JP2003122993A - 情報提供システム、プログラムおよび情報記憶媒体 - Google Patents

情報提供システム、プログラムおよび情報記憶媒体

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JP2003122993A
JP2003122993A JP2001314835A JP2001314835A JP2003122993A JP 2003122993 A JP2003122993 A JP 2003122993A JP 2001314835 A JP2001314835 A JP 2001314835A JP 2001314835 A JP2001314835 A JP 2001314835A JP 2003122993 A JP2003122993 A JP 2003122993A
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JP2001314835A
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Masamitsu Taguchi
政実 田口
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Namco Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集団の属性を把握し、当該属性に適合した情
報をリアルタイムに提供することが可能な情報提供シス
テム、プログラムおよび情報記憶媒体を提供すること。 【解決手段】 スーパー10の各階ごとに大型モニター
400−1〜400−3と、AP300−1〜300−
3とを設け、携帯電話200−1〜200−3からAP
300−1〜300−3を介してユーザー情報を取得
し、取得したユーザー情報に基づき、スーパー10内の
集団の属性を把握し、把握した属性に基づき画像情報を
生成して大型モニター400−1〜400−3に提供す
るようにサーバー100を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集団の属性を把握
した結果に基づいてリアルタイムまたは所定のタイミン
グで情報を提供するための情報提供システム、プログラ
ムおよび情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】例え
ば、インターネットでは、ユーザー情報や個人の購買履
歴等に応じて個人に対して広告メール等の情報を提供す
ることが行われている。
【0003】しかし、集団の属性を把握して当該集団等
に対して情報を提供することは行われていない。
【0004】これは、例えば、インターネットの場合、
ユーザーがどこに存在しているか分からない上、インタ
ーネットを使用している集団も不特定多数であり、集団
の属性を把握することが困難であり、どのような情報を
提供することが適切か判断することも困難であるからで
ある。
【0005】また、例えば、店舗において複数の顧客の
クレジットカードを用いた購入履歴を分析して商品を仕
入れるといったことは行われている。
【0006】しかし、このような行為はリアルタイムな
行為や設定されたタイミングで自動的に行われる行為で
はなく、過去の履歴に応じた処理が必要になった時点で
行われているに過ぎず、来店中の複数の顧客の年齢や職
業等の属性を把握し、当該属性に適合した販売用情報を
リアルタイムまたは所定のタイミングで提供することが
求められている。
【0007】本発明は、上記の課題に鑑みなされたもの
であり、その目的は、集団の属性を把握し、当該属性に
適合した情報をリアルタイムまたは所定のタイミングで
提供することが可能な情報提供システム、プログラムお
よび情報記憶媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る情報提供システムは、無線通信可能で
あって、かつ、ユーザー情報を記憶した複数の携帯型端
末装置から前記ユーザー情報を取得する取得手段と、取
得されたユーザー情報に基づき、無線通信可能な領域に
存在し、前記携帯型端末装置を有する集団の属性を把握
する把握手段と、把握された集団の属性に基づき、所定
の条件を満たした場合に、当該属性に適合した提供用デ
ータを選択し、当該提供用データに基づき、所定の情報
をリアルタイムに提供する提供手段と、を含むことを特
徴とする。
【0009】また、本発明に係るプログラムは、無線通
信可能であって、かつ、ユーザー情報を記憶した複数の
携帯型端末装置から前記ユーザー情報を取得する取得手
段と、取得されたユーザー情報に基づき、無線通信可能
