JP5170903B2 - センサユニット - Google Patents

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Description

本発明は、センサユニットに関し、詳しくは、保護用のキャップ内にリード線付き端子金具を組付けてなる、キャップ付き端子金具を備えるセンサユニットに関する。
図16は、内燃機関の排気ガス中の酸素濃度を測定するガスセンサ101に、図示右上の外部出力用のリード線(コード)81が接続されたセンサユニットを示す断面図である。このセンサユニットを構成するガスセンサ101は、筒状の主体金具102内に固体電解質からなる有底筒状(コップ形状)をなす検出素子103を保持させ、素子の外面に形成した電極層を排気ガスに接触させ、その内面に形成した電極層を基準酸素ガス(大気)に接触させて、その内外の酸素濃度差に対応して起電力を生じさせ、それに基づく出力信号から酸素濃度を検知、測定する構成を有している。このセンサ101は、主体金具102の下部外周のネジ105を介して排気管Hに取り付けられてその用に供される。
このようなセンサユニットは、ガスセンサ(以下、単にセンサともいう)101における外部出力用端子131に、センサとは別個に組立てられた保護用のキャップ付きの端子金具(以下、キャップ付き端子金具)1におけるその端子金具30が電気的に接続された構成を有している。同図においては、ガスセンサ101の図示上方における絶縁材製の筒状部110に、絶縁材(例えばゴム)からなる保護用のキャップ(以下、単にキャップとも言う)2が被せられて、同キャップ2内に組付けられた端子金具30が、センサ101における外部出力用端子131に接続され、リード線81を介して出力信号を外部に出力するように構成されている。同図においては、センサ101の同筒状部110内に配置されている外部出力用端子131におけるソケット端子部133内に対し、リード線81の先端に取付けられた端子金具30における外部出力用端子接続部位33を挿入し、その両端子相互間を圧接させることで電気的接続を確保するように構成されている(特許文献1)。
図17は、このようなセンサ101の外部出力用端子131に接続される前のキャップ付き端子金具1を示した断面図である。このものは、図17に示したように、キャップ2と、その内部に組付けられた端子金具30と、その端子金具30に接続されたリード線81とから構成されている。このうち、キャップ2は、通常、ゴムからなり、同図のものでは概略T字形の管継手形態を呈しており、図示上下に延びる縦筒部3と、その上端において同図の左右の各横方に延びる右横筒部5と左横筒部7とを有している。また、縦筒部3の内部は、図示下方のキャップ口(開口)9に向けて上下に延びる内部主空間10を同軸状に有している。他方、端子金具30は、センサの外部出力用端子131をなすソケット端子部133内に挿入されて接続されるように筒状に形成された外部出力用端子接続部位33と、リード線81が接続されるリード線接続部位(圧着部)53とを備えており、例えば金属薄板(ステンレス鋼製薄板)から一体で形成されている。
この様な端子金具30は、キャップ2の内部に図示のように、外部出力用端子接続部位33の先端(図示下端)をキャップ口9に向けてその内部主空間10内において同軸状に位置決め配置されて組付けられている。なお、同図の端子金具30は、外部出力用端子接続部位33の基部(キャップ口9より空間の奥に位置する部位)に、その基部と同心状で相対的に大径をなす環状スカート部37を、環状板部35を介して折り返し状に有している。このような端子金具30は、環状スカート部37の外周面をキャップ2の内周面にて締め付けるか、拘束する形で、しかも、環状板部35をキャップ2の内部主空間10の奥の天井部19に押付けるようにして位置決め保持されている。また、同図においては、キャップ2の右側部に向けて設けられた右横筒部5内に、端子金具30を構成するリード線接続部位53を配置させており、同右横筒部5の端部に設けられたリード線用開口から、リード線接続部位53に圧着で接続されたリード線81が外部に引き出されている。
特開2005−10156号公報
ところで、図17に示したように、キャップ2内にリード線付きの端子金具30を組付けるためには、従来、その構成上、次のような手順(1)〜(3)により、その組付け作業が行われていた(図18参照)。
(1)図18の左図Aに示したように、キャップ2の外側部(右横筒部5)の端のリード線用開口から、キャップ2内にリード線81の先端を挿入し(差込み)、そのリード線81や同キャップ2を適宜に変形させたりして、その先端(芯線部)を把持して引き出し、キャップ口9から外部にその先端寄り部位を適量突出させる。
(2)図18の右図Bに示したように、キャップ口9から適量引張り出したリード線81の先端に、端子金具30におけるリード線接続部位53を圧着(カシメ)により接続する。
(3)キャップ2のリード線用開口から外部に延びているリード線81の部位を、前記の手順(1)とは逆方向に引張る(引き戻す)ようにしつつ、端子金具30をキャップ口9からキャップ2内の奥に押込むようにして、キャップ2内の正規位置(所定位置)に配置する。これにより、外部出力用端子接続部位33はキャップ内の正規位置に位置決めされ、リード線接続部位53も正規位置に配置され、リード線81はリード線用開口から外部に引き出されて、各部品が組付けられる。
