JP5175604B2 - 引き出し機構及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の装置本体からユニットを引き出し可能にする引き出し機構及びそれを備えた画像形成装置に関する。
複写機などの画像形成装置においては、メンテナンス作業を容易にするため各ユニットが引き出せるようになっていることが多い。引き出せるユニットとしては、給紙カセット、一次給紙ユニット、中間フィードユニット、現像ユニット、ドラムユニット、トナーコンテナ、排出ユニットなどがある。そして、ジャム処理やトナー切れや用紙切れの際には、該当するユニットを引き出して作業することができる。ここで、引き出し可能にする機構は様々なものが提案されているが、その中でも一般的な機構であるレールを採用したものについて例示する。
特許文献1に開示されたスライドレールは、外側レールを複写機の筐体内に固定し、内側レールを外側レールに沿って摺動させて抜き差し可能に取り付けている。外側レールの張り出し部分に取り付けたコロの間に、内側レールの端縁部が受け入れられる。内側レールの先細部に取り付けたコロが外側レールの端縁部間に嵌り込み、両レールをガタつきなく組み合わせ、内側レールをスライド可能にする。
特許文献2は、引き出し可能な給紙トレイと、給紙トレイのガイドレールと、このガイドレールの手前側に設けた回転可能なガイドコロとを有する画像形成装置を開示している。この装置において、給紙トレイを装置本体の所定位置にセットしたとき、ガイドコロが落ち込む穴が、給紙トレイのガイド面に設けられている。
特許文献3は、感光体に対向したコロナ放電器本体と、該放電器本体を着脱自在に支持するガイドレールとから構成されたコロナ放電器を開示している。該ガイドレールはコ字状の断面形状を有する部材であり、その対向し合う内壁上にガイド突起を複数対有している。コロナ放電器本体は断面形状が略コ字型のケーシングと、ケーシング内に張架されたコロナワイヤとからなる。ケーシングの両側壁から側方に突出した被ガイド部が前記ガイドレール内のガイド突起間の挿着スペース内に挿入されることにより、コロナ放電器本体の挿着を可能とし、且つ該挿着スペースを選択することによりコロナ放電器の感光体に対する距離を可変としている。
特開2001−173305号公報 特開平9−240849号公報 特開平6−149015号公報
特許文献1の装置によると、外側レールを複写機本体に固定し、内側レールを外側レールに沿って摺動させる構成となっている。従って、外側レール及び内側レールが必要であり、部品点数が多くコストもかかり重量増にもなる。
特許文献2の装置によると、ガイドレールを複写機本体に固定し、給紙トレイに設けられた摺動板をガイドレールに沿って摺動させる構成となっている。このため、ガイドレール及び摺動板が必要であり、特許文献1の装置と同様に部品点数が多くコストもかかり重量増にもなる。
特許文献3の装置によると、ガイドレールとケーシングとの係合によって引き出し機構を構成しており、コロを用いていないので引き出す際の抵抗が大きい。したがって、重量物である画像形成装置の各ユニットの引き出し機構に採用するのは抵抗負荷が大きくなるので好ましくない。
本発明の目的は、抵抗負荷を小さくしつつ、小型化し、組み立て工数や部品点数やコストを削減した引き出し機構を提供することにある。また、その引き出し機構を備えた画像形成装置を提供することも目的とする。
本発明の一局面に係る引き出し機構は、平板状のフレームと、前記フレームの表面上に、所定間隔を置いて配置される回転自在な第1コロ及び第2コロと、前記フレームの表面上に載置された第1状態と、所定の引き出し方向に前記フレームから引き出された第2状態との間で移動可能なレールと、前記フレームの表面に形成される第1突起と、前記レールに設けられ、前記第1突起と干渉する第2突起と、を備え、前記第1コロ及び第2コロは、径方向の外周部に形成されたガイド周面と、前記フレームの表面と所定間隔を置いて対向する下面とを含み、前記レールは、前記フレームの表面と前記第1コロ及び第2コロの下面若しくはガイド周面との間に各々挟まれ、前記引き出し方向へ直線的に延びる第1被挟持部及び第2被挟持部を含むことを特徴とする。
この構成によれば、コロが、レールの引き出し抵抗負荷を小さくすることはもちろん、レール装着時の位置決めを補助し、レールを案内し、レールの引き出し方向以外への脱落を防止する。また、従来用いられていた外側レールを用いていないので、部品点数及び組み立て工数の削減になるとともに、装置の小型化にもなる。
また、前記フレームの表面に形成される第1突起と、前記レールに設けられ、前記第1突起と干渉する第2突起とを備えるので、第1突起と第2突起との干渉によって、引き出し方向にフレームが抜けてしまうことを抑止できる。
本発明の他の局面に係る引き出し機構は、平板状のフレームと、前記フレームの表面上に、所定間隔を置いて配置される回転自在な第1コロ及び第2コロと、前記フレームの表面上に載置された第1状態と、所定の引き出し方向に前記フレームから引き出された第2状態との間で移動可能なレールと、を備え、前記第1コロ及び第2コロは、径方向の外周部に形成されたガイド周面と、前記フレームの表面と所定間隔を置いて対向する下面とを含み、前記レールは、前記第1コロ及び第2コロのガイド周面と各々当接し、前記引き出し方向へ直線的に延びる第1被ガイド面及び第2被ガイド面と、前記フレームの表面と平行な帯状部材からなり、前記フレームの表面と前記第1コロ及び第2コロの下面との間に各々挟まれ、前記引き出し方向へ直線的に延びる第1被挟持部及び第2被挟持部とを含み、前記第1コロ及び第2コロは、前記フレームの表面と各々の下面との間隔が前記帯状部材の厚みよりも大きくなるように前記フレームに取り付けられている、ことを特徴とする。
この構成によれば、コロが、レールの引き出し抵抗負荷を小さくすることはもちろん、レール装着時の位置決めを補助し、レールを案内し、レールの引き出し方向以外への脱落を防止する。また、従来用いられていた外側レールを用いていないので、部品点数及び組み立て工数の削減になるとともに、装置の小型化にもなる。
