JP5205407B2 - テンプレートとその製造方法、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

テンプレートとその製造方法、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、テンプレートとその製造方法、及び半導体装置の製造方法に関する。
従来の技術として、凹凸パターンが形成されたパターン形成面とその裏面との間の厚さが外縁部側ほど徐々に薄くなるように形成されているスタンパーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このスタンパーによると、凹凸パターンを転写する対象である樹脂層に均等な圧力を加えることができ、樹脂層に凹凸パターンを高精度で転写することができる。
しかし、従来のスタンパーは、凹凸パターンの疎密と関係なく、厚さが外縁部側ほど徐々に薄くなるので、樹脂層とスタンパーを分離させる際のスタンパーの撓みに起因する反力が薄い部分ほど大きくなり、パターン形状の欠陥が生じる可能性がある。
特開2007−190735号公報
本発明の目的は、パターン形状の欠陥を抑制するテンプレートとその製造方法、及び半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の一態様は、主面に複数の凹部からなる第1のパターンが形成された第1の厚さを有する第1の領域と、前記主面に前記第1のパターンの前記凹部とは間隔及び寸法の少なくとも一方が異なる複数の凹部からなる第2のパターンが形成され、前記主面の反対面である裏面の加工により前記第1の厚さよりも薄い第2の厚さを有する第2の領域と、を備えたテンプレートを提供する。
本発明の他の一態様は、主面に複数の凹部からなる第1のパターンが形成された第1の厚さを有する第1の領域と、前記主面に前記第1のパターンの前記凹部とは間隔及び寸法の少なくとも一方が異なる複数の凹部からなる第2のパターンが形成され、前記主面の反対面である裏面の加工により前記第1の厚さよりも薄い第2の厚さを有する第2の領域と、を形成することを含むテンプレートの製造方法を提供する。
本発明によれば、パターン形状の欠陥を抑制することができる。
図1(a)は、実施の形態に係るテンプレートの平面図であり、(b)は、(a)のI(b)−I(b)線で切断した断面図である。 図2(a)〜(f)は、実施の形態に係るテンプレートの製造方法の工程図である。 図3(a)〜(d)は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程図である。 図4(a)〜(h)は、変形例に係るテンプレートの要部断面図である。
[実施の形態]
(テンプレートの構成)
図1(a)は、実施の形態に係るテンプレートの平面図であり、(b)は、(a)のI(b)−I(b)線で切断した断面図である。図1(a)は、パターンが形成されたテンプレート1の主面10側を示している。図1(b)は、図1(a)のI(b)−I(b)線で切断した断面の主面10が、図1(b)の下側になるように図示している。
テンプレート1は、例えば、主面10に複数の凹部22からなる第1のパターンとしてのパターン142が形成された第1の厚さHを有する第1の領域14と、主面10にパターン142の凹部22とは間隔及び寸法の少なくとも一方が異なる複数の凹部23からなる第2のパターンとしてのパターン162が形成された第1の厚さHと異なる第2の厚さHを有する第2の領域16と、を備えて概略構成されている。
本実施の形態では、図1(b)に示すように、第1の領域14の凹部22の寸法Lと、第2の領域16の凹部23の寸法Lが同じで、凹部22の間隔Lと凹部23の間隔Lが異なる場合について説明する。
テンプレート1は、さらに、例えば、第1及び第2の領域14、16の周囲の領域である第3の領域18と、を備えて概略構成されている。このテンプレート1は、例えば、Siを主成分とするSi系基板からなる。また、テンプレート1を主面10側から見た形状は、例えば、一辺が65mmの正方形である。
第1の領域14は、例えば、図1(b)に示すように、厚肉部140が形成されている。また、第2の領域16は、例えば、図1(b)に示すように、薄肉部160が形成されている。
