JP5200713B2 - 動力計測システムの速度制御方法とその装置 - Google Patents

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本発明は、動力計測システムの速度制御方法とその装置に関するものである。
図18は特許文献1などによって公知となっているシャシーダイナモメータシステムの構成図を示したもので、Dyは動力計、Rは動力計Dyに連結されたローラ、IVはインバータ、SCは速度制御回路、TMは軸トルクメータ、EC1は動力計の回転数を検出するためのエンコーダ、EC2はローラ回転数を検出するためのエンコーダで、これら軸トルクメータTM、エンコーダEC1,EC2によって検出された各検出信号は速度制御回路SCに入力されてトルク電流指令が演算される。
図19は速度制御回路の構成図を示したもので、シャシーダイナモメータシステムやドライブトレインベンチシステムの動力計システムで速度制御する場合、PID制御による速度制御方式が採用されている。この速度制御方式では、角速度指令値w.refと角速度検出値w.detとの関係にのみ着目して制御ゲインを調整している。
特開2004−361255
シャシーダイナモメータシステムでは、動力計の機械系モデルは共振特性を持つ2慣性系となっている。また、特許文献1で示すように計測システムの負荷側、または駆動側で動力計測対象の機械慣性成分を電気的に補償する電気慣性制御方式が採られており、電気慣性制御はPID制御方式となっている。同様に、動力計もしくはローラの速度制御を行う場合もPID制御となっている。この速度制御方式では、前述のように角速度指令値w.refと角速度検出値w.detとの関係にのみ着目して制御ゲインを調整し、機械系の共振特性を考慮していない制御であるため、制御応答を高めようとしたときに機械系の共振特性に起因する不安定現象が発生する。
また、シャシーダイナモメータシステムやドライブトレインベンチシステム等の動力計システムでは、機械系の共振特性以外の軸トルク検出特性、動力計角速度検出特性及びインバータ応答特性なども存在し、これらによる角速度の検出遅れやインバータのトルク制御応答遅れ要素なども考慮しないと、より高応答で安定した制御ができない。より高応答で安定した制御を実施するために、高応答で安定な速度制御を施すことが要求されている。
そこで、本発明が目的とするとこは、高応答で安定な速度制御方法とその装置を提供することにある。
本発明の請求項1は、ローラをシャフトにて連結した動力計を設け、動力計とローラの回転数、及び軸トルクの各検出信号を速度制御回路に入力してトルク電流指令を生成し、このトルク電流指令に基づきインバータを介して動力計を制御する動力計システムであって、各検出信号を速度制御回路に入力してトルク電流指令を生成するものにおいて、
前記速度制御回路の速度制御部を、速度制御一般化プラントモデルに基づき、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計し、この速度制御一般化プラントモデルは、それぞれ重み付けされたローラ表面駆動力信号と速度制御コントローラによって算出された動力計トルク指令を入力してローラ角速度信号とシャフトの軸トルク信号及び動力計角速度信号を演算する機械系モデルを有し、
且つ前記速度制御一般化プラントモデルは、前記機械系モデル出力のシャフト捩れトルクを入力して軸トルクの検出信号を出力するトルクメータ特性モデル、機械系モデル出力の動力計角速度を入力して動力計角速度を検出するエンコーダ特性モデルを備え、
前記トルクメータ特性モデルからの軸トルク検出と重み付けされた軸トルク観測ノイズの和による軸トルク観測信号と、前記エンコーダ特性モデルからの動力計角速度検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号を角速度指令から減算し、この動力計角速度制御の制御偏差を前記速度制御コントローラに観測信号として入力して動力計トルク指令を演算すると共に、前記制御偏差に積分特性を持たせた重み付き動力計角速度制御信号を動力計の速度制御に用いることを特徴としたものである。
本発明の請求項2は、積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と前記機械系モデルのローラ角速度の偏差信号であることを特徴としたものである。
本発明の請求項3は、速度制御コントローラに入力される観測信号は、前記角速度指令観測信号、軸トルク観測信号、及びエンコーダ特性モデルの動力計角速度軸検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号であることを特徴としたものである。
本発明の請求項4は、積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と前記機械系モデルのローラ角速度の偏差信号であることを特徴としたものである。
本発明の請求項5は、動力計角速度を検出するエンコーダ特性モデルに代えて、機械系モデルのローラ角速度を入力してローラ角速度検出を生成する第2のエンコーダを設け、生成されたローラ角速度検出とローラ角速度観測ノイズの和と角速度指令の制御偏差を前記速度制御コントローラの観測信号に入力すると共に、この制御偏差に積分特性を持たせた重み付きローラ角速度制御信号としてローラの速度制御に用いることを特徴としたものである。
本発明の請求項6は、積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と前記機械系モデルの動力計角速度の偏差信号であることを特徴としたものである。
本発明の請求項7は、速度制御コントローラに入力される観測信号は、前記角速度指令、軸トルク観測信号、及び第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号とし、且つ前記積分特性を有する制御偏差は、角速度指令と前記第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号であることを特徴としたものである。
本発明の請求項8は、積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と前記機械系モデルの動力計角速度の偏差信号であることを特徴としたものである。
本発明の請求項9は、機械系モデルのローラ角速度を入力してローラ角速度検出を生成する第2のエンコーダを設け、生成されたローラ角速度検出とローラ角速度観測ノイズの和を前記速度制御コントローラの観測信号に入力することを特徴としたものである。
本発明の請求項10は、速度制御コントローラに入力される観測信号は、前記角速度指令と、第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号との制御偏差、軸トルク観測信号、及びエンコーダ特性モデルの動力計角速度軸検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号とし、且つ前記制御偏差に積分特性を持たせた重み付けローラ角速度制御信号としたことを特徴としたものである。
本発明の請求項11は、速度制御コントローラに入力される観測信号は、前記角速度指令、第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号、軸トルク信号、及びエンコーダ特性モデルの動力計角速度軸検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号とし、且つ前記積分特性を有する制御偏差は、角速度指令と前記エンコーダ特性モデルの動力計角速度軸検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号の差であることを特徴としたものである。
本発明の請求項12は、積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と、第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号との差であることを特徴としたものである。
本発明の請求項13は、ローラをシャフトにて連結した動力計を設け、動力計とローラの回転数、及び軸トルクの各検出信号を速度制御回路に入力してトルク電流指令を生成し、このトルク電流指令に基づきインバータを介して動力計を制御する動力計システムであって、各検出信号を速度制御回路に入力してトルク電流指令を生成するものにおいて、
前記速度制御回路の速度制御部を、速度制御一般化プラントモデルに基づき、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計し、この速度制御一般化プラントモデルは、それぞれ重み付けされたローラ表面駆動力信号と速度制御コントローラによって算出された動力計トルク指令を入力してローラ角速度信号とシャフトの軸トルク信号及び動力計角速度信号を演算する機械系モデルを有し、且つ前記速度制御一般化プラントモデルは、角速度指令値と角速度検出信号の差信号、軸トルク検出信号を入力して前記トルク電流指令を算出するよう構成したことを特徴としたものである。
本発明の請求項14は、トルク電流指令算出のための速度制御一般化プラントモデルへの入力信号は、角速度指令値、角速度検出値、及び前記シャフトの軸トルク検出値であることを特徴としたものである。
本発明の請求項15は、トルク電流指令算出のための速度制御一般化プラントモデルへの入力信号は、角速度指令値と動力計の角速度検出信号の差信号、軸トルク検出信号、及びローラ角速度検出信号であることを特徴としたものである。
本発明の請求項16は、トルク電流指令算出のための速度制御一般化プラントモデルへの入力信号は、角速度指令値、動力計の角速度検出信号、軸トルク検出信号、及びローラ角速度検出信号であることを特徴としたものである。
本発明の請求項17は、トルク電流指令算出のための速度制御一般化プラントモデルへの入力信号は、角速度指令値とローラの角速度検出信号の差信号、軸トルク検出信号、及びローラ角速度検出信号であることを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、ASR部を一般化プラントモデルに基づき、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計することにより、動力計システムにおける機械系の共振特性、軸トルク検出特性、動力計角速度特性、ローラ角速度特性、及びインバータ応答特性などを考慮した速度制御設計が可能となる。また、このASR一般化プラントモデルの観測量を、軸トルク検出を含む観測量から複数のパラメータで演算トルク電流指令を算出し、速度制御の制御偏差に積分特性を持たせたことにより、共振特性が抑制され、高応答で安定なシャシーダイナモメータシステムの速度制御が可能となるものである。
