JP2000086112A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

Info

Publication number
JP2000086112A
JP2000086112A JP10257182A JP25718298A JP2000086112A JP 2000086112 A JP2000086112 A JP 2000086112A JP 10257182 A JP10257182 A JP 10257182A JP 25718298 A JP25718298 A JP 25718298A JP 2000086112 A JP2000086112 A JP 2000086112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
bracket
mounting means
counterweight
car
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10257182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4146004B2 (ja
Inventor
Shigeo Nakagaki
薫雄 中垣
Yasuyuki Azuma
康幸 我妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP25718298A priority Critical patent/JP4146004B2/ja
Priority to MYPI99003886A priority patent/MY131428A/en
Priority to KR10-1999-0038030A priority patent/KR100430112B1/ko
Priority to CN99119351A priority patent/CN1131167C/zh
Priority to EP99117478A priority patent/EP0985624B1/en
Priority to DE69942888T priority patent/DE69942888D1/de
Priority to US09/393,688 priority patent/US20020005320A1/en
Publication of JP2000086112A publication Critical patent/JP2000086112A/ja
Priority to US10/020,910 priority patent/US20020040831A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4146004B2 publication Critical patent/JP4146004B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/0035Arrangement of driving gear, e.g. location or support
    • B66B11/0045Arrangement of driving gear, e.g. location or support in the hoistway
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/023Mounting means therefor
    • B66B7/027Mounting means therefor for mounting auxiliary devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/06Arrangements of ropes or cables
    • B66B7/08Arrangements of ropes or cables for connection to the cars or cages, e.g. couplings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガイドレール長手方向の荷重が作用しても、こ
れに耐え得るエレベータ装置を提供すること。 【解決手段】かご用ガイドレール5に固定され、ロープ
を巻上げ駆動するトラクションシーブを有した駆動装置
8を備え、5をブラケット1の一端部に固定し、1の他
端部にフアスナ2を固定し、かつ複数のアンカーボルト
3によりフアスナ2を昇降路壁4に取付けるためのもの
であり、各アンカーボルト3を該昇降路壁4の上下方向
に少なくとも2列以上配設するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降路上部であっ
て、ブラケット、かご用ガイドレール、カウンタウェイ
ト用ガイドレールのいずれか、あるいはかご用ガイドレ
ールとカウンタウェイト用ガイドレールの間に固定さ
れ、ロープを巻上げ駆動するトラクションシーブを有し
た駆動装置を備えたエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物空間を節約するため、例えば
建物上部に設置していた機械室をなくしたエレベータ装
置が開発されつつある。図23はこの一例で特許第25
93288号公報に示されたものを示すものであり、こ
れは巻上げロープ103が係合されたトラクションシー
ブ107を有するエレベータの駆動装置106は、エレ
ベータ昇降路の頂上部に配設されたものである。
【0003】図中101はエレベータの乗りかご、10
2はカウンタウェイト、103は巻上機ロープ、104
は転向プーリ、108は制御盤、109は転向プーリ、
110はかご用ガイドレール、111はカウンタウェイ
ト用ガイドレール、112はかご扉、113,114は
固定部材例えば建物の梁である。
【0004】図23のような構成のエレベータ装置を実
用化する上では、種々の問題点があるが、そのうちの一
つはガイドレールを昇降路壁に取り付けるための、レー
ル取付手段の機械的強度をいかに確保させるかである。
【0005】図24はこれを説明するための図であり、
(a)はこれを説明するための昇降路内部の正面図であ
り、(b)は昇降路内部の平面図である。レール取付手
段は、ブラケット1と、複数のL字形のファスナ2D
と、2本を1組とするアンカーボルト3からなり、昇降
路壁4に次のように取付けられている。ガイドレール5
は、昇降路6内に複数本収納され、各ガイドレール5は
レール繋ぎ部材7により直線状に連結されている。各ガ
イドレール5の所定位置には、複数のブラケット1の一
端部(先端部)が強固に固定されている。
【0006】昇降路壁4には、複数のファスナ2Dが所
定の間隔を存して配置され、これらの一片はそれぞれ2
本のアンカーボルト3により固定されている。各ブラケ
ット1の他端部(後端部)は各ファスナ2Dの他片にそ
れぞれ溶接等により強固に固定されている。
【0007】従来から使用されている機械室のあるエレ
ベータ装置では、乗りかごおよび該乗りかご内の積載
物、カウンタウェイト、前記駆動装置などの、いわゆる
シーブシャフトロードは、機械室に別途設けられた支持
構造物(図示せず)で支持され、ガイドレールにはこの
荷重は作用しなかった。このため、前述した従来のレー
ル取付手段には、シーブシヤフトロードに対する機械設
計上の考慮を払う必要がなく、例えば、ファスナを2本
のアンカ一ボルトで固定するなど、簡便な取付手段を用
いてレールを取付けても、十分安全を確保することがで
きた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
なエレベータシャフトの頂上部に駆動装置が配設される
ものに、該レール取付手段をそのまま使用した場合に
は、シーブシャフトロードがガイドレール5の上下方向
に作用し、ファスナ固定部に紙面垂直軸回りの大きな曲
げモーメントが作用する。
【0009】一方、ファスナ2Dを昇降路壁4に固定し
ているアンカーボルト3は、昇降方向(紙面方向)と直
角に1列しか配列されていないため、前記曲げモーメン
トが直接アンカーボルト3に作用する。
【0010】一般に、アンカーボルトに軸方向荷重が作
用する時の強度は十分に保障されているが、曲げモーメ
ントが作用する時の強度は極端に弱くなり、この構造で
は設計上曲げモーメントを受ける構造にはなっておら
ず、機械強度上、十分安全が確保されているとは言えな
い。
【0011】また、エレベータかごが走行する場合、巻
上装置の振動がガイドレールを介して建屋に伝わり、建
屋内の例えば居室で不快な振動や騒音になる可能性があ
る。
【0012】そこで、本発明の第1の目的はガイドレー
ル長手方向の荷重が作用しても、これに耐え得るエレベ
ータ装置を提供することにあり、第2の目的はガイドレ
ール長手方向に荷重が作用してもガイドレール取付手段
