JP2000258384A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JP2000258384A
JP2000258384A JP11340286A JP34028699A JP2000258384A JP 2000258384 A JP2000258384 A JP 2000258384A JP 11340286 A JP11340286 A JP 11340286A JP 34028699 A JP34028699 A JP 34028699A JP 2000258384 A JP2000258384 A JP 2000258384A
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caulking
buckling
gas sensor
housing
fixing
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JP11340286A
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Isao Watabe
勲 渡部
Takashi Kojima
孝志 児島
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
    • G01N27/4077Means for protecting the electrolyte or the electrodes
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型,軽量かつ材料コストが安価であるガス
センサを提供すること。 【解決手段】 ハウジング2にはかしめ固定部21があ
り,ここでかしめ固定されたシール材である金属リング
134を介し絶縁材133,粉末のシール材132を隔
てて検出素子3を挿入穴にかしめ固定してなる。上記か
しめ固定部21は,座屈部211とかしめ部212とよ
りなり,上記かしめ部212の最小厚みT1,最大厚み
T2,上記座屈部211の平均厚みT3,上記かしめ部2
12のガスセンサ軸方向の長さLの間には,T1<T3<
T2,2<T2/T1,3<L/{(T1+T2)/2}と
いう関係が成立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,車両用内燃機関の排気系に設置
し,排ガス中の特定ガス濃度測定等に使用されるガスセ
ンサに関する。
【0002】
【従来技術】車両用内燃機関の排気系(エキゾーストマ
ニホルド,排気ガス管等)に取付けられるガスセンサに
は,高温,振動等といった厳しい環境に対する耐久性が
要求される。このようなガスセンサを構成する各部品の
締結は一般的なネジ締結では不充分であり,市場品では
かしめ固定,溶接固定による締結手段が利用されてい
る。
【0003】ところで,かしめ固定は塑性変形加工であ
る。このため,加工後(かしめ固定後),加工荷重(か
しめ荷重)が解除されると,スプリングバック作用が働
き,かしめ固定部で所定の締結力が得られなくなること
が知られている。従って,かしめ固定においては,冷間
でのかしめ,つまり冷かしめの後に熱間でのかしめ,つ
まり熱かしめを施していた。
【0004】つまり,ガスセンサの構造としては,後述
する図8に示すごときものが代表的であるが,このガス
センサ9は検出素子3を挿入固定する挿入穴29を有す
るハウジング2と,該ハウジング2の一端側に固定され
た被測定ガス側カバー111,また他端側の外周に固定
された大気側カバー121等とよりなる。
【0005】上記検出素子3と挿入穴29との間には粉
末シール材132が充填され,該粉末シール材132は
絶縁材133等を介して,ハウジング2の他端側に設け
られたかしめ固定部91によりかしめ固定された金属リ
ング134により押圧されている。このかしめ固定はか
しめ固定部91が金属リング134を巻き込むようにし
て曲折されることにより実現されている。
【0006】かしめ固定前のかしめ固定部91の状態を
図7に示す。このかしめ固定部91はハウジング2の本
体部90と一体形成されており,ハウジング2の本体部
90の側から順に座屈部911,肉厚部913,かしめ
部912である。このかしめ固定部91によるかしめ固
定は,後述する図4に示すごときかしめ金型をかしめ部
に押圧させ,かしめ固定部を内側へ曲げ変形させ包みか
しめ部を形成させる。その後,同様の形状を持った熱か
しめ金型を包みかしめ部に押圧しながら通電することに
より,座屈部を発熱,軟化させ,座屈させる。以上によ
り,かしめ固定部によるかしめ固定が成立し,絶縁材,
粉末シール材等を介した検出素子の押圧固定が実現する
のである。
【0007】
【解決しようとする課題】ところで,前述した従来かし
め固定部では,かしめ部のかしめ変形を適切に実行でき
