JP2003103870A - 開閉カバー支持構造、および画像形成装置 - Google Patents

開閉カバー支持構造、および画像形成装置

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JP2003103870A
JP2003103870A JP2001305126A JP2001305126A JP2003103870A JP 2003103870 A JP2003103870 A JP 2003103870A JP 2001305126 A JP2001305126 A JP 2001305126A JP 2001305126 A JP2001305126 A JP 2001305126A JP 2003103870 A JP2003103870 A JP 2003103870A
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JP2001305126A
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Kazunobu Hisama
数修 久間
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー部材の支軸に加わる力を弱め、樹脂製
支軸を用いても十分に荷重に耐え得るようにし、高価な
金属製の支軸を用いる必要をなくしてコストダウンを図
るとともに、リサイクルを容易とする。 【解決手段】 固定カバー(支持部材)50と開閉カバー
(カバー部材)60とをともに樹脂材料を用いて一体成形
でつくり、互いのヒンジ部54と66および55と67
をはめ合わせて固定カバーで開閉カバーを開閉自在に軸
支する。開閉カバーには、上下縁部に、折り曲げ量が端
部に向けて漸次小さくなる折り曲げ部61・62を形成
し、開閉カバーを開いたとき下縁に形成した折り曲げ部
62が固定カバーのヒンジ部66・67に突き当たるよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形
成装置に関する。および、そのような画像形成装置など
において、画像形成装置本体の外装カバーなどのカバー
部材を支持部材で開閉自在に軸支する開閉カバー支持構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば画像形成装置では、用紙ジャムが
発生したとき、ジャム紙を除去する必要がある。電子写
真式の画像形成装置では、プロセスカートリッジやトナ
ーボトルなどを交換したり、現像装置等の修理を行った
りする必要がある。また、インクジェット式の画像形成
装置では、インクカートリッジの交換や保守点検を行う
必要がある。
【0003】このため、画像形成装置本体には、内部を
開放できるようにカバー部材を備えていた。このカバー
部材は、ユーザーが比較的頻繁に開閉動作を行うことか
ら、画像形成装置本体に対してヒンジ部で取り付けて開
閉自在とし、十分な強度を持たせていた。
【0004】例えば複写機では、一般的には、図7およ
び図8に示すように、支持部材1に、左右に間隔をあけ
て2つのブラケット2をねじ止めし、2つのヒンジ部3
を形成する(図では片方のヒンジ部3のみを示す)一
方、樹脂製のカバー部材4に一体成形で「コ」の字形状
の支持枠5を、同じく左右に間隔をあけて2つ設け、2
つのヒンジ部6を形成し(図では片方のヒンジ部6のみ
を示す)、それらブラケット2と支持枠5を貫通する金
属製の支軸7で両ヒンジ部3・6を連結して支持部材1
にカバー部材4を図7中矢示するとおり上下に開閉自在
に取り付けていた。図示従来例では、支軸7をL型に折
り曲げ、先端をカバー部材4に形成したフック部8に掛
け止めしている。
【0005】ところが、このような従来の開閉カバー支
持構造では、支軸7に大きな荷重が加わるから、強度の
高い金属製のものを使用しなければならず、コスト高と
なるとともに、支軸7をカバー部材4等と異種材料を用
いることから、リサイクル時の作業が面倒となる問題が
あった。
【0006】従来の複写機の中には、例えば特開平11
-214861号公報に記載されるように、カバー部材
を2つに中折れするようにして、開いたときカバー部材
が途中で折れて下に垂れ下がるようにし、ヒンジ部に加
わる負担を小さくしたものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の開閉カバー支持構造にあっても、やはりヒン
ジ部に大きな荷重が加わり、強度の高い金属製の支軸を
使用しなければならず、コスト高となるとともに、異種
材料を用いることから、リサイクル時の作業が面倒であ
る問題があった。
【0008】そこで、この発明の第1の目的は、カバー
