JP2010060076A - バランサ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バランサ装置Bのバランサ軸10;20には、第1,第2バランスウエイト50,60;70,80の、回転方向R1;R2での前部51,61;71,81には、第1,第2傾斜面53,63;73,83が形成される。第1傾斜面53;73に作用するオイルの反力により第1バランスウエイト50;70がバランサ軸10;20に加える第1スラスト力Fa1;Fb1および第2傾斜面63;83に作用するオイルの反力により第2バランスウエイト60;80がバランサ軸10;20に加える第2スラスト力Fa2;Fb2により、ヘリカルギヤ16;26がバランサ軸10;20に加える軸スラスト力F1;F2が低減する。
【選択図】図4
Description
また、バランサ軸を回転駆動するためにバランサ軸に設けられたギヤにより軸スラスト力が発生しないバランサ装置においても、前述の従来技術のように、バランスウエイトに傾斜面が形成されたために、該傾斜面に作用するオイルの反力によりバランサ軸を軸方向に移動させる軸スラスト力が発生することがある。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のバランサ装置において、前記バランス軸(10,20,110 ,120 )には、前記軸方向で前記第1バランスウエイト(50,70,150 ,170 )と前記第2バランスウエイト(60,80,160 ,180 )の間に、前記バランサ軸(10,20,110 ,120 )を回転可能に支持する支持部材(7)の軸受部(17,27)に回転可能に支持されるジャーナル部(11,21)と、前記支持部材(7)との当接により前記軸方向での前記バランサ軸(10,20,110 ,120 )の移動を規制するフランジ部(13,14,23,24)とが設けられ、前記第1傾斜面(53,73,153 ,173 )および前記第2傾斜面(63,83,163 ,183 )の少なくとも一方の傾斜面(53,83,153 ,173 ,163 ,183 )は、前記前縁部(53a,63a,73a,83a,153a,163a,173a,183a)において前記フランジ部(13,14,23,24)に連なるものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のバランサ装置において、前記第1傾斜面(53,73,153 ,173 )および前記第2傾斜面(63,83,163 ,183 )は、前記軸方向で互いに反対方向に面して形成され、前記第1スラスト力(Fa1,Fb1)と前記第2スラスト力(Fa2,Fb2)とが反対方向であるものである。
請求項4記載の発明は、請求項1または2記載のバランサ装置において、前記バランサ軸(10,20)は、第1バランサ軸(10)と、前記第1バランサ軸(10)の回転方向(R1)とは反対の回転方向(R2)に回転する第2バランサ軸(20)であり、
前記入力部(15,26)は、前記第1バランサ軸(10)に設けられた第1入力部(15)と、前記第2バランサ軸(20)に設けられた第2入力部(26)とであり、前記軸スラスト力(F1,F2)は、前記第1バランサ軸(10)に作用する第1軸スラスト力(F1)と、前記第2バランサ軸(20)に作用する第2軸スラスト力(F2)とであり、前記各バランサ軸(10,20)に、前記第1バランスウエイト(50,70)および前記第2バランスウエイト(60,80)が設けられ、前記第1バランサ軸(10)において、前記第1スラスト力(Fa1)および前記第2スラスト力(Fa2)により、前記第1入力部(15)または前記第1入力部(15)から入力された駆動力を前記第2入力部(26)に出力する出力部(16)により前記第1バランサ軸(10)に加えられる前記第1軸スラスト力(F1)が低減し、前記第2バランサ軸(20)において、前記第1スラスト力(Fb1)および前記第2スラスト力(Fb2)により、前記第2入力部(26)により前記第2バランサ軸(20)に加えられる前記第2軸スラスト力(F2)が低減するものである。
