JP3655734B2 - 画像圧縮装置および画像表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー静止画像をJPEGアルゴリズムに準拠して情報圧縮する画像圧縮装置、および圧縮画像情報を伸張して表示する画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高解像度画像を符号化(圧縮)して、情報の授受を通信伝送路を介して行なう標準化アルゴリズムがJPEG(Joint Photographic Expert Group )から勧告されている。このJPEGアルゴリズムのプロセスでは、原画像データを2次元DCTによって空間周波数軸上の成分に分解し、この空間周波数軸上で表された各データを量子化し、量子化した各データを符号化することにより、大幅な情報圧縮を行なっている。また、圧縮された画像データを復号化、逆量子化することにより伸張している。
【0003】
画像データの空間周波数の分布は、画面の上下方向に比べ、水平方向の方が高周波数が多く集まることが知られている。JPEGでは、量子化あるいは逆量子化のために所定の量子化テーブルを推奨しているが、この量子化テーブルは、テレビジョンに代表される横長の画面を基準として構成される。このため、カメラを縦位置にして縦長の画像を撮影した場合、この縦長画像の量子化における画像劣化が大きい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
縦長画像の画像劣化を防止するため、例えば縦位置を示すためのマークを画像とともに記録して、画像処理の段階で画像の縦横位置を変換する必要がある。しかしこのような処理は、煩雑であり、かつ処理時間が長くなるという問題が発生する。
【0005】
本発明は、この様な問題点に鑑み、カメラの撮像領域の位置に関わらず、量子化に伴う画像劣化が少ない画像圧縮を容易にする画像圧縮装置および画像表示装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
また本発明による画像圧縮装置は、鉛直方向に対するカメラの撮像領域の長手方向の位置(カメラ位置)を検出し、このカメラ位置に対応した位置データを出力するカメラ姿勢検出手段と、位置データに対応した量子化テーブルが格納された格納手段と、カメラ姿勢検出手段から得られた位置データに基づいて、格納手段から1つの量子化テーブルを選択する量子化テーブル選択手段と、撮影光学系から得られた原画像データに対応した直交変換係数を、選択された量子化テーブルによって量子化して、量子化直交変換係数を求める量子化手段と、量子化直交変換係数を符号化して、画像圧縮データを生成する符号化手段とを備えることを特徴としている。
【0008】
本発明による画像表示装置は、量子化テーブルを用いて量子化された量子化直交変換係数を逆量子化して、直交変換係数を求める逆量子化手段と、量子化に用いられた量子化テーブルを読取る量子化テーブル読取り手段と、量子化テーブル読取り手段から得られた量子化テーブルから、鉛直方向に対するカメラの撮像領域の長手方向の位置(カメラ位置)に対応した位置データを検出する位置データ検出手段と、直交変換係数に対して逆直交変換を施して再生画像データを生成する再生画像データ生成手段と、位置データに基づいて、再生画像データを表示する画像表示手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】
また本発明による画像表示装置は、画像圧縮装置によって圧縮された圧縮画像データを、復号化して量子化直交変換係数を求める復号化手段と、量子化に用いられた量子化テーブルを読み取る量子化テーブル読取り手段と、量子化テーブル読取り手段から得られた量子化テーブルから、位置データを検出する位置データ検出手段と、直交変換係数に対して逆直交変換を施して再生画像データを生成する再生画像データ生成手段と、位置データに基づいて、再生画像データを表示する画像表示手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】
画像圧縮装置において、好ましくは、原画像データが静止画像を表すデータである。
【0011】
画像圧縮装置において、好ましくは、画像圧縮データと量子化に用いられた量子化テーブルとが、記録媒体に記録される。
【0012】
画像圧縮装置において、好ましくは、位置データが、カメラ位置が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°未満に位置する横位置データと、カメラ位置が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°以上90°以内に位置する縦位置データとを含み、格納手段が、横位置用量子化テーブルと縦位置用量子化テーブルとを格納している。
【0013】
画像圧縮装置において、好ましくは、横位置用量子化テーブルと縦位置用量子化テーブルとがそれぞれ2次元の行列で表され、縦位置用量子化テーブルが横位置用量子化テーブルの要素配列の縦横を交換して構成される。
【0014】
画像圧縮装置において、好ましくは、位置データが、カメラ位置が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°未満に位置する横位置データと、カメラ位置が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°以上90°以内に位置する縦位置データとを含み、量子化テーブル作成手段が、予め記録された2次元の行列で表された横位置用量子化テーブルから、要素配列の縦横を交換して、縦位置用量子化テーブルを作成する。
【0015】
画像表示装置において、好ましくは、位置データ検出手段が量子化テーブルの交換される行列要素の値の大小比較によって、横位置か縦位置かを検出する。
【0016】
さらに本発明による画像圧縮装置は、撮影光学系の光軸周りのカメラ位置を検出し、このカメラ位置に対応した位置データを出力するカメラ姿勢検出手段と、位置データに対応した量子化テーブルが格納された格納手段と、カメラ姿勢検出手段から得られた位置データに基づいて、格納手段から1つの量子化テーブルを選択する量子化テーブル選択手段と、撮影光学系から得られた原画像データに対応した直交変換係数を、選択された量子化テーブルによって量子化して、量子化直交変換係数を求める量子化手段と、量子化直交変換係数を符号化して、画像圧縮データを生成する符号化手段とを備えることを特徴としている。
【0018】
本発明による画像表示装置は、量子化テーブルを用いて量子化された量子化直交変換係数を逆量子化して、直交変換係数を求める逆量子化手段と、量子化に用いられた量子化テーブルを読取る量子化テーブル読取り手段と、量子化テーブル読取り手段から得られた量子化テーブルから、撮影光学系の光軸周りのカメラの回転角度位置に対応した位置データを検出する位置データ検出手段と、直交変換係数に対して逆直交変換を施して再生画像データを生成する再生画像データ生成手段と、位置データに基づいて、再生画像データを表示する画像表示手段とを備えたことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による画像圧縮装置および画像表示装置の実施形態について添付図面を参照して説明する。本実施形態において、画像圧縮装置および画像表示装置はデジタルカメラに設けられるものとする。
【0021】
図1は、実施形態である画像圧縮装置の概略構成を示すブロック図である。
被写体Sから到来した光は集光レンズ12によって集光され、被写体像(静止画)がCCD14(固体撮像素子)の受光面上に結像される。CCD14の受光面には多数の光電変換素子が配設される。光電変換素子の上面には、例えばR、G、Bの各色フィルタ要素からなるカラーフィルタが設けられている。各光電変換素子は一つの原画像データに対応している。被写体像は、各光電変換素子によって所定の色に対応した電気信号に変換され、A/D変換器16に入力される。なお、図1の構成ではCCD14は1枚のみであるが、複数のCCDが設けられる構成でもよい。
【0022】
A/D変換器16においてA/ D変換された信号は、図示しない信号処理回路によって輝度信号Yと、色差信号Cb、Crとに変換され、画像メモリ18に入力される。画像メモリ18は輝度信号Yおよび色差信号Cb、Crをそれぞれ格納するために、相互に独立したメモリ領域に分割されており、各メモリ領域は1画像分の記憶容量を有している。
【0023】
画像メモリ18から読み出された輝度信号Yおよび色差信号Cb、Cr、即ち原画像データは、データ圧縮処理のため、DCT処理回路22、量子化処理回路24、量子化テーブル格納部25、符号化処理回路26、量子化テーブル選択部28からなる画像圧縮部20に入力される。DCT処理回路22において、輝度信号Y等の原画像データが離散コサイン変換(以下、DCTという)される。即ち本実施形態では、原画像の直交変換としてDCTが利用される。なお、図1ではDCT処理回路22が1つの処理回路として示されているが、実際には輝度信号Yおよび色差信号Cb、Cr毎に独立したDCT処理回路が設けられている。輝度信号Y等の原画像データは、1画面に関して複数のブロックに分割され、このブロック単位で処理される。各ブロックは8×8個の画素データから構成される。
