JP2516541Y2 - 手動式プリンタにおけるヘッド部操作グリップ - Google Patents

手動式プリンタにおけるヘッド部操作グリップ

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JP2516541Y2
JP2516541Y2 JP8825289U JP8825289U JP2516541Y2 JP 2516541 Y2 JP2516541 Y2 JP 2516541Y2 JP 8825289 U JP8825289 U JP 8825289U JP 8825289 U JP8825289 U JP 8825289U JP 2516541 Y2 JP2516541 Y2 JP 2516541Y2
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head
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猛 武藤
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Mutoh Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テーブル上の用紙の所望の位置に印字する
為の手動式プリンタにおけるヘッド部操作グリップに関
する。
〔従来の技術〕
従来の手動式プリンタにおいて、ケーシングに対し
て、印字ヘッドとインクリボンカセットを内蔵したヘッ
ド部を、手動によって、ケーシングの前面に沿って移動
し、印字を行なう構成とした場合、ヘッド部の移動はヘ
ッド部を手で握ってヘッド部を移動させる構成が一般的
である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のようにヘッド部を手で握って移動させるとヘッ
ド部の移動に伴って、操作者の手首が曲がってしまい、
円滑に操作し得ないという欠陥が存した。
本考案は上記問題点を解決することを目的とするもの
である。
〔問題点を解決する手段〕 上記目的を達成するため、本考案は、載置平面上に載
置するのに適した底部を有するケーシング2と、該ケー
シング2の前面から外部に突出し、該ケーシング2の前
面に沿って移動自在に前記ケーシング2内のガイド機構
に支承され、印字ヘッド66及び該印字ヘッド66の印字面
にインクリボンを供給するインクリボンカセット48を載
置したヘッド部23とから成る手動式プリンタにおいて、
前記ヘッド部23に、載置平面に対してほぼ垂直にグリッ
プ100を設け、該グリップ100をその長手方向中心軸線を
中心として回転自在としたものである。
〔作用〕
上記した構成において、操作者がグリップ100を手で
握り、ケーシング2の前面に沿って所定方向に加圧する
とヘッド部23は、ケーシング2内のガイド機構に案内さ
れて、ケーシング2の前面に沿って移動する。この時、
ヘッド部23と操作者の手首との角度変化に伴い、グリッ
プ100は、手首に負担を掛けない方向に回転する。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を、添付図面に示す実施例を参照
して詳細に説明する。
2はケーシングであり、これの底壁にガイドレール4
が固設されている。前記ガイドレール4は、前記ケーシ
ング2の前縁部の近傍に配置され、該前縁部に対して平
行に設定されている。前記ケーシング2の前方壁2aに
は、これに沿って開口部6が、前記前方壁2aの横幅方向
の略全長に亘って透設されている。8はカーソルであ
り、4個のコロ10を介して、前記レール4に移動自在に
連結している。前記カーソル8は前記開口部6に遊嵌配
置され、その前縁部は、前記ケーシング2の前方に突出
配置されている。前記ケーシング2の底壁には一対のロ
ーププーリ12,14が回転自在に軸支され、これらのロー
ププーリ12,14には、適宜のテンションを存して、無端
状のワイヤロープ16が掛け亘されている。前記ワイヤロ
ープ16の互いに対向する平行部分の一方には前記カーソ
ル8が連結している。前記ローププーリ12の回転支軸に
は、パルスエンコーダ18の入力軸が連結している。前記
ケーシング2には、コントローラ(図示省略)が内蔵さ
れ、該コントローラと前記カーソル8に設けたコネクタ
ー20とは、テープ電線22によって連結している。24はベ
ースであり、前記カーソル8の立ち上り部に固定されて
いる。前記ベース24の両側枠24a,24bには垂直方向に長
い長穴26が透設されている。前記ベース24の上下方向に
開放された空間部内にはヘッドベース28が遊嵌配置さ
れ、該ヘッドベース28の両側枠の前方部には互いに同軸
線上に回転軸30が突設され、該回転軸30は前記長穴26に
スライド自在に嵌合されている。前記回転軸は前記ベー
ス24に支持されたばね32によって前記長穴26の上方向に
向けて付勢されている。前記ベース24の四方向にはロー
ラ34,36,38,(ローラ1個は図示省略)が回転自在に軸
支されている。前記ベース24の一方の立ち上り壁には一
対のストッパー40,42が垂直方向に移動自在に軸支さ
れ、該ストッパー40,42はばね44によって水平方向に付
勢されている。前記ヘッドベース28には前記ストッパー
40,42に対応して係合面46が形成されている。前記ヘッ
ドベース28には、インクリボンカセット48を着脱自在に
支持する為の、載置面50と規制板52とから成るカセット
支持部が形成されている。前記規制板52には、インクリ
ボン駆動軸54が回転自在に支承され、該駆動軸54の一方
には巻取軸56が固設され、他方には歯車58が固定されて
いる。前記ヘッドベース28には歯車60が回転自在に支承
され、該歯車60は前記歯車58と噛み合っている。62は前
記ベース24に回転自在に軸支された歯車であり、前記歯
車60の下方に、所定の間隔を存して対向している。前記
歯車62と前記ローラ36との間には無端状のベルト64が掛
け亘され、前記ローラ36の回転力が前記歯車62に伝達さ
れるように構成されている。66はサーマル印字ヘッドで
あり、これに固設されたブラケット68は前記ヘッドベー
ス28に回転自在に軸70支されている。前記ヘッド66は、
ばね72によって前記軸70を中心として、第9図上、反時
計方向に付勢されている。前記サーマル印字ヘッド66に
一体的な部材に形成された突片74は、前記ばね72の付勢
力により、前記ヘッドベース28側に設けられたストッパ
ー76に弾接している。インクリボンカセット48には、イ
ンクリボン巻取ローラ78とインクリボン供給ローラ80及
びガイド軸82,83,84,85が設けられ、前記供給ローラ82
にはインクリボン86が装着されている。前記インクリボ
ン52には前記ヘッドベース28に脱着自在に嵌合するため
の嵌合部48aが形成されている。前記巻取ローラ78に
は、前記巻取軸56を受け入れて、該巻取軸56と巻取ロー
ラ78とを回転方向に係合させる為の穴が設けられてい
る。前記インクリボンカセット48は、前記ヘッドベース
28のカセット支持部に脱着自在に装着しうるように、挿
入枠48aが形成されている。前記印字ヘッド66はテープ
電線22を介して、前記コントローラに接続し、前記パル
スエンコーダ18の出力端は、前記コントローラに接続し
ている。前記コントローラには、ケーシング2の上面に
設けたパネルスイッチ90をキー操作することにより、あ
るいはホストコンピュータからデータを入力することに
より、印字情報を入力することができるように構成され
ている。92は、表示部である。上記ベース24、印字ヘッ
ド66を有するヘッドベース28は、ヘッド部23を構成して
いる。第2図において、96はグリップ支軸であり、前記
ヘッド部23の上面カバーに床面に対して垂直方向に突設
されている。前記支軸96にはボールベアリング98を介し
て円筒上のグリップ100が回転自在に嵌合している。
次に本実施例の作用について説明する。
まず、ヘッドベース28にインクリボンカセット48を装
着する動作について説明する。
ヘッドベース28を、手操作によって持ち上げ、ヘッドベ
ース28を長穴26を中心として、第7図に示すように時計
方向に回動し、ヘッドベース28をテーブル面に対してほ
ぼ45度傾斜させる。このヘッドベース28の傾斜により、
印字ヘッド66の下部が開放される。該状態においてイン
クリボンカセット48の嵌合部48aをヘッドベース28に挿
入し、インクリボン86のカセット外部に露出する部分86
aを、第11図に示すように、印字ヘッド66の下面に位置
させ、該状態でカセット48を規制面52方向に押動し、カ
セット48の底面を規制面52に当接する。該状態におい
て、巻取軸56は、巻取ローラ78の穴に係合する。次にヘ
ッドベース28を第7図中長穴26を中心として反時計方向
に回動し、ヘッドベース28の係合面46を、ヘッドベース
28の自重により、ストッパー40,42上に載置する。該状
態において、ヘッドベース28はテーブル面即ち載置面に
対してほぼ水平となる。
次にテーブル上の用紙に印字する場合について説明す
る。
予じめ、パネルキー90を操作し、コントローラに印字
情報をインプットしておく。テーブル上の用紙の所望の
位置にケーシング2を載置し、作画スタートスイッチを
オンとする。次にオペレータは、手でグリップ100を握
り、該グリップ100をケーシング2の前面に沿って加圧
する。これによりヘッド部23は、カーソル8をガイドレ
ール24に沿って、第3図中左方向に移動し、ヘッド部23
を印字範囲の左端に位置させる。次にオペレータはグリ
ップ100を下向きに加圧して、ヘッドベース28を下向き
に押圧する。この押圧力によりヘッドベース28はばね3
2,44の弾力に抗し、長穴26に案内されて、テーブル面に
対して垂直方向に、歯車60が歯車62に噛み合う状態とな
るまで、下降する。ヘッドベース28の下降により、印字
ヘッド66は、テーブル上の用紙面にインクリボン86を介
して圧接し、この圧接力の反力によって、該ヘッド66は
ばね72の弾力に抗し、軸70を中心として第11図中、時計
方向に若干回動する。該状態において、オペレーターが
グリップ100を印字方向に加圧して、ヘッドベース28を
ガイドレール24に沿って、第3図中、右方向に移動する
とローラ34,36,38が第8図中、時計方向に回転する。ロ
ーラ36の回転は歯車62,60,58及びインクリボン駆動軸54
を介して、巻取軸56に伝達され、巻取ローラ78が回転す
る。このローラ78の回転により、インクリボン86は巻取
ローラ78に巻きとられ、インクリボン86は、印字ヘッド
66に、ヘッドベース28のガイドレール4に沿った移動に
応じて連続的に供給される。一方、カーソル8のガイド
レール4に沿った移動運動は、パルスエンコーダ18によ
ってパルス信号に変換され、コントローラにフィードバ
ックされる。コントローラはこのパルス信号に基いて、
印字ヘッド66の出力印字データのタイミングを制御し、
印字ヘッド66が当接する用紙上に所定の印字が、印字ヘ
ッド66により行なわれる。
〔効果〕
本考案は、上述の如く、ヘッド部移動のためのグリッ
プを回転自在としたので、ヘッド部の移動に伴って、グ
リップを持った手首を曲げる必要がないので手首の負担
が少なく、円滑にヘッド部の移動操作を行なうことがで
きる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
第1図は概略外観図、第2図は概略外観図、第3図は平
面図、第4図は背面図、第5図は側面図、第6図は側面
図、第7図は側面図、第8図は背面図、第9図は背面
図、第10図は背面図、第11図は背面図である。 2……ケーシング、4……ガイドレール、6……開口
部、8……カーソル、10……コロ、12,14……ローププ
ーリ、16……ワイヤロープ、18……パルスエンコーダ、
20……コネクター、22……テープ電線、24……ベース、
24a,24b……両側枠、26……長穴、28……ヘッドベー
ス、30……回転軸、32……ばね、34,36,38……ローラ、
40,42……ストッパー、44……ばね、46……係合面、48a
……挿入枠、48……インクリボンカセット、50……載置
面、52……規制面、54……インクリボン駆動軸、56……
巻取軸、58……歯車、60……歯車、62……歯車、64……
ベルト、66……サーマル印字ヘッド、68……ブラケッ
ト、70……軸、72……ばね、74……突片、76……ストッ
パー、78……インクリボン巻取ローラ、80……インクリ
ボン供給ローラ、82,84……ガイド軸、86……インクリ
ボン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置平面上に載置するのに適した底部を有
    するケーシング2と、該ケーシング2の前面から外部に
    突出し、該ケーシング2の前面に沿って移動自在に前記
    ケーシング2内のガイド機構に支承され、印字ヘッド66
    及び該印字ヘッド66の印字面にインクリボンを供給する
    インクリボンカセット48を載置したヘッド部23とから成
    る手動式プリンタにおいて、前記ヘッド部23に、載置平
    面に対してほぼ垂直にグリップ100を設け、該グリップ1
    00をその長手方向中心軸線を中心として回転自在とした
    ことを特徴とするヘッド部操作グリップ。
JP8825289U 1989-07-27 1989-07-27 手動式プリンタにおけるヘッド部操作グリップ Expired - Lifetime JP2516541Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI634849B (zh) * 2013-09-13 2018-09-11 耐克創新有限合夥公司 用於鞋類物件之具有可調式襯墊線的編織組件

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