JP4043641B2 - 転写シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐溶剤性、耐摩耗性に優れた転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、基材面に転写シートから転写層を転写して、化粧板等の各種の転写製品とする事が行われている。そして、転写製品に耐溶剤性、耐摩耗性等の表面物性を付与する為には、転写層として保護層も有する転写シートが用いられる。例えば、▲1▼特開平3−76698号公報、特開平8−207500号公報等では、図2の如く、保護層として、紫外線や電子線等の電離放射線で硬化する電離放射線硬化性樹脂中にアルミナ粉末を含有させた保護層3を、転写層2としてその支持体シート1に接する側に設け、更に転写層2として、保護層3形成済みの支持体シート1上に、印刷により絵柄層5及び接着剤層6を設けた構成の転写シート10が開示されている。
また、▲2▼特開平3−248882号公報等では、ポリイソシアネートを硬化剤として使用した硬化性ウレタン樹脂からなる保護層を転写層として有する構成の転写シートが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記▲1▼に於ける保護層では、電離放射線で架橋した樹脂からなる保護層が、転写層のうちで最も支持体シートに近く、支持体シートを剥離時は該保護層と支持体シート間で剥離する為に、該保護層は剥離層となっている。そして、この電離放射線硬化性樹脂からなる保護層が剥離層となる構成では、支持体シートと転写層(剥離層=保護層)との間の剥離が重くなり加工性が低下するという問題があった。また、それに加えて、保護層にアルミナ粉末等の無機充填剤粒子を加えた場合、上記加工性(剥離重さ)は不安定になる。それに加えて、支持体シートに形成した保護層面は該粒子の為に凹凸面となり、次に印刷形成する絵柄層の特にハイライト部分でインキが十分に盛れないと言う現象、すなわち印刷抜けも起き易い。しかし、そうかといって、アルミナ粉末等の無機質粒子を、支持体シートに接する保護層にでは無く、支持体シートに接しない絵柄層や接着剤層に添加した場合では、印刷抜けは改善される代わりに、耐摩耗性や耐擦傷性に対して満足な効果が得られない。また、保護層を、ポリメチルメタクリレート、ニトロセルロース等の熱可塑性樹脂にすると、剥離は良好且つ安定的となる代わりに、耐摩耗性(耐擦傷性)は十分に得られず、また耐溶剤性も不十分である。
【0004】
また、上記▲2▼に於ける保護層では、2液硬化型ウレタン樹脂の硬化物である為に、熱可塑性樹脂による場合よりは耐摩耗性等の表面物性は一応十分な水準が得られる。しかしながら、硬化剤に用いるポリイソシアネートが、保護層と支持体シートとの接着にも関与してしまい、イソシアネートの経時的なウレタン化反応に伴って、物性及び加工性(特に剥離重さ)が不安定になるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の課題は、保護層によって耐溶剤性や耐摩耗性に優れ、且つ支持体シートの(転写層に対する)剥離力が適度で且つ経時的に安定な上に、印刷抜けが無く高品質の絵柄層を有する転写シートを提供する事である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記課題を解決すべく、本発明の転写シートでは、支持体シートの片面に、該支持体シートから剥離可能な転写層として少なくとも、保護層、絵柄層をこの順に設けてなる転写シートにおいて、前記保護層が、100重量部のアクリルポリオールをシランカップリング剤5〜15重量部を硬化剤として硬化してなる2液硬化型樹脂による樹脂バインダー中に、無機充填剤粒子が添加されている層とし、且つ該保護層と前記絵柄層との間に無機充填剤粒子を含ま無い透明樹脂層を有する構成とした。
【0007】
