JP5179775B2 - オフセットキャンセル装置、icチップ、及び駆動ic - Google Patents

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Description

本発明は、入力信号に基づいて、所定の出力信号を出力する増幅器を対象として、当該増幅器のオフセットをキャンセルするためのオフセットキャンセル装置、ICチップ、及び駆動ICに関する。
従来、増幅器(オペアンプ)を構成するトランジスタのゲート面積を大きくすることで、製造ばらつきの見え方を小さくし、オペアンプのオフセットを抑制している。
そこで、オフセットキャンセル回路に関する先行技術として、オペアンプのトランジスタのゲート面積を大きくすることなくオペアンプのオフセットをキャンセルすることが提案されている(特許文献1参照)。
詳細には、入力端子に電圧が入力された際、各スイッチング素子が切り替わることにより、容量素子にオフセットを含んだ電圧が蓄積される。その後、各スイッチング素子が切り替わることにより、容量素子に蓄えられた電圧に基づきオペアンプのゲート電圧が同一値になるようフィードバックがかけられるのでオペアンプのオフセットがキャンセルされる。
特開2001−292041号公報
しかしながら、増幅率を設定するための容量素子や抵抗素子等の帰還素子がオペアンプの外部に接続された場合、当該容量及び抵抗値に起因するオフセットには、増幅率の補正を行う必要があり、従来のオフセットキャンセル回路では対応するのは困難である。
また、従来のオフセットキャンセル回路では、オフセットのキャンセル動作中に信号出力を行うことができない。言い換えれば、オフセットキャンセルモードを設定しなければならず、作業効率の低下を招いている。
本発明は、上記事実を考慮し、容量素子や抵抗素子等の帰還素子が増幅器主構部の外部に接続された場合でも容易にオフセットをキャンセルすることができ、かつ、オフセットキャンセル動作と、通常信号出力動作を同時進行することができるオフセットキャンセル装置、ICチップ、及び駆動ICを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、表示装置を駆動させるための信号をオフセットキャンセルして出力し、かつ個数が前記表示装置の駆動に用いられる信号数よりも多い複数の出力回路と、前記複数の出力回路で共有され、かつ前記出力回路と同じ工程で製造され前記出力回路と同じ構造からなり各出力回路のオフセットキャンセルに用いる基準電圧を生成する基準電圧生成部と、前記複数の出力回路で共有され、かつ前記出力回路の出力と前記基準電圧生成部で生成された基準電圧とを比較し、当該出力回路のオフセット量に応じた値を当該出力回路に出力する比較回路とを有し、動作時には、前記信号数に応じた前記出力回路は、表示データに応じた出力を前記表示装置に出力し、残りの前記出力回路のうち少なくとも1つは、前記比較回路の出力に基づくオフセットキャンセルを行い、前記基準電圧生成部の出力端は、当該基準電圧生成部、前記出力回路、前記選択手段、及び前記比較回路を含むICのパッドに接続されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、表示装置を駆動するICチップであって、前記オフセットキャンセル装置を備えたことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、表示装置を駆動する駆動ICであって、前記オフセットキャンセル装置を備えたことを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、容量素子や抵抗素子等の帰還素子が増幅器主構部の外部に接続された場合でも容易にオフセットをキャンセルすることができ、かつ、オフセットキャンセル動作と、通常信号出力動作を同時進行することができるオフセットキャンセル装置、ICチップ、及び駆動ICを提供することができるという優れた効果が得られる。
図1は、基本形態に係る液晶ドライバ回路である駆動回路10の全体の概略構成図である。
図1は、基本形態に係る駆動回路10であり、LCDを駆動させる駆動ドライバの駆動回路の全体構成である。また、LCDを駆動させるための液晶駆動用集積回路(出力回路16)はオペアンプを複数有している。
駆動回路10は、出力回路(1)16〜出力回路(n+1)16(総称して出力回路16と呼ぶ)、出力選択回路(1)20〜出力選択回路(n)20(総称して出力選択回路20と呼ぶ)、出力端子(1)12〜出力端子(n)12(総称して出力端子12と呼ぶ)、及び判定回路30を備えている(但し、nは自然数)。
また、判定回路30はコンパレータ34及び判定出力回路42を備えている。
なお、複数の出力回路16は、複数の出力選択回路20よりも1つだけでなく、2つ以上多く備えることもできるので、その場合は、複数の出力選択回路20は対応する出力回路16を変更して選択する。また、複数の出力端子12には、例えば、液晶表示パネル等が接続される。さらに、図1では、図の煩雑化を避けるために出力回路16へ入力される入力信号の入力端子は図示省略している。
図2は、基本形態に係る駆動回路10内の出力回路16の構成図である。
出力回路16は、オペアンプ210、容量素子220、スイッチ214、入力端子群200、容量型デジタル・アナログ変換回路(以下、CDACと呼ぶ。)202、容量回路222、及びゲイン調整容量用ラッチ230を備えている。
なお、全ての出力回路16は同じ構成で、容量素子は帰還素子の一種である。
CDAC202は、複数のスイッチ204及び複数の容量素子206を含んで構成されている。
容量回路222は、複数のスイッチ224及び複数の容量素子226を含んで構成されている。
入力端子群200は、デジタル信号を入力する複数の入力用の端子であり、ビット毎に存在する。
CDAC202は、所定のビット毎にそれぞれの入力スイッチ204と容量素子206の一方の端子が直列に接続されており、直列に接続された入力スイッチ204と容量素子206が所定のビット数分、複数並列に接続されている。また、CDAC202は、それら容量素子206の他方の端子がCDAC202の出力電圧であるアナログ信号(出力信号)を出力する第4の信号線208に全て接続されている。
さらに、オペアンプ210では、一方の入力に第4の信号線208が接続され、他方の入力に第5の信号線212が接続され、1つの出力部に一方の信号線14が接続されている。
また、容量素子220の一端には、一方の信号線14が接続されており、容量素子220の他端には、第4の信号線208が接続されており、第4の信号線208を介して、CDAC202の出力側及びオペアンプ210の一方の入力に帰還接続されている。
また、容量回路222は、スイッチ224と容量素子226とが直列にそれぞれ複数組が接続されている。
なお、ゲイン調整容量用ラッチ230には、スイッチ224のオン/オフを制御するための信号を出力するラッチ回路が、スイッチ224の数だけ存在する。いわゆる、ゲイン調整容量用ラッチ230に内蔵されている複数のラッチ回路は、複数のスイッチ224とそれぞれ1対1に対応しており、1つのラッチ回路からは1つのスイッチ224に接続されているので、第6の信号線232は、実際には、複数のスイッチ224の分だけ複数存在している。また、ゲイン調整容量用ラッチ230には、ゲイン調整容量用ラッチ230に内蔵されている複数のラッチ回路のオン/オフを制御するラッチ制御回路(図示省略)が含まれており、そのラッチ制御回路によって、第3の信号線40を介して入力されてくる判定出力信号を複数のラッチ回路に保持させて、複数のスイッチ224を制御する。
以下、基本形態に係る駆動回路10の出力回路16の作用を説明する。
まず、出力回路(1)16内のスイッチ214をオンにし、それ以外の出力回路(2)16〜出力回路(n+1)16内のスイッチ214を全てオフにする。
その際、スイッチ214の制御も、ゲイン調整容量用ラッチ230に内蔵されているラッチ制御回路によって制御されている。なお、ゲイン調整容量用ラッチ230には制御等(例えば、オフセットの量に応じた値)のデータを記憶する記憶部(例えば、ラッチ回路)も内蔵されている。
また、出力選択回路20は、出力回路(2)16を出力端子(1)12に接続し、出力回路(3)16を出力端子(2)12に接続し、以下、同様に接続して、出力回路(n+1)16を出力端子(n)12に接続する迄切り替えを行う。
この接続状態にて出力回路(1)16のオフセットキャンセル動作が行われる。詳細には、まず、容量回路222内のスイッチ224が、ゲイン調整容量用ラッチ230により全てオフ状態に切り替えられた状態で、帰還容量である容量素子220によってゲインが定められているオペアンプ210が出力信号を出力する。その出力された出力信号は、一方の信号線14及びスイッチ214を介し、他方の信号線18を通って、判定回路30に入力される。そして、判定回路30に入力された出力信号は、コンパレータ34に入力され、コンパレータ34は、他方の信号線18を介して送信されてくる出力信号に現れる電圧と、第1の信号線32を介して送信されてくる信号に現れる基準電圧とを比較した差に応じて、出力信号を第2の信号線36を介して、判定出力回路42に出力する。そこで、判定出力回路42は、入力された信号を基に、判定結果の判定出力信号を所定のタイミングで第3の信号線40に出力する。
判定回路30から出力される判定出力信号は、第3の信号線40を介し、それぞれの出力回路16に入力される。そして、判定出力信号が入力された出力回路(1)16は、第3の信号線40を介し、判定回路30から出力される判定出力信号をゲイン調整容量用ラッチ230の記憶部に記憶させる。
そのとき、ゲイン調整容量用ラッチ230は、容量回路222のスイッチ224のいずれか1つをオンさせる。その状態における判定回路30が、第3の信号線40を介し、判定回路30から出力される判定出力信号を再びゲイン調整容量用ラッチ230の記憶部に記憶させる。
これらの動作を順次繰り返して、ゲイン調整容量用ラッチ230は、容量回路222のスイッチ224のいずれか1つを順次オンさせてゆき、容量回路222の容量を1つずつ追加していく。
そして、その都度、判定回路30は、他方の信号線18を介して送信されてくる出力信号に現れる電圧と、第1の信号線32を介して送信されてくる信号に現れる基準電圧とを比較して、その比較結果を判定出力信号として第3の信号線40を介し、出力回路16へフィードバックさせる動作を繰り返す。
そこで、判定回路30で他方の信号線18を介して送信されてくる出力信号に現れる電圧が、第1の信号線32を介して送信されてくる信号に現れる基準電圧より低くなったとき、出力回路(1)16のオフセットキャンセルが終了する。
そして、出力回路(1)16のオフセットキャンセルが終了すると、出力回路(1)16のスイッチ214がオフし、次に出力回路(2)16のスイッチ214がオンする。それと共に、出力選択回路(1)20は、出力回路(2)16と出力端子(1)12に接続する。この接続状態により出力回路(2)16のオフセットキャンセル動作が上述のようにして行われる。
こうして出力回路16のそれぞれの出力回路16にてオフセットキャンセルが行われ、出力回路(n+1)16までオフセットキャンセル動作が終了すると、また再び、出力回路16のオフセットキャンセル動作が繰り返される。
また、以上のラッチ回路、オフセットキャンセル動作、及び出力回路16を切り替えてオフセットキャンセルを行う制御はゲイン調整容量用ラッチ230のラッチ制御回路で制御される。
なお、上述のようにして行われるオフセットキャンセル動作が行われていないタイミングで出力回路16がいくつか存在する場合、オフセットキャンセル動作が行われていないそれぞれの出力回路16では、CDAC202により、入力端子群200に入力される所定ビット数あるデジタル信号(入力信号)をアナログ信号(出力信号)に変換する。その後、そのアナログ信号が第4の信号線208を介し、オペアンプ210の一方の入力に入力され、オペアンプ210の他方の入力に第5の信号線212を介して入力された基準電圧を基に、入力されたアナログ信号に対する増幅が容量素子220及び容量回路222に蓄積された容量に応じて並行して行われる。
図3は、基本形態に係る駆動回路10内の図2の出力回路16の変形例である。
出力回路16では、差動トランジスタであって、対となっている第1のN型電界効果トランジスタ(以下、第1のNMOSトランジスタと呼ぶ)302、及び第2のN型電界効果トランジスタ(以下、第2のNMOSトランジスタと呼ぶ)304を含むオペアンプが形成されている。
また、出力回路16では、カレントミラー回路であって、対となっている第1のP型電界効果トランジスタ(以下、第1のPMOSトランジスタと呼ぶ)330、及び第2のP型電界効果トランジスタ(以下、第2のPMOSトランジスタと呼ぶ)332を含むオペアンプが形成されている。
さらに、出力回路16では、出力回路16は、抵抗素子RA1、RA2、RA3、RA4、…(総称して抵抗素子RA系と呼ぶ)、抵抗素子RB1、RB2、RB3、RB4、…(総称して抵抗素子RB系と呼ぶ)、スイッチ310、214、及びラッチ回路340で構成されている。なお、抵抗素子はすべて帰還素子の一種であり、ラッチ回路340は、図2のゲイン調整容量用ラッチ230と同じ構成である。
また、出力回路16は、第3のP型電界効果トランジスタ(以下、第3のPMOSトランジスタと呼ぶ)338、第3のN型電界効果トランジスタ(以下、第3のNMOSトランジスタと呼ぶ)350、第4のN型電界効果トランジスタ(以下、第4のNMOSトランジスタと呼ぶ)352で構成されている。
また、出力回路16では、第1のNMOSトランジスタ302とノード306との間には抵抗素子RA1が接続され、第2のNMOSトランジスタ304とノード306との間には抵抗素子RB1が接続されている。
さらに、出力回路16では、第1のNMOSトランジスタ302とノード306との間には、複数組の抵抗素子RA2、RA3、RA4、…とスイッチ310(抵抗素子とスイッチがそれぞれ1つずつ直列に接続されている)が、それぞれ並列に接続されている。同様に、第2のNMOSトランジスタ304とノード306との間には、複数組の抵抗素子RB2、RB3、RB4、…とスイッチ310(抵抗素子とスイッチがそれぞれ1つずつ直列に接続されている)が、それぞれ並列に接続されている。
また、出力回路16では、第1のNMOSトランジスタ302、第2のNMOSトランジスタ304の各ドレインは、第1のP型電界効果トランジスタ(以下、第1のPMOSトランジスタと呼ぶ)330、及び第2のP型電界効果トランジスタ(以下、第2のPMOSトランジスタと呼ぶ)332を介して第1の接続線334に接続されている。
さらに、出力回路16では、第1のNMOSトランジスタ302と第1のPMOSトランジスタ330の第2の接続点336は、第3のP型電界効果トランジスタ(以下、第3のPMOSトランジスタと呼ぶ)338のゲートに接続されている。
また、出力回路16では、第3のPMOSトランジスタ338のドレインは、第2のNMOSトランジスタ304のゲートに接続されるとともに、出力回路16の出力として一方の信号線14と接続されている。この一方の信号線14はスイッチ214に接続されており、スイッチ214の他方の信号線18が判定回路30に接続されている。