部材の支軸に加わる力を弱め、樹脂製支軸を用いても十
分に荷重に耐え得るようにし、高価な金属製の支軸を用
いる必要をなくしてコストダウンを図るとともに、リサ
イクルを容易とすることにある。
【0009】この発明の第2の目的は、加えて、部品点
数を削減してコストダウンを図るとともに、リサイクル
時の作業性を向上することにある。
【0010】この発明の第3の目的は、加えて、ヒンジ
部のはめ合わせを簡単とし、カバー部材の組付けや取り
外し時の作業性を向上することにある。
【0011】この発明の第4の目的は、加えて、カバー
部材を開いたときの安定性を高めて信頼性を向上するこ
とにある。
【0012】この発明の第5の目的は、加えて、カバー
部材をたわませることによりカバー部材の組付けや取り
外し時の作業性を向上することにある。
【0013】この発明の第6の目的は、上記各目的を達
成した開閉カバー支持構造を備える画像形成装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、支持部
材でカバー部材を開閉自在に軸支する開閉カバー支持構
造において、カバー部材を開いたとき支持部材に突き当
てる折り曲げ部をカバー部材の縁部に形成してなる、こ
とを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の発明は、上述した第2の
目的を達成すべく、請求項1に記載の開閉カバー支持構
造において、支持部材とカバー部材をともに樹脂材料を
用いて一体成形でつくるとともに、互いのヒンジ部をは
め合わせて支持部材でカバー部材を開閉自在に軸支して
なる、ことを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明は、上述した第3の
目的を達成すべく、請求項2に記載の開閉カバー支持構
造において、はめ合わす一方のヒンジ部の軸穴部の周囲
に、他方のヒンジ部の軸部を該軸穴部へと案内するガイ
ド面を形成してなる、ことを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の発明は、上述した第4の
目的を達成すべく、請求項2または3に記載の開閉カバ
ー支持構造において、支持部材にヒンジ部を突出して設
け、カバー部材を開いたときそのヒンジ部に折り曲げ部
を突き当ててなる、ことを特徴とする。
【0018】請求項5に記載の発明は、上述した第5の
目的を達成すべく、請求項1ないし4のいずれか1に記
載の開閉カバー支持構造において、折り曲げ部の折り曲
げ量をカバー部材の端部に向けて漸次小さく形成してな
る、ことを特徴とする。
【0019】請求項6に記載の発明は、上述した第6の
目的を達成すべく、画像形成装置において、請求項1な
いし5のいずれか1に記載の開閉カバー支持構造を備え
てなる、ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1には、電子写真式
デジタル複写機(画像形成装置)における機器本体(画
像形成装置本体)の概略内部構成を示す。
【0021】図中符号100は、複写機の機器本体であ
る。機器本体100は、その上にスキャナ装置200を
取り付ける。
【0022】機器本体100内には、プロセスカートリ
ッジ10を備える。プロセスカートリッジ10には、カ
ートリッジケース11内にドラム状の像担持体12を設
け、そのまわりに帯電装置13と現像装置14とクリー
ニング装置15を備える。帯電装置13は、ローラ状
で、像担持体12に接触して設ける。現像装置14には
現像ローラ16などを、クリーニング装置15にはクリ
ーニングブレード17などを備える。
【0023】そのようなプロセスカートリッジ10の像
担持体12には、ローラ状の転写装置18を接触する。
そして、それら像担持体12と転写装置18とが接触す
る位置を転写位置とし、その転写位置を通って機器本体
100内を下方から上方へとのびるシート搬送路pを図
中鎖線で示すように設ける。
【0024】シート搬送路pには、転写位置の手前にレ
ジストローラ対19を備える。転写位置の先には、定着
装置20、排紙ローラ対21を備える。排紙ローラ対2
1の先には、機器本体100とスキャナ装置200との
間に、複写済みシートをスタックする胴内排紙部22を
設ける。定着装置20には、定着ローラ24と加圧ロー
ラ25を備える。
【0025】このような機器本体100内には、他に、
レーザ露光装置26、プロセスカートリッジ10の現像
装置14にトナーを補給するトナーボトル27、PSU
(電源ユニット)28、給紙カセット29を二段に備え
る。各給紙カセット29は、その中に収納した積載シー
トsを給紙ローラ30で各々一枚ずつ分離して繰り出し
可能とする。