本発明は、特許文献1のように電気慣性制御回路そのものを提供するものではなく、速度制御(以下ASRと称す)部を「H∞制御」「・設計法」と呼称されるコントローラ設計手法により作成し、状態方程式のパラメータを算出して速度制御値とするものである。
なお、「H∞制御」「・設計法」「一般化プラント」については、例えば、劉康志著、「線形ロバスト制御」、コロナ社、2002年などにおいて、ロバスト制御の一般的な教科書で説明されている。
本発明は、上記手法を用いて設計された一般化プラントモデルを用いて図18
で示すシャシーダイナモメータシステムに使用される。以下、実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例を示すASR一般化プラントを、また、図2はASRの機械系モデルを示したもので、それぞれ一般化プラントに基づき「H∞制御」または、「・設計法」にて状態方程式のパラメータを算出するものである。
図1で示すASR一般化プラントモデルは、その外乱としてローラ表面駆動力w1、インバータトルク制御誤差w2、角速度指令w3、軸トルク観測ノイズw4、及び動力計角速度観測ノイズw5が入力され、制御量としてz1〜z6が出力される。30はASRコントローラで、観測量c-in1,c-in2が入力される。ASRコントローラ30では速度制御のための状態方程式のパラメータを設定し、ゲインが小さくなるようアルゴリズムに基づいてパラメータを決定するための所定の演算を実行し、動力計のトルク指令c-outを生成する。ここで、c-in1は動力計角速度制御偏差、 c-in2は軸トルク検出である。また、一般化プラントモデルでは、制御量としてz1〜z5が生成される。
入力された外乱には、それぞれは重み係数付加手段1(Gw1(s))〜5(Gw5(s))、及び20(Gz1(s))〜24(Gz5(s))において各別に重み付けされ、求める特性が得られるようになっている。すなわち、手段1は車両駆動力に重み付けされ、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性となってローラの回転モーメントトルクJ1.Tとし機械系モデル40(Gmec(s))に入力される。手段2では、インバータのトルク電流制御誤差に重み付けされてある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にされる。手段3では、角速度指令に重み付けしてある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性をかけ、減算部12に出力する。手段4では、軸トルク観測ノイズに重み付けされてある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にして加算手段10に出力する。手段5では、動力計角速度観測ノイズに重みがかけられ、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にして加算手段11に出力する。
6はインバータ特性モデル部で、ASRコントローラ30の出力c-outに基づいてインバータの応答特性信号を生成し、手段2において重み付けされた信号と加算部13で加算され、動力計トルクJ2.Tとして機械系モデル40に入力される。
7は軸トルクを検出するトルクメータ特性モデルで、機械系モデル40からの軸トルクK12.Tと、手段4で重み付けされた軸トルク観測ノイズとの和信号(加算部10での)に基づいてトルクメータ特性信号を生成し、軸トルク検出信号
c-in2としてASRコントローラ30に出力する。
8は動力計角速度を検出するエンコーダ特性モデルで、機械系モデル40からの動力計角速度J2.wと手段5で重み付けされた動力計角速度観測誤差との和信号(加算部11にて)に基づいてエンコーダ特性信号が生成され、この信号は減算部12に出力して角速度指令との差演算が実行され、動力計角速度制御偏差c-in1としてASRコントローラ30に入力される。また、動力計角速度制御偏差c-in1は手段9にも入力される。手段9では動力計角速度制御偏差に積分特性を持つ重み関数がかけられ、さらに手段22で動力計角速度制御偏差に重み付けされ、ある定数、または、高域でゲインが低くなるような特性にされて重み付き動力計角速度制御信号z3となる。
ASRコントローラ30では、入力された観測量c-in1, c-in2に基づき速度制御のための状態方程式のパラメータを設定し、ゲインが小さくなるようアルゴリズムに基づいてパラメータを決定するための所定の演算を実行し、演算された動力計トルク指令c-outを生成してインバータ特性モデル部6に出力すると共に、手段20に出力する。手段20ではインバータのトルク電流指令に重み付けをし、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にされて重み付トルク電流指令信号z1となる。
手段21には、機械系モデル40から軸トルクK12.Tが入力されて重み付けされ、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にされて重み付き軸トルク信号z2となる。