さらに、出力回路16では、複数の抵抗素子RA2、RA3、RA4、…と、複数の抵抗素子RB2、RB3、RB4、…とにそれぞれ接続されたスイッチ310は、ラッチ回路340の出力側と第10の信号線342を介して接続されている。
以下、基本形態に係る図3の出力回路16の作用を説明する。
まず、第1段目に配置される出力回路(1)16は、その内部のスイッチ214をオンして、それ以外の出力回路(2)16〜出力回路(n+1)16内のスイッチ214をすべてオフにする。また、出力選択回路20は、基本形態と同様に、出力回路(2)16を出力端子(1)12に接続し、以下、同様に接続して、出力回路(n+1)16を出力端子(n)12に接続する迄切り替えを行う。
その際のスイッチ214の制御も、ラッチ回路340に内蔵されているラッチ制御回路によって制御されている。なお、ラッチ制御回路の制御は、図2の基本形態に係るラッチ制御回路と同様の動作を行う。また、ラッチ回路340は、抵抗素子RA2、RA3、RA4、…及び抵抗素子RB2、RB3、RB4、…に接続されたスイッチ310のオン/オフを制御する。さらに、図2のゲイン調整容量用ラッチ230と同様にラッチ回路340には制御等のデータを記憶する記憶部も内蔵されている。
第1の接続線334には電源電圧(以下、VDDと呼ぶ)が供給されている。
また、ノード306に接続された第3のNMOSトランジスタ350と、第3のPMOSトランジスタ338のドレインに接続された第4のNMOSトランジスタ352とは、それぞれのゲートに第11の信号線354を介し、バイアス電圧がかけられて電流源が形成されている。
この状態で出力回路(1)16のオフセットキャンセル動作を行われる。詳細には、まず、抵抗素子RA2、RA3、RA4、…に接続されたそれぞれスイッチ310をすべてオン状態にして、抵抗素子RB2、RB3、RB4、…にそれぞれ接続されたスイッチ310をすべてオフ状態にする。
そして、この状態にて出力回路(1)16の出力を行う。詳細には、抵抗素子RB1によってゲインが定められている図3の出力回路(1)16が出力信号を出力する。
なお、この出力回路16はオペアンプに置き換えられることもでき、INPUTである一方の入力は第12の信号線320、基準電圧を示す他方の入力はNMOSトランジスタ304のゲート部分、及び出力は一方の信号線14又は他方の信号線18を介して出力される。
第1のNMOSトランジスタ302が接続された抵抗素子RA2、RA3、RA4、…の合成抵抗は、第2のNMOSトランジスタ304が接続された抵抗素子RB1と並列に接続されているので、抵抗素子RB1よりも、抵抗素子RA2、RA3、RA4、…の合成抵抗は小さい。
ここで、第1のNMOSトランジスタ302及び第2のNMOSトランジスタ304に同じだけの電流が流れたときに、第2のNMOSトランジスタ304のソースとノード306との間の電圧は、第1のNMOSトランジスタ302のソースとノード306との間の電圧より大きくなる。
従って、第1のNMOSトランジスタ302及び第2のNMOSトランジスタ304のゲート電圧がそれぞれ同じであるオフセット無しの状態であるとすると、出力回路16の出力電圧は、入力(INPUT)である第12の信号線320への入力電圧よりも高い状態にて安定する。
この状態で、判定回路30に入力された出力信号は、コンパレータ34に入力される。また、コンパレータ34は、スイッチ214及び他方の信号線18を介して送信されてくる出力信号に現れる電圧と、第1の信号線32を介して送信されてくる信号に現れる基準電圧とを比較する。
さらに、比較回路30は、比較した差に応じて、出力信号を第2の信号線36を介して、判定出力回路42に出力する。そして、第1の信号線32を介して入力される基準電圧よりも、スイッチ214及び他方の信号線18を介し、出力信号として現れる電圧が高かった場合には、判定出力回路42からその判定結果の判定出力信号を所定のタイミングで第3の信号線40に出力する。第3の信号線40を介して出力される判定出力信号は、各出力回路16に供給されて、第1番目の出力回路(1)16のラッチ回路340の記憶部は、第3の信号線40を介して出力される判定出力信号を記憶する。
次に、抵抗素子RA2をオフ状態に制御して、出力回路16の出力電圧を少しだけ低下させた状態にて、上記と同様に判定動作が行われる。抵抗素子RA2のオフ状態による判定動作を終了すると、次は抵抗素子RA系に接続されたスイッチ310のスイッチをすべてオフさせたら、次に抵抗素子RB2、RB3、…と抵抗素子RB系の抵抗素子を順次オン状態にする。この間、出力回路16の出力電圧は徐々に低下してゆき、オペアンプのオフセット分と併せて、入力(INPUT)である第12の信号線320への入力電圧と、一方の信号線14から出力される出力電圧とが等しくなったところで出力回路(1)16におけるオフセットキャンセル動作が終了される。
出力回路(1)16におけるオフセットキャンセル動作が終了すると、その内部のスイッチ214がオフ状態に切り替えられ、次いで次段の出力回路(2)16内に備えられるスイッチ214がオン状態に切り替えられる。なお、この切り替え時には、出力回路(1)16のラッチ回路340に内蔵されている記憶部を基に、複数のラッチ回路のオン/オフを制御するラッチ制御回路によって、オフセットキャンセル動作が終了すると、その内部のスイッチ214がオフ状態に切り替えられる。また、次いで次段の出力回路(2)16内に備えられるスイッチ214が、出力回路(2)16に内蔵されているラッチ回路340の記憶部を基に、複数のラッチ回路のオン/オフを制御するラッチ制御回路によって、オン状態に切り替えられる動作も制御する。
これとともに、出力選択回路20の切り替え動作も第1実施形態と同様に行われ、出力回路(1)16の出力は出力端子(1)12に接続される。その後、次段以降の出力回路(2)16〜出力回路(n+1)16におけるオフセットキャンセル動作が順次行われて、出力回路(n+1)16のオフセットキャンセル動作が終了すると、再度、出力回路(1)16からオフセットキャンセル動作を繰り返す。
また、以上のラッチ回路、オフセットキャンセル動作、及び出力回路16を順次切り替えてオフセットキャンセルを行う制御はラッチ回路340のラッチ制御回路で制御される。
図4は、第1実施形態に係る第1の駆動回路400の構成図である。
第1の駆動回路400は基板上に設置されており、第1のIC410、電子部品(図示省略)、及び第1のIC410以外のICチップ(図示省略)等で構成されている。
第1のIC410は、第1のパッド412、第2のパッド414、第3のパッド416、信号分割回路438、第1の基準出力回路424、出力回路(1)428〜出力回路(n+1)428(総称して出力回路428と呼ぶ)、出力選択回路(1)420〜出力選択回路(n)420(総称して出力選択回路420と呼ぶ)、出力端子(1)422〜出力端子(n)422(総称して出力端子422と呼ぶ)、及び判定回路430で構成されている。
第1の基準出力回路424は、オペアンプ426、及び抵抗素子及び容量素子等の電子部品等の組み合せで構成される帰還素子を含めて構成されている。
また、判定回路430は、コンパレータ434を内蔵して構成されている。
なお、出力端子422は、第1のIC410の出力用のパッドである。
また、出力回路428は、図2や図3の出力回路16と同じ構成である。
第7の信号線800は第3のパッド416を介して信号分割回路438に接続されている。第3のパッド416を介して信号分割回路438に接続された第7の信号線800は、ノード416(0)及び分割信号線456(0)を介し、第1の基準出力回路424に接続されている。また、第3のパッド416を介して信号分割回路438に接続された第7の信号線800は、ノード416(1)及び分割信号線456(1)を介し、出力回路(1)428に接続されている。以降も、同様に、第7の信号線800は、ノード416(n+1)及び分割信号線456(n+1)を介し、出力回路(n+1)428に接続されていく迄接続されていく。
第8の信号線810は第2のパッド414、第13の信号線454、及びノード414(0)を介して第1の基準出力回路424に接続されている。また、第8の信号線810は第2のパッド414、第13の信号線454、及びノード414(1)を介して出力回路(1)428に接続されている。以降も、同様に、第8の信号線810は第2のパッド414、第13の信号線454、及びノード414(n+1)を介して出力回路(n+1)428に接続されていく迄接続されていく。
第9の信号線820はパッド412と接続されている。
第1の基準出力回路424の出力部は、ノード458及び第14の信号線442を介してパッド412に接続されている。また、第1の基準出力回路424の出力部は、ノード458を介して判定回路430に接続されている。
判定回路430では、判定回路430のコンパレータ434の入力側に、第16の信号線418と、第14の信号線442が接続された判定回路430のコンパレータ434が、コンパレータ434の出力側の第17の信号線440を介して複数の出力回路428に接続されている。
出力回路428は、第16の信号線418を介して判定回路430に接続されており、第15の信号線444を介して出力選択回路420に接続されている。
そして、複数の出力選択回路420は、複数の出力端子422とそれぞれ1対1で接続されている。
以下、第1実施形態に係る第1の駆動回路400の第1のIC410の作用を説明する。
なお、第1のIC410は、表示装置(例えば、LCD等)を駆動するための複数の駆動ICの1つである。
出力回路428に図2の出力回路16を採用する場合を説明する。
第7の信号線800を介して外部からGMA信号を送信されており、第3のパッド416を介してGMA信号が信号分割回路438へ入力され、第1の基準出力回路424に対応したアナログ信号がノード416(0)を介し、分割信号線456(0)を通り、第1の基準出力回路424に入力される。なお、信号分割回路438では、第3のパッド416を介して入力されるGMA信号を抵抗素子で分割し、それぞれの出力回路(1)428〜出力回路(n+1)428に対応したアナログ信号をノード416(1)、416(2)、…及び分割信号線456(1)、456(2)、…を介して入力させる。
また、第8の信号線810を介して外部から基準信号としてDC電圧であるVOP信号を送信し、第2のパッド414及びノード414(0)を介してVOP信号が第1の基準出力回路424に入力される。以降、第2のパッド414を介して入力されるVOP信号は、ぞれぞれの出力回路(1)428〜出力回路(n+1)428にノード414(1)、414(2)、…を介して入力させる。なお、VOP信号は比較用の基準電圧であり、2.5V程度の電圧である。
そこで、第1の基準出力回路424は、信号分割回路438を介して入力されるGMA信号と、第8の信号線810及び第2のパッド414を介して外部から入力される基準信号であるVOP信号が入力され、内蔵されているオペアンプ426により、ゲインが決定し、オフセットキャンセルのための基準電圧を表すREFIO信号を生成する。なお、図4の場合、REFIO信号を1単位とする。
さらに、第1の基準出力回路424から出力されたREFIO信号は、ノード458を介して判定回路430に入力される。また、同時に、第1の基準出力回路424から出力されたREFIO信号は、第14の信号線442及び第1のパッド412を介して第9の信号線820を通り、外部へ送信される。なお、REFIO信号は、他のIC等の基準信号として入力するための信号でもある。
また、出力回路428にもVOP信号、及びGMA信号から分割されたアナログ信号が入力され、出力回路428の内部では図2における出力回路16の作用と同じ動作を行う。
複数の出力回路428内の1つのスイッチ214をオンにし、それ以外の残りの出力回路428のスイッチ214を全てオフにする。
その際、スイッチ214の制御も、ゲイン調整容量用ラッチ230に内蔵されているラッチ制御回路及び記憶部によって制御されている。
出力回路428は、第15の信号線444を介して出力選択回路420へ出力信号を出力している。また、同時に、出力回路428は、第16の信号線418を介し判定回路430へ出力信号を出力している。
出力選択回路420では、互いに隣接する2つの出力回路428から、第15の信号線444を介して送信される出力信号のいずれか一方を選択する。そして、出力選択回路420が選択した出力信号を、その出力選択回路420に対応する出力端子422に送信する。
判定回路430では、コンパレータ434によって比較した結果を第17の信号線440を介して比較した結果の信号である判定出力信号を出力回路428へ送信することにより、信号をフィードバックさせる。
詳細には、コンパレータ434は、出力回路428によって第16の信号線418から入力された出力信号と、第14の信号線442から入力される基準電圧と比較し、比較結果の信号(出力電圧)を示す判定出力信号を生成し、所定のタイミングにて第17の信号線440を介し、その判定出力信号を複数の出力回路428へ送信する。そこでは、判定結果である判定出力信号を複数の出力回路428へ帰還させ、判定出力信号を基に、再度、出力回路428から第16の信号線418を介して出力信号を出力する帰還回路が形成されているので信号がフィードバックされる。
この状態にて複数の出力回路428の1つのオフセットキャンセル動作が行われ、順次、オフセットキャンセル動作が終了次第、出力回路428にて次々にオフセットキャンセルが行われ、出力回路(n+1)428までオフセットキャンセル動作が終了すると、また再び、出力回路428のオフセットキャンセル動作が繰り返される。
なお、上述のようにして行われるオフセットキャンセル動作が行われていないタイミングで出力回路428がいくつか存在する場合も、図2における出力回路16と同様の動作が行われる。
従って、容量素子や抵抗素子等の帰還素子が増幅器主構部の外部に接続された場合でも容易にオフセットをキャンセルすることができ、かつ、オフセットキャンセル動作と、通常信号出力動作を同時進行することができる。具体的には、第1の駆動回路400では、複数の出力回路428が通常の出力動作を行いながら、例えば、LCDを駆動させる駆動信号の出力動作を行いながらオフセットキャンセルを順次行うことができる。また、オフセットキャンセルを行うことにより、全出力端子422にて均一な出力電圧を得ることができる。さらに、ゲイン調整用の容量素子226の容量刻みをより細やかにすることによりオフセットの精度をより高め、全出力端子422にてより均一な出力電圧を得ることができる。
また、複数の出力回路428に内蔵されているオペアンプの平均出力オフセットの差をなくすことができる。所謂、全部の出力回路428に内蔵されているオペアンプに対し、同一の第1の基準出力回路424から出力される基準電圧のREFIO信号を使用することによりオフセットキャンセルを行うため、複数の出力回路428間それぞれの相対オフセットは発生しない。
さらに、オフセットの補正範囲に限りがあるため、第1の基準出力回路424の出力する基準電圧が出力回路428に内蔵されているオペアンプの出力電圧に比べて大きくずれると補正範囲から外れてしまい、出力回路428のオペアンプのオフセットがキャンセルされずに残さなくすることができる。所謂、第1の基準出力回路424に内蔵されているオペアンプと複数の出力回路428を同じ工程で製造し、同じ構造にすることによって、同じ出力電圧が期待できるため、第1の基準出力回路424が出力する基準電圧ずれに起因するオフセットキャンセル機能不全は起こらない。
なお、複数の出力回路428は、複数の出力選択回路420よりも1つだけでなく、2つ以上多く備えてもよい。
さらに、出力回路428に図3の出力回路16を採用する場合も出力回路428に図2の出力回路16を採用した場合と同様に、図2の出力回路16の説明部分を図3の出力回路16の動作部分に変更することで説明することができる。
従って、容量素子や抵抗素子等の帰還素子が増幅器主構部の外部に接続された場合でも容易にオフセットをキャンセルすることができ、かつ、オフセットキャンセル動作と、通常信号出力動作を同時進行することができる。
例えば、LCD駆動ドライバで使用されるボルテージフォロアタイプのオフセットに対しても、容量素子を使用することなくオフセットをキャンセルすることができる。また、コンパレータ434の精度を増し、抵抗素子RA系及び抵抗素子RB系の抵抗素子の刻みをより細かい幅に設定することにより、精度の高いオフセットキャンセルを行うことができる。さらに、本発明のオフセットキャンセル動作は、その動作中に信号出力を行うことができる。
また、複数の出力回路428に内蔵されているオペアンプの平均出力オフセットの差をなくすことができる。
さらに、オフセットの補正範囲に限りがあるため、第1の基準出力回路424の出力する基準電圧が出力回路428に内蔵されているオペアンプの出力電圧に比べて大きくずれると補正範囲から外れてしまい、出力回路428のオペアンプのオフセットがキャンセルされずに残さなくすることができる。
図5は、第2実施形態に係る第2の駆動回路500の構成図である。
第2の駆動回路500は基板上に設置されており、第2のIC510、電子部品(図示省略)、及び第1のIC410以外のICチップ(図示省略)等で構成されている。
第2のIC510は、図4の第1のIC410の構成に、第4のパッド512、第5のパッド514、第6のパッド516、及び第2の基準出力回路534が追加されて構成されている。
追加された第2の基準出力回路534は、第1の基準出力回路424と同じ構成をしており、オペアンプ536、及び抵抗素子及び容量素子等の電子部品等の組み合せで構成される帰還素子を含めて構成されている。
図5の第2実施形態の接続関係は、図4の第1実施形態の接続関係と同じだが、第1のIC410の構成に追加されている第4のパッド512、第5のパッド514、第6のパッド516、及び第2の基準出力回路534の接続が追加されている。
追加された接続関係は以下に示す。
第7の信号線800は、第6のパッドに接続されており、第6のパッドは信号分割回路438(ノード516(0)を通る)及び分割信号線556を介して第2の基準出力回路534に接続されている。
また、第8の信号線810は、第5のパッド514に接続されており、第5のパッド514は第19の信号線554を介して第2の基準出力回路534に接続されている。
さらに、第2の基準出力回路534のオペアンプ536の入力側には、分割信号線556及び第19の信号線554が接続され、第2の基準出力回路534のオペアンプ536の出力側に第20の信号線542が接続されている。また、第20の信号線542は第4のパッド512に接続され、第4のパッド512は第9の信号線820に接続されている。
以上が追加された接続関係であり、第2の基準出力回路534が追加接続されただけである。
以下、第2実施形態に係る第2の駆動回路500の第2のIC510の作用を説明する。
なお、第1のIC410と同様に、第2のIC510は、表示装置を駆動するための複数の駆動ICの1つである。
出力回路428に図2の出力回路16を採用する場合を説明する。
第1の基準出力回路424から出力されているオフセットキャンセル用の基準出力信号であるREFIO信号が、第2の基準出力回路534からも出力されており、第2の基準出力回路534が第2のIC510の両端に設置されている点に第1実施形態と第2実施形態の違いがある。
第7の信号線800から送信されてくるGMA信号を信号分割回路438で第2の基準出力回路534(又は第1の基準出力回路424)に対応するように抵抗素子によりGMA信号を分割してアナログ信号を信号分割回路438のノード516(0)から出力させる。そして、第2の基準出力回路534では、信号分割回路438のノード516(0)及び分割信号線556を介してアナログ信号が入力され、第8の信号線810及び第5のパッド514を介して外部からの基準信号であるVOP信号が入力され、内蔵されているオペアンプ536により、ゲインが決定し、オフセットキャンセルのための基準電圧を表すREFIO信号を生成する。
また、第1の基準出力回路424から出力されているREFIO信号と、第2の基準出力回路534からも出力されているREFIO信号とは、第9の信号線820を介して接続されてショートしている。なお、図5の場合もREFIO信号を1単位とし、複数単位のREFIO信号が存在しているが、全てショートしている。
そのため、第1の基準出力回路424から出力されているREFIO信号と、第2の基準出力回路534からも出力されているREFIO信号とは、距離的に離れているために引き起こる信号の特性に差もずれも全くなくなるため、安定した基準信号を各出力回路428に供給することができる。
所謂、第2のIC510を製造する上で、誤差による特性の違いが、第2のIC510上で距離が離れることによって引き起こることをなくすことができる。
図7は、図5の第2実施形態に係る第2のICのレイアウト700の構成図である。
そこで、図7では、図5の第2実施形態に係る第2のIC510を実際に製造した場合のレイアウト700の詳細図を示す。
図7には実際の基準となるオペアンプのレイアウト配置の例を示している。
レイアウト700は、複数の出力回路のセルの集合体である複数の出力回路セル710、720で構成されている。
複数の出力回路セル710は、基準出力回路セル710A、710B、及び複数の出力回路セル710Cで構成されており、複数の出力回路セル720は、基準出力回路セル720A、720B、及び複数の出力回路セル720Cで構成されている。
実際にIC化する際、図7に示されているように、各セルが並列に並べられて設置されており、各配線などは図示されてはいないが、それぞれの各セルの内部外部にアルミ配線や銅配線などで配線されて、各々のセルが接続されている。
レイアウト700では、図示されているように、基準出力回路セル710A、710Bで複数の出力回路セル710Cが挟むように配置されており、同様に、基準出力回路セル720A、720Bで複数の出力回路セル720Cが挟むように配置されている。
なお、基準出力回路セル710B、720Aがなく、出力回路セル710C及び出力回路セル720Cがレイアウト700の中央で接続され、基準出力回路セル710A、720Bに挟まれて並列に配置されるような形態でもよい。
例えば、図5の第2のIC510の中に、出力回路428が720チャンネル(以下、チャンネルはchと記述する)分あるとする。
その場合、出力回路(1)428〜出力回路(360)428が複数ある出力回路セルの集合体である出力回路セル710Cとなり、第1の基準出力回路424を示す基準出力回路セル710Aとなり、第1の基準出力回路424の対となる基準出力回路を示す基準出力回路セル710Bとなる。また、出力回路(361)428〜出力回路(720)428が複数ある出力回路セルの集合体である出力回路セル720Cとなり、第2の基準出力回路534を示す基準出力回路セル720Aとなり、第2の基準出力回路534の対となる基準出力回路を示す基準出力回路セル720Bとなる。さらに、基準出力回路セル710A、710B、720A、720Bのそれぞれの出力は全部ショートするように配線されており、出力回路セル710C、720Cの基準信号を入力する側に接続される。
以上のように基準出力回路セル710A、710B、720A、720B、及び出力回路セル710C、720Cを配置することにより、最短でそれぞれを接続でき、距離的な特性の変化を極力抑えることができる。
また、基準出力回路セル710A、710B、720A、720Bのそれぞれの出力は全部ショートするように配線され、距離による特性の変化をなくすようにしている。そのため、基準出力回路セル710A、710B、720A、720Bのそれぞれの出力は、出力回路セル710C、720Cの基準信号を入力する側に接続されるため、出力回路セル710C、720Cのオフセットを相対的にキャンセルすることができる。
さらに、ICチップの小型化も可能になり、同じ構成のものを並べて製造することができるので、オフセット以外の距離的な要因による特性のばらつきも抑えることができる。
なお、第4のパッド512、第5のパッド514、第6のパッド516、及び第2の基準出力回路534のような基準出力回路を別に複数設置してもよい。
図6は、第3実施形態に係る第3の駆動回路600の構成図である。
第3の駆動回路600は、第3のIC610及び第4のIC602で構成されている。
第3のIC610の構成は、第1のIC410の構成と同じである。
なお、第3のIC610の構成は、第2のIC510の構成と同じであってもよい。
第4のIC602の構成は、第3のIC610の構成や第1のIC410の構成と基本的に同じであるが、第3のIC610のノード458の部分と第1の基準出力回路424との間にスイッチ658が存在している。このスイッチ658は常時オフ状態である。言い換えると、第3のIC610は、図示しないが、スイッチ658と同様のスイッチを有し、常時オン状態となるように接続されている。なお、図6の場合、ICチップを1単位として複数のICチップが存在している。
詳細には、第4のIC602は、第7のパッド612、第8のパッド614、第9のパッド616、信号分割回路638、第3の基準出力回路624、出力回路(1)628〜出力回路(n+1)628(総称して出力回路628と呼ぶ)、出力選択回路(1)620〜出力選択回路(n)620(総称して出力選択回路620と呼ぶ)、出力端子(1)622〜出力端子(n)622(総称して出力端子622と呼ぶ)、スイッチ658、及び判定回路630で構成されている。
第3の基準出力回路624は、オペアンプ626を含んで構成されている。
判定回路630は、コンパレータ634を含んで構成されている。
また、出力回路628は、図2又は図3の出力回路16と同じ構成である。詳細には、図4や図5と同様に、図6の出力回路628は、図2又は図3の出力回路16がICチップ化しており、小型化(微細化)されている。
さらに、出力選択回路620も図1の出力選択回路20と同じ構成である。詳細には、図6の出力選択回路620は、図1の出力選択回路20がICチップ化しており、小型化(微細化)されている。
また、出力端子622も図1の出力端子12と同じ構成である。詳細には、図6の出力端子622の詳細は、図1の出力端子12がICチップ化しており、出力端子622は全てパッドとなって、小型化(微細化)されている。
さらに、判定回路630も図1の判定回路30と同じ構成である。詳細には、図6の判定回路630は、図1の判定回路30がICチップ化しており、小型化(微細化)されている。
第7の信号線800は第9のパッド616を介して信号分割回路638に接続されている。第9のパッド616を介して信号分割回路638に接続された第7の信号線800は、ノード616(0)及び分割信号線656(0)を介し、第3の基準出力回路624に接続されている。また、以降も同様に,第3のパッド616を介して信号分割回路638に接続された第7の信号線800は、ノード616(1)、616(2)、…及び分割信号線656(1)、分割信号線656(1)、…を介し、出力回路(1)628、出力回路(2)628、…に接続されている。
第8の信号線810は第8のパッド614、第21の信号線654、及びノード614(0)を介して第3の基準出力回路624に接続されている。また、以降、同様に、第8の信号線810は第8のパッド614、第21の信号線654、及びノード614(1)、ノード614(2)、…を介して出力回路(1)628、出力回路(2)628、…に接続されている。
第3の基準出力回路624の出力部は、常時オープン状態のスイッチ658に接続されている。また、第3の基準出力回路624の出力部は、スイッチ658を介して判定回路630に接続されている。
判定回路630の一方の入力側には、第9の信号線820、第7のパッド612、及び第24の信号線642を介して接続されている。
判定回路630では、コンパレータ634の入力側には、第24の信号線642と、第23の信号線618が接続された判定回路630のコンパレータ634が接続され、コンパレータ634の出力側には、第25の信号線640を介して複数の出力回路628に接続されている。
出力回路628は、第22の信号線644を介して、出力選択回路620に接続されており、第23の信号線618を介して、判定回路630の他方の入力側に接続されている。なお、出力回路628それぞれから出力されている第23の信号線618は、1つの配線として全てショートしている。
詳細には、出力回路(1)628は、第22の信号線644を介し、出力選択回路(1)620に接続されており、出力回路(n+1)628は、第22の信号線644を介し、出力選択回路(n)620に接続されている。また、出力回路(2)628〜出力回路(n)628は、第22の信号線644を介し、出力選択回路(1)620〜出力選択回路(n)620の中の互いに隣接している2つの出力選択回路620に接続されている。
出力選択回路620は、出力端子622と1対1で接続されている。
以下、図6の第3実施形態の第3のIC610及び第4のIC602の作用を説明する。
なお、第3のIC610及び第4のIC602は、表示装置を駆動するための駆動ICである。
第3のIC610の動作は、図4の第1のIC410又は図5の第2のIC510の動作と同様であるが、第3のIC610は、図示しないが、スイッチ658と同様のスイッチ(スイッチ手段)を有し、常時オン状態となっている。なお、図示しないが、第3のIC610には、常時オン状態のスイッチを制御する信号が入力される第10のパッドが存在し、第10のパッドからスイッチが常時オン状態になるように制御する信号が入力されている。
第4のIC602の動作は、基本的に、図4の第1のIC410又は図5の第2のIC510の動作と同様であるが、第3の基準出力回路624と判定回路630との間にはスイッチ658(常時オープン)があり、接続されていないので第3の基準出力回路624が生成した信号は判定回路630に伝わらない。
なお、スイッチは、初段に接続されるIC(例えば、第3のIC610)である場合には、オンし、2段目以降に接続されるIC(例えば、第4のIC602)の場合にはオフする。
