JP5092712B2 - 電力変換回路の制御装置及び電力変換システム - Google Patents

電力変換回路の制御装置及び電力変換システム Download PDF

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本発明は、入力電圧を変換して出力する電力変換回路を制御対象とする電力変換回路の制御装置及び該制御装置を備える電力変換システムに関する。
この種の制御装置としては、例えば下記特許文献1に見られるように、DC−DCコンバータの1次側に設けられたスイッチング素子のオン・オフ周期に対するオン時間の時比率(Duty)の最大値を、DC−DCコンバータの入力電圧Vinの上昇につれて減少させるものも提案されている。これは、スイッチング素子のソース及びドレイン間の電圧が、Duty値Dと入力電圧Vinとに応じて「Vin/(1−D)」程度となることに鑑みてなされるものである。すなわち、入力電圧Vinの上昇にかかわらず、スイッチング素子のソース及びドレイン間に印加される電圧をスイッチング素子の耐圧以下とすべく、Duty値Dを減少させる。
特開2005−51994号公報
ところで、入力電圧Vinが変動する場合、その変動がDuty値Dに反映されるまでには応答遅れが生じ得る。そして、この応答の遅れ度合いによっては、スイッチング素子のソース及びドレイン間に印加される電圧が過度に高くなり、スイッチング素子の信頼性の低下を招くおそれがある。特に近年、DC−DCコンバータの制御においても、デジタル処理がなされる傾向にあるが、この場合、入力電圧Vinの値を取り込んだりこれを反映してDuty値を算出したりする処理が所定周期でなされることに起因して、上記応答遅れが深刻なものとなりやすい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、入力電圧の変動にかかわらず、スイッチング素子の信頼性を維持することのできる電力変換回路の制御装置及び該制御装置を備える電力変換システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、入力電圧を変換して出力する電力変換回路であって且つ、該電力変換回路を構成するスイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧がそのオン・オフ操作の時比率及び前記入力電圧の双方に依存する電力変換回路について、前記スイッチング素子のオン・オフ操作を時比率制御する電力変換回路の制御装置において、前記電力変換回路は、コイルを備えて且つ、前記スイッチング素子のオン・オフ操作期間のいずれか一方に同期した期間において前記コイルに蓄えられたエネルギを、いずれか他方に同期した期間において出力するものであり、前記入力電圧の変化量に基づき、前記スイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧を予測しつつ前記時比率のガード値を設定し、前記時比率が前記ガード値よりも前記入出力端子間の電圧が小さくなる側の値である場合にはそのままとしつつ、前記時比率が前記ガード値よりも前記入出力端子間の電圧が大きくなる側の値とならないように制限する制限手段を備えることを特徴とする。
スイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧が時比率及び入力電圧の双方に依存する場合、入出力端子間に印加される電圧が過大とならないようにするためには、入力電圧の変化に応じて時比率を制限することが望まれる。ただし、こうした処理を行ったとしても、入力電圧の変化が時比率の変更に反映されるのが遅れる場合には、入出力端子間に印加される電圧が過大となるおそれがある。この点、上記発明では、入力電圧の将来の値と相関を有するパラメータである入力電圧の変化量に基づき時比率を制限することで、上記遅れを好適に抑制又は回避することができる。
また、上記電力変換回路では、コイルに蓄えられたエネルギを出力する際には、スイッチング素子に印加される電圧が、コイルの電圧及び入力電圧の双方に依存する傾向にある。そして、コイルの電圧は、時比率に依存する。
なお、ここで、コイルとは、チョッパ回路を構成するリアクトル(チョークコイル、インダクタ)や、トランスを構成する巻き線等のことである。
ところで、スイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧が入力電圧及び時比率に依存する場合、入力電圧が過渡的に変化している状況下にあっては、時比率の制限が反映される際の実際の入力電圧が、時比率の制限の決定時の入力電圧に対して変化しているおそれがある。そしてこの場合、制限が十分とならずにスイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧が過大となるおそれがある。この点、上記発明では、入力電圧の将来の値と相関を有するパラメータである入力電圧の変化量に基づき、近い将来の入力電圧を予測することで、入力電圧の検出時と時比率の制限の反映時との間の期間における入力電圧の変化を見越して時比率を適切に制限することができる。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記制限手段は、前記入力電圧の変化量に加えて、前記入力電圧についての現在取得されている値に基づき、前記制限を行うことを特徴とする。