手段23には、機械系モデル40から動力計角速度J2.wが入力されて重み付けされ、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にされて重み付き動力計角速度信号z4となる。
手段24には、機械系モデル40からローラ角速度J1.wが入力されて重み付けされ、ある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にされて重み付きローラ角速度信号z5となる。
図2で示すASR部の機械系モデル40は、動力計の機械特性を伝達関数で表現したもので、2慣性機械系のモデルである。この実施例での機械系モデルは、J1.TとJ2.Tを入力として持ち、J1.w、K12.T、及びJ2.wを出力として持つ。
同図において、41はローラ慣性モーメント要素で、その出力はローラ角速度J1.wとして一般化プラントへ出力すると共に、減算手段46に出力する。42はばね剛性要素で、減算手段46により演算された動力計角速度とローラ角速度の差信号が入力されてシャフト捩れトルクK12.T信号として一般化プラントへ出力すると共に、加算手段44と減算手段45に出力する。加算手段44では、ローラ表面にかかる車両駆動力によるローラの回転モーメントJ1.Tとシャフト捩れトルクK12.Tが加算されてローラ慣性モーメント要素41に入力する。また、減算手段45では、入力された動力計トルク信号J2.Tとシャフト捩れトルクK12.Tの差信号が求められて動力計慣性モーメント要素43に出力され、この動力計慣性モーメント要素43において動力計角速度J2.wを演算して一般化プラントへ出力すると共に、減算手段46に出力する。
図3は図1に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部をシャシーダイナモメータシステムに適用する場合の例である。このASR部は、角速度指令値w.refとエンコーダにより検出された角速度信号w.detの差信号であるin1と、軸トルクメータによって検出された軸トルク信号SH.Tがin2として入力され、動力計のトルク電流指令(インバータトルク電流指令)Dy.Trefが出力される。
第1の実施例によれば、ASR部を一般化プラントモデルにて、観測量を動力計角速度制御の制御偏差と軸トルク検出とし、動力計角速度制御の制御偏差に積分特性を持たせて作成したものである。これにより、動力計システムにおける機械系の共振特性、軸トルク検出特性、動力計角速度特性、及びインバータ応答特性などを考慮した速度制御設計が可能となり、共振特性が抑制され、高応答で安定なシャシーダイナモメータシステムの速度制御が可能となる。
図4は第2の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図1と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例において図1と相違する点は、角速度制御の制御偏差を算出する手法として、角速度指令w3と機械系モデル40が求めたローラ角速度J1.wを減算部14に入力し、この減算部14においてローラ角速度制御の制御偏差を求めたことである。制御偏差は、手段9でローラ角速度制御偏差に積分特性を持つ重み関数がかけられ、さらに手段22でローラ角速度制御偏差に重み付けされ、ある定数、または、高域でゲインが低くなるような特性にされて重み付きローラ角速度制御信号z3として出力される。他は図1と同様である。
なお、図4において用いられる機械系モデル40は、図2のものが使用され、
また、図4に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部を、シャシーダイナモメータシステムに適用する場合は図3と同様にして使用される。
この実施例も、実施例1と同様の効果が得られる。
図5は第3の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図1と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例において図1と相違する点は、エンコーダ特性モデル8に代えて17としたことである。17はローラ角速度を検出する第2のエンコーダ特性モデルで、機械系モデル40が算出したローラ角速度J1.wを入力してローラ角速度を検出する。この信号は加算部18で重み付けされたローラ角速度観測ノイズw6と加算された後、減算部12で角速度指令との差演算が実行されてローラ角速度制御偏差が求められ、ASRコントローラ30aと手段9に出力される。以下は図1と同様である。
なお、図5において用いられる機械系モデル40は、図2のものが使用され、
また、図5に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部を、シャシーダイナモメータシステムに適用する場合は図3と同様にして使用される。
この実施例も、実施例1と同様の効果が得られる。
図6は第4の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図5と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例において図5と相違する点は、制御偏差の演算手法が異なることである。すなわち、重み付けされた角速度指令w3と機械系モデル40が算出した動力計角速度J2.wを減算部14に入力して両者の差信号を求め、この差信号が手段9において積分特性を持つ重み関数がかけられ、さらに手段22で動力計角速度制御偏差に重み付けされ、ある定数、または、高域でゲインが低くなるような特性にされて重み付き動力計角速度制御信号z3として出力される。
他は図5と同様である。
なお、図6において用いられる機械系モデル40は、図2のものが使用され、
また、図6に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部を、シャシーダイナモメータシステムに適用する場合は図3と同様にして使用される。この実施例も、実施例1と同様の効果が得られる。
図7は第5の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図1と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。この実施例において図1と相違する点は、ASRコントローラ30bでの観測量として、角速度指令c-in5、軸トルク検出c-in2、及び動力計角速度検出c-in3の3量としたことである。これに伴って、加算部11での動力計角速度観測ノイズと動力計角速度検出の和信号がc-in3としてASRコントローラ30bに入力され、ASRコントローラ30bでは、c-in5、c-in2、c-in3を用いて速度制御のための状態方程式のパラメータを設定し、ゲインが小さくなるようアルゴリズムに基づいてパラメータを決定するための所定の演算を実行し、演算された動力計トルク指令c-outを演算してインバータ特性モデル部6と、手段20に出力する。以下は図1と同様である。
図8は図7に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部をシャシーダイナモメータシステムに適用する場合の例である。このASR部には、角速度指令値w.refがin5、軸トルクメータによって検出された軸トルク信号SH.Tがin2、エンコーダにより検出された動力計角速度信号w.detがin3としてそれぞれ入力される。他は実施例1と同様であり、また、実施例1と同様の効果が得られる。
図9は第6の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図7と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例において図7と相違する点は、角速度制御の制御偏差を算出する手法として、角速度指令w3と機械系モデル40が求めたローラ角速度J1.wを減算部14に入力し、この減算部14においてローラ角速度制御の制御偏差を求めたことである。制御偏差は、手段9でローラ角速度制御偏差に積分特性を持つ重み関数がかけられ、さらに手段22でローラ角速度制御偏差に重み付けされ、ある定数、または、高域でゲインが低くなるような特性にされて重み付きローラ角速度制御信号z3として出力される。他は図7と同様である。
なお、図9に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部を、シャシーダイナモメータシステムに適用する場合は図8と同様にして使用される。この実施例も、実施例5と同様の効果が得られる。
図10は第7の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図7と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例において図7と相違する点は、エンコーダ特性モデルを8に代えて、第2のエンコーダ特性モデル17を用いたことである。ローラ角速度を検出するエンコーダ特性モデル17は、機械系モデル40が算出したローラ角速度J1.wを入力してローラ角速度を演算し検出する。この信号は加算部18で重み付けされたローラ角速度観測ノイズw6と加算され、その信号は観測量としてASRコントローラ30cに出力されると共に減算部12に出力され、この減算部12で重み付けされた角速度指令との差演算が実行されてローラ角速度制御偏差を求める。また、図10に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部を、シャシーダイナモメータシステムに適用する場合は図8と同様にして使用される。この実施例も、図8と同様の効果が得られる
図11は第8の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図9と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例において図10と相違する点は、角速度制御の制御偏差を算出する手法として、重み付けされた角速度指令w3と機械系モデル40が求めた動力計角速度J2.wを減算部12に入力し、この減算部12において動力計角速度制御の制御偏差を求めたことである。制御偏差は、手段9で動力計角速度制御偏差に積分特性を持つ重み関数がかけられ、さらに手段22で動力計角速度制御偏差に重み付けされ、ある定数、または、高域でゲインが低くなるような特性にされて重み付き動力計角速度制御信号z3として出力される。他は図10と同様である。
なお、図11に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部を、シャシーダイナモメータシステムに適用する場合は図8と同様にして使用される。この実施例も、実施例6と同様の効果が得られる。
図12は第9の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図1と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。この実施例において図1と相違する点は、ASRコントローラ30dでの観測量として、動力計角速度制御偏差c-in1、軸トルク検出c-in2の他にローラ角速度検出c-in6の3量としたことである。これに伴って、ASR一般化プラントにはローラ角速度観測ノイズw6が入力され、手段16で重み付けされてある定数、または、高域でゲインが高くなるような特性にされて加算部18に出力される。この加算部18では、第2のエンコーダ特性モデル17によって検出されたローラ角速度検出と加算され、ローラ角速度検出c-in6としてASRコントローラ30dに入力される。
ASRコントローラ30dでは、c-in1、c-in2、c-in6を用いて速度制御のための状態方程式のパラメータを設定し、ゲインが小さくなるようアルゴリズムに基づいてパラメータを決定するための所定の演算を実行し、演算された動力計トルク指令c-outをインバータ特性モデル部6と、手段20に出力する。
なお、第2のエンコーダ特性モデル17は、機械系モデル40からのローラ角速度J1.wを入力してローラ角速度を演算し検出する。以下は図1と同様である。
図13は図12に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部をシャシーダイナモメータシステムに適用する場合の例である。このASR部には、角速度指令値w.refとエンコーダにより検出された動力計角速度信号w.dy.detの差信号であるin1と、軸トルクメータによって検出された軸トルク信号SH.Tがin2、及びエンコーダにより検出されたローラ角速度w.roller.detがin6としてそれぞれ入力され、動力計のトルク電流指令(インバータへのトルク電流指令)Dy.Trefが出力される。
この実施例によれば、ASR部を一般化プラントモデルにて、観測量を動力計角速度制御の制御偏差、軸トルク検出、及びローラ角速度検出の3量とし、動力計角速度制御の制御偏差に積分特性を持たせて作成したものである。これにより、動力計システムにおける機械系の共振特性、軸トルク検出特性、動力計角速度特性、及びインバータ応答特性などを考慮した速度制御設計が可能となり、共振特性が抑制され、高応答で安定なシャシーダイナモメータシステムの速度制御が可能となる。
図14は第10の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図12と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。この実施例において図12と相違する点は、ASRコントローラ30eでの観測量として、ローラ角速度制御偏差c-in4、軸トルク検出c-in2、及び動力計角速度検出c-in3の3量としたことである。そのために、減算部12で角速度指令と加算部18からのローラ角速度検出との差演算が実行され、ローラ角速度制御の制御偏差c-in4としてASRコントローラ30eに入力される。また、この信号は手段9に入力されてローラ角速度制御偏差に積分特性が付加され、手段22を介してある定数、または、高域でゲインが低くなる特性とされ、制御量として重み付ローラ角速度z3として出力する。
なお、図20は、図14に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部を、シャシーダイナモメータシステムに適用する場合に使用される。他は図12と同様である。
この実施例によれば、ローラ角速度制御偏差、軸トルク検出、及び動力計角速度検出を観測量とし、ローラ角速度制御偏差に積分特性を持たせたものである。これにより、実施例9と同等の効果が得られるものである。
図15は第11の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図12と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。この実施例における観測量は、角速度制御指令c-in5、軸トルク検出c-in2、動力計角速度検出c-in3、及びローラ角速度検出c-in6の4量とし、減算部12で求まった動力計角速度制御の制御偏差を、手段9にて積分特性を持たせた後、手段22を介して重み付き動力計角速度信号z3の制御量を出力する。角速度制御指令c-in5は、角速度指令w3が重み付けされて所望の特性とされた信号が観測量とされる。また、動力計角速度検出c-in3は、エンコーダ特性モデル8により検出された動力計角速度と動力計トルク観測ノイズの和信号(加算部11)がc-in3とされ、さらに、ローラ角速度検出c-in6は第2のエンコーダ特性モデル17により検出されたローラ角速度とローラトルク観測ノイズの和信号(加算部18)がc-in6となってそれぞれASRコントローラ30fに入力される。他は図12と同様である。