な領域に存在し、前記携帯型端末装置を有する集団の属
性を把握する把握手段と、把握された集団の属性に基づ
き、所定の条件を満たした場合に、当該属性に適合した
提供用データを選択し、当該提供用データに基づき、所
定の情報をリアルタイムに提供する提供手段として機能
させることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る情報記憶媒体は、コン
ピュータにより読み取り可能な情報記憶媒体であって、
上記手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
ラムを記憶したことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、複数の携帯型端末装置か
らユーザー情報を取得することによって集団の属性を把
握することができ、あらかじめ記憶された複数種の提供
用データから適切な提供用データを選択して情報を生成
することにより、集団の属性に適合した情報をリアルタ
イムに提供することが可能となる。
【0012】なお、前記情報の提供先は、属性を把握し
た集団であってもよいし、当該集団以外の集団であって
もよい。また、前記提供手段は、前記所定の情報を、画
像および音声の少なくとも一方を再生する再生装置に提
供してもよい。
【0013】また、本発明に係る情報提供システムは、
無線通信可能であって、かつ、ユーザー情報を記憶した
複数の携帯型端末装置から前記ユーザー情報を取得する
取得手段と、取得されたユーザー情報に基づき、無線通
信可能な領域に存在し、前記携帯型端末装置を有する集
団の属性を把握する把握手段と、把握された集団の属性
に基づき、所定の条件を満たした場合に、当該属性に適
合した提供用データを選択し、当該提供用データに基づ
き、所定の情報を一定時間ごとまたは所定の時刻になっ
た場合に提供する提供手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明に係るプログラムは、コンピ
ュータを、無線通信可能であって、かつ、ユーザー情報
を記憶した複数の携帯型端末装置から前記ユーザー情報
を取得する取得手段と、取得されたユーザー情報に基づ
き、無線通信可能な領域に存在し、前記携帯型端末装置
を有する集団の属性を把握する把握手段と、把握された
集団の属性に基づき、所定の条件を満たした場合に、当
該属性に適合した提供用データを選択し、当該提供用デ
ータに基づき、所定の情報を一定時間ごとまたは所定の
時刻になった場合に提供する提供手段として機能させる
ことを特徴とする。
【0015】また、本発明に係る情報記憶媒体は、コン
ピュータにより読み取り可能な情報記憶媒体であって、
上記手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
ラムを記憶したことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、複数の携帯型端末装置か
らユーザー情報を取得することによって集団の属性を把
握することができ、あらかじめ記憶された複数種の提供
用データから適切な提供用データを選択して情報を生成
することにより、集団の属性に適合した情報を所定のタ
イミングで提供することが可能となる。
【0017】また、前記情報提供システム、前記プログ
ラムおよび前記情報記憶媒体において、前記所定の条件
は、前記ユーザー情報の取得数が所定値になったという
条件であって、前記提供手段は、前記取得手段による前
記ユーザー情報の取得数を計測する手段を含み、前記ユ
ーザー情報の取得数が所定値になった場合に、前記所定
の情報を提供してもよい。
【0018】これによれば、ユーザー情報の取得数が所
定値になった場合に、前記所定の情報を提供することに
より、ユーザー情報の取得数を考慮しない場合と比べ、
より正確に集団の属性を把握することができ、より適切
な情報を提供することができる。
【0019】また、前記情報提供システム、前記プログ
ラムおよび前記情報記憶媒体において、前記ユーザー情
報は、ユーザーが提供を希望する情報の種別を示す提供
希望情報を含み、前記提供手段は、前記属性に適合した
複数種の提供用データを選択可能であって、前記取得手
段によって取得される前記提供希望情報で示される種別
ごとの合計値を計測する手段を含み、前記属性に適合し
た複数種の提供用データから前記合計値が最も多い種別
に適合した提供用データを選択し、当該提供用データに
基づき情報を提供してもよい。
【0020】これによれば、集団の属性に適合し、か
つ、多くのユーザーの希望にも適合した情報を提供でき
るため、ユーザーにとっては、より有益な情報を得るこ
とができる。
【0021】また、前記情報提供システム、前記プログ
ラムおよび前記情報記憶媒体において、前記把握手段
は、前記携帯型端末装置と無線通信可能な装置であっ
て、複数のゲーム装置が設置された場所に配置された所
定のアクセスポイント装置を介して集団の属性を把握
し、前記提供手段は、所定のゲーム装置への誘導用情報
を提供してもよい。
【0022】これによれば、例えば、アミューズメント
施設内の集団の属性に応じて所定のゲーム装置に誘導す
ることが可能となる。これにより、例えば、シューティ
ングゲームが好きなプレイヤーが多い集団に対してシュ
ーティングゲームを実行可能なゲーム装置に誘導するこ
とができる。
【0023】また、前記情報提供システム、前記プログ
ラムおよび前記情報記憶媒体において、前記把握手段
は、前記携帯型端末装置と無線通信可能な装置であっ
て、店舗に配置された所定のアクセスポイント装置を介
して集団の属性を把握し、前記提供手段は、販売用情報
を提供してもよい。
【0024】これによれば、店舗内の集団の属性に応じ
て販売用情報を提供することが可能となる。これによ
り、例えば、若者が多い集団に対して大型モニターを用
いて若者向けの広告画像を表示することができる。
【0025】また、前記情報提供システム、前記プログ
ラムおよび前記情報記憶媒体において、前記提供手段
は、前記集団を構成する者の行動履歴を示す履歴データ
に基づき、当該行動履歴に適合した提供用データを選択
し、当該提供用データに基づき、所定の情報を提供して
もよい。
【0026】これによれば、集団を構成する者の属性と
行動履歴に適合した情報を提供することが可能となる。
これにより、例えば、家族連れで食事前の集団に対して
家族向けのレストランを紹介することができる。
【0027】また、前記情報提供システム、前記プログ
ラムおよび前記情報記憶媒体において、前記提供手段
は、日時情報に基づき、当該日時に適合した提供用デー
タを選択し、当該提供用データに基づき、所定の情報を
提供してもよい。
【0028】これによれば、集団を構成する者の属性と
提供時の日時に適合した情報を提供することが可能とな
る。これにより、例えば、クリスマスシーズンにカップ
ルで来店している集団に対してクリスマスグッズの販売
店を紹介することができる。
【0029】なお、ここで、日時としては、例えば、年
月日、時刻、年月日と時刻を合わせたもの、時季等が該
当する。
【0030】また、前記情報提供システム、前記プログ
ラムおよび前記情報記憶媒体において、前記提供手段
は、前記集団に対して上記各情報を提供してもよい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、スーパー(「ス
ーパーマーケット」の略である。)1内の各フロアの複
数の顧客の属性に適合した画像を表示するための情報を
提供する情報提供システムに適用した場合を例に採り、
図面を参照しつつ説明する。なお、以下に示す実施形態
は、特許請求の範囲に記載された発明の内容を何ら限定
するものではない。また、以下の実施形態に示す構成の
全てが、特許請求の範囲に記載された発明の解決手段と
して必須であるとは限らない。
【0032】(システム全体の説明)図1は、本実施形
態の一例に係る情報提供システムを用いたスーパー10
の概略図である。
【0033】スーパー10は、1階が食料品売場、2階
が服飾雑貨売場、3階が家電売場となっており、各フロ
ア(階)ごとにそれぞれAP(アクセスポイント装置)
300−1〜300−3および大型モニター400−1
〜400−3が設けられている。
【0034】各AP300−1〜300−3は、それぞ
れ各フロアの顧客の有する携帯型端末装置の一種である
携帯電話200−1〜200−3とブルートゥース技術
等を用いた無線通信を行う。
【0035】なお、実際には、各フロアには複数の顧客
が存在し、各顧客が携帯電話200を有しているものと
する。
【0036】AP300は、各フロアごとの携帯電話2
00と無線通信を行い、複数の携帯電話200からユー
ザー情報を受信し、当該ユーザー情報を、情報提供シス
テムとして機能するサーバー100へ向け送信する。
【0037】サーバー100は、受信したユーザー情報
に基づき、スーパー10に来店中の集団の属性を把握
し、把握した属性に適合した販売用画像情報を生成し、
各フロアの大型モニター400−1〜400−3へ向け
送信する。
【0038】大型モニター400−1〜400−3は、
画像と音声を再生可能な再生装置の一種であり、受信し
た販売用画像情報に基づき、販売用画像を表示する。
【0039】図2は、大型モニター400に表示される
販売用画像の一例を示す図である。
【0040】例えば、スーパー10に来店中の顧客の8
割の職業が学生だった場合、サーバー100は、図2に
示すように「2階のジーンズショップでバーゲン開催
中」という学生を対象とした販売用画像を表示するため
の画像情報を生成し、大型モニター400に提供する。
【0041】このように、複数の携帯電話200からユ
ーザー情報を取得することにより集団の属性をリアルタ
イムに把握でき、集団の属性に適合した情報をリアルタ
イムに提供することができる。
【0042】(機能ブロックの説明)次に、上述した機
能を実現するためのサーバー100の機能ブロックにつ
いて説明する。
【0043】図3は、本実施形態の一例に係るサーバー
100の機能ブロックを示す図である。
【0044】サーバー100は、AP300を介して携
帯電話200からユーザー情報を取得する送受信部19
0と、記憶部120と、処理部110と、タイマー部1
30とを含んで構成されている。
【0045】送受信部190は、携帯電話200からの
ユーザー情報を取得し、処理部110で生成された画像
情報を大型モニター400に提供する。すなわち、送受
信部190は、取得手段として機能するとともに、提供
手段としても機能する。
【0046】送受信部190で取得されたユーザー情報
は記憶部120に一時的に記憶される。
【0047】また、記憶部120は、複数種の提供用デ
ータを含む提供用データベース122と、顧客の行動履
歴を示す履歴データベース124とを記憶している。
【0048】また、処理部110は、提供用データベー
ス122から提供用データを選択して画像情報を生成す
る提供手段の一部として機能する情報生成部112と、
ユーザー情報に基づいて集団の属性を把握する把握部1
14と、記憶部120内のデータを更新する更新部11
6とを含んで構成されている。
【0049】なお、サーバー100には、情報記憶媒体
180が接続され、情報記憶媒体180からプログラム
を読み取ることによりその機能を実現するように構成す
ることも可能である。
【0050】また、サーバー100は、情報記憶媒体1
80からではなく、例えば、ネットワークを介して所定
のホスト端末等からプログラムを読み取って上述した種
々の機能を実現することも可能である。
【0051】なお、情報記憶媒体180としては、例え
ば、CD−ROM、DVD−ROM、ICカード、RO
M、RAM、メモリカード、HDD等のレーザーや磁気
等を用いた記憶媒体を適用できる。また、情報記憶媒体
180からの情報読み取り方式は、接触式でも非接触式
でもよい。
【0052】次に、携帯電話200の機能ブロックにつ
いて説明する。
【0053】図4は、本実施形態の一例に係る携帯電話
200の機能ブロックを示す図である。
【0054】携帯電話200は、AP300と情報をや
り取りする送受信部290と、ユーザー情報の生成等を
行う処理部210と、記憶部220と、操作部230
と、画像表示部260と、音声出力部262とを含んで
構成されている。
【0055】また、処理部210は、ユーザー情報を生
成する情報生成部212と、判定部214と、記憶部2
20内のデータの生成や更新を行う更新部216とを含
んで構成されている。
【0056】また、記憶部220には、ユーザーの属性
(例えば、性別、年齢、職業、趣味、血液型等)を示す
ユーザーデータ222が記憶されている。
【0057】情報生成部212は、ユーザーデータ22
2に基づきユーザー情報を生成する。
【0058】さらに、携帯電話200にも情報記憶媒体
280が接続され、携帯電話200は、情報記憶媒体2
80からプログラムを読み取って情報生成部212等の
機能を実現することも可能に形成されている。
【0059】なお、情報記憶媒体280のハードウェア
構成については、情報記憶媒体180と同様である。ま
た、携帯電話200も、ネットワークを介してプログラ
ムを読み取って情報生成部212等の機能を実現するこ
とも可能である。
【0060】ここで、サーバー100および携帯電話2
00の各部のハードウェア構成について説明する。
【0061】処理部110、210としては例えばCP
U等、記憶部120、220としては例えばRAM等、
送受信部190としては例えばルーター等、送受信部2
90としては例えばパケット通信モジュール、ブルート
ゥースモジュール等、操作部230としては例えばキー
等を用いて実現できる。
【0062】また、タイマー部130としては例えばシ
ステムタイマー等、画像表示部260としては例えば液
晶パネル等、音声出力部262としては例えばスピーカ
ー等を用いて実現できる。
【0063】(処理の流れの説明)次に、上述した各部
を用いて情報提供を行う場合の処理の流れについて説明
する。
【0064】図5は、本実施形態の一例に係る情報提供
の処理の流れを示すフローチャートである。
【0065】送受信部190は、タイマー部130のタ
イマー値に基づき一定時間ごとにユーザー情報の収集要
求を示す収集要求情報をアクセスポイント300へ向け
送信する。
【0066】AP300は、当該収集要求情報に基づ
き、携帯電話200へ向けユーザー情報の取得要求を示
す取得要求情報を無線で送信する。
【0067】判定部214は、送受信部290が取得要
求情報を受信したことを判定すると、情報生成部212
にユーザー情報を生成するように制御命令を出す。
【0068】情報生成部212は、当該制御命令に基づ
き、ユーザーデータ222を用いてユーザー情報を生成
し、送受信部290は、当該ユーザー情報をAP300
へ向け無線で送信する。
【0069】サーバー100の送受信部190は、AP
300を介して携帯電話200からユーザー情報を受信
し、更新部116は、当該ユーザー情報を記憶部120
に一時的に記憶する(ステップS2)。
【0070】このようにして来店中の顧客のユーザー情
報が記憶部120に記憶されると、把握部114は、記
憶部120に記憶された複数種のユーザー情報に基づ
き、スーパー10に来店中の集団の属性を把握する(ス
テップS4)。
【0071】情報生成部112は、把握結果に基づき集
団の属性に適合した提供用データを提供用データベース
122から選択し、選択した提供用データに基づき画像
情報を生成する。
【0072】送受信部190は、当該画像情報を大型モ
ニター400−1〜400−3へ向け送信する(ステッ
プS6)。
【0073】各フロアに設けられた大型モニター400
−1〜400−3は、当該画像情報に基づき、各フロア
の顧客へ向け販売用画像を表示する。
【0074】例えば、図2に示す画像が表示されること
により、顧客は、2階のジーンズショップでバーゲンが
行われていることを把握でき、多くの者にとって有用な
情報を得ることができる。
【0075】また、スーパー10の運営者側にとって
は、スーパー10の顧客に適合した情報をリアルタイム
に顧客に提供できるため、情報の提供時点の状況に応じ
た適切な情報提供を行うことができ、効率的な販売等を
行うことができる。
【0076】以上のように、本実施の形態によれば、複
数の携帯電話200からユーザー情報を取得することに
よって集団の属性を把握することができ、あらかじめ記
憶された複数種の提供用データから適切な提供用データ
を選択して情報を生成することにより、集団の属性に適
合した情報をリアルタイムに提供することが可能とな
る。
【0077】また、携帯電話200と無線通信が可能な
AP300を店舗内に設置してリアルタイムに集団の属
性を把握することができるため、店舗内の集団の属性に
応じて販売用情報を提供することが可能となる。
【0078】(変形例)以上、本発明を適用した好適な
実施の形態について説明してきたが、本発明の適用は上
述した実施例に限定されず、種々の変形が可能である。
【0079】例えば、上述した実施例では、各大型モニ
ター400で共通の画像を表示したが、フロアごとの集
団の属性を把握してフロアごとに異なる画像を表示する
ことも可能である。
【0080】また、提供する情報は、動画や静止画とい
った画像情報だけでなく、音声情報を提供してもよい。
また、画像情報や音声情報以外にも制御情報を提供して
もよい。
【0081】例えば、女性や老人が多い場合、冷房の設
定温度を上げるように制御情報をクーラーや空調装置等
に提供してもよい。
【0082】さらに、情報提供対象となる集団が存在す
る場所は、店舗やフロアに限定されず、例えば、電車の
車内、アミューズメント施設、オフィス、商店街等であ
ってもよい。
【0083】例えば、本発明を、複数の業務用ゲーム装
置を有するアミューズメント施設に適用する場合、アミ
ューズメント施設の業務用ゲーム装置の付近にAPと大
型モニターを設置しておく。
【0084】そして、シューティングゲーム用の業務用
ゲーム装置に多くのプレイヤーが存在し、プレイヤーの
属性の一種である「好きなゲーム」の中に「シューティ
ングゲーム」がある場合、別の場所のシューティングゲ
ーム用の業務用ゲーム装置にプレイヤーを誘導する画像
を大型モニターで表示してもよい。
【0085】これによっても、多くのプレイヤーの属性
に適合した画像を提供することにより、プレイヤーは、
ゲームの待ち時間を減らし、アミューズメント施設で快
適にゲームを楽しむことができる。
【0086】また、APと大型モニターとは離れた場所
に設置されていてもよい。例えば、アミューズメント施
設でグループAとグループBとに分かれてゲームを行っ
ている場合に、APが設置された山エリアでは、グルー
プAのプレイヤーが1人しかおらず、グループBのプレ
イヤーに囲まれている場合、APとは異なる場所に設置
された複数の大型モニターから「山エリアがピンチ。A
グループ援軍頼む。」といった画像や音声を出力しても
よい。
【0087】これによっても、集団の「グループ」とい
う属性に応じて情報を提供することができる。
【0088】さらに、属性に加え、履歴データベース1
24に基づく行動履歴やタイマー部130のタイマー値
によって把握される日時(日時のみ、時刻のみ、時季等
であってもよい。)、さらにはユーザーの希望に応じて
情報を提供してもよい。
【0089】例えば、把握部114は、ユーザー情報に
基づき「家族連れ」が多いと判断し、履歴データベース
124に基づき食事を済ませていない顧客が多いと判断
することができる。このような場合、情報生成部112
は、家族連れ向けのレストランの場所を示す情報を生成
する。
【0090】これによれば、属性と行動履歴に適合した
情報を提供することができる。
【0091】また、例えば、把握部114は、ユーザー
情報に基づき「カップル」が多いと判断し、タイマー値
に基づきクリスマスの時季であると判断することができ
る。このような場合、情報生成部112は、カップル向
けのクリスマスグッズショップの場所を示す情報を生成
する。
【0092】これによれば、属性と日時に適合した情報
を提供することができる。
【0093】もちろん、属性と行動履歴と日時を把握
し、属性と行動履歴と日時に適合した情報を提供するこ
とも可能である。
【0094】さらに、情報生成部112を、ユーザーデ
ータ222に含まれる当該ユーザーが情報提供を希望す
る情報の種別の合計値を計測するように構成してもよ
い。そして、情報生成部112を、提供用データベース
122から集団の属性に応じて複数種の提供用データを
選択し、かつ、選択した複数種の提供用データからユー
ザーの希望が最も多い種別の提供用データを選択するよ
うに構成してもよい。
【0095】これによれば、集団の属性に適合し、か
つ、ユーザーの希望にもより適合した情報を提供するこ
とができる。
【0096】また、上述した実施例では、サーバー10
0は、リアルタイムに情報を提供したが、必ずしもリア
ルタイムでなくてもよい。例えば、所定の条件を満たし
た場合(例えば、ユーザー情報の取得数が所定値以上に
なった場合等)や所定のタイミング(例えば、一定時間
ごとや、所定の時刻になった場合等)で情報を提供して
もよい。
【0097】例えば、ユーザー情報の取得数が所定値以
上になった場合にのみ情報を提供するようにすれば、こ
のような判定を行わない場合と比べ、より確実に必要な
ユーザー情報を取得することができ、より適切な情報を
提供することができる。
【0098】また、例えば、一定時間ごとや、所定の時
刻になった場合に情報を提供するようにすれば、所定の
タイミングで情報を提供できるため、常に最新の集団構
成に応じた情報を提供できる。
【0099】なお、具体的な実現手法としては、例え
ば、前者については、情報生成部112を、送受信部1
90によって取得されるユーザー情報の取得数を計測
し、取得数が所定値になった場合に情報を提供するよう
に機能させる手法を採用できる。
【0100】また、後者については、情報生成部112
を、タイマー部130の値に基づき、一定時間ごと、所
定の時刻といったタイミングを把握するように機能させ
る手法を採用できる。
【0101】また、サーバー100の機能を複数の装置
に分散して実現することも可能である。
【0102】さらに、上述した実施例では、携帯型配端
末装置として携帯電話200を用いた例について説明し
たが、携帯電話200以外にも、携帯型PC(Personal
Computer)、PDA(Personal Digital Assistant
s)、携帯型ゲーム装置等の種々の携帯型端末装置を用
いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一例に係る情報提供システムを用
いたスーパーの概略図である。
【図2】大型モニターに表示される販売用画像の一例を
示す図である。
【図3】本実施形態の一例に係るサーバーの機能ブロッ
クを示す図である。
【図4】本実施形態の一例に係る携帯電話の機能ブロッ
クを示す図である。
【図5】本実施形態の一例に係る情報提供の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 スーパー 100 サーバー(情報提供システム) 110、210 処理部 112、212 情報生成部 114 把握部 116、216 更新部 120、220 記憶部 122 提供用データベース 124 履歴データベース 130 タイマー部 180、280 情報記憶媒体 190、290 送受信部 200 携帯電話(携帯型端末装置) 214 判定部 222 ユーザーデータ 300 AP(アクセスポイント装置) 400 大型モニター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 110 G06F 17/30 110G 170 170Z 340 340A H04B 7/26 H04B 7/26 M Fターム(参考) 5B075 KK07 KK20 KK33 KK37 KK44 KK54 KK63 ND20 ND22 ND23 NK46 NR02 NR12 NS10 PQ02 PR08 QP10 UU40 5K067 AA21 BB04 EE02 EE10 EE16 EE35 FF02 FF23 HH23 KK15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信可能であって、かつ、ユーザー
    情報を記憶した複数の携帯型端末装置から前記ユーザー
    情報を取得する取得手段と、 取得されたユーザー情報に基づき、無線通信可能な領域
    に存在し、前記携帯型端末装置を有する集団の属性を把
    握する把握手段と、 把握された集団の属性に基づき、所定の条件を満たした
    場合に、当該属性に適合した提供用データを選択し、当
    該提供用データに基づき、所定の情報をリアルタイムに
    提供する提供手段と、 を含むことを特徴とする情報提供システム。
  2. 【請求項2】 無線通信可能であって、かつ、ユーザー
    情報を記憶した複数の携帯型端末装置から前記ユーザー
    情報を取得する取得手段と、 取得されたユーザー情報に基づき、無線通信可能な領域
    に存在し、前記携帯型端末装置を有する集団の属性を把
    握する把握手段と、 把握された集団の属性に基づき、所定の条件を満たした
    場合に、当該属性に適合した提供用データを選択し、当
    該提供用データに基づき、所定の情報を一定時間ごとま
    たは所定の時刻になった場合に提供する提供手段と、 を含むことを特徴とする情報提供システム。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかにおいて、 前記所定の条件は、前記ユーザー情報の取得数が所定値
    になったという条件であって、 前記提供手段は、前記取得手段による前記ユーザー情報
    の取得数を計測する手段を含み、前記ユーザー情報の取
    得数が所定値になった場合に、前記所定の情報を提供す
    ることを特徴とする情報提供システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記ユーザー情報は、ユーザーが提供を希望する情報の
    種別を示す提供希望情報を含み、 前記提供手段は、前記属性に適合した複数種の提供用デ
    ータを選択可能であって、前記取得手段によって取得さ
    れる前記提供希望情報で示される種別ごとの合計値を計
    測する手段を含み、前記属性に適合した複数種の提供用
    データから前記合計値が最も多い種別に適合した提供用
    データを選択し、当該提供用データに基づき情報を提供
    することを特徴とする情報提供システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記把握手段は、前記携帯型端末装置と無線通信可能な
    装置であって、複数のゲーム装置が設置された場所に配
    置された所定のアクセスポイント装置を介して集団の属
    性を把握し、 前記提供手段は、所定のゲーム装置への誘導用情報を提
    供することを特徴とする情報提供システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記把握手段は、前記携帯型端末装置と無線通信可能な
    装置であって、店舗に配置された所定のアクセスポイン
    ト装置を介して集団の属性を把握し、 前記提供手段は、販売用情報を提供することを特徴とす
    る情報提供システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記提供手段は、前記集団を構成する者の行動履歴を示
    す履歴データに基づき、当該行動履歴に適合した提供用
    データを選択し、当該提供用データに基づき、所定の情
    報を提供することを特徴とする情報提供システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記提供手段は、日時情報に基づき、当該日時に適合し
    た提供用データを選択し、当該提供用データに基づき、
    所定の情報を提供することを特徴とする情報提供システ
    ム。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、 無線通信可能であって、かつ、ユーザー情報を記憶した
    複数の携帯型端末装置から前記ユーザー情報を取得する
    取得手段と、 取得されたユーザー情報に基づき、無線通信可能な領域
    に存在し、前記携帯型端末装置を有する集団の属性を把
    握する把握手段と、 把握された集団の属性に基づき、所定の条件を満たした
    場合に、当該属性に適合した提供用データを選択し、当
    該提供用データに基づき、所定の情報をリアルタイムに
    提供する提供手段として機能させることを特徴とするプ
    ログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、 無線通信可能であって、かつ、ユーザー情報を記憶した
    複数の携帯型端末装置から前記ユーザー情報を取得する
    取得手段と、 取得されたユーザー情報に基づき、無線通信可能な領域
    に存在し、前記携帯型端末装置を有する集団の属性を把
    握する把握手段と、 把握された集団の属性に基づき、所定の条件を満たした
    場合に、当該属性に適合した提供用データを選択し、当
    該提供用データに基づき、所定の情報を一定時間ごとま
    たは所定の時刻になった場合に提供する提供手段として
    機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項9、10のいずれかにおいて、 前記所定の条件は、前記ユーザー情報の取得数が所定値
    になったという条件であって、 前記提供手段は、前記取得手段による前記ユーザー情報
    の取得数を計測する手段を含み、前記ユーザー情報の取
    得数が所定値になった場合に、前記所定の情報を提供す
    ることを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれかにおいて、 前記ユーザー情報は、ユーザーが提供を希望する情報の
    種別を示す提供希望情報を含み、 前記提供手段は、前記属性に適合した複数種の提供用デ
    ータを選択可能であって、前記取得手段によって取得さ
    れる前記提供希望情報で示される種別ごとの合計値を計
    測する手段を含み、前記属性に適合した複数種の提供用
    データから前記合計値が最も多い種別に適合した提供用
    データを選択し、当該提供用データに基づき情報を提供
    することを特徴とするプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12のいずれかにおいて、 前記把握手段は、前記携帯型端末装置と無線通信可能な
    装置であって、複数のゲーム装置が設置された場所に配
    置された所定のアクセスポイント装置を介して集団の属
    性を把握し、 前記提供手段は、所定のゲーム装置への誘導用情報を提
    供することを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項9〜13のいずれかにおいて、 前記把握手段は、前記携帯型端末装置と無線通信可能な
    装置であって、店舗に配置された所定のアクセスポイン
    ト装置を介して集団の属性を把握し、 前記提供手段は、販売用情報を提供することを特徴とす
    るプログラム。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14のいずれかにおいて、 前記提供手段は、前記集団を構成する者の行動履歴を示
    す履歴データに基づき、当該行動履歴に適合した提供用
    データを選択し、当該提供用データに基づき、所定の情
    報を提供することを特徴とするプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項9〜15のいずれかにおいて、 前記提供手段は、日時情報に基づき、当該日時に適合し
    た提供用データを選択し、当該提供用データに基づき、
    所定の情報を提供することを特徴とするプログラム。
  17. 【請求項17】 コンピュータにより読み取り可能な情
    報記憶媒体であって、請求項9〜16のいずれかのプロ
    グラムを記憶したことを特徴とする情報記憶媒体。
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