入力電圧の変化量は、近い将来の入力電圧の挙動と相関を有するパラメータである。ただし、近い将来の入力電圧の絶対値を把握するには、挙動に関する情報に加えて初期条件が望まれる。この点、上記発明では、初期条件として入力電圧を用いることで、近い将来の入力電圧を高精度に把握することができるパラメータに基づき、時比率の制限を行うことができる。
請求項記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記電力変換回路の出力信号を所望に制御すべく前記スイッチング素子の前記時比率のベース値を設定する設定手段を更に備え、前記制限手段は、前記ベース値にガード処理を施すことで前記スイッチング素子を操作するための最終的な時比率を制限するものであることを特徴とする。
上記発明では、電力変換回路の出力信号を制御すべく時比率のベース値を設定する。そして、スイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧が過大とならないようにガード処理を施す。このようにベース値の設定にかかる処理と、ガード処理とを各別に設けることで、これらの処理の設計が容易となる。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、当該制御装置は、デジタル回路からなることを特徴とする。
デジタル回路では、通常、時比率制御のための処理等の各種処理が所定周期で実行される。このため、入力電圧の検出値が時比率の制限に反映されるまでには時間を要する。このため、本発明は、請求項1〜5の発明の利用価値が特に高い。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記電力変換回路の入力側は、車載高圧システムを構成するものであり、当該制御装置は、前記高圧システムと絶縁された低圧システムを構成するものであることを特徴とする。
上記発明では、入力電圧に関する情報が高圧システム内の情報となるため、制御装置がこの情報を取得するまでには時間を要することとなりやすい。このため、本発明は、請求項1〜5の発明の利用価値がいっそう高いものとなっている。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、前記電力変換回路が絶縁型コンバータであって且つ、前記スイッチング素子がその1次側に設けられてなることを特徴とする。
絶縁型コンバータの1次側のスイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧は、入力電圧のみならず、1次側のコイルの電圧等に依存することがある。そして1次側のコイルの電圧は、時比率に依存する。このため、1次側に設けられるスイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧は、入力電圧及び時比率に依存する。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、前記電力変換回路は、アクティブクランプ回路を備え、前記スイッチング素子は、前記アクティブクランプ回路を構成するスイッチング素子であることを特徴とする。
アクティブクランプ回路を構成するスイッチング素子は、その入出力端子間に印加される電圧が入力電圧及び時比率に依存する傾向にある。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の発明において、前記電力変換回路は、1次側コイルとして第1コイル及び第2コイルを備える第1のトランスと、1次側コイルとして第3コイル及び第4コイルを備える第2のトランスからなる一対のトランスと、前記入力電圧が印加される一対の端子と前記第1コイル及び前記第3コイルの直列接続体とを導通及び遮断するメインスイッチング素子と、該メインスイッチング素子を迂回して前記第3コイルを前記一対の端子のうちの低電位側の端子に接続するサブスイッチング素子及び第1キャパシタ及び第2キャパシタとを備えて且つ、前記サブスイッチング素子及び前記第1キャパシタに並列に、前記第2コイル及び第4コイルの直列接続体が接続されてなり、前記時比率の制限される操作のなされるスイッチング素子が前記メインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子であることを特徴とする。
