JP2002281444A - 画像処理方法及び装置及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理方法及び装置及び記憶媒体

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JP2002281444A
JP2002281444A JP2001048390A JP2001048390A JP2002281444A JP 2002281444 A JP2002281444 A JP 2002281444A JP 2001048390 A JP2001048390 A JP 2001048390A JP 2001048390 A JP2001048390 A JP 2001048390A JP 2002281444 A JP2002281444 A JP 2002281444A
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眞 佐藤
Hiroshi Kajiwara
浩 梶原
Hiroki Kishi
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のタイル/画像毎に符号化して所定容量
のメモリに記憶する際、画像全体の画質を劣化させるこ
となくメモリに記憶する。 【解決手段】 複数の画像を符号化し、所定のメモリに
記憶させる画像処理装置であって、画像符号化部2によ
り、1画像単位で、入力画像データをウェーブレット変
換し、その変換により得られた変換係数を、上位ビット
から下位ビットにビットプレーン化し、ビットプレーン
毎に符号化し、その画像符号化部2により得られた符号
化データを1画像単位でメモリ3に記憶する際、符号量
予測部6は、その符号化された各画像の符号化データの
全てがメモリ3に記憶可能か否かを判定し、記憶不可能
と判定されるとアドレス制御部7は、メモリ3の記憶可
能量を越えた符号化データを分割し、各画像の下位ビッ
トプレーンの記憶領域から均等に上書きしてメモリ3に
記憶するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を複数のタイ
ルに分割して符号化処理する画像処理装置及びその方法
及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ機器の発展に伴っ
て、様々な文書又は画像をコンピュータ機器で処理する
用途が広がってきている。このようなコンピュータ機器
で画像情報を扱う際、その画像情報を入出力する入出力
機器となるデジタルカメラやプリンタ等に対しても、業
務用のみならず家庭内での使用を想定した、廉価で高性
能な装置が求められている。特に所謂マルチメディアの
普及に伴い画像が高精細化するに伴ない、これらの装置
が扱う画像のデータ量が極めて多くなってきている。
【0003】図19は、このようなデジタルカメラ或は
プリンタ等の画像処理装置の構成を示したブロック図で
あり、同図(a)は、その様な装置の全体的な構成を表
している。図において、画像入力部1は出力の対象とな
る画像を入力し、ラスタ順に後続の画像符号化部2に対
して出力する。画像符号化部2において圧縮符号化され
生成された符号列は後続のメモリ3に一時記憶される。
このメモリ3に記憶された符号列は、画像復号部4に出
力されて元の画像を表すデジタル信号に復元され、画像
出力部5において画像として出力される。
【0004】このような画像処理装置において、画像符
号化及び復号方法としてJPEGが広く用いられてき
た。図19(b)はJPEGによる符号化を行う画像符
号化部2の基本的な構成を示した図である。ここでは、
入力された画像信号は、画像がカラーの場合、所定の色
空間変換及びサブサンプリングが施され、離散コサイン
変換部201aに入力される。この離散コサイン変換部
201aは、入力した画像信号を所定の大きさのブロッ
クを単位として離散コサイン変換を施し、その変換係数
を後続の量子化部202aに出力する。量子化部202
aは、その入力した変換係数を所定の量子化ステップで
量子化してエントロピー符号化部203aに出力し、そ
の量子化された係数に対してハフマン符号化を施して符
号列を出力している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた方式によれ
ば、画像データを比較的良好な圧縮率で圧縮してメモリ
3に記憶することができ、この時の圧縮率は量子化部2
02aにおける量子化ステップにより調整される。しか
し、後続のエントロピ符号化部203aの出力は可変長
符号であるため、量子化ステップを一定の値に保ったと
しても、その符号化されたデータの長さは入力画像に依
存して変化する。従って、図19(a)に示した画像処
理装置において、固定の量子化ステップによる処理では
メモリ3のメモリ容量として求められるメモリ量が決定
できないという問題がある。
【0006】このため、画像を圧縮符号化した符号列が
確実にメモリ3に収容できるようにするためには、メモ
リ3のメモリ容量を、想定される最低の圧縮率を見込ん
で決定するか、或は量子化ステップを変化させながら画
像を圧縮し、その符号列がメモリ3に収まるような量子
化ステップを、処理対象となる画像に応じて動的に変化
させて決定する必要がある。
【0007】しかしこのような方法によると、前者の場
合はメモリ容量が多くなって装置のコストアップを招
き、後者の場合では、処理が複雑になり、また量子化ス
テップを適当な値に決定するためには複数の試行が必要
になるため処理時間も長くなるという問題がある。
【0008】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、複数のタイルに分割された画像をタイル毎に符号化
して所定容量のメモリに記憶する際、或いは複数の画像
を別に符号化して所定容量のメモリに記憶する際、その
メモリの所定容量を越えた分の符号を、その越えた分の
タイル/画像の画質を劣化させることなく、そのメモリ
に記憶することができる画像符号化方法及び装置及び記
憶媒体を提供することを目的とする。
【0009】また本発明の目的は、複数のタイルに分割
された画像をタイル毎に符号化してメモリに記憶する
際、或いは複数の画像を別に符号化して所定容量のメモ
リに記憶する際、特定のタイル/画像の画質を劣化させ
ることなく、そのメモリに記憶することができる画像符
号化方法及び装置及び記憶媒体を提供することにある。
【0010】又本発明の目的は、複数のタイルに分割さ
れた画像をタイル毎に符号化してメモリに記憶する際、
或いは複数の画像を別に符号化して所定容量のメモリに
記憶する際、そのメモリの容量を越えた分の符号を、各
タイル/画像の符号に均等に分割して配分して記憶する
ことにより、画像全体の劣化を抑えて符号化された画像
データを記憶することができる画像符号化方法及び装置
及び記憶媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、入力した画像を複数のタイルに分割して処理する
画像処理装置であって、前記複数のタイルのそれぞれの
タイル単位でビットプレーン毎に符号化処理を行なう符
号化手段と、前記符号化手段により符号化される符号列
を前記タイル単位で記憶する記憶手段と、前記符号化手
段により符号化された符号列を前記記憶手段に順次記憶
する際、前記符号化手段により符号化されたタイルの符
号を全て前記記憶手段に記憶可能か否かを判定する判定
手段と、前記判定手段により記憶不可能と判定される
と、前記記憶手段の記憶可能量を越えた符号量を略等分
して、既に記憶済みのタイルの符号領域に配分して、か
つ該符号領域の各々における最適な記憶開始位置を特定
し、該記憶開始位置から逆順序に記憶するように制御す
る制御手段と、を有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するために本発明の画像処
理方法は以下のような工程を備える。即ち、入力した画
像を複数のタイルに分割して処理する画像処理方法であ
って、前記複数のタイルのそれぞれのタイル単位でビッ
トプレーン毎に符号化処理を行なう符号化工程と、前記
符号化工程で符号化される符号列を前記タイル単位でメ
モリに記憶する記憶工程と、前記符号化工程で符号化さ
れた符号列を前記メモリに順次記憶する際、前記符号化
工程で符号化されたタイルの符号を全て前記メモリに記
憶可能か否かを判定する判定工程と、前記判定工程で記
憶不可能と判定されると、前記メモリの記憶可能量を越
えた符号量を略等分して、既に記憶済みのタイルの符号
領域に配分して、かつ該符号領域の各々における最適な
記憶開始位置を特定し、該記憶開始位置から逆順序に記
憶するように制御する制御工程と、を有することを特徴
とする。
【0013】上記目的を達成するために本発明の画像処
理装置は以下のような構成を備える。即ち、複数の画像
を符号化し、所定のメモリに記憶させる画像処理装置で
あって、1画像単位で、入力画像データをウェーブレッ
ト変換するウェーブレット変換手段と、前記ウェーブレ
ット変換手段により得られた変換係数を、上位ビットか
ら下位ビットにビットプレーン化し、ビットプレーン毎
に符号化する符号化手段と、前記符号化手段により得ら
れた符号化データを1画像単位でメモリに記憶する記憶
制御手段と、前記符号化手段により得られた符号化デー
タを前記メモリに順次記憶する際、前記符号化手段によ
り符号化された各画像の符号化データの全てが前記メモ
リに記憶可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手