るよう,かつ座屈部が最も薄肉となるよう,かしめ部と
座屈部との間に肉厚部を設けていた。しかしながら,こ
の肉厚部の長さ分,ガスセンサの体格が大きくなり,ま
たハウジングの重量も増大する。
【0008】近年,排ガス規制強化のため,車載搭載さ
れるあらゆる部品類は軽量化,コンパクト化によるエン
ジンに対する負荷低減が要求される。従って,車両用内
燃機関排気系に設置するためのガスセンサについても同
様の軽量化,コンパクト化が求められている。このた
め,肉厚部を設けずともかしめ部のかしめ変形が適切に
行われるようなかしめ固定部が要求されている。更に,
材料コスト削減の観点からも,より軽量なガスセンサが
必要とされている。
【0009】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,小型,軽量かつ材料コストが安価である
ガスセンサを提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,挿入穴を
有する筒状のハウジングと,上記ハウジングの一端側を
覆うよう構成された被測定ガス側カバーと,上記ハウジ
ングの他端側を覆うよう構成され,上記ハウジングに固
定された大気側カバーとを有し,上記ハウジングの他端
側にはかしめ固定部が設けられており,上記かしめ固定
部によって,シール材を介して,検出素子を上記挿入穴
にかしめ固定してなるガスセンサにおいて,上記かしめ
固定部は,上記シール材に対して,直接かしめ力を付与
するかしめ部と,上記かしめ部よりも上記ハウジング側
に位置すると共に,軸方向への座屈によって,上記かし
め部によるかしめ力を増大させる座屈部とよりなり,上
記検出素子の上記挿入穴へのかしめ固定する前の上記か
しめ固定部は,上記かしめ部の最小厚みをT1,最大厚
みをT2,上記座屈部の平均厚みをT3,上記かしめ部の
ガスセンサ軸方向の長さをLとした場合, T1<T3<T2, 2<T2/T1, 3<L/{(T1+T2)/2}, という関係が成立することを特徴とするガスセンサにあ
る。
【0011】本例のガスセンサにおいて,かしめ固定部
の各部寸法について,T1<T3<T2が成立しない場合
には次のような問題が生じるおそれがある。まず,T3
≧T2である場合には,座屈部が薄肉とならないため,
通電による加熱を座屈部に対して行うことができず,こ
の部分の熱かしめが困難となるおそれがある。また,T
1≧T3である場合には,図9(b)に示されるように,
かしめ部の肉厚よりも座屈部が薄いため,強度的に弱く
なり,かしめ力を加えることで座屈部が変形され,図9
(a)に示されるかしめ部での正常なかしめ変形が困難
となるおそれがある。
【0012】また,T2/T1が2以下である場合にはS
字座屈がかしめ固定部に発生し,かしめ固定部がハウジ
ングの初期の外周部の体格よりも更に外方に飛び出して
しまい(後述する図6参照),ハウジング外周部に大気
側カバーを固定できなくなるおそれがある。また,L/
{(T1+T2)/2}が3以下である場合にも,かしめ
部が長さに比べて厚みが厚い状態となり,内方へのかし
め曲げが良好に行えず,変形してしまうおそれがある。
【0013】また,かしめ部の先端がピン角状となって
しまい,冷かしめが実行し難くなるため,T2/T1の上
限は6とすることが更に好ましい。また,内方へ曲げら
れる長さが大きくなりすぎるとガスセンサやハウジング
内部に配置される検出素子等の他の部品と干渉のおそれ
が生じてくる。このため,L/{(T1+T2)/2}の
上限は5とすることが好ましい。なお,これらの寸法は
かしめ固定前の数値である。
【0014】次に,本発明の作用につき説明する。本例
にかかるガスセンサにおいてかしめ固定部は上述したご
とき条件による寸法で構成され,またかしめ部と座屈部
との間に従来設けた肉厚部を持たない。従って,従来品
と比較して肉厚部を持たない分,本発明にかかるガスセ
ンサは体格が小型となり,またハウジングも軽量であ
る。更に,ハウジングについて材料コストを低減するこ
とができる。
【0015】また,上述した条件の寸法を持つため,本
例のかしめ固定部はかしめ固定に際してかしめ部が外方
に飛び出すようなS字座屈が発生しない。従って,ハウ
ジングの確実に大気カバーを固定することができるた
め,ガスセンサの体格小型化を図ることができる。
【0016】仮に寸法が上述条件を満たしていない場
合,図6に示すごとく,かしめ部212のハウジング外
周側218,座屈部211のハウジング内周側219に
大きな応力が発生するため,座屈部211がハウジング
内周方向に,かしめ部212がハウジング外周方向に変
形する。つまり,かしめ固定部21が全体としてS字座
屈するのである。
【0017】この場合,図6に示すごとく,かしめ固定
部21がハウジング2の外周部200よりも更に外方に
飛び出してしまうため,ハウジング外周部200に対す
