JP5199566B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents

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本発明は、建造物躯体内部の平面視矩形のボイド空間に設置される実質的直方体状の機械式駐車装置に関する。
立体型の機械式駐車装置(以下、単に駐車装置という)は、駐車装置自体が、居住空間等が設けられたビルから独立した建造物として構成される独立鉄塔型と、ビルの内部のボイド空間内に設置されるビル内鉄塔型とに大別される。
図8は、独立鉄塔型の駐車装置の構成を示す斜視図である。図8に示すように、独立鉄塔型の駐車装置101は、その骨格となる鉄塔102の外面に外装板(外装パネル)103が貼設された駐車塔104を備えている。この駐車塔104の内部に、車両搬送機構としてのエレベータ105と、エレベータ105の昇降路116に沿ってその両側に車両Mを収容する上下多段の駐車棚106とが配設されている。図示の如く、鉄塔102は全体に四角柱状を呈しており、主として、四隅に立設された主柱107と、上下方向に所定間隔をおいて主柱107間に水平に掛け渡された梁108と、補強のための斜材(ブレース)109とから構成されている。
エレベータ105は、車両Mを搭載するパレット110を昇降させるためのものであり、図示しないワイヤーロープによって吊り下げられている。鉄塔102には、このワイヤーロープを巻き上げまたは繰り出してエレベータ105を昇降させる駆動装置112が設けられている。エレベータ105には、パレット110が横行し得るレール105a(図9参照)が設けられており、このレール105aの上にパレット110が載置される。
図9は、独立鉄塔型の駐車装置の構成を示す平面断面図である。鉄塔102の内部の四隅にはそれぞれ4本の主棚柱115aが立設されており、エレベータ105の昇降路116の四隅にはそれぞれ4本の四本の副棚柱115bが立設されている。そして、昇降路116の両側の駐車棚106はそれぞれ二本の主棚柱115aと二本の副棚柱115bとによって支持されている。駐車棚106の上面にはパレット110が横行し得るレールが形成されている。
車両Mが入庫する場合には、駐車装置101の正面側の地上部分に設けられた入出庫口(図示せず)からエレベータ105に載置されたパレット110上まで車両Mが進入する。そして、駆動装置112がワイヤを巻き上げてエレベータ105を所要の高さまで上昇させる。ついで、パレット110がエレベータ105および駐車棚106のレールに沿って横行させられ、駐車棚106の所定位置に至れば入庫が完了する。また、出庫はこの逆の工程によって達成される。
一方、従来のビル内鉄塔型の駐車装置では、独立鉄塔型の駐車装置101の外装パネル103を外した状態の駐車塔(鉄塔102)が、ビル等の建造物の躯体の内部に形成されたボイド空間内に立設されている。
図10は、従来のビル内鉄塔型の駐車装置の構成を示す平面断面図である。ビル内鉄塔型の駐車装置117は、図示のごとく、オフィスビル、集合住宅等のビルの躯体(以下、建造物躯体という)118内に形成されたボイド空間119に、当該ボイド空間119の壁面120から所定のクリアランス(間隙)をもって駐車塔(鉄塔102)が立設されている。このクリアランスは、エレベータ105を動作させたときに発生する機械音、振動等がビルの居住空間に伝達することを防止するために設けられている。
かかるクリアランスが設けられていることにより、夫々異なる振動モードを有する建造物躯体118および駐車装置117には、地震が発生したとき等に、夫々独立した揺れが発生することとなる。かかる相対的な揺れにより、建造物躯体118と駐車装置117とが衝突することがないように、前記クリアランスは、駐車装置117の剛性および高さ等を勘案して、衝突を回避するのに十分なだけの大きさに設定する必要がある。その結果、ボイド空間の使用効率の悪化は避けられない。
