JP5194438B2 - 搬送台車の移送装置および該装置を用いた複層ガラスのシール材の硬化方法 - Google Patents

搬送台車の移送装置および該装置を用いた複層ガラスのシール材の硬化方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガラス板を積載した搬送台車を前工程から下流の次工程の室に移送し、硬化 室内で自動的に順次移送可能とした搬送台車の移送装置、および該移送装置を用いて、搬送台車上に積載した周端縁部にシール材を充填した直後の複層ガラスのシール材を硬化室 内で乾燥硬化させる方法に関するものである。
複層ガラスは、対向する2枚のガラス板間の間隔を保持し、空気層を乾燥状態とするために、乾燥剤を封入した金属製又は樹脂製のスペーサーをガラス板の全周囲部に配設して一次封着剤で接着し、さらに前記空気層内の乾燥状態を保つために、該スペーサーの外周端縁部に二次封着剤を充填して製造される。
二次封着剤を充填した直後の前記複層ガラスを次工程に送る前に、二次封着剤を硬化させるため、所定温度条件下で所定時間以上養生させることが必要である。
このため、二次封着剤を充填した直後の複層ガラスを、ロッド等の仕切部材で離隔できるようにした櫛馬台車等に縦姿勢で積載して、所定温度とした硬化室内に搬入して養生を行い、所定時間経過した搬送台車を取出すため、通常硬化室に入れた順に搬送台車を取り出すようにしていた。
先入れ先出しをするにあたり、硬化室の出入口が一つしかない場合は、先に搬入した搬送台車を先に搬出させるために硬化室内で方向を変えたりしなければならず搬送台車同士の衝突も避けられないことから、硬化室の出入口を対向する2ヵ所に設け、入口から搬入した台車を出口に向かって順次一直線に並べられるようにするのが効果的であるが、後から搬入する搬送台車を硬化室内に搬入させるには先に搬入した搬送台車を逐次出口側に移動させる必要があり、人手で連なった複数の搬送台車を一斉に移動させるのは困難である。
このため、ガラス板を積載した台車を所定位置まで搬送させる各種の方法や装置が開示されている。
例えば、本出願人による特開平11−100121号公報の図4には、台車のガイドロールを案内ローラーガイドによって整列させ、台車供給部から台車取出部までの台車搬送コンベア上を搬送させる台車の搬送装置が開示されている(特許文献1)。
また、例えば、特開2001−233434号公報には、搬送物を積載する台車を搬送するための台車搬送装置において、台車を走行させる台車走行用レールと、このレールに沿ってコンベヤバーを走行させるバー走行用レールとを敷設し、搬送開始域に、最上流の前記コンベヤバーのバー側面に駆動輪を摩擦係合させて回転駆動することにより連続する複数個の前記コンベヤバーを走行駆動するバー駆動装置を設け、前記台車に、前記コンベヤバーの両側の任意の位置の前記バー側面を脱着自在に挟持して前記台車を前記コンベヤバーに連結させるバー挟持具を設けたことを特徴とする台車搬送装置が開示されている(特許文献2)。
特開平11−100121号公報 特開2001−233434号公報
前記特許文献1に記載の発明は、ガラス板を積載している搬送台車を台車搬送コンベア上に載置した状態で搬送するものであるため、搬送コンベアの台車ピッチ送り手段上の搬送台車の搬送および停止のタイミングが常に一斉に行われ、出口側先端部に所定時間を経過していない搬送台車が在席していると、入口側で空きスペースが有っても新たな搬送台車を搬入させることができない。
また、前記特許文献2に記載のものは、連続的に走行しているコンベアバー20の任意の位置に台車10に設けられた台車連結装置30の作動による摩擦力によって着脱自在に連結され得ることにより、先に搬入された台車10との間隔を自在とすることができ、搬送装置と搬送台車が一体として成り立つ構造であり、台車10が台車連結装置30を有した構造であるために、前工程から受け継いだ台車をそのまま牽引するものではなく、搬送装置で搬送した台車を下流の別工程にそのまま移動させて引き継ぐこともできず、搬送装置の搬入部で搬送物を搬送装置の台車10上に積載し、搬送装置の取出部で台車上の搬送物を取り出さないといけないという問題点がある。