パターン142の凹部22の間隔Lは、例えば、パターン162の凹部23の間隔Lと比べて狭くなっている。つまり、第1の領域14は、例えば、第2の領域16に比べてパターンが密な領域である。また、第2の領域16は、例えば、第1の領域14に比べてパターンが疎な領域である。
厚肉部140は、例えば、テンプレート1の主面10から裏面12間の厚さがHである。本実施の形態における厚さHは、例えば、第3の領域18の厚さと同じである。この厚さHは、例えば、6mmである。厚肉部140は、例えば、パターンが密な領域に形成される。なお、厚肉部140は、例えば、第3の領域18の厚さと異なっても良い。
薄肉部160は、例えば、テンプレート1の主面10から裏面12間の厚さがHである。この厚さHは、例えば、Hよりも薄い。薄肉部160は、例えば、パターンが疎な領域に形成される。厚さHは、例えば、1mmである。
テンプレート1の裏面12は、例えば、切削機械による機械加工、又はサンドブラストによる加工等によって形成される。
第1及び第2の領域14、16は、例えば、複数のマークパターン20を有する。このマークパターン20は、例えば、転写対象のレジスト膜が形成された基板との光学的な位置合わせに用いられるパターンである。なお、このマークパターン20は、第3の領域18に形成されても良い。
第3の領域18は、例えば、テンプレート1を保持するためのチャックが装着される領域である。このチャックは、例えば、テンプレート1に接触した後、接触した部分とテンプレート1間を真空にすることによってテンプレート1を保持するものである。
以下に、本実施の形態に係るテンプレート1の製造方法について説明する。裏面12の加工は、切削機械によって行われるものとする。
(テンプレートの製造方法)
図2(a)〜(f)は、実施の形態に係るテンプレートの製造方法の工程図である。まず、図2(a)に示すように、Si系基板である基板100を用意する。この基板100の厚さは、例えば、Hと同じ厚さである。
次に、図2(b)に示すように、切削機械により、薄肉部160を形成する。なお、厚肉部140の厚さが、第3の領域18の厚さと異なるとき、厚肉部140及び第3の領域18の少なくとも一方が、切削機械により加工される。
具体的には、例えば、テンプレート1に形成するパターンのレイアウトデータを切削機械に入力する。このレイアウトデータは、例えば、予め切削機械に記憶されていても、外部から取得しても良い。続いて、切削機械は、入力されたレイアウトデータに基づいて疎な領域と密な領域を算出し、算出した疎な領域と密な領域に基づいて裏面12のレイアウトを決定する。この疎な領域と密な領域の算出は、例えば、制御部や記憶部といった機能によって分けられるブロックごとに行われても良い。また、裏面12のレイアウトは、例えば、レイアウトデータから算出するのではなく、予め切削機械に記憶されていても、外部から取得しても良い。なお、本実施の形態では、疎な領域と密な領域の2つの領域から裏面12のレイアウトを決定するがこれに限定されず、より多くの領域に分けて、テンプレート1の厚さを段階的に変えても良い。
次に、図2(c)に示すように、基板100の上下を入れ替える。
次に、図2(d)に示すように、スパッタ法等により基板100上にハードマスクとなるクロム膜102を形成し、続いて、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等によりクロム膜102上にレジスト膜104を形成する。このレジスト膜104は、例えば、電子線リソグラフィ法に用いられる化学増幅型レジストである。
次に、図2(e)に示すように、電子線リソグラフィ法等により、レジストパターン106を形成する。
次に、RIE(Reactive Ion Etching)法等により、レジストパターン106をマスクとしてクロム膜102をエッチングし、レジストパターン106を除去する。
次に、図2(f)に示すように、RIE法等により、パターニングされたクロム膜102をマスクとして基板100の主面10をエッチングし、クロム膜102を除去してテンプレート1を得る。