また、建造物躯体内のボイド空間に、簡素化した構造の駐車装置を設置することが提案されている(特許文献1参照)。このビル内鉄塔型の駐車装置では前述の駐車装置ように鉄骨主柱と棚柱との両方を用いることはせず、主柱は削除されている。すなわち、この駐車装置では、ボイド内に平面視四角形の頂点それぞれに立設された四本のレール受柱(いわゆる棚柱)と、これらレール受柱の外側に井桁状に組まれて固定されたサポート枠とにより、駐車装置の機械類の組み立て構造体が構成されている。前記サポート枠の各突出端が防振部材を介して建物躯体側に接触してる。
しかし、この駐車装置では、レール受柱の外側全周を取り囲むように配設されたサポート枠の各端部(突出端)が外方へ大きく突出している。したがって、当該駐車装置を示す特許文献1の図5と当該駐車装置にとっての従来技術を示す特許文献1の図11との実測対比からも明らかなように、当該駐車装置はボイドの平面視面積および駐車スペースは、鉄骨主柱を有する従来技術(特許文献1の図11)と比較して増減はない。
特開平11−280288号公報
本発明は、かかる事情を鑑みてなされたものであり、地震が発生した場合等に、駐車装置が撓むように揺れたときであっても、駐車装置と建造物躯体との衝突を緩和し、また駐車装置と建造物躯体との間のクリアランスを従来に比して大幅に減少させた機械式駐車装置を提供することを目的とする。さらには、軽量化、部品点数の減少を実現することができる機械式駐車装置を提供することにある。
本発明の機械式駐車装置は、建造物躯体の内部に形成された平面視矩形のボイド空間に設置される、実質的に直方体状外形を呈した駐車塔を有する機械式駐車装置であって、
前記駐車塔の外面に上下方向に間隔をおいて配置され、外方に向けて突設された緩衝部材を備えており、この緩衝部材が前記ボイド空間の内壁面に当接してなるものである。
かかる機械式駐車装置によれば、緩衝部材をボイド空間の内壁面に当接する状態で設置したので、駐車装置と建造物躯体との間のクリアランスがほとんど無く、従来と同一ボイドであっても駐車空間が大幅に拡がる。一方、ボイドが形成される建造物側からすれば、従来と同一駐車スペースを確保するためにボイド空間を狭くすることができるので、建造物の居室等の有用スペースを拡大することができる。また、駐車装置と建造物躯体との間にクリアランスがないので、これらが相対的に揺れることがほとんど無く、駐車装置がボイド空間の壁面に衝突することを防止することができる。
前記緩衝部材を、駐車塔の四隅近傍それぞれにおいて上下方向に間隔をおいて配置することができる。このように構成すれば、駐車装置が捻れるように揺れた場合であっても、駐車塔を構成する部材がボイド空間の壁面に直接接触することが抑制される。
また、車両搬送用の昇降装置と、前記ボイド空間の四隅近傍それぞれに一本ずつ、ボイド空間の内壁面とは非接触で立設された棚柱と、少なくともこの四本の棚柱によって支持されて上下多段に配設された駐車棚とをさらに備えた駐車装置において、前記緩衝部材を、前記四隅に立設された四本の棚柱それぞれに上下方向に間隔をおいて突設することができる。こうすれば、駐車装置が揺れたときでも、駐車装置を構成する棚柱等が直接ボイド空間の壁面に衝突することがない。
前記各緩衝部材を前記ボイド空間の内壁面に垂直方向に当接するように設置することができる。
前記緩衝部材を、それぞれの配設位置において水平面内の直角二方向に突設することができる。そうすることにより、棚柱や梁等によって構成される直方体構造物がたとえ高層であってもボイド内に鉛直状に安定して保持される。
少なくとも前記四隅の棚柱を上下方向に間隔をおいて梁およびブレースによって連結して駐車塔の骨格を形成することができる。棚柱に梁等を掛け渡すことにより、従来に比して大幅な軽量化が可能となり、また部品点数を減少させることができる。
前記緩衝部材がその突出方向にその長さを調節しうるように構成することができる。こうすることにより、緩衝部材の先端を確実にボイド内壁面に当接させておくことができる。
本発明によれば、駐車装置と建造物躯体との間のクリアランスがほとんど無く、従来と同一ボイドであっても駐車空間が大幅に拡がる。したがって、たとえば一層大きな車幅の車両を収容することができ、収容車種の拡大につながる。一方、従来と同一駐車スペースを確保するためにボイド空間を狭くすることができるので、建造物の居室等の有用スペースを拡大することができる。また、駐車装置と建造物躯体とが相対的に揺れることがほとんど無く、駐車装置がボイド空間の壁面に衝突することがない。
以下、本発明の実施形態にかかる駐車装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明の機械式駐車装置の一実施形態にかかるエレベータ式駐車装置を示す縦断面図である。図2は図1の駐車装置の側面図である。図3は図1におけるIII−III線断面図であり、駐車階の平面図である。
本実施形態にかかる立体駐車装置(以下、駐車装置という)1は、いわゆるビル内鉄塔型のものであり、居住空間(住居部分、オフィス等)を擁するビルの建造物躯体2(図3参照)に形成されたボイド空間3の内部に立設されている。この駐車装置1は車両搬送用のエレベータ4を備えており、このエレベータ4の昇降路5に沿ってその左右両側に多数段の駐車棚6が配設されている。
エレベータ4は車両搭載用のパレット7を入出庫階19と任意に指定された駐車棚6との間を昇降させて車両Mを搬送し、駐車棚6との間でパレット7を受け渡しする。エレベータ4および駐車棚6の上面にはパレット7が横行しうるレールが形成されている。エレベータ4はワイヤーロープ8によって吊り下げられており、このワイヤーロープ8の他端にはカウンターウエイト9が連結されている。また、駐車装置1の最上階の機械室10には、ワイヤーロープ8を巻き上げ繰り出してエレベータ4を昇降させる昇降駆動装置11が備えられている。
図示のごとく、駐車装置1は、平面視矩形のボイド空間の四隅に立設された主棚柱12と、エレベータ昇降路5の四隅に立設された副棚柱13とを備えている。駐車棚6は、左右それぞれの主棚柱12と副棚柱13とに架設されている。また、正面側に配された2本の主棚柱12同士の間、背面側に配された2本の主棚柱12同士の間、左右側面それぞれに配された2本の主棚柱12同士の間には、それぞれ上下方向に間隔をおいて複数の梁14が水平に架設されている。これにより、前後および左右方向からの外力に対する強度が確保され、駐車装置1の撓みが抑制されている。なお、かかる梁14は駐車棚6の設置箇所とは無関係な箇所に設けられている。さらに、図1に二点鎖線で示すように、駐車装置1の前後面それぞれにおける左右の副棚柱13と梁14とが形成する四角面の対角を結ぶようにブレス15が交差して設けられている。また、図2に二点鎖線で示すように、駐車装置1の左右両側面それぞれにおける主棚柱12と梁14とが形成する四角面の対角を結ぶようにブレス15が交差して設けられている。主として棚柱12、13、梁14およびブレス15によって本駐車装置1の概ね直方体状外形の駐車塔20が構成されている。
図4は、駐車塔20の側面を例にとってブレス15の取付構造を示す部分拡大側面図である。駐車塔20の前後面におけるブレス15も同様の取付構造を採用している。図4に示すごとく、各主棚柱12には、前後に隣り合う主棚柱12に向けて突出するように、ブレス取付板16がボルト締結されることにより固定されている。このブレス取付板16には、梁14がその端部をボルト締結されることにより主棚柱12に固定されている。またこのブレス取付板16には、ブレス15の端部がボルト締結または溶接等により固定され、これによって主棚柱12にブレス15が取り付けられている。かかるブレス15は、所定の張力が生じるように取り付けられており、これにより、駐車棚6の前後および左右方向からの外力に対する強度が増大せしめられている。
また、以上のごとく主棚柱12および副棚柱13に梁14およびブレス15を取り付けることにより、主棚柱12および副棚柱13を、駐車棚4の構成部品として使用するだけでなく、駐車装置1の骨格構造としても使用することができる。その結果、駐車装置1を軽量化し、部品点数の減少することが可能となる。
図1および図2に示すように、駐車塔20の前後左右の各面では、棚柱12、13と梁14とによって形成される四角面のうち、上下方向に一つおきにブレス15が設けられている。このように、ブレス15のない部分(段)を設けることによって、従来の如くブレスを地上段を除く全段に亘って設けた場合(図8参照)に比べて、駐車塔20が柔軟な構
造となる。
図1および図3に示すように、各主棚柱12の上下方向に所定間隔をおいた複数所には、緩衝部材21が取り付けられている。この緩衝部材21は、主棚柱12上の各取付箇所において互いに水平面内にほぼ90゜開いた二方向外向きに突出している。そして、各緩衝部材21の先端は建造物躯体2のボイド内壁面3aに対して垂直に当接している。駐車塔20は実質的にこの緩衝部材21のみを介してボイド内壁面3aに接触している。
主棚柱12の立設位置がボイドの平面視四隅であるため、各緩衝部材21が当接するボイド内壁面3aの位置も四隅における垂直に交差した二面となる。駐車塔20は、その四隅が緩衝部材21を介してボイド内壁面3aに当接しているので、加振力が加わったときには建造物躯体2と一体で揺れることになる。したがって、駐車塔20はボイド内壁面3aに衝突するようなこともない。しかも、駐車塔20は全高にわたってボイド内壁面に水平方向に支持されているので、前述のとおり柔軟な構造としても大きな問題はない。上下方向に沿った緩衝部材21の設置箇所数には限定はないが、多いほど建造物躯体2に対する駐車装置1の独自の揺れは抑制される。
また、駐車塔20の四隅の各主棚柱12が緩衝部材21を介してボイド内壁面3aの四隅に当接しているので、駐車装置1の単純な横揺れはもとより、駐車装置1をその鉛直方向中心軸の回りに捻るような揺れが生じた場合であっても、駐車塔20は実質的に緩衝部材21のみを介してボイド内壁面3aによって安定して支持されることが理解できるであろう。さらに、前述した従来技術(特許文献1)のごとく、水平方向に長く伸びたサポート枠部材の先端がボイド内壁面に接触するのではなく、主棚柱12が接触するものであるから、たとえば駐車塔20の縦揺れ時に部材に大きな上下の曲げモーメントが加わることもない。また、駐車塔20の四隅が緩衝部材21を介して隙間なくボイド内壁面3aの四隅に接触しているので、ボイド空間内の無駄スペースがきわめて小さく抑えられる。
図5は、駐車装置1における緩衝部材21の設置位置の一例を示す模式的正面図である。緩衝部材21は主棚柱12の上下方向複数箇所に夫々取り付けられている。この取付位置は、建造物躯体2の内側部分(建物内部)に梁が設けられている位置等、ボイド内壁面3aでも特に強度が高い部分3bに対応して設定される。これにより、駐車塔20が揺れた場合でも、建造物躯体2による支持が安定する。なお、図5においては、理解を容易にするために、ボイド内壁面3aのうち、強度が高い部分3bが突出した様子を示しているが、これに限定されるものではなく、ボイド内壁面3aは平坦面で構成されていてもよい。
図6は図3のVI部拡大図であり、緩衝部材21の構成を詳細に示す図である。図7は図6におけるVII−VII線矢視図である。緩衝部材21は、図6に示すように、主棚柱12の直交鉛直部それぞれに溶接等によって突設された鋼鉄製のブラケット22,23と、このブラケットの先端面にボイド内壁面3aに平行状に固定された支持板24と、支持板からボイド内壁面3aに向けて突出するように螺着された調節ボルト25と、調節ボルトの先端にボイド内壁面3aに平行状に着脱可能に取り付けられた取付板26および緩衝板27とを有している。緩衝板27はゴム等の弾力性を有する材料から形成されており、ボルト26aによって取付板26に着脱可能にされている。
上記ブラケット22,23は、夫々平面視略チャネル状をなすように3枚の板材が互いに固着されている。ブラケット22,23の上下方向中央部分には、補強のためのリブ29,30が水平状に設けられている。ブラケット22,23は、そのチャネル状の開口側を主棚柱12に向けて当該主棚柱12に一体的に固着されている。もちろん、着脱可能に取り付けてもよい。また、上記調節ボルト25に螺着された一対のナット28を移動させることにより、取付板26および緩衝板27の突出寸法を調節することができる。こうすることにより、主棚柱12に設置された緩衝部材21の先端を、すなわち緩衝板27の外面を、確実にボイド内壁面3aに当接させておくことができる。ボイド内壁面3aにおける上記緩衝板27に対向する部分には、図示のごとく当て板31を配設しておいてもよい。この当て板31はたとえば平鋼板等から形成される。
