JP2544103Y2 - 自動画線器におけるy軸ガイド支持機構 - Google Patents

自動画線器におけるy軸ガイド支持機構

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JP2544103Y2
JP2544103Y2 JP3691791U JP3691791U JP2544103Y2 JP 2544103 Y2 JP2544103 Y2 JP 2544103Y2 JP 3691791 U JP3691791 U JP 3691791U JP 3691791 U JP3691791 U JP 3691791U JP 2544103 Y2 JP2544103 Y2 JP 2544103Y2
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亨 清沢
康男 三橋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はケーシングの前方からペ
ンアームが突出し、このペンアームに支持されたペンに
よって作画面上に任意の位置に文字、図形等を作図する
自動画線器におけるY軸ガイド支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に示す、従来の此種の自動画線器
におけるY軸ガイド1の支持機構は、フロントカーソル
部2とリアカーソル部3にそれぞれ回転自在に軸支した
ガイドコロ4,5及び6,7のわん曲面をX軸フロント
レール8とX軸リアレール9に当接し、これらガイドコ
ロ4,5及び6,7によってY軸ガイド1の長手方向即
ち前後方向の移動を規制していた。
【0003】他の構成としては、ガイドコロの替わりに
ブッシュ等を用いてY軸ガイド1をX軸フロントレール
8及びX軸リアレール9に移動自在に連結していた。図
11中、10はY軸ガイド1に移動自在に連結するYカ
−ソル、11は該Yカ−ソル10に枢支されたペンア−
ムである。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】上記従来技術の構成
では、2本のX軸フロントレール8とリアレール9との
平行度に高精度が要求され、その結果として、高精度の
組立作業が要求される。
【0005】また、レール8,9をカーソル部2,3側
に設けたブッシュ等で受けると組立てが複雑になり、メ
ンテナンスが容易でないという問題点が存した。本考案
は上記問題点を解決することを目的とするものである。
【0006】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するため、本
考案はケーシングの前後に互いに平行に配設された一対
のX軸フロント・リアレールと、該X軸フロントレール
に一端部のフロントカーソル部が移動自在に取り付けら
れ他端部のリアカーソル部が前記X軸リアレールに沿っ
て移動自在に支持されたY軸ガイドと、前記Y軸ガイド
に移動自在に取り付けられたYカーソルと、該Yカーソ
ルに連結し先端部がケーシングの前方に突出するペンア
ームと、前記Y軸ガイドを前記X軸フロント・リアレー
ルに沿って駆動するX軸駆動機構と、前記Yカーソルを
前記Y軸ガイドに沿って駆動するY軸駆動機構とを備え
た自動画線器におけるY軸ガイド支持機構において、
【0007】前記Y軸ガイドのフロントカーソル部に、
前記X軸フロントレールの一側周面に嵌合し、この嵌合
によって前記フロントカーソル部を上下方向に規制しつ
つ前記X軸フロントレールに沿って案内するガイドコロ
と、前記X軸フロントレールの他側周面にばね圧で当接
し前記ガイドコロとの相互作用によって前記フロントカ
ーソル部を前後方向に規制しつつ前記X軸フロントレー
ルに沿って案内する押圧コロとを設けたものである。
【0008】
【作用】Y軸ガイドの前方端は、わん曲面がX軸フロン
トレールに嵌合するガイドコロによって上下方向が規制
され且つこのガイドコロとX軸フロントレールに弾接す
る押圧コロとの相互作用によって前後方向が規制され
て、X軸フロントレールにガタのない状態で案内され
る。
【0009】
【実施例】以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。図6において、12は自動
画線器のケーシングであり、製図板、デスクなどの載置
面上の任意の位置に手操作で載置するのに適した大きさ
及び底部形状を備えている。
【0010】前記ケーシング12の前部と後部には丸棒
状のX軸フロントレール13とX軸リアレール14が互
いに平行に架設されている。
【0011】15はY軸ガイドであり、これの一端に図
1に示すようにフロントカーソル部16が一体的に形成
され、他端に上向き直角方向に屈折されたリアカーソル
部17が一体的に形成されている。
【0012】前記フロントカーソル部16には図2に示
す如く一対のフロントガイドコロ18,19がY軸ガイ
ド15の長手方向に対して直角な軸線上に配列されて回
転自在に軸支されている。
【0013】前記ガイドコロ18,19は周面が回転中
心軸を中心として双曲線状にくびれたわん曲面を有して
