JP5205333B2 - 推薦番組算出装置、推薦番組算出方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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(1)放送または配信予定の複数の番組それぞれの詳細情報を取得する番組情報取得手段と、ユーザが体験した事象を特定するキーワードを含むライフログ情報を取得するライフログ情報取得手段と、前記ライフログ情報取得手段によって取得されたライフログ情報中のキーワードを蓄積し、各キーワードの取得頻度を計数するキーワード処理手段と、
前記蓄積されたキーワードそれぞれについて、前記事象が生じた最終日時と基準日時の差が大きいほど大きく減衰し、前記取得頻度が小さいほど大きく減衰する関数に基づいて、前記キーワードに対してユーザが関心を持つ度合いを表す記憶度を算出する記憶度算出手段と、前記番組情報取得手段で取得される各番組の詳細情報から、前記キーワード処理手段に蓄積されるキーワードが含まれる番組を検索し、前記キーワードそれぞれの記憶度に応じて前記キーワードが含まれる番組の重み付けを行う重み付け手段と、前記番組の重みに基づいて、前記番組情報からユーザへ推薦する番組を抽出し推薦番組表を作成する番組表作成手段を備える態様とする。
(2)(1)の構成において、前記ライフログ情報取得手段は、互いに異なる種類のライフログ情報を生成する複数のデバイスを備え、前記記憶度算出手段は、前記複数のデバイスそれぞれのライフログ情報毎に前記記憶度を算出する態様とする。
(3)(1)の構成において、前記ライフログ情報は、前記ユーザが過去に視聴した番組の視聴履歴情報と、前記ユーザが訪問したことのある場所の訪問履歴情報の少なくともいずれかを含む態様とする。
(4)(1)の構成において、前記番組表作成手段は、所定の値以上の重みを有する番組を前記番組情報から抽出して一覧表示する態様とする。
また、本発明に係る推薦番組算出方法は以下のような態様の構成とする。
(5)放送または配信予定の複数の番組それぞれの詳細情報を取得する番組情報取得ステップと、ユーザが体験した事象を特定するキーワードを含むライフログ情報を取得するライフログ情報取得ステップと、前記取得されたライフログ情報中のキーワードを蓄積し、各キーワードの取得頻度を計数するキーワード処理ステップと、前記蓄積されたキーワードそれぞれについて、前記事象が生じた最終日時と基準日時の差が大きいほど大きく減衰し、前記取得頻度が小さいほど大きく減衰する関数に基づいて、前記キーワードに対してユーザが関心を持つ度合いを表す記憶度を算出する記憶度算出ステップと、前記取得された各番組の詳細情報から、前記蓄積されたキーワードが含まれる番組を検索し、前記キーワードそれぞれの記憶度に応じて前記キーワードが含まれる番組の重み付けを行う重み付けステップと、前記番組の重みに基づいて、前記番組情報からユーザへ推薦する番組を抽出し推薦番組表を作成する番組表作成ステップとを備える態様とする。
(6)(5)の構成において、前記ライフログ情報取得ステップでは、複数のデバイスによって互いに異なる種類のライフログ情報が生成され、前記記憶度算出ステップでは、前記デバイスそれぞれのライフログ情報毎に前記記憶度が算出される態様とする。
(7)(5)の構成において、前記ライフログ情報は、前記ユーザが過去に視聴した番組の視聴履歴情報と、前記ユーザが訪問したことのある場所の訪問履歴情報の少なくともいずれかを含む態様とする。
(8)(5)の構成において、前記番組表作成ステップでは、所定の値以上の重みを有する番組前記が番組表情報から抽出されて一覧表示される態様とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは以下のような態様の構成とする。
