JP6460301B2 - 生活支援システム - Google Patents

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本発明は、生活支援システムに関し、より詳しくは例えば独居老人等の要支援者の外出中及び在宅時の行動に基づいて人形等の携行可能な物品から要支援者の行動を支援する音声を出力させることにより、要支援者が安心して充実した生活を送ることを可能とする生活支援システムに関する。
本明細書において、要支援者とはこのシステムを必要とする全ての人を意味し、老若男女を問わず、健康であるか否か、独居であるか否かも問わないが、特に対象とするのは、認知症予備群の老人、特に独居老人である。
近年高齢者人口の増加に伴い、高齢者世帯及び高齢者の独居世帯が増加している。特に所定の仕事に付いていないこと等により、地域社会との接点を持たない高齢者が増えている。高齢者は生活行動範囲が狭くなりがちであり、親族がいても遠隔地に住む場合は連絡が疎遠になりがちでもある。そのため、外出が少なくなって家に引きこもりがちになり、認知症が進行したり、足腰が弱くなるなどして日常生活が不便になるという問題が生じている。そのため、このような高齢者の生活を支援するシステムが必要とされている。
高齢者に限らず、情報が氾濫している現代社会においては、日常生活において必要な情報を必要なタイミングで入手することが難しい。そのため、日常生活に必要な情報を適宜提供して生活の利便性を向上させることができる生活支援システムが必要とされている。
生活支援を行うための従来技術として、例えば下記特許文献1−4の開示技術が知られている。
特許文献1には、生活支援報知システムに関する技術が開示されている。詳しくは住居内に設置された電気調理器具の使用状況から、住居人に検出の手間をかけることなく食事忘れを容易に検出でき、食事忘れを住居人に対して報知できるシステムである。
特許文献2には、認知症診断支援システムに関する技術が開示されている。詳しくは、患者側装置は患者情報読取部から患者に対して質問を行い、結果を個人情報として読み取り、個人情報がサーバへ送信され、サーバは個人情報に基づいて電子カルテ情報を抽出する。抽出した電子カルテ情報に基づいて患者の認知症及び認知症レベルを特定することにより認知症の疑いのある患者に対して、認知症であるかどうか及び症状のレベルの診断を医師に対して支援するシステムである。
特許文献3には、運転支援システムに関する技術が開示されている。詳しくは、運転者の音声や、車両の現状に関する情報に基づいて、適当な音声データを音声出力することにより、運転者に対して同乗者と会話しながら運転している感覚を与えることで、運転者はリラックスして運転することができ、交通事故の発生を防止することができるシステムである。
特許文献4には、買い物経路誘導装置に関する技術が開示されている。詳しくは、物品の在庫を検出し、検出された物品の在庫に従って購入すべき物品を特定して買い物リストを作成し、特定した物品を購入する店舗を検索し、検索された店舗を経由地とした買い物経路を算出し、算出した買い物経路に従って車両を誘導することにより、確実、且つ効率的に買い物リストに記載された商品を購入することができる装置である。
特開2010−224800号公報 特開2007−282992号公報 特開2013−24753号公報 特開2005−172743号公報
しかしながら、特許文献1〜4の開示技術に代表されるような従来技術は、食事、診断、食材の購入等の要支援者(利用者)の特定の行動に対して報知、診断、情報提供等の支援を行うことができるが、要支援者の外出中と在宅時の両方の行動に基づいて、要支援者の行動を支援する技術ではない。具体的には、例えば外出時の行動に基づいて在宅時の、又は在宅時の行動に基づいて外出時の要支援者の行動を支援するシステムではない。一例として美術に興味がある要支援者が美術館に行って帰宅した後に、当該美術館に関するテレビ番組が放映されている場合、その番組に興味があったとしても放映されることに気づかずに番組を見逃してしまうことがある。つまり外出時の行動(美術館訪問)に基づいて在宅時の行動(テレビを見る)が支援されないため、生活支援システムとしては不十分である。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、要支援者の外出中及び在宅時の行動に基づいて人形等の携行可能な物品から要支援者の行動を支援する音声を出力させることにより、要支援者に対していつも帯同者がいるような感覚を与えることができ、要支援者が安心して充実した生活を送ることを可能とする生活支援システムを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、要支援者の行動を認識するための行動認識手段と、要支援者に対して音声を出力するための音声出力手段と、前記行動認識手段により認識された要支援者の行動データを記憶する要支援者データ記憶手段と、前記音声出力手段から出力される音声の元になる音声データを記憶する音声データ記憶手段と、前記行動認識手段により認識された要支援者の行動に応じて、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせる音声制御手段と、要支援者の位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記位置情報検出手段が検出した位置情報に基づいて、要支援者が外出中か在宅であるかを判定する判定手段とを備えた端末からなり、前記要支援者データ記憶手段が記憶する行動データは、要支援者の在宅時の行動に関する家庭データと、要支援者の外出時の行動に関する外出データとを含み、前記外出データは前記位置情報検出手段により検出した要支援者の位置情報を含むことを特徴とする生活支援システムに関する。
請求項2に係る発明は、前記要支援者の位置情報は、少なくとも当該位置の近傍に存在する施設に関するキーワードを含み、前記家庭データと前記外出データは要支援者の行動内容に関するキーワードを含み、前記家庭データに含まれる要支援者の行動内容に関するキーワードと、前記位置情報に含まれる施設に関するキーワードとを照合する照合手段を備え、前記音声制御手段は、前記照合手段による照合が一致した場合、前記音声出力手段により前記施設に関する施設情報の音声出力を行わせることを特徴とする請求項1記載の生活支援システムに関する。
請求項3に係る発明は、外部情報を取得する通信手段と、前記外部情報を記憶する外部情報記憶手段とを備え、前記照合手段は、前記外出データに含まれる要支援者の訪問場所及び行動内容に関するキーワードと、前記外部情報に関するキーワードとを照合し、前記音声制御手段は、前記照合が一致した場合、前記音声出力手段により、前記外部情報の音声出力を行わせることを特徴とする、請求項2に記載の生活支援システムに関する。
請求項4に係る発明は、前記外部情報が、テレビ番組のプログラムの情報であることを特徴とする請求項3記載の生活支援システムに関する。
