WO2010119807A1 - 番組検索装置、情報表示装置およびデジタル放送受信装置 - Google Patents

Abstract

推奨ジャンル決定手段（２５ａ）は、時間帯ごとの推奨ジャンルを、各時間帯における視聴履歴や予約履歴に基づいて決定し、推奨ジャンルデータベース（２９）に格納された、推奨ジャンルを時間帯と関連付けたテーブルを更新する。ジャンル検索画面生成手段（１５）は、前記テーブルに基づく推奨ジャンルの項目を含むジャンル軸と、時間軸とを含むジャンル検索画面を生成する。ジャンル検索画面では、ジャンル軸においてジャンル選択カーソルが位置する場合、そのときに時間軸において時間選択カーソルが位置する時間帯において放送される、当該時間帯における推奨ジャンルの番組についての情報が表示される。ジャンル検索画面が表示される際、ジャンル選択カーソルの初期位置は推奨ジャンルの項目であり、時間選択カーソルの初期位置は現在の時間帯である。これにより簡単な操作で時間帯に応じた推奨番組が分かる番組推薦のための表示インタフェースを備えたデジタル放送受信装置を提供することが可能になる。

Description

番組検索装置、情報表示装置およびデジタル放送受信装置

　本発明は、番組検索装置、情報表示装置、特にデジタル放送受信装置に関し、さらにより特には番組推薦のための表示インタフェースに関する。

　近年、通信を用いた番組放送など、放送の多様化が進んでいる。それに伴い、テレビが扱う番組数は増加している。それに対して、番組を見逃さないための技術の必要性が高まっている。

　例えば、テレビやレコーダで番組の見逃しを防止する機能の提案がされている。

　特許文献１には、推薦の度合いや推薦する番組の種類などに応じた表示形式で推薦番組に関する情報を提示することができる技術が記載されている。

特開２００４－１９４０９５公報

　上記のような従来の技術では、お薦めに該当する番組数が推薦アルゴリズムに依存するという課題があった。また、各番組のお薦め理由が提示されないので、なぜ推薦されたかが理解されないという課題もあった。

　本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で時間帯に応じた推奨番組が分かる番組推薦のための表示インタフェースを備えた情報表示装置およびデジタル放送受信装置を提供する。

　上記課題を解決するため、本発明の情報表示装置およびデジタル放送受信装置は、ジャンル検索画面において時間帯ごとの推奨ジャンルの番組についての情報を表示する。

　本発明の情報表示装置は、ユーザ操作を受け付けるインタフェース手段と、前記インタフェースが受けた操作に応じてジャンル検索画面を表示する表示手段と、時間帯ごとに推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定手段と、前記推奨ジャンル決定手段によって決定された推奨ジャンルを時間帯と関連付けたテーブルを格納する推奨ジャンルデータベースとを備え、前記ジャンル検索画面は、ジャンル一覧からなるジャンル軸と、時間帯ごとに区切られた時間軸とを含み、各々前記インタフェース手段が受けた操作に応じて、前記ジャンル軸におけるジャンル間をジャンル選択カーソルが移動し、前記時間軸における時間帯間を時間選択カーソルが移動し、前記ジャンル検索画面において、前記時間選択カーソルが位置する時間帯において放送される前記ジャンル選択カーソルが位置するジャンルの番組についての情報が表示され、前記ジャンル軸は、前記推奨ジャンルデータベースに格納されたテーブルに基づく推奨ジャンルの項目を含み、前記ジャンル選択カーソルが前記推奨ジャンルの項目に位置する場合、そのとき前記時間選択カーソルが位置する時間帯における推奨ジャンルの番組に関する情報が表示され、前記ジャンル検索画面表示時の前記ジャンル選択カーソルの初期位置は、前記推奨ジャンルの項目であることを特徴とする。

　本発明のデジタル放送受信装置は、各番組のジャンルについての情報を含む番組情報を受信する受信手段と、前記番組表情報に基づいて電子番組表のジャンル検索画面を生成するジャンル検索画面生成手段と、前記ジャンル検索画面を表示する表示手段と、ユーザ操作を受け付けるインタフェース手段と、時間帯ごとに推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定手段と、前記推奨ジャンル決定手段によって決定された推奨ジャンルを時間帯と関連付けたテーブルを格納する推奨ジャンルデータベースとを備え、前記ジャンル検索画面は、ジャンル一覧からなるジャンル軸と、時間帯ごとに区切られた時間軸とを含み、各々前記インタフェース手段が受けた操作に応じて、前記ジャンル軸におけるジャンル間をジャンル選択カーソルが移動し、前記時間軸における時間帯間を時間選択カーソルが移動し、前記ジャンル検索画面において、前記時間選択カーソルが位置する時間帯において放送される前記ジャンル選択カーソルが位置するジャンルの番組についての情報が表示され、前記ジャンル軸は、前記推奨ジャンルデータベースに格納されたテーブルに基づく推奨ジャンルの項目を含み、前記ジャンル選択カーソルが前記推奨ジャンルの項目に位置する場合、そのとき前記時間選択カーソルが位置する時間帯における推奨ジャンルの番組に関する情報が表示され、前記ジャンル検索画面表示時の前記ジャンル選択カーソルの初期位置は、前記推奨ジャンルの項目であることを特徴とする。

　前記インタフェース手段は、リモコン装置と、前記リモコン装置からの信号を受信するリモコン受信部とを含み、前記リモコン装置が備えるジャンル検索画面表示ボタンの押下に応じて前記表示手段は前記ジャンル検索画面を表示し、前記リモコン装置が備える方向キーの操作に応じて前記ジャンル選択カーソルおよび前記時間選択カーソルが移動するようにしてもよい。

　前記推奨ジャンル決定手段は、各時間帯における推奨ジャンルを、各時間帯におけるチャンネル選択履歴、視聴予約履歴および／または録画予約履歴に基づいて決定するようにしてもよい。

　前記ジャンル軸において、各ジャンルの項目にはジャンル名と共にジャンルを表すアイコンを表示し、推奨ジャンルの項目には推奨ジャンルとなっているジャンルのアイコンを表示するようにしてもよい。

　また、本発明は、放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得部と、曜日／時間帯毎のジャンル別の番組に対する操作頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定部と、前記推奨ジャンル決定部において決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番組一覧表示制御部とを有することを特徴とする番組検索装置である。前記操作頻度は、視聴（再生）頻度、視聴予約頻度、録画予約頻度、録画頻度のうちの少なくともいずれか１であることが好ましい。