外部から供給されるVOP信号は、図4、図5、及び図6の信号分割回路438と同じように第4のIC602に入力される。詳細には、VOP信号は、第8のパッド614及びノード614(0)、614(1)、614(2)、…を介し、第3の基準出力回路624及び複数の出力回路628に入力される。
信号分割回路638は、図4、図5、及び図6の信号分割回路438と同じ動作をしており、ノード616(0)、ノード616(1)、ノード616(2)…で第9のパッド616を介して入力されてきた複数のGMA信号を抵抗素子で分割する。また、第3の基準出力回路624及びそれぞれの出力回路628に対応して分割されたアナログ信号は、第3の基準出力回路624及びそれぞれの出力回路628に入力される。
第3のIC610の第1の基準出力回路424が生成したREFIO信号は、ノード458及び第14の信号線442を通り、第3のIC610から第9の信号線820を介して出力される。なお、図示しないスイッチと判定回路430とを接続するノード458と接続された第1のパッド412(第12のパッド)を介し、REFIO信号は出力されると言ってもよい。
第3のIC610には、第1の基準出力回路424と判定回路430との間には第4のIC602のスイッチ658のようなスイッチはなく、第14の信号線442及びノード458を介して接続されているため、第1の基準出力回路424が生成したREFIO信号は判定回路430の基準信号入力側に直接入力される。
また、第3のIC610が生成したREFIO信号は第7のパッド612及び第24の信号線642を介して判定回路630の入力側に入力され、直接第4のIC602の判定回路630の基準信号入力側に入力される。
なお、第1の基準出力回路424が生成したREFIO信号と、図5の第2の基準出力回路534が生成したREFIO信号とはショートしてもよい。また、スイッチ658は、信号が入らないようにダイオードにしてもよいし、配線接続をせずに完全にオープンした状態にしてもよい。
そこで、判定回路630では、コンパレータ634によって比較した結果を第25の信号線640を介し、比較した結果の信号である判定出力信号を出力回路628へ送信することにより、信号をフィードバックさせる。
詳細には、コンパレータ634は、出力回路628によって第23の信号線618から入力された信号と、第24の信号線642から入力される基準電圧と比較し、比較結果を示す判定出力信号を生成し、所定のタイミングにて第25の信号線640を介し、その判定出力信号を複数の出力回路628へ送信する。そこでは、判定結果である判定出力信号を複数の出力回路628へ帰還させ、判定出力信号を基に、再度、出力回路628から第23の信号線618を介して出力信号を出力する帰還回路が形成される。
所謂、REFIO信号を生成するICチップは1つあり、その1つのICチップが生成したREFIO信号を他の複数のICチップが共有して使う。例えば、第3の駆動回路600が、第3のIC610や第4のIC602等20個のICチップを持っており、LCDの駆動回路として構成されていた場合、第3のIC610が生成したREFIO信号を第4のIC602の判定回路630のコンパレータ634のREFIO信号(基準信号)として使用するように、他の19個のICチップが19個各々のコンパレータのREFIO信号として使用する。
また、出力選択回路620は、互いに隣接する2つの出力回路620から、第22の信号線644を介して、送信される出力信号のいずれか一方を選択する。そして、出力選択回路620が選択した出力信号を、その出力選択回路620に1対1に対応する出力端子622に送信する。
さらに、出力選択回路620には、出力回路628の第22の信号線644から送信されてくる出力信号を受信する。
そして、動作時、例えば、表示装置の表示データ出力数に応じた出力回路428、628等は、表示データに応じた出力を表示装置に出力し、残りの出力回路428、628等のうち少なくとも1つは、出力回路428、628等の出力と基準電圧を比較し、出力回路のオフセット量に応じた値を出力回路に内蔵されている記憶部に記憶し、順次出力回路のオフセットをキャンセルする。
なお、複数の出力回路628は、複数の出力選択回路620よりも1つだけでなく、2つ以上多く備えることもできるので、その場合は、複数の出力選択回路620は、対応する出力回路628を変更して選択するとよい。また、複数の出力端子622は、第1のIC410のパッドとなり、例えば、液晶表示パネル等が接続される。さらに、コストダウン、製造の簡易化、設計の容易化等のためにICチップは同じ構成、製造工程、生産過程において製造、生産される。また、1つのICチップの中で、図5のように複数の基準出力信号を出力できるように構成してもよい。
簡単に説明すると、以下のように説明もできる。
まず、第3のIC610の動作について説明する。
出力期間になると基準アンプはDC電圧であるVOP信号とGMA信号を受けてREFIO信号を生成する。
最初は、出力回路(1)428(Ch1としてもよく、以降、出力回路(2)428はCh2、…のようにしていってもよい)の出力を判定回路430のコンパレータ434に入力し、REFIO信号と比較、判定する。その結果によりCh1の出力を調整し、また出力をコンパレータにて比較、判定する。これをCh1のオフセットがなくなるまで繰り返すと、次にCh2、Ch3、…と他の出力の調整を行う。第3のIC610以外のICチップでは、REFIO信号は第3のIC610で生成されたものをそのままコンパレータに入力してオフセットキャンセルを行う。
なお、複数個のチップを同時に使用するLCDドライバではチップ間の平均出力オフセットの差が重要な特性になってくるのでオフセットキャンセルを行う。
以上のように、第1実施形態及び第2実施形態によれば、1チップもしくは全チップで同一の基準電圧である基準出力信号のREFIO信号を使用してオフセットキャンセルを行うため、チップ間の相対オフセットは発生しない。
また、第1の基準出力回路424のオペアンプ426(基準オペアンプ)を出力回路428のオペアンプ(出力オペアンプ)と同じ構造にすることで、出力オペアンプとオペアンプ自体のオフセット分を除いて同じ出力電圧を出力させることが期待できる。そのため、基準となる信号である電圧のずれに起因するオフセットキャンセル機能不全は起こらない。
図5に示されるようにオペアンプを含む複数の出力回路428の両端に、基準となるオペアンプを含む第1の基準出力回路424や第2の基準出力回路534を配することでICチップ上での場所依存によるオフセットが左右で相殺することができる。
また、図5の第1の基準出力回路424のオペアンプ426及び第2の基準出力回路534のオペアンプ536の少なくとも一方の出力信号をショートして使用することで、図5の第1の基準出力回路424のオペアンプ426及び第2の基準出力回路534のオペアンプ536の少なくとも一方の基準となるオペアンプ自体のオフセットは低減され、ドライバビリティ(駆動能力)も十分得られるようになる。
従って、図5に図示している第1の基準出力回路424のオペアンプ426及び第2の基準出力回路534のオペアンプ536の少なくとも一方から出力される基準電圧によって出力電圧の精度が決まり、チップ間の基準電圧の電位差がそのままICチップ間の平均出力オフセットの差となって出力されないようにすることができる。
簡単に表現すると、基準電圧のチップ間の相対的精度における製造上の出力電圧のばらつき(誤差)、所謂、相対的なオフセットを抑えることができる。
