JPH08118189A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JPH08118189A
JPH08118189A JP25832094A JP25832094A JPH08118189A JP H08118189 A JPH08118189 A JP H08118189A JP 25832094 A JP25832094 A JP 25832094A JP 25832094 A JP25832094 A JP 25832094A JP H08118189 A JPH08118189 A JP H08118189A
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JP
Japan
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work
machining
processing
workpiece
receiver
Prior art date
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Application number
JP25832094A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyanaka
弘志 宮中
Shuji Hirano
周二 平野
Kazuhiro Nagatsu
和弘 長津
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワーク受具上への加工屑の落下を確実に防止
することでワークの確実な搬送を担保する。 【構成】ワーク受具22を、第1の加工位置4と第2の
加工位置5との間において該第1の加工位置4での上昇
動作と該第1の加工位置4から第2の加工位置5への前
進動作と第2の加工位置5での下降動作と該第2の加工
位置5から上記第1の加工位置4への後退動作とを順次
行わせることで上記ワークWを第1の加工位置4から第
2の加工位置5へ搬送するものにおいて、上記ワーク受
具22の後退動作の動作経路中に中間停止位置を設定
し、上記各加工位置4,5でのワークWの加工中におい
ては上記ワーク受具22を上記中間停止位置において停
止させるようにする。かかる構成とすることで、各加工
位置4,5において加工屑が下方へ落下しても、上記ワ
ーク受具22は各加工位置4,5から外れた位置におい
て停止しているため、該加工屑がワーク受具上に落下し
てここに溜まるということが確実に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、リフト&キヤリヤ機
構を用いたワーク搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワークを複数の加工位置間において順次
搬送し該各加工位置において所定の加工を行う場合にお
けるワーク搬送形態としては、該ワークを加工位置間の
間隔に相当する距離づつ間欠的に搬送し得るものが好適
であり、かかる搬送形態を実現するものとして例えば、
実開昭62−22049号公報に開示されるようなリフ
ト&キヤリヤ機構を備えたワーク搬送装置が従来より知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかるリフ
ト&キヤリヤ機構を備えたワーク搬送装置においては、
ワークを支持するワーク受具に対して、上昇→前進→降
下→後退の順にこれら各動作を繰り返して行わせること
でワークを一方の加工位置から他方の加工位置へ順次間
欠的に搬送するように構成されている。
【0004】ところが、従来のワーク搬送装置において
は、ワーク受具の停止位置が上記各加工位置に設定され
ていたため、各加工位置においてワークの加工が行われ
ると、その加工屑はそのまま上記ワーク受具上に落下
し、ここに溜まることになる。この結果、次回のワーク
搬送工程において上記ワーク受具上に次のワークを受け
取る場合、該ワーク受具上に溜まった加工屑によってワ
ークの適正な支持状態が阻害され、場合によっては搬送
途中においてワークがワーク受具から脱落するというよ
うな事態の発生も考えられる。
【0005】そこで本願発明は、ワーク受具上への加工
屑の落下を確実に防止することでワークの確実な搬送を
担保するとともに、併せて作業上のロスタイムの低減に
よりコストダウンを図るようにしたワーク搬送装置を提
供せんとしてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明では、ワークを支持する
ワーク受具を備え、該ワーク受具が第1の加工位置と第
2の加工位置との間において該第1の加工位置での上昇
動作と該第1の加工位置から第2の加工位置への前進動
作と第2の加工位置での下降動作と該第2の加工位置か
ら上記第1の加工位置への後退動作とを順次行うことで
上記ワークが第1の加工位置から第2の加工位置へ搬送
されるようにしたワーク搬送装置において、上記ワーク
受具の上記第2の加工位置から第1の加工位置への後退
動作の動作経路中に中間停止位置を設定するとともに、
上記各加工位置でのワークの加工中においては上記ワー
ク受具を上記中間停止位置において停止させる如く該ワ
ーク受具の動作を制御する制御手段を備えたことを特徴
としている。
【0008】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかるワーク搬送装置において、上記各加工位置に、上
記ワークに対して進退駆動され且つその前進位置では上
記ワークに所定の加工を行い後退位置では該ワークから
離間して待機する加工手段を備えるとともに、上記制御
手段を上記加工手段の前進位置から後退位置への後退動
作中に上記ワーク受具を上記中間停止位置から上記第1
の加工位置へ後退させる如く構成したことを特徴として
いる。
【0009】
【発明の作用・効果】本願発明ではかかる構成とするこ
とにより次のような作用・効果が得られる。
【0010】本願の第1の発明にかかるワーク搬送装
置によれば、ワーク受具の第2の加工位置から第1の加
工位置への後退動作の動作経路中に中間停止位置を設定
し、上記各加工位置でのワークの加工中においては上記
ワーク受具を上記第1及び第2加工位置から外れた中間
停止位置で停止させるようにしているので、各加工位置
でのワークに対する所定の加工により生じた加工屑がそ
のまま下方へ落下しても、その位置にはワーク受具が存
在しないので該ワーク受具上に加工屑が落下して溜まる
ということが確実に防止される。従って、ワーク受具上
に溜まった加工屑によって該ワーク受具におけるワーク
の適正な支持状態が阻害されるということがなく、常時
ワーク受具によってワークを適正に支持してこれを搬送
することができ、搬送作業の信頼性が確保され、延いて
は加工ラインにおける作業性の向上が図れるものであ
る。
【0011】本願の第2の発明にかかるワーク搬送装
置によれば、上記に記載の作用効果に加えて、加工手
段の前進位置から後退位置への後退動作中に上記ワーク
受具を上記中間停止位置から上記第1の加工位置へ後退
させるように構成しているので、例えば加工手段の後退
動作とワーク受具の後退動作とを前後して行うような構
成の場合に比して、両動作が重複する期間だけ作業上の
ロスタイムが低減され、それだけ作業タクトが短縮され
作業性の向上によるコストダウンが期待できるものであ
る。
【0012】
【実施例】以下、本願発明のワーク搬送装置を実施例に
基づいて具体的に説明すると、図1には本願発明の実施
例にかかる搬送装置Zの一部が示されている。この搬送
装置Zは、複数の加工ステーション(特許請求の範囲中
の加工位置に該当する)が所定間隔で一列に配置された
ワークWの加工ラインにおいてこの複数の加工ステーシ
ョン間に跨がって配置され、上記ワークWを該複数の加
工ステーションに順次搬送するものであるが、ここでは
説明の都合上、搬送装置Zのうち、ライン上流側に位置
する特定の加工ステーション4(以下、これを第1加工
ステーション4という)とこの第1加工ステーション4
のライン下流側に隣接する加工ステーション5(以下、
これを第2加工ステーション5という)とに対応する一
部分を例にとって説明する。
【0013】搬送装置Z 搬送装置Zは、いわゆるリフト&キヤリヤ機構を備えた
ものであって、後述するリフト機構1とキャリヤ機構2
とで構成される。リフト機構1 上記リフト機構1は、ライン方向に沿って配置され適宜
のリフト駆動手段10により軸方向(矢印a−b方向)
に進退駆動される押引ロッド11と、該押引ロッド11
の後述する第1及び第2加工ステーション4,5にそれ
ぞれ対応する位置にその一端が枢支されるとともに他端
にはガイドローラ13を備え且つ上記第1及び第2加工
ステーション4,5側にその中間部が枢支された揺動レ
バー12,12とを備えている。そして、この各揺動レ
バー12,12の各ガイドローラ13,13は、それぞ
れ後述するキャリヤバー21の下面に対してこれを下面
側から支持する如く当接せしめられている。
【0014】従って、上記リフト駆動手段10によって
上記押引ロッド11を押引操作して上記揺動レバー1
2,12を揺動させることで上記キャリヤバー21は図
1に実線図示する下動位置と鎖線図示する上動位置との
間で上下方向(矢印c−d方向)に昇降せしめられるこ
とになる。尚、上記リフト駆動手段10は、後述するコ
ントロールユニット3(特許請求の範囲中の制御手段に
該当する)によってその作動が制御される。
【0015】キャリヤ機構2 上記キャリヤ機構2は、上記押引ロッド11と平行に配
置され上述の如く上記リフト機構1によって昇降駆動さ
れるとともに適宜のキャリヤ駆動手段20により軸方向
(矢印e−f方向)に往復動されるキャリヤバー21
