JP5196243B2 - 電子写真感光体及び電子写真装置 - Google Patents
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Description
(1)「導電性支持体上に少なくとも電荷発生剤と電荷輸送剤と結着樹脂とを含む感光層を有する電子写真感光体において、前記電荷発生剤が下記一般式(I)で表わされる非対称ジスアゾ顔料を含有し、かつ前記電荷輸送剤が一般式(II)で表わされるトリフェニルアミン化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体;
(式中、R3、R4は各々独立に水素、置換基を有してもよい炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基を表わす。)」、
(2)「前記電荷輸送剤が式(IIa)で表わされる化合物を含有することを特徴とする前記第(1)項に記載の電子写真感光体;
(6)「導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と電荷輸送層からなる感光層を有することを特徴とする前記第(1)項に記載の電子写真感光体」、
(7)「前記電荷輸送層がベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を含有することを特徴とする前記第(6)項に記載の電子写真感光体」、
(8)「前記電荷輸送層がアミン系酸化防止剤を含有することを特徴とする前記第(6)項又は第(7)項に記載の電子写真感光体」、
(9)「前記電荷輸送層がフェノール系酸化防止剤を含有することを特徴とする前記第(6)項乃至第(8)項のいずれかに記載の電子写真感光体」、
(10)「前記電荷輸送層が硫黄系酸化防止剤を含有することを特徴とする前記第(6)項乃至第(9)項のいずれかに記載の電子写真感光体」、
(11)「少なくとも帯電、露光、反転現像、転写、クリーニング工程を経て画像形成を行ない、かつ導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と電荷輸送層からなる感光層を有する積層型電子写真感光体を有する電子写真装置において、該電子写真感光体として、前記第(6)項乃至第(10)項のいずれかに記載の電子写真感光体を用いることを特徴とする電子写真装置」。
また、低分子化合物として、トリニトロフルオレノン、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、キノン、ジフェノキノン、ナフトキノン、アントラキノン及びこれらの誘導体、アントラセン、ピレン、フェナントレン等の多環芳香族化合物、インドール、カルバゾール、イミダゾール等の含窒素複素環化合物、フルオレノン、フルオレン、オキサジアゾール、オキサゾール、ピラゾリン、ヒドラゾン、トリフェニルメタン、トリフェニルアミン、エナミン、スチルベン等を使用することができる。
また、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸等の高分子化合物にLiイオン等の金属イオンをドープした高分子固体電解質等も用いることができる。
さらに、テトラチアフルバレン−テトラシアノキノジメタンで代表わされる電子供与性化合物と電子受容性化合物で形成された有機電荷移動錯体等も用いることができ、これらを1種だけ添加して又は2種以上の化合物を混合して添加して、所望の感光体特性を得ることができる。
その中でも該感光層にアミン系酸化防止剤が好ましく、例えば、N−フェニル−1−ナフチルアミン、N−フェニル−N′−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N′−エチル−2−メチル−p−フェニレンジアミン、N−エチル−N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、アルキル化ジフェニルアミン、N,N′−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジアリル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−1,3−ジメチルブチル−p−フェニレンジアミン、4,4′−ジオクチル−ジフェニルアミン、4,4′−ジオクチル−ジフェニルアミン、6−エトキシ−2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、N−フェニル−β−ナフチルアミン、N,N′−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン等を挙げることができる。
直径30mmの無切削アルミニウムからなる円筒ドラム上に、アルキド樹脂(ベッコライトM−6401−50大日本インキ化学工業社製)とアミノ樹脂(スーパーベッカミンG−821−60大日本インキ化学工業社製)を65:35の割合で混合し、さらに前記混合樹脂と酸化チタン(CR−EL石原産業社製)を1:3の割合とし、メチルエチルケトンに溶解して塗布液として、1.5μmの膜厚で下引層(中間層)を形成した。
実施例1で用いた電荷輸送剤に代えて、式(IIb)で表わされる電荷輸送剤に代えた以外は、他は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いた電荷輸送剤に代えて、式(IIc)で表わされる電荷輸送剤に代えた以外は、他は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いた電荷輸送剤に代えて、式(IId)で表わされる電荷輸送剤に代えた以外は、他は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いたジスアゾ顔料に代えて、下記式(Ib)で表わされるジスアゾ顔料に代えた以外は、他は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いたジスアゾ顔料に代えて、式(Ic)で表わされるジスアゾ顔料に代えた以外は、他は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いた酸化防止剤および紫外線吸収剤を除いた以外は、他は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いられた電荷輸送剤に代えて、式(B)で表わされる電荷輸送剤を用い、他は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いられた電荷輸送剤に代えて、式(C)で表わされる電荷輸送剤を用い、他は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いられた電荷輸送剤に代えて、式(D)で表わされる電荷輸送剤を用い、他は実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いたジスアゾ顔料に代えて、式(E)で表わされるペリレン顔料に代えた以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
実施例1で用いたジスアゾ顔料に代えて、式(F)で表わされるジスアゾ顔料に代えた以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作成した。
<簡易測定器での電気特性評価>
実施例1〜7及び比較例1〜5で作製した機能分離型感光体に、感光ドラム評価装置(ダイナミックモード測定)を使用し、以下の条件で電子写真特性を評価した。
電子写真感光体評価装置(山梨電子工業製)を用い、実験例、実施例及び比較例によって作製された電子写真感光体に対し、半減露光量の5倍の光量を照射し、露光から現像器に到達するまでの時間を変化させたときの現像器位置での表面電位を光応答性(−V)として評価した。その結果を表3に示す。
表3から、実施例1〜7は比較例1〜5に比べ、明らかに光応答性が優れていた。また、比較例2にて示されるように、特許文献2〜9記載のモノ−又はジ−スチリル系アミノ化合物電荷輸送剤を用いる場合は、光応答性に未だ課題あることが判る。
2 電荷発生層
3 電荷輸送層
4 感光層
11 感光体
12 帯電部材
13 電源
14 露光装置
15 現像装置
16 転写装置
17 クリーニング装置
18 除電装置
19 定着装置
Claims (11)
- 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と電荷輸送層からなる感光層を有することを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記電荷輸送層がベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を含有することを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体。
- 前記電荷輸送層がアミン系酸化防止剤を含有することを特徴とする請求項6又は7に記載の電子写真感光体。
- 前記電荷輸送層がフェノール系酸化防止剤を含有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記電荷輸送層が硫黄系酸化防止剤を含有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 少なくとも帯電、露光、反転現像、転写、クリーニング工程を経て画像形成を行ない、かつ導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と電荷輸送層からなる感光層を有する積層型電子写真感光体を有する電子写真装置において、該電子写真感光体として、請求項6乃至10のいずれかに記載の電子写真感光体を用いることを特徴とする電子写真装置。
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