上記前記メインスイッチング素子やサブスイッチング素子の入出力端子には、入力電圧Vinを用いて、「Vin/(1−時比率)」程度の電圧が印加される。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置と、前記電力変換回路とを備えることを特徴とする電力変換システムである。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる電力変換回路の制御装置をハイブリッド車に搭載されるDC−DCコンバータの制御装置に適用した第1の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。図示されるDC−DCコンバータ10は、例えば組電池等によって構成されることで端子間電圧が高電圧(例えば「288V」)となる高圧バッテリ12の電圧を、所定圧(例えば「12V」)に降圧しつつその電力を低圧バッテリ14に供給するものである。DC−DCコンバータ10は、第1トランスT1及び第2トランスT2を備える絶縁型コンバータである。ここで、第1トランスT1は、1次側コイルW1、W2と2次側コイルW3とを備えて構成されており、第2トランスT2は、1次側コイルW4,W5と2次側コイルW6とを備えて構成されている。図中、丸印は、コイルの巻き初めを示している。これからわかるように、第1トランスT1の1次側コイルW1と第2トランスT2の1次側コイルW4とは、フライバックコンバータの構成要素となっている。また、第1トランスT1の1次側コイルW2と第2トランスT2の1次側コイルW5とは、フォワードコンバータの構成要素となっている。
第1トランスT1の1次側コイルW1の一方の端子(巻き始め側)には、高圧バッテリ12の正極端子が接続されており、他方の端子には、第2トランスT2の1次側コイルW4の端子(巻き始め側)が接続されている。第2トランスT2の1次側コイルW4の他方の端子は、第2トランスT2の1次側コイルW5の一方の端子(巻き始め側)に接続されており、第2トランスT2の1次側コイルW5の他方の端子には、第1トランスT1の1次側コイルW2の一方の端子が接続されている。第1トランスT1の1次側コイルW2の他方の端子(巻き始め側)は、コンデンサC1を介して高圧バッテリ12の負極端子に接続されている。
上記第2トランスT2の1次側コイルW5の一方の端子側及び高圧バッテリ12の負極端子側間は、メインスイッチング素子Q1によって接続されている。また、メインスイッチング素子Q1には、ダイオードD1が、そのアノードが高圧バッテリ12の負極端子側となる態様にて並列接続されている。
上記第1トランスの1次側コイルW2の他方の端子及び第2トランスT2の1次側コイルW5の一方の端子間には、コンデンサC2及びサブスイッチング素子Q2が並列接続されている。また、サブスイッチング素子Q2には、ダイオードD2が、ダイオードD1のカソード側をアノード側とする態様にて並列接続されている。更に、サブスイッチング素子Q2及びメインスイッチング素子Q1の直列接続体には、これらサブスイッチング素子Q2やメインスイッチング素子Q1の入出力端子間の電圧が規定電圧以上となる場合にその旨の信号を出力する監視回路16が並列接続されている。ここで、サブスイッチング素子Q2やコンデンサC2は、アクティブクランプ回路を構成するものである。
上記第1トランスT1の2次側コイルW3の一方の端子(巻き始め側)及び第2トランスT2の2次側コイルW6の一方の端子間は、同期整流用のスイッチング素子Q3,Q4によって接続されている。また、第1トランスの2次側コイルW3の他方の端子及び第2トランスT2の2次側コイルW6の他方の端子(巻き始め側)は、短絡されている。そして、この短絡部と、スイッチング素子Q3、Q4の接続箇所との間の電圧は、DC−DCコンバータ10の出力電圧となっている。詳しくは、これらの間には、コンデンサC3及び低圧バッテリ14が並列接続されている。
出力回路20は、高圧バッテリ12の両端の電圧を検出する電圧センサ22の検出値(DC−DCコンバータ10の入力電圧Vin)を取り込み、その情報を、絶縁素子24を介してマイクロコンピュータ(マイコン30)に出力する。ここで、出力回路20では、上記検出値をPWM変調することで時比率信号(Duty信号)に変換し、これを絶縁素子24に出力する。また、絶縁素子24は、例えばフォトカプラとすればよい。なお、上記出力回路20では、監視回路16によってメインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の入出力端子間の電圧が規定電圧以上であると判断される場合には、上記入力電圧Vinに関する情報に代えて、その旨の情報を出力する。具体的には、上記入力電圧Vinに関する情報を重畳したDuty信号よりも周波数の低い信号を出力する。
上記マイコン30は、中央処理装置(CPU32)及びメモリ34を備えており、メモリ34(詳しくはその一部としての不揮発性メモリ)内に格納されたプログラムをCPU32によって実行することで、上記メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2、スイッチング素子Q3,Q4を操作する。詳しくは、電流センサ40によって検出されるDC−DCコンバータ10の出力電流Ioutと、電圧センサ42によって検出されるDC−DCコンバータ10の出力電圧Voutとに基づき、上記操作を行うことで出力電圧Vout等を所望に制御する。ここで、メインスイッチング素子Q1及びサブスイッチング素子Q2の操作は、時比率制御が用いられて且つ交互にオン操作される態様にて行われる。また、マイコン30では、監視回路16から規定電圧以上である旨の信号が送られてきた場合には、メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2、スイッチング素子Q3,Q4を強制的にオフ操作することで、DC−DCコンバータ10の動作を停止させる。
ところで、上記メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の入出力端子(ソース及びドレイン)間には、メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の時比率制御にかかる時比率(Duty値D)と入力電圧Vinとに依存する電圧が印加される。詳しくは、メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の入出力端子間には、「Vin/(1−D)」程度の電圧が印加される。これは、第1トランスT1や第2トランスT2の2次側コイルから出力されるエネルギ量が1次側コイルに蓄えられたエネルギ量と等しいとする関係式に基づき導出することができる。このため、メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の信頼性を維持するとの制約の下では、上記時比率制御に際して、入力電圧Vinが高いほどDuty値Dとして許容される値が小さくなる。このため、本実施形態では、入力電圧Vinが高いほどDuty値Dの上限ガード値を小さくするようなガード処理を施す。
ただし、車載高圧バッテリ12は、電動機に電力を供給することで電力が消費されたり、発電機から電力が供給されたりするために、その両端の電圧の変動が頻繁に生じ得る。すなわち、入力電圧Vinは頻繁に変動し得る。そして、時々刻々変化する入力電圧Vinを電圧センサ22によって検出するタイミングと、マイコン30にてその検出値に基づきDuty値Dが更新されるタイミングとの間の期間において、実際の入力電圧Vinが更に変化し得る。
図2に、こうした状況を示す。詳しくは、図2(a)に、入力電圧Vinの推移を示し、図2(b)に、出力回路20の出力する信号である入力電圧Vinの情報を重畳した信号の推移を示し、図2(c)に、マイコン30内の入力電圧Vinの値を格納するレジスタの値の推移を示し、図2(d)に、マイコン30(CPU32)による各処理の制御周期を示す。
上記出力回路20では、PWM処理の周期に同期して電圧センサ22の検出値を取り込む。そして、鋸波形状のキャリアの方が上記検出値よりも小さい間、論理「H」となり、キャリアの方が大きくなることで論理「L」となるDuty信号を生成しマイコン30に出力する。このため、出力回路20の出力するDuty信号から入力電圧の情報を抽出するタイミングは、検出タイミングに対して少なくともPWM処理の1周期分遅れることとなる。更に、電圧センサ22の検出値が出力回路20に取り込まれてからマイコン30内のレジスタに格納されるまでには、その信号伝播経路における信号の伝播に要する時間だけ遅延(回路遅延)が伴う。更に、CPU32がレジスタ値を参照する処理や、参照したレジスタ値に基づきDuty値Dを更新する処理は、所定周期でなされるものであるため、最終的にDuty値Dの更新に上記レジスタ値が反映されるまでには更に遅延が伴う。このため、入力電圧Vin1が検出される時刻t1から、これがDuty値Dの更新に反映される時刻t2となるまでの遅延時間は、上記各要因の合計時間となる。この遅延時間は、最大で、出力回路20の出力するDuty信号の周期と、回路遅延と、制御周期との和程度となり得る。そして遅延が生じる場合には、更新されたDuty値Dが適切な値とならず、この更新されたDuty値Dに基づきメインスイッチング素子Q1及びサブスイッチング素子Q2を操作したのでは、メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の入出力端子間に過大な電圧が印加されるおそれがある。
そこで本実施形態では、入力電圧Vinの変化速度に基づき、Duty値Dを制限する。ここで、入力電圧Vinの変化速度は、変化速度の検出タイミング以降における近い将来の入力電圧Vinの値と相関を有するパラメータとして利用される。これにより、Duty値Dが更新されるタイミングにおける入力電圧Vinの値を見越して、メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の入出力端子間に印加される電圧が、その信頼性の低下を招くほど過大とならないようにDuty値Dを制限することができる。図3に、メインスイッチング素子Q1及びサブスイッチング素子Q2の操作にかかるDuty値Dの設定に関する処理を示す。
フィードバック制御部B10は、DC−DCコンバータ10の出力電圧Voutと出力電流Ioutとに基づき、これらを所望に制御するためのベース値Dfbを算出する。一方、第1ガード処理部B12では、入力電圧Vinに基づき、Duty値Dの第1ガード値Dg1を算出する。第1ガード値Dg1は、入力電圧Vinが大きくなるほど小さい値に設定される。詳しくは、第1ガード値Dg1は、入力電圧Vinが所定値以下である場合には一定値となっており、所定値を超えると入力電圧Vinの上昇に伴って漸減する。
また、変化量算出部B14は、入力電圧Vinの上昇速度を算出する。詳しくは、入力電圧Vinの時間微分値とゼロとのうちの大きい方を入力電圧Vinの変化量ΔVinとする。これは、入力電圧Vinが低下する場合には、サブスイッチング素子Q2に印加される電圧も低下するために、上記第1ガード値Dg1によるガード処理で十分であることによる。なお、本実施形態ではソフトウェア処理を前提とする関係上、上記時間微分値とは、実際には、前回の入力電圧Vin(n−1)に対する今回の入力電圧Vin(n)の差を、これらのサンプリング周期Tで除算した値である。第2ガード処理部B16は、変化量ΔVinに基づき、第2ガード値Dg2を算出する。第2ガード値Dg2は、変化量ΔVinが大きくなるほど小さい値に設定される。詳しくは、第2ガード値Dg2は、変化量ΔVinが第1所定値以下である場合には一定値となっており、第1所定値を超えると変化量ΔVinの増大に伴って漸減し、第2所定値以上となると一定値となる。
Duty値算出部B18では、ベース値Dfbと、第1ガード値Dg1と、第2ガード値Dg2との内の最小値を、最終的なDuty値Dとする。こうして算出されるDuty値Dは、入力電圧Vinが検出されるタイミングに対する入力電圧Vinが反映されるタイミングの遅延時間にかかわらず、メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の入出力端子間に印加される電圧が過大とならない適切な値となる。
図4に、本実施形態の効果を示す。詳しくは、図4(a)及び図4(b)に、入力電圧Vinを「1.0V/μsec」にて上昇させた場合を示す。図示されるように、入力電圧Vinを上昇させた場合であっても、サブスイッチング素子Q2の入出力端子間に印加される電圧Vdsが過大とならず、上記監視回路16の監視結果に基づくDC−DCコンバータ10の強制的な停止も生じない。これに対し、図4(c)及び図4(d)には、上記第2ガード処理部B16を備えることなく入力電圧Vinをそれぞれ「0.5V/μsec」、「0.8V/μsec」にて上昇させた場合を示す。これらの場合には、サブスイッチング素子Q2の入出力端子間に印加される電圧Vdsが過大となり、上記監視回路16の監視結果に基づきDC−DCコンバータ10が強制的に停止される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)入力電圧Vinの変化量ΔVinに基づき、Duty値Dを制限した。これにより、入力電圧Vinの変化がDuty値Dの変更に反映されるのが遅れる場合であっても、メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の入出力端子間に印加される電圧が過大となることを好適に抑制することができる。
(2)入力電圧Vinの変化量ΔVinに基づき、メインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の入出力端子間に印加される電圧を予測しつつDuty値Dの制限を行った。このように、入力電圧Vinの将来の値と相関を有するパラメータである入力電圧の変化量に基づき、近い将来の入力電圧Vinを予測することで、入力電圧Vinの検出時とこれがDuty値の更新に反映される時との間の期間における入力電圧Vinの変化を見越してDuty値Dを適切に制限することができる。
(3)ベース値Dfbにガード処理を施すことでメインスイッチング素子Q1及びサブスイッチング素子Q2を操作するための最終的なDuty値Dを制限した。このように、ベース値Dfbの設定にかかる処理と、ガード処理とを各別に設けることで、これらの処理の設計が容易となる。
(4)メインスイッチング素子Q1及びサブスイッチング素子Q2を操作する制御装置を、マイコン30にて構成した。この場合、時比率制御のための処理等の各種処理が所定周期で実行されるため、入力電圧Vinの検出値がDuty値Dの制限に反映されるまでには時間を要する。このため、本発明の利用価値が特に高い。
(5)高圧バッテリ12側の電圧を入力電圧Vinとし、マイコン30を高圧システムと絶縁された低圧システム側に配置した。この場合、入力電圧Vinが高圧システム内の情報となるため、マイコン30がこの情報を取得するまでには時間を要することとなりやすい。このため、本発明の利用価値がいっそう高いものとなっている。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図5に、本実施形態におけるメインスイッチング素子Q1及びサブスイッチング素子Q2の操作にかかるDuty値Dの設定に関する処理を示す。なお、図5において、先の図3に示した処理と対応する処理については便宜上同一の符号を付している。
本実施形態では、第2ガード処理部B16において、変化量ΔVinのみならず、入力電圧Vinを用いて第2ガード値Dg2を設定する。これにより、Duty値Dの更新時における入力電圧Vinをいっそう高精度に予測しつつDuty値Dを設定することができる。すなわち、近い将来の入力電圧Vinは、その変化量ΔVinのみならず現在の入力電圧Vinに依存する。このため、変化量ΔVinに更に入力電圧Vinを加味するなら、近い将来の入力電圧Vinをより高精度に予測することができる。このため、第2ガード値Dg2を極力大きい値とすることができ、ひいてはメインスイッチング素子Q1やサブスイッチング素子Q2の入出力端子間に印加される電圧が過大とならないようにしつつも、フィードバック制御部B10による要求に極力応じることができる。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記各効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(6)入力電圧Vinの変化量ΔVinに加えて、入力電圧Vinについての現在取得されている値に基づき、Duty値Dを制限した。これにより、近い将来の入力電圧Vinを高精度に把握することができるパラメータに基づき、Duty値Dの制限を行うことができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記各実施形態では、DC−DCコンバータの出力電流及び出力電圧の双方を制御量とするフィードバック制御を行ったが、これに限らず、いずれか一方であってもよい。
・第2ガード処理部B16は、入力電圧の変化量ΔVinや入力電圧Vinを入力とするマップを備えて構成されるものに限らない。例えば、入力電圧の変化量ΔVin及び入力電圧Vinに基づき第2制限値を算出するモデルを備えて構成してもよい。ここでモデルは、変化量ΔVin及び入力電圧Vinから所定時間経過時における入力電圧Vinを予測するものであればよい。こうして入力電圧Vinを予測できれば、これに基づき第1ガード処理部B12の処理と同様にして第2制限値を算出することができる。
・入力電圧の変化量ΔVinに基づく時比率制御としては、変化量ΔVinに基づき制限値を設定するものに限らない。例えば、出力電圧Vout、入力電圧Vin及び変化量ΔVinとDuty値との関係を定める3次元マップを用いて最終的なDuty値を算出するものであってもよい。
・上記各実施形態では、実質的に、入力電圧Vinの上昇速度が正の場合にのみ第2ガード値Dg2によるガード処理を行ったがこれに限らない。例えば、入力電圧Vinの上昇速度が負である場合、換言すれば入力電圧Vinの低下速度が正である場合には、近い将来、入力電圧Vinが更に低下すると予測して、第1ガード値Dg1を増加補正するようにしてもよい。こうした処理によれば、フィードバック制御部B10によるベース値Dfbにより忠実な制御を行うことができる。
・電力変換回路としては、上記実施形態で例示したDC−DCコンバータ10に限らない。例えば単一のトランスを備えるフライバックコンバータであってもよい。こうした場合であっても、1次側に設けられたスイッチング素子のオン・オフ操作期間のいずれか一方に同期した期間において1次側コイルに蓄えられるエネルギをいずれか他方に同期した期間において2次側コイルを介して出力するに際し、スイッチング素子の入出力端子間に入力電圧とDuty値とに応じた電圧が印加される。このため、本発明の適用は有効である。
また、フライバックコンバータに限らない。例えばアクティブクランプ型フォワードコンバータであってもよい。この場合であっても、アクティブクランプ回路の備えるコンデンサがDuty値に応じた電圧まで充電されるために、コンバータを構成するスイッチング素子の入出力端子間には、入力電圧とDuty値とに応じた電圧が印加される。このため、本発明の適用は有効である。
また、アクティブクランプ回路を備えないフォワードコンバータであっても、通常、そのスイッチング素子の入出力端子間には、「D・Vin/(1−D)」の電圧が印加されるため、本発明の適用は有効である。
更に、DC−DCコンバータとしては、トランスを備えるものに限らず、例えばリアクトル(インダクタ、チョークコイル)とスイッチング素子とを備えるチョッパ回路等であってもよい。
・上記実施形態では、DC−DCコンバータ10の出力電流を検出する手段として、電流センサ40を用いたが、これに限らず、例えば通常1次側回路に設けられるカレントミラー等の電流検出手段の検出値から出力電流を算出する手段としてもよい。
・DC−DCコンバータ10としては、ハイブリッド車に搭載されるものに限らず、例えば電気自動車に搭載されるものであってもよい。
第1の実施形態にかかるシステム構成図。 同実施形態にかかるDuty値の更新態様を示すタイムチャート。 同実施形態にかかるDuty値の設定処理を示すブロック図。 同実施形態の効果を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかるDuty値の設定処理を示すブロック図。
符号の説明
10…DC−DCコンバータ(電力変換回路の一実施形態)、12…高圧バッテリ、30…マイコン(制御装置の一実施形態)、Q1…メインスイッチング素子、Q2…サブスイッチング素子、W1…1次側コイル(第1コイルの一実施形態)、W2…1次側コイル(第2コイルの一実施形態)、W4…1次側コイル(第3コイルの一実施形態)、W5…1次側コイル(第4コイルの一実施形態)。

Claims (9)

  1. 入力電圧を変換して出力する電力変換回路であって且つ、該電力変換回路を構成するスイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧がそのオン・オフ操作の時比率及び前記入力電圧の双方に依存する電力変換回路について、前記スイッチング素子のオン・オフ操作を時比率制御する電力変換回路の制御装置において、
    前記電力変換回路は、コイルを備えて且つ、前記スイッチング素子のオン・オフ操作期間のいずれか一方に同期した期間において前記コイルに蓄えられたエネルギを、いずれか他方に同期した期間において出力するものであり、
    前記入力電圧の変化量に基づき、前記スイッチング素子の入出力端子間に印加される電圧を予測しつつ前記時比率のガード値を設定し、前記時比率が前記ガード値よりも前記入出力端子間の電圧が小さくなる側の値である場合にはそのままとしつつ、前記時比率が前記ガード値よりも前記入出力端子間の電圧が大きくなる側の値とならないように制限する制限手段を備えることを特徴とする電力変換回路の制御装置。
  2. 前記制限手段は、前記入力電圧の変化量に加えて、前記入力電圧についての現在取得されている値に基づき、前記制限を行うことを特徴とする請求項1記載の電力変換回路の制御装置。
  3. 前記電力変換回路の出力信号を所望に制御すべく前記スイッチング素子の前記時比率のベース値を設定する設定手段を更に備え、
    前記制限手段は、前記ベース値にガード処理を施すことで前記スイッチング素子を操作するための最終的な時比率を制限するものであることを特徴とする請求項1または2記載の電力変換回路の制御装置。
  4. 当該制御装置は、デジタル回路からなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置。
  5. 前記電力変換回路の入力側は、車載高圧システムを構成するものであり、
    当該制御装置は、前記高圧システムと絶縁された低圧システムを構成するものであることを特徴とする請求項記載の電力変換回路の制御装置。
  6. 前記電力変換回路が絶縁型コンバータであって且つ、前記スイッチング素子がその1次側に設けられてなることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置。
  7. 前記電力変換回路は、アクティブクランプ回路を備え、
    前記スイッチング素子は、前記アクティブクランプ回路を構成するスイッチング素子であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置。
  8. 前記電力変換回路は、1次側コイルとして第1コイル及び第2コイルを備える第1のトランスと、1次側コイルとして第3コイル及び第4コイルを備える第2のトランスからなる一対のトランスと、前記入力電圧が印加される一対の端子と前記第1コイル及び前記第3コイルの直列接続体とを導通及び遮断するメインスイッチング素子と、該メインスイッチング素子を迂回して前記第3コイルを前記一対の端子のうちの低電位側の端子に接続するサブスイッチング素子及び第1キャパシタ及び第2キャパシタとを備えて且つ、前記サブスイッチング素子及び前記第1キャパシタに並列に、前記第2コイル及び第4コイルの直列接続体が接続されてなり、
    前記時比率の制限される操作のなされるスイッチング素子が前記メインスイッチング素子及び前記サブスイッチング素子であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置と、
    前記電力変換回路とを備えることを特徴とする電力変換システム。
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