JP2001359117A - 画像処理装置及び該装置における画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び該装置における画像処理方法

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JP2001359117A
JP2001359117A JP2000180372A JP2000180372A JP2001359117A JP 2001359117 A JP2001359117 A JP 2001359117A JP 2000180372 A JP2000180372 A JP 2000180372A JP 2000180372 A JP2000180372 A JP 2000180372A JP 2001359117 A JP2001359117 A JP 2001359117A
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Takeshi Kawabe
猛 川辺
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  • Color Television Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動画像における色信号を削減して画像の符号
化を行なう、また或は画像の所定領域だけを高画質にな
るように符号化することにより、画像の劣化を少なくし
て高速に画像処理を行う。 【解決手段】 画像入力部から色信号と輝度信号を含む
画像信号を入力し、その画像信号が動画である場合、そ
の画像信号の色差信号の情報量を減縮して輝度信号とと
もに圧縮する。また、その画像中の指定された領域をシ
フトアップして符号化することにより高画質の画像を再
生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号を入力し
て圧縮する画像処理装置及び該装置における画像処理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルビデオカメラ等の画像処
理装置では、動画/静止画撮像モードで撮像した画像信
号を一旦バッファメモリに格納し、そのメモリから読み
出された画像信号を符号化する際、例えば各々8×8画
素から成るブロックに分割し、輝度信号(Y)は4個、色
差信号(R-Y, B-Y)は各1個からなる合計6個のDCTブ
ロックから1つのマクロブロックを構成し、これを量子
化、ハフマン符号化するなどにより、元の画像信号のデ
ータ量を約5分の1程度にまで圧縮している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のビデ
オカメラでは、動きのある画像では、輝度に比べて色情
報が認識しづらいという人間の視覚特性を利用し、色情
報を輝度情報の約4分の1にまで削減して圧縮処理を行
なっていた。しかしながら、このような圧縮処理は、動
きのない静止画についても同様に適用されており、画像
に応じた圧縮処理が十分に行なわれていなかった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、複数の撮像モードを備える場合に、各撮像モードで
入力する画像信号の性質に適した圧縮処理を行う画像処
理装置及び該装置における画像処理方法を提供すること
を目的とする。
【0005】また本発明の目的は、動画中の指定された
領域を高画質に符号化して再生できる画像処理装置及び
該装置における画像処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のは画像処理装置以下のような構成を備える。
即ち、動画入力モード或は静止画入力モードにて、複数
の色成分信号で構成される画像信号を入力する入力手段
と、前記動画入力モードの際は、前記画像信号から輝度
信号と色差信号とを生成し、該色差信号の情報量を減縮
して前記輝度信号と共に圧縮し、前記静止画入力モード
の時は前記複数の色成分信号を圧縮する圧縮手段と、を
有することを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するために本発明のは画像
処理装置以下のような構成を備える。即ち、動画入力モ
ード或は静止画入力モードにて、輝度信号と色差信号と
を含む画像信号を入力する入力手段と、前記輝度及び色
差信号のそれぞれをウェーブレット変換し、量子化し、
得られた量子化インデックスを上位ビットから順にビッ
トプレーン符号化する圧縮手段とを有し、前記圧縮手段
は、前記動画入力モードの時には前記静止画入力モード
の時よりも前記色差信号をビットプレーン符号化するプ
レーン数を少なくすることを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するために本発明のは画像
処理装置以下のような構成を備える。即ち、動画入力モ
ード或は静止画入力モードにて、輝度信号と色差信号と
を含む画像信号を入力する入力手段と、前記輝度及び色
差信号のそれぞれをウェーブレット変換し、量子化し、
得られた量子化インデックスを上位ビットから順にビッ
トプレーン符号化する圧縮手段と、前記圧縮手段により
得られた圧縮データを上位ビットから順に復号化する復
号化手段とを有し、前記圧縮手段は、前記動画入力モー
ドで入力された画像信号の圧縮データを復号する時に
は、前記静止画入力モードの時よりも前記色差信号をビ
ットプレーン復号化するプレーン数を少なくするように
制御することを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために本発明のは画像
処理装置以下のような構成を備える。即ち、動画入力モ
ード或は静止画入力モードにて画像信号を入力する入力
手段と、前記動画入力モードの時は、前記画像信号が示
す画像の所定領域と他領域とで種類の異なる、前記画像
信号に基づく第1画像信号を発生し、各々圧縮し、前記
静止画入力モードのときは前記画像信号が示す画像の所
定領域と他領域とで同種類の前記画像信号に基づく画像
信号を発生し、それぞれを圧縮する圧縮手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために本発明のは画像
処理方法以下のような工程を備える。即ち、動画入力モ
ード或は静止画入力モードにて、複数の色成分信号で構
成される画像信号を入力する入力工程と、前記動画入力
モードの際は、前記画像信号から輝度信号と色差信号と
を生成し、該色差信号の情報量を減縮して前記輝度信号
と共に圧縮し、前記静止画入力モードの時は前記複数の
色成分信号を圧縮する圧縮工程と、を有することを特徴
とする。
【0011】上記目的を達成するために本発明のは画像
処理方法以下のような工程を備える。即ち、動画入力モ
ード或は静止画入力モードにて、輝度信号と色差信号と
を含む画像信号を入力する入力工程と、前記輝度及び色
差信号のそれぞれをウェーブレット変換し、量子化し、
得られた量子化インデックスを上位ビットから順にビッ
トプレーン符号化する圧縮工程とを有し、前記圧縮工程
では、前記動画入力モードの時には前記静止画入力モー
ドの時よりも前記色差信号をビットプレーン符号化する
プレーン数を少なくすることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するために本発明のは画像
処理方法以下のような工程を備える。即ち、動画入力モ
ード或は静止画入力モードにて、輝度信号と色差信号と
を含む画像信号を入力する入力工程と、前記輝度及び色
差信号のそれぞれをウェーブレット変換し、量子化し、
得られた量子化インデックスを上位ビットから順にビッ
トプレーン符号化する圧縮工程と、前記圧縮工程で得ら
れた圧縮データを上位ビットから順に復号化する復号化
工程とを有し、前記圧縮工程では、前記動画入力モード
で入力された画像信号の圧縮データを復号する時には、
前記静止画入力モードの時よりも前記色差信号をビット
プレーン復号化するプレーン数を少なくするように制御
することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために本発明のは画像
処理方法以下のような工程を備える。即ち、動画入力モ
ード或は静止画入力モードにて画像信号を入力する入力
工程と、前記動画入力モードの時は、前記画像信号が示
す画像の所定領域と他領域とで種類の異なる、前記画像
信号に基づく第1画像信号を発生し、各々圧縮し、前記
静止画入力モードのときは前記画像信号が示す画像の所
定領域と他領域とで同種類の前記画像信号に基づく画像
信号を発生し、それぞれを圧縮する圧縮工程と、を有す
ることを特徴とする。
【0014】また本発明は、上記発明において、動画入
力モードをインターレースモードに、静止画入力モード
をノンインターレースモードとした場合にも適用可能で
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0016】初めに、本発明の実施の形態に係る撮像装
置の高能率符号化処理について説明する。
【0017】図1は、本実施の形態に係るビデオカメラ
の画像処理回路(符号化回路)の構成を示すブロック図
である。
【0018】図1において、1は画像入力部で、画像デ
ータを入力する。この画像入力部1としては、例えば画
像データを生成して入力する画像入力部、スキャナやカ
メラなどの撮像手段、画像データを記憶した記憶媒体か
ら画像データを読み出して入力する装置、更には通信回
線等から画像データを受信して入力するインターフェー
ス回路等も含まれる。2は離散ウェーブレット変換部
で、画像入力部1から入力された画像データに対して離
散ウェーブレット変換処理を実行する。3は量子化部
で、離散ウェーブレット変換された変換係数を量子化す
る。4はエントロピ符号化部で、その量子化された係数
を符号化する。5は符号出力部で、エントロピー符号化
された符号を出力する。6は領域指定部で、画像入力部
1から入力された画像データ内の注目画像領域を指定す
る。
【0019】まず、画像入力部1から符号化対象となる
画像を構成する画素信号がラスタスキャン順に入力さ
れ、その出力が離散ウェーブレット変換部2に入力され
る。以降の説明では、この入力される画像信号がモノク
ロの多値画像の場合で説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0020】離散ウェーブレット変換部2は、画像入力
部1から入力した画像信号に対して2次元の離散ウェー
ブレット変換処理を行い、その変換係数を出力する。
【0021】図2は、この離散ウェーブレット変換部2
の基本構成を示すブロック図である。
【0022】入力された画像信号Xは、処理用バッファ
メモリ201に記憶される。この記憶された画像信号
は、処理部202により順次読み出されて変換処理が実
行され、再びメモリ201に書込まれる。次に、この処
理部202における処理について説明する。処理部20
2内のシーケンス制御回路203からの読み込み指示が
あると、バッファメモリ201に記憶された画像信号X
は処理部202に読み込まれ、遅延素子205およびダ
ウンサンプラ206の組み合わせにより、偶数アドレス
および奇数アドレスの信号に分離され、フィルタp及び
uによりフィルタ処理が施される。同図において、sお
よびdは、各々1次元の画像信号に対して1レベルの分
解を行った際のローパス係数およびハイパス係数を表し
ており、これらは次式により計算されるものとする。
【0023】 d(n) = x(2*n + 1) − floor((x((2*n) + x(2*n + 2))/2 …(式1) s(n) = x(2*n) + floor((d(n-1) + d(n))/4 …(式2) ただし、ここでx(n)は変換対象となる画像信号を示
し、floor(X)は、Xを越えない最大の整数値を表わす。
【0024】シーケンス制御回路203によって書き込