すなわち、図17に示したようなキャップ付き端子金具1を得るためには、前記したような工程が必要となり、キャップ2に対する他の構成部品の組付け作業が複雑であるといった問題があった。とくに、このリード線81の引き戻し工程では、ゴムの変形を利用してキャップ2を微妙に変形させながら、端子金具30におけるリード線接続部位53や外部出力用端子接続部位33がキャップ2内において正規位置に配置されるようにする必要がある。このように、従来はその組付け作業が複雑となることから、主として手作業での組付け作業を余儀なくされており、したがって、その組付けの簡易、迅速化が図られないという問題があった。また、作業内容が複雑となるため、その組付け工程の自動化(自動機による組み立)は容易でないといった問題もあった。このため、結果として、センサユニットのコスト低減が図られないという問題となっていた。
本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたもので、リード線付き端子金具を保護用のキャップ内へ組付ける作業の簡易、迅速化が図られるようにし、その組付けコスト、さらにセンサユニットのコストの低減を図ることをその目的とする。
前記課題を解決するため請求項1に記載の本発明は次の通りである。
有底筒状をなす検出素子と、その検出素子に接続され、出力信号を外部に出力するための外部出力用端子と、を有するセンサと、
保護用のキャップ内にリード線付き端子金具を組付けてなるキャップ付き端子金具であって、リード線の端部に接続された端子金具が、キャップ口から前記キャップ内に挿入された前記外部出力用端子に接続可能に組付けられていると共に、そのリード線が該キャップに設けられたリード線用開口から外部に引き出されてなるキャップ付き端子金具と、を備えたセンサユニットにおいて、
前記キャップ付き端子金具は、該キャップ内に組付けられる前の端子金具を、前記外部出力用端子に接続される外部出力用端子接続部位を有する第1端子と、リード線の端部に接続されるリード線接続部位を有する第2端子とに分割しておき、
第1端子は前記キャップ口から、前記リード線接続部位にリード線を接続した第2端子は前記リード線用開口から、それぞれ挿入されてキャップ内の正規位置に配置され得ると共に、第1、第2の両端子が電気的に接続され得るように、第1、第2の各端子の双方に端子間接続部位が設けられており、
第1、第2の両端子が、キャップ内の正規位置に配置される際に、各端子に設けられた前記端子間接続部位を介して電気的に接続されて前記端子金具としてキャップ内に組付けられる構成を有していることを特徴とする。
請求項2の本発明は、請求項1において、
第1端子が前記キャップ口からキャップ内の正規位置に配置された後で、第2端子が前記リード線用開口からキャップ内の正規位置に配置される際に、各端子に設けられた前記端子間接続部位を介して電気的に接続されて前記端子金具としてキャップ内に組付けられる構成を有していることを特徴とするセンサユニットである。
請求項3の本発明は、請求項1又は2において、
第1端子の前記端子間接続部位は凹となす嵌合部であり、第2端子の前記端子間接続部位は凸となす嵌合部であり、両端子間接続部位は、この両嵌合部が相互に嵌合して接続される構成を有していることを特徴とするセンサユニット。
請求項4に記載の本発明は次の通りである。
有底筒状をなす検出素子と、その検出素子に接続され、出力信号を外部に出力するための外部出力用端子と、を有するセンサと、
保護用のキャップ内にリード線付き端子金具を組付けてなるキャップ付き端子金具であって、リード線の端部に接続された端子金具が、キャップ口から前記キャップ内に挿入された前記外部出力用端子に接続可能に組付けられていると共に、そのリード線が該キャップに設けられたリード線用開口から外部に引き出されてなるキャップ付き端子金具と、を備えたセンサユニットにおいて、
前記キャップ付き端子金具は、該キャップ内に組付けられる前の端子金具を、前記外部出力用端子に接続される外部出力用端子接続部位を有する第1端子と、リード線の端部に接続されるリード線接続部位を有する第2端子とに分割しておき、
第1端子は前記キャップ口から、前記リード線接続部位にリード線を接続した第2端子は前記リード線用開口から、それぞれ挿入されてキャップ内の正規位置に配置され得ると共に、その配置工程後において、第1、第2の両端子が溶接により接続され得るように、第1、第2の各端子の双方に端子間接続部位が設けられており、
第1、第2の両端子が、前記配置工程後において、各端子に設けられた前記端子間接続部位を介して溶接により接続されて前記端子金具としてキャップ内に組付けられる構成を有していることを特徴とするセンサユニット。
請求項5に記載の本発明は、前記溶接がレーザ溶接であることを特徴とする請求項4に記載のセンサユニットである。
請求項1の本発明では、センサユニットを構成するキャップ付き端子金具の上記構成により、キャップ内へ端子金具を組付ける際には、予め2つに分割された第1、第2の各端子をそれぞれキャップ口、リード線用開口から挿入してキャップ内の正規位置に配置する工程のみで、両者の端子間接続部位同士を接続でき、端子金具としてキャップ内に組付けることができる。すなわち、本発明によれば、端子金具の組付け工程においては、2分割された第1、第2の各端子をそれぞれキャップ口、リード線用開口から別個に挿入し、キャップ内の正規位置に配置する工程のみで、端子金具の組付けができるため、その組付けの簡易、迅速化が図られるという極めて優れた効果が得られる。また、このように組付け工程の単純化が図られるため、その工程の自動化も容易となる。さらには、センサユニットとしてのコスト低減も図られる。
本発明では、第1端子又は第2端子のいずれか一方がキャップ内の正規位置に配置された後で、他方がキャップ内の正規位置に配置され、或いは、両端子がキャップ内の正規位置に同時に配置されることで、両端子が各端子に設けられた端子間接続部位を介して電気的に接続(一体化)される構成を有していればよい。ただし、好ましいのは、請求項2に記載の発明のように、第1端子がキャップ内の正規位置に配置された後で、第2端子がキャップ内の正規位置に配置される際に、各端子に設けられた端子間接続部位を介して両端子が接続されるようにした場合である。というのは、リード線用開口はキャップの側部(横方)に設けられるのが普通である。一方、第2端子は、そのリード線接続部位にリード線を接続してリード線用開口からキャップ内に挿入されるものである。したがって、このような第2端子はリード線を接続した状態において、その端子間接続部位も含めて真っ直ぐな棒状(又は直線線状)に形成するのが、その構造の単純化を図るために好ましく、このような第2端子は、第1端子より後で、キャップ内の正規位置に配置するようにするのが、接合構造も簡易となるし、その電気的接続の信頼性も高められるためである。
第1、第2の各端子に設けられた端子間接続部位を介して両端子を電気的に接続する手段としては、端子間接続部位相互が適宜の力で押付けあっているだけでも良いが、その接続の信頼性を高めるため、同接続部位は構造的に互いに嵌合する凹部又は凸部を有するものとしておくのが好ましい。このとき、請求項3の発明のように、第1端子の前記端子間接続部位は凹となす嵌合部であり、第2端子の前記端子間接続部位は凸となす嵌合部としておくとよい。というのは、第2端子はリード線用開口から挿入されるものであり、上記もしたように、その端子間接続部位も含めて真っ直ぐな棒状又は直線線状に形成するのが好ましく、したがって、凸となす嵌合部として形成し易いためである。
なお、第1、第2の各端子に設けられた端子間接続部位を介して電気的に接続する手段としては、前記したように構造的に嵌合し合う構成とするのが好ましいが、請求項4の発明のように、端子間接続部位相互で溶接しても良い。本発明のように、溶接するものでは、第1、第2の各端子のキャップ内への配置においては、両端子の端子間接続部位相互における嵌合や圧入による結合を要しないため、第1、第2の各端子の構造自体の単純化が図られる。なお、溶接は、請求項5に記載の発明のようにレーザ溶接とするのが好ましい。
本発明のセンサユニットを構成するキャップ付き端子金具を具体化した第1実施形態例の断面図。 図1のキャップ付き端子金具を構成するキャップの断面図。 図1の「キャップ付き端子金具」の端子金具を構成する第1端子と第2端子との接続前の拡大斜視図。 図3の第1端子の分解斜視図。 図1においてキャップを除去した(端子金具を取り出した)一部断面図、及びその要部拡大図。 図5におけるA−A線で切断した位置から見た第1端子の側面図、及びその要部拡大図。 キャップ内に、第1、第2の各端子を組付ける工程の説明用断面図。 図1のキャップ付き端子金具をガスセンサに取り付けてなるガスセンサユニットの断面図。 第1端子と第2端子の別例における接続前の拡大斜視図。 本発明のセンサユニットを構成する「キャップ付き端子金具」を具体化した第2実施形態例の断面図。 図10においてキャップを除去した(端子金具を取り出した)一部断面図、及びその要部拡大図。 図10においてキャップ内に、第1、第2の各端子を組付ける工程の説明用断面図。 図10のキャップ付き端子金具をガスセンサに取り付けてなるガスセンサユニットの一部省略断面図。 本発明のセンサユニットを構成する「キャップ付き端子金具」を具体化した第3実施形態例の断面図。 図14においてキャップを除去した(端子金具を取り出した)平面図。 内燃機関の排気ガス中の酸素濃度を測定するガスセンサに、外部出力用のリード線が接続されたセンサユニットを示す断面図。 従来のキャップ付き端子金具の内部構造を示した断面図。 図17のキャップ内にリード線付きの端子金具を組付ける手順を説明する図。
(第1実施形態例)
本発明を具体化した第1実施形態例について、図1〜図8に基づいて詳細に説明する。ただし、本形態のセンサユニットを構成するキャップ付き端子金具1は、図8に示したように、キャップ2を上記(図16参照)したガスセンサ101における筒状部110の端部に被せて、同キャップ2内に組付けられた端子金具30を、同筒状部110内に設けられた外部出力用端子131におけるソケット端子部133内に挿入して接続される構造のものと同様のものとして具体化している。
本形態においてキャップ2は、縦断面においては、図1、図2に示したように概略T字形の管継手形態を呈しており、図示上下に延びる縦筒部3とその上端において、縦筒部3の軸線に対して略直角で同図の左右の各横方に延びる右横筒部5と左横筒部7を有している。このキャップ2のうち、図示上下に延びる縦筒部3の内部は、図示下方のキャップ口(開口)9に向けて上下に延びる内部主空間10を同軸状に有している。この内部主空間10は、図8に示したガスセンサ101の筒状部110の後端寄り部位を収容可能に横断面が例えば円形の柱状に形成されている。ただし、この内部主空間10をなすキャップ口9寄り部位の内周面は相対的に他より若干拡径されているが、その奥に向かう中間部位には、周方向に環状をなすリップ(凸部)12が複数(2列)設けられている。この環状のリップ12は、キャップ2がガスセンサの筒状部の後端に被せられて取付けられた時に、一部が潰されるように変形してその筒状部の外周面に圧接され、シールが保持されるように形成されている。また、2つのリップ12のうち奥のリップは、キャップ2内に組付けた端子金具30が内部主空間10から分離又は脱落するのを防止する作用もなすように形成されている。なお、キャップ2は本例ではフッ素ゴム製とされているが、樹脂製としてもよい。
また、図示、縦筒部3の上端において右横方に延びる右横筒部5の内側は、内部主空間10の図示上端において、図示右横方向に向かって、横断面が内部主空間10の円形より小さい円形でトンネル状に横向きに延びる右横向き空孔(トンネル状空孔)14をなしている。この右横向き空孔(単に横向き空孔ともいう)14は、後述するようにキャップ2内に組付けられて端子金具30を構成するリード線接続部位を収容する空間をなしている。そして、この横向き空孔14の外側向き端にはリード線用開口16が形成されているが、この開口16は本例ではトンネル状の横向き空孔14部分に比べてその内径が縮径されている。こうして、キャップ2の内部は、キャップ口9から図示上に延びる内部主空間10と、その上端において右横向きに延びる横向き空孔14を有している。なお、本形態をなすキャップ2は、ガスセンサに用いられるため、縦筒部3の上端において、別に左横方に延びる左横筒部7を備えており、その内側は内部主空間10の上端寄り部位において図示左横向に延びて外部に連通する横穴(基準ガス取り入れ口)17が設けられている。この横穴17は基準ガスをなす大気導入部であり、内部にはフィルタ18が取り付けられるように形成されている。
次に、キャップ2の内部に組付けられる端子金具30、及びそれに接続されたリード線81等について説明する。端子金具30は、第1端子31と第2端子51とからなっており、第1端子31は外部出力用端子接続部位33を有し、第2端子51はリード線81が接続されるリード線接続部位(圧着部)53を有している。この両端子31,51は図1においてはキャップ2内に組付けられているため一体化(接続)されているが、キャップ2に組付けられる前は、図3に示したように別個の物として分割されている。なお、本例では両端子31,51のいずれも、同素材(例えば、ステンレス鋼)からなる金属薄板からプレス加工や曲げ加工等を経て形成されている。
このうち、先ず第1端子31について説明する。この第1端子31における外部出力用端子接続部位33は、本形態では図8に示した、ガスセンサ101側の外部出力用端子131におけるソケット端子部133内に挿入されて接続されるように筒状(円筒状)に形成されている。そして、この筒状の外部出力用端子接続部位33の上端においては、外径側に円環状に突出するように形成された円環板部35を有しており、この円環板部35を介し外部出力用端子接続部位33の外側において同軸状をなすように折返し状に形成された相対的に大径の環状(円環状)スカート部37を有している。本例では、このスカート部37を有する第1端子31は、図7に示したように、同図の姿勢でキャップ2内にそのキャップ口9から上向きに挿入可能とされ、挿入された際にはキャップ2内のうち、リップ12の奥にて内部主空間10をなす内周面にそのスカート部37の外周面が拘束されるように形成されている。また、外部出力用端子接続部位33の先端(図示下端)寄り部位には、センサの外部出力用端子131のソケット端子部133内に内挿されて接続された際に、抜け止状に保持されるように括れ部(縮径部)34が形成されている。
そして、図4に示すように、本形態では第1端子31の外部出力用端子接続部位33の基端部の円環板部35のうち、第1端子31の先端を向く面と反対側の面(図示上面)に対し、図示右横向きに延びる横穴39が別の金属板部材40から形成されており、この横穴39の内面が次記する第2端子51の端子間接続部位55と接続される端子間接続部位41をなすように形成されている。すなわち、この横穴39は、次記する第2端子51における棒状の端子間接続部位55を圧入状に嵌合し得、それによって両端子31,51を電気的に接続する端子間接続部位41をなすところであり、凹となす嵌合部である。本例では、図3、図4に示したように、第1端子31と同素材からなる所定直径(本例では円環板部35の外径より若干小さい直径)を有する金属平板(円形板)をその1つの半径線方向に沿う形で、その金属平板の片面(図示上面)において横断面が樋部(溝状)42の形状をなすように膨らみ成形したものからなっている。すなわち、図4に示したように、このような金属板部材40を、その片面と反対面を介して円環板部35に同心状にて溶接して、その樋部42の内側をなす横穴39の内面が端子間接続部位41をなすように形成したものである。
なお、このように形成された第1端子31は、これがキャップ口9から内部主空間10の奥に向けて、キャップ2の変形を利用して押込まれて挿入され得るように構成されているが、図7に示すように、その挿入時には、樋部42の外部(図示上部)が内部主空間10の奥の突き当り部(天井部)19に当るか、当らなくても、所定位置が保持されるように設定されている。同時に、第1端子31は、この環状スカート部37の外周面を、キャップ口9の内周面にて締め付けられるか、拘束される形で、しかも、金属板部材40又はそれにて形成されている樋部42の図示上端部をキャップ2の内部主空間10の天井部19に押付けられ、又は所定の空隙を介して位置決めされるように設定されている。そして、第1端子31がキャップ口9から押込まれてその内部に配置される際には、その樋部42すなわち横穴39のなす端子間接続部位41の外側端開口に向けて延びる方向が、キャップ2内の右横向き空孔14の延びる方向に大方一致したところが、第1端子31のキャップ2内における正規位置とされるように設定されている。
さて次に第2端子51について、図1、図3、図5に基づいて説明する。第2端子51は、リード線81の端部の芯線部を圧着して接続する圧着部(バレル部)からなるリード線接続部位53と、このリード線接続部位53から一体で延びる棒状の端子間接続部位55とから形成されている。図1、図5においては、リード線接続部位53は、リード線81の先端部(一方の端部)の芯線部を包囲し圧着により接続してなる状態を示しており、棒状の端子間接続部位55と、このリード線81の先端部を接続してなるリード線接続部位53とが略同軸で直線状に延びるように形成されている。ただしリード線接続部位53が棒状の端子間接続部位55より太めに形成されている。この第2端子51については、金属薄板をプレス打抜き成形した後、適宜に曲げ成形、或いはプレス成形してリード線接続部位53と、端子間接続部位55等を有するように成形されている。なお、端子間接続部位55は真っ直ぐな棒状をなすように筒状に又は重ね曲げして形成され、第1端子31における端子間接続部位41をなす横穴(凹となす嵌合部)39に圧入状に嵌合されるところであり、本例では凸となす嵌合部をなしていることになる。なお、本例では、リード線81の先端部を接続してなるリード線接続部位53の外周には、外周面に間隔をおいて3つのリップ59を備えたシール用の筒状のゴムパッキン60が取着されている。
このように形成された第2端子51は、その先端の棒状の端子間接続部位55から、キャップ2におけるリード線用開口16を通してキャップ2内に挿入可能とされている(図7参照)。そして、第1端子31が正規位置に先に挿入された後で、この第2端子51がリード線用開口16から棒状の端子間接続部位55の先を先端として挿入されることで、その端子間接続部位55が、第1端子31における端子間接続部位41をなす横穴(凹部)39内にちょうど入り込み、強く押すことで圧入状態で嵌合して両端子が電気的に接続されるように設定されている。なお、この第2端子51の挿入においては、キャップ2における右横筒部5及びゴムパッキン60の変形を利用して、そのゴムパッキン60がリード線用開口16から押込まれるように形成されている。そして、その挿入後にはゴムパッキン60が右横向き空孔14の内周面にて締め付けられてシールが保持されるように設定されている。また、ゴムパッキン60の外寄り端部は横向き空孔14のうち、リード線用開口16の内端にて抜け止状に保持されている。なお、第1端子31において端子間接続部位41をなす横穴(凹部)39を形成している樋部42の中間部位には、その横穴39の横断面が小さくなるように外側(図1上側)からノッチ45が入れられて横穴39の内面に突起46が形成されている。そして、第2端子51における端子間接続部位55がその横穴39に押込まれた際には、特にその突起46の部位において強い圧入が確保される設定とされている。
しかして、本形態において、ゴム製のキャップ2内に端子金具30として、第1、第2の両端子31,51を組付ける際には、図7に2点鎖線で示したように、第1端子31を、その外部出力用端子接続部位33の先端がキャップ口9を向くようにその姿勢を保持し、かつ、樋部42の外側端開口に向けて延びる方向が、キャップ2内の図示、右横向き空孔14の延びる方向に一致するようにして、キャップ口9から内部主空間10の奥に向けて押込む。そして、挿入し、キャップ2内の正規位置に配置する(図2、図7参照)。
次に、リード線81の端部の芯線に、第2端子51のリード線接続部位53を接続し、この第2端子51における端子間接続部位55を、図7に示したようにして、リード線用開口16からキャップ2の内部に挿入し、第2端子51をキャップ2内の正規位置に配置する。この際には、その端子間接続部位55の先端寄り部位が第1端子31の端子間接続部位41をなす樋部42の横穴(凹となす嵌合部)39内に臨むようにし、その横穴39内に押込む。こうすることで、第2端子51の棒状(凸となす嵌合部)をなす端子間接続部位55は、第1端子31における横穴(凹となす嵌合部)39のなす端子間接続部位41内に挿入され、その樋部(横穴)42の内面にて圧入が確保され、両端子31,51は電気的に接続される。同時に、第1、第2の両端子31,51は端子金具としてキャップ2内に組付けられ、リード線81はリード線用開口16から外部に引き出された状態(図1参照)となる。なお、この配置過程では、第2端子51のリード線接続部位53及びそれに連なる端子間接続部位55はキャップ2内に配置される。また、本形態では第2端子51には、その組付け前にそのリード線接続部位53の外周面に上記したゴムパッキン60が取着されているため、リード線用開口16から挿入される際にはそのリップ59が変形して挿入され、挿入後にはそのリップ59が横向き空孔14の内周面に押付けられて、その間のシールが保持される。
