JP5193893B2 - 動線情報を利用した広告表示システム - Google Patents

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Description

本発明は、地域内の複数の店舗の利用者動線情報を把握してそれらの店舗の広告表示を効果的に行うための広告表示システムに関する。
従来、街頭や建物屋上などにおいて動的又は静的な画像を用いた広告表示が行われている。このための表示装置は様々であるが、例えば、LED素子や液晶素子などの表示セルを縦横に所定数配置したディスプレイと、各表示セルの表示・非表示及び/又は色を制御する制御装置とを備えている。さらに、遠隔制御される場合もあり、また音声情報を組み合わせたものもある。そして、広告表示を見た利用者は、その製品の購入を検討したり、その店舗に行ってみることを思いつく。その広告表示を見て実際にその製品を購入したり、その店舗に行ったりする利用者が多いほど、広告の有効性が高いことになるになる。
このような屋外での広告表示の場合、先ず、できるだけ多くの利用者に見られることが必要であるから、通常は人の集まる場所や見易い場所に設置されている。さらに、上記のように制御により画像の変更が可能な広告表示の場合、その内容はもちろん、表示を行う時間帯も、広告表示の有効性に関係する。通常、屋外での広告表示を見る利用者は外出中であるから、個々の目的に応じてあちらこちら移動することが多い。従って、利用者がその地域でどの様に移動しているかを示す動線情報は、有効な広告表示を行う上で重要である。
特許文献1には、消費者の動態情報収集システムが開示されている。特許文献1のシステムでは、各消費者がその会員端末から自己の位置情報を情報管理センターへ送信し、情報管理センターは、受け取った位置情報を蓄積して消費者動態情報とするとともに、その消費者にポイントを付与して商品情報(注:位置情報提供に対する特典としての商品)を提示し、消費者の商品選択に応じて商品発送の処理を行う。
特開2005−70920号公報
特許文献1のシステムは、消費者の動態情報(本発明における動線情報とほぼ同義)の収集効率を高めるために、位置情報提供の報奨として消費者に商品を提供する構成であるが、収集した消費者動態情報を有効に利用する局面までは具体的に提示されていない。特許文献1のシステムで収集した消費者動態情報は、データマイニングのようないわばバッチ処理で解析された後に有償で提供される。従って、特許文献1には、例えば、消費者の動線情報をリアルタイムで集計し、その集計結果に基づいて即座に有効な広告表示を行うしくみは開示されていない。
上記の現状に鑑み本発明は、店舗などの利用者の動線情報をリアルタイムで集計し、その集計結果に基づいて即座に有効な広告表示を行うシステムを構築することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、本発明は、以下の構成を提供するものである。
本発明による動線情報を利用した広告表示システムの第1の態様は、動線情報に基づいて広告サイトを作成し、ネットワーク接続された広告表示端末(2a)に該広告サイトを配信し表示させるための管理サーバ(1)を有する広告表示システムであって、前記管理サーバが、(a)会員に割り当てた会員IDを会員管理テーブル(12a)に予め登録する会員登録手段と、(b)提携店舗に割り当てた提携店舗IDと、該提携店舗の立地する地区とを対応付けて提携店舗管理テーブル(12c)に予め登録する提携店舗登録手段と、(c)提携店舗に割り当てた提携店舗IDと、該提携店舗から依頼された広告サイトのテンプレート(12g)とを対応付けて広告依頼情報テーブル(12f)に予め登録する広告依頼情報登録手段と、(d)所定の地区に滞在する会員の人数に関する条件と、前記広告サイトのテンプレート(12g)に含まれる1又は複数の変動パーツの表示内容とを対応付けて、パーツ内容設定テーブル(12h)に予め設定するパーツ内容設定手段と、(e)所定の会員が所定の提携店舗に来店していることを示す個別動線情報を受信したとき、該個別動線情報に基づいて会員ID、提携店舗ID及び受信時刻を特定して個別動線情報テーブル(12d)に逐次記録する個別動線情報記録手段と、(f)前記個別動線情報テーブル(12d)の提携店舗IDに基づいて前記提携店舗管理テーブル(12c)を参照することにより、各地区に滞在する会員の人数を所定の時間帯毎に集計し、該時間帯における各地区毎の会員の人数を動線集計情報として動線集計情報テーブル(12e)に逐次記録する動線集計情報記録手段と、(g)所定の提携店舗の広告サイトを作成する際、前記広告依頼情報テーブル(12d)から広告サイトのテンプレート(12g)を取得し、前記動線集計情報テーブル(12e)に記録された動線集計情報における所定の地区の人数が前記パーツ内容設定テーブル(12h)に設定された条件を充足するか否かを判断し、充足する場合に前記変動パーツの表示内容を決定し、決定された該変動パーツの表示内容を該広告サイトのテンプレート(12g)に嵌め込むことにより広告サイトを作成して前記広告表示端末(2a)に配信する広告サイト作成手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明による動線情報を利用した広告表示システムの第2の態様は、動線情報に基づいて広告サイトを作成し、ネットワーク接続された広告表示端末(2a)に該広告サイトを配信し表示させるための管理サーバ(1)を有する広告表示システムであって、前記管理サーバが、(a)会員に割り当てた会員IDと、該会員の1又は複数の属性とを対応付けて会員管理テーブル(12a)に予め登録する会員登録手段と、(b)提携店舗に割り当てた提携店舗IDと、該提携店舗の立地する地区とを対応付けて提携店舗管理テーブル(12c)に予め登録する提携店舗登録手段と、(c)提携店舗に割り当てた提携店舗IDと、該提携店舗から依頼された広告サイトのテンプレート(12g)とを対応付けて広告依頼情報テーブル(12f)に予め登録する広告依頼情報登録手段と、(d)所定の地区に滞在する所定の属性をもつ会員の人数に関する条件と、前記広告サイトのテンプレート(12g)に含まれる1又は複数の変動パーツの表示内容とを対応付けて、パーツ内容設定テーブル(12h)に予め設定するパーツ内容設定手段と、(e)所定の会員が所定の提携店舗に来店していることを示す個別動線情報を受信したとき、該個別動線情報に基づいて会員ID、提携店舗ID及び受信時刻を特定して個別動線情報テーブル(12d)に逐次記録する個別動線情報記録手段と、(f)前記個別動線情報テーブル(12d)の提携店舗IDに基づいて前記提携店舗管理テーブル(12c)を参照することにより、各地区に滞在する会員の人数を所定の時間帯毎に集計し、該時間帯における各地区毎の各属性毎の会員の人数を動線集計情報として動線集計情報テーブル(12e)に逐次記録する動線集計情報記録手段と、(g)所定の提携店舗の広告サイトを作成する際、前記広告依頼情報テーブル(12f)から広告サイトのテンプレート(12g)を取得し、前記動線集計情報テーブル(12e)に記録された動線集計情報における所定の地区の所定の属性をもつ会員の人数が前記パーツ内容設定テーブル(12h)に設定された条件を充足するか否かを判断し、充足する場合に前記変動パーツの表示内容を決定し、決定された該変動パーツの表示内容を該広告サイトのテンプレート(12g)に嵌め込むことにより広告サイトを作成して前記広告表示端末(2a)に配信する広告サイト作成手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第3の態様においては、上記第1又は第2の態様において、前記会員管理テーブル(12a)には、前記会員の携帯する会員端末の会員端末アドレスが会員IDと対応付けて登録されており、かつ、前記提携店舗には提携店舗IDを付した提携店舗ID付記物が設置されており、前記個別動線情報記録手段は、前記提携店舗ID付記物から提携店舗IDを読み取った前記会員端末から送信された提携店舗IDを受信し、該会員端末の会員端末アドレスに基づいて前記会員管理テーブル(12a)を参照し会員IDを特定することが好適である。
本発明の第4の態様においては、上記第1又は第2の態様において、前記会員が会員IDを付した会員カードを携帯しており、かつ、前記提携店舗に設置され前記管理サーバとネットワーク接続された提携店舗端末が該会員カードの会員IDを読み取り可能であり、前記個別動線情報記録手段は、前記会員カードの会員IDを読み取った前記提携店舗端末からその提携店舗IDとともに該会員IDを受信することが好適である。
動線情報を利用した広告表示システムの第1の態様では、会員が提携店舗に来店した情報を個別動線情報としてリアルタイムに収集でき、収集した個別動線情報を所定の時間帯毎(例えば10分間ごと)に集計して動線集計情報を得ることにより、各地区に滞在する会員の人数の変動を逐次把握することができる。一方、提携店舗が依頼した広告サイトのテンプレートには変動パーツが含まれており、この変動パーツの表示内容は、所定の地区における会員の人数に関する条件と対応付けられて予め設定されている。そして、動線集計情報から得た各地区に滞在する会員の人数が、予め設定された条件を充足するか否かを判断することにより、変動パーツの表示内容を決定する。決定された変動パーツの表示内容を広告サイトのテンプレートに嵌め込むことにより、広告サイトを作成し配信する。このようにして、逐次変化する動線情報に基づいて最も効果的な広告を速やかに作成することができる。
本発明によれば、時間帯ごとの利用者動線を把握した上で広告を作成(更新も含む)できるので、提携店舗の利用者の増加が見込める。例えば、生鮮品を販売する提携店舗が、夕方の時間帯に動線集計情報を参考にして、割引情報を広告表示する。この割引広告を見た利用者は、提携店舗を訪れて生鮮品を買うので、売れ残りを減らすことができ利益を増すことができる。
なお、動線集計情報がなくても適当に割引広告をすることは、既に行われている(例えば新聞のチラシなど)が、本発明のように動線集計情報を利用した場合、その地区あるいは周辺地区に現時点で滞在する利用者の人数を把握できるので、どの程度の利用者の誘導を見込めるかが予想できる。従って、予想される利用者数に応じて適切な割引率を設定することができる。つまり、人数が多い場合には割引率を大きくし、人数が少ない場合は割引率を小さくするなどの調整が可能となり、最大利益を得ることができる。
第2の態様では、第1の態様の構成における変動パーツの表示内容を、所定の地区における会員の人数に関する条件だけでなく、会員の属性(例えば、性別や年齢)に関する条件とも対応付けて予め設定しておく。これにより、さらに効果的な広告表示が可能となる。
本発明による動線情報を利用した広告表示システムの概略構成図である。 会員管理テーブル、広告表示拠点管理テーブル及び提携店舗管理テーブルの一例を示す図である。 個別動線情報テーブル及び動線集計情報テーブルの一例を示す図である。 広告依頼情報テーブル及び広告サイトテンプレートファイルの一例を示す図である。 パーツ内容設定テーブルの一例を示す図である。 図5Aの設定テーブルに基づく広告サイトテンプレートの各パーツの表示経過を模式的に示す図である。 パーツ内容設定テーブルの別の例を示す図である。 図6Aの設定テーブルに基づく広告サイトテンプレートの各パーツの表示経過を模式的に示す図である。 本システムの全体処理フローを概略的に示す図である。 初期登録処理の一例の詳細フローである。 動線情報処理の一例の詳細フローである。 広告サイト作成処理の一例の詳細フローである。 図10Aの続きの詳細フローである。
以下、本発明の実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。本発明のシステムの適用される状況においては、複数の地区を含む所定の地域内に立地する複数の店舗(本システムへの登録により「提携店舗」となる)、これらの提携店舗を利用する利用者(本システムへの登録により「会員」となる)、並びに提携店舗から依頼された広告サイトの広告表示を行う1又は複数の広告表示拠点が、存在する。
所定の地域の大きさは任意である。提携店舗は、任意の商品又はサービスを利用者に販売する小売業やサービス業の店舗である。広告表示拠点は、多くの人に見られやすい場所であることが条件であり、例えば、ガソリンスタンド等がその敷地内に広告表示装置の設置場所を提供することで広告表示拠点となる。
図1は、本発明による動線情報を利用した広告表示システムの概略構成図である。図1中、データの流れは黒矢印で示し、金銭の流れは白矢印で示している。図1を参照して概要を説明する。
本システムは、管理サーバ1と、広告表示拠点2に設置された広告表示端末2a及びこれに接続された広告表示装置2bと、地域内に点在する複数の提携店舗3(A、B、C..)にそれぞれ設置された提携店舗端末3a1、3b1、3c1..とを有する。
実施例に示す会員6の形態には、第1種と第2種の2種類ある。第1種の会員6は、携帯電話等の会員端末4を携帯し、会員端末4は、提携店舗に設置されたポスターに付された提携店舗IDを読み取り可能であり、会員端末アドレスが管理サーバ1に登録されている場合である。第2種の会員6は、会員ID(例えばQRコード(登録商標))7aを付記した会員カード7を発行されている場合である。会員カード7に付記された会員IDは、店舗端末に接続されたカードリーダーにより読み取り可能である。
管理サーバ1と他の端末3a1、..2a、4とは、インターネット又はLANなどのネットワークにより接続されて互いに情報伝送することが可能である。
本システムにおける課金の流れの好適例は、次の通りであるが、これに限定されない。提携店舗3は、本システムの運営者(通常は管理サーバ1の管理者)に対し広告料を支払い、運営者は、広告料の一部から広告表示拠点2に広告表示端末2a及び広告表示装置2bの設置料を支払い、また広告料の一部を、個別動線情報を提供した会員にポイントとして還元する。会員は、取得したポイントを提携店舗3で金銭に替えて利用することができる。
なお、運営者と広告表示拠点2が一体の場合は、広告表示端末2a等の設置料の支払は省略できる。
また、情報提供の謝礼として会員に対して店舗で利用可能なポイントを付与するポイントシステムの部分は公知の構成であるので、本明細書では説明を省略する。
管理サーバ1は、本システムの主幹サーバであり適宜のコンピュータに導入されたサーバプログラムにより実現される。なお、「管理サーバ」は統合的表現であり、実際には各処理機能を担う複数のサーバの組合せにより構築してもよい。
データ処理部11は、CPUがメモリにサーバプログラムを読込み実行することにより実現される複数の処理部を含む。図1のデータ処理部11には、主要な処理部のみを示しており、初期登録処理部11a、広告依頼情報登録処理部11b、動線情報処理部11c、及び広告サイト作成処理部11dがある。各処理部の処理機能の概要は、次の通りである。
初期登録処理部11aは、会員6、広告表示拠点2及び提携店舗3の各々の本システムへの初期登録処理を行う。
広告依頼情報登録処理部11bは、提携店舗3が新規の広告サイトを依頼する際の広告依頼情報(広告サイトの表示内容の設定を含む)の登録処理を行う。
動線情報処理部11cは、会員端末4を携帯する会員6(第1種会員)が提携店舗3を訪れ、会員端末4からその位置情報を管理サーバ1に送信したとき、これを個別動線情報として記録する。あるいは、会員カード7を所持する会員6(第2種会員)が提携店舗3を訪れ、カードリーダー3c3及び提携店舗端末3c1を介してその位置情報が管理サーバ1に送信されたとき、これを個別動線情報として記録する。そして、所定の時間帯毎に個別動線情報を集計し、動線集計情報を得る。
広告サイト作成処理部11dは、提携店舗3により登録された広告依頼情報の基づいて広告サイトの作成を行う。広告サイトを作成する際には、広告依頼情報とともに動線集計情報を参照する。
データ記憶部12は、ハードディスク等の外部記憶装置に構築され、本システムの上記処理に関連する種々のデータを、幾つかのテーブルの形式で記憶する。複数のテーブル12a〜12hは、互いに共通する項目フィールド又はファイル名を介してリンクし、1つのデータベースを形成している。個々のテーブルの具体例は、後述する図2〜図6Bに示すが、これらのテーブルの組合せは一例であってテーブル形式はこれらに限られない。
データ通信部13は、インターネット又はLANを介した外部端末とのデータ送受信処理を行う。インターネットを介する場合、ウェブサーバ又はブログサーバにより構築された管理サイト13a及び広告サイト13bの少なくとも2種類のサイトを備える。管理サイト13aには、提携店舗端末3a1等又は会員端末4からそれぞれアクセス可能でありこれらの端末へそれぞれ配信される複数のウェブページ画面が含まれている。広告サイト13bには、広告表示端末2aからアクセス可能でありこの端末へ配信されるウェブページ画面が含まれている。広告サイト13bは、広告サイト作成処理部11dにより作成される。
各ウェブページ画面の具体例は図示しないが、例えば、次のように構成される。括弧内は各画面を介して実行可能な処理例を示す。
・提携店舗端末3a1、3b1、3c1用の画面
(初期登録及び広告依頼情報アップロード、広告依頼情報の更新アップロード等)
・会員端末4用の画面
(初期登録アップロード、個別動線情報アップロード等)
・広告表示端末2a用の画面
(初期登録アップロード、広告表示ダウンロード等)
データ操作部14は、管理サーバ1の操作用端末であり、処理の進行状況を表示させる表示装置及びメンテナンスを行うための入力装置などを含む。
広告表示拠点2は、広告表示を行う点で、人目につきやすく人の集まりやすい立地条件であることが望ましい。広告表示拠点2は、対象とする地域内に少なくとも1つ存在し、複数存在してもよい。また、1つの広告表示拠点2に複数の表示装置2bを設置してもよい。ガソリンスタンドは、通常、所定の範囲内にほぼ均等に点在し、交通量の多い道路に面していることから、広告表示拠点2として最適である。広告表示端末2aは、例えば、ブラウザとインターネット接続機能を備えたパーソナルコンピュータであり、その周辺装置として表示装置2bを接続してもよい。あるいは、表示装置2bの本体に、広告表示端末2aの機能を組み込んだ1つの装置としてもよい。
提携店舗3は、対象とする地域に点在している複数の店舗であり、小売業やサービス業の店舗が典型的である。提携店舗端末3a1等は、例えば、ブラウザとインターネット接続機能を備えたパーソナルコンピュータである。
図1の提携店舗AとBには、QRコード(登録商標)3a2、3b2をそれぞれ印刷したポスターが貼られている。各QRコード(登録商標)には、各提携店舗3に割り当てられた識別情報である提携店舗IDと管理サイトのURLが情報として含まれている。なお、QRコード(登録商標)以外の二次元コード又は一次元コード、ICチップ等の記憶媒体でもよい。また、提携店舗ID及び管理サイトのURLの情報を含むコードを付記する物品(「提携店舗ID付記物」と称する)は、ポスターに限られず、提携店舗3の店舗に設置された物品であればよい。提携店舗ID付記物は、会員6(第1種会員)の個別動線情報の収集に用いられる。会員6は、会員端末4により提携店舗ID付記物から提携店舗IDを読み取り、この提携店舗IDを個別動線情報として管理サーバ1へ送信する。
図1の提携店舗Cの提携店舗端末3c1には、周辺装置としてQRコード(登録商標)を読み取り可能なカードリーダー3c3が接続されている。別の実施例として、提携店舗端末3c1とカードリーダー3c3が一体の装置でもよい。会員6(第2種会員)が提携店舗Cを訪れて会員カード7を提示すると、カードリーダー3c3により会員カード7に付記されたQRコード(登録商標)7aを読み取り、提携店舗端末3c1が会員IDを認知する。提携店舗端末3c1は、この会員IDを自己の提携店舗IDとともに個別動線情報として管理サーバ1へ送信する。
会員6は、一般的には、対象とする地域に住んでいる人、勤務している人、又は当該地域を頻繁に訪れる人などである。会員となるには、第1種会員の場合は、携帯電話等から管理サーバ1の管理サイトへアクセスして必要な会員情報を入力して会員登録を行う。登録により、携帯電話等が会員端末4となる。会員端末4は、提携店舗ID付記物のコードを読取る機能と、ブラウザと、インターネット接続機能とを備えた携帯通信機器であればよい。第2種会員の場合は、提携店舗又は広告表示拠点で書面で手続を行い、会員カードを発行してもらう。この場合の会員情報は、提携店舗端末3c1又は広告表示端末2aから管理サーバ1へ送信される。いずれの場合も、管理サーバ1は、会員登録を行った会員に対して、識別情報である会員IDを割り当てる。
図2〜図6Bは、管理サーバ1のデータ記憶部12に保存された種々のテーブル及びファイルの具体例を示している。各テーブルのフィールド項目は一例であり、これら以外のフィールド項目を設けてもよい。なお、各テーブル及びファイルは、共通するフィールド項目又はファイル名を介してリンクしている。
図2の会員管理テーブル12aは、会員の初期登録処理において新規レコードが作成される。各会員の初期登録では、識別情報である「会員ID」が割り当てられ、会員IDとその会員の個人情報を対応付けて保存する。このテーブル12aは、静的テーブルであり、会員の個人情報に変更があった場合にのみ更新される。本システムでは、対象地域の動線情報を収集することが目的であるから、性別や年齢などの属性情報は統計データとして有用であるが、必ずしも個人を特定しなくとも足りるので、氏名を個人情報に含めなくともよい。また、自宅や職場の住所についても、その番地まで正確に入力しなくとも、対象地域内のどの地区(例えば「○○市○○町○丁目」)にあるかがわかれば統計データとして十分な場合もある。例えば、「地区」を特定するために郵便番号をそのまま利用してもよい。また、対象地域を複数の地区に分けてそれぞれに適宜の地区コードを設定してもよい。本システムでは、必ずしも氏名や正確な住所を登録しなくともよいので、会員登録を行うことに対する抵抗が少ない。なお、第1種会員の場合は、会員端末を利用するので、会員端末のEメールアドレスが必須となる。第2種会員の場合は、Eメールアドレスの項目は入力不要である。
図2の広告表示拠点管理テーブル12bは、広告表示拠点とその拠点に設置されている表示装置とを登録する。各広告表示拠点には、「広告表示拠点ID」が割り当てられ、その拠点に設置された各表示装置には「表示装置番号」が割り当てられることで個々に識別される。このテーブル12bは、静的テーブルであり、広告表示拠点又はその表示装置に変更があった場合にのみ更新される。その他に、広告表示拠点の「名称」、立地する「地区」などをフィールド項目とする。また、図示していないが、各広告表示装置の空き状況(契約中か否か)を記録してもよい。
図2の提携店舗管理テーブル12cは、提携店舗の初期登録処理において新規レコードが作成される。各提携店舗の初期登録において、識別情報である「提携店舗ID」が割り当てられる。提携店舗IDとその店舗情報を対応付けて保存する。このテーブル12cも静的テーブルであり、登録情報に変更があれば更新される。フィールド項目には、提携店舗の「名称」、提携店舗の立地する「地区」、提携店舗端末が管理サーバの管理サイトにアクセスする際の「ログインID」及び「パスワード」などがある。
図3の個別動線情報テーブル12dは、各会員端末(第1種会員の場合)又は各提携店舗端末(第2種会員の場合)から個別動線情報を受信する毎に逐次記録される動的テーブルである。第1種会員の会員端末は、提携店舗に設置された提携店舗ID付記物から提携店舗ID及び管理サイトのURLを読み取ることにより、管理サイトにアクセスできる。会員端末は、管理サイトにアクセスした後、読み取った提携店舗IDを管理サーバに送信する。管理サーバは、会員端末のアドレスを認識し、上記の会員管理テーブル12aを参照することにより、会員IDを特定する。また、第2種会員の会員カードから会員IDを読み取った提携店舗端末は、管理サイトにアクセスした後、読み取った会員IDを管理サーバに送信する。提携店舗端末から管理サイトへのアクセスの際は、当然に提携店舗IDも送信される。こうして、個別動線情報を受信した管理サーバは、受信日時とともに提携店舗IDと会員IDを個別動線情報テーブル12dに記録する。提携店舗IDに基づいて会員の現在位置を特定でき、会員IDに基づいて会員を特定できる。
図3の動線集計情報テーブル12eは、個別動線情報テーブル12dに逐次記録された個別動線情報を所定の時間帯毎に集計し、集計結果を逐次記録する動的テーブルである。例えば、10分毎に集計する。個別動線情報の提携店舗IDに基づいて図2の提携店舗管理テーブル12cを参照することにより、その提携店舗の立地する地区を特定できる。そして、地区毎に滞在する会員の人数を集計する。直前の時間帯と比べて増加したか減少したかも判断し、記録してもよい(上向きと下向きの矢印)。また、会員IDに基づいて図2の会員管理テーブル12aを参照することにより、その会員の性別や年齢等の属性も特定できるので、性別や年代別等の属性毎の人数を集計することも可能である。こうして集計された動線集計情報は、広告サイトの作成において利用される。
図4の広告依頼情報テーブル12fは、提携店舗が新規の広告サイトによる広告を依頼したときに新規レコードが作成される。各広告サイトには「広告ID」が割り当てられ、「表示装置番号」、「広告サイトURL」、「テンプレートファイル名」、「基本表示時間」、「広告費」などのフィールド項目がある。このテーブル12dは静的テーブルであり、登録情報に変更があれば更新される。
提携店舗が申し込む広告表示形態は多様である。例えば、複数の広告表示を1つの広告表示拠点の複数の広告表示装置に表示するように申し込む場合、また、1つの広告表示を複数の広告表示拠点の広告表示装置に表示するよう申し込む場合などがある。「広告サイトURL」は、図1に示した広告表示端末がアクセスするURLである。広告表示端末は、所定時間毎(例えば30秒毎)に所定の広告サイトURLに自動的にアクセスするように設定しておくことが好ましい。これにより常に最新の広告サイトを表示装置に表示できる。「テンプレートファイル名」は、当該広告サイトのテンプレートファイルを指定するファイル名であり、「基本表示時間」は、1日の中で当該広告サイトを表示可能な最大時間幅を指定している。後述するように、本発明では、広告サイトの表示内容が、基本表示時間の途中で自動的に変更される場合があり、また、必ずしも基本表示時間の開始時から表示されるとは限らない。
図4に示す広告サイトのテンプレートファイル12gは、広告サイトの画面設計のデータファイルである。図4では、このテンプレートファイル12gに基づいて作成される画面を模式的に示している。テンプレートファイル12gは、提携店舗端末から新規の広告依頼情報を受信した際に作成され、更新要求があればその内容が変更される。本発明における広告サイトのテンプレートには、少なくとも1つの変動パーツが含まれる。変動パーツは、動線集計情報と連携してその表示内容が変更される点に特徴がある。変動パーツは複数でもよい。1又は複数の固定パーツを含んでもよい。
例えば、広告ID「R1-1」に対応するファイル名「R1-1temp」のテンプレートには、2つの固定パーツP01及びP02と、3つの変動パーツP11、P12及びP13が含まれている。固定パーツの表示内容は、基本表示時間の開始時から終了時まで常に固定されており、後述する図5Aに例示するパーツ内容設定テーブルで予め設定されている。但し、固定パーツの表示内容は、提携店舗端末からの更新要求により、毎日あるいは逐次変更することができる。一方、変動パーツの表示内容は、自動的に表示/非表示が行われかつ自動的に表示内容が決定されるように、後述する図5A又は図6Aに例示するパーツ内容設定テーブルで予め設定されている。変動パーツは、基本表示時間の開始時となっても動線集計情報が所定の条件を充足するまでは表示されなかったり、動線集計情報が所定の条件を充足したときに表示内容が変更されたりする。動線集計情報は、図3の動線集計情報テーブル12eから取得する。
図5Aは、パーツ内容設定テーブル12hの一例を示しており、図4に示したファイル名「R1-1temp」のテンプレートに含まれる2つの固定パーツと3つの変動パーツの各々の表示内容に関する設定を保存している。図5Bは、図5Aのパーツ内容設定テーブル12hに基づいて作成された広告サイトの各パーツの表示時間を時間軸に沿って模式的に示した図である。
固定パーツP01及びP02の表示時間は、基本表示時間の開示時Tsから終了時Teまでである。固定パーツP01の表示内容は、"△△スーパーマーケット最新情報"というタイトルであり、固定パーツP02の表示内容は、"朝採り野菜入荷しています"という当日の注目情報である。
変動パーツP11の表示時間は、動線集計情報が第1条件を充足した時点T1から基本表示時間の終了時Teまでである。この場合の第1条件とは、"地区「aaa-bbb1」に滞在する会員の人数が30人を超えたとき"である。地区「aaa-bbb1」は、図2の提携店舗管理テーブル12cを参照すると、提携店舗ID「R1」をもつ「△△スーパーマーケット」の所在する地区である。提携店舗のある地区に滞在する会員の人数が所定数以上となったことは、その地区に滞在する人が増えていると解釈される。変動パーツP11の表示内容は、割引セールの開始時を示しているので、第1条件を充足した時点から10分後の時刻を設定している。10分後としているのは、広告表示を見た人が提携店舗まで移動するのに要する時間を考慮したものである。
変動パーツP12の第1番目の表示内容Aの表示時間は、動線集計情報が第1条件を充足した時点T1から第2条件を充足した時点までである。変動パーツP12の表示内容は、割引率を示しており、割引セール開始時は"1"割引に設定する。第2条件とは、"地区「aaa-bbb1」に滞在する会員の人数が40人を超えたとき"である。よって、第2条件を充足した時点では、地区「aaa-bbb1」に滞在する人がさらに増えていると解釈される。そこで、変動パーツP12の表示内容を、第2番目の表示内容Bである"2"割引に変更する。第2番目の表示内容Bの表示時間は、動線集計情報が第2条件を充足した時点T2から基本表示時間の終了時Teまでである。このように、人数の増減を示す動線集計情報に基づいて、最適な広告を行うことができる。
変動パーツP13の表示時間は、動線集計情報が第3条件を充足した時点T3から基本表示時間の終了時Teまでである。この場合の第3条件とは、"水曜日でありかつ地区「aaa-bbb1」に滞在する女性会員の人数が40人を超えたとき"である。つまり、変動パーツP13は、水曜日以外の日は表示されない。変動パーツP13の表示内容は、"本日レディスデー 今からカードポイント2倍サービス開始します"等の特別サービスのお知らせである。このように、単に人数の増減だけでなく、会員の性別や年齢等の属性毎の動線集計情報を利用して最適な広告を行うこともできる。
図6Aは、パーツ内容設定テーブル12hの別の例を示しており、ファイル名「R1-2temp」のテンプレートに含まれる5つの変動パーツの各々の表示内容に関する設定を保存している。図6Bは、図6Aのパーツ内容設定テーブル12hに基づいて作成された広告サイトの各パーツの表示時間を時間軸に沿って模式的に示した図である。この例では、全て変動パーツであり、基本表示時間の開始時Tsになっても第1条件を充足するまでは、いずれのパーツも表示されず、第1条件を充足した時点で変動パーツP01、P02、P11、P12が表示される。変動パーツP12の表示内容は、第2条件を充足した時点で変更される。変動パーツP13は、第3条件を充足した時点から基本表示時間の終了時Teまで表示される。
図7は、本システムにおける全体処理フローを概略的に示している。
ステップ71:初期登録処理では、会員登録、広告表示拠点登録及び提携店舗登録をそれぞれ行う。提携店舗は、通常、提携店舗登録を行うと同時に、新規の広告依頼情報も登録する。広告依頼情報には、広告サイトに含まれる各パーツの表示内容の設定も含まれる。
ステップ72:動線情報処理では、各提携店舗を訪れた第1種会員の会員端末から個別動線情報が送信されるか、あるいは、各提携店舗を訪れた第2種会員の会員カードを読み取った提携店舗端末から個別動線情報が送信される。管理サーバは、この個別動線情報を取得する。所定時間帯毎に個別動線情報を集計し、動線集計情報を導出する。
ステップ73:広告サイト作成処理では、提携店舗が、提携店舗端末から管理サーバへアクセスして広告表示を更新する。好適例では、提携店舗端末が受信した動線集計情報を参考にすることにより、最適な広告表示に更新する。管理サーバは、広告表示更新情報を取得した場合は、広告サイトを更新する。これにより、広告表示拠点の広告表示が更新される。
図8〜図10Bを参照して、各処理フローを詳細に説明する。
図8は、初期登録処理の一例の詳細フローである。なお、図中、実線囲み及び黒矢印は、電子データ処理及びその流れを示し、一点破線囲み及び白矢印は、人間の行為の流れを示す。
ステップ81:広告表示端末2aは、管理サーバ1の管理サイトの申込画面にアクセスし、所定の情報を入力することで登録情報をアップロードする。広告表示拠点の登録には、その店舗に設置された表示装置の登録も含まれる。表示装置は、1つの店舗に複数台設置される場合もあり、1台毎に登録する。登録後に表示装置の増減があった場合は、その変更を登録をする。
ステップ82:管理サーバ1は、広告表示端末2aから登録情報を受信し、図2の広告表示拠点管理テーブル12bに新規レコードを作成し、広告表示拠点ID及び表示装置番号を割り当て、登録する。
ステップ83:提携店舗端末3a等は、管理サーバ1の管理サイトの申込画面にアクセスし、所定の情報を入力することで登録情報をアップロードする。提携店舗がどの地区に立地しているかは、必須の情報である。
また基本的には、登録時に新規の広告依頼情報を送信する。広告依頼情報により、新規の広告サイトの作成要求があった場合、管理サーバ1のウェブサーバ又はブログサーバが幾つかのテンプレートを示すと、提携店舗端末は所望するテンプレートを選択し、そのテンプレートに含まれる各パーツに対して、固定パーツか変動パーツかを指定する。固定パーツについては、表示内容を書込み、変動パーツについては表示内容を書き込むとともに表示条件を設定する。また、希望する広告表示拠点及び表示装置並びに基本表示時間等も決定する。表示装置の選択は、例えば、どの地区のどの広告表示拠点のどの表示装置が現在空いているかを画面で示し、その中から希望するものを選択する。
ステップ84:管理サーバ1は、提携店舗端末3a等から提携店舗登録情報を受信し、図2の提携店舗管理テーブル12cに新規レコードを作成し、提携店舗IDを割り当て、登録する。また、図3の広告依頼情報テーブル12fに新規レコードを作成し、広告IDを割り当て、登録する。新規の広告サイトの画面設計をテンプレートファイル12gとして保存し、図5A、図6Aのパーツ内容設定テーブル12hに新規レコードを作成し、パーツ内容設定情報を登録する。
ステップ85:提携店舗では、第1種会員用の提携店舗ID付記物を店舗に設置する。提携店舗ID付記物は、例えば、QRコード(登録商標)を付したポスターである。第1種会員の会員端末は、ポスターから提携店舗IDを読み取り可能である。
ステップ86:また、提携店舗では、第2種会員用のカードリーダーを設置する。カードリーダーは、第2種会員の会員カードから会員IDを読み取り可能である。
ステップ87:会員端末4を有する第1種会員は、会員端末4から管理サーバ1の管理サイトにおける会員登録画面にアクセスし、会員登録情報を管理サーバ1に送信する。
ステップ88:管理サーバ1は、会員端末4から会員登録情報を受信し、図2の会員管理テーブル12aに新規レコードを作成し、会員IDを割り当て、登録する。
ステップ89:提携店舗又は広告表示拠点で会員カードを発行した第2種会員については、提携店舗端末又は広告表示端末から会員登録情報が送信され、同様に、図2の会員管理テーブル12aに新規レコードを作成し、会員IDを割り当て、登録する。
図9は、動線情報処理の一例の詳細フローである。
ステップ91:第1種会員が、会員登録後に地域内の提携店舗を訪れて商品を購入したりする際、提携店舗に貼られているポスターのQRコード(登録商標)を会員端末4で読み取る。例えば、会員端末4の付属機能であるカメラで撮影する。QRコード(登録商標)には、その提携店舗を識別する提携店舗IDと管理サーバ1の管理サイトのURLの情報が含まれている。QRコード(登録商標)を読み取ることにより会員端末4は、直ちに管理サーバの管理サイトの動線情報画面へアクセスすることができる。会員端末4がアクセスした管理サイトの画面には、会員端末4が読み取った提携店舗IDと会員端末4のEメールアドレスとを簡易にアップロードする仕組みを設けておく。なお、別の実施例として、図8の初期登録の際に割り当てられた会員IDを会員端末4に保存しておく場合には、Eメールアドレスではなく、保存されている会員IDをアップロードしてもよい。
ステップ92:第2種会員が、会員登録後に地域内の提携店舗を訪れて商品を購入したりする際、提携店舗端末3aに接続されたカードリーダーが会員カードの会員IDを読み取る。会員IDを読みとった提携店舗端末3aは、直ちに管理サーバの管理サイトの動線情報画面へアクセスし、会員IDと提携店舗IDをアップロードする。
ステップ93:管理サーバ1は、会員端末4から提携店舗IDとEメールアドレスを受信する。Eメールアドレスを受信した場合は、図2の会員管理テーブル12aを参照することにより会員IDを特定する。あるいは、提携店舗端末3aから会員IDと提携店舗IDを受信する。そして、受信時と提携店舗IDと会員IDとを対応付け、個別動線情報として図3の個別動線情報テーブル12dに記録する。個別動線情報は、各会員端末又は各提携店舗端末から受信する毎に逐次記録される。
ステップ94:管理サーバ1は、所定時間帯毎に個別動線情報を集計する。図3の個別動線情報テーブル12dの例では、10分毎に集計し、集計結果を動線集計情報テーブル12eに記録している。10分間に受信した全ての個別動線情報の提携店舗IDを基に、図2の提携店舗管理テーブル12cを参照してその提携店舗の立地する地区を取得する。そして各地区毎に滞在している会員の人数を算出する。算出された会員の人数が、その前の10分間に比べて増加したか減少したかについて判定し、増加又は減少を記録してもよい。また、個別動線情報の会員IDを基に、図2の会員管理テーブル12aを参照して性別、年代別等の属性毎に滞在している会員の人数を算出することもできる。
図10A及び図10Bは、広告サイト作成処理の一例の詳細フローである。
ステップ101:管理サーバ1は、毎日、図4の広告依頼情報テーブル12fを参照し、所定の広告サイトについて指定された基本表示時間を取得する。
ステップ102:管理サーバ1は、取得した基本表示時間の開始時となったか否かを判断する。
ステップ103:基本表示時間の開始時となったならば、図4の広告依頼情報テーブル12fに格納されたテンプレートファイル名から、テンプレートファイル12gを取得する。
ステップ104:取得したテンプレートファイル12gのテンプレートに固定パーツがあるか否かを判断する。固定パーツの有る場合はステップ105へ進み、無い場合はステップ105をスキップしてステップ106へ進む。
ステップ105:固定パーツが有るときは、図5Aのパーツ内容設定テーブル12hを参照し、固定パーツの表示内容を取得してテンプレートにおける該当する固定パーツに嵌め込む。
ステップ106:図5A又は図6Aのパーツ内容設定テーブルを参照し、変動パーツについての表示条件を取得する。
ステップ107:図3の動線集計情報テーブル12eを参照し、現時点の動線集計情報が、変動パーツの表示条件を充足しているか否かを判断する。変動パーツの表示条件を充足している場合はステップ108へ進み、充足していない場合はステップ108をスキップしてステップ109へ進む。
ステップ108:現時点の動線集計情報が、変動パーツの表示条件を充足している場合は、図5A又は図6Aのパーツ内容設定テーブルを参照し、変動パーツの表示内容を取得してテンプレートにおける該当する変動パーツに嵌め込む。
ステップ109:テンプレートに含まれる全てのパーツについて、現時点での表示内容が決定されたならば、ウェブサーバ又はブログサーバの機能により広告サイトを作成し、配信可能とする。
ステップ110:広告サイトを広告表示端末2aにダウンロードし、広告表示端末2aは表示装置に広告サイトを表示する。
ステップ111:管理サーバ1は、基本表示時間の終了時となったか否かを判断する。終了時となっていなければ、ステップ106へ戻り、ステップ107において、動線集計情報の変化により変動パーツの新たな表示条件を充足していないか否かを判断し、新たな表示条件を充足している場合は、ステップ108で変動パーツの表示内容を更新する。終了時となったときは、ステップ112へ進む。
ステップ112:広告サイトの配信を終了する。
ステップ113:広告表示端末2aは、表示装置の表示を終了する。
1 管理サーバ
11 データ処理部
12 データ記憶部
12a 会員管理テーブル
12b 広告表示拠点管理テーブル
12c 提携店舗管理テーブル
12d 個別動線情報テーブル
12e 動線情報集計テーブル
12f 広告依頼情報テーブル
12g 広告サイトテンプレート
12h パーツ内容設定テーブル
13 データ通信部
13a 管理サイト
13b 広告サイト
14 データ操作部
2 広告表示拠点
2a 広告表示端末
2b 表示装置
3 提携店舗
3a1、3b1、3c1 提携店舗端末
3a2、3b2 QRコード(登録商標)(提携店舗ID)
3c3 カードリーダー
4 会員端末
6 会員
7 会員カード
7a QRコード(登録商標)(会員ID)

Claims (4)

  1. 動線情報に基づいて広告サイトを作成し、ネットワーク接続された広告表示端末(2a)に該広告サイトを配信し表示させるための管理サーバ(1)を有する広告表示システムであって、
    前記管理サーバが、
    (a)会員に割り当てた会員IDを会員管理テーブル(12a)に予め登録する会員登録手段と、
    (b)提携店舗に割り当てた提携店舗IDと、該提携店舗の立地する地区とを対応付けて提携店舗管理テーブル(12c)に予め登録する提携店舗登録手段と、
    (c)提携店舗に割り当てた提携店舗IDと、該提携店舗から依頼された広告サイトのテンプレートとを対応付けて広告依頼情報テーブル(12f)に予め登録する広告依頼情報登録手段と、
    (d)所定の地区に滞在する会員の人数に関する条件と、前記広告サイトのテンプレート(12g)に含まれる1又は複数の変動パーツの表示内容とを対応付けて、パーツ内容設定テーブル(12h)に予め設定するパーツ内容設定手段と、
    (e)所定の会員が所定の提携店舗に来店していることを示す個別動線情報を受信したとき、該個別動線情報に基づいて会員ID、提携店舗ID及び受信時刻を特定して個別動線情報テーブル(12d)に逐次記録する個別動線情報記録手段と、
    (f)前記個別動線情報テーブル(12d)の提携店舗IDに基づいて前記提携店舗管理テーブル(12c)を参照することにより、各地区に滞在する会員の人数を所定の時間帯毎に集計し、該時間帯における各地区毎の会員の人数を動線集計情報として動線集計情報テーブル(12e)に逐次記録する動線集計情報記録手段と、
    (g)所定の提携店舗の広告サイトを作成する際、前記広告依頼情報テーブル(12f)から広告サイトのテンプレート(12g)を取得し、前記動線集計情報テーブル(12e)に記録された動線集計情報における所定の地区の人数が前記パーツ内容設定テーブル(12h)に設定された条件を充足するか否かを判断し、充足する場合に前記変動パーツの表示内容を決定し、決定された該変動パーツの表示内容を該広告サイトのテンプレート(12g)に嵌め込むことにより広告サイトを作成して前記広告表示端末(2a)に配信する広告サイト作成手段と、を備えたことを特徴とする動線情報を利用した広告表示システム。
  2. 動線情報に基づいて広告サイトを作成し、ネットワーク接続された広告表示端末(2a)に該広告サイトを配信し表示させるための管理サーバ(1)を有する広告表示システムであって、
    前記管理サーバが、
    (a)会員に割り当てた会員IDと、該会員の1又は複数の属性とを対応付けて会員管理テーブル(12a)に予め登録する会員登録手段と、
    (b)提携店舗に割り当てた提携店舗IDと、該提携店舗の立地する地区とを対応付けて提携店舗管理テーブル(12c)に予め登録する提携店舗登録手段と、
    (c)提携店舗に割り当てた提携店舗IDと、該提携店舗から依頼された広告サイトのテンプレート(12g)とを対応付けて広告依頼情報テーブル(12f)に予め登録する広告依頼情報登録手段と、
    (d)所定の地区に滞在する所定の属性をもつ会員の人数に関する条件と、前記広告サイトのテンプレート(12g)に含まれる1又は複数の変動パーツの表示内容とを対応付けて、パーツ内容設定テーブル(12h)に予め設定するパーツ内容設定手段と、
    (e)所定の会員が所定の提携店舗に来店していることを示す個別動線情報を受信したとき、該個別動線情報に基づいて会員ID、提携店舗ID及び受信時刻を特定して個別動線情報テーブル(12d)に逐次記録する個別動線情報記録手段と、
    (f)前記個別動線情報テーブル(12d)の提携店舗IDに基づいて前記提携店舗管理テーブル(12c)を参照することにより、各地区に滞在する会員の人数を所定の時間帯毎に集計し、該時間帯における各地区毎の各属性毎の会員の人数を動線集計情報として動線集計情報テーブル(12e)に逐次記録する動線集計情報記録手段と、
    (g)所定の提携店舗の広告サイトを作成する際、前記広告依頼情報テーブル(12f)から広告サイトのテンプレート(12g)を取得し、前記動線集計情報テーブル(12e)に記録された動線集計情報における所定の地区の所定の属性をもつ会員の人数が前記パーツ内容設定テーブル(12h)に設定された条件を充足するか否かを判断し、充足する場合に前記変動パーツの表示内容を決定し、決定された該変動パーツの表示内容を該広告サイトのテンプレート(12g)に嵌め込むことにより広告サイトを作成して前記広告表示端末(2a)に配信する広告サイト作成手段と、を備えたことを特徴とする、動線情報を利用した広告表示システム。
  3. 前記会員管理テーブル(12a)には、前記会員の携帯する会員端末の会員端末アドレスが会員IDと対応付けて登録されており、かつ、前記提携店舗には提携店舗IDを付した提携店舗ID付記物が設置されており、
    前記個別動線情報記録手段は、前記提携店舗ID付記物から提携店舗IDを読み取った前記会員端末から送信された提携店舗IDを受信し、該会員端末の会員端末アドレスに基づいて前記会員管理テーブル(12a)を参照し会員IDを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の、動線情報を利用した広告表示システム。
  4. 前記会員が会員IDを付した会員カードを携帯しており、かつ、前記提携店舗に設置され前記管理サーバとネットワーク接続された提携店舗端末が該会員カードの会員IDを読み取り可能であり、
    前記個別動線情報記録手段は、前記会員カードの会員IDを読み取った前記提携店舗端末からその提携店舗IDとともに該会員IDを受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の、動線情報を利用した広告表示システム。
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