み指示が出力されると、1レベルの分解を行なったロー
パス係数sとハイパス係数dは再びメモリ201に記憶
される。
【0025】以上の処理により、画像信号に対する1次
元の離散ウェーブレット変換処理が行われる。
【0026】図3は、本実施の形態の離散ウェーブレッ
ト変換を説明する図である。
【0027】図3(a)は2次元の離散ウェーブレット
変換の構成を示した図である。
【0028】図において、2次元の離散ウェーブレット
変換は、1次元の変換を画像の水平及び垂直方向に対し
て順次行うものであり、入力画像信号に対して水平方向
にウェーブレット変換処理を施し、ローパス係数とハイ
パス係数とに分解する。その後、ダウンサイジング(下
向き矢印)によりデータを半分に間引く。この出力され
たデータに対して水平及び垂直にローパスフィルタを施
し、このような処理を繰り返す。この結果、水平および
垂直方向の周波数分割が行われ、低周波数領域にデータ
量を低減させた係数データが蓄積されていくことにな
る。
【0029】図3(b)は、画像データに対する2次元
の変換処理により得られる2レベルの変換係数群の構成
例を示す図であり、1回目の分割による水平方向高域か
つ垂直方向低域をHL1、水平方向低域かつ垂直方向高
域をLH1、水平方向高域かつ垂直方向高域をHH1と
している。また水平方向低域かつ垂直方向低域に対して
2回目も前述と同様に分割してHL2、LH2、HH2
を得、水平方向低域かつ垂直方向低域をLLとしてい
る。そして画像信号は、異なる周波数帯域の係数列HH
1、HL1、LH1、HH2、HL2、LH2、LLに
分解される。なお、以降の説明ではこれらの係数列をサ
ブバンドと呼ぶ。各サブバンドは後続の量子化部3に出
力される。
【0030】領域指定部6は、符号化対象となる画像内
で、周囲部分と比較して高画質で復号化されるべき領域
(ROI:Region Of Interesting)を決定し、対象画
像を離散ウェーブレット変換した際にどの係数が指定領
域に属しているかを示すマスク情報を生成する。
【0031】図4(a)はマスク情報を生成する際の一
例を示したものである。同図左側に示すように、所定の
指示入力により画像内に星型の領域が指定された場合
に、領域指定部6は、この指定領域を含む画像を離散ウ
ェーブレット変換した際、この指定領域が各サブバンド
に占める部分を計算する。また、このマスク情報の示す
領域は、指定領域境界上の画像信号を復元する際に必要
な、周囲の変換係数を含む範囲となっている。
【0032】このように計算されたマスク情報の例を図
4(a)の右側に示す。この例においては、同図左側の
画像に対し2レベルの離散ウェーブレット変換を施した
際のマスク情報が図のように計算される。
【0033】図において、星型の部分が指定領域であ
り、この領域内のマスク情報のビットは“1”、それ以
外のマスク情報のビットは“0”となっている。これら
マスク情報全体は2次元離散ウェーブレット変換による
変換係数の構成と同じであるため、マスク情報内のビッ
トを検査することにより、対応する位置の係数が指定領
域内に属しているかどうかを識別することができる。こ
のようにして生成されたマスク情報は量子化部3に出力
される。
【0034】さらに、領域指定部6は、その指定領域に
対する画質を指定するパラメータを不図示の入力系から
入力する。このパラメータは、指定領域に割り当てる圧
縮率を表現する数値、或は画質を表す数値でもよい。領
域指定部6はこのパラメータから、指定領域における係
数に対するビットシフト量Bを計算し、マスクと共に量
子化部3に出力する。
【0035】量子化部3は、離散ウェーブレット変換部
2から入力した係数を所定の量子化ステップΔにより量
子化し、その量子化値に対するインデックスを出力す
る。ここで、量子化は次式により行われる。
【0036】 q=sign(c) floor (abs(c)//Δ) …(式3) sign(c)=1 ;c≧0 …(式4) sign(c)=-1 ;c<0 …(式5) ここで、cは量子化対象となる係数である。また、本実
施の形態においては、量子化ステップΔの値として
“1”を含むものとする。この場合、実際に量子化は行
われない。
【0037】次に、量子化部3は、領域指定部6から入
力したマスクおよびシフト量Bに基づき、次式により量
子化インデックスを変更する。
【0038】 q*=q*2B ;m=1 …(式6) q*=q ;m=0 …(式7) ここで、mは当該量子化インデックスの位置におけるマ
スクの値である。以上の処理により、領域指定部6にお
いて指定された空間領域に属する量子化インデックスの
みがBビットだけ上方にシフトアップされる。
【0039】図4(b)及び図4(c)は、このシフト
アップによる量子化インデックスの変化を示した図であ
る。(b)は、あるサブバンドの量子化インデックス群
であり、網掛けされた量子化インデックスにおけるマス
クの値が“1”で、シフト数Bが“2”の場合、シフト
後の量子化インデックスは、図4(c)に示すようにな
る。尚、このビットシフトにより生じる各空欄には図の
ようにビット“0”が補完される。
【0040】このように変更された後の量子化インデッ
クス群は、後続のエントロピ符号化部4に出力される。
【0041】尚、本実施の形態におけるマスクは、上記
シフトアップ処理だけでなく、エントロピ符号化部4で
の符号化後に得られたデータから原画像を正確に復元す
るために用いられるべき役割を担うが、本発明はこれに
限らない。例えば、シフトアップの数Bをビットシフト
処理の対象となる各量子化インデックスのビット数と同
数(図4で4ビット)にすることを前提とすれば、マス
クの情報は復号化側に送出せずともROIと、それ以外
を復号化側は容易に判断でき、正確な原画像の復元は可
能である。
【0042】図5は、このエントロピ符号化部4の動作
を説明する図である。
【0043】この例においては、4×4の大きさを持つ
サブバンド内の領域において、非0の量子化インデック
スが3個存在しており、それぞれ+13、−6、+3の
値を持っている。エントロピ符号化部4はこの領域を走
査して最大値Mを求め、次式により最大の量子化インデ
ックスを表現するために必要なビット数Sを計算する。
【0044】 S=ceil(log2(abs(M)) …(式8) ここでceil(x)は、x以上の整数の中で最も小さい
整数値を表す。
【0045】図5において、最大の係数値は“13”で
あるので、Sの値は“4”であり、シーケンス中の16
個の量子化インデックスは同図右側に示すように、4つ
のビットプレーンを単位として処理が行われる。最初に
エントロピ符号化部4は、最上位ビットプレーン(同図
MSBで表す)の各ビットを2値算術符号化し、ビット
ストリームとして出力する。次にビットプレーンを1レ
ベル下げ、以下同様に対象ビットプレーンが最下位ビッ
トプレーン(同図LSBで表す)に至るまで、ビットプ
レーン内の各ビットを符号化して符号出力部5に出力す
る。この時、各量子化インデックスの符号は、ビットプ
レーン走査において最初の非0ビットが検出されると、
そのすぐ後に当該量子化インデックスの符号がエントロ
ピ符号化される。
【0046】以上の説明は、簡単のためモノクロ画像の
場合で説明したが、R,G,B信号を用いたカラー画像
の場合は、各信号をモノクロ画像信号として独立して符
号化すれば良い。
【0047】図6(a),(b),(c)は、R,G,
Bのコンポーネント信号を処理した際の各色成分信号の
サブバンド係数を示す図である。
【0048】また図7(a),(b),(c)は、輝度
(Y)と2つの色差信号(R−Y)(B−Y)のコンポ
ーネント信号を処理した際における、各信号のサブバン
ド係数を示す図である。なお、画像信号が動画の場合
は、人間の視覚特性が色情報に比べて輝度に敏感なこと
を利用し、輝度と各色差の情報量を「4:1:1」の割
合にしている。このことにより、動画の場合は色情報に
ついては輝度情報より1次元少ない処理を行うことがで
きる。
【0049】図8(a),(b),(c)は、輝度と各
色差の割合が「4:1:1」である信号を扱った際のサ
ブバンド係数を示す図である。
【0050】図9(a)〜(e)は、この様に符号化さ
れたビットストリームを解像度の小さいサブバンドから
順次解像度が高くなる順番に配置(空間スケーラブル)
し、これらを階層的に分けて出力する符号列の構成で表
した概略図である。
【0051】同図(a)は、符号列の全体の構成を示し
たもので、MHはメインヘッダ、THi(i=0〜n-1)はタ
イルヘッダ、BSi(i=0〜n-1)はビットストリームであ
る。
【0052】メインヘッダMHは同図(b)に示すよう
に、符号化対象となる画像のサイズ(水平及び垂直方向
の画素数)、画像を複数の矩形領域であるタイルに分割
した際のタイルサイズ、各色成分数を表すコンポーネン
ト数、各成分の大きさ、ビット精度を表すコンポーネン
ト情報から構成されている。なお、本実施の形態では、
画像はタイルに分割されていないので、タイルサイズと
画像サイズは同じ値を取り、対象画像がモノクロの多値
画像の場合は、コンポーネント数は“1”で、R,G,
B或は輝度(Y)と2つの色差信号(R-Y,B-Y)からなるカラ
ー多値画像の場合は“3”である。
【0053】次にタイルヘッダTHの構成を図9(c)
に示す。
【0054】このタイルヘッダTHには、当該タイルの
ビットストリーム長とヘッダ長を含めたタイル長、およ
び当該タイルに対する符号化パラメータ、および指定領
域(ROI)を示すマスク情報と、その指定領域に属する係
数に対するビットシフト数から構成される。尚、この符
号化パラメータには、離散ウェーブレット変換のレベ
ル、フィルタの種別等が含まれている。
【0055】本実施の形態におけるビットストリームの
構成を同図(d)に示す。
【0056】同図において、ビットストリームは各サブ
バンド毎にまとめられ、解像度の小さいサブバンドを先
頭として順次解像度が高くなる順番に配置されている。
さらに、各サブバンド内は上位ビットプレーンから下位
ビットプレーンに向かい、ビットプレーンを単位として
符号が配列されている。
【0057】同図(e)は、輝度YとB−Y,R−Yの
色差信号からなるカラー画像信号の場合のビットストリ
ームの構成を示したものである。ここでは輝度信号の
内、解像度の小さいサブバンドを先頭に、各成分毎に順
次解像度が高くなる順番に配置されている。
【0058】図10は、上位ビットプレーンから下位ビ
ットプレーンに向かう形(SNRスケーラブル)で配置
した符号列の構成を表した概略図である。
【0059】同図(a)は符号列の全体の構成を示した
もので、MHはメインヘッダ、THi(i=0〜n-1)はタイ
ルヘッダ、BSi(i=0〜n-1)はビットストリームであ
る。メインヘッダMHは、同図(b)に示すように、符
号化対象となる画像のサイズ(水平及び垂直方向の画素
数)、画像を複数の矩形領域であるタイルに分割した際
のタイルサイズ、各色成分数を表すコンポーネント数、
各成分の大きさ、ビット精度を表すコンポーネント情報
から構成されている。なお、本実施の形態では、画像は
タイルに分割されていないので、タイルサイズと画像サ
イズは同じ値を取り、対象画像がモノクロの多値画像の
場合のコンポーネント数は“1”で、R,G,Bや輝度
(Y)と2つの色差信号(R-Y,B-Y)からなるカラー多値画像
の場合は“3”である。
【0060】次にタイルヘッダTHの構成を図10
(c)に示す。このタイルヘッダTHには、当該タイル
のビットストリーム長とヘッダ長を含めたタイル長、当
該タイルに対する符号化パラメータ、および指定領域を
示すマスク情報と、当該領域に属する係数に対するビッ
トシフト敷から構成される。なお、この符号化パラメー
タには、離散ウェーブレット変換のレベル、フィルタの
種別等が含まれている。
【0061】本実施の形態におけるビットストリームの
構成を同図(d)に示す。
【0062】同図において、ビットストリームはビット
プレーンを単位としてまとめられ、上位ビットプレーン
から下位ビットプレーンに向かう形で配置されている。
各ビットプレーンには、各サブバンドにおける量子化イ
ンデックスのビットプレーンを符号化した結果が、順次
サブバンド単位で配置されている。同図において、Sは
最大の量子化インデックスを表現するために必要なビッ
ト数である。
【0063】同図(e)は、カラー画像のビットストリ
ームの構成を示したものである。輝度の上位ビットプレ
ーンから下位ビットプレーンに向かう形で配置され、R
−Y,B−Yの色差信号も同様に構成されている。この
ようにして生成された符号列は、符号出力部5に出力さ
れる。
【0064】上述した実施の形態において、符号化対象
となる画像全体の圧縮率は、量子化ステップΔを変更す
ることにより制御することが可能である。
【0065】そして本実施の形態では、エントロピ符号
化部4において符号化するビットプレーンの下位ビット
を必要な圧縮率に応じて制限(廃棄)することにより、
全てのビットプレーンが符号化されず、上位ビットプレ
ーンから所望の圧縮率に応じた数のビットプレーンまで
が符号化されることになる。
【0066】このような下位ビットプレーンを制限する
機能を利用すると、図4に示した指定領域に相当するビ
ットのみが多く符号列に含まれることになる、即ち、指
定領域のみが低圧縮率で符号化されるため、その指定領
域を高画質な画像として圧縮することが可能となる。
【0067】次に、以上述べた画像符号化装置によるビ
ットストリームを復号化する方法について説明する。
【0068】図11は、本実施の形態に係るビデオカメ
ラにおける画像処理回路(復号化回路)の構成を表すブ
ロック図である。図において、7は符号入力部、8はエ
ントロピ復号化部、9は逆量子化部、10は逆離散ウェ
ーブレット変換部、11は画像出力部である。
【0069】符号入力部7は、例えば図1に示すような
画像処理装置で符号化された符号列を入力し、それに含
まれるヘッダを解析して後続の処理に必要なパラメータ
を抽出し、必要な場合は処理の流れを制御し、或は後続
の処理ユニットに対して該当するパラメータを送出す
る。この入力した符号列に含まれるビットストリーム
は、エントロピ復号化部8に出力される。
【0070】エントロピ復号化部8は、このビットスト
リームをビットプレーン単位で復号して出力する。この
時の復号化手順を図12に示す。
【0071】図12は、復号対象となるサブバンドの一
領域をビットプレーン単位で順次復号化し、最終的に量
子化インデックスを復元する流れを示した図であり、同
図の縦方向で示す矢印の順にビットプレーンが復号化さ
れる。こうして復元された量子化インデックスは逆量子
化器9に出力される。
【0072】逆量子化器9は、その入力した量子化イン
デックスから、次式に基づいて離散ウェーブレット変換
係数を復元する。
【0073】 c*=Δ × q/2U ;q≠0 …(式8) c*=0 ;q=0 (式9) U=B;m=1 (式10) U=0;m=0 (式11) ここで、qは量子化インデックス、Δは量子化ステップ
であり、このΔの値は符号化時に用いられたものと同じ
値である。また、Bはタイルヘッダから読み出されたビ
ットシフト数、mは当該量子化インデックスの位置にお
けるマスクの値である。またc*は、復元された変換係
数であり、符号化時ではs又はdで表される係数を復元
したものである。この変換係数c*は、後続の逆離散ウ
ェーブレット変換部10に出力される。
【0074】図13は、逆離散ウェーブレット変換部1
0の構成及び処理を説明するブロック図である。
【0075】同図において、入力された変換係数は処理
用バッファメモリ1300に記憶される。処理部130
1は、1次元の逆離散ウェーブレット変換を行い、メモ
リ1300から順次変換係数を読み出して処理を行うこ
とにより、2次元の逆離散ウェーブレット変換を実行す
る。この2次元の逆離散ウェーブレット変換は、順方向
の離散ウェーブレット変換と逆の手順により実行される
が、その詳細は公知であるので説明を省略する。また処
理部1301において、入力された変換係数には、u及
びpの2つのフィルタ処理が施され、アップサンプリン
グされた後に重ね合わされて画像信号X*が出力され
る。これらの処理は次式に基づいて行われる。
【0076】 X*(2*n)=s*(n) − floor((d*(n-1) + d*(n))/4 …(式12) X*(2*n+1)=d*(n) + floor((X*(2*n) + X*(2*n+2))/2) …(式13) ここで、(式1),(式2)及び(式12),(式1
3)による順方向および逆方向の離散ウェーブレット変
換は完全再構成条件を満たしているため、本実施の形態
において、量子化ステップΔが“1”であり、ビットプ
レーン復号化において全てのビットプレーンが復号され
ていれば、復元された画像信号X*は原画像の信号xと
一致する。
【0077】以上述べた手順により、ビットストリーム
を解像度の小さいサブバンドから順次解像度が高くなる
順番に配置(空間スケーラブル)し、階層的に分けて出
力される符号列を基に画像を復元・表示した際の画像の
表示形態について図14を用いて説明する。
【0078】同図(a)は、符号列の例を示したもの
で、その基本的な構成は図9に基づいているが、画像全
体がタイルと設定されているため、符号列中には唯1つ
のタイルヘッダTH0およびビットストリームBS0が含
まれている。このビットストリームBS0には図に示す
ように、最も低い解像度に対応するサブバンドであるL
Lから、順次解像度が高くなる順に符号が配置されてお
り、更に、各サブバンド内では上位ビットプレーンから
下位ビットプレーンに向かって符号が配置されている。
【0079】本実施の形態に係る復号化装置は、このビ
ットストリームを順次読みこみ、各ビットプレーンに対
応する符号を復号した時点で画像を表示する。
【0080】同図(b)は、各サブバンドと、表示され
る画像の大きさとが対応付けられ、サブバンド内の符号
列を復号するのに伴う画像の変化を示したものである。
同図において、LLに相当する符号列が順次読み出さ
れ、各ビットプレーンの復号処理が進むに従って、再生
される画質が徐々に改善されている。この時、符号化時
に指定領域となった星型の部分は、その他の部分よりも
より高画質に復元される。
【0081】これは、前述したように符号化時に、量子
化部において、指定領域に属する量子化インデックスを
シフトアップしており、そのためビットプレーン復号化
の際に当該量子化インデックスが、その他の部分と比べ
て、より早い時点で復号化されるためである。このよう
に指定領域部分が高画質に復号されるのは、その他の解
像度においても同様である。
【0082】更に、全てのビットプレーンを復号化した
時点では、指定領域とその他の部分は画質的に同一であ
るが、途中段階で復号化を打ち切った場合は、その指定
領域部分がその他の領域よりもより高画質に復元され、
これら画質の異なる画像が混在した画像が得られる。
【0083】次に、上位ビットプレーンから下位ビット
プレーンに向かう形(SNRスケーラブル)で配置した
符号列の構成の画像信号を復元表示した際の画像の表示
形態を図15を用いて説明する。
【0084】同図(a)は符号列の一例を示した図であ
り、その基本的な構成は図10に基づいているが、ここ
では画像全体が1つのタイルに設定されている。従っ
て、符号列中には唯1つのタイルヘッダTH0およびビ
ットストリームBS0が含まれている。このビットスト
リームBS0には図に示すように、最も上位のビットプ
レーンから、下位のビットプレーンに向かって符号が配
置されている。
【0085】本実施の形態に係る復号化装置は、このビ
ットストリームを順次読みこみ、各ビットプレーンの符
号を復号した時点で画像を表示する。同図において、各
ビットプレーンの復号処理が進むに従って画質が徐々に
改善されているが、符号化時に指定領域となった星型の
部分は、その他の部分よりも、より高画質に復元され
る。これは、上述のように符号化時に、量子化部で、指
定領域に属する量子化インデックスをシフトアップして
おり、そのためビットプレーン復号化の際に当該量子化
インデックスがその他の部分に対し、より早い時点で復
号されるためである。
【0086】更に、全てのビットプレーンを復号化した
時点では、その指定領域とその他の部分とは画質的に同
一であるが、途中段階で復号化を打ち切った場合は、そ
の指定領域部分がその他の領域よりもより高画質に復元
され、これら画質の異なる画像が混在した画像が得られ
る。
【0087】上述した実施の形態において、エントロピ
復号化部7において復号する下位ビットプレーンを制限
(無視)することにより、受信或いは処理する符号化デ
ータ量を減少させ、結果的に圧縮率を制御することが可
能である。このようにすることにより、必要なデータ量
の符号化データのみから所望の画質の復号画像を得るこ
とが可能である。また、符号化時の量子化ステップΔが
“1”であり、復号時に全てのビットプレーンが復号さ
れた場合は、その復元された画像が原画像と一致する可
逆符号化・復号化を実現することもできる。
【0088】以上の処理により、符号化された画像が復
元されて画像出力部11に出力される。この画像出力部
11はモニタ等の画像表示装置であってもよく、或は磁
気ディスク等の記憶装置であってもよい。
【0089】次に、上記符号化処理を用いたビデオカメ
ラについて図16を参照して説明する。
【0090】図16(a)は、本実施の形態に係るビデ
オカメラの外観斜視図、1600は領域指定レバー36
の詳細図、図16(b)は領域指定レバー36による操
作を検出する検出回路の詳細図である。
【0091】図16(a)において、40は液晶等の表
示用モニタで、撮像中の映像、或はビデオ再生で再生さ
れた映像等が表示される。124は撮像用のレンズ、1
25はズームレバーで、ズームレンズによるズームを指
示するのに使用される。34は、動画(MOVIE)/
静止画(STILL)/再生(VIDEO)/電源OF
F(OFF)の各動作モードを選択するモード選択ダイ
ヤルである。36は領域指定レバーで、撮像する映像の
中の任意の領域を指定するのに使用される。
【0092】1600において、36aはカーソル(領
域を指定するためにモニタ40に表示される)を上方向
に移動させる指示を与える上方指定レバー、36bはカ
ーソルを右方向に移動させる指示を与える右方指定レバ
ー、36cはカーソルを下方向に移動させる指示を与え
る下方指定レバー、36dはカーソルを左方向に移動さ
せる指示を与える左方指定レバー、そして36eはカー
ソル位置を確定させる指示を出す確定ボタンである。
【0093】図16(b)において、Y+(up)は、上方
指定レバー36aの指示を受けるとシステムコントロー
ラ33に上方向にカーソル移動の指示を送る上方検出ス
イッチ信号、同様にX+(Right)は、右方指示レバー3
6bの指示を受けるとシステムコントローラ33に右方
向にカーソル移動の指示を送る右方検出スイッチ信号、
Y−(down)は、下方指示レバー36cの指示を受けると
システムコントローラ33に下方向にカーソル移動の指
示を送る下方検出スイッチ信号、X−(Left)は左方指定
レバー36dの指示を受けるとシステムコントローラ3
3に左方向にカーソル移動の指示を送る左方検出スイッ
チ信号である。Centerは、確定ボタン36eの指示を
受けるとシステムコントローラ33にカーソル確定の指
示を送る選択スイッチ信号であり、この領域指定レバー
36のボタン36a、36b、36c、36dの各レバ
ーと確定ボタン36eとを操作することにより、撮像さ
れる映像の中の所望の領域を指定することができる。
【0094】図17は、本発明の実施の形態に係るビデ
オカメラの構成を示すブロック図である。なお、このビ
デオカメラは、動画像及び静止画像を撮像できるもので
ある。
【0095】図17において、12はズームレンズで、
撮像する画像の拡大/縮小を行う。13はフォーカスレ
ンズで、画像を合焦させる。14は入射光量を調整する
