JP6142625B2 - 電子チラシ配信装置、電子チラシ閲覧制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
ところで、広告情報の配信者とサービス業者とが連携してサービスを提供する場合がある。例えば、特定の広告をユーザが閲覧すると、広告の閲覧に応じてサービス業者のサービスで利用可能なポイントを付与するシステムがある。ここで、特許文献1には、広告を閲覧した場合に、ポイントを付与するシステムが記載されている。このように広告の閲覧に応じてポイントが加算されるようにすれば、ユーザは、ポイントを貯めるために積極的に広告情報を閲覧するようになり、この結果、広告情報の配信者は、多くのユーザに広告情報を閲覧してもらえるようになる。また、サービス業者は、会員を増やす機会が得られる。
図1は、本実施形態の電子チラシ配信システムの全体的な構成例を示している。本実施形態の電子チラシ配信システムは、電子チラシ配信サーバ(電子チラシ配信装置)100、顧客管理サーバ(顧客管理装置)200及び端末装置300を備える。
電子チラシ配信サーバ100、顧客管理サーバ200及び端末装置300は、それぞれネットワーク400と接続されている。これにより、電子チラシ配信サーバ100と顧客管理サーバ200と端末装置300は、ネットワーク400を経由して相互に通信が可能である。
電子チラシ配信サーバ100には、例えば広告元である各種の店舗やサービス業者などの電子チラシが入稿される。電子チラシの入稿にあたっては、例えば、広告元が所有する端末装置(図示は省略)から電子チラシ配信サーバ100に対して電子チラシが送信される。
電子チラシの配信の態様として、電子チラシ配信サーバ100は、例えば端末装置300からのアクセスや配信要求に応じて、指定された電子チラシを端末装置300に送信することができる。また、電子チラシ配信サーバ100は、例えば、電子チラシ配信対象者として登録されているユーザの配信条件に適合した電子チラシのリストを、例えばプッシュ通信により端末装置300に送信することができる。
本実施形態において、顧客管理サーバ200のポイントカードサービス業者が提供するポイントカードは、ポイントカードサービス業者が提携する複数の店舗やサービス業者などで利用することができる。つまり、顧客が提携の店舗などで商品を購入したりサービスを受けた対価を支払ったりするのに応じて、顧客が所持するポイントカードにポイントを加算することができる。また、顧客は、貯めたポイントを提携の店舗やサービスなどでの支払いに充てるなどして使用することができる。
なお、ポイントカードの態様は、例えば物理的なカードとしての態様に限定されるものではなく、例えば携帯電話やスマートフォンなどに与えられるポイントカード機能としての態様などであってもよい。
端末装置300を使用するユーザは、ポイントカードサービス業者の顧客として顧客管理サーバ200に登録されており、かつ、電子チラシの配信サービスを受けることのできるユーザとして電子チラシ配信サーバ100に登録されているユーザである。
電子チラシ閲覧アプリケーションが動作する端末装置300は、例えば、ユーザの操作に応じて電子チラシ配信サーバ100にアクセスして電子チラシの配信要求を送信し、配信要求に応じて電子チラシ配信サーバ100から送信された電子チラシを表示させることができる。
また、電子チラシ閲覧アプリケーションが動作する端末装置300は、端末装置300に対するユーザの操作に応じて、プッシュ通知された電子チラシのリストを表示させることができる。電子チラシのリストのうちから電子チラシを選択する操作が行われた場合には、端末装置300は、上記したような操作により選択された電子チラシの配信要求を送信し、配信要求に応じて電子チラシ配信サーバ100から送信された電子チラシを表示させることができる。ユーザは、このように表示される電子チラシの画像を見ることにより、電子チラシを閲覧することができる。
なお、以降において、電子チラシの閲覧に応じて発生するポイントを閲覧ポイントと呼び、顧客管理サーバ200が管理するポイントをカードポイントと呼び、両者を区別する。
通信部101は、顧客管理サーバ200と端末装置300とネットワーク400を経由して通信を実行する。
制御部102は、電子チラシ配信サーバ100の各機能部を制御する。
共通ユーザID登録部103は、顧客管理サーバ200から送信された共通ユーザIDを記憶部104に記憶させる。この際、共通ユーザID登録部103は、電子チラシ配信サーバ100のユーザを管理するユーザIDと、共通ユーザIDとを対応付ける。このようにして、電子チラシ配信サーバ100において共通ユーザIDが登録される。
ユーザ情報記憶部110は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。ユーザ情報記憶部110は、例えば、ユーザ情報テーブルを記憶する。ユーザ情報テーブルは、ユーザ情報に関する情報を記憶する。ユーザ情報は、電子チラシの配信に関連するユーザごとの情報である。
電子チラシ記憶部111は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。電子チラシ記憶部111は、例えば、広告元から入稿された電子チラシを記憶する。
広告元情報記憶部112は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。広告元情報記憶部112は、電子チラシを入稿している広告元についての所定の情報を有する広告元テーブルを記憶する。
図3(a)は、広告元情報記憶部112が記憶する広告元情報テーブルの構造例を示す図である。図3(a)に示すように、広告元情報テーブルは、グループIDごとに、閲覧ポイント有無情報、閲覧ポイント付与期間、グループ内店舗情報を対応させた構造である。
閲覧ポイント有無情報は、対応のグループIDにより示されるグループに属する店舗が広告元の電子チラシの閲覧に応じて閲覧ポイントが付与されるか否かを示す情報である。
また、広告元は、電子チラシの閲覧に応じて閲覧ポイントを付与すべきとしている場合において、閲覧ポイントを付与する期間(閲覧ポイント付与期間)を設定する場合がある。広告元情報テーブルにおける閲覧ポイント付与期間は、対応の電子チラシについて設定された閲覧ポイント付与期間を示す。図3(a)においては、例えば、閲覧ポイント付与期間としての開始日と終了日が示されている。
店舗IDは、対応のグループに属する店舗を示す識別子である。配信対象地域は、対応の店舗IDが示す店舗が広告元として電子チラシを配信する対象として設定している地域を示す。
ユーザIDは、電子チラシ配信サーバ100による電子チラシ配信サービスの享受者であるとして登録しているユーザを一意に示すユーザIDである。
共通ユーザIDは、対応のユーザIDにより示されるユーザに対応付けられた共通ユーザIDを示す。
閲覧IDは、端末装置300にインストールされた電子チラシ閲覧アプリケーションごとに一意に対応付けられたIDであり、電子チラシ閲覧アプリケーションがインストールされた端末装置300ごとに固有の値となる。
チラシIDは、閲覧された電子チラシのチラシIDである。
グループIDは、閲覧された電子チラシの広告元のグループを一意に示すグループIDである。
店舗IDは、閲覧された電子チラシの広告元の店舗を一意に示す店舗IDである。店舗IDにより示される店舗は、対応のグループIDが示すグループに属する。
閲覧時刻は、電子チラシが閲覧された時刻を示す。閲覧時刻は、例えば、配信要求に応答して電子チラシを送信した時刻に基づいて設定すればよい。
配信対象地域は、電子チラシに設定された情報であり、当該電子チラシを配信すべき地域を示す。電子チラシには、配信すべき地域範囲が配信対象地域として予め設定されている。ユーザ情報の配信対象地域は、配信を希望する電子チラシについてユーザが指定した配信対象地域(マイエリア)を示す。
共通ユーザID判定部105は、配信要求された電子チラシに閲覧ポイントが設定されている場合に、閲覧ポイント付与判定(以下、「ポイント付与判定」ともいう。)の要求とともに、共通ユーザ識別子が受信されたか否かを判定する。閲覧ポイント付与判定とは、配信要求元のユーザに対して閲覧ポイントを付与すべきか否かを判定することをいう。具体的に、電子チラシ配信サーバ100は、閲覧ポイント付与判定として、通信部101が送信する電子チラシが閲覧ポイントの付与対象である場合に、ユーザ情報記憶部110が記憶する閲覧履歴に基づいて、配信要求元のユーザに閲覧ポイントを付与すべきか否かについての判定を行う。共通ユーザIDが受信された場合、閲覧ポイント付与判定部106に閲覧ポイント付与判定の実行を指示する。一方、共通ユーザIDが受信されていない場合、共通ユーザID判定部105は配信要求元の共通ユーザIDを送信する指示を制御部102に出力する。