また、前記レールは、前記引き出し方向へ直線的に延びる第1被ガイド面及び第2被ガイド面を備え、前記第1被ガイド面及び第2被ガイド面は、前記第1コロ及び第2コロのガイド周面と各々当接し、前記第1被挟持部及び第2被挟持部は、前記フレームの表面と前記第1コロ及び第2コロの下面との間に各々挟まれる。
この構成よれば、第1被挟持部及び第2被挟持部が第1コロ及び第2コロの下面で挟まれる一方で、第1被挟持部及び第2被挟持部とは別個に設けられた第1被ガイド面及び第2被ガイド面が、第1コロ及び第2コロのガイド周面でガイドされる。従って、安定的にレールをガイドさせることができる。
さらに、前記第1被挟持部及び第2被挟持部は、前記フレームの表面と平行な帯状部材からなり、前記第1コロ及び第2コロは、前記フレームの表面と各々の下面との間隔が前記帯状部材の厚みよりも大きくなるように前記フレームに取り付けられているので、コロ下面とフレーム表面との間への第1被挟持部及び第2被挟持部の嵌め込みを、容易に行わせることができる。
上記構成において、前記レールは、前記引き出し方向と平行な第1側辺部及び第2側辺部を持つ板状部材からなり、前記第1側辺部には前記第1被ガイド面と前記第1被挟持部とが形成され、前記第2側辺部には前記第2被ガイド面と前記第2被挟持部とが形成されていることが望ましい。この構成によれば、レールの形状をシンプルで且つ引き出しやすいものとすることができる。
この場合、少なくとも前記第1被ガイド面及び前記第1被挟持部は前記板状部材の折り曲げにより形成されるものであって、前記第1被ガイド面は前記フレームの表面に対して略垂直の方向に立つように前記板状部材が折り曲げられて形成され、前記第1被挟持部は
前記フレームの表面と略平行に且つ当該第1被ガイド面から側方にさらに突出するように折り曲げられて形成されていることが望ましい。この構成によれば、板状部材の折り曲げ加工により、レールの被挟持部及び被ガイド面を簡単に形成することができる。
上記構成において、前記第1被挟持部及び第2被挟持部の少なくとも一方は、前記引き出し方向の後端部分に切り欠き部が設けられていることが望ましい。この構成によれば、レールをコロ間に挿入しやすくなる。
上記構成において、前記第1コロ及び第2コロの少なくとも一方は、前記引き出し方向に沿って配列された複数のコロ群からなることが望ましい。この構成によれば、コロ群によって、安定的にレールを保持し、案内することができる。
前記レールは、前記ユニットを前記引き出し方向に沿ってスライド移動させるためのガイド部を有することが望ましい。この構成によれば、ユニットが二段階で引き出せるようになり、ユニット全体を装置本体の外へ引き出すことが可能となる。
上記構成において、前記レールは、所定のユニットを搭載するための搭載面を持つことが望ましい。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、筐体構造を有し、平板状のフレームを備えた装置本体と、前記装置本体内に収容されるユニットと、前記ユニットを前記装置本体から引き出すことを可能とする上記の引き出し機構と、を含み、前記レールに前記ユニットが搭載されることを特徴とする。
この構成によれば、給紙ユニット等、画像形成装置に含まれる各種のユニットを、引き出し抵抗負荷が小さく、しかも安定的に引き出せるようにすることができる。
本発明のさらに他の局面に係る画像形成装置は、筐体構造を有し、平板状のフレームを備えた装置本体と、前記装置本体内に収容されるユニットと、前記ユニットを前記装置本体から引き出すことを可能とする上記の引き出し機構と、を含み、前記レールに前記ユニットが搭載される画像形成装置であって、さらに、前記レールに設けられ、前記引き出し方向に沿って延びるガイド部と、前記ユニットに設けられ、前記ガイド部でガイドされる被ガイド部とを備え、前記ガイド部は、前記ユニットを前記レールに対して所定の第1距離だけ前記引き出し方向にスライド移動させることを許容し、前記第1突起は、前記レールを前記フレームに対して所定の第2距離だけ前記引き出し方向にスライド移動させることを許容するものであって、前記第1距離と第2距離とを加えた距離が、前記ユニットの前記引き出し方向の長さよりも長いことを特徴とする
この構成によれば、ユニットを装置本体の外へ完全に引き出すことが可能となり、画像形成装置のメンテナンスやジャム処理の作業性を向上させることができる。
上記構成において、前記レールは、前記引き出し方向と平行な第1側辺部及び第2側辺部と、これら側辺部間に位置し前記ユニットを搭載するための搭載面とを持つ板状部材からなり、前記第1側辺部には前記第1被ガイド面と前記第1被挟持部とが形成され、前記第2側辺部には前記第2被ガイド面と前記第2被挟持部とが形成され、前記ガイド部は、前記搭載面に穿孔された、前記引き出し方向に沿って延びるガイド溝であり、前記被ガイド部は、前記ガイド溝に嵌め込まれるピン部材であることが望ましい。
本発明によれば、抵抗負荷を小さくしつつ、小型化し、組み立て工数や部品点数やコストを削減した引き出し機構、及び、その引き出し機構を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態につき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の外観を示す斜視図、図2は、同じく画像形成装置1の外観斜視図であって、前カバー20が開けられ、給紙ユニット7が引き出された状態を示している。これらの図において、X方向を左右方向(+Xが右、−Xが左)、Y方向を上下方向(+Yが上、−Yが下)、Z方向を前後方向(+Zが前、−Zが後)という。
画像形成装置1は、装置本体10と、装置本体10の上部に配置されたスキャナユニット11と、装置本体10とスキャナユニット11との間に配置された排紙部15とを備える、いわゆる胴内排紙型の複写機である。