アイリスである。15はCCDで、これらレンズ系を通
過した画像を光電変換して画像信号を生成する。16は
CDS/AGC回路で、CCD15の出力をサンプリン
グして所定の値に利得を調整する。17はA/D変換器
で、アナログ画像信号をデジタル画像データに変換して
いる。18はカメラ信号処理回路で、撮像した画像に対
応するデジタル画像データを信号処理する。19はデジ
タル画像データを一時的に記憶するバッファメモリであ
る。25はアイリス14の開口量を調整するアイリスモ
ータ、26はアイリスモータ25を駆動制御するアイリ
スモータドライバである。また23は、アイリス14の
開口量を検出するアイリスエンコーダである。27はフ
ォーカスレンズ13を移動させるフォーカスモータ、2
8はフォーカスモータ27を駆動制御するフォーカスモ
ータドライバである。29はズームレンズ12を移動さ
せるズームモータ、30はズームモータ29を駆動制御
するズームモータドライバである。31はズームレンズ
12の位置を検出するズームエンコーダ、41はズーム
値に応じた合焦曲線を得るためのカムテーブルである。
33は各回路を制御するシステムコントローラである。
【0096】21は画像信号を圧縮する圧縮回路、22
は、圧縮回路21で圧縮された画像信号を磁気テープや
半導体メモリなどに記録する記録部である。38はシス
テムコントローラ33の制御の下に、バッファメモリ1
9から選択回路20、切替え回路43を介して供給され
た画像データを基に表示を行うように制御する表示制御
部、39はデジタル信号をアナログ信号に変換するD/
A変換器、40は撮像した画像を表示するモニタであ
る。また、35は記録部22の記録開始・停止を指示す
るトリガーボタン、34は静止画と動画の撮像モードお
よび再生、電源OFFを選択するモード選択ダイヤルで
ある。
【0097】またズームレバー125によりズーム指示
が与えられると、テレ(T),ワイド(W)方向に変倍
動作を行うため、ズームレバー125の押圧状態が検出
され、その検出結果に応じてシステムコントローラ33
からズームモータドライバ30へ信号を送り、ズームモ
ータ29を介してズームレンズ12を移動させる。そし
てこれと同時に、システムコントローラ33はカムテー
ブル41より合焦情報を得、その得られた情報に基づい
てフォーカスモータドライバ28に信号を送りフォーカ
スモータ27を介してフォーカスレンズ13を動かすこ
とで合焦状態を維持しながら変倍動作を行なう。
【0098】またここで、モード選択ダイヤル34が動
画モード(MOVIE)を選択している場合は、トリガーボタ
ン35で操作された範囲の画像が動画として記録部22
に記録される。一方、モード選択ダイヤル34を静止画
に選択すると、トリガーボタン35が押された時の画像
が記録媒体に記録される。
【0099】また、37は領域指定レバー36の押圧状
態を検出する領域指定レバー検出回路である。32は領
域検出器で、領域指定レバー36により指定された画像
領域を領域情報として生成する。20は選択回路で、バ
ッファメモリ19に記憶された3板CCDからの画像信
号の中からR,G,B信号と、輝度及び色差信号を選択
する。表示制御回路38は、領域情報に基づいて指定領
域を示す画像の画像データを生成し、撮像用データと多
重した表示用信号を生成する。圧縮回路21は、領域情
報に基づいて指定領域と非指定領域を各々符号化する。
伸長回路42は、圧縮回路21により符号化されて圧縮
された画像信号を復号して伸長する。
【0100】被写体からの光は、ズームレンズ12によ
り変倍され、その変倍された光はフォーカスレンズ13
により合焦される。この合焦された光はアイリス14に
よって光量が調整されて露出が補正され、CCD15に
よって光電変換される。こうして電気信号に変換された
画像信号は、CDS/AGC回路16においてサンプリ
ングされて所定の利得に調整され、A/D変換回路17
でデジタル信号に変換される。こうしてデジタル信号に
変換された画像データは、カメラ信号処理回路18に送
られる。
【0101】次に、カメラ信号処理回路18における処
理について更に詳しく説明する。
【0102】図18(a)は、RGB三色のカラーフィ
ルタを用いた3板のCCD15を用いた場合のカメラ信
号処理回路18の詳細図である。
【0103】図において、44は色相を調整するホワイ
トバランス回路(AWB)、45は撮像した画像信号をモニ
タ40の特性に補正するためのγ補正回路、46は各色
信号から輝度信号を生成する輝度マトリックス回路(Y-M
TX)、47は撮像した画像が一定の光量になるように露
出を制御するAE回路(AE)、48は撮像した画像のフォ
ーカスを制御するAF回路(AF)、24はカメラ信号処理
をコントロールするカメラマイコンである。
【0104】図18(a)において、撮像されデジタル
信号に変換された画像データはホワイトバランス回路4
4と輝度マトリックス回路46にそれぞれ供給される。
そしてホワイトバランス回路44において、R,G,B
の各色信号に色相調整が施され、ガンマ補正回路44に
よりモニタ40の特性に合うように補正される。
【0105】一方、輝度マトリックス回路46により生
成された輝度信号は補正用データとして用いられるべく
カメラマイコン24からAE回路47に送られる。この
AE回路47は、適切な光量になるようにアイリスドラ
イバ25を制御してアイリス14の開口を調整して露出
を補正する。これと共にAF回路48に補正用データが
送られ、その撮像した画像を合焦させるため、輝度の高
域成分から合焦位置を演算して、フォーカスモータドラ
イバ28を制御し、フォーカスモータ27を介しフォー
カスレンズ13を駆動させて合焦させる。
【0106】次に、単板CCD15を用いた場合のカメ
ラ信号処理回路18について説明する。
【0107】図18(b)は、単板CCD15を用いた
場合のカメラ信号処理回路18の詳細図である。
【0108】図18(b)において、色分離マトリック
ス49において、RGB混在のフィルタを有するCCD
15の出力からR,G,Bの各色成分を抽出し、R,
G,Bの3色の色信号を生成する。この場合も前述の3
板CCDの場合と同様に、色信号は色相調整、ガンマ補
正が施される。こうして補正されたR,G,Bの各信号
は、色差マトリックス回路50において、R−YとB−
Yの各色差信号と輝度信号Yとに変換される。このとき
輝度信号と各色差信号は、「4:2:2」の割合で生成
される。一方、色分離マトリックス回路49からの出力
は輝度マトリックス回路46に供給されて輝度信号が生
成され、この輝度信号がカメラマイコン24を介してA
E回路47に供給される。AE回路47は、適切な光量
になるようにアイリスモータドライバ26を制御してア
イリス14の開口を調整し、その露出を補正する。また
これと共に、撮像した画像を合焦させるためAF回路4
8において輝度の高域成分から合焦位置を演算し、この
演算結果を基にフォーカスモータドライバ28を制御
し、フォーカスモータ27を介してフォーカスレンズ1
3を駆動させて合焦させる。
【0109】こうしてバッファメモリ19に記憶された
画像データは、表示制御回路38に送られて表示用信号
が生成された後、D/A変換器39によりアナログ信号
に変換されモニタ40に表示される。
【0110】一方、トリガーボタン35が押されて記録
の指示が入力されると、バッファメモリ19に記憶され
た画像データは圧縮回路21に送られ、R,G,Bの各
色信号、或いは輝度信号と色差信号のそれぞれが符号化
処理されて圧縮される。こうして圧縮された画像信号
は、磁気テープ、光ディスクや半導体メモリなどを用い
た記録部22に記録される。
【0111】ここで、モニタ40に表示された画像の一
部を高画質にしたい場合は、モニタ40に表示された画
像の中の高画質にしたい領域を、領域指定レバー36を
使用して指定する。こうして指定された領域に対応し
て、領域検出器32で領域情報が生成され、バッファメ
モリ19に記憶される。こうしてバッファメモリ19に
記憶された画像信号と領域情報は、共に表示制御回路3
8に送られ、指定領域を示す粋が多重された表示用信号
が生成される。この指定領域が多重された表示用信号
は、D/A変換回路39においてアナログ信号に変換さ
れてモニタ40に表示される。
【0112】図20(c)は、モニタ40に表示された
画像の一例を示す図で、ここでは領域指定レバー36に
より、高画質領域が指定された後の表示画像の一例を示
しており、指定領域と非指定領域が識別可能に表示され
ている。
【0113】この場合に、トリガーボタン35が押され
て記録の指示が入力されると、バッファメモリ19に記
憶された画像データと領域情報は、選択回路20を介し
て圧縮回路21に送られ、領域情報に基づいて高画質に
圧縮する部分と、通常に圧縮する部分と分けて、符号化
処理が施されて圧縮される。こうして圧縮された画像信
号は記憶部22に送られて記録媒体に記録される。な
お、圧縮回路21で圧縮された画像信号は、伸長回路4
2により復号化処理が施されて伸長され、表示切換回路
43で表示信号を切換えることにより、圧縮後の画像を
モニタ40に表示することもできる。
【0114】次に、この圧縮回路21の具体的な動作を
図19を参照して説明する。
【0115】図19において、51はウェーブレット変
換器で、入力した画像信号をサブバンドに分解する。5
2は占有率算出回路で、サブバンドに分解された各サブ
バンドのどの係数が、その指定領域に属しているかを示
すマスク情報を生成し、更にそのマスク情報の占める割
合を算出する。53はビットシフト量計算回路で、マス
ク情報内の画像信号のビットシフト量を計算する。54
は量子化を行なう量子化処理回路、59は圧縮のパラメ
ータや量子化の係数を設定する係数設定回路である。5
5はインデックス変更回路で、ビットシフト量に応じて
量子化インデックスを変更する。56はビットプレーン
分解回路で、インデックスをビットプレーンに分解す
る。57は符号化するビットプレーンを制限するための
符号化制限回路、58は2値算術符号化回路である。
【0116】バッファメモリ19に格納されたR,G,
Bの各色信号或いは輝度及び色差からなる画像信号は、
ウェーブレット変換回路51によって、その画像信号の
各成分がサブバンドに分割される。こうして分割された
サブバンドデータに基づいて、占有率算出回路52によ
りマスク情報が生成され、更に、各サブバンドにおける
マスク情報の占有率が計算される。ビットシフト量計算
回路53は、指定領域に対する画質を指定するパラメー
タを、係数設定回路59から取得する。このパラメータ
は、指定領域に割り当てる圧縮率を表現する数値、或は
画質を表す数値でもよい。このパラメータから、指定領
域における係数に対するビットシフト量を計算し、マス
ク情報と共に量子化処理回路54に出力する。
【0117】量子化処理回路54は、係数設定回路59
で生成された適当な数値により除算して量子化し、その
量子化値に対するインデックスを出力する。インデック
ス変更回路55は、指定された空間領域に属する量子化
インデックスのみ上方にシフトアップする。このように
変更された量子化インデックスは、後続のビットプレー
ン分解回路56に出力される。ビットプレーン分解回路
56は、入力した量子化インデックスをビットプレーン
に分解する。符号化制御回路57は、圧縮後のフレーム
全体のデータサイズを決定するためのビットプレーンを
計算し、符号化するビットプレーンを制限する。最後に
2値算出符号化回路58は、最上位ビットプレーンから
順に2値算術符号化し、その結果をビットストリームと
して出力する。そして、制限されたビットプレーンまで
出力する。
【0118】次に、撮像された映像の中の高画質領域を
指定する方法について図16及び図20を参照して説明
する。図20(a)〜(c)は、モニタ40の表示画像
の一例を示す図である。
【0119】領域指定レバー36の中央の選択スイッチ
36eが押されると、領域を指定するカーソルP0がモ
ニタ40の中心に多重表示される(図20(a))。こ