図16は、図15に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部を、シャシーダイナモメータシステムに適用した場合の構成図で、このASR部には、角速度指令値w.refがin5、軸トルクメータによって検出された軸トルク信号SH.Tがin2、エンコーダEC1により検出された動力計角速度信号w.dy.detがin3、エンコーダEC2により検出されたローラ角速度信号w.roller.detがin6としてそれぞれ入力される。他は実施例9と同様で、また、同様の効果が得られる。
図17は第12の実施例を示すASR一般化プラントの構成図で、図15と同一部分、若しくは相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。この実施例で、図15と相違する点は、重み付きローラ角速度z3の生成過程が異なることである。すなわち、第2のエンコーダ特性モデル17により検出されたローラ角速度とローラトルク観測ノイズの和信号(加算部18)は、減算部12においてローラ角速度制御指令c-in5との差が求められ、その差信号に手段9で積分特性を持たせた後、手段22を介して重み付きローラ角速度信号z3を制御量として出力する。
図17に基づいて、H∞制御、・設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計されたASR部を、シャシーダイナモメータシステムに適用する場合は、図16の構成となる。
以下は実施例11と同様であり、また同様の効果が得られるものである。
本発明の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 ASR一般プラントモデルに使用される機械系モデルの構成図。 動力計システムでのASR一般プラントモデルの構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 動力計システムでのASR一般プラントモデルの他の構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 動力計システムでのASR一般プラントモデルの他の構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 動力計システムでのASR一般プラントモデルの他の構成図。 本発明の他の実施形態を示すASR一般プラントモデルの構成図。 シャシーダイナモメータシステムの構成図。 従来の速度制御回路の構成図。 動力計システムでのASR一般プラントモデルの他の構成図。
符号の説明
Dy…動力計
IV…インバータ
SC…速度制御回路
R…ローラ
EC(EC1,EC2)…エンコーダ
TM…トルクメータ
30…ASRコントローラ
40…機械系モデル

Claims (17)

  1. ローラをシャフトにて連結した動力計を設け、動力計とローラの回転数、及び軸トルクの各検出信号を速度制御回路に入力してトルク電流指令を生成し、このトルク電流指令に基づきインバータを介して動力計を制御する動力計システムであって、各検出信号を速度制御回路に入力してトルク電流指令を生成するものにおいて、
    前記速度制御回路の速度制御部をH∞制御、μ設計法と呼称されるコントローラ設計手法により速度制御一般化プラントモデルで作成し、
    この速度制御一般化プラントモデルは、それぞれ重み付けされたローラ表面駆動力信号と速度制御コントローラによって算出された動力計トルク指令を入力してローラ角速度信号とシャフトの軸トルク信号及び動力計角速度信号を演算する機械系モデルを有し、
    且つ前記速度制御一般化プラントモデルは、前記機械系モデル出力のシャフト捩れトルクを入力して軸トルクの検出信号を出力するトルクメータ特性モデル、機械系モデル出力の動力計角速度を入力して動力計角速度を検出するエンコーダ特性モデルを備え、
    前記トルクメータ特性モデルからの軸トルク検出と重み付けされた軸トルク観測ノイズの和による軸トルク観測信号と、前記エンコーダ特性モデルからの動力計角速度検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号を角速度指令から減算し、この動力計角速度制御の制御偏差を前記速度制御コントローラに観測信号として入力して動力計トルク指令を演算すると共に、前記制御偏差に積分特性を持たせた重み付き動力計角速度制御信号を動力計の速度制御に用いることを特徴とした動力計システムの速度制御方法。
  2. 前記積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と前記機械系モデルのローラ角速度の偏差信号であることを特徴とした請求項1記載の動力計システムの速度制御方法。
  3. 前記速度制御コントローラに入力される観測信号は、前記角速度指令観測信号、軸トルク観測信号、及びエンコーダ特性モデルの動力計角速度軸検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号である動力計角速度観測信号ことを特徴とした請求項1記載の動力計システムの速度制御方法。
  4. 前記積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と前記機械系モデルのローラ角速度の偏差信号であることを特徴とした請求項1記載の動力計システムの速度制御方法。
  5. 前記動力計角速度を検出するエンコーダ特性モデルに代えて、機械系モデルのローラ角速度を入力してローラ角速度検出を生成する第2のエンコーダを設け、生成されたローラ角速度検出とローラ角速度観測ノイズの和と角速度指令の制御偏差を前記速度制御コントローラの観測信号に入力すると共に、この制御偏差に積分特性を持たせた重み付きローラ角速度制御信号としてローラの速度制御に用いることを特徴とした請求項1記載の動力計システムの速度制御方法。
  6. 前記積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と前記機械系モデルの動力計角速度の偏差信号であることを特徴とした請求項5記載の動力計システムの速度制御方法。
  7. 前記速度制御コントローラに入力される観測信号は、前記角速度指令観測信号、軸トルク観測信号、及び第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号であるローラ角速度観測信号とし、且つ前記積分特性を有する制御偏差は、角速度指令と前記第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号であることを特徴とした請求項5記載の動力計システムの速度制御方法。
  8. 前記積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と前記機械系モデルの動力計角速度の偏差信号であることを特徴とした請求項7記載の動力計システムの速度制御方法。
  9. 前記機械系モデルのローラ角速度を入力してローラ角速度検出を生成する第2のエンコーダを設け、生成されたローラ角速度検出とローラ角速度観測ノイズの和を前記速度制御コントローラの観測信号に入力することを特徴とした請求項1記載の動力計システムの速度制御方法。
  10. 前記速度制御コントローラに入力される観測信号は、前記角速度指令と、第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号との制御偏差、軸トルク観測信号、及びエンコーダ特性モデルの動力計角速度軸検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号とし、且つ前記制御偏差に積分特性を持たせた重み付けローラ角速度制御信号としたことを特徴とした請求項9記載の動力計システムの速度制御方法。
  11. 前記速度制御コントローラに入力される観測信号は、前記角速度指令、第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号、軸トルク信号、及びエンコーダ特性モデルの動力計角速度軸検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号とし、且つ前記積分特性を有する制御偏差は、角速度指令と前記エンコーダ特性モデルの動力計角速度軸検出と重み付けされた動力計角速度観測ノイズの和信号の差であることを特徴とした請求項9記載の動力計システムの速度制御方法。
  12. 前記積分特性を有する制御偏差は、前記角速度指令と、第2のエンコーダ特性モデルのローラ角速度軸検出と重み付けされたローラ角速度観測ノイズの和信号との差であることを特徴とした請求項9記載の動力計システムの速度制御方法。
  13. ローラをシャフトにて連結した動力計を設け、動力計とローラの回転数、及び軸トルクの各検出信号を速度制御回路に入力してトルク電流指令を生成し、このトルク電流指令に基づきインバータを介して動力計を制御する動力計システムであって、各検出信号を速度制御回路に入力してトルク電流指令を生成するものにおいて、
    前記速度制御回路の速度制御部をASR一般化プラントモデルに基づき、H∞制御、μ設計法と呼称されるコントローラ設計手法により設計し、この速度制御一般化
    プラントモデルは、それぞれ重み付けされたローラ表面駆動力信号と速度制御コントローラによって算出された動力計トルク指令を入力してローラ角速度信号とシャフトの軸トルク信号及び動力計角速度信号を演算する機械系モデルを有し、
    且つ前記速度制御一般化プラントモデルは、角速度指令値と角速度検出信号の差信号、軸トルク検出信号を入力して前記トルク電流指令を算出するよう構成したことを特徴とした動力計システムの速度制御装置。
  14. 前記トルク電流指令算出のための速度制御一般化プラントモデルへの入力信号は、角速度指令値、角速度検出値、及び前記シャフトの軸トルク検出値であることを特徴とした請求項13記載の動力計システムの速度制御装置。
  15. 前記トルク電流指令算出のための速度制御一般化プラントモデルへの入力信号は、角速度指令値と動力計の角速度検出信号の差信号、軸トルク検出信号、及びローラ角速度検出信号であることを特徴とした請求項13記載の動力計システムの速度制御装置。
  16. 前記トルク電流指令算出のための速度制御一般化プラントモデルへの入力信号は、角速度指令値、動力計の角速度検出信号、軸トルク検出信号、及びローラ角速度検出信号であることを特徴とした請求項13記載の動力計システムの速度制御装置。
  17. 前記トルク電流指令算出のための速度制御一般化プラントモデルへの入力信号は、角速度指令値とローラの角速度検出信号の差信号、軸トルク検出信号、及びローラ角速度検出信号であることを特徴とした請求項13記載の動力計システムの速度制御装置。
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