いる。前記カーソル部16には、前記ガイドコロ18,
19の略中間に位置し、且つ、該ガイドコロ18,19
の配列軸線に向い合って板ばね固定軸20が固設されて
いる。この固定軸20に板ばね21の略中間部が固定さ
れている。
【0014】前記ガイドコロ18,19のわん曲面は、
X軸フロントレール13の、前記ケーシング12の前方
壁と対面する側の周側面に当接し、前記板ばね21の両
端に回転自在に軸支された押圧コロ22,23は前記フ
ロントレール13の前記ガイドコロ18,19当接側と
は反対側の周側面に回転自在にばね力によって圧接して
いる。
【0015】前記リアカーソル部17の上方には、図3
に示す如く、ガイドコロ24が回転自在に軸支され、該
ガイドコロ24の下方には板ばね25の略中間部が固定
軸26により固定されている。
【0016】前記ガイドコロ24の表面は前記X軸リア
レール14の上面に回転自在に当接し、前記板ばね25
の両端に回転自在に軸支された押圧コロ27,28は、
前記ガイドコロ24の両側に位置して、前記X軸リアレ
ール14の下面にばね力によって圧接している。
【0017】前記Y軸ガイド15にはYカーソル29が
コロを介して移動自在に取り付けられ、このYカーソル
29の両側面には、ペンアーム30の後端が前記レール
13,14に平行な軸線を中心として回転自在に枢支3
1されている。
【0018】前記ペンアーム30は前記Y軸ガイド15
上に配置され、その先端部分が、ケーシング1の前方壁
にその長手方向略全長にわたって形成された開口部から
ケーシング12の前方に突出している。
【0019】前記ペンアーム30は、その先端部にペン
32を保持している。前記ケーシング12の両側には図
7に示す如く揺動板33(他方は図示省略)がX軸フロ
ントレール13の長手方向と平行な軸線を中心として回
転自在に軸支34され、これら揺動板33間にペンアッ
プ板35が架設されている。
【0020】前記ペンアップ板35の上端に前記ペンア
ーム30の下面がその自重により載置されている。
【0021】一方の揺動板33は、図7に示す如く復帰
ばね36によって反時計方向に付勢され、所定位置でス
トッパーに係止されている。
【0022】揺動板33は、ケーシング12に回転自在
に軸37支されたL型片38の一方にスライド自在に係
合し、L型片38の他方は、ケーシング12に固設され
たソレノイド39の出力軸に、該出力軸に突設された軸
40とL型片38に形成された長穴を介して係合してい
る。
【0023】ソレノイド39が通電されて、その出力軸
が吸引されると、L型片38が軸37を中心として図7
中、時計方向に揺動し、この揺動と連動して、揺動板3
3が復帰ばねの引張力に抗して反時計方向に揺動する。
【0024】これにより、ペンアップ板35が上昇し
て、ペンアーム30は持ち上げられ、ペンアーム30先
端のペン32が作画面から上昇する。ソレノイド39へ
の通電を解除すると、ペンアップ板35は下降し、ペン
32が作画面に当接する。
【0025】上記構成は、公知のペン昇降駆動機構を構
成している。
【0026】前記Yカーソソル29は、プーリ41,4
2,43,44,45,46,47,48に掛けられ、
ドラム49に巻回され、且つ両端50,51がケーシン
グに止着されたワイヤロープ52を介してケーシング1
2に固設されたY軸モータ53の出力軸に連係してい
る。
【0027】前記Y軸モータ53の出力軸に固設された
ドラム49の正逆回転により、前記Yカーソル29はY
軸ガイド15に沿って往復方向に移動するように構成さ
れている。
【0028】前記プーリ41,45はケーシング12の
底部に回転自在に軸支され、前記プーリ46,48,4
2,44は前記Y軸ガイド15の両端に回転自在に軸支
され、前記プーリ43,47は前記Yカーソル29に回
転自在に軸支されている。
【0029】前記フロントカーソル部16は、ケーシン
グ12の前方の一側部に固設されたX軸モータ54の出
力軸に連係するドラムプーリ55と、ケーシング12の
前方の他側部に回転自在に支承されたベルトプーリ56
との間に掛け渡されたタイミングベルト57に連結して
いる。
【0030】前記Y軸ガイド15は、前記X軸モータ5
4の駆動により、前記X軸フロント・リアレール13,
14に沿って移動するように構成されている。
【0031】上記した構成において、図4に示す如く、
ガイドコロ18,19の各々はそのわん曲面構造により
X軸フロントレール13に対して、2点a,bで当接
し、押圧コロ22,23はそれぞれ、X軸フロントレー
ル13に対して1点cで当接する。即ちフロントカーソ
ル部16は2箇所において、それぞれX軸フロントレー
ル13に3点支持されることになり、コロ18,19,
22,23とレール13との間のガタが除去される。
【0032】また、上記3点支持により、フロントカー
ソル部16は上下方向及び前後方向にフロントレール1
3に規制され、このフロントレール13に常に追随して
移動する。
【0033】前記押圧コロ22,23は板ばね21の弾
力によってフロントレール13に弾接するため、各コロ
18,19,22,23は均等な圧力でフロントレール