また、オフセットの補正範囲に限りがあるため、図5の第1の基準出力回路424のオペアンプ426及び第2の基準出力回路534のオペアンプ536の少なくとも一方から出力される基準電圧が、それぞれのオペアンプ426、536に比べて大きくずれると、オフセットの補正範囲の限界から外れてしまい、ICチップ間のオフセットがキャンセルされずに残ってしまう。
従って、図7のように製造上、同じように製造、生産するためにオフセット以外の出力電圧のずれ(ばらつき)も抑えることができ、コストダウン、生産の簡単化、設計の容易化も図ることができる。
また、各ICチップの基準電圧を共有化することにより、1つ以上の複数の基準電圧生成部から他のチップに接続され、基準電圧が統一(同一化)されるのでオフセットをキャンセルすることができる。
さらに、図5の第1の基準出力回路424のオペアンプ426及び第2の基準出力回路534のオペアンプ536の少なくとも一方を用いて、その出力をショートさせることにより、ICチップの内外すべてにおいて、それぞれの特性の違いを相殺することができる。
なお、図6の基準となるオペアンプは第3のIC610にのみ動作させていたが、全ICチップの基準となるオペアンプを全て動作させてその出力をショートさせて、オフセットキャンセルのための基準信号とすることも可能である。または、その中から基準となるオペアンプを備えた第3のIC610を含んだICチップのいくつかをピックアップして、そのピックアップしたオペアンプを動作させてその出力をショートさせてオフセットキャンセルさせることも可能である。さらに、常時オフのスイッチ658が含まれている第4のIC602のようなICチップのスイッチはコントロールすることができて、オン/オフの切り替えが可能な状態にすることもできてもよい。
基本形態に係る液晶ドライバ回路である駆動回路の全体の概略構成図である。 基本形態に係る駆動回路内の出力回路の構成図である。 基本形態に係る駆動回路内の図2の出力回路の変形例である。 第1実施形態に係る第1の駆動回路の構成図である。 第2実施形態に係る第2の駆動回路の構成図である。 第3実施形態に係る第3の駆動回路の構成図である。 図5の第2実施形態に係る第2のICのレイアウトの構成図である。
符号の説明
16 出力回路(1)〜出力回路(n+1)(出力回路)
20 出力選択回路(1)〜出力選択回路(n)(選択手段)
30 判定回路(比較手段)
210 オペアンプ(増幅器)
220、226 容量素子(帰還素子)
222 容量回路(帰還素子)
230 ゲイン調整用ラッチ(記憶部、記憶手段、オフセットキャンセル手段)
340 ラッチ回路(記憶部、記憶手段、オフセットキャンセル手段)
RA1、RA2、RA3、RA4 抵抗素子(帰還素子)
RB1、RB2、RB3、RB4 抵抗素子(帰還素子)
420 出力選択回路(1)〜出力選択回路(n)(選択手段)
424 第1の基準出力回路(基準電圧生成部)
426 オペアンプ(増幅器)
428 出力回路(1)〜出力回路(n+1)(出力回路)
430 判定回路(比較手段)
534 第2の基準出力回路(基準電圧生成部)
536 オペアンプ(増幅器)
624 第3の基準出力回路(基準電圧生成部)
626 オペアンプ(増幅器)
628 出力回路(1)〜出力回路(n+1)(出力回路)
630 判定回路(比較手段)
658 スイッチ(スイッチ手段)

Claims (9)

  1. 表示装置を駆動させるための信号をオフセットキャンセルして出力し、かつ個数が前記表示装置の駆動に用いられる信号数よりも多い複数の出力回路と、
    前記複数の出力回路で共有され、かつ前記出力回路と同じ工程で製造され前記出力回路と同じ構造からなり各出力回路のオフセットキャンセルに用いる基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
    前記複数の出力回路で共有され、かつ前記出力回路の出力と前記基準電圧生成部で生成された基準電圧とを比較し、当該出力回路のオフセット量に応じた値を当該出力回路に出力する比較回路とを有し、
    動作時には、前記信号数に応じた前記出力回路は、表示データに応じた出力を前記表示装置に出力し、残りの前記出力回路のうち少なくとも1つは、前記比較回路の出力に基づくオフセットキャンセルを行い、
    前記基準電圧生成部の出力端は、当該基準電圧生成部、前記出力回路、前記選択手段、及び前記比較回路を含むICのパッドに接続されている
    ことを特徴とするオフセットキャンセル装置。
  2. 複数の前記ICの各基準電圧生成部の出力端を、それぞれの前記ICの前記パッドを介して接続した
    ことを特徴とする請求項1記載のオフセットキャンセル装置。
  3. 複数のそれぞれの前記ICは、前記基準電圧生成部の出力端と前記比較回路の入力端との間を接続または遮断するスイッチ手段を備え、
    それぞれの前記ICの基準電圧生成部の出力端は前記スイッチ手段を介して前記パッドに接続され、それぞれの前記ICの比較回路の入力端子は、それぞれの前記ICの前記パッドを介して接続され、
    それぞれの前記ICに備えられた前記スイッチ手段により、前記ICの基準電圧生成部のいずれか1つで生成された基準電圧を、全てのICの前記比較回路の入力端に入力する
    ことを特徴とする請求項1記載のオフセットキャンセル装置。
  4. 複数のそれぞれの前記ICは、各出力回路を挟んで2つの前記基準電圧生成部を備え、それぞれの前記基準電圧生成部の出力端子を、前記パッドを介して接続してショートさせ、いずれか一方の前記基準電圧生成部の出力端を前記比較回路に接続する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のオフセットキャンセル装置。
  5. 前記出力回路は、ゲイン調整するための帰還素子を含み、入力信号と外部からの基準信号とに基づいて所定の出力信号を出力する複数の増幅器を備え、
    前記表示装置の駆動に必要な複数の前記出力回路を選択する選択手段を備え、
    前記比較回路は、前記選択手段により選択されなかった出力回路の出力と前記基準電圧生成部で生成された基準電圧とを比較し、
    前記選択手段により選択されなかった出力回路は、前記比較回路から出力された前記オフセット量を基に、前記ゲイン調整量を補正し、前記増幅器のオフセットをキャンセルする
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のオフセットキャンセル装置。
  6. 前記出力回路は、
    前記帰還素子数の増減数又は設定数を記憶する記憶手段を備え、
    前記比較回路の比較結果に基づいて、前記記憶手段から増減数又は設定数を読み出し、当該読み出した増減数又は設定数に基づいてゲイン調整量を決定することを特徴とする請求項5記載のオフセットキャンセル装置。
  7. 前記出力回路は、前記増幅器の出力信号が適正となるまで前記帰還素子数の増減を繰り返すことを特徴とする請求項6記載のオフセットキャンセル装置。
  8. 表示装置を駆動するICチップであって、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のオフセットキャンセル装置を備えたことを特徴とするICチップ。
  9. 表示装置を駆動する駆動ICであって、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のオフセットキャンセル装置を備えたことを特徴とする駆動IC。
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