に発生する曲げモーメン卜を最小限にしたエレベータ装
置を提供することにあり、第3の目的はかごが走行する
場合、駆動装置から建屋に振動が伝わらないエレベータ
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、エレベータ昇降路壁に
取付手段を介して取付けられるかご用ガイドレールと、
前記かご用ガイドレールに沿って昇降可能な乗りかご
と、前記エレベータ昇降路壁に取付手段を介して取付け
られるカウンタウェイト用ガイドレールと、前記カウン
タウェイト用ガイドレールに沿って昇降可能なカウンタ
ウェイトと、前記乗りかごと前記カウンタウェイトを懸
架している1組のロープと、前記昇降路上部であって、
前記取付手段、前記かご用ガイドレール、あるいは前記
カウンタウェイト用ガイドレールに支持され、前記ロー
プを巻上げ駆動するトラクションシーブを有した駆動装
置とを備え、前記取付手段を昇降路上下方向に離間配置
した固定部材で固定するようにしたことを特徴とするエ
レベータ装置である。
【0014】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、前記駆動装置が固定される部位の近傍に配
設される前記取付手段のみ前記昇降路上下方向に離間配
置した固定部材で固定することを特徴とする請求項1記
載のエレベータ装置。
【0015】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、前記固定部材は、複数のアンカーボルトか
らなり、該アンカーボルトは前記取付手段を前記昇降路
壁に取付けるためのものであり、昇降路上下方向に少な
くとも2列以上配設するようにしたことを特徴とする請
求項1または請求項2記載のエレベータ装置である。
【0016】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、前記ガイドレールを取付ける前記取付手段
の一端部に前記ガイドレールから作用する荷重をW、前
記ガイドレールと前記昇降路壁の離間距離をh、前記固
定部材の許容引張力をf、前記固定部材の1列当たりの
個数をn、前記固定部材の前記昇降路壁の上下方向の配
列間隔をLとしたとき、 Wh/2nf≦L≦Wh/nf を満足するように、前記固定部材の昇降路上下方向の取
付け間隔を定めたことを特徴とする請求項3記載のエレ
ベータ装置である。
【0017】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、エレベータ昇降路壁に取付手段を介して取
付けられるかご用ガイドレールと、前記かご用ガイドレ
ールに沿って昇降可能な乗りかごと、前記エレベータ昇
降路壁に取付手段を介して取付けられるカウンタウェイ
ト用ガイドレールと、前記カウンタウェイト用ガイドレ
ールに沿って昇降可能なカウンタウェイトと、前記乗り
かごと前記カウンタウェイトを懸架している1組のロー
プと、前記昇降路上部であって、前記取付手段、前記か
ご用ガイドレール、あるいは前記カウンタウェイト用ガ
イドレールに支持され、前記ロープを巻上げ駆動するト
ラクションシーブを有した駆動装置とを備え、前記乗り
かごおよび該乗りかご内の積載物等により前記ガイドレ
ール長手方向の荷重が該ガイドレールに作用しても、前
記取付手段に発生する曲げモーメントを最小限にする手
段を具備したことを特徴とするエレベータ装置である。
【0018】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、前記駆動装置が固定される部位の近傍に配
設される前記取付手段のみ、曲げモーメントを最小限に
する手段を具備したことを特徴とする請求項5記載のエ
レベータ装置である。
【0019】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、前記曲げモーメントを最小限にする手段
は、前記取付手段がブラケットとファスナが連結された
構成のとき該両者の連結部を回転自在に構成したことを
特徴とする請求項5または請求項6記載のエレベータ装
置である。
【0020】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、前記曲げモーメントを最小限にする手段
は、前記ガイドレールの頂部と建物の梁とを強固に結合
し、該結合部で、前記ガイドレールに作用する長手方向
の荷重を受ける構造としたことを特徴とする請求項5ま
たは請求項6記載のエレベータ装置である。
【0021】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明は、前記曲げモーメントを最小限にする手段
は、前記ガイドレールと前記取付手段の結合部を摺動自
在に構成すると共に、前記ガイドレールの底部に建物の
床との結合部を設け、ガイドレール長手方向の荷重を該
建物の床との結合部で受ける構造で実現したことを特徴
とする請求項5または請求項6記載のエレベータ表置で
ある。
【0022】前記目的を達成するため、請求項10に対
応する発明は、前記曲げモーメントを最小限にする手段
は、前記取付手段がブラケットとファスナが連結された
構成のとき該両者の連結部に弾性体を介在させて連結
し、前記ブラケットの一端部を前記ガイドレールに強固
に結合したことを特徴とする請求項5または請求項6記
載のエレベータ装置である。
【0023】前記目的を達成するため、請求項11に対
応する発明は、エレベータ昇降路壁に取付手段を介して
取付けられるかご用ガイドレールと、前記かご用ガイド
レールに沿って昇降可能な乗りかごと、前記エレベータ
昇降路壁に取付手段を介して取付けられるカウンタウェ
イト用ガイドレールと、前記カウンタウェイト用ガイド
レールに沿って昇降可能なカウンタウェイトと、前記乗
りかごと前記カウンタウェイトを懸架している1組のロ
ープと、前記昇降路上部であって、前記取付手段まは、
前記かご用ガイドレール、あるいは前記カウンタウェイ
ト用ガイドレールに支持され、前記ロープを巻上げ駆動
するトラクションシーブを有した駆動装置とを備え、前
記ガイドレールまたは前記取付手段に振動吸収手段を設
けたことを特徴とするエレベータ装置である。
【0024】前記目的を達成するため、請求項12に対
応する発明は、前記振動吸収手段を、前記駆動装置が固
定されている部位の近傍の前記ガイドレールまたは前記
取付手段のみ設けたことを特徴とする請求項11記載の
エレベータ装置。
【0025】前記目的を達成するため、請求項13に対
応する発明は、前記振動吸収手段として、少なくとも1
つのレール繋ぎ部材に、振動減衰性能の高い材料を使用
したことを特徴とする請求項11または請求項12記載
のエレベータ装置である。
【0026】前記目的を達成するため、請求項14に対
応する発明は、前記振動吸収手段として、少なくとも1
つのガイドレールに振動減衰性能の高い材料を使用した
ことを特徴とする請求項11または請求項12記載のエ
レベータ装置である。
【0027】前記目的を達成するため、請求項15に対
応する発明は、前記振動吸収手段として、前記ガイドレ
ールに動吸振器を取付けたことを特徴とする請求項11
または請求項12記載のエレベータ装置である。
【0028】前記目的を達成するため、請求項16に対
応する発明は、前記取付手段がブラケットとフアスナか
らなり、両者が連結された構成のとき、該ブラケットの
一端部を前記ガイドレールに強固に結合し、前記ブラケ
ットの他端部と前記フアスナの連結部に前記振動吸収手
段として弾性体を介在させて結合したことを特徴とする
請求項11または請求項12記載のエレベータ装置であ
る。
【0029】前記目的を達成するため、請求項17に対
応する発明は、前記取付手段がブラケットとフアスナか
らなり、両者が連結された構成のとき、該ブラケットの
一端部を前記ガイドレールに強固に結合し、前記ブラケ
ットの他端部と前記フアスナの連結部に前記振動吸収手
段として振動減衰性能の高い材料を介在させて結合した
ことを特徴とする請求項11または請求項12記載のエ
レベータ装置である。
【0030】前記目的を達成するため、請求項18に対
応する発明は、前記取付手段がブラケットとフアスナか
らなり、両者が連結された構成のとき、前記ブラケッ
ト、ファスナの少なくとも1つに、前記振動吸収手段と
して振動減衰性能の高い材料を使用したことを特徴とす
る請求項11または請求項12記載のエレベータ装置で
ある。
【0031】前記目的を達成するため、請求項19に対
応する発明は、前記取付手段がブラケットとフアスナか
らなり、両者が連結された構成のとき、前記ブラケット
とファスナの少なくとも1つに、前記振動吸収手段とし
て動吸振器を取付けるようにしたことを特徴とする請求
項11または請求項12記載のエレベータ装置である。
【0032】前記目的を達成するため、請求項20に対
応する発明は、エレベータ昇降路壁に取付手段を介して
取付けられるかご用ガイドレールと、前記かご用ガイド
