JP5194073B2 - ガスセンサ - Google Patents
ガスセンサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5194073B2 JP5194073B2 JP2010179403A JP2010179403A JP5194073B2 JP 5194073 B2 JP5194073 B2 JP 5194073B2 JP 2010179403 A JP2010179403 A JP 2010179403A JP 2010179403 A JP2010179403 A JP 2010179403A JP 5194073 B2 JP5194073 B2 JP 5194073B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal ring
- insulating member
- base end
- housing
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 239
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 112
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 claims description 29
- 238000002788 crimping Methods 0.000 claims description 8
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 51
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 19
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 10
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 10
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 8
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 8
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000001012 protector Effects 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- FPAFDBFIGPHWGO-UHFFFAOYSA-N dioxosilane;oxomagnesium;hydrate Chemical compound O.[Mg]=O.[Mg]=O.[Mg]=O.O=[Si]=O.O=[Si]=O.O=[Si]=O.O=[Si]=O FPAFDBFIGPHWGO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 4
- 239000007784 solid electrolyte Substances 0.000 description 4
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 3
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 3
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 239000005871 repellent Substances 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01D—MEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01D11/00—Component parts of measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
- G01D11/24—Housings ; Casings for instruments
- G01D11/245—Housings for sensors
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/403—Cells and electrode assemblies
- G01N27/406—Cells and probes with solid electrolytes
- G01N27/407—Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
- G01N27/4078—Means for sealing the sensor element in a housing
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
Description
図10に示すように、この種のガスセンサは、有底円筒状のセンサ素子(この例では酸素センサ素子)3の中央付近に鍔部3aを設け、センサ素子3を筒状のハウジング(主体金具)200の内側に挿通して保持して構成されている(特許文献1)。ハウジング200の内周面には段部200eが設けられ、段部200eの基端側にパッキン12を介して筒状のセラミックホルダ5が配置されている。そして、セラミックホルダ5に基端側からパッキン(図示せず)を介してセンサ素子3の鍔部3aを当てることにより、間接的に段部200eに鍔部3aが当接している。
