JP2004235990A - 画像選択装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像装置は、画像を取得するカメラ部101と、ROIを指定するROI制御部106と、指定されたROIと非指定領域をそれぞれ異なる特性で圧縮する圧縮伸長部105と、圧縮された画像を画面上に表示する画像表示部110と、画像が表示された画面から画像の選択又は画像中のROIを選択するキー操作部112と、画像を記憶する記録部107を備える。そして、画像表示部110により、複数のサムネイル画像を前記画面上に一覧表示し、キー操作部112により、全体画像又はROIが指定される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面上に表示された複数の画像から所望の画像を選択する画像選択技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラ等のデジタル信号を扱う撮像装置においては、記録媒体の容量によるデータ記録量の制限や、データを取り扱う際の通信負荷の低減といった理由から、撮影データを圧縮して所定の記録媒体に記録し、撮影後に改めて圧縮データを伸長して表示や加工を行う方式が一般的である。特に、近年の撮像装置は撮像素子の高画素化が進み、それに伴って撮影データ量も増大する傾向にあるため、より高圧縮かつ可逆的な圧縮記録方式が不可欠となっている。
【0003】
ところで、画像圧縮方式の一つとして「JPEG2000」方式が知られている。JPEG2000に関する詳細な説明はここでは省略するが、その特徴的な機能として、画像中のある注目範囲(Region Of Interest、以下、「ROI」と略す。)を指定し、ROI領域とそれ以外の画像中の領域を異なる圧縮係数(圧縮率)で圧縮する機能がある。ROIとして指定された領域はそれ自体が独立した画像データとして取り扱うことが可能であり、例えばROI領域のみをハードコピーする機能や原画像からROI領域を取り出して別ファイル化するなど、ROIを利用した多数の画像処理方法が提案されている。ROIを含んだ画像データを取り扱う際の画像選択手段としては、原画像とROI画像をそれぞれ個別に全画面表示し、表示された画像を順次送りながら画像を決定する方式が最も一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オペレータが全画面表示された画像を視認する方式の場合、表示画像はそれぞれ独立した個別の画像として認識されるため、原画像とROI画像の判別がつき難く、オペレータは意図しない画像データを誤って処理する可能性がある。また、オペレータが表示画像をROI画像と認識している場合でも、ROI画像と当該ROIに関する原画像との関係が明確でないため、表示されているROI画像がどの原画像から切り出されたデータであるかを判別することが難しい。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ROI画像を表示する際に全体画像だけでなく、それに付随するROI画像を識別性を向上させて全体画像に関連付けて同時に表示することができ、オペレータが画像選択時に所望の画像を確実かつ簡易に選択することができる画像選択装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る画像選択装置は、画像を取得する取得手段と、
取得された前記画像の所定領域を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された前記所定領域と非指定領域をそれぞれ異なる特性で圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮手段により圧縮された画像を画面上に表示する表示手段と、
前記画像が表示された画面から該画像の選択又は該画像中の前記所定領域を選択する選択手段と
を備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置について詳細に説明する。本実施形態に係る撮像装置は、以下に示すように、シーンを撮像する撮像機能と、撮像された一又は複数の画像からROIを指定する機能と、撮像された全体画像又は指定されたROIを一覧表示する機能と、一覧表示された全体画像又はROIから所望の画像を選択する選択機能とを備えている。
【0008】
[撮像装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成及び画像データの流れを示すブロック図である。
【0009】
まず、第1の実施形態に係る撮像装置を構成する各部の機能について説明する。図1において、101は撮像光学系と固体撮像素子を含むカメラ部であり、シーン等を撮像して画像信号に変換する。102は画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路、103はデジタル信号を信号処理するカメラ信号処理回路、104はデジタル信号を一時的に格納するバッファメモリ、105はデジタル信号を圧縮伸長する圧縮伸長部、106は画像の注目領域を指定/判定するROI制御部、107は画像を記録する記録部である。
【0010】
また、108はデジタル信号化された画像信号をアナログ信号に再変換するD/A変換回路、109はアナログ信号を所定の表示形式に変換する表示信号処理回路、110は撮影された画像を表示する画像表示部である。さらに、111は上述した撮像装置各部の動作制御を行うCPU、112は撮像装置本体の動作を指示するキー操作部、113は撮像装置本体の動作情報等を一時的に保存するRAM、114はCPU111により実行されるプログラムや演算データ等が格納されているROMである。
【0011】
次に、第1の実施形態に係る撮像装置の各部間における画像データの流れについて説明する。カメラ部101の撮像光学系に捉えられた光信号は、固体撮像素子に結像されて電気信号に変換され、画像データ(画像信号)としてA/D変換回路102に出力される。A/D変換回路102に入力された画像データは、デジタル信号に変換され、カメラ信号処理回路103で色分散処理、γ処理、ホワイトバランス調整、マトリクス処理等の信号処理が行われ、Y、R−Y、B−Y信号に変換された後、バッファメモリ104に一旦格納される。
【0012】
すなわち、本実施形態に係る撮像装置は、画像を取得する取得手段であるカメラ部101と、取得された画像の所定領域(ROI)を指定する指定手段であるROI制御部106と、指定されたROIと非指定領域をそれぞれ異なる特性で圧縮する圧縮手段である圧縮伸長部105と、圧縮された画像を画面上に表示する表示手段である画像表示部110と、画像が表示された画面から画像の選択又は画像中のROIを選択する選択手段であるキー操作部112とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、上記撮像装置は、画像を記憶する記憶手段である記録部107をさらに備え、圧縮伸長部105が、記録部107に記憶された複数の画像を圧縮し、画像表示部110が、圧縮された複数の画像を前記画面上に一覧表示し、キー操作部112により、画面上に一覧表示された複数の画像から一の画像又は指定されたROIを選択することを特徴とする。
【0014】
バッファメモリ104に格納された画像データは、圧縮伸長部105において、RAM113内の設定圧縮率及びROM114内の演算データに基づいて高能率符号化処理が施され圧縮される。このとき、画像データに対して注目領域(ROI)の指定がされている場合は、その指定された領域の画像はROI制御部106により他の領域とは異なる圧縮係数で圧縮される。圧縮が施された画像データは、再度バッファメモリ104を経由して、記録部107において光磁気ディスクや半導体メモリ等の固有、着脱可能又は可搬の記録媒体に記録される。
【0015】
記録された画像データの再生を行う場合、記録媒体107内に記録されている圧縮データは、一旦バッファメモリ104に読み出された後、圧縮伸長部105により伸長処理が施される。ここで、圧縮時において画像データにROIが設定されている場合は、画像伸長と同時にROI制御部106により設定領域の読み出しが行われる。伸長処理された画像データはバッファメモリ104を経由し、D/A変換回路108によりアナログ変換される。アナログ変換された画像データは、ROI制御回路106からの情報に基づき、表示信号処理回路109において全体画像とROI画像に各々異なった表示形式が施された後、画像表示部110により表示される。
【0016】
尚、撮像装置内の各部の動作は、キー操作部112からの信号に基づいて、CPU111によって制御される。画像表示部110に表示される画像は、画像選択スイッチSW1の操作により順次送り/戻しが行われる。また、撮影実行はレリーズスイッチSW2の押圧、接触等により行われる。
【0017】
[画像圧縮伸長処理]
以下、圧縮伸長部105による符号化処理と復号化処理の詳細について説明する。
【0018】