(9) コンピュータを、放送または配信予定の複数の番組それぞれの詳細情報を取得する番組情報取得手段と、ユーザが体験した事象を特定するキーワードを含むライフログ情報を取得するライフログ情報取得手段と、前記ライフログ情報取得手段によって取得されたライフログ情報中のキーワードを蓄積し、各キーワードの取得頻度を計数するキーワード処理手段と、前記蓄積されたキーワードそれぞれについて、前記事象が生じた最終日時と基準日時の差が大きいほど大きく減衰し、前記取得頻度が小さいほど大きく減衰する関数に基づいて、前記キーワードに対してユーザが関心を持つ度合いを表す記憶度を算出する記憶度算出手段と、前記番組情報取得手段で取得される各番組の詳細情報から、前記キーワード処理手段に蓄積されるキーワードが含まれる番組を検索し、前記キーワードそれぞれの記憶度に応じて前記キーワードが含まれる番組の重み付けを行う重み付け手段と、前記番組の重みに基づいて、前記番組情報からユーザへ推薦する番組を抽出し推薦番組表を作成する番組表作成手段として機能させるための態様とする。
図1は、本発明に係る推薦番組算出装置を用いた推薦番組算出システムの一実施形態を示すシステム構成図である。本システムは、テレビ操作ログ取得用コンピュータ1、位置情報算出用コンピュータ2、番組表作成用コンピュータ3を有する。これらのコンピュータ1〜3は、プロセッサ(CPU)や記憶装置、入出力装置等を備える通常のコンピュータであり、有線又は無線のネットワーク6を介して互いに接続される。
尚、図1では、各コンピュータ1〜3をネットワーク6で接続されるものとしたが、ネットワーク6を介さず直接的に接続してもよい。また、テレビ操作ログ取得用コンピュータ1、位置情報算出用コンピュータ2、番組表作成用コンピュータ3のうちの複数のコンピュータの機能を、1つのコンピュータによって実現してもよい。
テレビ操作ログ取得用のコンピュータ1は、視聴履歴生成部11を有し、テレビ4に対して送信されたリモコン4aからの赤外線信号を受信し、テレビ4の操作ログを取得する。また、コンピュータ1は、EPG情報取得部12を備え、放送信号または通信回線を通じて提供されるEPG情報を逐次取得して視聴履歴生成部11に提供するようになされている。上記EPG情報には、所定の期間(例えば1週間分)に放送又は配信される予定の各番組の情報が含まれている。上記視聴履歴生成部11は、ユーザの指示に応じて、又は予め設定された日時が到来すると、テレビ4の操作ログを取得し、当該操作ログとEPG情報とを比較してテレビ4における視聴履歴情報(視聴した時刻、番組名、ジャンル、出演者名、番組内容)を生成する。生成された視聴履歴情報はコンピュータ3に送信される。以下では、視聴履歴情報が作成される都度コンピュータ3に送信される例について説明するが、視聴履歴情報は例えば決められた時刻などにまとめて送信されてもよい。
初期重み算出部32aは、図9に示す処理によって番組及びキーワードの組み合わせ毎の視聴履歴重み又は訪問履歴重みを算出する。記憶度算出部32bは、図10に示す処理によってユーザの興味や嗜好との関連性の強さを表す記憶度Φをキーワード毎に算出する。重み補正部32cは、初期に算出された各番組の重みを図11に示す処理によって補正する。
推薦番組テーブル35には、EPG情報に基づいて各番組の放送開始時刻、終了時刻、チャンネル名、番組名、ジャンル、出演者、番組内容等の情報が展開され、図11の処理によって算出される番組毎の重みが記憶される。
次に、以上のような構成を有する推薦番組算出システムの動作について説明する。図8〜図11の各処理を、コンピュータ3のキーワード処理部31、重み算出部32及び推薦番組表示部33によって実行させるためのプログラムは、コンピュータ3の図示しない記憶装置に予め記憶されている。
キーワード処理部31は、コンピュータ1から送信された視聴履歴情報またはコンピュータ2から送信された訪問履歴情報を受信すると(ステップS81)、受信した履歴情報に含まれているキーワード(番組出演者、地名、建物名称等)が、既にキーワードテーブル34(図3参照)に蓄積されているキーワードのいずれかと一致するか否かを判断する(ステップS82)。