レールに沿って昇降可能な乗りかごと、前記エレベータ
昇降路壁に取付手段を介して取付けられるカウンタウェ
イト用ガイドレールと、前記カウンタウェイト用ガイド
レールに沿って昇降可能なカウンタウェイトと、前記乗
りかごと前記カウンタウェイトを懸架している1組のロ
ープと、前記昇降路上部であって、前記取付手段、前記
かご用ガイドレール、あるいは前記カウンタウェイト用
ガイドレールに支持され、前記ロープを巻上げ駆動する
トラクションシーブを有した駆動装置とを備え、前記ガ
イドレールを前記昇降路壁に取付ける取付手段のうち、
少なくとも前記駆動装置が固定されているガイドレール
を取付ける取付手段は、昇降路上下方向に配置されてい
る一対のブラケットと、該ブラケットを上下に連結する
連結枠からなる箱形構造とし、該連結枠を昇降路壁の上
下方向に離間配置した固定部材で取り付け、前記ブラケ
ットを前記ガイドレールに対して強固に結合したことを
特徴とするエレベータ装置である。
【0033】前記目的を達成するため、請求項21に対
応する発明は、前記箱形構造の取付手段に振動吸収手段
を設けたことを特徴とする請求項20記載のエレベータ
装置である。
【0034】前記目的を達成するため、請求項22に対
応する発明は、前記箱形構造を構成するブラケットと連
結枠相互間の少なくとも一カ所に、前記振動吸収手段と
して弾性体を介在させて結合する構造で実現したことを
特徴とする請求項20記載のエレベータ装置である。
【0035】前記目的を達成するため、請求項23に対
応する発明は、前記箱形構造を構成するブラケットと連
結枠相互間の少なくとも一カ所に、前記振動吸収手段と
して振動減衰性能の高い材料を介在させて結合する構造
で実現したことを特徴とする請求項20記載のエレベー
タ装置である。
【0036】前記目的を達成するため、請求項24に対
応する発明は、前記箱形構造を構成するブラケットと連
結枠の少なくとも1つに、前記振動吸収手段として振動
減衰性能の高い材料を使用したことを特徴とする請求項
20記載のエレベータ装置である。
【0037】前記目的を達成するため、請求項25に対
応する発明は、前記箱形構造に前記振動吸収手段として
動吸振器を取付けたことを特徴とする請求項20記載の
エレベータ装置である。
【0038】前記目的を達成するため、請求項26に対
応する発明は、エレベータ昇降路壁に取付手段を介して
取付けられるかご用ガイドレールと、前記かご用ガイド
レールに沿って昇降可能な乗りかごと、前記エレベータ
昇降路壁に取付手段を介して取付けられるカウンタウェ
イト用ガイドレールと、前記カウンタウェイト用ガイド
レールに沿って昇降可能なカウンタウェイトと、前記乗
りかごと前記カウンタウェイトを懸架している1組のロ
ープと、前記昇降路上部であって、前記取付手段、前記
かご用ガイドレール、あるいは前記カウンタウェイト用
ガイドレールに支持され、前記ロープを巻上げ駆動する
トラクションシーブを有した駆動装置とを備え、前記駆
動装置が固定される部位の近傍のガイドレールと、それ
以外のガイドレールで、前記昇降路壁に取り付けるため
の取付手段として曲げ剛性の異なる少なくとも2種類を
使用したことを特徴とするエレベータ装置である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0040】<第1の実施形態(請求項1、請求項2、
請求項3、請求項4に対応)>図1は本発明の第1の実
施形態を説明するための図であり、(a)は昇降路の正
面図で、(b)はその平面図である。
【0041】従来の図23の構成と同様にエレベータ昇
降路壁4に、断面コ字形のブラケット1とL字形ファス
ナ2を介して取付けられるかご用ガイドレール5と、か
ご用ガイドレール5に沿って昇降可能な乗りかごと、エ
レベータ昇降路壁4にブラケット1とファスナ2を介し
て取付けられるカウンタウェイト用ガイドレールと、該
カウンタウェイト用ガイドレールに沿って昇降可能なカ
ウンタウェイトと、乗りかごとカウンタウェイトを懸架
している1組のロープを備えている。
【0042】そして、昇降路6の上部であって、かご用
ガイドレール5にはL字形の駆動装置固定用ベース10
ならびに固定部材9が固定され、固定用ベース10と固
定部材9の間にはロープを巻上げ駆動するトラクション
シーブを有した駆動装置8が固定されている。
【0043】このような構成のものにおいて、乗りかご
および該乗りかご内の積載物、カウンタウェイト、駆動
装置等によりガイドレール長手方向の荷重が該ガイドレ
ール5に作用しても、機械強度上十分安全にファスナを
昇降路壁4に取り付けるようにしたものである。
【0044】具体的には駆動装置8が固定される部位例
えばかご用ガイドレール5の近傍に配設されるファスナ
2を昇降路壁4面に固定するための複数のアンカーボル
ト3A,3Bを次のようにして配設したものである。
【0045】各アンカーボルト3A,3Bを昇降路壁4
の上下方向に少なくとも2列に配設し、アンカーボルト
3A,3Bの配列間隔(昇降路壁4の上下方向の間隔)
をLとしたものである。
【0046】そして、各ブラケット1は一端部がレール
クリップ(図示せず)を介してガイドレール5に強固に
結合され、各ブラケット1の他端部がフアスナ2に強固
に結合されるものである。この構成、すなわち全てのフ
ァスナ2をアンカーボルト3A,3Bにより昇降路壁4
に取付けるようにしたものである。
【0047】このような構成により、乗りかごおよび該
乗りかご内の積載物、カウンタウェイト、駆動装置8等
によりガイドレール長手方向の荷重が該ガイドレール5
に作用する場合を考える。前記ガイドレール長手方向の
荷重は複数のブラケットにより分担して負担されるが、
今、その内の1つのブラケットについて考えてみる。
【0048】昇降路壁4からブラケット1の一端までの
距離をh、その部分に作用する荷重をWとする。フアス
ナ2の昇降路壁4への取付け部に作用する曲げモーメン
トをM1とすると、ブラケット1の一端とガイドレール
の結合条件によってM1は変化し、結合条件をピン結合
(変位は拘束するが回転は拘束しない)と仮定すると
(1)式のようになり、剛結合(変位および回転共拘束
する)と仮定すれば(2)式のようになる。
【0049】ピン結合の場合 M1=Wh …(1) 剛結合の場合 M1=Wh/2 …(2) 一方、アンカーボルト3A,3Bは上下2列に構成され
ているので、3A側のアンカーボルトが支点となり、3
B側のアンカーボルトの軸力で、前記曲げモーメントM
1を受けることができる。すなわち、前記アンカーボル
トの上下の配列間隔をL、1列当たりのアンカーボルト
の個数をn、3B側のアンカーボルトに作用する軸力を
Fとすると、該アンカーボルトで受ける曲げモ一メント
M2は(3)式となり、(1)式あるいは(2)式で示
されるファスナ2の昇降路壁4への取付け部に作用する
曲げモーメントを、アンカーボルトの軸力で受けること
ができる。
【0050】M2=L・F・n …(3) アンカーボルトの許容引張力をfとすると、該アンカー
ボルトに作用する軸力Fがfと等しくなる時のL、つま
り、必要最低限のLは、(3)式のFにfを代入し、M
1=M2より、(4)式あるいは(5)式で示される。
【0051】ピン結合の場合 L=(W・h)/(f・n) …(4) 剛結合の場合 L=(W・h)/(2・f・n) …(5) (4)式あるいは(5)式で示されるLは、前述した通
り、必要最低限のL寸法を与えるもので、この値以上で
あれば十分安全を確保できることになるが、あまりLが
大きくなると、ファスナ2の寸法は必要以上に大きくな
り、合理的な設計とは言えない。
【0052】今回、ブラケット1の一端とガイドレール
の結合条件がピン結合の場合と剛結合の場合について、
最低限必要なLを求めたが、実際の結合条件はピン結合
と剛結合の間と考えられるので、(4)式を上限、
(5)式を下限とするようにLを定めれば合理的な設計
を行うことができる。すなわち、(6)式のようにLを
定めれば、フアスナ2の寸法を必要以上に大きくするこ
となく、十分安全を確保した構造とすることができる。
【0053】 (W・h)/(2・f・n)≦L≦(W・h)/(f・n) …(6) <第2の実施形態(請求項2に対応)>図2は本発明の
第2の実施形態を説明するための図であり、(a)は昇
降路の正面図で、(b)はその平面図である。取付手段
を駆動装置8が固定される部位の近傍に配設されるファ
スナ2と昇降路壁4面の間にのみ設けたものである。具
体的には、ガイドレール5に固定されている駆動装置8
に近接している上側と下側のファスナ2を、それぞれ昇
降路の上下方向に少なくとも2列のアンカーボルト3
A,3Bにより固定するようにしたものである。これ以
外の構成は、図1と同一であるので、その説明を省略す
る。
【0054】このように最小限の構成で、ブラケット1
の根元に曲げモーメントが作用しても、これに耐え得る
取付手段が得られる。
【0055】<第3の実施形態(請求項5、請求項6、
