JP5199955B2 - 画像復号装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は符号化画像データの復号技術に関するものである。
デジタル画像を効率的に記憶管理、もしくは転送する上では、そのファイルサイズを小さくする画像圧縮のための符号化技術は不可欠である。通常、画像データを符号化する場合、その画像を幾つかのブロックに分割し、ブロック単位に符号化処理を行う。また、ブロック単位に符号化した場合、ブロック境界に歪みが発生しやすい。そこで、ブロック境界における歪みを抑制する符号化技術も知られている(例えば特許文献1)。この特許文献1では、画像をタイルに分割する。そして、各タイルに対してDCT変換を繰り返して行って階層の系列データを生成する。さらにタイル間で発生するブロック歪みを抑えるために、DCTを行う前もしくはDCTを行っている過程で、隣接する2つのタイルの画素を使って所定の処理を行っている。このような符号化処理として知られているのが、JPEG XRである。
特開2006−197573号公報
"JPEG XR 標準化の最新動向"画像電子学会 Vol.37 No4 502〜512頁 2008年7月25日発行 日経エレクトロニクス 2008年12月29日号 71〜77頁 2008年12月29日発行
上記技術を基礎にした技術では、系列変換処理の過程で、ブロック歪みを抑制する処理が含まれていて、これらはユーザーが選択することが可能である。ただこの機能は歪みを抑制できる代わりに、系列変換処理の演算コストが2倍以上になってしまうという問題がある。また、歪みを抑制する機能は符号化処理と復号処理で対になっており、符号化時に処理が行われていると、復号時にもそれに応じた処理を自動的に行うことになる。このため、歪み抑制を行って符号化したデータを復号する復号装置側では、高速に表示したくても、どうしてもその歪み抑制に対応する処理が必要になり、遅くなってしまう。
本発明では、デコード時の処理スピードを向上させるために、画質の低下を許容できる範囲で、歪み抑制機能をオフする技術を提供する。
この課題を解決するため、例えば本発明の画像復号装置は以下の構成を備える。すなわち、
2回の周波数変換における各周波数変換の前段で、ブロック歪みを抑制する歪み抑制処理を行うか否かをオプショナルに指定可能な符号化方法で符号化された符号化画像データを復号する画像復号装置であって、
復号対象の符号化画像データのヘッダに含まれる情報に基づき前記符号化画像データを復号する復号手段と、
高速復号するか否かを指定する指定手段と、
復号対象の符号化画像データのヘッダを解析し、前記歪み抑制処理にかかるパラメータ情報を抽出する解析手段と、
該解析手段で得られた前記パラメータ情報が、最初の周波数変換の前段のみで前記歪み抑制処理が行われていることを示しており、且つ、前記指定手段で高速復号が指定されている場合、前記ヘッダ内のパラメータ情報を、前記歪み抑制処理が1回も行われていないことを示す情報に書き換え、書き換え後のヘッダを含む符号化画像データを前記復号手段に供給するヘッダ情報変更手段とを備える。
本発明によれば、画質の低下を許容範囲に抑えつつ、復号処理の高速化させることができる。
画像圧縮部及び伸長部のブロック構成図。 系列変換部のブロック構成図。 系列変換部の処理手順を示すフローチャート。 画像中のタイル、マクロブロック、ブロックの関係を示す図。 系列変換処理を説明するための図。 周波数変換処理の処理手順を示すフローチャート。 周波数変換処理におけるブロック内の画素位置と、3つのフィルタの構造を示す図。 ブロックオーバラップ処理の処理対象を示す図。 着目DC成分Xの予測方法説明図。 DC成分の予測処理の処理手順を示すフローチャート。 ローパス成分予測を行なう処理対象のブロックのデータ配列を示す図。 ローパス成分予測処理の処理手順を示すフローチャート。 ローパス成分予測を行なうブロックのデータ配列とスキャン方向との関係図。 ハイパス成分予測処理の処理手順を示すフローチャート。 符号化データのデータ構造を示す図。 ブロックオーバラップ処理のフローチャート。 ブロックオーバラップ処理に関する回路構成を示す図。 デジタルカメラのブロック構成図。 デジタルカメラにおける処理のフローチャート。 蓄積装置のブロック図。 蓄積装置のフローチャート。 符号化処理と復号処理のフローチャート。 第2の実施形態の蓄積装置のブロック図。 第2の実施形態の蓄積装置の処理のフローチャート。 第3の実施形態の蓄積装置の処理のフローチャート。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
特許文献1等をベースとした技術(JPEG XR)には、符号化の際のブロック歪み抑制機能がある。そして、その抑制処理はオプショナルであり、(1)全く行わない、(2)1回目の系列変換の前段で1回行う、(3)1回目の系列変換の前段で1、2回目の系列変換の前段でも1回行う、の3つの中から1つを指定可能となっている。(1)は歪み抑制の効果はないが高速に符号化でき、復号処理も高速である。(3)は強力な歪み抑制効果はあるが、符号化、復号処理は低速である。(2)は(1)と(3)の間としての位置づけになる。上記をまとめたのが図22(a)である。同図において、「PCT」となっている処理が系列変換(周波数変換)であり、「POT」が歪み抑制処理である。
復号(デコード)処理は符号化(エンコード)処理の逆であるため、通常、エンコード時に(1)を行えば、デコード時には歪み抑制処理は行わない。また(3)であれば、デコード時に2回歪み抑制処理を行うことになる。図22(b)は、このデコードの処理を示している。
本発明の主旨は、デコード処理の高速化であり、復号対象の符号化画像データがエンコード時に歪み抑制処理がかかっている場合に、意図的にその歪み抑制処理をスキップする。なお、エンコード時に歪み抑制処理が1回かかっており、且つ、デコード処理でその歪み抑制処理をスキップした上で画像をフル解像度で復号した場合、画質の低下はそれほど起きない。しかし歪み抑制処理2回かかっている符号化データを、デコード処理にてその歪み抑制処理を2回ともスキップすると、画質の低下は大きい。そこで本発明の実施形態では、エンコード処理で歪み抑制処理が1回かかった場合、デコード処理でスキップするようにする。
本実施の形態では、デジタルカメラで画像を撮影し、画像をHDDレコーダのようなビューイング機能付き蓄積デバイスにコピーする。その上で蓄積デバイス中の画像をディスプレイで表示する場合を想定して説明する。そこで、先ず、デジタルカメラについて説明し、その後で蓄積装置における再生処理(復号処理)を説明する。
[デジタルカメラの説明]
デジタルカメラは図18に示す構成を有する。すなわち、このデジタルカメラは、撮影部2201、撮影指示部2202、画像処理部2203、画像圧縮部2204、サイズ指定部2205、解像度判定部2206、出力部2207、階層モード指定部2210、リサイズ部2211を備える。また、デジタルカメラには、装置全体の制御手段として機能するCPU2208、及び、CPU2208の実行するプログラム及びワークエリアとして使用するメモリ2209を備える。また、各種設定された情報も、このメモリ2209に格納される。なお、サイズ指定部2205、階層モード指定部2210は、不図示の操作パネルに設けられたボタン、もしくはメニュー選択により指定するものとする。また、撮影指示部2202はシャッターボタンと言えば分かりやすい。
実施形態におけるデジタルカメラにおいて、ユーザーは、撮影に先立ち、撮影画像の解像度(サイズ)をサイズ指定部2205にて設定できる。選択可能なサイズには、例えばL、M、Sの3通りがある。Lサイズは水平方向4000画素、垂直方向3000画素(以下、4000×3000画素という)であり、Mサイズは2000×1500画素、Sサイズは1600画素×1200画素である。すなわち、実施形態のデジタルカメラが有する撮像部2201には、4000×3000の解像度を持つ撮像素子が搭載されているものとする。選択したサイズは、メモリ2209の予め設定された領域に保存される。