【0026】また、機器本体100の右側には、手差し
給紙トレイ32を開閉自在に備え、開いた手差し給紙ト
レイ32上にセットした積載シートsを一枚ずつ分離し
て繰り出す給紙ローラ33を備える。
【0027】スキャナ装置200には、コンタクトガラ
ス35の下に、光源36、複数のミラー37、結像レン
ズ38、CCD等のイメージセンサ39などを備える。
そして、コンタクトガラス35に沿って光源36を移動
し、光源36からの光をコンタクトガラス35上の原稿
面で反射し、その反射光をミラー37で反射して結像レ
ンズ38で結像し、イメージセンサ39で読み取る。
【0028】ところで、このような機器本体100は、
図2に示すように、スキャナ装置200上に自動原稿搬
送装置(ADF)300を載せ、全体を給紙テーブル4
00上に載置してなる。
【0029】さて、いまこのデジタル複写機を用いてコ
ピーをとるときは、自動原稿搬送装置300の原稿台4
0上に原稿をセットし、または自動原稿搬送装置300
を開いてコンタクトガラス35上に直接原稿をセット
し、自動原稿搬送装置300で押さえる。そして、操作
部41のスタートスイッチを押し、原稿台40上に原稿
をセットしたときは、自動原稿搬送装置300を駆動し
て原稿をコンタクトガラス35上に搬送して後、スキャ
ナ装置200を駆動して、そのコンタクトガラス35上
の原稿画像を読み取る。
【0030】同時に、機器本体100内の給紙ローラ3
0・33または給紙テーブル400内の不図示の給紙ロ
ーラの1つを回転し、機器本体100の給紙カセット2
9もしくは給紙テーブル400の給紙カセット42、ま
たは機器本体100の手差し給紙トレイ32からシート
sを繰り出し、シート搬送路pを通してレジストローラ
19に突き当てて止める。
【0031】また、像担持体12を回転駆動し、その像
担持体12の回転とともに、帯電装置13でその表面を
一様に帯電する。次いで、スキャナ装置200からの信
号に基づきその読み取り内容に応じてレーザ露光装置2
6でレーザ光を照射して書込みを行い、像担持体12上
に静電潜像を形成する。続いて、現像装置14の現像ロ
ーラ16でトナーを付着してその静電潜像を現像し、像
担持体12上にトナー画像を形成する。
【0032】そして、像担持体12の回転にタイミング
を合わせてレジストローラ19を回転し、機器本体10
0内で下方から上方へと搬送してシートsをまず転写位
置へと導き、像担持体12上に形成したトナー画像を転
写装置18で該シートsへと転写する。
【0033】画像転写後のシートsは、定着装置20に
入れ、定着ローラ24と加圧ローラ25とで熱と圧力と
を加えて転写画像を定着する。そして、排紙ローラ対2
1で機器本体100外に排出して複写済みシートsを胴
内排紙部22上にスタックする。
【0034】一方、画像転写後の像担持体12は、回転
とともに、表面上の残留トナーをクリーニング装置15
のクリーニングブレード17で掻き落として除去する。
その後、不図示の除電装置で除電し、帯電からはじまる
再度の画像形成に備える。
【0035】ところで、機器本体100の正面には、図
2に示すように、この発明でいう支持部材である固定カ
バー50と、カバー部材である開閉カバー60を設け
る。
【0036】固定カバー50は、樹脂材料を用いて一体
成形でつくり、機器本体100の正面幅にほぼ等しい横
長板状に形成する。そして、図3に示すように、左1/
3はカバー部51として正面側に向けて露出し、右2/
3は支持部52として開閉カバー60を開閉自在に軸支
して表側をそれで被うようにする。支持部52には、大
きな窓53を設ける。そうして、複数のねじ70で、機
器本体100を構成する筐体71に取り付ける。
【0037】この固定カバー50の支持部52には、ま
た、手前側に向けてアーム状に突出するヒンジ部54・
55を左右に間隔をあけて2つ設ける。これらのヒンジ
部54・55の先端外側側面には、各々軸部を外向きに
突出して形成する。例えば図4(A)に示すように、右
側のヒンジ部55には、軸部56を形成する。軸部56
は、図示例では先端に面取り57を設けるが、これに代
えて先端を例えば球面に形成してもよい。
【0038】開閉カバー60もまた、樹脂材料を用いて
一体成形でつくり、図5(A)ないし(D)に示すよう
に横長な板状に形成する。そして、その上下縁部を裏側
に向け折り曲げて折り曲げ部61・62を設け、表側に
傾斜面63・64を設ける。折り曲げ部61・62は、
特に図5(B)から判るとおり、その折り曲げ量aを、右
側端部に向けて漸次小さく形成し、それにともない表側
下縁の傾斜面64も右側に向けて漸次小さく形成する。
【0039】この開閉カバー60の裏側下縁部には、ま
た、左右に間隔をあけて各々軸穴部65を有する2つの