前記したように本形態の組付け構造において、端子金具30として両端子31,51をキャップ2内に組付けるためには、第1端子31を所定の姿勢を保持しつつ、キャップ口9から内部(図示上方)に挿入してキャップ2内の正規位置に配置する。次いで、リード線81を接続した第2端子51における棒状の端子間接続部位55を、キャップ2の側部のリード線用開口16からキャップ2内に所定ストローク真っ直ぐ前進するようにして挿入し、第1端子31の端子間接続部位41をなす樋部42内に挿入するようにして、第2端子51をキャップ2内の所定位置に配置する。こうすることで、両端子31,51はその配置工程中において、各端子に設けられた端子間接続部位41,55を介して電気的に接続され、端子金具としてキャップ2内に組付けられる。
すなわち、本形態による場合には、端子金具がキャップ2内へのその組付け前には2つに分割されているため、従来のようにリード線81をリード線用開口16から挿入した後、引き戻すことを要せず、単に、第1端子31をキャップ2に対して所定の姿勢で、キャップ口9から上方に向けて押込む工程と、その後において、正規位置に位置決めされた第1端子31に対し、リード線用開口16から、リード線81が接続された第2端子51を、その端子間接続部位55から横方に向けて挿入するといった単純な部品の動きで、端子金具30としてキャップ2内においてその組付けができる。すなわち、その組付け工程における部品の動きを単純化できるため、その組付けの簡易、迅速化が図られる。また、このように組付け工程の単純化が図られるから、その工程の自動化も容易に実現でき、組付けのコストの低減が図られる。
このようなキャップ付き端子金具1は、そのゴム製のキャップ2を、図8に示したように、ガスセンサ101における絶縁材製の筒状部110の端部に被せる。このとき、本形態では第1端子31の外部出力用端子接続部位33は、同筒状部110内に配置されたセンサ101における外部出力用端子131におけるソケット端子部133内に挿入され、その外部出力用端子131はリード線81に接続されてガスセンサユニットとなる。なお、このような接続状態では、環状スカート部37の内側に、筒状部110の端部が入り込み、キャップ2の内部主空間10の内周面に形成されたリップ12が同筒状部110の外周面に押付けられ、シールが保持される。また、本形態では外部出力用端子接続部位33の先端寄り部位の括れ部34に、センサ101の外部出力用端子131におけるソケット端子部133内に形成された抜け止片135がバネ性により嵌り込んで、センサとの分離防止が図られている。なお、図8のセンサユニットをなすガスセンサ101は、図16に示したのと同様のものである。すなわち、筒状の主体金具102内に固体電解質からなる有底筒状(コップ形状)をなす検出素子103を保持させ、素子の外面に形成した電極層を排気ガスに接触させ、その内面に形成した電極層を基準酸素ガス(大気)に接触させて、その内外の酸素濃度差に対応して起電力を生じさせ、それに基づく出力信号から酸素濃度を検知、測定する構成を有している。そして、このセンサ101は、主体金具102の下部外周のネジ105を介して排気管に取り付けられてその用に供される。
前記形態では、センサユニットを構成するキャップ付き端子金具1が、第1端子31を先にキャップ2内に配置した後、第2端子51をキャップ2内に配置することで、両端子31,51を一体的に接続して、端子金具としての組付けを行うようにした組付けとなるもので説明したが、本発明においてはこれに限定されるものではない。例えば第1実施形態例において、第1端子31における第2端子51との端子間接続部位を、図9に示した変形例のように、図示上方を開口(開放)する溝61を有する樋部62として、これを環状板部35の上に溶接等により接合しておいても良い。すなわち、この溝61の内面を第1端子31の端子間接続部位としておいてもよい。このようにして、第2端子51の端子間接続部位55がこの溝61にて挟まれる構造としておけば、前例と同様、第1端子31、第2端子51の順でキャップ2内にそれらを挿入、配置することもできるが、その逆の順での挿入、配置とすることもできる。また、両端子31,51をそれぞれ、同時にキャップ2内に挿入、配置することとしても、その接続を確保できる。なお、図9の第1端子31はその端子間接続部位を除けば、第1実施形態例におけるそれと同じため、同一の部位には同一の符号を付すに止める。以下においても同様とする。
さらに、本発明では、上記のように第1端子31、第2端子51の各端子間接続部位が相互に嵌合して電気的接続される構成を有するものとするのが好ましいといえるが、電気的接続が確保される限り、嵌合構造といえないような接続構造として、第1端子、第2端子の各端子間接続部位を接続させるようにしても良い。図示はしないが、両端子の端子間接続部位が相互にバネ性で(弾性)で押付けられているだけでもよい。また、導電性を有する接着剤で、第1端子、第2端子の各端子間接続部位間を接着して接続しても良い。
(第2実施形態例)
次に、センサユニットを構成するキャップ付き端子金具の第2実施形態例について図10〜図13に基づいて説明する。ただし、このものも前記形態の変形例とでも言うべきもので、それと本質的相違はない。相違点は、キャップ付き端子金具201を構成する第1端子31の形状及びそれに設けた端子間接続部位41の構成の他一部である。したがって、その相違点についてのみ説明し、同一部位には同一の符号を付すに止める。すなわち、本例では、第2端子51の端子間接続部位55が、第1端子31の環状スカート部37に切欠き状に形成された切欠き部38を通り、筒状をなす外部出力用端子接続部位33の基部寄り部位に貫通形成された接続穴36内に押込まれることで、両端子31,51間の電気的接続が保持されるようにしたものである。すなわち、本形態例では、第1端子31をキャップ2内に挿入して正規位置に配置した後、第2端子51の端子間接続部位55をリード線用開口16から挿入することで、両端子が接続される構成とされている。すなわち、第1端子31をキャップ2内の正規位置に配置した後、第2端子51の端子間接続部位55を、第1端子31の接続穴36内に圧入状に押込むことで、両端子31,51間の電気的接続が保持されるように構成されており、接続穴36の内面が第1端子31の端子間接続部位41をなすように形成されている。なお、図10等に示したように、第2端子51の端子間接続部位55が第1端子31の端子間接続部位41に接続される位置が、図10に示したように、その構成上、外部出力用端子接続部位33の先端(図示下端)寄りに位置しているため、第1端子31はその環状板部35をキャップ2内の内部主空間10の奥の天井部19に当接させたところを、図示上下方向の正規位置とされている。
本形態では、その接続穴36は、その穴の奥、すなわち第2端子51の端子間接続部位55が押込まれる先方(奥)に向けて突出する先すぼまり状に形成されており、この接続穴36に第2端子51の端子間接続部位55が押込まれると、その接続穴36が押し広げられるようにして圧入状態が確保されて電気的に接続されるように形成されている。なお、このような組付け構造の場合には、第1実施形態例の場合と同様、第1端子31、第2端子51の順でキャップ2内にそれらを挿入、配置する必要があるが、その一方、第1実施形態例のように別部材からなる樋部を設ける必要がない。このため、第1端子31の小型化が図られる。ただし、このような組付け構造としたキャップ付き端子金具201をガスセンサに接続してセンサユニットとなす際には、図13に示したように、図8に示したセンサ101において、第2端子51が、筒状部110の端部に干渉しないように、その端部に切り欠き113を設けておく必要がある。
(第3実施形態例)
次に、センサユニットを構成するキャップ付き端子金具の第3実施形態例のキャップ付き端子金具301について、図14、図15に基づいて説明する。ただし、このものも第1実施形態例の変形例とでも言うべきものであり、それと次の点が相違するだけである。したがって、その相違点のみ説明し、同一の部位には同一の符号を付すに止める。すなわち、本形態の第1端子31は、第1実施形態例における第1端子31において、樋部及びそれを形成している金属板部材40を除去してなるものに相当する。すなわち、第1端子31は、第1実施形態例のそれにおいて樋部を形成するため、樋部(溝状)を膨らみ成形した金属板部材40を円環板部35に溶接する前の形状のものである。一方、第2端子51は、第1実施例におけるそれにくらべて端子間接続部位55が長く延ばされ、しかも、平板状(帯板状)に形成されたもので、第1端子31をなす円環板部35を径方向に跨ぐ長さを有するものとしている。しかして、本形態のキャップ付き端子金具301は、第1端子31はキャップ口9から、そして、リード線接続部位53にリード線81を接続した第2端子51はリード線用開口16から、それぞれ挿入されてキャップ2内の各正規位置に配置され得るように構成されている。
本形態では、このようにして両端子31,51をキャップ2内に配置し、この配置において、第1端子31の円環板部35の図14上面に対し、第2端子51の端子間接続部位55の図示下面を接するようにする。そして、図15に示したように、円環板部35を上から見て、円環板部35と第2端子51の端子間接続部位55とをその適所(例えば2箇所W)で、例えばレーザ溶接する。すなわち、本形態では、第1端子31の円環板部35をその端子間接続部位とし、これに第2端子51の端子間接続部位55を重ねてレーザ溶接することで、両端子31,51の端子間接続部位を電気的に接続している。本形態では、第2端子51の端子間接続部位55が、第1端子31の端子間接続部位をなす円環板部35を径方向に跨いで、2箇所で溶接されているがこれは1箇所でも良いし、跨いでいなくとも良い。
本形態では、第1、第2の両端子31,51を、キャップ2内の正規位置に配置した後、キャップ口9からレーザ溶接することで、両端子の端子間接続部位を溶接して、1つの端子金具としてキャップ2内への組付けがなされている。本形態では、レーザ溶接工程を要するものの、両端子の配置順はいずれでもよいし、レーザ溶接による接続(接合)としたことから、キャップ内への配置が容易となるし、両端子31,51の電気的接続の確実性が高められる。なお、本形態では、レーザ溶接を用いて、両端子31,51の端子間接続部位を電気的に接続した場合を例示したが、溶接はこれに限定されるものではなく、例えば抵抗溶接としてもよい。
本発明のセンサユニットを構成するキャップ付き端子金具は、上記した各例のものに限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜に、形状等に変形を加えて具体化できる。すなわち、キャップや端子金具を構成する第1、第2の各端子の形状、さらには、外部出力用端子接続部位、リード線接続部位、さらには端子間接続部位の形状等に適宜に変形を加えて具体化できる。また、キャップ付き端子金具が取り付けられる対象であるセンサは、内燃機関の排気ガス中の酸素濃度を測定するガスセンサに限定されるものではなく、各種のセンサ(空燃比状態、NOx濃度の測定用センサ)に広く適用できる。なお、キャップはゴム製のものに限られず、樹脂製のものとしても具体化できる。
1,201,301 キャップ付き端子金具
2 保護用のキャップ
9 キャップ口
16 リード線用開口
30 端子金具
31 第1端子
33 第1端子の外部出力用端子接続部位
41 第1端子の端子間接続部位
51 第2端子
53 第2端子のリード線接続部位
55 第2端子の端子間接続部位
81 リード線
101 センサ
103 検出素子
131 外部出力用端子

Claims (5)

  1. 有底筒状をなす検出素子と、その検出素子に接続され、出力信号を外部に出力するための外部出力用端子と、を有するセンサと、
    保護用のキャップ内にリード線付き端子金具を組付けてなるキャップ付き端子金具であって、リード線の端部に接続された端子金具が、キャップ口から前記キャップ内に挿入された前記外部出力用端子に接続可能に組付けられていると共に、そのリード線が該キャップに設けられたリード線用開口から外部に引き出されてなるキャップ付き端子金具と、を備えたセンサユニットにおいて、
    前記キャップ付き端子金具は、該キャップ内に組付けられる前の端子金具を、前記外部出力用端子に接続される外部出力用端子接続部位を有する第1端子と、リード線の端部に接続されるリード線接続部位を有する第2端子とに分割しておき、
    第1端子は前記キャップ口から、前記リード線接続部位にリード線を接続した第2端子は前記リード線用開口から、それぞれ挿入されてキャップ内の正規位置に配置され得ると共に、第1、第2の両端子が電気的に接続され得るように、第1、第2の各端子の双方に端子間接続部位が設けられており、
    第1、第2の両端子が、キャップ内の正規位置に配置される際に、各端子に設けられた前記端子間接続部位を介して電気的に接続されて前記端子金具としてキャップ内に組付けられる構成を有していることを特徴とするセンサユニット。
  2. 請求項1において、
    第1端子が前記キャップ口からキャップ内の正規位置に配置された後で、第2端子が前記リード線用開口からキャップ内の正規位置に配置される際に、各端子に設けられた前記端子間接続部位を介して電気的に接続されて前記端子金具としてキャップ内に組付けられる構成を有していることを特徴とするセンサユニット。
  3. 請求項1又は2において、
    第1端子の前記端子間接続部位は凹となす嵌合部であり、第2端子の前記端子間接続部位は凸となす嵌合部であり、両端子間接続部位は、この両嵌合部が相互に嵌合して接続される構成を有していることを特徴とするセンサユニット。
  4. 有底筒状をなす検出素子と、その検出素子に接続され、出力信号を外部に出力するための外部出力用端子と、を有するセンサと、
    保護用のキャップ内にリード線付き端子金具を組付けてなるキャップ付き端子金具であって、リード線の端部に接続された端子金具が、キャップ口から前記キャップ内に挿入された前記外部出力用端子に接続可能に組付けられていると共に、そのリード線が該キャップに設けられたリード線用開口から外部に引き出されてなるキャップ付き端子金具と、を備えたセンサユニットにおいて、
    前記キャップ付き端子金具は、該キャップ内に組付けられる前の端子金具を、前記外部出力用端子に接続される外部出力用端子接続部位を有する第1端子と、リード線の端部に接続されるリード線接続部位を有する第2端子とに分割しておき、
    第1端子は前記キャップ口から、前記リード線接続部位にリード線を接続した第2端子は前記リード線用開口から、それぞれ挿入されてキャップ内の正規位置に配置され得ると共に、その配置工程後において、第1、第2の両端子が溶接により接続され得るように、第1、第2の各端子の双方に端子間接続部位が設けられており、
    第1、第2の両端子が、前記配置工程後において、各端子に設けられた前記端子間接続部位を介して溶接により接続されて前記端子金具としてキャップ内に組付けられる構成を有していることを特徴とするセンサユニット。
  5. 前記溶接がレーザ溶接であることを特徴とする請求項4に記載のセンサユニット。
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