JP2004030523A - 店舗情報システム - Google Patents

店舗情報システム Download PDF

Info

Publication number
JP2004030523A
JP2004030523A JP2002189602A JP2002189602A JP2004030523A JP 2004030523 A JP2004030523 A JP 2004030523A JP 2002189602 A JP2002189602 A JP 2002189602A JP 2002189602 A JP2002189602 A JP 2002189602A JP 2004030523 A JP2004030523 A JP 2004030523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
store
information
stores
visitor
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002189602A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kaneko
金子 愼一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP2002189602A priority Critical patent/JP2004030523A/ja
Publication of JP2004030523A publication Critical patent/JP2004030523A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】店舗側からの情報提供を可能にし、客が機器を用意する必要がなく、リアルタイムに情報が提供でき、来客情報を複数の店舗が参照でき、複数の店舗は来客情報に対応して勧誘情報を送り、リアルタイムな宣伝、勧誘を行うことができる店舗情報システムを提供する。
【解決手段】複数の店舗に設けられた情報端末装置と、複数の情報端末装置の各々とネットワーク500を介して接続されたサービス提供センターのサーバ100とから成り、複数の店舗のいずれかで来客があったとき、その来客店舗は、自身の情報端末装置によりサーバ100を介して自身以外の他の店舗に対して来客情報を送信し、他の店舗の各々は、受信した来客情報に対応して、自身の情報端末装置によりサーバ100を介して自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、店舗情報システムに関し、特に、各店舗の情報端末装置とサービス提供センターのサーバがネットワークで接続された店舗情報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ある地域や繁華街で、飲み屋、レストランなどの情報は、あらかじめタウン誌、情報誌などの書籍やインターネット等で調べておくか、現地でうろうろしながら探すことが多い。また、地域的には駅等に情報端末が設置されていて情報が提供されるようなシステムもあり、また、その種の発明も多数出願されている。
【0003】
ところが、ある店から2次会のように次の店を探すためには、現状では限られた知っている店に電話したり、足を運んで実際に行ってみないと分からないことが多い。これを解決するために、特開平05−136904号公報「特定区域内店舗間ネットワークにおける情報提供および予約システム」が開示されている。これによると、店舗で入力した情報がサーバに蓄積され、これを利用者がアクセスすることにより店の情報を検索、入手するようなシステムとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に開示されたシステムにおいては、次のような問題点がある。サーバに情報が蓄積されているとはいえ、利用者がいちいちアクセスして情報を取得する必要があり、また、検索・取得方法が電話またはコンピュータであり、実際の店舗内での利用を考えると現実的でない。なぜなら、利用者がアクセスする必要があるからであり、また、利用者が電話やコンピュータを用意する必要があるからである。また、サーバには、リアルタイムに提供された情報は存在しない。また、サーバの情報は、他店には送らないため他店からの勧誘を行うことができない。
【0005】
本発明の目的は、上記の問題点を解決するためになされたもので、店舗側からの情報提供を可能にし、利用者(店に入った客)が機器を用意する必要がなく、リアルタイムに情報が提供でき、店に入った客についての来客情報を他の店が参照でき、他の店は来客情報に対応して勧誘情報を送り、リアルタイムな宣伝、勧誘を行うことができる店舗情報システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る店舗情報システムは、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0007】
第1の店舗情報システム(請求項1に対応)は、複数の店舗(施設を含む)に設けられた情報端末装置と、複数の情報端末装置の各々とネットワークを介して接続されたサービス提供センターのサーバとから成り、複数の店舗のいずれかで来客があったとき、その来客店舗は、自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の他の店舗に対して来客情報を送信し、他の店舗の各々は、受信した来客情報に対応して、自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信することで特徴づけられる。
【0008】
第1の店舗情報システムによれば、複数の店舗に設けられた情報端末装置と、複数の情報端末装置の各々とネットワークを介して接続されたサービス提供センターのサーバとから成り、複数の店舗のいずれかで来客があったとき、その来客店舗は、自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の他の店舗に対して来客情報を送信し、他の店舗の各々は、受信した来客情報に対応して、自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信するため、店舗側からの情報提供を可能にし、客が自分の携帯電話等を用いる必要がなく、リアルタイムに情報が提供でき、店舗に入った客に対する情報を来客店舗以外の他の店舗が参照でき、来客店舗以外の他の店舗はその情報に基づいてリアルタイムな宣伝や勧誘を行うことができる。
【0009】
第2の店舗情報システム(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくはサーバは、複数の店舗の各々の来客情報と勧誘情報を蓄積するデータベースを備えることで特徴づけられる。これにより、複数の店舗の各々の来客情報と勧誘情報を蓄積することができ、来客情報と勧誘情報を他の店が参照できる。
【0010】
第3の店舗情報システム(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは複数の店舗の各々の勧誘情報は、店舗の混雑状況、営業時間情報、料金情報、特典情報を含むことで特徴づけられる。これにより、客が知りたい情報を確実に客に伝えることができる。
【0011】
第4の店舗情報システム(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは複数の店舗の各々は商店街を形成する区域内に位置していることで特徴づけられる。これにより、商店街活性化に役立てることができる。
【0012】
第5の店舗情報システム(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは情報端末装置は、複数の店舗の利用予約を行う手段を備えたことで特徴づけられる。これにより、容易に次に行く店を予約することができる。
【0013】
第6の店舗情報システム(請求項6に対応)は、複数の店舗に設けられた情報端末装置と、複数の情報端末装置の各々とネットワークを介して接続されたサービス提供センターのサーバとから成り、複数の店舗のいずれかで来客があったとき、その来客店舗は、自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の他の店舗に対して来客情報を送信し、他の店舗の各々は、受信した来客情報に対応して、自身の情報端末装置を用いて自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信することで特徴づけられる。これにより、1つの店舗に入った客は他の店舗の情報を容易にかつリアルタイムに入手でき、他方、来客店舗以外の他の店舗は、いずれかの店舗に入った客に対してリアルタイムで勧誘情報を提供できる。特に、勧誘情報の提供をサーバを介さないようにすることにより、通常の通信手段(電話、FAX、Eメール等)を用いて容易に情報提供できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係る店舗情報システムの概要を説明するための図である。店舗情報システムは、商店街を成しているA店20、B店21、C店22とサービス提供センター23とお客さん24によって成り立っている。まず、お客さん24がA店20に来店する(1)。そのとき、A店20の店員は、情報端末装置にお客さんの人数などの客情報を入力する(2)。それにより、来店通知がサービス提供センター23に送信される(3)。サービス提供センター23では、そのお客さん情報がデータ記憶される(4)。サービス提供センター13からは、B店21、C店22にA店20へのお客さんの来店通知が送信される(5)。B店21、C店22では、A店20に来客があったことが示される(6)。B店21、C店22では、店舗側で勧誘するかどうかを判断する(7)。例えば、B店21では勧誘拒否し(8)、C店22では、勧誘決定したとすると(8)、C店は情報端末装置から勧誘情報を入力する(9)。それにより、C店22から勧誘情報がサービス提供センター23に送信される(10)。そのデータが記憶される(11)。サービス提供センター23からは、A店20、B店21、C店22にC店22の勧誘情報が送信される(12)。A店20、B店21、C店22では、C店22の勧誘情報が提示される(13)。その後、お客24は、その勧誘情報を見ることにより、C店22に行きやすくなる。また、各店舗20,21,22では、勧誘情報の追加や変更、取り消し、勧誘情報入力を行うことができる。
【0016】
図2は、本発明の第1の実施形態に係る店舗情報システムの構成を説明するための図である。図2に示すように、店舗情報システムはサービス提供センター23に設置されたサービス提供センターサーバ100とA店20、B店21、C店22に設置された店舗側システム(情報端末装置)200,300,400とがネットワーク500で接続された構成をとる。サービス提供センターサーバ100は、データ管理部101と表示データ作成部102と来客情報データベース103と店舗情報データベース104と勧誘情報データベース105とサービスエリア情報データベース106とタイマー107と通信部108からなっている。店舗側システム200は、データ入力部201とイベント通知部202と空席確認部203と表示部204と通信部205とからなる店員入力端末206と、データ入力部207と表示部208と通信部209とからなる座席端末210と、データ入力部211と表示部212と通信部213とからなる携帯端末214と通信部215を備えた処理装置216と表示部217とが店内においてLAN(ローカルエリアネットワーク)および無線LAN218により接続され、無線アクセスポイント219と通信処理装置220を備えている。店舗側システム300と店舗側システム400も店舗側システム200と同様の構成からなっており、図2には、それらの構成のうち、データ入力部301,401とイベント通知部302,402と空席確認部303,403と表示部304,404と通信部305,405とからなる店員入力端末306,406を示してある。
【0017】
サーバ100,店舗側システム200,300,400はネットワーク500を介して情報の授受を行い、特に、複数の店舗(店舗には駐車場などの施設や体育館や公民館などの公共施設も含んでいる)のうちの1軒に客(利用者)が入ったときに、情報端末装置によりサーバを介して客が入った情報(来客情報)を自身以外の店舗に送信し、他の店舗の各々は、受信した来客情報に対応して、自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信する。このとき、勧誘情報は、サーバによって加盟店舗、例えば商店街を形成する区域内に位置している全ての店舗に送信される。このような勧誘情報の送信により、店舗側からの情報提供を行い、客が機器を用意する必要がなく、リアルタイムに他の店舗の情報が提供できる。また、複数の店舗の各々は、他の店舗の来客情報および勧誘情報を参照でき、それらの情報からリアルタイムな宣伝、勧誘を行うことができる。
【0018】
図1および図2には、3軒の店舗だけを代表として図示したが、3軒だけでなく、それ以上の店舗および施設に店舗側システム200と同様のシステムを設置し、一つの商店街全体でこの店舗情報システムを構成するようにしてもよい。また、一つの商店街だけでなく複数の商店街を含めたシステムとするようにしてもよい。
【0019】
サービス提供センターサーバ100のデータ管理部101は、複数の店舗のうちいずれかに来客があったときに、この来客店舗に設置された店舗側システムから送られた来客情報、すなわち、客の人数(男、女、未成年、児童、幼児ごと)、来店時間、制限時間(既知の場合)等からなるデータを受信したときの受信データにその客(グループ)に対して付けたグループIDと送信されてきた店舗に付けられた店舗IDと共に来客情報データベース103に保存する。また、来客情報データベース103に保存された来客情報と共に保存された店舗IDからその店舗の属するサービスエリアに付けられたサービスエリアIDを店舗情報データベース104から検索する。さらに、そのサービスエリアIDに基づいてサービスエリア情報データベース106から同一のサービスエリアIDを持つ店舗数をわりだし、そのサービスエリアIDを持つ全加盟店舗を店舗情報データベース104から検索する。また、データ管理部101は、来客店舗以外の店舗のうち勧誘する意志がある店舗から送られてきた来客店舗以外の店舗から来客店舗に入った客に提供する勧誘情報、すなわち、店舗に関する情報である混雑状況(空室数、空テーブル数、収容可能人数)、料金、サービス内容に関する情報である特典情報と店舗IDとグループIDからなるデータに勧誘情報IDを付けて勧誘情報データベース105に記憶する。表示データ作成部102は、受信した来客情報データから来客店舗以外の店舗の店舗側システムに表示する来店通知用の表示データを作成する。また、来客店舗以外の店舗からの勧誘情報から各店舗の店舗側システムに表示する勧誘情報用の表示データを作成する。タイマー107は、データを受信したときの受信時刻と、データを送信するときの送信時刻と、受信後の経過時間を測定するものである。通信部108は、上記来客情報(来店通知)を受信し、来客情報(店舗名、住所、営業終了時間、店舗分類、人数、来店時間等)を加盟店舗に転送する。また、通信部108は、他の店舗からの勧誘情報を受信し、勧誘情報を来客店舗等へ送信し、勧誘情報を加盟店舗に転送する。
【0020】
また、サービス提供センターサーバ100は、複数の店舗に関する情報を蓄積するデータベースを備えており、各データベースは次の通りである。来客情報データベース103は、各店舗から送られてくる来客情報を蓄積・管理する。図3(a)は来客情報データベース103のデータ構造を示す。データは、グループID、店舗ID、男性人数、女性人数、未成年人数、児童・幼児人数、来店時間、店を出た時間、予想利用時間からなる。グループIDは、来店した客のグループに付けたIDである。店舗IDは、店舗毎に付けられたIDである。男性人数は、来店した客のグループに属する男性の人数である。女性人数は、来店した客のグループに属する女性の人数である。未成年人数は、来店した客のグループに属する未成年者の人数である。児童・幼児人数は、来店した客のグループに属する児童・幼児の人数である。来店時間は、来店した客のグループが来店した時刻である。店を出た時間は、来店した客のグループが店を出た時刻である。予想利用時間は、来店した客のグループが店を利用する予想時間である。
【0021】
店舗情報データベース104は、このサービスに加入・加盟している店舗の情報を管理する。図3(b)は、店舗情報データベース104のデータ構造を示す。データは、サービスエリアID、名称、店舗ID、住所、都道府県コード、市区町村コード、営業開始時間、営業終了時間、店舗分類、分類コード、勧誘情報ID、IPアドレスからなる。サービスエリアIDは、サービスに加入・加盟している店舗のある特定のエリア毎にグループ化して登録してある。その特定のエリアとは、例えば、一つの町内を一つのグループとし、それぞれの町毎にグループを形成し、それぞれのグループをそれぞれのサービスエリアとし、それぞれのサービスエリアに付けたIDである。名称は、店舗の名称である。店舗IDは、店舗毎に付けたIDである。住所は各店舗毎の住所である。都道府県コードは、都道府県にそれぞれ付けたコードである。市区町村コードは市区町村毎に付けたコードである。営業開始時間は、各店舗での営業開始時刻である。営業終了時間は、各店舗での営業終了時刻である。店舗分類は、スナック、カラオケ、キャバレー、レストランなどの各店舗の分類を示すものである。分類コードは、店舗分類に付けたコードである。勧誘情報IDは、各店舗から送られてくる勧誘情報に付けたIDである。IPアドレスは、インターネット上でコンピュータを識別するためのアドレスである。
【0022】
勧誘情報データベース105は、各店舗から送られてくる、ある店舗の客に対する勧誘情報を蓄積・管理する。図3(c)は、勧誘情報データベースのデータ構造を示す。データは、勧誘情報ID、店舗ID、グループID、空室(テーブル)数、収容可能人数、入力時刻、情報更新回数、料金、補足情報からなる。勧誘情報IDは、各店舗から送られてくる勧誘情報に付けたIDである。店舗IDは、各店舗に付けたIDである。グループIDは、来店した客のグループに付けたIDである。空室数は、各店舗の空室あるいはテーブル数である。収容可能人数は、各店舗が収容可能な人数である。入力時刻は、各店舗が勧誘情報を入力した時刻である。情報更新回数は、各店舗が勧誘情報を更新した回数である。料金は、各店舗の利用料金である。補足情報(特典情報)は、各店舗のカラオケ無料や10名以上3人分無料などの特別サービスを示す補足情報である。
【0023】
なお、来客情報データベースと勧誘情報データベースの共通データを店舗情報データベースに登録し、店舗情報データベースのデータはサービス開始前に事前に登録することを想定している。また、これらのデータベースはリレーショナルなデータベース構成をしており、それにより、通信データ量が削減でき、また、サーバで静的な情報である共通データを管理するので効率的となる。
【0024】
サービスエリア情報データベース106は、サービスエリアでの店舗数を示すデータベースであり、図3(d)にそのデータ構造を示す。データは、サービスエリアIDと店舗数からなる。サービスエリアIDは、店舗情報データベース104でのサービスエリアIDと同様である。店舗数は、各サービスエリア内の店舗数である。
【0025】
この第1の実施形態では、サービス提供センターサーバ100で上記のデータを管理する方式であるため、この実施形態での店舗情報システムをサーバ・データ管理型と呼ぶ。
【0026】
店舗側システム200の店員入力端末206は、来客があったときに、来客情報を入力するときに用いられ、通信部205とネットワーク218と通信処理装置220とネットワーク500を介して来客情報をサービス提供センターサーバ100に送信する。また、来客情報を表示し、勧誘情報を入力し、サービス提供センターサーバ100に勧誘情報を送信するときに用いる。さらに、勧誘情報をネットワーク218を通して転送あるいは表示する。データ入力部201は、店舗IDと客情報である人数、来店時間、利用時間を入力するときに用いる。また、勧誘情報のデータを入力するときに用いる。イベント通知部202は、勧誘情報受信時に店舗内の他の機器(座席の端末210、携帯端末214、大型ディスプレイ217の処理装置216)に対して、勧誘情報を転送する。空席確認部203は、空席を確認するための装置である。表示部204は、他店に来店したことを通知する来客情報を表示する。また、勧誘情報を表示する。通信部205は、入力部201により入力された情報をネットワーク218と通信処理装置220を介してサービス提供センターサーバ100に送信し、サービス提供センターサーバ100からの情報を受信する。図4に店員入力端末の例を示す。図4(a)は、Webブラウザ搭載電話機であり、(b)はパーソナルコンピュータとプリンタである。
【0027】
店舗側システム100の座席端末210は、勧誘情報を表示し、他の店舗あるいは施設の利用予約申し込みを行うときに用いる端末であり、客が座席において使用するものである。データ入力部207は、利用予約申し込みのための情報を入力するものであり、表示部208は、勧誘情報を表示するものである。また、通信部209は、ネットワーク218を通しての勧誘情報を受信し、予約情報をネットワーク218を通して送信するものである。座席端末210としては、図5で示す操作用端末が一つの例として上げられる。また、表示部217は、勧誘情報を表示するものであり、通信部215は、勧誘情報を受信し、処理装置216により、表示部217に表示させるものである。図6には、表示部の例を示し、図6(a)は、店内に設置される大型ディスプレイであり、図6(b)は、小型ディスプレイである。また、携帯端末214は、店内に自由に持ち運びできる無線の端末であり、テーブルの上などにおき、客が自由に用いることができるようにしてあり、勧誘情報を表示したり、予約申し込みのときに用いる。データ入力部211は、予約申し込みを行うときにデータを入力するためのものであり、表示部212は、勧誘情報を表示する。また、通信部213は、無線アクセスポイント219を介して、ネットワーク218から勧誘情報を受信し、予約情報を送信する。図7は、携帯端末の一例を示す。通信処理装置220は、店員入力端末206、座席端末210、処理装置216、携帯端末214へのサービス提供センターサーバ100からの情報を受信し、また、店員入力端末206、座席端末210、処理装置216、携帯端末214からのサービス提供センターサーバ100への情報を送信する。店舗B、店舗Cでの店舗側システム300,400は、店舗側システム200と同様の構成であるので、説明を省略する。
【0028】
次に、本実施形態の店舗情報システムにおける処理を詳細に説明する。図8(a)はA店の店舗側システム200の処理を示し、図8(b)は、B店の店舗側システム300の処理を示し、図8(c)はC店の店舗側システム400の処理を示し、図8(d)はサービス提供センターサーバ100の処理を示している。
【0029】
なお、店舗情報システムの処理は、サービス提供センターサーバ100と各店舗側システム200,300,400が互いに通信して行われていくため、サービス提供センターサーバ100と各店舗側システム200,300,400の処理をそれぞれ独立して説明しないで、本実施形態では上述した図8(a),(b)(c),(d)を用いて店舗情報システム全体における処理の流れとして説明していく。
【0030】
本実施形態の店舗情報システムの処理は、まず、A店に来客があったとき、A店の店員は、店舗側システム200の店員入力端末206のデータ入力部201より店舗IDと人数、来店時間、利用時間などの来客情報を入力し(ステップST10)、通信部205によりネットワーク218と通信処理装置220とネットワーク500を介して来客情報をサービス提供センターサーバ100に送信する。(ステップST11)。
【0031】
サービス提供センターサーバ100は、通信部108により来店通知(来客情報)を受信する。(ステップST12)。サービス提供センターサーバ100はデータ管理部101により、受信データにグループIDを付けて来客情報データベース103に保存する(ステップST13)。
【0032】
サービス提供センターサーバ100は、データ管理部101により、店舗IDからサービスエリア情報データベース106のサービスエリアIDを取得し、全加盟店舗を検索する。(ステップST14)。サービス提供センターサーバ100は、表示データ作成部102により、受信データから来客通知用の表示データを作成する(ステップST15)。通信部108により、来店通知(表示データ)を加盟店舗に転送する(ステップST16)。サービス提供センターサーバ100は、来店通知を全てに転送したかどうかを判断する(ステップST17)。全てに転送していないのならば、ステップST16を再び実行する。全てに転送したならば、加盟店舗からの勧誘情報を待つ状態で待機する。
【0033】
B店、C店の店舗側システム300,400は、来店通知を受信し、表示部304,404によりA店の来客通知(表示データ)を表示する(ステップST18、ステップST19)。表示データを見たB店、C店の店長や店員は、自店のの状態からそのデータのお客を勧誘するかどうか検討する(ステップST20、ステップST21)。もし、勧誘しないのであるならば、そのままで、待機する。もし、勧誘するのであるならば、データ入力部により勧誘情報を入力する(ステップST22、ステップST23)。B店、C店の店舗側システム300,400は通信部305,405によりグループID、店舗ID、空室数(空テーブル数)、収容可能人数、料金、特典情報からなる勧誘情報をサービス提供センターサーバ100に送信する(ステップST24、ステップST25)。
【0034】
サービス提供センターサーバ100は、通信部108により、グループID、店舗ID、空室数(空テーブル数)、収容可能人数、料金からなる勧誘情報を受信する(ステップST26)。次に、データ管理部101により、勧誘情報データベース105に、勧誘情報IDを付与して勧誘情報を記憶する(ステップST27)。店舗IDから店舗情報データベースを検索して、名称、住所、営業終了時間、店舗分類を抽出し、それらのデータを付与して、表示データ作成部102により、勧誘情報から勧誘情報用の表示データを作成する(ステップST28)。通信部108により、表示データとして作成された勧誘元の名称、空室数(空テーブル数)、収容可能人数、料金、特典情報、グループIDまたは人数の構成、住所、営業終了時間、店舗分類からなる勧誘情報を来客のいる店舗(ここでは、A店)に送信する(ステップST29)。また、勧誘情報を加盟店舗に送信する(ステップST30)。
【0035】
A店の店舗側システム200の表示部204,208,212,217は、勧誘情報を提示する(ステップST31)。また、B店、C店での店舗側システム300,400での表示部にも勧誘情報が表示される(ステップST32、ステップST33)。A店において、勧誘情報を見たお客さんは、その勧誘している店に行きたいと希望するときは、データ入力部207やデータ入力部211により、予約申し込みを行い、サービス提供センターサーバ100を通して、勧誘している店(ここではC店)に予約情報が通知される。
【0036】
次に、勧誘情報の変更と取り消しの処理を図9により説明する。まず、例えば、C店において勧誘情報を変更または取り消しするかどうかを検討する(ステップST40)。ステップST41において、勧誘情報を変更あるいは取り消しをしない場合には、そのままの状態で待機する。また、変更あるいは取り消しをする場合には、変更した勧誘情報あるいは勧誘情報の取り消しを入力する(ステップST42)。その変更あるいは取り消しの勧誘情報を通信部により、サービス提供センターサーバ100に送信する(ステップST43)。サービス提供センターサーバ100では、変更あるいは取り消しした勧誘情報を受信する(ステップST44)。サービス提供センターサーバ100では、通知データを保存し(ステップST45)、変更または取り消した勧誘情報を加盟店舗に転送する(ステップST46)。全てに転送したかどうかを判断し(ステップST47)、全てに転送していない場合には、再び、ステップST46を実行する。また、全てに転送した場合には、その状態で待機する。A店、B店、C店の店舗側システムの表示部には、変更された勧誘情報あるいは、勧誘情報の取り消しが表示される(ステップST48、ステップST49、ステップST50)。
【0037】
次に、実際に、客がA店に来客したときの店舗情報システムの利用方法の一例を示す。図10にA店での店員入力端末206の表示部204に表示される入力画面600を示す。入力画面600には来店時間を入力するためのテキストボックス601と人数を入力するテキストボックス602と利用時間を入力するテキストボックスが表示されている。店員は、データ入力部201により、テキストボックス601に来店時間を入力し、テキストボックス602に男性、女性、子供の人数をそれぞれ入力し、また、テキストボックス603に利用時間を入力する。図示しない送信ボタンを押す。それにより、B店、C店の店舗側システム300,400の表示部304,404には例えば図11に示す来店客情報604が表示される。
【0038】
例えば、その表示を見たB店の店員は勧誘せず、C店の店員が勧誘する場合には、C店の店舗側システム400の図12で示す勧誘情報入力画面605を表示させる。勧誘情報入力画面は、送信する店舗を入力するテキストボックス606と店の種類を入力するテキストボックス607、営業時間を入力するテキストボックス608、現在の収容可能人数を入力するテキストボックス609、料金を入力するテキストボックス610、特別サービスを入力するテキストボックス611が表示されている。
【0039】
店員は、キーボードなどにより、送信する店舗を入力し、店の種類を入力し、営業時間を入力し、現在の収容可能人数を入力し、料金を入力し、特別サービスを入力する。ここで、店の種類と営業時間は予め登録しておいても良い。この勧誘情報を入力し、図示しない送信ボタンにより送信する。A店の表示部には、図13で示す店種類、収容可能人数、営業時間、料金、特別サービスなどが、表示される。また、勧誘情報をプリントし、それをちらしとして、お客さんに配るようにしてもよい。その表示やちらしを見ることにより、お客さんは、つぎの店を決めることができ、また、気に入った店があった場合には、端末から予約をすることができる。
【0040】
なお、サーバ100では、例えばA店の利用者が20時まで利用予定の場合、その30分前までB店、C店の宣伝・勧誘を受け付けることができるようにしてもよい。そのとき、その時刻までの間、B店はC店の情報、C店はB店の情報によって、随時サービス内容を変更したりすることにより、店舗間での勧誘活動を活発にし、商店街の活性化を図ることができる。また、その時刻までに別の客が来店した場合などは勧誘のキャンセルを通知することが可能にするようにもできる。
【0041】
図14は、本発明の第2の実施形態に係る店舗情報システムの構成を説明するための図である。図14に示すように、店舗情報システムはサービス提供センターサーバ700と店舗側システム800,900,1000とがネットワーク1100で接続された構成をとる。サービス提供センターサーバ700は、データ管理部701と情報登録部702と店舗情報データベース703とサービスエリア情報データベース704とタイマー705と転送部706と通信部707からなっている。店舗側システム800は、データ入力部801とイベント通知部802と表示データ作成部803とデータ管理部804と来客情報データベース805と勧誘情報データベース806と空席確認部807と表示部808と通信部809とからなる店員入力端末810と、データ入力部811と表示部812と通信部813とからなる座席端末814と、データ入力部815と表示部816と通信部817とからなる携帯端末818と通信部819を備えた処理装置820と表示部821とが店内においてLAN(ローカルエリアネットワーク)および無線LAN822により接続され、無線アクセスポイント823と通信処理装置824を備えている。店舗側システム900と店舗側システム1000も店舗側システム800と同様の構成からなっており、図14には、それらの構成のうち、データ入力部901,1001とイベント通知部902,1002と表示データ作成部903,1003とデータ管理部904,1004と来客情報データベース905,1005と勧誘情報データベース906,1006と空席確認部907,1007と表示部908,1008と通信部909,1009とからなる店員入力端末910,1010を示してある。
【0042】
サーバ700,店舗側システム800,900,1000はネットワーク1100を介して情報の授受を行い、特に、複数の店舗のいずれかに客が入ったときに、情報端末装置によりサーバを介して客が入った情報(来客情報)を来客店舗以外の店舗に送り、その来客情報により、来客店舗以外の店舗から来客店舗を含む複数の店舗に勧誘情報を提供する。それにより、店舗側からの情報提供を行い、客が機器を用意する必要がなく、リアルタイムに情報が提供でき、来客情報と勧誘情報を複数の店舗が参照でき、複数の店舗はそれらの情報からリアルタイムな宣伝、勧誘を行うことができる。
【0043】
図14には、3軒の店舗だけを代表として図示したが、3軒だけでなく、それ以上の店舗に店舗側システム800と同様のシステムを設置し、一つの商店街全体でこの店舗情報システムを構成するようにしてもよい。また、一つの商店街だけでなく複数の商店街を含めたシステムとするようにしてもよい。
【0044】
サービス提供センタサーバ700のデータ管理部701は、店舗IDからその店舗の属するサービスエリアに付けられたサービスエリアIDを店舗情報データベース703から検索する。さらに、そのサービスエリアIDに基づいてサービスエリア情報データベース704から同一のサービスエリアIDを持つ店舗数をわりだし、そのサービスエリアIDを持つ全加盟店舗を店舗情報データベース703から検索する。情報登録部702は、データ管理部701を通して、店舗情報データベース703とサービスエリア情報データベース704に情報を登録する。タイマー705は、受信したデータの受信時刻と、送信するときの時間データと、受信後の経過時間を測定するものである。転送部706は、来店通知を受信し、来店通知(表示データ)を加盟店舗に転送する。通信部707は、勧誘情報を加盟店舗に転送する。
【0045】
店舗情報データベース703は、このサービスに加入・加盟している店舗の情報を管理する。図15(a)は、店舗情報データベースのデータ構造を示す。データは、サービスエリアID、名称、店舗ID、住所、都道府県コード、市区町村コード、営業開始時間、営業終了時間、店舗分類、分類コード、勧誘情報ID、IPアドレスからなる。サービスエリアIDは、サービスに加入・加盟している店舗のある特定のエリア毎にグループ化して登録してある。その特定のエリアとは、例えば、一つの町内を一つのグループとし、それぞれの町毎にグループを形成し、それぞれのグループをそれぞれのサービスエリアとし、それぞれのサービスエリアに付けたIDである。名称は、店舗の名称である。店舗IDは、店舗毎に付けたIDである。住所は各店舗毎の住所である。都道府県コードは、都道府県にそれぞれ付けたコードである。市区町村コードは市区町村毎に付けたコードである。営業開始時間は、各店舗での営業開始時刻である。営業終了時間は、各店舗での営業終了時刻である。店舗分類は、スナック、カラオケ、キャバレー、レストランなどの各店舗の分類を示すものである。分類コードは、店舗分類に付けたコードである。勧誘情報IDは、各店舗から送られてくる勧誘情報に付けたIDである。IPアドレスは、インターネット上でコンピュータを識別するアドレスである。
【0046】
サービスエリア情報データベース704は、サービスエリアでの店舗数を示すデータベースであり、図15(b)にそのデータ構造を示す。データは、サービスエリアIDと店舗数からなる。サービスエリアIDは、店舗情報データベースでのサービスエリアIDと同様である。店舗数は、各サービスエリア内の店舗数である。
【0047】
この第2の実施形態では、サービス提供センターサーバ700で店舗情報データベース703、サービスエリアデータベース704だけを管理し、勧誘情報や来客情報はそれぞれの店舗の機器で管理する方式であり、この実施形態での店舗情報システムをサーバ・データ送信型と呼ぶ。サービス提供センターサーバは配信先の店舗データを管理するのみであり、この機能(データの送り先)を各店舗の端末に持たせればサーバは不要になり、ピア・ツー・ピアで店舗どおしが通信をすれば良い。
【0048】
店舗側システム800の店員入力端末810は、来客があったときに、客情報を入力するときに用いられ、来店通知をサービス提供センターサーバ700に送信する。また、来店通知を表示し、勧誘情報を入力し、サービス提供センターに勧誘情報を送信するときに用いる。さらに、勧誘情報を転送あるいは表示する。データ入力部802は、店舗IDと客情報である人数、来店時間、利用時間を入力するときに用いる。また、勧誘情報のデータを入力するときに用いる。イベント通知部は、勧誘情報受信時に店舗内の他の機器(座席の端末814、携帯端末818、大型ディスプレイ821の処理装置820)に対して、勧誘情報を転送する。また、データ管理部804は、勧誘情報、すなわち、店舗に関する情報である混雑状況(空室数、空テーブル数、収容可能人数)、料金、サービス内容に関する情報である特典情報と店舗IDとグループIDからなるデータに勧誘情報IDを付けて勧誘情報データベース806に記憶する。表示データ作成部803は、受信した来客情報データから店舗側システムに表示する来店通知用の表示データを作成する。また、来客店舗以外の店舗からの勧誘情報から店舗側システムに表示する勧誘情報用の表示データを作成する。
【0049】
来客情報データベース805は、各店舗から送られてくる来店者情報を蓄積・管理する。図15(c)は来客情報データベースのデータ構造を示す。データは、グループID、店舗ID、男性人数、女性人数、未成年人数、児童・幼児人数、来店時間、店を出た時間、予想利用時間からなる。グループIDは、来店した客のグループに付けたIDである。店舗IDは、店舗毎に付けられたIDである。男性人数は、来店した客のグループに属する男性の人数である。女性人数は、来店した客のグループに属する女性の人数である。未成年人数は、来店した客のグループに属する未成年者の人数である。児童・幼児人数は、来店した客のグループに属する児童・幼児の人数である。来店時間は、来店した客のグループが来店した時刻である。店を出た時間は、来店した客のグループが店を出た時刻である。予想利用時間は、来店した客のグループが店を利用する予想時間である。
【0050】
勧誘情報データベース806は、各店舗から送られてくる、ある店舗の客に対する勧誘情報を蓄積・管理する。図15(d)は、勧誘情報データベースのデータ構造を示す。データは、勧誘情報ID、店舗ID、グループID、空室(テーブル)数、収容可能人数、入力時刻、情報更新回数、料金、補足情報からなる。勧誘情報IDは、各店舗から送られてくる勧誘情報に付けたIDである。店舗IDは、各店舗に付けたIDである。グループIDは、来店した客のグループに付けたIDである。空室数は、各店舗の空室あるいはテーブル数である。収容可能人数は、各店舗が収容可能な人数である。入力時刻は、各店舗が勧誘情報を入力した時刻である。情報更新回数は、各店舗が勧誘情報を更新した回数である。料金は、各店舗の利用料金である。補足情報(特典情報)は、各店舗のカラオケ無料や10名以上3人分無料などの特別サービスを示す補足情報である。
【0051】
空席確認部807は、空席を確認するための手段である。表示部808は、他店に来店したことを通知し、データを表示する。また、勧誘情報を表示する。通信部809は、入力部801により入力された情報をサービス提供センターサーバ700に送信し、サービス提供センターサーバ700からの情報を受信する。店員入力端末810は第1の実施形態と同様に、図4で示したマルチメディアフォンやパーソナルコンピュータとプリンタが用いられる。
【0052】
店舗側システム800の座席端末814と表示部821と携帯端末818は、第1の実施形態で説明した装置と同様であるので説明を省略する。また、店舗B、店舗Cでの店舗側システム900,1000は、店舗側システム800と同様の構成であるので、説明を省略する。
【0053】
次に、本実施形態の店舗情報システムにおける処理を詳細に説明する。図16(a)はA店の店舗側システム800の処理を示し、図16(b)は、B店の店舗側システム900の処理を示し、図16(c)はC店の店舗側システム1000の処理を示し、図16(d)はサービス提供センターサーバ700の処理を示している。
【0054】
なお、店舗情報システムの処理は、サービス提供センターサーバ700と各店舗側システム800,900,1000が互いに通信して行われていくため、サービス提供センターサーバ700と各店舗側システム800,900,1000の処理をそれぞれ独立して説明しないで、本実施形態では上述した図16(a),(b)(c),(d)を用いて店舗情報システム全体における処理の流れとして説明していく。
【0055】
本実施形態の店舗情報システムの処理は、まず、A店に来客があったとき、A店の店員は、店舗側システム800の店員入力端末のデータ入力部より店舗IDと人数、来店時間、利用時間などの客情報を入力し(ステップST100)、通信部809により客情報をサービス提供センターサーバ700に送信する。(ステップST101)。
【0056】
サービス提供センターサーバ700は、通信部707により来店通知(客情報)を受信する。(ステップST102)。
【0057】
サービス提供センターサーバ700は、データ管理部701により、店舗IDからサービスエリア情報データベース704のサービスエリアIDを取得し、全加盟店舗を検索する。(ステップST103)。通信部707により、来店通知(表示データ)を加盟店舗に転送する(ステップST104)。サービス提供センターサーバ700は、来店通知を全てに転送したかどうかを判断する(ステップST105)。全てに転送していないのならば、ステップST104を再び実行する。全てに転送したならば、加盟店舗からの勧誘情報を待つ状態で待機する。
【0058】
B店、C店の店舗側システム900,1000は、通信部909,1009来店通知を受信し(ステップST106、ステップST107)、表示データ作成部903,1003により、受信データから来客通知用の表示データを作成する(ステップST108、ステップST109)。表示部によりA店の来客通知(表示データ)を表示する(ステップST110、ステップST111)。表示データを見たB店、C店の店員は、そのデータの客を勧誘するかどうか検討する(ステップST112、ステップST113)。もし、ステップST114、ステップST115で勧誘しないのであるならば、そのままで、待機する。もし、勧誘するのであるならば、データ入力部により勧誘情報を入力する(ステップST116、ステップST117)。B店、C店の店舗側システム900,1000は通信部909,1009によりグループIDと店舗IDと共に勧誘情報をサービス提供センターサーバ700に送信する(ステップST118、ステップST119)。
【0059】
サービス提供センターサーバ700は、通信部707により、グループIDと店舗IDと勧誘情報を受信する(ステップST120)。通信部707により勧誘情報を加盟店舗に転送する(ステップST121)。受信したA店、B店、C店の店舗側システム800,900,1000は、表示データ作成部803,903,1003により、勧誘情報から勧誘情報用の表示データを作成する(ステップST122、ステップST123、ステップST124)。データ管理部804,904,1004により、勧誘情報データベースに、勧誘情報ID、グループID、勧誘情報等を記憶する(ステップST125、ステップST126、ステップST127)。
【0060】
A店の店舗側システムの表示部は、勧誘情報を呈示する(ステップST128)。また、B店、C店での店舗側システムでの表示部にも勧誘情報が表示される(ステップST129、ステップST130)。A店において、勧誘情報を見たお客さんは、その勧誘している店に行きたいと希望するときは、入力部により、予約申し込みを行い、サービス提供センタサーバ100を通して、勧誘している店に予約情報が通知される。
【0061】
この実施形態で説明した店舗情報システムの利用方法は、第1の実施形態で説明した方法と同様であるので説明を省略する。
【0062】
なお、第1および第2の実施形態での店舗として飲食店を例に用いたが、これに限定するものではなく、飲食店以外の、例えば、駐車場などでもよい。また、その他に施設にも店舗側システムと同様のシステムを設置することにより、この店舗情報システムを用いることができる。従って、上記店舗は施設を含む概念である。さらに、データベースに基づいて、勧誘情報を表示した店側が勧誘情報を発信した店側から宣伝料として料金をもらうようにすることもできる。また、来客情報に対応して提供される勧誘情報は、加盟店舗全てに送信する場合について説明したが、勧誘情報は、一部の店舗だけに送信されるようにしても良い。この場合には、例えば、来客情報の送信を管理するサーバがID等を付与することにより、勧誘情報が送信される一部の店舗を決定する。さらに、勧誘情報は、サーバを介して複数の店舗に送信される場合について説明したが、勧誘情報をサーバを介さずに複数の各店舗間で送信するようにしても良い。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0064】
複数の店舗に設けられた情報端末装置と、複数の情報端末装置の各々とネットワークを介して接続されたサービス提供センターのサーバとから成り、複数の店舗のいずれかで来客があったとき、その来客店舗は、自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の他の店舗に対して来客情報を送信し、他の店舗の各々は、受信した来客情報に対応して、自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信するため、店舗側からの情報提供を可能にし、利用者(客)が機器を用意する必要がなく、リアルタイムに情報が提供でき、店舗に入った客に対する情報を来客店舗以外の他の店舗が参照でき、来客店舗以外の他の店舗はその情報からリアルタイムな宣伝、勧誘を行うことができる。
【0065】
サーバは、複数の店舗の各々の来客情報と勧誘情報を蓄積するデータベースを備えるため、複数の店舗の各々の来客情報と勧誘情報を蓄積することができ、来客情報と勧誘情報を他の店が参照できる。また、複数の店舗の各々の勧誘情報は、店舗の混雑状況、営業時間情報、料金情報、特典情報を含むため、客が知りたい情報を確実に客に伝えることができる。
【0066】
複数の店舗の各々は商店街を形成する区域内に位置しているため、商店街活性化に役立てることができる。また、情報端末装置は、複数の店舗の利用予約を行う手段を備えたため、容易に次に行く店を予約することができる。
【0067】
複数の店舗に設けられた情報端末装置と、複数の情報端末装置の各々とネットワークを介して接続されたサービス提供センターのサーバとから成り、複数の店舗のいずれかで来客があったとき、その来客店舗は、自身の情報端末装置によりサーバを介して自身以外の他の店舗に対して来客情報を送信し、他の店舗の各々は、受信した来客情報に対応して、自身の情報端末装置を用いて自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信するため、店舗側からの情報提供を可能にし、利用者(客)が機器を用意する必要がなく、リアルタイムに情報が提供でき、店舗に入った客に対する情報を来客店舗以外の他の店舗が参照でき、来客店舗以外の他の店舗はその情報からリアルタイムな宣伝、勧誘を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る店舗情報システムの概要を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る店舗情報システムの構成を説明するための図である。
【図3】データ構造を示す図であり、(a)は来客情報データベースのデータ構造、(b)は店舗情報データベースのデータ構造、(c)は勧誘情報データベースのデータ構造、(d)はサービスエリア情報データベースのデータ構造である。
【図4】店員入力端末の例を示す図であり、(a)はWebブラウザ搭載電話機、(b)はパーソナルコンピュータとプリンタである。
【図5】座席端末の例を示す図である。
【図6】表示部の例を示す図であり、(a)は大型ディスプレイ、(b)は小型ディスプレイである。
【図7】携帯端末の例を示す図である。
【図8】本実施形態の店舗情報システムにおける処理のフローチャートであり、(a)はA店の店舗側システムの処理、(b)はB店の店舗側システムの処理、(c)はC店の店舗側システムの処理、(d)はサービス提供センターサーバの処理を示す。
【図9】勧誘情報の変更と取り消し処理のフローチャートであり、(a)はA店の店舗側システムの処理、(b)はB店の店舗側システムの処理、(c)はC店n店舗側システムの処理、(d)はサービス提供センターサーバの処理を示す。
【図10】A店での店員入力端末の表示部に表示される画面である。
【図11】B店、C店の店舗側システムの表示部に表示される画面の一例である。
【図12】店舗側システムの勧誘情報入力画面を示す図である。
【図13】店舗側システムの勧誘情報を表示された表示部を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る店舗情報システムの構成を説明するための図である。
【図15】データ構造を示す図であり、(a)は店舗情報データベースのデータ構造、(b)はサービスエリア情報データベースのデータ構造、(c)は来客情報データベースのデータ構造、(d)は勧誘情報データベースのデータ構造である。
【図16】第2の実施形態の店舗情報システムにおける処理のフローチャートであり、(a)はA店の店舗側システムの処理、(b)はB店の店舗側システムの処理、(c)はC店の店舗側システムの処理、(d)はサービス提供センターサーバの処理を示す。
【符号の説明】
20   A店
21   B店
22   C店
23   サービス提供センター
100  サービス提供センターサーバ
101  データ管理部
102  表示データ作成部
103  来客情報データベース
104  店舗情報データベース
105  勧誘情報データベース
106  サービスエリア情報データベース
107  タイマー
108  通信部
200  店舗側システム
201  データ入力部
202  イベント通知部
203  空席確認部
204  表示部
205  通信部
206  店員入力端末
210  座席端末
214  携帯端末
300  店舗側システム
400  店舗側システム
500  ネットワーク

Claims (6)

  1. 複数の店舗に設けられた情報端末装置と、複数の前記情報端末装置の各々とネットワークを介して接続されたサービス提供センターのサーバとから成り、前記複数の店舗のいずれかで来客があったとき、その来客店舗は、自身の前記情報端末装置により前記サーバを介して自身以外の他の店舗に対して来客情報を送信し、前記他の店舗の各々は、受信した前記来客情報に対応して、自身の前記情報端末装置により前記サーバを介して自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信することを特徴とする店舗情報システム。
  2. 前記サーバは、前記複数の店舗の各々の来客情報と勧誘情報を蓄積するデータベースを備えることを特徴とする請求項1記載の店舗情報システム。
  3. 前記複数の店舗の各々の前記勧誘情報は、店舗の混雑状況、営業時間情報、料金情報、特典情報を含むことを特徴とする請求項2記載の店舗情報システム。
  4. 前記複数の店舗の各々は商店街を形成する区域内に位置していることを特徴とする請求項1記載の店舗情報システム。
  5. 前記情報端末装置は、前記複数の店舗の利用予約を行う手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の店舗情報システム。
  6. 複数の店舗に設けられた情報端末装置と、複数の前記情報端末装置の各々とネットワークを介して接続されたサービス提供センターのサーバとから成り、前記複数の店舗のいずれかで来客があったとき、その来客店舗は、自身の前記情報端末装置により前記サーバを介して自身以外の他の店舗に対して来客情報を送信し、前記他の店舗の各々は、受信した前記来客情報に対応して、自身の前記情報端末装置を用いて自身以外の店舗に対して勧誘情報を送信することを特徴とする店舗情報システム。
JP2002189602A 2002-06-28 2002-06-28 店舗情報システム Pending JP2004030523A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002189602A JP2004030523A (ja) 2002-06-28 2002-06-28 店舗情報システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002189602A JP2004030523A (ja) 2002-06-28 2002-06-28 店舗情報システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004030523A true JP2004030523A (ja) 2004-01-29

Family

ID=31183970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002189602A Pending JP2004030523A (ja) 2002-06-28 2002-06-28 店舗情報システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004030523A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010176445A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Tetsuya Shiba 動線情報を利用した広告表示システム
JP5172029B1 (ja) * 2012-05-10 2013-03-27 ヤフー株式会社 予約処理装置、予約処理方法および予約処理プログラム
JP2014130600A (ja) * 2007-06-15 2014-07-10 Locator Ip Lp コンテンツを優先順位付けするためのインタラクティブなアドバイザリーシステム
JP2021170172A (ja) * 2020-04-14 2021-10-28 楽天グループ株式会社 情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム
JP2021179680A (ja) * 2020-05-11 2021-11-18 株式会社ぐるなび サーバの制御方法、サーバ、およびサーバの制御プログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014130600A (ja) * 2007-06-15 2014-07-10 Locator Ip Lp コンテンツを優先順位付けするためのインタラクティブなアドバイザリーシステム
JP2010176445A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Tetsuya Shiba 動線情報を利用した広告表示システム
JP5172029B1 (ja) * 2012-05-10 2013-03-27 ヤフー株式会社 予約処理装置、予約処理方法および予約処理プログラム
WO2013168303A1 (ja) * 2012-05-10 2013-11-14 ヤフ-株式会社 予約処理装置、予約処理方法および記録媒体
JP2021170172A (ja) * 2020-04-14 2021-10-28 楽天グループ株式会社 情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム
JP2021179680A (ja) * 2020-05-11 2021-11-18 株式会社ぐるなび サーバの制御方法、サーバ、およびサーバの制御プログラム
JP7375673B2 (ja) 2020-05-11 2023-11-08 株式会社ぐるなび サーバの制御方法、サーバ、およびサーバの制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070192409A1 (en) Advertising based on location behavior
CN100444589C (zh) 在网络节点之间提供多媒体消息传送的系统和方法
US20100287052A1 (en) Short-range commercial messaging and advertising system and mobile device for use therein
JP3273128B2 (ja) 地域情報サービス方法
JP2008507749A (ja) 移動通信端末機を通じたモブログ基盤の地域コミュニティーサービス提供システム及び方法
WO2003027888A1 (en) Methods and systems for providing contextual information on communication devices and services
JP2003501727A (ja) 小規模ビジネスのアポイントメント管理を提供するインターネットによるサブスクリプションシステム
KR20000030541A (ko) 통신망을 이용한 예약 시스템 및 방법
JP2001359166A (ja) 携帯電話端末への広告配信方法
JP2002543510A (ja) 個別設定されたオンラインサービスと広告を公共空間内で提供する方法とシステム
JP2007079657A (ja) サーバシステム、情報配信システム及びサーバ装置
JP4170523B2 (ja) 会話支援方法及び会話支援装置
JP2004030523A (ja) 店舗情報システム
JP2003044387A (ja) データサーバ装置、データ配信プログラム、データ配信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびクライアント装置
JP2980167B2 (ja) 討議グループ作成支援システム
JP2001125857A (ja) 広告情報提供方法及び提供システム
JP4171628B2 (ja) 情報配信システム、情報配信方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
US20010037369A1 (en) Method of assigning an e-mail address
US20020036691A1 (en) Method and system for determining the relative occupancy of a space via analysis of the video stream
WO2001075628A1 (en) System and method for integrated referral and communication services
WO2001067203A2 (en) Travelling mediation system and method
JP2001134682A (ja) 施設席の予約方法と装置
JP4181014B2 (ja) 状態管理方法及び状態管理システム
US20020188464A1 (en) Method and system for marketing and conducting a survey
JP4317246B2 (ja) 状態管理方法及び状態管理システム1