と、該キャリヤバー21上に上記各加工ステーション
4,5の間隔に相当するピッチで固定されたワーク受具
22,22とを備えて構成される。そして、このキャリ
ヤバー21は、その往復ストロークが上記各ワーク受具
22,22の固定ピッチと同寸法に設定されるととも
に、その往復動の起点と終点においては上記ワーク受具
22,22が上記各加工ステーション4,5の中心位置
に合致するようにされている。
【0016】従って、上記ワーク受具22は、上記リフ
ト機構1とキャリヤ機構2との共働作用により次のよう
な作動態様を示す。即ち、図1の状態において上記第1
加工ステーション4に対応するワーク受具22の作動を
例にとって説明すると、該ワーク受具22は同図の上部
に図示するように第1降下位置と第1上昇位置と第2上
昇位置と第2上昇位置の四位置間で矩形軌跡を描いて移
動する。ここで、上記第1降下位置とは、上記ワーク受
具22が上記第1加工ステーション4の中心線上に位置
し且つ上記キャリヤバー21が下動位置に設定された状
態におけるワーク受具22の位置である。第1上昇位置
とは、上記ワーク受具22が上記第1加工ステーション
4の中心線上に位置し且つ上記キャリヤバー21が上動
位置に設定された状態におけるワーク受具22の位置で
ある。上記第2上昇位置とは、上記ワーク受具22が上
記第2加工ステーション5の中心線上に位置し且つ上記
キャリヤバー21が上動位置に設定された状態における
ワーク受具22の位置である。第2降下位置とは、上記
ワーク受具22が上記第2加工ステーション5の中心線
上に位置し且つ上記キャリヤバー21が下動位置に設定
された状態におけるワーク受具22の位置である。
【0017】そして、上記ワーク受具22の第1降下位
置から第1上昇位置への上昇動作は、上記リフト機構1
の浮上作用により達成される。第1上昇位置から第2上
昇位置への前進動作は、上記キャリヤバー21が上動位
置に設定された状態でこれが前方(矢印e方向)へ押し
出されることで達成される。上記ワーク受具22の第2
上昇位置から第2降下位置への下降動作は、上記リフト
機構1の沈下作用により達成される。上記ワーク受具2
2の第2降下位置から第1降下位置への後退動作は、上
記キャリヤバー21が下動位置に設定された状態でこれ
が手前側に引き戻されることで達成される。
【0018】さらに、この実施例のものにおいては、本
願発明を適用して、上記ワーク受具22の後退動作の経
路中に中間停止位置を設定し、該ワーク受具22が第2
降下位置から第1降下位置へ後退する際、その途中でこ
の中間停止位置に一時的に停止させるようにしている。
ここで、中間停止位置は、上記第1加工ステーション4と
第2加工ステーション5との間で任意に設定できるもの
である。このワーク受具22の中間停止位置での停止を
含む上記各動作は、上記リフト駆動手段10とキャリヤ
駆動手段20との作動を後述のコントロールユニット3
によって制御することで行われる。
【0019】加工ステーション 第1加工ステーション4と第2加工ステーション5とは
同一の構成をもつため、ここでは第1加工ステーション
4を例にとってその構成及び作動について説明する。
【0020】第1加工ステーション4は、フレーム部材
31に後述のクランプ機構32を取り付けるとともに、
該フレーム部材31の上方位置に後述の加工ヘッド6を
配置して構成される。
【0021】上記クランプ機構32は、上記搬送装置Z
によって搬送されるワークWを受け取ってこれを所定の
位置にクランプし、該ワークWへの加工ヘッド6による
所定の加工作業を可能とするものであって、第1クラン
パー33と第2クランパー34の二つのクランパーで構
成される。先ず、第1クランパー33は、ワーク受台3
8を昇降駆動可能に支持して該ワーク受台38上に載置
されるワークWを後述する第2クランパー34側に押し
付けることで該第2クランパー34と共働してワークW
をクランプし、またワーク受台38を降下させて上記第
2クランパー34から離間させることでワークWをアン
クランプするものであって、シリンダ35により揺動せ
しめられる揺動レバー36の先端を、上記ワーク受台3
8を備え且つ上下方向(矢印g−h方向)に昇降可能と
された昇降ロッド37に係止させて、該シリンダ35が
伸縮動することで上記ワーク受台38が昇降するように
構成されている。
【0022】これに対して、上記第2クランパー34
は、シリンダ41により上下方向(矢印i−j方向)に
昇降せしめられるロッド42にクランプピン43,43
を取り付け、該クランプピン43を上記シリンダ41の
伸縮動により昇降させることで上記ワークWを上記第1
クランパー33とともにクランプあるいはアンクランプ
することができるようにして構成されている。
【0023】尚、以下の説明においては、上記ワーク受
台38が上昇して上記第2クランパー34との間でワー
クWをクランプする時の位置をクランプ位置、降下して