　また、本発明は、放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得部と、曜日／時間帯毎のジャンル別の視聴頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定部と、前記推奨ジャンル決定部において決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番組一覧表示制御部とを有することを特徴とする番組検索装置である。

　前記推奨ジャンル決定部は、曜日／時間帯毎の視聴した番組のジャンルを取得し、視聴頻度の高いジャンルに属する番組を時間帯別に推奨番組として決定することが好ましい。前記推奨ジャンル決定部は、曜日／時間帯毎にある時間以上視聴した番組のジャンルのみを取得するようにしても良い。前記推奨ジャンル決定部は、視聴頻度に依存したポイントにより推奨視聴番組を決定することが好ましい。前記ジャンル別のポイントを記憶する記憶部を有し、前記記憶部に記憶されている前記ジャンル別のポイントに対して、時間の経過に依存して減少する時間係数を乗算する係数乗算部を有することが好ましい。

　また、本発明は、放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得部と、曜日／時間帯毎のジャンル別の録画頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定部と、前記推奨ジャンル決定部において決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番組一覧表示制御部とを有することを特徴とする番組検索装置である。前記推奨ジャンル決定部は、曜日／時間帯毎の録画した番組のジャンルを取得し、録画頻度の高いジャンルに属する番組を時間帯別に推奨番組として決定することが好ましい。前記推奨ジャンル決定部は、曜日／時間帯毎にある時間以上録画した番組のジャンルのみを取得することが好ましい。前記推奨ジャンル決定部は、録画頻度に依存したポイントにより推奨録画番組を決定するようにすると良い。前記ジャンル別のポイントを記憶する記憶部を有し、前記記憶部に記憶されている前記ジャンル別のポイントに対して、時間の経過に依存して減少する時間係数を乗算する係数乗算部を有することが好ましい。

　前記係数乗算部は、ある時間経過毎に、蓄積されている全てのポイントに対して、一定範囲にある係数を乗算することが好ましい。

　また、上記において、前記ポイントは、ある番組に複数のジャンルが付与されている場合に、重み付けをして付与することが好ましい。同日同時間帯内において、同じ番組の視聴がなされた場合には、１回目の視聴のみを考慮して、２回目以降の視聴はポイントに加えないようにしても良い。

　本発明は、上記のいずれか１に記載の番組検索装置を備えたテレビジョン受信装置であっても良い。

　本発明の他の観点によれば、放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得ステップと、曜日／時間帯毎のジャンル別の視聴頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定ステップと、前記推奨ジャンル決定ステップにおいて決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番組一覧表示制御ステップとを有することを特徴とする番組検索方法が提供される。

　また、放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得ステップと、曜日／時間帯毎のジャンル別の録画頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定ステップと、前記推奨ジャンル決定ステップにおいて決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番組一覧表示制御ステップとを有することを特徴とする番組検索方法が提供される。

　本発明は、上記に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良く、該プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっても良い。プログラムはインターネットなどの伝送媒体によって取得されるものでも良い。

　本明細書は本願の優先権の基礎である日本国特許出願２００９－０９６５９８号、及びそれを基礎とする日本国特許出願２００９－１８３９６７号の明細書および／または図面に記載される内容を包含する。

　本発明によれば、簡単な操作で時間帯に応じた推奨番組が分かる。

本発明によるテレビジョン受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 リモコン装置の表面構成を示す図である。 ジャンル検索画面の一例を示す図である。 時間帯と推奨ジャンルの対応テーブルの一例を示す表である。 ジャンル検索画面の表示手順を説明するフローチャートである。 本発明の第２の実施の形態によるデジタル放送受信装置の一構成例を示す機能ブロック図であり、図１に対応する図である。 リモコン装置の表面構成を示す図であり、図２に対応する図である。 推奨ジャンル検索画面の遷移例を示す図であり、番組表に推奨ジャンルとして表示する例を示す図である。 推奨ジャンル検索画面の遷移例を示す図であり、ホームメニューの番組情報に推奨アイコンを付して表示させる例を示す図である。 推奨ジャンル検索処理の全体の流れを示すフローチャート図である。 図１０中のイベントＩＤ登録・参照の処理の詳細を示す図である。 時間帯毎のカテゴリの点数の加算の様子であって、メモリに記憶される累計点数の様子を示す図である。

１　フロントエンド
３　デマルチプレクサ
５　映像・音声デコード部
７　音声出力部
１１　番組情報デコード部
１５　番組表データ生成部
１７　画面合成部
２１　表示部
２３　リモコン受光部
２５　制御部
２５ａ　推奨ジャンル決定部（点数演算部）
２５ｂ　推奨ジャンル別番組一覧表示制御部
２５ｃ　タイマ
２５ｄ　係数乗算部
２７　メモリ部
２９　推奨ジャンルデータベース
３５　リモコン装置
５１　電源ボタン
５３　キー操作部
５５　決定キー
５７　方向キー
６１　操作ボタン
６３　ＥＰＧボタン
６５　ジャンル検索画面表示ボタン

　以下に、本発明の実施の形態によるデジタル放送受信装置を、図面を参照して詳細に説明する。図１は、本発明の第１の実施の形態によるデジタル放送受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。図１に示すように、デジタル放送受信装置は、アンテナにより受信された信号から放送コンテンツ（番組）を選択するチューナなどを含むフロントエンド１と、多重化されている信号を映像信号と音声信号とに分けるデマルチプレクサ３と、暗号化されている映像信号と音声信号とをデコードする映像・音声デコード部５と、デコードされた音声を出力する音声出力部７と、デマルチプレクサ３からの出力から番組情報をデコードする番組情報デコード部１１と、番組情報から電子番組表（ＥＰＧ）データを生成する番組表データ生成部１５と、映像と、番組表示データなどを合成する画面合成部１７と、画面合成部１７で合成された映像を表示する表示部２１と、リモコン装置３５からのリモコン信号を受信するリモコン受光部２３と、各機能部全体を制御する制御部（ＣＰＵ）２５と、各種処理をＣＰＵに実行させるためのプログラムなどを格納するメモリ部２７と、時間帯と推奨ジャンルの対応テーブルを格納する推奨ジャンルデータベース２９とを備える。

　制御部２５は、推奨ジャンル決定部２５ａを有する。推奨ジャンル決定部２５ａは、各時間帯におけるチャンネス選択履歴、視聴予約履歴、録画予約履歴等に基づいて時間帯ごとの推奨ジャンルを決定し、推奨ジャンルデータベース２９の対応テーブルを更新する。番組表データ生成部１５は、ジャンル検索画面の生成も行い、その際には推奨ジャンルデータベース２９の対応テーブルも用いる。