キーワード処理部31からの処理終了通知を受信すると、初期重み算出部32aは、EPG情報取得部36からEPG情報を読み出して放送または配信予定の番組の情報を展開し、推薦番組テーブル35に追記する(ステップS91)。図4に、推薦番組テーブル35に格納される情報の一例を示す。図4に示すように、推薦番組テーブル35には、各番組の放送開始時刻、放送終了時刻、チャンネル名、番組名、ジャンル、出演者、番組内容等の情報が書き込まれる。図4では説明を簡略化するために6つの番組の情報が示されているが、通常のEPG情報には、例えば一週間分など所定の期間に放送(又は配信)される番組全ての情報が含まれる。
次に、初期重み算出部32aは、取得したキーワードと推薦番組テーブル35に追記された番組の情報とを比較し、番組とキーワードの組み合わせ毎に、視聴履歴重みまたは訪問履歴重みを算出する(ステップS93)。具体的には、キーワードの属性が視聴履歴情報を示す場合は視聴履歴重みを算出し、キーワードの属性が訪問履歴情報を示す場合は訪問履歴重みを算出する。
例えば、図4に示すように「番組00」の情報に出演者として「タレントA1」が含まれている場合には、この「タレントA1」は、キーワードテーブル34から読み出されたキーワードに含まれるため、「番組00」と「タレントA1」の組み合わせに対応する視聴履歴重みは「1」となる。一方、「番組00」の情報には出演者として「タレントB2」が含まれていないため、「番組00」と「タレントB2」の組み合わせに対応する視聴履歴重みは「0」となる。
また、図9ではステップS91とステップS92の処理が並列して示してあるが、これらの処理はどちらかが先に実行されてもよい。
Φ=exp[ - { A * ( tc - tlast ) 2} ] (1)
ここで、tlastはキーワードに対応する最終日時であり、tcはステップS101で取得した現在の日時である。またAは頻度影響度であり、以下の頻度影響度関数によって算出する。
ここで、countはキーワードテーブル34から取得した頻度を表す。Bはキーワードテーブル34の属性に応じて予め定められる頻度影響率である。
その後、記憶度算出部32bは、各キーワードと、キーワード毎の属性及び記憶度Φを重み補正部32cに送信する(ステップS104)。
図3では、キーワード「タレントA1」の頻度は30回、キーワード「タレントB2」の頻度は2回であり、「タレントB2」の頻度の方が小さい。このため図5に示すように「タレントB2」の頻度影響度Aの値の方が大きくなり、記憶度Φの減衰率も大きい。すなわち、出現頻度の低いキーワードほど、ユーザの現在の興味や関心との関連性の強さを表す記憶度Φの値が小さくなる。
図11は、重み算出部32の重み補正部32cによって行われる処理のフローチャートを示す。
図5に示すように、キーワード「タレントA1」の記憶度Φは「1」である。「番組00」について「タレントA1」に対応する視聴履歴重み(図4では1)に記憶度Φ(=1)をステップS111で乗算すると、補正された視聴履歴重みは「1」となる。「番組00」については、補正された視聴履歴重みと訪問履歴重みのうちでこの「1」が最大の値なので、「番組00」の重みは「1」とされ、ステップS112で推薦番組テーブル35に追加される。
また、ユーザが頻繁に訪れる「東京駅」(図3では1000回)に関する「番組21」は推薦番組として表示されるが、ユーザが「2007年10月2日9:00」に1回訪れたきりの「仙台駅」に関する「番組10」は表示されない。
以上のように、この番組推薦システムによれば、ユーザのTV視聴履歴や訪問した場所の履歴等のライフログに基づいて、ユーザの直近に興味や嗜好との関連が大きい番組を抽出することができる。従って、複数のチャンネルで多くの番組が放送(又は配信)される場合であっても、ユーザの直近の興味や嗜好に合わせた番組を推薦することができるようになる。例えば、ユーザが頻繁に訪問したことのある場所に関連する番組を推薦すること等が可能となる。
Claims (9)
- 放送または配信予定の複数の番組それぞれの詳細情報を取得する番組情報取得手段と、
ユーザが体験した事象を特定するキーワードを含むライフログ情報を取得するライフログ情報取得手段と、
前記ライフログ情報取得手段によって取得されたライフログ情報中のキーワードを蓄積し、各キーワードの取得頻度を計数するキーワード処理手段と、
