JP6524754B2 - 特典付与管理システム及び特典付与管理方法 - Google Patents
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Description
この点からすれば、電子チラシを閲覧したユーザが店舗を利用したことに応じてさらにポイントを付与できるようにすれば、ユーザが店舗にまで赴いて買い物をしようとする気持ちをさらに促すことができることとなって好ましい。
[広告管理システムの構成例]
図1は、本実施形態における広告管理システム(特典付与管理システムの一例)の構成例を示している。
同図に示される広告管理システムは、広告管理サーバ100(販売促進情報管理サーバの一例)、端末装置200、及びPOS(Point Of Sales)レジスタ300(会計処理装置の一例)を備える。
また、主広告としての電子チラシとともに表示されるべき副広告が広告主などから提供されている場合、広告管理サーバ100は、電子チラシとともに対応の副広告を配信する。
なお、以降において、主広告である電子チラシと副広告とを特に区別しない場合には、電子チラシと副広告とについて「広告」と記載する。広告は、本実施形態における販売促進情報の一例である。
端末装置200には、広告管理サーバ100から配信された広告を閲覧するためのアプリケーションソフトウェアである、広告閲覧アプリケーションがインストールされている。ユーザは、広告閲覧アプリケーションが動作する端末装置200を操作することにより、広告管理サーバ100から配信された広告を広告閲覧アプリケーション上で表示させ、表示された広告を閲覧することができる。
広告管理サーバ100は、受信された電子チラシ要求によって指定された電子チラシを端末装置200に送信する。また、広告管理サーバ100は、電子チラシ要求によって指定された電子チラシに対応付けられた副広告がある場合、対応の副広告を電子チラシとともに送信する。副広告は、例えばクーポンなどとしての内容を有する。
このようにして、広告管理サーバ100は、端末装置200に広告を配信する。端末装置200において動作する広告閲覧アプリケーションは、配信された広告を表示部に表示させる。
本実施形態において、広告利用ポイントが付与される条件である広告の利用とは、広告を閲覧したことに起因して、ユーザが閲覧した広告に対応する店舗を利用すること(店舗利用)である。即ち、端末装置200にて広告を表示させたことに応じて取得された来店証明コード(コードの一例)を、ユーザが対応の店舗を利用した際に提示することで、ユーザに広告利用ポイントが付与される。ここでのポイントの付与とは、これまでのポイントの積算値(残高)に対して、例えば所定値を加算することである。
来店証明コードは、端末装置200で広告が出力されることに基づいて生成される。具体的には、広告管理サーバ100が送信する広告のうちには、コード生成指示の操作が可能なものがある。広告管理サーバ100から送信され、端末装置200にて表示された広告に対してコード生成指示の操作が行われると、端末装置200からは、来店証明コードを要求するコード要求が広告管理サーバ100に対して送信される。
広告管理サーバ100におけるコード要求の受信は、送信した広告が端末装置200にて出力(表示)されたことを示す。さらに、広告が端末装置200にて出力されたということは、広告管理サーバ100が送信した広告が端末装置200のユーザによって閲覧されたことを示す。
そこで、広告管理サーバ100は、コード要求の受信に応じて来店証明コードを生成する。広告管理サーバ100は、生成した来店証明コードを当該広告の送信先の端末装置200に送信する。即ち、本実施形態において、端末装置200にて広告が出力されることに基づく来店証明コードの生成とは、端末装置200にて表示された広告に対するコード生成指示の操作が行われたことで広告管理サーバ100にてコード要求が受信されることに応じた来店証明コードの生成である。
上記の広告送信日時は、通信や端末装置200での表示までに要する時間などのタイムラグは存在するものの、端末装置200にて広告が表示された日時とほぼ同じとみてよい。従って、来店証明コードにおける広告を送信した日時は、ユーザにより広告が閲覧された閲覧日時(時間情報の一例)として扱われる。
なお、来店証明コードは、例えばQRコード(登録商標)などの二次元コードである。あるいは、来店証明コードは、例えばバーコードなどの一次元コードであってもよい。
なお、以降の説明において店舗ST1、ST2、ST3について特に区別しない場合には店舗STと記載する。
つまり、ユーザは、店舗STに赴いて買い物についての会計をしてもらう際に、端末装置に対応の店舗の来店証明コードを表示させ、店員に提示する。
来店証明コードを提示された店員は、POSレジスタ300が備えるコードリーダを操作して、端末装置200に表示されている来店証明コードを読み取る。POSレジスタ300は、コードリーダにより読み取った来店証明コードを広告管理サーバ100に送信する。
広告管理サーバ100は、特定した電子チラシについて設定されているポイント付与ルールに従って、来店証明コードに含まれる送信先IDが示すユーザに、広告利用ポイントを付与する。即ち、この場合には、広告を閲覧したことに起因して店舗を利用してくれたユーザへの特典として、店舗利用に対応の広告利用ポイントが付与される。
続いて、図2〜図4を参照して、広告管理サーバ100が配信する広告の閲覧に応じた来店証明コードの取得に関する一態様例について説明する。図2〜図4は、それぞれ、広告閲覧アプリケーションが動作している状態での端末装置200の表示部の画面を示している。
電子チラシリスト要求の受信に応答して、広告管理サーバ100は、電子チラシリスト要求に含まれていた配信条件に適合する電子チラシのリスト情報を端末装置200に送信する。リスト情報は、配信条件に適合する電子チラシの電子チラシID、サムネイル画像、店舗名などを含む。
端末装置200は、受信したリスト情報を利用して、閲覧可能な電子チラシの一覧画面(電子チラシリスト画面)を所定の態様により表示させる。電子チラシリスト画面において提示される電子チラシの画像は、リスト情報に含まれていたサムネイル画像を利用して表示が行われる。
そして、ユーザは、端末装置200において表示された電子チラシリスト画面において提示される電子チラシのうちから、閲覧の対象とする1つの電子チラシを指定して表示を指示する広告表示指示操作を行う。
同図に示される表示部の画面においては、広告表示領域AR1と広告関連情報表示領域AR2とが配置される。
広告表示領域AR1は、電子チラシの画像(電子チラシ画像)と副広告の画像(副広告画像)が表示される領域である。
広告関連情報表示領域AR2は、広告表示領域AR1に表示される広告に関連した情報(広告関連情報)が表示される領域である。同図においては、広告表示領域AR1に表示される電子チラシの広告主である店舗の名称が広告関連情報として表示されている。
このように電子チラシの表示開始時において副広告画像P2が表示されることで、ユーザは、先ず、電子チラシを閲覧する前に、副広告画像P2として提供された広告を閲覧することができる。
ここで、本実施形態において広告利用ポイントを受ける観点からのユーザの種別(段階)は、以下のように3つに分類される。