る大気側カバー121の固定ができなくなったり,不充
分となったりするおそれがあった。また,S字座屈が生
じた場合であっても確実に大気側カバー121が固定で
きるようにするためには,該大気側カバー121として
より径の大きいものを使用せざるをえず,ガスセンサの
体格大型化を招くおそれがあった。
【0018】以上,本発明によれば,小型,軽量かつ材
料コストが安価であるガスセンサを提供することができ
る。
【0019】また,上記かしめ部の長さLは3〜5mm
であることが好ましい。これにより,かしめ固定部にお
いて適度な包みかしめ部が形成できる。Lが3mm未満
である場合には,かしめ後の包みかしめ部の内部構成部
品である例えば金属リングに対するひっかかり量が小さ
くなり,確実な部品保持が果たせなくなるおそれがあ
る。5mmを越えた場合には,かしめ後の包みかしめ部
の長さが長くなり,ガスセンサの内部に配置される検出
素子等の部品と干渉するおそれがある。
【0020】また,ハウジングの本体部であって,座屈
部直下の部分の肉厚T4は(図1参照)T3<T4とする
ことが好ましい。これにより,座屈部が一番薄肉とな
り,座屈部の座屈を熱かしめで行う場合に特に良好な熱
かしめを得ることができる。
【0021】仮にT3≧T4である場合には,座屈部での
通電による発熱が困難となり,熱かしめが困難となるお
それがある。また,T3<T2<T4とすることで,T4の
外周部にてかしめ部と干渉することなくカバーを固定で
きるため,さらに好ましい。
【0022】次に,請求項2の発明のように,上記シー
ル材は複数個設けてあり,その中の少なくとも1つは金
属リングよりなることが好ましい。これにより,断面が
円形のリングといった製作容易な部品での対応とするこ
とができ,センサを製造し易くできる。
【0023】次に,請求項3の発明のように,上記金属
リングは切欠部を有することが好ましい。これにより,
更に金属リングの製作が容易になると共に,かしめ固定
の際に金属リングの径が変形することができるため,包
みかしめ部の内側が金属リングの全周に対しより確実に
接触してかしめ固定を施すことができる。
【0024】次に,請求項4の発明のように,上記金属
リングは,断面略円形形状であり,かつ上記かしめ固定
部の上記かしめ部は,直接上記金属リングに当接してい
ることが好ましい。断面が略円形形状の金属リングに対
して直接かしめ固定部の上記かしめ部にて当接させるた
め,かしめ部との当接が曲面部での当接とすることがで
きる。そのため,かしめ力により発生する応力の集中を
抑制することができ,良好なかしめ固定を行うことがで
きる。
【0025】次に,請求項5記載の発明のように,上記
かしめ固定部は,上記かしめ部の先端が最小厚みT1を
なし,上記かしめ部の上記座屈部側に最大厚みT2をな
し,上記座屈部が略同一厚みを有しており,上記座屈部
の座屈は熱かしめにて行なうことが好ましい。これによ
り,熱かしめ時における座屈部での発熱を広い範囲にて
行わせしめることができるため,良好な座屈かしめを行
うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】実施形態例 本発明の実施形態例にかかるガスセンサにつき,図1〜
図6を用いて説明する。本例にかかるガスセンサは酸素
センサで,自動車用内燃機関等の排気系に設置して,内
燃機関の燃焼制御に使用するものである。
【0027】本例のガスセンサは,図2に示すごとく,
挿入穴29を有する筒状のハウジング2と,上記ハウジ
ング2の一端側を覆うよう構成された被測定ガス側カバ
ー111,112と,上記ハウジング2の他端側を覆う
ように構成され,上記ハウジング2の外周部200に固
定された大気側カバー121とを有する。
【0028】上記ハウジング2の他端側にはかしめ固定
部21が設けてなり,図2,図3に示すごとく,該かし
め固定部21においてシール材である金属リング13
4,絶縁材133,粉末シール材132を介して検出素
子3を上記挿入穴29にかしめ固定してなる。なお,上
記金属リング134は図5(a),(b)に示すごと
く,径1mmの断面円形の切欠き135(幅0.5m
m)を持った外径12.9mmの環状体である。
【0029】図1に示すごとく,上記かしめ固定部21
は,上記金属リング134に対して直接かしめ力を付与
するかしめ部212と,上記かしめ部212よりも上記
ハウジング側に位置すると共に座屈によって上記かしめ
部によるかしめ力を増大させる座屈部211とよりな
る。上記検出素子3の上記挿入穴29へのかしめ固定す
る前の上記かしめ固定部21は,上記かしめ部212の
最小厚みをT1,最大厚みをT2,上記座屈部211の平
均厚みをT3,上記かしめ部212のガスセンサ軸方向
の長さLとした場合,T1<T3<T2,2<T2/T1,
3<L/{(T1+T2)/2}という関係が成立する。
【0030】また,上記かしめ固定部21は,上記かし