請求項5記載の発明は、オイルが溜められたオイルパン(3)内に配置されるバランサ装置であって、入力部が設けられると共に前記入力部に入力される駆動力により回転方向(R1,R2)に回転駆動されるバランサ軸(10,20,110 ,120 )と、
前記バランサ軸(10,20,110 ,120 )に設けられて回転位置に応じて前記オイルの油面(9)上および油面(9)下に位置するバランスウエイト(50,60,70,80,150 ,160 ,170 ,180 )と、を備えるバランサ装置において、前記バランスウエイト(50,60,70,80,150 ,160 ,170 ,180 )の、前記回転方向(R1,R2)での前部(51,61,71,81,151 ,161 ,171 ,181 )には傾斜面(53,63,73,83,153 ,163 ,173 ,183 )が形成され、前記傾斜面(53,63,73,83,153 ,163 ,173 ,183 )は、前記バランサ軸(10,20,110 ,120 )の回転中心線(L1,L2)に平行な軸方向での両側縁部が前記回転方向(R1,R2)での前縁部(53a,63a,73a,83a,153a,163a,173a,183a)および後縁部(53b,63b,73b,83b,153b,163b,173b,183b)にそれぞれなるように、かつ、前記傾斜面(53,63,73,83,153 ,163 ,173 ,183 )に作用する前記オイルの反力により前記バランスウエイト(50,60,70,80,150 ,160 ,170 ,180 )が前記バランサ軸(10,20,110 ,120 )に加えるスラスト力(Fa1,Fb1,Fa2,Fb2)により、前記入力部により前記バランサ軸(10,20,110 ,120 )に加えられる軸スラスト力(F1,F2)が低減するように、前記回転方向(R1,R2)に向かって傾斜しているバランサ装置である。
請求項6記載の発明は、オイルが溜められたオイルパン(3)内に配置されるバランサ装置であって、駆動側ヘリカルギヤ(16)が設けられると共に前記駆動側ヘリカルギヤ(16)に入力される駆動力により第1回転方向(R1)に回転駆動される駆動側バランサ軸(10)と、前記駆動側ヘリカルギヤ(16)に噛合する被動側ヘリカルギヤ(26)が設けられると共に前記被動側ヘリカルギヤ(26)に入力される前記駆動側バランサ軸(10)の駆動力により回転駆動されて前記第1回転方向(R1)とは反対の第2回転方向(R2)に回転する被動側バランサ軸(20)と、前記駆動側バランサ軸(10)に設けられて回転位置に応じて前記オイルの油面(9)上および油面(9)下に位置する駆動側バランスウエイト(50,60)と、前記被動側バランサ軸(20)に設けられて回転位置に応じて前記オイルの油面(9)上および油面(9)下に位置する被動側バランスウエイト(70,80)とを備えるバランサ装置において、前記駆動側バランスウエイト(50,60)の、前記第1回転方向(R1)での前部(51,61)には駆動側傾斜面(53,63)が形成され、前記被動側バランスウエイト(70,80)の、前記第2回転方向(R2)での前部(71,81)には被動側傾斜面(73,83)が形成され、前記駆動側傾斜面(53,63)は、前記駆動側バランサ軸(10)の回転中心線(L1)に平行な軸方向での両側縁部が前記第1回転方向(R1)での前縁部(53a,63a)および後縁部(53b,63b)にそれぞれなるように、かつ、前記駆動側傾斜面(53,63)に作用するオイルの反力により前記駆動側バランスウエイト(50,60)が前記駆動側バランサ軸(10)に加えるスラスト力(Fa1,Fa2)により、前記駆動側ヘリカルギヤ(16)により前記駆動側バランサ軸(10)に加えられる軸スラスト力(F1)が低減するように、前記第1回転方向(R1)に向かって傾斜し、前記被動側傾斜面(73,83)は、前記被動側バランサ軸(20)の回転中心線(L2)に平行な軸方向での両側縁部が前記第2回転方向(R2)での前縁部(73a,83a)および後縁部(73b,83b)にそれぞれなるように、かつ、前記被動側傾斜面(73,83)に作用する前記オイルの反力により前記被動側バランスウエイト(70,80)が前記被動側バランサ軸(20)に加えるスラスト力(Fb1,Fb2)により、前記被動側ヘリカルギヤ(26)により前記被動側バランサ軸(20)に加えられる軸スラスト力(F2)が低減するように、前記第2回転方向(R2)に向かって傾斜しているバランサ装置である。