上記の通り、サイズ指定部2205にて、解像度を設定した後、ユーザは撮影指示部2202に含まれるシャッターボタンを操作すると、指定された解像度の画像を撮影し、画像処理(ホワイトバランス処理等)を行ない、後述する符号化処理を行なう。そして、生成された符号化データを、出力部2207に接続された不揮発性のメモリカードに保存する処理を行なう。
図19は、シャッターボタンが操作された際のCPU2208の処理手順を示すフローチャートである。なお、AF、AE等の処理は、本願には直接には関係がないので、その説明は省略する。以下、図19のフローチャートに従って処理手順を説明する。
先ず、CPU2208は、撮影部2201で得られた光電変換した信号をデジタルデータに変換し、その変換後のデータを画像データとして取得し(ステップS2301)、メモリ2209に一時的に格納する(ステップS2302)。
次に、CPU2208は、画像処理部2203を制御し、メモリ2209に格納した画像データに対する画像処理を実行させる(ステップS2303)。この画像処理としては、ベイヤー配列のRGBデータを正規の配列に変換する処理,ホワイトバランス、シャープネス,色処理などが考えられる。画像処理結果の画像データは、メモリ2209に再び格納される。画像処理が終了すると、処理はステップS2304に進み、設定されたサイズ情報をメモリ2209から取得し(ステップS2304)、ユーザーが指定したサイズを判定する(ステップS2305)。
もしサイズLが指定されていれば(ステップS2305でYes)、画像圧縮に関する2つの情報、すなわち、系列変換情報SCと符号列形成情報CFそれぞれ対して“2”を設定し、画像圧縮部2204に設定する(ステップS2306)。つまり、系列変換情報SCと符号列形成情報CFは、画像圧縮部2204の圧縮符号化する際のパラメータと言うことができる。
なお、系列変換情報SCと符号列形成情報CFの詳細は後述するが、本実施形態における系列変換情報SCについては“0”、“1”、“2”の3つがある。ここで、“2”は中間解像度の画質を向上させるための処理を指示する情報である。また、系列変換情報SCは、後述する歪み抑制処理回数を示す情報としても利用される。符号列形成情報CFは、“1”、“2”の2つがあり、“2”は中間解像度優先による符号列の形成を指示する情報である。系列変換情報SC、符号列形成情報CFを共に“2”にした場合、複雑な処理が介在することになり、処理に要する時間も増える。しかし、サイズLの画像の場合、その画素数が非常に多く、実際に表示する段階では、最高解像度で表示することは希であり、むしろ最高解像よりも数段低い中間解像度で表示する可能性が高いと言える。そこで、実施形態では、表示処理の後の処理に応じた処理を行なうため、サイズLが設定された場合、上記のように、系列変換情報SC、及び、符号列形成情報CFを共に“2”に設定する。
一方、指定されたサイズがL以外の場合(指定されたサイズがM、又はSの場合)、処理はステップS2307に進み、指定サイズはMであるか否かを判定する。サイズMが設定されている場合、ステップS2308にて、系列変換情報SCとして“1”、符号列形成情報CFとして“1”を、画像圧縮部2204に設定する。
また、指定されたサイズがM以外、すなわち、サイズSが設定されていると判定した場合、ステップS2309にて、系列変換情報SCとして“0”、符号列形成情報CFとして“1”を、画像圧縮部2204に設定する。
この後、処理はステップS2310に進み、画像圧縮部2204に対して圧縮処理を開始させる。この後、ステップS2314にて、CPU2208は、生成された符号化データをファイルにして、メモリカードに格納する。
次に、実施形態における画像圧縮部2204の詳細を説明する。本実施形態の画像圧縮部2204は、先に示した特許文献1等の技術を採用し、階層構造を持つ階層符号化データを生成する。そこで、この技術の基本にしつつ、本実施形態の特徴部分を以下に説明する。
実施形態における画像圧縮部2204の構成を図1(a)に示す如く、色変換部101、系列変換部102、量子化部103、係数予測部104、係数スキャン部105、エントロピー符号化部106、符号列形成部107を有する。以下、実施形態における画像圧縮部2104の処理を説明するに先立ち、用語について定義する。ブロックとは符号化処理の最小単位であり、実施形態では4×4画素のサイズである。マクロブロックとはブロックを複数個内包する単位であり、実施形態では4×4個のブロック(言い換えれば、16×16画素)を示す。タイルとは、マクロブロックを複数個内包する単位であり、M×N個(M,Nは1以上の整数であって、いずれか一方は2以上の整数)のマクロブロックで構成される。実施形態では、M=6、N=4として説明する。すなわち、1タイルのサイズは、6×4個のマクロブロック=96×64画素のサイズである。なお、ここで示すブロック、マクロブロック、タイルの定義は一例であって、それらのサイズによって本願発明が限定されるものではない。画像圧縮部2104は、タイルを単位に圧縮符号化データを生成するが、その処理における最小処理単位はブロック(4×4画素)である。
色変換部101はR、G、B(実施形態では各成分が8ビット=256階調とする)データをY、U、Vの色空間に変換し、変換結果を系列変換部102に出力する。RGB→YUVの変換は、例えば以下に示す変換式に従って行なう。
V=B−R
t=R−G+Ceiling(V/2)
U=−t
Y=G+Floor(t/2)
(ここで、Ceiling(x)は実数x以上であり、最小の整数を返す関数であり、Floor(x)は実数x以下で最大の整数を返す関数である)
符号化処理では、Y,U,Vの各コンポーネントについて個別に実行される。そこで、説明を簡単なものとするため、以下では、Y(輝度)について説明する。すなわち、以下の説明にて画像データとはYコンポーネントで表わされる画像データを意味することに注意されたい(U,Vの各コンポーネントについては、適宜、置き換えて把握されたい)。
系列変換部102は、図2に示す如く、第1変換部201、第2変換部202、及び、メモリ203を有する。ここで、第1変換部201は必須の処理であり、且つ、系列変換部102の制御も司る。一方、第2変換部202はオプション的な処理であって、実行してもしなくて構わない。また、第2変換部202に処理を実行させるか否かのハンドリングは第1変換部201が行なう。第2の変換部202の処理を行なう場合、その分だけ符号化処理にかかる負担が増え、処理に要する時間も増えるが、画像復号した画質(特に、オリジナルの解像度よりも低い解像度の画像の画質)はより好ましいものとなる。メモリ203は先に説明した系列変換情報SCを保持する。
Yコンポーネントデータは系列変換部102に入力されると、図4に示したようにまず画像はタイルのサイズに分割される(実施形態では、1つのタイルは6×4個のマクロブロックで構成される)。メモリ203には系列変換情報SC(0、1、2のいずれか)が格納されており、その情報に従って、第1変換部201、第2変換部202は、図3のフローチャートに従って処理を実行する。
先ず、ステップS401にて、第1変換部201は、系列変換情報SCをメモリ203から取得する。そして、ステップS402において、第1変換部201は、その系列変換情報SCが“0”であるか否かを判定する。系列変換情報SCが“0”である場合、第1変換部201は、第2変換部202に対して変換処理を要求しない。そして、第1変換部201はステップS403、S404にて、周波数変換処理を2回実行する。この処理を、図5を用いて具体的に説明する。
先ず、1つのマクロブロックを構成する4×4個のブロックのそれぞれに対し、周波数変換処理を行なう(第1ステージ)。1つのブロックからは、1個のDC成分(直流成分)データと15(=4×4−1)個のAC成分(交流成分)データが得られる。上記の通り、1つのマクロブロックは4×4個のブロックで構成されているので、1つのマクロブロックからは4×4個のDC成分データと、15×4×4個のAC成分データが得られる。この4×4個のDC成分値を集めたものをDCブロックと言う。上記がステップS403の処理、すなわち、第1回目の周波数変換処理である。
次に、ステップS404の処理(第2回目の周波数変換処理)について説明する。ステップS404における第2回目の周波数変換対象は、上記のDCブロックである(第2ステージ)。この結果、DCブロックから1個のDC成分値と、15個のAC成分値が得られる。後者のAC成分値は、DCブロック(4×4画素)のDC成分から算出したAC成分であるので、図5ではACDC成分として示している。
なお、ステップS403、S404で生成される成分を区別するのであれば、1回目(ステップS403)で得られるDC成分データ、AC成分データを、第1レベルのDC成分データ、第1レベルのAC成分データとも言う。そして、2回目(ステップS404)で得られるDC成分データ、ACDC成分データを、第2レベルのDC成分データ、第2レベルのAC成分データとも言っても構わない。
ここで、周波数変換処理は図6のフローチャートに示す手順で行われる。なお、同フローチャートは1ブロック(4×4画素)についてのものである点に注意されたい。すなわち、マクロブロックは4×4ブロックで構成されているので、第1回目の周波数変換処理(ステップS403)では、図6のフローチャートに従った処理を16回行なうことになる。また、図6のフローチャートにおけるステップS71乃至S78における変換処理(フィルタリング処理)は、図7(b)乃至(d)の同名の変換回路(フィルタリング回路)のいずれかで実行される。また、図6の各変換処理での引数a乃至pは、図7(a)の着目ブロック内の画素a乃至pの位置に対応する。
図6の最初の処理ステップS71の変換処理T_H(a,d,m,p)は、図7(b)の回路構成で実行することを示している。すなわち、図7(b)の入力端子X1,X2,X3,X4に、図7(a)におけるa,d,m,pをそれぞれセットし演算を開始させる。そして、出力端子Y1、Y2、Y3、Y4に現れる4つの値で、元のa,d,m,pの値を更新する。ステップS72乃至S78も同様である。なお、ステップS78では、データl,oの正負の符号を反転した後、T_Odd_Odd演算処理(図7(d)参照)を行なうことを示している。
図6の処理をDC成分について平たく言えば、最初の4つの処理(ステップS71乃至74)では、着目ブロック(4×4画素)のデータから、仮の低周波成分を左上隅の2×2の位置(図7ではa,b,e,fの位置)に集中させる。そして、ステップS75では、左上隅の{a,b,e,f}の位置に格納された2×2個の仮低周波成分のデータを用いて、図7(a)の“a”の位置に、着目ブロックの1つのDC成分を格納させる。また、15個のAC成分については、ステップS71乃至S78の処理過程を経て生成していることになる。
1回目の周波数変換処理では、図6の着目マクロブロックに含まれる16個のブロックそれぞれについて行なう。また、2回めの周波数変換処理では、着目マクロブロックから得られたDCブロック(4×4個のDC成分値)が、図7(a)の配列にあるものと見なし、図6のフローチャートに示す処理を1回行なえば良いことになる。
上記の通り、2回の周波数変換処理で、1つのマクロブロックからは、1つのDC成分、15(=4×4−1)個のACDC成分、240(=15×4×4)個のAC成分が得られる。当業者であれば容易に理解できるように、このマクロブロックのDC成分の符号化データのみを復号して得られる画像のサイズは、オリジナル画像のサイズの水平、垂直とも1/16のサイズとなる。そして、DC、ACDC成分の符号化データのみを復号して得られる画像のサイズは、オリジナル画像のサイズの水平、垂直とも1/4のサイズとなる。そして、DC、ACDC、及び、AC成分の全ての符号化データを用いて復号するとオリジナルと同じサイズの画像を復号できることになる。
なお、実施形態における符号化処理では、タイル単位に符号化データを生成する。実施形態では、1タイルは6×4個のマクロブロックで構成されるものとしているので、上記ステップS403、S404はこの1タイルに含まれるマクロブロックの数だけ処理することになる。
図3の説明に戻る。ステップS402において、第1変換部201は、メモリ203から取得した系列変換情報SCが“0”以外、すなわち、SC=1又は2であると判断した場合、ステップS405に進む。ステップS405では、第1変換部201は、第2変換部202に対して変換処理の開始指示を行なう。
この第2変換部202の処理は、第1変換部201がブロック単位の演算を基礎にしていることに起因するブロック境界の歪みを補正するため、ブロックの境界を跨ぐ(オーバーラップする)範囲で補正処理を行なう。それ故、この第2の変換部202が実行する処理を以降、ブロックオーバラップ処理という。
第1変換部201によって起動指示を受けた第2変換部202は、図8に示したように入力タイル中のブロック(4×4画素)の境界を跨ぐ(オーバーラップする)windowを用いてブロックオーバラップ処理を行なう(ステップS405)。このブロックオーバラップ処理は、図16のフローチャートに示す通りである。図16には、先に示した図6のフローチャートで示した処理に加えて、2つのフィルタ処理、すなわち、T_s()、及び、T_Ro()が新に追加される。このT_s()、及び、T_Ro()は図17(a),(b)の回路構成で実現する。T_s()、T_R処理は、2入力、2出力のフィルタリング処理である。ブロックオーバラップ処理は、先に説明した周波数変換処理の処理対象のブロックを跨ぐ範囲を処理対象とすることで、周波数変換するブロック境界での不連続性の発生を抑制できる。
この後、処理は、ステップS406に進み、第1変換部201は、周波数変換処理を1回を行なう。このステップS406における周波数変換処理は、図5のマクロブロックに相当する領域内の4×4個のブロックそれぞれについて周波数変換を行なうものである。すなわち、ステップS403と同様に、16個のブロックを周波数変換し16個のDC成分と、240個のAC成分を算出する処理である。実施形態の場合、1つのタイルに含まれるマクロブロックの数は6×4個であるので、上記処理を24回実行することになる。
次に、ステップS407において、第1変換部201は、メモリ203から取得した系列変換情報SCが“1”であるか否かを判断する。“1”であると判断した場合には、ステップS409に処理を進める。一方、“1”以外、すなわち、系列変換情報SCが“2”であると判断した場合、処理はステップS408に進み、第2変換部202に対して、2回めのブロックオーバラップ処理(図16参照)を実行させる。なお、ステップS408における第2変換部202が実行するブロックオーバラップ処理の処理対象となるのは、6×4個のDCブロックとなる。ステップS409では、2回目の周波数変換処理を実行する。この2回めの周波数変換処理はステップS404と同じである。但し、処理対象は、ステップS406、もしくはステップS408の処理を経た1タイルに含まれる複数のDCブロックの集合に対して行なう。すなわち、1つのタイルは6×4個のマクロブロックを内包し、1マクロブロックからDCブロックが1個生成される。従って、24個のDCブロックについて周波数変換を行なうことになる。
以上の処理をまとめると、本実施形態のマクロブロックに対する処理は次の通りである。
・撮影する画像サイズがSサイズの場合:
周波数変換処理→周波数変換処理
・撮影する画像サイズがMサイズの場合:
ブロックオーバラップ処理→周波数変換処理→周波数変換処理
・撮影する画像サイズがLサイズの場合:
ブロックオーバラップ処理→周波数変換処理→ブロックオーバラップ処理→周波数変換処理
以上説明したのが、図1(a)における系列変換部102の処理である。系列変換部102は上記の変換結果を、後続する量子化部103に出力する。量子化部103は、Qパラメータ(以下QPと呼ぶ)を設定し、この設定されたQPと以下の変換式に従って量子化ステップを算出する。
QPindex≦1の場合 QP=QPindex
QPindex>16の場合 QP=((QPindex % 16) + 16) << ((QPindex >> 4) -1)
(ここで、x%yは、除算x/yの商を返す関数である。また、x<<yは値xを左(上位)方向にyビットシフトする関数であり、x>>yは値xを右(下位)方向にyビットシフトする関数である)
なお本実施の形態では、ここで述べるQPの設定方法としては、以下の3つの自由度があり、これらの組み合わせでQPを設定できるものとする。
・自由度軸1:空間的自由度:
1.1 画像中全マクロブロックに対して同一のQPを設定.
1.2 タイル内における全マクロブロックに対して同一のQPを設定.
1.3 タイル内の各マクロブロックに対して自由にQPを設定.
・自由度軸2:周波数的自由度:
2.1 全周波数成分に対して同一のQPを設定.
2.2 DC成分とローパス成分(ACDC成分)に対して同一のQPを設定、ハイパス成分(AC成分)には異なるQPを設定.
2.3 ローパス成分とハイパス成分で同一のQPを設定、DC成分には異なるQPを設定.
2.4 各周波数成分に異なるQPを設定.
・自由度3:カラープレーン的自由度:
3.1 全カラープレーンでQPを同一に設定.
3.2 輝度プレーンに1つのQPを設定、輝度以外のプレーンに対して同一のQPを設定.
3.3 各プレーン別々にQPを設定.
例えば、従来のJFIFにおける量子化は、空間的自由度では1.1であり、カラープレーン的自由度では3.2である。なお、JFIFではマクロブロック中、各係数に量子化ステップを割り当てるため、周波数的自由度にはあてはまる項目はない。
さて、上記のようにして量子化部103による量子化処理を終えると、量子化後のデータを係数予測部104に出力する。係数予測部104は、係数予測を行い、その予測誤差を出力する。係数予測では、DC成分,ローパス成分(ACDC成分),ハイパス成分(AC成分)それぞれ別個のルールに基づいて実施する。なお、予測演算の方法は各タイル単位で決定されて、また、隣接タイルの係数を使わない。以下、係数予測部104による各成分の予測演算について説明する。
(1)DC成分予測
先に説明したように、実施形態の場合、1つのタイルは6×4個のマクロブロックで構成される。1つのマクロブロックからは1つのDC成分(図5参照)が得られるわけであるから、1つのタイルからは6×4個の量子化処理済みのDC成分が得られる。係数予測部104のDC成分予測処理(予測誤差算出処理)は次の通りである。
1タイル内のDC成分値をラスタースキャンする。図9は、タイル内のスキャン処理中の着目マクロブロックのDC成分Xと、相対的に隣接する近傍DC成分D、T、Lの関係を示している。ラスタースキャンするわけであるから、着目DC成分Xの近傍に位置する近傍DC成分D、T、Lは、既に予測処理(予測誤差算出)を終えた位置にあることになる点に注意されたい。なお、着目DC成分Xが、左上隅位置にあるとき、近傍DC成分D、T、Lの全てはタイル外に位置する。また、着目DC成分Xが、左上隅位置以外の1ライン目にあるとき、近傍DC成分D、Tはタイル外に位置する。そして、着目DC成分Xが、左上隅位置以外の左端にあるとき、近傍DC成分D、Lはタイル外に位置する。このように、参照すべきタイル外にある近傍DC成分は、所定値(例えば、“0”)を持つものとみなす。この所定値は、画像復号装置と同じになれば良いので、必ずしも“0”でなくても構わない。
以下、図10のフローチャートに従ってタイル内のDC成分予測処理を説明する。
先ず、ステップS1201では、近傍DC成分値であるDとTの差分絶対値(水平方向差分絶対値)ABS_HORを算出し、近傍DC成分値であるDとLの差分絶対値(垂直方向差分絶対値)ABS_VERを算出する。そして、ステップS1202にて、ABS_HOR<<ABS_VERであるか、すなわち、ABS_HORがABS_VERより十分に小さいか否かを判断する。具体的には、或る正の閾値Thを用い、次式を満たす場合に、ABS_HORがABS_VERよりも十分に小さいと判断する。
ABS_HOR−ABS_VER<Th
ステップS1202の処理を平たく説明するのであれば、着目タイル(図示のXの位置)近傍では、垂直方向よりも、水平方向に似通った画像が連続しているか否かを判断するものである。従って、ステップS1202にて、ABS_HOR<<ABS_VERであった場合、処理はステップS1203に進み、着目DC成分Xの予測値Pとして左隣のDC成分Lを用いることに決定する。また、ステップS1202にて、Noと判断された場合、ステップS1204に処理を進める。このステップS1204では、ABS_HOR>>ABS_VERであるか、すなわち、ABS_VERがABS_HORより十分に小さいか否かを判断する。これは、ステップS1202と同様であり、次式を満たす場合に、ABS_VERがABS_HORよりも十分に小さいと判断する。
ABS_VER−ABS_HOR<Th
ABS_VER<<ABS_HORであった場合(ステップS1204がYesの場合)、着目DC成分Xと垂直方向に隣に位置するDC成分Tとの差が小さくなる確率が高いと言える。従って、処理はステップS1205に進み、着目DC成分Xの予測値Pとして上隣のDC成分Tを用いることに決定する。また、ステップS1204にて、Noと判断された場合、ステップS1206に進み、着目DC成分Xの予測値Pとして、(T+L)/2を用いることに決定する。なお、(T+L)/2の算出は、T+Lを算出し、その後で、1ビット下位方向にシフトすることで得られる(小数点以下は切り捨て)。
上記のステップS1203、1205、1206のいずれかによって着目DC成分Xの予測値Pが求まると、ステップS1207にて、着目DC成分Xと予測値Pとの差分を予測誤差として算出する。この後、処理はステップS1208に進み、着目タイル内の全DC成分の予測誤差算出を終えたか否かを判断する。この判断が否(No)の場合には、ステップS1209にて、着目DC成分Xの位置を次の位置に更新し、ステップS1201に戻る。以上のようにして、着目タイル内の6×4個のDC成分の予測誤差算出処理が行われる。
(2)ローパス成分(ACDC成分)予測
図11は、1つのマクロブロックの量子化後のACDC成分値の配列を示している。この配列は、1つのマクロブロックに対して、2回めの周波数変換を行なったACDC成分値(図5参照)でもある。ローパス成分の予測処理の対象となるのは、図11における{1,2,3}で示されるACDC成分か、同図の{4、8、12}で示されるACDC成分のいずれか一方である。例えば、図11におけるACDC成分{4,8,12}を予測処理すると決定された場合、それ以外の{1,2,3,5,6,7,9,10,11,13,14,15}の位置のACDC成分は予測誤差算出処理は行なわない。なお、着目マクロブロックが、タイル内の左端や上端の位置にあるとき、参照する着目マクロブロックに隣接するマクロブロックは存在しない。このように参照すべきマクロブロックが存在しない場合、その存在しないマクロブロックでは、{1、2、3}を予測誤差算出対象として処理したものと見なす。但し、{4、8、12}を予測誤差算出対象としても構わない。要するに、符号化側と復号側で共通にすればよい。
図12は、ローパス成分予測処理の処理手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに従って説明する。ステップS1401では、着目ブロックの左隣のマクロブロックのDC予測方向が水平方向であり、且つ、着目マクロブロックのDC成分の量子化パラメータQP_Cと、着目マクロブロックの左隣のマクロブロックのDC成分の量子化パラメータQP_Lとが等しいか否かを判断する。この2つの条件を満たす場合(ステップS1401の判断やYes)、着目ブロックの予測方向を水平方向として決定する。すなわち、図11における{1,2,3}を予測誤差算出対象として決定し、それ以外は予測誤差算出対象外にする(ステップS1402)。そして、ステップS1405にて、予測誤差算出を行なう。また、ステップS1401でNoと判断された場合、ステップS1403に処理を進める。このステップS1403では、着目ブロックの上隣のマクロブロックのDC予測方向が垂直方向であり、且つ、着目マクロブロックのDC成分の量子化パラメータQP_Cと、着目マクロブロックの上隣のマクロブロックのDC成分の量子化パラメータQP_Tとが等しいか否かを判断する。この2つの条件を満たす場合、着目ブロックの予測方向を垂直方向として決定する。すなわち、図11における{4,8,12}を予測誤差算出対象として決定し、それ以外は予測誤差算出対象外にする(ステップS1404)。そして、ステップS1405にて、予測誤差算出を行なう。また、ステップS1403の判断がNoの場合、着目マクロブロック内のACDC成分については予測誤差算出は行なわず、本処理を終える。