上記のテンプレートの製造方法は、インプリント処理に用いるテンプレート1の製造方法であったが、親テンプレートの製造方法として用いても良い。親テンプレートとは、例えば、インプリント処理に用いる子テンプレートのパターンを反転した反転パターンを有する。親テンプレートから子テンプレートを製造する方法は、例えば、この反転パターンを子テンプレート上に形成されたマスク膜(例えば、レジスト膜)に押し付けて転写し、転写した後のマスク膜をマスクとしてハードマスク膜(例えば、クロム膜)を形成し、そのハードマスク膜をマスクとして子テンプレートの主面をエッチングして行われる。子テンプレートの裏面は、例えば、親テンプレートの転写パターンを転写する前に形成されることが望ましい。その理由は、例えば、切削機械による切削に基づく振動等の影響がパターンに及ぶのを防止するためである。
以下に、上記のテンプレートの製造方法によって製造したテンプレート1を用いた半導体装置の製造方法について説明する。テンプレート1は、半導体製造装置に装着されているものとする。
(半導体装置の製造方法)
図3(a)〜(d)は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程図である。図3(a)〜(d)は、テンプレート1の撓みを説明するため、凹部22、23の形状等を誇張して図示している。
まず、レジスト膜32が形成された半導体基板30を用意する。レジスト膜32は、例えば、紫外線の照射によって硬化する紫外線硬化型レジストから形成される。この紫外線硬化型レジストは、流動性の高いレジストである。なお、レジスト膜32は、半導体基板30に形成された被加工膜上に形成されても良い。
次に、図3(a)に示すように、テンプレート1の裏面12側に空気4を送出する。テンプレート1は、図3(a)に示すように、この空気4により、第1及び第2の領域14、16が撓む。
第1の領域14は、例えば、パターン142を中央部144とその周囲に位置する周辺部146、148とに分けて考えると、中央部144が最も主面10から突き出す。図3(a)に示す距離Tは、主面10と中央部144の先端までの距離である。第1の領域14の主面10側の形状は、例えば、中央部144が突出した曲面となる。
第2の領域16は、例えば、パターン162を中央部164とその周囲に位置する周辺部166、168とに分けて考えると、中央部164が最も主面10から突き出す。図3(a)に示す距離Tは、主面10と中央部164の先端までの距離である。第2の領域16の主面10側の形状は、例えば、中央部164が突出した曲面となる。この距離Tは、厚肉部140よりも薄肉部160の厚さが薄いことから、距離Tよりも大きい値となる。
ここで、テンプレート1の第1及び第2の領域14、16を撓ませる理由は、例えば、次のようなものである。テンプレート1を撓ませずにレジスト膜32に押し付けた場合、パターン142、162の凹部22、23内に空気が溜まり易く、凹部22、23にレジストを完全に充填することが困難となる。そこで、パターン142、162を撓ませることにより、凹部22、23が湾曲して凹部22、23に空気が溜まり難くなり、レジストを完全に充填することが容易となる。
次に、図2(b)に示すように、テンプレート1と半導体基板30を相対移動させてテンプレート1とレジスト膜32を接触させる。このとき、例えば、第2の領域16の中央部164からレジスト膜32に接触する。続いて、さらに、テンプレート1と半導体基板30を相対移動させ、テンプレート1の凹部22、23にレジストを充填させる。
次に、図2(c)に示すように、テンプレート1の凹部22、23にレジストを充填させた後、テンプレート1の裏面12側からレジスト膜32に露光光5を照射してレジスト膜32を硬化させる。この露光光5は、例えば、紫外線である。
次に、図2(d)に示すように、テンプレート1とレジスト膜32を分離させ、レジストパターン34を形成する。続いて、このレジストパターン34下の残膜を除去した後、残ったレジストパターン34をマスクとして半導体基板30又は半導体基板30上に形成された被加工膜をパターニングし、周知の工程を経て所望の半導体装置を得る。
