JP5195235B2 - 化粧シートおよびこれを用いた化粧板 - Google Patents
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Description
紫外線や電子線等の電離放射線で硬化する電離放射線硬化型樹脂が用いられている。
図1は、本発明の化粧シートの構成を説明するための概略断面図である。
基体1としては、形状、材質、その他特性等は特に制限はない。例えば形状は、いわゆるシート状であればよく、大きさや厚さについては特に制限されない。また、材質は、紙系、木質系、金属系、無機非金属系(セラミック系、非セラミックス窯業系等)、樹脂系等である。また、インキ浸透性のあるもの(紙、不織布等)、インキ浸透性の無いもの(樹脂シート等)、いずれでも良い。中でも紙や樹脂シート(フィルム)が代表的である。
(化粧用基材)
また、化粧用基材としては、例えば、杉、檜、樫、ラワン、チーク等からなる単板、合板、パーティクルボード、繊維板、集成材等の木質材料がある。また、金属系では、例えば、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼、銅等の金属材料がある。金属系はシート(箔)、板、立体物として使用される。また、無機非金属系では、例えば、押し出しセメント、スラグセメント、ALC(軽量気泡コンクリート)、GRC(硝子繊維強化コンクリート)、パルプセメント、木片セメント、石綿セメント、ケイ酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非セラミックス窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝子、琺瑯等のセラミックス系材料等がある。
絵柄層2は、化粧シート100に所望の絵柄を付与するために形成される層であり、目的とする意匠表現や要求物性等に応じて、化粧シートにおける従来公知の形成方法・材料で形成すればよく、特に限定はない。
次に表面保護層3について説明する。
表面保護層3を形成する硬化型樹脂組成物3Aとしては、耐擦傷性、耐摩耗性、耐汚染性、耐水性、耐候性等、通常の化粧シートの最表面層に求められる性質を適当に有していればよく、公知の熱硬化型樹脂ないし公知の電離放射線硬化型樹脂を用いて形成することができる。
前記硬化型樹脂組成物3A中に含有されるマット剤3Bとしては、従来の化粧シートにおいて用いられているマット剤であれば特に限定されることはなく、任意に選択可能である。具体的には、シリカ、アルミナ、炭化カルシウム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、ガラスバルーン等からなる無機微粉末、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリカーボネート、シリコーン、フェノール系樹脂、メラミン樹脂等からなる有機微粉末を挙げることができる。
上記マット剤3Bと併せて、硬化型樹脂組成物3A中に含有されるソジウムカルシウムアルミノシリケート粒子3Cは、主にカルシウム、ナトリウム、アルミニウムおよびケイ素から構成される複合酸化物粒子であり、これを構成する各元素の割合は、Ca元素がCaO換算値で3〜10重量%、Na元素がNa2O換算値で5〜12重量%、Al元素がAl2O3換算値で20〜30重量%、Si元素がSiO2換算値で50〜60重量%である。
防湿シート用基材20の材質については、特に限定されることはなく、前述した化粧シートの基材1に接着剤等により貼り合わせることが可能であれば、いかなる材料をも用いることができる。具体的には、各種合成合成樹脂を用いることが好ましく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、あるいは、これらの混合物等のオレフィン系熱可塑性樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合体、ポリカーボネート、ポリアリレート等のエステル系熱可塑性樹脂、ポリメタアクリル酸メチル、ポリメタアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル系熱可塑性樹脂、あるいは、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂等の非ハロゲン系熱可塑性樹脂などを挙げることができる。これらは、一軸ないし二軸方向に延伸したシートであっても、未延伸であってもよいが、後述する蒸着層21が少なくとも一方の面に形成される関係上、機械的強度が強く、寸法安定性に優れるなどの理由から二軸方向に延伸したシートが好ましい。防湿シート用基材20の厚さとしては、概ね9〜25μmが適当である。
次に蒸着層21について説明する。
基材として30g/m2の薄葉紙を用い、当該基材の一方の面に硝化綿系樹脂をビヒクルとする印刷インキを用いてベタ層と、木目模様を呈する柄パターン層とからなる絵柄層をグラビア印刷法により形成した。
・アクリルポリオール系樹脂に硬化剤としてイソシアネートを添加
・シリカ(前記樹脂に対して7重量%)
・ソジウムカルシウムアルミノシリケート粒子(前記樹脂に対して16重量%)
(比較例1)
表面保護層にソジウムカルシウムアルミノシリケート粒子を含有しない以外、全て同じ条件にて比較例1の化粧シートを製造した。
上記実施例および比較例の化粧シートの表面保護層側をスチールウール(日本スチールウール株式会社製:ボンスター♯00)を用いて250g/cm2の荷重をかけて40往復擦り、その前後を目視により比較した。
200 … 防湿シート
1 … 基材
2 … 絵柄層
2A … 全ベタ層
2B … 柄パターン層
3 … 表面保護層
3A … 硬化型樹脂組成物
3B … マット剤
3C … ソジウムカルシウムアルミノシリケート粒子
20 … 防湿シート
21 … 防湿シート用基材
22 … 蒸着層
Claims (8)
- 基材と、
絵柄層と、
硬化型樹脂組成物中にマット剤とソジウムカルシウムアルミノシリケート粒子を含有してなる表面保護層と、
をこの順で積層してなることを特徴とする化粧シート。 - 前記ソジウムカルシウムアルミノシリケート粒子が、前記硬化型樹脂組成物100重量部に対して5〜20重量部の割合で含有されていることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。
- 前記マット剤とソジウムカルシウムアルミノシリケート粒子の重量比が、1:2〜1:6であることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧シート。
- 前記ソジウムカルシウムアルミノシリケート粒子の平均粒径が3〜7μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧シート。
- 前記マット剤がシリカであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧シート。
- 前記硬化型樹脂組成物が熱硬化型樹脂組成物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧シート。
- 前記基材の絵柄層が設けられていない側に、
防湿シート用基材と蒸着層とからなる防湿シートが形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の化粧シート。 - 化粧板用基材に前記請求項1〜7のいずれか一項に記載の化粧シートを貼着してなることを特徴とする化粧板。
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