JP2000115782A - 符号化装置及び方法及び記憶媒体 - Google Patents

符号化装置及び方法及び記憶媒体

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JP2000115782A
JP2000115782A JP28412098A JP28412098A JP2000115782A JP 2000115782 A JP2000115782 A JP 2000115782A JP 28412098 A JP28412098 A JP 28412098A JP 28412098 A JP28412098 A JP 28412098A JP 2000115782 A JP2000115782 A JP 2000115782A
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golomb
rice
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coding
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JP28412098A
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Tadayoshi Nakayama
忠義 中山
Hiroshi Kajiwara
浩 梶原
Takeshi Yamazaki
健史 山崎
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Canon Inc
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    • HELECTRICITY
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    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率良くGolomb-Rice符号化を行うことを主
な目的とする。 【解決手段】 画像データを所定単位毎に入力する入力
手段と、前記画像データに対して、所定単位毎に、Golo
mb-Rice符号化する為のK種類のkパラメータを別々に
用いてGolomb-Rice符号化を行い、K種類のGolomb-Rice
符号化データを生成する生成手段と、前記生成手段によ
り生成されたK種類のGolomb-Rice符号化データを共に
保持する保持手段と、前記画像データに基づいて、所定
単位毎に前記kパラメータの1つを決定する決定手段
と、前記保持手段は、前記決定手段により決定されたk
パラメータに基づいて、保持されたK種類のGolomb-Ric
e符号化データの1つを選択し、出力することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データの符号化
を行う符号化装置及び方法及びこの方法を記憶した記憶
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、静止画像を電子データとして圧縮
し外部に伝送したりメモリに格納したりする用途が増加
している。これら画像の中でも医療用の静止画像等につ
いては画質を劣化させない様に可逆圧縮符号化されるこ
とが好ましい。
【0003】これに伴いこの様な可逆圧縮を効率良く行
う為の種々の圧縮符号化方式が提案されている。例え
ば、符号化対象画素と、周辺画素から生成された予測値
との差分を出力し、この差分をGolomb-Rice符号化する
手順を行う圧縮符号化方式の提案がある。
【0004】また多値静止画像の非可逆符号化方式の一
部にGolomb-Rice符号化を適用することは可能であり、
符号化効率を良好にでき、かつ画質も保存できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
提案されている圧縮符号化方式については確立されてお
らず、より良い効率で圧縮符号化できる方式が望まれ
る。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、効率良くGolomb-Rice符号化を行うことを主な
目的とする。
【0007】また、このGolomb-Rice符号化を種々の符
号化方式に適用することにより効率良く符号化を行うこ
とを更なる目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の符号化装置によれば、画像データを所定単
位毎に入力する入力手段(例えば本実施の形態では入力
部100或いは1101に相当)と、前記画像データに
対して、所定単位毎(同じく1画素或いはサブブロック
相当)に、Golomb-Rice符号化する為のK種類のkパラ
メータを別々に用いてGolomb-Rice符号化を行い、K種
類のGolomb-Rice符号化データを生成する生成手段(同
じく104、1106に相当)と、前記生成手段により
生成されたK種類のGolomb-Rice符号化データを共に保
持する保持手段(同じく104’、1106’に相当)
と、前記画像データに基づいて、所定単位毎に前記kパ
ラメータの1つを決定する決定手段(同じく102、1
105に相当)と、前記保持手段は、前記決定手段によ
り決定されたkパラメータに基づいて、保持されたK種
類のGolomb-Rice符号化データの1つを選択し、出力す
ることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)次に本発明
の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明
する。
【0010】図1に本発明の第1の実施の形態を実行す
るためのブロック図を示す。同図において100は画像
データを入力するための入力部である。
【0011】101及び114は画像データを後段に伝
送する信号線、102は予測変換回路である。104及
び107はGolomb-Rice符号化回路、104’は符号化
データセレクタ、105は予測変換回路である。106
は符号化予測変換回路であり、108はランレングスカ
ウンタである。109はMelcode符号化回路であり、1
10は状態判別回路、111はモードセレクタ、112
及び113はスイッチである。115は2ライン分の画
像データを保持するバッファである。
【0012】本実施の形態では、3つの符号化モードを
切り換えて符号化を実行する。具体的には、1つ目のモ
ードとして予測変換回路102及びGolomb-Rice符号化
回路104で符号化処理を行うノーマルモード、2つ目
のモードとしてランレングスカウンタ108及びMelcod
e符号化回路109により符号化処理するランレングス
モード、3つ目のモードとして予測変換回路105及び
符号予測変換回路106及びGolomb-Rice符号化回路1
07により符号化処理を行うラン終端モードである。
【0013】次に、1画素8ビット(0〜255の値)
のモノクロ画像信号を符号化する場合を例に、本実施の
形態での各部の動作を順に説明する。しかしながら、本
発明はこれに限らず、RGBの各8ビットの色成分、又
はLabの各8ビットの輝度、色度成分からなる多値カ
ラー画像を符号化する場合にも適用でき、各成分を上記
モノクロ画像信号と同様に符号化すれば良い。
【0014】また各成分の符号化切り換え単位は、画面
毎に行うこともでき、これによれば画像全体の様子を復
号化側で早めに確認することが可能となる。また各成分
の符号化切り換え単位は、画素毎、1ライン毎、複数ラ
インから成るバンド毎に行うこともでき、これによれば
部分的ではあるが完全なカラー画像を早期に見ることが
可能となる。
【0015】なおバッファ115の内部の値は初期値を
全て0に設定しておくこととする。
【0016】まず、入力部100から符号化対象となる
画素(以下符号化対象画素とする)がラスタースキャン
順に入力され、信号線101を通じてスイッチ112、
バッファ115へ入力される。
【0017】バッファ115は信号線101から順次入