ここで、パターンの疎密に関係なく、中央から外周、又は外周から中央とテンプレート1の厚さを変えた場合、分離する際に、テンプレート1が元の形状に戻ろうとする反力とテンプレート1の移動によって思わぬ力が転写したパターンに付加され、パターンに欠陥が生じる可能性が高い。
一方、パターンの疎密に応じて厚肉部140と薄肉部160を形成する場合は、テンプレート1とレジスト膜32を分離させるとき、テンプレート1にパターンの疎密に応じた量の撓みが発生する。この撓みにより、例えば、厚肉部140の周辺部146、及び薄肉部160の周辺部166が、凹部22、23の一方の側面(テンプレート1の外周に近い側面)から順にレジスト膜32と分離する。さらに、分離が進むと、テンプレート1の中央付近の周辺部148、168が、中央部144、164よりも先に、凹部22、23の一方の側面(第1及び第2の領域14、16の境界側の側面)から順にレジスト膜32と分離する。このように、テンプレート1とレジスト膜32の分離が、一度に行われずに、パターンの疎密に応じて徐々に行われる。よって、厚肉部140と薄肉部160を形成しない場合と比べて、分離する力が小さくなり、良好なレジストパターン34が得られる。また、パターンの疎密に応じてテンプレート1の厚さが異なることから、テンプレート1の反力もまた、パターンの疎密に応じた反力となるので、パターンの疎密に応じて分離の速度が異なり、良好なレジストパターン34が得られる。
(効果)
実施の形態に係るテンプレート1によると、パターン形状の欠陥を抑制することができる。上記のテンプレート1によると、厚肉部140と薄肉部160を形成しない場合と比べて、テンプレート1と硬化したレジスト膜32との分離が、テンプレート1に形成されたパターンの疎密に応じて徐々に行われるので、分離に必要な力が小さくなってパターン形状の欠陥を抑制し、良好なレジストパターン34を得ることができる。また、上記のテンプレート1によると、テンプレート1の反力が、パターンの疎密に応じた反力となるので、パターンの疎密に応じて分離の速度が異なってパターン形状の欠陥を抑制し、良好なレジストパターン34を得ることができる。
上記のテンプレート1によると、厚肉部140と薄肉部160を形成しない場合と比べて、凹部22、23にレジスト膜32を完全に充填し易くなるので、良好なレジストパターン34を得ることができる。また、上記のテンプレート1によると、厚肉部140と薄肉部160が形成されたことにより、テンプレート1にパターンの疎密に応じた量の撓みが発生し、レジスト膜32の充填速度が向上するので、半導体装置の製造のスループットが向上する。
さらに、上記のテンプレート1によると、良好なレジストパターン34が得られるので、半導体装置の歩留まりが向上する。
(変形例)
以下に、本発明の変形例について説明する。図4(a)〜(h)は、変形例に係るテンプレートの要部断面図である。図4(a)〜(f)は、凹部の寸法が同じで、間隔が異なる変形例である。図4(g)は、凹部の間隔が同じで、寸法が異なる変形例である。図4(h)は、凹部の寸法と間隔が異なる変形例である。これらの変形例は、実施の形態と同様の効果を有するものであるので、以下では、主に、実施の形態との違いを示す。また、以下では、実施の形態と同様の機能及び構成を有する部分は、実施の形態と同じ符号を付し、その説明は省略する。
図4(a)に示すテンプレート1は、例えば、厚肉部140の薄肉部160側の端部に形成され、曲面形状を有する段差部62と、第3の領域18の薄肉部160側の端部に形成され、曲面形状を有する段差部64と、を備えている。
図4(b)に示すテンプレート1は、例えば、厚肉部140の薄肉部160側の端部の内側に形成され、曲面形状を有する段差部66と、第3の領域18の薄肉部160側の端部の内側に形成され、曲面形状を有する段差部68と、を備えている。
図4(c)に示すテンプレート1は、例えば、厚肉部140が第3の領域18よりも厚く、薄肉部160が第3の領域18よりも薄く形成されている。
図4(d)に示すテンプレート1は、例えば、領域14a、16a、16bを有する。領域14aは、例えば、テンプレート1の中央付近の領域であり、厚肉部140aが形成されている。領域14aは、例えば、主面10に複数の凹部22aからなるパターン142aが形成されている。