また、これらの台車の搬送装置を用いて周端縁部に二次封着材をシール材として充填した直後の複層ガラスのシール材の硬化方法においては、複層ガラスが二次封着剤を所定温度条件下で所定時間以上養生させて硬化させることが必要であるので、所定温度とした硬化室内に搬入した前記複層ガラスを積載した複数台の搬送台車については、搬入後所定時間経過したことを確認して搬送台車を順次取り出さなければならない。
本発明は、上記問題点の解決を図る、すなわち、複数台の搬送台車を、搬入口と取出口 を対向する2ヵ所に設けた硬化室に搬入口から取出口に向かって順次一直線に並べて、複数台の台車を一斉に搬送、あるいは個々に独立して搬送することができ、前工程から受け継いだ台車を硬化室内でそのまま牽引でき、室から取出した台車を下流の別工程にそのまま移動させて引き継ぐことができ、さらに、周端縁部にシール材を充填した直後の複層ガラスの所定時間の養生を台車に積載したまま容易にできることを目的とするものである。
すなわち、本発明は、ガラス板を離隔して積載する複数台の搬送台車を、搬入口と取出 口を対向する2ヵ所に設けた硬化室に搬入口から取出口に向かって順次一直線に並べて移 送し、室内における最下流位置の搬送台車の滞在時間が設定時間を経過した時、取出口か ら取出可能とした搬送台車の移送装置において、
搬送台車の左右両側面部に、その幅と略一致する間隔で平行に設けられ、かつ硬化室の搬入口先端部に拡幅部を有して搬送台車の幅方向を規制する一対のガイドレール、およびガイドレール間の搬入部近傍に設けた搬送台車を強制停止させる台車ストッパーからなる搬送台車の搬送方向の位置決め手段と、該位置決め手段で位置決めされた搬送台車をクランプするクランプ手段と、該クランプ手段をシャトルフレームに設けて、搬送台車の長さに略相当する一定の距離の搬送ピッチだけ該シャトルフレームを往復動させて搬送台車 を前記搬送ピッチ分前進させる搬送手段と、クランプ手段の解除直前からクランプ手段の作動直後迄、全搬送台車をロックする台車固定手段とからなり、
前記シャトルフレームに設けるクランプ手段を前記搬送ピッチで複数個所に設けて、硬化 室内の複数台の搬送台車を一斉に搬送、あるいは個々に独立して搬送することができることを特徴とする搬送台車の移送装置である。
あるいはまた、本発明は、前記クランプ手段として、往復動するシャトルフレームに設けたシリンダと、各搬送台車のフレームの下面部に前記シリンダのロッドを遊嵌自在とする凹溝部を設けたことを特徴とする上述の搬送台車の移送装置である。
あるいはまた、本発明は、前記台車固定手段として、前記ガイドレールの片側に沿って配設された架台上に前記搬送ピッチで設けた固定シリンダのシリンダロッドの先端を、停止状態の搬送台車の側面近傍位置に設けた固定孔に遊嵌させるようにしたことを特徴とする上述の搬送台車の移送装置である。
あるいはまた、本発明は、前記クランプ手段によってクランプされた搬送台車が、搬送手段によって牽引され、床面上を搬送台車の下部四隅に設けた車輪によって走行することを特徴とする上述の搬送台車の移送装置である。
あるいはまた、本発明は、上述の搬送台車の移送装置を用い、搬送台車上にガラス板と して、周端縁部にシール材を充填した直後の複層ガラスを積載し、硬化室で複層ガラスのシール材を硬化させる方法であって、前記複層ガラスを積載した搬送台車を硬化室内の入口より搬入し、台車位置決め手段によって位置決めし、前記位置決めされた搬送台車、及び硬化室内に先に搬入された搬送台車であって、その下流の台車固定位置が空いている搬送台車をクランプ手段によりクランプし、搬送台車の搬入毎、あるいは搬送台車の取出毎に、搬送手段により前記一定の距離の搬送ピッチつ前進移送させ、停止中の全搬送台車に対して台車固定手段により搬送台車を固定後、クランプ手段を解除して搬送台車から切り離して搬送手段のシャトルフレームを元の位置まで後退させ、最下流位置の各搬送台車の硬化室内の滞在時間が設定時間を経過した時硬化完了として取出口から取出ことを特徴とする複層ガラスのシール材の硬化方法である。
本発明によれば、複数台の搬送台車を、搬入口と取出口を対向する2ヵ所に設けた硬化 室に搬入口から取出口に向かって順次一直線に並べて、複数台の台車の一斉搬送から、個々の独立した搬送まで自在に行うことができ、前工程で複層ガラスを積載した台車をそのまま受け継いで硬化室内で牽引でき、硬化室から取出した台車を下流の別工程にそのまま移動させて引き継ぐこともできる。
さらに、全周囲部にシール材を充填した直後の未硬化状態の複数枚の複層ガラスを積載した台車を硬化室の搬入部から取出部まで一列に並べ、取出部である最終位置に在席する台車が最も滞在時間が長くなるので硬化完了の判断は、この台車の室内滞在時間が所定時間を経過しているかどうかを判断するだけで良い。