図2は、圧縮伸長部105において符号化処理を実行する部分の細部構成を示すブロック図である。まず、圧縮伸長部105に入力された画像データに対して、コンポーネント変換部201で色空間変換が施される。変換された各色成分のデータは、必要に応じて所定の間引き処理が行われて出力される。尚、画像データがモノクログレースケールの画像である場合は、コンポーネント変換を行う必要はない。また、以下では、上記手順に従って得られた各色成分毎に行われる処理を説明する。
【0019】
タイル分割部202は、入力された画像データを複数個の所定の大きさの矩形タイルに分割し出力する。このタイルの大きさは最大で各色成分のデータ全体の大きさとすることができ、この場合は実質的にタイル分割は行われないことになる。また、以下の説明では、上述の方法によって得られた各色成分のタイル毎に行われる処理を説明するものである。
【0020】
離散ウェーブレット変換部203は、入力された各タイルの画像データに対して2次元の離散ウェーブレット変換を施して周波数成分に分解し、複数の周波数帯域のそれぞれに属する変換係数群(以降、「サブバンド」と称す。)を出力する。図3は、離散ウェーブレット変換部203による2次元離散ウェーブレット変換後のサブバンドの構成を示す図である。図3に示すように、第1の実施形態では、離散ウェーブレット変換部203によって2次元のウェーブレット変換を低周波帯域に対して再帰的に2レベル行われる。尚、離散ウェーブレット変換部203では、非可逆符号化を行う場合にはウェーブレット変換後の係数が実数になる実数型のフィルタを、可逆符号化を行う場合にはウェーブレット変換後の係数が整数になる整数型のフィルタが用いられる。
【0021】
量子化部204は、入力したサブバンド毎に、所定の方法により設定された量子化ステップを用いて量子化を行い、量子化インデックスを生成して出力する。尚、上述した可逆符号化を行う場合には量子化部204では量子化を行わず、入力した変換係数そのものが出力される。
【0022】
図4は、第1の実施形態におけるサブバンドをコードブロック分割した図である。図4に示すように、エントロピ符号化部205は、入力したサブバンドをさらに複数の矩形ブロック(以下、「コードブロック」と称す。)に分割し、このコードブロックを単位として独立にエントロピ符号化を行い、符号化データを生成する。この時、量子化インデックスを表すビットは、上位ビットプレーンから順に、算術符号化され符号化データが生成される。但し、エントロピ符号化部205では、サブバンドと矩形ブロックとが同サイズの場合は、入力したサブバンドをさらに分割しないものとする。
【0023】
上述したように、第1の実施形態に係る撮像装置では、領域設定手段として機能するROI制御部106を設けることにより画像の一部に対してROIを設定して符号化することができる。図5は、第1の実施形態におけるROIの変換係数を特定するマスク例を示す図である。第1の実施形態では、ROI制御部106により設定されるROIに対して、図3に示す各サブバンドにおいて、図5に示すようなROIに係る変換係数を特定するためのマスクが生成される。図5においては白い部分がROIに相当しており、この部分に含まれる係数は、符号化に先立ってROI以外の領域に係る係数とビットプレーン上で完全に分離されるように、所定のビット数分だけ上位方向にシフトアップされる。これにより、全てのビットプレーン内のビット1とビット0の存在を確認することにより、どの領域がROIであるかが容易に分かる。尚、このシフトアップ数は後述する符号列の所定のマーカにパラメータとして追加される。
【0024】
符号列形成部206は、所定の方法により設定されたプログレッシブ形態に基づいて符号列を形成し出力する。この符号列形成において、符号列形成部206は、採用するプログレッシブ形態に合わせて、各コードブロックの符号化データの上位ビットプレーンから順に適量の符号化データを選択して1つ以上のレイヤを構成する。
【0025】
例えば、設定されたプログレッシブ形態がSNRスケーラブルである場合、符号列形成部206は図6に示すように、レイヤを単位として上位レイヤから順に下位レイヤに向かい符号化データを配置する。図6は、第1の実施形態におけるSNRスケーラブルで出力した符号列を説明するための概要図である。尚、この時、後半のレイヤを省略して下位ビットプレーンに係る符号化データを含めないように選択することもできる。このようにすることにより、当該符号列のデータ量を最適化でき、このデータ量に応じて符号列を復号し、再生される画像の画質を変化させることができる。
【0026】
一方、設定されたプログレッシブ形態が空間解像度スケーラブルである場合、符号列形成部206は図7に示すように低周波サブバンドから高周波サブバンドに向かい符号化データを配置する。図7は、第1の実施形態における空間解像度スケーラブルで出力した符号列を説明するための概要図である。この時、後半のサブバンドの符号化データを符号列に含めないように選択することもできる。このようにすることにより、当該符号列のデータ量を最適化でき、このデータ量に応じて符号列を復号し、再生された画像の解像度を変化させることができる。
【0027】
さらに、符号列形成部206は上述のように設定された各プログレッシブ形態に応じて形成された符号列に各種マーカから構成されるヘッダを追加した最終的な符号列を出力する。
【0028】
図8は、第1の実施形態において符号化された最終的な符号列の構成を説明するための概要図である。図8において、メインヘッダMHは、圧縮符号化対象となる画像の解像度、色成分数、各成分のビット精度(各成分を表現するビット数)、画像を構成するタイルのサイズ、離散ウェーブレット変換のフィルタのタイプ、量子化ステップ等の圧縮符号化に関するパラメータ及びプログレッシブ形態等の符号列構成に関する情報を指定するマーカ等を含んでいる。
【0029】
また、タイルヘッダTH_iは、i番目のタイルの開始を表すマーカを含んでいる。さらに、当該タイルにおいて符号化に関するパラメータをその以前に符号化されたタイルから変更した場合には、そのパラメータを指定するマーカも含んでいる。BS_iは、i番目のタイルの符号化データであり、その配列は先に述べたプログレッシブ形態に基づいて構成されている。
【0030】
図9は、圧縮伸長部105において符号列を復号する復号処理を実行する部分の細部構成を示すブロック図である。符号列入力部207は、符号列を入力し、画像やタイルのサイズ、プログレッシブ形態や量子化ステップ等の後続の復号処理に必要なパラメータを抽出する。そして、実際の符号列はエントロピ復号部8に出力される。尚、復号対象となる全体の符号列には、上述した図8の形態を持つ複数タイル分の符号列が、上述したコンポーネント変換部201において得られた色成分の数だけ含まれている。また、第1の実施形態では、復号処理は各色成分毎に独立して行うこととし、復号対象となる色成分を構成する各タイルの符号列を順に復号する。
【0031】
エントロピ復号部208は、入力した符号列に対して復号処理を行い、量子化インデックスを出力する。この復号処理ではコードブロック内の量子化インデックスを上位ビットプレーンから順に復号され、量子化インデックスが復元される。例えば、この時、符号列のプログレッシブ形態がSNRスケーラブルとなっており、所定数の上位レイヤのみが入力されている場合には、復号処理は入力されたレイヤで打ち切られ、その時点での復元値が量子化インデックスとして出力される。
【0032】
ここで、ROIに指定されたマーカが存在していた場合は、当該マーカに付随したシフトアップ数に対応した上位ビットプレーンに係る量子化インデックス値はシフトアップ数分、シフトダウンされてから出力される。これにより、ROI部分の量子化インデックスは適切な値に復元される。
【0033】
逆量子化部209は、入力した量子化インデックスに対して、先に符号列から読み込まれた量子化ステップに基づいて逆量子化を行い、変換係数を復元して出力する。
【0034】
逆離散ウェーブレット変換部210は、入力した変換係数から2次元の逆離散ウェーブレット変換を施すことにより、これに対応する色成分データ(符号化対象画像がモノクロ画像の時は画像濃度データ)を復元して出力する。尚、この時、符号列のプログレッシブ形態が空間解像度スケーラブルであり、前半に符号化されるレベルのサブバンドのみ(例えば、LLのみや、LL、HL2、LH2、HH2のみ)が復元されている場合は、復元された色成分データの解像度はその復元されたサブバンドのレベルに応じて変化する。
【0035】
図10は、第1の実施形態における空間解像度スケーラブルによる復号化を説明する図である。図10においてサブバンドLLの係数のみが復号された場合は、逆離散ウェーブレット変換は実質的には行われず、LLの係数が元のデータレンジに収まるように調節された後に出力される。この場合、復元された色成分データは、図10のr=0に示すように、元の解像度に対して水平及び垂直方向に1/4のサイズとなっている。
【0036】
さらに、LL、HL2、LH2、HH2のサブバンドまで復号された場合、逆変換を1レベル行うことで図10のr=1に示すように、元の解像度に対して水平及び垂直方向に1/2のサイズの色成分データが復元される。
【0037】
以上の処理は各タイル単位で行われ、画像構成部211は、復元された各タイルの各色成分データを再度、元の1枚の符号化対象画像を構成する色成分データとして構成し、コンポーネント逆変換部212に出力する。
【0038】
コンポーネント逆変換部212は、入力した各色成分データに所定の変換を施すことにより、元の符号化対象画像の色空間を持つ画像データを復元して出力する。この時、元の色成分データがコンポーネント変換部201にて間引き処理されている場合は、逆変換を行う前に必要な解像度に変換(例えば、データ補間)される。
【0039】
以上述べたように、第1の実施形態に係る撮像装置では、プログレッシブ形態が空間解像度スケーラブルの場合には、復号するレイヤを制限することで、復元される画像の画質を制御することができる。また、SNRスケーラブルの場合には、逆離散ウェーブレット変換するサブバンドのレベル数を制限することで復元される画像の解像度を制御することができる。
【0040】
[画像一覧表示時の動作手順]
図11は、第1の実施形態に係る画像一覧表示時の撮像装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【0041】
まず、記録部107に格納されている画像データを読み出し(ステップS101)、画像一覧表示で用いるサムネイル画像の作成が圧縮伸長部105により行われる(ステップS102)。次に、画像データ内におけるROIの有無が確認される(ステップS103)。その結果、ROIを含む場合(有)、画像中のROI部分に枠表示の追加が行われ(ステップS104)、次いで、サムネイル画像の一覧表示が行われる(ステップS105)。一方、ROI部分を含まない場合(無)、そのままサムネイル画像の一覧表示が行われる(ステップS105)。
【0042】
そして、画像選択スイッチSW1の押圧等により画像の送り/戻しが指示されたか否かが判断される(ステップS106)。その結果、指示された場合(Yes)、画像選択のための指標が移動する(ステップS107)。尚、当該指標は、画像全体とROI部分のどちらへも移動可能であるものとする。
【0043】
[画像表示の形態]
図12は、第1の実施形態に係る撮像装置によって撮影された画像の一例を示す図である。また、図13は、図12に示される画像を含む画像表示部110に一覧表示されるサムネイル画像の例を示す図である。
【0044】
図12において、301は撮影された全体画像であり、図中の点線で示された矩形領域302a〜302cがそれぞれROIとして設定されているものとする。また、図13には、図12に示す画像のサムネイル画像を含む複数の画像データの差旨一画像が一覧表示された表示画面が示されている。ここで、ROIが設定された画像301が表示される場合、サムネイル画像301’上にはROI表示枠302a’〜302c’が追加表示される。
【0045】
そして、例えば、画像選択送りにより指標304が移動した場合、画像には選択画枠305が付帯され、現在選択されている部分が明確に示される。尚、前述したように、指標304は、画像選択送りにより、全体画像とROIの両方を移動可能である。例えば、図13に示される例の場合は、指標304を矢印306a〜306eの順に移動させる。また、選択画枠305は、全体画像のサムネイル画像とROIの区別なく、その大きさに応じて付帯されるものとする。
【0046】
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。尚、第2の実施形態においては、撮像装置の主な構成、画像圧縮伸長処理の詳細及び動作フローチャートについては前述した第1の実施形態と同じであるものとし、説明は省略する。
【0047】
図14及び図15は、それぞれ本発明の第2の実施形態におけるサムネイル画像表示形態の概要を示す図である。図14及び図15のサムネイル表示においてROIが設定されたサムネイル画像301’が表示される場合、サムネイル画像301’上にはROI表示枠302a’〜302c’が追加表示される。そして、画像選択送りにより指標304が移動した場合、画像には選択画枠305が付帯され、現在選択されている部分が明確に示される。また、指標304は画像選択送りにより、全体画像とROIの両方を移動可能であるが、第2の実施形態では指標304の移動モードが選択可能になっている。
【0048】
まず、図14に示すように、主画像選択モードの場合、指標304は矢印307a、307bの順に移動する。また、図15に示すように、ROI選択可能モードの場合、指標304は矢印308a→308eの順のように移動する。尚、移動モードの切り替え方法は、事前に設定しておく方法、画像送りの際に操作キー(シフトキー)の同時押しで切り替える方法、十字キーを用いて左右方向は主画像選択モードとし上下方向はROI選択可能モードとする方法等が挙げられる。
【0049】
すなわち、本実施形態に係る撮像装置は、第1の実施形態で述べた撮像装置におけるキー操作部112が、複数の選択モードに従って全体画像又はROIを選択することを特徴とする。また、上記撮像装置では、画像選択時に、全体画像のみを選択させる第1の選択モードと、全体画像とROIとを選択させる第2の選択モードとを備えることを特徴とする。そして、上記撮像装置は、第1の選択モードと第2の選択モードとを切り替える切替手段(例えば、画像送りの際に操作キーの同時押しで切り替える手段、十字キーを用いて左右方向は主画像選択モードとし上下方向はROI選択可能モードとする手段等)をさらに備えることを特徴とする。
【0050】
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
【0051】
また、本発明の目的は、前述した第1及び第2の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0053】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャート等に対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る撮像装置によれば、ROI画像を表示する際に全体画像だけでなく、それに付随するROI画像を識別性を向上させて全体画像に関連付けて同時に表示することができ、オペレータは画像選択時に所望の画像を確実かつ簡易に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成及び画像データの流れを示すブロック図である。
【図2】圧縮伸長部105において符号化処理を実行する部分の細部構成を示すブロック図である。
【図3】離散ウェーブレット変換部203による2次元離散ウェーブレット変換後のサブバンドの構成を示す図である。
【図4】第1の実施形態におけるサブバンドをコードブロック分割した図である。
【図5】第1の実施形態におけるROIの変換係数を特定するマスク例を示す図である。
【図6】第1の実施形態におけるSNRスケーラブルで出力した符号列を説明するための概要図である。
【図7】第1の実施形態における空間解像度スケーラブルで出力した符号列を説明するための概要図である。
【図8】第1の実施形態において符号化された最終的な符号列の構成を説明するための概要図である。
【図9】圧縮伸長部105において符号列を復号する復号処理を実行する部分の細部構成を示すブロック図である。
【図10】第1の実施形態における空間解像度スケーラブルによる復号化を説明する図である。
【図11】第1の実施形態に係る画像一覧表示時の撮像装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】第1の実施形態に係る撮像装置によって撮影された画像の一例を示す図である。
【図13】図12に示される画像を含む画像表示部110に一覧表示されるサムネイル画像の例を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施形態におけるサムネイル画像表示形態の概要を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施形態におけるサムネイル画像表示形態の概要を示す図である。
【符号の説明】
101 カメラ部
102 A/D変換回路
103 カメラ信号処理回路
104 バッファメモリ
105 圧縮伸長部
106 ROI制御部
107 記録部
108 D/A変換回路
109 表示信号処理回路
110 画像表示部
111 CPU
112 キー操作部
113 RAM
114 ROM
Claims (1)
- 画像を取得する取得手段と、
取得された前記画像の所定領域を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された前記所定領域と非指定領域をそれぞれ異なる特性で圧縮する圧縮手段と、
前記圧縮手段により圧縮された画像を画面上に表示する表示手段と、
前記画像が表示された画面から該画像の選択又は該画像中の前記所定領域を選択する選択手段と
を備えることを特徴とする画像選択装置。
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