さらに、鍔部3aの基端側におけるセンサ素子3とハウジング200との径方向の隙間に、筒状のシール材(滑石粉末)6及び絶縁部材(セラミックスリーブ)50が配置されている。そして、絶縁部材50の基端側に金属リング(平ワッシャ)60を配し、ハウジング200の基端部を内側に屈曲して加締め部200aを形成することにより、絶縁部材50が先端側に押し付けられてシール材6を押し潰し、全体が加締め固定されるとともにシールされている。
従って、本発明は、シール材による気密性の劣化を抑制したガスセンサの提供を目的とする。
具体的には、金属リングの外周部が絶縁部材の基端部より径方向外側へ突出しているため、金属リングの中央軸が絶縁部材の径方向の中央軸より径方向外側に偏倚する。従って、加締め加重を支える支点より、金属リングの中央軸が径方向外側に位置し、モーメントの関係から金属リングの基端向き面では、金属リングの径方向外側に加締め加重が多くかかる。そのため、上記応力が生じ、スプリング効果が生じる。
さらに、加締め部が金属リングの外周部の基端向き面全体に密着することで、外周部に加締め加重が確実に掛かるため、上記応力がより大きくなる。
その上、金属リングの内周部において、加締め部と金属リングとが軸線方向に対向する対向領域における金属リングの基端向き面の少なくとも径方向内側の端部が加締め部と離間しているため、金属リングの内周部側では加締め加重が殆ど掛からず、加締め加重が金属リングの外周部側に多く掛かり、上記したスプリングバック効果が確実に生じる。
以上のような構成により、加締めの緩みを防止し、シール材による気密性の劣化を抑制することができる。
なお、「金属リングの内周部における加締め部と金属リングとが軸線方向に対向する対向領域における金属リングの基端向き面」とは、例えば、加締め部の内側端が前記金属リングよりも径方向内側に配置される場合には、金属リングの内周部の基端向き面全体を指し、また、例えば、加締め部の内側端が前記金属リングよりも径方向外側に配置される場合には、金属リングの内周部の基端向き面のうち、加締め部の内側端に対向する位置から径方向外側に配置される部位を指す。
具体的には、金属リングの外周部が絶縁部材の基端部の基端向き面より先端側に位置する程度に、充分に加締め加重を掛けることにより、上記したスプリングバック効果も大きくなり、加締めの緩みを防止し、シール材による気密性の劣化を抑制することができる。
なお、「金属リングの外周部の先端向き面が、絶縁部材の基端部の基端向き面より先端側に位置する」とは、金属リングが絶縁部材とハウジングとの間隙に食い込むことである。
このようにすると、加締め部の内周部では加締め加重が殆ど掛からず、加締め荷重が金属リングの外周部側に多く掛かり、上記したスプリングバック効果が確実に生じる。
このようにすると、金属リングに加締め加重を掛ける位置が金属リングの内周側より、さらに外周側に寄る。そのため、金属リングの外周側を下方(先端)へ押し下げる応力が掛かり易くなり、それに応じて上記したスプリングバック効果が容易に生じる。
加締めによる加重で金属リングの外周側が押し下げられるにつれて、金属リングの内周側が上方(基端側)へ押し上げられる。このとき、上記の構成とすると、金属リングの内側面がセンサ素子の外面に引っ掛かることが少なくなり、加締めを確実に行うことができる。
このようにすると、金属リングの先端向き面が平面であるため、絶縁部材の基端部の基端向き面に接する面積が大きくなり、上記したスプリングバックによるバネ力をこれら部材に確実に及ぼすことができる。
さらに、金属リングの基端向き面も平面であるため、加締め部に接する面積も大きくなり、さらに、スプリングバックによるバネ力をこれら部材に確実に及ぼすことができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るガスセンサ100を軸方向(先端から基端に向かう方向)に沿う面で切断した断面構造を示す。この実施形態において、ガスセンサ100は自動車の排気管内に挿入されて先端(図1の矢印F側)が排気ガス中に曝され、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサになっている。センサ素子3は、酸素イオン伝導性の固体電解質体に一対の電極を積層した酸素濃淡電池を構成し、酸素量に応じた検出値を出力する公知の酸素センサ素子である。
なお、図1の下側(矢印F側)をガスセンサ100の先端側とし、図1の上側をガスセンサ100の基端側とする。
センサ素子3の中央付近には、径方向外側に突出する鍔部3aが設けられている。一方、ハウジング20の先端寄りの内周面には内側に縮径する段部20eが設けられ、段部20eの基端側にパッキン12を介して筒状のセラミックホルダ5が配置されている。そして、センサ素子3をハウジング20及びセラミックホルダ5の内側に挿通し、セラミックホルダ5に基端側からパッキン(図示せず)を介してセンサ素子3の鍔部3aを当てることにより、間接的に段部20eに基端側からセンサ素子3の鍔部3aが当接している。
なお、ハウジング20の内側面は絶縁部材10の基端近傍で拡径され、少なくとも絶縁部材10の基端部10Bの外側面10Bfがハウジング20の内側面と離間している。又、金属リング30の外径は絶縁部材10の外径より大きく、後述するように金属リング30の外周部30aが絶縁部材10の外側面10Bfから径方向外側へはみ出している。金属リング30の外周部30aの規定については後述する。