クランプ状態を解除する時の位置をアンクランプ位置と
いう。さらに、このワーク受台38の高さ位置と上記搬
送装置Zのワーク受具22の高さ位置との間においては
次のような設定がなされている。即ち、上記ワーク受台
38がアンクランプ位置に設定された状態でのその上面
高さと、上記ワーク受具22が第1及び第2上昇位置に
設定された状態でのその上面高さとの間においては、後
者の方が所定寸法だけ上位に位置するように設定されて
いる。一方、上記ワーク受台38がクランプ位置に設定
された状態でのその上面高さと、上記ワーク受具22が
第1及び第2降下位置に設定された状態でのその上面高
さとの間においては、後者の方が所定寸法だけ下位に位
置するように設定されている。
【0024】また、上記第1クランパー33と第2クラ
ンパー34のクランプ・アンクランプ動作は後述のコン
トロールユニット3によって制御される。
【0025】加工ヘッド6 上記加工ヘッド6は、複数のドリルを備えて上記ワーク
Wに対して所定の穿孔加工を行うためのものであって、
図示しない支持手段により上下方向(矢印m−n方向)
に昇降可能に支持され、図1に図示するように上昇して
上記フレーム部材31よりも上位に位置する待機位置
と、図示しないが降下して上記ドリルがワークWに届い
て所定の加工が行える加工位置との上下二位置間で昇降
駆動される。尚、この加工ヘッド6の昇降動作は後述の
コントロールユニット3により制御される。また、この
加工ヘッド6は、特許請求の範囲中の加工手段に該当す
る。
【0026】コントロールユニット3 上記コントロールユニット3は、上記搬送装置Zのリフ
ト機構1とキャリヤ機構2との動作を、上記第1加工ス
テーション4及び加工ヘッド6の作動との関連において
制御するためのものであって、制御用パラメータとして
上記ワーク受台38へのワークWのセット状態を検出す
るワークセンサ7からワーク信号が入力される。そし
て、このワーク信号を基準として上記各装置をシーケン
ス制御するようにしている。このコントロールユニット
3によるシーケンス制御の基本思想は、上記各加工ステ
ーション4,5においてワークWに対して加工ヘッド6
による加工が実行されている間は上記ワーク受具22を
中間停止位置において停止させることで該ワーク受具2
2上に加工屑が溜まるのを確実に防止することと、作業
上のロスタイムを低減して作業タクトを短縮し以て作業
性の向上を図ることにある。
【0027】以下、このコントロールユニット3による
シーケンス制御の実際を、図2に示すタイムチャートを
参照して説明する。尚、このタイムチャートにおいて
は、上記第1加工ステーション4の位置を第1st位
置、第2加工ステーション5の位置を第2st位置と表
示している。また、ここでの説明においては、上記各加
工ステーション4,5の各ワーク受具22,22上に既
に所定の加工が完了したワークW,Wがアンクランプ状
態で載置されているものとし、この状態から搬送装置Z
によって第1加工ステーション4側に位置するワークW
を該第1加工ステーション4に対応するワーク受具22
により受け取ってこれを第2加工ステーション5側に移
載し、さらに該ワーク受具22を第1加工ステーション
4側に復帰させるまでについて説明する。
【0028】先ず、搬送開始前においては、図2に示す
ように、リフト機構1は降下位置にあり、キャリヤ機構
2は最も後退した位置で停止しており、従って該キャリ
ヤ機構2のワーク受具22は第1降下位置に設定されて
ワークWの直下で待機している。また、この時、クラン
プ機構32はアンクランプ状態にあり、また加工ヘッド
6は待機位置に設定されている。
【0029】搬送作業が開始されると、先ずリフト機構
1が上昇してキャリヤバー21を浮上させ、上記ワーク
受具22を第1降下位置から浮上させてこれを第1上昇
位置に設定する。このワーク受具22の浮上動作の途中
において、上記ワーク受台38上に載置されていたワー
クWはワーク受具22側に受け取られる。
【0030】キャリヤバー21の浮上と同時にキャリヤ
機構2のキャリヤバー21が前進し、上記ワークWを載
置したワーク受具22をそのまま前方へ搬送してこれを
第2上昇位置に位置設定する。このワーク受具22が第
2上昇位置に位置設定されると、これに引き続いてリフ
ト機構1が降下作動し上記ワーク受具22は第2上昇位
置から第2降下位置に降下される。このワーク受具22
の降下途中において、該ワーク受具22に載置されてい
たワークWは第2加工ステーション5側のワーク受台3
8に移載される。また、このワークWの第2加工ステー
ション5側への受け渡しの完了と同時に、上記クランプ
機構32が作動してしてワークWをクランプする。
【0031】次に、キャリヤ機構2が後退動作に移り、
上記ワーク受具22を第2降下位置から中間停止位置ま
で後退させてここで停止する。また、このキャリヤ機構
2の後退動作と並行して上記加工ヘッド6が待機位置か
ら降下し、上記ワーク受具22が中間停止位置に到達し
た時点においては加工位置に設定され、加工位置への設
定と同時に所定の穿孔加工を開始する。
【0032】上記加工ヘッド6による加工が完了する
と、該加工ヘッド6が加工位置から待機位置へ上昇する
とともに、クランプ機構32がアンクランプ状態とされ
る。また、これと同時に、上記キャリヤ機構2が再び後
退動作を開始し、上記ワーク受具22第1降下位置に達
した時点で停止される。そして、このワーク受具22の
中間停止位置から第1降下位置への後退動作は、上記加
工ヘッド6の上昇動作が行われている間に完了される。
以上で一回の搬送作業が完了し、搬送装置Zは次回の搬
送作業に備えることとなる。
【0033】このように、ワーク受具22が中間停止位
置において停止されている状態で加工ヘッド6による加
工が行われることで、該ワーク受具22上に加工に伴う
加工屑が落下して溜まるというような事態の発生が確実
に回避されるものである。従って、次回の搬送作業にお
いて上記ワーク受具22上に溜まった加工屑によってワ
ークWの受け取りあるいは受け取り後の支持が不確実に
なるということもなく、搬送作業の信頼性が向上するも
のである。
【0034】また、ワーク受具22の中間停止位置から
第1降下位置への後退動作と加工ヘッド6の上昇動作と
を時間的にラップさせたことにより、例えばこれらを前
後して行う場合に比して、作業上のロスタイムが低減さ
れ、それだけ作業タクトの短縮が可能となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかるワーク搬送装置の要
部側面図である。
【図2】図1に示したワーク搬送装置におけるタイムチ
ャート図である。
【符号の説明】
1はリフト機構、2はキャリヤ機構、3はコントロール
ユニット、4は第1加工ステーション、5は第2加工ス
テーション、6は加工ヘッド、7はワークセンサ、10
はリフト駆動手段、11は押引ロッド、12は揺動レバ
ー、13はガイドローラ、20はキャリヤ駆動手段、2
1はキャリヤバー、22はワーク受具、31はフレーム
部材、32はクランプ機構、33は第1クランパー、3
4は第2クランパー、35はシリンダ、36は揺動レバ
ー、37は昇降ロッド、38はワーク受台、41はシリ
ンダ、42はロッド、43はクランプピン、Wはワー
ク、Zは搬送装置である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを支持するワーク受具を備え、該
    ワーク受具が第1の加工位置と第2の加工位置との間に
    おいて該第1の加工位置での上昇動作と該第1の加工位
    置から第2の加工位置への前進動作と第2の加工位置で
    の下降動作と該第2の加工位置から上記第1の加工位置
    への後退動作とを順次行うことで上記ワークが第1の加
    工位置から第2の加工位置へ搬送されるようにしたワー
    ク搬送装置であって、 上記ワーク受具の上記第2の加工位置から第1の加工位
    置への後退動作の動作経路中に中間停止位置を設定する
    とともに、 上記各加工位置でのワークの加工中においては上記ワー
    ク受具を上記中間停止位置において停止させる如く該ワ
    ーク受具の動作を制御する制御手段を備えたことを特徴
    とするワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記各加工位置に、
    上記ワークに対して進退駆動され且つその前進位置では
    上記ワークに所定の加工を行い後退位置では該ワークか
    ら離間して待機する加工手段が備えられるとともに、 上記制御手段は上記加工手段の前進位置から後退位置へ
    の後退動作中に上記ワーク受具を上記中間停止位置から
    上記第1の加工位置へ後退させる如く構成されているこ
    とを特徴とするワーク搬送装置。
JP25832094A 1994-10-24 1994-10-24 ワーク搬送装置 Pending JPH08118189A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127143A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Central Glass Co Ltd 搬送台車の移送装置および該装置を用いた複層ガラスのシール材の硬化方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127143A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Central Glass Co Ltd 搬送台車の移送装置および該装置を用いた複層ガラスのシール材の硬化方法

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