請求項5に係る発明は、前記要支援者データ記憶手段は、要支援者の正常な行動データを記憶し、前記行動認識手段により認識された要支援者の行動を、前記要支援者の正常な行動データと比較して正常か否かを判断する判断手段を備え、前記判断手段は、要支援者の行動が正常である場合は当該正常な行動データを要支援者データ記憶手段に記憶し、要支援者の行動が異常である場合は当該異常な行動データを異常行動データ記憶手段に記憶し、前記異常行動データ記憶手段が記憶する行動データは、在宅時の要支援者の異常行動である家庭異常データと外出時での要支援者の異常行動である外出異常データとを含み、前記音声制御手段は、前記判断手段により判断された要支援者の行動データに応じて、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせることを特徴とする、請求項1に記載の生活支援システムに関する。
請求項6に係る発明は、前記行動認識手段により認識された要支援者の行動と、前記異常行動データ記憶手段に記憶されている異常行動データとを比較して、前記行動が異常行動と一致するか否かを診断する第1診断手段を備え、前記第1診断手段により前記行動が異常行動と一致すると診断された場合、前記音声制御手段は、前記第1診断手段により一致した異常行動に応じて、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせることを特徴とする、請求項5に記載の生活支援システムに関する。
請求項7に係る発明は、前記行動認識手段により認識される要支援者の行動について、前記第1診断手段により、前記行動が異常であると所定時間内に所定回数以上判断された場合、要支援者が更に異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断する第2診断手段を備え、前記第2診断手段により要支援者が要注意状態であると診断された場合、前記音声制御手段は、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から要支援者に行動を抑制させるための音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせることを特徴とする、請求項6記載の生活支援システムに関する。
請求項8に係る発明は、前記第2診断手段が、要支援者が在宅時に要注意状態であると診断した場合、前記音声制御手段は、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から外出を控えるよう勧める旨の音声データを読み出し、前記音声出力手段により音声出力を行わせることを特徴とする、請求項7記載の生活支援システムに関する。
請求項9に係る発明は、前記第2診断手段が、要支援者が外出中に要注意状態であると診断した場合、前記音声制御手段は、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から要支援者に帰宅を促す旨の音声データを読み出し、前記音声出力手段により音声出力を行わせる、ことを特徴とする請求項7に記載の生活支援システムに関する。
請求項10に係る発明は、前記端末は、在宅時の要支援者の行動を支援する第1端末と、外出時の要支援者の行動を支援する第2端末からなり、前記第1端末と前記第2端末は、相互通信可能であることを特徴とする請求項1乃至9何れかに記載の生活支援システムに関する。
請求項11に係る発明は、前記端末は、要支援者が外出する際に携行可能な物体に内蔵されていることを特徴とする請求項1乃至10何れかに記載の生活支援システムに関する。
請求項1に係る発明によれば、要支援者の行動を認識するための行動認識手段と、要支援者に対して音声を出力するための音声出力手段と、前記行動認識手段により認識された要支援者の行動データを記憶する要支援者データ記憶手段と、前記音声出力手段から出力される音声の元になる音声データを記憶する音声データ記憶手段と、行動認識手段により認識された要支援者の行動に応じて、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせる音声制御手段と、要支援者の位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記位置情報検出手段が検出した位置情報に基づいて、要支援者が外出中か在宅であるかを判定する判定手段とを備える端末からなることから、要支援者の外出中及び在宅時の行動に基づいて人形等の携行可能な物品から要支援者の行動を支援する音声を出力させることができる。
要支援者データ記憶手段が記憶する行動データは、要支援者の在宅時の行動に関する家庭データと、要支援者の外出時の行動に関する外出データとを含み、外出データは位置情報検出手段により検出した要支援者の位置情報を含むことから、外出時(自動車、電車、徒歩等)の行動に基づいて在宅時の、又は在宅時の行動に基づいて外出時の要支援者の行動を支援することができる。更に要支援者の在宅時の行動と要支援者の外出時の行動、夫々の行動に基づいて要支援者の状況に対応した音声を出力することができる。その結果、要支援者に対して常に(在宅時も外出時も)帯同者がいるような感覚と安心感を与えることができ、高齢者が積極的に外出するようになり、引きこもりがちになることで認知症を悪化させてしまうことが防がれるという効果も得られ、要支援者が充実した生活を送ることができる。
請求項2に係る発明によれば、要支援者の位置情報には、当該位置の近傍に存在する施設に関するキーワードが含まれ、行動認識手段により認識された要支援者の行動データには行動に関連するキーワードが含まれて要支援者データ記憶手段に記憶されている。要支援者の行動内容に関するキーワードと要支援者の位置情報に関するキーワードとを照合手段により照合し、照合が一致した場合、音声出力手段により施設に関する施設情報の音声出力を行わせることができるため、要支援者の生活活動に応じて情報を提供することができる。具体的には、認識された在宅時の行動内容(例えばスポーツ中継をテレビ観戦した)に基づいて外出中(例えば車を運転中)に適当な音声(例えばスポーツ用品店が近傍にある旨)を出力することができる。
請求項3に係る発明によれば、通信手段により外部情報を取得し、該外部情報に関するキーワードと外出データに含まれている要支援者の訪問場所及び行動内容に関するキーワードとを照合手段により照合し、照合が一致した場合、外部情報に関する音声を出力することができる為、要支援者の関心のある事柄に関する情報を提供することができる。具体的には、認識された外出中の行動(例えば美術館を訪問)に基づいて在宅時に適当な音声(例えば美術番組を放映中である旨)を出力することができる。
請求項4に係る発明によれば、前記外部情報がテレビ番組のプログラムの情報であることから、要支援者の行動内容に関するテレビ番組が放映されていることを要支援者に伝えることができる。例えば要支援者が美術館を訪問した場合、その美術館に関する情報がテレビ番組で放映されていることを音声出力により要支援者に伝えることができる。