この様に、保護層の樹脂を、2液硬化型樹脂ではあるが、硬化剤にイソシアネートを使用せず、アクリルポリオールをシランカップリング剤で硬化させる2液硬化型樹脂とする事によって、支持体シートと転写層(保護層)との間の剥離力が良好であり、且つその剥離力が経時変化やロット変化で変化せず、安定な加工性(剥離重さ)が得られる。また、上記2液硬化型樹脂による樹脂バインダー中にアルミナ粒子等の無機充填剤粒子を添加することによって、耐摩耗性も更に大幅に向上した。そして、保護層の絵柄層側には、保護層と絵柄層との間に無機充填剤粒子を含ま無い透明樹脂層が全面に形成されているので、無機充填剤粒子の添加によって生じる保護層の被印刷面の凹凸を、埋めて平坦化することにより、その上に形成される絵柄層に印刷抜け等の印刷不良が起こるのが防止される。
なお、本発明の転写シートは、更に、被転写体に転写シートを積層後、支持体シートのみを剥離するときの剥離重さが、5〜30kgf/25mm幅とする事、或いは、ハイライト部の印刷抜けが殆ど無く目視判別不可能、且つ被転写体に転写シートを積層後、支持体シートのみを剥離するときの剥離重さが、5〜30kgf/25mm幅とする事、ができる。
また、本発明の転写シートは、更に、前記透明樹脂層を厚さ1〜5μmとする事ができる。
【0008】
また、本発明の転写シートは、上記転写シートに於いて、支持体シートと保護層との間に、支持体シートとは剥離可能で且つ保護層とは接着した剥離層を設けた構成とする。
【0009】
この様に、支持体シートに接する層として保護層と支持体シートの間に剥離層を設けることで、支持体シートの剥離力を調整する事ができる。
なお、本発明の転写シートは、更に、前記支持体シートの転写層側の片面が、全面にわたって連続していない分離独立した凹凸模様賦形層を盛り上げ印刷にて形成された面とする事ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
【0011】
〔層構成概要〕
本発明の転写シートは、図1(A)の断面図で示す基本的構成の転写シートSの如く、支持体シート1上の転写層2として、アクリルポリオールをシランカップリング剤の硬化剤で硬化してなる2液硬化型樹脂の樹脂バインダー中に、無機充填剤粒子が添加されている保護層3、無機充填剤粒子が添加されてい無い透明樹脂層4、及び絵柄層5の少なくとも3層がこの順に形成された構成の転写シートである。
【0012】
なお、本発明の転写シートは、図1(A)の構成に対して、更に図1(B)で示す転写シートSの如く、転写層2として絵柄層5上に接着剤層6や、図1(C)で示す転写シートSの如く支持体シート1と保護層3との間に支持体シートに接する層として剥離層7等が有っても良い。なお、図1(A)〜(C)では、絵柄層5は図示を単純化して1層で描いてあるが、実際には、図1(D)で示す転写シートSの如く、柄パターンを有する柄層5Aと、隠蔽層等とする全ベタ層5Bとの組み合わせで使用する事が多い。
【0013】
そして、図1(D)で示す転写シートSでは、支持体シート1は、素材シート1Aと該素材シート1Aの転写層側面の離型性凹凸模様層1Bとから構成され(離型性凹凸模様層1Bは支持体シート剥離時に素材シートと共に転写層から剥離される)、転写後の転写層表面(同図では剥離層7)に凹凸模様を賦形する。
【0014】
以下、各層について更に説明する。
【0015】
〔支持体シート〕
支持体シート1は、転写層に対する剥離性が有れば、従来公知のもので良く特に限定はない。なお、被転写面に凹凸が有る場合は更に、凹凸への形状追従性も備えた従来公知のもので良い。従って、被転写面が平面或いは二次元的凹凸表面であれば、延伸性が無い紙等を利用する事も可能である。また、被転写面が三次元的凹凸表面の場合には、少なくとも転写時には延伸性の有る支持体シートを用いる。もちろん、延伸性の有る支持体シートは、被転写面が平面或いは二次元的凹凸表面でも使用できる。延伸性のある支持体シートとしては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン3元共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー等のオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、或いは、ウレタン系熱可塑性エラストマー等のエラストマー等の樹脂からなる、好ましくは低延伸又は無延伸の樹脂フィルム(シート)を用いる。また、支持体シートはこれらの単層又は異種材料からなる複層構成としても良い。例えば、被転写面が平面的の場合には、上質紙にポリプロピレンを積層した構成の支持体シートは転写性に優れ且つ安価である点で好ましい支持体シートの一つである。なお、支持体シートの厚みは、通常は20〜200μm程度である。