請求項7に対応)>図3は本発明の第3の実施形態を説
明するための図であり、(a)は昇降路の正面図で、
(b)はその平面図である。
【0056】本実施形態は、概略乗りかごおよび該乗り
かご内の積載物、カウンタウェイト、駆動装置8等によ
りガイドレール5に長手方向の荷重が該ガイドレール5
に作用しても、ブラケット1に発生する曲げモーメント
を最小限にした取付手段で、ガイドレール5を、昇降路
壁4に取り付けるようにしたものである。
【0057】取付手段は、具体的にはファスナ2Aとブ
ラケット1の他端部をピン11により結合し、ガイドレ
ール5に長手方向の荷重が作用したとき、該荷重に応じ
て回転するように構成したものである。この構成は、フ
ァスナ2Aのすべてに適用したものである。なお、各ブ
ラケット1の一端部はガイドレール5に強固に結合され
ることは、前述の第1の実施形態と同一である。
【0058】この場合、全てのファスナ2Aを昇降路壁
3に取付けるアンカーボルト3は、従来と構成と同様
に、昇降方向に対して1列に配列したものである。
【0059】このように取付手段として、ファスナ2A
とブラケット1の他端部をピン11により結合し、回転
自在に構成したので、ガイドレール5に荷重が作用して
もブラケット1の根元に発生する曲げモーメン卜を最小
限にした取付手段が得られる。
【0060】<第4の実施形態(請求項7に対応)>図
4は本発明の第4の実施形態を説明するための図であ
り、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平面図で
ある。本実施形態は、概略取付手段は、駆動装置8が固
定される部位例えばガイドレール5の近傍に配設される
上下のブラケット2Aおよびファスナ1の間のみを、ピ
ン11により回転自在に結合したものである。これ以外
の点は、図3と同一である。
【0061】このように最小限の構成で、ガイドレール
5に荷重が作用してもブラケット1の根元に発生する曲
げモーメントを最小限にした取付手段が得られる。
【0062】<第5の実施形態(請求項8に対応)>図
5は本発明の第5の実施形態を説明するための正面図で
ある。本実施形態はガイドレール5の頂部と建物の梁1
2とを強固に結合し、該結合部により、ガイドレール5
に作用する長手方向の荷重を受ける構造としたものであ
る。これ以外の構成として、各ブラケット1と強固に固
定される全てのファスナ2を、それぞれ昇降路壁4に強
固に固定するアンカーボルト3は昇降方向に1列に配置
したものである。この場合は、駆動装置8が配設される
ガイドレール5の近傍の上下のファスナ2も、アンカー
ボルト3は昇降方向に1列に配置することは言うまでも
ない。
【0063】このようにガイドレール5の頂部と建物の
梁12が強固に結合されているので、ガイドレール5に
荷重が作用してもブラケット1の根元に発生する曲げモ
ーメン卜を最小限にした取付手段が得られる。
【0064】<第6の実施形態(請求項9に対応)>図
6は本発明の第6の実施形態を説明するための図であ
り、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平面図で
ある。取付手段として、ガイドレール5とそれを取付け
る構造体すなわちブラケット2の結合を、昇降方向に摺
動自在にするクリップ13を設けたものである。この構
成は、各ブラケット2とガイドレール5との結合部全て
同じようにしたものである。
【0065】そして、該ガイドレール5の底部を建物の
床24に強固に固定したものである。
【0066】このようにガイドレール5の長手方向の荷
重を、建物の床24との結合部で受ける構造としたの
で、ブラケット1の根元に発生する曲げモーメン卜を最
小限にした取付手段が得られる。
【0067】<第7の実施形態(請求項10に対応)>
図7は本発明の第7の実施形態を説明するための図であ
り、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平面図で
ある。
【0068】取付手段は、ブラケット1の一端部をガイ
ドレール5に強固に結合し、ブラケット5の他端部とフ
アスナ2を弾性体14を介在させて結合する構造とした
ものである。この構成は、全てのブラケット5の他端部
と全てのフアスナ2の結合部にも適用する。
【0069】このように構成することで、ガイドレール
5に荷重が作用してもブラケット1の根元に発生する曲
げモーメン卜を最小限にした取付手段が得られる。
【0070】<第8の実施形態(請求項11、請求項1
3に対応)>図8は本発明の第8の実施形態を説明する
ための図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)は
その平面図である。本実施形態は、ガイドレール5に、
振動吸収手段を設けたものであり、具体的には振動吸収
手段として制振材からなるレール繋ぎ部材7Aを使用し
てガイドレール5相互間をつなぐように構成したもので
ある。それ以外の構成は、図24の従来例と同一であ
る。
【0071】ここで、制振材としては、MnCu系など
の双晶型合金やAlーZnなどの複組織型合金のような
内部摩擦の大きい金属材料や、繊維強化プラスチックの
ような複合材料を使用する。
【0072】このように構成することにより、かごが走
行する場合、駆動装置から建屋に振動が伝わりにくくな
るので、建屋内の例えば居室で不快な振動や騒音が生ず
ることが少なくなる。
【0073】<第9の実施形態(請求項11、請求項1
2、請求項15に対応)>図9は本発明の第8の実施形
態を説明するための図であり、(a)は昇降路の正面図
で、(b)はその平面図である。振動吸収手段として制
振材からなるレール繋ぎ部材7Aを、駆動装置8が固定
されているガイドレール8の近傍にのみに設けて、ガイ
ドレール8相互間を繋ぐようにしたものである。
【0074】このように最小限の構成で、かごが走行す
る場合、駆動装置から建屋に振動が伝わりにくくなるの
で、建屋内の例えば居室で不快な振動や騒音が生ずるこ
とが少なくなる。
【0075】<第10の実施形態(請求項11、請求項
14に対応)>図10は本発明の第10の実施形態を説
明するための図であり、(a)は昇降路の正面図で、
(b)はその平面図である。本実施形態は、図8の実施
形態と類似したもので、振動吸収手段として、少なくと
も1つガイドレールにエネルギー吸収性能の高い材料
(制振材)で実現したものである。具体的には、少なく
とも駆動装置8が取付けられるガイドレール5Aは制振
材で構成したものである。これ以外はレール繋ぎ部材と
しては図8のように制振材で形成したレール繋ぎ部材7
Aを使用せず、通常のレール繋ぎ部材7を使用した点で
あり、これ以外の構成は図8と同一である。
【0076】このように構成することにより、かごが走
行する場合、駆動装置から建屋に振動が伝わりにくくな
るので、建屋内の例えば居室で不快な振動や騒音が生ず
ることが少なくなる。
【0077】<第11の実施形態(請求項15に対応)
>図11は本発明の第11の実施形態を説明するための
図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平
面図で、(c)は(a)のAーA矢視図である。本実施
形態は、振動吸収手段として、動吸振器15をガイドレ
ール5に取付けたものである。この場合、動吸振器15
は駆動装置8が取付けられるガイドレール5に近接した
ガイドレール5にのみ使用したものであるが、必要に応
じて他のガイドレール5に取付けてもよい。
【0078】動吸振器15は腕の両端に所定の重りを取
付けたもので、所定の周波数の振動を吸収するものであ
る。この重りの重さや腕の長さの選定は、ガイドレール
に生ずる振動の周波数に応じて行えばよい。
【0079】このように構成することにより、かごが走
行する場合、駆動装置から建屋に振動が伝わりにくくな
るので、建屋内の例えば居室で不快な振動や騒音が生ず
ることが少なくなる。
【0080】<第12の実施形態(請求項16、請求項
18に対応)>図12は本発明の第12の実施形態を説
明するための図であり、(a)は昇降路の正面図で、
(b)はその平面図である。本実施形態はガイドレール
5に振動が発生しても、この振動が昇降路壁4に伝わら
ないようにした振動吸収手段例えば弾性体16を、全て
のブラケット1と全てのファスナ2の間にそれぞれ設け
たものである。
【0081】このように構成することにより、かごが走
行する場合、駆動装置から建屋に振動がほとんど伝わり
にくくなるので、建屋内の例えば居室で不快な振動や騒
音が生ずることが少なくなる。
【0082】<第13の実施形態(請求項18に対応)
>図13は本発明の第13の実施形態を説明するための
図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平
面図である。本実施形態は、図12において駆動装置が
固定される部位の近傍のブラケット1およびファスナ2