力される画像データを2ライン分まで保持しておく。こ
の2ラインは符号化対象画素の存在するラインとその1
つ前に入力されるラインである。
【0018】状態判別回路110は、符号化対象画素の
周辺画素の状態を表す状態番号Sとその位相を表す位相
フラグRを生成するものであり、以下の処理を行う。ま
ず、符号化対象画素の周辺画素a,b,c,dに対応す
る画素データをバッファ115から読み出す。
【0019】図2に符号化対象画素xに対する周辺画素
a,b,c,dの位置関係を示す。図2において周辺画
素a,b,c,dは、符号化対象画素xに対する既に符
号化済の画素である。次に読み出した画像データa,
b,c,dを用いてd−b,b−c,c−aを求め、各
々図3に示す対応に従って−4,−3,−2,−1,
0,1,2,3,4の9レベルの値に量子化し、量子化
値q(d−b),q(b−c),q(c−a)を求め
る。
【0020】次にq(d−b)×81+q(b−c)×
9+q(c−a)の計算式により周辺画素の状態を表す
状態番号Sを生成する。次に状態番号Sの符号の正負を
調べ、正である場合には位相フラグを0に設定し、負で
ある場合には位相フラグを1に設定すると共に状態番号
Sの正負を反転(正の値に反転)する。以上の処理によ
り、0〜365までの値をとる状態番号Sと、0または
1の値をとる位相フラグRが生成され出力される。
【0021】モードセレクタ111は、状態判別回路1
10の生成された状態番号Sとランレングスカウンタ1
08の生成するラン長RL、符号化制御信号Qに基づい
て、符号化モードを選択し、スイッチ112及びスイッ
チ113の切り換え制御を行う。ランレングスカウンタ
108からのラン長RLの初期値は0とする。
【0022】図8に符号化対象画素の1画素に対するモ
ードセレクタ111による全体的な符号化モード制御の
流れを示す。なお、以下の各ステップの詳細な動作は後
述する。
【0023】まずSTEP801においてモードセレクタ1
11は、最初に符号化対象画素に対応する状態番号Sと
ラン長RLを入力し、S≠0かつRL=0と判別した場
合にはSTEP802へ、それ以外の場合にはSTEP803へ
処理を進める。
【0024】STEP802ではスイッチ112を端子C
に、スイッチ113を端子C’に接続し、ノーマルモー
ドの符号化を行う。一方、STEP803ではスイッチ11
2を端子Aに、スイッチ113を端子A’に接続し、ラ
ンレングスモードの符号化即ちラン長の符号化を行う。
ランレングスモードの詳細な符号化処理については後述
するが、ランレングスモードで実際に符号化出力される
のは画素毎ではなく、ラン長が確定した場合、即ち同一
画素値の連続が途切れた場合のみである。この場合、符
号化制御信号cの値は「0」から「1」となる。
【0025】STEP803の後、STEP804では符号化制
御信号cの値を調べ、c=1の場合にはSTEP805と処
理を進める。STEP805ではスイッチ112を端子B
に、スイッチ113を端子B’に接続し、ラン終端モー
ドでの符号化処理を行う。以上の制御を1画素毎に繰り
返して行い、3つの符号化モードを選択して符号化処理
する。
【0026】上記3つの符号化モードを切り換える理
由、即ち3つの符号化モードの役割について簡単に述べ
る。
【0027】ノーマルモードは、予測変換した場合の予
測誤差がラプラス分布になるであろうと予測される画素
の符号化に適用されるものである。ただし、同一輝度レ
ベルの連続が期待される様な場合(周辺画素が同一輝度
レベルである様な場合)にはランレングスモードに切り
換えることにより、更に符号化効率を上げるものであ
る。
【0028】ランレングスモードは、同一輝度レベルの
連続が期待される様な場合に用いられるモードであり、
予測誤差を符号化するのではなく画素値のラン長を符号
化(ランレングス符号化)する。これにより、上記ノー
マルモード(予測誤差のHuffman符号化、Golomb-Rice符
号化等を用いた場合)では1サンプル当たり1ビット以
下では符号化できないが、ランレングスモードでは1サ
ンプル当たり1ビット以下での符号化も可能となり、符
号化効率が良好になる。
【0029】ラン終端モードは、同一輝度レベルのラン
が終端した際の符号化対象画素を符号化するものであ
る。また、この符号化対象画素の値は、ランレングス符
号化におけるラン長の終端であるから、直前の画素値と
は異なることが分かっている。従って、ノーマルモード
の様に直前の画素値を予測値とした場合には、予測誤差
0が発生せず符号化効率が良好にならない様な特殊な状
態になっている。
【0030】この様な状態であることを考慮し、ランレ
ングスモードが終わった画素、即ち直前の画素との画素
値が変化した符号化対象画素に対してはノーマルモード
ではなくラン終端モードにより符号化を行う様にする。
また上記状態における符号化対象画素を予測符号化した
場合には、予測誤差の分布は離散的な値になることが多
く、ラプラス分布からはほど遠いものとなることが推測
される。この様な条件下ではノーマルモードで用いる後
述の予測値修正はあまり有効でないので、これを用いず
に符号化する。なお、次の符号化対象画素からは直前の
画素値を予測値として符号化しても符号化効率が良好に
なる可能性が高い。
【0031】以下上述した3つの各符号化モードについ
て個別に説明する。
【0032】まず、予測変換回路102とGolomb-Rice
符号化回路104と符号化データセレクタ104’によ
り符号化処理を行うノーマルモードの符号化処理につい
て説明する。
【0033】図1の予測変換回路102では、符号化対
象画素の周囲画素a,b,cから符号化対象画素の画素
値を予測し、この予測により発生した予測値と符号化対
象画素の実際の画素値との差分(予測誤差)Diff及
び後述するkパラメータを生成する。
【0034】図4に予測変換回路102の内部構成図を
示す。
【0035】図4において401は予測器、402はエ
ラーフィードバック回路、403は予測誤差生成回路、
404はメモリ、405はパラメータ更新回路、406
はkパラメータ生成回路である。
【0036】また、図1には図示されていないが予測変
換回路102には図1のバッファ115から周辺画素
a,b,cの画素値のデータ、状態判別回路110から
状態Sと位相フラグRが入力される。また、スイッチ1
12の端子Cから符号化対象画素の画素値xが入力され
る。
【0037】メモリ404には個々の状態番号Sに対す
る4つのパラメータN,A,Bγ,Cαが格納される。
これらの値は符号化の開始時にN=1、A=4、Bγ=
Cα=0に初期化される。
【0038】なおパラメータNは状態Sの生起回数であ
り、Aは状態Sにおける予測誤差の絶対値の累計であ
り、Bγは状態Sにおける予測誤差の累計であり、Cα
は予測値を修正する為の修正値である。
【0039】以下、図4を用いて予測変換回路102の
動作を説明する。まず、予測器401はバッファ115
から符号化対象画素の周辺画素a,b,c(位置関係は
図2参照)の画素値を入力し、この画素値a,b,cに
基づいて予測値Pを生成する。なお予測値Pは以下の式
により求める。
【0040】
【0041】エラーフィードバック回路402はメモリ
404に入力される状態Sにおける後述する予測修正値
Cαを用いて予測値Pを修正し、修正予測誤差P’を生
成する。即ち、状態判別回路110から入力される位相
フラグRが0ならばP’=P+Cαとし、フラグRが1
ならばP’=P−Cαとする。更に、P’が0未満の時
にはP’=0と制限し、P’=255以上の時にはP’
=255と制限する。
【0042】予測誤差生成回路403は符号化対象画素
の画素値xと修正予測値P’の差分をとり予測誤差Di
ffを生成する。位相フラグRが0の場合にはDiff
=x−P’とし、位相フラグが1の場合にはDiff=
P’−xとする。
【0043】予測誤差生成回路403はDiffが−1
28未満の場合にはDiffに255を加算し、Dif
fが128以上の場合にはDiffから255を減算す
ることにより、Diffの値を−128〜127の範囲
で表現することができる。
【0044】kパラメータ生成回路406では、状態S
の生起回数N、及び状態Sでの予測誤差の絶対値の累積