のモニタ40に表示されたカーソルP0を見ながら、カ
ーソルP0を移動させたい方向(図20(a)では上及
び左方向)に領域指定レバー36を操作する。このとき
システムコントローラ22は、この領域指定レバー36
の押圧状態を検出し、その検出結果に基づいてカーソル
P0の移動量を算出し、その算出した移動量に応じてカ
ーソルP0を移動させる。そして、領域指定レバー36
の選択ボタン36eが押されると、高画質領域を指定す
るための枠の1つのポイント(図20(a)ではP1)
が確定される。これと同様の操作を行って、次のポイン
ト(P2)を決めるため、領域指定レバー36を操作し
てカーソルP0を移動させ、この作業を繰り返すことに
よって、例えば図20(b)に示すように4点(P1,
P2,P3,P4)を指示する。この状態で再度選択スイ
ッチ36eが押下されると、これら指示ポイントP1,
P2,P3,P4同士を結ぶ矩形領域2000が決定さ
れ、これが高画質領域として指定される(図20
(c))。
【0120】なお、このようにして指定された画像領域
は、その領域内の画像の色や輝度を他の領域と変えるこ
とにより、他の領域と一目で識別できることになる。
【0121】ここでは、高画質領域を矩形領域とし、4
点を指示することによって指定したが、例えば矩形の対
角線上の2点を指定しても良く、或は丸や多角形など任
意の形状の領域を指定できるようにしても良い。
【0122】更に、画像処理、画像認識手段により、エ
ッジ成分や色成分を用いて特定の物や人を指定すること
も可能である。
【0123】図21は、画像認識手段を用いて、モニタ
40に表示された画像中の特定の物体(ここでは自動
車)を指定領域として指定する例を説明する図である。
【0124】図21(a)は、モニタ40に表示された
画像の一例を示す図である。ここでは、例えば図21
(a)の、自動車の部分を高画質にしたい場合は、領域
指定レバー36を操作してカーソルP0を自動車の位置
に合わせ、選択スイッチ36eを押す。これにより領域
検出回路32が、周知の技術より色成分とその輪郭成分
を抽出し、その対称となる自動車のオブジェクト画像を
抽出する。
【0125】図21(b)は、こうして抽出された自動
車のオブジェクト画像を示す。この他にも、動き情報を
用いて、所望の領域を指定することも可能である。ま
た、より詳細な高画質領域を指定する方法としてタッチ
パネルを用いてもよい。
【0126】図22及び図23は、本実施の形態に係る
撮像装置の機能構成、特に図17のバッファメモリ19
以降の機能構成を中心に示すブロック図で、図22は3
板CCD15を用いた場合の構成を、そして図23は、
単板CCD15を用いた場合で示している。
【0127】以下その特徴部分について簡単に説明す
る。
【0128】図22では、選択回路20は、バッファメ
モリ19に格納されたR,G,Bの各画像データを色差
マトリックス回路50に送り、この色差マトリックス回
路50において、輝度信号(Y)と色差信号(R-Y, B-Y)を
生成する。この生成された色差信号は、LPF61によ
って水平及び垂直方向の帯域がそれぞれ2分の1になる
ように圧縮される。この圧縮された色差信号は、間引き
回路62により、その情報量が4分の1にまで削減され
る。選択回路20は、RGB信号、或は輝度信号と削減
された色差信号を選択して圧縮回路21に送る。ここで
圧縮回路21は、RGB信号、及び輝度信号と色差信号
をそれぞれ符号化する。この符号化に際しては、領域検
出器32で検出された領域に応じて、その符号化処理が
変更される。こうして符号化された符号は、記録部22
に送られて記録される。また伸長回路42に送られ、伸
長されて表示制御回路38に送られ、D/A変換器39
を介してモニタ40に表示される。また35は記録モー
ド検出器で、モード選択ダイヤル34により選択された
撮影モードを検出して、その検出信号をシステムコント
ローラ33に供給している。
【0129】一方、図23の場合には、単板CCD15
が使用されているので、ラインバッファ19に記憶され
た画像データは、輝度信号と色差信号とで構成されてい
る。従って、図22に示すような、RGB信号から輝度
信号と色差信号を生成する回路は設けられていない。そ
の他の構成は、図22の構成と基本的に同じであるの
で、その説明を省略する。
【0130】次に本発明の実施の形態1に係る撮像装置
における処理について、図18(a),図19及び図2
2のブロック図と、図24のフロチャートを用いて説明
する。ここでは3板CCD15を用いた撮像装置の場合
で説明する。
【0131】システムコントローラ33は、まずステッ
プS101で、モード選択ダイヤル34で設定されてい
る撮影モードを、記録モード検出器35からの検出信号
に基づいて検出する。MOVIE(動画)が設定されて
いる場合は、動画処理に適した処理を行なうためステッ
プS102に進み、静止画モードが設定されている場合
は、静止画に適した処理を行なうためステップS104
に進む。
【0132】ステップS102では、モード選択ダイヤ
ル34によりMOVIE(動画)が設定されているの
で、システムコントローラ33は、各回路に動画処理を
行なうように指示を送る。これにより選択回路20は、
この動画処理の指示を受けると、バッファメモリ19に
格納されたR,G,Bの各画像信号を色差マトリックス
回路50(図22)に送り、この色差マトリックス回路
50において輝度信号(Y)と色差信号(R-Y,B-Y)を生成す
る。こうして生成された色差信号は、LPF61によっ
て水平及び垂直方向の帯域がそれぞれ2分の1に圧縮さ
れ、その圧縮された色差信号は、更に間引き回路62に
おいて、その情報量が4分の1にまで削減される(ステ
ップS103)。
【0133】次にステップS104に進み、生成された
輝度信号と、削減された色差信号はともに圧縮回路21
に送られて符号化される。ここで圧縮回路21は、輝度
信号と色差信号をそれぞれウェーブレット変換回路51
(図19)においてサブバンドに分割し、その分割され
た各サブバンドを量子化処理回路54において量子化す
る。こうして量子化された結果は、ビットプレーン分解
回路56においてビットプレーンに分解され、更に、2
値算術符号化回路58において上位ビットから符号化さ
れる。この時、符号化制御回路57において下位ビット
を制御することにより、圧縮率が制御される。
【0134】尚、符号化処理を行なう場合は、各信号と
も図7に示すように、同じ次元のサブバンドを用いても
良いが、ここでは色差信号は輝度信号に比べて、そのデ
ータ量が4分の1に削減されているため、図8に示すよ
うに、色差信号は輝度信号より1次元少ない処理を行な
っても良い。
【0135】次にステップS105に進み、こうして圧
縮された画像信号を伸長回路42に送り、各サブバンド
の上位ビットプレーンから復号化処理を行ない、逆ウェ
ーブレット変換する。ここでは、圧縮回路21によって
下位ビットプレーンを制限しているが、圧縮回路21に
おいて制限せずに、伸長回路42の復号化処理の際に下
位ビットプレーンを制限することにより、同様の効果が
得られる。
【0136】次にステップS106に進み、こうして復
号化された画像信号を表示制御回路38に送って表示用
信号に変換し、ステップS107では、その変換された
表示用画像信号に基づいて、モニタ40への画像表示が
実行される。
【0137】一方、ステップS101で、モード選択ダ
イヤル34がSTILL(静止画)を選択している場合
はステップS104に進み、各回路に静止画処理を行な
う指示を送る。そして選択回路20は、静止画処理の指
示を受けると、バッファメモリ19に格納されたR,
G,Bの各画像信号を、色信号の削減処理を行うことな
く圧縮回路21に送って符号化する。この際、圧縮回路
21は、R,G,Bの各色信号をそれぞれウェーブレッ
ト変換し、図6に示す様なサブバンドに分割する。こう
して分割されたサブバンドは、更にビットプレーンに分
解されて符号化処理が施される。これ以下の処理は、前
述の動画処理の場合と同様であるので、それらの説明を
省略する。
【0138】尚、本実施の形態によれば、動画と静止画
の2つの撮影モードを持つ撮像装置について説明した
が、この他にも、飛び越し走査によって得られた撮像デ
ータを処理するインターレースモードと、順次走査によ
って処理するノンインターレースモードの2つの処理が
可能なCCDを持つ撮像装置にも適応でき、インターレ
ースモードの場合は動きによる影響が大きいため、本実
施の形態の動画モードと同様に色信号を減縮し、ノンイ
ンターレースの場合は動きによる影響がないため、静止
画モードと同様に色信号を減縮せずに処理を施すように
すればよい。こうすることにより、ノンインターレース
はインターレースより高画質な処理が可能となる。
【0139】更には、上記2つの撮像処理が可能なCC
Dと本実施の形態の撮像モードとを組み合わせれば、動
画インターレース、静止画インターレース、静止画ノン
インターレースの最大4つのモードが設定可能となり、
この場合、少なくとも最も高画質な画像が得られるノン
インターレースのみ色信号を減縮せずに処理するか、或
は少なくとも最も画質が悪くなる動画インターレースの
み色信号を減縮することにより、撮像モードに適した信
号処理が可能になる。
【0140】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、動画の場合には、人間の視覚特性が輝度に比べて色
の認識の方が鈍感なことを利用して、動画モードにおい
ては色情報の情報量を削減する処理を選択する。一方、
静止画の場合には、画像の動きがないため、原画像信号
をなるべく劣化させないような処理を施している。
【0141】なお、トリガーボタン35が押されて記録
開始の指示が入力されると、記録部22に圧縮処理後の
画像データを記録するが、この場合も表示処理と同様
に、伸長処理後の画像データを記録するようにしてもよ
い。
【0142】[実施の形態2]次に、本発明の実施の形
態2に係る撮像装置における動作について図19及び図
23のブロック図、及び図25のフロチャートを参照し
て説明する。
【0143】前述の実施の形態1では、R,G,Bのコ
ンポーネント信号を入力画像信号としていたが、単板C
CD15を用いた場合は、色分離マトリックス回路47
で輝度と色差信号を生成した時点で、色差信号が輝度信
号に比べ半分の情報しか持たなくなる。そこで、本実施
の形態2では、動画/静止画モードの選択に応じて、圧
縮処理或いは伸長処理を変更することにより、前述の実
施の形態1と同様の効果を得ることができる。これにつ
いて説明する。
【0144】図25は、本実施の形態2に係る圧縮回路
21における処理を説明するフローチャートである。
【0145】バッファメモリ19に格納された輝度、色
差の各画像信号が圧縮回路21に入力されると、ステッ
プS201で、圧縮回路21のウェーブレット変換回路
51は、輝度信号と色差信号をそれぞれウェーブレット
変換してサブバンドに分割する。次にステップS202
に進み、こうして分割された各サブバンドは、量子化処
理回路54で量子化され、ビットプレーン分解回路56
でビットプレーンに分解される。次にステップS203
に進み、モード選択ダイヤル34で設定されている撮影
モードを検出する。ここでMOVIE(動画)が設定さ
れている場合は動画処理に適した処理を行なうためステ
ップS204に進み、静止画モードが設定されている場
合は、静止画に適した処理を行なうためステップS20
5に進む。
【0146】ステップS204では、MOVIE(動
画)が設定されており、動画の場合は輝度に比べ色情報
が少なくても影響が少ないため、符号化制御回路57
は、色差信号のみ下位ビットを破棄する。そしてステッ
プS205に進み、下位ビットを破棄した画像データ
を、2値算術符号化回路58により符号化する。
【0147】次にステップS206に進み、この符号化
処理により圧縮された画像信号を、伸長回路42によ
り、各サブバンドの上位ビットプレーンから復号化処理
を行なって逆ウェーブレット変換する。次にステップS
206’では、圧縮回路21の符号化制御回路57によ
って下位ビットを制限しているが、この圧縮回路21に
おいて制限せずに、伸長回路42における復号化処理の
際に下位ビットプレーンを制限することにより、同様の
効果が得られる。
【0148】次にステップS207に進み、こうして復
号化された画像信号は表示制御回路38に送られて表示
用の画像信号に変換される。そしてステップS208で
は、その変換された表示用画像信号がモニタ40に送ら
れて、対応する画像が表示される。
【0149】一方、ステップS203において、モード
選択ダイヤル34がSTILL(静止画)を設定してい
る場合はステップS205に進み、符号化制御回路57
は、色差信号の下位ビットの破棄をせずに2値算術符号
化する。そしてそれ以下の処理では、上述の動画の場合
と同様にして、符号化された画像信号を復号して伸長
し、表示用の画像信号に変換してモニタ40に表示す
る。
【0150】以上説明したように本実施の形態2によれ
ば、動画モードでは、分離された色差信号のビットプレ
ーンの下位ビットを破棄することにより、その画像デー
タの情報量を削減する。一方、静止画の場合には、画像
の動きがないため輝度と色差信号とを同じビットプレー
ンまで符号化(復号化)する。これにより、原画像信号
からの劣化を少なくするような処理を施している。
【0151】なお、本実施の形態2においては、符号化
或は復号化に際して、下位ビットを破棄することにより
情報量の制限を行っていたが、本発明はこれに限定され
ず、量子化の際に色差情報の重みを少なくしても同様の
効果が得られる。
【0152】また、トリガーボタン35が押されて記録
開始が指示された場合には、記録部22に圧縮処理後の
データを記録していたが、表示処理の場合と同様に、そ
の伸長処理後の画像データを記録してもよい。
【0153】[実施の形態3]次に本発明の実施の形態
3に係る撮像装置について、図19及び図23のブロッ
ク図、及び図26のフロチャートを参照して説明する。
【0154】前述の実施の形態1,2においては、撮像
した画像信号全体に均一の処理を施した場合について説
明したが、本実施の形態3では、特定領域のみ高画質に
する処理について説明する。
【0155】まずステップS301で、領域検出回路3
2が、現在設定されている高画質領域を検出して、その
領域データを生成する。次にステップS202に進み、
モード選択ダイヤル34で設定されている撮影モードを
検出する。ここでMOVIE(動画)が設定されている
場合はステップS303に進み、動画処理に適した処理
を行なうが、静止画モードが設定されている場合は静止
画に適した処理を行なうためステップS305に進む。
【0156】ステップS303では、モード選択ダイヤ
ル34がMOVIE(動画)を設定しているので、各回
路に動画処理を行なうに指示を出力する。これにより選
択回路20は、動画処理の指示を受けると、バッファメ
モリ19に格納されたR,G,Bの各画像信号を色差マ
トリックス回路50に送る。この色差マトリックス回路
50は、このRGB信号から輝度信号と色差信号を生成
する。
【0157】こうして生成された色差信号を、LPF6
1によって水平及び垂直方向の帯域をそれぞれ2分の1
に圧縮し、こうして圧縮した色差信号を間引き回路62
により、その情報量を4分の1に削減する(ステップS
304)。
【0158】次にステップS305に進み、R,G,B
の各画像信号と、輝度信号と削減された色差信号及び領
域データを圧縮回路21に送る。ここで圧縮回路21
は、その領域データで指示された領域内の画像信号に対
しては、R,G,Bの画像信号のままウェーブレット変
換回路51においてサブバンドに分割し、その分割した
各サブバンドを量子化処理回路54において量子化す
る。更に、ビットプレーン分解回路56によりビットプ
レーンに分解し、2値算術符号化回路58により上位ビ
ットから符号化する。また、この領域データで規定され
た領域外の画像信号に対しては、輝度信号と色差信号と
をそれぞれウェーブレット係数に分解し、2値算術符号
化回路58において上位ビットから符号化して圧縮処理
を行なう(ステップS305)。
【0159】次にステップS306に進み、伸長回路4
2により、この圧縮された画像信号を各サブバンドの上
位ビットプレーンから復号して逆ウェーブレット変換す
る。そしてステップS307に進み、その復号化された
画像信号を表示制御回路38に送って表示用の画像信号
に変換する。こうしてステップS308では、その変換
された表示用画像信号を基に、モニタ40に画像を表示
する。
【0160】一方ステップS302で、モード選択ダイ
ヤル34がSTILL(静止画)を設定している場合は
ステップS305に進み、各回路に静止画処理を行なう
指示を送る。これにより選択回路20は、静止画処理の
指示を受けると、バッファメモリ19に格納されたR,
G,Bの各画像信号に対して色信号の削減処理を行うこ
となく圧縮回路21に送る。圧縮回路21は、R,G,
Bの各色信号をそれぞれウェーブレット変換してサブバ
ンドに分割し、その分割したサブバンドをビットプレー
ンに分解して符号化する。これ以下の動作は、前述の動
画処理の場合と同様にして、画像信号を伸長し、その伸
長した表示用画像信号に基づいてモニタ40に画像を表
示する。
【0161】以上説明したように本実施の形態3によれ
ば、動画では、人間の視覚特性が輝度の認識に比べて色
の認識の方が鈍感なことを利用して色情報を削減し、特
に指定領域以外の情報量を削減する処理を選択する。一
方、静止画の場合には、画像の動きがないため原画像信
号からの劣化を抑える処理を施している。
【0162】なお、トリガーボタン35が押されて記録
開始の指示が入力されると、記録部22に圧縮処理後の
画像データを記録するが、この場合も表示処理と同様
に、伸長処理後の画像データを記録するようにしてもよ
い。
【0163】[実施の形態4]次の本発明の実施の形態
4に係る撮像装置について図19及び図22のブロック
図、及び図27のフロチャートを参照して説明する。
【0164】前述の実施の形態2では、撮像した画像信
号全体を均一の処理を施した場合について説明したが、
この実施の形態4では、画像データの特定領域のみを高
画質にする場合で説明する。
【0165】まずステップS401で、領域検出回路3
2により、現在設定されている高画質領域を検出し、そ
れに対応する領域データを生成する。次にステップS4
02に進み、バッファメモリ19に格納された輝度、色
差の各画像信号と、領域検出回路32で生成された領域
データを圧縮回路21に送る。圧縮回路21は、ウェー
ブレット変換回路51により輝度信号と色差信号をそれ
ぞれウェーブレット変換し、サブバンドに分割する。次
にステップS403に進み、占有率算出回路52によ
り、領域データを基に、分割された各サブバンドにおけ
る高画質領域の設定及び占有率を算出する。そして係数
設定回路59で設定された係数を用いて、ビットシフト
量計算回路53は、高画質領域のビットシフト量を算出
する。そしてステップS404に進み、量子化処理回路
54により量子化を実行し、インデックス変更回路55
は、設定されている領域のみをシフトアップするように
インデックスを変更し、ビットプレーン分解回路56に
よりビットプレーンに分解する。
【0166】次にステップS405に進み、モード選択
ダイヤル34で設定されている撮影モードを検出する。
ここでMOVIE(動画)が設定されている場合はステ
ップS406に進み、動画処理に適した処理を行なう。
一方、静止画モードが設定されている場合はステップS
407に進み、静止画に適した処理を行なう。
【0167】ステップS406では、動画の場合には輝
度に比べて色情報が少なくても影響が少ないため、符号
化制御回路57は、輝度信号よりも、色差信号の下位ビ
ットをより多く破棄する。こうして下位ビットが破棄さ
れた画像データは、ステップS407で、2値算術符号
化回路58により符号化される。
【0168】次にステップS408に進み、こうして符
号化されて圧縮された画像信号は、伸長回路42によ
り、各サブバンドの上位ビットプレーンから復号され、
逆ウェーブレット変換される。次にステップS408’
に進み、圧縮回路21では、符号化制御回路57によっ
て下位ビットを制御しているが、圧縮回路21が制御せ
ずに、伸長回路42の復号化処理の際に下位ビットプレ
ーンを制限することにより、出力データとしては同様の
制御ができる。
【0169】こうして復号化された画像信号は表示制御
回路38に送られ、表示用の画像信号に変換される(ス
テップS409)。そして、この変換された表示用の画
像信号は、モニタ40に出力されて表示される(ステッ
プS410)。
【0170】一方ステップS405で、モード選択ダイ
ヤル34がSTILL(静止画)を設定している場合は
ステップS407に進み、符号化制御回路57は、色差
信号の下位ビットを破棄することなく2値算術符号化す
る。そして、以下の処理では、前述の動画の場合と同様
にして、符号化された画像信号を復号して伸長し、表示
用の画像信号に変換してモニタ40に表示する。
【0171】以上説明したように本実施の形態4によれ
ば、動画モードでは、指定された高画質領域内の色差信
号を輝度信号より多く下位ビットを破棄することによ
り、情報量を削減する。一方、静止画では、画像の動き
がないため輝度と色差信号を同じビットプレーンまで符
号化(復号化)することにより、指定された画像領域で
は原画像信号からできるだけ劣化させない処理を施して
いる。
【0172】なお、本実施の形態4においては、画像デ
ータの下位ビットを破棄することにより制限していた
が、ビットシフトする際に輝度信号を色差信号のシフト
量より大きくすることによっても、同様の効果が得られ
る。更に、量子化の際に色差情報の重みだけを少なくし
ても同様の効果が得られる。
【0173】なお、トリガーボタン35が押されて記録
開始の指示が入力されると、記録部22に圧縮処理後の
画像データを記録するが、この場合も表示処理と同様
に、伸長処理後の画像データを記録するようにしてもよ
い。
【0174】なお本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0175】また本発明の目的は、前述した実施の形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても達
成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。また、コンピュータが
読み出したプログラムコードを実行することにより、前
述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、その
プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼
働しているオペレーティングシステム(OS)などが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0176】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれる。
【0177】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、動画像処理においては所定のレートで所定時間内の
処理が求められるため、色信号を削減して画像処理およ
び符号化、復号化処理を行なう。これにより、処理速度
及びデータサイズを優先した処理を行なうことが可能と
なる。
【0178】また、静止画像処理においては、処理時間
より再生される画質がより求められるため、入力信号か
らの情報の削減を出来る限り減らして画像処理および符
号化、復号化処理を行なう。これにより、画質を優先し
た処理を行なうことが可能となる。そして、この処理を
動画と静止画を選択して処理するモードダイヤルの選択
に連動させることにより、自動的に動画像及び静止画像
のそれぞれに適した処理を自動的に行なうことが可能と
した。
【0179】また本実施の形態によれば、動画像と静止
画像の双方を記録再生可能な撮像装置において、煩わし
い操作をすること無く動画/静止画のモード選択に応じ
て、各画像に適した画像処理及び符号化処理を自動的に
選択可能にする。特に動画像処理においては、人間の視
覚特性を利用した処理を施すことで色信号の情報量を削
減し、静止画においてはより精細な画像が求められるた
め、動画像で行なう色信号の削減処理を行なわず劣化の
少ない処理を自動的に選択することを可能とした。
【0180】更に、本実施の形態によれば、動画像と静
止画像の双方を記録再生可能な撮像装置において、特定
の領域を高画質に処理することができ、更に動画/静止
画のモード選択に応じてそれぞれに適した画像処理及び
符号化処理を自動的に選択可能にすることにより、動画
像処理においては、領域以外の情報量を削減した処理を
実行し、静止画においては、動画像で行なう色信号の削
減処理を行なわず、劣化の少ない画像再生処理を自動的
に選択できるようにした。
【0181】さらにまた本実施の形態によれば、R,
G,Bの3板等からなる複数の光学フィルタを有し動画
像と静止画像の双方を記録再生可能な撮像装置におい
て、動画/静止画のモード選択に応じて、それぞれに適
した画像処理及び符号化処理を自動的に選択可能とし、
動画像処理においては、輝度信号と色信号に分離した後
に色信号のみ削減することにより速度優先の処理を行
い、静止画においてはより精細な画像が求められるた
め、原画像信号を崩さない画質優先の処理を行なう。
【0182】尚、上記各実施の形態においては、第1の
実施の形態と同様に、動画モードをインターレースモー
ド、静止画モードをノンインターレースモードに置き換
えて各実施の形態を実行しても良く、このような2モー
ドに対する動作制御も本発明の範疇に含まれる。
【0183】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、、
複数の撮像モードを備える場合に、各撮像モードで入力
する画像信号の性質に適した圧縮処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るビデオカメラにおけ
る画像処理回路(圧縮回路)の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】離散ウェーブレット変換部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】2次元離散ウェーブレット変換部の係数群の構
成図(a)と、2次元の離散ウェーブレットのサブバン
ドの構成図(b)である。
【図4】本実施の形態に係るマスク情報、及び量子化イ
ンデックスの変化の様子を説明する図である。
【図5】本実施の形態におけるエントロピ符号化部の動
作を説明する図である。
【図6】カラー画像における2次元の離散ウェーブレッ
トのサブバンドの構成を説明する図である。
【図7】カラー画像における2次元の離散ウェーブレッ
トのサブバンドの構成を説明する図である。
【図8】カラー画像における2次元の離散ウェーブレッ
トのサブバンドの構成を説明する図である。
【図9】空間スケーラブルの符号列の構成を表す概略図
である。
【図10】SNRスケーラブルの符号列の構成を表す概
略図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るビデオカメラにお
ける画像処理回路(復号回路)の構成を示すブロック図
である。
【図12】エントロピ復号化部の動作を説明する図であ
る。
【図13】逆離散ウェーブレット変換部の構成を示すブ
ロック図である。
【図14】符号列の構成(a)、及びその符号列を復元
した際の画像の形態(b)を説明する図である。
【図15】符号列の構成(a)、及びその符号列を復元
した際の画像の形態(b)を説明する図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るビデオカメラの外
観図(a)、及び領域指定レバーを説明する図(b)で
ある。
【図17】本実施の形態に係るビデオカメラの構成を示
すブロック図である。
【図18】本実施の形態に係るビデオカメラのカメラ信
号処理回路の詳細図で、(a)は3板CCDを用いた場
合の構成を示し、(b)は単板CCDを用いた場合を示
している。
【図19】本実施の形態に係るビデオカメラにおける圧
縮回路の構成を示すブロック図である。
【図20】本実施の形態に係るビデオカメラにおいて、
領域指定操作に伴うモニタ表示の変化を示す図である。
【図21】本実施の形態に係るビデオカメラのモニタへ
の表示例を示す図である。
【図22】本発明の実施の形態1,3に係るビデオカメ
ラにおける信号処理部の構成をより詳細に示すブロック
図である。
【図23】本発明の実施の形態2,4に係るビデオカメ
ラにおける信号処理部の構成をより詳細に示すブロック
図である。
【図24】本発明の実施の形態1に係るビデオカメラに
おける撮像モードに応じた動作を示すフロチャートであ
る。
【図25】本発明の実施の形態2に係るビデオカメラに
おける撮像モードに応じた動作を示すフロチャートであ
る。
【図26】本発明の実施の形態3に係るビデオカメラに
おける撮像モードに応じた動作を示すフロチャートであ
る。
【図27】本発明の実施の形態4に係るビデオカメラに
おける撮像モードに応じた動作を示すフロチャートであ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 AA01 BA01 BA14 BB02 BB03 DA03 EH10 EM07 EM13 EM16 GC01 GF01 GF02 GF03 GG01 GM01 5C059 LA07 MA24 MA35 ME01 PP01 PP04 PP14 PP26 PP28 SS14 SS20 TA33 TA80 TC24 TC43 UA02 UA05 UA39 5C078 AA09 BA57 BA58 DB19

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画入力モード或は静止画入力モードに
    て、複数の色成分信号で構成される画像信号を入力する
    入力手段と、 前記動画入力モードの際は、前記画像信号から輝度信号
    と色差信号とを生成し、該色差信号の情報量を減縮して
    前記輝度信号と共に圧縮し、前記静止画入力モードの時
    は前記複数の色成分信号を圧縮する圧縮手段と、を有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮手段による圧縮は、ウェーブレ
    ット変換及び量子化処理及びビットプレーン符号化を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 動画入力モード或は静止画入力モードに
    て、複数の色成分信号で構成される画像信号を入力する
    入力工程と、 前記動画入力モードの際は、前記画像信号から輝度信号
    と色差信号とを生成し、該色差信号の情報量を減縮して
    前記輝度信号と共に圧縮し、前記静止画入力モードの時
    は前記複数の色成分信号を圧縮する圧縮工程と、を有す
    ることを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータにより読み取り可能な記憶
    媒体であって、 動画入力モード或は静止画入力モードにて、複数の色成
    分信号で構成される画像信号を入力する入力工程モジュ
    ールと、 前記動画入力モードの際は、前記画像信号から輝度信号
    と色差信号とを生成し、該色差信号の情報量を減縮して
    前記輝度信号と共に圧縮し、前記静止画入力モードの時
    は前記複数の色成分信号を圧縮する圧縮工程モジュール
    と、を有することを特徴とする記憶媒体。
  5. 【請求項5】 動画入力モード或は静止画入力モードに
    て、輝度信号と色差信号とを含む画像信号を入力する入
    力手段と、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮手段とを有
    し、 前記圧縮手段は、前記動画入力モードの時には前記静止
    画入力モードの時よりも前記色差信号をビットプレーン
    符号化するプレーン数を少なくすることを特徴とする画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 動画入力モード或は静止画入力モードに
    て、輝度信号と色差信号とを含む画像信号を入力する入
    力工程と、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮工程とを有
    し、 前記圧縮工程では、前記動画入力モードの時には前記静
    止画入力モードの時よりも前記色差信号をビットプレー
    ン符号化するプレーン数を少なくすることを特徴とする
    画像処理方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータにより読み取り可能な記憶
    媒体であって、 動画入力モード或は静止画入力モードにて、輝度信号と
    色差信号とを含む画像信号を入力する入力工程モジュー
    ルと、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮工程モジュー
    ルとを有し、 前記圧縮工程モジュールでは、前記動画入力モードの時
    には前記静止画入力モードの時よりも前記色差信号をビ
    ットプレーン符号化するプレーン数を少なくすることを
    特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 動画入力モード或は静止画入力モードに
    て、輝度信号と色差信号とを含む画像信号を入力する入
    力手段と、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮手段と、 前記圧縮手段により得られた圧縮データを上位ビットか
    ら順に復号化する復号化手段とを有し、 前記圧縮手段は、前記動画入力モードで入力された画像
    信号の圧縮データを復号する時には、前記静止画入力モ
    ードの時よりも前記色差信号をビットプレーン復号化す
    るプレーン数を少なくするように制御することを特徴と
    する画像処理装置。
  9. 【請求項9】 動画入力モード或は静止画入力モードに
    て、輝度信号と色差信号とを含む画像信号を入力する入
    力工程と、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮工程と、 前記圧縮工程で得られた圧縮データを上位ビットから順
    に復号化する復号化工程とを有し、 前記圧縮工程では、前記動画入力モードで入力された画
    像信号の圧縮データを復号する時には、前記静止画入力
    モードの時よりも前記色差信号をビットプレーン復号化
    するプレーン数を少なくするように制御することを特徴
    とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータにより読み取り可能な記
    憶媒体であって、 動画入力モード或は静止画入力モードにて、輝度信号と
    色差信号とを含む画像信号を入力する入力工程モジュー
    ルと、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮工程モジュー
    ルと、 前記圧縮工程モジュールで得られた圧縮データを上位ビ
    ットから順に復号化する復号化工程モジュールとを有
    し、 前記圧縮工程モジュールでは、前記動画入力モードで入
    力された画像信号の圧縮データを復号する時には、前記
    静止画入力モードの時よりも前記色差信号をビットプレ
    ーン復号化するプレーン数を少なくするように制御する
    ことを特徴とする記憶媒体。
  11. 【請求項11】 動画入力モード或は静止画入力モード
    にて画像信号を入力する入力手段と、 前記動画入力モードの時は、前記画像信号が示す画像の
    所定領域と他領域とで種類の異なる、前記画像信号に基
    づく第1画像信号を発生し、各々圧縮し、 前記静止画入力モードのときは前記画像信号が示す画像
    の所定領域と他領域とで同種類の前記画像信号に基づく
    画像信号を発生し、それぞれを圧縮する圧縮手段と、を
    有することを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記動画入力モードの時は、前記画像
    信号が示す画像の所定領域ではRGB信号を発生し、他
    の領域では輝度、色差信号を発生し、それぞれ圧縮する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記静止画入力モードの時は、前記画
    像信号が示す画像の所定領域と他の領域ではRGB信号
    を発生し、それぞれ圧縮することを特徴とする請求項1
    2に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記圧縮手段による圧縮はウェーブレ
    ット変換及び量子化処理及びビットプレーン符号化を含
    むことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 動画入力モード或は静止画入力モード
    にて画像信号を入力する入力工程と、 前記動画入力モードの時は、前記画像信号が示す画像の
    所定領域と他領域とで種類の異なる、前記画像信号に基
    づく第1画像信号を発生し、各々圧縮し、 前記静止画入力モードのときは前記画像信号が示す画像
    の所定領域と他領域とで同種類の前記画像信号に基づく
    画像信号を発生し、それぞれを圧縮する圧縮工程と、を
    有することを特徴とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】 コンピュータにより読み取り可能な記
    憶媒体であって、 動画入力モード或は静止画入力モードにて画像信号を入
    力する入力工程モジュールと、 前記動画入力モードの時は、前記画像信号が示す画像の
    所定領域と他領域とで種類の異なる、前記画像信号に基
    づく第1画像信号を発生し、各々圧縮し、 前記静止画入力モードのときは前記画像信号が示す画像
    の所定領域と他領域とで同種類の前記画像信号に基づく
    画像信号を発生し、それぞれを圧縮する圧縮工程モジュ
    ールと、を有することを特徴とする記憶媒体。
  17. 【請求項17】 インターレースモード或はノンインタ
    ーレースモードにて、複数の色成分信号で構成される画
    像信号を入力する入力手段と、 前記インターレースモードの際は、前記画像信号から輝
    度信号と色差信号とを生成し、該色差信号の情報量を減
    縮して前記輝度信号と共に圧縮し、前記ノンインターレ
    ースモードの時は前記複数の色成分信号を圧縮する圧縮
    手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記圧縮手段による圧縮は、ウェーブ
    レット変換及び量子化処理及びビットプレーン符号化を
    含むことを特徴とする請求項17に記載の画像処理装
    置。
  19. 【請求項19】 インターレースモード或はノンインタ
    ーレースモードにて、複数の色成分信号で構成される画
    像信号を入力する入力工程と、 前記インターレースモードの際は、前記画像信号から輝
    度信号と色差信号とを生成し、該色差信号の情報量を減
    縮して前記輝度信号と共に圧縮し、前記ノンインターレ
    ースモードの時は前記複数の色成分信号を圧縮する圧縮
    工程と、を有することを特徴とする画像処理方法。
  20. 【請求項20】 コンピュータにより読み取り可能な記
    憶媒体であって、 インターレースモード或はノンインターレースモードに
    て、複数の色成分信号で構成される画像信号を入力する
    入力工程モジュールと、 前記インターレースモードの際は、前記画像信号から輝
    度信号と色差信号とを生成し、該色差信号の情報量を減
    縮して前記輝度信号と共に圧縮し、前記ノンインターレ
    ースモードの時は前記複数の色成分信号を圧縮する圧縮
    工程モジュールと、を有することを特徴とする記憶媒
    体。
  21. 【請求項21】 インターレースモード或はノンインタ
    ーレースモードにて、輝度信号と色差信号とを含む画像
    信号を入力する入力手段と、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮手段とを有
    し、 前記圧縮手段は、前記インターレースモードの時には前
    記ノンインターレースモードの時よりも前記色差信号を
    ビットプレーン符号化するプレーン数を少なくすること
    を特徴とする画像処理装置。
  22. 【請求項22】 インターレースモード或はノンインタ
    ーレースモードにて、輝度信号と色差信号とを含む画像
    信号を入力する入力工程と、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮工程とを有
    し、 前記圧縮工程では、前記インターレースモードの時には
    前記ノンインターレースモードの時よりも前記色差信号
    をビットプレーン符号化するプレーン数を少なくするこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  23. 【請求項23】 コンピュータにより読み取り可能な記
    憶媒体であって、 インターレースモード或はノンインターレースモードに
    て、輝度信号と色差信号とを含む画像信号を入力する入
    力工程モジュールと、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮工程モジュー
    ルとを有し、 前記圧縮工程モジュールでは、前記インターレースモー
    ドの時には前記ノンインターレースモードの時よりも前
    記色差信号をビットプレーン符号化するプレーン数を少
    なくすることを特徴とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 インターレースモード或はノンインタ
    ーレースモードにて、輝度信号と色差信号とを含む画像
    信号を入力する入力手段と、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮手段と、 前記圧縮手段により得られた圧縮データを上位ビットか
    ら順に復号化する復号化手段とを有し、 前記圧縮手段は、前記インターレースモードで入力され
    た画像信号の圧縮データを復号する時には、前記ノンイ
    ンターレースモードの時よりも前記色差信号をビットプ
    レーン復号化するプレーン数を少なくするように制御す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  25. 【請求項25】 インターレースモード或はノンインタ
    ーレースモードにて、輝度信号と色差信号とを含む画像
    信号を入力する入力工程と、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮工程と、 前記圧縮工程で得られた圧縮データを上位ビットから順
    に復号化する復号化工程とを有し、 前記圧縮工程では、前記インターレースモードで入力さ
    れた画像信号の圧縮データを復号する時には、前記ノン
    インターレースモードの時よりも前記色差信号をビット
    プレーン復号化するプレーン数を少なくするように制御
    することを特徴とする画像処理方法。
  26. 【請求項26】 コンピュータにより読み取り可能な記
    憶媒体であって、 インターレースモード或はノンインターレースモードに
    て、輝度信号と色差信号とを含む画像信号を入力する入
    力工程モジュールと、 前記輝度及び色差信号のそれぞれをウェーブレット変換
    し、量子化し、得られた量子化インデックスを上位ビッ
    トから順にビットプレーン符号化する圧縮工程モジュー
    ルと、 前記圧縮工程モジュールで得られた圧縮データを上位ビ
    ットから順に復号化する復号化工程モジュールとを有
    し、 前記圧縮工程モジュールでは、前記インターレースモー
    ドで入力された画像信号の圧縮データを復号する時に
    は、前記ノンインターレースモードの時よりも前記色差
    信号をビットプレーン復号化するプレーン数を少なくす
    るように制御することを特徴とする記憶媒体。
  27. 【請求項27】 インターレースモード或はノンインタ
    ーレースモードにて画像信号を入力する入力手段と、 前記インターレースモードの時は、前記画像信号が示す
    画像の所定領域と他領域とで種類の異なる、前記画像信
    号に基づく第1画像信号を発生し、各々圧縮し、 前記ノンインターレースモードのときは前記画像信号が
    示す画像の所定領域と他領域とで同種類の前記画像信号
    に基づく画像信号を発生し、それぞれを圧縮する圧縮手
    段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  28. 【請求項28】 前記インターレースモードの時は、前
    記画像信号が示す画像の所定領域ではRGB信号を発生
    し、他の領域では輝度、色差信号を発生し、それぞれ圧
    縮することを特徴とする請求項27に記載の画像処理装
    置。
  29. 【請求項29】 前記ノンインターレースモードの時
    は、前記画像信号が示す画像の所定領域と他の領域では
    RGB信号を発生し、それぞれ圧縮することを特徴とす
    る請求項27に記載の画像処理装置。
  30. 【請求項30】 前記圧縮手段による圧縮はウェーブレ
    ット変換及び量子化処理及びビットプレーン符号化を含
    むことを特徴とする請求項27に記載の画像処理装置。
  31. 【請求項31】 インターレースモード或はノンインタ
    ーレースモードにて画像信号を入力する入力工程と、 前記インターレースモードの時は、前記画像信号が示す
    画像の所定領域と他領域とで種類の異なる、前記画像信
    号に基づく第1画像信号を発生し、各々圧縮し、 前記ノンインターレースモードのときは前記画像信号が
    示す画像の所定領域と他領域とで同種類の前記画像信号
    に基づく画像信号を発生し、それぞれを圧縮する圧縮工
    程と、を有することを特徴とする画像処理方法。
  32. 【請求項32】 コンピュータにより読み取り可能な記
    憶媒体であって、 インターレースモード或はノンインターレースモードに
    て画像信号を入力する入力工程モジュールと、 前記インターレースモードの時は、前記画像信号が示す
    画像の所定領域と他領域とで種類の異なる、前記画像信
    号に基づく第1画像信号を発生し、各々圧縮し、 前記ノンインターレースモードのときは前記画像信号が
    示す画像の所定領域と他領域とで同種類の前記画像信号
    に基づく画像信号を発生し、それぞれを圧縮する圧縮工
    程モジュールと、を有することを特徴とする記憶媒体。
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