請求項2記載の事項によれば、フランジ部に沿うオイルが、傾斜面に沿ってスムーズに押し退けられるので、バランスウエイトがオイルから受ける抵抗が減少する。
請求項3記載の事項によれば、第1,第2傾斜面が形成されたことにより発生する第1,第2スラスト力が互いに打消し合う方向であるので、バランサ軸に作用する軸スラスト力が低減する。
請求項4記載の事項によれば、第1バランサ軸において第1入力部または出力部により第1バランサ軸に作用する軸スラスト力、および第2バランサ軸において第2入力部により第2バランサ軸に作用する第2軸スラスト力が、バランスウエイトに形成された傾斜面に作用するオイルの反力に基づいて第1,第2バランサ軸にそれぞれ作用するスラスト力により低減するので、請求項1記載の発明と同様に、バランサ装置での動力損失が減少する。
請求項5記載の事項によれば、バランサ軸において入力部によりバランサ軸に作用する軸スラスト力が、バランスウエイトに形成された傾斜面に作用するオイルの反力に基づいてバランサ軸に作用するスラスト力により低減するので、請求項1記載の発明と同様に、バランサ装置での動力損失が減少する。
請求項6記載の事項によれば、駆動側ヘリカルギヤおよび被動側ヘリカルギヤを備える伝動機構により互いに反対方向に回転する第1,第2バランサ軸を備えるバランサ装置において、各ヘリカルギヤにより発生して第1,第2バランサ軸に作用する第1,第2軸スラスト力が、各バランスウエイトの傾斜面により発生するスラスト力により低減するので、請求項1記載の発明と同様に、バランサ装置での動力損失が減少する。
図1〜図5は、本発明の第1実施形態を説明する図である。
図1を参照すると、本発明が適用されたバランサ装置B(図2,図3参照)を備える機械としての内燃機関Eは、車両に搭載される多気筒内燃機関としての直列4気筒4ストローク内燃機関である。
内燃機関Eは、ピストン4が往復運動可能に嵌合する4つのシリンダが一体成形されたシリンダブロック1および該シリンダブロック1の下端に結合されたロアブロック2からなるボディとしてのエンジンブロックと、ロアブロック2の下端に結合されたオイルパン3とから構成される機械本体としての機関本体を備える。そして、該機関本体に形成された燃焼室内での混合気の燃焼により発生する燃焼ガスの圧力で駆動されるピストン4が、シリンダブロック1およびロアブロック2に回転可能に支持されたクランク軸5を介して回転駆動する。ピストン4およびクランク軸5は、往復運動と回転運動との間で運動を変換するクランク機構を構成する。
そして、両伝動機構31,32により、第1バランサ軸10がクランク軸5と同一の回転方向である第1回転方向R1に、第2バランサ軸20がクランク軸5とは逆の回転方向である第2回転方向R2に、互いに同期して、しかもいずれもクランク軸5の2倍の回転速度で回転する。
被動側ヘリカルギヤ26は、第1バランサ軸10に設けられた駆動側ヘリカルギヤ16からの駆動力が入力される被動側入力部である。第2バランサ軸20の軸端部によりに構成されるポンプ軸8bには、ポンプロータ8cが取り付けられる。
なお、軸受部17;27は、バランサハウジング7とは別個の部材から構成される介在部材(例えば、ワッシャ)が設けられて、該介在部材が第1,第2フランジ部13,14;23,24と当接する場合には、該介在部材を含む。
そして、第1,第2バランスウエイト50,60;70,80とそれぞれ一体成形されて設けられた第1,第2フランジ部13,14;23,24は、軸方向で第1,第2バランスウエイト50,60;70,80のジャーナル部11,12;21,22寄りで、第1,第2バランスウエイト50,60;70,80に連なる。これにより、第1,第2フランジ部13,14;23,24の剛性が、第1,第2バランスウエイト50,60;70,80によりそれぞれ高められる。
それゆえ、駆動側ヘリカルギヤ16は、第1バランサ軸10に第1軸スラスト力F1を加えるギヤ部であり、被動側ヘリカルギヤ26は、第2バランサ軸20に第1軸スラスト力F1とは反対方向の第2軸スラスト力F2を加えるギヤ部であり、伝動機構32は、第1,第2バランサ軸10,20に互いに反対方向の第1,第2軸スラスト力F1,F2をそれぞれ加える伝動機構である。
前部51,61;71,81は、各バランスウエイト50,60;70,80おいて、回転方向R1;R2で最も前の部分である前端部51a,61a;71a,81aを有し、後部52,62;72,82は、各バランスウエイト50,60,;70,80において、回転方向R1;R2で最も後の部分である後端部52b,62b;72b,82bを有する。前端部51a,61a;71a,81aおよび後端部52b,62b;72b,82bは、回転中心線L1;L2から径方向外方に延びて、外周面55,65;75,85の最前部55a,65a;75a,85aおよび最後部55b,65b;75b,85bをそれぞれ有する。
各傾斜面53,63,73,83は、平面、また僅かに湾曲した面、傾斜角度が異なる複数の平面または僅かに湾曲した曲面からなる複合面であってもよい。
そして、この実施形態では、すべての傾斜面53,63,73,83自体の形状は同じである。
後縁部53b,63b,73b,83bは、流線形に形成され、これにより各傾斜面53,63,73,83に沿うオイルが、後縁部53b,63b,73b,83bから滑らかに離れてゆくので、後縁部53b,63b,73b,83b近傍でのオイルの乱れ(例えば、渦の発生)が抑制されて、バランスウエイト50,60,70,80に作用するオイルの抵抗を低減できる。
また、図4(b)に示されるように、第2バランサ軸20の各バランスウエイト70,80において、径方向から見て、第1,第2傾斜面73,83の傾斜方向は、被動側ヘリカルギヤ26の歯の傾斜方向に対して軸方向でほぼ同一方向に傾斜しており、被動側ヘリカルギヤ26の傾斜方向に沿う方向である。このように、各バランスウエイト70,80の前部71,81には、単一の傾斜面73,83が形成され、第2バランサ軸20に作用する軸スラスト力F2は、第1,第2スラスト力Fb1,Fb2の合力により低減する。
傾斜面53,63;73,83および傾斜面54,64;74,84は、回転中心線L1;L2を含むと共に周方向でバランスウエイト50,60;70,80を二等分する平面を対称面として、面対称に形成されている。
それゆえ、第1,第2バランサ軸10;20において、各バランスウエイト50,60;70,80の後部52,62;72,82には、単一の傾斜面54,64;74,84が形成され、この傾斜面54,64;74,84により、後端部52b,62b;72b,82bの後方近傍でのオイルの乱れ(例えば、渦の発生)が抑制されて、バランスウエイト50,60;70,80に作用するオイルの抵抗を低減できる。
オイルが溜められたオイルパン3内に配置されるバランサ装置Bにおいて、第1バランスウエイト50;70の、回転方向R1での前部51;71には、第1傾斜面53;73が形成され、第2バランスウエイト60;80の、回転方向R2での前部61;81には、第2傾斜面63;83が形成され、第1傾斜面53;73および第2傾斜面63;83は、バランサ軸10;20の回転中心線L1;L2に平行な軸方向での両側縁部が回転方向R1;R2での前縁部53a,63a;73a,83aおよび後縁部53b,63b;73b,83bにそれぞれなるように、かつ、第1傾斜面53;73に作用するオイルの反力により第1バランスウエイト50;70がバランサ軸10;20に加える第1スラスト力Fa1;Fb1および第2傾斜面63;83に作用するオイルの反力により第2バランスウエイト60;80がバランサ軸10;20に加える第2スラスト力Fa2;Fb2によりバランサ軸10;20に作用する軸スラスト力F1;F2が低減するように、回転方向R1;R2に向かって傾斜している。この構造により、オイルの油面9下に位置し得る第1,第2バランスウエイト50,60;70,80を備えるバランサ装置Bにおいて、第1,第2バランスウエイト50,60;70,80がオイルから受ける抵抗は、回転方向R1;R2に向かって傾斜して形成された第1,第2傾斜面53,63;73,83により減少する。しかも、バランサ軸10;20を軸方向に移動させるようにバランサ軸10;20に作用する軸スラスト力F1;F2は、第1,第2傾斜面53,63;73,83に作用するオイルの反力に基づいて発生すると共にそれぞれ第1,第2バランスウエイト50,60;70,80を通じてバランサ軸10;20に作用する第1,第2スラスト力Fa1,Fa2;Fb1,Fb2により低減するので、軸方向でのバランサ軸10;20の移動を規制する規制部である第1軸受部17;27とフランジ部13,14;23,24の摩擦による動力損失が減少して、バランサ装置Bでの動力損失が減少し、またオイルの攪拌が抑制される。