請求項5に係る発明によれば、要支援者データ記憶手段は、要支援者の正常な行動データを記憶し、判断手段は行動認識手段により認識された要支援者の行動を、前記要支援者の正常な行動データと比較して正常か否かを判断し、要支援者の行動が正常である場合は当該正常な行動データを要支援者データ記憶手段に記憶し、異常である場合は当該異常な行動データを異常行動データ記憶手段に記憶し、異常行動データ記憶手段が記憶する行動データは、在宅時の要支援者の異常行動である家庭異常データと外出時の要支援者の異常行動である外出異常データとを含むことから、要支援者の行動内容に応じて、外出時及び在宅時の正常な行動データと異常な行動データを夫々記憶することができる。
更に音声制御手段は、判断手段により判断された要支援者の行動データに応じて、音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、音声出力手段から音声出力を行わせることにより、要支援者の行動が異常である場合、要支援者に対して、注意喚起の音声を出力して異常行動を抑制することができ、要支援者の危険を回避することができる。
請求項6に係る発明によれば、第1診断手段は、行動認識手段により認識された要支援者の行動と、異常行動データ記憶手段に記憶されている異常行動データとを比較して、行動が異常行動と一致するか否かを診断し、前記行動が異常行動と一致すると診断された場合、一致した異常行動に応じて、音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、音声出力手段から音声出力を行わせることにより、要支援者の異常行動に対して注意喚起するとともに、要支援者に異常行動を認識させることができる。更に要支援者が異常行動を起こす度に注意喚起することができるため、要支援者の異常行動を抑制することができる。
請求項7に係る発明によれば、第2診断手段は、第1診断手段により行動が異常であると所定時間内に所定回数以上判断された場合、要支援者が更に異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断し、要支援者が要注意状態であると診断された場合、音声制御手段は、音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から要支援者に行動を抑制させるための音声データを読み出して、音声出力手段から音声出力を行わせることにより、要支援者に対して異常行動をとり易い要注意状態であることを認識させることができ、要支援者が危険な状態に晒されることを回避することができる。
請求項8に係る発明によれば、第2診断手段が、要支援者が在宅時に要注意状態であると診断した場合、音声制御手段は、音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から外出を控えるよう勧める旨の音声データを読み出し、前記音声出力手段により音声出力を行わせることにより、要支援者が外出して異常な行動をとることによる危険を回避することができる。
請求項9に係る発明によれば、第2診断手段が、要支援者が外出中に要注意状態であると診断した場合、音声制御手段は、音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から要支援者に帰宅を促す旨の音声データを読み出し、音声出力手段により音声出力を行わせることにより、要支援者が異常な行動をとる可能性を外出中に察知し、帰宅させることで重大な危険を回避することができる。
請求項10に係る発明によれば、端末は、在宅時の要支援者の行動を支援する第1端末と、外出時の要支援者の行動を支援する第2端末からなり、第1端末と第2端末は相互通信可能であることから、在宅時及び外出時の要支援者の行動を確実に支援することができる。具体的には、端末を要支援者の家に備えたり、要支援者が外出時に使用する自動車に備えたりすることで、要支援者の行動内容に応じて夫々の使用する端末が連携して機能するため、端末を常に携行する必要がない。
請求項11に係る発明によれば、端末は要支援者が外出する際に携行可能な物体に内蔵されていることから、要支援者が外出する際に帯同することができ、外出が自動車による場合には、例えば物体が人間を模した人形に内蔵されていれば、自動車に載せる等して人形を要支援者に帯同することにより、人形から音声が発せられ、要支援者は人から話しかけられているような気持ちになり、音声に従いやすくなる。また、徒歩や電車等で外出する場合には携帯用タブレット等の携行可能な物体とすることにより支援を受ける。その結果、要支援者の行動内容に応じて生活支援が良好に行われ、充実した生活を送ることができる。
本発明に係る生活支援システムの第一実施形態の全体構成を示すブロック図である。 要支援者が外出時になされる照合手段の動作の一例を示すフロー図である。 要支援者の外出データと外部情報とを照合する照合手段の動作の一例を示すフロー図である。 在宅時の要支援者に対する判断手段、第1診断手段、第2診断手段の動作の一例を示すフロー図である。 外出時の要支援者に対する判断手段、第1診断手段、第2診断手段の動作の一例を示すフロー図である。 本発明に係る生活支援システムの第二実施形態の全体構成を示すブロック図である。 第二実施形態における第1端末と第2端末を使用する場合の動作の一例を示すフロー図である。 第二実施形態における判断手段、第1診断手段、第2診断手段の動作の一例を示すフロー図である。
以下、本発明に係る生活支援システムの好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る生活支援システムの第一実施形態の全体構成を示すブロック図である。
本発明に係る生活支援システムは、行動認識手段(1)と、音声出力手段(3)と、音声制御手段(2)と、位置情報検出手段(4)と、判定手段(5)と、照合手段(6)と、通信手段(7)と、判断手段(8)と、第1診断手段(9)と、第2診断手段(10)と、音声データ記憶手段(12)と、要支援者データ記憶手段(13)と、異常行動データ記憶手段(15)と、外部情報記憶手段(14)と、制御手段(11)とを備える。
本発明の生活支援システムは、上記した各手段及び後述する各手段を備えたコンピュータ端末からなり、当該端末は外部サーバと無線通信可能な通信ネットワークを介して接続されている。
この発明において、在宅時の要支援者の行動を支援する第1端末(16)と外出時の要支援者の行動を支援する第2端末(17)、特に第2端末(17)は携行可能な物体に内蔵されていていることが望ましく、ここで携行可能である物体とは、マスコット人形、ペット型人形、フィギュア、ぬいぐるみ、マネキン、人型ロボットである。更に端末は携帯端末(携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等)を含んでいる。
制御手段(11)は、CPUと、RAM及びROMからなるメモリを備えており、上記した各手段及び後述する各手段の動作を、メモリに記憶された所定のプログラムを読み出して実行することによってシステム全体の動作を制御する。
行動認識手段(1)は、要支援者の動作や音声等の行動を認識する。
音声認識は、マイクロフォンを通して入力された要支援者が発する音声を周波数特性の分析等により音声データ化し、得られた音声データの特徴を予め音声データ記憶手段(12)に蓄積(記憶)されたモデル音声データの特徴と比較することにより、最も近い特徴を有するモデル音声データを認識結果として要支援者データ記憶手段(13)に記憶する。動作認識は、カメラにより入力された要支援者の動作を映像としてデータ化し、得られた映像データを要支援者データ記憶手段(13)に記憶する。但し、音声及び動作の認識方法はこれに限定されず、公知の方法を適宜選択して使用することができる。
更に行動認識手段(1)により認識された音声データ、映像データを文字変換手段により文字データに変換し、抽出手段により、文字データに含まれるキーワードを抽出することにより、要支援者の行動の中から要支援者の行動内容を「キーワード」として保存する。
文字変換手段は、行動認識手段(1)により認識された音声データ、映像データを文字に変換する。音声データ、映像データをテキスト変換することによって文字データに変換する。映像データに関しては、在宅時であればあらかじめ要支援者の住宅に関する映像データ(部屋等)とキーワードとを関連付けて記憶させておき、この映像データを行動認識手段(1)により認識された要支援者の在宅時の映像データと照合し、照合が一致した場合に要支援者の映像データに関連付けられたキーワードを保存する。
具体的には、要支援者が在宅時に入浴中である場合について、要支援者データ記憶手段(13)には、浴室の映像データと「入浴」のキーワードが関連付けられて記憶されている。行動認識手段(1)により認識された要支援者が入浴している映像データと要支援者の住宅に関する映像データとを照合することにより、照合が一致し、要支援者の行動内容とキーワードの「入浴」が要支援者データ記憶手段(13)に記憶される。
また、外出時であれば、映像データを位置情報と関連付けて記憶し、位置情報から得られる外部情報に基づいて、要支援者の映像データと関連付けられたキーワードを保存する。具体的には、要支援者が美術館を訪問し、展覧会で工芸品を鑑賞している場合、行動認識手段(1)により、要支援者が美術館を訪問している映像データが要支援者データ記憶手段(13)に記憶される。更に後述する位置情報検出手段(4)により検出した美術館(位置情報)に関する外部情報を通信手段(7)により取得する。外部情報には美術館での展覧会に関する出展内容や日時等の情報が含まれており、出展内容には要支援者が鑑賞した工芸品の内容(焼物、漆器等)が含まれている。この結果、外部情報に基づいて要支援者の映像データと「美術館」「焼物」「漆器」等のキーワードが外出データとして要支援者データ記憶手段(13)に記憶される。
抽出手段は、文字変換手段により変換された文字データの中から、キーワードを抽出する。例えば、要支援者がテレビでテニス中継を観戦している場合について、行動認識手段(1)により認識された音声データを文字変換手段により「要支援者がテニスのテレビ中継を観戦している」の文字データに変換する。抽出手段により、文字データに含まれている「テレビ」「テニス」等の名詞や動詞等を抽出し、これらをキーワードとして記憶する。これらのキーワードは要支援者の行動内容によって、要支援者データ記憶手段(13)と、異常行動データ記憶手段(15)に記憶される。
要支援者データ記憶手段(13)は、行動認識手段(1)により認識された要支援者の行動データを記憶するメモリである。後述する判定手段(5)により要支援者の在宅時の行動データは家庭データとして、外出時の行動データは外出データとして要支援者データ記憶手段(13)に記憶される。更に外出データには、後述する要支援者の外出時の位置情報も含んでいる。
音声データ記憶手段(12)は、音声出力手段(3)から出力される音声の元になる音声データを記憶しているメモリである。音声データは、要支援者の行動を支援する音声であり、注意喚起や要支援者の異常行動を抑制する音声、要支援者に情報を提供する音声等が含まれる。
音声制御手段(2)は、行動認識手段(1)により認識された要支援者の行動内容に応じて音声データ記憶手段(12)に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して適宜音声を合成し、音声出力手段(3)から音声出力を行わせる。
音声出力手段(3)はアンプやスピーカ等からなり、音声制御手段(2)による制御に従って、要支援者に対して音声を出力する。
このように、要支援者の行動内容を行動認識手段(1)により認識し、この行動内容に応じて音声制御手段(2)が音声データ記憶手段(12)に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、音声出力手段(3)から音声出力を行わせることにより、要支援者に対して、帯同者と会話をしているような感覚を与えることができる。
位置情報検出手段(4)は、GPSからの電波を受信して要支援者の現在位置を検出するGPS受信機と、要支援者の方位を検出する方位センサと、要支援者の移動距離を検出する距離センサと、地図データを記憶する外部又は内部メモリからなる地図データ記憶部とを備えている。
位置情報検出手段(4)は、GPS受信機、方位センサ、距離センサ、地図データ記憶部に記憶された地図データに基づいて検出された要支援者の位置情報を要支援者データ記憶手段(13)に記憶する。
位置情報には、位置情報検出手段(4)により検出される要支援者の現在位置に加え、当該位置の近傍に存在する施設情報も含まれ、これらの情報に関する「キーワード」も含まれている。具体的には、現在位置に関する名称、旧地名や施設に関する名称、カテゴリ(スポーツ、食品、芸術等)である。
判定手段(5)は、位置情報検出手段(4)が検出した位置情報に基づいて、要支援者が外出中か在宅であるかを判定し、在宅時の行動データは家庭データとして、外出時の行動データは外出データとして要支援者データ記憶手段(13)に記憶される。
通信手段(7)は、外部サーバから外部情報を取得する。外部情報には、該外部情報に関するキーワードも含まれ、取得された外部情報は外部情報記憶手段(14)に記憶される。外部情報に関するキーワードとして、具体的には、テレビ番組に関する情報は「テレビ」、イベントに関する情報は「イベント」等が挙げられる。
照合手段(6)は、要支援者データ記憶手段(13)に記憶されている家庭データに含まれる要支援者の行動内容に関するキーワードと、位置情報検出手段(4)により検出された該位置情報に関するキーワードとを照合する。音声制御手段(2)は、照合手段(6)による照合が一致した場合、音声出力手段(3)により位置に関する情報の音声出力を行わせる。
図2は、要支援者が自ら運転する自動車、バス、電車等の公共交通機関による移動手段、あるいは徒歩、自転車等による外出時になされる照合手段の動作の一例を示すフローである。
要支援者が、自宅でテニス中継をテレビ観戦していたとする。本発明の生活支援システムは、行動認識手段(1)により、要支援者がテニス中継を観戦していることを認識し、この認識結果と、「テニス」、「テレビ」のキーワードを家庭データとして要支援者データ記憶手段(13)に記憶する。要支援者が外出する際、位置情報検出手段(4)により要支援者の位置情報を検出し、検出結果を外出データとして要支援者データ記憶手段(13)に記憶する。この位置情報には当該位置の住所や当該位置の近傍に存在する施設等の情報及びそれらに関連するキーワードが含まれている。この位置情報の中にテニススクールや、テニス道具を扱っているスポーツショップ等が含まれている場合、施設に関連するキーワードとして「テニス」、「テニス道具」等が含まれる。
照合手段(6)により、要支援者データ記憶手段(13)に記憶されている家庭データに含まれるテニス中継を観戦している要支援者の行動に関するキーワードと、外出データに含まれる住所や施設等の情報に関連するキーワードとの照合が行なわれる。この場合、夫々に「テニス」のキーワードが含まれているため、照合が一致する。その結果、音声制御手段(2)は、音声出力手段(3)により、要支援者に対して付近にテニススクールがある又はテニス道具を扱っているスポーツショップがある旨の音声を出力させ、要支援者は、現在位置付近にテニススクールとテニス道具を扱っているスポーツショップがあることを認識する。これにより、要支援者は近くにあるテニススクールやスポーツショップに立ち寄ることができより利便性に優れる。
更に、照合手段(6)は、要支援者データ記憶手段(13)に記憶されている外出データに含まれる要支援者の訪問場所及び行動内容に関するキーワードと、外部情報記憶手段(14)に記憶されている外部情報に関するキーワードとを照合し、音声制御手段(2)は、照合が一致した場合、音声出力手段(3)により、外部情報に関する音声出力を行わせる。
図3は、要支援者の外出データと外部情報とを照合する照合手段の動作の一例を示すフローである。
要支援者が外出して工芸品の展覧会を行っている美術館を訪れた場合を考える。行動認識手段(1)により認識された要支援者の訪問場所である美術館に関する情報と、行動内容である鑑賞した工芸品の内容が外出データとして要支援者データ記憶手段(13)に記憶される。この外出データには、美術館に関する位置情報及び工芸品に関連するキーワードとして「美術館」「焼き物」「漆器」等が含まれる。要支援者が帰宅し、テレビを見ている際、行動認識手段(1)は要支援者がテレビを見ていることを認識し、認識結果を家庭データとして要支援者データ記憶手段(13)に記憶する。この場合、行動内容に関連するキーワードとして「テレビ」が含まれる。通信手段(7)は、外部サーバを介してテレビ番組情報を取得し、外部情報記憶手段(14)に記憶する。この外部情報には関連するキーワードとして「テレビ」「焼き物」「漆器」が含まれる。
照合手段(6)により、要支援者データ記憶手段(13)に記憶されている外出データに含まれる施設情報及び行動内容に関連するキーワード、家庭データに含まれている行動内容に関連するキーワードと外部情報記憶手段(14)に記憶されている外部情報に含まれるキーワードとの照合が行なわれる。この場合、外出データ及び外部情報に含まれる「焼き物」「漆器」、家庭データ及び外部情報に含まれる「テレビ」が夫々一致する。その結果、音声制御手段(2)は音声出力手段(3)により、要支援者に対して工芸品についての番組が放映されている旨の音声を出力する。これにより、要支援者に対し興味のある工芸品に関する情報をテレビ番組により提供することができるため、要支援者は充実した生活を送ることができる。
照合手段(6)による照合はこれらに限定されず、家庭データに基づいて在宅時の行動内容に対して音声出力する、外出データに基づいて外出時の行動内容に対して音声出力することも可能である。外部情報との照合についても同様である。
照合手段(6)による照合の結果、要支援者データ記憶手段(13)に記憶された在宅時の行動内容を利用して外出時の行動内容から、要支援者に対して生活活動に応じた情報や、要支援者の関心のある事柄に関する情報を提供することができる。そのため、要支援者が積極的に外出することが期待され、高齢者にとっての認知症の予防や、引きこもり者の社会との接点を増やすことによる社会復帰等が期待できる。
判断手段(8)は、行動認識手段(1)により認識された要支援者の行動を、要支援者の正常な行動データと比較して正常か否かを判断する。判断手段(8)は、要支援者の行動が正常である場合は当該正常な行動データを要支援者データ記憶手段(13)に記憶し、要支援者の行動が異常である場合は当該異常な行動データを異常行動データ記憶手段(15)に記憶する。要支援者の異常行動は、行動認識手段(1)により認識され、認識結果が判断手段(8)により異常行動であると判断され、異常行動データ記憶手段(15)に記憶される。在宅時の要支援者の異常行動は家庭異常データとして、外出時の要支援者の異常行動は外出異常データとして異常行動データ記憶手段(15)に記憶される。
判断手段(8)は、要支援者データ記憶手段(13)に記憶されている要支援者の正常な行動データから、要支援者の音声、動作やキーワードを抽出して、正常行動の範囲内の動きから抽出された音声、動作(画像)、キーワード等のデータをデータベース化し、このデータを行動認識手段(1)により認識された要支援者の行動内容の認識結果から抽出された音声、動作(画像)、キーワード等のデータと比較する。判断手段(8)は、両者のデータの一致度が低い場合(例えば50%以下)、異常な行動と判断する。これにより、要支援者の行動内容が正常か否かを判断することができる。
更に要支援者の異常行動は、予め異常行動データ記憶手段(15)に記憶されていても構わない。判断手段(8)は、異常行動データから要支援者の音声、動作(画像)やキーワード等のデータを抽出してデータベース化し、このデータを行動認識手段(1)により認識された要支援者の行動内容から抽出された要支援者の音声、動作(画像)やキーワード等のデータと比較する。判断手段(8)は、両者のデータの一致度が高い場合(例えば80%以上)、異常な行動と判断する。これにより、判断手段(8)による要支援者の行動内容に関する判断がより明確になる。
第1診断手段(9)は、異常行動データ記憶手段(15)に記憶されている異常行動データと、行動認識手段(1)により認識された要支援者の行動内容及びこれに関連するキーワードとを比較して、前記行動が異常行動と一致するか否かを診断する。要支援者の行動が異常行動と一致すると診断された場合、音声制御手段(2)は、第1診断手段(9)により一致した異常行動に応じて、音声データ記憶手段(12)に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、音声出力手段(3)から音声出力を行わせる。
第2診断手段(10)は、行動認識手段(1)により認識される要支援者の行動について、第1診断手段(9)により、前記行動が異常であると所定時間内に所定回数以上判断された場合、要支援者が更に異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断する。第2診断手段(10)により、要注意状態であると診断された場合、音声制御手段(2)は、音声データ記憶手段(12)に記憶された音声データの中から要支援者に行動を抑制させるための音声データを読み出して音声出力手段(3)により音声を出力させる。
第2診断手段(10)における、要支援者の行動が異常であると診断する設定値(所定時間内に所定回数以上)は、設定手段により設定される。この場合、所定時間内とは、例えば1時間、半日、1日等の期間が考えられるがこれらに限定されず、また所定回数としては2回/1時間、3回/半日、10回/1日等が考えられるがこれに限定されず、要支援者の異常行動に対する危険度等に応じて適宜変更することができる。
図4は、在宅時の要支援者に対する判断手段、第1診断手段、第2診断手段の動作の一例を示すフローである。
行動認識手段(1)により認識された要支援者が部屋の照明を消し忘れたり、階段等で転倒したりする等の行動は、判断手段(8)により異常であると判断され、家庭異常データとして異常行動データ記憶手段(15)に記憶される。行動認識手段(1)により要支援者が照明を消さずに部屋から出た行動が認識された場合、第1診断手段(9)はこの行動と異常行動データ記憶手段(15)に記憶されている部屋の照明を消し忘れた行動データである家庭異常データとを比較し、前記行動が異常行動と一致したと診断し、音声制御手段(2)は、音声出力手段(3)により要支援者に対して「照明を消しましょう。」等の注意喚起を促す音声を出力させる。要支援者は、注意喚起を促す音声を認識し、部屋の照明を消灯する。更に、要支援者の在宅時に様々な異常行動(照明の消し忘れ、鍵の掛け忘れ、ガスの消し忘れ等)が多く見られる場合、第2診断手段(10)により要支援者が異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断される。要支援者が外出しようとする場合、要支援者の行動を抑制するために音声制御手段(2)は、音声出力手段(3)により要支援者に対して「今日は家にいた方がいいですよ。」等の外出を控えるよう勧める旨の音声を出力させる。その結果、要支援者は外出を控えるように勧める旨の音声を認識し、外出を控えることにより、要支援者が外出して異常な行動をとることによる危険を回避することができる。
図5は、外出時の要支援者に対する判断手段、第1診断手段、第2診断手段の動作の一例を示すフローである。
要支援者が外出して車の運転を行っている場合、行動認識手段(1)により認識された信号無視やスピード超過、無理な追い越し等の行動は判断手段(8)により、異常な行動と判断され、外出異常データとして異常行動データ記憶手段(15)に記憶される。要支援者が運転中に行動認識手段(1)により車のスピードが増す行動が認識され、第1診断手段(9)はこの行動と異常行動データ記憶手段(15)に記憶された外出異常データである要支援者が運転中にスピード超過する異常行動とを比較して前記行動が異常行動と一致した場合、スピード超過状態であると診断し、音声制御手段(2)は、音声出力手段(3)により要支援者に対して「スピード出しすぎですよ。」「もっとゆっくり走りましょう。」等の注意喚起を促す音声を出力させる。要支援者は、注意喚起を促す音声を認識し、車のスピードを落とす。更に要支援者に外出時の運転中の異常行動(スピード超過、信号無視、車間距離の詰めすぎ等)が多く見られる場合、第2診断手段(10)により、要支援者がこの後も異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断される。このとき、音声制御手段(2)は、音声出力手段(3)により要支援者に対して「早く帰りましょう。」等の帰宅を促す旨の音声を出力させる。その結果、要支援者は帰宅を促す音声を認識し帰宅する。このように、要支援者が異常な行動をとる可能性を外出中に察知し、帰宅させることで外出中に交通事故を起こす等の重大な危険を回避することができる。
要支援者データ記憶手段(13)に含まれる音声データや映像データ等は、行動認識手段(1)により認識された日時、場所等を関連付けて記憶することができる。要支援者が在宅時にテレビを見る行動内容を家庭データとして記憶するにあたり、日時(○月△日午後20時から21時)及び場所(リビング)等を関連付けて記憶することで、要支援者の在宅時の行動パターンを把握することができる。行動パターンを基に要支援者に対して「もうすぐ番組の放送が始まりますよ。」や「そろそろ寝る時間ですよ。」等の音声を音声出力手段(3)により出力することができる。
本発明の生活支援システムにおいて、各手段が内蔵されている携行可能な物体は、人間を模した人形であることが好ましく、人間を模した人形は、マスコット人形、ペット型人形、フィギュア、ぬいぐるみ、マネキン、人型ロボットであってもよい。音声出力手段(3)により出力される音声が人形から発せられることにより、要支援者は人から話しかけられているような気持ちになり、音声に従いやすくなる。その結果、生活支援が良好に行われるとともに、要支援者が人形に対して愛着感を抱くことができ、よりリラックスして充実した生活を送ることができる。
次に、本発明に係る生活支援システムにおける第二実施形態について、特に第一実施形態と異なる内容について説明する。第一実施形態と同じ構成については図中に同じ符号を付して説明を省略する。
図6は本発明に係る生活支援システムの第二実施形態を示すブロック図である。第二実施形態に係る生活支援システムは、在宅時の要支援者の行動を支援する第1端末(16)と、外出時の要支援者の行動を支援する第2端末(17)からなり、第1端末(16)と第2端末(17)は、通信手段(7)によりネットワークを介して相互通信可能とされている。これにより、在宅時及び外出時の要支援者の行動を第1端末(16)と第2端末(17)とが連携して支援することができ、要支援者は端末を常に携行する必要がない。
第1端末(16)において、要支援者データ記憶手段(13)には家庭データ、異常行動データ記憶手段(15)には家庭異常データが夫々記憶されており、第2端末(16)において、要支援者データ記憶手段(13)には外出データ、異常行動データ記憶手段(15)には外出異常データが夫々記憶されている。第1端末(16)と第2端末(17)は通信ネットワークを介して相互通信可能な状態に接続されており、二つの端末は通信手段(7)により、夫々の要支援者データ記憶手段(13)、異常行動データ記憶手段(15)に記憶された要支援者の行動内容のデータを共有することができる。
図6において第1端末(16)には家庭データと家庭異常データ、第2端末(17)には外出データと外出異常データが記憶されているが、これに限定されず、在宅時及び外出時の行動データが夫々の端末に記憶されていても構わない。更に、要支援者を支援する端末の数は特に限定されず、端末が複数から構成されていてもよい。具体的には第1端末(16)と第2端末(17)の一方又は両方が複数の端末から構成され、各端末が相互通信可能とすることで、端末を携行することなく要支援者を生活支援することがより確実に可能となる。
第1端末(16)は家庭に、第2端末(17)は外出時に要支援者が使用する移動手段に夫々備えられている。例えば第1端末(16)は家の玄関やリビング等に、第2端末(17)は外出時に使用する自動車や自転車等に備えられている。尚、第1端末(16)及び/又は第2端末(17)について、在宅時及び外出時に徒歩や電車等で移動する場合に携行可能な携帯端末を利用しても構わない。
図7は、在宅時の要支援者の行動を支援する端末(第1端末)と外出時の要支援者の行動を支援する端末(第2端末)を使用する場合の動作の一例を示すフローである。
第1端末(16)に備えられている行動認識手段(1)により、要支援者が在宅時に、「食事をちゃんととらなかった」「夫婦喧嘩をしていた」等の行動内容が認識され、判断手段(8)により異常行動であると判断され、家庭異常データとして異常行動データ記憶手段(15)に記憶される。要支援者が自動車で外出する際、判定手段(5)は、位置情報検出手段(4)が検出した位置情報に基づいて、要支援者が外出中であると判定し、在宅時に異常行動データ記憶手段(15)に記憶された異常行動は、通信手段(7)により自動車に据え付けられている第2端末(17)に送信される。この異常行動の内容に基づいて、第2端末(17)に備えられている音声制御手段(2)は、音声データ記憶手段(12)に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、音声出力手段(3)により「落ち着いて運転してね。」等の音声を出力させる。
このようにして、二つの端末は通信手段(7)により、夫々の要支援者データ記憶手段(13)、異常行動データ記憶手段(15)に記憶された要支援者の行動内容データを送受信して共有することができ、更に音声制御手段(2)は、要支援者の行動内容に応じて、音声データ記憶手段(12)に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、音声出力手段(3)により音声を出力させることで、要支援者の異常行動を抑制することができる。
第1診断手段(9)により、在宅時及び外出時において要支援者の行動が異常であると判断された場合、要支援者の行動内容に応じて第2診断手段(10)により、要支援者が更に異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断するための設定値(所定時間内に所定回数以上)を低く設定することができる。その結果、要支援者は、第2診断手段(10)により、更に異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断されやすくなり、音声制御手段(2)は、要支援者の行動内容に応じて、音声データ記憶手段(12)に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、音声出力手段(3)から注意喚起を促す等の音声を出力させる。このように、設定値を低く設定することで、要支援者に対して注意喚起等を行う頻度が多くなり、要支援者は行動に対してより注意力を払うことにより、要支援者の行動時の安全性を向上させることができる。
図8は、要支援者に対する判断手段、第1診断手段、第2診断手段の動作の一例を示すフローである。
在宅時において第1端末(16)に備えられた行動認識手段(1)により認識された要支援者の「睡眠時間が短かった」「風邪薬を飲んだ」等の行動内容が第1診断手段(9)により、異常であると診断される。その後、要支援者が外出する際に、判定手段(5)は、位置情報検出手段(4)が検出した位置情報に基づいて、要支援者が外出中であると判定し、在宅時に異常行動データ記憶手段(15)に記憶された異常行動は、通信手段(7)により第2端末(17)に送信される。第1端末(16)から異常行動のデータを受信した場合、第2端末(17)に備えられた設定手段は要支援者が更に異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断するための設定値を例えば3回/半日から1回/1時間等に低くする。そして外出時に第1診断手段(9)により、要支援者の行動内容が異常であると診断され、この低下した設定値に基づいて第2診断手段(10)により、支援者が更に異常行動をとる可能性が高いと判断された場合、音声制御手段(2)は、要支援者の行動内容に応じて、音声データ記憶手段(12)に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、音声出力手段(3)により「どこかで休憩しましょう。」等の音声を出力させる。
このように、第1端末(16)の第1診断手段(9)により、在宅時において要支援者の行動が異常であると判断された場合、第2端末(17)の第2診断手段(10)により、要支援者が更に異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断するための設定値(所定時間内に所定回数以上)を低く設定することで、要支援者の外出時における行動の安全性を向上させることができる。
本発明の生活支援システムによれば、独居老人や引きこもり者等の要支援者の外出中及び在宅時の行動に基づいて人形等の携行可能な物品から要支援者の行動を支援する音声を出力させることにより、要支援者が安心して充実した生活を送ることが可能となる。
本発明に係る生活支援システムは、社会との接点が希薄になりがちである1人暮らしの高齢者や引きこもり者に対して特に好適に利用される。
1 行動認識手段
2 音声制御手段
3 音声出力手段
4 位置情報検出手段
5 判定手段
6 照合手段
7 通信手段
8 判断手段
9 第1診断手段
10 第2診断手段
11 制御手段
12 音声データ記憶手段
13 要支援者データ記憶手段
14 外部情報記憶手段
15 異常行動データ記憶手段
16 第1端末
17 第2端末

Claims (11)

  1. 要支援者の行動を認識するための行動認識手段と、
    要支援者に対して音声を出力するための音声出力手段と
    前記行動認識手段により認識された要支援者の行動データを記憶する要支援者データ記憶手段と、
    前記音声出力手段から出力される音声の元になる音声データを記憶する音声データ記憶手段と、
    前記行動認識手段により認識された要支援者の行動に応じて、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせる音声制御手段と、
    要支援者の位置情報を検出する位置情報検出手段と、
    前記位置情報検出手段が検出した位置情報に基づいて、要支援者が外出中か在宅であるかを判定する判定手段とを備えた端末からなり、
    前記要支援者データ記憶手段が記憶する行動データは、要支援者の在宅時の行動に関する家庭データと、要支援者の外出時の行動に関する外出データとを含み、
    前記外出データは前記位置情報検出手段により検出した要支援者の位置情報を含み、
    前記要支援者の位置情報は、少なくとも当該位置の近傍に存在する施設に関するキーワードを含み、
    前記家庭データと前記外出データは要支援者の行動内容に関するキーワードを含み、
    前記家庭データに含まれる要支援者の行動内容に関するキーワードと、前記位置情報に含まれる施設に関するキーワードとを照合する照合手段を備え、
    前記音声制御手段は、前記照合手段による照合が一致した場合、前記音声出力手段により前記施設に関する施設情報の音声出力を行わせることを特徴とする生活支援システム。
  2. 外部情報を取得する通信手段と、
    前記外部情報を記憶する外部情報記憶手段とを備え、
    前記照合手段は、前記外出データに含まれる要支援者の訪問場所及び行動内容に関するキーワードと、前記外部情報に関するキーワードとを照合し、
    前記音声制御手段は、前記照合が一致した場合、前記音声出力手段により、前記外部情報の音声出力を行わせることを特徴とする、請求項に記載の生活支援システム。
  3. 前記外部情報が、テレビ番組のプログラムの情報であることを特徴とする請求項記載の生活支援システム。
  4. 要支援者の行動を認識するための行動認識手段と、
    要支援者に対して音声を出力するための音声出力手段と
    前記行動認識手段により認識された要支援者の行動データを記憶する要支援者データ記憶手段と、
    前記音声出力手段から出力される音声の元になる音声データを記憶する音声データ記憶手段と、
    前記行動認識手段により認識された要支援者の行動に応じて、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせる音声制御手段と、
    要支援者の位置情報を検出する位置情報検出手段と、
    前記位置情報検出手段が検出した位置情報に基づいて、要支援者が外出中か在宅であるかを判定する判定手段とを備えた端末からなり、
    前記要支援者データ記憶手段が記憶する行動データは、要支援者の在宅時の行動に関する家庭データと、要支援者の外出時の行動に関する外出データとを含み、
    前記外出データは前記位置情報検出手段により検出した要支援者の位置情報を含み、
    前記要支援者データ記憶手段は、要支援者の正常な行動データを記憶し、
    前記行動認識手段により認識された要支援者の行動を、前記要支援者の正常な行動データと比較して正常か否かを判断する判断手段を備え、
    前記判断手段は、要支援者の行動が正常である場合は当該正常な行動データを要支援者データ記憶手段に記憶し、要支援者の行動が異常である場合は当該異常な行動データを異常行動データ記憶手段に記憶し、
    前記異常行動データ記憶手段が記憶する行動データは、在宅時の要支援者の異常行動である家庭異常データと外出時での要支援者の異常行動である外出異常データとを含み、
    前記音声制御手段は、前記判断手段により判断された要支援者の行動データに応じて、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせ
    前記判断手段は、前記要支援者データ記憶手段に記憶されている要支援者の正常な行動データから、前記要支援者の音声、画像、又はキーワードを抽出して、正常行動の範囲内の動きから抽出された音声、画像、又はキーワードのデータをデータベース化し、このデータを前記行動認識手段により認識された要支援者の行動内容の認識結果から抽出された音声、画像、又はキーワードのデータと比較することによって、前記正常か否かを判断することを特徴とする、生活支援システム。
  5. 前記判断手段は、前記要支援者データ記憶手段に記憶されている要支援者の正常な行動データから、少なくとも前記キーワードを抽出して、正常行動の範囲内の動きから抽出された少なくとも前記キーワードのデータをデータベース化し、このデータを前記行動認識手段により認識された要支援者の行動内容の認識結果から抽出された少なくともキーワードのデータと比較することによって、前記正常か否かを判断することを特徴とする、請求項に記載の生活支援システム。
  6. 前記行動認識手段により認識された要支援者の行動と、前記異常行動データ記憶手段に記憶されている異常行動データとを比較して、前記行動が異常行動と一致するか否かを診断する第1診断手段を備え、
    前記第1診断手段により前記行動が異常行動と一致すると診断された場合、
    前記音声制御手段は、前記第1診断手段により一致した異常行動に応じて、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から適当な音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせることを特徴とする、請求項乃至何れかに記載の生活支援システム。
  7. 前記行動認識手段により認識される要支援者の行動について、前記第1診断手段により、前記行動が異常であると所定時間内に所定回数以上判断された場合、要支援者が更に異常行動をとる可能性が高い要注意状態であると診断する第2診断手段を備え、
    前記第2診断手段により要支援者が要注意状態であると診断された場合、
    前記音声制御手段は、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から要支援者に行動を抑制させるための音声データを読み出して、前記音声出力手段から音声出力を行わせることを特徴とする、請求項6記載の生活支援システム。
  8. 前記第2診断手段が、要支援者が在宅時に要注意状態であると診断した場合、
    前記音声制御手段は、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から外出を控えるよう勧める旨の音声データを読み出し、前記音声出力手段により音声出力を行わせることを特徴とする、請求項7記載の生活支援システム。
  9. 前記第2診断手段が、要支援者が外出中に要注意状態であると診断した場合、
    前記音声制御手段は、前記音声データ記憶手段に記憶された音声データの中から要支援者に帰宅を促す旨の音声データを読み出し、前記音声出力手段により音声出力を行わせる、ことを特徴とする、請求項7に記載の生活支援システム。
  10. 前記端末は、
    在宅時の要支援者の行動を支援する第1端末と、外出時の要支援者の行動を支援する第2端末からなり、
    前記第1端末と前記第2端末は、相互通信可能であることを特徴とする、請求項1乃至9何れかに記載の生活支援システム。
  11. 前記端末は、要支援者が外出する際に携行可能な物体に内蔵されていることを特徴とする、請求項1乃至10何れかに記載の生活支援システム。
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