具体的には、本実施形態においては、閲覧に応じて閲覧ポイントが付与される閲覧ポイント付与対象の電子チラシと、閲覧されても閲覧ポイントは付与されない閲覧ポイント付与対象外の電子チラシとがある。閲覧ポイント付与判定にあたっては、まず、閲覧された電子チラシが閲覧ポイント付与対象であるか否かについてされる。そのうえで、閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧ポイント付与判定として、閲覧ポイント付与対象の電子チラシが閲覧された場合において、今回の閲覧に応じて閲覧ポイントを付与すべきか否かを判定する。
電子チラシは、例えば、ヘッダと、ヘッダに続くチラシデータを含む。ヘッダには、電子チラシについての各種のメタデータが格納される。チラシデータは、電子チラシとしてのコンテンツの実体データである。
ヘッダは、図4に示すように、例えば、チラシID、店舗ID、グループIDなどを含む。
チラシIDは、当該電子チラシを一意に示す識別子である。
店舗IDは、当該電子チラシの広告元としての店舗(実店舗がないサービス業者なども含む)を一意に示す識別子である。
グループIDは、当該電子チラシの広告元が属するグループを一意に示す識別子である。
ポータルサイト提供部202は、顧客であるユーザが利用するポータルサイトを提供する。ポータルサイト提供部202は、例えばネットワーク(インターネット)上にポータルサイトを公開する。ポータルサイト提供部202は、端末装置300から電子チラシ配信サーバ100を経由して行われるログイン要求に応答して認証を実行し、認証の成立に応じて、ログインしたユーザのウェブページを端末装置300に送信する。
また、発行された共通ユーザIDは、ログインしたユーザ(ログインユーザ)の顧客管理情報に格納されるように顧客管理情報記憶部204に記憶される。以降、ポータルサイト提供部202は、ユーザがログインを行うごとに、ログインユーザの顧客管理情報に格納されている共通ユーザIDをユーザのウェブページとともに端末装置300に対して送信する。
顧客管理情報記憶部204は、ユーザごとの顧客管理情報を記憶する。顧客管理情報は、例えば個人情報とユーザIDなどと対応付けた情報である。
ユーザIDは、顧客としてのユーザごとに一意となるように設定されるIDである。ポイントカードサービス業者は、ユーザIDにより顧客を管理する。ユーザIDは、顧客管理サーバ200が提供するポータルサイトにログインする際のユーザアカウントとしても利用される。
パスワードは、ポータルサイトにログインする際に使用される。
共通ユーザIDは、対応のユーザIDが示すユーザに対して発行された共通ユーザIDである。
個人情報は、対応のユーザIDが示すユーザについて登録されている個人の情報である。例えば、個人情報には、ユーザのポイントに関する情報の他、住所、氏名、年齢、電話番号、家族構成、収入、などを含む。
通信部301は、ネットワーク400を経由して電子チラシ配信サーバ100、顧客管理サーバ200と通信を実行する。
例えば、電子チラシ閲覧処理部302は、閲覧対象の電子チラシを選択する操作が操作部305に対して行われるのに応じて、選択された電子チラシを指定する配信要求を通信部301から電子チラシ配信サーバ100に送信することができる。
また、電子チラシ閲覧処理部302は、電子チラシ配信サーバ100から送信される電子チラシや電子チラシのリストなどを表示部304に表示させるための表示制御を実行する。例えば電子チラシの画像が表示部304に表示される。なお、例えば電子チラシが音声を伴う場合には、音声の再生も行うことができる。
操作部305は、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。操作部305は、ユーザの指示を端末装置300に入力する際にユーザによって操作される。また、操作部305は、行われた操作に応じた操作信号を出力する。電子チラシ閲覧処理部302は、操作信号に応じて所定の処理を実行する。これにより、操作に応じた電子チラシ閲覧アプリケーションの動作が得られる。