また、各バランサ軸110 ;120 において、第1,第2傾斜面153 ,163 ;173 ,183 は、前縁部153a,163a;173a,183aにおいて第1,第2フランジ部13,14;23,24にそれぞれ連なる。
バランサ装置は、1つのバランサ軸を備えるものであってもよく、また、1つのバランサ軸に1または3以上のバランスウエイトを備えるものであってもよい。バランサ装置が、1つのバランサ軸に複数のバランスウエイトを備える場合、該複数のバランスウエイトは、第1バランスウエイトおよび第2バランスウエイトに分けられる。
第2実施形態の第1,第2バランサ軸の少なくとも一方のバランサ軸において、第1傾斜面153,163が軸方向での他方向に面して形成され、第2傾斜面173,183が軸方向での一方向に面して形成されてもよい。
各傾斜面の形成範囲が異なっていてもよく、また傾斜の傾斜角が異なっていてもよい。
バランサ装置の第1,第2バランサ軸10,20のそれぞれが、バランサ駆動用伝動機構により直接回転駆動されてもよい。この場合、第1,第2バランサ軸10,20のそれぞれに第1入力部が設けられ、第1スラスト力および第2スラスト力により、第1,第2バランサ軸の該第1入力部により第1,第2バランサ軸に加えられる第1,第2軸スラスト力が低減する。
各バランスウエイトの後部には、軸方向での両方向に面する1対の傾斜面が形成されてもよく、また傾斜面が形成されなくてもよい。
内燃機関は、前記実施形態では車両に使用されるものであったが、鉛直方向を指向するクランク軸を備える船外機等の船舶推進装置に使用されるものであってもよい。
内燃機関は、単気筒内燃機関であってもよく、また複数のシリンダを有する直列またはV型の多気筒内燃機関であってもよい。
バランサ装置は、ピストン等の運動部材の往復運動などの周期的な運動に起因する振動が発生する機械に使用されてもよい。
B,B1…バランサ装置、F1,F2…軸スラスト力、Fa1,Fb1…第1スラスト力、Fa2,Fb2…第2スラスト力、R1,R2…回転方向、L1,L2…回転中心線。
Claims (6)
- オイルが溜められたオイルパン内に配置されるバランサ装置であって、入力部に入力される駆動力により回転方向に回転駆動されるバランサ軸と、前記バランサ軸に設けられて回転位置に応じて前記オイルの油面上および油面下に位置する第1バランスウエイトおよび第2バランスウエイトとを備えるバランサ装置において、
前記第1バランスウエイトの、前記回転方向での前部には、第1傾斜面が形成され、
前記第2バランスウエイトの、前記回転方向での前部には、第2傾斜面が形成され、
前記第1傾斜面および前記第2傾斜面は、前記バランサ軸の回転中心線に平行な軸方向での両側縁部が前記回転方向での前縁部および後縁部にそれぞれなるように、かつ、前記第1傾斜面に作用する前記オイルの反力により前記第1バランスウエイトが前記バランサ軸に加える第1スラスト力および前記第2傾斜面に作用する前記オイルの反力により前記第2バランスウエイトが前記バランサ軸に加える第2スラスト力により前記バランサ軸に作用する軸スラスト力が低減するように、前記回転方向に向かって傾斜していることを特徴とするバランサ装置。 - 前記バランス軸には、前記軸方向で前記第1バランスウエイトと前記第2バランスウエイトの間に、前記バランサ軸を回転可能に支持する支持部材の軸受部に回転可能に支持されるジャーナル部と、前記支持部材との当接により前記軸方向での前記バランサ軸の移動を規制するフランジ部とが設けられ、
