JP2010236499A - クランクケース内の機器配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランクケースのクランク室を形成する垂直壁に軸受を介して支持されるクランク軸と、クランクケースのクランク室の外側において、軸受に隣接してクランク軸に支持され、バランサ、水ポンプ等を駆動する補機駆動ギヤと、オイルポンプロータ室内にオイルポンプロータが収容されているオイルポンプハウジングと、を備えたクランクケース内の機器配置構造において、軸受の軸受支持部とバランサ駆動ギヤとの位置関係を適切化して、クランク軸の短縮化を図る。
【解決手段】上記オイルポンプハウジングは補機駆動ギヤの下方においてクランクケースの垂直壁に支持され、クランク軸の軸線方向視で、上記補機駆動ギヤとオイルポンプロータ室とを重なった状態で配置する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、クランクケース内における、補機駆動ギヤ、オイルポンプ等の機器配置構造に関するものである。
クランク軸ジャーナル部を軸受により支持し、軸受を支持する軸受支持部に対して軸方向外側にバランサ駆動ギヤを配置した構造が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この技術においては、軸受の軸受支持部とバランサ駆動ギヤとが軸方向に重なって配置されていないので、クランク軸が長くなっていた。
特許3981106号公報
本発明は、軸受の支持部と、バランサ等補機駆動ギヤ及びオイルポンプ等との位置関係を適切化して、クランク軸の短縮化を図ろうとするものである。
本発明は上記課題を解決したものであって、請求項1に記載の発明は、
クランクケースのクランク室を形成する垂直壁に軸受を介して支持されるクランク軸と、クランクケースのクランク室の外側において、軸受に隣接してクランク軸に支持され、バランサ、水ポンプ等を駆動する補機駆動ギヤと、オイルポンプロータ室内にオイルポンプロータが収容されているオイルポンプハウジングと、を備えたクランクケース内の機器配置構造において、
上記オイルポンプハウジングは補機駆動ギヤの下方においてクランクケースの垂直壁に支持され、クランク軸の軸線方向視で、上記補機駆動ギヤとオイルポンプロータ室とが重なって配置されることを特徴とするクランクケース内の機器配置構造に関するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクランクケース内の機器配置構造において、
上記オイルポンプハウジングは、補機駆動ギヤの円周方向外側に沿って、所定の間隔を隔てた複数の締結部によりクランクケースに固定され、上記クランクケースは締結部の間にリブを配置し、該リブにオイルポンプハウジングのオイルポンプロータ室の側壁を当接させることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のクランクケース内の機器配置構造において、
クランク軸は、オイルポンプハウジングの外周外側に位置するカムチェーン駆動スプロケットを備え、上記カムチェーン駆動スプロケットは上記補機駆動ギヤより小径であり、上記オイルポンプハウジングは、補機駆動ギヤの側方において、オイルポンプハウジング周壁部にカムチェーンガイドを支持するカムチェーンガイド支持部が一体形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3に記載のクランクケース内の機器配置構造において、
上記軸受はメタル軸受とし、上記クランクケースの垂直壁は、メタル軸受の外周を支持するブッシュを保持するブッシュ保持部を備え、上記ブッシュ保持部の周囲部はクランク室の方向に向けて窪んでおり、上記補機駆動ギヤは、その外周の一部が上記窪み内に配置されることを特徴とするものである。
請求項1の発明において、
補機駆動ギヤをクランク室外に配置したことによって、クランク室の軸方向の幅を狭くして軸受に掛かる負荷を低減しつつ、補機駆動ギヤとの干渉を避けつつ、オイルポンプが下方へ突出することを抑えることができる。
請求項2の発明において、
複数の締結部の間において、オイルポンプロータ室の側壁をリブに当接させることによって、オイルポンプハウジングの支持を確実にすることができる。
請求項3の発明において、
補機駆動ギヤより小径のカムチェーン駆動スプロケットの下方の空間にオイルポンプを配置することによって、空間を有効に利用すると共に、オイルポンプハウジングにチェーンガイド支持部が一体形成されているので、部品点数を削減することができる。
請求項4の発明において、
クランク軸に直交する方向から見た時、ブッシュ保持部と補機駆動ギヤとを重なった状態で配置することによって、クランク軸方向長さを短くし、メタル軸受に掛かる負荷を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車用エンジンの縦断面を左方から見た図である。 上記エンジンの右クランクケースカバーを取外した状態の右面図である。 図1のIII−III断面展開図である。 図2のIV−IV断面の部分拡大展開図である。 右クランクケースの右面拡大図である。 図5のVI−VI断面図である。 右クランクケースカバーを取外したクランク室内の右面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車用エンジン1の縦断面を左方から見た図である。本実施形態の説明あるいは図で、前(F)、左(L)、右(R)などは、車両を基準にして示している。上記エンジン1の殻体は、クランクケース2、シリンダブロック3、シリンダヘッド4、およびシリンダヘッドカバー5からなる。クランクケース2は左右半割り形式で、詳しくは図3に示すが、左クランクケース2L、右クランクケース2R、左クランクケースカバー6L、および右クランクケースカバー6Rからなっている。図1には、右クランクケース2Rの左面(内側面)が示され、左クランクケース2Lとの合わせ面2Raが示されている。クランクケース2には、クランク軸7、バランサ軸8、常時噛合い式歯車変速機9のメイン軸10、カウンタ軸11、シフトフォーク支持軸12、およびシフトドラム13が支持されている。シリンダブロック3にはピストン14が摺動可能に嵌装され、コンロッド15を介してクランク軸7のクランクピン16に接続され、ピストン14の動きに応じてクランク軸7を回転駆動する。シリンダヘッド4の下部、ピストン14の上部には、燃焼室17が形成されている。この燃焼室17には、吸気ポート18、排気ポート19が連なり、これらの内端を開閉する吸気弁20および排気弁21が設けてある。吸気ポート18には、スロットルボディ22および燃料噴射弁23が接続されている。クランクケース2の後部上面にスタータモータ24とスピードセンサ25が設置されている。
図2は、上記エンジン1の右クランクケースカバー6Rを取外した状態の右面図である。図の右クランクケース2Rには、右クランクケースカバー6Rとの合わせ面2Rbが示してある。右クランクケースカバー6Rを取外した開口から右クランクケース2Rの内部が見える。この部分のクランク軸7には、動弁機構のカムチェーン駆動スプロケット28が設けてあり、カムチェーン29が掛け回されている。カムチェーン29の前後には、カムチェーンガイド30とカムチェーンテンショナ31が設けてあり、上記カムチェーンテンショナ31は、シリンダブロック3の壁体を貫通して外側から設けられたテンショナリフタ32によって、内方へ押されている。クランク軸7の前方には、バランサ軸取付け部33が設けられ、バランサ軸8の右端に水ポンプ34が設けてある。バランサは水ポンプ34に隠れてこの図では見えない。クランク軸7の下方にはオイルポンプ35が設けてある。メイン軸10の下方にはギヤチェンジ機構36が設けてある。
図2には、回転軸を取り除いて、メイン軸右側軸受部37R、およびカウンタ軸右側軸受部38Rが示してある。メイン軸右側軸受部37R、およびカウンタ軸右側軸受部38Rの上方には油路39、40、41が設けてある。油路40からカウンタ軸右側軸受部38Rに供給されたオイルは、図3に示されるように、カウンタ軸11の中心孔11aを経由して、カウンタ軸11の変速用歯車群42に供給される。油路39から分岐する油路41は、左方へ伸び、更に下方へ伸び、メイン軸左側軸受部37L(図3)に連通し、供給されたオイルは、メイン軸10の中心孔10aを経由して、メイン軸10の変速用歯車群42に供給される。