図1、図2に示すように、本発明は、複数台の搬送台車50を、搬入口4と取出口5を 対向する2ヵ所に設けた硬化室3に搬入口4から取出口5に向かって順次一直線に並べて 移送する装置に関し、ガラス板を積載した搬送台車50を一対のガイドレール11、11によって幅方向を位置決めし、ガイドレール11、11間で搬送台車50の搬入部近傍位置に設けた台車ストッパー12によって搬送台車50の搬送方向の位置決めを行う台車位置決め手段10と、該台車位置決め手段10で位置決めされた搬送台車50をクランプするクランプ手段20(図2参照)と、該クランプ手段20と共に搬送台車50を一定の距 離の搬送ピッチだけ前進させる搬送手段30と、搬送台車50を一時ロックする台車固定手段40(図2参照)とからなる。
図6に示したように、前記台車位置決め手段10は、一対の平行に設けたガイドレール11、11(図1参照)内に搬送台車50を通過させることにより、搬送台車50の幅方向の位置を規制して位置決めを行い、ガイドレール11、11間の搬送台車搬入部近傍に設けた台車ストッパー12で搬送台車50の搬送方向の位置決めを行う。
図1に示すように、前記一対のガイドレール11、11は、その間隔を搬送台車50の通過に支障のない程度に搬送台車50の幅と略一致する間隔とし、搬入口4側の先端部の間隔は先端程徐々に斜めに広がった拡幅部11aを有し、該拡幅部11aにより搬送台車50のガイドレール11、11内への搬入を容易としたものである。
尚、該一対のガイドレール11、11間に搬送台車50を通過させるときに、搬送台車50の側部が、一対のガイドレール11、11に当接するように、一対のガイドレール11、11の間隔を設定したので、搬送台車50の幅方向の位置を規制でき、位置決めが可能である。
さらに、搬送台車50の四隅近傍に、ガイドレール11、11と当接してフリー回転する案内ロール(図示しない)を設けると、該案内ロールのすべてが、一対のガイドレール11、11に当接して、フリー回転するので、ガイドレール11、11内の搬送台車50のスムーズな通過と、搬送台車50の幅方向の位置決めが可能となる。
図6に示すように、前記搬送台車50の台車ストッパー12は、ロータリー式や直動式のアクチュエーターやシリンダーのロッドの先端に剛性の部材を設け、これらシリンダー等を作動させたときに、搬送台車50の下部枠の一部に前記剛性の台車ストッパー12を突出入させて当接させ、搬送台車50を停止させれば良い。
また、図6に示すように、前記クランプ手段20は、シャトルフレーム31に一定ピッチ毎に複数個所にわたって取付部材を介してクランプシリンダ22を取付けたものであり、各クランプシリンダ22のシリンダロッドであるクランプロッド23を、搬送台車50の下部枠51に設けたクランプ用凹溝部54内に挿入させることにより搬送台車50をクランプすることができる。
クランプシリンダ22の位置は、台車位置決め手段10によって位置決めされた搬送台車50のクランプ用凹溝部54と対応する位置と、該位置から一定の距離の搬送ピッチ毎に複数個所にわたって設けた。
前記一定の距離の搬送ピッチとは、搬送台車50の長さより僅かに長くした長さであり、搬送台車50を直列に連ねた時に搬送台車50が移動、停止をしても搬送台車50同士が互いに衝突や接触することのない間隔とした。
尚、該クランプ手段20の各クランプシリンダ22は、該シリンダ22の位置に搬送台車50が在席しているときだけ突出するように作動し、搬送台車50が在席していない位置ではシリンダを作動させない。
これによって、複数台の搬送台車50、50・・間に空席がある場合、空席の上流側の搬送台車50だけをクランプして下流側に搬送移動し、空席を順次詰めることができる。
また、図4に示すように、搬送手段30は、搬送モータ32の駆動によって、往復動するラックギア34をシャトルフレーム31に固定し、該シャトルフレーム31を、搬送台車50の長さに略相当する前記搬送ピッチ相当の長さだけ前進後退を行うものであり、前記シャトルフレーム31に前記搬送ピッチの間隔で複数個所に設けたクランプ手段20のクランプシリンダ22の作動により搬送台車50のクランプ用凹溝部54内に遊嵌させた状態でシャトルフレーム31を前進させれば、クランプされた搬送台車50は、搬送手段によって牽引され、床面上を搬送台車の下部四隅に設けた車輪によって走行し、搬送台車50を1搬送ピッチ搬送させることができる。
また、シャトルフレーム31の停止後、クランプシリンダ22の復動により搬送台車50のクランプ用凹溝部54内より切り離し、シャトルフレーム31と搬送台車とを切り離した状態でシャトルフレーム31を元の位置に後退させれば、搬送台車50の位置はそのままの状態でシャトルフレーム31だけを後退させることができる。
尚、シャトルフレーム31は、フリーに回転する支持ローラ33、33、・・で支持されているのでスムーズに前進後退することができる。
さらに、図4、図5に示すように、台車固定手段40は、立設する架台42上に固定シリンダ43を設け、固定シリンダ43のシリンダロッドである固定ロッド44は、搬送台車50の下部枠51に設けた固定用孔部55内に挿入させることにより搬送台車50を固定することができる。
クランプ手段20によってクランプし、シャトルフレーム31の前進により搬送台車50を前進させた後、シャトルフレーム31を元の位置に後退させるために、クランプを解除すると、搬送台車50の位置ずれが懸念されることもあるため、搬送台車50の前進後、クランプ手段20によってクランプしたまま台車固定手段40によって搬送台車50を固定し、台車固定手段40による搬送台車50の固定が完了した時点でクランプ手段20を解除して、シャトルフレーム31を後退させる。すなわち、台車固定手段40によって 、クランプ手段の解除直前からクランプ手段の作動直後迄、全搬送台車をロックする。
尚、該台車固定手段40の各固定シリンダ43は、該固定シリンダ43の位置に搬送台車50が在席しているときだけ作動し、搬送台車50が在席していない位置では固定シリンダ43を作動させない。
また、前記クランプ用凹溝部54の位置を搬送台車50の下部枠51の下面位置とし、固定用孔部55の位置を、搬送台車50の下部枠51の片側側面位置としたが、特にこれに限定するものではなく、搬送台車50の下部枠51の片側側面、または下面位置で、クランプシリンダ22の取付け位置と固定シリンダ43の取付け位置に合わせて設ければ良い。
図1、図2に示すように、硬化室3の搬入口4より搬送台車50を搬入した後、一対のガイドレール11、11間へ搬送台車50を進入させるのは作業員により手動で行うが、この場合、一対のガイドレール11、11の入口側端部を拡幅にしてあるので搬送台車50を容易に進入させることができる。
尚、前記クランプシリンダ22のクランプロッド23は、搬送台車50を牽引するのに十分な強度の外径と材質を有する鋼材とする。
図3、図4に示すように、前記搬送台車50は、ガラス板、特に全周囲にシール材を充填した複層ガラスを仕切ロッドで離隔して積載した搬送台車50であって、従来公知の床枠の長辺側の中間部に主車輪55と、首振り回動自在なキャスターを床枠の下面の四隅部に4個設け、主車輪55と合わせて合計6個の車輪とし、前記搬送台車50の前端又は後端部の車輪に、搬送台車50の移動をロックする従来公知の搬送台車固定手段40と解除ペダルを有している。
以上、好適な実施の形態について述べたが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の応用が考えられる。
以下に本発明の搬送台車の移送装置の使用方法について述べる。
図1、図2に示すように、上述した搬送台車の移送装置1を用い、搬送台車50上に積 載した、周端縁部にシール材を充填した直後の複層ガラス2を硬化室3に移送して該シール材を硬化させる方法は、前記複層ガラス2(図3、図4参照)を積載した搬送台車50を硬化室の入口より搬入し、まず、台車位置決め手段10によって
搬送方向の位置決めを行う。次に、位置決めされた搬送台車50、及び先に搬入し、下流 の位置にある硬化室3内の搬送台車50の下流が空いている搬送台車50をクランプ手段20(図2参照)によりクランプし、搬送台車50の搬入毎、あるいは搬送台車50の搬出毎に、搬送手段30のシャトルフレーム31により前記搬送ピッチの1ピッチつ前進移送、停止させる。次に、停止中の全搬送台車50、50、・・に対して台車固定手段40(図2参照)により搬送台車50を固定後、クランプ手段20を解除して搬送台車50から切り離して搬送手段30のシャトルフレーム31を元の位置まで後退させる。そして 、最下流位置の各搬送台車50の硬化室3内の滞在時間が設定時間を経過した時に硬化完了として搬送台車50を取出口5から順次取出ものである。