前記第1傾斜面および前記第2傾斜面の少なくとも一方の傾斜面は、前記前縁部において前記フランジ部に連なることを特徴とする請求項1記載のバランサ装置。 - 前記第1傾斜面および前記第2傾斜面は、前記軸方向で互いに反対方向に面して形成され、
前記第1スラスト力と前記第2スラスト力とが反対方向であることを特徴とする請求項1または2記載のバランサ装置。 - 前記バランサ軸は、第1バランサ軸と、前記第1バランサ軸の回転方向とは反対の回転方向に回転する第2バランサ軸であり、
前記入力部は、前記第1バランサ軸に設けられた第1入力部と、前記第2バランサ軸に設けられた第2入力部とであり、
前記軸スラスト力は、前記第1バランサ軸に作用する第1軸スラスト力と、前記第2バランサ軸に作用する第2軸スラスト力とであり、
前記各バランサ軸に、前記第1バランスウエイトおよび前記第2バランスウエイトが設けられ、
前記第1バランサ軸において、前記第1スラスト力および前記第2スラスト力により、前記第1入力部または前記第1入力部から入力された駆動力を前記第2入力部に出力する出力部により前記第1バランサ軸に加えられる前記第1軸スラスト力が低減し、
前記第2バランサ軸において、前記第1スラスト力および前記第2スラスト力により、前記第2入力部により前記第2バランサ軸に加えられる前記第2軸スラスト力が低減することを特徴とする請求項1または2記載のバランサ装置。 - オイルが溜められたオイルパン内に配置されるバランサ装置であって、
入力部が設けられると共に前記入力部に入力される駆動力により回転方向に回転駆動されるバランサ軸と、
前記バランサ軸に設けられて回転位置に応じて前記オイルの油面上および油面下に位置するバランスウエイトと、
を備えるバランサ装置において、
前記バランスウエイトの、前記回転方向での前部には傾斜面が形成され、
前記傾斜面は、前記バランサ軸の回転中心線に平行な軸方向での両側縁部が前記回転方向での前縁部および後縁部にそれぞれなるように、かつ、前記傾斜面に作用する前記オイルの反力により前記バランスウエイトが前記バランサ軸に加えるスラスト力により、前記入力部により前記バランサ軸に加えられる軸スラスト力が低減するように、前記回転方向に向かって傾斜していることを特徴とするバランサ装置。 - オイルが溜められたオイルパン内に配置されるバランサ装置であって、
駆動側ヘリカルギヤが設けられると共に前記駆動側ヘリカルギヤに入力される駆動力により第1回転方向に回転駆動される駆動側バランサ軸と、
前記駆動側ヘリカルギヤに噛合する被動側ヘリカルギヤが設けられると共に前記被動側ヘリカルギヤに入力される前記駆動側バランサ軸の駆動力により回転駆動されて前記第1回転方向とは反対の第2回転方向に回転する被動側バランサ軸と、
前記駆動側バランサ軸に設けられて回転位置に応じて前記オイルの油面上および油面下に位置する駆動側バランスウエイトと、
前記被動側バランサ軸に設けられて回転位置に応じて前記オイルの油面上および油面下に位置する被動側バランスウエイトと
を備えるバランサ装置において、
前記駆動側バランスウエイトの、前記第1回転方向での前部には駆動側傾斜面が形成され、前記被動側バランスウエイトの、前記第2回転方向での前部には被動側傾斜面が形成され、
前記駆動側傾斜面は、前記駆動側バランサ軸の回転中心線に平行な軸方向での両側縁部が前記第1回転方向での前縁部および後縁部にそれぞれなるように、かつ、前記駆動側傾斜面に作用するオイルの反力により前記駆動側バランスウエイトが前記駆動側バランサ軸に加えるスラスト力により、前記駆動側ヘリカルギヤにより前記駆動側バランサ軸に加えられる軸スラスト力が低減するように、前記第1回転方向に向かって傾斜し、
前記被動側傾斜面は、前記被動側バランサ軸の回転中心線に平行な軸方向での両側縁部が前記第2回転方向での前縁部および後縁部にそれぞれなるように、かつ、前記被動側傾斜面に作用する前記オイルの反力により前記被動側バランスウエイトが前記被動側バランサ軸に加えるスラスト力により、前記被動側ヘリカルギヤにより前記被動側バランサ軸に加えられる軸スラスト力が低減するように、前記第2回転方向に向かって傾斜していることを特徴とするバランサ装置。
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