加算値Aとを入力し、min(k|N×2^k>=A)に
よりGolomb-Rice符号化時に用いるkパラメータの値を
求める。ここでmin(a|b)は、条件bを満たす最小
のaを意味する。
【0045】パラメータ更新回路405は、状態Sにお
ける4つのパラメータN,A,Bγ,Cαを読み出し、
これらをN’,A’,Bγ’,Cα’に更新する。具体
的にはA’=A+|Diff|、Bγ’=Bγ+Dif
fによりA’とBγ’を求める。
【0046】ここでNの値が閾値Th1に等しい場合に
はN,A,Bγを1/2倍にする。閾値Th1はN,
A,Bγを一定範囲内に限定するためのものであり、予
め設定しておく(例えばTh1=64)。次に、N’=
N+1によりNを更新する。
【0047】図12に予測修正値Cαの更新手順を示
す。Cα’にCαの値を代入した後、まずSTEP1201
においてパラメータBγ’が−N以下であるか否かを判
定する。この値が−N以下であった場合にはSTEP120
3へ進み、そうでない場合にはSTEP1202へ処理を進
める。
【0048】STEP1203ではCα’の値を−128と
比較し、−128より大きい場合にはCα’から1を減
算する(STEP1204)。
【0049】次にBγ’にNを加算する(STEP120
5)。次にBγ’が−N以下である場合にはBγ’=−
N+1とする(STEP1206、1207)。
【0050】STEP1202ではBγ’を0と比較し、B
γ’が0以上の場合にはSTEP1208へと処理を進め、
そうでない場合にはこの更新処理を終了する。
【0051】STEP1208ではCα’の値を127と比
較し、127未満である場合にはCα’に1を加算する
(STEP1209)。次に、Bγ’からNを減算する(ST
EP1210)。Bγ’が0以上である場合にはBγ’=
0とする(STEP1211、1212)。
【0052】最後に更新されたN’,A’,Bγ’,C
α’をメモリ404に出力し、このメモリに格納されて
いる状態Sにおける4つのN,A,Bγ,Cαを置き換
える。
【0053】以上の処理により、予測変換回路102は
予測誤差Diffとkパラメータとを生成し、後段のGo
lomb-Rice符号化回路104にこれらを出力する。
【0054】続いてGolomb-Rice符号化回路104の符
号化動作について説明する。本発明では、Golomb-Rice
符号化を高速に実行する為に、前段のkパラメータ生成
回路406からkパラメータが入力される前に、符号化
対象画素xに対応するDiffのみに基づいて予め設定
された数(例えばk=0,1・・・,K−1のK個)の
各kパラメータに相当するGolomb-Rice符号化データを
保持する様にする。そして各符号化対象画素xに実際に
適用されるべきkパラメータが確定する毎に、このkパ
ラメータに対応するGolomb-Rice符号化データのみを選
択して出力する様にするものである。これにより、全体
的な符号化を高速に行うことができる。即ちノーマルモ
ードにおけるGolomb-Rice符号化を行う為にはDiff
及びkパラメータが必要であるが、比較的早めに取得で
きるDiffのみに基づいて、最終的に出力されるGolo
mb-Rice符号化データを予めK個生成しておこうとする
ものである。
【0055】以下の説明は、1つのkパラメータに基づ
いて1つのGolomb-Rice符号化データを生成する場合の
動作である。
【0056】Golomb-Rice符号化回路104では、まず
予測変換回路102の出力する予測誤差Diffを次式
により非負の整数値Vに変換する。
【0057】
【0058】次にこのVをkパラメータに基づいてGolo
mb-Rice符号化する。非負の整数値Vをkパラメータに
基づいてGolomb-Rice符号化する符号化手順は次の通り
である。
【0059】まず、非負の整数値Vを2進数表現する。
次にこれを下位kビット部分と上位の残りのビット部分
に分割する。次に下位kビット部分に、上位の残りのビ
ット部分を10進数で表現される数だけの「0」のビッ
トを付加し、最後に「1」のビットを付加して符号語と
する。
【0060】具体例をあげて説明する。k=2、V=1
3の場合には、Vの2進数表現「1101」を生成し、
この下位2ビット「01」を最初の1〜2ビット目のGo
lomb-Rice符号化データとし、残りの上位2ビットの
「11」を10進数で表す数「3」の0(「000」)
を3〜5ビット目のGolomb-Rice符号化データとし、最
後に「1」のビットをGolomb-Rice符号化データとして
付加する。よってこの場合の最終的なGolomb-Rice符号
化データは「010001」となる。
【0061】なお、図9に上述の符号化処理を施す場合
のkパラメータ=0,1,2における非負の整数値と符
号語の対応を示す。
【0062】Golomb-Rice符号化回路104で生成され
た各kパラメータに相当するK個のGolomb-Rice符号化
データは、一旦符号化データセレクタ104’に保持さ
れる。
【0063】なお、上記Golomb-Rice符号化回路104
では、同一の画素に対するDiffを複数回Golomb-Ric
e符号化することになるが、この処理を高速化する為
に、本実施の形態では同一の画素に対するDiffを複
数種類のkパラメータ(例えばk=0,1・・・,K−
1)に対応させて並列にGolomb-Riceできる符号化器を
内部に有する。
【0064】符号化データセレクタ104’は、これら
K個のGolomb-Rice符号化データの元のデータDiff
に対応するkパラメータが入力されたと同時に、このk
パラメータに対応する符号化データのみを選択し、スイ
ッチ113’の端子C’へと出力される。
【0065】次に予測変換回路105、符号予測変換回
路106、Golomb-Rice符号化回路107により符号化
処理を行うラン終端モードについて説明する。
【0066】予測変換回路105は周辺画素値a,bか
ら符号化対象画素値を予測し、予測誤差を生成する。図
5に予測変換回路105の構成図を示す。
【0067】同図において501は比較器、502は予
測器、503は予測誤差生成回路、504はメモリ、5
05はkパラメータ生成回路、506はパラメータ更新
回路である。また、図1には示されていないが、予測変
換回路105にはバッファ115から周辺画素a,bの
画素値のデータが入力される。また、スイッチ112の
端子Bからは符号化対象画素値xが入力される。
【0068】メモリ504には状態番号Sで特定される
各状態に対応する3つのパラメータN,A,Bαが格納
される。N,A,Bαは画像符号化の開始時にN=1,
A=4,Bα=0に初期化される。なお、Nは状態Sの
生起回数であり、Aは状態Sにおける予測誤差の絶対値
の累計であり、Bαは状態Sにおける負の予測誤差が出
現した回数である。
【0069】図5を用いて予測変換回路105の動作を
詳細に説明する。まず、比較器501はバッファ115
から渡される符号化対象画素の周辺画素a,bを比較
し、b>aの場合には1を出力し、そうでない場合には
0を出力する。以降、この比較器501から出力する値
を位相フラグr(1又は0)と呼ぶことにする。
【0070】予測器502は周辺画素a,bから予測値
Pと状態番号Sを生成する。状態番号Sの値はa=bの
場合には1、a≠bの場合には0となる。また予測値P
は常にbとする。
【0071】予測誤差生成回路503は符号化対象画素
値xと予測値Pより予測誤差Diffを生成する。位相
フラグrが0の場合にはDiff=x−Pとし、位相フ
ラグrが1の場合にはDiff=P−xとする。
【0072】kパラメータ生成回路505は、状態S、
状態Sの生起回数N、及び状態Sでの予測誤差の絶対値
の累積加算値Aを読み出し、次式によりTを求める。
【0073】 T=|A :S=0の時 |A+N/2: S=1の時
【0074】min(k|N×2^k>=T)によりGolom
b-Rice符号化時のkパラメータの値を求め、出力する。
【0075】パラメータ更新回路506は、符号化対象
画素がGolomb-Rice符号化されるタイミングに合わせ
て、メモリ504から状態Sにおける3つのパラメータ
N,A,Bαを読み出し、N’,A’,Bα’に更新す
る。まず、A’=A+|Diff|によりA’を求め
る。次にDiffの正負を調べ、正である場合にはB
α’=Bαとし、負である場合にはBα’=Bα+1と
する。即ち、Bαは予測誤差Diffが負であった回数
を示すものとなる。また、N’=N+1によりN’を求
める。
【0076】最後に更新されたN’,A’,Bα’はメ
モリ504に出力され、次の符号化対象画素のGolomb-R
ice符号化が開始される前までに、状態Sにおける3つ
のパラメータN,A,Bαとして置き換えられる。
【0077】以上の処理により、予測変換回路105は
予測誤差Diffとkパラメータ、状態番号S、状態番
号Sの状態における2つのパラメータBαとNを出力す
る。
【0078】符号化予測変換回路106は、kパラメー
タが0の場合に、BαとNの値から予測誤差Diffの
符号(+/−)を予測し、予測結果に基づいてDiff
の符号を変更する。
【0079】図6に符号予測変換回路106の構成を示
す。同図において601は反転判定回路602は符号反
転回路、603はセレクタである。
【0080】図6を用いて符号予測変換回路106の動
作を詳細に説明する。まず、反転判定回路601は、k
=0の場合でありかつBα>N/2の場合に符号反転を
指示する信号「1」を、それ以外の場合には符号反転し
ないことを指示する信号「0」を出力する。
【0081】符号反転回路602は、この指示信号(1
又は0)に基づいて符号化対象画素に対応するDiff
の符号(+/−)を反転し、−Diffを信号線604
に出力する。
【0082】セレクタ603は反転判定回路601の出
力値が「0」の場合は信号線605を通じて入力される
Diffを選択して出力し、「1」の場合には符号反転
回路602の出力値である−Diffを出力する。
【0083】以上の処理により、符号予測反転回路10
6は入力値Diffに対し、Diff又は−Diffを
選択して出力する。
【0084】ここで符号反転の役割を簡単に説明する。
kパラメータが0の場合及びkパラメータが2の場合の
Golomb-Rice符号化の符号化割り当ては、図13の様に
なる。図13においてkパラメータが0の場合とは符号
化対象画素を含めた周辺画素の値の変動が少ない場合を
意味する。よってGolomb-Rice符号化を行った時の整数
値Vと符号化出力及び符号長は図の様な関係になってい
る。
【0085】一方、kパラメータが2の場合には、0の
場合と比較して多少符号化対象画素を含めた周辺画素の
値の変動が大きくなっていることを表しているので、こ
れに適した符号化が行える様、Golomb-Rice符号化を行
った時の後述する整数値V又は予測誤差Diffと、符
号化出力又は符号長は図の様な関係になっている。
【0086】ここでkパラメータが0の場合には、予測
誤差Diffが同じ絶対値を有するにも拘わらず符号長
が異なるという特徴がある。これに対して、kパラメー
タが0以外の値(例えば2)の場合には、予測誤差Di
ffが同じ絶対値を有するものは同じ符号長になること
が多い。
【0087】この符号化特性を考慮して、kパラメータ
が0の場合かつBα>N/2の場合(状態Sにおける予
測誤差が負であった回数が過半数を越える場合)に符号
反転を行い、それ以外の場合には符号反転をしない様に
すれば、同じ絶対値を有する予測誤差Diff(例えば
−1と1)で発生頻度が多い方を符号長の短い符号化出
力とすることが可能である。
【0088】即ち、−1の方が発生頻度が多ければ符号
予測反転回路106の符号反転はしないで良しとし、−
1の方が発生頻度が少ない(1の方が発生頻度が大き
い)時には、−1を1として解釈して符号化することで
符号化効率を上げることができる。
【0089】一方、kパラメータが0以外の場合にも上
記符号反転処理を行うことは可能であるが、本実施の形
態ではそれほど効果が無いことから、符号反転処理を行
わないものとする。
【0090】以上の符号反転処理は画像を符号化してい
る途中で適宜切り換わるものではあるが、もちろん、復
号化側でも復号化された周辺画素に基づいて上記反転判
定回路601や符号反転回路602と同等の処理部を有
するので、どの符号化対象画素の時点から予測誤差Di
ffの正負の解釈の仕方が切り換わったかを知ることが
できる。
【0091】上記符号反転の処理が行われた後、Golomb
-Rice符号化回路107は、符号予測変換回路106の
出力する予測誤差Diff’をkパラメータを用いてGo
lomb-Rice符号化し、符号化データをスイッチ113の
端子B’へと出力する。まずDiffを以下の式により
非負の整数値Vへと変換する。
【0092】 V=|−2×(Diff−S)−1 : Diff<0の時 | 2×(Diff−S) : Diff≠0の時
【0093】次に、非負の整数値VをkパラメータでGo
lomb-Rice符号化する。Golomb-Rice符号化の手順はGolo
mb-Rice符号化回路104の説明で述べたのと同じであ
る。
【0094】最後に、ランレングスカウンタ108とMe
lcode符号化回路109により符号化処理を行うランレ
ングスモードについて説明する。
【0095】ランレングスカウンタ108には、スイッ
チ112の端子Aから符号化対象画素値x、バッファ1
15から直前の画素値aが入力され、信号線116に符
号化制御信号c、信号線117に同一輝度連続数RLを
出力する。
【0096】図7はランレングスカウンタ108の構成
を示したものである。
【0097】同図において、701は比較器、702は
カウンタである。比較器701は符号化対象画素値xと
直前の画素aとを比較し、値が等しい時には「1」を、
等しくない時には「0」を符号化制御信号cとして出力
する。カウンタ702は内部に同一輝度値の連続数RL
を保持しており、比較器701の出力する符号化制御信
号cが「1」である場合にはRLをインクリメントして
出力し、符号化制御信号cが「0」である場合にはRL
の値を出力した後、0にリセットする。
【0098】Melcode符号化回路109は信号線116
から入力される符号化制御信号が「0」である場合にの
み信号線117から入力される同一輝度連続数RLを符
号化する。このMelcode符号化の手順を図10に示す。
【0099】図10のSTEP1001においてまず、Melc
ode符号化回路109の内部に保持されているindex(符
号化開始時の初期値は0)に基づいてラン長閾値RLT
が決定する。
【0100】図11にindexとRLTの対応関係を示
す。次にSTEP1002ではRLTとラン長RLとを比較
し、RL≧RLTならばSTEP1003に処理を進め、そ
うでない場合にはSTEP1008へと処理を進める。
【0101】STEP1003では「0」を符号として出力
する。続いてSTEP1004でRL=RL−RLTにより
RLの値を更新する。STEP1005ではindexの値をイ
ンクリメントし、STEP1006ではindexが31を越え
た場合にはSTEP1007でindexに31を設定してからS
TEP1001に処理を戻し、indexが31を越えない場合
にはそのままSTEP1001に処理を戻す。
【0102】一方、STEP1008へと処理が進んだ場合
には、STEP1008でまず、「1」を符号として出力す
る。次にSTEP1009において、RLを2進数表現し、
その下位RLTビットを符号として出力する。STEP10
10ではindexの値をデクリメントし、STEP1011でi
ndexが0未満になったかどうか判断する。indexが0に
なった場合にはSTEP1012においてindexに0を設定
して終了し、indexが0未満になっていない場合にはそ
のまま終了する。
【0103】以上によりラン長RLに対する符号が生成
され、出力される。
【0104】上述の処理を、入力部100より入力され
る最後の画素までに対して繰り返し、符号化処理を行
う。これにより信号線114に入力される画像データに
対する符号系列を出力できる。
【0105】なお、上記Melcode符号化の方法について
の説明は、「電子通信学会論文誌,77/12 Vol.J60-A No.
12」に開示されているので詳細は省略する。
【0106】以上に説明した3つの各符号化モードが、
図8に示した符号化モードの切り換えに従って用いられ
る。
【0107】上述した符号化方法によれば、カラー又は
モノクロの多値画像の情報量を失うことなく可逆(ロス
レス)圧縮符号化することができる。
【0108】なお本実施の形態で示したロスレス符号化
において、図6に示した符号反転処理を行うことによ
り、予測誤差Diffが同じ絶対値を有するにも拘わら
ず符号長が異なる様なGolomb-Rice符号化等のエントロ
ピー符号化に対して、この符号化特性を考慮して、符号
化対象画素の前画素までに予測誤差Diffの正の符号
と負の符号の何れが多く発生しているかに基づいてエン
トロピー符号化前に予測誤差Diffを符号反転するか
否か(予測誤差Diffの正負の符号の解釈を変えるか
否か)を制御する様にすれば、同じ絶対値の予測誤差D
iffにおいて発生頻度が多い方を短い符号長とするこ
とができ、効率の良いエントロピー符号化が可能とな
る。
【0109】また以上の実施の形態の符号反転処理は、
符号化対象画像の前画素までに予測誤差Diffの正の
符号と負の符号の何れが多い回数発生しているかとい
う、単なる発生回数に基づいて反転処理を行うことを大
きな特徴とし、これによれば、符号化対象画素の前画素
mでの予測誤差Diffの累積値が正の符号と負の符号
の何れであるかに基づいて反転処理を行う様な方法と比
較して、本実施の形態の方が処理が容易である。
【0110】更には画像のノイズ等により予測誤差Di
ffに正又は負の大きな値が発生してしまった時に、上
記累積値は正負の一方に偏ってしまい最適な符号反転処
理ができないが、本実施の形態によればこの様なノイズ
による影響を受けないで済む。
【0111】本発明は上述した実施の形態に限定される
ものではない。例えば、符号化対象画素値の予測方法と
して単純に前置予測を用いる場合にも適用でき、幾つか
の予測方法を用意して、適宜切り換えても構わない。ま
たエントロピー符号化手段としてGolomb-Rice符号とMel
codeを用いているが、これらの一部を他のエントロピー
符号化にすることもできる。
【0112】なお上述の実施の形態では、ラン終端モー
ドで符号反転処理を行ったが、本発明はこれに限らず、
ノーマルモードの場合には代表される予測値をエントロ
ピー符号化する様な符号化モード又は単独の符号化処理
に適用することも可能であり、これらの変形例も本発明
の範疇に含まれる。
【0113】(第2の実施の形態)次に、本発明を実施
する第2の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0114】本実施の形態では8ビットのモノクロ画像
デ−タを符号化するものとして説明する。しかしながら
本発明はこれに限らず、各画素4ビットで表すモノクロ
画像、或いは各画素における各色成分(RGB/Lab
/YCrCb)を8ビットで表現するカラ−の多値画像
を符号化する場合に適用することも可能である。また、
画像を構成する各画素の状態等を表す多値情報を符号化
する場合、例えば各画素の色を表す多値のインデックス
値を符号化する場合にも適用できる。これらに応用する
場合には、各種類の多値情報を後述するモノクロ画像デ
ータとしてそれぞれ符号化すれば良い。
【0115】図14は本発明による第2の実施の形態を
実行する画像処理装置のブロック図を示したものであ
る。同図において1101は画像入力部、1102は離
散ウェ−ブレット変換部、1103はバッファ、110
4は係数量子化部、1105は符号化パラメータ選択
部、1106はGolomb-Rice符号化部、1106’は符
号化データセレクタ、1107はビットプレ−ン順走査
部、1108はバッファ、1109は符号出力部であ
る。
【0116】まず、画像入力部1101から符号化対象
となる画像を構成する画素デ−タがラスタ−スキャン順
に入力される。この画像入力部1101は、例えばスキ
ャナ、デジタルカメラ等の撮像装置、或いはCCDなど
の撮像デバイス、或いはネットワ−ク回線のインタ−フ
ェ−ス等が用いられる。また、画像入力部1101はR
AM、ROM、ハードディスク、CD−ROM等の記録
媒体であっても良い。
【0117】離散ウェ−ブレット変換部1102は画像
入力部1101から入力される1画面分の各画素データ
を、一旦バッファ1103に格納する。次に、バッファ
1103に格納した1画面分の各画素データに対して公
知の離散ウェ−ブレット変換を施し、複数の周波数帯域
に分解する。本実施の形態では、画像デ−タ列x(n)
に対する離散ウェ−ブレット変換は次式によって行うも
のとする。
【0118】r(n)=floor{(x(2n)+x
(2n+1))/2} d(n)=x(2n+2)−x(2n+3)+floo
r{(−r(n)+r(n+2)+2)/4}
【0119】r(n)、d(n)は変換係数であり、r
(n)は低周波成分、d(n)は高周波成分である。ま
た、上式においてfloor{X}はXを超えない最大
の整数値を表す。本変換式は一次元のデ−タに対するも
のであるが、この変換を水平方向、垂直方向の順に適用
すること二次元の変換を行うことが可能であり、図15
(a)の様なLL,HL,LH,HHの4つの周波数帯
域(サブブロック)に分割することができる。
【0120】生成したLL成分について同様の手順にて
離散ウェ−ブレット変換を施すことにより図15(b)
の様に7個の周波数帯域(サブブロック)に分解する。
本実施の形態においては、更にもう一度繰り返して離散
ウェ−ブレット変換を施すことにより図15(c)に示
す様にLL,HL3,LH3,HH3,HL2,LH2,H
H2,HL1,LH1,HH1の10個の周波数帯域(サ
ブブロック)に分割する。
【0121】変換係数はLL,HL3,LH3,HH3,
HL2,LH2,HH2,HL1,LH1,HH1のサブブ
ロックの順に、かつ各サブブロック毎にラスタ−スキャ
ン順に係数量子化部104へと出力される。
【0122】係数量子化部1104は離散ウェ−ブレッ
ト変換部1102から出力されるウェ−ブレット変換係
数の各々を各周波数成分毎に定めた量子化ステップで量
子化し、量子化後の値を符号化パラメータ選択部110
5へと出力する。係数値をX、この係数の属する周波数
成分に対する量子化ステップの値をqとするとき、量子
化後の係数値Q(X)は次式によって求めるものとす
る。
【0123】 Q(X)=floor{(X/q)+0.5}
【0124】但し、上式においてfloor{X}はX
を超えない最大の整数値を表す。本実施の形態における
各周波数成分と量子化ステップとの対応を図16に示
す。図に示す様に低周波成分(LL等)よりも高周波成
分(HL1、LH1、HH1)等の方が量子化ステップ
を大きくしている。
【0125】一般に符号化対象である画像の内容に応じ
て係数量子化部1104から出力される量子化値の発生
頻度は異なる。よって後段のGolomb-Rice符号化(可変
長符号化)を効率良く行うためには可変長符号の作成方
法を適宜変更する必要がある。
【0126】本実施の形態では、後述する図19のGolo
mb-Rice符号の内、最も発生頻度が高くなるべき符号
(図19では量子化値「0」に相当するGolomb-Rice符
号「1」又は「10」又は「100」)から発生頻度が
低くなるべき符号(図19では非常に大きい量子化値に
相当するGolomb符号)へ向かって徐々に発生頻度が減少
する度合い(最も発生頻度が高い量子化値への発生頻度
の偏り具合)を表すk種類の発生頻度分布を想定し、こ
のk種類の発生頻度分布に対応した可変長符号(Golomb
-Rice符号)を生成させるための、kパラメータを選択
する様にする。なお、Golomb-Rice符号化におけるkパ
ラメータは、最も発生頻度が高い量子化値への発生頻度
の偏り具合が最も大きい場合は0となり、偏り具合が減
少するにつれて1、2、・・と増加してゆくものと定め
られている。
【0127】具体的に図14の符号化パラメータ選択部
1105では、入力される量子化値に基づいてkパラメ
ータを選択する。この符号化パラメータ選択部1105
は、係数量子化部1104から入力される量子化値に含
まれる、量子化値「0」の個数をサブブロック単位でカ
ウントし、当該サブブロック内の全量子化値に対する量
子化値「0」の個数の比率Rを求める。
【0128】次に符号化パラメータ選択部1105は、
求められた比率Rに基づいてkパラメータを図17に示
す様に求める。例えば比率Rが0.5以上の場合には、
最も発生頻度が高くなるべき量子化値「0」が非常に多
いので、この場合に最適なkパラメータとして0を選択
する。一方比率Rが0.25以上0.5未満の場合はこ
の場合に最適なkパラメータとして1を選択する。以下
同様に比率Rの割合の減少に伴ってkパラメータとして
大きい値を選択する。
【0129】本実施の形態の符号化に適している自然画
像は、一般的に低周波成分よりも高周波成分の変換係数
(例えばHH3よりもHH1)の方が発生頻度の最も高
い量子化値から低い量子化値への発生頻度(発生確率)
の減少の度合いが大きくなる。即ち最も発生頻度が高い
量子化値への発生頻度の偏り具合が大きくなる傾向があ
る。これに加え、本実施の形態では、高周波成分の変換
係数を低周波成分の変換係数より粗く量子化するので、
低周波成分よりも高周波成分の変換係数の方が発生頻度
の最も高い量子化値から低い量子化値への発生頻度の減
少の度合いが更に大きくなる、即ち最も発生頻度が高い
量子化値への発生頻度の偏り具合が更に大きくなる。本
実施の形態では上記2つの要素を考慮して上記kパラメ
ータを設定している。
【0130】上述した様に、kパラメータを小さく設定
して複数の符号化対象値をGolomb-Rice符号化すれば、
上記複数の値の内で発生頻度が最も高い値から低い値へ
の発生頻度の減少の度合いが大きい場合に、上記複数の
符号化対象値を効率良く符号化することができる。一
方、kパラメータを大きく設定して複数の符号化対象値
をGolomb符号化すれば、上記複数の値の内で発生頻度が
最も高い値から低い値への発生頻度の減少の度合いが小
さい場合に、上記複数の符号化対象値を効率良く符号化
することができる。
【0131】図18に、本実施の形態において符号化パ
ラメータ選択部1105により求められた各周波数成分
(各サブブロック)に使用されるkパラメータの対応関
係を示す。もちろんこの対応関係は符号化される画像の
内容に応じてその都度異なる。このkパラメータは各サ
ブブロックにおける量子化値の全てを解析するので多少
時間が掛かるという問題がある。
【0132】次に本実施の形態においては、Golomb-Ric
e符号化を高速に実行する為に、処理対象となる1サブ
ブロック分の量子化値を、予め取り得る各kパラメータ
(例えばk=0,1・・・,K−1のK個)を用いてGo
lomb-Rice符号化しておき、それぞれのGolomb-Rice符号
化データを共に保持しておく様にする。
【0133】そして実際に適用されるべきkパラメータ
が確定する毎(各サブブロック毎)に、このkパラメー
タに対応する1サブブロック分のGolomb-Rice符号化デ
ータを選択して出力する様にするものである。これによ
り、全体的な符号化を高速に行うことができる。
【0134】以下の説明は、1つのkパラメータに基づ
いて1つのGolomb-Rice符号化データを生成する場合の
動作である。
【0135】ただし図14のGolomb-Rice符号化部11
06が行うGolomb-Rice符号化の基本的方法は公知であ
るので、以下に符号化の基本的な動作及び本発明の特徴
的な部分についてのみ簡単に説明する。
【0136】Golomb-Rice符号化部1106は、まず順
次入力される量子化値の正/負を調べ、符号(+/−)
ビットを出力する。具体的には量子化値が0または正で
ある場合には「1」を、負である場合には「0」を符号
ビットとする。
【0137】次に、量子化値の絶対値をGolomb-Rice符
号化する。符号化対象となる量子化値の絶対値がV、係
数の属する周波数成分に対する符号化パラメ−タがkで
ある場合のGolomb-Rice符号化は次の手順にて行われ
る。まず、Vをkビット右シフトして整数値mを求め
る。Vに対するGolomb-Rice符号m個の「0」に続く
「1」とVの下位kビットの組み合わせにて構成する。
【0138】図19にk=0,1,2におけるGolomb-Ric
e符号の例を示す。図19からも分かる様に、kパラメ
ータ=0の時には量子化値「0」に相当するGolomb-Ric
e符号の符号長がkパラメータ=1、2の時よりも特に
短くなっている。よって、量子化値「0」の比率Rが多
い様な複数の量子化値を符号化した場合には、この符号
化効率は良好になる。
【0139】なお、このGolomb-Rice符号化は符号表を
保持せずに符号化及び復号化を行うことができ、各可変
長符号の上位ビットから順次階層的に認識した場合に、
次の下位ビットに対応する復号値の範囲を順次限定して
ゆける様に構成されているので、これら可変長符号化デ
ータをビットプレーン毎に階層出力した場合には、受信
側において早期かつ効率良く復号画像の概略を認識でき
る。
【0140】以上の様にして、入力される量子化値に対
する符号(+/−)ビットとGolomb-Rice符号からなる
符号化データを複数種類(例えばk=0,1・・・,K
−1のK個)生成し、符号化データセレクタ1106’
に出力する。
【0141】なお、上記Golomb-Rice符号化部1106
では、予め複数のkパラメータでGolomb-Rice符号化し
なければならないので、同一のサブブロック(各量子化
値)を複数回Golomb-Rice符号化することになるが、こ
の処理を高速化する為に、本実施の形態では同一の量子
化値を複数種類のkパラメータ(例えばk=0,1・・
・,K−1)に対応させて並列にGolomb-Riceできる符
号化器を内部に有する。
【0142】符号化データセレクタ1106’は、符号
化パラメータ選択部1105から処理対象となるサブブ
ロックに適したkパラメータが入力されると、このkパ
ラメータに対応するGolomb-Rice符号化データを1サブ
ブロック分ビットプレ−ン順走査部1107へと出力す
る。
【0143】ビットプレ−ン順走査部1107は、上述
した周波数成分(サブブロック)単位に処理を行う。ま
ず、Golomb-Rice符号化部1106で生成された符号化
データを1つの周波数成分(LL〜HH1のサブブロッ
クの何れか1つ)分バッファ1108に格納する。
【0144】Golomb-Rice符号化部1106で発生した
各画素に対応する符号(+/−)ビットについては正負
を示す符号プレ−ンに格納し、各画素に対応するGolomb
符号の先頭ビット(MSB)を第1のビットプレ−ンに
格納し、同じく二番目のビットを第2のビットプレ−ン
に格納する。同じく三番目以降のビットも第3以降のビ
ットプレーンに順次格納する。以上の様にして各画素に
対応する符号化データが複数のビットプレ−ンとしてバ
ッファ108に格納される。
【0145】例えば、Golomb符号化部1106から出力
される符号が「0110」である場合、「0」を正負を
示す符号プレ−ンに、「1」を第1のビットプレ−ン
に、「1」を第2のビットプレ−ンに、「0」を第3の
ビットプレ−ンに格納する。なお、上記データ「011
0」であれば、第4のビットプレーンにはビット情報は
格納されない。
【0146】図20はHL3成分について量子化された
係数値(量子化値)のデータ系列「3,4,−2,−5,−
4,0,1,・・・」を、Golomb符号化部1106により
符号化して得られる符号化データをビットプレ−ンとし
て格納する様子を示すものである。同図において斜線の
部分はその上位プレ−ンにて符号化データが終端してい
るのでビット情報が必要無い部分、即ちビット情報を記
憶しない部分を示す。ビットプレ−ン順走査部1107
は、Golomb符号化部1106から1つの周波数成分(L
L〜HH1の何れか1つのサブブロック)を表す全ての
符号化データを受け取り、上述の様にバッファ1108
に格納し終えると、正負を示す符号ビットプレ−ン、第
1のビットプレ−ン、第2のビットプレ−ンという順、
即ち符号ビットプレ−ンに続けて上位のビットプレ−ン
から下位のビットプレ−ンの順に、各ビットプレ−ンの
情報をラスタ−スキャン順に読み出して、符号出力部1
109に出力する。図21に、バッファ1108に格納
されたビット情報をビットプレ−ン順に出力した際のデ
ータ形態を示す。
【0147】上記ビットプレーン毎の階層出力が、低周
波成分のサブブロックLL、HL3、LH3,HH3、
HL2、LH2、HH2、HL1、LH1、HH1の順
で行われる。
【0148】符号出力部109では上記出力により得ら
れた複数のビットプレーンデータを順次階層的に送信す
る。この符号出力部1109には、公衆回線、無線回
線、LAN等のインタ−フェ−スを用いることができ
る。また、符号出力部1109は上記階層的データを格
納しておくハ−ドディスク、RAM、ROM、DVD等
の記録媒体であっても良い。
【0149】上述した符号化により低周波成分から高周
波成分の順で階層的に画像が送信され、受信側では階層