さらに、詳細には、すなわち、前工程において、周端縁部にシール材を充填した直後でシール材が未硬化状態の複数枚の複層ガラス2、2、・・(図3、図4参照)を搬送台車50上に仕切ロッド52(図6参照)で離隔させ、立掛け姿勢で積載する。
続いて、図1、図2に示すように、硬化室3内の搬入口4を開け、前記複層ガラスを積載した搬送台車50を硬化室3内に搬入し、搬送台車50を一対の平行なガイドレール11、11内に手動で搬入させ、硬化室3内の搬入口4を閉める。
該搬送台車50は、前記ガイドレール11、11の幅が搬送台車50の幅より僅かに大きいだけなので、ガイドレール11、11間を通過させるだけで幅方向の位置決めが行われ、続いて、ガイドレール11、11間に設けた台車位置決め手段10の台車ストッパー12の作動により搬送台車50を停止させ、搬送方向の位置決めを行う。
台車位置決め手段10によって位置決めが完了すると、図3、図4に示すように、立設する架台42上に設けた固定シリンダ43を作動させて、そのシリンダロッドである固定ロッド44を、前記位置決めした搬送台車50、および既に硬化室3のガイドレール11、11内に在席するすべての搬送台車50に対して、各搬送台車50の下部枠51の側面に設けた固定用孔部55内に挿入し、各搬送台車50をシリンダロッド44で固定し、前記台車ストッパー12(図1、図2参照)を解除する。
次に、シャトルフレーム31上にブラケットを介して取り付けられたクランプ手段20のクランプシリンダ22を作動させて、各搬送台車50の下部枠51の下部よりクランプシリンダのロッド44を挿入して搬送台車50をクランプした状態で、固定シリンダ43の固定ロッド44を復動させて搬送台車50の固定を解除する。
シャトルフレーム31を前進させ、シャトルフレーム31に固定されたクランプ手段20がクランプしている搬送台車50が搬送台車50の略長さに相当の1搬送ピッチ分前進して停止した位置で、固定シリンダ43を作動させて、そのシリンダロッドである固定ロッド44を、各搬送台車50の下部枠51の側面に設けた固定用孔部55内に挿入し、各搬送台車50をシリンダロッド44で固定し、前記クランプ手段20を解除する。
クランプ手段20を解除してクランプシリンダ22を復動させた状態でシャトルフレーム31を後退させれば、搬送台車50を前進させたままの状態でシャトルフレーム31だけを元の位置まで後退させることができる。
該台車固定手段40の各固定シリンダ43は、該固定シリンダ43の位置に搬送台車50が在席しているときだけ作動し、搬送台車50が在席していない位置では固定シリンダ43を作動させない。
また、該クランプ手段20の各クランプシリンダ22も、該クランプシリンダ22の位置に搬送台車50が在席しているときだけ作動し、搬送台車50が在席していない位置ではクランプシリンダ22を作動させない。
さらに、図1、図2に示すように、硬化室3の最下流側位置に搬送台車50が到達すると、該搬送台車50の硬化室内の在席時間が所定時間、例えば1時間を経過しているかどうかを、制御装置によって判断する。
該最下流位置の搬送台車50が1時間を経過している場合は、硬化室3の近傍に設けたランプ等を点灯させ、作業員に最下流位置の搬送台車50に積載した複層ガラスのシール材の硬化完了を知らせ、作業員が手動により取出口5を開けて搬送台車50を硬化室3の外に取り出す。
また、該最下流位置の搬送台車50が設定時間である1時間を経過していない場合は、1時間を経過するまで搬送台車50を在席させるが、最下流位置にある搬送台車50に対してはクランプ手段20を作動させる必要はない。
また、各搬送台車50の下流側に搬送台車50の略長さ相当分の空きスペースがある場合には、上流側の搬送台車50は、クランプ手段20によってクランプされ、シャトルフレーム31によって空きスペースを順次詰め搬送台車50を搬送させる。
前記搬送台車50は、管理タグ56を有しており、該管理タグ56には台車ナンバーが表示されているが、同時に、前工程にて該台車ナンバーの搬送台車50に積載されている異品種が混在した複層ガラス2の寸法、品種等が該台車ナンバーに対応付けられて管理用コンピューターに入力され記憶されている。
搬送台車50は夫々、硬化室3の搬入から搬入された時点で、管理タグ56の台車ナンバー、搬入時間を制御装置に読み込ませ、最下流位置に到達した搬送台車50について、前記したように設定時間である例えば1時間を経過したかどうかの判断が制御装置6によって行われるものである。