図3は、図1のIII−III断面展開図である。クランクケース2は、シリンダ軸線を通る鉛直面で分かれる左右半割り形式で、左クランクケース2L、右クランクケース2R、左クランクケースカバー6L、および右クランクケースカバー6Rからなっている。クランクケース2の上面に下から順に、シリンダブロック3、シリンダヘッド4、シリンダヘッドカバー5が接続されている。シリンダヘッド4の下部には燃焼室17に臨む点火プラグ43が設けてある。クランク軸7は、クランク室26を形成する左右クランクケース2L、2Rの垂直壁2Lv、2Rvに、メタル軸受44A、44Bを介して支持されている。メイン軸10は、左右クランクケース2L、2Rに、ボールベアリング45A、45Bを介して支持されている。カウンタ軸11は、左右クランクケース2L、2Rに、ボールベアリング46A、46Bを介して支持されている。
クランク軸7の左方延伸部に交流発電機47が設けられ、左クランクケースカバー6Lによって覆われている。交流発電機47のステータ47Aは、左クランクケースカバー6Lの内面に固定されている。交流発電機47のロータ47Bは、クランク軸7の左端に固定されている。メタル軸受44Aに隣接して、スタータ従動ギヤ48がクランク軸7に対して回転可能に設けてある。スタータ従動ギヤ48の回転は、ワンウエイクラッチ49と交流発電機47のロータ47Bとを介してクランク軸7に伝達される。
クランク軸7の右方延伸部には、補機駆動ギヤ50、カムチェーン駆動スプロケット28、クランク軸7の動力を変速機9に伝えるプライマリ駆動ギヤ51、が順に固定されている。カムチェーン駆動スプロケット28にはカムチェーン29が巻きかけられ、カムチェーン室52を経由して、シリンダヘッド4とシリンダヘッドカバー5の内部に設けてある動弁機構に達している。
メイン軸10の右端部には、多板クラッチ53が設けてあり、そのクラッチアウタ54には、上記プライマリ駆動ギヤ51から動力を受けるプライマリ従動ギヤ55が固定されている。クラッチインナ56はメイン軸10に固定されている。運転者のクラッチ操作によって、クラッチアウタ54とクラッチインナ56の間の複数の摩擦板57によって動力が断接される。メイン軸10とカウンタ軸11には、常時噛合い式歯車変速機9の変速用歯車群42が設けられ、図示していない変速機構の操作によって、1速〜6速の変速がなされる。カウンタ軸11はこの変速機9の出力軸であり、カウンタ軸11の左端には後輪駆動用スプロケット58が固定され、後輪駆動用チェーン59が掛けまわしてある。
図4は、図2のIV−IV断面の部分拡大展開図である。クランク軸7のジャーナル部7aは右クランクケース2Rの垂直壁2Rvに、メタル軸受44Bを介して支持されている。メタル軸受はブッシュ62を介して保持され、ブッシュ62は上記垂直壁2Rvのブッシュ保持部63に保持されている。クランク軸7のジャーナル部7aに隣接して、順に補機駆動ギヤ50、カムチェーン駆動スプロケット28、プライマリ駆動ギヤ51が設けてある。
クランク軸7に平行に、ボールベアリング64Bを介して、バランサ軸8が設けてある。ボールベアリング64Bに隣接して、バランサ軸8に、上記補機駆動ギヤ50と同径の補機従動ギヤ65が設けてあり、これによって、バランサ66はクランク軸7と同速で回転する。右クランクケースカバー6Rの上記バランサ軸8の軸線延長部に水ポンプ34が設けてある。水ポンプ34の回転軸34aはバランサ軸8の端に接続され、バランサ軸8と同速で回転する。水ポンプ34によって冷却水がシリンダブロック3等の冷却必要箇所へ送られる。
カムチェーン駆動スプロケット28によって、図2に示されるカムチェーン29が駆動される。カムチェーン駆動スプロケット28は上記補機駆動ギヤ50より小径である。補機駆動ギヤ50より小径のカムチェーン駆動スプロケット28の下方の広い空間にオイルポンプ35が配置されている。オイルポンプハウジング67の周壁部に、詳細は図5に示されるが、カムチェーンガイド30を支持するカムチェーンガイド支持部68が一体形成されている。
プライマリ駆動ギヤ51は図3に示されるように多板クラッチ53に接続されているプライマリ従動ギヤ55を駆動すると共に、図4に示されるオイルポンプ従動ギヤ69を駆動する。オイルポンプ35はオイルパン部70に溜まったオイルを吸入し、高圧にして吐出し、オイルフィルタ71を経由して潤滑必要箇所へ供給する。
右クランクケースの垂直壁2Rvに設けられたリブ78にオイルポンプハウジング67のオイルポンプロータ室82の側壁83が当接している。リブ78の少なくとも一部は軸方向視でロータ室82の内側に重ねて配置される。オイルポンプロータ室82にはオイルポンプロータ84が収容されている。オイルポンプ35の下部にオイルポンプロータ室82に連通するリリーフ弁85が右クランクケースの垂直壁2Rvとオイルポンプロータ室の側壁83とに支持されている。
図4において、補機駆動ギヤ50の範囲(外径)はAである。またオイルポンプロータ室82の範囲(内径)はBである。これをクランク軸7の軸線方向から見ると、補機駆動ギヤ50の範囲Aと、オイルポンプロータ室82の範囲Bとは重なっている。補機駆動ギヤ50とオイルポンプ35とを、クランク軸7の軸方向にずらし、上記のように範囲が重なるように配置して、オイルポンプ35が下方へ突出しないようにしてコンパクト化が図られている。
図4において、右クランクケース2Rの垂直壁2Rvのブッシュ保持部63の最大幅はCである。ブッシュ保持部63の右面はクランク室26の方向に窪んで幅が狭くなっており、窪み86が形成されている。一方補機駆動ギヤ50の外周部は幅が広くなっており、その幅はDである。この補機駆動ギヤ50の幅広の外周部は、上記窪み86の中に配置されている。図で見て明らかなように、ブッシュ保持部63の範囲Cと、補機駆動ギヤ50の範囲Dとが一部重なった状態で配置されている。これによって、クランク軸方向長さを短くすることができ、コンパクト化が図られている。
図5は右クランクケース2Rの右面拡大図である。右クランクケース2Rにはクランク軸右側軸受部72R、バランサ軸取付け部33、メイン軸右側軸受部37R、カウンタ軸右側軸受部38R、シフトフォーク支持軸取付け部73、シフトドラム取付け部74、及びシフトスピンドル取付け部75、規制ボルト取付け部76等が設けてある。クランク軸右側軸受部72Rの下方はオイルポンプハウジング67の取付け位置であり、複数の締結部77(ネジ孔)が設けてある。複数のオイルポンプハウジング締結部77に囲まれた部分に複数のリブ78が設けてある。クランク軸右側軸受部72Rの下方にリリーフ弁取付け部79が設けてある。
図6は、図5に示した右クランクケース2RのVI−VI断面図である。図にはクランク軸右側軸受部72R、オイルポンプハウジング67の締結部77、及び上記のリブ78の断面が示してある。
図7は、図5に示した右クランクケース2Rに、カムチェーン駆動スプロケット28、カムチェーン29、カムチェーンガイド30、カムチェーンテンショナ31、水ポンプ34、ギヤチェンジ機構36、及びオイルポンプ35が取付けられた状態を示している。水ポンプ軸34aはバランサ軸8の延長上に設けてある。バランサ軸8に設けてある補機従動ギヤ65は、クランク軸7に設けてある補機駆動ギヤ50と噛み合っている。オイルポンプ軸80に設けてあるオイルポンプ従動ギヤ69は、クランク軸7に設けにあるプライマリ駆動ギヤ51に噛み合っている。オイルポンプハウジング67の下部にオイル吸入口81が設けてある。リリーフ弁85の吐出口85aは、上記オイル吸入口81に連通している。オイルポンプハウジング67は、その取付けの際に、図4に示されるように、オイルポンプハウジング67の裏側のオイルポンプロータ室82の側壁83が、リブ78(図5、図6)に当接させられる。これによって、オイルポンプハウジング67の取付けが確実になる。オイルポンプハウジング67の上部にカムチェーンガイド支持部68が一体形成されている。
以上詳述したように、上記実施形態においては次の効果がもたらされる。
(1)図4において、オイルポンプハウジング67は補機駆動ギヤ50の下方において右クランクケース2Rの垂直壁2Rvに支持され、クランク軸7の軸線方向視で、上記補機駆動ギヤ50(図4にて範囲はA)とオイルポンプロータ室82(図4にて範囲はB)とが重なって配置されている。補機駆動ギヤ50をクランク室26の外に配置したことによって、クランク室26の軸方向の幅を狭くしてメタル軸受44A、44Bに掛かる負荷を低減し、補機駆動ギヤ50との干渉を避けて、オイルポンプ35の下方への突出を抑制することができる。
(2)図5において、上記オイルポンプハウジング67は、補機駆動ギヤ50の円周方向外側に、所定の間隔を隔てた複数の締結部77(ネジ孔)に螺入される締結部材(ボルト)によりクランクケース2に固定される。上記クランクケース2は上記複数の締結部77(ネジ孔)の間にリブ78が配置してあり、図4に示されるように、上記リブ78にオイルポンプハウジング67のオイルポンプロータ室82の側壁83が当接させてある。複数の締結部77の間において、オイルポンプロータ室82の側壁83をリブ78に当接させることによって、オイルポンプハウジング67の支持を確実にすることができる。
(3)図4において、クランク軸7は、オイルポンプハウジング67の外周外側に位置するカムチェーン駆動スプロケット28を備え、上記カムチェーン駆動スプロケット28は上記補機駆動ギヤ50より小径である。上記オイルポンプハウジング67は、補機駆動ギヤ50の側方において(図4)、オイルポンプハウジング67の周壁部にカムチェーンガイド30を支持するカムチェーンガイド支持部68が一体形成されている(図5)。補機駆動ギヤ50より小径のカムチェーン駆動スプロケット28の下方の空間にオイルポンプ35を配置することによって、空間を有効に利用すると共に、オイルポンプハウジング67にカムチェーンガイド支持部68が一体形成されているので、部品点数を削減することができる。
(4)図4において、上記右クランクケース2Rの垂直壁2Rvは、メタル軸受44Bの外周のブッシュ62を保持するブッシュ保持部63を備え、上記ブッシュ保持部63の右面はクランク室26の方向に窪んだ窪み86となっており、上記補機駆動ギヤ50は、その外周部が上記窪み86内に配置されている。クランク軸7に直交する方向から見た時、ブッシュ保持部63(図4にて範囲はC)と補機駆動ギヤ50(図4にて範囲はD)とが一部重なった状態で配置されているので、クランク軸方向長さを短くすることができる。
2…クランクケース、2R…右クランクケース、2Rv…右クランクケースの垂直壁、7…クランク軸、8…バランサ軸、26…クランク室、28…カムチェーン駆動スプロケット、30…カムチェーンガイド、34…水ポンプ、44A、44B…クランク軸のメタル軸受、50…補機駆動ギヤ、62…ブッシュ、63…ブッシュ保持部、66…バランサ、67…オイルポンプハウジング、68…カムチェーンガイド支持部、77…オイルポンプ締結部(ネジ孔)、78…リブ、82…オイルポンプロータ室、83…オイルポンプロータ室の側壁、84…オイルポンプロータ、86…窪み、

Claims (4)

  1. クランクケースのクランク室を形成する垂直壁に軸受を介して支持されるクランク軸と、クランクケースのクランク室の外側において、軸受に隣接してクランク軸に支持され、バランサ、水ポンプ等を駆動する補機駆動ギヤと、オイルポンプロータ室内にオイルポンプロータが収容されているオイルポンプハウジングと、を備えたクランクケース内の機器配置構造において、
    上記オイルポンプハウジングは補機駆動ギヤの下方においてクランクケースの垂直壁に支持され、クランク軸の軸線方向視で、上記補機駆動ギヤとオイルポンプロータ室とが重なって配置されることを特徴とするクランクケース内の機器配置構造。
  2. 上記オイルポンプハウジングは、補機駆動ギヤの円周方向外側に沿って、所定の間隔を隔てた複数の締結部によりクランクケースに固定され、上記クランクケースは締結部の間にリブを配置し、該リブにオイルポンプハウジングのオイルポンプロータ室の側壁を当接させることを特徴とする請求項1に記載のクランクケース内の機器配置構造。
  3. クランク軸は、オイルポンプハウジングの外周外側に位置するカムチェーン駆動スプロケットを備え、上記カムチェーン駆動スプロケットは上記補機駆動ギヤより小径であり、上記オイルポンプハウジングは、補機駆動ギヤの側方において、オイルポンプハウジング周壁部にカムチェーンガイドを支持するカムチェーンガイド支持部が一体形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクランクケース内の機器配置構造。
  4. 上記軸受はメタル軸受とし、上記クランクケースの垂直壁は、メタル軸受の外周を支持するブッシュを保持するブッシュ保持部を備え、上記ブッシュ保持部の周囲部はクランク室の方向に向けて窪んでおり、上記補機駆動ギヤは、その外周の一部が上記窪み内に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のクランクケース内の機器配置構造。
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