なお、本実施形態では、主棚柱12に緩衝部材21を取り付けた構成を例にとって述べたが、これに限定されるものではない。たとえば、梁14に緩衝部材21を取り付けた構成としてもよい。この場合にも、緩衝部材21を取り付け部位は梁14の水平長手方向のどこでもよいが、主棚柱12に近い部位、すなわち駐車塔20の四隅に近いところに取り付けるのが好ましい。なぜなら、梁14等の撓みに起因して、駐車塔20の構造部材の一部が緩衝部材21を介することなくボイド内壁面3aに直接接触することを抑制することができるからである。
以上説明した実施形態はエレベータ式駐車装置を例にとったが、とくにエレベータ式に限定されることはない。
上述した実施形態は一実施形態であり、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明にかかる衝突緩和構造は、駐車装置と建造物躯体との衝突を抑制し、構成部品点数も少なくて済む。したがって、駐車装置が建造物躯体の内部にボイド空間を形成してその内部に設けられる場合に有用である。
本発明の機械式駐車装置の一実施形態にかかるエレベータ式駐車装置を示す縦断面図である。 図1の駐車装置の側面図である。 図1におけるIII−III線断面図であり、駐車階の平面図である。 図1の駐車装置のブレスの取付構造を示す部分拡大側面図である。 本発明の駐車装置における衝突部材の配置の一例を示す模式的正面図である。 図3におけるVI部拡大図である。 図6におけるVII−VII線矢視図である。 従来の独立鉄塔型の駐車装置の構成を示す一部切り欠き斜視図である。 図8の駐車装置の一駐車階の一例を示す平面断面図である。 従来のビル内鉄塔型の駐車装置の一駐車階の一例を示す平面断面図である。
符号の説明
1 駐車装置
2 建造物躯体
3 ボイド空間
3a ボイド内壁面
4 エレベータ
5 昇降路
6 駐車棚
7 パレット
8 ワイヤーロープ
9 カウンターウエイト
10 機械室
11 昇降駆動装置
12 主棚柱
13 副棚柱
14 梁
15 ブレス
16 ブレス取付板
19 入出庫階
20 駐車塔
21 緩衝部材
22,23 ブラケット
24 支持板
25 調節ボルト
26 取付板
27 緩衝板
28 ナット
29,30 リブ
31 当て板
M 車両

Claims (4)

  1. 建造物躯体の内部に形成された平面視矩形のボイド空間に配置され、実質的に直方体外形を呈すると共にブレスのない部分を設けることで柔軟構造に構成された駐車塔を有する機械式駐車装置において、
    車両搬送用の昇降装置と、前記ボイド空間の四隅近傍それぞれにボイド内壁面とは非接触で立設された棚柱と、該棚柱によって支持されて上下多段に配設された駐車棚と、該四隅の棚柱それぞれに上下方向に間隔をおいて前記ボイド内壁面側に向けて外方へ突設された緩衝部材を備えており、
    前記緩衝部材は前記棚柱のそれぞれの配設位置において水平面内の直角に方向に突設されていると共に、
    該緩衝部材は、該棚柱から外方へ突設された突出部材と、該突出部材の先端部に固定された支持板と、該支持板を挿通して突出する調節ボルトと、該調節ボルトの外方の一端に固定された緩衝板を備えた取付板と、前記支持板を挟んで前記調節ボルトに螺合された1対の調節ナットとを有してなり、該1対の調節ナットの移動により前記取付板及び前記緩衝板の突出寸法を調節可能にし、それにより全ての緩衝部材の該緩衝板を前記ボイド内壁面に当接してなり、前記駐車塔は加振力が加わったときに前記建造物躯体と一体に揺れるように構成されている、建物ボイド内組込型の機械式駐車装置。
  2. 前記各緩衝部材が前記ボイド空間の内壁面に垂直方向に当接してなる請求項1に記載の機械式駐車装置。
  3. 前記棚柱は、前記ボイド空間の四隅近傍それぞれに一本ずつ立設されている請求項1又は2に記載の機械式駐車装置。
  4. 少なくとも前記四隅の四本の棚柱が、上下方向に間隔をおいて梁およびブレースによって連結されて駐車塔の骨格を形成してなる請求項3に記載の機械式駐車装置。
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