図8(a)は、端末装置300の表示部304において、電子チラシ配信サーバ100から送信された電子チラシのリストの画面が表示されている状態を示している。電子チラシのリストの画面においては、複数の電子チラシのサムネイル画像thnが配列されている。また、例えば各サムネイル画像thnの下側には、広告元の店舗などの名称が表示されている。
また、電子チラシのリストの画面に表示される複数のサムネイル画像thnのうち、ポイント付与対象である電子チラシのサムネイル画像thnには、ポイント付与対象マークmkが重畳して表示される。ユーザは、このポイント付与対象マークmkの有無により、このサムネイル画像thnの電子チラシがポイント付与対象であるか否かを区別することができる。
電子チラシのリストの画像を表示する際、端末装置300は、マーク付与フラグがポイント付与対象マークmkを表示すべきことを示している場合には、対応のサムネイル画像thnにポイント付与対象マークmkを重畳して表示させる。また、端末装置300は、マーク付与フラグがポイント付与対象マークmkを表示すべきでないことを示している場合には、ポイント付与対象マークmkを重畳することなく、対応のサムネイル画像thnのみを表示させる。
これにより、図8(a)に示したように、閲覧ポイント付与対象の電子チラシに対応するサムネイル画像thnに対してポイント付与対象マークmkが付与された電子チラシのリストの画面が表示される。
つまり、電子チラシ配信サーバ100では、ポイント付与対象の電子チラシを配信する店舗のグループのグループID(ここでは「ポイント付与グループID」と呼ぶ)を管理している。そこで、電子チラシ配信サーバ100では、リストに含まれる電子チラシのうちから、広告元の店舗を含むグループのグループIDが、ポイント付与グループIDのいずれかと一致する電子チラシを抽出する。
次に、電子チラシ配信サーバ100は、ポイント付与グループIDのいずれかと一致するとして抽出された電子チラシを対象として、さらに、以下の処理を実行する。つまり、電子チラシ配信サーバ100は、電子チラシのリストのデータの送信先である端末装置300のユーザが指定した配信対象地域(ここでは、「ユーザ指定配信対象地域」と呼ぶ)と同じ配信対象地域が設定されている電子チラシを抽出する。電子チラシ配信サーバ100は、このように抽出した電子チラシを閲覧ポイント付与対象として特定する。
そして、電子チラシ配信サーバ100は、リストに含まれる電子チラシのうちで閲覧ポイント付与対象として特定した電子チラシに対応するマーク付与フラグについてマークの付与有りを示す値(例えば、フラグ“1”)を設定する。また、電子チラシ配信サーバ100は、リストに含まれる電子チラシのうちで閲覧ポイント付与対象として特定していない他の電子チラシに対応するマーク付与フラグについてマークの付与無しを示す値(例えば、フラグ“0”)を設定する。
端末装置300の表示部304に表示された通知画像inf1を見ることで、ユーザは、今回の電子チラシの閲覧によりポイントが発生したことを確認できる。なお、端末装置300は、通知画像inf1を、例えば、ユーザが通知画像inf1に対するタッチ操作などを行うことにより消去することができる。また、端末装置300は、ポップアップ画像を表示してから一定時間経過(例えば、5秒等)した後に消去することもできる。
端末装置300の表示部304に表示された通知画像inf2を見ることで、ユーザは、今回閲覧した電子チラシは既に閲覧しているためにポイントが発生しないことを確認できる。
端末装置300の表示部304に表示された通知画像inf3を見ることで、ユーザは、顧客管理サーバ200のポータルサイトへのログインを要求されていることを確認できる。ユーザが通知画像inf3のログインの表示に対するタッチ操作などを行うことにより、図8(d)の通知画像inf3の表示からユーザに対して「ユーザID」及び「パスワード」の各項目に入力させる画面が表示される。
顧客管理サーバ200のポータルサイトにログインするために、例えばユーザは、端末装置300上で電子チラシ閲覧アプリケーションを動作させ、ポータルサイトにログインするための操作を行う。
ログインのための操作に応じて、端末装置300の電子チラシ閲覧処理部302は、例えば、電子チラシ配信サーバ100を経由して顧客管理サーバ200にアクセスし、ポータルサイトへのログイン要求を送信する(ステップS101)。
前述のように、端末装置300から送信されるログイン要求には、電子チラシ配信サーバ100が管理するユーザIDと、顧客管理サーバ200のポータルサイトでの認証に必要なユーザID(ユーザアカウント)、パスワードなどのログイン認証に必要な情報が含まれる。
認証が成立してログインが成功すると、顧客管理サーバ200の共通ユーザID発行部203は、共通ユーザIDが未登録であるか登録済みであるかを、顧客管理情報記憶部204を参照して判定する(ステップS103)。
一方、共通ユーザIDが登録済みである場合(ステップS103−NO)、上記のステップS104、ステップS105の処理をスキップする。
ステップS106の処理により送信された共通ユーザIDを、端末装置300が受信するのに応じて、端末装置300における電子チラシ閲覧処理部302は、受信した共通ユーザIDを、共通ユーザID記憶部303に記憶させる(ステップS107)。
このような手順によって、顧客管理サーバ200のポータルサイトへのログインに応じて、電子チラシ配信サーバ100、顧客管理サーバ200、端末装置300の間で、同じログインユーザの共通ユーザIDが記憶される。つまり、電子チラシ配信サーバ100、顧客管理サーバ200、端末装置300の間で共通ユーザIDが共有される。
つまり、電子チラシ配信サーバ100における通信部101は、顧客管理サーバ200のポータルサイト提供部202がステップS106により送信した共通ユーザIDを、端末装置300に転送する。
端末装置300の電子チラシ閲覧処理部302は、転送された共通ユーザIDの受信に応じて、ステップS107による共通ユーザIDのユーザ情報記憶部110への記憶を実行する。また、これとともに、端末装置300の電子チラシ閲覧処理部302は、受信した共通ユーザIDを電子チラシ配信サーバ100に通知する。
電子チラシ配信サーバ100における共通ユーザID登録部103は、ステップS108の処理として、電子チラシ配信サーバ100から通知された共通ユーザIDをユーザ情報記憶部110に記憶させる。このような手順によっても、電子チラシ配信サーバ100、顧客管理サーバ200、端末装置300の間で共通ユーザIDが共有される。
端末装置300の操作部305は、表示部304に表示された電子チラシのリストの画面からユーザによる電子チラシの閲覧指示を受け付ける(ステップS201)。ユーザから閲覧指示が操作部305を介して入力されると、通信部301は指定された電子チラシの配信要求(チラシIDを含む)を含む信号を電子チラシ配信サーバ100に送信する(ステップS202)。電子チラシ配信サーバ100の通信部101は、電子チラシの配信要求を受信する(ステップS203)。制御部102は配信要求により指定される電子チラシデータを電子チラシ記憶部111から読み出し、通信部101を介して端末装置300に電子チラシデータを含む信号を送信する(ステップS204)。
次に、電子チラシ閲覧処理部302は表示部304に表示された電子チラシがポイント付与対象の電子チラシであるか否かを判定する(ステップS206)。ポイント付与対象の電子チラシである場合(ステップS206−YES)、電子チラシ閲覧処理部302は共通ユーザID記憶部303を参照し、共通ユーザIDがあるか、即ち、共通ユーザID記憶部303に記憶されているか否かを判定する(ステップS207)。一方、ポイント付与対象の電子チラシではない場合(ステップS206−NO)、処理は終了する。
また、通信部301が受信した閲覧ポイント付与判定の判定結果に基づき、判定結果がポイント付与可能ではない場合、電子チラシ閲覧処理部302は、例えば図7(c)に例示したように電子チラシの画像に対して電子チラシの画像に通知画像inf2を重畳して表示させる。その後、処理が終了する。
ここでは、閲覧ポイント付与判定部106は電子チラシのポイント付与ルールに従って、ポイント付与に関するポイント付与判定を以下のようにして行う。
閲覧ポイント付与判定部106は、今回の配信要求により指定された電子チラシが閲覧ポイント付与対象であるか否かについて判定する(ステップS301)。