領域16aは、例えば、薄肉部160aが形成され、領域14aのパターン142aと比べて疎なパターンであり、主面10に複数の凹部23aからなるパターン162aが形成されている。
領域16bは、例えば、薄肉部160bが形成され、領域16aのパターン162aと比べて疎なパターンであり、主面10に複数の凹部23bからなるパターン162bが形成されている。
薄肉部160aは、薄肉部160bよりも厚く形成されている。このように、パターンの疎密に応じて領域を分け、分けた領域ごとにテンプレート1の厚さを変えても良い。
図4(e)に示すテンプレート1は、例えば、主面10にメサ構造体190を有している。このメサ構造体190は、例えば、パターン142と、パターン142よりも疎なパターン162と、が形成される。また、テンプレート1は、例えば、密な領域である第1の領域14に厚肉部140が形成され、疎な領域である第2の領域16に薄肉部160が形成されている。
図4(f)に示すテンプレート1は、例えば、第1の領域14の中央に向かって徐々に厚さが増えていく厚肉部140と、第2の領域16の中央に向かって徐々に厚さが減っていく薄肉部160と、を有する。厚肉部140と薄肉部160は、階段形状を有する段差部70、72が形成されている。なお、この段差部70、72の形状は、階段形状に限定されず、斜面形状であっても良い。
図4(g)に示すテンプレート1は、例えば、第1の領域14の凹部22の間隔Lと第2の領域16の凹部23の間隔Lが等しく、凹部22の寸法Lよりも凹部23の寸法Lが大きい。
レジストは、凹部に充填され、所定の処理の後、レジストパターンとなるため、この凹部の寸法が小さい方が、レジストとテンプレート1を分離する際に欠陥となり易い。よって、テンプレート1は、例えば、凹部22を有する第1の領域14に、テンプレート1からの反力が薄肉部160より小さい、厚肉部140が形成され、凹部23を有する第2の領域16に、薄肉部160が形成される。
図4(h)に示すテンプレート1は、例えば、第1の領域14の凹部22と第2の領域16の凹部23の寸法L、Lと間隔L、Lが異なっている。
テンプレート1は、例えば、凹部22を有する第1の領域14に、テンプレート1からの反力が薄肉部160より小さい、厚肉部140が形成され、凹部23を有する第2の領域16に、薄肉部160が形成される。
なお、本発明は、上記した実施の形態及び変形例に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々の変形及び組み合わせが可能である。
上記の実施の形態及び変形例において、疎な領域の厚さを薄くし、密な領域の厚さを厚くしたが、これに限定されず、例えば、転写対象の膜及び剥離材の粘度及び濡れ性等に基づいて、疎な領域の厚さを厚くし、密な領域の厚さを薄くしても良い。
上記の実施の形態及び変形例において、凹部22、23は、それぞれが異なる形状であっても良い。
1…テンプレート、14…第1の領域、16…第2の領域、22、23…凹部、142、142a、162、162a、162b…パターン、L、L…間隔、L、L…寸法

Claims (3)

  1. 主面に複数の凹部からなる第1のパターンが形成された第1の厚さを有する第1の領域と、
    前記主面に前記第1のパターンの前記凹部とは間隔及び寸法の少なくとも一方が異なる複数の凹部からなる第2のパターンが形成され、前記主面の反対面である裏面の加工により前記第1の厚さよりも薄い第2の厚さを有する第2の領域と、
    を備えたテンプレート。
  2. 主面に複数の凹部からなる第1のパターンが形成された第1の厚さを有する第1の領域と、前記主面に前記第1のパターンの前記凹部とは間隔及び寸法の少なくとも一方が異なる複数の凹部からなる第2のパターンが形成され、前記主面の反対面である裏面の加工により前記第1の厚さよりも薄い第2の厚さを有する第2の領域と、を形成することを含むテンプレートの製造方法。
  3. 請求項1に記載のテンプレートを用いた半導体装置の製造方法。
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