セパレータ111の基端側の外筒40内側には筒状のグロメット131が加締め固定され、グロメット131の4個の挿通孔(図1では2つのみ図示)からそれぞれリード線41、41が外部に引き出されている。このようにして外筒40の先端側に端子金具71、91が突出した状態で、ハウジング20の基端に外筒40を被せると、筒状の端子金具71がセンサ素子3の筒に内嵌され、センサ素子3内面の基準電極のリードと電気的に接続される。又、端子金具91はセンサ素子3の外周面に外嵌めされ、センサ素子3外面の検知電極のリードと電気的に接続される。そして、外筒40の先端をハウジング20の基端部20bに外嵌し、両者を溶接して外筒40がハウジング20に固定される。
なお、グロメット131の中心には貫通孔131aが形成され、センサ素子3の内部空間に連通している。そして、グロメット131の中心孔に撥水性の通気フィルタ140が介装され、外部の水を通さずにセンサ素子3の内部空間に基準ガス(大気)を導入するようになっている。
そして、ハウジング20の雄ねじ部20dを排気管等のネジ孔に取付けることで、センサ素子3の先端を排気管内に露出させて被検出ガス(排気ガス)を検知している。
金属リング30の外径は絶縁部材10の外径より大きく、金属リング30の外周部30aが絶縁部材10の基端部10Bの外側面10Bfより径方向外側へ突出している。ここで、金属リング30の外周部30aは、金属リング30のうち、絶縁部材10の基端部10Bの外側面10Bfから軸線方向に延ばした仮想線AXより径方向外側に位置する部分をいう。又、金属リング30のうち外周部30aより径方向内側に位置する部分を「内周部30b」という。
加締め部20aは、金属リング30の基端向き面30eのうち、外周部30aの基端向き面30j全体に密着している。さらに、加締め部20aの内側端20apは、金属リング30の基端向き面30eのうち、内周部30bの基端向き面30hと一部(基端向き面30hの径方向内側の端部)離間している。なお、金属リング30の内周部30bにおいて、加締め部20aと金属リング30とが軸線方向(図2の上下方向)に対向する部位を対向領域Rで示す。対向領域Rで必ずしも加締め部20aと金属リング30とが軸線方向に接している必要はなく、両者が近接していてもよい。例えば、この実施形態では、加締め部20aの内側端20apが金属リング30の内側面30iより径方向外側に位置し、かつ軸線方向に内側端20apが金属リング30と離間している。又、図8に示すように、加締め部の内側端20apが金属リングの内側面30iよりも径方向内側に配置される場合には、対向領域Rは内周部30b全体を指すので、少なくとも金属リング30の内側端で加締め部20が金属リング30と非接触である必要がある。
さらに、この実施形態においては、金属リング30の内側面30iが絶縁部材10の内側面10iより径方向外側に位置している。但し、内側面30iが内側面10iより径方向外側に位置することは必須ではなく、内側面30iが内側面10iと面一であってもよい。なお、センサ素子3を挿通する関係から、内側面30iが内側面10iより径方向内側になることはない。
一方、これとは逆に、金属リング30の先端向き面30dでは、中央軸30Ceより径方向内側部分に絶縁部材10側からの反発力P2が多くかかる。
さらに、加締め部20aが金属リング30の外周部30aの基端向き面30j全体に密着することで、外周部30aに加締め部20aの加重P1が確実に掛かるため、応力S1がより大きくなる。
その上、金属リング30の内周部30bの基端向き面30hのうち、加締め部20aの内側端20apに対向する位置(対向領域R)から径方向内側に配置される部位と、加締め部20aとの間に隙間Gが形成され、内側端20apと内周部30bの一部とが離間している。このため、加締め部20aのうち、金属リング30の基端向き面30eと接し、金属リング30に加締め加重を掛ける位置が金属リング30の外周部30a側になる。そのため、図3で説明した金属リング30の外周部30a側を下方(先端)へ押し下げる応力S1が掛かり易くなり、上記したスプリングバック効果が確実に生じる。
但し、金属リング30の外周部30a(外側面30f)が絶縁部材10の基端部10Bの外側面10Bfより外側に突出し過ぎたり、金属リング30の厚みが薄過ぎると、加締めの際に金属リング30が弾性限を超えて塑性変形してしまい、上記したスプリングバックの効果が得られないことがあるので、加締めによって金属リング30が弾性限を超えないよう、これらの因子を適宜調整するとよい。例えば、金属リング30としては、ステンレス鋼(例えばSUS430)を用いることができる。
このように、金属リング30の先端向き面30dを絶縁部材10の基端向き面10Bdから延ばした延長線を表す仮想線L(この仮想線Lは、先端向き面30dを通る)より下方に曲がる程度に、金属リング30の外側により多くの加締め加重を掛けている。これにより、図3に示したように、金属リング30の外周部30aを下方(先端)へ押し下げる応力S1が大きくなる。そして、それに応じて上記したスプリングバック効果も大きくなるので、と同様に加締めの緩みを防止し、シール材6による気密性の劣化を抑制することができる。
又、この実施形態では、加締め部20aの内側端20apが金属リング300の内側面300iより径方向外側に位置している。さらに、この実施形態においては、金属リング300の内側面300iが絶縁部材10の内側面10iより径方向外側に位置している。但し、内側面300iが内側面10iより径方向外側に位置することは必須ではなく、内側面300iが内側面10iと面一であってもよい。なお、センサ素子3を挿通する関係から、内側面300iが内側面10iより径方向内側になることはない。
一方、これとは逆に、金属リング300の先端向き面300dでは、中央軸300Ceより径方向内側部分に絶縁部材10側からの反発力P2が多くかかる。
さらに、加締め部20aが金属リング300の外周部300aの基端向き面300j全体に密着することで、外周部300aに加締め部20aの加重P1が確実に掛かるため、応力S1がより大きくなる。
その上、金属リング300の内周部300bの基端向き面300hのうち、加締め部20aの内側端20apに対向する位置から径方向外側に配置される部位と、加締め部20aとの間に隙間Gが形成され、内側端20apと内周部300bの一部とが離間している。このため、加締め部20aのうち、金属リング300の基端向き面300eと接し、金属リング300に加締め加重を掛ける位置が金属リング300の外周部300a側になる。そのため、図3で説明した金属リング300の外周部300a側を下方(先端)へ押し下げる応力S1が掛かり易くなり、上記したスプリングバック効果が確実に生じる。
まず、加締め部20aで金属リング31の外周側により多くの加重を掛けつつ加締めると(図5(a))、金属リング31の外周側が押し下げられるにつれて、金属リング31の内周部側が上方(基端側)へ押し上げられる(図5(b))。このとき、金属リング31の内側面31iが絶縁部材10の内側面10iと面一であると、金属リング31の内周部側が押し上げられた際に内側面31iがセンサ素子3の外面に引っ掛かったりして加締め作業がし難くなる場合がある。
そこで、図2、図4に示すように、金属リング30の内側面30iを絶縁部材10の内側面10iより径方向外側に位置させることで、上記した引っ掛かりが少なくなり、加締めを確実に行うことができる。
なお、金属リング32の場合も、外周部32aの先端向き面32d2が仮想線Lより下方(先端側)に位置するとよい。但し、金属リング32の場合、その表面が平面状でないため、必ずしも金属リング32の最外周が先端側に下がっているとは限らず、外周からやや内側の部分が仮想線Lより下方に位置する場合がある。従って、金属リング32のうち、絶縁部材10の基端部10Bより径方向外側に突出する金属リングの外周部が仮想線Lより下方(先端側)に位置していればよい。
そして、常温(20℃)で、加締め部20aを0.4mm先端側へ押し下げてから除荷したときの各構成部品の位置変化に伴う反発力を、絶縁部材10の先端向き面(シール材6との界面)にシール材6側から掛かる面圧として解析した。この反発力(面圧)は、各構成部品の位置が変位したときにヤング率に応じて元に戻ろうとする力から計算される。
次に、ガスセンサ100を450℃に加熱したとき、各構成部品の熱膨張に伴う延びによる位置変化を計算した。そして、この位置変化に応じた各構成部品のヤング率から、450℃における上記面圧を解析した。
間隔Aをそれぞれ0mm、0.3mmに変化させて解析を行った結果を図9に示す。なお、A=0.3mmの条件では、図2に示すように加締め部20aの内側端20apを金属リング30から離間させている。
6 シール材
10、11 絶縁部材
10B、11B 絶縁部材の基端部
10Bd 絶縁部材の基端部の基端向き面
10Bf、11Bf 絶縁部材の基端部の外側面
10i 絶縁部材の内側面
20、21 ハウジング
20a、21a ハウジングの加締め部
20ap、21ap 加締め部の内側端
30、31、32、300 金属リング
30a、300a 金属リングの外周部
30b、300b 金属リングの内周部
30d、300d 金属リングの先端向き面
30d2、300d3、32d2 金属リングの外周部の先端向き面
30e、300e 金属リングの基端向き面
30f、300f 金属リングの外周部の外側面
30g 加締め部と金属リングとの接触部
30i、300i 金属リングの内側面
30h、300h 金属リングの外周部の基端向き面
30j、300j 金属リングの内周部の基端向き面
100 ガスセンサ
A 金属リングの外周部の外側面と絶縁部材の基端部の外側面との径方向の間隔
F 先端の方向
T 金属リングの厚み
R 対向領域
L 金属リングの先端向き面を絶縁部材の基端向き面から延ばした延長線(仮想線)
AX 絶縁部材の基端部の外側面から軸線方向に延ばした仮想線
Claims (9)
- 軸線方向に延びる筒状のハウジングと、
先端側を該ハウジングの先端から突出させると共に、該ハウジングの内側に挿通配置されたセンサ素子と、
前記センサ素子と前記ハウジングとの隙間に充填されたシール材と、
該シール材の基端側に前記センサ素子を取り囲むように配されると共に、少なくとも基端部の外側面が前記ハウジングの内側面と離間する筒状の絶縁部材と、
該絶縁部材の基端側に配されると共に、その外周部が前記絶縁部材の前記基端部より径方向外側に突出する環状の金属リングとを有し、
前記シール材と前記絶縁部材と前記金属リングとは、前記ハウジングの基端部を内側に屈曲して形成した加締め部によって、基端側から先端側へ向かって押圧された状態で加締め固定されており、
前記加締め部は、前記金属リングの前記外周部の基端向き面全体に密着すると共に、前記金属リングの前記外周部より内側に形成される内周部において、前記加締め部と前記金属リングとが軸線方向に対向する対向領域における前記金属リングの基端向き面の少なくとも径方向内側の端部が前記加締め部と離間しているガスセンサ。 - 軸線方向に延びる筒状のハウジングと、
先端側を該ハウジングの先端から突出させると共に、該ハウジングの内側に挿通配置されたセンサ素子と、
前記センサ素子と前記ハウジングとの隙間に充填されたシール材と、
該シール材の基端側に前記センサ素子を取り囲むように配されると共に、少なくとも基端部の外側面が前記ハウジングの内側面と離間する筒状の絶縁部材と、
該絶縁部材の基端側に配されると共に、その外周部が前記絶縁部材の前記基端部より径方向外側に突出する環状の金属リングとを有し、