前述のように、制御部102は、図10のステップS202の処理で端末装置300から送信された配信要求が指定する電子チラシのデータを電子チラシ記憶部111から読み出す。そこで、閲覧ポイント付与判定部106は、制御部102が読み出した電子チラシのデータのヘッダに含まれるグループIDを取得する。次に、閲覧ポイント付与判定部106は、広告元情報記憶部112が記憶する広告元情報において、電子チラシのデータから取得したグループIDに対応付けられている閲覧ポイント有無情報を参照する。
閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧ポイント有無情報が閲覧ポイントの付与無しを示していれば、今回の配信要求により指定された電子チラシは閲覧ポイント付与対象外であると判定する。
閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧ポイント付与期間に現在日時が含まれていれば、今回の配信要求により指定された電子チラシは閲覧ポイント付与対象であると判定する。一方、閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧ポイント付与期間に現在日時が含まれていなければ、今回の配信要求により指定された電子チラシは閲覧ポイント付与対象外であると判定する。
一方、電子チラシが閲覧ポイント付与対象である場合(ステップS301−YES)、閲覧ポイント付与判定部106は、さらに以下の判定を実行する。
このために、閲覧ポイント付与判定部106は、今回の配信要求に応じて制御部102が電子チラシ記憶部111から読み出した電子チラシのヘッダに含まれる店舗IDを取得する。閲覧ポイント付与判定部106は、取得した店舗IDに対応付けられている配信対象地域を広告元情報記憶部112が記憶する広告元情報テーブルから取得する。
また、閲覧ポイント付与判定部106は、ユーザ情報記憶部110から、今回の配信要求元のユーザのユーザIDに対応付けられた配信対象地域の値を取得する。
一方、取得した2つの配信対象地域が同じである場合、閲覧ポイント付与判定部106は、さらに以下の判定を実行する。
ステップS304の判定にあたり、閲覧ポイント付与判定部106は、ユーザ情報記憶部110が記憶する閲覧履歴において、今回の配信要求元のユーザを示すユーザIDに対応付けられた閲覧履歴に含まれるグループIDを検索対象とする。そして、検索対象としたグループIDのうちから、今回の配信要求により指定された電子チラシのヘッダに含まれているのと同じグループIDを検索する。
この場合、閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧ポイントが獲得済みであるとの理由により、閲覧ポイントを付与すべきでないと判定する(ステップS305)。
上記の判定結果が得られた場合、今回の配信要求により指定された電子チラシは、閲覧ポイント付与対象であり、今回の配信要求元のユーザによっては未だポイントが獲得されていない電子チラシである。そこで、閲覧ポイント付与判定部106は、今回の配信要求により指定された電子チラシについて、閲覧ポイントを付与すべきであると判定する(ステップS306)。
つまり、本実施形態の、閲覧ポイント付与判定部106は、ステップS304の処理により、今回の配信要求により指定された電子チラシを配信要求元のユーザが閲覧済みであることを閲覧履歴が示しているか否かについても判定している。そして、今回の配信要求により指定された電子チラシを配信要求元のユーザが閲覧済みである場合には、今回の電子チラシの閲覧に対応して閲覧ポイントを付与すべきでないと判定する(ステップS305)。この際には、今回の配信要求の送信元である端末装置300と過去に同じ電子チラシが閲覧された端末装置300とが同じであるか否かに係わらず、閲覧ポイントを付与すべきでないと判定される。
この場合の閲覧ポイント付与判定部106は、ユーザ情報記憶部110が記憶するユーザ情報テーブルにおいて、今回の配信要求元のユーザを示すユーザIDに対応付けられた閲覧履歴に含まれる店舗IDを検索対象とする。閲覧ポイント付与判定部106は、検索対象とした店舗IDのうちから、今回の配信要求により指定された電子チラシのヘッダに含まれているのと同じ店舗IDを検索する。そして、店舗IDが検索されたか否かに応じて、閲覧ポイント付与判定部106は、今回の配信要求により指定された電子チラシと配信元の店舗が同じ電子チラシが、今回の配信要求元のユーザにより閲覧済みであるか否かについて判定する。
閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧済みであるとの判定結果の場合には、閲覧ポイントが獲得済みであるとの理由により、ステップS305の処理により閲覧ポイントを付与すべきでないと判定すればよい。また、閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧済みでないとの判定結果の場合には、ステップS306の処理により閲覧ポイントを付与すべきであると判定すればよい。
この場合には、店舗単位で電子チラシに閲覧ポイントを付与すべきか否かについて判定できる。
この場合の閲覧ポイント付与判定部106は、ユーザ情報記憶部110が記憶するユーザ情報テーブルにおいて、今回の配信要求元のユーザを示すユーザIDに対応付けられた閲覧履歴に含まれるチラシIDを検索対象とする。閲覧ポイント付与判定部106は、検索対象としたチラシIDのうちから、今回の配信要求により指定された電子チラシのヘッダに含まれているのと同じチラシIDを検索する。そして、チラシIDが検索されたか否かに応じて、閲覧ポイント付与判定部106は、今回の配信要求により指定された電子チラシと同じ電子チラシが、今回の配信要求元のユーザにより閲覧済みであるか否かについて判定する。
閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧済みであるとの判定結果の場合には、閲覧ポイントが獲得済みであるとの理由により、ステップS305の処理により閲覧ポイントを付与すべきでないと判定すればよい。また、閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧済みでないとの判定結果の場合には、ステップS306の処理により閲覧ポイントを付与すべきであると判定すればよい。
この場合には、電子チラシ単位で閲覧ポイントを付与すべきか否かについて判定できる。
そのうえで、閲覧ポイント付与判定部106は、ステップS301の処理として、配信要求により指定された電子チラシのヘッダに格納される閲覧ポイントの有無を示す情報を参照して、閲覧ポイント付与対象の電子チラシであるか否かの判定を行ってもよい。
また、閲覧ポイント付与判定部106は、ステップS302の処理として、要求された電子チラシのヘッダに格納される配信対象地域の情報を参照することで、配信要求により指定された電子チラシに設定された配信対象地域を特定する。そのうえで、閲覧ポイント付与判定部106は、特定した配信対象地域と今回の配信要求の送信元である端末装置300のユーザが指定する配信対象地域とが同じであるか否かを判定すればよい。
このような処理によって、閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧される電子チラシに応じて適切に閲覧ポイントを付与すべきか否かを判定することが可能である。
例えば、閲覧ポイント付与判定部106は、閲覧ポイントを付加すべきと判定した場合には、さらに、閲覧履歴や、閲覧対象の電子チラシの属性などに基づいて、付与すべきポイント数も決定するようにしてよい。
また、例えば、電子チラシ配信サーバ100における電子チラシの配信機能と、閲覧ポイント付与判定機能とをそれぞれ異なる装置で構成したうえで、両者が例えばネットワーク経由での通信により連携して動作するように構成してもよい。
また、閲覧ポイント付与判定の判定結果に基づく、端末装置300の表示態様は上述の表示態様に限定される必要はなく、判定結果が分かる表示態様であればどのよう表示態様であっても良い。
なお、本実施形態における図2、図6、図8などにおける各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより電子チラシの閲覧に応じた閲覧ポイント管理などを行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
Claims (6)
- 連携先のサービス業者のサーバと自電子チラシ配信装置とで共通のユーザであることを表し当該ユーザを識別する共通ユーザ識別子を記憶するユーザ情報記憶部と、
端末装置から送信される電子チラシ配信要求を受信する受信部と、
配信要求された電子チラシを前記端末装置に送信する送信部と、
前記配信要求された電子チラシに前記連携先のサービス業者が提供するサービスにて利用可能なポイントが設定されている場合に、前記端末装置から当該ポイントの付与に関するポイント付与判定の要求とともに、共通ユーザ識別子を受信したか否かを判定する共通ユーザ識別子判定部と、
前記共通ユーザ識別子判定部の判定結果に基づき、前記共通ユーザ識別子を受信していない場合には、共通ユーザ識別子を送信するように前記端末装置へ通知し、前記共通ユーザ識別子を受信した場合には、ポイント付与ルールに従いポイント付与判定を行う閲覧ポイント付与判定部と、
を有することを特徴とする電子チラシ配信装置。 - 前記閲覧ポイント付与判定部は、前記電子チラシ配信要求に基づくポイント付与が可能である場合に、ポイント付与可能となった配信要求を行ったユーザの共通ユーザ識別子を前記連携先のサービス業者のサーバに送信する
ことを特徴とする請求項1記載の電子チラシ配信装置。 - 前記送信部は、前記ポイント付与ルールに従い、前記電子チラシ配信要求に基づくポイント付与が可能である場合に、ポイント付与されることを表す情報を前記端末装置へ送信する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子チラシ配信装置。 - 前記共通ユーザ識別子は、前記端末装置が前記サービス業者のサーバにログインした際に当該サーバから当該端末装置に送信される
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の電子チラシ配信装置。 - 電子チラシ配信装置が、連携先のサービス業者のサーバと自電子チラシ配信装置とで共通のユーザであることを表し当該ユーザを識別する共通ユーザ識別子を記憶する記憶ステップと、
電子チラシ配信装置が、端末装置から送信される電子チラシ配信要求を受信する受信ステップと、
電子チラシ配信装置が、配信要求された電子チラシを前記端末装置に送信する送信ステップと、
電子チラシ配信装置が、前記配信要求された電子チラシに前記連携先のサービス業者が提供するサービスにて利用可能なポイントが設定されている場合に、前記端末装置から当該ポイントの付与に関するポイント付与判定の要求とともに共通ユーザ識別子を受信したか否かを判定する共通ユーザ識別子判定ステップと、
電子チラシ配信装置が、前記共通ユーザ識別子判定ステップの判定結果に基づき、前記共通ユーザ識別子を受信していない場合には、共通ユーザ識別子を送信するように前記端末装置へ通知し、前記共通ユーザ識別子を受信した場合には、ポイント付与ルールに従いポイント付与判定を行う閲覧ポイント付与判定ステップと、
を有することを特徴とする電子チラシ閲覧制御方法。 - 連携先のサービス業者のサーバと自電子チラシ配信装置とで共通のユーザであることを表し当該ユーザを識別する共通ユーザ識別子をユーザ情報記憶部に記憶する記憶ステップと、
端末装置から送信される電子チラシ配信要求を受信する受信ステップと、
配信要求された電子チラシを前記端末装置に送信する送信ステップと、
前記配信要求された電子チラシに前記連携先のサービス業者が提供するサービスにて利用可能なポイントが設定されている場合に、前記端末装置から当該ポイントの付与に関するポイント付与判定の要求とともに、共通ユーザ識別子を受信したか否かを判定する共通ユーザ識別子判定ステップと、
前記共通ユーザ識別子判定ステップの判定結果に基づき、前記共通ユーザ識別子を受信していない場合には、共通ユーザ識別子を送信するように前記端末装置へ通知し、前記共通ユーザ識別子を受信した場合には、ポイント付与ルールに従いポイント付与判定を行う閲覧ポイント付与判定ステップと、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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