装置本体10は、画像形成を行うための各種機構が収容されている(図3で後述)。装置本体10の外装19は、装置本体10のアウターボディを構成し、装置本体10が有する画像形成を行うための各種機構を収納するケーシングの役目を果たす。装置本体10の右側面には、手差し給紙トレイ121が備えられている。また、装置本体10の前面には、上下方向に並んだ2つの給紙カセット122,123が着脱自在に設けられている。
装置本体10の前面の、給紙カセット122,123の上には、前カバー20が備えられている。前カバー20は左カバー21と右カバー22とからなり、各々左端側、右端側を回動支点として開閉自在である。図2では、前カバー20のうち、左カバー21が開放された状態を示している。なお、この前カバー20(左カバー21)を開放することで、後述する引き出し機構60に搭載された給紙ユニット7が前方へ引き出し可能となる。
スキャナユニット11は、複写する原稿の画像を読み取るもので、筐体構造を備え、その上面には原稿が載置されるコンタクトガラスが嵌め込まれ、該筐体内に図略の光源、反射ミラー、光源及びミラーが搭載される移動キャリッジ、原稿の反射光像を結像する結像レンズ群、及び反射光像を光電変換して電気信号を発生する光電変換素子(ライン型CCD等)などが収容されてなる。スキャナユニット11は、装置本体10の左上端面に立設されている支柱部13と、装置本体10の後端側に立設されているフレームとで支持されている。
スキャナユニット11の前方縁には、操作パネル14が取り付けられている。操作パネル14は、各種操作ボタン、テンキー、液晶表示パネルを備え、ユーザからの各種操作情報を受け付ける。スキャナユニット11の上面側には、押さえパネル16が取り付けられている。この押さえパネル16は開閉自在であり、原稿がコンタクトガラス上に載置される際に開かれ、原稿の載置後に閉じられて原稿を押圧する。なお、押さえパネル16に代えて、自動原稿給紙装置(ADF)が取り付けられていても良い。後出の図3では、ADF16Aがスキャナユニット11上に取り付けられている例を示している。
排紙部15は、給紙カセット122,123または手差し給紙部121から供給された記録紙に対して、装置本体10の内部で画像形成処理が行われた後にその記録紙が排出される部位である。支柱部13の右側壁には、排紙部15へ記録紙を排出するための排紙孔131が設けられている。
図3は、装置本体10の内部構造を示す断面図である。装置本体10は、片面印刷用搬送路3A、両面印刷用搬送路3B、手差し用紙搬送路4、給紙部12、画像形成部5、定着部57及び排出ローラ対31などを備え、さらに給紙ユニット7と、この給紙ユニット7を前方へ引き出させるための引き出し機構60とを含んでいる。
給紙部12は、記録紙を手差しで給紙させる手差し給紙トレイ121と、記録紙を自動で給紙させる給紙カセット122,123とを含む。手差し給紙トレイ121は、その下端部が回動自在に装置本体10の右側壁で支持されており、常時は閉じられ、使用時には開かれる。図3は、手差し給紙トレイ121が開かれた状態を示している。手差し給紙トレイ121に載置された記録紙は、ピックアップローラ121aで1枚ずつ取り出され、下流側の給紙ユニット7へ向けて送られる。
給紙ユニット7は、後記で図8、9に基づき詳述するが、記録紙を通過させるための内部通路71と、内部通路71を通過する記録紙を搬送する第1ローラ対72及び第2ローラ対73とを含む。この給紙ユニット7は、レール61上に前後方向へスライド可能にマウントされている。レール61もまた、装置本体10内に備えられている平板状のフレーム63上に前後方向へスライド可能にマウントされている。この点については後記で詳述する。
給紙ユニット7を搬送された記録紙は、その下流側に位置する手差し用紙搬送路4を経由して、片面印刷用搬送路3Aに搬入される。その後、記録紙は画像形成部5に向かうことになる。
各給紙カセット122,123には、多数枚の記録紙が収納されている。この記録紙は、その送り出し口に配置されたピックアップローラ122a,123aにより1枚ずつ取り出され、片面印刷用搬送路3Aの下部に搬入される。その後、記録紙は画像形成部5に向かう。
片面印刷用搬送路3Aは、下部において、給紙部12の給紙カセット122,123および手差し用紙搬送路4に接続されている。片面印刷用搬送路3Aは、略垂直にこれら給紙部12との接続部から上方へ向けて排紙部15まで延設されている。給紙部12から搬入された記録紙は、片面印刷用搬送路3Aに沿って上方へ、排紙部15まで搬送される。片面印刷用搬送路3Aには、記録紙搬送方向に沿って、画像形成部5、定着部57が、順に設けられている。
画像形成部5は、片面印刷用搬送路3Aにより画像形成部5に搬送されてくる記録紙に、原稿画像のトナー像を転写させる処理を行う。画像形成部5は、感光体ドラム51、帯電器52、レーザ発光部53、現像部54、クリーニングユニット55及び転写ローラ56を含む。
感光体ドラム51は、その回転軸回りに回転し、周面において原稿画像の静電潜像及びトナー像を担持する。帯電器52は、感光体ドラム51に高電圧を印加して感光体ドラム51の周面を均一に帯電させる。レーザ発光部53は、帯電された感光体ドラム51の周面に、スキャナユニット11により読み取られた原稿画像の画像データに応じたレーザ光を照射して、原稿画像の静電潜像を感光体ドラム51の周面に形成する。現像部54は、前記静電潜像を現像することにより、感光体ドラム51の周面に原稿画像に応じたトナー像を形成する。転写ローラ56は、感光体ドラム51とニップ部57を形成し、前記トナー像を記録紙に転写させる。クリーニングユニット55は、トナー像が転写された後の感光体ドラム51の周面に残存するトナーを除去する。記録紙は、片面印刷用搬送路3Aを搬送されつつ、ニップ部57においてトナー像が転写される。
定着部57は、片面印刷用搬送路3Aにより通紙される、画像形成部5によりトナー像が形成された後の記録紙を加熱し、転写されたトナー像を記録紙に定着させる。
排出ローラ対31は、片面印刷用搬送路3Aの定着部57よりも下流側であって、支柱部13の排紙孔131に対応する位置に設けられている。排出ローラ対31は記録紙を排紙部15へ排出させ、あるいは、両面印刷用搬送路3Bへスイッチバックさせる。排出ローラ対31は、記録紙を排紙部15へ排出する場合、順方向に駆動されて、記録紙を片面印刷用搬送路3から排紙部15へと導く。他方、排出ローラ対31は、記録紙を両面印刷用搬送路3Bへスイッチバックさせる場合、順方向に駆動された記録紙を所定長だけ排紙部15へ向けて送った後、記録紙をニップした状態で停止される。その後、排出ローラ対31は、逆方向に駆動されて、これにより、記録紙が両面印刷用搬送路3Bへスイッチバックされる。
排出分岐ガイド32は、片面印刷用搬送路3A上の、定着部57と排出ローラ対31との間に設けられている。排出分岐ガイド32の配置位置において、片面印刷用搬送路3Aに両面印刷用搬送路3Bの上端側が接続されている。排出分岐ガイド32は、定着部57を通って搬送されてきた記録紙を、排出ローラ対31へと導く一方、排出ローラ対31が記録紙をスイッチバックさせて、排出ローラ対31の位置に記録紙を逆流させて来たときには、排出分岐ガイド32の姿勢は切り替えられて、逆流してきた記録紙を両面印刷用搬送路3Bへ向かわせるようにする。
装置本体10は、以上のような図3に示す各構成を用いて、次のような片面印刷工程を行って、片面印刷を実行する。まず、画像が形成される記録紙が、給紙カセット122,123または手差し給紙トレイ121のいずれかから片面印刷用搬送路3に搬入され、画像形成部5および定着部57に順次通紙される。記録紙は、画像形成部5のニップ部57に通紙されるときに、スキャナユニット11で読み取られた、原稿の原稿画像に応じたトナー像が転写される。トナー像が転写された記録紙は、画像形成部5の下流側の定着部57に通紙されるときに加熱されて、この加熱により、転写されたトナー像が記録紙に定着される。トナー像が定着された記録紙は、排出分岐ガイド32に導かれつつ、排出ローラ対31の位置へと搬送される。これにより、原稿の一方の面の原稿画像が画像形成された記録紙が、排出ローラ対31により、排紙部15へ排出される。
他方、両面印刷を行うときには、上述した片面印刷工程の場合と同様にして記録紙の表面に画像形成が行われた後、該記録紙は、両面印刷用搬送路3Bを通して表裏を反転させ、画像形成部5の上流側における片面印刷用搬送路3Aへ戻される。そして、記録紙の裏面側に画像形成処理、定着処理が施された後、排紙部15へ排出される。
以上説明した画像形成装置1においては、ジャム処理や消耗品補充、メンテナンス作業を容易にするため各ユニットが引き出せるようになっている。引き出せるユニットとしては、給紙ユニット7、給紙カセット122,123、現像部54を含む現像ユニット、感光体ドラム51などからなるドラムユニット、トナーコンテナ(不図示)、排出ローラ対31などからなる排出ユニットなどがある。ユーザやサービスマンは、ジャム処理、又はトナー切れや用紙切れの際、あるいは定期点検等の際に、装置本体10から該当するユニットを引き出し、所定の作業を行い、これを再び装置本体10に引き戻す。これらユニットの引き出し及び引き戻しを行わせる機構として、本発明に係る引き出し機構が適用し得るであるが、本実施形態では、図2で図示しているように、給紙ユニット7の引き出しのために適用された引き出し機構60を例示する。
図4は引き出し機構60の斜視図、図5は図4とは異なる方向から見た引き出し機構60の斜視図、図6は引き出し機構60の平面図、図7は図6のVII−VII線断面図である。なお、図4〜図6におけるXYZの方向表示は図1、2と同じである。
引き出し機構60は、装置本体10の左右方向に架設された平板状のフレーム63と、フレーム63の表面上に配置され給紙ユニット7が搭載されるレール61と、フレーム63の表面上に所定間隔を置いて配置された回転自在な4つのコロ62a〜62d(これらを総称するときは単に“コロ62”という)とを備えている。ここで、レール61及びフレーム63は、例えば鉄などの板金部材を用いることができ、コロ62は、例えばPOM(ポリオキシメチレン(ポリアセタール))などの樹脂部材を用いることができる。
レール61は、平面視で長方形を呈する板状部材で、前後方向、つまり引き出し方向と平行な一対の長手方向側辺部(第1側辺部及び第2側辺部)を有している。また、レール61は、短手方向に切断した断面が略コ字型となるように、平板部材の長手方向側辺部が下方に折り曲げられている。かかる折り曲げによりレール61は、給紙ユニット7の搭載面となる天板61hと、天板61hの長手方向両側部が略直角に山折りに折り曲げられて形成された側板61i、61j(第1被ガイド面、第2被ガイド面)と、側板61i、61jの長手方向に沿った下端部が、側板61i、61jからさらに側方に突出するように略直角に谷折りに折り曲げられて形成されたフランジ61a、61b(第1被挟持部、第2被挟持部)とを備えている。
側板61i、61j及びフランジ61a、61bは、いずれもレール61の引き出し方向へ直線的に延びる帯状部分であって、側板61i、61jはフレーム63の表面に対して略垂直、フランジ61a、61bはフレーム63の表面に対して略平行である。
天板61hには強度確保のため、折り曲げにより長手方向中央に浅い溝61kが形成されている。この溝61kの両側部には、前記引き出し方向に沿って延びるガイド溝611、612(ガイド部)が形成されている。ガイド溝611、612は、天板61hに穿孔された長孔であり、後述する給紙ユニット7と一体のピン部材613がスライド移動可能に嵌め込まれる。
コロ62は、平面視でドーナツ状の部材であり、径方向の中央位置に形成された回転軸62hと、径方向の外周部に形成された外周面62g(ガイド周面)と、フレーム63の表面と所定間隔を置いて対向する下面62iとを備えている(図7参照)。回転軸62hには軸心方向に延びる貫通孔が備えられ、該貫通孔にはビス64が遊嵌される。ビス64は、前記貫通孔を貫通した状態でフレーム63の表面に対して垂直方向から螺合される。これによってコロ62は、ビス64周りに回転自在な状態で、フレーム63の表面に固定される。
本実施形態では、4つのコロ62a、62b、62c及び62dがフレーム63上に配置されている例を示している。詳しくは、レール61の左側辺部の側に2つのコロ62a、62d(第1コロ)が配置され、レール61の右側辺部の側に2つのコロ62b、62c(第2コロ)が配置されている。コロ62a、62d、及びコロ62b、62cは、それぞれ前記引き出し方向に沿って配列されており、レール61をその左右側辺部から挟み込むように配置されている。
レール61は、フレーム63の表面上に載置された第1状態と、前方向にフレーム63から引き出された第2状態との間でスライド移動が可能である。なお、図4〜図6は、フレーム63上のコロ62a、62dとコロ62b、62cと間にレール61が装着される途中の状態を示しており、前記第2状態は、レール61の後端側がコロ62c、62dの配置位置よりもやや後ろに位置している状態である(図11参照)。一方、前記第1状態は、フレーム63の前端縁とレール61の前端側が略一致している状態である。このようなレール61のスライド移動は、コロ62によってサポートされる。
すなわち、図7に示しているように、コロ62aの下面62iとフレーム63の表面との隙間に、レール61の左側のフランジ61aが挟み込まれ、コロ62aの外周面62gがレール61の左側の側板61iに当接している。コロ62dも同様である。一方、コロ62b、62cの下面62iとフレーム63の表面との隙間に、レール61の右側のフランジ61bが挟み込まれ、コロ62b、62cの外周面62gがレール61の右側の側板61jに当接している。コロ62の回転によって、外周面62gと側板61i、61jとが相対的に滑動する。このような態様で、レール61がコロ62によって外れ止め状態で滑走可能に支持されている。
レール61を滑走させるためにコロ62を用いることにより、滑走時の抵抗負荷を小さくできる。また、コロ62の下面62iでフランジ61a、61bを挟む構成となっているので、レール61をコロ62間に挿入する際に、コロ62をレール61の位置決めの補助として使用することができる。さらに、コロ62の外周面62gでレール61の側板61i、61jを挟んでいるので、コロ62の回転によってレール61が引き出し方向に案内される。
ここで、コロ62は、その下面62iとフレーム63の表面との間に、フランジ61a(61b)の厚みより広い隙間L1(図7参照)を有するようにフレーム63に取り付けられ、フランジ61a(61b)が隙間L1に挿入されている。この隙間Lは、コロ62の下面側に突出している回転軸62hの長さによって規制される。このように、フランジ61a(61b)がコロ62の下面62iによって押さえられているので、レール61がL方向(上方向)に脱落することがなくなる。
フランジ61a(61b)の上面とコロ62の下面62iとのL1方向のクリアランスL2は、0.1〜0.3mmの範囲から選ばれる距離とすることが望ましい。クリアランスL2をこの範囲とすることにより、レール61のL2方向へのガタつきを抑制しつつ、レール61を滑らかに滑走させることができる。
レール61の後端側、すなわちレール61が隙間L1に挿入されるときのフランジ61a、61bの先端部分には、切り欠き61c、61dが形成されている。この切り欠き61c、61dを設けることによって、レール61をコロ62間に挿入しやすくしている。
コロ62の下面62iの外周角部62e(図7参照)は、面取りされている。面取りすることにより、レール61を隙間L1に挿入しやすくなる。なお、フランジ61a、61bの上面の角61e、61fを面取りしても、同様にレール61を隙間L1に挿入しやすくすることができる。
図4に示すように、フレーム63の表面には突起63a(第1突起)が突設されている。また、レール61には、レール61を引き出したときにフレーム63の突起63aに干渉して係止される抜け止め防止用突起61g(第2突起)が形成されている。突起63a及び抜け止め防止用突起61gは、それぞれ板金加工により切り起こすことで容易に形成できる。
レール61をコロ62の下面62iとフレーム63との間に挿入する際は、抜け止め防止用突起61gが突起63aに当たらないようにレール61を斜め上から挿入すればよい。そして、レール61を引き出した際(第2状態)は、抜け止め防止用突起61gが突起63aに当たることにより、レール61がそれ以上引き出されないようにし、脱落を防止する。なお、レール61を完全に引き出したいときは、挿入時と同じように斜め上に抜けばよい。
以上の通り構成された引き出し機構60によって、給紙ユニット7が装置本体10から引き出し可能とされている。給紙ユニット7は、レール61の天板61h上に、該レール61の引き出し方向(前後方向)にスライド移動可能にマウントされる。図8は、給紙ユニット7の斜視図、図9は、給紙ユニット7の底面側の斜視図であってレール61に搭載された状態を示す図である。また図10は、図9のX−X線断面図である。
給紙ユニット7は、内部通路71の記録紙搬送方向上流側の搬入部71Aと、下流側の搬出部71Bとを備える。搬入部71Aは、手差し給紙トレイ121の側から記録紙を受け入れる。搬出部71Bは、記録紙を手差し用紙搬送路4へ送り出す。内部通路71における記録紙の搬送は、第1ローラ対72及び第2ローラ対73の回転によって実行される。給紙ユニット7の前端側には、操作軸721と取っ手722とが突設されている。操作軸721は、第1ローラ対72の一方のローラ軸と一体回転可能な部材である。内部通路71内でジャムが生じた場合、ユーザは、この操作軸721を手動で回転させることによって、ジャム紙を搬出部71Bから排出させることができる。取っ手722は、給紙ユニット7を引き出す際に把持される部位である。
図9に示すように、給紙ユニット7の底面には、4つのピン部材613が取り付けられている。詳しくは、ピン部材613は、図10に示すように、レール61のガイド溝611(612)を貫通した状態で、樹脂リング615を介してボス部74に螺合されている。ボス部74は、給紙ユニット7の底面に一体に突設されたネジ孔を有する部材である。ピン部材613の胴部614は、ピン頭及び樹脂リング615によって抜け止めされた状態で、ガイド溝611(612)に沿ってスライド移動可能である。
4つのピン部材613は、前記引き出し方向に沿って2つずつ並んで取り付けられている。左列の2つと右列の2つとの間隔は、左右のガイド溝611、612の間隔に等しく、左列及び右列の2つのピン部材613は各々対応するガイド溝611、612に嵌め込まれている。また、左列及び右列の2つのピン部材613は、それぞれ前後方向に所定間隔を置いて取り付けられており、この前後方向の間隔が、給紙ユニット7のレール61からの突出量を決定付けている。
図11は、引き出し機構60に搭載された給紙ユニット7が引き出された状態を示す斜視図、図12は、図11の状態を背面側から見た斜視図である。図12に示すように、給紙ユニット7は、ガイド溝611、612でピン部材613が案内されることによって、レール61に対して距離D1(第1距離)だけ前方向に突出するスライド移動が可能である。また、レール61は、フレーム63に対して距離D2(第2距離)だけ前方向に突出するスライド移動が可能である。図11、図12のレール61の状態が、抜け止め防止用突起61gと突起63aとが干渉した、レール61が最大限引き出された状態(第2状態)である。
ユーザは、給紙ユニット7を引き出す際、取っ手722を握り前方へ引き出す。このとき、先ずガイド溝611、612内をピン部材613が摺動し、レール61に対して給紙ユニット7が距離D1だけ引き出される(なお、図12の距離D1は、MAXの引き出し量を示していない)。前方側のピン部材613がガイド溝611、612の前端縁に当接し引き出し限界に達すると、次いでレール61が、フレーム63に対して距離D2だけ引き出される。ここで、距離D1と距離D2とを加えた距離D1+D2は、給紙ユニット7の引き出し方向の長さHよりも長い。従って、給紙ユニット7を装置本体10の外側に完全に引き出すことができる。
なお、給紙ユニット7が押し込まれるときも、先に給紙ユニット7がレール61に対して押し込まれ、後方側のピン部材613がガイド溝611、612の後端縁に当接すると、次いでレール61がフレーム63に対して押し込まれる。
以上のように、レール61とコロ62とを備えた引き出し機構60によれば、コロ62が、抵抗負荷を小さくすることはもちろん、レール61挿入時の位置決めを補助し、レール61を案内し、レール61の引き出し方向以外への脱落を防止する。従って、給紙ユニット7を簡単かつ安定的に引き出させることができる。また、引き出し機構60は、従来用いられていた外側レールを用いていないので、部品点数及び組み立て工数の削減になるとともに、装置の小型化にも寄与する。
[変形実施形態の説明]
以上、本発明の実施形態を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、以下に示す変形実施形態を取ることができる。
(1)上記実施形態では、4つのコロ62a〜64dをフレーム63に取り付ける例を示した。コロ62はレール61の両側に1つずつ計2つあればその役割を果たすことができる。しかし、本実施形態のように4つ用いれば、さらに安定してレール61を案内したり支持したりすることができる。また、コロ62を5つ以上用いれば、引き出しの安定性をさらに向上させることができる。なお、コロ62は、フレーム63の表面上に配置されていれば良く、フレーム63に取り付けられず他のフレーム部材に取り付けられていても良い。
(2)図13は、第1変形実施形態に係る引き出し機構60Aを示す模式図である。上記の実施形態では、コロ62の回転軸62h(ビス64)がフレーム63に垂直に取り付けられている例を示した。これに対して、引き出し機構60Aでは、フレーム63Aに垂直な一対の壁面63A1が備えられ、該壁面63A1に対してコロ62の回転軸(ビス64)が垂直に取り付けられている。この結果、ビス64が延びる方向及びコロ62の外周面は、フレーム63Aの平面と平行となっている。
引き出し機構60Aの特徴は、コロ62の下面ではなく外周面(ガイド周面)とフレーム63Aとで、レール61Aのフランジ61A1を挟んでいる点である。従って、この引き出し機構60Aでは、レール61Aのフランジ部61A1が被ガイド面であり、被挟持部でもある。
さらに、各フランジ61A1の外側端部には、上方向に折り曲げられたエッジ部61A2が設けられ、フランジ61A1の部分が溝形状とされている。このような溝形状部分にコロ62の外周面が収容される形でフランジ61A1が挟まれているので、レール61Aがより安定して支持される。
(3)上記の実施形態では、フレーム63のコロ62を取り付ける面が平坦面である場合について例示しているが、コロ62を取り付ける面は傾斜していてもよい。図14は、第2変形実施形態に係る引き出し機構60Bを示す模式図である。引き出し機構60Bでは、フレーム63Bが一対の傾斜面63B1を有するすり鉢状のものとされ、該傾斜面63B1にコロ62の回転軸(ビス64)が垂直に取り付けられている。一方、レール61Bは、傾斜面63B1に沿った折り曲げ角度を有するフランジ61B1と、天板に対する山折り角度が90度よりも大きい側板61B2とを有している。フランジ61B1は、コロ62の下面と傾斜面63B1とで挟まれ、側板61B2はコロ62の外周面が当接されてガイドされる。
(4)上記実施形態では、レール61の外側に向かってフランジ61a、61bが形成されているが、レール61の内側に向かってフランジを形成してもよい。図15は、第3変形実施形態に係る引き出し機構60Cを示す模式図である。引き出し機構60Cのレール61Cは、各側板61C2の下端から各々内側方向へ略直角に折り曲げられたフランジ61C1を有している。コロ62は、側板61C2の内側に配置されている。フランジ61C1は、コロ62の下面とフレーム63Cとで挟まれ、側板61C2の内側面にコロ62の外周面が当接されてガイドされる。