突部を設けてヒンジ部66・67を形成する。そして、
右側のヒンジ部67の内側側面には、図4(B)に示す
ように、軸穴部65の周囲に、固定カバー50の右側ヒ
ンジ部55の軸部56を該軸穴部65へと案内するガイ
ド面68を形成する。ガイド面68は、軸穴部65の径
方向にのびる溝状とし、軸穴部65に向けて徐々に浅く
なるように傾斜して設ける。
【0040】そして、固定カバー50の左側ヒンジ部5
4の軸部を開閉カバー60の左側ヒンジ部66の軸穴部
65に入れて後、開閉カバー60をたわませて固定カバ
ー50の右側ヒンジ部55の軸部56先端を開閉カバー
60の右側ヒンジ部67のガイド面68に当て、そのガ
イド面68を滑らせて軸穴部65に入れ、互いのヒンジ
部54・66および55・67をはめ合わす。
【0041】これにより、固定カバー50に開閉カバー
60を開閉自在に取り付け、図6に示すように開閉カバ
ー60を開いたとき、下縁の折り曲げ部62を固定カバ
ー50の左右のヒンジ部54・55に突き当て、支軸に
加わる荷重をヒンジ部54・55でも受けるようにす
る。
【0042】よって、図示例では、折り曲げ部62で開
閉カバー60の強度を高めるとともに、折り曲げ部62
を固定カバー50に突き当てることで荷重を分散して開
閉カバー60の支軸に加わる力を弱め、樹脂製支軸を用
いても十分に荷重に耐え得るようにし、強度のある金属
製の支軸を用いる必要をなくしてコストダウンを図ると
ともに、支軸と開閉カバー60等を同じ樹脂材料を用い
てつくることを可能としてリサイクル時の作業を容易と
することができる。
【0043】また、固定カバー50と開閉カバー60を
ともに樹脂材料を用いて一体成形でつくるとともに、互
いのヒンジ部54・66および55・67をはめ合わせ
て固定カバー50で開閉カバー60を開閉自在に軸支す
るから、部品点数を削減してコストダウンを図るととも
に、リサイクル時の作業性を向上することができる。
【0044】ここで、はめ合わす開閉カバー60のヒン
ジ部67の軸穴部65の周囲に、固定カバー50のヒン
ジ部55の軸部56を軸穴部65へと案内するガイド面
68を形成するから、そのガイド面68で案内してヒン
ジ部55・67のはめ合わせを簡単とし、開閉カバー6
0の組付けや取り外し時の作業性を向上することができ
る。
【0045】そして、固定カバー50にヒンジ部54・
55を突出して設け、開閉カバー60を開いたときその
ヒンジ部54・55に折り曲げ部62を突き当てるか
ら、ヒンジ部54・55を精度よく突出して折り曲げ部
62を的確に突き当て、開閉カバー60を開いたときの
安定性を高めて信頼性を向上することができる。
【0046】またさらに、折り曲げ部61・62の折り
曲げ量aを開閉カバー60の端部に向けて漸次小さく形
成するから、開閉カバー60の端部の剛性を低減して開
閉カバー60に弾性を持たせ、開閉カバー60をたわま
せることにより開閉カバー60の組付けや取り外し時の
作業性を向上することができる。
【0047】また、図示例では、表側下縁の傾斜面64
も右側に向けて漸次小さく形成するから、図2に示すよ
うに、開閉カバー60の右端の稜線bを給紙カセット2
9の右端の稜線cと連続するようにし、傾斜面64が端
部にまでのびて稜線b・c間が不連続となって不安定感
を与えるおそれをなくし、見た目の安定性を増してデジ
タル複写機の外観を良好とすることができる。
【0048】なお、図3、図5、図6で符号69は、開
閉カバー60の裏側から突出して設けるシャッタ部であ
り、機器本体100内のセンサで検知して開閉カバー6
0の開閉を検出し、開いているときは機器本体100の
駆動を停止する。
【0049】そして、開閉カバー60を開き、図3に示
す窓53を通して取っ手72に指を掛けてプロセスカー
トリッジ10を引き出し、別の取っ手73に指を掛けて
トナーボトル27を引き出し、交換したりトナーを補給
したりする。
【0050】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に係る発
明によれば、カバー部材を開いたとき支持部材に突き当
てる折り曲げ部をカバー部材の縁部に形成するから、そ
の折り曲げ部でカバー部材強度を高めるとともに、折り
曲げ部を支持部材に突き当てることで荷重を分散してカ
バー部材の支軸に加わる力を弱め、樹脂製支軸を用いて
も十分に荷重に耐え得るようにし、強度のある金属製の
支軸を用いる必要をなくしてコストダウンを図るととも
に、支軸とカバー部材等を同じ樹脂材料を用いてつくる
ことを可能としてリサイクル時の作業を容易とすること
ができる。
【0051】請求項2に係る発明によれば、支持部材と
カバー部材をともに樹脂材料を用いて一体成形でつくる
とともに、互いのヒンジ部をはめ合わせて支持部材でカ