(3)ハイパス成分(AC成分)予測
図13(a)乃至(c)はハイパス成分の予測方向(3通り)を示す図である。ここで言うハイパス成分は、図5における1回めの周波数変換した際に得られた4×4個のブロックの各DC成分を除いたAC成分である(図5参照)。また、周波数変換した1つのブロックは、1つのDC成分と、15個のAC成分が得られるが、図示では、このAC成分についてその配列の位置を示すため、1乃至15の番号を付した。また、ハイパス成分の予測を求める対象は、図13(a)における{1、2、3}のAC成分、{4、8、12}のAC成分のいずれかになる。例えば、{1、2、3}のAC成分について予測誤差を求めると決定した場合、{4、5、6、…、15}のAC成分は予測誤差算出対象外にする。
図14は、ハイパス成分の予測処理を示すフローチャートであり、以下、同図に従って説明する。
着目タイルの各ブロックの左端の{4、8、12}の位置のAC成分値のエネルギー値E_Lと、着目タイルの各ブロックの上端の{1,2,3}のエネルギー値E_Tを求める。着目タイルには、4×4個のブロックが存在する。E_L値は、16個のブロックの{4、8、12}の位置にあるAC成分の絶対値の合計値で良い。また、E_T値は、16個のブロックの{1、2、3}の位置にあるAC成分の絶対値の合計値で良い。ステップS1601では、E_LがE_Tに対して十分に小さいか否かを判定する。予め設定された正の閾値Thを用い、次式を満たすか否かを判定すればよい。
E_L−E_T<Th
E_L<<E_Tであると判断した場合、着目ブロックのAC成分の予測誤差を求める方向は水平方向に決定し、ステップS1602にて各ブロックの{4、8、12}の位置にあるAC成分を、図13(a)に示す水平方向にスキャンし、予測誤差を求める。
また、ステップS1601の判定がNoの場合、処理はステップS1605に進み、E_TがE_Lに対して十分に小さいか否かを判定する。上記の閾値Thを用い、次式を満たすか否かを判定すればよい。
E_T−E_L<Th
ステップS1605にて、E_T<<E_Lであると判断した場合、着目ブロックのAC成分の予測誤差を求める方向は垂直方向に決定する。そして、ステップS1604にて各ブロックの{1、2、3}の位置にあるAC成分を、図13(b)に示す水平方向にスキャンし、予測誤差を求める。
また、ステップS1603の判断がNoの場合、着目マクロブロックのAC成分については予測誤差算出は行なわない(図13(c))。なお、1つのタイルは、実施形態の場合、6×4個のマクロブロックが含まれるので、最終的に出力されるタイル毎の符号化データのヘッダには、各マクロブロックのスキャン方向が水平、垂直、スキャン無しの情報を格納しておく。
以上が係数予測部104の処理の説明である。この係数予測部104による予測処理の結果、DC成分、ACDC成分、AC成分の各予測誤差と、予測誤差を算出しなかった複数の成分値が係数スキャン部105に出力される。
係数スキャン部105は、1タイル分の上記の情報を格納するバッファを有し、各成分(予測誤差、予測誤差を算出していない成分値)を、JPEG方式の係数スキャンと同様にジグザグスキャンを行い、内部バッファ内に並べ替える。この詳細については、本発明の本質ではないので省略する。
エントロピー符号化部106は、係数スキャン部105内の内部バッファに並べられた値についてエントロピー符号化を行なう(ハフマン符号語の割り当て処理を行なう)。本実施形態においては、DC成分については、隣り合うブロック間で差分を取った上で差分値をハフマン符号する。ローパス成分,ハイパス成分についてはジグザグスキャン順に沿って、ゼロランの乱数と非ゼロ係数の組み合わせに対して2次元ハフマン符号化を実施する。2次元ハフマン符号化については、JPEGと同様な手法で行うものとする。
1つのタイルのエントロピー符号化を終えると、符号列形成部107はエントロピー符号化の結果となる符号化データを並べ変え、先頭にヘッダをつけて符号列を形成する処理を行なう。
実施形態における1タイルの符号列の配列形式は2種類ある。1つは、スペーシャルモード(空間順符号列)であり、もう1つはフリークエンシーモード(解像度順符号列)である。スペーシャルモードは、図15(a)に示したとおり、タイル内においてラスタースキャン順にマクロブロック単位にデータを並べたデータ構造である。1つのマクロブロックのデータは、DC、ACDC,ACの符号化データの順である。一方、フリークエンシーモードは、図15(b)に示すように、タイル内の各DC成分の符号化データを並べ、後続してACDC成分の符号化データ、そして、DC成分の符号化データの並べる。つまり、低周波から高周波に向かう順に符号化データを並べる。
スペーシャルモードは、オリジナル画像を最初から再現する際に都合の良いフォーマットである。一方、後者、すなわち、フリークエンシーモードは、オリジナルの画像の解像度よりも低い解像度(中間解像度)の画像を再現する場合に都合が良い。すなわち、徐々に解像度をあげて再現する場合に適したものと言える。なお、図15(b)におけるフリークエンシーモードの符号化データ中の「FLEXBITS」について簡単に説明する。各成分値(予測誤差値を含む)は、その成分値を表わす多ビットの或るビット位置を境にし、その上位ビット群と下位ビット群に分ける。上位ビット群は、連続して同じ値になる確率が高いので符号化対象とする。下位ビット群で表わされる値は、連続性が無いので符号化しない。FLEXBITSは、各成分値(予測誤差値を含む)の下位ビットの未符号化のデータで構成されるものである。
さて、本実施形態では、先に説明した符号列形成情報CFが“2”の場合、フリークエンシーモードに従った順に符号化データを並べて符号系列を生成する。一方、符号列形成情報CFが“1”の場合には、スペーシャルモードに従った符号系列を生成する。かかる点を平たく言えば、符号化対象の画像の解像度が高い(実施形態では、サイズL以上)の画像を符号化する場合、その画像を構成している画素が非常に多く、一般的に、ユーザは、それよりも低い解像度の画像を見る(復号する)可能性が高いので、フリークエンシーモードに従った符号列を形成するようにした。一方、サイズL未満の場合には、スペーシャルモードに従った符号列を形成するようにした。
なお、フリークエンシーモードとスペーシャルモードを決定する際の閾値として、実施形態では、サイズL以上か未満かで決定するものとしたが、サイズM以上かそれ未満かとしても構わない。特に、昨今のデジタルカメラは、撮像可能な画素数は増える一方であり、撮影できるサイズも3種類ではなく、4種類以上も備えることになるであろうから、ユーザが閾値となるサイズ(画素数)を設定するようようにしても構わない。いずれにしても、どの解像度以上からスペーシャルモードにするかの設定情報は、不揮発性メモリに保持し、この保持された情報に従って、符号列を形成する。
当業者であれば容易に理解できるように、スペーシャルモードの場合、マクロブロック単位に符号列を形成できるので、符号系列の生成は比較的簡単な処理である。一方、フリークエンシーモードは、タイル全体の符号化が終了しないと、符号列を生成することができないので、その分だけ処理に時間を要する。ただ、後者の方法を取ることで、復号再生の初期段階で縮小画像を表示することができるため、アプリケーションとしての価値を高めることが可能となる。
なお、フリークエンシーモードとスペーシャルモードは、1つの画像について一義的に決まるので、ファイルヘッダに、いずれのモードであるかを示す情報を格納することになる。また、ファイルヘッダには、これ以外にも、QP,予測方法,ハフマン符号化のテーブルをはじめ、上記の系列変換情報SC、すなわち、ブロック境界の歪み抑制処理回数も格納されている。また、タイルヘッダには、AC成分の予測処理におけるスキャン方向を示す情報が格納されることになる。
以上説明したように、撮影する画像のサイズが大きいほど、系列変換部102はブロックオーバラップ処理の実行回数(最大2回)を多くする。この結果、中間解像度で再現する画像のブロックノイズが目立つことが無くなり、良好な画像を再現できるようになる。また、撮影する画像のサイズがLサイズ以上の場合、生成される符号列のデータ構造がフリークエンシーモードとなる。従って、オリジナルの解像度(実施形態では4000×3000画素)だけでなく、それより低い中間解像度(実施形態では、1000×750画素、約250×190画素)の画像を復号可能となる。つまり、オリジナルの解像度を含む、3種類の解像度の画像を、間引きや補間処理といった負荷の大きい処理を介在せずに、符号化データファイルからダイレクトに復号することができる。
[蓄積装置の説明]
次に、図20を参照し、上記のデジタルカメラで撮像し、符号化された画像データを蓄積する蓄積装置の構成とその処理内容を以下に説明する。この蓄積装置は、HDDレコーダーのような蓄積デバイスであり、デジタルカメラで撮影し、符号化された画像データファイルを蓄積、管理すると共に、その画像の表示出力機能を合わせ持つものである。蓄積装置は、表示部2501、画像圧縮/伸長部2502、画像処理部2503、出力部2504、メモリ2505、操作部2506、ヘッダ解析操作部2507、CPU2508、HDD2509、及び、入力部2510を有する。ここで、入力部2510は、先に説明したデジタルカメラと通信するインタフェース、もしくは、デジタルカメラから抜き出したメモリカードをセットするカードリーダである。そして、この入力部2510から入力された画像データはHDD2509に蓄積される。また、操作部2506には、各種スイッチや操作ボタンが設けられており、その中に高速表示指示部2506aが有る。
以下、操作部2506から画像の復号が指示された(再生が指示された)場合のCPU2508の処理フローを図21のフローチャートを用いて説明する。
画像の復号指示が発生した場合、CPU2508は復号対象の符号化画像データをHDD2509からメモリ2505へコピーする(ステップS2601)。その後、高速表示指定部2506aによる高速表示(高速復号)の指定があるかどうかを判断する(ステップS2602)。もし高速表示が非指定の場合(ステップS2602でNo)、画像圧縮/伸長部2502で該当画像を通常通り復号する(ステップS2606)。ここでは原画像と同じ解像度で復号するものとする。ステップS2602でYesであれば、復号対象の画像符号化データのファイルヘッダを解析する(ステップS2603)。そして、ヘッダ内の系列変換情報SCを抽出し、その情報SCが1であるかどうかを判定する(ステップS2604)。SC情報が1以外(0又は2である)場合、該当符号化画像データを通常通り画像圧縮/伸長部2502に供給することで復号させる(ステップS2606)。一方、SC情報が1である場合(ステップS2604でYes)、ヘッダ内のSC情報を“0”に書き換える(ステップS2605)。そしてヘッダ情報変更後のヘッダを含む符号化画像データを画像圧縮/伸長部2502に要求することで復号させる(ステップS2606)。復号された画像は、表示部2501で表示する(ステップS2607)。
画像圧縮/伸長部2502は圧縮部及び伸長部で構成され、圧縮部は、既に説明したデジタルカメラと同様であるので、以下では、伸長部(復号処理部)の構成とその処理内容を説明する。
画像圧縮/伸長部2502の伸長部は、図1(b)に示すように、復号情報取得部2101、エントロピー復号部2102、係数展開部2103、係数逆予測部2104、逆量子化部2105、逆系列変換部2106、逆色変換部2107を有する。
復号情報取得部2101に符号列が入力されると、符号列中のヘッダ情報が解析される。この解析処理により、FLEXBITS情報、符号列順情報(フリークエンシー/スペーシャル)、量子化パラメータ情報、オーバーラップ処理回数(第1の実施形態における情報SCに相当する)などの符号化条件に関する情報が取得される。また、復号情報取得部2101は、復号対象の符号列(ステップS2503で決定した復号対象符号列)を指定する情報も入力する。そして、この指定された符号列を、後続するエントロピー復号部2102に出力する。すなわち、指定された符号列以外はエントロピー復号部2102に出力しない
エントロピー復号部2102では、入力した符号列をエントロピー復号を行い、復号結果を係数展開部2103へ出力する。係数展開部2103では、エンコード時の係数スキャンにより係数の並べ替えが行われているので、その逆を行い、ラスタースキャン順に戻す。係数逆予測部2104では、量子化ステップ情報などを基に、エンコード時の予測演算の逆演算を行って量子化インデックス(量子化された係数)を生成する。逆量子化部2105では量子化インデックスに対して逆量子化を行って係数を生成し、逆系列変換部2106では図3のフローチャートの逆の処理を行って、色変換データを生成する。逆色変換部2107では、色変換データに対して逆色変換を行い、復号画像を生成する
以上説明したとおり、本実施の形態においてはヘッダ中のデータを書き変えることで、情報SCが1である場合、すなわち、該当する逆オーバーラップ処理(図22(b)の1st Level逆POT)をスキップする。この結果、復号画像は本来の画質とはならないものの、復号処理は短時間で済ませることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施の形態においては画像をフル解像度で復号する場合の方法を示した。実際には復号側では中間解像度で表示する場合もある。本実施の形態では、中間解像度で復号する場合も含めて処理を行う復号装置について説明する
LPサイズ(DC+ACDC成分)までの画像を復号する場合、エンコード時にPOTが2回かかっている場合、2回目のブロック歪み抑制処理をスキップすることができ、高速化を実現できる。
本実施形態では第1の実施形態と同様な処理システムを想定する。異なる点は、図23に示すように、再生(復号)する際の解像度を指定する復号解像度指定部2506bが操作部2506に設けられた点と、その処理内容である。この復号解像度指定部2506は、符号化画像データのDC成分のみの画像(以下、DC画像)、DC+ACDC成分のみの画像(以下、LP画像)、及び、DC+ACDC+ACの全成分を用いた画像(以下、フル解像度画像)の3通りから指定するものとする。以下、本第2の実施形態における蓄積装置におけるCPU2508の処理手順を、図24のフローチャートに従って説明する。
操作部2506を介して、ユーザーから復号すべき画像を指定されると、HDD2509内の該当する画像をメモリ2505へコピーする(ステップS3101)。さらに復号解像度指定部2506bで指定された復号すべき解像度の情報を取得する(ステップS3102)。この解像度情報は、先に説明したようにDC画像、LP画像、フル解像度画像のいずれかが指定されるものとする。もし復号すべき解像度がDC画像であると判定した場合(ステップS3103でYes)、画像圧縮/伸長部2502でDC成分のみを復号する(ステップS3104)。
また、復号すべき画像サイズがDC画像ではない場合(ステップS3103でNo)、LP画像か否かを判断する(ステップS3105)。もしLP画像であれば(ステップS3105でYes)、高速表示指示部2506aによる高速表示が指定されているかどうかを判断する(ステップS3106)。もし高速表示が非指定であれば(ステップS3106でNo)、DC成分とLP成分を復号する(ステップS3107)。もし指定されていれば(ステップS3106でYes)、ヘッダ中のSC情報が2であるかどうかを判断する(ステップS3108)。もし2であれば(ステップS3108でYes)、高速化のためにSC情報に“0”(又は“1”)を設定し(ステップS3109)、復号する(ステップS3107)。2以外であれば(ステップS3108でNo)、そのまま復号する(ステップS3107)。なお、ヘッダのSC情報が“2”の場合に、それを“0”に変更しても、“1”に変更しても結果は同じである。理由は、ステップS3107では、DC,ACDC成分のみしか復号しなからである。
また、ステップS3105にて、もし復号サイズがLP画像以外、すなわち、フルサイズ画像であると判断された(ステップS3105でNo)、高速表示が指定されているかどうかを判断する(ステップS3110)。もし指定されていなければ(ステップS3110でNo)、フル解像度を復号する(ステップS3111)。もし指定されていれば(ステップS3110でYes)、ヘッダ中のSC情報が1であるかどうかを判断する(ステップS3112)。もし1であれば(ステップS3112でYes)、高速化のためにSC情報に0を設定し(ステップS3113)、復号する(ステップS3111)。1以外であれば(ステップS3112でNo)、そのまま復号する(ステップS3111)。そして、生成された復号画像は表示部2501で表示される(ステップS3114)。

以上、本第2の実施形態においては、様々な解像度に対しても、復号処理を高速化する例を説明した。
[第3の実施形態]
第1,2の実施の形態においては、ヘッダ情報を書き変えることで高速処理を実現する方法を示した。本実施の形態においては、エンコーダ側では歪み補正処理(POT処理)の回数を0,1,2のいずれかを用いて圧縮するものとする。デコーダ側では、内部でPOTのオンとオフを切り替えることで、復号処理の高速化を達成する。なお本実施の形態では原画像と同じ解像度で復号することを想定し、2nd level逆POTをスキップすると、画質への影響が大きいので、スキップするPOTは1st level 逆POTのみとする。
符号化処理については第1の実施形態と概略同じであるので、説明を割愛する。また復号処理についてはブロック図については第1の実施形態と概略同じであるのでその説明も割愛し、以下では、蓄積装置のCPU2208の処理フローを図25のフローチャートに従って説明する。
CPU2208は、符号化データ、及び、高速再生表示か否かを示す処理スピードモード情報を取得すると(ステップS2701)、エントロピー復号と逆量子化を行う(ステップS2702)。続いてDC成分、ACDC成分に対して逆周波数変換を行う(ステップS2703)。この後、系列変換情報SCが2であるかどうかを判定する(ステップS2704)。もし2であれば(ステップS2704でYes)、逆ブロックオーバーラップ変換処理を行い(ステップS2705)、逆周波数変換(ステップS2706)を行う。一方で、系列変換情報SCが2でなければ(ステップS2704でNo)、逆周波数変換(ステップS2706)を行う。要するに、ステップS2706までは、通常の処理を行って、最初の逆ブロックオーバラップ処理の直前までのデータまで復元することになる。ステップS2706を終えたら、系列変換情報SCは2もしくは1であるかどうかを判定する(ステップS2707)。もし2でも1でもなければ(ステップS2707でNo)、そのまま復号画像を表示する(ステップS2711)。一方、系列変換情報SCが2もしくは1であれば(ステップS2707でYes)、高速処理モードが指定されているかどうかを判定する(ステップS2708)。もし指定されていれば(ステップS2708でYes)、レベル補正を行い(ステップS2709)、復号画像を表示する(ステップS2711)。なお、「レベル補正」処理は、逆POT処理(オーバーラップ処理)を行うとダイナミックレンジが変化するため、逆処理をスキップしてそのまま表示するとダイナミックレンジが不自然な画像が表示される。本発明ではオーバーラップ処理により変化するダイナミックレンジをα倍とし、レベル補正とは係数を1/α倍する処理である。このレベル補正処理を設けることにより、逆POT処理を省略したとしても、不自然な画像が表示されることを緩和させることができる。もし高速モードでなければ(ステップS2708でNo)、逆ブロックオーバーラップ処理を行い(ステップS2710)、復号画像を表示する(ステップS2711)。
以上説明したとおり、系列変換情報SCが1もしくは2のときに、画質の低減を極力抑えつつ処理スピードを向上させる方法を示した。
[その他の実施形態]
なお、第1、第2の実施形態では、逆ブロックオーバーラップ処理を行わなかった場合を説明した。しかし、第3の実施形態で説明したレベル補正を、第1,第2の実施形態でも行うようにしても構わない。また、逆に、第3の実施形態ではレベル補正処理を行って出力する方法を示したが、レベル補正処理を行わなくても構わない。
また、第3の実施形態において、原画像と同じ解像度の画像を復号する方法を示したが、DC成分とACDC成分を復号して中間的な解像度で復号しても構わない。なおエンコード時にブロックオーバーラップ処理を2回行っていて、デコード時にDC成分とACDC成分のみを復号して出力表示する場合、逆ブロックオーバーラップ処理をスキップしても画質への影響は小さい。そのためスキップしても構わない。さらに、高速処理が求められている際にスキップして、そうでないときはスキップしない方法も本発明の範疇である
また、実施形態では、画像復号装置として蓄積装置に適用する例を説明したが、デジタルカメラ内の復号部に設けても良いし、搭載する装置の種類によって本願発明が限定されるものではない。
また、DC成分とACDC成分による復号画像のみを出力表示しかつ、高速処理のみしか行わないデコード処理装置として、逆ブロックオーバーラップ処理を全く持たない方法も本発明の範疇である。更に、本第3の実施形態においてエンコード時にブロックオーバーラップ処理として0、1、2のいずれを用いてもよいとしたが、制限を設けても構わない。例えば0、1に限定した上で、デコーダ側には逆ブロックオーバーラップ処理部を全く持たない方法も本発明の範疇である。さらには、デコーダ側では逆周波数変換を2回行った後に行う逆ブロックオーバーラップ処理部だけを持ち、その上で高速処理が必要な場合にはスキップし、不要である場合はスキップしない方法も本発明の範疇である。
以上の実施形態に相当する処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムでもって実現しても構わない。また、通常、コンピュータプログラムは、CD−ROM等のコンピュータ可読記憶媒体に格納されており、それをコンピュータが有する読取り部(CD−ROMドライブ等)にセットし、システムにコピーもしくはインストールすることで実行可能になる。したがって、かかるコンピュータ可読記憶媒体も本発明の範疇にあるのは明らかである

Claims (8)

  1. 2回の周波数変換における各周波数変換の前段で、ブロック歪みを抑制する歪み抑制処理を行うか否かを指定可能な符号化方法で符号化された符号化画像データを復号する画像復号装置であって、
    復号対象の符号化画像データのヘッダに含まれる情報に基づき前記符号化画像データを復号する復号手段と、
    高速復号するか否かを指定する指定手段と、
    復号対象の符号化画像データのヘッダを解析し、前記歪み抑制処理にかかるパラメータ情報を抽出する解析手段と、
    該解析手段で得られた前記パラメータ情報が、最初の周波数変換の前段のみで前記歪み抑制処理が行われていることを示しており、且つ、前記指定手段で高速復号が指定されている場合、前記ヘッダ内のパラメータ情報を、前記歪み抑制処理が1回も行われていないことを示す情報に書き換え、書き換え後のヘッダを含む符号化画像データを前記復号手段に供給するヘッダ情報変更手段と
    を備えることを特徴とする画像復号装置。
  2. 前記ヘッダ情報変更手段は、オリジナルの符号化画像データのコピーのヘッダを更新することを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
  3. 更に、符号化の際の2回目の周波数変換によって得られるDC成分のみで構成されるDC画像、2回目の周波数変換によって得られるDC成分及びAC成分のみで構成されるLP画像、或いは、1回目及び2回目の周波数変換の全成分で構成されるフル解像度画像、のいずれのサイズの画像を再生するかを指定するサイズ指定手段を有し、
    前記ヘッダ情報変更手段は、前記指定手段で高速復号が指定され、且つ、前記サイズ指定手段で前記LP画像又は前記フル解像度画像のいずれかが指定された場合、前記パラメータ情報を書き換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像復号装置。
  4. 2回の周波数変換における各周波数変換の前段で、ブロック歪みを抑制する歪み抑制処理を行うか否かを指定可能な符号化方法で符号化された符号化画像データを復号する画像復号装置であって、
    復号対象の符号化画像データのヘッダに含まれる情報に基づき、前記符号化画像データを復号する復号手段と、
    該復号手段による復号結果に基づき、最初の周波数変換の直前までのデータを復元する処理手段と、
    高速復号するか否かを指定する指定手段と、
    復号対象の符号化画像データのヘッダを解析し、前記歪み抑制処理にかかるパラメータ情報を抽出する解析手段と、
    前記解析手段で得られた前記パラメータ情報が最初の周波数変換の前段で前記歪み抑制処理を行ったことを示し、且つ、前記指定手段で高速復号が非指定の場合、前記処理手段で得られたデータに対して前記歪み抑制処理を実行し、得られたデータを画像データとして表示し、
    前記解析手段で得られた前記パラメータ情報が最初の周波数変換の前段で前記歪み抑制処理を行ったことを示し、且つ、前記指定手段で高速復号が指定された場合、前記処理手段で得られたデータに対して、前記歪み抑制処理よりも簡易なレベル補正処理を実行し、得られたデータを画像データとして表示し、
    前記解析手段で得られた前記パラメータ情報が最初の周波数変換の前段で前記歪み抑制処理を行っていないことを示している場合、前記処理手段で得られたデータを画像データとして表示する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像復号装置。
  5. 2回の周波数変換における各周波数変換の前段で、ブロック歪みを抑制する歪み抑制処理を行うか否かを指定可能な符号化方法で符号化された符号化画像データを復号する画像復号装置の制御方法であって、
    復号手段が、復号対象の符号化画像データのヘッダに含まれる情報に基づき前記符号化画像データを復号する復号工程と、
    指定手段が、高速復号するか否かを指定する指定工程と、
    解析手段が、復号対象の符号化画像データのヘッダを解析し、前記歪み抑制処理にかかるパラメータ情報を抽出する解析工程と、
    ヘッダ情報変更手段が、該解析工程で得られた前記パラメータ情報が、最初の周波数変換の前段のみで前記歪み抑制処理が行われていることを示しており、且つ、前記指定工程で高速復号が指定されている場合、前記ヘッダ内のパラメータ情報を、前記歪み抑制処理が1回も行われていないことを示す情報に書き換え、書き換え後のヘッダを含む符号化画像データを前記復号工程に供給するヘッダ情報変更工程と
    を備えることを特徴とする画像復号装置の制御方法
  6. 2回の周波数変換における各周波数変換の前段で、ブロック歪みを抑制する歪み抑制処理を行うか否かを指定可能な符号化方法で符号化された符号化画像データを復号する画像復号装置の制御方法であって、
    復号手段が、復号対象の符号化画像データのヘッダに含まれる情報に基づき、前記符号化画像データを復号する復号工程と、
    処理手段が、該復号工程による復号結果に基づき、最初の周波数変換の直前までのデータを復元する処理工程と、
    指定手段が、高速復号するか否かを指定する指定工程と、
    解析手段が、復号対象の符号化画像データのヘッダを解析し、前記歪み抑制処理にかかるパラメータ情報を抽出する解析工程と、
    制御手段が、
    前記解析工程で得られた前記パラメータ情報が最初の周波数変換の前段で前記歪み抑制処理を行ったことを示し、且つ、前記指定工程で高速復号が非指定の場合、前記処理工程で得られたデータに対して前記歪み抑制処理を実行し、得られたデータを画像データとして表示し、
    前記解析工程で得られた前記パラメータ情報が最初の周波数変換の前段で前記歪み抑制処理を行ったことを示し、且つ、前記指定工程で高速復号が指定された場合、前記処理工程で得られたデータに対して、前記歪み抑制処理よりも簡易なレベル補正処理を実行し、得られたデータを画像データとして表示し、
    前記解析工程で得られた前記パラメータ情報が最初の周波数変換の前段で前記歪み抑制処理を行っていないことを示している場合、前記処理工程で得られたデータを画像データとして表示する制御工程と
    を備えることを特徴とする画像復号装置の制御方法。
  7. コンピュータに読み込ませ実行させることで、前記コンピュータを、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像復号装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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