【0024】
DCT処理回路22において求められた輝度信号Yおよび色差信号Cb、CrのDCT係数は、それぞれ量子化処理回路24に入力される。なお、量子化処理回路24もDCT処理回路22と同様、各信号毎に設けられている。量子化処理回路24に入力された輝度信号Yおよび色差信号Cb、CrのDCT係数は、8×8個の量子化係数により構成された量子化テーブルQy、Qcによってそれぞれ量子化される。この量子化は線形量子化であり、すなわち各DCT係数は対応する量子化係数によって割り算される。
【0025】
この量子化において用いられる量子化テーブルQy、Qcは量子化テーブル選択部28により、後述するカメラの位置データに基づいて選択される。本実施形態において、JPEGアルゴリズムに準拠して、輝度信号YのDCT係数を量子化する量子化テーブルQyと、色差信号Cb、CrのDCT係数を量子化する量子化テーブルQcとは異なっている。
【0026】
量子化処理回路24から出力された輝度信号Y、色差信号Cb、Crの量子化DCT係数は符号化処理回路26に入力され、所定のアルゴリズムにより符号化される。符号化された画像信号、すなわち圧縮画像データM1は、量子化処理回路24において使用された量子化テーブルM2(Qy、Qc)とともに出力され、ICメモリカードなどの記録媒体Mに記録される。
【0027】
図2は輝度信号Yあるいは色差信号Cb、Crの量子化または逆量子化において用いられる量子化テーブルQy、Qcの一例をマトリクスで示す図である。輝度信号Yと色差信号Cb、Crの量子化テーブルは、縦位置用Qy(v)(図2(a) 参照) 、Qc(v)(図2(b) 参照) と、横位置用Qy(h)(図2(c) 参照) 、Qc(h)(図2(d) 参照) の2種類がそれぞれ用意され、この4つの量子化テーブルQy(h)、Qc(h)、Qy(v)、Qc(v)は、量子化テーブル格納部25に格納される。
【0028】
本実施形態おいて、横位置とは、カメラの撮影光学系の光軸が水平面上にある状態を基準に、カメラの撮像面の長手方向がカメラ光軸に関して時計回りあるいは反時計回りに45°未満の位置にある状態を示し、縦位置はカメラの撮像面の長手方向がカメラ光軸に関して時計回りあるいは反時計回りに45°以上90°以内の位置にある状態を示す。
【0029】
なお、横位置用量子化テーブルQy(h)、Qc(h)は、JPEG推奨のものであり、縦位置用量子化テーブルQy(v)、Qc(v)は、横位置用量子化テーブルQy(h)、Qc(h)の縦と横の係数を交換したものである。例えば、横位置用量子化テーブルQy(h)における係数Q05(輝度値40)と係数Q50(輝度値24)は、縦位置用量子化テーブルQy(v)においては、係数Q50(輝度値40)と、係数Q05(輝度値24)に相当する。
【0030】
再び図1を参照する。カメラにはカメラ位置検出部30と量子化テーブル選択部28とが設けられる。カメラ位置検出部30には、カメラ位置センサ、例えば公知の水銀スイッチが設けられ、横位置または縦位置に応じた信号すなわち位置データが出力され、この位置データはカメラが所定角度傾いたことが検出されると、横位置と縦位置の間において切り替わる。
【0031】
図3は水銀スイッチの概略構成を示す図である。水銀スイッチ32は所定軸長さを持ち両端に電極33、35を備えた管34と、この管34の内部に管34が水平位置においてほぼ中央に位置するように注入され、管34の傾きにより管34内(図中、矢印A方向)を移動可能な水銀滴36とを備える。カメラが水平位置のとき、管34も水平位置に有り、水銀滴36は中央の位置にある。電極33、35には電流が流れるが、水銀滴36が電極33、35に接触しない限り水銀スイッチ32内には導通しない。この電流が流れない初期状態のとき、位置データは横位置である。カメラとともに管34が所定角度、例えば45°以上傾くと、水銀滴36は傾いた方向に移動し、電極33及び電極35に接触し、水銀スイッチ32内に電流が導通する。電流が導通すると、位置データは横位置から縦位置に切り替えられる。
【0032】
図示しないカメラのレリーズスイッチが押され、撮影が行なわれると、この撮影時点における位置データが、カメラ位置検出部30から量子化テーブル選択部28へ出力される。量子化テーブル選択部28は、位置データに基づいて、量子化テーブル格納部25から輝度用と色差用との2つの量子化テーブルQy、Qcを選択し、量子化処理回路24へ出力する。例えば縦位置の位置データが入力されると、縦位置用量子化テーブルQy(v)、Qc(v)が量子化テーブルQy、Qcとして選択され、量子化処理回路24に出力される。
【0033】
このように、本実施形態ではカメラの位置、即ち画像が横位置あるいは縦位置であるかどうかが判定され、横位置であれば横位置用量子化テーブルが使用され、縦位置であれば縦位置用量子化テーブルが使用される。従って、縦位置で撮影された画像を横位置に適した量子化テーブルを用いて量子化する従来の構成に比べ、より画像劣化が少ない復元画像が得られる。
【0034】
DCT処理回路において実行される2次元DCT、および量子化処理回路において実行される量子化について説明する。
【0035】
図4は、一例として、8×8画素のブロックの原画像データPv yxと、DCT係数Fv vuと、量子化DCT係数Rv vuと、縦位置用量子化テーブルQv vuとを示している。原画像データPv yxは、縦位置で撮影されたものとする。画素値Pv yxにおいて、添字yは8×8画素ブロックの縦方向の位置を示し、上から0,1,2,...7である。同様に添字xは横方向の位置を示し、左から0,1,2,...7である。添字v,uは、64個のDCT係数を8×8のマトリクスの形式で表示したときの縦および横方向の位置をそれぞれ示し、添字vは上から0,1,2,...7であり、添字uは左から0,1,2,...7である。
【0036】
原画像データPv yxは、2次元DCTによって、8×8=64個のDCT係数Fv vuに変換される。2次元DCTは次の(1)式によって表される。
【数1】
【0037】
64個のDCT係数のうち、位置(0,0)にあるDCT係数Fv 00はDC係数であり、残り63個のDCT係数Fv vuはAC係数である。AC係数は、係数Fv 01もしくは係数Fv 10から係数Fv 77に向かって、より高い空間周波数成分が8×8画素ブロックの原画像データ中にどのくらいあるかを示している。DC係数は8×8画素のブロック全体の画素値の平均値(直流成分)を表している。すなわち、各DCT係数Fv vuはそれぞれ所定の空間周波数に対応している。
【0038】
量子化テーブルQv vuを用いてDCT係数を量子化する式は(2)式により定義される。この式におけるround は、最も近い整数への近似を意味する。すなわち、DCT係数Fv vuおよび量子化テーブルQv vuの各要素同士の割算と、四捨五入とによって、量子化DCT係数Rv vuが求められる。
【0039】
【0040】
このように、量子化処理回路24において求められた量子化DCT係数Rv vuは、例えばJPEGに準拠したハフマン符号化を用いて、符号化処理回路26においてDC成分、AC成分毎に符号化され、記録媒体Mに記録される。ハフマン符号化については、従来公知のため詳細な説明は省略する。また、記録媒体Mには、量子化に用いられた量子化テーブルQy、Qcが、圧縮画像データとともに、所定の領域に記録される。
【0041】
次に図5を参照して、圧縮画像データの伸張を説明する。図5は、画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。
記録媒体Mから読み出された輝度信号Yと、色差信号Cb、Crの圧縮画像データは、復号化処理回路42、逆量子化処理回路44、IDCT処理回路46、量子化テーブル読み込み部48とからなる画像伸張部40に入力される。輝度信号Y等の圧縮画像データは、復号化処理回路42において復号され、それぞれ量子化DCT係数に変換される。この復号化は、ハフマン符号化とは逆の作用であり、従来公知であるため詳述しない。復号化によって得られた量子化DCT係数は、逆量子化処理回路44において量子化に用いた量子化テーブルQy、Qcを用いてそれぞれ逆量子化され、逆量子化DCT係数に変換される。これらの逆量子化DCT係数は、IDCT処理回路46において2次元DCTの逆変換(以下、2次元IDCTという)を施され、それぞれ輝度信号Y、色差信号Cb、Crに変換される。
【0042】
図5および図6を参照して、逆量子化処理回路44において実行される逆量子化、およびIDCT処理回路46において実行される2次元IDCTについて詳述する。
図6は、復号化処理回路42に入力される量子化DCT係数Rv vuと、逆量子化処理回路44において得られる逆量子化DCT係数F’v vuと、IDCT処理回路46において得られるIDCT係数P’v yxとを示している。この例は量子化DCT係数Rv vuを縦位置用量子化テーブルQv vuを用いて逆量子化した場合を示している。
【0043】
記録媒体Mは、圧縮画像データM1と共に、量子化に用いられた量子化テーブルQyが格納されており、量子化テーブル読み込み部48は記録された量子化テーブルQy、即ち縦位置用量子化テーブルQv vuを読取る。量子化テーブル読み込み部48は、縦位置用量子化テーブルQv vuを逆量子化処理回路44に出力する。
【0044】
逆量子化回路44において、復号化処理回路42から入力された量子化DCT係数Rv vuは、縦位置用量子化テーブルQy(v) に含まれる対応した量子化係数Qv vuを乗じることによって逆量子化され、逆量子化DCT係数F’v vuに変換される。この逆量子化DCT係数F’v vuは、図4のDCT係数Fv vuに対応しており、IDCT処理回路46においてIDCTを施され、IDCT係数P’v yxに変換される。このIDCT係数P’v yxは、図4の画素値Pv yxに対応する。
【0045】
図7は、縦横位置検出部50の動作を示すフローチャートである。
量子化テーブル読み込み部48は、量子化係数のデータを逆量子化処理回路44に出力すると共に、縦横位置検出部50にも出力する。縦横位置検出部50において、ステップS102では量子化係数Q05がQ50より大きいかどうかが判定される。Q05がQ50より大きければ、記録された量子化テーブルは横位置用量子化テーブルQy(h)である、即ち横長の画面であると判定され、ステップS104において画面出力回路52に横位置のデータが出力され、横長の画面に対する伸張処理が行なわれる。そしてCRT54において横長の画面が表示される。Q05がQ50以下であれば、記録された量子化テーブルは縦位置用量子化テーブルQy(v)である、即ち縦長の画面であると判定され、ステップS106に進む。ステップS106では、画面出力回路52によって縦長の画面に対する伸張処理がなされ、CRT54で縦長の画面が表示される。
【0046】
以上のように、画像が縦位置あるいは横位置で撮影されたか否かは、記録された量子化テーブルの量子化係数により判定される。従って、メモリカードMには位置データを記録する必要がなく、記録領域を有効に使うことができる。また、画面表示も縦長、横長の画面の選択が容易に行なわれる。
【0047】
図8、図9を参照して、縦位置で撮影された原画像データを横位置用量子化テーブルQh vuを用いて圧縮および伸張したときの画像劣化の度合いについて説明する。
図8は、横位置用量子化テーブルQh vuを用いて量子化したときの、8×8画素のブロックの原画像データPv yxと、DCT係数Fv vuと、量子化DCT係数Rh vuを示している。図9は、量子化DCT係数Rh vuと、横位置用量子化テーブルQh vuを用いて逆量子化したときの逆量子化DCT係数F" v vuと、IDCT係数P" v yxとを示している。
【0048】
画像劣化の度合いは、(3)式および(4)式で示されるように、原画像の輝度値Pv yxと、圧縮伸張後の輝度値P" v yx又はP’ v yxの二乗誤差平均で表される。(3)式に示すrmsh は横位置用量子化テーブルQh yxを用いたときの値であり、(4)式に示すrmsv は縦位置用量子化テーブルQv yxを用いたときの値である。
【数2】
【0049】
上式で明らかなようにrmsh よりrmsv の方が誤差値が小さい。したがって縦位置で撮影された画像は、縦位置用量子化テーブルQv yxを用いた場合の方が画像の劣化が少ない、即ち伸張された画像の復元性が高い。
【0050】
本実施形態の画像圧縮装置および画像表示装置を備えたデジタルカメラは、カメラ位置検出部と、縦位置用と横位置用の2種類の量子化テーブルを格納した量子化テーブル格納部と、カメラの位置データにより量子化テーブルを選択する量子化テーブル選択部を備えている。また、選択された量子化テーブルからカメラの位置データを得る縦横位置検出部を備えている。従って、縦位置で撮影された画像は常に縦位置用量子化テーブルによって量子化あるいは逆量子化することができ、縦位置の画像データであっても復元性の良い画像が得られる。
【0051】
なお、本実施形態では、縦位置、および横位置は鉛直方向に対する撮像領域の長手方向の位置で示したが、カメラの光軸方向に対する撮像領域の長手方向の位置で示してもよい。
【0052】
【発明の効果】
本発明によると、カメラの撮像領域の位置に関わらず、量子化に伴う画像劣化が少ない画像圧縮を行なう画像圧縮装置および画像表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である画像圧縮装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】輝度信号及び色差信号の量子化または逆量子化において用いられる量子化テーブルの例を示す図である。
【図3】水銀スイッチの概略構成を示す図である。
【図4】原画像の輝度信号Pv yx、DCT係数Fv vu、横位置用量子化テーブルQy(v)を用いて量子化したときの量子化DCT係数Rv vuの例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態である画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】 量子化DCT係数Rv vu、横位置用量子化テーブルQy(v)を用いて逆量子化したときの逆量子化DCT係数F’v vu、復元画像の輝度信号P’v yxの例を示す図である。
【図7】図5に示す量子化テーブル読み込み部の動作を示すフローチャートである。
【図8】原画像の輝度信号Pv yx、DCT係数Fv vu、横位置用量子化テーブルQy(h)を用いて量子化したときの量子化DCT係数Rh vuの例を示す図である。
【図9】量子化DCT係数Rh vu、横位置用量子化テーブルQy(h)を用いて逆量子化したときの逆量子化DCT係数F”v vu、復元画像の輝度信号P”v yxの例を示す図である。
【符号の説明】
20 画像圧縮部
24 量子化処理回路
25 量子化テーブル格納部
28 量子化テーブル選択部
30 カメラ位置検出部
40 画像伸張部
48 量子化テーブル読み込み部
50 縦横位置検出部
Claims (12)
- 鉛直方向に対するカメラの撮像領域の長手方向の位置(カメラ位置)を検出し、このカメラ位置に対応した位置データを出力するカメラ姿勢検出手段と、
前記位置データに対応した量子化テーブルが格納された格納手段と、
前記カメラ姿勢検出手段から得られた位置データに基づいて、前記格納手段から1つの量子化テーブルを選択する量子化テーブル選択手段と、
撮影光学系から得られた原画像データに対応した直交変換係数を、選択された前記量子化テーブルによって量子化して、量子化直交変換係数を求める量子化手段と、
前記量子化直交変換係数を符号化して、画像圧縮データを生成する符号化手段とを備えることを特徴とする画像圧縮装置。 - 鉛直方向に対するカメラの撮像領域の長手方向の位置(カメラ位置)であって、前記長手方向が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°未満にある横位置と、前記長手方向が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°以上90°以内にある縦位置とのいずれかに対応した量子化テーブルを用いて量子化された量子化直交変換係数を逆量子化して、直交変換係数を求める逆量子化手段と、
量子化に用いられた前記量子化テーブルを読取る量子化テーブル読取り手段と、
前記量子化テーブル読取り手段が読取った前記量子化テーブルに対応する前記カメラ位置が、前記横位置であるか前記縦位置であるかを判断するカメラ位置判断手段と、
前記直交変換係数に対して逆直交変換を施して再生画像データを生成する再生画像データ生成手段と、
前記カメラ位置が横位置であるか縦位置であるかに応じて、前記再生画像データを表示する画像表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項1に記載の画像圧縮装置によって圧縮された前記画像圧縮データを、復号化して量子化直交変換係数を求める復号化手段と、
鉛直方向に対するカメラの撮像領域の長手方向の位置(カメラ位置)であって、前記長手方向が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°未満にある横位置と、前記長手方向が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°以上90°以内にある縦位置とに対応した量子化テーブルのうち、量子化に用いられた前記量子化テーブルを読み取る量子化テーブル読取り手段と、
前記量子化テーブル読取り手段が読取った前記量子化テーブルに対応する前記カメラ位置が、前記横位置であるか前記縦位置であるかを判断するカメラ位置判断手段と、
前記量子化直交変換係数を逆量子化して、直交変換係数を求める逆量子化手段と、
前記直交変換係数に対して逆直交変換を施して再生画像データを生成する再生画像データ生成手段と、
前記カメラ位置が横位置であるか縦位置であるかに応じて、前記再生画像データを表示する画像表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 前記原画像データが静止画像を表すデータであることを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
- 前記画像圧縮データと量子化に用いられた前記量子化テーブルとが、記録媒体に記録されることを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
- 前記位置データが、前記カメラ位置が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°未満に位置する横位置データと、前記カメラ位置が水平位置から時計回りまたは反時計回りに45°以上90°以内に位置する縦位置データとを含み、
前記格納手段が、横位置用量子化テーブルと縦位置用量子化テーブルとを格納していることを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。 - 横位置用量子化テーブルと縦位置用量子化テーブルとがそれぞれ2次元の行列で表され、
縦位置用量子化テーブルが横位置用量子化テーブルの要素配列の縦横を交換して構成されることを特徴とする請求項6に記載の画像圧縮装置。 - 前記カメラ位置判断手段が、前記横位置に対応した量子化テーブルと 前記縦位置に対応した量子化テーブルの行列要素のうち、所定の前記量子化直交変換係数についての前記行列要素の値の大小比較によって、前記カメラ位置が横位置か縦位置かを検出することを特徴とする請求項2乃至3に記載の画像表示装置。
- 撮影光学系の光軸周りのカメラ位置を検出し、このカメラ位置に対応した位置データを出力するカメラ姿勢検出手段と、
前記位置データに対応した量子化テーブルが格納された格納手段と、
前記カメラ姿勢検出手段から得られた位置データに基づいて、前記格納手段から1つの量子化テーブルを選択する量子化テーブル選択手段と、
前記撮影光学系から得られた原画像データに対応した直交変換係数を、選択された前記量子化テーブルによって量子化して、量子化直交変換係数を求める量子化手段と、
前記量子化直交変換係数を符号化して、画像圧縮データを生成する符号化手段とを備えることを特徴とする画像圧縮装置。 - 撮影光学系の光軸周りのカメラ位置であって、カメラの撮像領域の長手方向が前記光軸から時計回りまたは反時計回りに45°未満にある横位置と、前記長手方向が前記光軸から時計回りまたは反時計回りに45°以上90°以内にある縦位置とのいずれかに対応した量子化テーブルを用いて量子化された量子化直交変換係数を逆量子化して、直交変換係数を求める逆量子化手段と、
量子化に用いられた前記量子化テーブルを読取る量子化テーブル読取り手段と、
前記量子化テーブル読取り手段が読取った前記量子化テーブルに対応する前記カメラ位置が、前記横位置であるか前記縦位置であるかを判断するカメラ位置判断手段と、
前記直交変換係数に対して逆直交変換を施して再生画像データを生成する再生画像データ生成手段と、
前記カメラ位置が横位置であるか縦位置であるかに応じて、前記再生画像データを表示する画像表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 請求項9に記載の画像圧縮装置によって圧縮された前記画像圧縮データを、復号化して量子化直交変換係数を求める復号化手段と、
撮影光学系の光軸周りのカメラ位置であって、前記長手方向が前記光軸から時計回りまたは反時計回りに45°未満にある横位置と、前記長手方向が前記光軸から時計回りまたは反時計回りに45°以上90°以内にある縦位置とに対応した量子化テーブルのうち、量子化に用いられた前記量子化テーブルを読み取る量子化テーブル読取り手段と、
前記量子化テーブル読取り手段が読取った前記量子化テーブルに対応する前記カメラ位置が、前記横位置であるか前記縦位置であるかを判断するカメラ位置判断手段と、
前記量子化直交変換係数を逆量子化して、直交変換係数を求める逆量子化手段と、
前記直交変換係数に対して逆直交変換を施して再生画像データを生成する再生画像データ生成手段と、
前記カメラ位置が横位置であるか縦位置であるかに応じて、前記再生画像データを表示する画像表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。 - 前記カメラ位置判断手段が、前記横位置に対応した量子化テーブルと前記縦位置に対応した量子化テーブルの行列要素のうち、所定の前記量子化直交変換係数についての前記行列要素の値の大小比較によって、前記カメラ位置が横位置か縦位置かを検出することを特徴とする請求項10乃至11に記載の画像表示装置。
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