(5)図14の変形実施形態でも示したが、上記実施形態においては、レール61の側板61i、61j及びフランジ61a、61bが直角に折り曲げられて形成されているが、それぞれ直角以外の同じ角度に山折り及び谷折りして形成してもよい。図16は、第4変形実施形態に係る引き出し機構60Dを示す模式図である。引き出し機構60Dのレール61Dは、直角よりも鋭角的に折り曲げられて形成されたフランジ61D1、側板61D2を備える。コロ62Dは、側板61D2の傾斜形状に対応した傾斜した外周面62D1を有している。フランジ61D1は、コロ62Dの下面とフレーム63Dとで挟まれ、傾斜側板61D2にコロ62の傾斜外周面62D2が当接されてガイドされる。
(6)上記実施形態では、レール61は、短手方向断面が略コ字型になるように板状部材を折り曲げて形成される例を示したが、平板材の溶接でレールを形成しても良い。図17は、第5変形実施形態に係る引き出し機構60Eを示す模式図である。引き出し機構60Eのレール61Eは、水平平板の両端部付近に、側板61E2となる平板を垂直に溶接して立設している。前記水平平板の側板61E2よりも外側へ突出下部分が、フランジ61E1の役目を果たす部分となる。
フレーム63Eの表面には、小さなリブ63E1が立設されている。リブ63E1は、フレーム63Eとレール61Eとの間の摩擦力を低減するためのものである。フランジ61E1は、コロ62の下面とフレーム63Eとで挟まれ、側板61E2にコロ62の外周面が当接されてガイドされる。
(7)上記実施形態では、上下方向の厚さが薄い薄型レール61を例示した。上下方向に寸法的な余裕がある場合は、厚型のレールとしても良い。図18は、第6変形実施形態に係る引き出し機構60Fを示す模式図である。引き出し機構60Fのレール61Fは、断面形状が“Ω”字型を呈している。すなわち、断面が矩形となるように折り曲げられた板材の両端部が垂直に折り曲げられて側板61F2が形成され、側板61F2の端部がさらに垂直に折り曲げられてフランジ61F1が形成されている。
側板61F2は、レール61Fの主側板61F3よりも概ねコロ62の大きさ分だけ、主側板61F3よりも内側に位置している。これにより、コロ62は、主側板61F3間に収められている。フランジ61F1は、コロ62の下面とフレーム63Fとで挟まれ、側板61F2にコロ62の外周面が当接されてガイドされる。この引き出し機構60Fによれば、引き出し機構が占有する水平方向の領域を少なくすることができる。
(8)例えば給紙カセット122、123などのように大きく重いユニットに引き出し機構を適用する場合には、安定した引き出しを確保するために、引き出し機構60を2つ採用してレールが平行になるように配設することが望ましい。図19は、第7変形実施形態に係る引き出し機構60Gを示す模式図である。この引き出し機構60Gは、先に示した引き出し機構60Fを2つ平行に並べた例を示している。引き出し機構60Fのレール61Fの天板上には、キャリー板61Gが搭載されている。このキャリー板61Gの上に、引き出すべきユニットが搭載される。勿論、キャリー板61Gを省いて、ユニットの底面に直接レール61Fを取り付けても良い。
(9)上記実施形態では、断面が略コ字型のレール61を用いているが、レール61の内側キャビティを何らかの部材で埋めるようにしてもよい。
(10)引き出し機構60は、上下左右のどのような向きに配設してもよい。例えばドラムユニットの上面にレールを設け、ドラムユニットの上側の画像形成装置本体フレームにコロを設ければ、吊り下げ式の引き出し機構となる。また、排出ユニットの側面にレールを設け、排出ユニットの側方の本体フレームにコロを設けることができる。
(11)上記実施形態では、画像形成装置として複写機を例示した。このほか、ファクシミリ、プリンタ又はそれらの複合機といった様々な画像形成装置にも本発明を適用することができる。さらに、画像形成装置以外の各種装置;装置本体と、この装置本体から引き出されるユニットとを有する装置;にも適用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の外観斜視図である。 同じく画像形成装置の外観斜視図であって、前カバーが開けられ、給紙ユニットが引き出された状態を示している。 画像形成装置の内部構成を示す正面断面図である。 引き出し機構の斜視図である。 図4とは異なる方向から見た引き出し機構の斜視図である。 引き出し機構の平面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 引き出し機構に搭載される給紙ユニットの斜視図である。 給紙ユニットの底面側の斜視図である。 図9のX−X線断面図である。 引き出し機構に搭載された給紙ユニットが引き出された状態を示す斜視図である。 図11の状態を背面側から見た斜視図である。 引き出し機構の変形実施形態を示す模式図である。 引き出し機構の変形実施形態を示す模式図である。 引き出し機構の変形実施形態を示す模式図である。 引き出し機構の変形実施形態を示す模式図である。 引き出し機構の変形実施形態を示す模式図である。 引き出し機構の変形実施形態を示す模式図である。 引き出し機構の変形実施形態を示す模式図である。
1 画像形成装置
10 装置本体
60 引き出し機構
61 レール
61a、61b フランジ(第1被挟持部、第2被挟持部)
61c、61d 切り欠き
61g 抜け止め防止用突起
61i、61j 側板(第1被ガイド面、第2被ガイド面)
611、612 ガイド溝(ガイド部)
62(62a〜62d) コロ
62g 外周面(ガイド周面)
62i 下面
63 フレーム
63a 本体の突起
7 給紙ユニット(ユニット)

Claims (11)