的に画像の概略を把握することが可能となる。更に、各
周波成分においてビットプレーン毎の階層的な送信が行
われるので、受信側では各周波数成分においても更に階
層的に画像の概略を把握することが可能となる。また各
画素(変換係数)を可変長で表現する様にしているの
で、通常のビットプレーン毎の符号化と比べて全体の符
号量を減少させることができる。
【0150】なお、上記実施の形態において生成された
符号化データには、画像のサイズ、1画素当たりのビッ
ト数、各周波数成分に対する量子化ステップ、kパラメ
ータ等の復号側に必要な付属情報が適宜付加される。例
えば、画像をライン単位、ブロック単位、バンド単位で
行う場合には、上記画像のサイズを示す情報が必要であ
る。
【0151】(第3の実施の形態)上述の第2の実施の
形態ではkパラメータを値が0である量子化値の割合を
用いて推定したが、これ以外の方法により適切なkパラ
メータを選択することも可能である。本実施の形態で
は、kパラメータを量子化値の統計分布から求める方法
について説明する。なお、本実施の形態において符号化
器の全体的な構成は第2の実施の形態と同じであり、図
14における符号化パラメータ選択部1105の動作が
異なっている。
【0152】まず入力された画像データは第2の実施の
形態と同様に画像入力部1101を介して入力され、バ
ッファ1103に一度保存され離散ウェーブレット変換
部1102により2次元の離散ウェーブレット変換を施
され、図15に示す複数の周波数帯域(サブブロック)
に分割される。
【0153】各サブブロックに含まれる変換係数は係数
量子化部1104により所定の量子化ステップqにより
量子化され、符号化パラメータ選択部1105に入力さ
れる。
【0154】次に本実施の形態による符号化パラメータ
選択部1105の動作を図22を用いて説明する。
【0155】まず符号化パラメータ選択部1105は、
入力したサブブロック内の量子化値のヒストグラムを生
成する。図22(a)に符号化パラメータ選択部110
5により生成されたヒストグラムの例を示す。図中のヒ
ストグラムは、HL3、LH3等の高周波帯域のサブブ
ロックを構成する係数値(量子化値)のヒストグラムを
表しており、係数値(量子化値)0に大きなピークを持
ち急峻に頻度が減少している。次に符号化パラメータ選
択部1105は、このヒストグラムに基づいて、同図
(b)に示されるフローチャートの手順に従ってkパラ
メータを選択する。
【0156】同図(b)において、まずkパラメータの
候補値K(i)の初期値として、0を選択する。次にこ
のK(i)と先に求めたヒストグラムを用いてK(i)
を選択した場合の全体の符号長L(i)を次の式により
算出する。
【0157】q≦Qmax L(i)=Σ(((q>>K(i))+1+K(i))
*H(q)) q=0
【0158】ここでqは量子化値、Qmaxは予め定め
られた量子化値の最大値、H(q)はヒストグラムによ
り得られる量子化値qの頻度数、>>は右シフト演算子
であり、q>>K(i)はqをK(i)ビット右シフト
するものである。次に符号化パラメータ選択部105は
K(i)を1インクリメントし、所定の数(本実施の形
態では4)未満であれば、再び上式により現在の候補値
K(i)による符号長L(i)を計算し記憶する。一
方、K(i)が4以上となった場合、符号化パラメータ
選択部105は記憶したL(i)の最小値を求めて該当
する候補値K(i)を量子化kパラメータとして出力す
る。
【0159】以降の処理については、第1の実施の形態
と同様であるので説明を省略する。このように、入力し
たサブブロック単位で符号長が最小となるkパラメータ
を選択するため、画像全体として高効率な圧縮符号化を
達成することが可能となる。
【0160】(第4の実施の形態)上述の第3の実施の
形態においては、kパラメータを量子化値のヒストグラ
ムを用いて求めたが、ヒストグラムを作成するためには
一度サブブロック内の全てのデータを読み込むことが必
要となる。以下第4の実施の形態ではヒストグラムを用
いることなく、サブブロック内の量子化値の最大値を用
いる方法について説明する。
【0161】本実施の形態においても第3の実施の形態
と同様に符号化パラメータ選択部1105以外は第2の
実施の形態と同様であるので説明を省略する。本実施の
形態では、符号化パラメータ選択部1105は係数量子
化部1104から入力した量子化値に対しサブブロック
単位で最大値を求める。一方符号化パラメータ選択部1
105は、求めた最大値と予め所定の方法により求めら
れた最適なkパラメータと最大量子化値の関係に基づい
て、kパラメータを選択する。
【0162】図23は最大量子化値とkパラメータの関
係を示した一例である。この例においては、サブブロッ
ク内の最大量子化値が0以上40未満ではkパラメータ
の値として0を、40以上100未満ではkパラメータ
として1を選択するようになっており、ルックアップテ
ーブルなどにより実現が可能である。
【0163】一般に画像を離散ウェーブレット変換した
結果の係数値或いは量子化値はラプラス分布に近い分布
形態を示すため、予めいくつかの画像を元に量子化値の
最大値と最適なkパラメータとの関係を調べることによ
り量子化値の最大値からkパラメータを推定することが
可能となる。
【0164】なお、上記各実施の形態において生成され
た符号化データには、画像のサイズ、1画素当たりのビ
ット数、各周波数成分に対する量子化ステップ、kパラ
メータ等の復号側に必要な付属情報が適宜付加される。
例えば、画像をライン単位、ブロック単位、バンド単位
で行う場合には、上記画像のサイズを示す情報が必要で
ある。
【0165】(他の実施の形態)以上の実施の形態では
各ビットプレ−ンのビット情報をそのまま出力したが、
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、ビット情報をそのまま符号出力部へ出力するの
ではなく、第2の実施の形態で最終的に出力されたビッ
ト情報を更に高能率符号化することにより、全体の符号
量を削減することもできる。高能率符号化としては、ラ
ンレングス符号化、算術符号化などを用いることが可能
であり、この場合さらに高能率圧縮を達成することが出
来る。また、以上の実施の形態においては入力画像を離
散ウェ−ブレット変換を用いた符号化の例を示したが、
離散ウェ−ブレット変換についても本実施の形態で使用
したものに限定されるものではなく、フィルタの種類や
周波数帯域分割方法を変えても構わない。更に離散ウェ
−ブレット変換以外にも、DCT変換(離散コサイン変
換)等、その他の変換手法に基く符号化方式に適用して
も構わない。
【0166】また周波数成分の量子化の方法や可変長符
号化の方法についても上述の実施の形態に限定されるも
のではない。例えば、1つの周波数成分(サブブロッ
ク)を更に分割したブロック毎に局所的性質を判別する
ことにより数種類のクラスに分類し、これらのクラス毎
に量子化ステップや符号化パラメ−タを更に細かく設定
しても良い。
【0167】(変形例)なお、本発明は複数の機器(例
えばホストコンピュ−タ、インタ−フェ−ス機器、リ−
ダ、プリンタ等)から構成されるシステムの一部として
適用しても、1つの機器(例えば複写機、ファクシミリ
装置、デジタルカメラ等)からなる装置の1部に適用し
ても良い。
【0168】また、本発明は上記実施の形態を実現する
ための装置及び方法のみに限定されるものではなく、上
記システム又は装置内のコンピュ−タ(CPU或いはM
PU)に、上記実施の形態を実現するためのソフトウエ
アのプログラムコ−ドを供給し、このプログラムコ−ド
に従って上記システム或いは装置のコンピュ−タが上記
各種デバイスを動作させることにより上記実施の形態を
実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0169】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコ−ド自体が上記実施の形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコ−ド自体、及びそのプログラ
ムコ−ドをコンピュ−タに供給するための手段、具体的
には上記プログラムコ−ドを格納した記憶媒体は本発明
の範疇に含まれる。
【0170】この様なプログラムコ−ドを格納する記憶
媒体としては、例えばフロッピ−ディスク、ハ−ドディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁
気テ−プ、不揮発性のメモリカ−ド、ROM等を用いる
ことができる。
【0171】また、上記コンピュ−タが、供給されたプ
ログラムコ−ドのみに従って各種デバイスを制御するこ
とにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけ
ではなく、上記プログラムコ−ドがコンピュ−タ上で稼
動しているOS(オペレ−ティングシステム)、或いは
他のアプリケ−ションソフト等と共同して上記実施の形
態が実現される場合にもかかるプログラムコ−ドは本発
明の範疇に含まれる。
【0172】更に、この供給されたプログラムコ−ド
が、コンピュ−タの機能拡張ボ−ドやコンピュ−タに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコ−ドの指示に基づいてその機能拡
張ボ−ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によって上記実
施の形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0173】以上の様に上記各実施の形態によれば、Go
lomb-Rice符号化に必要となるkパラメータを生成する
まで間に、予め各kパラメータに相当するGolomb-Rice
符号化データを保持しておく様にし、kパラメータが決
定した後に速やかに対応する符号化データを選択出力す
る様にしたので、結果的に全体の符号化速度が向上す
る。
【0174】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、Golo
mb-Rice符号化の処理速度を向上させ、結果的に全体の
符号化速度を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に用いるブロック図
【図2】符号化対象画素と周辺画素の位置関係を示す図
【図3】周辺画素の差分値の量子化方法を示す図
【図4】予測変換回路102の構成を示す図
【図5】予測変換回路105の構成を示す図
【図6】符号予測反転回路106の構成を示す図
【図7】ランレングスカウンタ108の構成を示す図
【図8】モードセレクタ111による符号化モードの制
御を示す図
【図9】kパラメータ0,1,2におけるGolomb-Rice
符号の例を示す図
【図10】Melcode符号化の手順を示す図
【図11】ランレングス符号化におけるindex値に対す
るRLTの値を示す図
【図12】予測修正値Cの更新手順を示す図
【図13】kパラメータが0,2の場合のGolomb-Rice
符号の割り当てを示す図
【図14】第2の実施の形態のブロック図
【図15】2次元ウェーブレット変換による帯域分解説
明図
【図16】量子化ステップ説明図
【図17】第2実施の形態での符号化パラメータ決定の
説明図
【図18】周波数帯域と符号化パラメータの対応説明図
【図19】量子化係数と符号化パラメータの対応説明図
【図20】量子化係数とビットプレーンの説明図
【図21】ビットプレーン順走査部1109の出力する
符号列の例
【図22】第3実施の形態での符号化パラメータ決定の
説明図
【図23】第4実施の形態での符号化パラメータ決定の
説明図
【符号の説明】
100 入力部101,114,116,117 信号
線102,105 予測変換回路 104,107 Golomb−Rice符号化回路 106 符号予測変換回路 108 ランレングスカウンタ 109 Melcode符号化回路 110 状態判別回路 111 モードセレクタ 112,113 スイッチ 115 バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 健史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK11 LC09 MA00 MA04 MA24 MA45 MC11 MD02 ME05 PP01 PP14 SS11 TB09 TB10 UA38 5C078 BA21 BA53 BA64 CA01 DA01 DB05 EA00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを所定単位毎に入力する入力
    手段と、 前記画像データに対して、所定単位毎に、Golomb-Rice
    符号化する為のK種類のkパラメータを別々に用いてGo
    lomb-Rice符号化を行い、K種類のGolomb-Rice符号化デ
    ータを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成されたK種類のGolomb-Rice符
    号化データを共に保持する保持手段と、 前記画像データに基づいて、所定単位毎に前記kパラメ
    ータの1つを決定する決定手段と、 前記保持手段は、前記決定手段により決定されたkパラ
    メータに基づいて、保持されたK種類のGolomb-Rice符
    号化データの1つを選択し、出力することを特徴とする
    符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記所定単位は画素単位であることを特
    徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段により入力される画像デー
    タは、該画像データの予測値との差分値であることを特
    徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化装置は、前記入力手段、生成
    手段、保持手段、決定手段を用いて符号化を実行する第
    1の符号化モード以外に、前記画像データをランレング
    ス符号化する第2符号化モードとを有することを特徴と
    する請求項1に記載の符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データはウェーブレット変換を
    行うことにより得られた複数のサブブロックからなる係
    数であり、前記所定単位は該複数のサブブロックの内の
    何れか1つに相当することを特徴とする請求項1に記載
    の符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データは、前記係数を量子化し
    て得られた量子化値であることを特徴とする請求項5に
    記載の符号化装置。
  7. 【請求項7】 更に、前記保持手段から出力したGolomb
    -Rice符号化データをビットプレーン毎に符号化するビ
    ットプレーン符号化手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載の符号化装置。
  8. 【請求項8】 画像データを所定単位毎に入力する入力
    ステップと、 前記画像データに対して、所定単位毎に、Golomb-Rice
    符号化する為のK種類のkパラメータを別々に用いてGo
    lomb-Rice符号化を行い、K種類のGolomb-Rice符号化デ
    ータを生成する生成ステップと、 前記生成ステップで生成されたK種類のGolomb-Rice符
    号化データを共にメモリに保持しておく保持ステップ
    と、 前記画像データに基づいて、所定単位毎に前記kパラメ
    ータの1つを決定する決定ステップと、 前記決定ステップで決定されたkパラメータに基づい
    て、前記メモリに保持されたK種類のGolomb-Rice符号
    化データの1つを選択し、出力する選択ステップとを有
    することを特徴とする符号化方法。
  9. 【請求項9】 画像データを所定単位毎に入力する入力
    ステップと、 前記画像データに対して、所定単位毎に、Golomb-Rice
    符号化する為のK種類のkパラメータを別々に用いてGo
    lomb-Rice符号化を行い、K種類のGolomb-Rice符号化デ
    ータを生成する生成ステップと、 前記生成ステップで生成されたK種類のGolomb-Rice符
    号化データを共にメモリに保持しておく保持ステップ
    と、 前記画像データに基づいて、所定単位毎に前記kパラメ
    ータの1つを決定する決定ステップと、 前記決定ステップで決定されたkパラメータに基づい
    て、前記メモリに保持されたK種類のGolomb-Rice符号
    化データの1つを選択し、出力する選択ステップとを実
    行させる為のプログラムをコンピュータから読み取り可
    能な状態に記憶した記憶媒体。
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