JP5195603B2 - Dcdcコンバータの制御装置及び制御システム - Google Patents

Dcdcコンバータの制御装置及び制御システム Download PDF

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Description

本発明は、DCDCコンバータのスイッチング素子を操作することで、該DCDCコンバータの出力を制御するDCDCコンバータの制御装置及び制御システムに関する。
この種のDCDCコンバータとしては、例えば下記特許文献1に見られるように、ハイブリッド車の高圧バッテリの電圧を降圧して低圧バッテリに出力するものを操作対象とする絶縁型DCDCコンバータがある。この絶縁型DCDCコンバータの磁気部品であるトランスや、半導体素子、入出力コンデンサ等の部品は、実用上考えられる最大の負荷条件での駆動が継続した場合に耐えられるように、部品のサイズ等が定められる。
特開2006−271136号公報
ただし、上記DCDCコンバータが高負荷領域となる頻度は比較的少なく、また、高負荷領域にある時間も短時間となる傾向がある。このため、上記DCDCコンバータは、使用頻度の低い高負荷領域において飽和磁束密度を超えないようにサイズの大きなものが用いられることとなり、大半を占める通常領域での使用時にとっては、冗長は設計となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、DCDCコンバータのスイッチング素子を操作することで、該DCDCコンバータの出力を制御するものにあって、DCDCコンバータを極力小型化することのできるDCDCコンバータの制御装置及び制御システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
構成1は、DCDCコンバータのスイッチング素子を操作することで、該DCDCコンバータの出力を制御するDCDCコンバータの制御装置において、前記DCDCコンバータの出力が所定以上となる場合、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を上昇させる上昇手段を備えることを特徴とする。
DCDCコンバータの出力が大きくなるほど、また、スイッチング周波数が低くなるほど、磁気部品の磁束密度が大きくなる。このことは、DCDCコンバータの出力が大きい場合に、スイッチング周波数を高くすることで、磁束密度の上昇を抑制することができることを意味する。上記発明では、この点に鑑み、DCDCコンバータの出力が大きい場合にスイッチング周波数を上昇させるため、磁気部品の磁束密度の増大を抑制することができ、ひいてはDCDCコンバータを極力小型化することができる。
構成2は、構成1において、前記上昇手段によりスイッチング周波数の上昇処理がなされている状況下、前記DCDCコンバータの温度が許容温度の上限値となることで、前記DCDCコンバータの出力を制限する処理を行う制限手段を備えることを特徴とする。
スイッチング周波数が高いほど、スイッチング損失が増大するため、スイッチング素子の発熱量が増大し、ひいてはDCDCコンバータの温度が上昇し易くなる。この点、上記発明では、スイッチング周波数の上昇処理時にDCDCコンバータの温度が許容範囲の上限値となる場合にDCDCコンバータの出力を制限することで、スイッチング周波数の上昇に起因する温度上昇分を補償することが可能となる。
構成3は、構成2において、前記DCDCコンバータの出力電流をガード値以下とするとの条件下、前記DCDCコンバータの出力電圧を目標値にフィードバック制御すべく前記スイッチング素子を操作する操作手段を備え、前記制限手段は、前記DCDCコンバータの温度を前記許容温度の上限値にフィードバック制御すべく前記ガード値を操作する処理を行うことを特徴とする。
上記発明では、ガード値を操作量としてDCDCコンバータの温度を上限値にフィードバック制御することで、出力制限をかけつつも、操作手段によるスイッチング素子の操作を極力尊重することができる。
構成4は、構成2において、前記制限手段は、前記DCDCコンバータの出力を定格出力以下に制限することを特徴とする。
上記発明では、DCDCコンバータの出力を定格出力以下に制限することで、DCDCコンバータの温度が上限値を超えることを好適に回避することができる。
構成5は、構成1において、前記DCDCコンバータの出力電流に基づき前記DCDCコンバータの温度を推定する推定手段を更に備え、前記推定される温度が許容温度の上限値に達するまで前記DCDCコンバータの出力が所定以上となることを許可することを特徴とする。
DCDCコンバータに電流が流れることで、DCDCコンバータの温度が上昇することから、DCDCコンバータを流れる電流の履歴は、DCDCコンバータの温度と相関を有する。上記発明では、この点に鑑み、DCDCコンバータの出力電流に基づきDCDCコンバータの温度を推定することで、温度検出手段を備えることなく、DCDCコンバータの出力が所定以上となることを許容することのできる期間を把握することができる。
なお、上記所定以上とは、定格出力を超えることとすることが望ましい。
構成6は、構成5において、前記推定手段は、前記DCDCコンバータの出力電流の積算値が閾値に達することで前記DCDCコンバータの温度が所定以上となったと推定するものであることを特徴とする。
上記発明では、積算値によって、DCDCコンバータの温度を定量表現することができる。
構成7は、構成1〜6のいずれか1つにおいて、前記上昇手段は、前記DCDCコンバータの出力電流の実効値が所定以上となることで、前記上昇させる処理を行うものであることを特徴とする。
上記発明では、DCDCコンバータの出力電流の実効値を用いることで、スイッチング周波数が頻繁に上昇及び低下を繰り返す事態を好適に回避することができる。
構成8は、構成1〜7のいずれか1つにおいて、前記DCDCコンバータは、車載高圧バッテリの電圧を降圧して車載低圧バッテリに出力するものであることを特徴とする。
構成9は、構成1〜8のいずれか1つに記載のDCDCコンバータの制御装置と、前記DCDCコンバータとを備えることを特徴とするDCDCコンバータの制御システムである。
上記発明では、構成1〜8のいずれか1つに記載の制御装置を備えることで、極力小型化されたシステムを実現できる。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるスイッチング周波数の設定手法を示す図。 第2の実施形態にかかるスイッチング周波数の設定手法を示す図。 第3の実施形態にかかる高温時の出力電流制限処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる高温時の出力電流制限処理態様を示すタイムチャート。 第4の実施形態にかかる高温時の出力電流制限処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる高温時の出力電流制限処理態様を示すタイムチャート。 第5の実施形態にかかる高温時の出力電流制限処理の手順を示す流れ図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかるDCDCコンバータの制御装置をハイブリッド車のDCDCコンバータの制御装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。
図示されるDC−DCコンバータ10は、例えば組電池等によって構成されることで端子間電圧が高電圧(例えば「288V」)となる高圧バッテリ12の電圧を、所定圧(例えば「12V」)に降圧しつつその電力を低圧バッテリ14に供給するものである。DC−DCコンバータ10は、第1トランスT1及び第2トランスT2を備える絶縁型コンバータである。ここで、第1トランスT1は、1次側コイルW1、W2と2次側コイルW3とを備えて構成されており、第2トランスT2は、1次側コイルW4,W5と2次側コイルW6とを備えて構成されている。図中、丸印は、コイルの巻き初めを示している。これからわかるように、第1トランスT1の1次側コイルW1と第2トランスT2の1次側コイルW4とは、フライバックコンバータの構成要素となっている。また、第1トランスT1の1次側コイルW2と第2トランスT2の1次側コイルW5とは、フォワードコンバータの構成要素となっている。
第1トランスT1の1次側コイルW1の一方の端子(巻き始め側)には、高圧バッテリ12の正極端子が接続されており、他方の端子には、第2トランスT2の1次側コイルW4の一方の端子(巻き始め側)が接続されている。第2トランスT2の1次側コイルW4の他方の端子は、第2トランスT2の1次側コイルW5の一方の端子(巻き終わり側)に接続されており、第2トランスT2の1次側コイルW5の他方の端子には、第1トランスT1の1次側コイルW2の一方の端子(巻き終わり側)が接続されている。第1トランスT1の1次側コイルW2の他方の端子は、コンデンサC1を介して高圧バッテリ12の負極端子に接続されている。
上記第2トランスT2の1次側コイルW5の一方の端子側及び高圧バッテリ12の負極端子側間は、スイッチング素子Q1によって接続されている。また、スイッチング素子Q1には、ダイオードD1が、そのアノードが高圧バッテリ12の負極端子側となる態様にて並列接続されている。
上記第1トランスの1次側コイルW2の他方の端子及び第2トランスT2の1次側コイルW5の一方の端子間には、コンデンサC2及びスイッチング素子Q2が並列接続されている。また、スイッチング素子Q2には、ダイオードD2が、ダイオードD1のカソード側をアノード側とする態様にて並列接続されている。ここで、スイッチング素子Q2やコンデンサC2は、アクティブクランプ回路を構成するものである。
なお、DCDCコンバータ10の1次側は、実際には、メインリレー16,18を介して高圧バッテリ12に接続されている。また、メインリレー16,18よりもDCDCコンバータ10側には、高圧バッテリ12に並列にコンデンサ20が接続されている。
上記第1トランスT1の2次側コイルW3の一方の端子(巻き始め側)及び第2トランスT2の2次側コイルW6の一方の端子(巻き終わり側)間は、同期整流用のスイッチング素子Q3,Q4によって接続されている。また、第1トランスの2次側コイルW3の他方の端子及び第2トランスT2の2次側コイルW6の他方の端子は、短絡されている。そして、この短絡部と、スイッチング素子Q3、Q4の接続箇所との間の電圧は、DC−DCコンバータ10の出力電圧となっている。詳しくは、これらの間には、コンデンサ22及び低圧バッテリ14が並列接続されている。更に、低圧バッテリ14の正極側には、DCDCコンバータ10の出力電流を検出する電流センサ24が接続され、また、コンデンサ22に、その電圧を検出する電圧センサ26が並列接続されている。
制御装置30は、DCDCコンバータ10を制御対象とし、上記スイッチング素子Q1、Q2、Q3,Q4を操作する。詳しくは、電流センサ24によって検出されるDC−DCコンバータ10の出力電流Iと、電圧センサ26によって検出されるDC−DCコンバータ10の出力電圧Vとに基づき、上記操作を行うことで出力電圧V等を所望に制御する。
図には、制御装置の行う処理のうち、スイッチング素子Q1〜Q4の操作信号MQ1〜MQ4の生成に関する処理を示している。すなわち、フィードバック制御部32では、DCDCコンバータ10の出力電圧Vを目標電圧Vrefにフィードバック制御するための操作量としての時比率を生成する。一方、フィードバック制御部34では、DCDCコンバータ10の出力電流Iを制限電流Irefにフィードバック制御するための操作量としての時比率を生成する。
Duty決定部36では、フィードバック制御部32,34によって生成された時比率のうちの小さい方を時比率信号(Duty信号)に決定する。ここで、上記制限電流Irefは、DCDCコンバータ10の温度Tに基づき、DCDCコンバータ10の温度を許容温度内とするための電流制限値として設定されるものである。このため、フィードバック制御部34の出力は、フィードバック制御部32の生成する操作量に対するガード値となるものである。すなわち、フィードバック制御部32の生成する時比率がフィードバック制御部34の生成する時比率以下である場合には、DCDCコンバータ10の出力電圧Vが目標電圧Vrefにフィードバック制御される。
上記Duty決定部36の出力する時比率情報は、操作信号生成部38に出力される。操作信号生成部38では、上記時比率情報に基づき、スイッチング素子Q1〜Q4の操作信号MQ1〜MQ4を生成して、これらに出力する。ここで、スイッチング素子Q1、Q2の操作は、交互にオン操作される態様にて行われる。また、スイッチング素子Q3,Q4の操作も、交互にオン操作される態様にて行われる。
図2に、DCDCコンバータの出力電流Iと、操作信号MQ1〜MQ4のスイッチング周波数との関係を示す。
図示されるように、本実施形態では、出力電流Iが連続定格電流Ith未満の領域ではスイッチング周波数を一定として且つ、連続定格電流Ith以上となることで、出力電流Iが増加するほどスイッチング周波数を上昇させる。ここで連続定格電流とは、同一状態にて連続使用がなされる場合であっても、信頼性の低下を招くほど温度の過度の上昇が生じない電流の上限値のことである。こうした構成によれば、出力電流Iが連続定格電流Ith以上となることで、スイッチング素子Q1、Q2等の各1回のスイッチング期間を短くすることができ、ひいてはトランスT1,T2のET積を抑制することができる。ここで、トランスT1,T2の磁束密度は、DCDCコンバータ10の出力が大きくなるほど大きくなるものであるため、DCDCコンバータ10の出力が大きい場合にスイッチング周波数を上昇させることで、トランスT1,T2の磁束密度の最大値を低減することができることとなる。
ただし、スイッチング周波数の上昇は、スイッチング損失の増加を招き、ひいてはDCDCコンバータ10の温度上昇を招くと考えられる。しかし、DCDCコンバータ10の出力電流Iが過度に大きくなる頻度は、比較的低く、また、出力電流が過度に大きな状態が継続される期間も比較的短い。すなわち、DCDCコンバータ10の稼働期間に対する出力電流Iが過度に大きい期間の割合は比較的小さい。このため、出力電流Iが過度に大きくなる領域(高負荷領域)が長期間継続しても熱的に大丈夫なようにスイッチング周波数を定める場合には、スイッチング周波数を上昇させることができず、ひいてはトランスT1,T2を通常の使用状況にとって過度に大型化する必要が生じる。
この点、上記実施形態では、高負荷領域となる期間の割合が小さいことに鑑み、高負荷領域よりも出力電流が小さい領域において連続的な使用が可能なように連続定格電流Ithを定める。すなわち、連続定格電流Ithは、DCDCコンバータ10の通常の使用状態において、同一の状態が長時間継続され得ると想定される最大電流値に応じて設定する。このため、高負荷領域が長時間継続されることを想定した場合と比較して、連続定格電流Ithを小さくすることができる。また、DCDCコンバータ10の使用領域のうち連続定格領域から外れる高負荷領域においては、スイッチング周波数を上昇させることで、トランスT1,T2の磁束密度の最大値を低減することができることから、トランスT1,T2を小型化することができる。また、高負荷領域におけるスイッチング周波数を上昇させることで、スイッチングに伴うリップル電流を低減することができることから、DCDCコンバータ10の直接の電源である先の図1に示したコンデンサ20を小型化することも可能となる。
更に、磁気部品以外の連続定格電流Ithをも低下させるなら、スイッチング素子Q1〜Q4の数を低減することも可能となる。すなわち、連続定格電流を大きくする場合、スイッチング素子Q1〜Q4を、各複数個ずつ並列接続(パラ接続)することが周知である。実際、図1では、2個ずつパラ接続された例を示している。ここで、パラ接続の数は、連続定格電流の増加に伴って増加するものである。しかし、本実施形態のように連続定格電流を低減することで、例えば本来3個のスイッチング素子をパラ接続するところを、2個に低減することなどが可能となる。また、パラ接続数を低減する代わりに、スイッチング素子Q1〜Q4として、よりオン抵抗の高い素子を用いることも可能となる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)DCDCコンバータ10の出力が所定以上となる場合、DCDCコンバータ10のスイッチング周波数を上昇させた。これにより、磁気部品の磁束密度の増大を抑制することができ、ひいてはDCDCコンバータ10を極力小型化することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図3に、本実施形態にかかるスイッチング周波数の設定を示す。図示されるように、本実施形態では、DCDCコンバータ10の出力電流Iの実効値に基づきスイッチング周波数を可変設定する。ここで、実効値は、制御装置30において、電流センサ24による検出値(出力電流I)を、デジタル処理することで算出される。
これにより、スイッチング周波数が短時間に大きく変動することを好適に抑制することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、上記第1の実施形態の上記(1)の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(2)DCDCコンバータ10の出力電流Iの実効値に応じてスイッチング周波数を可変設定することで、スイッチング周波数が頻繁に上昇及び低下を繰り返す事態を好適に回避することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、スイッチング周波数を上昇させる高負荷領域において、DCDCコンバータ10の温度が上昇する場合、DCDCコンバータ10の温度を制御する。
図4に、本実施形態にかかる温度制御の処理手順を示す。この処理は、制御装置30によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、出力電流Iが連続定格電流Ith以上であるか否かを判断する。ここで、連続定格電流Ithは、温度に応じて可変設定される上記制限電流Irefよりも通常は小さく設定されるものである。この設定は、DCDCコンバータ10の出力電流Iが連続定格電流Ithを超えることを許容とするものである。そして出力電流Iが連続定格電流Ith以上であると判断される場合、ステップS12においてDCDCコンバータ10の温度が許容温度の上限値Tthに達したことを示す温度上限フラグがオンとなっているか否かを判断する。この上限値Tthは、連続定格電流Ithを定める際の温度の上限値と同一に定められるもの又はこれを基準として定められるものである。
そして、温度上限フラグがオフである場合、ステップS14においてDCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tth以上であるか否かを判断する。この処理は、DCDCコンバータ10の運転領域が連続定格電流Ith以上の領域となっているためにDCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tthを上回る懸念があることに鑑みたものである。そして、上限値Tth以上であると判断される場合、ステップS16において、上限温度フラグをオンとする。続くステップS18においては、DCDCコンバータ10の温度を、上限値Tthにフィードバック制御すべく、制限電流Irefを操作する。このように、制限電流Irefを操作量とすることで、DCDCコンバータ10の出力電圧Vのフィードバック制御のためのガード処理値を操作量とすることができる。このため、DCDCコンバータ10の出力電圧Vのフィードバック制御を極力尊重することができる。
一方、上記ステップS12において否定判断される場合、ステップS20において、DCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tthから所定値γを減算した温度以下であるか否かを判断する。この処理は、温度上限フラグをオフするか否かを判断するためのものである。ここで、所定値γは、温度制限処理の実行及び停止が頻繁に切り替わるハンチング現象を回避するために設けられるいわゆるヒステリシス幅である。そしてステップS20において否定判断される場合には、ステップS18に移行する。一方、ステップS20において肯定判断される場合には、ステップS22において、温度上限フラグをオフとする。
なお、ステップS18,S22の処理が完了する場合や、ステップS14において否定判断される場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図5に、上記温度制御の態様を示す。詳しくは、図5(a)に、DCDCコンバータ10の温度の推移を示し、図5(b)に、DCDCコンバータ10の出力電流I及び制限電流Irefの推移を示す。
図示されるように、DCDCコンバータ10の出力電流Iが連続定格電流Ithよりも大きくなることで、その温度Tが上限値Tthへと上昇していく。そして、温度Tが上限値Tthとなる時刻t1以降、制限電流Irefが、温度Tを上限値Tthにフィードバック制御するために操作される。
以上詳述した本実施形態によれば、上記第1の実施形態の上記(1)の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(3)スイッチング周波数の上昇処理がなされている状況下、DCDCコンバータ10の温度が許容温度の上限値Tthとなることで、DCDCコンバータの出力を制限した。これにより、スイッチング周波数の上昇に起因する温度上昇分を補償することが可能となる。
(4)DCDCコンバータ10の出力電流Iをガード値(Iref)以下とするとの条件下、DCDCコンバータの出力電圧を目標値にフィードバック制御する構成において、DCDCコンバータ10の温度Tを上限値Tthにフィードバック制御すべく上記ガード値を操作した。これにより、出力電圧Vのフィードバック制御を極力尊重することができる。
(5)DCDCコンバータ10の出力側に低圧バッテリ14を接続した。この場合、出力制限がなされても、低圧バッテリ14の充電エネルギによって出力制限の影響を補償することができ、ひいては補機類への電力供給を適切に行うことが可能となる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図6に、本実施形態にかかる温度制御の処理手順を示す。この処理は、制御装置30によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図6において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上同一のステップ番号を付している。
本実施形態では、温度上限フラグがオンである場合、ステップS18aにおいて、制限電流Irefを、連続定格電流Ithとする。
図7に、上記温度制御の態様を示す。詳しくは、図7(a)に、DCDCコンバータ10の温度の推移を示し、図7(b)に、DCDCコンバータ10の出力電流Iの推移を示す。
図示されるように、DCDCコンバータ10の出力電流Iが連続定格電流Ithよりも大きくなることで、その温度Tが上限値Tthへと上昇していく。そして、温度Tが上限値Tthとなる時刻t2以降、制限電流Irefを連続定格電流Ithとすることで、DCDCコンバータ10の温度Tの過度の上昇が回避される。
以上詳述した本実施形態によれば、上記第1の実施形態の上記(1)の効果や、第3の実施形態の上記(3)及び(5)の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(6)出力電流Iが連続定格電流Ith以上となる状況下、DCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tth以上となることで、出力電流Iを連続定格電流Ith以下に制限した。これにより、DCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tthを超えることを好適に回避することができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態にかかる制御装置30は、DCDCコンバータ10の温度情報を外部から取得する手段を持たない。このため、DCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tth以上となるか否かを推定する。
図8に、本実施形態にかかる温度制御の処理手順を示す。この処理は、制御装置30によって、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS30において、DCDCコンバータ10の出力電流Iが連続定格電流Ith以上であるか否かを判断する。そして、連続定格電流Ith以上であると判断される場合、ステップS32において、出力電流Iの積分演算値Inを算出する。この処理は、DCDCコンバータ10の温度を定量化するための処理である。すなわち、出力電流Iが連続定格電流Ith以上となる場合、DCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tth以上となるおそれがあるため、DCDCコンバータ10の温度を、積分演算値によって定量化する。
続くステップS34においては、上記積分演算値Inが上限値Inmax以上であるか否かを判断する。この処理は、DCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tth以上となったか否かを推定判断するためのものである。上限値Inmaxは、DCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tthとなると想定される値に設定される。そしてステップS34において上限値Imax以上であると判断される場合、ステップS36において、制限電流Irefを連続定格電流Ithとする。
これに対し、上記ステップS30において否定判断される場合には、積分演算値Inを初期値I0に設定する。
なお、ステップS36、S38の処理が完了する場合や、ステップS34において否定判断される場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上詳述した本実施形態によれば、上記第1の実施形態の上記(1)の効果や、第3の実施形態の上記(3)及び(5)の効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(7)DCDCコンバータ10の出力電流Iに基づきその温度Tを推定し、推定される温度(積分演算値In)が許容温度の上限値(上限値Inmax)に達するまでDCDCコンバータ10の出力電流が連続定格電流Ith以上となることを許可した。これにより、DCDCコンバータ10の温度を検出する手段を備えない場合であっても、DCDCコンバータ10の温度が上限値Tthを超えて過度に高くなることを好適に回避することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・スイッチング周波数の上昇処理がなされている状況下、DCDCコンバータ10の温度が許容範囲の上限値Tthとなることで、DCDCコンバータ10の出力電流を制限する処理を行う手段としては、上記第3〜5の実施形態で例示したものに限らない。例えば、DCDCコンバータ10の操作信号のDutyを規定値以下に制限する手段としてもよい。
・上記第3の実施形態では、出力電流Iが連続定格電流Ith以上となることを条件に、DCDCコンバータ10の温度Tの上限値Tthへのフィードバック制御を実行したがこれに限らない。DCDCコンバータ10の温度Tが上限値Tth以上となるのは、基本的には出力電流Iが連続定格電流Ith以上となるときであると考えられることから、こうした条件を除去しても(ステップS10の処理を除去しても)、同様の処理を実行することができる。もっとも、外気温度が想定以上に高い環境化で使用される場合等にあっては、DCDCコンバータ10の出力電流Iが連続定格電流Ith未満であるにもかかわらず温度Tが上限値Tth以上となる等の異常事態が生じる可能性がゼロではない。こうした場合であっても、上記条件を除くことで、適切に対処することができる。
・DCDCコンバータ10の出力電流に基づきDCDCコンバータ10の温度を推定する手段としては、上記第5の実施形態で例示したものに限らない。例えば、出力電流と積分対象量との関係を定めるマップを備え、出力電流に応じた積分対象量を積分するものであってもよい。この場合、上記マップを適合することで、上記積分値をDCDCコンバータ10の温度をより高精度に定量化するパラメータとすることができる。また、DCDCコンバータ10の稼働初期からの積分値によって、DCDCコンバータ10の温度を定量化してもよい。こうした場合、上記積分値の初期値を、DCDCコンバータ10の温度の初期値と相関を有するパラメータの値に応じて可変設定してもよい。ここでは、外気温度を用いることができる。すなわち、車両が停止しメインリレー16,18が切断された状態が継続することで、DCDCコンバータ10の温度は外気との間で熱的な平衡状態を実現すると考えられる。このため、外気温度は、DCDCコンバータ10の温度と相関を有するパラメータとなる。もっとも、車両の停止期間が短い場合には、DCDCコンバータ10と外気とは熱的平衡状態を実現していない。このため、こうした場合であっても、精度の良い初期値を得るうえでは、上記パラメータを、DCDCコンバータ10の温度とより強い相関を有するものとすることが望ましい。こうしたパラメータとしては、例えば高圧バッテリ12及び車載主機(モータジェネレータ)間に介在するインバータのスイッチング素子の温度等がある。
・上記各実施形態では、DCDCコンバータ10の出力電流に基づき、スイッチング周波数を上昇させる上昇処理を行ったが、これに限らない。例えば、DCDCコンバータ10の出力電圧が所定以上となることで上記上昇処理を行ってもよい。
・DCDCコンバータ10としては、これを構成するスイッチング素子を2つずつパラ接続するものに限らず、各単一のスイッチング素子から構成されるものや、3つ以上のスイッチング素子をパラ接続するものであってもよい。
・絶縁型コンバータとしては、上記DCDCコンバータ10に限らず、例えば上記特許文献1に記載されているものであってもよい。
・DCDCコンバータとしては、絶縁型コンバータに限らず、例えばリアクトルを備える降圧チョッパ回路等であってもよい。この場合であっても、磁気部品としてのリアクトルを小型化するうえで本発明の適用は有効である。
・上記各実施形態では、ハイブリッド車に本発明を適用したが、これに限らず、例えば電気自動車や燃料電池車に本発明を適用してもよい。
10…DCDCコンバータ、30…制御装置、T1,T2…トランス。

Claims (4)

  1. DCDCコンバータのスイッチング素子を操作することで、該DCDCコンバータの出力を制御するDCDCコンバータの制御装置において、
    前記DCDCコンバータの出力が所定以上となる場合、前記スイッチング素子のスイッチング周波数を上昇させる上昇手段と
    前記上昇手段によりスイッチング周波数の上昇処理がなされている状況下、前記DCDCコンバータの温度が許容温度の上限値となることで、前記DCDCコンバータの出力を制限する処理を行う制限手段と、
    前記DCDCコンバータの出力電流をガード値以下とするとの条件下、前記DCDCコンバータの出力電圧を目標値にフィードバック制御すべく前記スイッチング素子を操作する操作手段と、
    を備え、
    前記制限手段は、前記DCDCコンバータの温度を前記許容温度の上限値未満とすべく、前記DCDCコンバータの温度が高いほど前記ガード値を低く操作する処理を行うことを特徴とする記載のDCDCコンバータの制御装置。
  2. 前記上昇手段は、前記DCDCコンバータの出力電流の実効値が所定以上となることで、前記上昇させる処理を行うものであることを特徴とする請求項記載のDCDCコンバータの制御装置。
  3. 前記DCDCコンバータは、車載高圧バッテリの電圧を降圧して車載低圧バッテリに出力するものであることを特徴とする請求項1又は2記載のDCDCコンバータの制御装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のDCDCコンバータの制御装置と、
    前記DCDCコンバータとを備えることを特徴とするDCDCコンバータの制御システム。
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