  1. 平板状のフレームと、
    前記フレームの表面上に、所定間隔を置いて配置される回転自在な第1コロ及び第2コロと、
    前記フレームの表面上に載置された第1状態と、所定の引き出し方向に前記フレームから引き出された第2状態との間で移動可能なレールと、
    前記フレームの表面に形成される第1突起と、
    前記レールに設けられ、前記第1突起と干渉する第2突起と、を備え、
    前記第1コロ及び第2コロは、径方向の外周部に形成されたガイド周面と、前記フレームの表面と所定間隔を置いて対向する下面とを含み、
    前記レールは、前記フレームの表面と前記第1コロ及び第2コロの下面若しくはガイド周面との間に各々挟まれ、前記引き出し方向へ直線的に延びる第1被挟持部及び第2被挟持部を含むことを特徴とする引き出し機構。
  2. 平板状のフレームと、
    前記フレームの表面上に、所定間隔を置いて配置される回転自在な第1コロ及び第2コロと、
    前記フレームの表面上に載置された第1状態と、所定の引き出し方向に前記フレームから引き出された第2状態との間で移動可能なレールと、を備え、
    前記第1コロ及び第2コロは、径方向の外周部に形成されたガイド周面と、前記フレームの表面と所定間隔を置いて対向する下面とを含み、
    前記レールは、
    前記第1コロ及び第2コロのガイド周面と各々当接し、前記引き出し方向へ直線的に延びる第1被ガイド面及び第2被ガイド面と、
    前記フレームの表面と平行な帯状部材からなり、前記フレームの表面と前記第1コロ及び第2コロの下面との間に各々挟まれ、前記引き出し方向へ直線的に延びる第1被挟持部及び第2被挟持部とを含み
    前記第1コロ及び第2コロは、前記フレームの表面と各々の下面との間隔が前記帯状部材の厚みよりも大きくなるように前記フレームに取り付けられている、
    ことを特徴とする引き出し機構。
  3. 前記レールは、前記引き出し方向と平行な第1側辺部及び第2側辺部を持つ板状部材からなり、
    前記第1側辺部には前記第1被ガイド面と前記第1被挟持部とが形成され、
    前記第2側辺部には前記第2被ガイド面と前記第2被挟持部とが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の引き出し機構。
  4. 少なくとも前記第1被ガイド面及び前記第1被挟持部は前記板状部材の折り曲げにより形成されるものであって、
    前記第1被ガイド面は前記フレームの表面に対して略垂直の方向に立つように前記板状部材が折り曲げられて形成され、前記第1被挟持部は前記フレームの表面と略平行に且つ当該第1被ガイド面から側方にさらに突出するように折り曲げられて形成されていることを特徴とする請求項3に記載の引き出し機構。
  5. 前記第1被挟持部及び第2被挟持部の少なくとも一方は、前記引き出し方向の後端部分に切り欠き部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の引き出し機構。
  6. 前記第1コロ及び第2コロの少なくとも一方は、前記引き出し方向に沿って配列された複数のコロ群からなることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の引き出し機構。
  7. 前記レールは、前記ユニットを前記引き出し方向に沿ってスライド移動させるためのガイド部を有することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の引き出し機構。
  8. 前記レールは、所定のユニットを搭載するための搭載面を持つことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の引き出し機構。
  9. 筐体構造を有し、平板状のフレームを備えた装置本体と、
    前記装置本体内に収容されるユニットと、
    前記ユニットを前記装置本体から引き出すことを可能とする請求項1〜7のいずれかに記載の引き出し機構と、を含み、
    前記レールに前記ユニットが搭載されることを特徴とする画像形成装置。
  10. 筐体構造を有し、平板状のフレームを備えた装置本体と、
    前記装置本体内に収容されるユニットと、
    前記ユニットを前記装置本体から引き出すことを可能とする請求項1に記載の引き出し機構と、を含み、
    前記レールに前記ユニットが搭載される画像形成装置であって、さらに、
    前記レールに設けられ、前記引き出し方向に沿って延びるガイド部と、
    前記ユニットに設けられ、前記ガイド部でガイドされる被ガイド部と、を備え、
    前記ガイド部は、前記ユニットを前記レールに対して所定の第1距離だけ前記引き出し方向にスライド移動させることを許容し、
    前記第1突起は、前記レールを前記フレームに対して所定の第2距離だけ前記引き出し方向にスライド移動させることを許容するものであって、
    前記第1距離と第2距離とを加えた距離が、前記ユニットの前記引き出し方向の長さよりも長いことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記レールは、前記引き出し方向と平行な第1側辺部及び第2側辺部と、これら側辺部間に位置し前記ユニットを搭載するための搭載面とを持つ板状部材からなり、
    前記第1側辺部には前記第1被ガイド面と前記第1被挟持部とが形成され、
    前記第2側辺部には前記第2被ガイド面と前記第2被挟持部とが形成され、
    前記ガイド部は、前記搭載面に穿孔された、前記引き出し方向に沿って延びるガイド溝であり、
    前記被ガイド部は、前記ガイド溝に嵌め込まれるピン部材であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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