　図２は、リモコン装置の表面構成を示す図である。図２に示すリモコン装置では、電源ボタン５１と、決定キー５５及び方向キー５７からなるキー操作部５３と、操作ボタン６１と、を備える。さらに、このリモコン装置は、ＥＰＧを表示させるためのＥＰＧボタン６３と、ＥＰＧからジャンル検索画面を表示させるためのジャンル検索画面表示ボタン６５を備える。ジャンル検索画面表示ボタン６５は、専用のボタンでもよいし、従来のリモコン装置が備えるボタン、例えば、カラーボタンの１つにジャンル検索表示ボタン６５の機能を割り当てるようにしてもよい。

　図３は、ジャンル検索画面の一例を示す図である。このジャンル検索画面は、ＥＰＧが表示されている状態で、リモコン装置３５のジャンル検索画面表示ボタン６５を押すと表示される。画面上部には、現在の画面がどのような放送の番組表であるかが示され、さらに、今日を含む数日分のカレンダーや、今日の日時などが表示される。図３の例では、ＢＳデジタルテレビの番組表であることが示され、今日（３日水曜日）～１０日火曜日のカレンダーが示され、今日にカーソルが位置し、今日の番組が表示されていることが示されている。さらに、現在が２月３日火曜日の午前９時６分であることも示されている。

画面下部には、キー操作の説明が表示される。方向キーで項目間を移動し、決定キーで項目を決定する。操作ボタンに含まれる戻るキーで前の画面に戻り、番組表キー（ＥＰＧボタン）でジャンル検索画面を含むＥＰＧの表示を終了し、青ボタン（ジャンル検索画面表示ボタン）でＥＰＧに戻ることができる。

　画面中央部において、ジャンル一覧からなるジャンル軸と、１日の半分（午前、午後）を単位とした時間帯からなる時間軸が表示される。ジャンル軸における各ジャンルは、リモコン装置の方向キーにおける上下キーを操作してジャンル選択カーソルを移動することによって選択可能であり、時間軸における各時間帯は、リモコン装置の方向キーにおける左右キーを操作して時間選択カーソルを移動することによって選択可能である。画面中央部では、さらに、時間選択カーソルが位置する時間帯に放送される、ジャンル選択カーソルが位置するジャンルの番組の情報（番組名、チャンネル名、放送時間等）が、番組情報表示部に表示される。時間軸は、左右キーの操作によって、スクロールし、表示されている時間帯の前後の時間帯を表示させて時間選択カーソルを移動させることができる。現在の時間帯より前の時間帯は表示させないようにし、すでに放送が終わってしまった番組が表示されないようにする。

　図３の例では、ジャンル軸には、「ニュース／報道」、「スポーツ」、「情報／ワイドショー」、「ドラマ」、「音楽」、「バラエティ」、「映画」、「アニメ／特撮」、「ドキュメンタリー／教養」、「劇場／公演」、「趣味／教育」、「福祉」が選択可能なジャンル項目として含まれる。また、時間軸には、今日を含む２日分の時間帯、「今日午前」、「今日午後」、「４［水］午前」、「４［水］午後」が表示されている。

　ジャンル軸には、さらに、「推奨」ジャンル項目が含まれる。ジャンル検索画面が表示される際のジャンル検索カーソルの初期位置は、「推奨」ジャンルとなる。「推奨」ジャンルは時間帯ごとに決められる。ジャンル検索画面が表示される際の時間選択カーソル位置の初期位置は現在の時間帯なので、現在の推奨ジャンルの番組の情報が表示されることになる。それ以降は、時間選択カーソルの移動に応じて時間選択カーソルが位置する時間帯の推奨ジャンルの番組の情報が表示される。

　図３の例では、ジャンル選択カーソルが「推奨」ジャンルに、時間選択カーソルが今日午後に位置している。今日午後の推奨ジャンルは「劇場／公演」なので、今日午後に放送される「劇場／公演」ジャンルの番組の情報が、番組情報表示部に表示されている。

　ジャンル軸においては、ジャンル名と共に、各ジャンルを表すアイコンを表示させてもよい。ジャンル軸において、「推奨」ジャンルにも、推奨ジャンルとなっているジャンルのアイコンを表示させることにより、「推奨」ジャンルがどのジャンルなのかが一目で分かるようになる。

　図４は、図１の推奨ジャンルデータベース２９が格納する時間帯と推奨ジャンルの対応テーブルの一例を示す表である。上段に時間帯を示し、下段に推奨ジャンルを示す。図４の例では、「今日午前」の推奨ジャンルは「劇場／公演」であり、「今日午後」の推奨ジャンルは「ドラマ」であり、「４日水曜日午前」の推奨ジャンルは「ニュース」であり、「４日水曜日午後」の推奨ジャンルは「スポーツ」であり、「５日木曜日午前」の推奨ジャンルは「ニュース」であり、「５日木曜日午後」の推奨ジャンルは「バラエティ」である。

　推奨ジャンル決定部２５ａは、上述したように、各時間帯におけるチャンネス選択履歴、視聴予約履歴、録画予約履歴等に基づいて時間帯ごとの推奨ジャンルを決定する。例えば、各時間帯において、ジャンル毎に番組が視聴されたおよび／または録画された回数を記録しておき、各時間帯において視聴されたおよび／または録画された回数が最も多かったジャンルを当該時間帯の推奨ジャンルとしてもよい。推奨ジャンル決定部２５ａは、各時間帯が終了するたびに当該時間帯の推奨ジャンルを新たに決定し、推奨ジャンルデータベース２９の対応テーブルを更新するようにしてもよい。

　ここで、時間帯とは、本実施の形態では各曜日の午前、午後を例として説明しているが、他の分け方であってもよい。

　図５は、本実施の形態によるデジタル放送受信装置におけるジャンル検索画面の表示手順を説明するフローチャートである。ステップＳ１０１において、リモコン装置３５のＥＰＧボタン６３が押下される。ステップＳ１０２において、表示部２１にＥＰＧが表示される。ステップＳ１０３において、リモコン装置３５のジャンル検索画面表示ボタン６５が押下される。ステップＳ１０４において、表示部２１にジャンル検索画面が表示される。このときのジャンル検索カーソルの位置は推奨であり、時間検索カーソルの位置は現在の時間帯（すなわち、今日午前または今日午後）である。したがって、現在の時間帯に放送される推奨ジャンルの番組についての情報が番組情報表示部に表示される。

　次に、本発明の第２の実施の形態による番組検索技術について図面を参照しながら説明を行う。本実施の形態は、例えば、曜日、時間帯別（以下、時間帯別で例示する）に、ユーザーの視聴した番組のジャンル情報を取得して、どのジャンルを何回視聴等したかを判定して時間帯別にメモリ２７に記憶させておき、メモリ２７に記憶させた情報に基づいて、ユーザーにお勧め番組を提示する仕組みを提供するものである。また、番組のジャンルは、規格に従って、１）ニュース/報道、２）スポーツ、３）情報/ワイドショー、４）ドラマ、５）音楽、６）バラエティ、７）映画、８）アニメ/特撮、９）ドキュメンタリー、１０）劇場/公演、１１）趣味/教育、１２）福祉、１３）成人向け、１４）海外放送、１５）デジタルラジオ、１６）その他の１６ジャンルである。但し、１つの番組には、最大３つのジャンルが割当可能であるため、第１から３までに指定されたジャンルは、第１ジャンルであるか、第２ジャンルであるか、第３ジャンルであるかによって、異なる点数（回数）を与えて記憶することが好ましい。例えば、第１ジャンルに１００点、第２ジャンルに４０点、第３ジャンルに１６点を付与し、履歴（累計点数）に加点していくことが好ましい。視聴時間で重み付けを変える（長いほど点数を高くする）などのアルゴリズムを用いることも可能である。

　図６は、本発明の第２の実施の形態によるデジタル放送受信装置の一構成例を示す機能ブロック図であり、図１に対応する図であり、アンテナにより受信された信号から放送コンテンツ（番組）を選択するチューナなどを含むフロントエンド１と、多重化されている信号を映像信号と音声信号とに分けるデマルチプレクサ３と、暗号化されている映像信号と音声信号とをデコードする映像・音声デコード部５と、デコードされた音声を出力する音声出力部７と、デマルチプレクサ３からの出力から番組情報をデコードする番組情報デコード部１１と、番組情報から電子番組表（ＥＰＧ）データを生成する番組表データ生成部１５と、映像と、番組表示データなどを合成する画面合成部１７と、画面合成部１７で合成された映像を表示する表示部２１と、リモコン装置３５からのリモコン信号を受信するリモコン受光部２３と、各機能部全体を制御する制御部（ＣＰＵ）２５と、各種処理をＣＰＵに実行させるためのプログラムなどを格納するメモリ部２７と、時間帯と推奨ジャンルの対応テーブルを格納する推奨ジャンルデータベース２９とを備える。

　制御部２５は、推奨ジャンル決定部２５ａと、推奨ジャンル別番組一覧表示制御部２５ｂと、タイマ２５ｃと、係数乗算部２５ｄと、を有している。推奨ジャンル決定部２５ａは、各時間帯におけるチャンネル選択履歴、視聴予約履歴、録画予約履歴等（視聴頻度と称する。要するに、番組などのコンテンツに対する操作履歴と総称することができる。）に基づいて曜日／時間帯ごとのジャンル別の視聴頻度を点数化して計算し、この点数に基づいて推奨ジャンルを決定し、推奨ジャンルデータベース２９の対応テーブルを更新する。推奨ジャンル別番組一覧表示制御部２５ｂは、推奨ジャンル決定部２５ａにおいて決定された推奨ジャンルに基づいて、番組一覧表示を行う。タイマ２５ｃは、後述するように、現在時刻を計時し、また、あるイベント等の発生時点から決められた時間だけ経過した場合に、その旨を制御部に伝える機能を有する。係数乗算部２５ｄは、番組が複数のジャンルに属する場合や、時間に経過に基づいて、推奨ジャンルに係数を乗算するものであり、時間が経過するほど、選択されたジャンルのお勧めに関する重み付けを減らす機能を有する。これらの機能に関しては、後に詳細に説明する。尚、視聴頻度は、装置を主体とすれば再生頻度を表現することができる。また、視聴（再生）予約、録画予約などの操作に関して、それぞれの操作別に点数を付与して推奨番組を決定しても良いし、全ての操作を加味して推奨番組を決定しても良い（操作毎に点数を変更しても良い）。

　図７は、リモコン装置の表面構成を示す図であり、図２に対応する図である。このリモコン装置では、従来のリモコン装置が備えるボタン、例えば、カラーボタン６４を備えており、後述する画面遷移の操作に用いることができる。尚カラーボタンの１つにジャンル検索表示ボタン６５の機能を割り当てるようにしてもよい。

　図８・９は、推奨ジャンル検索画面の遷移例を示す図である。図８は、番組表に推奨ジャンルとして表示する例、図９は、ホームメニューの番組情報に推奨アイコンを付して表示させる例を示す図である。尚、ホームメニューとは、新たな機能であり、例えば、リモコン装置の図示しないホームメニューボタンを押すことで、後述する図９上図のようなメニュー表示画面に遷移させる例を示す図である。図１０は、推奨ジャンル検索処理の全体の流れを示すフローチャート図であり、図１１は、図１０中のイベントＩＤ登録・参照の処理の詳細を示す図である。図１２は、時間帯毎のカテゴリの点数の加算の様子であって、メモリに記憶される累計点数の様子を示す図である。

　図１０に示すように、まず、ステップＳ２０１において処理が開始され、ステップＳ２０２において、イベント発生のメッセージを受信する。イベント発生とは、例えば、時間経過により番組が変わるイベント或いはユーザ操作により番組が変わるイベントなどを指す。ステップＳ２０３で、選局完了通知を受けると（ＹＥＳ）、ステップＳ２１３に進む。選局完了通知をある時間内に受けない場合には（ＮＯ）、ステップＳ２０４に進む。ステップＳ２０４においては、タイマーがクリアされ計時が開始され、一定時間、例えば、選局後、カウントすべき最低連続視聴時間である５分以上経過すると、その番組は視聴等されたものと判断され（ＹＥＳ）、ステップＳ２０８に進み、選局後５分経過しない（ＮＯ）の場合には、ステップＳ２０５に進む。ステップＳ２０５では、装置の電源がＯＦＦされたか否か判定し、ＹＥＳの場合、すなわち装置の電源がＯＦＦされた場合には、ステップＳ２０６でカウント点数データを保存し、処理を終了する（ステップＳ２０７）。ステップＳ２０５でＮＯの場合、すなわち装置の電源がＯＦＦされない場合には、引き続き操作履歴を取得する処理を継続するためテップＳ２０２に戻る。このように、一つの番組が、一定時間（５分程度）、継続して再生されると、当該番組が視聴されたものと判定し、当該番組の属するジャンルを履歴として加える。

　ステップＳ２０８においては、時間帯変更通知の有無を判定する。尚、時間帯とは、例えば、０～３時、３～６時、６～９時、９～１２時、１２～１５時、１５～１８時、１８～２１時、２１～２４時の８時間帯などである。ステップＳ２０８で時間帯変更通知有り（ＹＥＳ）の場合には、時間帯が変更されているため、前の時間帯における視聴履歴を用いることはできないためステップＳ２１２に進みイベント情報配列初期化処理を行う。ステップＳ２０８でＮＯの場合には、同じ時間帯に属する視聴履歴であるため推奨カテゴリとするための点数加算の対象となりステップＳ２０９に進む。ステップＳ２０９では、ステップＳ２０２において発生した当該イベントＩＤの登録処理を行う（図１１を参照して後述する）。ここで、初めて、ステップＳ２０２で発生したイベントに関する点数加算処理に進むことになる。すなわち、次のステップＳ２１０において、番組のジャンル別に点数の加算をイベントが発生したその時間帯に対して行う。要するに、時間帯に対して、カテゴリ毎の点数を加算していき、累計を記憶する。ステップＳ２１１において時間帯変更用のタイマをセットし、ステップＳ２０２に戻り、新たなイベント発生のメッセージ受信を待つ。ステップＳ２０２からステップＳ２０４－Ｓ２０８―Ｓ２１１―Ｓ２０２のループを繰り返すことで、ある時間帯におけるカテゴリ毎の点数が加算されていく。

　尚、一定時間（例えば１週間程度）毎に、蓄積されている全ての点数（回数）に、一定範囲にある係数（例えば７／８）倍する。この係数の乗算の意味は、１）新しく視聴された番組の方を古く視聴された番組よりも推奨度を高くする。２）点数の上限を定めることである。例えば、今週の１００点は来週には８７点になり、同じ順位でカウントされた場合、より新しく視聴されたジャンルの方が高い点数を持つになる。また、各曜日時間帯の１ジャンルの点数の最大値は、３６００×８＝２８８００点となり、これを超えることはない。

　ステップＳ２０８でＹＥＳで、ステップＳ２１２に進むと、時間帯が変更されているため、イベント情報配列の初期化を行い（同じ時間帯内ではカウントできないようにし、新たな時間帯におけるイベント配列に初期化し）、ステップＳ２１４に進む。ステップＳ２１４では、選局情報を取得し（どのチャンネルを視聴しているか）、ステップＳ２１５で、過去１０回に同じイベントＩＤの登録があるか否かを判定する。すなわち、　同日同時間帯内では、履歴を記憶した前１０番組のイベントＩＤを別途記憶しており、当該１０番組（例示回数）内に同じイベントＩＤがある番組は５分以上見てもカウント済みとして履歴に加点しないようにしている。同じ時間帯において例えば５分ずつ２回以上視聴しても、これはカウント済みとした方が妥当だからである。ここで、イベントＩＤとは、番組のチャンネル番号やサービスＩＤなどの、時間を含めて番組を特定できるＩＤである。すなわち、ステップＳ２１５でＹＥＳの場合には、カウントせずにステップＳ２０２に戻る。ステップＳ２１５でＮＯの場合には、ステップＳ２１６に進み、カウントすべき最低連続視聴時間である５分間継続して視聴されたか否かを計時するタイマーによる計時を開始（タイマをセット）し（ステップＳ２１６）、ステップＳ２０２に戻る。ステップＳ２０２では、次のイベントの発生を待っている。その後、ステップＳ２０４がＹＥＳでステップＳ２０８がＮＯとなるようなイベントが発生すると、チャンネルを変えられることなく５分経過したと判断され、ジャンル加算処理（ステップＳ２１０）がなされる。

　図１１に示すように、イベントＩＤの登録・参照処理の詳細（図１０のステップＳ２０９、Ｓ２１２、Ｓ２１５）について説明する。まず、ステップＳ２３１において、イベントＩＤ登録・参照指示を行うと、ステップＳ２３２において現在時刻を取得する。次いで、ステップＳ２３３において、時間帯の変更の有無を判定し、ＮＯの場合にはステップＳ２３７に進み、そのままイベントＩＤ登録・参照を行うが、ＹＥＳの場合、すなわち時間帯が変更された場合には、ステップＳ２３４に進み、前回更新後に例えば１週間経過したか否かを判定する。ＹＥＳの場合には、ステップＳ２３５で、ジャンル毎の視聴回数を例えば７／８にすることで過去の古いデータの影響を少なくする処理を行う。次いで、ＮＯの場合とともに、ステップＳ２３６に進み、イベントＩＤ格納配列の初期化を行いステップＳ２３７に進む。このように、時間帯毎のカテゴリに付与する点数を、時間帯の変化、１週間などの経過などに伴い、実情に合うように調整（補正）する処理を行う。

　ここで、処理について補足説明を行う。以下は、処理のアルゴリズムに関連する規則例である。

１）推奨ジャンルの提示の開始について
　当該時間帯にカウントされているジャンルが１つでもあれば、それを推奨ジャンルとして提示することとする。ジャンルが１つもなければ推奨ジャンルとして提示しない。或いは、推奨ジャンルを提示する操作を無効にしても良いし、推奨する番組がない旨を表示させても良い。

２）毎回の処理について
　１つの番組に最大３つのジャンルが割り振られる。第１ジャンルに１００点、第２ジャンルに４０点、第３ジャンルに１６点を与える（点数は例示である）。第１ジャンル～第３ジャンルに同一のジャンルがある場合、最も高いジャンルとしてのみ点数を与えるようにしても良い。

３）１週間毎の処理
　１週間毎に持っているデータを７/８倍する。これにより、新しい履歴の方が、ポイントが高く算出される。データ量は、最大８週間分が妥当であると推定できる。

　従って、１曜日時間帯の各ジャンルのカウンタの最大値は、以下のようになる。

　１２（回/時間）×３（時間/日）×１００点×８（週）＝２８８００
　ここで、メモリに保存するデータとしては、
　Int１６（２Ｂ）×１８ジャンル×７曜日×８時間帯（＝２０１６Ｂ）＋duiTime（４Ｂ）×２＝２０２４Ｂである。

　他のモジュールからの問合せ、前回の選局情報を格納する配列へのアクセス時に週の変更がある時には、週次処理を行う。

４）時間帯変更処理
　他のモジュールからの問合せ時、時間帯をチェックし、時間帯に変更がある場合、現在時間帯を変更する。

　前１０回の選局情報を格納する配列にアクセス（Ｒ／Ｗ)する時、時間帯に変更がある場合、配列を初期化する。

　他のモジュールからの問合せ、前１０回の選局情報を格納する配列へのアクセス時に時間帯の変更があり、それが７日の経過と重なる時、１週間毎の処理を行なう。

　以上は例示であるが、このような処理により、実際にうまく運用されていることを確認した。

　図１２は、図１０，図１１の処理に基づいて、実際に時間帯毎、カテゴリ毎に点数が付与されていく様子を例示した図である。例えば、今日の午後と、明日（２３日（木））の午前を４時間帯に区分けし、上記のような処理を行うことで、例えば図１２のような時間帯毎かつカテゴリ別の点数が振り分けられ、加算されて記憶される。今日の午後の１２時から１５時までは、情報／ワイドショーに４０点が付与され、１５時から１８時までには、表示されている３つのカテゴリには点数が付与されていないことがわかる。その他の時間帯も同様に点数が付与される。その結果、下図に示すように、水曜の１２時から１５時までの時間帯では、最高点数のカテゴリは、ニュース／報道であり累計の点数は１００００点、２番目に高い点数のカテゴリがドラマでその点数累計が７０００点などが計算され、水曜の１２時から１５時までの時間帯では、推奨カテゴリは、ニュース／報道になる。水曜の１５時から１８時までの時間帯では、推奨カテゴリは、スポーツになる。これらの曜日＋時間帯毎の推奨カテゴリが決定することができる。これらは例示であり、以下の説明とは一致しない場合がある。

　尚、図１２において、１００点、４０点、１６点とあるのは、１つの番組には３つまでジャンルを付与することができるためである。第１～３までに指定されたジャンルは、第１ジャンルであるか、第２ジャンルであるか、第３ジャンルであるかによって、異なる点数（回数）を与えて記憶させる。例えば、第１ジャンルに１００点、第２ジャンルに４０点、第３ジャンルに１６点を、履歴に加点している。

　尚、ジャンルによって、「明確なジャンル」（１）ニュース／報道など）と「あいまいなジャンル」（１２）福祉など）とがあり、第１ジャンルに割振られやすいジャンルと、複数の番組に割り振られやすいジャンルというように、ジャンルによって傾向がある。そこで、ジャンル毎に得点を異なる場合も含めて決めてしまうという方法を用いても良い。

　以上のアルゴリズムを用いて推奨カテゴリを時間帯毎に決定し、時間帯毎の推奨番組を提示する画面表示例について以下において詳細に説明する。

　１）第１画面遷移例：電子番組表（ＥＰＧ）から推奨番組表示画面への遷移：
　図８上図に示すように、表示部（ディスプレイ）２１の表示画面に、例えば縦軸を時間軸１０７とし、横軸をチャンネル軸１１１とし、それぞれに対応する番組情報を表示する番組セル１０６に放送番組の情報を表示させた一般的な電子番組表において、表示の下端に操作ガイダンスが表示されている。符号１０１は、日付選択ボタンである。ここでは、番組セル１１１のうち、午後２時ごろの時間帯である番組が現在視聴可能な番組である（チャンネル軸に沿って並んでいる）。番組セル１１１には、番組のタイトルや放送時間帯、番組のジャンルマーク１０６などが表示されている。ここでは、時間帯毎、実際には、午後２時を含む午後０時から３時までの時間帯に放送されている番組が推奨対象となっている。

　図８上図の表示から、ガイダンスに沿ってリモコンの赤ボタンを押すと（１０５の表示）、図８下図に示すように、ジャンル検索画面が表示される。このジャンル検索画面では、例えば表示画面の左側の領域に、ジャンルのリスト表示領域が設けられている。

　ここで、一般的なジャンル検索技術に加えて、ジャンルのリスト表示領域に、推奨（おすすめ）検索のボタン１２３ａがリストの例えば一番上に表示されている。また、その下には、一般的なジャンル項目とそのジャンルのマーク１０６が表示されている。図８上図から図８下図に遷移させた場合には、推奨（おすすめ）検索のボタン１２３ａにフォーカスがあたっている。また、時間帯１２７は、今日午後であり、かつ、２時を含む０時から３時までが推奨対象となる。ここで、この水曜日午後０から３時までの時間帯においては、推奨得点が最も高いジャンルは、ニュース／報道であると仮定している。すると、右側の推奨番組リスト表示領域１２５には、水曜日午後０から３時までの時間帯において放送され、ジャンルがニュース／報道である番組のみが抽出され、表示される。ここでは、放送開始時間が早い順に、上から下に番組がリスト表示されている。図８上図と図８下図とを対応させると、１２５－１から１２５－４までのジャンルがニュース／報道である４番組が表示されている。尚、番組毎に、主ジャンル（第１ジャンル）を表示させても良い。ここで、一見すると、一番上の番組である「情報ライブ、ミヤネ屋」は情報／ワイドショーが第１ジャンルであり、ジャンルがニュース／報道ではないように思われるが、情報ライブ、ミヤネ屋は第２又は第３ジャンルがニュース／報道であるため選択されて表示されている。

　この画面で、フォーカスを下方向に移動させると、ジャンル項目の下の方にフォーカスが移動して、該当するジャンルの番組群が表示される。また、フォーカスを右方向に移動させると、一番上の番組にフォーカスがあたり、決定ボタンでその番組を視聴することができる。また、番組表リストでフォーカスを上下に移動させると、異なる番組を選択することができる。

　２）第２画面遷移例：ホームメニューの番組情報からの推奨番組表示への遷移：
　図９に示す例では、表示部２１には、リモコン装置などの操作により、映像領域が表示部２１のほぼ全画面にわたっている一般的な全画面表示の表示モードから、映像領域１３５ａがスケーリングにより例えばワイド画面の縦横比を保ったままで縮小されることで生成される余白の領域として、例えば、トップ領域１３１とサイド領域１３７とが形成され、これらの余白領域に様々な情報を表示させることができる同時メニュー表示モードに遷移させた図である。サイド領域１３７には、例えばコンテンツのソースのカテゴリ別にコンテンツリストを表示させるための多数のボタンがＧＵＩとして設けられているソースカテゴリ表示領域１４１と、その下の領域において、ソースカテゴリ表示領域１４１においてボタンにより選択された、あるソースカテゴリのコンテンツの一覧（リスト）表示を行うコンテンツリスト一覧表示領域１４５と、が設けられている。符号１３５は現在、映像領域１３５ａに表示されている番組であることを示すものであり、視聴領域に符号１３５ｂは現在日時時間表示であり、２時３９分となっている。

　横長に形成されているソースカテゴリ表示領域１４１は、例えば、各コンテンツのソース毎のボタンが横方向に並ぶように配置されている。ここでは、ＢＤ（衛星放送）ボタン、入力切り替えボタン、地上デジタル放送ボタン（地Ｄ）、ＢＳ（衛星）放送ボタン（ＢＳ）、ＣＳ（通信衛星）放送ボタン（ＣＳ）、ネットコンテンツボタン、などが右から順番に同列に配置されている。この画面で、例えば、地Ｄボタン１４１ｂが選択されると、現在、地上デジタル放送で放送中の番組群１４５のリストが番組（コンテンツ）リスト一覧表示領域１３７において列方向に全て一覧表示される。ここでは、４チャンネルの情報ライブ、ミヤネ屋にフォーカス１４５ａが当てられている。その理由は、現在時刻の２時３９分を含む時間帯である午後０時から３時までの時間帯での推奨ジャンルは、図８と同様にニュース／報道であり、かつ、一番開始時間の早い番組であるからである。また、現在視聴中の番組にはその旨のマーク１４５が付されている。

　ここで、青ボタンを押して番組情報表示画面である図９下図に遷移させると、サイド領域に、図９上図でフォーカスが当てられていた推奨番組の番組情報１４５ａ－１が表示される。ここで、推奨番組には、推奨マーク１５１が表示されている。ここで、青ボタンを押すとこの番組情報が閉じて図９上図に示す画面に遷移する。また、決定ボタンを押すと、この番組を映像領域１３５ａに表示さセルことができる。

　以上に説明したように、本実施の形態によれば、曜日、時間帯別に、ユーザーの視聴した番組のジャンル情報について点数化して記憶させ、記憶した点数情報に基づいて推奨カテゴリを決定し、その決定に基づいてユーザに推奨番組を提示することができる。

　尚、上記の例では、番組について例示したが、ネットコンテンツ、媒体からのコンテンツなど種々のコンテンツソースからのコンテンツを対象とすることができる。

　本発明による装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、ＣＰＵ（Central Processing Unit）等を制御するプログラム（コンピュータを機能させるプログラム）であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にＲＡＭ（Random Access Memory）に蓄積され、その後、Ｆｌａｓｈ　ＲＯＭ（Read Only Memory)などの各種ＲＯＭやＨＤＤ（Hard Disk Drive）に格納され、必要に応じてＣＰＵによって読み出し、修正・書き込みが行われる。

　また、図１・図６の各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。

　また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＣＤ－ＲＯＭ等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。

　以上、この発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等された発明も含まれる。例えば、上記では、番組情報表示装置の例として、デジタル放送受信装置について説明したが、その他の番組情報表示装置を用いても同様である。ＶＯＤコンテンツを表示する機能を有する装置でも良い。

　本発明は、デジタル放送受信装置、番組検索装置、番組表示装置などに利用可能である。

　本明細書で引用した全ての刊行物、特許および特許出願をそのまま参考として本明細書にとり入れるものとする。

Claims (26)

1. 　ユーザ操作を受け付けるインタフェース手段と、
   　前記インタフェースが受けた操作に応じてジャンル検索画面を表示する表示手段と、
   　時間帯ごとに推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定手段と、
   　前記推奨ジャンル決定手段によって決定された推奨ジャンルを時間帯と関連付けたテーブルを格納する推奨ジャンルデータベースとを備え、
   　前記ジャンル検索画面は、ジャンル一覧からなるジャンル軸と、時間帯ごとに区切られた時間軸とを含み、各々前記インタフェース手段が受けた操作に応じて、前記ジャンル軸におけるジャンル間をジャンル選択カーソルが移動し、前記時間軸における時間帯間を時間選択カーソルが移動し、前記ジャンル検索画面において、前記時間選択カーソルが位置する時間帯において放送される前記ジャンル選択カーソルが位置するジャンルの番組についての情報が表示され、
   　前記ジャンル軸は、前記推奨ジャンルデータベースに格納されたテーブルに基づく推奨ジャンルの項目を含み、前記ジャンル選択カーソルが前記推奨ジャンルの項目に位置する場合、そのとき前記時間選択カーソルが位置する時間帯における推奨ジャンルの番組に関する情報が表示され、
   　前記ジャンル検索画面表示時の前記ジャンル選択カーソルの初期位置は、前記推奨ジャンルの項目であることを特徴とする情報表示装置。
2. 　各番組のジャンルについての情報を含む番組情報を受信する受信手段と、
   　前記番組表情報に基づいて電子番組表のジャンル検索画面を生成するジャンル検索画面生成手段と、
   　前記ジャンル検索画面を表示する表示手段と、
   　ユーザ操作を受け付けるインタフェース手段と、
   　時間帯ごとに推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定手段と、
   　前記推奨ジャンル決定手段によって決定された推奨ジャンルを時間帯と関連付けたテーブルを格納する推奨ジャンルデータベースとを備え、
   　前記ジャンル検索画面は、ジャンル一覧からなるジャンル軸と、時間帯ごとに区切られた時間軸とを含み、各々前記インタフェース手段が受けた操作に応じて、前記ジャンル軸におけるジャンル間をジャンル選択カーソルが移動し、前記時間軸における時間帯間を時間選択カーソルが移動し、前記ジャンル検索画面において、前記時間選択カーソルが位置する時間帯において放送される前記ジャンル選択カーソルが位置するジャンルの番組についての情報が表示され、
   　前記ジャンル軸は、前記推奨ジャンルデータベースに格納されたテーブルに基づく推奨ジャンルの項目を含み、前記ジャンル選択カーソルが前記推奨ジャンルの項目に位置する場合、そのとき前記時間選択カーソルが位置する時間帯における推奨ジャンルの番組に関する情報が表示され、
   　前記ジャンル検索画面表示時の前記ジャンル選択カーソルの初期位置は、前記推奨ジャンルの項目であることを特徴とするデジタル放送受信装置。
3. 　前記インタフェース手段は、リモコン装置と、前記リモコン装置からの信号を受信するリモコン受信部とを含み、前記リモコン装置が備えるジャンル検索画面表示ボタンの押下に応じて前記表示手段は前記ジャンル検索画面を表示し、前記リモコン装置が備える方向キーの操作に応じて前記ジャンル選択カーソルおよび前記時間選択カーソルが移動することを特徴とする請求項２に記載のデジタル放送受信装置。
4. 　前記推奨ジャンル決定手段は、各時間帯における推奨ジャンルを、各時間帯におけるチャンネル選択履歴、視聴予約履歴および／または録画予約履歴に基づいて決定することを特徴とする請求項２または３に記載のデジタル放送受信装置。
5. 　前記ジャンル軸において、各ジャンルの項目にはジャンル名と共にジャンルを表すアイコンを表示し、推奨ジャンルの項目には推奨ジャンルとなっているジャンルのアイコンを表示することを特徴とする請求項２乃至４のいずれか１項に記載のデジタル放送受信装置。
6. 　デジタル放送受信装置においてジャンル選択画面を表示させる方法であって、
   　前記ジャンル選択画面は、ジャンル一覧からなるジャンル軸と、時間帯ごとに区切られた時間軸とを含み、前記デジタル放送受信装置のインタフェース手段が受けた操作に応じて、前記ジャンル軸におけるジャンル間をジャンル選択カーソルが移動し、前記時間軸における時間帯間を時間選択カーソルが移動し、前記ジャンル検索画面において、前記時間選択カーソルが位置する時間帯において放送される前記ジャンル選択カーソルが位置するジャンルの番組についての情報が表示され、前記ジャンル軸は、前記推奨ジャンルデータベースに格納されたテーブルに基づく推奨ジャンルの項目を含み、前記ジャンル選択カーソルが前記推奨ジャンルの項目に位置する場合、そのとき前記時間選択カーソルが位置する時間帯における推奨ジャンルの番組に関する情報が表示され、
   　時間帯ごとの推奨ジャンルを、各時間帯におけるチャンネル選択履歴、視聴予約履歴および／または録画予約履歴に基づいて決定し、前記推奨ジャンルを時間帯と関連付けたテーブルを更新するステップと、
   　前記ジャンル検索画面を生成するステップと、
   　インタフェース手段が受けた操作に応じて、前記デジタル放送受信装置の表示手段に、前記ジャンル選択カーソルが前記推奨ジャンルの項目に位置する前記ジャンル検索画面を表示させるステップと、
   を含むことを特徴とする方法。
7. 　請求項６に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
8. 　放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得部と、
   　曜日／時間帯毎のジャンル別の番組に対する操作頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定部と、
   　前記推奨ジャンル決定部において決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番組一覧表示制御部と
   を有することを特徴とする番組検索装置。
9. 　前記操作頻度は、視聴（再生）頻度、視聴予約頻度、録画予約頻度、録画頻度のうちの少なくともいずれかに記載の頻度を含むことを特徴とする請求項８に記載の番組検索装置。
10. 　放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得部と、
    　曜日／時間帯毎のジャンル別の視聴頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定部と、
    　前記推奨ジャンル決定部において決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番組一覧表示制御部と
    を有することを特徴とする番組検索装置。
11. 　前記推奨ジャンル決定部は、曜日／時間帯毎の視聴した番組のジャンルを取得し、視聴頻度の高いジャンルに属する番組を時間帯別に推奨番組として決定することを特徴とする請求項１０に記載の番組検索装置。
12. 　前記推奨ジャンル決定部は、曜日／時間帯毎にある時間以上視聴した番組のジャンルのみを取得することを特徴とする請求項１１に記載の番組検索装置。
13. 　前記推奨ジャンル決定部は、視聴頻度に依存したポイントにより推奨視聴番組を決定することを特徴とする請求項１１又は１２に記載の番組検索装置。
14. 　前記ジャンル別のポイントを記憶する記憶部を有し、
    　前記記憶部に記憶されている前記ジャンル別のポイントに対して、時間の経過に依存して減少する時間係数を乗算する係数乗算部を有することを特徴とする請求項１１から１３までのいずれか１項に記載の番組検索装置。
15. 　放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得部と、
    　曜日／時間帯毎のジャンル別の録画頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定部と、
    　前記推奨ジャンル決定部において決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番組一覧表示制御部と
    を有することを特徴とする番組検索装置。
16. 　前記推奨ジャンル決定部は、曜日／時間帯毎の録画した番組のジャンルを取得し、録画頻度の高いジャンルに属する番組を時間帯別に推奨番組として決定することを特徴とする請求項１５に記載の番組検索装置。
17. 　前記推奨ジャンル決定部は、曜日／時間帯毎にある時間以上録画した番組のジャンルのみを取得することを特徴とする請求項１６に記載の番組検索装置。
18. 　前記推奨ジャンル決定部は、録画頻度に依存したポイントにより推奨録画番組を決定することを特徴とする請求項１６又は１７に記載の番組検索装置。
19. 　前記ジャンル別のポイントを記憶する記憶部を有し、
    　前記記憶部に記憶されている前記ジャンル別のポイントに対して、時間の経過に依存して減少する時間係数を乗算する係数乗算部を有することを特徴とする請求項１６から１８までのいずれか１項に記載の番組検索装置。
20. 　前記係数乗算部は、ある時間経過毎に、蓄積されている全てのポイントに対して、一定範囲にある係数を乗算することを特徴とする請求項１４又は１９に記載の番組検索装置。
21. 　前記ポイントは、ある番組に複数のジャンルが付与されている場合に、重み付けをして付与することを特徴とする請求項１３、１４、１９、２０のいずれか１項に記載の番組検索装置。
22. 　同日同時間帯内において、同じ番組の視聴がなされた場合には、１回目の視聴のみを考慮して、２回目以降の視聴はポイントに加えないことを特徴とする請求項１３、１４、１９、２０、２１のいずれか１項に記載の番組検索装置。
23. 　請求項８から２２までのいずれか１項に記載の番組検索装置を備えたテレビジョン受信装置。
24. 　放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得ステップと、
    　曜日／時間帯毎のジャンル別の視聴頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定ステップと、
    　前記推奨ジャンル決定ステップにおいて決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番組一覧表示制御ステップとを有することを特徴とする番組検索方法。
25. 　放送番組の放送時間帯と番組のジャンルと番組を特定する情報とを含む放送番組情報を取得する番組情報取得ステップと、
    　曜日／時間帯毎のジャンル別の録画頻度に基づいて曜日／時間帯毎の推奨ジャンルを決定する推奨ジャンル決定ステップと、
    　前記推奨ジャンル決定ステップにおいて決定された曜日／時間帯毎の推奨ジャンルに基づいて、曜日／時間帯毎に抽出された番組の一覧表示を行う推奨ジャンル別番番組一覧表示制御ステップと、を有することを特徴とする番組検索方法。
26. 　請求項２４又は２５に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

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