13に当接する。
【0034】一方、Y軸ガイド15の後端は図5に示す
如くガイドコロ24と押圧コロ27,28とによって、
上下方向が規制されて、リアレール14に沿って案内さ
れる。押圧コロ27,28は板ばね25の弾力によって
リアレール14の下面に均等の圧力で当接し、この圧力
の反力でガイドレール24はリアレール14の上面に圧
接する。
【0035】尚、上記実施例では、板ばね21の両端に
2個の押圧コロ22,23を設けたが、図9に示すよう
に、板ばね57の両端をフロントカーソル部16に固定
し、この板ばね57の中間部に回転自在に軸支した1個
の押圧コロ58を、ガイドコロ18,19の中間に位置
して、X軸フロントレール13の周面に圧接する構成と
しても良い。
【0036】また、リアカーソル部17においても、図
10に示すように、フロントカーソル部16側と同様に
双曲線状のわん曲面を有するガイドコロ59を設け、こ
のガイドコロ59と板ばね25によって付勢された一対
の押圧コロ27,28とで、リアカーソル部17を上下
方向に規制するようにしても良い。
【0037】尚、本案の実施に際し、フロントカーソル
部16側は、X軸フロントレール13によって前後方向
及び上下方向に規制されていれば良く、従って、図示し
たガイドコロ18,19と押圧コロ22,23,58の
構成以外に、図8に示すように、フロントカーソル部1
6に管状の軸受け部60を設け、この軸受部60を、ブ
ッシュ又はスライドボールベアリングを介してX軸フロ
ントレール13にスライド自在に嵌合した構成としても
良い。
【0038】
【効果】本考案は上述の如く構成したので、Y軸ガイド
は正確にX軸フロントレールに沿って案内され、X軸リ
アレールは単にY軸ガイドの後端部を案内するだけで良
く、そのため2本のX軸フロント・リアレールの平行度
をラフに設定することができる。また、Y軸ガイドの前
方端側の前後方向の規制は押圧コロを当接させているだ
けなので、組立て及びメンテナンスが簡単となる等の効
果が存する。
【図面の簡単な説明】
【図1】外観図である。
【図2】外観図である。
【図3】外観図である。
【図4】説明的側面図である。
【図5】説明的側面図である。
【図6】ケーシングのカハバーを取り去った状態の平面
図である。
【図7】ペン昇降駆動機構の側面図である。
【図8】他の実施例を示す外観図である。
【図9】他の実施例を示す平面図である。
【図10】他の実施例を示す側面図である。
【図11】従来技術の外観図である。
【符号の説明】
1 X軸ガイド 2 フロントカーソル部 3 リアカーソル部 4 ガイドコロ 5 ガイドコロ 6 ガイドコロ 7 ガイドコロ 8 レール 9 レール 10 Yカーソル 11 ペンアーム 12 ケーシング 13 フロントレール 14 リアカーソル 15 Y軸ガイド 16 フロントカーソル部 17 リアカーソル部 18 コロ 19 コロ 20 固定軸 21 板ばね 22 押圧コロ 23 押圧コロ 24 ガイドコロ 25 板ばね 26 固定軸 27 コロ 28 コロ 29 Yカーソル 30 ペンアーム 31 枢支 32 ペン 33 揺動板 34 軸支 35 ペンアップ板 36 ばね 37 軸 38 L型片 39 ソレノイド 40 軸 41 プーリ 42 プーリ 43 プーリ 44 プーリ 45 プーリ 46 プーリ 47 プーリ 48 プーリ 49 ドラム 50 両端 51 両端 52 ワイヤロープ 53 Y軸モータ 54 X軸モータ 55 ドラムプーリ 56 ベルトプーリ 57 板ばね 58 コロ 59 コロ 60 軸受部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの前後に互いに平行に配設さ
    れた一対のX軸フロント・リアレールと、該X軸フロン
    トレールに一端部のフロントカーソル部が移動自在に取
    り付けられ他端部のリアカーソル部が前記X軸リアレー
    ルに沿って移動自在に支持されたY軸ガイドと、前記Y
    軸ガイドに移動自在に取り付けられたYカーソルと、該
    Yカーソルに連結し先端部がケーシングの前方に突出す
    るペンアームと、前記Y軸ガイドを前記X軸フロント・
    リアレールに沿って駆動するX軸駆動機構と、前記Yカ
    ーソルを前記Y軸ガイドに沿って駆動するY軸駆動機構
    とを備えた自動画線器におけるY軸ガイド支持機構にお
    いて、前記Y軸ガイドのフロントカーソル部に、前記X
    軸フロントレールの一側周面に嵌合し、この嵌合によっ
    て前記フロントカーソル部を上下方向に規制しつつ前記
    X軸フロントレールに沿って案内するガイドコロと、前
    記X軸フロントレールの他側周面にばね圧で当接し前記
    ガイドコロとの相互作用によって前記フロントカーソル
    部を前後方向に規制しつつ前記X軸フロントレールに沿
    って案内する押圧コロとを設けたことを特徴とする自動
    画線器におけるY軸ガイド支持機構。
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