1つは、本実施形態の広告配信のサービスを受ける会員となるための登録(会員登録)を済ませたユーザ、即ち、会員のユーザである。本実施形態の広告閲覧アプリケーションは、会員のユーザがログイン(ログインは会員のみが行える)した状態では、ログインが行われていない場合よりも多くの機能やサービスを提供できるようになっている。つまり、ユーザは、会員となることで、非会員の場合よりも優遇された広告配信のサービスを受けることができる。
もう1つは、上記の会員登録を行っていない非会員のユーザである。
1つは、会員のユーザとして、広告閲覧アプリケーション上で対応の店舗をお気に入り店舗(指定店舗の一例)に登録しているユーザである。
もう1つは、会員のユーザとして、広告閲覧アプリケーション上で対応の店舗をお気に入り店舗に登録していないユーザである。
クローズボタンBT2に対する操作に応じて、副広告画像P2が消去されるとともに、電子チラシ画像P1のグレーアウトが解除される。即ち、電子チラシ画像P1について操作等が可能なアクティブな状態で表示される。これにより、ユーザは、電子チラシを閲覧することができる。
図3は、広告閲覧アプリケーションのアプリケーション画面にて表示される来店証明コードリストの態様例を示している。
同図の来店証明コードリストにおいては、これまでに取得された2つの来店証明コードに対応するリスト項目領域AR11−1、AR11−2が配置されている。なお、以降の説明において、リスト項目領域AR11−1、AR11−2について特に区別しない場合には、リスト項目領域AR11と記載する。
具体例として、ユーザが、例えばリスト項目領域AR11−1において示される来店証明コードに対応する店舗STに赴いて商品を購入し、POSレジスタ300にて会計処理を受けるにあたり、店員に来店証明コードを提示しようとする場合を例に挙げる。
この場合、ユーザは、端末装置200にて広告閲覧アプリケーションを起動させたうえで、同図の来店証明コードリストを表示させる操作を行う。そのうえで、ユーザは、同図のように表示された来店証明コードリストにおいて、リスト項目領域AR11−1にて配置されているコード表示ボタンBT11−1に対するタッチ操作を行う。
図4は、端末装置200の表示部において、来店証明コードが表示された状態の一例を示している。同図においては、対応の店舗の名称とともに、来店証明コード領域AR21において来店証明コードが表示された態様が示されている。
前述のように、POSレジスタ300は、読み取った来店証明コードを含む来店証明情報を広告管理サーバ100に送信する。広告管理サーバ100は、来店証明情報の利用に応じて、来店証明コードを提示したユーザの広告利用ポイントの積算値(残高)に対して、店舗利用に応じたポイントを加算するようにしてポイント管理を行う。
ポイント加算通知を受信した端末装置200は、広告閲覧アプリケーションのアプリケーション画面として、ポイント加算通知画面を表示する。ポイント加算通知画面は、来店証明コードの提示に応じて、店舗利用に対応の広告利用ポイントが加算されたことをユーザに通知する画面である。
本実施形態におけるポイント加算通知画面は、先に説明した3つのユーザの種別ごとに応じて、表示される内容が異なる。
同図のポイント加算通知画面においては、例えば「20ポイントが追加されました!」、「現在のポイント 220ポイント」のように、非会員のユーザに応じた広告利用ポイントの加算が行われたことと、加算後の広告利用ポイントの値を通知するメッセージが表示される。
また、さらに同図のポイント加算通知画面においては、例えば「会員登録をしませんか?」、「会員登録するとさらにポイントが増えます!」のように、ユーザに会員登録を促すメッセージが表示される。
また、会員となることで優遇されたサービスを受けられるということは、ユーザが会員となることで、広告管理サーバ100の運営者にとっては、さらに広告配信サービスを利用してもらえることが期待できる。また、広告主も、電子チラシの投稿にあたり会員に向けてのサービスを盛り込むことで、さらなる販売促進効果を期待できる。
そこで、非会員のユーザに対応しては、同図のようなポイント加算通知画面を表示させることで、会員になることを促すようにしている。
同図のポイント加算通知画面においては、例えば「40ポイントが追加されました!」、「現在のポイント 240ポイント」のように、対応の店舗をお気に入り店舗に登録していない会員のユーザに応じた広告利用ポイントの加算が行われたことと、加算後の広告利用ポイントの値を通知するメッセージが表示される。
そのうえで、同図のポイント加算通知画面においては、例えば「今来ているお店をお気に入り店舗に登録しませんか?」、「お気に入り店舗に登録すると、さらにポイントが増えます」のように、ユーザに、今回来店した店舗(端末装置200にて表示させた来店証明コードに対応する店舗)についてお気に入り店舗に登録することを促すメッセージが表示される。
また、ユーザは、お気に入り店舗として登録した店舗の電子チラシを閲覧することで、その店舗をお気に入り店舗として登録していない場合よりも優遇されたサービスを受けることもできる。一例として、本実施形態においては、来店利用に応じた広告利用ポイントの加算値について、お気に入り店舗に登録していたほうが大きくなるようにされている。
また、広告主にとってみれば、お気に入り店舗に登録してもらえるということは、電子チラシをユーザに閲覧してもらえる機会も増えるということになり、より高い販売促進効果を期待できる。また、広告管理サーバ100の運営者にとっては、お気に入り店舗に店舗を登録してもらうことに伴う電子チラシの閲覧数の増加などに応じた収益の増加を期待できる。
そこで、非会員のユーザに対応しては、同図のようなポイント加算通知画面を表示させることで、会員のユーザに、お気に入り店舗に登録してもらうことを促すようにしている。
これにより、広告を配信するシステムにおいて、広告を閲覧したユーザが広告に対応の店舗を利用したことに応じて、ユーザにポイントとしての特典が付与されるようになる。
また、本実施形態では、来店証明コードの提示に応じたポイント加算通知画面において、ユーザの種別に応じて他の種別への移行を促すメッセージを表示させるようにしている。具体的には、非会員のユーザの場合には、会員登録を促すメッセージが表示される。また、対応の店舗をお気に入り店舗に登録していなかった会員のユーザの場合には、対応の店舗をお気に入り店舗に登録することを促すメッセージが表示される。
即ち、本実施形態においては、店舗利用に応じたポイントの付与に伴って、ユーザとしてのレベル(段階)を高めていくことをユーザに意識してもらうようにしている。そして、ユーザとしてのレベルが高くなっていけば、同じ来店証明コードの提示であっても付与されるポイントが多くなって、ユーザにとってより有益となるようにされている。これにより、広告閲覧アプリケーションのユーザに提供するサービスの充実、広告の利用の活発化などを進めていくことが可能になる。
次に、図7を参照して、広告管理サーバ100の構成例について説明する。同図に示す広告管理サーバ100は、通信部101、広告管理制御部102及び記憶部103を備える。
通信部101は、ネットワーク400経由で端末装置200と通信を行う。
広告管理制御部102は、広告送信部121、閲覧履歴情報管理部122、コード生成部123及び特典管理部124を備える。
閲覧履歴情報管理部122は、閲覧履歴情報を管理する。閲覧履歴情報管理部122は、例えば端末装置200への広告の送信ごとに対応する閲覧履歴情報を、閲覧履歴情報記憶部134に記憶させる。
コード生成部123は、端末装置200にて広告が出力(即ち、表示)されることに基づいて、送信先IDと表示された広告に対応する店舗STとを示す店舗情報(店舗ID)とが少なくとも示される来店証明コードを生成する。当該来店証明コードには販売促進の単位を示す販売促進識別情報(例えばクーポンを識別するためのクーポンIDやキャンペーンを識別するためのキャンペーンIDなどの販売促進ID)が含まれていてもよい。
即ち、本実施形態におけるコード生成部123は、前述のように、端末装置200から送信されたコード要求を受信したことを以て端末装置200にて広告が出力されたとものとして扱い、コード要求の受信に応じて来店証明コードを生成する。コード生成部123は、生成した来店証明コードを、対応の広告を表示した端末装置200に送信する。
特典管理部124は、ユーザごとに付与した広告利用ポイントを、特典管理情報記憶部135が記憶する特典管理情報として管理する。
同図に示すように、1ユーザに対応する会員登録情報は、ユーザID、ユーザ名、メールアドレス、パスワード、配信指定地域、お気に入り店舗の各情報を格納する領域を含む。
ユーザIDの領域は、対応のユーザを一意に示す識別子であるユーザIDを格納する。ユーザIDは、ユーザの広告閲覧アプリケーションに対する操作によって会員登録が行われた際に、広告管理サーバ100により付与される。
ユーザ名の領域は、ユーザが入力したユーザ名(ニックネーム)を格納する領域である。
メールアドレスの領域は、ユーザが入力したユーザのメールアドレスを格納する領域である。
パスワードの領域は、ユーザが入力したパスワードを格納する領域である。ユーザは、広告閲覧アプリケーション上でユーザ名とパスワードを入力することによりログインを行う。
配信指定地域の領域は、ユーザにより登録された配信指定地域を示す情報を格納する領域である。配信指定地域は、ユーザが配信を希望する広告が対応する地域を示す。
お気に入り店舗の領域は、ユーザがお気に入り店舗として登録した店舗を示す情報を格納する領域である。
電子チラシ管理情報テーブルは、広告主から投稿された電子チラシごとについての所定の属性を示す電子チラシ管理情報を格納するテーブルである。
また、副広告管理情報テーブルは、広告主から投稿された副広告ごとについての所定の属性を示す副広告管理情報を格納するテーブルである。
同図に示す電子チラシ管理情報は、電子チラシID、サムネイル画像、電子チラシ画像保存位置、店舗ID、店舗名、配信期間、配信地域及びポイント付与ルールの各情報を格納する領域を含む。
サムネイル画像の領域は、対応の電子チラシのサムネイル画像を格納する。サムネイル画像は、端末装置200において、電子チラシのリストの表示に用いられる。
店舗名の領域は、同じレコードにおける店舗IDに対応する店舗名を格納する。
配信地域の領域には、対応の電子チラシを配信することが指定されている地域を示す情報が格納される。なお、配信地域の指定にあたっては、例えば郵便番号などを利用することができる。また、1つの電子チラシに対応する配信地域として複数の地域が指定されてもよい。
端末装置200は、受信したリスト情報を利用して、閲覧可能な電子チラシの一覧を所定の態様により表示させることができる。
ポイント付与ルールには、ポイント付与の対象となるポイントサービス、ポイントが付与される条件(ポイント付与条件)、ユーザ種別に応じたポイントの加算値などが示される。
具体例として、図2〜図6により説明した広告利用ポイントの付与の場合であれば、ポイント付与ルールにおいて、ポイントサービスは「広告利用ポイント」を示す。また、ポイント付与条件は、店舗での来店証明コードの提示であることを示す。また、ユーザ種別に応じたポイントの加算値については、非会員が20ポイント、会員が40ポイント、対応の店舗をお気に入り店舗に登録している会員が60ポイントであることを示す。
同図に示す副広告管理情報は、副広告ID、副広告画像保存位置、遷移先URL(遷移先情報)、対応店舗ID及び配信期間の各情報を格納する領域を含む。
副広告IDの領域は、対応の副広告を一意に示す副広告IDを格納する。
副広告画像保存位置の領域は、対応の副広告の画像(副広告画像)が保存された副広告画像保存位置を格納する。同図においては、副広告画像保存位置がURLである例が示されている。
遷移先URLの領域は、対応の副広告の副広告画像がリンクの貼られた状態で表示されるものである場合に、リンク先(遷移先)を示すURLを格納する。遷移先URLは、副広告画像とともに端末装置200に送信され、端末装置200にて表示される副広告画像に貼られるべきリンクとして利用される。
つまり、本実施形態において、電子チラシに対する副広告の対応付けは、電子チラシの提供元の店舗を示す店舗IDを副広告に対応付けることによって行われる。
配信期間の領域には、対応の副広告を配信すべき期間として、配信開始日時と配信終了日時とが格納される。
広告画像記憶部133は、広告情報テーブル記憶部132が記憶する電子チラシ管理情報テーブルに電子チラシ管理情報が格納されている電子チラシごとの電子チラシ画像を記憶する。また、広告画像記憶部133は、広告情報テーブル記憶部132が記憶する副広告管理情報テーブルに副広告管理情報が格納されている副広告ごとの副広告画像を記憶する。
広告画像記憶部133は、電子チラシ画像及び副広告画像を、例えば所定形式の画像データとして記憶する。
広告画像記憶部133において、電子チラシ画像及び副広告画像は、対応の電子チラシ管理情報における電子チラシ画像保存位置が示すURLに保存されている。
図11は、閲覧履歴情報テーブルの一例を示している。閲覧履歴情報テーブルにおける1つのレコード(行)が1つの広告(電子チラシまたは副広告が付加された電子チラシ)の配信(送信)結果に対応する閲覧履歴情報である。
1つの閲覧履歴情報は、送信先ID、電子チラシID、副広告ID及び閲覧日時の各情報を格納する領域を含む。
ユーザIDは、会員登録を行っているユーザを一意に示す識別子である。会員登録を行ったユーザが広告閲覧アプリケーション上でログインしている状態の端末装置200に広告を送信した場合に、ユーザIDが送信先IDとなる。
一方、アプリケーションIDは、端末装置200にインストールされた広告閲覧アプリケーションを一意に示す識別子である。広告閲覧アプリケーション上でログインが行われていないためにユーザIDが特定できない場合に、アプリケーションIDが送信先IDとなる。ユーザがログインを行わずに広告閲覧アプリケーションを操作して広告の配信を受けている場合、そのユーザは会員登録をしていない可能性が高い。本実施形態においては、アプリケーションIDである送信先IDに対応するユーザについては、非会員として扱う。
副広告IDの領域は、対応の送信先IDに送信した電子チラシとともに送信した副広告を示す副広告IDを格納する。なお、本実施形態の場合、副広告は、対応の電子チラシとともに送信され、図2にて説明したように表示が行われる。つまり、副広告は、対応の電子チラシと連動して表示される。従って、電子チラシを広告の主体として捉えた場合には、副広告IDの領域については閲覧履歴情報から省略されてよい。
特典管理情報記憶部135は、特典管理情報を記憶する。本実施形態における特典管理情報は、ユーザごとに付与された広告利用ポイントを示す情報である。特典管理情報記憶部135は、ユーザごとの特典管理情報を特典管理情報テーブルの構造により記憶する。
同図の特典管理情報テーブルにおける1つのレコード(行)が1ユーザの特典管理情報に対応する。1ユーザの特典管理情報は、ポイント付与対象ユーザと、広告利用ポイントとの各情報を格納する領域を含む。
ポイント付与対象ユーザの領域は、ポイントの付与対象であるユーザを示す識別子を格納する。ポイント付与対象ユーザの領域は、ユーザIDとアプリケーションIDの各領域をさらに含む。即ち、ポイント付与対象ユーザは、ユーザIDまたはアプリケーションIDによって示される。
ポイント付与対象ユーザにおけるユーザIDの領域は、ポイント付与対象ユーザとして、ユーザ名とパスワードによりログインしたユーザ、即ち会員であるユーザのユーザIDを格納する。
また、ポイント付与対象ユーザにおけるアプリケーションIDの領域は、ポイント付与対象ユーザとして、ログインせずに広告閲覧アプリケーションを利用して広告利用ポイントの付与を受けているユーザが使用している広告閲覧アプリケーションのアプリケーションIDを格納する。前述のように、本実施形態においては、ログインせずに広告閲覧アプリケーションを利用しているユーザは非会員のユーザとして扱われる。従って、ポイント付与対象ユーザにおけるアプリケーションIDは、非会員のユーザを示す識別子として機能する。
図13を参照して、端末装置200の構成例について説明する。同図の端末装置200は、通信部201、制御部202、記憶部203、表示部204及び操作部205を備える。
通信部201は、ネットワーク400経由で広告管理サーバ100と通信を行う。
制御部202は、広告閲覧アプリケーションのプログラムの実行により実現される機能として、広告取得部221、広告出力部222(販売促進情報出力部の一例)、コード出力部223及びメッセージ出力部224を備える。
電子チラシ要求に応答して、広告管理サーバ100は電子チラシ配信により指定された電子チラシIDに対応する電子チラシ画像を広告画像記憶部133から取得し、取得した電子チラシ画像を端末装置200に返送する。
また、電子チラシ要求により指定された電子チラシには副広告が対応付けられている場合がある。電子チラシに副広告が対応付けられているか否かについて、広告管理サーバ100は、例えば電子チラシ管理情報に格納される店舗IDと同じ対応店舗IDを格納する副広告管理情報が有るか否かにより判定できる。
電子チラシ要求により指定された電子チラシに副広告が対応付けられている場合、広告管理サーバ100は、電子チラシ要求に対する応答として、さらに指定された電子チラシに対応付けられた副広告の副広告画像を広告画像記憶部133から取得し、取得した副広告画像を端末装置200に返送する。
上記のように広告管理サーバ100から返送された電子チラシ画像と副広告画像は、端末装置200の通信部201にて受信され、広告取得部221にて取得される。
具体的に、広告出力部222は、広告取得部221により取得された電子チラシ画像が表示部204に表示されるように制御を行う。また、広告出力部222は、広告取得部221により電子チラシ画像と併せて副広告画像が取得された場合には、図2にて例示したように、電子チラシ画像のレイヤ上に副広告画像のレイヤが重畳して表示されるように制御を行う。
来店証明コードに含まれていた送信先IDに基づいて区分されるユーザの種別とは、前述のように、非会員のユーザ、来店証明コードに含まれる店舗IDが示す店舗をお気に入り店舗に登録していない会員のユーザ、来店証明コードに含まれる店舗IDが示す店舗をお気に入り店舗に登録している会員のユーザの3つである。
本実施形態のメッセージ出力部224は、ポイント加算通知画面の表示に際して、ポイント加算通知画面に含めるようにユーザ種別移行メッセージを出力する。
即ち、メッセージ出力部224は、非会員のユーザへの広告利用ポイントの付与に応じてポイント加算通知画面を表示する場合、図5に例示したように非会員から会員への移行を促すメッセージをポイント加算通知画面に含める。
また、メッセージ出力部224は、来店証明コードに含まれる店舗IDが示す店舗をお気に入り店舗に登録していないユーザに応じてポイント加算通知画面を表示する場合、図6に例示したように、対応の店舗をお気に入り店舗に登録することを促すメッセージを含める。
操作部205は、端末装置200における操作子や操作デバイスを一括して示している。操作部205に含まれる操作子や操作デバイスに対して操作が行われるのに応じて、操作部205は操作信号を制御部202に出力する。制御部202は入力された操作信号に応じて所定の制御を実行する。
また、本実施形態の表示部204はタッチパッドが組み合わされることで、前述のようにタッチパネルとして構成されている。この場合、操作部205には、タッチパネルを構成するタッチパッドを含む。
続いて、図14を参照してPOSレジスタ300の構成例について説明する。同図に示すPOSレジスタ300は、通信部301、制御部302、コードリーダ303、表示部304及び操作部305を備える。
通信部301は、ネットワーク400経由で広告管理サーバ100と通信を行う。
会計処理部321は、会計に関する処理を実行する。
来店証明情報送信部322は、来店証明情報を広告管理サーバ100に送信する。来店証明情報には、コードリーダ303により来店証明コードを読み込んで得られたコード情報と、会計処理部321による会計処理の結果に基づいて取得されたユーザの購買実績情報とを含む。
続いて、図15のフローチャートを参照して、広告管理サーバ100と端末装置200とが電子チラシの配信と来店証明コードの送受信とに関して実行する処理手順例について説明する。
なお、図2による説明では、副広告がクーポン券などとしての内容を有し、副広告におけるコード取得ボタンBT1に対する操作に応じて、端末装置200が来店証明コードを取得できる例を挙げている。そこで、以下の説明においては、副広告が付加された電子チラシの配信に伴う処理について説明する。
例えば、前述のように、電子チラシリスト画面に対する操作に応じて電子チラシ要求が広告管理サーバ100に送信され、広告管理サーバ100は電子チラシ要求により指定された電子チラシを送信する。そして、広告管理サーバ100から送信された電子チラシが端末装置200にて受信されると、電子チラシの表示指示が得られる。電子チラシの表示指示が得られると(ステップS101−YES)、広告取得部221は、以下の処理を実行する。
ステップS102により送信された電子チラシ要求に応答して、広告管理サーバ100は、電子チラシ要求により指定された電子チラシIDに対応付けられた電子チラシ画像を返送してくる。また、広告管理サーバ100は、電子チラシ画像と併せて、対応の副広告の副広告画像も送信してくる。
このように送信された電子チラシ画像と副広告画像とが端末装置200の通信部201にて受信されるのに応じて、広告取得部221は、通信部201から電子チラシ画像と副広告画像とを取得する(ステップS103)。
コード取得指示操作が行われたことが判定された場合(ステップS106−YES)、広告取得部221は、広告管理サーバ100に対してコード要求を送信する(ステップS107)。
ステップS107によるコード要求の送信に応答して、広告管理サーバ100は、表示されている広告(電子チラシ画像P1と副広告画像P2)の広告主としての店舗に対応する来店証明コードを送信する。
そこで、広告取得部221は、広告管理サーバ100から受信された来店証明コードを記憶部203に記憶することで、受信された来店証明コードを来店証明コードリストに登録する(ステップS108)。
ここでの副広告画像消去操作は、図2にて説明したようにクローズボタンBT2に対する操作である。
一方、副広告画像消去操作の行われたことが判定された場合(ステップS109−YES)、広告出力部222は、副広告画像P2のレイヤを消去し、電子チラシ画像P1のグレーアウトを解除することで、電子チラシ画像P1をアクティブな状態で表示させる(ステップS110)。
ステップS102により端末装置から送信された電子チラシ要求は、広告管理サーバ100の通信部101にて受信される。広告管理制御部102において広告送信部121は、通信部101にて受信された電子チラシ要求を取得する(ステップS201)。
このために、広告送信部121は、ステップS201にて取得した電子チラシ要求が指定する電子チラシIDを格納する電子チラシ管理情報を電子チラシ管理情報テーブルから検索する。広告送信部121は、検索した電子チラシ管理情報に格納される電子チラシ画像保存位置として示されるURLにアクセスすることで、広告画像記憶部133から電子チラシ画像を取得する。このようにして、電子チラシ要求が指定する電子チラシIDに対応する電子チラシ画像が取得される。
このために、広告送信部121は、電子チラシ管理情報テーブルから検索した電子チラシ管理情報に格納されるのと同じ店舗IDを格納する副広告管理情報を副広告管理情報テーブルから検索する。このように検索された副広告管理情報は、電子チラシ要求が指定する電子チラシIDが示す電子チラシに対応付けられた副広告についての副広告管理情報である。
そこで、広告送信部121は、検索した副広告管理情報に格納されている副広告画像保存位置が示すURLにアクセスすることにより、広告画像記憶部133から副広告画像を取得する。このようにして取得された副広告画像が、電子チラシ管理情報テーブルから検索された電子チラシ管理情報に格納されるのと同じ店舗IDに対応付けられた副広告画像である。
広告管理サーバ100において、広告管理制御部102のコード生成部123は、端末装置200から送信されたコード要求が受信されるのを待機している(ステップS301−NO)。
コード要求が受信されたことが判定されると(ステップS301−YES)、コード生成部123は、先のステップS201により受信された電子チラシ要求の送信について、ログイン中の状態のもとで行われたか否かについて判定する(ステップS302)。
電子チラシ要求の送信がログイン中の状態のもとで行われたか否かについては、電子チラシ要求に含まれる要求元を示す要求元IDが、ユーザIDとアプリケーションIDとのいずれであったのかについて判定すればよい。要求元IDがユーザIDであった場合には電子チラシ要求の送信がログイン中の状態で電子チラシ要求が送信されている。一方、要求元IDがアプリケーションIDであった場合には、ログインが行われていない状態で電子チラシ要求が送信されている。
ここで、コード生成部123は、来店証明コードに含めるユーザIDについては、先のステップS201にて受信された要求元IDから取得すればよい。
また、コード生成部123は、来店証明コードに含める店舗IDについては、先のステップS202にて取得した電子チラシ画像を格納する電子チラシ管理情報において格納されていた店舗IDを取得すればよい。
また、来店証明コードに含める閲覧日時については、先のステップS204にて電子チラシ画像と副広告画像とを送信したときの日時を取得すればよい。
コード生成部123は、来店証明コードに含めるアプリケーションIDについては、先のステップS201にて受信された要求元IDから取得すればよい。
ユーザは、店舗利用に対応の広告利用ポイントの付与を受けようとする場合、店舗STに赴いて商品を購入し、購入する商品の会計を受ける。ユーザが自分の購入する商品の会計を受けるためにPOSレジスタ300に赴くと、店員は会計に関する操作を開始する。会計に関する操作の開始に応じて、POSレジスタ300における会計処理部321は、会計処理を開始する(ステップS401)。
また、ユーザは、会計を受けているときに、店舗利用に対応の広告利用ポイントの付与を受けるために、端末装置200の表示部204に、店舗STに対応する来店証明コードを表示させる。ユーザはPOSレジスタ300を操作する店員に、表示された来店証明コードを提示する。
店員は、来店証明コードが提示されると、会計操作の途中においてしかるべき手順に従ってコードリーダ303により読み込ませる操作を行う。このようにコードリーダ303により来店証明コードが読み込まれることに応じて、POSレジスタ300における来店証明情報送信部322は、コードリーダ303により読み込まれた来店証明コードを情報化したコード情報を取得する(ステップS402)。
そして、店員が例えば小計を出力させるための操作などを行うと、会計処理部321による会計処理が終了される(ステップS403)。
来店証明情報送信部322は、ステップS404により生成した来店証明情報を、広告管理サーバ100に送信する(ステップS405)。
特典管理部124は、広告管理サーバ100が配信する広告のうちから、ステップS501にて受信された来店証明情報に対応する広告を特定する(ステップS502)。
ここで、来店証明情報に対応する広告とは、受信された来店証明情報に含まれる店舗IDが示す店舗に対応し、かつ、同じ来店証明情報に含まれる閲覧日時を配信期間に含む広告である。
そこで、特典管理部124は、広告情報テーブル記憶部132が記憶する電子チラシ管理情報テーブルから、受信された来店証明情報に含まれる店舗IDと対応付けられ、受信された来店証明情報に含まれる閲覧日時を配信期間に含む電子チラシIDを取得する。このようにして、来店証明情報に対応する広告が特定される。このように特定される広告は、店舗にて来店証明コードを提示したユーザが、来店証明コードの取得にあたって閲覧した広告である。
具体的に、ステップS504において、特典管理部124は、受信された来店証明情報に含まれる送信先IDと一致するポイント付与対象ユーザ(ユーザIDまたはアプリケーションID)を、特典管理情報記憶部135から検索する。
また、特典管理部124は、ステップS503により取得したポイント付与ルールを参照して、検索したポイント付与対象ユーザへの広告利用ポイントの加算値を認識する。具体的に、特典管理部124は、検索したポイント付与対象ユーザがアプリケーションIDである場合には、広告利用ポイントの加算値について非会員に対応した値であることを認識する。
また、特典管理部124は、検索したポイント付与対象ユーザがユーザIDである場合には、さらに、会員登録情報を参照して、対応の店舗がお気に入り店舗に登録されているか否かについて判定する。
お気に入り店舗に登録されていないことが判定されれば、特典管理部124は、広告利用ポイントの加算値について、対応の店舗をお気に入り店舗に登録していない会員のユーザに対応する値であると認識する。一方、お気に入り店舗に登録されていることが判定されれば、特典管理部124は、広告利用ポイントの加算値について、対応の店舗をお気に入り店舗に登録している会員のユーザに対応する値であると認識する。
そして、特典管理部124は、特典管理情報において、検索したポイント付与対象ユーザに対応付けられた広告利用ポイントに格納されている積算値について、認識した加算値を加算するようにして更新する。このようにして、ステップS504としての広告利用ポイントの加算が行われる。
ステップS601にてポイント加算通知が受信されると、メッセージ出力部224は、現在において動作している広告閲覧アプリケーションについてユーザがログインした状態(ログイン状態)であるか否かについて判定する(ステップS602)。
ユーザがお気に入り店舗に登録してある店舗に対応する来店証明コードでないことが判定された場合(ステップS604−NO)、メッセージ出力部224は、図6に例示したように、来店証明コードに対応する店舗(ユーザが現在において赴いている店舗に対応する)のお気に入り店舗への登録を促すユーザ種別移行メッセージを含むポイント加算通知画面を表示部204に表示させる(ステップS605)。
一方、ユーザがお気に入り店舗に登録してある店舗に対応する来店証明コードであることが判定された場合(ステップS604−YES)、メッセージ出力部224は、特にユーザ種別移行メッセージを含まないポイント加算通知画面を表示部204に表示させる(ステップS606)。
[概要]
続いて、第2実施形態について説明する。先の第1実施形態においてポイントが付与される特典付与先について、広告閲覧アプリケーションに対応する広告利用ポイントのみである場合を例に挙げた。
これに対して、本実施形態においては、広告閲覧アプリケーションによる広告の閲覧に応じて取得された来店証明コードを店舗で提示して付与される特典付与先として、広告利用ポイントに加え、他のポイントサービス会社などが運営するポイントサービスも含まれる。
即ち、本実施形態においては、広告閲覧アプリケーションによる広告の閲覧に応じて取得した来店証明コードを店舗で提示することで、複数の種別のポイントサービスのいずれかに対応してポイントを加算することができる。
このようにポイント加算が可能なポイントサービスの種別が複数となることで、ユーザにとっては、自分にとって最も有用なポイントサービスを選んでポイントを加算させていくことができる。これにより、ユーザによる本実施形態の広告配信サービスのより積極的な利用が期待される。
そこで、本実施形態の広告管理システムにおいては、ポイント加算が可能な複数のポイントサービスのうちから、ユーザによる利用頻度が最も高いポイントサービスに対してポイントが加算されるように構成される。このような構成により、ユーザがポイントの加算対象とするポイントサービスを選択する操作を行わなくとも、ユーザにとって好ましいかたちで特定のポイントサービスにポイントを加算していくことができる。
図17を参照して、本実施形態の特典管理情報記憶部135が記憶する特典管理情報テーブルの一例について説明する。なお、同図において図12と同一部分については説明を省略する。また、同図における特典管理情報テーブルは、ポイントサービスとして、第1実施形態と同様の広告利用ポイントに加え、さらにポイントカードAとポイントカードBの2つのポイントサービスに対応してポイント加算が可能な例に対応している。
広告利用ポイント利用履歴の領域は、広告利用ポイントについてのユーザの利用履歴を示すポイント利用履歴情報を格納する。広告利用ポイントについてのポイント利用履歴情報は、ポイントの加算の履歴とともに、積算されたポイントの使用(消費)に関する履歴を含む。本実施形態において、ポイントサービス(特典付与先)の利用とは、1つのポイントサービスにおけるポイントの加算と、ポイントの使用とを含む。
ポイントカードA利用履歴の領域は、ポイントカードAについてのポイントの利用履歴を示すポイント利用履歴情報を格納する。
ポイントカードBのポイントの領域は、ポイントカードBにおける現在のポイントの値を格納する。
ポイントカードB利用履歴の領域は、ポイントカードBについてのポイントの利用履歴を示すポイント利用履歴情報を格納する。
即ち、本実施形態における特典管理情報は、ポイント付与対象ユーザごとに、広告利用ポイントについての残高と利用履歴、ポイントカードAについてのポイントの残高と利用履歴、及び、ポイントカードBについてのポイントの残高と利用履歴が示される。
本実施形態の広告管理サーバ100の運営者は、広告配信サービスの利用に応じて、ポイントカードA、ポイントカードBにもポイントが加算できるように、ポイントカードA、ポイントカードBの業者と提携している。
そして、広告管理サーバ100は、広告閲覧アプリケーションのユーザのポイントカードAのポイント残高や利用履歴などの情報については、同じユーザIDが関連付けられている情報をポイントカードAの運営サーバから取得し、電子チラシ管理情報に格納する。
同様に、広告管理サーバ100は、広告閲覧アプリケーションのユーザのポイントカードBのポイント残高や利用履歴などの情報については、同じユーザIDが関連付けられている情報をポイントカードBの運営サーバから取得し、電子チラシ管理情報に格納する。
図18のフローチャートを参照して、本実施形態における本実施形態のPOSレジスタ300と広告管理サーバ100とがポイントの付与に関連して実行する処理手順例について説明する。
なお、同図において、図16と同様の処理となるステップについては、図16と同一符号を付して説明を省略する。
つまり、特典管理部124は、ステップS501にて受信した来店証明情報に含まれる送信先IDが示す送信先としてのユーザにとって、利用頻度の最も高いポイントサービスを特定する(ステップS511)。
この際、特典管理部124は、ステップS503にて取得したポイント付与ルールにおいてポイント加算が可能であることが示されるポイントサービスのうちから利用頻度の最も高いポイントサービスを特定する。
また、この際、特典管理部124は、利用頻度の最も高いポイントサービスを特定するにあたり、ステップS501にて受信した来店証明情報に含まれる送信先IDをポイント付与対象ユーザとして格納する特典管理情報を参照対象とする(図18)。
そして、特典管理部124は、参照対象とした特典管理情報における3つのポイントサービスの利用履歴のうちで、ポイント付与ルールにおいてポイント加算が可能であることが示されるポイントサービスの利用履歴の内容を参照する。特典管理部124は、利用履歴を参照した結果、最も高い利用頻度を示す利用履歴に対応するポイントサービスを、利用頻度の最も高いポイントサービスとして特定する。
一例として、特典管理部124は、現在から一定の過去の期間までにおけるポイント加算の回数と、ポイント使用の回数との合算値をポイントサービスの利用頻度として求めることができる。
ステップS512によりポイントを加算した後、特典管理部124は、ステップS505により端末装置200に対してポイント加算通知を送信する。
ただし、端末装置200において、ステップS603、S605、S606によるポイント加算通知画面の表示にあたっては、ポイント加算が行われたポイントサービスが何であるのかを示す通知が行われることが好ましい。このためには、広告管理サーバ100において特典管理部124がステップS505により送信するポイント加算通知についてポイントの加算結果などとともに、ポイントの加算対象となったポイントサービスを示す情報を含めるようにすればよい。
このような処理によって、本実施形態においては、複数のポイントサービスに対応して適切にポイントを加算することができる。
以下に、本実施形態の変形例について説明する。
上記各実施形態においては、端末装置200からのコード要求の送信が端末装置200にて広告が出力されたことであると捉え、広告管理サーバ100は、コード要求の受信に応じて来店証明コードを生成し、端末装置200に送信していた。
ここで、広告管理サーバ100が端末装置200からの電子チラシ要求に応答して広告を送信することによっては、結果的に、端末装置200にて広告が出力され、ユーザによって広告が閲覧される。このことからすれば、例えば電子チラシ要求に応答して広告管理サーバ100が広告を端末装置200に送信することが、即ち、端末装置200にて広告が出力されることであるとみることができる。
上記のように付加された来店証明コードの端末装置200での出力の態様としては、以下のようにすることができる。
1つには、図2にて説明したように、コード取得ボタンBT1に対する操作が行われないうちは顕在化されない状態であるが、コード取得ボタンBT1に対する操作が行われると、来店証明コードリストに登録されるようにするというものである。
また、もう1つには、例えば図2に示した副広告画像P2が表示された段階で、副広告画像P2において来店証明コードとしての二次元コードの画像が表示された状態となっているようにしてもよい。この場合、コード取得ボタンBT1の表示は省略されてよい。
そして、例えば副広告画像P2に表示される来店証明コードはサムネイル画像であって、サムネイル画像に対するタップ操作を行うと、図4のように来店証明コードが表示されるようにすることができる。
あるいは、副広告画像P2に表示される来店証明コードについて一定以上のサイズ、解像度を与えることで、副広告画像P2に表示されたままの状態でコードリーダ303による読み取りが可能なようにしてもよい。
しかし、例えばコード取得ボタンBT1に対する操作が行われれば、そのまま、対応の来店証明コードが表示されるようにしてもよい。この場合、来店証明コードリストは特に用意されなくともよいが、上記の実施形態と同様に、来店証明コードリストに登録されるようにしてもよい。
しかし、上記の態様は一例であって、電子チラシに対してコード取得指示操作が行えるようにしたうえで、電子チラシに対するコード取得指示操作に応じて端末装置200が電子チラシの店舗ST(広告主)に対応する来店証明コードを取得できるようにしてもよい。
つまり、広告閲覧アプリケーションが動作する端末装置200は、例えば、図2に示したコード取得ボタンBT1に対する操作が行われると、送信先IDと店舗IDと閲覧日時とを取得する。
送信先IDとしてのユーザIDまたはアプリケーションIDは、広告閲覧アプリケーションが使用する情報として記憶部203に記憶されている。この際、端末装置200は、ログイン中の状態であれば、ユーザIDを送信先IDとし、ログアウトしている状態であればアプリケーションIDを送信先IDとする。
また、端末装置200は、店舗IDについては、コード取得ボタンBT1に対する操作が行われた広告に対応付けられているものを取得すればよい。
さらに、端末装置200は、閲覧日時については、コード取得ボタンBT1に対する操作が行われた日時とすればよい。
端末装置200は、上記のように取得した送信先IDと店舗IDと閲覧日時とを示す来店証明コードを生成する。そして、端末装置200は、生成した来店証明コードを記憶部203に記憶させることで、来店証明コードリストに登録されたものとして管理する。
しかし、POSレジスタ300が、来店証明コードにより示されるコード情報を端末装置200から取得する手法としては、上記の例に限定されるものではない。例えば、端末装置200からPOSレジスタ300に対して、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信により、来店証明コードのデータが送信されるようにしてもよい。
しかし、ポイント付与に応じたユーザ種別の判定と判定結果に応じたユーザ種別移行メッセージの表示に関する制御は、広告管理サーバ100が行うようにしてもよい。つまり、広告管理サーバ100の制御部202がメッセージ出力部224としての機能を有してもよい。
この場合、広告管理サーバ100は、ポイントを加算したことに応じてユーザ種別を判定し、判定したユーザ種別に応じたユーザ種別移行メッセージの表示の指示とともに、ポイント加算通知を端末装置200に送信すればよい。これにより、端末装置200は、ポイント加算通知の受信に応じて、図5、図6により説明したようにユーザ種別移行メッセージを含むポイント加算通知画面を表示することができる。
Claims (6)
- 販売促進情報管理サーバと、端末装置と、会計処理装置とを備える特典付与管理システムにおいて、
店舗における販売を促進するための販売促進情報を前記販売促進情報管理サーバから前記端末装置に送信する販売促進情報送信部と、
前記販売促進情報管理サーバにて、前記販売促進情報送信部により送信された販売促進情報と当該販売促進情報の送信先を示す送信先識別子とを対応付けた閲覧履歴情報を記憶部に記憶させる閲覧履歴情報管理部と、
前記端末装置にて前記販売促進情報管理サーバから送信された販売促進情報を出力する販売促進情報出力部と、
前記端末装置にて販売促進情報が出力されることに応じて、前記送信先識別子と前記出力された販売促進情報に対応する店舗を示す店舗情報とを少なくとも含むコードを生成するコード生成部と、
前記端末装置にて前記コードを出力させるコード出力部と、
前記会計処理装置にて、前記端末装置にて出力されたコードを読み込んで得られた送信先識別子と店舗情報とを少なくとも含む来店証明情報を前記販売促進情報管理サーバに送信する来店証明情報送信部と、
前記販売促進情報管理サーバにて、前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が示す送信先に対応するユーザに特典を付与する特典管理部とを備え、
前記特典管理部は、
前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が示す送信先に対応するユーザの種別に応じて異なる特典を付与し、
前記送信先識別子は、前記販売促進情報管理サーバに登録されているユーザに付与されたユーザ識別子と、前記販売促進情報管理サーバに登録されていないユーザに対応し、前記販売促進情報管理サーバから送信される販売促進情報を前記端末装置にて出力する機能を備えるアプリケーションソフトウェアに付与されたアプリケーション識別子とのいずれかであり、
前記特典管理部は、
前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が前記ユーザ識別子である場合には、前記送信先識別子が前記アプリケーション識別子であった場合と異なる特典を付与する
特典付与管理システム。 - 販売促進情報管理サーバと、端末装置と、会計処理装置とを備える特典付与管理システムにおいて、
店舗における販売を促進するための販売促進情報を前記販売促進情報管理サーバから前記端末装置に送信する販売促進情報送信部と、
前記販売促進情報管理サーバにて、前記販売促進情報送信部により送信された販売促進情報と当該販売促進情報の送信先を示す送信先識別子とを対応付けた閲覧履歴情報を記憶部に記憶させる閲覧履歴情報管理部と、
前記端末装置にて前記販売促進情報管理サーバから送信された販売促進情報を出力する販売促進情報出力部と、
前記端末装置にて販売促進情報が出力されることに応じて、前記送信先識別子と前記出力された販売促進情報に対応する店舗を示す店舗情報とを少なくとも含むコードを生成するコード生成部と、
前記端末装置にて前記コードを出力させるコード出力部と、
前記会計処理装置にて、前記端末装置にて出力されたコードを読み込んで得られた送信先識別子と店舗情報とを少なくとも含む来店証明情報を前記販売促進情報管理サーバに送信する来店証明情報送信部と、
前記販売促進情報管理サーバにて、前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が示す送信先に対応するユーザに特典を付与する特典管理部とを備え、
前記特典管理部は、
前記販売促進情報管理サーバに登録されているユーザに対して複数の特典付与先を対応付けて管理し、
前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が示す送信先に対応するユーザに特典を付与するにあたり、前記複数の特典付与先のうちから、所定の条件を満たす特典付与先に特典を付与し、
前記特典管理部は、
前記複数の特典付与先のうちから、ユーザによる利用頻度が最も高い特典付与先に特典を付与する
特典付与管理システム。 - 前記特典管理部は、
前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が前記販売促進情報管理サーバに登録済みのユーザに付与されたユーザ識別子であり、前記来店証明情報に含まれる店舗情報が示す店舗が、前記ユーザ識別子に対応付けられた指定店舗と同じであった場合には、前記店舗情報が示す店舗が前記指定店舗と同じでなかった場合と異なる特典を付与する
請求項1に記載の特典付与管理システム。 - 前記端末装置にて、特典が付与されたユーザの種別に応じて他のユーザの種別への移行を促すユーザ種別移行メッセージが前記端末装置にて出力されるようにするメッセージ出力部をさらに備える
請求項1から3のいずれか一項に記載の特典付与管理システム。 - 販売促進情報管理サーバと、端末装置と、会計処理装置とを備える特典付与管理システムにおける特典付与管理方法であって、
店舗における販売を促進するための販売促進情報を前記販売促進情報管理サーバから前記端末装置に送信する販売促進情報送信ステップと、
前記販売促進情報管理サーバにて、前記販売促進情報送信ステップにより送信された販売促進情報と当該販売促進情報の送信先を示す送信先識別子とを対応付けた閲覧履歴情報を前記販売促進情報管理サーバが備える記憶部に記憶させる閲覧履歴情報管理ステップと、
前記端末装置にて前記販売促進情報管理サーバから送信された販売促進情報を出力する販売促進情報出力ステップと、
前記端末装置にて販売促進情報が出力されることに応じて、前記送信先識別子と前記出力された販売促進情報に対応する店舗を示す店舗情報とを少なくとも含むコードを生成するコード生成ステップと、
前記端末装置にて前記コードを出力させるコード出力ステップと、
前記会計処理装置にて、前記端末装置にて出力されたコードを読み込んで得られた送信先識別子と店舗情報とを少なくとも含む来店証明情報を前記販売促進情報管理サーバに送信する来店証明情報送信ステップと、
前記販売促進情報管理サーバにて、前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が示す送信先に対応するユーザに特典を付与する特典管理ステップとを含み、
前記特典管理ステップは、
前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が示す送信先に対応するユーザの種別に応じて異なる特典を付与し、
前記送信先識別子は、前記販売促進情報管理サーバに登録されているユーザに付与されたユーザ識別子と、前記販売促進情報管理サーバに登録されていないユーザに対応し、前記販売促進情報管理サーバから送信される販売促進情報を前記端末装置にて出力する機能を備えるアプリケーションソフトウェアに付与されたアプリケーション識別子とのいずれかであり、
前記特典管理ステップは、
前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が前記ユーザ識別子である場合には、前記送信先識別子が前記アプリケーション識別子であった場合と異なる特典を付与する
特典付与管理方法。 - 販売促進情報管理サーバと、端末装置と、会計処理装置とを備える特典付与管理システムにおける特典付与管理方法であって、
店舗における販売を促進するための販売促進情報を前記販売促進情報管理サーバから前記端末装置に送信する販売促進情報送信ステップと、
前記販売促進情報管理サーバにて、前記販売促進情報送信ステップにより送信された販売促進情報と当該販売促進情報の送信先を示す送信先識別子とを対応付けた閲覧履歴情報を前記販売促進情報管理サーバが備える記憶部に記憶させる閲覧履歴情報管理ステップと、
前記端末装置にて前記販売促進情報管理サーバから送信された販売促進情報を出力する販売促進情報出力ステップと、
前記端末装置にて販売促進情報が出力されることに応じて、前記送信先識別子と前記出力された販売促進情報に対応する店舗を示す店舗情報とを少なくとも含むコードを生成するコード生成ステップと、
前記端末装置にて前記コードを出力させるコード出力ステップと、
前記会計処理装置にて、前記端末装置にて出力されたコードを読み込んで得られた送信先識別子と店舗情報とを少なくとも含む来店証明情報を前記販売促進情報管理サーバに送信する来店証明情報送信ステップと、
前記販売促進情報管理サーバにて、前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が示す送信先に対応するユーザに特典を付与する特典管理ステップとを含み、
前記特典管理ステップは、
前記販売促進情報管理サーバに登録されているユーザに対して複数の特典付与先を対応付けて管理し、
前記会計処理装置から受信した来店証明情報に含まれる送信先識別子が示す送信先に対応するユーザに特典を付与するにあたり、前記複数の特典付与先のうちから、所定の条件を満たす特典付与先に特典を付与し、
前記特典管理ステップは、
前記複数の特典付与先のうちから、ユーザによる利用頻度が最も高い特典付与先に特典を付与する
特典付与管理方法。
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