本発明の移送装置の全体平面図。 本発明の移送装置の全体側面図。 本発明の移送装置が搬送台車をクランプし、移送状態を示す正面図。 本発明の移送装置が搬送台車を固定し、停止状態を示す正面図。 図1の移送装置の部分拡大平面図。 図2の移送装置の部分拡大側面図。
1 移送装置
2 複層ガラス
3 硬化室
搬入
5 取出口
6 制御装置
10 台車位置決め手段
11 ガイドレール
12 台車ストッパー
20 クランプ手段
22 クランプシリンダ
23 クランプロッド
30 搬送手段
31 シャトルフレーム
32 搬送モータ
33 支持ローラ
34 ラックギア
40 台車固定手段
42 架台
43 固定シリンダ
44 固定ロッド
50 搬送台車
51 下部枠
52 仕切ロッド
54 クランプ用凹溝部
55 固定用孔部
56 タグ

Claims (5)

  1. ガラス板を離隔して積載する複数台の搬送台車を、搬入口と取出口を対向する2ヵ所に設 けた硬化室に搬入口から取出口に向かって順次一直線に並べて移送し、室内における最下 流位置の搬送台車の滞在時間が設定時間を経過した時、取出口から取出可能とした搬送台車の移送装置において、
    搬送台車の左右両側面部に、その幅と略一致する間隔で平行に設けられ、かつ硬化室の搬入口先端部に拡幅部を有して搬送台車の幅方向を規制する一対のガイドレール、
    およびガイドレール間の搬入部近傍に設けた搬送台車を強制停止させる台車ストッパーからなる搬送台車の搬送方向の位置決め手段と、
    該位置決め手段で位置決めされた搬送台車をクランプするクランプ手段と、
    該クランプ手段をシャトルフレームに設けて、搬送台車の長さに略相当する一定の距離の 搬送ピッチだけ該シャトルフレームを往復動させて搬送台車を前記搬送ピッチ分前進させる搬送手段と、
    クランプ手段の解除直前からクランプ手段の作動直後迄、全搬送台車をロックする台車固定手段とからなり、
    前記シャトルフレームに設けるクランプ手段を前記搬送ピッチで複数個所に設けて、硬化 室内の複数台の搬送台車を一斉に搬送、あるいは個々に独立して搬送することができることを特徴とする搬送台車の移送装置。
  2. 前記クランプ手段は、往復動するシャトルフレームに設けたシリンダと、各搬送台車のフレームの下面部に前記シリンダのロッドを遊嵌自在とする凹溝部を設けたことを特徴とする請求項1記載の搬送台車の移送装置。
  3. 前記台車固定手段は、前記ガイドレールの片側に沿って配設された架台上に前記搬送ピッチで設けた固定シリンダのシリンダロッドの先端を、停止状態の搬送台車の側面近傍位置に設けた固定孔に遊嵌させるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の搬送台車の移送装置。
  4. 前記クランプ手段によってクランプされた搬送台車は、搬送手段によって牽引され、床面上を搬送台車の下部四隅に設けた車輪によって走行するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の搬送台車の移送装置。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれかに記載の搬送台車の移送装置を用い、搬送台車上にガラス 板として、周端縁部にシール材を充填した直後の複層ガラスを積載し、硬化室で複層ガラ のシール材を硬化させる方法において、
    前記複層ガラスを積載した搬送台車を硬化室内の入口より搬入し、台車位置決め手段によって位置決めし、前記位置決めされた搬送台車、及び硬化室内に先に搬入された搬送台車であって、その下流の台車固定位置が空いている搬送台車をクランプ手段によりクランプし、
    搬送台車の搬入毎、あるいは搬送台車の取出毎に、搬送手段により前記一定の距離の搬送ピッチつ前進移送させ、
    停止中の全搬送台車に対して台車固定手段により搬送台車を固定後、クランプ手段を解除して搬送台車から切り離して搬送手段のシャトルフレームを元の位置まで後退させ、
    最下流位置の各搬送台車の硬化室内の滞在時間が設定時間を経過した時硬化完了として取出口から取出ことを特徴とする複層ガラスのシール材の硬化方法。
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