め部212の先端が最小厚みT1を有し,上記かしめ部
212の上記座屈部211の側が最大厚みT2を有す
る。また,上記座屈部211は全体が略同一厚みを有し
ている。更に,上記座屈部211の座屈は熱かしめにて
行なわれている。
【0031】本例のガスセンサ1の詳細について説明す
る。図2に示すごとく,本例のガスセンサ1は,略筒状
のハウジング2と該ハウジング2の一端側にかしめ固定
された2重の被測定ガス側カバー111,112と,ハ
ウジング2の上方,外周部200に溶接固定された大気
側カバー121とを有する。なお,上記ハウジング2に
おける大気側カバー121の固定位置120よりもより
上方に,上記かしめ固定部21が設けてある。
【0032】図2に示すごとく,上記検出素子3は,シ
ール材131を介して挿入穴29に配置され,更に挿入
穴29との間にタルクよりなる粉末シール材132が充
填され,該シール材132は絶縁材133を介して,上
記かしめ固定部21によりかしめ固定された金属リング
134により押圧されている。これらシール材131,
粉末シール材132等により大気側カバー121の内部
と被測定ガス側カバー112の内部とが互いにシールさ
れ,大気側カバー121内と被測定ガス側カバー112
内との間のガス流通が防止される。
【0033】また,上記大気カバー121の上方には撥
水フィルタ123を経て第2カバー122がかしめ固定
されている。また,大気側カバー121,第2カバー1
22には大気導入穴125が設けてある。上記大気側カ
バー121の内部には絶縁碍子13が配置され,該絶縁
碍子13の上方にはゴムブッシュ14が配置されてい
る。
【0034】検出素子3は,内部に大気室30を設けた
コップ型の固体電解質体31と,該固体電解質体31の
内外面に設けた1対の電極とよりなる。また,大気室3
0には棒状ヒータ35が挿入配置されている。検出素子
3における電極に接続された出力取出線193,194
は絶縁碍子13内でリード線191,192に接続さ
れ,ゴムブッシュ14を経由してガスセンサ1外部へ引
き出されている。また,ヒータ35に対する通電線19
5も絶縁碍子13,ゴムブッシュを経由して外部へ引き
出されている。
【0035】図1に示すごとく,上記かしめ固定部21
は座屈部211とかしめ部212とよりなる。また,こ
の図はかしめ固定部のかしめ前の状態である。本例のか
しめ部212はT1=約0.5mm,T2=約1.3m
m,L=約3.2mm,座屈部211はT3=約1mm
である。また,座屈部211のすぐ下方のハウジング2
の本体部20の厚みT4は約1.7mmである。また,
上記座屈部211はテーパー形状でもよいし,多少の凹
凸があってもよい。
【0036】次に,本例のかしめ固定部21によるかし
め固定について説明する。上記ハウジング20の挿入穴
に対し,図2に示すごとく,シール材131を介して検
出素子3を配置する。続いて,検出素子3と挿入穴29
との間に粉末のシール材132を充填し,その上に絶縁
材133を,更にその上に金属リング134を配置す
る。この状態が図4(a)である。
【0037】続いて,図4(b)に示すごとく,かしめ
型8をかしめ部212に対し当接させ,かしめ部212
を金属リング134に添わせるように変形させ,室温で
のかしめ加工を行う。これが冷かしめである。
【0038】その後,かしめ型8を取り除き,次いでか
しめ固定部21に対し熱かしめ用の熱かしめ型81を配
置し,荷重を加えながら熱かしめ型81とハウジング2
0との間に通電する。座屈部211は薄肉であることか
ら,座屈部211においてジュール熱が発生し,この部
分は加熱,軟化され,軸方向の内方に座屈し,かしめ固
定を行う。よって,図4(c)に示すごとく,座屈部2
11はふくれるように変形して,内方に座屈する。以上
により,図3に示すごとき,かしめ固定部21によるか
しめ固定が形成された。なお,このかしめ固定が終わっ
た後に,図3に示すように,大気側カバー121をハウ
ジングの外周部200に対し,固定位置120におい
て,溶接固定する。
【0039】次に,様々な寸法を持った試料1〜試料6
にかかるガスセンサのかしめ固定部について,かしめ固
定時の図6に示すごときS字座屈の発生の有無について
調べ,表1に記載した。試料1〜試料6にかかるかしめ
固定部のT1,T2,T3間の関係は表1に記載した。ま
た,同表におけるS字座屈のあり/なしは断面の観察
と,外・内径の寸法の測定という判断方法により行っ
た。
【0040】表1によれば,T1<T3<T2,2<T2/
T1,3<L/{(T1+T2)/2}という条件を満た
す試料4,5については,S字座屈が生じなかったこと
が分かった。また,試料1〜3は2≧T2/T1であり,
S字座屈が発生し,特に試料1のS字座屈はひどいこと
が分かった。また,試料6はT3≧T1であり,S字座屈
が発生したことが分かった。これより,上記条件を満た
すようなかしめ固定部21とすることでS字座屈を防止
できることが分かった。
【0041】次に,本例の作用効果について説明する。
本例のガスセンサ1のかしめ固定部21は上述したごと
き条件による寸法で構成され,またかしめ部212と座
屈部211との間に従来設けた肉厚部を持たない。肉厚
部を持たない分,ガスセンサ1は小型で,ハウジング2
も軽量である。更に,ハウジング2について材料コスト
を低減することができる。
【0042】また,上述した条件の寸法を持つため,本
例のかしめ固定部21はかしめ固定に際して,図6に示
すごときS字座屈が発生しない(表1参照)。従って,
ハウジング2の外周部200に確実に大気カバー121
を固定でき,ガスセンサ1の体格小型化を図ることがで
きる。
【0043】以上,本例によれば,小型,軽量かつ材料
コストが安価であるガスセンサを提供することができ
る。
【0044】なお,本発明において,検出素子の形状
は,実施形態例に示したコップ型に限定されるものでは
なく,積層型であってもよい。また,実施形態例では酸
素センサについて例示説明したが,本発明はCOセン
サ,NOxセンサ,HC等の他のガスセンサにも適用で
きる。
【0045】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例における,ガスセンサのかしめ固定
前のかしめ固定部の要部説明図。
【図2】実施形態例における,ガスセンサの全体断面説
明図。
【図3】実施形態例における,ガスセンサのかしめ固定
後のかしめ固定部の要部説明図。
【図4】実施形態例における,かしめ固定部のかしめ固
定を示す説明図。
【図5】実施形態例における,(a)金属リングの断面
説明図,(b)金属リングの平面図。
【図6】実施形態例における,S字座屈の生じたかしめ
固定部を示す説明図。
【図7】従来例における,かしめ固定前のかしめ固定部
の要部説明図。
【図8】従来例における,ガスセンサの全体断面説明
図。
【図9】(a)正常なかしめ状態を示す説明図,(b)
座屈部が変形した状態を示す説明図。
【符号の説明】
1...ガスセンサ, 111,112...被測定ガス側カバー, 121...大気側カバー, 134...金属リング, 135...切欠部, 2...ハウジング, 21...かしめ固定部, 211...座屈部, 212...かしめ部,

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入穴を有する筒状のハウジングと,上
    記ハウジングの一端側を覆うよう構成された被測定ガス
    側カバーと,上記ハウジングの他端側を覆うよう構成さ
    れ,上記ハウジングに固定された大気側カバーとを有
    し,上記ハウジングの他端側にはかしめ固定部が設けら
    れており,上記かしめ固定部によって,シール材を介し
    て,検出素子を上記挿入穴にかしめ固定してなるガスセ
    ンサにおいて,上記かしめ固定部は,上記シール材に対
    して,直接かしめ力を付与するかしめ部と,上記かしめ
    部よりも上記ハウジング側に位置すると共に,軸方向へ
    の座屈によって,上記かしめ部によるかしめ力を増大さ
    せる座屈部とよりなり,上記検出素子の上記挿入穴への
    かしめ固定する前の上記かしめ固定部は,上記かしめ部
    の最小厚みをT1,最大厚みをT2,上記座屈部の平均厚
    みをT3,上記かしめ部のガスセンサ軸方向の長さをL
    とした場合, T1<T3<T2, 2<T2/T1, 3<L/{(T1+T2)/2}, という関係が成立することを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記シール材は複数
    個設けてあり,その中の少なくとも1つは金属リングよ
    りなることを特徴とするガスセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記金属リングは切
    欠部を有することを特徴とするガスセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において,上記金属リ
    ングは,断面略円形形状であり,かつ上記かしめ固定部
    の上記かしめ部は,直接上記金属リングに当接している
    ことを特徴とするガスセンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記かしめ固定部は,上記かしめ部の先端が最小厚みT
    1をなし,上記かしめ部の上記座屈部側に最大厚みT2を
    なし,上記座屈部が略同一厚みを有しており,上記座屈
    部の座屈は熱かしめにて行なうことを特徴とするガスセ
    ンサ。
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