JP5190808B2 - エンジンの1次バランサ装置 - Google Patents

エンジンの1次バランサ装置 Download PDF

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Description

本発明は、クランク軸の回転に伴う振動をバランサ軸の回転によるバランシング効果によって低減するためのエンジンの1次バランサ装置に関するものである。
単気筒エンジンや直列多気筒エンジンにおいては、ピストン・クランク機構によって1次及び2次慣性力が発生し、これらの慣性力のために振動と騒音が発生するが、一般には振動及び騒音に対して影響が大きな1次慣性力を打ち消すための1次バランサ装置が設けられる。
1次バランサ装置は、バランスウェイトが設けられたバランサ軸をクランク軸の回転方向とは逆方向に等速で回転させ、該バランサ軸に発生する不平衡慣性力によってクランク軸に発生する不平衡慣性力を相殺してエンジンの振動と騒音を低減するものである。例えば、単気筒エンジンの1次慣性力を打ち消すためには、クランク軸のカウンタウェイト量を往復運動部の質量の50%、バランスウェイト量を往復運動部の質量の50%とし、バランサ軸をクランク軸の回転方向とは逆方向に等速で回転させる。
ところで、特許文献1には、エンジンの2次慣性力を打ち消すため2軸2次バランサ装置において、駆動力伝達用の減速小歯車を多気筒のうち最外側以外の内側気筒の何れかの気筒のウェブ(カウンタウェイト)に形成し、第1のバランサ軸をクランク軸によって直接駆動し、第2のバランサ軸を減速小歯車に噛合する変速主軸に設けられた減速大歯車により駆動することによって、バランサ装置自体及び周辺の駆動系の構造を簡素化する提案がなされている。
特開2000−310286号公報
ところで、1次バランサ装置のバランサ軸の配置位置にはシリンダブロックの横側又はクランク軸の下側が考えられるが、バランサ軸をシリンダブロックの横側に配置する場合、バランサ軸をシリンダブロックの前面又は後面からクランク軸に沿って挿入する必要があるため、バランスウェイト径をジャーナル径よりも小さく設定する必要があり、このために必要なバランスウェイト量を確保することができず、又、ジャーナル径が大きくなり過ぎるという問題がある。
他方、バランサ軸をクランク軸の下側に配置する場合、該バランサ軸はクランク・コンロッド運動との干渉を避けて設置する必要があり、必要なバランスウェイト量を確保するためにはバランサ軸を所定の位置まで下げる必要がある。ここで、バランサ軸の駆動はギヤによるものが一般的であり、前述のように必要なバランスウェイト量を確保するためにバランサ軸をクランク軸から遠ざけて下方に配置すると、必要なギヤ径もそれに応じて大きくなってレイアウト上の不利を招く。
又、バランサ軸をクランク軸の下側に配置する場合において必要なバランスウェイト量を確保するためにバランサ軸を2本用意する場合には、それぞれのバランサ軸に設けたバランサギヤ同士の干渉を避けるためにバランサ軸間距離を大きく設定する必要があり、1次バランサ装置が大型化して該装置のエンジンへの搭載性が悪くなるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、小型化を図ってエンジンへの搭載性を高めるとともに、クランク軸の軸方向の重量バランスの適正化を図ることができるエンジンの1次バランサ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、バランスウェイトとバランサギヤを備えた2本のバランサ軸をクランク軸の下方に配置し、各バランサ軸のバランサギヤに噛合するクランクギヤを前記クランク軸にそれぞれ設け、クランク軸の回転を前記クランクギヤ及び前記バランサギヤを経て前記各バランサ軸に伝達して該バランサ軸をクランク軸の回転方向とは逆方向に等速で回転させるエンジンの1次バランサ装置において、前記クランク軸にクランクピンを挟んで互いに対向して配置された一対のカウンタウェイトを各気筒ごとに設け、前記各バランサ軸の前記クランクピンに対応する位置にバランスウェイトをそれぞれ設けるとともに、前記クランク軸の軸方向最外側に位置する2つのカウンタウェイトの軸方向外側に前記クランクギヤをそれぞれ配置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記バランサ軸の軸方向視において、各バランサギヤをシリンダ軸線に対して直交する方向で互いに重なり合う位置に配置したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記クランク軸の軸方向一端にオイルポンプを設け、該オイルポンプが設けられた側とは反対側の軸方向端部にバランサギヤが配置された一方のバランサ軸の外周部であって、且つ、クランク軸中心に対して他方のバランサ軸の前記オイルポンプの近傍に配置される他方のバランサギヤとは反対側に前記オイルポンプに連なるオイル通路とオイルフィルタを配置したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、クランク軸にクランクピンを挟んで互いに対向して配置された一対のカウンタウェイトを各気筒ごとに設け、各バランサ軸のクランクピンに対応する位置にバランスウェイトをそれぞれ設けたため、クランク軸の各一対のカウンタウェイトの間に形成される隙間を利用して所要の重量のバランスウェイトを合理的に配置することができ、バランサ軸の軸方向長さを短縮して1次バランサ装置の小型化を図ることができる。
又、クランク軸の軸方向最外側に位置する2つのカウンタウェイトの軸方向外側にクランクギヤをそれぞれ配置したため、これらのクランクギヤにそれぞれ噛合する各バランスギヤを互いに干渉しない位置に配置することができ、両バランサ軸間の軸間距離を短縮して1次バランサ装置の小型化を図ることができる。
以上のように1次バランサ装置を小型化することによって、該1次バランサ装置のエンジンへの搭載性を高めることができる。
更に、クランク軸の軸方向においてバランサギヤをエンジン中心に対して対称な位置に配置することができ、クランク軸の軸方向の重量バランスを適正化することができる。
請求項2記載の発明によれば、バランサ軸の軸方向視において、各バランサギヤをシリンダ軸線に対して直交する方向で互いに重なり合う位置に配置したため、両バランサ軸間の軸間距離を更に短縮して1次バランサ装置の小型化を図ることができ、該1次バランサ装置のエンジンへの搭載性を更に高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、バランサギヤが配置されない空間を利用してオイルポンプに連なるオイル通路とオイルフィルタを効率的に配置することができる。
本発明に係る1次バランサ装置を備えたエンジンの斜視図である。 本発明に係る1次バランサ装置を備えたエンジンの上下を逆にして示す斜視図である。 本発明に係る1次バランサ装置を備えたエンジンの下部バランサケースを取り外して示すシリンダブロックの上下を逆にして示す斜視図である。 本発明に係る1次バランサ装置を備えたエンジンの1次バランサ装置とピストン・クランク機構を上下を逆にして示す斜視図である。 図3を上方から見た平面図である。 本発明に係る1次バランサ装置を備えたエンジンのクランクギヤとバランサギヤのクランク軸方向から見た位置関係を示す図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る1次バランサ装置を備えたエンジンの斜視図、図2は同エンジンの上下を逆にして示す斜視図、図3は同エンジンの下部バランサケースを取り外して示すシリンダブロックの上下を逆にして示す斜視図、図4は同エンジンの1次バランサ装置とピストン・クランク機構を上下を逆にして示す斜視図、図5は図3を上方から見た平面図、図6はクランクギヤとバランサギヤのクランク軸方向から見た位置関係を示す図である。
図1及び図2に示すエンジン1は、4サイクル2気筒エンジンであって、そのシリンダブロック2の上部にはシリンダヘッド3が結着され、該シリンダヘッド3の上部はヘッドカバー4によって覆われている。そして、シリンダブロック2の下部にはロアケース5が取り付けられており、このロアケース5の下部にはオイルパン6が取り付けられている。
又、上記シリンダブロック2とロアケース5の前面にはチェーンケース7が取り付けられており、シリンダブロック2とロアケース5によって形成されるクランク室内の幅方向中央には、前後方向に延びるクランク軸8が回転可能に配されている。このクランク軸8の軸方向2箇所には各気筒ごとにクランクピン8a(図5参照)が形成されており、図4及び図5に示すように、クランク軸8の各クランクピン8a1,8a2を挟んでこれの前後には相対向する一対のカウンタウェイト(クランクウェブ)8b1,8b2,8b3,8b4が各気筒ごとに一体に形成されている。
更に、図示しないが、シリンダブロック2には各気筒に対応して2つのシリンダが車両前後方向に垂直に形成されており、各シリンダ2には図4及び図6に示すピストン9がそれぞれ上下摺動可能に嵌挿されている。そして、各ピストン9は、コンロッド10を介してクランク軸8の前記クランクピン8a1,8a2に連結されており、ピストン9のシリンダ内での上下往復運動はコンロッド10によってクランク軸8の回転運動に変換される。
又、図示しないが、シリンダブロック2とロアケース5の前面に取り付けられた前記チェーンケース7内には、クランク軸8の前端に結着されたチェーンスプロケット、前記シリンダヘッド3に前後方向に配された回転可能な吸・排気カム軸の各前端に結着されたカムスプロケット、これらのカムスプロケットと前記チェーンスプロケットに巻き掛けられた無端状のチェーン等が収容されている。そして、図5に示すように、チェーンケース7の内部には、クランク軸8の前端部に結着されたオイルポンプ11が収容されており、このオイルポンプ11はクランク軸8によって直接回転駆動される。
更に、図1及び図2に示すように、クランク軸5のチェーンケース7から前方へと突出する前端部にはクランクプーリ12が結着されており、シリンダブロック2の左右に設けられた補機であるウォータポンプ13とオルタネータ14を回転駆動する大小異径のプーリ15,16には無端状の駆動ベルト17が巻き掛けられている。
ところで、本実施の形態に係るエンジン1の前記オイルパン6の内部には、図2に示す1次バランサ装置18が収容されている。この1次バランサ装置18は、バランサケース19内に収容されており、バランサケース19は、上下に2分割された上部バランサケース19Aと下部バランサケース19Bを接合一体化して構成されている。
1次バランサ装置18の内部構造を図3〜図5に示すが、この1次バランサ装置18には、クランク軸8を挟んでその両側にクランク軸8と平行且つ回転可能に配された2本のバランサ軸20,21を備えている。これらのバランサ軸20,21は、その軸方向両端部と中間部の3箇所がバランサケース19にそれぞれ回転可能に支持されており、図6に示すように、これらはクランク軸8の下方に配置されている。
又、図5に示すように、各バランサ軸20,21のクランク軸8のクランクピン8a1,8a2に対応する軸方向2箇所、つまり、クランク軸8の各気筒に対応するクランクピン8a1,8a2を挟んでこれの前後に配された一対のカウンタウェイト8b1,8b2と8b3,8b4の間の各隙間にはバランスウェイト22がそれぞれ設けられており、クランク軸8の軸方向最外側に位置する2つのカウンタウェイト8b1,8b4の軸方向外側の前後両端部にはクランクギヤG1,G2がそれぞれ結着されている。
そして、図3〜図5に示すように、一方のバランサ軸20の後端部には後側のクランクギヤG2に噛合するバランサギヤG3が結着され、他方のバランサ軸21の前端部には前側のクランクギヤG1に噛合するバランサギヤG4が結着されている。ここで、図6に示すように、バランサ軸20,21の軸方向視において、これらのバランサ軸21,22にそれぞれ結着されたバランサギヤG3,G4はシリンダ軸線(本実施の形態では垂直線)Mに対して直交する方向(本実施の形態では左右方向)で互いに重なり合う位置にされている。尚、クランクギヤG1,G2とバランサギヤG3,G4の外径と歯数は共に同一に設定されている。
ところで、前述のようにクランク軸8の前端部にはオイルポンプ11が設けられているが、図5に示すように、該オイルポンプ11が設けられた前側とは反対側の軸方向後端部にバランサギヤG3が配置された一方のバランサ軸20の外周部であって、且つ、クランク軸中心Nに対して他方のバランサ軸21のオイルポンプ11の近傍に配置された他方のバランサギヤG4とは反対側(図5の左側)には、オイルポンプ11に連なるオイル通路23とオイルフィルタ24が配置されている。尚、図1に示すように、ロアケース5の左側部には、オイルフィルタ24から車両後方へと延びるメインギャラリ25が形成されおり、このメインギャラリ25はエンジン1内部の各種摺動部に連通している。
而して、図1及び図2に示すエンジン1が駆動されると、前述のようにシリンダブロック2の不図示のシリンダ内でのピストン9の上下の往復運動はコンロッド1によってクランク軸8の回転運動に変換され、該クランク軸8が所定の速度で回転駆動される。すると、このクランク軸8の回転は前後のクランクギヤG1,G2を介して両バランサ軸21,20の前後にそれぞれ結着されたバランサギヤG4,G3を経て各バランサ軸21,20に伝達され、これらのバランサ軸20,21及びバランサウェイト22が回転駆動されることによってクランク軸8に発生する1次慣性力が相殺され、エンジン1の振動と騒音が低く抑えられる。
又、図5に示すオイルポンプ11がクランク軸8によって回転駆動されると、オイルパン6内に溜められたオイルがオイルポンプ11によって吸引されて昇圧され、昇圧されたオイルは図5に示すオイル通路23を通ってオイルフィルタ24へと導かれて浄化される。そして、オイルフィルタ24にて浄化されたオイルは、図1に示すメインギャラリ25を通ってエンジン1内部の各部摺動部に供給されてその部分の潤滑に供される。
更に、クランク軸8の回転は、図1及び図2に示すクランクプーリ12、駆動ベルト17及びプーリ15,16を経てウォータポンプ13とオルタネータ14に伝達され、これらのウォータポンプ13とオルタネータ14がそれぞれ回転駆動されて冷却水がエンジン1内を循環するとともに、所要の発電がなされる。
以上のように、本実施の形態では、クランク軸8にクランクピン8a1,8a2を挟んで互いに対向して配置された一対のカウンタウェイト8b1,8b2と8b3,8b4を各気筒ごとに設け、各バランサ軸20,21のクランクピン8a1,8a2に対応する位置にバランスウェイト22をそれぞれ設けたため、クランク軸8の各一対のカウンタウェイト8b1,8b2と8b3,8b4の間にそれぞれ形成される隙間を利用して所要の重量のバランスウェイト22を合理的に配置することができ、バランサ軸20,21の軸方向長さを短縮して1次バランサ装置18の小型化を図ることができる。
又、クランク軸8の軸方向最外側に位置する2つのカウンタウェイト8ba,8b4の軸方向外側にクランクギヤG1,G2をそれぞれ配置したため、これらのクランクギヤG1,G2に噛合する各バランスギヤG4,G3を互いに干渉しない位置に配置することができ、両バランサ軸20,21間の軸間距離を短縮して1次バランサ装置18の小型化を図ることができる。
以上のように1次バランサ装置18を小型化することによって、該1次バランサ装置18のエンジン1への搭載性を高めることができる。
更に、本実施の形態では、図5に示すように、クランク軸8の軸方向においてバランサギヤG3,G4をエンジン中心Oに対して対称な位置に配置することができ、クランク軸8の軸方向の重量バランスを適正化することができる。
又、本実施の形態では、バランサ軸20,21の軸方向視において、各バランサギヤG3,G4をシリンダ軸線(本実施の形態では鉛直線)Mに対して直交する方向(本実施の形態では左右方向)で互いに重なり合う位置に配置したため(図6参照)、両バランサ軸間20,21の軸間距離を更に短縮して1次バランサ装置18の小型化を図ることができ、該1次バランサ装置18のエンジン1への搭載性を一層高めることができる。
その他、本実施の形態では、オイルポンプ11が設けられた前側とは反対側の軸方向後端部にバランサギヤG3が配置された一方のバランサ軸20の外周部であって、且つ、クランク軸中心Nに対して他方のバランサ軸21のオイルポンプ11の近傍に配置された他方のバランサギヤG4とは反対側に(図5の左側)、オイルポンプ11に連なるオイル通路23とオイルフィルタ24を配置する構成を際したため、バランサギヤG3,G4が配置されない空間を利用してオイル通路23とオイルフィルタ24を効率的に配置することができるという効果も得られる。
尚、以上は本発明を2気筒エンジンの1次バランサ装置に適用した形態について説明したが、本発明は、単気筒エンジン或いは3気筒以上の多気筒エンジンに設けられる1次バランサ装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 ヘッドカバー
5 ロアケース
6 オイルパン
7 チェーンケース
8 クランク軸
8a1,8a2 クランク軸のクランクピン
8b1〜8b4 クランク軸のカウンタウェイト
9 ピストン
10 コンロッド
11 オイルポンプ
12 クランクプーリ
13 ウォータポンプ
14 オルタネータ
15,16 プーリ
17 駆動ベルト
18 1次バランサ装置
19 バランサケース
19A 上部バランサケース
19B 下部バランサケース
20,21 バランサ軸
22 バランサウェイト
23 オイル通路
24 オイルフィルタ
25 メインギャラリ
G1,G2 クランクギヤ
G3,G4 バランサギヤ
M シリンダ軸線
N クランク軸中心
O エンジン中心

Claims (3)

  1. バランスウェイトとバランサギヤを備えた2本のバランサ軸をクランク軸の下方に配置し、各バランサ軸のバランサギヤに噛合するクランクギヤを前記クランク軸にそれぞれ設け、クランク軸の回転を前記クランクギヤ及び前記バランサギヤを経て前記各バランサ軸に伝達して該バランサ軸をクランク軸の回転方向とは逆方向に等速で回転させるエンジンの1次バランサ装置において、
    前記クランク軸にクランクピンを挟んで互いに対向して配置された一対のカウンタウェイトを各気筒ごとに設け、前記各バランサ軸の前記クランクピンに対応する位置にバランスウェイトをそれぞれ設けるとともに、前記クランク軸の軸方向最外側に位置する2つのカウンタウェイトの軸方向外側に前記クランクギヤをそれぞれ配置したことを特徴とするエンジンの1次バランサ装置。
  2. 前記バランサ軸の軸方向視において、各バランサギヤをシリンダ軸線に対して直交する方向で互いに重なり合う位置に配置したことを特徴とする請求項1記載のエンジンの1次バランサ装置。
  3. 前記クランク軸の軸方向一端にオイルポンプを設け、該オイルポンプが設けられた側とは反対側の軸方向端部にバランサギヤが配置された一方のバランサ軸の外周部であって、且つ、クランク軸中心に対して他方のバランサ軸の前記オイルポンプの近傍に配置される他方のバランサギヤとは反対側に前記オイルポンプに連なるオイル通路とオイルフィルタを配置したことを特徴とする請求項1又は2記載のエンジンの1次バランサ装置。
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