【0016】
なお、支持体シートには必要に応じ、転写層側に転写層との剥離性を向上させる為、支持体シートの構成要素として離型層を設けても良い。この離型層は支持体シートを剥離時に、支持体シートの一部として転写層から剥離除去される。離型層としては、例えば、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ワックス等の単体又はこれらを含む混合物が用いられる。例えば上記した上質紙にポリプロピレンを離型層として積層した支持体シートである。
【0017】
図1(D)に例示する転写シートSでは、この離型層の一種として凹凸模様賦形層1Bを素材シート1Aの転写層側面に有した構成の支持体シート1である。素材シート1Aは、例えば上記で支持体シート1として列記した各種シートが使用される。凹凸模様賦形層は、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、或いは紫外線又は電子線で硬化する電離放射線硬化性樹脂等の剥離性を有する樹脂からなるインキを用いて、シルクスクリーン印刷等で盛り上げ印刷して形成する。凹凸模様は、例えば、砂目、梨地、ヘアライン、万線状溝、花崗岩の劈開面の凹凸模様、タイル貼や煉瓦積の目地溝、木目導管溝、木目年輪模様、布目の表面テクスチュア、皮絞、文字、幾何学模様等である。なお、凹凸模様賦形層は、図1(D)に例示する如く、素材シート1Aに対して全面にわたって連続していない分離独立した層として形成しても良いし、或いは全面にわったて連続し且つ転写層側の面が凹凸を成す層として形成しても良い。
【0018】
また、剥離性の調整の為に、支持体シートの転写層側の面にコロナ放電処理、オゾン処理等を行っても良い。
【0019】
〔保護層〕
保護層3は、転写後に絵柄層の上に位置し、耐溶剤性、耐摩耗性等の表面物性を向上させる為、或いは更に、塗装感等の意匠感を付与する為の透明な層である。本発明の転写シートでは、保護層3は、無機充填剤粒子を分散保持する樹脂バインダーとしての樹脂成分に、架橋剤にシランカップリング剤を用いてアクリルポリオールを架橋させる形式の2液硬化型樹脂の架橋硬化物を使用する。アクリルポリオールに対する架橋剤としては一般的には、イソシアネート化合物でも使用できるが、本発明ではイソシアネート化合物は使用せずに、シランカップリング剤を架橋剤として使用する。これによって、転写シートを被転写体に積層後、支持体シートを剥離する時の剥離力が適正であり、且つ経時的に変化する事なく一定で安定な剥離力が得られ、転写の加工性が安定化する。
なお、上記剥離力の安定化作用は、特に保護層を転写層の中で支持体シートに接する層とした構成に於いて効果的であるが、支持体シートと保護層間に剥離層を設けた構成に於いても、剥離力を更により安定化させると言う効果が得られる。
【0020】
上記アクリルポリオールとしては、特に限定は無く、従来公知のものの中から用途、要求物性に応じて選択使用すれば良い。ポリオールの中でも、アクリルポリオールを使用する事によって、表面物性及び耐候性等に優れた転写品が得られる。
なお、アクリルポリオールは、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸オクチル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等の1種又は2種以上と、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル等の水酸基含有のアクリルモノマーを共重合させた、水酸基を複数有するポリオールである。なお、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸の意味である。
上記共重合体によるアクリルポリオールとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート−2ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート共重合体、オクチル(メタ)アクリレート−エチルヘキシル(メタ)アクリレート−2ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート共重合体、メチル(メタ)アクリレート−ブチル(メタ)アクリレート−2ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート−スチレン共重合体等がある。
【0021】
上記シランカップリング剤としては、アルコキシ基の他に更に、アミノ基、ビニル基、エポキシ基、メルカプト基、クロル基等を有する公知のシランカップリング剤を使用すれば良い。
例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどである。
なお、アクリルポリオールに対する架橋剤としてのシランカップリング剤の添加量は、ポリオール100重量部に対してシランカップリング剤を5〜15重量部程度である。
【0022】
そして、保護層には、上記2液硬化型樹脂を樹脂バインダーとして、該樹脂バインダー中に無機充填剤粒子を更に添加する事によって、大幅に向上した耐摩耗性が得られる。
【0023】
無機充填剤粒子としては、例えばアルミナ、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ダイヤモンド、カオリナイト、螢石等が使用できる。また、無機充填剤粒子は、好ましくはモース硬度7以上のものが耐摩耗性向上効果の点で良い。無機充填剤粒子の形状は、球、楕円体、多角形、鱗片形等であり、粒径は1〜10μm程度、添加量は5〜30重量%程度で使用する。添加量が少なすぎると、耐摩耗性等の向上効果が十分に得られず、多すぎると透明性が損なわれる。
また、本発明では保護層にシランカップリング剤を使用している為、上記無機充填剤粒子と樹脂バインダーとを強固に結合させ、強固な皮膜を作る作用も得られる。
【0024】
なお、保護層中には、上記無機充填剤粒子以外にも、必要に応じ適宜、その他の各種添加剤を添加しても良い。例えば、体質顔料等の充填剤、ワックス等の滑剤、紫外線吸収剤、光安定剤、着色剤等の公知の添加剤を適宜用いる。
【0025】
なお、保護層は、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷法、グラビアコート、ロールコート等の塗工法等の公知の形成法で形成すれば良い。また、保護層の厚みは、用途、要求物性等に応じて適宜厚さとすれば良く、通常は1〜100μm程度とする。
【0026】
〔透明樹脂層〕
透明樹脂層4は、支持体シート上に形成された保護層の被印刷面が、添加された無機充填剤粒子によって凹凸面となっているのを、埋めて平坦化し、保護層の上に形成される絵柄層に印刷抜け等の印刷不良が起きるのを防ぐ為に設ける。特に、ハイライト部は、印刷で盛るインキ量が少ないので、この印刷抜けによる印刷不良が起き易い。この透明樹脂層によって、保護層に無機充填剤粒子を添加して、耐摩耗性の大幅な向上を、絵柄層の印刷不良無しに実現できる。なお、透明樹脂層の透明とは、転写後の該層の下側に位置する絵柄層の柄が透視可能にする為であり、通常は無着色透明でありが、着色透明でも良い。
【0027】
この様な透明樹脂層は、凹凸面の平坦化が目的である為に、保護層と絵柄層間の必要な密着性が得られれば、例えば特に2液硬化型に限定される物では無く、いかなる樹脂でも使用でき、インキ或いは塗液として使用される公知の樹脂で良い。例えば、上記保護層に使用する樹脂、或いは、例えばアクリル樹脂、セルロース系樹脂等の後述絵柄層でバインダーの樹脂として列記する樹脂等を使用できる。また、透明樹脂層には、無機充填剤粒子は添加し無いことが基本である。但し、印刷又は塗工で形成した透明樹脂層のブロッキング防止の為、どうしても無機物の粒子を添加する必要が有る場合は、印刷適性を低下させず且つ透明性も低下させいな様に、粒径を1μm未満に規制した無機粒子を添加しても良い。この目的では、主に、粒径0.01〜0.1μm程度のシリカ、沈降性硫酸バリウム、又は炭酸カルシウムの粒子が適当である。
【0028】
透明樹脂層は、少なくとも絵柄層が形成される面の全面、通常それは支持体シートの全面、に形成される。透明樹脂層は、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷法、グラビアコート、ロールコート等の塗工法等の公知の形成法で形成すれば良い。また、透明樹脂層の厚みは、保護層面の凹凸が埋まる厚さとすれば良く、通常は1〜5μm程度とする。なお、透明樹脂層の厚さは、印刷抜けが解消されれば、凹凸が埋まって完全な平坦面となる様な厚みとする事は必ずしも必要では無く、凹凸形状が緩和される程度でも良い事もある。
【0029】
〔絵柄層〕
絵柄層5は、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷等の従来公知の印刷等による形成方法及び材料で絵柄を形成した層である。絵柄は用途に合わせて、例えば木目模様、石目模様、布目模様、タイル調模様、煉瓦調模様、皮絞模様、文字、幾何学模様、全面ベタ等を用いる。なお、図1(D)で明示した全ベタ柄の全ベタ層5Bは、グラビアコート等で塗工形成しても良い。また、絵柄層5は、柄パターンを表現する柄層5Aのみ、全ベタ層5Bのみ、或いは通常はこれが多いが柄層5A及び全ベタ層5Bの組み合わせとして形成する〔図1(D)参照〕。
【0030】
絵柄層形成用のインキ(又は塗液)は、一般的なインキ(又は塗液)同様に、バインダー等からなるビヒクル、顔料や染料等の着色剤、これに適宜加える各種添加剤からなる。バインダーに用いる樹脂は、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、ポリウレタン樹脂等の単体又はこれらを含む混合物を用いる。着色剤としては、チタン白、カーボンブラック、弁柄、黄鉛、群青等の無機顔料、アニリンブラック、キナクリドン、イソインドリノン、フタロシアニンブルー等の有機顔料、アルミニウム箔粉、二酸化チタン被覆雲母の箔粉等の光輝性顔料、或いは、その他染料等を用いる。
【0031】
また、絵柄層としては、金属薄膜層等を用いる事もある。金属薄膜層としては、アルミニウム、真鍮、金、銀、銅、クロム等を用いて真空蒸着法、スパッタリング法等で形成する。また、金属薄膜層は全面又は部分的(絵柄状等)な層とする。なお、金属薄膜層の場合には、保護層の凹凸面による印刷不良は無いが、凹凸面に形成された金属薄膜層はマット面となり、鏡面の金属光沢感は得られない。しかし、前記透明樹脂層を設けておけば、意匠的に鏡面の金属光沢感も何ら影響されずに得ることができる。
【0032】
〔接着剤層〕
接着剤層6は、転写層を被転写体に転移、接着させるための層で、必要に応じて適宜設ける。絵柄層自体が接着剤層の役割を有したり、被転写体側に接着剤層を設けたりすれば、転写シート側の接着剤層は必ずしも必要では無いからである。
転写シートに接着剤層を設ける場合には、該接着剤層としては、従来公知の熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いれば良い。例えば、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノマー、塩素化ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂、或いは、フェノール樹脂、ブロックイソシアネート硬化型ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂等を1種又は2種以上の混合物として用いる。
接着剤層は、上記樹脂からなるインキ(又は塗液)をグラビア印刷(又はロールコート)等の公知の印刷法(又は塗工法)等で形成すれば良い。接着剤層の厚さは特に制限は無いが、通常は1〜100μm程度である。
【0033】
〔剥離層〕
剥離層7は、必要に応じ適宜設ける。すなわち、前記保護層3は、転写層2の層中で支持体シート1に接する層として設けても良いが、保護層と支持体シートとの剥離力を調整する目的で、支持体シートと保護層間に剥離層7を設ける事もできる。剥離層としては、支持体シートと適度で安定した剥離力を有し、且つ保護層と接(密)着の良好なものであれば、特に限定は無く、従来公知の材料及び方法で形成すれば良い。但し、イソシアネート硬化型ウレタン樹脂、電離放射線硬化型(メタ)アクリレートは避けるのが良い。剥離層の材料として好ましいものとしては、例えば、熱可塑性樹脂、中でも特に代表的なものとしては、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−ブチル(メタ)アクリレート共重合体等のアクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂等の単独又は混合物が挙げられる。
剥離層は前記した保護層同様の公知の形成方法で形成すれば良い。なお、剥離層は、表面保護が目的では無い為に、厚みは薄い方が良く、例えば0.1〜4μm程度とする。厚過ぎると、その下の保護層の効果が低下する。
【0034】
〔転写シートを用いた転写方法〕
なお、本発明の転写シートを利用して被転写体に転写する転写方法としては、圧力を用いた通常の転写方法が適用出来る。その場合、更に必要に応じて熱の作用も利用する。特に、被転写体の被転写面が三次元凹凸形状の場合には、熱と圧力の併用が好ましい。例えば、下記の様な各種の転写方法を適用できる。
【0035】
▲1▼特公昭60−59876号公報、特開平5−139097号公報に記載される様に、被転写体上に転写層が被転写体側を向く様にして、転写シートを載置し、支持体シート側から弾性体ローラ(鉄芯の表面をシリコーンゴム等で被覆する等したローラ)で加圧して、転写層を被転写体と接着させた後、支持体シートのみを剥離除去する、所謂ローラ転写方法。
▲2▼特公昭56−45768号公報(オーバーレイ法)、特公昭60−58014号公報(真空プレス法)等に記載されるように、成形品等の立体形状物品の表面に転写シートを、間に必要に応じ適宜接着剤を介して対向又は載置し、立体形状物品側からの真空吸引による圧力差により転写シートの転写層を立体形状物品の表面に転写する、所謂真空成形積層法を利用した転写方法(真空成形転写方法)。
▲3▼特開平6−315950号公報に記載されるように、転写シートをその転写層側が射出樹脂側を向く様にして、射出成形の雌雄両金型間に配置した後、溶融し流動状態の樹脂を型内に射出充填し、樹脂成型品の成形と同時にその表面に転写シートから転写層を転写させる、所謂射出成形同時絵付け転写方法。
【0036】
▲4▼特公昭61−5895号公報、特開平5−330013号公報等に記載されるように、円柱、多角柱等の柱状基材の長軸方向に、転写シートを間に必要に応じ適宜接着剤層を介して供給しつつ、複数の向きの異なるローラーにより、柱状基材を構成する複数の側面に順次転写シートを加圧接着して転写層を転写してゆく、所謂ラッピング加工方法による転写法。
▲5▼特許第2844524号公報、特開平10−193893号公報等に開示された様に、転写圧の押圧手段自体が新規な転写方法である、固体粒子衝突圧を利用する転写方法。この転写方法は、特に凹凸表面へ転写する場合に有効である。
すなわち、被転写体に、転写シートの転写層側を対向させ、支持体シート側に多数の固体粒子を衝突させ、その衝突圧によって転写シートを被転写体の表面形状に追従させ成形させ、転写する方法である。なお、固体粒子としては、金属ビーズ等を用いる。
【0037】
▲6▼その他、BMC(Bulk Molding Compound) 成形法、SMC(Sheet Molding Compound)成形法、ハンドレイアップ成形法等のFRP(Fiber Reinforced Plastics) における各種成形法、或いは、RIM(Reaction Injection Molding)、マッチドモールド成形法等の成形と同時に行う転写方法、等がある。
【0038】
なお、上記▲1▼、▲2▼、▲4▼及び▲5▼は既に形状を有する被転写体に転写するものであり、▲3▼及び▲6▼は、樹脂成形品として被転写体の形状発現と同時に転写するものである。また、上記▲3▼の方法では、樹脂の成形型、又は別の型により転写シートを予備成形した後に、樹脂を射出成形して成形と同時に転写する方法もある。これと同様に、▲6▼に列記の方法においても、転写シートの成形は樹脂成形と同時の場合と、樹脂成形の前に予備成形する場合がある。なお、ハンドレイアップ法では、転写シートの成形は予備成形となる。
【0039】
〔被転写体〕
また、本発明の転写シートによる転写の被転写体としては、特に制限はない。
用途に応じ適宜の物を使用すれば良い。例えば、被転写体の材質は、木質系、無機非金属系、金属系、プラスチック系等である。具体的には、木質系では、例えば、杉、檜、樫、ラワン、チーク等からなる単板、合板、パーティクルボード、繊維板、集成材等がある。無機非金属系では、例えば、押し出しセメント、スラグセメント、ALC(軽量気泡コンクリート)、GRC(硝子繊維強化コンクリート)、パルプセメント、木片セメント、石綿セメント、ケイ酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非陶磁器窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝子、琺瑯等のセラミックス等の無機質材料等がある。また、金属系では、例えば、鉄、アルミニウム、銅等の金属材料がある。また、プラスチック系では、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂、フェノール樹脂等の樹脂材料がある。
【0040】
〔転写製品の用途〕
なお、本発明の転写シートを用いて得られる転写製品の用途は、特に限定は無い。例えば、サイディング等の外壁、塀、屋根、門扉、破風板等の外装、壁面、天井、床等の建築物の内装、窓枠、扉、手摺、敷居、鴨居等の建具類の表面化粧、箪笥等の家具やテレビ受像機等の弱電・OA機器のキャビネットの表面化粧、自動車、電車、航空機、船舶等の乗物内装材等である。転写品の形状は、平板、曲面板、棒状体、立体物等と任意である。
【0041】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明を更に詳述する。
【0042】
〔実施例1〕
図1(C)の如き転写シートSを次の様にして作製した。厚さ26μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる支持体シート1の片面に、転写層2として、熱可塑性アクリル樹脂からなる厚さ1μmの剥離層7、樹脂バインダーとしてアクリルポリオール100重量部に架橋剤としてのシランカップリング剤12重量部を配合した2液硬化型樹脂100重量部に対して、平均粒径2.5μmのα−アルミナを30重量部添加してなる厚さ3μmの保護層3、熱可塑性アクリル樹脂からなる厚さ3μmの透明樹脂層4、絵柄層5として、バインダーの樹脂がアクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体との1対1重量比の混合物に着色剤が弁柄とカーボンブラックを主体とするインキによる木目柄の柄パターンを表現する柄層(5A)、バインダーの樹脂は同じで着色剤にチタン白、カーボンブラック、キナクリドン、イソインドリノンを用いたインキによる着色隠蔽層としての全ベタ層(5B)、ダイマー酸とエチレンジアミンとの縮重合物からなるポリアミド樹脂による厚さ30μmの接着剤層6、の各層をこの順に形成後、40℃雰囲気中で72時間養生して、本発明の転写シートを得た。なお、接着剤層はロールコート法で形成し、この他の層は層はグラビア印刷法で形成した。
【0043】
〔実施例2〕
実施例1に於いて剥離層を省略した他は、実施例1と同様にして転写シートを作製した。
【0044】
〔比較例1〕
実施例1に於いて透明樹脂層を省略した他は、実施例1と同様にして転写シートを作製した。
【0045】
〔比較例2〕
実施例2に於いて、保護層の樹脂バインダーとする樹脂を、アクリルポリオール100重量部とヘキサメチレンジイソシアネート12重量部とからなる2液硬化型ウレタン樹脂に変更した他は、実施例2と同様にして転写シートを作製した。
【0046】
〔性能評価〕
上記各転写シートの性能を評価すべく、鉄芯の表面をシリコーンゴムで被覆した加熱ゴムローラを用いた弾性体ローラ転写法によって、被転写体としてMDF(中密度繊維板)に転写して化粧板を作製し、下記の性能を評価し、表1の如き結果を得た。
【0047】
▲1▼印刷抜け:転写シートに於いて絵柄層のハイライト部分を目視で観察して評価した。
▲2▼剥離性:転写シートを5ロット使用して、被転写体に転写シートを積層後、支持体シートのみを剥離するときの剥離力の分布を評価した。
▲3▼耐摩耗性:化粧板の表面を荷重1kgfでスチールウール(#0000)で擦る摩耗試験で評価した。
▲4▼耐溶剤性:化粧板の表面をトルエンをしみ込ませたガーゼで10往復擦り、絵柄消失や保護層脱落の有無を目視観察して評価した。
【0048】
【表1】
【0049】
表1の如く、印刷抜けは、実施例1、実施例2、及び比較例2では、殆ど目視で判別不可能なレベルで良好であったが、透明樹脂層の無い比較例1では、ハイライト部で目視可能なレベルで多数認められ、高品質の意匠表現が出来ず不良となった。
また、剥離性(剥離重さ)は、実施例1、実施例2、及び比較例1は安定しており良好であったが、硬化剤にイソシアネートを使用した比較例2では、支持体シートを完全に剥離できずシートが破れ、剥離性は不良であった。
また、耐摩耗性は実施例1、実施例2、及び比較例1は、350回往復にて始めて表面に擦り傷が認められる程度で良好であった。
そして、耐溶剤性は実施例1、実施例2、及び比較例1は、絵柄層の溶出や保護層の溶解等も無く良好であった。
なお、比較例2の耐摩耗性及び耐溶剤性は、支持体シートの剥離が不可能の為に、評価できなかった。
【0050】
【発明の効果】
▲1▼本発明の転写シートによれば、耐溶剤性や耐摩耗性に優れる上、支持体シートの(転写層に対する)剥離力が適度でバラツキ無く経時的に安定な上に、絵柄層の印刷抜けも無く高品質の絵柄を転写できる。
▲2▼また、剥離層も設ければ、剥離力の調整も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写シートの幾つかの形態を例示する断面図。
【図2】従来の転写シートの一例を例示する断面図。
【符号の説明】
1 支持体シート
1A 素材シート
1B 凹凸模様賦形層
2 転写層
3 保護層
4 透明樹脂層
5 絵柄層
5A 柄層
5B 全ベタ層
6 接着剤層
7 剥離層
10 従来の転写シート
S 転写シート
Claims (6)
- 支持体シートの片面に、該支持体シートから剥離可能な転写層として少なくとも、保護層、透明樹脂層、及び絵柄層をこの順に設けてなる転写シートにおいて、前記保護層が、100重量部のアクリルポリオールをシランカップリング剤5〜15重量部を硬化剤として硬化してなる2液硬化型樹脂による樹脂バインダー中に、無機充填剤粒子が添加されている層であり、且つ前記透明樹脂層中には無機充填剤粒子を含ま無い、転写シート。
- 被転写体に転写シートを積層後、支持体シートのみを剥離するときの剥離重さが、5〜30kgf/25mm幅である請求項1に記載の転写シート。
- ハイライト部の印刷抜けが殆ど無く目視判別不可能、且つ被転写体に転写シートを積層後、支持体シートのみを剥離するときの剥離重さが、5〜30kgf/25mm幅である請求項1に記載の転写シート。
- 前記透明樹脂層が厚さ1〜5μmである請求項1〜3のいずれかに記載の転写シート。
- 支持体シートと保護層との間に、支持体シートとは剥離可能で且つ保護層とは接着した剥離層を設けた、請求項1〜4のいずれかに記載の転写シート。
- 前記支持体シートの転写層側の片面が、全面にわたって連続していない分離独立した凹凸模様賦形層を盛り上げ印刷にて形成された面である請求項1〜5のいずれかに記載の転写シート。
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