段により記憶不可能と判定されると、前記メモリの記憶
可能量を越えた符号化データを均等に分割し、該分割で
得られた各符号化データを前記各画像の下位ビットプレ
ーンの記憶領域の終端アドレスから逆順序に上書きして
前記メモリに記憶するよう制御する制御手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0014】また上記目的を達成するために本発明の画
像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、複数の
画像を符号化し、所定のメモリに記憶させる画像処理装
置であって、1画像単位で、入力画像データをウェーブ
レット変換するウェーブレット変換手段と、前記ウェー
ブレット変換手段により得られた変換係数を、上位ビッ
トから下位ビットにビットプレーン化し、ビットプレー
ン毎に符号化する符号化手段と、前記符号化手段により
得られた、複数の画像に相当する符号化データをメモリ
に記憶する記憶制御手段と、前記符号化手段により得ら
れた符号化データの全てが、前記メモリに記憶可能か否
かを判定する判定手段と、前記判定手段により記憶不可
能と判定されると、前記各画像の下位ビットプレーンの
符号化データに係る終端アドレスから均等に無効化する
よう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0015】更に上記目的を達成するために本発明の画
像処理方法は以下のような工程を備える。即ち、複数の
画像を符号化し、所定のメモリに記憶させる画像処理装
置における画像処理方法であって、1画像単位で、入力
画像データをウェーブレット変換するウェーブレット変
換工程と、前記ウェーブレット変換工程で得られた変換
係数を、上位ビットから下位ビットにビットプレーン化
し、ビットプレーン毎に符号化する符号化工程と、前記
符号化工程で得られた符号化データを1画像単位でメモ
リに記憶する記憶制御工程と、前記符号化工程で得られ
た符号化データを前記メモリに順次記憶する際、前記符
号化工程で符号化された各画像の符号化データの全てが
前記メモリに記憶可能か否かを判定する判定工程と、前
記判定工程で記憶不可能と判定されると、前記メモリの
記憶可能量を越えた符号化データを均等に分割し、該分
割で得られた各符号化データを前記各画像の下位ビット
プレーンの記憶領域の終端アドレスから逆順序に上書き
して前記メモリに記憶するよう制御する制御工程と、を
有することを特徴とする。
【0016】また上記目的を達成するために本発明の画
像処理方法は以下のような工程を備える。即ち、複数の
画像を符号化し、所定のメモリに記憶させる画像処理方
法であって、1画像単位で、入力画像データをウェーブ
レット変換するウェーブレット変換工程と、該ウェーブ
レット変換工程にて得られた変換係数を、上位ビットか
ら下位ビットにビットプレーン化し、ビットプレーン毎
に符号化する符号化工程と、前記符号化工程にて得られ
た、複数の画像に相当する符号化データをメモリに記憶
する記憶工程と、前記符号化工程にて得られた符号化デ
ータの全てが、前記メモリに記憶可能か否かを判定する
判定工程と、前記判定工程にて記憶不可能と判定される
と、前記各画像の下位ビットプレーンの符号化データに
係る終端アドレスから均等に無効化するよう制御する制
御工程と、を有することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0018】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係る画像処理装置の基本構成を示すブロック図
である。なお、本実施の形態に係る画像処理装置の具体
例としては、例えば複写機、プリンタ、デジタルカメラ
等がある。
【0019】画像入力部1から入力された画像データ
は、画像符号化部2において圧縮符号化され、この符号
化により生成された符号列は後続のメモリ3に一時記憶
される。こうしてメモリ3に記憶された符号列は、画像
出力の際、画像復号部4に出力されて元の画像を表すデ
ジタル信号に復元され、画像出力部5において所定のメ
ディアに対して出力される。ここで画像入力部1は、こ
の画像処理装置が複写機の場合は、スキャナ等の画像読
取装置、デジタルカメラの場合はCCDのような撮像装
置である。また画像出力部5は、画像処理装置がデジタ
ルカメラの場合は、本体に装備された小型の液晶モニ
タ、或は所定のインターフェースを介して接続された外
部のコンピュータ等である。また、この画像処理装置が
プリンタの場合は、画像を印刷する印刷部がこれに該当
する。
【0020】次に各部分の動作について詳細に説明す
る。
【0021】画像データは、画像入力部1により所定の
大きさを持つ矩形のタイルに分割されて出力される。
【0022】図2は、このようにして複数のタイルに分
割された画像例を示した図であり、図2において、処理
対象となる画像Iは同一の大きさを持つ16(=4×
4)個のタイルに分割されている。このように分割され
た画像データは、順次タイル単位に、後続の画像符号化
部2及び像域判定部8に出力される。
【0023】像域判定部8は、入力した各タイル単位の
画像が、どのような特性を持つ画像であるかを判別し、
その結果を圧縮モード指定部9に出力する。本実施の形
態1の例では、像域判定部8は、画像の種類として自然
画、2値画像、合成画像の3種類を判定するものとす
る。この判別方式は本発明の目的ではないため、その詳
細は省略するが、例えば、入力したタイル内の画素値の
ヒストグラムを算出し、その分布を利用する等の方法を
取ることができる。
【0024】圧縮モード指定部9は、所定の方法により
上記3種類の画像(自然画、2値画像、合成画像)に対
し、その圧縮方式及び圧縮率を決定して画像符号化部2
に出力する。ここで、各画像の種類に対する圧縮率は予
め所定の基準により決定されたものでも良いし、画像デ
ータが入力される時点において、ユーザの要求に応じ
て、その都度、変化させても良い。
【0025】本実施の形態1においては、その圧縮率は
予め決定されており、例えば自然画に対しては“1/
8”の非可逆圧縮、合成画像に対しては“1/4”の非
可逆圧縮、2値画像に対しては可逆圧縮を行うように指
定するものとする。この圧縮率及び像域判定部8で判定
された画像の種類は画像符号化部2に出力される。こう
して画像入力部1で複数のタイルに分割された画像デー
タは、画像符号化部2において圧縮符号化される。
【0026】図3は、本実施の形態1に係る画像符号化
部2の構成を示すブロック図である。
【0027】同図において、離散ウェーブレット変換部
201は、画像入力部1から入力した画像信号に対して
2次元の離散ウェーブレット変換処理を行い、それから
得られた係数列を後続の量子化部202に出力する。こ
こで離散ウェーブレット変換部201は、入力した画像
データに対して2次元の離散ウェーブレット変換処理を
行い、その変換係数を計算して出力する。
【0028】図4は、この離散ウェーブレット変換部2
01の基本構成を示すブロック図であり、入力された画
像データは一旦メモリ2001に記憶され、処理部20
02により順次読み出されて変換処理が行われた後、再
びメモリ2001に書込まれている。この処理部200
2においては、1次元の離散ウェーブレット変換が下式
により計算されている。
【0029】 d(n)=x(2*n+1)-floor((x(2*n)+x(2*n+2))/2) (式1) s(n)=x(2*n)+floor((d(n-1)+d(n))/4) (式2) ただし、x(n)は変換対象となる画像信号、s(n)及び
d(n)は各々離散ウェーブレット変換によるローパス係
数及びハイパス係数である。この2次元の離散ウェーブ
レット変換は、1次元の変換を画像の水平・垂直方向に
対して順次行うものであり、その詳細は公知であるの
で、ここでは説明を省略する。なお、離散ウェーブレッ
ト変換は必ずしも式1および式2により計算される必要
はなく、目的に応じて様々なフィルタ係数および計算方
法を用いることが出来る。
【0030】図5は、2次元の離散ウェーブレット変換
処理により得られる2レベルの変換係数群の構成例を示
す図であり、異なる周波数帯域の係数列HH1,HL
1,LH1,...,LLに分解される。なお、以降の説
明では、これらの係数列をサブバンドと呼ぶ。各サブバ
ンドの係数は後続の量子化部202に出力される。
【0031】量子化部202は、入力した変換係数を所
定の量子化ステップにより量子化し、その量子化値に対
するインデックスを、後続のエントロピ符号化部203
に出力する。ここで、量子化は次式に基づいて行われ
る。
【0032】 q=sign(c)floor(abs(c)/Δ) (式3) sign(c)=1;c>=0 (式4) sign(c)=-1;c<0 (式5) ここで、cは量子化対象となる係数を示し、また本実施
の形態において、量子化ステップΔは、前述した圧縮モ
ード指定部9による当該タイルの圧縮率を実現するため
に、後述するエントロピ符号化部203において、ビッ
トプレーン符号化により所定の圧縮率での符号化の打ち
切りができるように選択されているものとする。尚、本
発明においては量子化を必ず行う必要はなく、その場合
においては離散ウェーブレット変換係数が、量子化イン
デックスとして後続の処理に用いられる。
【0033】エントロピ符号化部203は、入力した量
子化インデックスをビットプレーンに分解し、ビットプ
レーンを単位に2値算術符号化を行ってコードストリー