の間のみに弾性体16を設けたものである。
【0083】このように構成することにより、簡単な構
成で、かごが走行する場合、駆動装置から建屋に振動が
伝わりにくくなるので、建屋内の例えば居室で不快な振
動や騒音が生ずることが少なくなる。
【0084】<第14の実施形態(請求項19に対応)
>図14は本発明の第14の実施形態を説明するための
図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平
面図である。本実施形態はガイドレール5に振動が発生
しても、この振動が昇降路壁4に伝わらないようにした
振動吸収手段として制振材からなる制振体17を、全て
のブラケット1と全てのファスナ2の間にそれぞれ設け
たものである。
【0085】このように構成することにより、かごが走
行する場合、駆動装置から建屋に振動が伝わりにくくな
るので、建屋内の例えば居室で不快な振動や騒音が生ず
ることが少なくなる。
【0086】<第15の実施形態(請求項19に対応)
>図15は本発明の第15の実施形態を説明するための
図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平
面図である。本実施形態は、ガイドレール5を昇降路壁
4に取り付けるブラケット1、ファスナ2の少なくとも
1つ、ここではブラケット1を、振動吸収手段としてエ
ネルギー吸収性能の高い材料を使用したものである。
【0087】このように構成することにより、かごが走
行する場合、駆動装置から建屋に振動が伝わりにくくな
るので、建屋内の例えば居室で不快な振動や騒音が生ず
ることが少なくなる。
【0088】<第16の実施形態(請求項19に対応)
>図16は本発明の第16の実施形態を説明するための
図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平
面図で、(c)は(a)のAーA矢視図である。本実施
形態は、ガイドレール5を昇降路壁4にブラケット1と
ファスナ2の少なくとも1つ、ここではブラケット1に
動吸振器18を取付けるようにしたものである。動吸振
器18は駆動装置8が取付けられるガイドレール8の近
傍のブラケット1が望ましいが、これ以外であってもよ
い。
【0089】このように構成することにより、かごが走
行する場合、駆動装置から建屋に振動が伝わりにくくな
るので、建屋内の例えば居室で不快な振動や騒音が生ず
ることが少なくなる。
【0090】<第17の実施形態(請求項20〜請求項
25に対応)>図17は本発明の第17の実施形態を説
明するための図であり、(a)は昇降路の正面図で、
(b)はその平面図である。本実施形態は、ガイドレー
ル5を昇降路壁4に取付ける取付手段として、上下一対
のブラケット1,1と、該ブラケット1,1を上下に連
結する連結枠19からなる箱形構造とし、該連結枠19
は昇降路壁4に対してアンカボルト3で取り付け、ブラ
ケット1をガイドレール5に対して強固に結合したもの
である。
【0091】このように箱形構造の取付手段を使用した
ので、乗りかごおよび該乗りかご内の積載物、カウンタ
ウェイト、駆動装置等によりガイドレール長手方向の荷
重が該ガイドレール5に作用しても、ブラケット1に曲
げモーメントが発生しにくい。
【0092】<第18の実施形態(請求項23、請求項
24に対応)>図18は本発明の第18の実施形態を説
明するための図であり、(a)は昇降路の正面図で、
(b)はその平面図である。本実施形態は、図17の実
施形態において、連結枠19とブラケット1の相互間
に、振動吸収手段例えば弾性体20を介在させたもので
ある。
【0093】このように構成することにより、図17の
実施形態の作用効果に加えて、かごが走行する場合、駆
動装置から建屋に振動が伝わりにくくなるので、建屋内
の例えば居室で不快な振動や騒音が生ずることが少なく
なる。
【0094】<第19の実施形態(請求項23に対応)
>図19は本発明の第19の実施形態を説明するための
図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平
面図である。本実施形態は、図17の実施形態におい
て、連結枠19とブラケット1の相互間に、振動吸収手
段例えば制振材からなる制振体21を介在させたもので
ある。
【0095】このように構成することにより、図17の
実施形態の作用効果に加えて、かごが走行する場合、駆
動装置から建屋に振動が伝わりにくくなるので、建屋内
の例えば居室で不快な振動や騒音が生ずることが少なく
なる。
【0096】<第20の実施形態(請求項24に対応)
>図20は本発明の第20の実施形態を説明するための
図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平
面図である。本実施形態は、図17の実施形態におい
て、ブラケット1と連結枠19の少なくとも1つ、ここ
ではブラケット1Aに振動吸収手段としてエネルギー吸
収性能の高い材料例えば制振材を使用したものである。
【0097】このように箱形構造の取付手段を使用した
ので、乗りかごおよび該乗りかご内の積載物、カウンタ
ウェイト、駆動装置等によりガイドレール長手方向の荷
重が該ガイドレール5に作用しても、ブラケット1に曲
げモーメントが発生しにくい。また、かごが走行する場
合、駆動装置から建屋に振動が伝わりにくくなるので、
建屋内の例えば居室で不快な振動や騒音が生ずることが
少なくなる。
【0098】<第21の実施形態(請求項24に対応)
>図21は本発明の第21の実施形態を説明するための
図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平
面図、(c)は(a)のAーA矢視図である。本実施形
態は、図17の実施形態において、ブラケット1と連結
枠19の少なくとも1つ、ここではブラケット1に振動
吸収手段として例えば動吸振器18を取付けたものであ
る。
【0099】このように構成したので、乗りかごおよび
該乗りかご内の積載物、カウンタウェイト、駆動装置等
によりガイドレール長手方向の荷重が該ガイドレール5
に作用しても、ブラケット1に曲げモーメントが発生し
にくく、また、かごが走行する場合、駆動装置から建屋
に振動が伝わりにくくなるので、建屋内の例えば居室で
不快な振動や騒音が生ずることが少なくなる。
【0100】<第22の実施形態(請求項26に対応)
>図22は本発明の第22の実施形態を説明するための
図であり、(a)は昇降路の正面図で、(b)はその平
面図である。本実施形態は、ガイドレールを昇降路壁に
取り付けるための取付手段として曲げ剛性の異なる少な
くとも2種類を使用したものである。図1の実施形態に
おいて、ガイドレール5を昇降路壁4に取り付けるため
の取付手段であるブラケット1Bとファスナ2とアンカ
ーボルト3A,3Bのうちのブラケット1Bとして曲げ
剛性が大きく機械的強度も大きなものを使用したもので
ある。この場合は、駆動装置8の取付けられるガイドレ
ール5の近傍のブラケット1Bを、曲げ剛性と機械的強
度の大きなものとし、これ以外は従来のものと同じにす
る。
【0101】このように構成することにより、曲げモー
メントがブラケット根元に作用しても、これに耐え得
る、合理的で経済的にも有利となるエレベータ装置が得
られる。
【0102】このような実施形態は、次のようなことか
ら生まれたものである。ガイドレール5の最上部に駆動
装置8を固定する場合、同一形状、つまり同一の曲げ剛
性(断面二次モーメント)を持つガイドレール取付け構
造、例えばブラケット1で取付けた場合、各ブラケット
が負担する荷重は、駆動装置8が固定される最上部のブ
ラケット1が最も多く、下に行くに従い次第に小さくな
っていく。
【0103】一方、ブラケット1はそれに作用する荷重
に対して強度的に健全である必要がある。全てのブラケ
ット1を同一の形状とした場合、その形状は、最も大き
な荷重を分担する最上部のブラケット1に合わせた強固
でコストの高いものにする必要がある。このため、ガイ
ドレール5の下部のものについては、作用する荷重が小
さいにもかかわらず、強固でコストの高いブラケット1
を使用することになり、合埋的な設計にならない。
【0104】そこで、本実施形態では分担する荷重が小
さくなるに従って(下のブラケットほど)、弱くて安価
なブラケットを使用すれば、システム全体のコストを低
減することができる。
【0105】<変形例>前述の実施形態では、かご用ガ
イドレール5に駆動装置8を取りつける場合について説
明したが、これをカウンタウェイト用ガイドレール(図
示せず)、あるいはかご用ガイドレールとカウンタウェ
イト用ガイドレールの間に固定するようにしてもよい。
この場合であっても、前述の実施形態と同様な作用効果
が得られる。
【0106】さらに、前述の説明でガイドレール取付手
段(取付手段)として、ブラケット1とファスナ2の組
合わせ、あるいはブラケット1と連結枠19の組合わせ
を例に挙げて説明したが、これに限るものではない。
【0107】また、固定部材として、アンカーボルト
3,3A,3Bを例に挙げて説明したが、これに限るも
のではない。
【0108】さらに、前述の実施形態では、ファスナと
してL字形のものを説明したが、これをT字形のものに
変えても、前述した実施形態と同様な作用効果が得られ
る。前述の実施形態では、固定部材としてアンカーボル
トを使用した例について説明したが、これ以外に昇降路
が鉄骨構成の場合には、溶接取付またはボルト締め等で
あっても同様に適用できる。
【0109】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、ガイドレー
ル長手方向の荷重が作用しても、これに耐え得るエレベ
ータ装置を提供することができ、またガイドレール長手
方向に荷重が作用してもガイドレール取付手段に発生す
る曲げモーメン卜を最小限にしたエレベータ装置を提供
することができ、さらにかごが走行する場合、駆動装置
から建屋に振動が伝わらないエレベータ装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ装置の第1の実施形態を説
明するための図。
【図2】本発明のエレベータ装置の第2の実施形態を説
明するための図。
【図3】本発明のエレベータ装置の第3の実施形態を説
明するための図。
【図4】本発明のエレベータ装置の第4の実施形態を説
明するための図。
【図5】本発明のエレベータ装置の第5の実施形態を説
明するための図。
【図6】本発明のエレベータ装置の第6の実施形態を説
明するための図。
【図7】本発明のエレベータ装置の第7の実施形態を説
明するための図。
【図8】本発明のエレベータ装置の第8の実施形態を説
明するための図。
【図9】本発明のエレベータ装置の第9の実施形態を説
明するための図。
【図10】本発明のエレベータ装置の第10の実施形態
を説明するための図。
【図11】本発明のエレベータ装置の第11の実施形態
を説明するための図。
【図12】本発明のエレベータ装置の第12の実施形態
を説明するための図。
【図13】本発明のエレベータ装置の第13の実施形態
を説明するための図。
【図14】本発明のエレベータ装置の第14の実施形態
を説明するための図。
【図15】本発明のエレベータ装置の第15の実施形態
を説明するための図。
【図16】本発明のエレベータ装置の第16の実施形態
を説明するための図。
【図17】本発明のエレベータ装置の第17の実施形態
を説明するための図。
【図18】本発明のエレベータ装置の第18の実施形態
を説明するための図。
【図19】本発明のエレベータ装置の第19の実施形態
を説明するための図。
【図20】本発明のエレベータ装置の第20の実施形態
を説明するための図。
【図21】本発明のエレベータ装置の第21の実施形態
を説明するための図。
【図22】本発明のエレベータ装置の第22の実施形態
を説明するための図。
【図23】従来のエレベータ装置の1例を説明するため
の図。
【図24】従来のエレベータ装置の1例を説明するため
の図。
【符号の説明】
1,1A,1B…ブラケット 2…ファスナ 3,3A,3B…アンカーボルト 4…昇降路壁 5…ガイドレール 6…昇降路 7,7A…レール繋ぎ部材 8…駆動装置 9…固定部材 10…駆動装置固定用ファスナ 11…ピン 12…梁 13…クリップ 14…弾性体 15…動吸振器 16…弾性体 17…制振材 18…動吸振器 19…連結枠 24…建物の床

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ昇降路壁に取付手段を介して
    取付けられるかご用ガイドレールと、 前記かご用ガイドレールに沿って昇降可能な乗りかご
    と、 前記エレベータ昇降路壁に取付手段を介して取付けられ
    るカウンタウェイト用ガイドレールと、 前記カウンタウェイト用ガイドレールに沿って昇降可能
    なカウンタウェイトと、 前記乗りかごと前記カウンタウェイトを懸架している1
    組のロープと、 前記昇降路上部であって、前記取付手段、前記かご用ガ
    イドレール、あるいは前記カウンタウェイト用ガイドレ
    ールに支持され、前記ロープを巻上げ駆動するトラクシ
    ョンシーブを有した駆動装置とを備え、 前記取付手段を昇降路上下方向に離間配置した固定部材
    で昇降路に固定するようにしたことを特徴とするエレベ
    ータ装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動装置が固定される部位の近傍に
    配設される前記取付手段のみ前記昇降路上下方向に離間
    配置した固定部材で昇降路に固定することを特徴とする
    請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 【請求項3】 前記固定部材は、複数のアンカーボルト
    からなり、 該アンカーボルトは前記取付手段を前記昇降路壁に取付
    けるためのものであり、昇降路上下方向に少なくとも2
    列以上配設するようにしたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドレールを取付ける前記取付手
    段の一端部に前記ガイドレールから作用する荷重をW、
    前記ガイドレールと前記昇降路壁の離間距離をh、前記
    固定部材の許容引張力をf、前記固定部材の1列当たり
    の個数をn、前記固定部材の前記昇降路壁の上下方向の
    配列間隔をLとしたとき、 Wh/2nf≦L≦Wh/nf を満足するように、前記固定部材の昇降路上下方向の取
    付け間隔を定めたことを特徴とする請求項3記載のエレ
    ベータ装置。
  5. 【請求項5】 エレベータ昇降路壁に取付手段を介して
    取付けられるかご用ガイドレールと、 前記かご用ガイドレールに沿って昇降可能な乗りかご
    と、 前記エレベータ昇降路壁に取付手段を介して取付けられ
    るカウンタウェイト用ガイドレールと、 前記カウンタウェイト用ガイドレールに沿って昇降可能
    なカウンタウェイトと、 前記乗りかごと前記カウンタウェイトを懸架している1
    組のロープと、 前記昇降路上部であって、前記取付手段、前記かご用ガ
    イドレール、あるいは前記カウンタウェイト用ガイドレ
    ールに支持され、前記ロープを巻上げ駆動するトラクシ
    ョンシーブを有した駆動装置とを備え、 前記乗りかごおよび該乗りかご内の積載物等により前記
    ガイドレール長手方向の荷重が該ガイドレールに作用し
    ても、前記取付手段に発生する曲げモーメントを低減す
    る支持手段を具備したことを特徴とするエレベータ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記駆動装置が固定される部位の近傍に
    配設される前記取付手段のみ、前記支持手段を具備した
    ことを特徴とする請求項5記載のエレベータ装置。
  7. 【請求項7】 前記支持手段は、前記取付手段がブラケ
    ットとファスナが連結された構成のとき該両者の連結部
    を回転自在に構成したことを特徴とする請求項5または
    請求項6記載のエレベータ装置。
  8. 【請求項8】 前記支持手段は、前記ガイドレールの頂
    部と建物の梁とを強固に結合し、該結合部で、前記ガイ
    ドレールに作用する長手方向の荷重を受ける構造とした
    ことを特徴とする請求項5または請求項6記載のエレベ
    ータ装置。
  9. 【請求項9】 前記支持手段は、前記ガイドレールと前
    記取付手段の結合部を摺動自在に構成すると共に、前記
    ガイドレールの底部に建物の床との結合部を設け、ガイ
    ドレール長手方向の荷重を該建物の床との結合部で受け
    る構造としたことを特徴とする請求項5または請求項6
    記載のエレベータ表置。
  10. 【請求項10】 前記支持手段は、前記取付手段がブラ
    ケットとファスナが連結された構成のとき該両者の連結
    部に弾性体を介在させて連結し、前記ブラケットの一端
    部を前記ガイドレールに強固に結合したことを特徴とす
    る請求項5または請求項6記載のエレベータ装置。
  11. 【請求項11】 エレベータ昇降路壁に取付手段を介し
    て取付けられるかご用ガイドレールと、 前記かご用ガイドレールに沿って昇降可能な乗りかご
    と、 前記エレベータ昇降路壁に取付手段を介して取付けられ
    るカウンタウェイト用ガイドレールと、 前記カウンタウェイト用ガイドレールに沿って昇降可能
    なカウンタウェイトと、 前記乗りかごと前記カウンタウェイトを懸架している1
    組のロープと、 前記昇降路上部であって、前記取付手段まは、前記かご
    用ガイドレール、あるいは前記カウンタウェイト用ガイ
    ドレールに支持され、前記ロープを巻上げ駆動するトラ
    クションシーブを有した駆動装置とを備え、 前記ガイドレールまたは前記取付手段に振動吸収手段を
    設けたことを特徴とするエレベータ装置。
  12. 【請求項12】 前記振動吸収手段を、前記駆動装置が
    固定されている部位の近傍の前記ガイドレールまたは前
    記取付手段のみ設けたことを特徴とする請求項11記載
    のエレベータ装置。
  13. 【請求項13】 前記振動吸収手段として、少なくとも
    1つのレール繋ぎ部材に、振動減衰性能の高い材料を使
    用したことを特徴とする請求項11または請求項12記
    載のエレベータ装置。
  14. 【請求項14】 前記振動吸収手段として、少なくとも
    1つのガイドレールに振動減衰性能の高い材料を使用し
    たことを特徴とする請求項11または請求項12記載の
    エレベータ装置。
  15. 【請求項15】 前記振動吸収手段として、前記ガイド
    レールに動吸振器を取付けたことを特徴とする請求項1
    1または請求項12記載のエレベータ装置。
  16. 【請求項16】 前記取付手段がブラケットとフアスナ
    からなり、両者が連結された構成のとき、該ブラケット
    の一端部を前記ガイドレールに強固に結合し、前記ブラ
    ケットの他端部と前記フアスナの連結部に前記振動吸収
    手段として弾性体を介在させて結合したことを特徴とす
    る請求項11または請求項12記載のエレベータ装置。
  17. 【請求項17】 前記取付手段がブラケットとフアスナ
    からなり、両者が連結された構成のとき、該ブラケット
    の一端部を前記ガイドレールに強固に結合し、前記ブラ
    ケットの他端部と前記フアスナの連結部に前記振動吸収
    手段として振動減衰性能の高い材料を介在させて結合し
    たことを特徴とする請求項11または請求項12記載の
    エレベータ装置。
  18. 【請求項18】 前記取付手段がブラケットとフアスナ
    からなり、両者が連結された構成のとき、前記ブラケッ
    ト、ファスナの少なくとも1つに、前記振動吸収手段と
    して振動減衰性能の高い材料を使用したことを特徴とす
    る請求項11または請求項12記載のエレベータ装置。
  19. 【請求項19】 前記取付手段がブラケットとフアスナ
    からなり、両者が連結された構成のとき、前記ブラケッ
    トとファスナの少なくとも1つに、前記振動吸収手段と
    して動吸振器を取付けるようにしたことを特徴とする請
    求項11または請求項12記載のエレベータ装置。
  20. 【請求項20】 エレベータ昇降路壁に取付手段を介し
    て取付けられるかご用ガイドレールと、 前記かご用ガイドレールに沿って昇降可能な乗りかご
    と、 前記エレベータ昇降路壁に取付手段を介して取付けられ
    るカウンタウェイト用ガイドレールと、 前記カウンタウェイト用ガイドレールに沿って昇降可能
    なカウンタウェイトと、 前記乗りかごと前記カウンタウェイトを懸架している1
    組のロープと、 前記昇降路上部であって、前記取付手段、前記かご用ガ
    イドレール、あるいは前記カウンタウェイト用ガイドレ
    ールに支持され、前記ロープを巻上げ駆動するトラクシ
    ョンシーブを有した駆動装置とを備え、 前記ガイドレールを前記昇降路壁に取付ける取付手段の
    うち、少なくとも前記駆動装置が固定されているガイド
    レールを取付ける取付手段は、昇降路上下方向に配置さ
    れている一対のブラケットと、該ブラケットを上下に連
    結する連結枠からなる箱形構造とし、該連結枠を昇降路
    壁の上下方向に離間配置した固定部材で取り付け、前記
    ブラケットを前記ガイドレールに対して強固に結合した
    ことを特徴とするエレベータ装置。
  21. 【請求項21】 前記箱形構造の取付手段に振動吸収手
    段を設けたことを特徴とする請求項20記載のエレベー
    タ装置。
  22. 【請求項22】 前記箱形構造を構成するブラケットと
    連結枠相互間の少なくとも一カ所に、前記振動吸収手段
    として弾性体を介在させて結合する構造で実現したこと
    を特徴とする請求項20記載のエレベータ装置。
  23. 【請求項23】 前記箱形構造を構成するブラケットと
    連結枠相互間の少なくとも一カ所に、前記振動吸収手段
    として振動減衰性能の高い材料を介在させて結合する構
    造で実現したことを特徴とする請求項20記載のエレベ
    ータ装置。
  24. 【請求項24】 前記箱形構造を構成するブラケットと
    連結枠の少なくとも1つに、前記振動吸収手段として振
    動減衰性能の高い材料を使用したことを特徴とする請求
    項20記載のエレベータ装置。
  25. 【請求項25】 前記箱形構造に前記振動吸収手段とし
    て動吸振器を取付けたことを特徴とする請求項20記載
    のエレベータ装置。
  26. 【請求項26】 エレベータ昇降路壁に取付手段を介し
    て取付けられるかご用ガイドレールと、 前記かご用ガイドレールに沿って昇降可能な乗りかご
    と、 前記エレベータ昇降路壁に取付手段を介して取付けられ
    るカウンタウェイト用ガイドレールと、 前記カウンタウェイト用ガイドレールに沿って昇降可能
    なカウンタウェイトと、 前記乗りかごと前記カウンタウェイトを懸架している1
    組のロープと、 前記昇降路上部であって、前記取付手段、前記かご用ガ
    イドレール、あるいは前記カウンタウェイト用ガイドレ
    ールに支持され、前記ロープを巻上げ駆動するトラクシ
    ョンシーブを有した駆動装置とを備え、 前記駆動装置が固定される部位の近傍のガイドレールの
    取付手段は、それ以外のガイドレールの取付手段より曲
    げ剛性の大きい部材としたことを特徴とするエレベータ
    装置。
JP25718298A 1998-09-10 1998-09-10 エレベータ装置 Expired - Fee Related JP4146004B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25718298A JP4146004B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 エレベータ装置
KR10-1999-0038030A KR100430112B1 (ko) 1998-09-10 1999-09-08 안내 레일 지지의 구동 장치를 갖는 엘리베이터
MYPI99003886A MY131428A (en) 1998-09-10 1999-09-08 Elevator with unit drive supported by guide rail
EP99117478A EP0985624B1 (en) 1998-09-10 1999-09-10 Elevator with drive unit supported by guide rail
CN99119351A CN1131167C (zh) 1998-09-10 1999-09-10 带有用导轨支撑的驱动装置的电梯
DE69942888T DE69942888D1 (de) 1998-09-10 1999-09-10 Aufzug mit einer an einer Führungsschiene befestigten Antriebseinheit
US09/393,688 US20020005320A1 (en) 1998-09-10 1999-09-10 Elevator with drive unit supported by guide rail
US10/020,910 US20020040831A1 (en) 1998-09-10 2001-12-19 Elevator with drive unit supported by guide rail

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25718298A JP4146004B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 エレベータ装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007213735A Division JP2007297219A (ja) 2007-08-20 2007-08-20 エレベータ装置
JP2008056800A Division JP4511606B2 (ja) 2008-03-06 2008-03-06 エレベータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000086112A true JP2000086112A (ja) 2000-03-28
JP4146004B2 JP4146004B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=17302827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25718298A Expired - Fee Related JP4146004B2 (ja) 1998-09-10 1998-09-10 エレベータ装置

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20020005320A1 (ja)
EP (1) EP0985624B1 (ja)
JP (1) JP4146004B2 (ja)
KR (1) KR100430112B1 (ja)
CN (1) CN1131167C (ja)
DE (1) DE69942888D1 (ja)
MY (1) MY131428A (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4861697B2 (ja) * 2005-12-21 2012-01-25 東芝エレベータ株式会社 エレベータのドア装置
WO2010132933A1 (en) * 2009-05-21 2010-11-25 Consep Pty Limited Self-climbing material hoist
JP5534797B2 (ja) * 2009-12-17 2014-07-02 東芝エレベータ株式会社 昇降路内部品設置構造
JP5496319B2 (ja) * 2010-02-18 2014-05-21 三菱電機株式会社 エレベータのレール保持装置
FI20105661A (fi) * 2010-06-10 2011-12-11 Kone Corp Nostokoneiston kiinnitysjärjestely sekä hissikokoonpano
CN101913521B (zh) * 2010-08-04 2012-05-23 郭自刚 一种电梯导轨固定座
DE102010042144A1 (de) * 2010-10-07 2012-04-12 Thyssenkrupp Transrapid Gmbh Aufzuganlage
WO2012065911A1 (de) * 2010-11-16 2012-05-24 Inventio Ag Vorrichtung zur erzeugung von schachtinformationen in einer aufzugsanlage
JP5501946B2 (ja) * 2010-12-15 2014-05-28 株式会社日立製作所 エレベータ
JP2013151336A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Hitachi Ltd エレベーター装置
CN102942095B (zh) * 2012-11-30 2015-10-28 日立电梯(中国)有限公司 一种轿厢的定位装置及其定位方法
EP2749518B2 (en) 2012-12-27 2019-05-01 KONE Corporation An elevator guide rail arrangement and a bracket
CN103241615A (zh) * 2013-05-09 2013-08-14 苏州新达电扶梯部件有限公司 一种轿顶连接构件
EP3034448B1 (en) * 2014-12-15 2018-07-18 KONE Corporation Elevator car arrangement
ES2688383T3 (es) 2015-07-09 2018-11-02 Otis Elevator Company Amortiguador de vibración para sistema de propulsión lineal de ascensor
CN110304522B (zh) * 2019-07-11 2021-02-19 福建北大高科发展有限公司 一种低速垂直电梯
WO2023036397A1 (en) * 2021-09-07 2023-03-16 Kone Corporation Elevator arrangement and method of constructing elevator

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59153782A (ja) * 1983-02-23 1984-09-01 株式会社日立製作所 エレベ−タ−のガイドレ−ル固定金具
US4664230A (en) * 1984-03-23 1987-05-12 Olsen Lawrence O Elevator
US5899301A (en) * 1993-12-30 1999-05-04 Kone Oy Elevator machinery mounted on a guide rail and its installation
DE69516938T2 (de) * 1994-06-09 2000-11-09 Aldo Loiodice Selbsttragendes Aufzugsystem und Einbaueinrichtung für dessen Hauptmotor
JPH0867451A (ja) * 1994-08-30 1996-03-12 Toshiba Elevator Technos Kk エレベータのガイドレール支持装置
AUPO108996A0 (en) * 1996-07-17 1996-08-08 G.P. Embelton & Co. Pty. Ltd. Vibration isolation device
JPH1077172A (ja) * 1996-09-04 1998-03-24 Toshiba Fa Syst Eng Kk エレベータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4146004B2 (ja) 2008-09-03
US20020040831A1 (en) 2002-04-11
DE69942888D1 (de) 2010-12-09
EP0985624A3 (en) 2002-06-05
CN1131167C (zh) 2003-12-17
EP0985624B1 (en) 2010-10-27
US20020005320A1 (en) 2002-01-17
KR20000022971A (ko) 2000-04-25
CN1247155A (zh) 2000-03-15
EP0985624A2 (en) 2000-03-15
MY131428A (en) 2007-08-30
KR100430112B1 (ko) 2004-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000086112A (ja) エレベータ装置
JP4157631B2 (ja) エレベ−タ装置
JP4114957B2 (ja) エレベータのロープ支持装置
PL190277B1 (pl) Winda linowa z kołem napędowym
JP2007284153A (ja) エレベータの防振構造
JP5496319B2 (ja) エレベータのレール保持装置
CN1180971C (zh) 电梯提升机
JP4255525B2 (ja) エレベーター
JP6058149B2 (ja) エレベータのかご
JP4203033B2 (ja) エレベータのロープ支持装置
JP2001199659A (ja) エレベータ及びその綱車装置
JP2000318946A (ja) エレベーター装置
JP4511606B2 (ja) エレベータ装置
JP2000086126A (ja) トラクションエレベーター
JP2005155161A (ja) 衝突緩和構造
JP2007297219A (ja) エレベータ装置
CN216336073U (zh) 对重承重机构及具有其的电梯
JP4195063B2 (ja) エレベーター
JP2001039657A (ja) 巻上機、エレベーター及びエレベーターにおける巻上機の振動騒音低減方法
JP4307904B2 (ja) エレベータの返し車支持装置
JP2001192191A (ja) エレベーター装置
JP3079908B2 (ja) エレベ−タ装置
CN218754432U (zh) 一种稳定减震型电梯主机架
JP2005132597A (ja) エレベータ用ガイドレール固定装置
JP2001247274A (ja) エレベータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080306

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees