停止させる。
また、スロットマシン10で行われる単位遊技は、遊技者によってスタートスイッチ42が操作されたことに基づいて開始され、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cが操作されたことに基づいて終了する。遊技者の観点から見た場合には、単位遊技は、スタートスイッチ42を操作して3つのリール30L,30C及び30Rが回転し始めてから、3つのリール30L,30C及び30Rの全てが停止するまでの単一の行程の遊技である。
なお、単位遊技は、各種の遊技状態において実行される。遊技状態は、遊技者に与える利益が相違するように定められたものである。例えば、遊技状態には、通常遊技状態や特別遊技状態等がある。
<<スロットマシン10の機能>>
図4は、スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。図4に示すように、スロットマシン10は、主に、操作手段320と、遊技媒体検出手段325と、遊技媒体数設定手段330と、設定値設定手段340と、メイン制御手段100と、サブ制御手段200と、図柄表示手段310と、演出手段300とを含む。
<操作手段320>
操作手段320は、遊技者によって操作されるもので、操作されたことを示す信号を後述するメイン制御手段100に遊技者の操作に基づいて発する。操作手段320は、スタートスイッチ42と、ストップスイッチ44a〜44cとを含むものが好ましい。スタートスイッチ42は、遊技者によって操作されたときに、操作されたことを示す信号を後述するメイン制御手段100に発する。また、ストップスイッチ44a〜44cの各々も、遊技者によって操作されたときに、操作されたことを示す信号をメイン制御手段100に発する。
上述したように、スタートスイッチ42からメイン制御手段100に発せられた信号によって、3つのメインリール30L、30C及び30Rの回転が始まり、上述した単位遊技の開始の契機が定められる。このスタートスイッチ42からメイン制御手段100に発せられる信号をスタートスイッチ操作信号と称する。なお、本実施形態においては、メインリール30以外に、サブリール90も回転開始するように画像表示装置34に表示出力される。
また、ストップスイッチ44a〜44cの各々からメイン制御手段100に発せられた信号によって、3つのメインリール30L、30C及び30Rのうち対応したリールが停止する。3つのストップスイッチ44a〜44cの全てが操作されて、3つのメインリール30L、30C及び30Rの全てが停止したことに基づいて、単位遊技の終了の契機が定められる。このストップスイッチ44a〜44cの各々からメイン制御手段100に発せられる信号をストップスイッチ操作信号と称する。なお、本実施形態においては、メインリール30以外に、回転するように表示出力されたサブリール90も回転停止するように表示出力される。
このように、上述したスタートスイッチ操作信号が発せられたことに基づいて単位遊技が開始され、最後に停止させるメインリールに対応したストップスイッチからストップスイッチ操作信号が発せられたことに基づいて単位遊技が終了する。
上述したように、ストップスイッチ44a〜44cの各々からメイン制御手段100にストップスイッチ操作信号が発せられ、ストップスイッチ44a〜44cの操作には、複数の種類の操作態様がある。このため、ストップスイッチ操作信号は操作態様に基づいて発せられることになり、ストップスイッチ操作信号が発せられるメイン制御手段100では、ストップスイッチ操作信号が発せられた順番や発せられたタイミングを検出することで、操作態様を得ることができる。
<遊技媒体検出手段325>
スロットマシン10の内部には、メダル投入口46の下方に、遊技媒体検出手段325が設けられている。遊技媒体検出手段325は、メダルセレクタと呼ばれ、メダル投入口46から投入されたメダルの真偽の判定と、その枚数を計測するために設定されている。遊技媒体検出手段325により正しいと判定されたメダルは、メダル払出し装置24に含まれるメダルホッパ装置に導かれる。一方、不正と判定されたメダルは、選別されて遊技媒体検出手段325からキャンセルシュート(図示せず)に排出される。キャンセルシュートは、スロットマシンの筐体前面部に設けられているメダル受皿にメダル払出口を介して連通している。このため、不正と判定されたメダルは、メダル受皿に戻されるようになっている。
なお、遊技媒体検出手段325は、メダル投入口から投入されたメダルを案内通路上に導きながら、光センサ、磁気センサ等によりメダルの大きさや材質等についてその真偽を判定し、真正なメダルについてはその枚数を計測する機能を備えている。
<遊技媒体数設定手段330(有効ライン化手段)>
遊技媒体数設定手段330も、操作手段320と同様に、遊技者によって操作されるもので、遊技者の操作に基づいて操作された旨のベット信号を後述するメイン制御手段100に発する。操作手段320からメイン制御手段100へ発せられたベット信号に基づいて、複数の入賞ラインL1〜L5のうちのいずれのものを有効化するかが定められる。
遊技媒体数設定手段330も、遊技者によって操作されるものであればよい。遊技媒体数設定手段330は、好ましくは、上述した1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66からなる。そして、例えば、1ベットスイッチ62からメイン制御手段100へ発せられたベット信号によって、1枚のメダルを遊技の賭けの対象とし、2ベットスイッチ64からメイン制御手段100へ発せられたベット信号によって、2枚のメダルを遊技の賭けの対象とし、最大ベットスイッチ66からメイン制御手段100へ発せられたベット信号によって、3枚のメダルを遊技の賭けの対象とする。
また、上述したように、リール表示窓51には5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。1ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、入賞ラインL1が有効化される。2ベットスイッチ64を操作したときには、入賞ラインL1〜L3が有効化される。最大ベットスイッチ66を操作したときには、L1〜L5が有効化される。このように3つのベットスイッチ62,64及び66は、遊技の賭けの対象となるメダルの枚数を定めると共に、入賞ラインL1〜L5を有効化する有効ライン化手段として機能する。
<設定値設定手段340>
設定値設定手段340は、設定スイッチ27を操作することにより、所望の値に設定値を設定する。例えば、設定値が1〜6であるときには、設定スイッチ27を1回押動操作する度に、「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「1」→・・・のように設定値が1ずつ変化させ、設定スイッチ27以外の他のスイッチを操作することにより設定値を確定する。なお、確定された設定値は、後述する設定値記憶手段160に記憶される。また、本実施形態においては、設定値1、設定2、・・・、設置値6と高くなるに従って、第1種BB役等の役の当選確率が高くなるように設定されている。
<メイン制御手段100(遊技制御手段)>
メイン制御手段100には、上述した操作手段320や遊技媒体数設定手段330のほか、サブ制御手段200や、図柄表示手段310が電気的に接続されている。メイン制御手段100は、遊技の進行等の遊技全体を制御する。このメイン制御手段100は、上述したメイン制御基板32からなるのが好ましい。
上述したように、メイン制御手段100には操作手段320が電気的に接続されている。操作手段320のスタートスイッチ42からは、メイン制御手段100にスタートスイッチ操作信号が発せられる。これにより、スタートスイッチ42が遊技者によって操作されたことを検出することができる。操作手段320のストップスイッチ44a〜44cの各々からは、メイン制御手段100にストップスイッチ操作信号が発せられる。これにより、ストップスイッチ44a〜44cの各々から発せられたストップスイッチ操作信号の順番やタイミングを検出することができる。
また、メイン制御手段100には遊技媒体数設定手段330が電気的に接続されている。遊技媒体数設定手段330の1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66の各々からは、メイン制御手段100にベット信号が発せられる。発せられたベット信号を検出することによって、賭けの対象とするメダルの枚数や、有効ラインの設定の制御を行う。
メイン制御手段100は、遊技媒体枚数記憶手段115と、役抽選手段120と、リール駆動制御手段130と、リール回転位置取得手段140と、有効ライン記憶手段150と、設定値記憶手段160とを含む。
<遊技媒体枚数記憶手段115>
遊技媒体検出手段325により検出された遊技媒体枚数は、メイン制御手段100の遊技媒体枚数記憶手段115に記憶される。なお、記憶された遊技媒体枚数は、遊技媒体検出手段325によりメダルが検出されるごとに加算され、また、遊技媒体数設定手段330により遊技を行うために遊技の賭けの対象として使用したときには使用したメダル枚数が減算される。
<役抽選手段120(役抽選手段)>
役抽選手段120は、予め定められている種類の役の抽選を行う。役抽選手段120は、乱数発生手段122と、乱数判定手段124と、抽選テーブル記憶手段126とを含む。
乱数発生手段122は、所定の正の整数の範囲(例えば10進法で0〜65535)の乱数を、一定のタイミングで継続的に発生させた後、所定のタイミングで抽出する。乱数判定手段124は、乱数発生手段122により発生させた役抽選処理用の乱数(ハードウェア乱数等)の乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する抽選処理が行われる。ここで、「抽選処理」とは、遊技についての「当り」又は「外れ」を定める抽選処理である。抽選テーブル記憶手段126は、複数の遊技状態ごとに、乱数値と対比される正の整数値0〜65535の置数と置数に対応する役とからなる抽選テーブルを有する。これらの遊技状態に対応する抽選テーブルにおいて、置数の範囲を適宜定めることによって、役に当選する確率を定めることができる。すなわち、役の各々に当選する確率は、役に対応する置数の範囲/65536により定めることができる。
<リール駆動制御手段130及びリール回転位置取得手段140>
リール駆動制御手段130は、上述したスタートスイッチ42から発せられたスタートスイッチ操作信号や、ストップスイッチ44a〜44cから発せられたストップスイッチ操作信号に基づいて、3つのリール30L〜30Rの回転制御と停止制御とを行う。そして、リール回転位置取得手段140は、リール30L,30C及び30Rの回転位置を取得する。その結果、有効化された入賞ラインに並んだ図柄の並びを取得した後、入賞処理を実行することができる。
<有効ライン記憶手段150>
上述したように、遊技媒体数設定手段330(有効ライン化手段)によって、5本の入賞ラインL1〜L5のうちのいずれかが有効化される。有効ライン記憶手段150は、この遊技媒体数設定手段330(有効ライン化手段)によって、有効化された入賞ラインを有効ラインとして記憶する。
<設定値記憶手段160>
設定値記憶手段160は、設定値設定手段340から発せられた信号が示す設定値を記憶する。例えば、設定値が「1」〜「6」の場合、設定値記憶手段160には、「1」〜「6」のいずれかの値が記憶される。設定値記憶手段160に記憶された設定値は、抽選テーブル記憶手段126に記憶された抽選テーブルを選択するときに読み出される。
<図柄表示手段310>
図柄表示手段310は、3つのリール30L,30C及び30Rを含み、リール(30L、30C、30R)は、各リールを回転駆動するためのステッピングモータ(86a、86b、86c)と、各リールの回転位置を検出するための回転位置センサ(83a、83b、83c)とからなる。図柄表示手段310は、上述したリールユニット28からなるものが好ましい。
モータ86a、86b及び86cの各々には、モータ86a、86b及び86cを駆動するためのリール回路駆動回路が電気的に接続されている。リール回路駆動回路は、メイン制御手段100から供給されるパルス信号のパルスの数に応じた回転位置だけモータ86a、86b又は86cが回転するように、駆動信号を生成する。
メイン制御手段100のリール回転位置取得手段140は、上述のパルス信号のパルスの数を計数することによって、モータ86a、86b又は86cの回転位置を取得することができる。
<サブ制御手段200>
上述したように、メイン制御手段100には、サブ制御手段200が電気的に接続されており、メイン制御手段100から発せられた各種の信号や情報を表す信号は、サブ制御手段200に供給される。メイン制御手段100から発せられる各種の信号や情報を表す信号には、役抽選手段120によって行われる抽選処理の抽選結果を示す信号や、入賞結果を示す信号や、スタートスイッチ42、ストップスイッチ44a、44b又は44cが操作されたことを示す信号や、ストップスイッチ操作により所定の図柄の組合せが揃ったことを示す信号等が含まれる。
サブ制御手段200は、これらの信号を受信して、後述する演出手段300により演出制御を行う。サブ制御手段200は、上述したサブ制御基板52からなるのが好ましい。本実施形態に係るサブ制御手段200は、メイン制御手段100から受信した信号に基づいて、演出全体の制御を行う演出制御手段210と、演出制御手段210から送信された信号に基づいて画像表示装置34に所定の画像を表示出力させる画像生成手段220とを含む。
<演出制御手段210>
演出制御手段210は、メイン制御手段100から送信される信号を受信する受信処理を実行した後、受信した信号に基づいて、演出全体の制御を行う。演出制御手段210は、上述した演出制御基板からなることが好ましい。
<演出信号送信手段212>
本実施形態に係る演出制御手段210は、スピーカ36から効果音や音楽を発したり、ランプ38の点灯や点滅されたりする演出全体の制御を行う一方、画像表示装置34に演出画像を表示出力させるために、演出信号を演出信号送信周期で画像生成手段220に送信する。本実施形態に係る演出信号送信周期は、16m秒に設定され、16m秒周期で、画像表示装置34に画像を表示出力するために、演出信号が送信される。
本実施形態に係るスロットマシン10は、画像表示装置34にサブリール90の画像が表示出力される。従って、本実施形態に係る演出信号は、演出制御手段210から画像生成手段220に送信される信号であって、画像表示装置34に表示出力される画像に対する1フレーム分の画像データの生成基準となる信号である。具体的には、何れのサブリールに対して、何れの図柄を、画像表示装置34の何れの位置に、表示出力するのかを指定する信号である。
<画像生成手段220>
サブ制御基板52には、演出制御手段210と電気的に接続され、演出制御手段210から送信された信号に基づいて、画像表示装置34に所定の画像を表示出力させる画像生成手段220が設けられている。画像生成手段220は、上述した画像生成基板からなることが好ましい。画像生成手段220は、後述する一対の画像データバッファ226a、226bに対して、フレーム画像データ群を構成する一連のフレーム画像データを交互に展開させながら、当該1対の画像データバッファ226a、226bに展開されたフレーム画像データに応じた画像を交互に画像表示装置34に表示させる。本実施形態に係る画像生成手段220は、演出信号受信手段222と、画像データ制御手段224と、展開画像データ記憶手段226と、画像情報記憶手段228とを含む。
<演出信号受信手段222>
演出信号受信手段222は、演出制御手段210の演出信号送信手段212から送信された演出信号を、演出信号受信周期、例えば、1m秒周期で受信する。
<画像データ制御手段224>
画像データ制御手段224は、演出信号受信手段222により受信された演出信号を解析し、1対の画像データバッファに対して、解析結果に基づいた画像データを一時的に交互に記憶し、記憶した画像データに対応する画像を交互に画像表示装置34に表示出力する。すなわち、画像表示装置34に表示出力される画像1フレーム分の画像データを、1フレームごとに、1対の画像データバッファに対して、交互に一時的に記憶し、記憶した画像データに対応する画像を交互に画像表示装置34に表示出力することにより、レンダリング処理に要する時間に基づく画像精度の低下を抑制することができる。
本実施形態に係る画像データ制御手段224は、後述する1対の画像データバッファ226a,226bを、画像データバッファ切換周期、例えば、33.3m秒で切換える。ここで、1対の画像データバッファに対して、受信した演出信号の解析結果に基づいた画像データを一時的に記憶する画像データバッファを「準備中の画像データバッファ」と称し、一方、すでに自身の画像データバッファに画像データが記憶され、記憶された画像データに対応する画像が画像表示装置34に表示出力される画像データバッファを「表示中の画像データバッファ」と称する。
そして、画像データ制御手段224は、「準備中の画像データバッファ」に対して、受信した演出信号を解析した結果に基づいて、画像情報記憶手段228に記憶された画像データを、一時的に記憶する。なお、受信した演出信号の解析は、表示中から準備中の画像データバッファに切換えるタイミングで実行され、解析時間は、演出信号送信周期、演出信号受信周期、画像データバッファ切換周期と比較して、無視できるほどの時間である。従って、受信した演出信号の解析は、本明細書において、表示中から準備中の画像データバッファに切換るタイミングで瞬時に行われるものとする。
なお、解析される演出信号は、表示中から準備中の画像データバッファに切換るタイミング前までの画像データバッファ切換周期の1周期で、最後に受信した演出信号に基づいて解析される。
そして、「準備中の画像データバッファ」に一時的に記憶された画像データは、画像データバッファ切換周期の1周期経過後、「表示中の画像データバッファ」に設定され、記憶されている画像データに対応する画像を、画像表示装置34を用いて表示出力する。
<展開画像データ記憶手段226及び画像情報記憶手段228>
展開画像データ記憶手段226は、画像データを一時的に交互に記憶される1対の画像データバッファ、すなわち、第1画像データバッファ226aと第2画像データバッファ226bとからなる。さらに、画像情報記憶手段228には、演出信号を解析した結果に基づいて画像データバッファに一時的に記憶(展開)される画像データが記憶される。
<<制御処理>>
以下に、メイン制御手段100、サブ制御手段200の演出制御手段210並びに画像生成手段220において実行される制御について、図5〜図8に示したフローチャートを用いて説明する。本実施形態に係るスロットマシン10として、メイン制御手段100は上述のメイン制御基板32により、サブ制御手段200は上述のサブ制御基板52により、構成されるものが好ましい。図5は、メイン制御手段100における制御処理を実行するためのフローチャートである。また、図6は、サブ制御手段200の演出制御手段210における信号送信処理を実行するためのフローチャートであり、図7は、サブ制御手段200の画像生成手段220における信号受信処理を実行するためのフローチャートである。図8は、サブ制御手段200の画像生成手段220における画像データ制御処理を実行するためのフローチャートである。
<メイン制御手段側処理>
図5は、メイン制御手段100における制御を示すフローチャートである。メイン制御側処理は、複数の図柄が表示された複数のリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を、1回行う制御処理を示す。以下の説明においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述したメイン制御手段100においては、制御に用いられる種々の変数の初期化等の起動処理を終えて、スロットマシン10は定常動作しているものとする。
(投入枚数決定処理)
まず、1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64又は最大ベットスイッチ66を遊技者が操作することによって発せられたベット信号に基づいて、投入枚数を決定する投入枚数決定処理を実行する(ステップS10)。この投入枚数は、1回の単位遊技をするために賭けの対象とされたメダルの数を示し、上述したクレジット数として一時的に蓄積されてから賭けの対象とされたメダルの数のみならず、メダル投入口46から投入されて直接賭けの対象とされたメダルの数も含む。
なお、上述したように、1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64又は最大ベットスイッチ66は、入賞ラインを有効化する機能も有し、1ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、入賞ラインL1が有効化される。2ベットスイッチ64を操作したときには、入賞ラインL1〜L3が有効化される。最大ベットスイッチ66を操作したときには、L1〜L5が有効化される。
(スタートスイッチ操作判断処理及び役抽選処理)
投入枚数決定処理(ステップS10)が実行された後、スタートスイッチ42が遊技者によって操作されたか否かを判断する(ステップS11)。ステップS11の判断処理は、スタートスイッチ42から発せられるスタートスイッチ操作信号を検出したか否かによって判断する。スタートスイッチ42が操作されていないと判別したとき(NO)には、ステップS11の判断処理を繰り返す。一方、遊技者によってスタートスイッチ42が操作されたと判別したとき(YES)には、役抽選手段120により役抽選処理を実行する(ステップS12)。
(リール回転・停止制御処理)
次に、上述したリール駆動制御手段130によって、3つのメインリール30L、30C及び30Rの回転制御を開始し、各メインリール30L、30C及び30Rの停止制御を実行するため、リール回転・停止制御処理を実行する(ステップS13)。
本実施形態に係るスロットマシンでは、メインリール30とは別個独立に、画像表示装置34に回転・停止するように表示出力されるサブリール90が設けられている。サブリール90も、サブ制御手段200により、遊技者にスタートスイッチ42の操作に基づいて回転開始し、ストップスイッチ44の操作に基づいて回転停止するように制御される。
(入賞処理及び払出処理)
リール回転・停止制御処理(ステップS13)を実行した後、今回行われた単位遊技の入賞処理を実行し(ステップS14)、払出処理(ステップS15)を実行し、メイン制御側処理を終了する。メイン制御側処理(図5)を繰り返すことにより、単位遊技を繰り返す連続した遊技を遊技者に行わせることができる。ここで、「入賞処理」とは、入賞処理を実行する前に、有効化された入賞ラインに停止させた図柄(停止図柄)を読み出し、停止図柄を読み出すことによって、当選した役に入賞したか否かを判断するものである。
<サブ制御側処理>
本実施形態に係るサブ制御側処理は、メインリール30とは別個独立に動作し、画像表示装置34に表示出力されるサブリール90に対して、遊技者がスタートスイッチ42を操作することにより、画像表示装置34に表示出力されている3本のサブリール90上に表示された図柄を回転開始し、各サブリールに対応するストップスイッチ44を操作したときに、対応するサブリールを停止するように、画像表示装置34にサブリール90の画像を表示出力するものである。
以下では、遊技者がスタートスイッチ42の操作に基づいて、画像表示装置34に表示出力されているサブリール90上に表示された図柄が回転開始した後に、何れかのサブリールに対応するストップスイッチ44を操作したときを例にして説明する。なお、遊技者のスタートスイッチ42並びにストップスイッチ44の操作に関する信号は、メイン制御手段100からサブ制御手段200に送信されているものとする。
(演出制御手段側処理(信号送信処理))
メイン制御手段100から送信された遊技者のスタートスイッチ42の操作に関する信号を受信したサブ制御手段200は、画像表示装置34に表示出力されている3本のサブリール90上に表示された図柄を回転開始させる。そして、遊技者が何れかのストップスイッチ44を操作すると、画像表示装置34に表示出力されている操作されたストップスイッチに対応するサブリール90に表示された図柄を回転停止させるように、サブリール90の画像を表示出力する。
そのため、サブ制御手段200の演出制御手段210では、演出信号送信手段212により、信号送信処理のプログラムを読み込み、実行する。具体的には、図6に示すように、演出信号を演出制御手段210から画像生成手段220に送信する演出信号送信処理を実行し(ステップS20)、信号送信処理を終了する。
ここで、信号送信処理(図6)は、演出信号送信周期、例えば、16m秒間隔で実行される。そして、1回の演出信号送信処理(ステップS20)により、画像表示装置34に画像を表示出力するための基準となる演出信号が1回送信される。
(画像生成手段側処理(信号受信処理))
サブ制御手段200の演出制御手段210は、上述の信号送信処理(図6)により、演出信号送信周期ごとに、画像表示装置34に画像を表示出力するための演出信号を、画像生成手段220に送信する。
そのため、サブ制御手段200の画像生成手段220では、演出信号受信手段222により、信号受信処理のプログラムを読み込み、実行する。具体的には、図7に示すように、演出制御手段210から画像生成手段220に送信される演出信号を受信する演出信号受信処理を実行し(ステップS30)、信号受信処理を終了する。
ここで、信号受信処理(図7)は、演出信号受信周期、例えば、1m秒間隔で実行される。なお、信号受信処理(図7)の演出信号受信周期は、信号送信処理(図6)の演出信号送信周期と比較して、短い周期に設定されている。従って、送信された信号を漏れなく受信することができる。
(画像生成手段側処理(画像データ制御処理))
本実施形態に係る画像データ制御処理では、画像生成手段220により、画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信したときに、受信した演出信号の中から最後に受信した基準演出信号に基づいて画像データを生成する。また、画像生成手段220により、画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信しないときに、最大受信回数の演出信号を受信したときの基準演出信号に基づいて画像データを生成する。
演出制御手段210から画像生成手段220へ演出信号を送信する演出信号送信周期は16m秒、画像生成手段220での演出信号の受信処理を行う演出信号受信周期は1m秒、画像生成手段220での画像データバッファ切換周期は33.3m秒に設定されている状態では、画像データバッファ切換周期の1周期において、演出信号の最大受信回数は「3回」となる。
図8を用いて、画像生成手段220で実行される画像データ制御処理を説明する。なお、画像データ制御処理(図8)は、画像データバッファ切換周期ごとに1回実行される処理である。
(タイマTM起動処理)
まず、画像データバッファ切換周期ごとに、第1画像データバッファ226aと第2画像データバッファ226bとを切換える切換タイミングを制御するために、タイマTMを起動する(ステップS40)。なお、画像データバッファ切換周期は、33.3m秒に設定され、後述する演出信号受信回数カウント処理(ステップS43)により、画像データバッファ切換周期ごとに演出信号の受信回数を計測する。
タイマTMの稼働時間が最大稼働時間に到達したか否かを判断する(ステップS41)。本実施形態に係る最大稼働時間は、画像データバッファ切換周期である33.3m秒に設定される。
(演出信号受信回数カウント処理)
タイマTM稼働時間判断処理(ステップS41)において、タイマTMの稼働時間が最大稼働時間に到達していない(YES)と判別したときは、上述した画像生成手段220の信号受信処理(図7)により、演出信号を受信したか否かを判断する(ステップS42)。ステップS42において、演出信号を受信した(YES)と判別したときは、演出信号受信回数を+1カウントする演出信号受信回数カウント処理を実行し(ステップS43)、ステップS41に戻る。一方、ステップS42において、演出信号を受信していない(NO)と判別したときは、演出信号受信回数カウント処理を実行することなく、ステップS41に戻る。
一方、タイマTM稼働時間判断処理(ステップS41)において、タイマTMの稼働時間が最大稼働時間に到達した(NO)と判別したときは、タイマTMを停止する(ステップS44)。この結果、画像データバッファ切換周期の1周期ごとに、画像生成手段220が受信した演出信号の回数を計測することができる。
(解析処理−最終受信演出信号基準展開画像データ生成処理)
タイマ停止処理(ステップS44)を実行した後、演出信号受信回数が最大受信回数(本実施形態においては「3回」)であるか否かを判断する(ステップS45)。演出信号受信回数判断処理(ステップS45)において、演出信号受信回数が最大受信回数である(YES)と判別したときは、受信した最終の演出信号を基準演出信号に設定し、基準演出信号を解析する解析処理を実行する(ステップS46)。さらに、解析処理(ステップS46)では、解析結果に基づいて、画像情報記憶手段228に記憶された画像情報から展開画像データを生成する。
(解析処理−展開画像データ予測生成処理)
本実施形態においては、1フレームに記憶された展開画像データを表示する期間、又は、展開画像データを記憶するために準備中と設定される期間は、画像データバッファ切換周期の1期間に対応する。従って、12フレームごとに、すなわち、画像データバッファ切換周期の12周期ごとに、演出信号を3回受信するため、展開画像データを予測して生成することができる。
そこで、演出信号受信回数判断処理(ステップS45)において、演出信号受信回数が最大受信回数ではない(NO)と判別したときは、上述した解析処理(ステップS46)で既に設定された基準演出信号に基づいて、展開画像データを予測して、生成する(ステップS47)。
(画像データバッファ切換処理)
解析処理(ステップS46,S47)を終了した後、第1画像データバッファ226aと第2画像データバッファ226bとを、画像データバッファ切換周期で、「準備中の画像データバッファ」と「表示中の画像データバッファ」とに交互に切換える画像データバッファ切換処理を実行する(ステップS48)。
なお、タイマTM稼働時間判断処理(ステップS41)により、画像データバッファ切換周期が保証されることから、画像データバッファ切換処理(ステップS48)が画像データバッファ切換周期ごとに実行される。
(展開画像データ記憶・表示処理)
画像データバッファ切換処理(ステップS48)が実行された後、展開画像データ記憶・表示処理(ステップS49)が実行され、画像データ制御処理を終了する。具体的には、切換後に、「準備中の画像データバッファ」に設定された画像データバッファに対して、解析処理(ステップS46、S47)により展開された画像データを一時的に記憶する。一方、切換後に、「表示中の画像データバッファ」に設定された画像データバッファに対しては、切換前の「準備中の画像データバッファ」に設定されていた期間中に記憶された画像データに対応する画像を、画像データバッファ切換周期の1周期の間、画像表示装置34を用いて表示する。
従って、画像生成手段220は、画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信したときに、受信した演出信号の中から最後に受信した基準演出信号に基づいて画像データを生成する(ステップS46)。従って、画像データバッファ切換周期の1周期で最大受信回数の演出信号を受信したとき、すなわち、演出信号受信回数判断処理(ステップS45)においてYESの場合は、画像生成手段220により基準演出信号を受信してから、基準演出信号に基づいた画像データに対応する画像を画像表示装置34に表示出力するまでの遅延は、最大で、「“画像データバッファ切換周期”+“画像データバッファ切換周期−(最大受信回数−1)*演出信号送信周期”」に低減できる。この結果、「演出信号の送信タイミング」と、画像表示装置に表示出力される「画像の表示出力のタイミング」のズレを低減できる。
画像データバッファ切換周期の1周期で最大受信回数の演出信号を受信しないとき、すなわち、演出信号受信回数判断処理(ステップS45)においてNOの場合は、画像データバッファ切換周期の1周期で最大受信回数の演出信号を受信しない場合であっても、上記遅延を、すでに、解析処理(ステップS46)で設定された基準演出信号、より具体的には、基準演出信号及び基準演出信号を受信してからの経過時間に基づいて画像データを予測して生成することにより(ステップS47)、「“画像データバッファ切換周期”」まで低減することができる。
従って、画像データバッファ切換周期の1周期で最大受信回数の演出信号を受信しない場合、単純に、最後に受信した演出信号に基づいた画像データに対応する画像を画像表示装置に表示出力するまでの遅延は、最大で、「“画像データバッファ切換周期”+“演出信号送信周期”」となるのに対して、本実施形態に係る画像データ制御処理によれば、「“画像データバッファ切換周期”」まで低減することができる。
<画像データ制御処理の流れ>
画像生成手段220の信号受信処理(図7)及び画像データ制御処理(図8)の流れを、図9を用いて説明する。図9は、画像生成手段220により実行される画像データ制御処理の流れを説明するための図であって、2つの画像データバッファ226a,226bの切換タイミングと演出信号の受信タイミングとの関係を示す図である。
図9の第1画像データバッファ226aと第2画像データバッファ226bの「表示中」と「準備中」とは、画像表示装置34に表示出力される画像に対応するフレーム“X−1”〜“X+2”に対して、記憶された画像データを「表示中」であるか、画像データを記憶する「準備中」であるかを示している。
例えば、第1画像データフレーム226aは、フレーム“X”のデータが画像表示装置34に表示出力されている期間、画像データを自身に記憶する「準備中の画像データバッファ」として機能する。一方、第2画像データフレーム22baは、フレーム“X”のデータが画像表示装置34に表示出力されている期間、すでに、フレーム“X−1”のデータが画像表示装置34に表示出力されている期間に自身に記憶された画像データにより、フレーム“X”の画像として画像表示装置34に表示出力される「表示中の画像データバッファ」として機能する。
本実施形態においては、上述のとおり、演出制御手段210から画像生成手段220へ演出信号を送信する演出信号送信周期は16m秒、画像生成手段220での演出信号の受信処理を行う演出信号受信周期は1m秒、画像生成手段220での画像データバッファ切換周期は33.3m秒に設定されている。従って、演出信号送信周期と画像データバッファ切換周期との差異に基づいて、画像データバッファ切換周期の1周期中に、画像生成手段220は演出信号を2回又は3回受信し、画像データバッファ切換周期の12周期ごとに、画像生成手段220は演出信号を3回受信する。
また、図9に示すように、フレーム“X”の画像、すなわち、第2画像データバッファ226bに記憶された画像データに対応する画像が画像表示装置34に表示出力されている期間、画像生成手段220は演出制御手段210から演出信号を最大受信回数(3回)受信している。従って、フレーム“X”の画像が画像表示装置34に表示出力されている期間に受信した最後の演出信号が基準演出信号として設定され(ステップS46)、基準演出信号に基づいた画像データが、「表示中の画像データバッファ」から「準備中の画像データバッファ」に切換えられた後(ステップS48)、フレーム“X+1”の画像が画像表示装置34に表示出力されている期間、「準備中の画像データバッファ」として設定された第2画像データバッファ226bに記憶される。
(最大受信回数の演出信号を受信した場合)
画像生成手段220が、画像データバッファ切換周期の1周期中に、最大受信回数の演出信号を受信した場合、最大で、基準演出信号を受信したタイミングから、「表示中の画像データバッファ」から「準備中の画像データバッファ」に切換えられるタイミングまでの遅延は、“画像データバッファ切換周期−(最大受信回数−1)*演出信号送信周期”に低減することができる。なお、「表示中の画像データバッファ」から「準備中の画像データバッファ」に切換えられた後、「準備中の画像データバッファ」から「表示中の画像データバッファ」に切換えられるまでの遅延は、ダブルバッファリング方式により、画像データバッファ切換周期の1周期の時間、必ず発生する。
この結果、画像データバッファ切換周期の1周期中に、最大受信回数の演出信号を受信した場合、基準演出信号を受信したタイミングから、「準備中の画像データバッファ」から「表示中の画像データバッファ」に切換えられるタイミングまでの遅延は、最大で、34.6m秒(=33.3−2*16+33.3)にまで低減することができる。この遅延は、1フレームが33.3m秒に相当することから、ほぼ1フレーム分の画像のズレに相当する。
(最大受信回数の演出信号を受信しなかった場合)
一方、画像生成手段220が、画像データバッファ切換周期の1周期中に、最大受信回数の演出信号を受信しなかった場合、上述した遅延は、画像データを予測して生成することから(ステップS47)、画像データバッファ切換周期の1周期、すなわち、33.3m秒にまで低減することができる。この遅延は、1フレーム分の画像のズレに相当する。
単純に、最後に受信した演出信号に基づいた画像データに対応する画像を画像表示装置34に表示出力するまでの遅延は、最大で、49.3m秒(=“画像データバッファ切換周期”+“演出信号送信周期”)となり、約1.5フレーム分の画像に相当するズレが生じるのに対して、本実施形態に係る画像データ制御処理を実行することにより、約0.5フレーム分のズレを低減することができる。
従って、遊技者のストップスイッチ44の操作に基づいた「演出信号の送信タイミング」と、画像表示装置に表示出力される「画像の表示出力のタイミング」のズレの低減により、遊技者に対して、ズレによる違和感を生じさせることを防止し、演出による効果を低減させることを防止できる。この結果、ズレを低減させた精度向上した画像の表示出力により、違和感がなくなった遊技者に長時間の遊技を可能にさせ、遊技店はスロットマシン自体ひいては遊技店全体の売上げを向上させることができる。
さらに、スロットマシンの製造業者は、従来のスロットマシンのハードウェア構成を変更することなく、ソフトウェアを変更することのみで対応でき、安価にかつ簡易に設計変更できる。
スロットマシン10の正面図である。 メインリール30を示す図である。 スロットマシンの内部構造を示す図である。 スロットマシン10における主要な制御機能を示す機能ブロック図である。 メイン制御手段100における制御のフローチャートである。 サブ制御手段200の演出制御手段210における信号送信処理を示すフローチャートである。 サブ制御手段200の画像生成手段220における信号受信処理を示すフローチャートである。 サブ制御手段200の画像生成手段220における画像データ制御処理を示すフローチャートである。 2つの画像データバッファの切換タイミングと演出信号の受信タイミングとの関係を示す図である。
符号の説明
10 スロットマシン
30,30L,30C,30R メインリール
34 画像表示装置
44a,44b,44c ストップスイッチ
90 90L,90C,90R サブリール
100 メイン制御手段(遊技制御手段)
200 サブ制御手段
210 演出制御手段
212 演出信号送信手段
220 画像生成手段
222 演出信号受信手段
224 画像データ制御手段
226 展開画像データ記憶手段
228 画像情報記憶手段

Claims (3)

  1. 遊技媒体を投入して、複数の図柄が表示された複数のメインリールを回転させ停止させた結果に基づく処理までの単位遊技を実施可能なスロットマシンであって、
    役の中から役の抽選を行う役抽選手段と、
    当選した役に入賞したときに、入賞した役に対応した処理を進める遊技制御手段と、
    遊技の進行に基づいて、報知手段を用いて出力される演出を制御する演出制御手段と、
    前記演出制御手段により画像表示装置を用いて出力される演出を制御するときに、前記演出制御手段から受信した演出信号に基づいて前記画像表示装置に出力させる画像に対応する画像データを生成し、1対の画像データバッファに前記画像データを交互に記憶する画像生成手段と、を含み、
    前記演出制御手段は、演出信号送信周期ごとに、前記演出信号を前記画像生成手段に送信し、
    前記画像生成手段は、
    前記演出信号送信周期より長い画像データバッファ切換周期ごとに、前記画像データを記憶する画像データバッファを記憶用画像データバッファとするとともに、前記画像データを記憶用画像データバッファに記憶し、かつ、前記記憶用画像データバッファ以外の画像データバッファに記憶された画像データに対応する画像を前記画像表示装置に表示出力し、
    前記画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信したときに、受信した演出信号の中から最後に受信した演出信号を基準演出信号とするとともに、前記基準演出信号に基づいて画像データを生成する、
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記画像生成手段は、前記画像データバッファ切換周期の1周期において、最大受信回数の演出信号を受信しないときに、前記最大受信回数の演出信号を受信したときの基準演出信号に基づいて画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 複数の図柄が表示された複数のリールの各々に対応して設けられたストップスイッチを有する操作手段をさらに含み、
    前記画像生成手段は、
    複数の図柄が表示された複数のサブリールの画像を画像表示装置に表示出力し、
    前記ストップスイッチの操作に基づいて、回転するように画像表示装置に表示出力されたサブリールの画像を停止し、
    前記演出信号は、前記サブリールに表示される複数の図柄の位置を示す信号である、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。
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