JP2011094567A - 内燃機関 - Google Patents

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Katsuhiko Shirai
克彦 白井
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Abstract

【課題】往復慣性による振動を低減する偏心バランス軸12と,複数のエンジン補機15,16とを備えた内燃機関1において,そのクランク軸2の回転慣性による振動を,大型化を招来することなく低減する。
【解決手段】前記複数のエンジン補機のうち一つのエンジン補機15を,前記偏心バランス軸12に,この偏心バランス軸と同じ速度で同じ方向に回転するように連結する一方,他のエンジン補機16を,これと前記一つのエンジン補機15又は前記偏心バランス軸12との間に巻掛けした無端ベルト20又は無端チエンにて,前記偏心バランス軸と同じ方向に回転する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,ピストンの往復動によってクランク軸を回転するようにした内燃機関に関するものである。
一般,この種の内燃機関においては,ピストンが往復動することに起因しての振動,つまり,往復慣性による振動が存在することに加えて,前記クランク軸が回転することに起因しての振動,つまり,回転慣性による振動とが存在する。
先行技術としての特許文献1等には,
「偏心バランスウエイトを備えた偏心バランス軸を,前記クランク軸と平行に設け,この偏心バランス軸を,前記クランク軸からの動力伝達により,前記クランク軸と同じ速度で回転する。」
ことによって,前記往復慣性による振動を低減する技術が記載されている。
また,別の先行技術としての特許文献2及び3等には,
「前記クランク軸と平行したヘロンバランス軸を,前記クランク軸からの動力伝達により,前記クランク軸とは逆方向に回転する。」
ことによって,前記回転慣性による振動を低減する技術が記載されている。
特開2000−27947号公報 特表2004−533575号公報 英国特許出願公開GE−A−121045
従って,内燃機関に,前記特許文献1等に記載の偏心バランス軸と,前記特許文献2及び3等に記載のヘロンバランス軸とを適用した構成にすることにより,前記往復慣性による振動と,前記回転慣性による振動との両方を同時に低減できる。
しかし,この構成にした場合,偏心バランス軸に加えて,ヘロンバランス軸を設ける分だけ内燃機関の大型化及び重量のアップを招来するという問題がある。
本発明は,内燃機関には,オルタネータ又はコンプレッサ或いは冷却水ポンプ等のように各種のエンジン補機が付属されていることに着目し,このエンジン補機を駆動回転することを利用して,前記の問題を解消することを技術的課題とする。
この技術的課題を達成するため本発明は,
「クランク軸と平行の偏心バランス軸と,複数のエンジン補機とを備え,前記偏心バランス軸を,前記クランク軸からの動力伝達にて逆方向に同じ速度で回転するように構成して成る内燃機関において,
前記複数のエンジン補機のうち一つのエンジン補機を,前記偏心バランス軸に,この偏心バランス軸と同じ速度で同じ方向に回転するように連結する一方,前記複数のエンジン補機のうち他のエンジン補機を,これと前記一つのエンジン補機又は前記バランス軸との間に巻掛けした無端ベルト又は無端チエンにて,前記偏心バランス軸と同じ方向に回転するように構成した。」
ことを特徴としている。
この構成によると,複数のエンジン補機のうち一つのエンジン補機が,偏心バランス軸と一緒にこれと同じ速度で同じ方向に回転すると,この回転は,無端ベルト又は無端チエンを介して他のエンジン補機に伝わることにより,前記他のエンジン補機が同じ方向に回転する。
これにより,複数のエンジン補機の全てが,クランク軸とは逆方向に回転されることになって,この全てのエンジン補機における回転が,前記特許文献2及び3に記載されているヘロンバランス軸の働きをするから,前記クランク軸が回転することに起因しての振動,つまり,回転慣性による振動を低減することができる。
従って,本発明によると,内燃機関にヘロンバランス軸を設けることを省略できるか,或いは,ヘロンバランス軸に設けるに際しても,このヘロンバランス軸を低質量化できるから,往復慣性による振動と回転慣性による振動との両方を同時に低減する場合における内燃機関の大型化及び重量増を確実に回避することができる。
また,本発明は,内燃機関に付属される複数のエンジン補機を,従来から良く知られているように,クランク軸の一端に固着したクランクプーリからの無端ベルトによる動力伝達に代えて,前記偏心バランス軸からの動力伝達にて駆動するという構成であることにより,前記クランクプーリを無くすることができることに加えて,前記クランク軸のうち前記クランクプーリが固着される部分には,エンジン補機への無端ベルトのテンションが作用することはなく,当該部分における軸径を小さくできるから,内燃機関の更なる小型化と軽量化とを達成できる。
内燃機関の正面図である。 内燃機関の平面図である。 図1のIII −III 視拡大断面図である。
以下,本発明の実施の形態を,図1〜図3の図面について説明する。
これらの図において,符号1は,一本のクランク軸2に対して少なくとも二つの気筒3を備えて成る内燃機関を示している。
この内燃機関1は,シリンダブロック4と,その上面におけるシリンダヘッド5と,その下面におけるオイルパン6とを備えており,この内燃機関1のうちクランク軸2の軸線方向の一端部1aは,フライホイール7を有する出力部に構成されているほか,この一端部における長手側面1cには,当該内燃機関1を始動するためのスタータ8が配設されている。
また,前記内燃機関1のうちクランク軸2の軸線方向の他端部1bには,前記クランク軸2から前記シリンダヘッド5における各カム軸(図示せず)への動力伝達用タイミングチエン9を内蔵したチエンケース10が取付けられており,このチエンケース10のうち前記クランク軸2における軸端2aの部分には,トロコイド型の油圧ポンプ11を設けて,この油圧ポンプ11を前記クランク軸2における軸端2aにて駆動回転するように構成している。
更にまた,前記内燃機関1におけるシリンダブロック4には,偏心バランスウエイト12aを備えて前記クランク軸2を平行に延びるように軸受けした偏心バランス軸12を内蔵しており,この偏心バランス軸12は,これに固着した従動歯車13を前記クランク軸2に固着の主動歯車14に噛合することにより,前記クランク軸2とは逆方向に同じ速度で回転されるという構成になっており,この偏心バランス軸12の回転によって,各気筒3におけるピストンが往復動することに起因しての振動,つまり,往復慣性による振動を低減できる。
前記内燃機関1における他端部1bには,複数のエンジン補機であるところのクーラ用コンプレッサ15及びオルタネータ16が,その各々における入力軸15a,16aが内燃機関1に向かう方向にして配設されている。
これらの複数のエンジン補機のうち一方のコンプレッサ15は,前記偏心バランス軸12上の部位に位置して,その入力軸15aをカップリング17を介して前記偏心バランス軸12における軸端部12bに直結することにより,前記偏心バランス軸12からの動力伝達にて同じ速度で同じ方向に回転するように構成されている。
前記複数のエンジン補機のうち他方のオルタネータ16は,その入力軸16a に固着のプーリ18と前記偏心バランス軸12の軸端部12b又は前記コンプレッサ15の入力軸15aに固着のプーリ19とに無端ベルト20を巻掛けすることにより,前記偏心バランス軸12又は前記コンプレッサ15からの動力伝達にて前記偏心バランス軸12の二倍の速度で同じ方向に回転するように構成されている。
なお,前記内燃機関1に,前記コンプレッサ15及びオルタネータ16以外に,冷却水ポンプ等のような別のエンジン補機が付属されている場合には,前記無端ベルト20をこの別のエンジン補機にも巻掛けすることによって,全てのエンジン補機を,前記偏心バランス軸12又は前記コンプレッサ15からの動力伝達にて同じ方向に回転するように構成する。
前記複数のエンジン補機のうち一方のコンプレッサ15は,そのブラケット21を介して前記シリンダブロック4又は前記チエンケース10等の内燃機関側に着脱可能に取付けられている。
前記複数のエンジン補機のうち他方のオルタネータ16は,そのブラケット22を介して前記シリンダブロック4又は前記チエンケース10等の内燃機関側に着脱可能に取付けられている。
この場合,前記オルタネータ16を支持するブラケット22は,前記オルタネータ16を前記偏心バランス軸12又は前記コンプレッサ15に対して遠近移動できるように構成されており,この遠近移動によって前記無端ベルト20のテンションを調節するように構成されており,この無端ベルト20のテンション調節は,当該無端ベルト20に二点鎖線で示すように接触したテンション用アイドラプーリ23を移動することによっても行なうことができるほか,従来から良く知られているその他のテンション機構によっても行なうことができる。
なお,前記複数のエンジン補機の回転駆動に,前記無端ベルト20に代えて無端チエンを使用できることはいうまでもない。
また,前記複数のエンジン補機のうちオルタネータ16を,図示したように,その入力軸16aが内燃機関1に向かう方向にして配設するという構成にすると,前記スタータ8と前記オルタネータ16とを,前記内燃機関1における一方の長手側面1cに前記クランク軸2の方向に並べて配設した場合に,これらが互いに干渉することを回避できるから,前記内燃機関1におけるクランク軸2の軸線方向への長さ寸法を,前記したように互いに干渉しない分だけ短くできる。
前記した構成において,一つのエンジン補機であるコンプレッサ15が,偏心バランス軸12と一緒にこれと同じ速度で同じ方向に回転すると,この回転は,無端ベルト20を介して他のエンジン補機であるオルタネータ16に伝わることにより,前記オルタネータ16が同じ方向に回転する。
これにより,複数のエンジン補機の全て,つまり,コンプレッサ15及びオルタネータ16が,クランク軸2とは逆方向に回転されることになって,このコンプレッサ15及びオルタネータ16における回転が,ヘロンバランス軸の働きをするから,前記クランク軸2が回転することに起因しての振動,つまり,回転慣性による振動を低減することができる。
また,前記複数のエンジン補機であるコンプレッサ15及びオルタネータ16を,前記偏心バランス軸12からの前記無端ベルト20による動力伝達にて回転駆動するという構成であることにより,前記クランク軸2のうち軸端2aの部分に,前記無端ベルト20におけるテンションが作用することはないから,当該軸端2aの部分における軸径を小さくできる。
これにより,図示したように,チエンケース9に設けたトロコイド型の油圧ポンプ11を,前記クランク軸2における軸端2aの部分によって回転駆動するという構成にした場合,前記油圧ポンプ11の直径を,前記軸端2aの部分における軸径が小さくなる分だけ小さくできるから,ポンプ効率のアップを図ることができるとともに,前記油圧ポンプ11の回転駆動に要する動力損失を低減できる。
なお,前記図示した実施の形態においては,各種エンジン補機のうちコンプレッサ15を,偏心バランス軸12と同じ速度で回転する一方,各種エンジン補機のうちオルタネータ16を,前記偏心バランス軸12からの無端ベルト20を介して動力伝達にて前記偏心バランス軸12の二倍の速度で回転するという構成であることにより,前記コンプレッサ15及びオルタネータ16を,従来における内燃機関に適用した場合と同様に,前記コンプレッサ15を前記クランク軸2と同じ速度で回転することができる一方,前記オルタネータ16を前記クランク軸2の二倍の速度で回転することができる。
1 内燃機関
2 クランク軸
3 気筒
4 シリンダブロック
5 シリンダヘッド
10 チエンケース
11 油圧ポンプ
12 偏心バランス軸
15 コンプレッサ
16 オルタネータ
20 無端ベルト

Claims (1)

  1. クランク軸と平行の偏心バランス軸と,複数のエンジン補機とを備え,前記偏心バランス軸を,前記クランク軸からの動力伝達にて逆方向に同じ速度で回転するように構成して成る内燃機関において,
    前記複数のエンジン補機のうち一つのエンジン補機を,前記偏心バランス軸に,この偏心バランス軸と同じ速度で同じ方向に回転するように連結する一方,前記複数のエンジン補機のうち他のエンジン補機を,これと前記一つのエンジン補機又は前記バランス軸との間に巻掛けした無端ベルト又は無端チエンにて,前記偏心バランス軸と同じ方向に回転するように構成したことを特徴とする内燃機関。
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