前記蓄積されたキーワードそれぞれについて、前記事象が生じた最終日時と基準日時の差が大きいほど大きく減衰し、前記取得頻度が小さいほど大きく減衰する関数に基づいて、前記キーワードに対してユーザが関心を持つ度合いを表す記憶度を算出する記憶度算出手段と、
前記番組情報取得手段で取得される各番組の詳細情報から、前記キーワード処理手段に蓄積されるキーワードが含まれる番組を検索し、前記キーワードそれぞれの記憶度に応じて前記キーワードが含まれる番組の重み付けを行う重み付け手段と、
前記番組の重みに基づいて、前記番組情報からユーザへ推薦する番組を抽出し推薦番組表を作成する番組表作成手段と、
を備える推薦番組算出装置。 - 前記ライフログ情報取得手段は、互いに異なる種類のライフログ情報を生成する複数のデバイスを備え、
前記記憶度算出手段は、前記複数のデバイスそれぞれのライフログ情報毎に前記記憶度を算出する請求項1に記載の推薦番組算出装置。 - 前記ライフログ情報は、前記ユーザが過去に視聴した番組の視聴履歴情報と、前記ユーザが訪問したことのある場所の訪問履歴情報の少なくともいずれかを含む請求項1記載の推薦番組算出装置。
- 前記番組表作成手段は、所定の値以上の重みを有する番組を前記番組情報から抽出して一覧表示する請求項1記載の推薦番組算出装置。
- 放送または配信予定の複数の番組それぞれの詳細情報を取得する番組情報取得ステップと、
ユーザが体験した事象を特定するキーワードを含むライフログ情報を取得するライフログ情報取得ステップと、
前記取得されたライフログ情報中のキーワードを蓄積し、各キーワードの取得頻度を計数するキーワード処理ステップと、
前記蓄積されたキーワードそれぞれについて、前記事象が生じた最終日時と基準日時の差が大きいほど大きく減衰し、前記取得頻度が小さいほど大きく減衰する関数に基づいて、前記キーワードに対してユーザが関心を持つ度合いを表す記憶度を算出する記憶度算出ステップと、
前記取得された各番組の詳細情報から、前記蓄積されたキーワードが含まれる番組を検索し、前記キーワードそれぞれの記憶度に応じて前記キーワードが含まれる番組の重み付けを行う重み付けステップと、
前記番組の重みに基づいて、前記番組情報からユーザへ推薦する番組を抽出し推薦番組表を作成する番組表作成ステップと、
を備える推薦番組算出方法。 - 前記ライフログ情報取得ステップでは、複数のデバイスによって互いに異なる種類のライフログ情報が生成され、
前記記憶度算出ステップでは、前記デバイスそれぞれのライフログ情報毎に前記記憶度が算出される請求項5記載の推薦番組算出方法。 - 前記ライフログ情報は、前記ユーザが過去に視聴した番組の視聴履歴情報と、前記ユーザが訪問したことのある場所の訪問履歴情報の少なくともいずれかを含む請求項5記載の推薦番組算出方法。
- 前記番組表作成ステップでは、所定の値以上の重みを有する番組前記が番組表情報から抽出されて一覧表示される請求項5記載の推薦番組算出方法。
- コンピュータを、
放送または配信予定の複数の番組それぞれの詳細情報を取得する番組情報取得手段と、
ユーザが体験した事象を特定するキーワードを含むライフログ情報を取得するライフログ情報取得手段と、
前記ライフログ情報取得手段によって取得されたライフログ情報中のキーワードを蓄積し、各キーワードの取得頻度を計数するキーワード処理手段と、
前記蓄積されたキーワードそれぞれについて、前記事象が生じた最終日時と基準日時の差が大きいほど大きく減衰し、前記取得頻度が小さいほど大きく減衰する関数に基づいて、前記キーワードに対してユーザが関心を持つ度合いを表す記憶度を算出する記憶度算出手段と、
前記番組情報取得手段で取得される各番組の詳細情報から、前記キーワード処理手段に蓄積されるキーワードが含まれる番組を検索し、前記キーワードそれぞれの記憶度に応じて前記キーワードが含まれる番組の重み付けを行う重み付け手段と、
前記番組の重みに基づいて、前記番組情報からユーザへ推薦する番組を抽出し推薦番組表を作成する番組表作成手段と、
として機能させるためのコンピュータプログラム。
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