ムを出力する。
【0034】図6は、本実施の形態のエントロピ符号化
部203の動作を説明する図であり、この例においては
4×4の大きさを持つサブバンド内の領域において、非
0の量子化インデックスが3個存在しており、それぞれ
+13,−6,+3の値を持っている。エントロピ符号
化部203は、この領域を走査して最大値Mを求め、次
式により最大の量子化インデックスを表現するために必
要なビット数Sを計算する。
【0035】 S=ceil(log2(abs(M))) (式6) ここで、ceil(x)はx以上の整数の中で最も小さい整数
値を表す。図6において、最大の係数値は“13”であ
るので、これを表わすビット数Sは“4”であり、シー
ケンス中の16個の量子化インデックスは同図右に示す
ように4つのビットプレーンを単位として処理が行われ
る。最初にエントロピ符号化部203は、最上位ビット
プレーン(同図MSBで表す)の各ビットを2値算術符
号化してビットストリームとして出力する。次にビット
プレーンを1レベル下げ、以下同様に、対象ビットプレ
ーンが最下位ビットプレーン(同図LSBで表す)に至
るまで、ビットプレーン内の各ビットを符号化して出力
する。この時、各量子化インデックスの符号は、ビット
プレーン走査において最初の非0ビットが検出される
と、そのすぐ後に、当該量子化インデックスの正負を示
す符号がエントロピ符号化される。
【0036】一方、図3に示すように、エントロピ符号
化部203は、圧縮モード指定部9より画像の種別及び
圧縮率を入力している。この入力した値に基づき、エン
トロピ符号化部203は、出力した符号量をカウント
し、その符号量が圧縮モード指定部9により指定された
圧縮率に該当する値に達したところで符号化処理を停止
する。これにより、当該タイルにおける圧縮率を所定の
値に制御している。
【0037】図7は、このようにして生成され出力され
る符号列の構成を表した概略図である。
【0038】同図(a)は、符号列の全体の構成を示し
たものであり、MHはメインヘッダ、THはタイルヘッ
ダ、BSはビットストリームである。メインヘッダMH
は、同図(b)に示すように、符号化対象となる画像の
サイズ(水平及び垂直方向の画素数)、画像を複数の矩
形領域であるタイルに分割した際のタイルサイズ、各色
成分数を表すコンポーネント数、各成分の大きさ、ビッ
ト精度を表すコンポーネント情報から構成されている。
【0039】次にタイルヘッダTHの構成を図7(c)
に示す。タイルヘッダTHには、当該タイルのビットス
トリーム長とヘッダ長を含めたタイル長、及び当該タイ
ルに対する符号化パラメータから構成される。この符号
化パラメータには、離散ウェーブレット変換のレベル、
フィルタの種別等が含まれている。
【0040】本実施の形態1におけるビットストリーム
の構成を同図(d)に示す。
【0041】同図において、ビットストリームはビット
プレーンを単位としてまとめられ、上位ビットプレーン
から下位ビットプレーンに向かう形で配置されている。
各ビットプレーンには、各サブバンドにおける量子化イ
ンデックスの当該ビットプレーンを符号化した結果が順
次サブバンド単位で配置されている。図において、S
は、最大の量子化インデックスを表現するために必要な
ビット数である。このようにして生成された符号列は、
メモリ3に出力されて記憶される。
【0042】図9(a)は、上述した方法によりタイル
毎に生成されたビットストリームのメモリ3内での配置
を説明する図である。
【0043】図に示すように、各タイルのビットストリ
ームはタイル0(T0)から順に、メモリ3の下位アド
レスから上位アドレスに向かう順に配置されている。こ
こで、各タイルのビットストリーム長(Li:i=0〜
15)は前述したように、タイルの画像の種別により圧
縮率が異なるためタイルにより異なる。同図において、
タイル0(T0)からタイル15(T15)までのビッ
トストリームがメモリ3に全て収まっているが、入力さ
れた画像の広範囲に亙って可逆符号化が行われた場合
は、ビットストリーム長の合計がメモリ3の容量を越え
る可能性がある。なお、図において、終端アドレスTA
i(i=0〜15)は、各タイルのビットストリームを
記憶したメモリ3の最終アドレスを示している。以下
に、このような場合における本実施の形態1に係る画像
処理装置の動作について説明する。
【0044】符号量予測部6は、画像符号化部2からの
符号を入力して、各タイル単位にカウントする。またこ
の符号量予測部6には、直前のタイルにおける符号量及
びそれまでに符号化処理されたタイルの符号量の累積値
が記憶されている。符号量予測部6は、この累積値及び
直前のタイルの符号量から、現在処理中のタイルの符号
量を予測し、その現在処理中のタイルの符号をメモリ3
にオーバーフローせずに記憶できるかどうかを判断す
る。
【0045】この予測の方法は、現在のタイルの符号量
が直前のタイルの符号量と等しいと仮定して判断しても
よいし、また或は、累積符号量の変化から外挿によって
求めてもよい。
【0046】図8は、メモリ3においてオーバーフロー
が発生する場合の符号量と処理タイルとの関係を示した
図である。
【0047】同図に示した例においては、メモリ3の全
メモリ容量に対して、タイル15(T15)の符号化に
より累積符号量がオーバーフローしている。ここで符号
量予測部6は、予測により求めたオーバーフロー量Ov
及び直前のタイルの符号量をアドレス制御部7に出力す
る。また、オーバーフローが発生しない場合は、このオ
ーバーフロー量Ovの値は“0”となる。
【0048】アドレス制御部7は、画像符号化部2が出
力するコードストリームをメモリ3に書き込む際のアド
レスを制御する。全てのタイルのコードストリームがメ
モリ3に記憶できる場合は、図9(a)の各タイル内の
矢印に示すように、メモリ3の下位アドレスから上位ア
ドレスに向かってコードストリームを順に記憶するよう
に書き込みアドレスが生成される。しかし、符号量予測
部6から入力したオーバーフロー量Ovが“0”でない
場合は、同図(b)に示したようにオーバーフローする
分90を分割し、既にメモリ3に記憶されている各タイ
ルのコードストリームの最後尾から逆方向にバイト単位
でオーバーライトするように、書き込みアドレスが生成
される。
【0049】以下に、このような書込みアドレスを生成
するアドレス制御部7の動作を詳述する。
【0050】図10(a)(b)は、本実施の形態1に
係るアドレス制御部7の動作について説明する図であ
る。
【0051】ここでアドレス制御部7は、メモリ3に記
憶されている各タイルのコードストリームが保持されて
いる位置、及びアドレス制御に必要な情報を保持してい
る。同図(a)は、この情報を表したものであり、各タ
イルのコードストリーム長(符号長)、終端アドレス
(TAi)がコードストリームのメモリ3内における位
置を表す。フラグメント数は、当該タイルのコードスト
リームがメモリ3内に分散して配置されているかどうか
を表しており、この値が“0”の場合は、コードストリ
ームはメモリ3の連続したメモリ領域に記憶されている
ことを表している。従って、図9(a)のように、全て
のタイルのコードストリームがメモリ3に記憶されてい
る状態では、図10(a)に示すようにフラグメント数
は全て“0”となる。
【0052】一方、そのタイル(図9の例ではタイルT
15)のコードストリームがメモリ3に連続して配置で
きない場合は、図9(b)に示すようにコードストリー
ムは、複数のフラグメントに分割されて配置され、その
フラグメント数は“1”以上の値を取る。オーバーライ
ト量は、コードストリームが分散されて配置された場合
の各フラグメントの大きさを示し、エントリは各フラグ
メントの開始アドレスを保持する、アドレス制御部7内
のリストへのアドレスである。
【0053】図9(a)のように、入力された画像の全
てのタイルのコードストリームがメモリ3に記憶できる
場合、フラグメント数、オーバーライト量は全て“0”
であり、エントリは無効値が設定される。しかし、図9
(b)のように、その画像のタイルがメモリ3に収まら
ない場合は、当該タイルのコードストリームは分割さ
れ、それまでに符号化されメモリ3に配置されたコード
ストリームに、以下に説明するようにオーバーライトさ
れる。
【0054】以下、詳しく説明する。アドレス制御部7
は先行して符号化されたタイルの数からフラグメント数
を求める。この例においては、最後のタイル(T15)
のコードストリームがオーバーフローしているため、先
行する15個のタイルを上書きの対象とする。このた
め、フラグメント数は“15”となる。またアドレス制
御部7は、符号量予測部6から入力したオーバーフロー
量Ovからオーバーライト量を計算する。本実施の形態
1においては、このオーバーライト量(FL15)は、
(式7)に示すように、画像を分割したタイルのそれぞ
れに等しくオーバーライトされるように計算される。こ
こでは画像は16個のタイルに分割されており、オーバ
ーフローしたタイルT15も含めたオーバーライト量が
各タイル均一とするために、 FL15=Ov/16 (式7) となる。但し、タイルT15に対してはオーバーライト
は行われず、結果としてタイルT15はオーバーフロー
した分の符号化データの最後尾からFL15分が切り詰
められる結果となり、実質的に他のタイルと同様に符号
化データが無効化されることとなる。
【0055】次にアドレス制御部7は、これら分割され
たタイルのコードストリームを、タイル0(T0)〜1
4(T14)のそれぞれにオーバーライトする際の書き
こみアドレスを、各タイルの終端アドレス(TAi)を
基にして計算する。即ち、本実施の形態1においては、
分割されるタイルは1つ(T15)であるため、各タイ
ルの書きこみアドレスは、書きこみ対象となるタイルの
終端アドレスと等しい。この各タイルに対する書きこみ
のアドレスをA15_n(但し、n=0〜14)とする
と、各アドレスのメモリにおける位置関係は図10
(b)に示すようになる。これらのアドレスは、アドレ
ス制御部7の不図示のメモリに記憶される。一方、オー
バーライトが行われたタイルの符号長及び終端アドレス
は、オーバーライト量FL15を差し引いた値に補正さ
れる。但し、分割されたタイルT15に関しては、その
符号長は、L15、フラグメント数およびオーバーライ
ト量FL15から計算されることとなる。
【0056】なお、これらの動作は本実施の形態1にお
いては、タイル15(T15)の符号化と同時に開始さ
れる。アドレス制御部7は、画像符号化部2により生成
されるタイル15(T15)のコードストリームがメモ
リ3に全て格納できる間は、それがメモリ3の下位アド
レスから上位アドレスに向かって書きこまれるよう、メ
モリ3に対する書きこみアドレスを生成する。そして、
タイル15のコードストリームの書込みがオーバーフロ
ーする直前に、メモリ3のアドレス方法を変更し、タイ
ル15(T15)のコードストリームが、先行して符号
化されて記憶されたタイル0〜14のコードストリーム
にオーバーライトされるようにアドレス生成を行う。
【0057】即ち、図10(b)に示すように、まずタ
イル0(T0)のコードストリームに対するオーバーラ
イトは、A15_0を開始点として、オーバーライト量
がFL15になるまで、メモリ3の上位アドレスから下
位アドレスに向かうようにバイト単位で行われる。以下
同様に、タイル1から14までについてもオーバーライ
トが行われる。このようにして、タイル14(T14)
に対する,A15_14からFL15分のオーバーライ
トが終了した時点で、画像符号化部2に対して制御信号
を送出してタイル15の符号化が終了する。
【0058】このようにして、画像を符号化したコード
ストリームをメモリ3に記憶していくことにより、メモ
リ3におけるコードストリームのオーバーフローを回避
し、かつ、復号された画像の最終タイルの画質だけが著
しく劣化することを防止している。
【0059】次に、メモリ3に記憶されたコードストリ
ームを復号して画像を表示する際の動作について詳しく
説明する。
【0060】符号化された画像を復号して出力の際の基
本的な流れとして、メモリ3に記憶された各タイルのコ
ードストリームが順に読み出され、画像復号部4により
復号されて画像が再構成されて画像出力部5により出力
される。
【0061】ここでは、まずメモリ3からコードストリ
ームを読み出す際、コードストリームが図9(a)に示
すように、分割されずにメモリ3に記憶されている場合
は、メモリ3の先頭から順にコードストリームが読み出
されるように、メモリ3の読み出しのアドレスがアドレ
ス制御部7により生成される。一方、先に説明したよう
にタイルの一部が分割されて記憶されている場合は、以
下のようにしてアドレスが生成される。
【0062】まずメモリ3内のコードストリームが、図
10(b)のように配置されているとする。即ち、タイ
ル15のコードストリームが分割されており、その他の
コードストリームは、メモリ3の先頭から順に記憶され
ているものとする。アドレス制御部7は、各タイルの符
号長Li及び終端アドレスTAi(i=0〜14)を基
に、タイル0(T0)から14(T14)までの読み出
しアドレスを生成する。この際、各タイルのフラグメン
ト数は“0”であるので、読み出しの方向はメモリ3の
下位から上位に向かう方向である。一方、タイル15
(T15)に対しては、フラグメント数が“0”ではな
いため、以下のようにアドレス生成が行われる。
【0063】まずアドレス制御部7は、読み出した先行
タイルの累積符号量(L0+L1+…L14)をカウン
トし、それがメモリ3のメモリ容量未満の場合は、引き
続きメモリ3の上位アドレス方向に向かって読み出しア
ドレスを生成する。そして読み出しがメモリ3の最終ア
ドレスに達したところで、アドレス方法を以下のように
変更する。即ち、タイル15のエントリSOF15を参
照して、分割されたコードストリームの、各タイルへの
オーバーライト開始点(A15_0〜A15_14)を
読み出し、そのタイル15のオーバーライト量FL15
に基づいて、各オーバーライトの開始点から逆向き(上
位アドレスから下位アドレスに向かって)に読み出しア
ドレスを生成する。これをコードストリームが分割され
た分(図9の90に相当)だけ処理を行なうことで、分
割されたタイル(ここではT15)のコードストリーム
を画像復号部4に出力することができる。
【0064】図12は、本実施の形態に係る画像復号部
4の構成を表すブロック図であり、401はエントロピ
復号部、402は逆量子化部、403は逆離散ウェーブ
レット変換部である。
【0065】エントロピ復号部401は、入力される符
号化されたビットストリームをビットプレーン単位で復
号化して出力する。このときの復号化手順を図13を参
照して説明する。
【0066】図13は、復号対象となるサブバンドの一
領域をビットプレーン単位で順次復号し、最終的に量子
化インデックスを復元する流れを図示したものであり、
同図左側の下向きの矢印の順にビットプレーンが復号さ
れる。こうして復元された量子化インデックスは逆量子
化部402に出力される。
【0067】逆量子化部8は、エントロピー復号部40
1から入力した量子化インデックスから、次式に基づい
て離散ウェーブレット変換係数を復元する。
【0068】 c'=Δ×q;q≠0 (式8) c'=0 ;q=0 (式9) ここで、qは量子化インデックス、Δは量子化ステップ
を示し、Δは符号化時に用いられたものと同じ値であ
る。またc'は復元された変換係数を示し、符号化時で
は、s又はdで表される係数を復元したものである。こ
の変換係数c'は後続の逆離散ウェーブレット変換部4
03に出力される。
【0069】図14は、この逆離散ウェーブレット変換
部403の構成及び処理のブロック図を示したものであ
る。
【0070】同図(a)において、入力された変換係数
はメモリ4031に記憶される。処理部4032は1次
元の逆離散ウェーブレット変換を行い、メモリ4031
から順次変換係数を読み出して処理を行うことにより、
2次元の逆離散ウェーブレット変換を実行する。2次元
の逆離散ウェーブレット変換は、図3の離散ウェーブレ
ット変換部201における順変換と逆の手順により実行
されるが、その詳細は公知であるので説明を省略する。
また同図(b)は、処理部4032の構成を示す図であ
り、ここでは入力された変換係数は、u及びpの2つの
フィルタ処理が施され、アップサンプリングされた後に
重ね合わされて画像信号x'として出力される。これら
の処理は次式により行われる。
【0071】 x'(2*n)=s'(n)-floor((d'(n-1)+d'(n))/4) (式10) x'(2*n+1)=d'(n)+floor((x'(2*n)+x'(2*n+2))/2) (式11) ここで、(式1)、(式2)、及び(式10)、(式1
1)による順方向及び逆方向の離散ウェーブレット変換
は完全再構成条件を満たしているため、本実施の形態に
おいて量子化ステップΔが“1”であり、ビットプレー
ン復号化において全てのビットプレーンが復号されてい
れば、その復元された画像信号x'は原画像の信号xと
一致する可逆符号化となる。
【0072】なお、本実施の形態においては、各コード
ストリームは、タイル15(T15)のオーバーライト
により符号化の時点とは異なる長さとなっている。具体
的には、FL15に相当する分だけ切り詰められている
が、アドレス制御部7は画像復号部4に対してコードス
トリームの終端を通知する。こうして画像復号部4はコ
ードストリームの終端を検出すると、直ちに復号処理を
終了して、その時点で復号された画像データを画像出力
部5に対して出力する。
【0073】ここでは図7に示したように、コードスト
リームは画像を離散ウェーブレット変換した係数を上位
ビットプレーンから並べた構成となっているため、途中
で復号処理を打ち切った場合は下位のビットプレーンが
復号されない状態となるが、その復号されない部分につ
いては復号されたビットプレーンから計算される係数値
の範囲の1/2に相当する値を用いればよい。
【0074】以上の処理により、画像復号部4により画
像が復元されて画像出力部5に出力される。なお、ここ
で、画像出力部5はモニタ等の画像表示装置であっても
よいし、或は磁気ディスク等の記憶装置であってもよ
い。
【0075】以上の説明においては画像を符号化して記
憶する際、オーバーフローするタイルは最終のタイルの
みであったが、複数のタイルがオーバーフローする可能
性もある。以下にこの場合の処理について補足説明す
る。
【0076】図11は、タイル14(T14)及び15
(T15)の2つのタイルのコードストリームがオーバ
ーフローする場合のアドレス制御部7の動作について説
明する図である。同図において、タイル14に対する分
割及び、そのタイル14に先行しているタイル(T0〜
T13)のそれぞれへのオーバーライトは、タイルT1
5を例に前述したのと同様にして行われるので、その説
明を省略する。
【0077】次にタイル15(T15)のコードストリ
ームをメモリ3に書込む場合には、既にメモリ3に空き
がないため、タイル15(T15)のコードストリーム
を15個のフラグメントに分割し、タイル0(T0)か
ら14(T14)までのコードストリームに対して前述
の例と同じようにオーバーライトを行う。この時のオー
バーライト量FL15は、 FL15=(Ov − FL14)/16 …(式12) となる。
【0078】従って図11に示すように、メモリ3の最
後部にはタイル14(T14)のコードストリームの一
部が位置し、他の領域は複数のフラグメントに分割され
てタイル0〜T13に分配されて記憶されている。更
に、タイル15(T15)のコードストリーム(FL1
5)が15個のフラグメントに分割され、それぞれタイ
ル14の各分割されたコードストリーム(FL14)に
隣接した形で、各タイル(タイル0からタイル13)の
最後部にアドレスA15_i(i=0〜13)から下位
アドレス方向にオーバーライトされることになる。ただ
し、タイル14に関しては、FL15のみがオーバーラ
イトされている。
【0079】これに伴ない、図11に示したように、タ
イル14(T14)及び15(T15)の各エントリに
は、各々分割されたコードストリームのオーバーライト
開始点リストのアドレス(SOF14,SOF15)が
保持され、またオーバーライトされる各タイル(T0〜
T13)の符号長は、オーバーフローする2つのタイル
(T14,T15)のオーバーライト量(FL14及び
FL15)だけ減じられた値となる。さらにタイルが存
在する場合は、同じように当該タイルのコードストリー
ムを分割して分散配置するが、その際のオーバーライト
量は既に分割されたタイルのオーバーライト量を考慮し
て計算される。すなわち、(式12)において当該タイ
ルの符号量から先行しているオーバーライト量の和を差
し引いた値を均等に分割して分散配置すればよい。
【0080】図15は、本実施の形態1に係る符号化処
理とメモリ3へのコード記憶処理を説明するフローチャ
ートである。
【0081】まずステップS1で、入力した画像を複数
のタイルに分割し、各タイルの画像データを入力する。
次にステップS2に進み、各タイルの画像データを順次
符号化する。ステップS3では、この符号化された最初
のタイルのコードストリームを入力し、このタイルのコ
ードストリームを全てメモリ3に格納できるかどうかを
判断する。格納できる時はステップS4に進み、その符
号化されているコードストリームをメモリ3に格納し、
その符号長、メモリ3における終端アドレスをセットす
る。
【0082】一方、ステップS3で、そのタイルのコー
ドストリームを全てメモリ3に格納できないと予想され
る時はステップS5に進み、そのコードストリームの内
の、メモリ3に収容しきれずにオーバーフローする分を
タイル数により分割し、ステップS6で、その分割した
各コードストリームを、各タイルのコードストリームエ
リアに、アドレスの上位から下位方向に書込む(図10
(b)参照)。そしてステップS7に進み、そのメモリ
3へのコードの書込みに対応させて、各タイルの符号
長、終端アドレスを更新する。そしてステップS8に進
み、タイルの数を計数するカウンタiを+1し、ステッ
プS9で、そのカウンタiの値が“16”(図2の例)
になったかどうかを調べ、そうでない時はステップS3
に進み、前述の処理を実行する。
【0083】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、画像を複数のタイルに分割して独立に符号化を行っ
てメモリに記憶する際、オーバーフローするコードスト
リームを均等に分割し、既に符号化されて記憶されてい
るタイルのコードストリームに対して、各コードストリ
ームの終端アドレスから逆方向にオーバーライトを行
う。これにより限られた容量のメモリに対する符号の書
きこみを、一部のタイルの画質のみを劣化させることな
く行うことができる。
【0084】[実施の形態2]前述の実施の形態1にお
いては、メモリ3がオーバーフローしそうになった際、
そのオーバーフロー分を均等に分割し、既にメモリ3に
書きこまれたタイルのコードストリームに対してオーバ
ーライトを行った。しかし、画像内に存在するいくつか
の部分については画質を劣化させたくない場合もある。
例えば、前述の実施の形態1において、各タイルは自然
画、合成画像、2値画像の3種類に分類され、各々に対
して異なる圧縮率を設定した。ここで、特定の種類、例
えば2値画像に対しては画質劣化を生じさせないように
することが求められる場合もある。
【0085】次に本実施の形態2においては、このよう
に画像の種類に応じ、適応的に定容量のメモリに対する
コードストリームの書き込みを行う方法について説明す
る。また本実施の形態2における画像処理装置の構成及
び各部分の機能は、前述の実施の形態1におけるものと
基本的に同様であるので、これ以降は実施の形態1と異
なる部分についての説明を行う。
【0086】本実施の形態2においては、画像中の2値
画像に対しては可逆符号化が行われており、2値画像に
相当するタイルに対しては、復号画像の可逆性を保証す
る必要があるとする。画像入力部1から入力された画像
は像域判定部8において、画像の種類が判定され圧縮モ
ード指定部9において当該タイルの圧縮率が指定され
る。本実施の形態2において、この結果は、画像符号化
部2及びアドレス制御部7に対して出力される。
【0087】画像符号化部2及び符号量予測部6の動作
については前述の実施の形態1と同様である。一方、ア
ドレス制御部7においては、前述の実施の形態1と異な
り、各タイルの種類により当該タイルに対してオーバー
ライトを行うかどうかのフラグを保持している。
【0088】図16は、この時のアドレス制御部7の動
作を説明する図である。
【0089】同図において、アドレス制御部7は各タイ
ルに対して書き込みを行えるかどうかの書込み許可フラ
グをタイル毎に保持している。この例はタイル15(T
15)がオーバーフローを発生した場合であり、アドレ
ス制御部7はタイル15のコードストリームを分割する
際、各タイルの書きこみ許可フラグを参照して、その値
が“1”のタイルのみをオーバーライトの対象とする。
例えば本実施の形態2において、タイル1(T1)が2
値画像に相当している場合、このタイルの書きこみ許可
フラグの値は“0”(書込み不許可)であり、オーバー
ライトの対象とならない。従って、タイル15のコード
ストリームを分割するフラグメント数は既にメモリ3に
記憶されているタイルのうち、書きこみ許可フラグの値
が“1”(書込み許可)のタイルの数と等しくなり、こ
の例においては例えば“10”となっている。
【0090】このフラグメント数とオーバーフロー量O
vとからオーバーライト量FL15が計算される。ま
た、図16のエントリ部分には、書きこみ許可フラグが
“1”のタイルに対するオーバーライト開始アドレスの
リスト1600が保持される。それ以外の動作について
は、前述の実施の形態1と基本的に同じである。
【0091】これには、例えば前述の図15のフローチ
ャートにおいて、ステップS5で、分割する数を、既に
メモリ3にコードストリームが記憶されているタイルの
内、書込みが許可されているタイル数とし、ステップS
6では、それら書込みが許可されているタイルのコード
ストリームが記憶されているエリアに、分割されたコー
ドストリームのそれぞれを格納することにより実現でき
る。
【0092】一方、画像を復号する際は、前述の実施の
形態1と同様の処理により、メモリ3からコードストリ
ームを読み出して復号することができる。
【0093】以上説明したように本実施の形態2によれ
ば、オーバーフローが発生しても、特定のタイルに対し
てはオーバーライトを行わないため、符号化時点と比較
して、そのタイルにおける画質の劣化は発生しない。特
に、当該タイルが可逆符号化されていた場合は、そのタ
イルに属する画像は符号化前のものと完全に一致し、画
像内の重要な部分での画質劣化を防止することができ
る。
【0094】[実施の形態3]以上説明した実施の形態
1及び2においては、各タイル毎に画像の種別が判定さ
れていた。しかし、タイル内に自然画と合成画像、或は
2値画像が混在する可能性もある。このような場合、実
施の形態2で行ったように、タイル単位でオーバーライ
トを行うかどうかを決定すると、タイル内で本来可逆で
なければならない部分の画質が劣化する可能性がある。
そこで本実施の形態3では、このようにタイル内に異な
る画像の種類が混在していても、画質劣化を起こさない
方法について説明する。
【0095】像域判定部8は符号化対象となるタイル内
で、周囲部分と比較して高画質で復号化されるべき領域
(以降ROIと称する)を決定し、対象タイルを離散ウ
ェーブレット変換した際に、どの係数が指定領域に属し
ているかを示すマスク情報を生成する。
【0096】図17は、このマスク情報を生成する際の
一例を説明する図である。
【0097】図17の左側に示す様に、所定の方法によ
り画像内に星型のマスク領域が指定された場合、像域判
定部8はこのROIを含む画像を離散ウェーブレット変
換した際、この指定されたマスク領域が各サブバンドに
占める部分を計算する。また、このマスク領域は、RO
I境界上の画像信号を復元する際に必要な、周囲の変換
係数を含む範囲となっている。
【0098】このようにして計算されたマスク情報の例
を図17の右側に示す。この例においては、同図左側の
画像に対し、2レベルの離散ウェーブレット変換を施し
た際のマスク情報が図のように表される。図において、
星型の部分がROIであり、このROI領域内のマスク
情報のビットが“1”、それ以外のマスク情報のビット
は“0”となっている。これらマスク情報全体は、2次
元離散ウェーブレット変換による変換係数の構成と同じ
であるため、マスク情報のビットを検査することによ
り、対応する位置の係数がROIに属しているかどうか
を識別することができる。このようにして生成されたマ
スク情報は、圧縮モード指定部9を介して画像符号化部
2及び画像復号部4に出力される。
【0099】圧縮モード指定部9は、ROIに対する画
質を指定するパラメータを不図示の入力系(例えばユー
ザにより操作されるキーボードやポインティングデバイ
ス等)から入力する。この入力されたパラメータはRO
Iに割り当てる圧縮率を表現する数値、或は画質を表す
数値でもよい。圧縮モード指定部9は、このパラメータ
から、ROIにおける係数に対するビットシフト量Bを
計算し、マスク情報と共に画像符号化部2及び画像復号
部4に出力する。
【0100】次に離散ウェーブレット変換部201は、
前述の実施の形態1と同様に、入力した画像信号に対し
て離散ウェーブレット変換を行って、その係数を出力す
る。次に量子化部202(図3)において、以下に説明
するように圧縮モード指定部9からの入力に基づき処理
が行われる。
【0101】量子化部202は、(式3)から(式5)
に示したように、入力した係数を所定の量子化ステップ
により量子化し、その量子化値に対するインデックスを
出力する。更に量子化部202は、圧縮モード指定部9
から入力したマスク及びシフト量Bに基づき、次式によ
り量子化インデックスを変更する。
【0102】 q'=q*2B;m=1 …(式13) q'=q ;m=0 …(式14) ここで、mは当該量子化インデックスの位置におけるマ
スクの値である。以上の処理により、像域判定部8にお
いて指定されたROIに属する量子化インデックスのみ
がBビット上方にシフトアップされる。
【0103】図18(a)及び(b)は、このシフトア
ップによる量子化インデックスの変化を説明する図であ
る。
【0104】図18(a)において、3つのサブバンド
に各々3個の量子化インデックスが存在しており、網が
けされた量子化インデックスにおけるマスクの値が
“1”で、そのシフト数Bが“2”の場合、シフト後の
量子化インデックスは、図18(b)のようになる。こ
のように変更された量子化インデックスは、後続のエン
トロピ符号化部203に出力されて符号化が行われる。
本実施の形態3において、符号化の結果出力されるコー
ドストリームの構成は、基本的に図7と変わらない。し
かし、図18に示したように量子化インデックスを所定
量ビットシフトしてビットプレーン符号化を行うことに
より、ROIに属する係数の符号化データをコードスト
リームの前の方に置くことができる。
【0105】このように生成されたコードストリームに
対して、前述の実施の形態1或は2で説明した方法によ
りコードストリームのオーバーライトを行ったとして
も、ROIの符号化データがオーバーライトされる可能
性は著しく低くなるため、ROI部分の画質を保つこと
が可能となる。また更に、ROIの画質を保証するに
は、アドレス制御部7においてオーバーライトするビッ
トプレーンが、ROI部分のビットプレーンに及ばない
ように制限してもよい。
【0106】次に本実施の形態3において、メモリ3に
記憶されたコードストリームを復号する方法について説
明するが、基本的に画像復号部4の逆量子化部402を
除けば前述の処理と同様であるため、逆量子化部402
の動作についてのみ説明する。
【0107】逆量子化部402は、入力した量子化イン
デックスから、次式に基づいて離散ウェーブレット変換
係数を復元する。
【0108】 c'=Δ×q/2U;q≠0 …(式15) c'=0 ;q=0 …(式16) U=B;m=1 …(式17) U=0;m=0 …(式18) ここで、qは量子化インデックス、Δは量子化ステップ
であり、Δは符号化時に用いられたものと同じ値であ
る。また、Bは圧縮モード指定部9から入力されたビッ
トシフト数、mは当該量子化インデックスの位置におけ
るマスクの値である。c'は復元された変換係数であ
り、符号化時ではs又はdで表される係数を復元したも
のである。変換係数c'は後続の逆離散ウェーブレット
変換部403に出力される。
【0109】以上説明したように、ROIに属する係数
は、ビットシフトすることによりメモリ3におけるオー
バーライトが行われることがない。従って、タイル内に
異なる種類の画像が混在していても、復号時に必要な部
分の画質を保った状態で画像を構成することができる。
【0110】<その他の実施の形態>本発明は上記実施
の形態を実現するための装置及び方法のみに限定される
ものではなく、上記システム又は装置内のコンピュータ
(CPU或はMPU)に、上記実施の形態を実現するためのソ
フトウエアのプログラムコードを供給し、このプログラ
ムコードに従って上記システム或は装置のコンピュータ
が上記各種デバイスを動作させることにより上記実施の
形態を実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0111】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラ
ムコードをコンピュータに供給するための手段、具体的
には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
の範疇に含まれる。
【0112】この様なプログラムコードを格納する記憶
媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、R
OM等を用いることができる。
【0113】また、上記コンピュータが、供給されたプ
ログラムコードのみに従って各種デバイスを制御するこ
とにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけ
ではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼
働しているOS(オペレーティングシステム)、或は他
のアプリケーションソフト等と共同して上記実施の形態
が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明
の範疇に含まれる。
【0114】更に、この供給されたプログラムコード
が、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡
張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処
理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施の
形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0115】以上述べたように本実施の形態によれば、
画像をタイルに分割して独立にビットプレーン符号化を
行ってメモリに記憶する際、メモリからオーバーフロー
するコードストリームを分割し、既に符号化済みのタイ
ルのコードストリームに対して、コードストリームの終
端から逆方向にオーバーライトを行う。これにより限ら
れた容量のメモリに対する符号の書きこみを、一部のタ
イルの画質のみを劣化させることなく行うことができ
る。
【0116】更に、オーバーライトの対象を適切に選択
し、或は画質劣化の許容できない部分の画像信号を表わ
す係数をコードストリームの前の方に配置することで、
画像内の必要な部分について画質を一定に保つことがで
きる。
【0117】なお、上述までの説明は1画面をタイル分
割し、タイル毎に符号化する場合を例に挙げて説明した
が、本発明の概念はこれ以外にも適用可能である。上述
したタイルの概念は、メモリへの記憶、或いはビットプ
レーン符号化の1単位として明示したものであるが、本
発明では1画面を複数に分割したものがタイルであると
必ずしも考えなくても良い。例えば、1画面の画像を上
述したタイルであるとして考えて、複数の画面を符号
化、メモリ記憶してゆく場合には、各画面の符号化、メ
モリ記憶時に上述した種々の制御を行えば、複数画面の
画像を所定量のメモリ内に確実に納めることが可能であ
る。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のタイルに分割された画像をタイル毎に符号化して所
定容量のメモリに記憶する際、或いは複数の画像を別に
符号化して所定容量のメモリに記憶する際、そのメモリ
の容量を越えた分の符号を、その越えた分のタイル/画
像の画質を劣化させることなく、そのメモリに記憶する
ことができる。
【0119】また本発明によれば、複数のタイルに分割
された画像をタイル毎に符号化して所定容量のメモリに
記憶する際、或いは複数の画像を別に符号化して所定容
量のメモリに記憶する際、特定のタイル/画像の画質を
劣化させることなく、そのメモリに記憶することができ
る。
【0120】又本発明によれば、複数のタイルに分割さ
れた画像をタイル毎に符号化して所定容量のメモリに記
憶する際、或いは複数の画像を別に符号化して所定容量
のメモリに記憶する際、そのメモリの所定容量を越えた
分の符号を、各タイル/画像の符号に均等に分割して配
分して記憶することにより、画像全体の劣化を抑えて、
符号化された画像データを記憶することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像処理装置の基
本構成を示すブロック図である。
【図2】画像のタイリング例を説明する図である。
【図3】本実施の形態に係る画像符号化部の構成を示す
ブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る離散ウェーブレット変換部
の構成を示すブロック図である。
【図5】離散ウェーブレット変換されたサブバンドを説
明する図である。
【図6】ビットプレーン符号化を説明する図である。
【図7】符号化されたコードストリームの構成を説明す
る図である。
【図8】タイル毎の符号量予測を説明する図である。
【図9】各タイルのコードストリームをメモリに記録す
る例を説明する図である。
【図10】本実施の形態1に係るアドレス制御部におけ
る各タイルのコードストリームの記憶方法を説明する図
である。
【図11】本実施の形態1に係るアドレス制御部におけ
る各タイルのコードストリームの記憶方法の他の例を説
明する図である。
【図12】本実施の形態に係る画像復号部の構成を示す
ブロック図である。
【図13】ビットプレーン復号を説明する図である。
【図14】逆離散ウェーブレット変換部の構成を示すブ
ロック図である。
【図15】本発明の実施の形態1に係る符号化処理及び
メモリへの格納処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態2に係るアドレス制御部
の動作を説明する図である。
【図17】本発明の実施の形態3に係るROIの一例を
説明する図である。
【図18】ROIによるビットシフトを説明図である。
【図19】従来例の画像処理装置の構成を示すブロック
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 裕樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA27 GB22 HA33 KA04 5C059 KK08 MA24 MA35 MC11 ME01 PP01 SS20 TA57 TB08 TC19 TD12 UA02 UA05 UA36 UA38 UA39 5C078 AA04 BA53 CA01 CA22 CA27 DA01 DA02 DA07 DB19 5J064 AA01 BA15 BA16 BB03 BC01 BC02 BC14 BD01 BD03

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した画像を複数のタイルに分割して
    処理する画像処理装置であって、 前記複数のタイルのそれぞれのタイル単位でビットプレ
    ーン毎に符号化処理を行なう符号化手段と、 前記符号化手段により符号化される符号列を前記タイル
    単位で記憶する記憶手段と、 前記符号化手段により符号化された符号列を前記記憶手
    段に順次記憶する際、前記符号化手段により符号化され
    たタイルの符号を全て前記記憶手段に記憶可能か否かを
    判定する判定手段と、 前記判定手段により記憶不可能と判定されると、前記記
    憶手段の記憶可能量を越えた符号量を略等分して、既に
    記憶済みのタイルの符号領域に配分して、かつ該符号領
    域の各々における最適な記憶開始位置を特定し、該記憶
    開始位置から逆順序に記憶するように制御する制御手段
    と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記符号化手段により符号化される符号列を前記記憶手
    段に記憶するための順方向アドレスを生成する第1アド
    レス生成手段と、 前記記憶手段の記憶可能量を越えた符号量を略等分し
    て、既に記憶済みのタイルの符号領域に配分して記憶す
    るための逆方向アドレスを生成するための第2アドレス
    生成手段とを有し、前記略等分された符号量を前記記憶
    開始位置から前記逆方向アドレスに基づいてから上書き
    することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記判定手段により記
    憶不可能と判定された時点で前記記憶手段に既に記憶さ
    れている符号に相当するタイル数に応じて、前記記憶可
    能量を越えた符号量を略等分することを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化手段は、 入力した画像信号に所定の系列変換を施す系列変換手段
    と、 前記系列変換手段により得られる変換係数を量子化して
    ビットプレーンに分解する量子化手段と、 前記量子化手段により量子化された前記ビットプレーン
    を上位ビットプレーンから下位ビットプレーンの方向に
    符号化する符号化手段と、 を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記系列変換手段は、整数型の係数を出
    力可能な離散ウェーブレット変換を含むことを特徴とす
    る請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のタイルのそれぞれにおける画
    像の種類を判別する像域判別手段を更に有し、 前記符号化手段は、前記像域判別手段により判別された
    画像の種類に応じて、当該タイルの符号化方法を変更す
    ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記
    載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のタイルのそれぞれにおける画
    像の種類を判別する像域判別手段を更に有し、 前記制御手段は、前記判定手段により記憶不可能と判定
    されると、前記記憶手段の記憶可能量を越えた符号量を
    略等分して、既に記憶済みのタイルの符号領域の内、前
    記像域判別手段により判別された特定の画像のタイルの
    符号領域以外に配分して記憶するように制御することを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像
    処理装置。
  8. 【請求項8】 更に、前記記憶手段に記憶された符号を
    読み出す読出し手段と、 前記読出し手段により読み出された符号を復号する復号
    手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記符号化手段は、 前記系列変換手段により生成された係数を、前記符号化
    手段により符号化される各タイルの符号量に基づいて所
    定量上位ビット方向にシフトすることを特徴とする請求
    項4に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 入力した画像を複数のタイルに分割し
    て処理する画像処理方法であって、 前記複数のタイルのそれぞれのタイル単位でビットプレ
    ーン毎に符号化処理を行なう符号化工程と、 前記符号化工程で符号化される符号列を前記タイル単位
    でメモリに記憶する記憶工程と、 前記符号化工程で符号化された符号列を前記メモリに順
    次記憶する際、前記符号化工程で符号化されたタイルの
    符号を全て前記メモリに記憶可能か否かを判定する判定
    工程と、 前記判定工程で記憶不可能と判定されると、前記メモリ
    の記憶可能量を越えた符号量を略等分して、既に記憶済
    みのタイルの符号領域に配分して、かつ該符号領域の各
    々における最適な記憶開始位置を特定し、該記憶開始位
    置から逆順序に記憶するように制御する制御工程と、を
    有することを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記制御工程は、 前記符号化工程により符号化される符号列を前記メモリ
    に記憶するための順方向アドレスを生成する第1アドレ
    ス生成工程と、 前記メモリの記憶可能量を越えた符号量を略等分して、
    既に記憶済みのタイルの符号領域に配分して記憶するた
    めの逆方向アドレスを生成するための第2アドレス生成
    工程とを有し、前記略等分された符号量を前記記憶開始
    位置から前記逆方向アドレスに基づいて上書きすること
    を特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記制御工程では、前記判定工程によ
    り記憶不可能と判定された時点で前記メモリに既に記憶
    されている符号に相当するタイル数に応じて、前記記憶
    可能量を越えた符号量を略等分することを特徴とする請
    求項10に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記符号化工程は、 入力した画像信号に所定の系列変換を施す系列変換工程
    と、 前記系列変換工程で得られる変換係数を量子化してビッ
    トプレーンに分解する量子化工程と、 前記量子化工程で量子化された前記ビットプレーンを上
    位ビットプレーンから下位ビットプレーンの方向に符号
    化する符号化工程と、を有することを特徴とする請求項
    10乃至12のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記系列変換工程は、整数型の係数を
    出力可能な離散ウェーブレット変換を含むことを特徴と
    する請求項13に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記複数のタイルのそれぞれにおける
    画像の種類を判別する像域判別工程を更に有し、 前記符号化工程は、前記像域判別工程により判別された
    画像の種類に応じて、当該タイルの符号化方法を変更す
    ることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項
    に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記複数のタイルのそれぞれにおける
    画像の種類を判別する像域判別工程を更に有し、 前記制御工程では、前記判定工程により記憶不可能と判
    定されると、前記メモリの記憶可能量を越えた符号量を
    略等分して、既に記憶済みのタイルの符号領域の内、前
    記像域判別工程により判別された特定の画像のタイルの
    符号領域以外に配分して記憶するように制御することを
    特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載の
    画像処理方法。
  17. 【請求項17】 更に、前記メモリに記憶された符号を
    読み出す読出し工程と、 前記読出し工程で読み出された符号を復号する復号工程
    と、を有することを特徴とする請求項10乃至16のい
    ずれか1項に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記符号化工程は、 前記系列変換工程により生成された係数を、前記符号化
    工程により符号化される各タイルの符号量に基づいて所
    定量上位ビット方向にシフトすることを特徴とする請求
    項13に記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項10乃至18のいずれか1項に
    記載の画像処理方法を実行する制御プログラムを記憶し
    た、コンピュータにより読取り可能な記憶媒体。
  20. 【請求項20】 複数の画像を符号化し、所定のメモリ
    に記憶させる画像処理装置であって、 1画像単位で、入力画像データをウェーブレット変換す
    るウェーブレット変換手段と、 前記ウェーブレット変換手段により得られた変換係数
    を、上位ビットから下位ビットにビットプレーン化し、
    ビットプレーン毎に符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により得られた符号化データを1画像単
    位でメモリに記憶する記憶制御手段と、 前記符号化手段により得られた符号化データを前記メモ
    リに順次記憶する際、前記符号化手段により符号化され
    た各画像の符号化データの全てが前記メモリに記憶可能
    か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により記憶不可能と判定されると、前記メ
    モリの記憶可能量を越えた符号化データを均等に分割
    し、該分割で得られた各符号化データを前記各画像の下
    位ビットプレーンの記憶領域の終端アドレスから逆順序
    に上書きして前記メモリに記憶するよう制御する制御手
    段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記複数の画像は、1画面を複数個に
    タイル分割して得られた画像であることを特徴とする請
    求項20に記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記1画像は、1画面に相当する画像
    であることを特徴とする請求項20に記載の画像処理装
    置。
  23. 【請求項23】 複数の画像を符号化し、所定のメモリ
    に記憶させる画像処理装置における画像処理方法であっ
    て、 1画像単位で、入力画像データをウェーブレット変換す
    るウェーブレット変換工程と、 前記ウェーブレット変換工程で得られた変換係数を、上
    位ビットから下位ビットにビットプレーン化し、ビット
    プレーン毎に符号化する符号化工程と、 前記符号化工程で得られた符号化データを1画像単位で
    メモリに記憶する記憶制御工程と、 前記符号化工程で得られた符号化データを前記メモリに
    順次記憶する際、前記符号化工程で符号化された各画像
    の符号化データの全てが前記メモリに記憶可能か否かを
    判定する判定工程と、 前記判定工程で記憶不可能と判定されると、前記メモリ
    の記憶可能量を越えた符号化データを均等に分割し、該
    分割で得られた各符号化データを前記各画像の下位ビッ
    トプレーンの記憶領域の終端アドレスから逆順序に上書
    きして前記メモリに記憶するよう制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  24. 【請求項24】 複数の画像を符号化し、所定のメモリ
    に記憶させる画像処理方法を実行するプログラムを記憶
    した、コンピュータにより読取可能な記憶媒体であっ
    て、 1画像単位で、入力画像データをウェーブレット変換す
    るウェーブレット変換工程モジュールと、 前記ウェーブレット変換工程モジュールで得られた変換
    係数を、上位ビットから下位ビットにビットプレーン化
    し、ビットプレーン毎に符号化する符号化工程モジュー
    ルと、 前記符号化工程モジュールで得られた符号化データを1
    画像単位でメモリに記憶する記憶工程モジュールと、 前記符号化工程モジュールで得られた符号化データを前
    記メモリに順次記憶する際、前記符号化工程モジュール
    により符号化された各画像の符号化データの全てが前記
    メモリに記憶可能か否かを判定する判定工程モジュール
    と、 前記判定工程モジュールで記憶不可能と判定されると、
    前記メモリの記憶可能量を越えた符号化データを均等に
    分割し、該分割で得られた各符号化データを前記各画像
    の下位ビットプレーンの記憶領域の終端アドレスから逆
    順序に上書きして前記メモリに記憶するよう制御する制
    御工程モジュールと、を有することを特徴とする記憶媒
    体。
  25. 【請求項25】 複数の画像を符号化し、所定のメモリ
    に記憶させる画像処理装置であって、 1画像単位で、入力画像データをウェーブレット変換す
    るウェーブレット変換手段と、 前記ウェーブレット変換手段により得られた変換係数
    を、上位ビットから下位ビットにビットプレーン化し、
    ビットプレーン毎に符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により得られた、複数の画像に相当する
    符号化データをメモリに記憶する記憶制御手段と、 前記符号化手段により得られた符号化データの全てが、
    前記メモリに記憶可能か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により記憶不可能と判定されると、前記各
    画像の下位ビットプレーンの符号化データに係る終端ア
    ドレスから均等に無効化するよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  26. 【請求項26】 前記複数の画像は、1画面を複数個に
    タイル分割して得られた画像であることを特徴とする請
    求項25に記載の画像処理装置。
  27. 【請求項27】 前記1画像は、1画面に相当する画像
    であることを特徴とする請求項25に記載の画像処理装
    置。
  28. 【請求項28】 複数の画像を符号化し、所定のメモリ
    に記憶させる画像処理方法であって、 1画像単位で、入力画像データをウェーブレット変換す
    るウェーブレット変換工程と、 該ウェーブレット変換工程にて得られた変換係数を、上
    位ビットから下位ビットにビットプレーン化し、ビット
    プレーン毎に符号化する符号化工程と、 前記符号化工程にて得られた、複数の画像に相当する符
    号化データをメモリに記憶する記憶工程と、 前記符号化工程にて得られた符号化データの全てが、前
    記メモリに記憶可能か否かを判定する判定工程と、 前記判定工程にて記憶不可能と判定されると、前記各画
    像の下位ビットプレーンの符号化データに係る終端アド
    レスから均等に無効化するよう制御する制御工程と、を
    有することを特徴とする画像処理方法。
  29. 【請求項29】 複数の画像を符号化し、所定のメモリ
    に記憶させる画像処理プログラムを、コンピュータから
    読み取り可能に記憶した記憶媒体であって、前記プログ
    ラムは、 1画像単位で、入力画像データをウェーブレット変換す
    るウェーブレット変換工程と、 該ウェーブレット変換工程にて得られた変換係数を、上
    位ビットから下位ビットにビットプレーン化し、ビット
    プレーン毎に符号化する符号化工程と、 前記符号化工程にて得られた、複数の画像に相当する符
    号化データをメモリに記憶する記憶工程と、 前記符号化工程にて得られた符号化データの全てが、前
    記メモリに記憶可能か否かを判定する判定工程と、 前記判定工程にて記憶不可能と判定されると、前記各画
    像の下位ビットプレーンの符号化データに係る終端アド
    レスから均等に無効化するよう制御する制御工程と、を
    有することを特徴とする記憶媒体。
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