バー部材を開閉自在に軸支するから、請求項1に係る発
明の効果に加えて、部品点数を削減してコストダウンを
図るとともに、リサイクル時の作業性を向上することが
できる。
【0052】請求項3に係る発明によれば、はめ合わす
一方のヒンジ部の軸穴部の周囲に、他方のヒンジ部の軸
部を該軸穴部へと案内するガイド面を形成するから、請
求項2に係る発明の効果に加えて、ガイド面で案内して
ヒンジ部のはめ合わせを簡単とし、カバー部材の組付け
や取り外し時の作業性を向上することができる。
【0053】請求項4に係る発明によれば、支持部材に
ヒンジ部を突出して設け、カバー部材を開いたときその
ヒンジ部に折り曲げ部を突き当てるから、加えて、ヒン
ジ部を精度よく突出して折り曲げ部を的確に突き当て、
カバー部材を開いたときの安定性を高めて信頼性を向上
することができる。
【0054】請求項5に係る発明によれば、折り曲げ部
の折り曲げ量をカバー部材の端部に向けて漸次小さく形
成するから、カバー部材の端部の剛性を低減してカバー
部材に弾性を持たせ、カバー部材をたわませることによ
りカバー部材の組付けや取り外し時の作業性を向上する
ことができる。
【0055】請求項6に係る発明によれば、請求項1な
いし5のいずれか1に記載の開閉カバー支持構造を備え
るから、上記各効果を有する開閉カバー支持構造を備え
た画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真式デジタル複写機の機器本体の概略内
部構成図である。
【図2】そのデジタル複写機の外観斜視図である。
【図3】機器本体の固定カバーを取り外した状態の斜視
図である。
【図4】(A)はその固定カバーの右側ヒンジ部の斜視
図、(B)は開閉カバーの右側ヒンジ部の斜視図であ
る。
【図5】開閉カバーを示し、(A)はその正面図、
(B)はその平面図、(C)はその左側面図、(D)は
その右側面図である。
【図6】開閉カバーを開いた状態を、機器本体の側方か
ら見て示す示す状態説明図である。
【図7】従来の開閉カバー支持構造を示す複写機の一部
破断側面図である。
【図8】その開閉カバーのヒンジ部を拡大して示す部分
拡大斜視図である。
【符号の説明】
50 固定カバー(支持部材) 54 固定カバーの左側ヒンジ部 55 固定カバーの右側ヒンジ部 56 ヒンジ部の軸部 60 開閉カバー(カバー部材) 61 上縁の折り曲げ部 62 下縁の折り曲げ部 65 ヒンジ部の軸穴部 66 開閉カバーの左側ヒンジ部 67 開閉カバーの右側ヒンジ部 68 ガイド面 100 機器本体(画像形成装置本体) a 折り曲げ量
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AP07 CD01 CD07 CD13 2H071 AA42 BA23 4E360 AB03 AB13 AB51 BA04 BA06 BB02 BB12 BB16 BB23 BC02 BC05 EA16 ED03 ED17 ED27 EE03 FA07 GA12 GB48 5C062 AA02 AA05 AB00 AD02 AD06 BA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材でカバー部材を開閉自在に軸支
    する開閉カバー支持構造において、 前記カバー部材を開いたとき前記支持部材に突き当てる
    折り曲げ部を前記カバー部材の縁部に形成してなる、開
    閉カバー支持構造。
  2. 【請求項2】 前記支持部材と前記カバー部材をともに
    樹脂材料を用いて一体成形でつくるとともに、互いのヒ
    ンジ部をはめ合わせて前記支持部材で前記カバー部材を
    開閉自在に軸支してなる、請求項1に記載の開閉カバー
    支持構造。
  3. 【請求項3】 はめ合わす一方の前記ヒンジ部の軸穴部
    の周囲に、他方の前記ヒンジ部の軸部を該軸穴部へと案
    内するガイド面を形成してなる、請求項2に記載の開閉
    カバー支持構造。
  4. 【請求項4】 前記支持部材に前記ヒンジ部を突出して
    設け、前記カバー部材を開いたときそのヒンジ部に前記
    折り曲げ部を突き当ててなる、請求項2または3に記載
    の開閉カバー支持構造。
  5. 【請求項5】 前記折り曲げ部の折り曲げ量を前記カバ
    ー部材の端部に向けて漸次小さく形成してなる、請求項
    1ないし4のいずれか1に記載の開閉カバー支持構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1に記載の
    開閉カバー支持構造を備えてなる、画像形成装置。
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