前記シール材と前記絶縁部材と前記金属リングとは、前記ハウジングの基端部を内側に屈曲して形成した加締め部によって、基端側から先端側へ向かって押圧された状態で加締め固定されており、
前記金属リングの外周部の先端向き面は、前記絶縁部材の前記基端部の基端向き面より先端側に位置しているガスセンサ。 - 前記加締め部は、前記金属リングの前記外周部の基端向き面全体に密着すると共に、前記金属リングの前記外周部より内側に形成される内周部において、前記加締め部と前記金属リングとが軸線方向に対向する対向領域における前記金属リングの基端向き面の少なくとも径方向内側の端部が前記加締め部と離間している請求項2に記載のガスセンサ。
- 前記加締め部の内側端が前記金属リングの内側面より径方向外側に位置している請求項1乃至3のいずれかに記載のガスセンサ。
- 前記加締め部と前記金属リングとの接触部が前記絶縁部材の外側面より径方向内側に位置している請求項1〜4のいずれかに記載のガスセンサ。
- 前記金属リングの内側面が前記絶縁部材の内側面より径方向外側に位置している請求項1〜5のいずれかに記載のガスセンサ。
- 前記金属リングの先端向き面は、前記絶縁部材に面接触している請求項1〜6のいずれかに記載のガスセンサ。
- 前記軸線方向に沿う面で切断した前記金属リングの断面が矩形である請求項7に記載のガスセンサ。
- 前記絶縁部材の外側面がストレート形状である請求項1〜8のいずれかに記載のガスセンサ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010179403A JP5194073B2 (ja) | 2010-08-10 | 2010-08-10 | ガスセンサ |
US13/205,920 US9140585B2 (en) | 2010-08-10 | 2011-08-09 | Gas sensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010179403A JP5194073B2 (ja) | 2010-08-10 | 2010-08-10 | ガスセンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012037445A JP2012037445A (ja) | 2012-02-23 |
JP5194073B2 true JP5194073B2 (ja) | 2013-05-08 |
Family
ID=45563795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010179403A Active JP5194073B2 (ja) | 2010-08-10 | 2010-08-10 | ガスセンサ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9140585B2 (ja) |
JP (1) | JP5194073B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10392959B2 (en) * | 2012-06-05 | 2019-08-27 | General Electric Company | High temperature flame sensor |
JP5946726B2 (ja) * | 2012-08-30 | 2016-07-06 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ |
JP5989947B2 (ja) * | 2012-10-17 | 2016-09-07 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ |
DE102012112872A1 (de) * | 2012-12-21 | 2014-07-10 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Sensoranordnung und Verfahren zur Herstellung einer Sensoranordnung |
US9188463B2 (en) * | 2013-02-05 | 2015-11-17 | General Electric Company | Hermetic electrically shielded connector |
JP6359373B2 (ja) | 2013-09-05 | 2018-07-18 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ素子及びガスセンサ |
JP6886880B2 (ja) * | 2017-07-14 | 2021-06-16 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ |
GB2581192A (en) | 2019-02-08 | 2020-08-12 | Future Tech Sensors Ltd | Sensor assemblies |
JP7115436B2 (ja) * | 2019-07-31 | 2022-08-09 | 株式会社デンソー | ガスセンサ |
JP2022147914A (ja) * | 2021-03-24 | 2022-10-06 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ |
JP2022147913A (ja) * | 2021-03-24 | 2022-10-06 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサ |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS596768U (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-17 | 日本碍子株式会社 | 加熱器付酸素濃度検出器 |
JP3029802B2 (ja) * | 1996-06-26 | 2000-04-10 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ |
JP2000258384A (ja) * | 1999-01-08 | 2000-09-22 | Denso Corp | ガスセンサ |
JP3885781B2 (ja) * | 2003-08-08 | 2007-02-28 | 株式会社デンソー | ガスセンサ |
JP2005207907A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Hitachi Ltd | 酸素センサ |
JP4241432B2 (ja) * | 2004-02-26 | 2009-03-18 | 日本特殊陶業株式会社 | センサ |
JP2005326395A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-11-24 | Denso Corp | ガスセンサ |
JP4874696B2 (ja) | 2006-04-13 | 2012-02-15 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ |
JP4716287B2 (ja) * | 2006-10-18 | 2011-07-06 | 日本特殊陶業株式会社 | センサ |
JP2009002846A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Denso Corp | ガスセンサ及びその製造方法 |
-
2010
- 2010-08-10 JP JP2010179403A patent/JP5194073B2/ja active Active
-
2011
- 2011-08-09 US US13/205,920 patent/US9140585B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9140585B2 (en) | 2015-09-22 |
US20120036929A1 (en) | 2012-02-16 |
JP2012037445A (ja) | 2012-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5194073B2 (ja) | ガスセンサ | |
US8105470B2 (en) | Sensor | |
US9354142B2 (en) | Gas sensor | |
US11359995B2 (en) | Gas sensor | |
JP6239360B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP2011215095A (ja) | ガスセンサ | |
JP2007101411A (ja) | センサ | |
US20120325661A1 (en) | Gas sensor | |
JP6962870B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP5399440B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP5139373B2 (ja) | ガスセンサの取り付け構造及び保護カバー付きガスセンサ | |
JP5995765B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP5925089B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP2017134069A (ja) | センサ | |
JP6886880B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP5215358B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP2011117831A (ja) | ガスセンサの製造方法及びガスセンサ | |
JP2007155414A (ja) | ガスセンサ | |
JP5754338B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP5222330B2 (ja) | ガスセンサ及びその製造方法 | |
JP4521504B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP2004226117A (ja) | ガスセンサの製造方法およびガスセンサ | |
JP5275624B2 (ja) | センサの製造方法 | |
JP6607797B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP2014222151A (ja) | ガスセンサ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5194073 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |